JP2017151451A - レンズユニット - Google Patents
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レンズ鏡筒と、
前記レンズ鏡筒に保持されている2枚のガラス製光学素子と、
前記レンズ鏡筒内において、前記2枚のガラスレンズの間の閉鎖空間に配置されたプラスチック製レンズとを有し、
前記プラスチック製レンズの表面における少なくとも有効径部分には、酸素透過防止膜と反射防止膜が内側からこの順番で積層されていることを特徴とする。
以下に図面を参照して本発明の実施の形態に係るレンズユニットを説明する。図1はレンズユニット1を、その中心線を含む面で切断したときの断面図である。図1のX−X線はレンズユニット1の中心線であるとともに、レンズユニット1の光軸Lである。
図2(a)は第2レンズ4の平面図であり、図2(b)は第2レンズ4の断面図であり、図2(c)は反射防止膜がレンズ表面を部分的に被う例を示す第2レンズ4の断面図である。なお、第3レンズ5および第4レンズ6は、レンズ面の形状を除いて第2レンズ4と同様の構成を備えているので、第2レンズ4を説明して、第3レンズ5および第4レンズ6の説明を省略する。
図3は、レンズユニット1の組み立て方法の説明図である。レンズユニット1は、空気吸引口50および窒素導入口51を備える作業槽52内で組み立てられる。レンズユニット1を組み立てる際には、まず、レンズ鏡筒2のフィルタ固定部23に接着剤を用いてフィルタ7を固定する。また、第1レンズ3はそのOリング装着部31にOリング32を装着した状態としておく。
以上、本例によれば、プラスチック製の第2〜第4レンズ4、5、6は、レンズ鏡筒2の内側において、ガラス製の第1レンズ3およびフィルタ7の間に形成された閉鎖空間Sに位置しており、外気に晒されることが防止されている。従って、プラスチック製レンズの酸化を抑制することができる。ここで、レンズ鏡筒2と2枚のガラス製光学素子(第1レンズ3、フィルタ7)によって形成された閉鎖空間S内を完全な気密空間とすることは困難であり、閉鎖空間Sに外気(酸素)が侵入することを完全に防止することは難しいという問題がある。すなわち、本例のように、レンズ鏡筒2が樹脂製の場合には、空気が樹脂を浸透して閉鎖空間S内に侵入することもある。かかる問題に対して、本例では、第2〜第4レンズ4、5、6に酸素透過防止膜45を設けている。従って、閉鎖空間Sに外気(酸素)が侵入しても、第2〜第4レンズ4、5、6の酸化が促進されることがない。よって、レンズユニット1が高温環境下に長時間置かれた場合でも、第2〜第4レンズ4、5、6の黄変を抑制或いは防止できる。
図4(a)は変形例1のレンズユニットの断面図であり、図4(b)は変形例2のレンズユニットの断面図である。なお、変形例1、2のレンズユニット1A、1Bは実施例のレンズユニット1と対応する構成を備えているので、対応する部分には同一の符号を付して、その説明を省略する。
図5(a)は変形例3のレンズユニットの断面図であり、図5(b)は変形例4のレンズユニットの断面図である。なお、変形例3、4のレンズユニット1C、1Dは実施例のレンズユニット1と対応する構成を備えているので、対応する部分には同一の符号を付して、その説明を省略する。
上記の例において、レンズ鏡筒2を脱酸素剤を混入した樹脂から成形してもよい。このようにすれば、レンズ鏡筒2の樹脂を浸透して酸素が閉鎖空間S内に侵入することを防止できる。また、閉鎖空間S内に空気(酸素)が侵入した場合でも、この空気(酸素)を除去できる。
Claims (12)
- レンズ鏡筒と、
前記レンズ鏡筒に保持されている2枚のガラス製光学素子と、
前記レンズ鏡筒内において、前記2枚のガラス製光学素子の間の閉鎖空間に配置されたプラスチック製レンズとを有し、
前記2枚のガラス製光学素子の少なくとも1枚のガラス製光学素子はレンズであり、
前記プラスチック製レンズの表面における少なくとも有効径部分には、酸素透過防止膜と反射防止膜が内側からこの順番で積層されていること
を特徴とするレンズユニット。 - 請求項1において、
前記酸素透過防止膜および前記反射防止膜のそれぞれは、前記プラスチック製レンズの表面の全体を被っていることを特徴とするとするレンズユニット。 - 請求項1または2において、
前記酸素透過防止膜は、SiO膜、或いは、SiO2膜であることを特徴とするレンズユニット。 - 請求項1ないし3のうちのいずれかの項において、
前記プラスチック製レンズは、前記有効径部分から外れた外周縁の一部分に切り欠き部と、前記有効径部分よりも径方向外側において前記切り欠き部から有効径部分に向かって延びており、当該切り欠き部と連通している溝とを備えていることを特徴とするレンズユニット。 - 請求項4において、
前記プラスチック製レンズとして、複数枚のプラスチック製レンズを備えており、
前記複数枚のプラスチック製レンズは、光軸方向から見たときに前記切り欠き部が重なるように配列されていることを特徴とするレンズユニット。 - 請求項1ないし5のうちのいずれかの項において、
前記閉鎖空間には、窒素ガスが充填されていることを特徴とするレンズユニット。 - 請求項1ないし6のうちのいずれかの項において、
前記閉鎖空間には、脱酸素剤が配置されていることを特徴とするレンズユニット。 - 請求項6において、
前記レンズ鏡筒は、前記閉鎖空間内の空気を窒素ガスに置換するための気体流通口を備えており、
前記気体流通口は、前記閉鎖空間内の空気が窒素ガスによって置換された後にシール部材によって塞がれていることを特徴とするレンズユニット。 - 請求項1ないし8のうちのいずれかの項において、
前記レンズ鏡筒の内周面には、第2の酸素透過防止膜が形成されていることを特徴とするレンズユニット。 - レンズ鏡筒と、
前記レンズ鏡筒に保持されている2枚のガラス製光学素子と、
前記レンズ鏡筒内において、前記2枚のガラス製光学素子の間の閉鎖空間に配置されたプラスチック製レンズとを備えたレンズユニットの製造方法であって、
前記プラスチック製レンズの表面の少なくとも有効径部分に、酸素透過防止膜を製膜する工程と、
前記プラスチック製レンズの表面の少なくとも有効径部分に、反射防止膜を塗布により製膜する工程と、
前記鏡筒に前記2枚のガラス製光学素子と前記プラスチック製レンズを前記鏡筒に配置する工程と、
を含むことを特徴とするレンズユニットの製造方法 - 請求項10において、
前記酸素透過防止膜および前記反射防止膜のそれぞれは、前記プラスチック製レンズの表面の全体を被っていることを特徴とするとするレンズユニットの製造方法。 - 請求項1または2において、
前記酸素透過防止膜は、SiO膜、或いは、SiO2膜であることを特徴とするレンズユニットの製造方法。
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