JP2017150403A - ポンプ制御ユニット、及び、ポンプ装置 - Google Patents
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- Details Of Reciprocating Pumps (AREA)
Abstract
Description
本発明のポンプ制御ユニットは、操作・表示ボードと、無線通信ボードと、キャビネットと、を備える。操作・表示ボードは、ポンプ操作用の指令信号を入力できると共にポンプの運転状態を表示する。無線通信ボードは、外部装置と無線通信が可能である。キャビネットは、操作・表示ボードおよび無線通信ボードを収容するベース体と、ベース体に着脱自在に取り付けられるカバーと、を有する。カバーは、キャビネット内の操作・表示ボードおよび無線通信ボードに対応する位置に開口を有するカバー本体と、少なくとも操作・表示ボードの一部が外部から視認できるように開口を覆うプレート部と、を有する。そして、操作・表示ボードは、プレート部からの距離が第1距離であり、無線通信ボードは、プレート部からの距離が第1距離より小さい第2距離である。
かかるポンプ制御ユニットによれば、無線通信ボードがキャビネット内に収容されているので、ポンプ制御ユニットの防水性、耐久性、および、堅牢性を確保できる。また、キャビネットのカバーは、少なくとも操作・表示ボードの一部が外部から視認できるように開口を覆うプレート部を有するので、カバーが取り付けられた状態で操作・表示ボードを外部から視認することができる。さらに、操作・表示ボードとカバーのプレート部との距離は、比較的大きい第1距離であるため、カバーの開閉に伴う誤操作等を防止できる。そして、無線通信ボードとカバーのプレート部との距離は、比較的小さい第2距離であるため、カバーが取り付けられた状態において無線通信ボードによる通信機能を良好にすることができる。
手段1に記載のポンプ制御ユニットであって、プレート部からの距離が第1距離となるように操作・表示ボードを支持する第1支持面と、プレート部からの距離が第2距離となるように無線通信ボードを支持する第2支持面と、を有する支持体を更に備えてもよい。
こうすれば、支持体によって、操作・表示ボードおよび無線通信ボードを支持することができる。
手段1または2に記載のポンプ制御ユニットであって、無線通信ボードは、外部装置から電波を受信して該電波を電力に変換するアンテナ部を有してもよい。
手段1から3の何れか1つに記載のポンプ制御ユニットであって、無線通信ボードは、ポンプに関する情報を近距離無線通信(NFC)によって外部装置に送信してもよい。
手段1から4の何れか1つに記載のポンプ制御ユニットであって、無線通信ボードは、ボード面がプレート部に対して平行であってもよい。
こうすれば、カバーが取り付けられた状態において無線通信ボードによる通信機能を更に良好にすることができる。
手段1から5の何れか1つに記載のポンプ制御ユニットであって、プレート部は、カバー本体の開口を覆うようにキャビネットの内側からカバー本体に取り付けられてもよい。
手段1から6の何れか1つに記載のポンプ制御ユニットであって、プレート部は、キャビネットの内側に凹んで形成されていてもよいし、キャビネットと同一面にて形成されていてもよい。
手段1から7の何れか1つに記載のポンプ制御ユニットであって、カバー本体は、金属製であり、プレート部は、樹脂製であってもよい。
手段1から8の何れか1つに記載のポンプ制御ユニットであって、操作・表示ボードおよび無線通信ボードは、キャビネット内の給水管および吐出管の接続口より鉛直上方に配置されてもよい。
こうすれば、給水装置の設置時などに操作・表示ボードおよび無線通信ボードが被水するのを防止できる。
手段1から9の何れか1つに記載のポンプ制御ユニットであって、ベース体に収容され、ポンプを運転制御するメインボードを更に備えてもよい。そして、無線通信ボードは、操作・表示ボードとメインボードとの少なくとも一方と電気的に接続されてもよい。
手段1から10の何れか1つに記載のポンプ制御ユニットであって、操作・表示ボードには、トグルスイッチまたはレバースイッチが設けられていてもよい。
かかるポンプ制御ユニットによれば、操作・表示ボードとカバーのプレート部との距離は、比較的大きい第1距離であるため、カバーの開閉に伴うトグルスイッチまたはレバースイッチの誤操作等を防止できる。
手段1から11の何れか1つに記載のポンプ制御ユニットであって、プレート部は、鉛直方向に対して傾斜して形成されていてもよい。
本発明のポンプ装置は、手段1から12の何れか1つに記載のポンプ制御ユニットと、ベース体に収容されるポンプと、を備える。
かかるポンプ装置は、上記のポンプ制御ユニットを備えるので、本発明のポンプ制御ユニットと同様の効果を奏することができる。
任意の方法で形成されればよい。また、図5に示す例では、プレート部104は、カバー本体103の前面に対して若干の段差を有しているが、カバー本体103と前面が面一となるように形成されてもよい。
54を収納するインバータケース56とは別に、キャビネット10内に収納されている。これにより、インバータ装置54および制御ユニット70のそれぞれのメンテナンスおよび交換等を容易に行うことができる。
成されてもよいし、水平方向に並んで形成されてもよい。本実施形態では、操作・表示ボード78と無線通信ボード79とは別々の回路基板であり、それぞれにパネル板77に支持される。また、操作・表示ボード78と無線通信ボード79とは、それぞれに縦型ポンプ12a,12bを運転制御するためのメインボード73に配線を介して電気的に接続される。ただし、こうした例に限定されず、操作・表示ボード78と無線通信ボード79とは、互いに配線を介して電気的に接続され、操作・表示ボード78と無線通信ボード79との一方を介してメインボード73に電気的に接続されてもよい。また、制御ユニット70は、メインボード73、操作・表示ボード78、及び無線通信ボード79のそれぞれを有するものに限定されず、操作・表示ボード78または無線通信ボード79がメインボード73と一体であってもよい。
である。本実施形態では、表示部761等よりも通信部790の方がキャビネット10のプレート部104に近くなるように、運転パネル76のパネル板77が形成されている。つまり、パネル板77は、操作・表示ボード78を支持する第1支持面77aと、無線通信ボード79を支持する第2支持面77bとに、段差77cを有している。また、運転パネル76の通信部790(パネル板77及び無線通信ボード79)は、カバー102が閉じられているときにプレート部104に対して平行となるように設けられている。一般に、通信部790がNFCの技術を用いている場合には、通信部790での無線通信を確保するために、無線通信ボード79に10cm(センチメートル)以下に近づけて外部装置をかざすことが好ましい。そして、本実施形態では、無線通信ボード79がキャビネット10のプレート部104の近くに配置されるので、ユーザーがプレート部104を介して通信部790に外部装置をかざした場合に、通信部790による外部装置との無線通信をより良好に行うことができる。
知らせることができる。
図10は、第1変形例の制御ユニットおよび外部装置を示す図である。第1変形例の制御ユニット70Aは、通信部790に代えて制御部側アンテナ部791が設けられている点、および制御部側アンテナ部791に接続された集積回路782を備えている点で、実施形態の制御ユニット70と異なっている。集積回路782は、不揮発性値記憶領域、および、揮発性記憶領域を有する記憶部701に電気的に接続されている。
制御部側アンテナ部791は電波を電力に変換する。この電力は集積回路782および記憶部701に供給されてこれら集積回路782および記憶部701を駆動する。集積回路782は、記憶部701に記憶されている上記データを読み取り、制御部側アンテナ部791にデータを送る。制御部側アンテナ部791は、データとともに電波を表示器側アンテナ部171に送信する。データリーダー174は、表示器側アンテナ部171が受信したデータを読み取り、そのデータを表示部172に表示させる。
図11は、第2変形例の給水装置を模式的に示す図である。実施形態の給水装置1では運転パネル76及びキャビネット10のプレート部104が水平方向に面していたのに対して、第2変形例の給水装置1Aでは、運転パネル76及びプレート部104がやや上方を向くように鉛直方向に対して傾斜して設けられている。第2変形例の給水装置1Aは、給水装置1Aの前面に向かうユーザーにとって運転パネル76の位置が低い(例えば、数十cm、120cm程度に位置するなど)場合などに有効である。このように、運転パネル76が傾けて配置される場合には、キャビネット10のプレート部104も運転パネル76の通信部790と平行になるように設けられることが好ましい。こうすれば、実施形態の給水装置1と同様に通信部790による外部装置との通信を良好にできる。なお、運転パネル76及びプレート部104がやや上方を向くように傾斜して設けられるものに限らず、給水装置の前面に向かうユーザーにとって運転パネル76の位置が高い(例えば、
2m程度に位置するなど)の場合には、運転パネル76及びプレート部104がやや下方を向くように傾斜して設けられてもよい。
図12は、第3変形例の給水装置を模式的に示す図である。第3変形例の給水装置1Bでは、運転パネル76及びプレート部104がキャビネット10の前面に対して凹んだ位置に設けられている。こうすれば、キャビネット10によって運転パネル76を覆うことができ、外部からの光によって運転パネル76が視認しづらくなることを抑制できる。この場合においても、運転パネル76およびプレート部104は、平行に設けられることが好ましい。また、こうした例に限定されず、運転パネル76及びプレート部104がキャビネット10の前面に対して突出して設けられてもよい。
図13は、第4変形例の給水装置を模式的に示す図であり、図14は、第4変形例のカバーのプレート部周辺を図13中AA矢印方向から示す図である。上記した実施形態では、プレート部104を通じて運転パネル76のすべてが外部から視認できるものとした(図1参照)。しかし、プレート部104は、運転パネル76のうち操作・表示ボード78に対応する部分の少なくとも一部が外部から視認できればよく、例えば図13及び図14に示すように、プレート部204の一部が透明または半透明の部材204bで形成され、その他の部分が不透明の部材204aで形成されてもよい。図13及び図14に示す例では、プレート部204は、運転パネル76のうち給水装置1の情報を表示する部分(例えば、表示部761、運転・故障ランプ762、表示ランプ763、764、異常表示ランプ765、及び、電源表示ランプ766)は外部から視認できるように透明または半透明の部材204bで構成されている。一方、プレート部204は、通信部790は外部から視認できないように不透明の部材204aで構成されている。図13及び図14に示す例では、カバー本体103の開口105に不透明の部材204aが取り付けられ、部材204aの開口105aに透明または半透明の部材204bが取り付けられている。なお、カバー本体103及び部材204a,204bの固定は任意の方法でなされればよい。また、通信部790の前方に位置する不透明の部材204aは、通信部790による無線通信を妨げないように例えば樹脂などの材料で形成されればよい。さらに、透明または半透明の204bは、運転パネル76の一部が外部から視認できるように樹脂などの材料で形成されればよい。
10…キャビネット
12a,12b…縦型ポンプ
70,70A…制御ユニット
72…ユニットケース
73…メインボード
76…運転パネル
77…パネル板
78…操作・表示ボード
79…無線通信ボード
100…ベース体
102…カバー
103…カバー本体
104、204…プレート部
105…開口
170…外部装置
171…表示器側アンテナ部
172…表示部
Claims (13)
- ポンプ操作用の指令信号を入力できると共にポンプの運転状態を表示する操作・表示ボードと、
外部装置と無線通信が可能な無線通信ボードと、
前記操作・表示ボードおよび前記無線通信ボードを収容するベース体と、前記ベース体に着脱自在に取り付けられるカバーと、を有するキャビネットと、
を備え、
前記カバーは、前記キャビネット内の前記操作・表示ボードおよび前記無線通信ボードに対応する位置に開口を有するカバー本体と、少なくとも前記操作・表示ボードの一部が外部から視認できるように前記開口を覆うプレート部と、を有し、
前記操作・表示ボードは、前記プレート部からの距離が第1距離であり、
前記無線通信ボードは、前記プレート部からの距離が前記第1距離より小さい第2距離である、
ポンプ制御ユニット。 - 前記プレート部からの距離が前記第1距離となるように前記操作・表示ボードを支持する第1支持面と、前記プレート部からの距離が前記第2距離となるように前記無線通信ボードを支持する第2支持面と、を有する支持体を更に備える、
請求項1に記載のポンプ制御ユニット。 - 前記無線通信ボードは、前記外部装置から電波を受信して該電波を電力に変換するアンテナ部を有する、
請求項1または2に記載のポンプ制御ユニット。 - 前記無線通信ボードは、ポンプに関する情報を近距離無線通信(NFC)によって前記外部装置に送信する、請求項1乃至3の何れか1項に記載のポンプ制御ユニット。
- 前記無線通信ボードは、ボード面が前記プレート部に対して平行である、
請求項1乃至5の何れか1項に記載のポンプ制御ユニット。 - 前記プレート部は、前記カバー本体の前記開口を覆うように前記キャビネットの内側から前記カバー本体に取り付けられる、
請求項1乃至5の何れか1項に記載のポンプ制御ユニット。 - 前記プレート部は、前記キャビネットの内側に凹んで形成されている、または、前記キャビネットと同一面にて形成されている、
請求項1乃至6の何れか1項に記載のポンプ制御ユニット。 - 前記カバー本体は、金属製であり、
前記プレート部は、樹脂製である、
請求項1乃至7の何れか1項に記載のポンプ制御ユニット。 - 前記操作・表示ボードおよび前記無線通信ボードは、前記キャビネット内の給水管および吐出管の接続口より鉛直上方に配置される、
請求項1乃至8の何れか1項に記載のポンプ制御ユニット。 - 前記ベース体に収容され、ポンプを運転制御するメインボードを更に備え、
前記無線通信ボードは、前記操作・表示ボードと前記メインボードとの少なくとも一方と電気的に接続される、
請求項1乃至9の何れか1項に記載のポンプ制御ユニット。 - 前記操作・表示ボードには、トグルスイッチまたはレバースイッチが設けられている、
請求項1乃至10の何れか1項に記載のポンプ制御ユニット。 - 前記プレート部は、鉛直方向に対して傾斜して形成されている、
請求項1乃至11の何れか1項に記載のポンプ制御ユニット。 - 請求項1乃至12の何れか1項に記載のポンプ制御ユニットと、
前記ベース体に収容されるポンプと、
を備えるポンプ装置。
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