JP2017150169A - 混合処理工法及びそれに用いられる施工管理装置 - Google Patents

混合処理工法及びそれに用いられる施工管理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】圧縮エアの流量を定量的に調整管理することで施工管理者の経験やオペレータの熟練や技量等に依らず、攪拌効率の向上と改良体の高品質化を図る。
【解決手段】回転軸1又は撹拌翼に設けられて流動物供給手段11及び圧縮エアー供給手段12に対応する配管ラインを介し接続される混合エジェクタ13と、改良仕様に基づいた回転軸の貫入引抜速度等を制御する施工管理装置30とを備え、回転軸の貫入や引抜過程等で、混合エジェクタ13により流動物供給手段11から送られる流動物を、圧縮エアー供給手段12から送られる圧縮エアーに同伴させて原位置土へ噴出し原位置土と混合する混合処理工法であって、前記流動物を原位置土と混合する操作では、前記圧縮エアー供給手段から圧送する圧縮エアーの流量を予め決められた設定値(例えば、1〜5Nm/分)の範囲内に収まるよう調整管理する。
【選択図】図4

Description

本発明は、地盤改良である混合処理工法のうち、特に流動物を圧縮エアーに同伴させて原位置の軟弱土へ吐出して攪拌する混合処理工法及びそれに用いられる施工管理装置に関する。
対象の混合処理工法は、特許文献1や2に開示のごとく混合エジェクタにより流動物を圧縮エアーに同伴、つまりエアー同伴噴出態様を採用しており、CI−CMC工法等と称されている。この混合処理工法では、図6及び図7(特許文献1に開示のもの)に示されるごとく攪拌翼3付きの回転軸1と、流動物供給手段11及び圧縮エアー供給手段12と、回転軸1又は撹拌翼3に設けられて流動物供給手段11及び圧縮エアー供給手段12に対応する配管19A,19B及び供給管2A,2Bを介し接続される混合エジェクタ13と、回転軸1の地中への貫入や引抜過程等で、混合エジェクタ13により流動物供給手段11から配管19A及び供給管2Aを介し送られる流動物を、圧縮エアー供給手段12から配管19B及び供給管2Bを介して送られる圧縮エアーに同伴させて原位置土へ噴出し原位置土と混合する。
また、施工に際しては、改良体の仕様、特に改良体の目標強度(一軸圧縮強さ)を満たすため、固化材の選定及び水固化材比(W/C)、固化材の配合量ないしは添加量(kg/m)、回転軸の軸数、攪拌翼の翼径及び段数、貫入及び引抜速度(m/分)、羽根切り回数(回/m)、等が決められて、それらを充足するよう施工管理される。現状の施工管理装置は、以上の施工仕様を満足させるため、回転軸の貫入引抜速度、流動物の添加量、攪拌翼の回転数について自動制御可能となっている。
以上のエアー同伴噴出態様の混合処理工法では、流動物をポンプの移送能力により配管経路の下端吐出口又はノズルから吐出させるいわゆる単独排出態様に比べ、特に土流動化及び土細分化作用に優れて、固化材を圧縮エアーに同伴させて霧状に放出できるため改良域全体に固化材を均一に散布可能であり大径でも高い攪拌能力を発揮できる点、霧状スラリーが原位置土を破砕し土粒子の流動性を高めるため貫入及び攪拌の負荷を低減できる点、エアリフト効果で土が移動し易くなり周辺の地盤変位が抑えられる点、等の利点が認められている。
特許第3416774号公報 特許第3622903号公報
上記したエアー同伴噴出態様では、固化系流動物の吐出力が回転軸の地中深さが増すと土圧等の影響を受けて次第に弱くなり、目的の土流動化及び土細分化作用を維持し難くなる。この対策として、特許文献2では、圧縮エアー供給手段から送る圧縮エアーの圧力Pを、P=(γ×z+ΔP)+α×qcの式1に基づいて回転軸の深度z方向に沿って調整することで、貫入深さが増しても、前記した土流動化及び土細分化作用を深さ方向で同等となるよう調整する。なお、γ×zは処理対象である軟弱土の土水圧(kgf/cm)、ΔPは配管固有の圧送損失(kgf/cm)、αは土質係数、qcはコーン指数(kgf/cm)である。
ところで、上記式1において、(γ×z+ΔP)の方は深さに応じて的確に算出されるが、(α×qc)の方は対象施工域で行われた予備調査に基づくため大まかな値、つまり各改良体の打設箇所においてそれぞれ計測した値ではない。このような事情から、実際の施工管理では、上記式1に基づいて圧力を調整すると共に、更に混合エジェクタから吐出されるエアー量について深さに影響されず経験的に調整している。
ところが、施工状況の判断はオペレーターの熟練度に左右される。吐出されるエアー量が多すぎる場合は、回転軸周りからエアーと共に混合土が飛散し易くなる。エアーの全量が現在施工している改良域から地表面に放出されないと、施工位置から離れた場所からエアーが噴出したり、地盤変位の要因となり、周囲地盤に悪影響が発生する。吐出されるエアー量が少なすぎる場合は、盛上土の回収量が少なくなり、周囲地盤に変位が発生する。これらは改良土の攪拌効率及び品質の低下要因となる。また、改良体強度の確認は施工後に行われるが、造成中の改良体強度を確認できないことからもより簡易で的確な調整方法が望まれる。
本発明の目的は、上記したエアー量について、定量的に調整管理することで、施工管理者の経験やオペレータの熟練や技量等に依らず、攪拌効率の向上と改良体の高品質化を図る。同時に、エアー量の過多・過少に起因して発生する盛上土の飛散や周辺地盤からのエアー噴出や周辺地盤の変位を確実に防ぐことにある。他の目的は以下の説明と共に明らかにする。
上記目的を達成するため本発明は、図1及び図6を参考にして特定すると、攪拌翼3A,3B付きの回転軸1と、流動物供給手段11及び圧縮エアー供給手段12と、前記回転軸又は撹拌翼に設けられて、前記流動物供給手段及び圧縮エアー供給手段に対応する配管ラインを介し接続される混合エジェクタ13と、改良仕様に基づいた前記回転軸の貫入引抜速度、流動物の流量、前記攪拌翼の回転数を制御する施工管理装置30とを備え、前記回転軸の地中への貫入や引抜過程等で、前記混合エジェクタ13により前記流動物供給手段11から対応配管ライン(19A、2A)を介し送られる流動物を、前記圧縮エアー供給手段12から対応配管ライン(19B、2B)を介し送られる圧縮エアーに同伴させて原位置土へ噴出し原位置土と混合する混合処理工法であって、前記流動物を原位置土と混合する操作では、前記圧縮エアー供給手段12から圧送する圧縮エアーの流量を予め決められた設定値(例えば、1〜5Nm/分)の範囲内に収まるよう調整管理することを特徴としている。なお、以上の『貫入や引抜過程等』については、貫入過程、引抜過程、貫入及び引抜過程を含む意味である。
以上の本発明は、エアー同伴噴出態様において、造成される改良体の強度に及ぼす圧縮エアー量の影響に着目し、混合エジエクターから吐出される圧縮エアーの流量の多少により造成される改良体の一軸圧縮強さがどの様に変化するか試験を重ねてきた結果、完成されたものである。
すなわち、各種試験のうち、例えば、図5に挙げた施工条件1〜4を比較すると、施工条件として固化材の添加量や攪拌翼の翼径が異なっても、混合エジェクタから吐出される圧縮エアーの流量Qが3Nm/分付近に設定されることで、造成される改良体の一軸圧縮強さqu(kgf/m)が全ての施工条件でピークとなり、また、通常施工(流動物を構成している固化材の添加量が70kg/m以上)での仕様であれば、圧縮エアーの流量Qが3Nm/分を挟んで所定の範囲内に収まるよう調整すれば、造成される改良体として目標とする一軸圧縮強度を満足し易くなることを知見した。本発明はそのような現象を利用するものである。
以上の発明は、以下のように具体化されることがより好ましいものとなる。すなわち、(1)、前記施工管理装置30は、前記攪拌翼の深度及び前記回転軸の貫入引抜速度と共に、前記圧縮エアー供給手段12から前記混合エジェクタへ圧送される圧縮エアーの流量をリアルタイムで表示する表示手段35と、前記圧縮エアーの流量が予め決められた設定値の範囲外になったときに音又は/及び画面表示で警告を行う警報手段36とを有している構成である(請求項2)。
(2)、前記流動物を原位置土と混合する操作では、前記流動物供給手段から送る流動物の流量を流動物を構成している固化材の添加量70kg/m 以上にすると共に、前記圧縮エアー供給手段から送る圧縮エアーの流量を設定値として1〜5Nm/分の範囲内に収まるよう調整管理する構成である(請求項3)。すなわち、固化材の添加量は、改良体に要求される一軸圧縮強さquに応じて算出される。固化材の最低添加量は、過剰品質による施工費の上昇を抑えるために重要であり、後記の試験例の箇所で述べるように、造成改良体として設計上要求される一軸圧縮強さquを充足し、かつ過剰とならないように決められる。
また、圧縮エアーの流量1〜5Nm/分の特定は、図5の試験結果から吐出される圧縮エアーの流量Qは3Nm/分でピークになること、流量Qが1Nm/分より更に小さくなると改良体の一軸圧縮強さquは急速に小さくなること、流量Qが5Nm/分より更に大きくなると改良体の一軸圧縮強さquは小さくなり攪拌効率が悪化することから、圧縮エアーの流量Qを1〜5Nm/分の範囲内に収めることが改良体の一軸圧縮強さquの低下を防ぐ上で重要かつ不可欠となるからである。
(3)、前記表示手段に表示される前記圧縮エアーの流量が設定値である1〜5Nm/分の範囲外になったときに、前記表示手段に表示される圧縮エアーの流量を確認しながら、前記圧縮エアー供給手段側に設けられたエアー圧力調整バルブ又はエアー流量調整バルブを前記施工管理装置側に設けられた遠隔用調整部材により可変して設定値の範囲内に収まるよう調整する構成である(請求項4)。
(4)、前記施工管理装置は、前記表示手段に表示される前記圧縮エアーの流量が設定値である1〜5Nm/分の範囲外になったときに、前記圧縮エアー供給手段側に設けられたエアー圧力調整バルブ又はエアー流量調整バルブを制御信号により可変して設定値の範囲内に収まるよう自動調整する構成である(請求項5)。この構成では、オペレータの手操作で調整する請求項4に比べオペレータの操作項目を減らすことが可能となる。
請求項6は、以上の請求項2から5の何れかに記載された施工管理装置を特定したものである。具体的には以下のような構成の混合処理工法用の施工管理装置である。
ア:請求項1に対応した施工管理装置30は、攪拌翼3A,3B付きの回転軸1と、流動物供給手段11及び圧縮エアー供給手段12と、前記回転軸又は撹拌翼に設けられて、前記流動物供給手段及び圧縮エアー供給手段に対応する配管ラインを介し接続される混合エジェクタ13を備え、前記回転軸の地中への貫入や引抜過程等で、前記混合エジェクタ13により前記流動物供給手段11から対応配管ライン(19A、2A)を介し送られる流動物を、前記圧縮エアー供給手段12から対応配管ライン(19B、2B)を介し送られる圧縮エアーに同伴させて原位置土へ噴出し原位置土と混合する混合処理工法に用いられて、改良仕様に基づいた前記回転軸の貫入引抜速度、流動物の流量、前記攪拌翼の回転数を制御可能であると共に、前記圧縮エアー供給手段12から圧送する圧縮エアーの流量を予め決められた設定値の範囲内に収まるよう調整管理可能にする構成である。
イ:請求項2に対応した前記施工管理装置は、前記攪拌翼の深度及び前記回転軸の貫入引抜速度と共に、前記圧縮エアー供給手段12から前記混合エジェクタへ圧送される圧縮エアーの流量をリアルタイムで表示する表示手段35と、前記圧縮エアーの流量が予め決められた設定値の範囲外になったときに音又は/及び画面表示で警告を行う警報手段36とを有している構成である。
ウ:請求項3に対応した前記施工管理装置は、前記流動物供給手段から送る流動物の流量を流動物を構成している固化材の添加量70kg/m 以上にすると共に、前記圧縮エアー供給手段から送る圧縮エアーの流量を設定値として1〜5Nm/分の範囲内に収まるよう調整管理可能にする構成である。
エ:請求項4に対応した前記施工管理装置は、前記表示手段に表示される前記圧縮エアーの流量が設定値である1〜5Nm/分の範囲外になったときに、前記表示手段に表示される圧縮エアーの流量を確認しながら、前記圧縮エアー供給手段側に設けられたエアー圧力調整バルブ又はエアー流量調整バルブを前記施工管理装置側に設けられた遠隔用調整部材により可変して設定値の範囲内に収まるよう調整可能にする構成である。
オ:請求項5に対応した前記施工管理装置は、前記表示手段に表示される前記圧縮エアーの流量が設定値である1〜5Nm/分の範囲外になったときに、前記圧縮エアー供給手段側に設けられたエアー圧力調整バルブ又はエアー流量調整バルブを制御信号により可変して設定値の範囲内に収まるよう自動調整する構成である。
請求項1の本発明では、混合エジェクタから吐出される圧縮エアーの流量を所定の設定値の範囲内に収まるように調整管理するだけで、固化材添加量や攪拌翼径、更に深さに影響されず、造成される改良体として目標とする一軸圧縮強度を満足し易くなる。このため、この混合処理工法では、流動物を原位置土と混合する工法の施工操作性に優れ、改良体の高品質化を図り、固化材の過剰投入を避けて経済性の点からも好ましいものとなる。
請求項2の発明では、上記施工管理装置として、攪拌翼の深度及び回転軸の貫入引抜速度と共に、圧縮エアー供給手段から混合エジエクタに圧送される圧縮エアーの流量をリアルタイムで表示する表示手段と、圧縮エアーの流量が予め決められた設定値の範囲外になったときに音又は/及び画面表示で警告を行う警報手段とを有しているため、圧縮エアー供給手段から混合エジェクタに送られる圧縮エアーの流量を設定値の範囲内に確実・容易に調整可能となり、それによって上記した土流動化及び土細分化作用を良好に維持し、造成される改良体の一軸圧縮強さを容易に満足させることができる。
請求項3の発明では、固化材の添加量が70kg/m以上で、圧縮エアーの流量Qが図5のからも分かるごとく1〜5Nm/分の範囲内に収めることが改良体の一軸圧縮強さquの低下を防ぐ上で最良となり、改良体の一軸圧縮強さquをより高めに維持可能となる。
請求項4及び5の各発明では、警報手段の警告があった場合、表示手段に表示された圧縮エアーの流量Qに応じ次のように調整される。流量Qが設定値の範囲より少ない場合は、エアー量を増やすためエアー圧力調整バルブ又はエアー流量調整バルブにより設定値の範囲内に収まるよう調整する。流量Qが設定値の範囲より多い場合は、エアー量を減らすためエアー圧力調整バルブ又はエアー流量調整バルブにより設定値の範囲内に収まるよう調整する。これらの調整では、請求項4のごとく手動で行う方法と、請求項5のごとく自動で行う方法の何れでもよい。
請求項6の発明は、以上の混合処理工法に対して請求項2から5の何れかに特定された施工管理装置であり、上記各発明の混合処理工法に有用なものとなる。
本発明の混合処理工法の全体の構成を示す模式構成図である。 (a)は図1の施工管理装置の表示手段を示し、(b)は(a)の圧縮エアーの流量表示用画面を示す模式図である。 本発明の混合処理工法により改良体を造成する際の標準的な流れないしは手順を示す説明図である。 図3の流れないしは手順を詳細に示すフローチャートである。 本発明を完成する上でベースとなった代表的な試験例である圧縮エアーの流量と改良体強度の関係を示す図である。 特許文献1に開示されている混合処理装置を示す説明図である。 (a)と(b)は特許文献1に開示されている混合エジェクタを示す説明図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照しながら説明する。図1は本発明の混合処理工法の全体の構成を示す模式図、図2は本発明に用いられる施工管理装置を構成している表示部を示す模式図である。各図において、使用される施工機(混合処理装置)は、回転軸1、流動物供給手段11、圧縮エアー供給手段12、混合エジエクター13については図6及び図7の従来構成と実質的に同じため、図1では図6及び図7と実質的に同じ部材や手段については同じ符号を付している。以下の説明では、全体の構成、施工管理装置、混合処理工法の施工例、試験例の順に詳述する。なお、図6及び図7において説明を省いた構成については特許文献1を参照されたい。
(全体の構成)図1及び図6において、施工機(混合処理装置)は、リーダー7に沿って昇降されて回転駆動機構5により回転される回転軸1と、回転軸1の下側に取り付けられた2段(4枚)構成の攪拌翼3A,3B及び上下の攪拌翼の間に設けられた共回り防止板4と、供給装置10を構成している固化系の流動物供給手段11及び圧縮エアー供給手段12と、回転軸1又は撹拌翼3に設けられて流動物供給手段11及び圧縮エアー供給手段12に対応する供給管2A,2B及び配管19A,19Bを介し接続される混合エジェクタ13とを備え、混合エジェクタ13から流動物を圧縮エアーに乗せて噴射可能となっている。図6の供給管2A,2B及び配管19A,19Bは、図1の配管ラインに対応している。
また、施工機(混合処理装置)には、図示を省いたが、回転軸1の回転速度を検出する回転計と、下側の攪拌翼3Bの深度を検出する深度検出器、回転用オーガーの負荷を検出する電流計が少なくとも設けられている。一方、回転軸1は、不図示のベースマシン側の支持用リーダー7及びオーガーを介して地盤下へ貫入されたり引き抜かれる。回転駆動機構5は、回転軸1をモーター及び減速ギア機構等を介して正転・逆転するもので、回転軸1と共にリーダー7に沿って昇降される。
流動物供給手段11は、図1に示されるごとくセメント等を入れた固化材サイロ11Aと、該サイロ11Aから導入される固化系原料と貯水タンク11A’から導入される水とを混合し目的の流動物を製造する混合ミキサ11Bと、混合ミキサ11Bで製造された流動物を貯留するアジテータ11B’等を備え、アジテータ11B’の流動物がスラリーポンプ11Cにより配管ライン(図6の配管19Aからスイベルを介して回転軸1内の供給管2A)へ供給される。その場合、スラリーポンプ11Cは、施工管理装置30のポンプ制御部33に設けられた不図示のスイッチで駆動・停止されたり、調整部材により吐出流量が設定される。スラリーポンプ11Cと混合エジェクタ13とを接続している配管ラインには、スラリー流量計11Dが設けられており、配管ラインから混合エジェクタ13に移送される流動物の流量がスラリー流量計11Dによりリアルタイムで計測される。その計測信号は、施工管理装置30の換算部31を構成している流動物演算処理部32aに送信され、更に表示手段35へと送られる。
圧縮エアー供給手段12は、コンプレッサー12A、コンプレッサーで生成された圧縮エアーを入れるレシーバータンクないしは制御ボックス12B等を備えている。そして、コンプレッサー12Aで生成される圧縮エアーは、制御ボックス12Bから流量調整バルブ及び圧力調整バルブを介して配管ライン(図6の配管19Bからスイベルを介して回転軸1内の供給管2B)へ供給される。その場合、制御ボックス12Bは、施工管理装置30のエアー制御部34に設けられた不図示のスイッチで圧縮エアーの供給を開始又は停止したり、不図示の圧力調整バルブ又は流量調整バルブにより圧縮エアーの流量が予め設定された設定値の範囲内に収まるよう調整される。また、制御ボックス12Bと混合エジェクタ13とを接続している配管ラインには、エアー流量・圧力計12Cが設けられており、混合エジェクタ13に圧送される圧縮エアーの流量及び圧力がリアルタイムで計測される。その計測信号は、施工管理装置30を構成している換算部31のエアー演算処理部32bに送信され、更にその処理データが表示手段35や警報手段36へと送られる。
混合エジェクタ13は、図7(a),(b)に示されるごとく、ハウジングが導入筒部14、噴出部17、取付部18等を有している。導入筒部14内は、後側のエアー供給部14bと前側の流動物供給部14aとが弁機構等により区画され、又、各供給部14a,14bに入口13a,13bが設けられている。弁機構は、導入筒部14の内周に固定されて、エアー供給部14bに導入される圧縮エアーを内部に導入可能な弁ケース15、弁ケース15内と流動物供給部14a側とを開閉する弁部材16を有している。そして、入口13aには供給管2Aが、入口13bには供給管2Bが接続される。弁部材16は、バネ部材16aにより閉状態になっていて両供給部14a,14bの間を遮断しており、エアー供給部14b内が所定圧になるとバネ部材16aの付勢圧に抗し開状態に切り換えられて圧縮エアーを供給部14b側から供給部14a側へ導入する。これにより、供給部14a内に導入されたセメントスラリー等の流動物は、供給部14bから導入される圧縮エアーに乗せられて噴出部17側へ導出可能となる。
(施工管理装置)図1及び図2において、施工管理装置30は、演算部31、ポンプ制御部33、エアー制御部34、表示手段35、警報手段36等を備えている。ここで、演算部31には、スラリー流量計11Dから混合エジェクタ13に移送されている流動物の流量計測値に相当する流量信号と、エアー流量・圧力計12Cから混合エジェクタ13に圧送されている圧縮エアーの圧力計測値に相当する圧力信号及び流量計測値に相当する流量信号と、前記回転計で検出される回転軸の回転数に相当する回転信号、前記深度検出器で検出される下側の攪拌翼の深度に相当する深度信号と、前記電流計で検出されるオーガーの負荷ないしは電流に相当する電流・負荷信号等がリアルタイムで送信されてくる。
また、演算部31には、流動物演算処理部32a、エアー演算処理部32b等が設けられている。流動物演算処理部32aは、流動物供給手段11から移送される流動物の流量が目標値に達しているか否かを判断すると共に、ポンプ制御部33を介して目標値となるよう調整可能にする。エアー演算処理部32bは、圧縮エアー供給手段12から圧送される圧縮エアーの流量が予め決められた所定の設定値(例えば、1〜5Nm/分、より好ましくは2〜4Nm/分)の範囲内に収まっているか否かを判断すると共に、エアー制御部34を介して設定値の範囲に収まるよう調整可能にする。ポンプ制御部33は、スラリーポンプ11Cを信号ラインを介して駆動・停止する不図示のスイッチ、及びスラリーポンプ11Cの出力つまり流動物の流量を調整可能な調整部材を有している。エアー制御部34は、圧縮エアーの供給を信号ラインを介して開始又は停止する不図示のスイッチ、及び制御ボックス12B側の流量調整バルブ又は圧力調整バルブを信号ラインを介して調整可能にして圧縮エアーの流量を予め決められた設定値の範囲内に収まるようにする調整部材を有している。
また、表示手段35は、図2(a)に例示したオペレーションモニターとして、現施工状況をリアルタイムで画面上に分かるようにする。この画面は回転軸1が単軸の例である。この画面には、例えば、上下部の間にあって、左側には下側の攪拌翼の深度や回転軸の貫入や引抜の速度等を表記するグラフィック表示部1が設けられ、中間には下側攪拌翼又は回転軸の下端深度を時間軸と共に表記するグラフィック表示部2が設けられ、右側には圧縮エアーの流量(Nm/分)をリアルタイムで分かるようにするグラフィック表示及びデジタル表示部が設けられている。また、上段には、施工日及び施工時間等を示すデジタル表示部が設けられている。下段には、貫入開始等の操作ボタン部が設けられている。そして、以上の表示手段35は、従来構成に比べて、特に、圧縮エアーの流量(Nm/分)をリアルタイムで数字表記と共に図表記している点、警報手段36と接続されている点で工夫されている。
警報手段36は、前記圧縮エアーの流量が予め決められた設定値の範囲外になったときにブザー等の警報用音又は/及び表示手段35の画面表示で警告を行う構成である。図2(b)は後者の一例を示している。この画面では、圧縮エアーの流量が設計上の限界値である1.0(Nm/分)及び5.0(Nm/分)の処に限界ラインが示され、また、最適範囲である2.0(Nm/分)及び4.0(Nm/分)の処にも奨励ラインが示されている。そして、警告を画面表示で行う構成例としては、圧縮エアーの流量が設定値の範囲内に収まっているときに表示する色(例えば黄色や緑色)と、設定値の範囲外となったときに表示する色(例えば赤色や桃色)とを変える構成、或いは、圧縮エアーの流量が設定値の範囲内に収まっているときに点灯し、設定値の範囲外となったときに点滅させる構成などが考えられる。
操作者は、表示手段35に表示される圧縮エアーの流量が設定値である1〜5Nm/分(より好ましくは2〜4Nm/分)の範囲外になったときに、表示手段35に表示される圧縮エアーの流量を見て確認しながら、制御ボックス12Bのエアー圧力調整バルブ又はエアー流量調整バルブをエアー制御部34に設けられた遠隔用調整部材により可変して設定値の範囲内に収まるよう調整する。但し、これに限られず自動調整方式にすることも可能である。つまり、施工管理装置30は、表示手段35に表示される圧縮エアーの流量が設定値である1〜5Nm/分(より好ましくは2〜4Nm/分)の範囲外になったときに、制御ボックス12Bに設けられたエアー圧力調整バルブ又はエアー流量調整バルブをエアー制御部34からの自動制御信号により可変して設定値の範囲内に収まるよう調整可能にする構成である。
(混合処理工法の施工例)以下、混合処理工法の施工例を図3及び図4も参照しながら明らかにする。この混合処理工法では、図3に示されるごとく位置決め工程、貫入・スラリー吐出工程、先端処理工程、引抜工程の順に行われる。
位置決め工程では、施工機(混合処理装置)を打設位置に移動し造成予定の改良体中心に攪拌翼中心を位置決めする。貫入・スラリー吐出工程では、回転軸1が回転されながら貫入開始され(ST1)、回転軸1が空打長つまり設計上の改良体の上端に相当する深さまで貫入されたか否か判断される(ST2)。そして、回転軸1が空打長まで貫入されると、操作者により貫入速度、回転数と共に設計上の流動物であるスラリー量(スラリーの流量)を確認し(ST3)、その後、ポンプ制御部33及びエアー制御部34の各スイッチをオンし、混合エジェクタ33から流動物を圧縮エアーに乗せて吐出開始する。
すなわち、流動物はアジテータ11B’から専用の配管ラインを通じて混合エジェクタの入口13a、更に流動物供給部14aまで圧送され、同時に、圧縮エアーは制御ボックス12Bから専用の配管ラインを通じて混合エジェクタの入口13b、更にエアー供給部14bまで圧送される。そして、混合エジェクタ13は、エアー供給部14bが所定圧になるとバネ部材16aの付勢圧に抗し弁部材16が開状態に切り換えられ、圧縮エアーがエアー供給部14bから供給部14aへ導入されて、供給部14aに導入された流動物がその圧縮エアーに乗せられて噴出口13cから地中の原位置土へ向けて噴出される。この噴射は、貫入深度が予め決められた基準値に達するまで継続され(ST7)、貫入深度が基準値に達した時点で混合エジエクタ13の吐出が停止される(ST8)。これらは従来と同じ。
従来と異なる点は、吐出開始ST4から吐出停止ST8に至る間、エアー流量Qが設定値の範囲(例えば、1〜5Nm/分、より好ましくは2〜4Nm/分)内に収まっているか否か判断される(ST5)。エアー流量Qが設定値の範囲外と判断された場合は、表示手段35のエアー流量用画面部に示された図表記及び数字表記で認識され、同時に、警報手段36の警報音でも認識される。操作者はエアー制御部34の流量調整部材により、又は、自動制御により制御ボックス12B側の流量調整バルブ又は圧力調整バルブを遠隔操作して圧縮エアーの流量Qを設定値の範囲内に収まるよう調整する。一方、エアー流量Qが設定値の範囲内の場合は、次にスラリー量(スラリーの流量)が基準値以上であるか、及び貫入速度が基準値以下であるか、について判断される(ST6)。スラリー量が基準値に達していない場合は、スラリー流量調整が手動又は自動にて行われる。貫入速度が基準値に達していない場合は、貫入速度調整が手動又は自動にて行われる。
先端処理工程では、先端処理として、改良体下端部の羽根切りの確保と、掘削面の乱れによる品質低下を防ぐため、改良体下端到達後に上下の翼段差分(通常、約50cm程度)、つまり図3のダブリング長の引抜・再貫入を行う。この工程では、混合エジエクタ13の吐出停止後、操作者により昇降速度、昇降量、回転数が設計値との比較で確認され(ST9)、その後、管理項目として昇降速度が基準値以下であるか否か、及び貫入引抜長さが基準値以上であるか否かが判断される(ST10)。昇降速度が基準値より早いと判断された場合は、昇降速度調整が手動又は自動にて行われる。一方、貫入引抜長さについては基準値以上となるまで貫入や引抜きが自動で継続される。
引抜工程では、操作者により引抜速度、回転数が設計値との比較で確認され(ST11)、その後、引抜速度が基準値を超えていないか否かが判断される(ST12)。引抜速度が基準値より早いと判断された場合は、引抜速度調整が手動又は自動にて行われる。この管理項目は、回転軸又は下段の攪拌翼が改良体上端まで引抜かれたか否か判断され(ST13)、改良体上端まで引き抜かれたと判断されるまで継続される。その後、地表まで引抜完了したか否か判断され(ST14)、引抜完了後は引抜及び回転が共に停止される(ST15)。これで1本の改良体が造成される。以後の改良体でも同様にST1〜ST15の順に施工管理されつつ造成されることになる。
(試験例)図5の試験結果は、エアー同伴噴出態様において、図3及び図4の混合処理工法を適用して造成される改良体の強度に及ぼす圧縮エアー、つまり混合エジエクターから吐出される圧縮エアーの流量の多少により造成される改良体の一軸圧縮強さがどの様に変化するか調べたときのものである。
この試験において、固化材はセメント系固化材であり、含水比W/C=60%に調整したスラリーである。攪拌翼の翼径は、施工条件1及び3の場合は1,000mm、施工条件2及び4の場合は1,600mmである。羽根切回数は施工条件1〜4の何れもが350回/mである。また、施工条件1及び2は固化材の添加量Cが200kg/mであり、施工条件3及び4は添加量Cが300kg/mである。圧縮エアーの流量Q(Nm/分)の値は、0の場合、0.5の場合、3の場合、6の場合(但し、施工条件4は省略)、9.8の場合に変え、造成される改良体の一軸圧縮強さquがどの様になるかを調べた。
なお、固化材の添加量は、改良体に要求される一軸圧縮強さquに応じて算出される。固化材の最低添加量は、造成改良体として設計上要求される一軸圧縮強さquを充足し、かつ、過剰とならないように決められる。具体的には、改良体の設計強度を充足するため、単位体積当たりの最低スラリー(添加)量を90L/m 『財団法人土木研究センター 発行(平成11年6月初版、平成12年3月増刷、平成16年3月改訂)の「陸上工事における 深層混合処理工法設計・施工マニアル」(例えば、平成16年3月改訂の第129頁)、これを参考文献1と称する』とする。ここで、含水比(W/C%)毎に最低スラリー(添加)量から最低固化材添加量(kg/m)を算出したものを示すと、(ア)W/C=60%の場合は添加量100kg/m 、(イ)W/C=80%の場合は添加量80kg/m 、(ウ)W/C=100〜150%の場合は添加量70kg/mとなる。また、造成改良体の評価は、打設後にサンプルコアを地表から下2mまで掘削した位置で採取して(打設してから7日後に)一軸圧縮強さquを計測した。
図5において、施工条件1〜4の試験結果を比較すると、施工条件として固化材の添加量や攪拌翼の翼径が異なっても、混合エジェクタから吐出されるエアー流量Qが3Nm/分に設定されることで、造成される改良体の一軸圧縮強さqu(kN/m)が全ての施工条件でピークとなり、それより小さくなる場合は、流量Qが約1Nm/分までは改良体の一軸圧縮強さquは少しづつ小さくなる(最大となる施工条件3でピーク時の約15%減少する)こと、流量Qが1Nm/分より更に小さくなると改良体の一軸圧縮強さquは急速に小さくなり攪拌効率が極度に悪化することが分かる。一方、3Nm/分より大きくなる場合は、流量Qが5Nm/分までは改良体の一軸圧縮強さquは少しづつ小さくなる(最大となる施工条件4でピーク時の約12%減少する)こと、流量Qが5Nm/分より更に大きくなると改良体の一軸圧縮強さquはかなり小さくなり攪拌効率が悪化することが分かる。このようにして、圧縮エアーの流量Qは、1〜5Nm/分の範囲内に収めることが改良体の一軸圧縮強さquの低下を防ぐ上で重要となる。より好ましくは、圧縮エアーの流量Qが2〜4Nm/分の範囲内に収めると改良体の一軸圧縮強さquをより高めに維持可能となる。
換言すると、エアー同伴噴出態様では、以上の現象から一般化すると、通常施工(例えば、流動物の流量を流動物を構成している固化材の添加量が70kg/m以上である。上限は経済性等の点から制約される)での仕様であれば、エアー量を所定の設定値の範囲内に収まるように調整すれば、固化材添加量や攪拌翼径に影響されず、造成される改良体として目標とする一軸圧縮強度を満足し易くなる。この構成は結果として、改良体の高品質化を図り、かつ固化材の過剰投入の虞をなくして操作性及び経済性共に優れている。
なお、以上の形態例は本発明を何ら制約するものではない。本発明は、各請求項で特定される構成要素を備えておればよく、細部は必要に応じて種々変更したり展開可能なものである。例えば、回転軸は、特許文献1の図9に示されるごとく各軸に攪拌翼を取り付けた2軸構成でもよい。攪拌翼は、複数段を設ける以外に一段構成でもよい。混合エジェクタは、攪拌翼ではなく回転軸に設けるようにすることも可能であり、更に特許文献1の図5及び図6に開示されているごとく回転軸内に設けられる混合エジェクタと連結されて攪拌翼側に設けられるノズルとで構成することも可能である。
1・・・・・・回転軸
2・・・・・・供給管路(配管ライン)
2A・・・・・流動物用供給管(配管ライン)
2B・・・・・圧縮エアー用供給管(配管ライン)
3A・・・・・撹拌翼
3B・・・・・撹拌翼
11・・・・・流動物供給手段
11A・・・・スラリー流量計
12・・・・・圧縮エアー供給手段
12C・・・・エアー流量・圧力計
13・・・・・混合エジェクタ
19A・・・・配管(配管ライン)
19B・・・・配管(配管ライン)
30・・・・・施工管理装置
31・・・・・演算部
33・・・・・ポンプ制御部
34・・・・・エアー制御部
35・・・・・表示手段
36・・・・・警報手段

Claims (6)

  1. 攪拌翼付きの回転軸と、流動物供給手段及び圧縮エアー供給手段と、前記回転軸又は撹拌翼に設けられて、前記流動物供給手段及び圧縮エアー供給手段に対応する配管ラインを介し接続される混合エジェクタと、改良仕様に基づいた前記回転軸の貫入引抜速度、流動物の流量、前記攪拌翼の回転数を制御する施工管理装置とを備え、前記回転軸の地中への貫入や引抜過程等で、前記混合エジェクタにより前記流動物供給手段から対応配管ラインを介し送られる流動物を、前記圧縮エアー供給手段から対応配管ラインを介し送られる圧縮エアーに同伴させて原位置土へ噴出し原位置土と混合する混合処理工法であって、
    前記流動物を原位置土と混合する操作では、前記圧縮エアー供給手段から圧送する圧縮エアーの流量を予め決められた設定値の範囲内に収まるよう調整管理することを特徴とする混合処理工法。
  2. 前記施工管理装置は、前記攪拌翼の深度及び前記回転軸の貫入引抜速度と共に、前記圧縮エアー供給手段から前記混合エジェクタへ圧送される圧縮エアーの流量をリアルタイムで表示する表示手段と、前記圧縮エアーの流量が予め決められた設定値の範囲外になったときに音又は/及び画面表示で警告を行う警報手段とを有していることを特徴とする請求項1に記載の混合処理工法。
  3. 前記流動物供給手段から送る流動物の流量を流動物を構成している固化材の添加量70kg/m 以上にすると共に、前記圧縮エアー供給手段から送る圧縮エアーの流量を設定値として1〜5Nm/分の範囲内に収まるよう調整管理することを特徴とする請求項1又は2に記載の混合処理工法。
  4. 前記表示手段に表示される前記圧縮エアーの流量が設定値である1〜5Nm/分の範囲外になったときに、前記表示手段に表示される圧縮エアーの流量を確認しながら、前記圧縮エアー供給手段側に設けられたエアー圧力調整バルブ又はエアー流量調整バルブを前記施工管理装置側に設けられた遠隔用調整部材により可変して設定値の範囲内に収まるよう調整することを特徴とする請求項2又は3に記載の混合処理工法。
  5. 前記施工管理装置は、前記表示手段に表示される前記圧縮エアーの流量が設定値である1〜5Nm/分の範囲外になったときに、前記圧縮エアー供給手段側に設けられたエアー圧力調整バルブ又はエアー流量調整バルブを制御信号により可変して設定値の範囲内に収まるよう自動調整することを特徴とする請求項2又は3に記載の混合処理工法。
  6. 請求項2から5の何れかに記載の混合処理工法に用いられる施工管理装置。
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