JP2017151911A - 半導体装置及び制御方法 - Google Patents

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JP2017151911A JP2016036158A JP2016036158A JP2017151911A JP 2017151911 A JP2017151911 A JP 2017151911A JP 2016036158 A JP2016036158 A JP 2016036158A JP 2016036158 A JP2016036158 A JP 2016036158A JP 2017151911 A JP2017151911 A JP 2017151911A
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菊地 伸一
Shinichi Kikuchi
伸一 菊地
嘉道 酒井
Yoshimichi Sakai
嘉道 酒井
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Abstract

【課題】ユーザの利便性を向上する半導体装置を提供する。
【解決手段】半導体装置1は、ホストと接続可能なインターフェースを備えた基板と、基板に実装された不揮発性メモリ12と、基板に実装され、不揮発性メモリと電気的に接続されるとともに、不揮発性メモリのオンオフを切り替え可能なスイッチと、基板に実装され、スイッチと接続されるとともに、不揮発性メモリの動作状態を判定し、判定結果に基づいて、不揮発性メモリのオンオフを切り替えるコントローラと、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明の実施形態は、半導体装置及び制御方法に関する。
コントローラと複数のメモリとを有した半導体装置が提供されている。
特開2005―196545号公報
本発明の実施形態は、半導体装置に関してユーザの利便性を向上させる。
実施形態の半導体装置は、ホストと接続可能なインターフェースを備えた基板と、前記
基板に実装された第1不揮発性メモリと、前記基板に実装され、前記第1不揮発性メモリ
と電気的に接続されるとともに、前記第1不揮発性メモリのオンオフを切り替え可能な第
1スイッチと、前記基板に実装された第2不揮発性メモリと、前記基板に実装され、前記
第2不揮発性メモリと電気的に接続されるとともに、前記第2不揮発性メモリのオンオフ
を切り替え可能な第2スイッチと、前記基板に実装され、前記第1スイッチ及び前記第2
スイッチと接続されるとともに、前記第1不揮発性メモリ及び前記第2不揮発性メモリの
其々の動作状態を判定し、判定結果に基づいて、前記第1不揮発性メモリ及び前記第2不
揮発性メモリのオンオフを其々切り替えるコントローラと、を備える。
第1実施形態に係る半導体装置の外観を示した図。(a)は平面図、(b)は下面図、(c)は側面図。 第1実施形態に係る半導体装置のシステム構成の一例を示した図。 第1実施形態に係る半導体パッケージを開示した断面を示した図。 第1実施形態に係るコントローラのシステム構成の一例を示した図。 第1実施形態に係るコントローラの動作のフローチャートを示した図。 第1実施形態に係るNANDメモリ其々の動作のタイムスケジュールの一例を示した図。ただしTi>Ttである。 第1実施形態に係るNANDメモリ其々の動作のタイムスケジュールの一例を示した図。ただしTi≦Ttである。 第1実施形態に係るNANDメモリ其々の動作のタイムスケジュールの他の一例を示した図。ただしTi>Ttである。 第2実施形態に係る半導体装置のシステム構成の一例を示した図。 第2実施形態に係るコントローラの動作のフローチャートを示した図。 第2実施形態に係るNANDメモリ其々の動作のタイムスケジュールの一例を示した図。 第3実施形態に係るコントローラの動作のフローチャートを示した図。 第4実施形態に係るコントローラのシステム構成の一例を示した図。 第4実施形態に係るコントローラの動作のフローチャートを示した図。 第4実施形態の変形例に係るコントローラのシステム構成の一例を示した図。 第4実施形態の変形例に係るコントローラの動作のフローチャートを示した図。 半導体装置をデータセンターに用いた場合を例示した図。 半導体装置をノートブック型ポータブルコンピュータに用いた場合を例示した図。
以下、実施の形態について、図面を参照して説明する。
本明細書では、いくつかの要素に複数の表現の例を付している。なおこれら表現の例は
あくまで例示であり、上記要素が他の表現で表現されることを否定するものではない。ま
た、複数の表現が付されていない要素についても、別の表現で表現されてもよい。
また、図面は模式的なものであり、厚みと平面寸法との関係や各層の厚みの比率などは
現実のものと異なることがある。また、図面相互間において互いの寸法の関係や比率が異
なる部分が含まれることもある。
(第1実施形態)
図1は、本実施形態に係る半導体装置1の外観を示す。図1において、(a)は平面図
、(b)は下面図、(c)は側面図である。また、図2は、第1実施形態に係る半導体装
置1のシステム構成の一例を示す。図2に示すように、半導体装置1は、ホスト2と接続
される。
図1に示すように半導体装置1は、基板11、不揮発性メモリ12、コントローラ13
、不揮発性メモリ12よりも高速で動作可能な揮発性メモリ14、オシレータ(OSC)
15、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)16、電源回路1
7、温度センサ18、及び抵抗、コンデンサ等のその他の電子部品を有する。
尚、不揮発性メモリ12は例えばNAND型フラッシュメモリ(以下、NANDメモリ
と略す)である。以降の説明では、不揮発性メモリ12を、「NANDメモリ12」とし
て説明するが、不揮発性メモリ12はこれに限らず、例えばMRAM(Magnetoresistive
Random Access Memory)等の、不揮発性の他のメモリでも良い。
また、揮発メモリ14は例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory)である。以
降の説明では、揮発性メモリ14を、「DRAM14」として説明するが、揮発性メモリ
14はこれに限らず、揮発性の他のメモリでも良い。
尚、本実施形態のNANDメモリ12やコントローラ13は、電子部品である半導体パ
ッケージとして実装される。例えばNANDメモリ12の半導体パッケージは、SiP(S
ystem in Package)タイプのモジュールであり、複数の半導体チップが1つのパッケージ
内に封止されている。
基板11は、例えばガラスエポキシ樹脂等の材料で構成された略矩形状の回路基板であ
り、半導体装置1の外形寸法を規定する。基板11は、第1面11aと、該第1面11a
とは反対側に位置した第2面11bとを有する。尚、本明細書において、基板11を構成
する面の内、第1面11a及び第2面11b以外の面を「側面」と定義する。半導体装置
1において、第1面11a及び第2面11bは、NANDメモリ12、コントローラ13
、DRAM14、オシレータ15、EEPROM16、電源回路17、温度センサ18、
及び抵抗、コンデンサ等のその他の電子部品等が実装される部品実装面である。
図1に示す通り基板11は、第1縁部11cと、該第1縁部11cとは反対側に位置し
た第2縁部11dとを有する。第1縁部11cは、インターフェース部21(基板インタ
ーフェース部、端子部、接続部)を有する。インターフェース部21は、例えば複数の接
続端子21a(金属端子)を有する。インターフェース部21は、ホスト2と電気的に接
続される。インターフェース部21は、該インターフェース部21とホスト2との間で信
号(制御信号及びデータ信号)をやり取りする。
本実施形態に係るインターフェース部21は、例えばPCIe(PCI−expres
s)の規格に則したインターフェースである。すなわち、インターフェース部21とホス
ト2との間には、PCIeの規格に則した高速信号(高速差動信号)が流れる。半導体装
置1は、インターフェース部21を介してホスト2から電源の供給を受ける。
尚、インターフェース部21は、SAS(Serial Attached SCSI
)やSATA(Serial ATA)、NVMe(Non Volatile Mem
ory express)、等の他の規格に則したものでもよい。
尚インターフェース部21には、基板11の短手方向に沿った中心位置からずれた位置
にスリット21bが形成されており、ホスト2のコネクタ側に設けられた突起等と嵌まり
合うようになっている。これにより、半導体装置1が表裏逆に取り付けられることを防ぐ
ことができる。
電源回路17は、例えばDC−DCコンバータであり、ホスト2から供給される電源か
ら、NANDメモリ12、コントローラ13等に必要な所定電圧を生成する。尚、電源回
路17は、ホスト2から供給される電源の損失を抑えるために、インターフェース部21
の近傍に設置されることが望ましい。
また、図2に示すように本実施形態において、電源回路17は、スイッチSWを介して
NANDメモリ12に接続され、所定電圧を供給する。スイッチSWは、コントローラ1
3からの制御信号によって、On/Offが制御される。スイッチSWがOffとなって
いる場合は、NANDメモリ12には電圧が供給されないが、この状態を、「NANDメ
モリ12の電源がOffである」と称することがある。
コントローラ13は、NANDメモリ12の動作を制御する。すなわち、コントローラ
13は、NANDメモリ12に対するデータの書き込み、読み出し、及び消去を制御する
。さらに、コントローラ13は、NANDメモリ12におけるガーベージコレクション処
理や、ウェアレベリング処理を制御する。
ガーベージコレクション処理は、NANDメモリ12の物理ブロック内の不要な(無効
な)データが書き込まれた領域を効率的に使用できるようにするため、不要なデータ以外
のデータを他の物理ブロックに移動させ、移動元の物理ブロックを解放する処理である。
換言すれば、物理ブロック内の有効なデータを他の物理ブロックに書き込み(コピーし)
、移動元の物理ブロックの全てのデータを消去する処理である。
ウェアレベリング処理は、書き換え回数がブロック間で均等に分散されるように制御す
る処理である。例えば、書き換え回数の多いブロックのデータを書き換え回数が少ない他
のブロックに移動させる処理である。また、書き換え頻度の多いデータを書き換え回数の
少ないブロックに移動させ、例えばコンピュータのOSファイル等の書き換え頻度の少な
いデータを書き換え回数の多いブロックに移動させることで、ブロック間の書き換え回数
を平準化しても良い。ウェアレベリング処理の具体的な処理はこれに限られない。
尚、本実施形態においてガーベージコレクション処理やウェアレベリング処理は、所定
の周期で行われるとするが、これに限らず、ホスト2からのコマンドに応じて処理が行わ
れても良いし、ホスト2からのコマンドに応じたNANDメモリ12に対するデータの書
き込み、読み出し、及び消去が終わる度に処理が行われても良い。
DRAM14は、前述のように揮発性メモリの一例であり、NANDメモリ12の管理
情報の保管やデータのキャッシュなどに用いられる。オシレータ15は、所定周波数の動
作信号をコントローラ13に供給する。EEPROM16は、制御プログラム等を固定情
報として格納している。
温度センサ18は、例えばコントローラ13の温度を監視する。尚、温度センサ18は
、例えば基板11においてコントローラ13の近傍に搭載されるが、温度センサ18の位
置はこれに限らない。さらに温度センサ18は、必ずしも基板11上に設けられる必要は
無く、コントローラ13の機能として設けられても良い。
また、温度センサ18は、温度センサ18が実装された位置の周辺の温度を計測するが
、温度センサ18によって計測された温度を「半導体装置1の温度」と称しても良い。ま
た、温度センサ18がコントローラ13の近傍に実装された場合、温度センサ18によっ
て計測された温度を「コントローラ13の温度」と称しても良い。
尚、本実施形態においてNANDメモリ12の個数や実装位置などは図面に限定されな
い。本実施形態ではNANDメモリ12を基板11の第1面11aに2つ(12a及び1
2b)、第2面11bに2つ(12c及び12d)が実装された例を示すが、例えばNA
NDメモリ12の個数はこれに限定されず、またその場合にNANDメモリ12を含む、
基板11に実装されるすべての部品が第1面11aのみに実装されても良い。
前述のように基板11に実装されるすべての部品が第1面11aのみに実装された場合
、第2面11bは、部品が実装されない非部品実装面である。この場合、表面から突出し
た基板搭載部品が基板11の両面に実装された場合と比較して、半導体装置1の薄型化を
図ることができ、ひいては半導体装置1が実装されるホスト2の小型化、薄型化を図るこ
ともできる。
図3は、本実施形態におけるNANDメモリ12としての半導体パッケージ、及びコン
トローラ13としての半導体パッケージを開示した断面を示す。コントローラ13は、パ
ッケージ基板41、コントローラチップ42、ボンディングワイヤ43、封止部(モール
ド材)44、及び複数の半田ボール45を有する。NANDメモリ12は、パッケージ基
板31、複数のメモリチップ32、ボンディングワイヤ33、封止部(モールド材)34
、及び複数の半田ボール35を有する。
基板11は、上述した通り例えば多層の配線基板であり、図示しない電源層、グランド
層、及び内部配線を含み、ボンディングワイヤ33,43及び複数の半田ボール35,4
5等を介してコントローラチップ42と複数のメモリチップ32とを電気的に接続する。
図3に示すように、パッケージ基板31,41には、複数の半田ボール35,45が設
けられている。複数の半田ボール35,45は、例えばパッケージ基板31の第2面31
bに格子状に配置されている。なお、複数の半田ボール35は、パッケージ基板31の第
2面31bの全体にフルで配置される必要はなく、部分的に配置されてもよい。
また、パッケージ基板31、41とコントローラチップ42、及びメモリチップ32と
の固定や、複数のメモリチップ32同士の固定は、マウントフィルム38、48によって
行われる。
また、図1に示すように、本実施形態におけるコントローラ13は略矩形状であり、短
手方向の第1縁部13aと、該第1縁部13aの反対側に位置する第2縁部13bと、長
手方向の第3縁部13cと、該第3縁部13cの反対側に位置する第4縁部13dとを有
する。なお、前記第2縁部13bは、コントローラ13と隣り合って基板11上に搭載さ
れたNANDメモリ12側に位置し、前記第1縁部13aは、基板11が有するインター
フェース部21側に位置する。
尚、前述した半田ボール45は、コントローラ13の第1縁部13a側に存在する半田
ボール45aと、第2縁部13b側に存在する半田ボール45bを含む。また、半田ボー
ル35は、コントローラ13側に位置する半田ボール35aと、該半田ボール35aの反
対側に位置する半田ボール35bを含む。
図4は、コントローラ13のシステム構成の一例を示す。図4に示すように、コントロ
ーラ13は、バッファ131、CPU132(Central Processing Unit)、ホストインタ
ーフェース部133、及びメモリインターフェース部134を有する。尚、コントローラ
13には前述のように、例えば温度センサ18の機能が設けられても良いし、電源回路1
7の機能が設けられても良く、コントローラ13のシステム構成はこれに限定されない。
バッファ131は、ホスト2から送られてくるデータをNANDメモリ12に書き込む
際に、一定量のデータを一時的に記憶したり、NANDメモリ12から読み出されるデー
タをホスト2へ送り出す際に、一定量のデータを一時的に記憶したりする。尚、バッファ
131の機能の少なくとも一部を、例えばDRAM14が担っても良い。
CPU132は、半導体装置1の全体の制御を司る。CPU132は、例えばホスト2
から書込コマンド、読出コマンド、消去コマンドを受けてNANDメモリ12の該当領域
に対するアクセスを実行したり、バッファ131を通じたデータ転送処理を制御したりす
る。
ホストインターフェース部133は、例えば基板11のインターフェース部21とCP
U132及びバッファ131との間に位置する。ホストインターフェース部133は、コ
ントローラ13とホスト2との間のインターフェース処理を行う。ホストインターフェー
ス部133とホスト2との間には例えばPCIeに則した高速信号が流れる。
尚、ホストインターフェース部133は、コントローラ13内において、基板11のイ
ンターフェース部21の方向、すなわち第1縁部13a側に寄せて配置される。この場合
、ホストインターフェース部133と基板11のインターフェース部21との配線を、短
くすることが可能になる。
例えば前記ホストインターフェース部133が、コントローラ13内において、インタ
ーフェース部21の反対方向、すなわち第2縁部13b側に寄せて配置されると、図1か
らも分かるように、コントローラチップの長手方向の長さ分だけ、インターフェース部2
1とホストインターフェース部133とを接続する配線距離も伸びてしまう。配線が長く
なることで、寄生容量、寄生抵抗、及び寄生インダクタンス等が増え、信号配線の特性イ
ンピーダンスの維持が困難になる。また、信号遅延の原因にもなり得る。
以上の観点から、本実施形態において、ホストインターフェース部133は、コントロ
ーラ13内において第1縁部31aに寄せて配置されることが望ましく、例えばホスト2
から命令が送られた場合、インターフェース部21はホスト2から信号を受け取り、基板
11の配線パターンから半田ボール45aを介してホストインターフェース部133と信
号のやり取りを行う。これによって半導体装置1の動作安定性の向上が図られる。ただし
、ホストインターフェース部133の位置は、必ずしもこれに限られない。
また、ホストインターフェース部133と、基板11のインターフェース部21との間
には、電子部品が実装されないことが望ましい。
前述の通り、ホストインターフェース部133とインターフェース部21との間の配線
距離が長い場合、信号配線のインピーダンス維持が困難になる、また、信号遅延の原因に
なる、などの問題が生じる。よって、ホストインターフェース部133とインターフェー
ス部21とを接続する配線を最短距離で、すなわち直線的に行うために、ホストインター
フェース部133とインターフェース部21との間に電子部品が実装されることは望まし
くない。
また、電源回路17やDRAM14等の電子部品は、動作時にノイズを伴う可能性があ
る。これらの電子部品がホストインターフェース部133とインターフェース部21との
間に実装されないことで、ホストインターフェース部133とインターフェース部21と
の間で交換される信号がノイズを拾う可能性を低くし、半導体装置1の動作安定性の向上
を図ることができる。
メモリインターフェース部134は、NANDメモリ12と、CPU132及びバッフ
ァ131との間に位置する。メモリインターフェース部134は、コントローラ13とN
ANDメモリ12との間のインターフェース処理を行う。
本実施形態では、メモリインターフェース部134はコントローラ13内において、基
板11のインターフェース部21とは反対側の方向、すなわち第2縁部13b側に寄せて
配置されている。この場合、メモリインターフェース部134とNANDメモリ12との
配線距離を短くすることが可能になる。
コントローラ13から送られる信号は、半田ボール45bを介して基板11の配線パタ
ーンへと伝わり、半田ボール35aからメモリチップ32へと伝えられる。これにより、
配線距離が短くなり、半導体装置1の動作安定性の向上が図られる。
尚、本実施形態においては基板11の第2面11bに実装された2つのNANDメモリ
12に関しても基板11の第2縁部寄りに配置されている。このため基板11の第1面1
1aに実装されたコントローラ13から第2面11b側に配線を引き回す上でも、メモリ
インターフェース部134はコントローラ13の第2縁部13b側に位置することが望ま
しい。
さらに、コントローラ13のメモリインターフェース部134と、基板11上のNAN
Dメモリ12との間にも、電源回路17やDRAM14等が実装されないことが望ましい
。これは、メモリインターフェース部134とインターフェース部21との間で交換され
る信号がノイズを拾う可能性を低くし、半導体装置1の動作安定性の向上を図るためであ
る。
尚、本実施形態においてCPU132は、判定部231と指示部232とを有する。判
定部231は、NANDメモリ12に対するコントローラ13のアクセス空き時間Tiを
計算(判定)する。換言すれば、判定部231は、NANDメモリ12の非動作期間を計
算(判定)する。尚、ここで言う「非動作」とは、NANDメモリ12上で、データの書
き込み、読み出し、消去や、ガーベージコレクション処理、ウェアレベリング処理等が行
われていないことを指す。
対して、データの書き込み、読み出し、消去や、ガーベージコレクション処理、ウェア
レベリング処理等が行われること(又は、行われていること)を、「動作する(又は、動
作している)」と表現する。よって、「NANDメモリ12の動作状態を判定」とは、N
ANDメモリ12上で、前述したデータの書き込み、読み出し、消去や、ガーベージコレ
クション処理、ウェアレベリング処理等が行われているか否かを確認することを含む。
指示部232は、NANDメモリ12の電源のOn/Off(オンオフ)を制御する。
換言すれば、指示部232は、スイッチSWの切り替えを制御する。
図5は、半導体装置1がホスト2からコマンドを受領した場合における、本実施形態に
係るコントローラ13の動作のフローチャートを示した図である。以下、図5に沿ってそ
の動作を説明する。尚、以降の説明では、半導体装置1がホスト2からライトコマンドを
受領した場合について述べるが、例えば半導体装置1がホスト2からリードコマンドを受
領した場合にも、本実施形態を同様に適用可能である。
コントローラ13は、ホスト2からライトコマンドを受領する(S1.1)。このとき
、コントローラ13はライトコマンドとともに、書き込み対象のデータを受け取っても良
いし、書き込み処理が可能な状態であることをホスト2に通知してから、書き込み対象の
データを受け取る構成としても良い。尚、いずれの場合も書き込み対象データは、NAN
Dメモリ12に書き込みが完了するまでの間、例えばバッファ131に一時的に格納され
る。
コントローラ13は、ライトコマンドを受け取ると、NANDメモリ12の電源がOn
かOffかを確認する(S1.2)。尚、NANDメモリ12の電源のOn/Offの確
認は、実際にコントローラ13がNANDメモリ12にアクセスすることで行われても良
いし、NANDメモリ12の電源のOn/Offの状態を示す情報が、バッファ131や
DRAM14に保存されていても良い。
NANDメモリ12の電源がOnの場合(S1.2:Yes)、S1.4の処理に進む
。また、NANDメモリ12の電源がOffの場合(S1.2:No)、NANDメモリ
12の電源をOnする(S1.3)。より具体的には、CPU132の指示部232は、
スイッチSWをOff状態からOn状態に切り替える。
尚、本実施形態において、例えば「NANDメモリ12をOnする」とは、Off状態
のNANDメモリ12をOn状態に切り替えることだけでなく、On状態のNANDメモ
リ12をOn状態に保つことも含まれる。また、「NANDメモリ12をOffする」と
は、On状態のNANDメモリ12をOff状態に切り替えることだけでなく、Off状
態のNANDメモリ12をOff状態に保つことも含まれる。
次に、コントローラ13は、受領したコマンドに応じて、書き込み対象データをNAN
Dメモリ12に書き込む(S1.4)。本実施形態において、半導体装置1は4つのNA
NDメモリ12(12a乃至12d)を備えるが、いずれのNANDメモリ12に書き込
むかは、コントローラ13によって決定されても良いし、ランダムに書き込まれても良い
コントローラ13は、受領したコマンドに応じた処理(書き込み)が終了すると、新た
に他のコマンドを受領しているか否かを確認する(S1.5)。新たなコマンドを受領し
ている場合(S1.5:Yes)、当該新たなコマンドに応じた処理を開始する(S1.
4)。新たなコマンドを受領していない場合は、S1.6の処理に進む。
さらに、コントローラ13は、想定される次のNANDメモリ12へのアクセスまでの
時間(アクセス空き時間Ti)が、任意に設定された時間Tt(所定の時間、第1値)よ
りも長いか否かを確認する(S1.6)。より具体的には、CPU132の判定部231
は、NANDメモリ12に対するコントローラ13のアクセス空き時間Tiを計算し、所
定の時間Ttよりも長いか短いかを確認する。
図6及び図7は、本実施形態に係るNANDメモリ12(12a乃至12d)其々の動
作のタイムスケジュールの一例を示した図であり、図6は、アクセス空き時間Tiが、所
定の時間Ttよりも長い場合、図7は、アクセス空き時間Tiが所定の時間Ttよりも短
い場合を其々示している。尚、前述のようにガーベージコレクション処理は、前述のよう
に所定の周期で行われるとする。また、図6及び図7におけるNANDメモリ12dに対
しての書き込み完了が、図5におけるS1.4の書き込み処理完了に対応するとする。
アクセス空き時間Tiが所定の時間Ttよりも長い場合(すなわち、Ti>Ttの場合
)(S1.6:Yes)、コントローラ13は、NANDメモリ12をOffする(S1
.7)。より具体的には、CPU131の指示部232は、スイッチSWをOn状態から
Off状態に切り替える。この場合、アクセス空き時間Tiが、実質的にはNANDメモ
リ12がOffされる期間となる。尚、以降の説明において、NANDメモリ12がOf
fされる期間を「NANDOff期間」と称することがある。
アクセス空き時間Tiが所定の時間Ttよりも短い場合(すなわち、Ti≦Ttの場合
)(S1.6:No)、コントローラ13は、NANDメモリ12をOffせずに待機す
る。換言すれば、Ti≦Ttの場合、NANDメモリ12は、コントローラ13が次の新
たなコマンドを受領するまで、又は、ガーベージコレクションが開始されるまで、On状
態を保ち、待機する。
以上、本実施形態によると、半導体装置1は、NANDメモリ12にアクセスが無い期
間(アクセス空き時間Ti)が所定の時間Ttよりも長い場合、NANDメモリ12の電
源をOFFする。このため、NANDメモリ12にアクセスが無い間に、NANDメモリ
12によって電力が消費されるのを抑制し、半導体装置1の省電力化に貢献できる。
また、NANDメモリ12に電圧が供給される間(NANDメモリ12がOnの間)、
NANDメモリ12から電波が発生し、当該電波が半導体装置1自体の動作や半導体装置
1と接続されたホスト2、又は他の電子機器等に影響を与え、EMI(Electro−
Magnetic Interference)等の原因になり得る。本実施形態におい
てNANDメモリ12は、アクセス空き時間Tiが所定の時間Ttよりも長い場合にOf
f状態となるため、NANDメモリ12による不要輻射が抑制される。
さらに、NANDメモリ12では、消費電力の増加に伴い発熱量が増加する。NAND
メモリ12の温度が高くなると、NANDメモリ12がデータの破損や、半導体装置1自
体の不具合を招き得るが、本実施形態では半導体装置1の起動中においても、前述のよう
にNANDメモリ12を適宜Offするため、発熱そのものの抑制だけでなく、冷却され
る時間が与えられることになり、半導体装置1の動作信頼性が向上する。
また、本実施形態によると、半導体装置1は、アクセス空き時間Tiが所定の時間Tt
よりも短い場合、NANDメモリ12の電源をOffにせず、Onの状態を保つ。NAN
Dメモリ12の電源のOn/Offを切り替える瞬間は、データ転送の遅延の発生や、一
時的な消費電力の増加等が起こる場合がある。よって本実施形態においては、ホスト2か
らのコマンドに応じた処理の完了後、すぐに新たなアクセスがされる場合、NANDメモ
リ12の電源はOnに保たれる構成とすることで、NANDメモリ12が過剰にOn/O
ffされることを回避可能である。
図8は、アクセス空き時間Tiが所定の時間Ttよりも長い場合における、本実施形態
に係るNANDメモリ12(12a乃至12d)其々の動作のタイムスケジュールの他の
一例を示した図である。図8に示すようにコントローラ13は、次のNANDメモリ12
へのアクセス開始よりも早くNANDメモリ12をOnしても良い。換言すれば、NAN
DOff期間は、アクセス空き時間Tiよりも短く設定されても良い。
前述のように、NANDメモリ12の電源のOn/Offを切り替える瞬間、データ転
送の遅延が発生し得る。そこで、コントローラ13がNANDメモリ12にアクセスする
場合に、予めNANDメモリ12をOnしておくことで、次の処理(図6乃至図8におい
ては、ガーベージコレクション処理)を、遅延なく安定して処理可能となる。
(第2実施形態)
図9は、第2実施形態に係る半導体装置1のシステム構成の一例を示す。尚、本実施形
態の説明において、第1実施形態と同様の構成については、同様の符号を付して詳細な説
明を省略する。
本実施形態において半導体装置1は、4つのスイッチSWa、SWb、SWc、及びS
Wdを備えており、これらのスイッチSWa、SWb、SWc、及びSWdを介して、電
源回路17は、NANDメモリ12a、12b、12c、及び12dに所定電圧を供給す
る。
スイッチSWは、第1実施形態と同様に、コントローラ13からの制御信号によって、
On/Offが制御される。尚、図9においては図面の簡略化のため、コントローラ13
からスイッチSWそれぞれに対する制御線を省略している。
本実施形態においても、コントローラ13は図4と同様のシステム構成である。すなわ
ち、本実施形態においてもコントローラ13はCPU132を備え、CPU132は、判
定部231と指示部232とを有する。
本実施形態において、判定部231は、NANDメモリ12が空き時間か否かを確認す
る。尚、ここでの「空き時間」とは、NANDメモリ12上で、データの書き込み、読み
出し、消去や、ガーベージコレクション処理、ウェアレベリング処理等の処理が行われて
いないことを指す。また、このような状態を「非動作」と称しても良い。
さらに、判定部231は、第1実施形態と同様に、NANDメモリ12に対するコント
ローラ13のアクセス空き時間Tiを計算(判定)する。
また、指示部232は、NANDメモリ12の電源のOn/Offを制御する。換言す
れば、指示部232は、スイッチSWa、SWb、SWc、及びSWdの切り替えを制御
する。本実施形態において指示部232は、NANDメモリ12a、12b、12c、1
2d其々の電源のOn/Offを制御する。
本実施形態において、CPU132の判定部231は、NANDメモリ12が空き時間
か否かを定期的に確認するとする。尚、NANDメモリ12が空き時間か否かの確認は、
必ずしも定期的にされる必要は無く、例えばCPU132に掛かる負荷が小さい時に行わ
れても良いし、ガーベージコレクション処理やウェアレベリング処理が完了する度に行わ
れても良い。
尚、以降の本実施形態においては説明の便宜上、NANDメモリ12a、12b、12
c、12dを総称してNANDメモリ(n)と呼ぶことがある。また、NANDメモリ1
2a、12b、12c、12dは、其々NANDメモリ(1)、NANDメモリ(2)、
NANDメモリ(3)、NANDメモリ(4)と対応する。
また、以降の本実施形態においては説明の便宜上、前述したスイッチSWa、SWb、
SWc、SWdを総称してスイッチSW(n)と呼ぶことがある。また、スイッチSWa
、SWb、SWc、SWdは、其々スイッチSW(1)、スイッチSW(2)、スイッチ
SW(3)、スイッチSW(4)と対応する。
尚、本実施形態においてNANDメモリ(n)、及びスイッチSW(n)は、それぞれ
4個ずつ実装されているので、1≦n≦4である。
図10は、本実施形態に係るコントローラ13の動作のフローチャートを示した図であ
る。以下、図10に沿ってその動作を説明する。尚、第1実施形態と同様の内容に関して
は、その詳細な説明を省略する。
はじめにコントローラ13は、半導体装置1に実装されたNANDメモリ(n)から、
いずれかを選択(設定)する(S2.1)。本実施形態においては、はじめにNANDメ
モリ(1)を設定して、以降、各処理を行うものとする。
次に、コントローラ13は、NANDメモリ(1)が空き時間であるか否かを確認する
(S2.2)。より具体的には、CPU132の判定部231は、NANDメモリ(1)
が非動作状態であるか否かを確認する。
尚、NANDメモリ(1)の動作状態の確認は、実際にコントローラ13がスイッチS
W1の状態を確認したり、NANDメモリ(1)にアクセスしたりすることで行われても
良いし、NANDメモリ12の動作状態を示す情報が、バッファ131やDRAM14に
保存されていても良い。
NANDメモリ(1)が空き時間の場合(S2.2:Yes)、コントローラ13は、
NANDメモリ(1)の電源をOffする(S2.3)。より詳細には、CPU132の
指示部232は、スイッチSW1をOn状態からOff状態に切り替える。
NANDメモリ(1)が空き時間でない場合(S2.2:No)、NANDメモリ(1
)の電源をOffにせずOnに保つ。NANDメモリ(1)上では、行われていた処理が
継続される。
NANDメモリ(1)が空き時間でなかった場合(S2.2:No)、または、S2.
3でNANDメモリ(1)をOffした場合、コントローラ13は、半導体装置1に実装
された全てのNANDメモリ(n)に対して、上述した処理を行ったか否かを確認する。
より詳細には、nが最大値(nmax)となっているか否かを確認する(S2.4)。
n≠n maxの場合(S2.4:No)、コントローラ13は次のNANDメモリ(
NANDメモリ(2))選択(設定)し(S2.5)、S2.2に戻り各処理を実行する
。本実施形態においては、n=n+1として処理を行う。一方、n=nmaxの場合(S
2.4:Yes)、本実施形態に係る処理を終了する。
図11は、本実施形態に係るNANDメモリ12(12a乃至12d)其々の動作のタ
イムスケジュールの一例を示した図である。
本実施形態においてコントローラ13は、NANDメモリ12其々に対して電源のOn
/Offを制御する。このため、図11に示すように、例えば他のNANDメモリ12が
動作中であっても、対象のNANDメモリ12の電源をOffすることが可能である。し
たがって、NANDメモリ12にアクセスが無い間に、NANDメモリ12によって電力
が消費されるのを抑制し、半導体装置1の省電力化に貢献可能である。また、NANDメ
モリ12による発熱量の増加や不要輻射等も抑制できる。
尚、本実施形態においても、第1実施形態で説明したように、NANDメモリ12への
アクセス開始よりも早くNANDメモリ12をOnしても良い。また、第1実施形態と同
様に、コントローラ13は次のアクセスまでの空き時間を計算し、所定の時間Ttよりも
短い場合は、NANDメモリ12の電源をOffしない構成としても良い。
尚、本実施形態においては、NANDメモリ12とスイッチSWとを同数ずつ設け、N
ANDメモリ12の其々を独立にOn/Off制御可能な構成としたが、例えば、コント
ローラ13は、NANDメモリ12a及びNANDメモリ12bに対して、一つのスイッ
チSW1によってOn/Offを制御し、NANDメモリ12c及びNANDメモリ12
dに対して、他の一つのスイッチSW2によってOn/Offを制御する構成とし、第1
実施形態と組み合わせて実施されても良い。
(第3実施形態)
図12は、第3実施形態に係るコントローラ13の動作のフローチャートを示した図で
ある。以下、図12に沿ってその動作を説明する。尚、本実施形態の半導体装置1のシス
テム構成は、第2実施形態で説明した半導体装置1のシステム構成と同様のものとする(
図9参照)。尚、本実施形態においても、第1実施形態及び第2実施形態と同様の構成、
処理については、その詳細な説明を省略する。
はじめにコントローラ13は、半導体装置1に実装されたNANDメモリ(n)から、
いずれかを選択(設定)する(S3.1)。本実施形態においては、はじめにNANDメ
モリ(1)を設定して、以降各処理を行うものとする。
次に、コントローラ13は、NANDメモリ(1)が空き時間であるか否かを確認する
(S3.2)。より具体的には、CPU132の判定部231は、NANDメモリ(1)
が非動作状態であるか否かを確認し、NANDメモリ(1)が空き時間の場合(S3.2
:Yes)、S3.5の処理に進む。S3.5の処理については後述する。一方、NAN
Dメモリ(1)が空き時間でない場合(S3.2:No)、コントローラ13は所定の間
待機した後(S3.3)、NANDメモリ(1)上で行われていた処理が完了しているか
否かを確認する(S3.4)。
NANDメモリ(1)上で行われていた処理が完了していない場合(S3.4:No)
は、S3.3の処理に戻る。一方、NANDメモリ(1)上で行われていた処理が完了し
ていた場合(S3.4:Yes)、S3.5の処理に進む。
NANDメモリ(1)が空き時間であった場合(S3.2:Yes)、又はNANDメ
モリ(1)上で行われていた処理が完了していた場合(S3.4:Yes)、コントロー
ラ13は、NANDメモリ(1)の電源をOffする(S3.5)。より詳細には、CP
U132の指示部232は、スイッチSW1をOn状態からOff状態に切り替える。
次にコントローラ13は、半導体装置1に実装された全てのNANDメモリ(n)に対
して、上述した処理を行ったか否かを確認する。より詳細には、nが最大値(nmax)
となっているか否かを確認する(S3.6)。
n≠n maxの場合(S3.6:No)、コントローラ13は次のNANDメモリ(
NANDメモリ(2))選択(設定)し(S3.7)、S3.2に戻り各処理を実行する
。本実施形態においては、n=n+1として処理を行う。一方、n=nmaxの場合(S
3.6:Yes)、本実施形態に係る処理を終了する。
以上、本実施形態においてコントローラ13は、半導体装置1に実装されたNANDメ
モリ12其々の電源がOffになるように制御する。より具体的には、動作中のNAND
メモリ12に対しては、当該動作が完了するまで待機した後に電源をOffする。これに
よって、非動作のNANDメモリ12の電源をより確実にOffすることができ、半導体
装置1の省電力化に貢献できる。
本実施形態の構成、及び制御方法は、例えばNANDメモリ12へのアクセス頻度が高
くない場合や、各NANDメモリ12に対する1度のアクセスにおける処理量が大きくな
い(処理に時間を要さない)場合に適している。
例えば、NANDメモリ12へのアクセス頻度が高くない場合、次にNANDメモリ1
2が行う処理、又は次に発生する他のNANDメモリ12へのアクセスまでの時間が長い
ことになる。このため、S3.3で待機をしてNANDメモリ12を確実にOffする方
が、省電力化に貢献できる場合がある。
また、各NANDメモリ12に対する1度のアクセスにおける処理量が大きくない(処
理に時間を要さない)場合、コントローラ13は、S3.3で長時間待機する必要が無く
、結果として、待機をしてでもNANDメモリ12を確実にOffする方が、省電力化に
貢献できる場合がある。
(第4実施形態)
図13は、第4実施形態に係るコントローラ13のシステム構成の一例を示す。尚、本
実施形態の半導体装置1のシステム構成は、第2実施形態及び第3実施形態で説明した半
導体装置1のシステム構成と同様のものとする(図9参照)。
図13に示すように、本実施形態においてコントローラ13のCPU132は、指示部
232とエラー検出部233とを有する。指示部232は、NANDメモリ12の電源の
On/Offを制御する。エラー検出部233は、例えばNANDメモリ12に記憶され
たデータが読み出される場合に生じたデータの誤り(エラー)の量を検出する。
一般に、NANDメモリ12に記憶されたデータには、ECC(Error Corr
ection Code)が付されている。ECCは、データを読み出す際に当該データ
に誤り(エラー)が生じた場合、この誤りを訂正するための符号(誤り訂正符号)である
尚、其々のデータ内における誤りの割合をエラーレート(Error rate)と呼
ぶ。エラーレートは、例えばデータの全ビット(bit)数に対する、エラービットの割
合を指す。
また、ECCの誤り訂正には上限があり、エラービット数がある程度大きくなった場合
、すなわちエラーレートがある程度大きくなると、ECCでは誤りを訂正できない場合も
ある。すなわち、ECCには訂正可能ビット数(訂正可能レート)の上限がある。尚、前
述のECCの訂正可能ビット数(訂正可能レート)の上限が大きい(高い)場合を、EC
Cの訂正強度が高い(強い)と表現する場合がある。
図14は、本実施形態に係るコントローラ13の動作のフローチャートを示した図であ
る。以下、図14に沿ってその動作を説明する。
尚、以降の本実施形態においては説明の便宜上、NANDメモリ12a、12b、12
c、12dを総称してNANDメモリ(n)と呼ぶことがある。また、NANDメモリ1
2a、12b、12c、12dは、其々NANDメモリ(1)、NANDメモリ(2)、
NANDメモリ(3)、NANDメモリ(4)と対応する。
また、以降の本実施形態においては説明の便宜上、前述したスイッチSWa、SWb、
SWc、SWdを総称してスイッチSW(n)と呼ぶことがある。また、スイッチSWa
、SWb、SWc、SWdは、其々スイッチSW(1)、スイッチSW(2)、スイッチ
SW(3)、スイッチSW(4)と対応する。
さらに、以降の本実施形態においては説明の便宜上、NANDメモリ(1)、NAND
メモリ(2)、NANDメモリ(3)、NANDメモリ(4)、其々のエラーレートをE
R(1)、ER(2)、ER(3)、ER(4)と呼び、また、これらを総称して、エラ
ーレートER(n)と呼ぶことがある。ただし、本実施形態においては1≦n≦4である
はじめにコントローラ13は、半導体装置1に実装されたNANDメモリ(n)から、
いずれかを選択(設定)する(S4.1)。本実施形態においては、はじめにNANDメ
モリ(1)を設定して、以降各処理を行うものとする。
次に、コントローラ13は、NANDメモリ(1)のエラーレートEr(1)を確認す
る(S4.2)。より詳細には、CPU132のエラー検出部233は、NANDメモリ
(1)のエラーレートER(1)を取得する。尚、ここでコントローラ13は、NAND
メモリ(1)のエラーレートを取得したが、例えば、エラービット(Error bit
)の数を取得しても良い。尚、ここで取得されたER(1)は、例えばバッファ131や
DRAM14に一時的に保存される。
すなわち本実施形態においてコントローラ13は、読み出されたデータのエラー量を取
得する。尚、当該エラー量はエラーレート及びエラービット数を含む。尚、以降の説明で
は引き続き、コントローラ13は、エラーレートERを取得するとする。
次にコントローラ13は、半導体装置1に実装された全てのNANDメモリ(n)に対
して、エラーレートER(n)を確認したか否かを確認する。より詳細には、nが最大値
(nmax)となっているか否かを確認する(S4.3)。
n≠n maxの場合(S4.3:No)、コントローラ13は次のNANDメモリ(
NANDメモリ(2))選択(設定)し(S4.4)、S4.2に戻り、エラーレートE
R(2)を確認する。一方、n=nmaxの場合(S4.3:Yes)、S4.5の処理
に進む。
さらにコントローラ13は、半導体装置1に実装された全てのNANDメモリ(n)の
中に、エラーレートER(n)が、所定の値ERt(第2値)よりも大きいものが有るか
否かを確認する(S4.5)。すなわち、コントローラ13は、ER(n)>ERtを満
たすNANDメモリ(n)が存在するか否かを確認する。
ER(n)>ERtを満たすNANDメモリ(n)が存在した場合(S4.5:Yes
)、対象のNANDメモリ12の記憶されたデータを、ER(n)≦ERtを満たした他
のNANDメモリ(n)にコピーする(S4.6)。一方で、ER(n)>ERtを満た
すNANDメモリ(n)が存在しなかった場合(S4.5:No)、本実施形態に係る処
理を終了する。
S4.6の処理の次に、コントローラ13は、対象NANDメモリ(n)(すなわち、
ER(n)>ERtを満たしたNANDメモリ(n))の電源をOffする(S4.7)
。さらに、以降、対象NANDメモリ(n)が使用されないように、当該対象NANDメ
モリ(n)の使用を禁止するためのフラグ(Flag)をセットする(S4.8)。この
フラグによりコントローラ13は、次のアクセス時に、対象NANDメモリ(n)が使用
不可であることが認識できる。
以上、本実施形態においてコントローラ13は、各NANDメモリ12のエラー量(エ
ラーレート又はエラービット数)を取得し、エラー量の多いNANDメモリ12の電源を
Offする。
一般にNANDメモリ12は、データの書き換え回数に上限がある。また、記憶内容の
保持期間も有限であり、NANDメモリ12の劣化によって、所定の期間が経過すると記
憶内容が失われ得る。また、NANDメモリ12の記憶内容の保持期間は、前述のように
データの書き換えを繰り返すことで短くなる。さらに、高温環境下でNANDメモリ12
を使用した場合に記憶内容の保持期間が短くなることも知られている。
そこで本実施形態においては、エラー量の多いNANDメモリ12の電源をOffする
ことで、半導体装置1の動作信頼性を向上させるとともに、半導体装置1の省電力化にも
貢献できる。さらに、エラー量の多いNANDメモリ12の電源をOffするため、対象
NANDメモリ12からの発熱や不要輻射も抑制される。このため、他のNANDメモリ
12の動作安定性の向上にも貢献し得る。
(変形例)
図15は、第4実施形態の変形例に係るコントローラ13のシステム構成の一例を示す
。また、図16は、本変形例に係るコントローラ13の動作のフローチャートを示した図
である。
本変形例においてCPU132は、判定部231、指示部232、及びエラー検出部2
33を備える。判定部231は、NANDメモリ12に対するコントローラ13のアクセ
ス空き時間Tiを計算(判定)する。換言すれば、判定部231は、NANDメモリ12
の非動作期間を計算(判定)する。
第4実施形態のS4.5の処理において、ER(n)>ERtを満たすNANDメモリ
(n)が存在しなかった場合(S4.5:No)、本変形例においてコントローラ13は
、アクセス空き時間Tiが、所定の時間Ttよりも長いNANDメモリ(n)が存在する
か否かを確認する(S4.9)。より詳細には、CPU132の判定部231は、各NA
NDメモリ(n)のアクセス空き時間Tiを判定し、Ti>Ttを持たすNANDメモリ
(n)を満たすNANDメモリ(n)が存在するか否かを確認する。
Ti>Ttを持たすNANDメモリ(n)が存在した場合(S4.9:Yes)、Ti
>Ttを持たすNANDメモリ(n)(対象NANDメモリ(n))の電源をOffする
(S4.10)。一方、Ti>Ttを持たすNANDメモリ(n)が存在しなかった場合
(S4.9:No)、本変形例に係る処理を終了する。
以上、第4実施形態の変形例によると、エラー量の多いNANDメモリ12の電源をO
ffすることで、半導体装置1の動作信頼性を向上させるとともに、半導体装置1の省電
力化にも貢献できる。さらに、エラー量の多いNANDメモリ12の電源をOffするた
め、対象NANDメモリ12からの発熱や不要輻射も抑制される。このため、他のNAN
Dメモリ12の動作安定性の向上にも貢献し得る。
また、エラー量の多くないNANDメモリ12に関しては、次のアクセスまでのアクセ
ス空き時間Tiが、所定の時間Ttよりも長いもののみ電源をOffすることで、さらな
る省電力化や、不要輻射、発熱等の抑制に貢献できる。
第1実施形態乃至第4実施形態に係る半導体装置1は、例えばデータセンターに用いら
れる。データセンターは、例えば、サーバシステム、記憶システムとも称され得る。図1
7は、第1実施形態乃至第4実施形態で説明した半導体装置1を、データセンター500
に用いた場合を例示した図である。尚、図17の説明において半導体装置1は、筐体に収
容されているものとする。
データセンター500は、複数のサーバファーム501と、ルータと、スイッチングハ
ブと、のような種々の装置や、装置間を接続するケーブルのような種々の部品を有する。
図17は、一つのサーバファーム501を示す。
サーバファーム501は、ラック502と、複数のモジュールエンクロージャ503と
、複数のサーバモジュール504とを有する。それぞれのモジュールエンクロージャ50
3に、複数のサーバモジュール504が格納される。複数のサーバモジュール504を格
納したモジュールエンクロージャ503は、ラックマウント型サーバを形成する。なお、
データセンター500のサーバはこれに限らず、ブレードサーバのような他のサーバであ
っても良い。
ラック502は、二つの支柱502aを有する。支柱502aに、並んで配置された複
数のネジ穴が設けられる。二つの支柱502aの間に、モジュールエンクロージャ4が挿
入可能である。
モジュールエンクロージャ503は、エンクロージャケース511と、取付部材512
とを有する。モジュールエンクロージャ503は、エンクロージャケース511に格納さ
れた電源ユニットをさらに有しても良い。エンクロージャケース511に、例えば四つの
モジュールスロット513が設けられる。
取付部材512には、支柱502aのネジ穴に対応する孔が設けられる。取付部材51
2は、例えばボルトによって、ラック502の支柱502aに固定される。これにより、
モジュールエンクロージャ503がラック502に取り付けられる。
サーバモジュール504は、エンクロージャケース511のモジュールスロット513
に挿入可能である。サーバモジュール504は、モジュールスロット513に挿入される
と、例えばモジュールエンクロージャ503の電源ユニットから電力を供給されることが
可能となる。尚、サーバモジュール504は他の装置から電力を供給されても良い。
サーバモジュール504は、例えば、モジュールケース521と、モジュール基板52
2と、中央演算処理装置(CPU)523と、複数のメモリ524と、複数のファン52
5と、複数の半導体装置1(例えばSSD)とを有する。モジュールケース521は、例
えば、筐体及び壁とも称され得る。モジュール基板522は、例えば、基板、配線板、及
び回路板とも称され得る。ファン525は、例えば、送風部及び冷却装置とも称され得る
モジュールケース521は、例えば、上部が開放された略矩形の箱型に形成される。尚
、モジュールケース521の形状はこれに限らず、例えば、上部が閉塞された箱型に形成
されても良い。モジュールケース521に、モジュール基板522、CPU523、メモ
リ524、ファン525、半導体装置1、及び他の部品が収容される。
モジュールケース521は、フロントパネル527を有する。フロントパネル527は
、モジュールケース521の前方の端部に設けられた壁である。フロントパネル527に
、USBコネクタのような種々のコネクタが設けられる。
モジュール基板522は、例えば、プリント配線板である。尚、モジュール基板522
は、他の基板であっても良い。モジュール基板522に直接的に、又は他の部品を介して
、CPU523、メモリ524、ファン525、半導体装置1、及び他の部品が実装され
る。
ファン525は、CPU523及びメモリ524と、半導体装置1との間に配置される
。ファン525は、作動することで、モジュールケース521の内部に、空気の流れを生
じさせることが可能である。これにより、ファン525は、CPU523、メモリ524
、半導体装置1、及び他の部品を冷却することができる。
半導体装置1は、例えば、フロントパネル527に取り付けられたドライブケージにそ
れぞれ収容される。なお、半導体装置1に限らず、半導体装置1と併用されるハードディ
スクドライブ(HDD)、又はハイブリッドハードディスク(Hybrid HDD)の
ような他の記憶装置がドライブケージに収容されても良い。
近年、サーバのクラウド化に伴い、SSD等の半導体装置1を多数搭載したデータセン
ター500のような記憶システムが一般化している。さらに、半導体装置1の大容量化や
高速化、小型化等も進んでいる。このような半導体装置1を多数搭載して動作させる場合
に、その消費電力の増加、発熱、不要輻射等が問題となっている。
そこで、第1実施形態乃至第4実施形態に係る半導体装置1は、NANDメモリ12の
非動作時に、NANDメモリ12の電源をOffする。このため半導体装置1による消費
電力が小さくなり、ひいてはデータセンター500の省電力化にも貢献できる。
さらに、第1実施形態乃至第4実施形態に係る半導体装置1は、NANDメモリ12の
電源を適宜Offすることで、NANDメモリ12の発熱量も抑制される。このため、例
えば、サーバモジュール504内のファン525の数や出力を抑えることも可能となり、
データセンター500の省電力化に貢献し得る。さらに、ファン525の数が減ることで
、モジュールケース521に収容された半導体装置1やメモリ524等の個数を増やすこ
とも可能になり、データセンター500の大容量化に貢献し得る。
また、第1実施形態乃至第4実施形態に係る半導体装置1は、NANDメモリ12の電
源を適宜Offすることで、不要輻射が抑制される。このため、半導体装置1の動作安定
性だけでなく、例えばモジュールケース521に収容されたCPU523、メモリ524
等の動作安定性を向上させる。
尚、第1実施形態乃至第4実施形態に係る半導体装置1は、例えば携帯電話やノートブ
ック型ポータブルコンピュータ、タブレット端末やデタッチャブルノートPC(pers
onal computer)等の電子機器のストレージデバイスとして用いられても良
い。尚、これらはホスト2の一例である。
図18は、第1実施形態乃至第4実施形態で説明した半導体装置1を、ノートブック型
ポータブルコンピュータ600に用いた場合を例示した図である。
図18に示すように、ノートブック型ポータブルコンピュータ600の入力装置601
には、表示装置603がヒンジ機構602を介して回動自在に設けられている。入力装置
601には、タッチパッド604、キーボード605等の操作部が設けられている。表示
装置603には例えばLCD(Liquid Crystal Display)等の図示しない表示機構が設け
られても良い。
また、表示装置603には、上記タッチパッド204、キーボード205等の操作部お
よび表示装置606を制御する制御回路を組み込んだプリント回路板(マザーボード)6
07が設けられている。プリント回路板607には、図示されないコネクタが設けられて
おり、当該コネクタを介して半導体装置1が実装される。尚、プリント回路板607及び
半導体装置1は、表示装置603の内部に設けられるが、図18では破線で示す。
尚、プリント回路板607及び半導体装置1が表示装置603側に設けられ、さらにヒ
ンジ機構602を、入力装置601と、表示装置603とを、其々互いに切り離し可能に
接続する構成としても良い。この場合、表示装置603に、手書き入力可能なタッチパネ
ルが設けられることで、表示装置603をタブレット端末として使用可能となる。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示
したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は
、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、
種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の
範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等に含まれる
。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種々の
発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除
してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合わせてもよい。
1:半導体装置、2:ホスト、11:基板、12:NANDメモリ、13:コントローラ
、14:DRAM、15:オシレータ(OSC)、16:EEPROM、17:電源回路
、18:温度センサ、21:インターフェース部、31:パッケージ基板、32:メモリ
チップ、33:ボンディングワイヤ、34:封止部、35:半田ボール、38:マウント
フィルム、41:パッケージ基板、42:コントローラチップ、43:ボンディングワイ
ヤ、44:封止部、45:半田ボール、48:マウントフィルム、131:バッファ、1
32:CPU、133:ホストインターフェース部、134:メモリインターフェース部
、231:判定部、232:指示部、233:エラー検出部、SW:スイッチ。

Claims (10)

  1. ホストと接続可能なインターフェースを備えた基板と、
    前記基板に実装された第1不揮発性メモリと、
    前記基板に実装され、前記第1不揮発性メモリと電気的に接続されるとともに、前記第
    1不揮発性メモリのオンオフを切り替え可能な第1スイッチと、
    前記基板に実装された第2不揮発性メモリと、
    前記基板に実装され、前記第2不揮発性メモリと電気的に接続されるとともに、前記第
    2不揮発性メモリのオンオフを切り替え可能な第2スイッチと、
    前記基板に実装され、前記第1スイッチ及び前記第2スイッチと接続されるとともに、
    前記第1不揮発性メモリ及び前記第2不揮発性メモリの其々の動作状態を判定し、判定結
    果に基づいて、前記第1不揮発性メモリ及び前記第2不揮発性メモリのオンオフを其々切
    り替えるコントローラと、
    を備えた半導体装置。
  2. 前記コントローラは、前記第1不揮発性メモリが非動作中の場合、当該第1不揮発性メ
    モリをオフすることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記コントローラは、前記第1不揮発性メモリが非動作中の場合、当該第1不揮発性メ
    モリのアクセス空き時間を判定し、当該アクセス空き時間が第1値よりも長い場合、前記
    第1不揮発性メモリをオフし、当該アクセス空き時間が前記第1値以下の場合、前記第1
    不揮発性メモリをオンすることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  4. 前記コントローラは、前記第1不揮発性メモリ及び前記第2不揮発性メモリの其々の動
    作状態を定期的に判定することを特徴とする請求項3に記載の半導体装置。
  5. 前記コントローラは、前記ホストからコマンドを受領した場合に、前記第1不揮発性メ
    モリ及び前記第2不揮発性メモリの其々の動作状態を判定し、前記第1不揮発性メモリ及
    び前記第2不揮発性メモリがともにオフされている場合、前記第1不揮発性メモリ及び前
    記第2不揮発性メモリの少なくとも1つをオンすることを特徴とする請求項3に記載の半
    導体装置。
  6. 前記コントローラは、前記ホストからのコマンドに応じた処理の完了後、前記第1不揮
    発性メモリ及び前記第2不揮発性メモリの其々のアクセス空き時間を判定することを特徴
    とする請求項5に記載の半導体装置。
  7. 前記コントローラは、前記第1不揮発性メモリからデータを読み出すとともに、読み出
    されたデータのエラー量を検出し、当該エラー量が第2値よりも多い場合、前記第1不揮
    発性メモリをオフすることを特徴とする請求項4に記載の半導体装置。
  8. 前記コントローラは、前記第1不揮発性メモリをオフした場合、当該第1不揮発性メモ
    リを使用不可状態にするフラグを設定することを特徴とする請求項7に記載の半導体装置
  9. ホストと接続可能なインターフェースを備えた基板と、
    前記基板に実装された複数の不揮発性メモリと、
    前記基板に実装され、前記複数の不揮発性メモリ其々の動作状態を判定し、当該動作状
    態に基づいて、前記複数の不揮発性メモリ其々のオンオフを切り替え可能なコントローラ
    と、
    を備えた半導体装置。
  10. 第1不揮発性メモリ及び第2不揮発性メモリを備えた半導体装置の制御方法であって、
    前記第1不揮発性メモリ及び前記第2不揮発性メモリの其々の動作状態を判定し、
    前記第1不揮発性メモリが非動作中の場合に、当該第1不揮発性メモリのアクセス空き
    時間をさらに判定し、
    前記アクセス空き時間が第1値よりも長い場合、前記第1不揮発性メモリをオフする
    ことを含んだ制御方法。
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