JP2017149191A - 車輌フレーム、及び車輌 - Google Patents

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Abstract

【課題】発熱体に対して冷却媒体として外気を導入するために、より好適な構造の車輌フレームを提供すること。
【解決手段】車輌のボディを当該ボディの底面側から支持する車輌フレーム1であって、空気取入口1bから空気排出口1cに通ずる中空部1aを有し、前記空気排出口1cは、前記空気取入口1bよりも車輌進行方向後方に設けられ、前記空気取入口1bから導入されて前記中空部を流通する空気が、前記空気排出口1cよりも車輌進行方向後方に設けられた発熱体4に向けて前記空気排出口1cから排出される。
【選択図】図1

Description

本発明は、車輌フレーム、及び車輌に関する。
蓄電池の電力で走行する電気自動車には、一般に、蓄電池や駆動モータを冷却する冷却媒体を循環させる冷却管や、冷却管を循環する冷却媒体から放熱させるラジエータが搭載されている。特に、駆動モータは、車輌の走行速度を上昇させた場合、大きな熱量を発生するため、かかる放熱対策は、電気自動車において必須の構成となっている。
一方、駆動モータを冷却するために冷却管やラジエータを搭載することが、電気自動車の高コスト化や重量の増加につながっている。又、小型車の場合は、冷却管やラジエータを搭載するためのスペースの問題も生じる。
このような背景にあって、車体底面を通過する外気(以下、「空気」とも言う)を冷却媒体として用いる方法が検討されている。例えば、特許文献1には、車体のボディの底面付近に、発熱体に通ずる空気流路用の空間を設けることによって、外気による冷却能力を高めることが記載されている。
特開2014−091448号公報
しかしながら、特許文献1の従来技術では、車輌のボディの底面付近に空気流路用の空間を設ける必要があるため、車体の構造そのものを制約することにつながってしまう。具体的には、当該空気流路用の空間を設けるために、車体が全体として高くなったり、車輌のボディの内部空間を狭めたりすることになる。このような問題は、小型車の場合に特に顕著となる。
そこで、本発明は、上記の問題点に鑑み、発熱体に対して冷却媒体として外気を導入するために、より好適な構造の車輌フレーム及び車輌を提供することを目的とする。
前述した課題を解決する主たる本発明は、車輌のボディを当該ボディの底面側から支持する車輌フレームであって、空気取入口から空気排出口に通ずる中空部を有し、前記空気排出口は、前記空気取入口よりも車輌進行方向後方に設けられ、前記空気取入口から導入されて前記中空部を流通する空気が、前記空気排出口よりも車輌進行方向後方に設けられた発熱体に向けて前記空気排出口から排出されることを特徴とする車輌フレームである。
本発明に係る車輌フレームによれば、車輌のボディに空気流路を設けることなく、発熱体に対して冷却媒体として外気を導入することができる。
第1の実施形態に係る車輌フレームの構成の一例を示す斜視図である。 第1の実施形態に係る車輌フレームの構成の一例を示す平面図である。 第2の実施形態に係る車輌フレームの構成の一例を示す平面図である。 第3の実施形態に係る車輌フレームの構成の一例を示す平面図である。
(第1の実施形態)
以下、図1、図2を参照して、第1の実施形態に係る車輌フレームの構成について説明する。本実施形態に係る車輌フレームは、マイクロEV(Electric Vehicle)、電動コミュータ等の小型の電気自動車用の車輌フレームである。
図1は、本実施形態に係る車輌フレームの構成の一例を示す斜視図である。又、図2は、本実施形態に係る車輌フレームの構成の一例を示す平面図である。
車輌フレーム1は、車輌のボディ(車体の外形をなす筐体)を当該ボディの底面側から支持する骨格部材である。車輌フレーム1は、平面視した外形が略矩形の枠形状を呈している。より詳細には、車輌フレーム1は、車体の前後方向に延在する3本の骨格部材と、車体の車幅方向に延在する3本の骨格部材とによって、平面視した外形が略矩形の枠体を形成している。そして、車輌フレーム1の当該枠体が、車体前方の車軸2と車体後方の車軸3の間に配設され、車体底面で車輌のボディを支持している。尚、車体の前後方向に延在する3本の骨格部材及び車体の車幅方向に延在する3本の骨格部材のうち、車輌フレーム1の略矩形の枠体の枠内に配設された骨格部材は、補強材として設けられている。
又、車輌フレーム1の当該枠体の前後(車体の前後方向)には、それぞれ、フロントサスペンション及びリアサスペンションに接続するための対になった2本の骨格部材が車体の前方側及び後方側に延在している(図示せず)。
更に、車輌フレーム1の上部には、当該車輌フレーム1の上面を覆うように床板が配設され、その上部にボディが配設される(図示せず)。
車輌フレーム1の下部には、当該車輌フレーム1の底面を覆うように底板が配設され、底面側の底板と上面側の床板の間に、駆動モータ4に電力を供給する蓄電池やインバータ装置が配設される。
車輌フレーム1の前方には、フロントサスペンション(図示せず)が配設され、当該フロントサスペンションを介して車体前方の車軸2と接続されている。尚、フロントサスペンションは、例えば、車軸懸架方式で車軸2と車輌フレーム1とを連結している。
車輌フレーム1の後方には、リアサスペンション(図示せず)が配設され、当該リアサスペンションを介して車体後方の車軸3と接続されている。尚、リアサスペンションは、例えば、車軸懸架方式で車軸3と車輌フレーム1とを連結している。
駆動モータ4は、減速ギアを介して車体後方の車軸3に接続されている。駆動モータ4は、例えば、蓄電池からインバータ装置(図示せず)を介して供給される三相交流電力によって駆動する三相誘導電動機である。尚、駆動モータ4は、上記したとおり、走行時に高温まで達する発熱体となっている。
本実施形態では、駆動モータ4を外気で冷却するための仕組みとして、次に説明する車輌フレーム1の骨格部材に設けた空気流路を用いる。
車輌フレーム1の骨格部材は、例えば、鉄で形成された角材であり、溶接等により一体に成形されている。そして、車輌フレーム1には、空気流路として、中空部1a、空気取入口1b、及び空気排出口1cが設けられている(図2を参照)。尚、図中の矢印は、空気の流れを表している。
中空部1aは、骨格部材の内部に形成された空気流路であり、車輌進行方向前方(車体前方)の空気取入口1bから、車輌進行方向後方(車体後方)の空気排出口1cに通ずるように設けられている。ここでは、中空部1aは、骨格部材を構成する角材のすべてを連通するように設けられている。又、中空部1aは、車輌進行方向前方の空気取入口1bと車輌進行方向後方の空気排出口1cにおいてのみ、外気と通ずる構成となっている。つまり、中空部1aを流通する空気は、すべて空気排出口1cに向かう構成となっている。
中空部1aの形状は、車体を支持するために必要な強度を考慮しながら、空気が中空部1aを流通する際の摩擦損失や曲がり損失が小さくなるように設計するのが望ましい。例えば、中空部1aにて空気の流通する方向が、直角方向に変化する箇所がなくなるように、骨格部材の角材が直交する位置においては、骨格部材の内部の中空部1aを湾曲形状とするのが望ましい。このように、空気が中空部1aを流通する際の摩擦損失や曲がり損失を小さくすることによって、駆動モータ4に向けて排出される空気の速度を速めることができ、駆動モータ4に対する空気の冷却能力を高めることが可能となる。
空気取入口1bは、車輌が前方に向かって走行している際に、車体前方から車体後方に向かって通過する外気を中空部1aに取り入れるための骨格部材に設けられる開口である。ここでは、空気取入口1bは、車体の前後方向に延びる3つの中空部1aの端部に設けられている。言い換えると、空気取入口1bは、車輌フレーム1(骨格部材)の車体前方側の側面における、骨格部材の車体前方と車体後方とを結合する部位の中空部1aから延長する位置に設けられている。このような位置に空気取入口1bを配設することによって、空気取入口1bから中空部1aに導入する空気の量を最大化するとともに、空気取入口1bから中空部1aに取り込む際の曲がり損失を小さくすることができる。尚、空気取入口1bには、走行中に、外気とともに泥が入り込まないように、泥よけのフィルタを設けるのが望ましい。
空気排出口1cは、車体後方側に設けられた駆動モータ4に向けて中空部1aを流通する空気を排出するため、骨格部材に設けられる開口である。ここでは、空気排出口1cは、中空部1aを流通する空気が駆動モータ4に向かうように、車輌フレーム1(骨格部材)の車体後方側の側面の、駆動モータ4と対向する位置に設けられている。尚、空気排出口1cと駆動モータ4の間は、空間となっており、空気排出口1cから流出する空気が駆動モータ4に直接当たる状態となっている。但し、空気取入口1b及び空気排出口1cが配設される位置は、空気排出口1cが空気取入口1bよりも車輌の進行方向後方側であれば、他の位置であってもよい。例えば、車輌のボディの形状によっては、空気取入口1bを車輌フレーム1(骨格部材)の中央付近(車体前後の車軸の中央付近)に設ける構成としてもよい。
車輌のボディは、かかる空気取入口1bや空気排出口1cを閉塞しないように配設される。ここでは、外気は、車輌のボディの下方の車輌フレーム1と車軸2の間の空間から空気取入口1bに入る構成となっている。この点、車輌のボディが車輌フレーム1の底面付近まで延在するように配設される場合は、車輌のボディの前方側の側面に空気取入口1bに通ずる空気孔を設け、当該空気孔を介して空気取入口1bに外気を取り入れる構成とするのが望ましい。
車輌フレーム1の上記の構成によって、車輌が前方に向かって走行している際には、車体前方から車体後方に通過する空気が、駆動モータ4に向かって流通するようになる。より詳細には、車輌が前方に向かって走行することによって、車体の前方を流れる空気は、空気取入口1bを介して中空部1aに取り入れられる。そして、中空部1aに取り入れられた空気は、車輌の前方への走行に伴って、空気排出口1cに向かって中空部1aを流れる。そして、中空部1aを流通する空気は、空気排出口1cから駆動モータ4に向かって排出され、駆動モータ4に当たって熱交換することによって、駆動モータ4を冷却することになる。そして、駆動モータ4を通過した空気は、車体後方の外空間に排出される。
このように、車輌が走行している際、駆動モータ4が配設された位置には、車体の外部から冷却媒体たる外気が絶えず導入されることになる。そして、駆動モータ4への外気の導入量は、車輌の走行速度の上昇に応じて増加することになる。
以上のように、本実施形態に係る車輌フレーム1によれば、車輌のボディに空気流路を設けることなく、車体の外部から駆動モータ4に対して冷却媒体たる外気を導入することができる。そして、車輌が走行している際には、駆動モータ4に対して当該外気を絶えず導入することができるため、外気のみを冷却媒体として用いた場合であっても、駆動モータ4に対する高い冷却能力を達成することが可能となる。
特に、本実施形態のように、略矩形の枠体の車輌フレームを用いる場合は、底板等によるスペースの制約を受け、車輌の底面を流れる外気を後方側に導入するためのダクト等の空気流路を別途設けるのが困難である。この点、本実施形態に係る車輌フレーム1は、骨格部材を中空にすることで外気を後方側に導入する構成となっているため、このような略矩形の枠体の車輌フレームを用いる場合に生じるスペースによる制約を受けることなく、空気流路を形成することができる。
(第2の実施形態)
次に、図3を参照して、第2の実施形態に係る車輌フレーム1について説明する。
図3は、本実施形態に係る車輌フレーム1の構成の一例を示す平面図である。本実施形態に係る車輌フレーム1は、空気排出口1cに案内部1dが設けられている点で、第1の実施形態と相違する。尚、第1の実施形態と共通する構成については、説明を省略する(以下、他の実施形態についても同様)。
案内部1dは、空気排出口1cの出口側に設けられ、空気排出口1cから流出する空気を駆動モータ4に向けて誘導する部材である。案内部1dは、例えば、空気排出口1cから駆動モータ4が配設された位置に向かって延在する案内羽根によって構成される。但し、案内部1dは、羽根状の部材に代えて、筒状等その他の形状の部材によって構成されてもよい。このように、案内部1dを設けることによって、空気排出口1cから排出する空気のうち、駆動モータ4に当たる空気の量をより増加させることができる。
以上のように、本実施形態に係る車輌フレーム1によれば、駆動モータ4に対する冷却能力をより高めることが可能となる。
(第3の実施形態)
次に、図4を参照して、第3の実施形態に係る車輌フレーム1について説明する。
図4は、本実施形態に係る車輌フレーム1の構成の一例を示す平面図である。本実施形態に係る車輌フレーム1は、中空部1aから外気を排出する部位として、車体後方の空気排出口1cに加えて、空気取入口1bから空気排出口1cに向かう途中に第2の空気排出口1eが設けられている点で、第1の実施形態と相違する。
第2の空気排出口1eは、車体の前後方向に延在する2本の骨格部材の対向する面に設けられている。言い換えると、第2の空気排出口1eは、骨格部材の車体前方と車体後方とを結合する部位の側面(車幅方向)における枠体の内側に設けられている。そして、第2の空気排出口1eは、中空部1aと連通し、中空部1aを流通する空気は、空気排出口1cと第2の空気排出口1eとに分岐して排出される。ここでは、第2の空気排出口1eから排出された空気は、枠体の内側に配設された発熱体たる蓄電池5に向かう構成となっている。尚、蓄電池5は、枠体の底面側に設けられる底板上に支持されている。
蓄電池5は、駆動モータ4に電力を供給するため、駆動モータ4に供給する電力量に応じて発熱する。この点、第2の空気排出口1eを設けることで、車体後方の駆動モータ4に加えて、蓄電池5も冷却することができる。尚、蓄電池5を冷却した空気は、例えば、蓄電池5を支持する底板に排気口を設けて排気するものとする。
以上のように、本実施形態に係る車輌フレーム1によれば、車輌フレーム1を構成する枠体の内側に設けられた他の発熱体(蓄電池等)へも外気を導入することが可能となる。
なお、蓄電池5やインバータ装置(図示せず)を冷却するために別途、ファン等の送風機が設けられる場合がある。その場合、空気取入口1bを送風機の排出側に設け、送風機によって生じた風(空気)が中空部1aを通過し、駆動モータ4近傍の空気排出口1cから排出される構成でも良い。これにより、車輌が停車しているときでも、蓄電池5やインバータ装置を冷却するために送風機によって生じた風(空気)を駆動モータ4に当てて冷却可能となる。
(その他の実施形態)
上記実施形態では、車輌フレーム1を適用する対象の一例として、電動コミュータ等の小型の電気自動車を示したが、HEV(Hybrid Electric Vehicle)、PEV(Plug-in Electric Vehicle)等の乗用車や、三輪駆動車、貨物車等、電池の電力で走行する任意の自動車に適用しうる。但し、小型車輌は、車体全体として縮小するため、スペースによる制約を受けやすい反面、車体全体が比較的軽量なため、車輌フレーム1を構成する骨格部材を中空にしても、強度設計上の問題が生じにくい。つまり、上記車輌フレーム1は、小型の電気自動車に、より好適である。
又、上記実施形態では、車輌フレーム1の一例として、骨格部材によって略矩形の枠体を形成するものとしたが、他の形状を呈するものであってもよい。その場合でも、骨格部材が中空部1a、空気取入口1b及び空気排出口1cを備えるものであれば、車体の外部から駆動モータ4に対して外気を導入することが可能である。
又、上記実施形態では、空気取入口1bを配設する位置の一例として、車体の前後方向に延びる3つの中空部1aの端部とする態様を示したが、これに代えて、車輌フレーム1の車体前方側の底面又は側面に設ける構成としてもよい。但し、空気取入口1bが取り入れる外気の量を最大化する観点からは、上記実施形態の構成がより好適である。
又、上記実施形態では、空気排出口1cを配設する位置の一例として、車輌フレーム1の車体後方側の側面における、駆動モータ4と対向する位置とする態様を示したが、駆動モータ4に向けて外気を排出する構成であれば、これに代えて、車輌フレーム1の車体後方側の上面に設ける構成としてもよい。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、請求の範囲を限定するものではない。請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。本明細書および添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
車輌のボディを当該ボディの底面側から支持する車輌フレーム1であって、車輌のボディを当該ボディの底面側から支持する車輌フレーム1であって、空気取入口1bから空気排出口1cに通ずる中空部1aを有し、前記空気排出口1cは、前記空気取入口1bよりも車輌進行方向後方に設けられ、前記空気取入口1bから導入されて前記中空部を流通する空気が、前記空気排出口1cよりも車輌進行方向後方に設けられた発熱体4に向けて前記空気排出口1cから排出されることを特徴とする車輌フレーム1を開示する。この車輌フレーム1によれば、車輌のボディに空気流路を設けることなく、駆動モータ4に対して冷却媒体として外気を導入することができる。そして、外気のみを冷却媒体として用いた場合であっても、駆動モータ4に対する高い冷却能力を達成することが可能となる。
ここで、車輌フレーム1は、平面視した外形が略矩形の枠形状を呈するものであってもよい。この車輌フレーム1によれば、略矩形の枠体を用いた場合に生じるスペースによる制約を受けることなく、駆動モータ4に対する高い冷却能力を達成することができる。
又、ここで、この車輌フレーム1は、前記空気排出口1cから排出する空気を前記車体後方に設けられた駆動モータ4に向けて誘導する案内部1dを更に備えるものであってもよい。この車輌フレーム1によれば、空気排出口1cから排出する空気のうち、駆動モータ4に当たる空気の量をより増加させることができるため、駆動モータ4に対する冷却能力をより高めることが可能となる。
又、ここで、前記空気取入口1bは、少なくとも、車体の前後方向に延びる前記中空部の端部に設けられるものであってもよい。この車輌フレーム1によれば、空気取入口1bから中空部1aに導入する空気を最大化するとともに、空気取入口1bから中空部1aに取り込む際の曲がり損失が小さくすることができるため、駆動モータ4に対する冷却能力をより高めることが可能となる。
又、ここで、本実施形態では、車輌フレーム1の全てが中空部1aを有する管状(中空部1aは、骨格部材を構成する角材のすべてを連通)である場合を例示したが、車輌フレーム1の一部のみが中空部1aを有する管状に構成されていてもよい。例えば、図2では、3つの空気取入口1bと中空部1aを例示したが、左右2つの空気取入口1bと中空部1aを有する構成とし、中央の車輌フレーム1はコの字状(断面において一面が開口された形状)で構成しても良い。この車輌フレーム1によれば、中空部1aとして使用しない車輌フレームの開口面から電子部品等を挿入することができ、中空部1aとして使用しない車輌フレームを電池部品等の搭載スペースとして利用することができる。
又、ここで、中空部1aは、例えば、コの字状の角材(断面において一面が開口された形状)と、当該角材の開口面を覆うように他の部品が設置されることにより、構成されても良い。
又、ここで、車輌フレーム1は角材ではなく、丸みを帯びた形状(丸管・パイプ状)でも良い。
本開示は、車輌のボディを車体底面で支持する車輌フレームに用いるに好適である。
1 車輌フレーム
1a 中空部
1b 空気取入口
1c 空気排出口
1d 案内部
1e 第2の空気排出口
2 車軸
3 車軸
4 駆動モータ
5 蓄電池

Claims (6)

  1. 車輌のボディを当該ボディの底面側から支持する車輌フレームであって、
    空気取入口から空気排出口に通ずる中空部を有し、
    前記空気排出口は、前記空気取入口よりも車輌進行方向後方に設けられ、
    前記空気取入口から導入されて前記中空部を流通する空気が、前記空気排出口よりも車輌進行方向後方に設けられた発熱体に向けて前記空気排出口から排出される
    ことを特徴とする車輌フレーム。
  2. 平面視した外形が略矩形の枠形状を呈する
    ことを特徴とする請求項1に記載の車輌フレーム。
  3. 前記空気排出口から排出される空気を前記発熱体に向けて誘導する案内部を更に備える
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の車輌フレーム。
  4. 前記空気取入口は、少なくとも、車体の前後方向に延びる前記中空部の端部に設けられる
    ことを特徴とする請求項1乃至3いずれか一項に記載の車輌フレーム。
  5. 前記発熱体は駆動モータである
    ことを特徴とする請求項1乃至4いずれか一項に記載の車輌フレーム。
  6. 請求項1乃至5いずれか一項に記載の車輌フレームを備えることを特徴とする車輌。
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