JP2017151895A - 入力補助装置、情報処理装置、及びタッチ式入力装置の操作方法 - Google Patents

入力補助装置、情報処理装置、及びタッチ式入力装置の操作方法 Download PDF

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Abstract

【課題】より多くの種類のタッチ式入力装置への適切な操作を行えるようにすること。【解決手段】キーボード10上の各キー12は、キートップ121に対し、弾性部材が採用された支持部材123のドーム部分123aにより弾性力を作用させるようになっている。支持部材123の突出部分123bは、キーケース122の穴122a、及びカバー101の穴101aによってガイドされ、キートップ121の操作時、タッチパネル3に向けて移動する。カバー101とタッチパネル3間には隙間Dが設けられている。突出部分123のタッチパネル3側の先端は、キートップ121の非操作時、タッチパネル3と接触せず、キートップ121の操作時のみ、タッチパネル3を押下する。【選択図】図5

Description

本発明は、入力補助装置、情報処理装置、及びタッチ式入力装置の操作方法に関する。
タッチ式入力装置は、表示装置と、ユーザによって操作され、ユーザが操作した位置を検知するための位置入力装置とを備えたモジュールであり、表示装置の画面に表示させる内容に応じて、入力可能なデータを変更させることができる。そのようなタッチ式入力装置は、表示装置の画面が比較的に小さくとも、ユーザにとって直感的に分かりやすい操作を可能にさせる。この利点もあり、タッチ式入力装置は、現在では、スマートフォン、PC(Personal Computer)等の情報処理装置のデータ(ここではコマンドを含む)入力用の装置として広く採用されている。
タッチ式入力装置への操作は、ユーザが指等を位置入力装置に触れることで行われる。ユーザが触れた箇所は、全く変形しないか、例え変形するとしても極めて僅かである。そのため、ユーザにとっては、操作を行った実感が得にくいのが実情である。
このことから、従来、タッチ式入力装置に、機械的なスイッチ構造を有する入力キー部を設け、操作を行った際に操作感(クリック感)が得られるようにすることが行われている(特許文献1参照)。
その入力キー部のスイッチ構造では、ユーザ側から、キートップ、キーシート、押し子、皿ばね、及びスイッチシートが配置されている。それにより、キートップが押下された場合、その押下方向に位置する押し子が皿ばねに向けて移動し、その皿ばねを変形させる。このため、ユーザは操作感を得ることができる。
このようなスイッチ構造では、キートップの押下により、キーシートが変形し、押し子を押下方向に移動させる。その押し子の移動は、皿ばねを変形させると共に、その皿ばねが接触しているスイッチシートを変形させる。そのスイッチシートの変形により、タッチ式入力装置では、操作されたキートップの位置を検知できるようになっている。
しかし、スイッチシートは、タッチ式入力装置の位置入力装置全体に渡って接触させる部材である。そのため、接触している皿ばねによるスイッチシートの変形は、その皿ばねが接触している部分を含む広い範囲に渡って発生することになる。その広い範囲の大部分は、タッチ式入力装置によってユーザの操作箇所として認識される可能性が高い。このことから、入力キー部には、ユーザの操作箇所(キートップ)を特定する精度が低く、その操作箇所を誤認識する可能性が高いという問題がある。
キートップの配置間隔を比較的に大きくすれば、操作箇所の誤認識の発生を回避、或いは抑制することができる。しかし、そのようにする場合、表示装置の画面に表示する内容が入力キー部によって大きく制限されることになる。情報処理装置に行わせる処理内容によっては、直感的に分かりやすい操作を不可能にすることにもなる。このようなことから、操作感を得られるようにする場合、タッチ式入力装置への適切な操作を行い、ユーザの操作箇所の特定精度が低下しないようにすることも重要となる。
上記入力キー部は、タッチ式入力装置の位置入力装置として、感圧方式の位置入力装置を想定している。しかし、位置入力装置に採用可能な方式は、感圧方式だけではない。その方式として、静電容量方式、表面弾性波方式、等を含む複数の方式がある。
スイッチシートをタッチ式入力装置の位置入力装置全体に渡って接触させる場合、静電容量方式、或いは表面弾性波方式が採用された位置入力装置を有するタッチ式入力装置には入力キー部を用いることができない。なぜなら、静電容量方式では、スイッチシートとして導電性を有する部材を採用しなければならないことから、ユーザのキートップの操作により、スイッチシート全体に人体の静電容量による影響が発生する。表面弾性波方式では、スイッチシートによって、発生させた表面弾性波が位置入力装置を適切に伝搬しない。このことから、入力キー部には、位置入力装置に採用される方式に広く対応できないという問題もある。
位置入力装置に採用される方式は、製造コストの他に、その用途等が考慮される。このことから、1つの方式にのみ対応させるのではなく、より多くの方式(より多くの種類のタッチ式入力装置)に対応させることも重要となる。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、より多くの種類のタッチ式入力装置への適切な操作を行えるようにすることを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様は、表示装置、及びユーザが操作した操作位置を検知するための位置入力装置を有するタッチ式入力装置を搭載した情報処理装置であって、前記タッチ式入力装置を操作するためのキーボードが着脱自在であり、前記キーボードは、操作対象となる複数の操作子と、操作子毎に設けられ、該操作子の操作時に変形し、該変形による弾性力を該操作子に作用する弾性部材と、前記操作子の操作時の移動により、前記位置入力装置を操作するための棒状部と、を備え、前記情報処理装置に前記キーボードを装着した状態では、前記操作子の非操作時、前記棒状部は前記位置入力装置と離間している、ことを特徴とする。
本発明によれば、より多くの種類のタッチ式入力装置への適切な操作を行うことができる。
本実施形態による情報処理装置の外観を説明する図である。 LCD上に表示される画面例を説明する図である。 本実施形態による入力補助装置であるキーボード、及びそのキーボードの情報処理装置への装着方法を説明する図である。 キーボードが横置きの場合の画面例を説明する図である。 本実施形態によるキーボードの構造を説明する図である。 本実施形態による情報処理装置のハードウェア構成例を説明する図である。 操作パネル部の機能構成例を説明する図である。 装着時表示制御処理を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。
図1は、本実施形態による情報処理装置の外観を説明する図である。この情報処理装置1は、プリンタ、ファクシミリ、スキャナ、及び複写機として利用可能なMFP(Multi Function Peripheral)である。この情報処理装置1には、ユーザと対向する側である前面側に、表示装置であるLCD(Liquid Crystal Display)2、及び位置入力装置であるタッチパネル3を備えたタッチ式入力装置が配設されている。
本実施形態による入力補助装置10は、そのタッチパネル3上に重ねる形に装着して用いられる入力用の装置である。本実施形態による情報処理装置1は、この入力補助装置10を着脱自在に装着可能にすることで実現される。以降、その入力補助装置10は「キーボード10」と表記する。
図2は、LCD上に表示される画面例を説明する図である。このLCD2に表示される画面は、ユーザに通知すべき情報の表示、或いは/及び、コマンドを含む各種データの入力のためにデザインされた画面である。図2では、ファクシミリ用の電話番号の入力のためのテンキー21が表示されている。そのテンキー21は、「0」〜「9」の計10個のキー22が有効となっており、数字が表示されないキーは無効となっている。その無効となっているキーには、数値入力等を行う場合、数字以外のキャラクターが割り当てられる。
ファクシミリ送信は、何らかの理由により、多くの人を対象に行う場合がある。例えば販売業では、顧客、及び販売を希望する人等に対し、販売目的のファクシミリ送信を行う場合がある。その場合、ファクシミリ送信は多くの人が対象となる場合がある。
情報処理装置1では、ファクシミリの送信先の電話番号を登録することができる。しかし、電話番号を登録するのは、通常、比較的にファクシミリ送信を行う人の電話番号である。ファクシミリ送信を行う頻度が低い人、及び初めてファクシミリ送信を行う人の電話番号は、普通、登録されない。登録されていない電話番号は、テンキー21を用いて入力する必要がある。
電話番号の入力は、その電話番号が記載された用紙、或いはその電話番号が表示された画面とテンキー21を交互に見て行うのが普通である。これは、タッチパネル3の表面は、滑らかであり、テンキー21を構成する各キーの位置は触覚から特定することができないからである。電話番号の確認、及び操作すべきキー22の位置の確認を交互に行うことから、タッチパネル3を用いた電話番号の入力には比較的に長い時間が必要となる。
このようなことから、本実施形態によるキーボード10では、タッチパネル3を用いた電話番号の入力をより容易に行えるように支援することを想定している。このキーボード10には、機械的なキーが配置されており、触覚によるキーの位置確認が可能である。このことから、キーボード10を用いた場合、ユーザはキーボード10を見ることなく、電話番号を入力することが可能となり、その入力をより迅速に行えるようになる。
図3は、本実施形態による入力補助装置であるキーボード、及びそのキーボードの情報処理装置への装着方法を説明する図である。図3に示すように、キーボード10上には、LCD2に表示されたテンキー21の配置に合わせてテンキー11が配置されている。それにより、キーボード10を情報処理装置1に装着した場合、テンキー11を構成する各キー12は、タッチパネル3上に表示された対応するキーに重なったような状態となる。
テンキー11の各キー12には、スラッシュ「/」が印字されている。そのスラッシュ「/」を挟んで印字された二つの数字は向きが異なっている。例えばテンキー11の左上隅のキー12では、数字として「1」と「4」が印字されているが、「4」は「1」に対し、左に90度、回転している。これは、キーボード10は図3に示す向きに情報処理装置1に装着する以外に、その状態から右に90度、回転させた状態でも情報処理装置1に装着できるようにしているためである。
情報処理装置1側には、LCD2がテンキー21を表示させている箇所の周辺に計3つの溝31(31a〜31c)が設けられている。これに合わせ、キーボード10側には、その裏面に計2つの突出部が形成されている。
以降、特に断らない限り、位置、及び位置関係の表記は、図3に示すタッチパネル3、及びキーボード10の状態を基準にして行うこととする。それにより、溝31aが形成されている側は「上側」、溝31bが形成されている側は「左側」とそれぞれ表記する。また、タッチパネル3に表示されたテンキー21とキーボード10が並ぶ方向は「縦方向」、その縦方向と直交する方向は「横方向」とそれぞれ表記する。それにより、図3に示す向きでの情報処理装置1へのキーボード10の装着を「縦置き」、その向きから右に90度、回転させた向きでの情報処理装置1へのキーボード10の装着を「横置き」とそれぞれ表記する。
キーボード10に形成された2つの突出部のうちの一方はキーボード10の上側に、他方は右側に配置されている。それにより、図3に示す向き、つまり縦置きでキーボード10を情報処理装置1に装着する場合、上側に形成された突出部は溝31a内に挿入され、右側に形成された突出部は溝31b内に挿入される。横置きでキーボード10を情報処理装置に装着する場合には、上側に形成された突出部は溝31b内に挿入され、右側に形成された突出部は溝31c内に挿入される。
そのように2つの突出部がそれぞれ異なる溝31内に挿入されることにより、情報処理装置1に装着されたキーボード10は、縦方向、及び横方向ともに、移動が制限される。そのため、キーボード10は、縦置き、横置きの何れで情報処理装置1に装着されたとしても、予め定められた位置に安定的に維持される。
溝31bには、図3に示すように、装着されたキーボード10を検知するためのセンサ(以降「装着検知センサ」と表記)32(32a、32b)が配設されている。この2つの装着検知センサ32は、例えば溝31bへの突出部の挿入により接点が開閉する機械的なセンサである。
各溝31の長さは、溝31aが溝31b、及び31cよりも短くなっている。これは、キーボード10を縦置きから横置きに変更した場合、溝31b内に挿入されていた突出部は溝31c内に挿入させ、溝31a内に挿入されていた突出部は装着検知センサ32bに検知されないように溝31b内に挿入させるためである。本実施形態では、そのようにして、2つの装着検知センサ32により、キーボード10の装着の有無、及び装着されたキーボード10の向き、を認識できるようにしている。
なお、キーボード10の情報処理装置1への装着方法は、図3に示すようなものに限定されない。装着時、キーボード10が安定的に適切な位置を維持できるのであれば、特に方法は限定されない。
キーボード10の装着については、向きの他に、位置を変更できるようにしても良い。ユーザによって好みが異なることから、位置、及び向きのうちの少なくとも一方が異なる複数の状態のなかからユーザが所望の状態を選択できるようにするのが望ましい。
図4は、キーボードが横置きの場合の画面例を説明する図である。図2に示す画面は、図3に示すように、キーボード10が縦置きの場合に表示されるものである。その画面は、キーボード10を縦置きから横置きに変更された場合、情報処理装置1は、2つの装着検知センサ32の検知結果から、その変更を認識して、図3に示す画面から図4に示す画面に自動的に変更する。そのため、ユーザは、表示させる画面の設定変更等の煩わしい操作を行うことなく、キーボード10を用いた電話番号の入力を行うことができる。それにより、ユーザにとってのより高い利便性を実現させている。
図5は、本実施形態によるキーボードの構造を説明する図である。次に、図5を参照して、本実施形態によるキーボード10の構造、及びそのキーボード10を介して操作が行われるタッチパネル3について詳細に説明する。
図5では、説明上、便宜的に一つのキー12のみを示している。そのキー12を含むキーボード10、タッチパネル3、及びLCD2は、そのキー12を通る縦方向と平行な平面により切断した場合の断面を模式的に示している。キーボード10は、縦置きで装着されている。
始めに、タッチパネル3について詳細に説明する。このタッチパネル3は、感圧(抵抗膜)方式の位置入力装置であり、LCD2上に配設されている。タッチパネル3は、センサガラス301とセンサフィルム302がドットスペーサ303により離間された構造である。センサガラス301はLCD2側に配設されている。センサガラス301とセンサフィルム302の対向する側の面には、それぞれ、例えばITO(Indium Tin Oxide)膜である透明な電極格子が形成されている。
センサフィルム302を操作(押下)した場合、その操作された箇所はセンサガラス301に向けて変形し、その箇所でセンサフィルム302側の電極がセンサガラス301側の電極と接触する。そのため、センサガラス301側の電極に電圧が印加される。
センサガラス301に形成された電極格子は、ケーブル501を介して、基板502上に実装されたタッチパネルコントローラ(以降「コントローラ」と略記)503と接続されている。このコントローラ503は、電極格子の電圧から、センサフィルム302上で操作(押下)された位置を特定する処理装置である。そのコントローラ503による特定結果は、同じ基板502上に実装されているCPU(Central Processing Unit)504に配線パターン505を介して送信される。
CPU504は、コントローラ503による特定結果を解析し、ユーザの操作による入力内容を判断する。その判断結果は、別の基板に実装されているCPUに送信される。LCD2に表示される画面は、このCPU504によって更新される。
次に、キーボード10について詳細に説明する。このキーボード10に設けられた各キー12は、図5に示すように、キートップ121、キーケース122、及び支持部材123を含む構造である。キーケース122は、キーボード10の筐体を構成するカバー101とは別に製造され、その一部がカバー101から突出する形で設けられている。それにより、ユーザは各キー12の位置を触覚により確認できるようになっている。
キートップ121は、ユーザの操作対象となる操作子であり、キーケース122の形状、及び支持部材123により制限される範囲内でキーケース122内を移動可能となっている。キートップ121には、下方に突出した端部121aが形成されており、その端部121aが支持部材123と接触している。それにより、キートップ121は、非操作時、支持部材123により一定の状態を維持する。
支持部材123には、ラバー等の弾性部材が採用されている。その支持部材123は、ドーム状の部分(以降「ドーム部分」と表記)123aと、そのドーム部分123aの裏側の中央部分から下方に突出した部分(以降「突出部分」と表記)123bと、に大別される。この突出部分123bが本実施形態における棒状部に相当する。
ドーム部分123aは、キートップ121の操作(押下)時、その操作を妨げる方向に弾性力を作用させることにより、ユーザが操作感(クリック感)を得られるようにするための構成要素である。突出部分123bは、キートップ121への操作によりタッチパネル3を操作するための構成要素である。
突出部分123bの一部は、キーケース122に設けられた穴122aから突出している。その先端部分は、カバー101の裏側に設けられた穴101aから突出している。それにより、突出部分123bは、キーケース122の穴122a、及びカバー101の穴101aによってガイドされ、移動可能な方向が制限されている。
カバー101の裏側部分は、図5に示すように、タッチパネル3と離間しており、その裏側部分とタッチパネル3間には空間が形成されている。突出部分123bは、キートップ121の非操作時、その先端がタッチパネル3と接触せず、キートップ121の操作時にのみ、その先端がタッチパネル3を押せる長さ、配置となっている。
突出部分123bの先端は、キートップ121への操作量(ストローク量)に応じて移動する。その操作量は常に一定とは限らないことから、その操作量の変動に対応させる必要がある。言い換えれば、定めた操作量の範囲内で突出部分123bにタッチパネル3(センサフィルム302)を適切に押させるようにする必要がある。これは、タッチパネル3の破損を防止するうえで重要である。このこともあり、本実施形態では、支持部材123に弾性部材を採用している。弾性部材を採用することにより、キートップ121の操作量に応じて突出部分123bを変形させることができ、その変形により、タッチパネル3の破損も防止することができる。
突出部分123bの先端部分は、キートップ121の非操作時でもカバー101から突出している。それにより、キーボード10の非装着時、その先端部分には、何らかの理由により、大きい力が加わる可能性がある。支持部材123に弾性部材を採用したのは、そのような大きい力が加わった場合の破損を抑制する意味もある。
突出部分123bの先端は、キートップ121の非操作時、タッチパネル3を押さない状態とする必要がある。また、キートップ121の操作時には、突出部分123bの先端にタッチパネル3を押させる必要がある。このことから、カバー101とタッチパネル3間の隙間Dは、キートップ121の最大操作量、及び有効とする操作量の範囲、等を考慮して決定する必要がある。
カバー101の一部101bは、図5に示すように、裏側部分から突出する形で形成されている。この一部101bが上記突出部である。このことから、以降、一部101bは「突出部101b」と表記する。
図3に示す各溝31は、情報処理装置1の筐体を構成するカバー510に形成されている。突出部101bは、キーボード10の上側に形成されたものである。そのため、縦置きの場合、この突出部101bは溝31a内に挿入されている。
カバー101の裏側の端部は、情報処理装置1のカバー510と接触している。それにより、キーボード10の3辺は、カバー510により支持される。そのため、本実施形態では、突出部101bは位置決め用に2つだけ形成させている。
本実施形態では、突出部分123bの横方向上の幅は縦方向上の幅と同じか、ほぼ同じとしている。それにより、突出部分123bのタッチパネル3と接触する先端部分の面積は、キー12の操作面の面積と比較して非常に小さくなっている。このため、キートップ121への操作により、タッチパネル3では、そのキートップ121と重なるように表示されているキー22の範囲内の位置が押下される。従い、キーボード10への操作により、タッチパネル3への操作も適切に行われることとなる。それにより、コントローラ503は、キーボード10を介してタッチパネル3上で操作が行われた位置を高精度に認識することができる。
本実施形態では、キートップ121、及び支持部材123として、導電性を有する部材を採用している。そのため、キートップ121と支持部材123は電気的に接続されている。このことから、キーボード10は、静電容量方式を採用したタッチパネルであっても使用することができる。突出部分123bはキートップ121の操作時のみ接触することから、タッチパネル3には、表面弾性波方式、電磁誘導方式、音響パルス認識方式、振動検出方式等が採用されていても良い。
そのように、キーボード10は、方式の異なる様々な種類のタッチパネルに幅広く使用することができる。例えキートップ121と支持部材123が電気的に接続されていない場合であっても、キーボード10は、表面弾性波方式、音響パルス認識方式、振動検出方式等が採用のタッチパネルに使用することができる。
図6は、本実施形態による情報処理装置のハードウェア構成例を説明する図である。次に、図6を参照し、この情報処理装置1のハードウェア構成例について詳細に説明する。
この情報処理装置1は、図6に示すように、操作パネル部61、ADF(Auto Document Feeder)62、読取制御部63、書込制御部64、定着部65、エンジン制御部66、及び主制御部67を備えている。
操作パネル部61は、LCD2への画面表示、及びタッチパネル3に行われた操作の検知を行うための制御部である。LCD2、タッチパネル3、及び2つの装着検知センサ32は、操作パネル部61の構成要素となっている。その操作パネル部61は、他に、コントローラ503、CPU504、フラッシュメモリ601、RAM(Random Access Memory)602、I/F(InterFace)カード603、及びバス604を備えている。LCD2、タッチパネル3、及び2つの装着検知センサ32以外の構成要素は、全て図5に示す基板502上に実装されている。
ADF62は、読取制御部63の指示に従って原稿を搬送する。その読取制御部63は、エンジン制御部66の指示に従い、原稿の画像の読み取りのための制御を行う1つのデータ処理装置(コンピュータ)である。読取制御部63は、ADF62によって原稿台上に搬送された、或いはユーザによって原稿台に置かれた原稿の画像をスキャナに読み取らせ、その読み取りによって得られた画像データをエンジン制御部66に出力する。
書込制御部64は、エンジン制御部66の制御に従い、感光体の帯電処理、エンジン制御部66から入力した画像データを用いた感光体の露光処理、及び露光処理により得られる潜像の現像、等を行う1つのデータ処理装置(コンピュータ)である。
定着部65は、記録媒体上に転写されたトナー像をその記録媒体上に定着させるための装置である。この定着部65は、トナー像に熱量を供給するための熱源を有し、その熱源はエンジン制御部66によって駆動される。
エンジン制御部66は、記録媒体上への画像形成に係わる制御を行う1つのデータ処理装置(コンピュータ)である。このエンジン制御部66は、主制御部67による制御に従って動作する。
主制御部67は、ユーザがタッチパネル3の操作を通して入力したデータを操作パネル部61から入力して処理し、操作パネル部61、及びエンジン制御部66を制御する。それにより、主制御部67は、操作パネル部61、及びエンジン制御部66を介して情報処理装置1全体を制御する。
図7は、操作パネル部の機能構成例を説明する図である。操作パネル部61は、図7に示すように、機能構成として、キーボード検知部701、装着状態判断部702、操作検知部703、解析部704、通信部705、及び表示制御部706を備えている
キーボード検知部701は、キーボード10の情報処理装置1への装着を検知するための機能であり、2つの装着検知センサ32によって実現される。装着状態判断部702は、キーボード検知部701による検知結果を参照して、キーボード10の装着の有無、その装着状態、を判断する機能である。上記のように、装着状態判断部702は、2つの装着検知センサ32が共にキーボード10を検知していた場合、キーボード10が縦置きで装着されていると判断する。装着検知センサ32aのみがキーボード10を検知していた場合、装着状態判断部702は、キーボード10が横置きで装着されていると判断する。2つの装着検知センサ32が共にキーボード10を検知していない場合、装着状態判断部702は、キーボード10が装着されていないと判断する。
操作検知部703は、タッチパネル3上で操作された位置を検知する機能である。この操作検知部703は、コントローラ503に相当する。
解析部704は、LCD2に表示させている画面、及びタッチパネル3上で操作が検知された位置を用いた解析を行い、ユーザが入力したデータ(上記のように、ここではコマンドを含む)を特定する機能である。
通信部705は、主制御部67との通信を実現させる機能である。この通信部705は、I/Fカード603が相当する。
表示制御部706は、LCD2の画面表示、その変更を行うための機能である。この表示制御部706は、切替要否判断部706a、及び表示内容更新部706bを備えている。
切替要否判断部706aは、装着状態判断部702の判断結果の変化に対応して、LCD2上に表示させている画面の切り替えを行う必要性を判断する機能である。表示内容更新部706bは、LCD2に表示させる画面の更新を行う機能である。その画面の更新は、切替要否判断部706aによる判断結果、或いは主制御部67による指示により行われる。
装着状態判断部702、解析部704、及び表示制御部706は、共に、CPU504がフラッシュメモリ601に格納されているプログラムを実行することで実現される。このことから、装着状態判断部702、解析部704、及び表示制御部706は、共に、CPU504、フラッシュメモリ601、RAM602、及びバス604により実現される。
装着状態判断部702の機能、及び表示制御部706の一部の機能は、CPU504が、フラッシュメモリ601に格納されている、キーボード10の装着に対応するためのプログラム(以降「装着時表示制御プログラム」と表記)601aを実行することで実現される。次に、その装着時表示制御プログラム601aをCPU504が実行することで実現される装着時表示制御処理について、図8に示すそのフローチャートを参照して詳細に説明する。
各装着検知センサ32は、例えば検知結果が変化した場合、つまりその論理的が0から1に、或いは1から0に変化した場合、その変化を割り込みによりCPU504に通知する。この装着時表示制御プログラム601aは、例えばその割り込みを契機に実行される。
この装着時表示制御プログラム601aに制御が渡った場合、先ず、CPU504は、は、キーボード10が装着されたか否か判断する(S801)。2つの装着検知センサ32のうちの少なくとも一方がキーボード10を検知している場合、S801の判断はYESとなってS802に移行する。2つの装着検知センサ32が共にキーボード10を検知していない場合、つまりキーボード10が取り外された場合、S801の判断はNOとなり、ここで装着時表示制御処理が終了する。それにより、キーボード10が取り外された場合、キーボード10の装着時の画面表示が維持される。
キーボード10は、図2〜図4に示すように、テンキー21への操作(ここでは電話番号の入力)を支援することを想定している。このことから、S802では、CPU504は、キーボード10を用いてデータ入力を行えるモード、つまりファクシミリ送信が可能なモード(Faxモード)が設定されているか否か判断する。そのFaxモードが設定されている場合、S802の判断はYESとなってS804に移行する。そのFaxモードが設定されていない場合、S802の判断はNOとなってS804に移行する。
S803では、CPU504は、現在、設定されているモードに応じて、主制御部67に対し、ユーザによるモード遷移の指示を通知する。それにより、Faxモードが設定されていない場合、Faxモードに遷移させる。その後、S804に移行する。
このように、本実施形態では、キーボード10の装着を、ファクシミリ送信を行うための操作と見なし、Faxモードが設定されていない場合、そのFaxモードに遷移させる。それにより、ユーザにとっては、キーボード10を用いた電話番号入力をより迅速に行えるようになることから、より高い利便性が実現される。
S804では、CPU504は、装着されたキーボード10が縦置きか否か判断する。2つの装着検知センサ32が共にキーボード10を検知していた場合、S804の判断はYESとなってS805に移行する。そのS805では、CPU504は、図2に示すような画面を主制御部67に要求して取得し、LCD2上に表示させる。その後、装着時表示制御処理が終了する。
一方、2つの装着検知センサ32のなかで装着検知センサ32aのみがキーボード10を検知していた場合、S804の判断はNOとなってS806に移行する。そのS806では、CPU504は、図4に示すような画面を主制御部67に要求して取得し、LCD2上に表示させる。その後、装着時表示制御処理が終了する。
なお、本実施形態は、情報処理装置1としてMFPに本発明を適用したものであるが、本発明を適用できる情報処理装置はMFPに限定されない。タッチ式入力装置は、情報処理装置に搭載されていなくとも良い。つまりタッチ式入力装置は、情報処理装置に接続して用いる外部装置であっても良い。
また、キー12の構造も本実施形態に限定されない。その構造は、ユーザの操作子への操作量(ストローク量)に応じて突出部分123bに相当する棒状部を移動させる構造であれば良い。操作子と棒状部の電気的な接続については、それらを直接、接触させるのではなく、別の部材を介して電気的に接続させるようにしても良い。
キーボード10は、情報処理装置1に着脱自在としているが、情報処理装置1に固定的に装着させるようにしても良い。情報処理装置1に固定的に装着させる場合、タッチ式入力装置と一体化させたモジュールの形で扱っても良い。
1 情報処理装置
2 LCD
3 タッチパネル
10 キーボード
11、21 テンキー
12、22 キー
31、31a〜31c 溝
32、32a、32b 装着検知センサ
61 操作パネル部
62 ADF
63 読取制御部
64 書込制御部
65 定着部
66 エンジン制御部
67 主制御部
101、510 カバー
101a、122a 穴
101b 突出部
121 キートップ
121a 端部
122 キーケース
123 支持部材
123a ドーム部分
123b 突出部分
301 ガラスセンサ
302 センサフィルム
303 ドットスペーサ
502 基板
503 タッチパネルコントローラ
504 CPU
601 フラッシュメモリ
601a 装着時表示制御プログラム
602 RAM
603 I/Fカード
604 バス
701 キーボード検知部
702 装着状態判断部
703 操作検知部
704 解析部
705 通信部
706 表示制御部
706a 切替要否判断部
706b 表示内容更新部
特開2010−176552号公報

Claims (6)

  1. 表示装置、及びユーザが操作した操作位置を検知するための位置入力装置を有するタッチ式入力装置の操作に用いられる入力補助装置であって、
    操作対象となる複数の操作子と、
    操作子毎に設けられ、該操作子の操作時に変形し、該変形による弾性力を該操作子に作用する弾性部材と、
    前記操作子の操作時の移動により、前記位置入力装置を操作するための棒状部と、を備えたことを特徴とする入力補助装置。
  2. 前記操作子、及び前記棒状部は、導電性を有し、前記操作子と前記棒状部は電気的に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の入力補助装置。
  3. 表示装置、及びユーザが操作した操作位置を検知するための位置入力装置を有するタッチ式入力装置を搭載した情報処理装置であって、
    前記タッチ式入力装置を操作するための入力補助装置が着脱自在であり、
    前記入力補助装置は、
    操作対象となる複数の操作子と、
    操作子毎に設けられ、該操作子の操作時に変形し、該変形による弾性力を該操作子に作用する弾性部材と、
    前記操作子の操作時の移動により、前記位置入力装置を操作するための棒状部と、を備え、
    前記情報処理装置に前記入力補助装置を装着した状態では、前記操作子の非操作時、前記棒状部は前記位置入力装置と離間している、ことを特徴とする情報処理装置。
  4. 前記入力補助装置は、位置、及び向きのうちの少なくとも一方が異なる複数の状態で装着可能であることを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記操作子、及び前記棒状部は、導電性を有し、前記操作子と前記棒状部は電気的に接続されていることを特徴とする請求項3、または4に記載の情報処理装置。
  6. 表示装置、及びユーザが操作した操作位置を検知するための位置入力装置を有するタッチ式入力装置の操作方法であって、
    操作対象となる複数の操作子を用意して、操作子毎に、該操作子の操作時に変形し、該変形による弾性力を該操作子に作用する弾性部材、及び前記操作子の操作時の移動により、前記位置入力装置を操作するための棒状部、を設け、
    前記操作子の非操作時、前記棒状部を前記位置入力装置と離間させ、前記操作子の操作時、前記棒状部を前記位置入力装置と接触させて、前記棒状部に前記位置入力装置を操作させる、ことを特徴とするタッチ式入力装置の操作方法。
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