JP2017148800A - 液体サイクロンを使用する微小球の製造 - Google Patents

液体サイクロンを使用する微小球の製造 Download PDF

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Abstract

【課題】薬物含有微小球の製造において、望ましくない小粒子の除去した、徐放性医薬製品を製造するシステムの供給。
【解決手段】懸濁媒体に凝固した微小球の懸濁液が入っている容器と流体入口16、第1の流体出口18、及び第2の流体出口20を具備する液体サイクロン(HC−1)10であって、流体入口16が容器に流体連絡して懸濁液を受容し、第2の流体出口20が、容器中の懸濁液に比べて高い濃度の微小球を含む懸濁液の流れを排出し、第1の流体出口18が、容器中の懸濁液に比べて低い濃度の微小球を含む懸濁媒体の流れを排出する、液体サイクロン10と、第2の流体出口20と流体連結している入口を具備する溶媒除去容器(SRV)と、SRVの出口と流体連結している入口とSRVの入口と流体連結している出口を具備する湿潤篩または中空糸フィルタと、を備える、システム。
【選択図】図1

Description

関連出願の相互参照
本出願は、参照により本明細書に組み込まれる、2011年2月16日に出願された特許出願第13/028,764号の利益を主張する。
この分野は、徐放性医薬製品の製造である。
徐放性の注射可能な微粒子は、いくつかの利点により関心を集めている。この微粒子は、それほど頻繁に注射されないので、患者のコンプライアンスおよび利便性が高い。より高い効力は、血液中に持続的なかつ有効な薬物濃度が維持されるので、より低い用量で一般に実現された。必要に応じてこれらの製剤は、特定疾患を治療するためのより高い局所濃度を実現するように使用することができた。しかし、これら剤形の製造は、生成物を滅菌すべきであることから難題である。標準的な滅菌方法は、これらの生成物で機能せず、あるいは生成物の品質に悪影響を及ぼす。したがって生成物は、無菌条件下で製造すべきである。微粒子生成物の無菌製造は、難題である。微粒子は、いくつかの特許(第5,945,126号;第6,270,802号;第6,361,798号;第7,300,671号、および第6,939,033号)で報告されたような連続プロセスによって、製造できることが確かめられた。微小球を作製する場合、所望のレベルへの粒子の濃縮、望ましくない粒子の除去、さらに望ましくない溶媒および界面活性剤の洗浄による除去など、連続プロセスで粒子を生成することが好ましい。微粒子を連続フロープロセスで生成するには、様々なサイズ範囲の機器が利用可能である。例えばインライン動的ミキサは、Silverson machinesおよびRoss mixersなどの製造業者から様々なサイズで入手可能である。同様にインライン静的ミキサは、様々なサイズでRoss mixers、Sulzer、およびKomaxなどの会社から入手可能である。しかし、微小球をそのようなより速い速度で処理するのに、多くの機器の選択肢はない。処理では、溶媒および非包封薬物も含有する過剰な連続相など、望ましくない構成成分を除去する。全量濾過(例えば、Swecco製PharmSep、Millipore製Stir−Cellアセンブリ)、連続フロー遠心分離機(Alfa Lavel製遠心分離機)、および膜貫通濾過(例えば、GE Healthcare、Spectrum製中空糸フィルタ)などの機器は、微小球懸濁液を処理することができる。しかし全量濾過では大量に取り扱うことができず、膨大な表面積を必要としかつ可動部品を備えた扱い難い機器を使用する。また、フィルタおよび篩の目詰まりも、全量濾過中の一般的な問題であり、プロセス中の効率を犠牲にする。より大規模な操作では、目詰まりしたフィルタ/篩を交換する必要があり、この介入は、無菌操作に影響を及ぼす可能性がある。連続フロー遠心分離機には、粒子充填(凝集)の問題がある可能性があり、また無菌条件下で操作するのが難しい。膜貫通濾過には、再循環させるための膨大な表面積の要件および非常に高い流量の要件により、制限がある。フィルタ膜の目詰まりも、大規模な操作では問題である。さらに、より小さな粒子はマクロファージにより炎症を引き起こす可能性があるので、生成物から小粒子を除去することが、いくつかの状況では必要になる。Sartorius製スピンフィルタおよびSwecco製振動篩は、小粒子を除去するのに利用可能な選択肢である。しかし篩の目詰まりは、両方のデバイスで主要な問題であり;したがって広く使用されているわけではない。
液体サイクロンは、大容量を迅速に処理することが可能でありかつ無菌製造に適応させることができるので使用される。液体サイクロンは、無菌領域で最小限の空間を占有し、いかなる可動部品も持たず、微小球懸濁液をより速い速度で処理して、既存の機器の欠陥を排除することができる。さらに、液体サイクロンは、生成物の品質を損なう可能性のある粒子の望ましくない画分を除去できることがわかった。微小球という用語は、この開示全体を通して使用されるが、この用語は、粒子が厳密に球形でなくてもよくかつ活性剤をポリマー全体に分散させることができまたはポリマーで包封することができるので、微粒子およびマイクロカプセルという用語と同義であることが理解される。
微小球の製造は、広範な粒度分布を有する粒子を生成する。より小さい粒子は、初期バーストおよびより速い放出速度などの問題を課す可能性がある。小粒子は、より大きい粒子よりも高い薬物負荷を含有していない可能性がある。さらに、より小さい粒子は、マクロファージの攻撃により免疫応答を誘発させる可能性がある。したがって、ある適用例では、例えば10ミクロン未満、好ましくは5ミクロン未満の粒子を製剤が含まないことが重要である。一例として、滑液膜組織に注射することによって変形性関節症を治療する微粒子の適用では、生成物は、20ミクロン未満の粒子を含むベきではない。液体サイクロンは、これらの小粒子を除去することができる。
望ましくない粒度の除去が、篩い分けプロセスによっても除去できるとしても、篩い分けは無菌製造条件下では難しく、特に生成物から粒子の画分を除去することは難しい。液体サイクロンは、非常に速い速度で連続相を排除することによってかつより小さい粒子を排除することによって、より速い速度で、生成された微小球を処理するのに使用することができる。このデバイスは、より大きい粒子を排除するのに使用することもできる。液体サイクロンを膜貫通濾過(例えば、中空糸フィルタ)と組み合わせ、中空糸フィルタが効率的に動作できるようにすることができる。連続相のほとんどは液体サイクロンによって排除されるので、蠕動ポンプなどの単純でより小さいポンプを用いることにより、中空糸フィルタをより低い流量(再循環速度)で動作させることが容易である。さらに、細孔を遮断することによってフィルタ膜を目詰まりさせる可能性のある、より小さい粒子は、液体サイクロンによって排除することができる。液体サイクロンを使用して、これらのより小さい粒子の膨大な画分を除去することにより、フィルタ膜の動作寿命を延ばすことができ、したがって大きいバッチサイズを生成する能力を高めることができる。これは、中空糸フィルタの交換がプロセスの無菌状態を損なって、バッチ全体が不合格になる可能性があるので、無菌製造では有用である。
同様に、液体サイクロンの動作によって、微小球懸濁液からより小さい粒子の大量の画分を排除することにより、生成された微小球を、全量濾過を使用して難無く処理することができた(例えば、Swecco製の篩)。全量濾過に関する情報については:AAPS Pharm Sci Tech,2001,2(1);米国公開特許第20090104274号を参照されたい。懸濁液が実質的に小粒子を含まない場合、処理(濃縮、洗浄、最終製剤の実現)は、篩システムも使用して行うことができる。
微小球は、混合の影響下で分散相と連続相とを合わせることにより生成される。分散相と連続相との適切な比を選択することにより、産出物を、凝固した微小球の懸濁液またはエマルジョンとすることができる。エマルジョンの場合、追加の流体を添加して、溶媒抽出によりエマルジョンを凝固することができる。これは、連続的にまたはバッチプロセスとして行うことができる。連続微粒子製造プロセス中、懸濁液産出速度は、インライン混合システムに応じて1から50L/分とすることができる。懸濁液中の粒子濃度は、0.1g/Lから100g/Lとすることができる。連続相の排除および懸濁液中の微粒子の濃縮は、医薬調製中に必要なステップである。これは、いくつかの手順と、単独で使用する場合には説明したように制限のある全量濾過、遠心分離、および膜貫通濾過などの関連付けられた機器とによって、行うことができる。
微小球の好ましい性質および生成物の無菌性を維持しながら微小球処理速度を増大させるために、液体サイクロンが有用であることがわかった。液体サイクロンは、処理能力と微小球の品質とを著しく高めた。液体サイクロンは、全プロセス内のいくつかの異なる点で、容易に実施し使用することができる。液体サイクロンを使用することにより、小粒子を除去してまたは除去することなく過剰な連続相(CP)を除去することができ、より大きい粒子を除去することができ、さらに洗浄ステップ中に、CPおよび望ましくない構成成分、例えば残留溶媒および非包封薬物を除去することができる。
液体サイクロンは、処理効率のためにその濃度を改善するためだけではなく、より安全でより有効な製剤を提供するのを助けるために、徐放性製剤に対して重要な効果を発揮することができる。液体サイクロンは、生成物の好ましい粒度分布を選択するのを支援しうる。この選択により、潜在的に有害な(または望ましくない)画分を低減させることができる。特に、より小さい粒子を低減させまたは排除することができる。これらのより小さい粒子は、注射部位での、潜在的なマクロファージ攻撃源となる可能性がある。液体サイクロンは、その他のデバイスに比べ、非常に速い速度で微小球懸濁液を処理し、望ましくない構成成分を除去することが可能である。
高速処理では、複数の液体サイクロンを並列に使用することができる。良好な収率のために、複数の液体サイクロンを直列で使用することができる。液体サイクロンには、処理効率および収率を変化させる可能性のあるいくつかの変数がある。所与の液体サイクロンの場合、底部流およびオーバーフローが操作されるよう、種々の固定角アペックス識別子(ID)を選択することができる。
次に本開示の特定の態様の考察であるが、第1の実施形態は、容器と液体サイクロンとを含む、微小球を処理するためのシステムに関する。容器は、ポリマーおよび活性剤を含む凝固した微小球の懸濁液を収容する。液体サイクロンは、流体入口と、第1の流体出口と、第2の流体出口とを有する。流体入口は、容器に流体連絡しており、懸濁液を受容する。第2の流体出口は、濃縮された微小球を有する懸濁液の流れを含有する。第1の流体出口は、第2の流体出口からの流れと比べて相対的に大量の液体の流れを含有する。
第1の実施形態の特定の特徴を参照すると、システムは、加圧下で容器から流体入口に懸濁液をポンプ送出するために、容器と液体サイクロンとの間に配置されたポンプを含むことができる。システムは、エマルジョンが形成されるように、ポリマー、溶媒、および活性剤を合わせるミキサを含むことができる。ミキサは容器に流体連絡し、エマルジョンが容器内で凝固して、容器内に懸濁液を形成する。あるいはシステムは、懸濁液が形成されるように、ポリマー、溶媒、および活性剤を合わせる別のミキサを含むことができる。ミキサは容器に流体連絡している。本開示の第2の実施形態は、ポリマーおよび活性剤を含有してなる微小球を濃縮するためのシステムを特徴とする。システムは、ミキサと液体サイクロンとを含む。微小球懸濁液は、分散相と連続相とをミキサ内で混合することにより生成することができる。分散相は、溶媒、ポリマー、および活性剤を含む。ミキサは、微小球の懸濁液が作製されるように分散相および連続相を混合する、混合要素を含む。液体サイクロンは、流体入口と、第1の流体出口と、第2の流体出口とを有する。流体入口はミキサに流体連絡しており、懸濁液を受容する。第2の流体出口は、濃縮された微小球を有する懸濁液の流れを含有し、第1の流体出口は、第2の流体出口からの流れに比べて相対的に大量の液体の流れを含有する。ミキサにより生成された微小球は液体サイクロンによって直接処理できるが、制御の目的で、中間容器がミキサからの懸濁液を受容し、そこから送出ポンプによって懸濁液を液体サイクロンに送出するという2ステップで行うことができる。
次に、第2の実施形態のより具体的な態様について取り組む。システムは:懸濁液を収容し撹拌するための容器と;ミキサから容器に至る第1の管材と;水または懸濁媒体の供給源と;供給源から容器に至る第2の管材と;水または懸濁媒体を、供給源から第2の管材に沿って容器内に移動させるためのポンプと;容器から流体入口に至る第3の管材と;容器から流体入口に懸濁液をポンプ送出するためのポンプとを含む。
第1の流体出口からの流れは、第2の流体出口からの流れに比べ、液体として、相対的に大量の連続相、水、または懸濁媒体を含有することができる。
第1の流体出口からの流れは、第2の流体出口からの流れに比べ、相対的に大量の微細な微小球を含有することができる。
システムは、流体入口、第1の流体出口、および第2の流体出口を有する第2の液体サイクロン(HC−2)を含むこともできる。HC−2の第2の流体出口は、濃縮された微小球を有する懸濁液の流れを含有し、HC−2の第1の流体出口は、HC−2の第2の流体出口からの流れに比べて相対的に大量の液体の流れを含有する。液体サイクロン(HC−1)の第1の流体出口は第2の液体サイクロン(HC−2)の流体入口に流体連絡しており、HC−1の第2の流体出口およびHC−2の第2の流体出口からの濃縮懸濁液が合わせられる。
第2の液体サイクロン(HC−2)の第1の流体出口からの流れは、HC−2の第2の流体出口からの流れに比べ、相対的に大量の連続相、水、または懸濁媒体を含有することができる。
システムは、第2の液体サイクロンを、液体サイクロンと直列にまたは並列に含むことができる。
システムはさらに、残留溶媒がより少なくかつCP中の界面活性剤および非包封薬物などの望ましくない構成成分を含まない、洗浄された微小球を実現するために、HC−1の第2の流体出口およびHC−2の第2の流体出口からの、合わせられた濃縮懸濁液を受容する、溶媒除去容器(SRV)を含むことができる。
システムは:中空糸フィルタ(HFF)入口、第1のHFF出口、および第2のHFF出口を含むHFFと;溶媒除去容器(SRV)とHFF入口との間の第4の管材と;溶媒除去懸濁液をSRVから第4の管材に沿ってHFF入口に移動させるためのポンプと、第2のHFF出口からSRVに延びる第5の管材とを含むことができる。透過液は第1のHFF出口から除去され、濾過された懸濁液は、第2のHFF出口から第5の管材に沿ってSRVに移送される。
システムは、水または懸濁媒体の第2の供給源と、第2の供給源から溶媒除去容器(SRV)に至る第6の管材と、水または懸濁媒体を第2の供給源から第6の管材に沿ってSRV内にポンプ送出するためのポンプとを含むことができる。
システムは、1つまたは複数の液体サイクロンの第2の流体出口から移送される微小球懸濁液を受容する、中空糸フィルタを含むことができる。
システムは:懸濁液入口、液体出口、および微小球出口を有する湿潤篩と;水または懸濁媒体の供給源と;供給源から篩に至る管材と;水または懸濁媒体を供給源から管材に沿って篩内に移動させるためのポンプとを含むことができる。篩の懸濁液入口は、1つまたは複数の液体サイクロンの第2の流体出口から、濃縮懸濁液を受容する。
本開示の第3の実施形態は、微小球を処理するための方法を特徴とする。ポリマーおよび活性剤を含む、凝固した微小球の懸濁液を、容器内で循環させる。懸濁液を容器から液体サイクロンの流体入口に移動させるが、この液体サイクロンは第1の流体出口および第2の流体出口をさらに含んでいる。濃縮した微小球を有する懸濁液の流れを第2の流体出口から除去する。第2の流体出口からの流れに比べて相対的に大量の液体の流れを、第1の流体出口から除去する。
第3の実施形態の特定の態様を参照すると、容器と液体サイクロンとの間にポンプが配置される。ポンプは、懸濁液を加圧下で容器から流体入口にポンプ送出するのに使用する。ミキサは、容器に流体連絡することができる。ポリマー、溶媒、および活性剤をミキサ内で合わせて、エマルジョンを形成することができる。エマルジョンを容器内で凝固させて、容器内で懸濁液を形成することができる。あるいは、別のミキサを容器に流体連絡することができる。ポリマー、溶媒、および活性剤をミキサ内で合わせて懸濁液を形成し、この懸濁液を、ミキサから容器に向けることができる。エマルジョンまたは懸濁液は、ポリマー、溶媒、および活性剤を含む分散相と連続相とを混合することによって、形成することができる。連続相は、水性であっても水性でなくてもよい。
本開示の第4の実施形態は、ポリマーおよび活性剤を含有してなる微小球を濃縮するための方法であって:分散相および連続相をミキサに送り込むステップであって、分散相が、溶媒、ポリマー、および活性剤を含むステップと;分散相および連続相をミキサ内で混合して、微小球の懸濁液を作製するステップと;懸濁液を、ミキサから液体サイクロンの流体入口に移動させるステップであって、液体サイクロンが、第1の流体出口および第2の流体出口をさらに含むステップと;第2の流体出口から、濃縮した微小球を有する懸濁液の流れを除去するステップと;第1の流体出口から、第2の流体出口からの流れに比べて相対的に大量の液体の流れを除去するステップとを含む方法を特徴とする。
次に、第4の実施形態の特定の態様について記述する。方法は:懸濁液をミキサから容器に移動させて、この懸濁液を容器内で撹拌するステップと;水または懸濁媒体を容器に添加するステップと;懸濁液を容器から流体入口に移動させるステップとを含むことができる。
方法は、第1の流体出口からの流れから、相対的に大量の連続相、水、または懸濁媒体を除去するステップを含むことができる。
方法は、第1の流体出口からの流れから、第2の流体出口からの流れに比べて相対的に大量の微細な微小球を除去するステップを含むことができる。
方法は、流体入口、第1の流体出口、および第2の流体出口を有する第2の液体サイクロン(HC−2)を設けるステップを含むことができ:懸濁液を、液体サイクロン(HC−1)の第1の流体出口からHC−2の流体入口に移動させるステップと;HC−2の第2の流体出口から、濃縮された微小球を有する懸濁液の流れを除去するステップと;HC−2の第1の流体出口から、HC−2の第2の流体出口からの流れに比べて相対的に大量の液体の流れを除去するステップと;HC−1の第2の流体出口およびHC−2の第2の流体出口からの、濃縮懸濁液を合わせて、合わせられた懸濁液を形成するステップとを含む。
方法は、HC−2の第1の流体出口からの流れから、HC−2の第2の流体出口からの流れに比べて相対的に大量の微細な微小球を除去するステップを含むことができる。
方法は、微小球懸濁液を、液体サイクロンから、液体サイクロンと直列状態にある、または並列状態にある第2の液体サイクロンに通すステップ含むことができる。
方法は、微小球懸濁液の流れを、液体サイクロンの第2の流体出口から中空糸フィルタに通すステップを含むことができる。
方法は、溶媒除去容器(SRV)を設けるステップと;合わせた懸濁液をSRV内に移動させるステップと;溶媒を、SRV内の合わせた懸濁液から除去して、溶媒除去懸濁液を形成するステップとを含むことができる。
方法は、水または懸濁媒体を溶液除去容器(SRV)内に添加するステップを含むことができる。
方法は:中空糸フィルタ(HFF)を設けて、SRV内の合わせた懸濁液から溶媒を除去するステップであって、HFFが、HFF入口、第1のHFF出口、および第2のHFF出口を含むステップと;溶媒除去懸濁液を、溶媒除去容器(SRV)からHFF入口に移動させるステップと;水または懸濁媒体を第1のHFF出口から除去して、濾過された懸濁液を形成するステップと、濾過された懸濁液を、第2のHFF出口からSRVに移動させるステップとを含むことができる。
方法は:懸濁液入口、液体出口、および微小球出口を含む湿潤篩を設けるステップと;水または懸濁媒体を篩に添加するステップとを含むことができる。篩の懸濁液入口は、濃縮懸濁液を受容する。微小球は、篩の微小球出口から除去され、液体は、液体出口から除去される。
本発明の多くの追加の特徴、利点、およびより完全な理解は、添付図面および以下に続く詳細な説明からわかるであろう。上記発明の概要は、広範な意味での記述を提供するが、以下に続く発明を実施するための形態は、より狭い範囲の記述を提供し、特許請求の範囲で定義される広範な発明の必要な限定として解釈すべきではない実施形態を提示する点が理解されるべきである。
図1Aは、液体サイクロンの斜視図であり;図1Bは、液体サイクロンの側面図であり;図1Cは、図1Bの液体サイクロンの縦断面図であり;図1Dは、図1Bの1D−1Dに沿って見た、液体サイクロンの上面図である。 連続相(CP)を除去し、微小球を洗浄し、懸濁媒体中で配合して最終的な剤形を調製するために、液体サイクロンを用いた、徐放性微小球の改善された医薬生成プロセスに関するフローダイヤグラムである。 CPを除去し、微小球を洗浄し、懸濁媒体中で配合して最終的な剤形を調製するために、中空糸フィルタと共に使用中の液体サイクロンによる、徐放性微小球の改善された医薬生成プロセスの、プロセスフローダイヤグラムである。 CPを除去し、微小球を洗浄し、乾燥して徐放性微小球を得るために、全量濾過と共に使用中の液体サイクロンを用いた、改善された医薬生成プロセスのフローダイヤグラムである。乾燥は、典型的には空気または窒素流を吹き込むことによって実施される。 図5Aは、液体サイクロン1(HC−1)のアンダーフロー画分に関する粒度分布曲線であり、これを、図5Bにおいて、液体サイクロンを使用してドキシサイクリン微小球を処理する間の液体サイクロン3(HC−3)のオーバーフロー画分に関する粒度分布曲線と比較する。 10mg薬物/Kgラットの用量の、中空糸フィルタ(HFF)のみにより処理されたドキシサイクリン微小球を注射する間の、ラット血液中のドキシサイクリンのレベルを示す図である。 生理学的条件下(PBS、37℃)で行われた、液体サイクロンおよび中空糸フィルタ(HC−HFF)対中空糸フィルタ(HFF)のみにより処理されたドキシサイクリン微小球の、in−vitro放出の比較を示す図である。
図1を参照すると、液体サイクロン10は、固定入口16を含む上部14と、固定オーバーフロー出口18と、固定アンダーフロー出口20とを有する、本体12を含む。液体サイクロンは、液体サイクロンの内部22が中空になるように、管状である。液体サイクロンは、液体サイクロンの内壁24によって取り囲まれたセンター空間23を有する。液体サイクロンは、液体サイクロンの中間部分全体を通して外壁が同じ直径にある、真っ直ぐなセクション26を有するシリンダの形をとる。上部は、内部からオーバーフロー出口18に延びる真っ直ぐなセクション部分または渦ファインダ28を含む。液体サイクロンの内部は、液体サイクロンの中間部分32の真っ直ぐなセクションから、液体サイクロンの底部34付近の縮小した直径まで傾斜する、角度付きボア30も含む。角度付きボアの内面は、アンダーフロー出口の液体サイクロンの外側に至る。渦36は、加圧下で(即ち、10psiなどの正圧下であり、動作のための実際の圧力は最適化される。)、入口16を介して、外側からの材料の流れを受容する。角度付きボア30に対する材料の放出により、材料の流れが液体サイクロンの上部14と底部34との2つの異なる経路に分離する。より重いまたはより大きい粒子は、内部の主要な渦36に沿って下向きにかつ外向きに移送され、アンダーフロー出口20を経て外に出る。少量のより軽いまたはより微細な粒子は、主要な渦の中心38に沿って上向きに移送され、オーバーフロー出口18を経てその上部付近の液体サイクロンの内部から出て行く。液体サイクロン中の大部分の流体は、オーバーフロー出口を経て外に出る。この流体は、水、連続相、もしくは希釈剤、またはこれらの組合せを含んでいてもよい。
図2は、液体サイクロンを使用して微小球懸濁液を処理するための改善された方法の、プロセスフローダイヤグラムを示す。微小球懸濁液は、溶媒および非包封薬物と共に連続相(CP)を除去し、微小球を水で洗浄し、さらに洗浄された微小球を適切な製剤溶液で懸濁させることによって、処理される。フローチャートでは、50は連続相(CP)供給源であり、52は分散相(DP)供給源である。ミキサ54は、DPおよびCPから微小球懸濁液56を生成する。管材58、60によって、CPおよびDPは、CPおよびDPの供給源からミキサに流入することが可能になる。ミキサへの管材進入場所、および本開示のシステムのその他のデバイスに対する場所は、単に概略的なものであり、実用上は異ならせることができることを理解すべきである。ミキサからの微小球懸濁液56は、溶媒除去容器62(SRV)に進入する。管材64によって、微小球懸濁液56は、ミキサ54から溶媒除去容器62に移送される。CPおよびDPの送出では、適切な送出ポンプまたはデバイス(図示せず。)が使用される。
容器内の懸濁液は、ポンプ68によって液体サイクロン69に送出される。ポンプ68は、溶媒除去容器62から液体サイクロン69の入口16への管材70に沿って位置付けられる。懸濁液からのCP除去およびシステムからの小粒子の除去の程度にも応じて、複数の液体サイクロンを使用してもよい。フローチャートは、直列状態にある2つの液体サイクロンの使用について記述する。アンダーフロー出口20からのアンダーフロー72は、微小球の濃縮懸濁液であり、オーバーフロー出口18からのオーバーフロー74は主に、少量のより小さい微小球を有する連続相CPである。管材76は、第1の液体サイクロン69のオーバーフロー出口18から第2の液体サイクロン78の入口16まで延びる。オーバーフロー74は、管材76に沿って、第2の液体サイクロン78(「HC−II」)の入口ポート16内にさらに送出される。この送出で、追加のポンプは必ずしも必要ではない。必要なら、プロセス制御およびモニタリングの目的で、流れをモニタするために、入口ポートに圧力ゲージを導入してもよい。第2の液体サイクロン78(HC−II)からは、濃縮懸濁液がアンダーフロー80としてアンダーフロー出口20から流れることになり、オーバーフロー82は、廃棄流としてオーバーフロー出口18を経て外に出ることになる。追加の液体サイクロンは、加工助剤用に、直列にまたは並列に使用することができる。
管材84は、液体サイクロン69および78のアンダーフロー出口20から、溶媒除去容器62内に延びる。アンダーフロー72および80は、合わせられた濃縮懸濁液であり、管材84に沿って移送されて、元の溶媒除去容器62(SRV)に到達する。ポンプ85は、管材86に沿って、洗浄水リザーバ87から溶媒除去容器62に延びる。洗浄水リザーバ87からの洗浄水は、ポンプ85を使用して、管材86に沿ってSRV 62内にポンプ送出することができる。いくつかのプロセスでは、微小球形成ステップ中に、水も、微小球懸濁液と同時に添加する。Silversonミキサからの入口は、HCで処理された微小球の濃度を増大させかつ連続相を減少させることができるように、閉じることができる。この操作は、液体サイクロンが過剰なCPおよびより小さい微小球を除去するために使用される状況が目的であり、この微小球は水で洗浄され、次いで希釈剤の交換が行われる。最後に、タンク62内の希釈剤に微小球を懸濁させた懸濁液は、バイアルに充填して凍結乾燥できる状態にあり、またはバルク状凍結乾燥ができる状態にあり、出口63を介して外に出ることができる。
体積がSRV 62内で増大しないように、限定空間で全操作を行うための、ある流量要件がある。一般に、管材64に沿った微小球懸濁液と、管材86に沿った洗浄水とを合わせた流量は、オーバーフロー82の流量に類似すべきである。上述の流量が望ましいが、SRV 62の容量が十分大きくかつ増加する体積に対応可能な場合には、必ずしもそうである必要はない。微小球洗浄ステップ中、64内にはいかなる流れも無い。この点で、86内の流量は82に等しくあるべきである。
水で微小球を洗浄した後、適切な希釈剤(懸濁媒体)を、水の代わりに導入することができる。88は希釈剤リザーバであり、90は希釈剤投入ポンプである。希釈剤ポンプ90は、管材92に沿って、希釈剤リザーバ88から溶媒除去容器62まで延びる。希釈剤は、ポンプ90を使用して、希釈剤リザーバ88から管材92に沿ってSRV 62までポンプ送出される。この操作を行うことによって、微小球を適切な懸濁媒体に懸濁させることになる。この場合も、92内の流量は、一定の体積がSRV内で維持されるように82に一致させるべきである。微小球の濃度は、管材64に沿った流れを経てSRVに投入することなく液体サイクロンの動作を継続させることによって増加させることができ、または、管材92に沿った流れに希釈剤を添加しながら、液体サイクロン処理を行わない(即ち、ポンプ68を使用してポンプ送出しない)ことにより、減少させることができる。このプロセスは、適切な薬物効力を有する最終的な製剤を実現させることになる。懸濁液を、さらにバイアルに充填し、凍結乾燥することができる。懸濁液は、バルク粉末として生成物が実現されるように、直接凍結乾燥することもできる。充填は、産業界により採用された標準的な手順によって、無菌状態で実施される。充填機は自動化され;バイアルは、HEPA濾過空気の層流に対して開放されることになり、手順は、媒体充填により適切なものになる。
本開示の希釈剤構成成分は、粘度増強剤、リオ保護剤としての小分子溶質、および界面活性剤を含んでいてもよい。粘度増強剤は、粒子が懸濁するのを助け、かつ混合されない場合には粒子の沈降を遅くする、水溶性ポリマーである。
適切な粘度増強ポリマーは、カルボキシメチルセルロース(CMC)、ヒドロキシプロピルセルロース(HPC)、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)、ナトリウムカルボキシメチルセルロース(SCMC)、エチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、セルロースアセテートフタレート、ヒドロキシメチルセルロースアセテートスクシネート、マレイン酸無水物コポリマー、ヒアルロン酸、ゼラチン、高分子量ポリエチレングリコール、およびこれらの組合せである。一実施形態では、カルボキシメチルセルロース(CMC)を、希釈製剤の一部として、粘度ブースタとして使用してもよい。
リオ保護剤は、小分子溶質であり、例えばマンニトール、ソルビトール、スクロース、ラクトース、ガラクトース、マルトース、トレハロース、デキストロース、フルクトース、その他の糖誘導体、シクロデキストリン、およびこれらの混合物である。デンプン、デキストラン、寒天、キサンタン、およびこれらの混合物などの多糖を使用してもよい。ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン(PVP)、ポリエチレングリコール(PEG)、ポリグルタミン酸、およびこれらの混合物などの安定化剤を使用してもよい。凍結保護剤は、溶液の張性を調整するのに使用してもよい。第1の実施形態では、マンニトールをリオ保護剤として使用する。リオ保護剤は、注射可能になるように懸濁液の等張性を保護するのに役立つこともある。
界面活性剤は、生体適合性界面活性剤の群から選択された湿潤剤である。Polysorbate 80は、一実施形態で使用することができる。その他の適切な界面活性剤には、コール酸ナトリウム、タウロコール酸ナトリウム、タウロデオキシコール酸ナトリウム、レシチン、リン脂質、ポロキサマー、ソルビタンエステル、脂肪酸とポリオキシアルキレングリコールとのエステル、グリセロール−ポリアルキレンステアレート、ポリアルキレングリコールのホモ−およびコポリマー、Pluronic F68、Tween 20、Tween 40、Tween 80、Span 20、Span 40、Span 60、Span 80、HCO−50、HCO−60乳化剤であって例えばゼラチンなど、低分子量アルコールであって例えばプロピレングリコールなど、および低分子量脂肪酸が含まれる。
希釈剤は、製剤で使用するために滅菌濾過することができる。組成物は懸濁液として処理され、凝集体を実質的に含まない。懸濁した微小球は、容易に凍結乾燥され、添加される薬剤に適合性がある。組成物は、低い含水量を有し、長時間にわたる保存に対してより大きな安定性をもたらすこともわかっている。
図3は、微小球懸濁液が中間容器(IMV)に受容され、連続相(CP)を除去することによって微小球を濃縮するために液体サイクロンによって処理され、その後、懸濁液は、溶媒除去容器(SRV)内に中空糸フィルタ(HFF)によって処理される、プロセスフローダイヤグラムを示す。図3では、100が連続相(CP)の供給源であり、102が分散相(DP)の供給源である。ミキサ104は、DPおよびCPを混合することによって、微小球懸濁液106を生成する。適切なミキサは、参照により本明細書に組み込まれる米国特許第5,945,126号に開示されている。管材108は、連続相の供給源100からミキサ104内まで延び、管材110は、分散相の供給源102からミキサ内まで延びる。管材112は、ミキサから中間容器(IMV)114に延びる。ミキサからの微小球懸濁液は、管材112に沿って移送され、中間容器(IMV)114に進入する。Silversonミキサから出て来た懸濁液は、ミキサから出て来た懸濁液が十分な正圧を有する場合に限り、液体サイクロンに直接通すことが可能と考えられる。代わりに、中間容器で受容し、ポンプ116を使用して圧力を制御することが、より容易である。これは、良好な柔軟性をもたらすことになる。CPおよびDPの送出では、適切な送出ポンプまたはデバイスを使用してもよい(図示せず。)。
中間容器(IMV)内の微小球懸濁液は、ポンプ116によって第1の液体サイクロン(HC−1)120の入口に送出される。ポンプ116は、中間容器から第1の液体サイクロン120の入口16まで延びる管材118に沿って位置付けられる。懸濁液からのCP除去およびシステムからの小粒子の除去の程度に応じて、複数の液体サイクロンを使用することができる。フローチャートは、2つの直列に並んだ液体サイクロンの使用について記述する。しかしプロセスは、2つの液体サイクロンに限定されない。第1の液体サイクロン120のアンダーフロー出口20からのアンダーフロー122は、微小球の濃縮懸濁液であり、第1の液体サイクロンのオーバーフロー出口18からのオーバーフロー124は、主に、少量のより小さい微小球を有する相対的に大量のCPである。管材126は、第1の液体サイクロン120のオーバーフロー出口18から、第2の液体サイクロン128の入口16まで延びる。オーバーフロー124は、管材126に沿って、第2の液体サイクロン128(HC−2)の入口16内にさらに送出される。この送出では、追加のポンプを必ずしも必要としない。必要なら、プロセス制御およびモニタリングの目的で、流れがモニタされるように、圧力ゲージを入口に導入することができる。第2の液体サイクロン(HC−2)128から、濃縮懸濁液を、アンダーフロー出口20からのアンダーフロー130として流すことになり、オーバーフロー132は、廃棄流としてオーバーフロー出口18から出る。
管材134は、第1および第2の液体サイクロン120、128のアンダーフロー出口20から、溶媒除去容器(SRV)136に延びる。液体サイクロンHC−1 120およびHC−2 128からのアンダーフロー122、130(濃縮懸濁液)を合わせ、管材134に沿ってSRV 136に移送する。SRVから、ポンプ138を使用して、中空糸フィルタ(HFF)140内で懸濁液を再循環させる。中空糸フィルタは、入口ポート144、透過液除去ポート146、および出口ポート148を有する本体142を含む。ポンプ138は、溶媒除去容器SRVから中空糸フィルタHFFの入口144に延びる管材150に沿って配置される。懸濁液はHFFループ内を再循環するが、透過液は、ポート146を経て除去される。ポンプ152は、透過液を除去するのに使用することができる。透過液の除去速度は、SRVの容積レベルを維持するために、液体サイクロンからのアンダーフローに一致させることができる。SRV容積が十分である場合には、流れに一致させることは必ずしも必要ではない。管材153は、中空糸フィルタの出口148からSRV 136に延びる。除去された透過液(例えば、連続相、水、または希釈剤)を有する微小球懸濁液は、中空糸フィルタから管材153に沿ってSRVに移送される。
管材156は、洗浄水供給源154から中間容器114に延び、管材158は、洗浄水供給源154から溶媒除去容器136に延びる。ポンプ159は管材156、158に沿って延びる。微小球形成ステップが終了した後、SRV 136内の微小球を、水供給源154から管材158に沿ってSRV内に移送される水で洗浄する。水は、微小球形成中に即座になされる水の希釈をプロセスが必要とする場合も、IMV 114内の微小球懸濁液に添加することができる。水は、水供給源154から管材156に沿って中間容器114に移送するされることになる。ポンプ162は、希釈剤貯蔵容器160から溶媒除去容器136に延びる管材164に沿って位置付けられる。微小球は、SRV 136から出口137を介してバルクとして回収し、乾燥することができ、または微小球は、希釈剤貯蔵容器160から管材164に沿ってポンプ送出された適切な配合剤(希釈剤)に懸濁させることができる。希釈剤への微小球の懸濁は、SRVそのものの中で行ってもよく、または別のHFFを使用する別の容器の中で行ってもよい。SRVから出口137を介して除去された水または希釈剤に懸濁させた微小球懸濁液を、バイアルに充填し、標準的な技法により凍結乾燥することができる。
図4は、微小球を処理するのに中空糸フィルタ(HFF)の代わりに湿潤篩装置180を使用し、かつSRVを含まないこと以外、図3に類似したプロセスである。本開示のいくつかの図全体を通して、同様の部品には同様の符号を付す。第1および第2の液体サイクロン120、128のアンダーフロー出口20からの管材134は、湿潤篩180に至る。第1および第2の液体サイクロン120、128からのアンダーフロー流122、130を合わせ、管材134に沿って湿潤篩に移送する。供給源154からの洗浄水は、ポンプ159により篩ユニットにポンプ送出することができ、水は、ポート182を経て排水されることになる。微小球は、184を通してスラリーとして分散させることができる。また、篩ユニット内の微小球は、適切な温度で乾燥空気または不活性ガスを流すことにより、篩そのものの中で乾燥することができ、乾燥した微小球は、ポート184を通してバルク粉末として収集することができる。SWECO篩ユニットは、乾燥粒子(またはスラリー)を効率的に排出させるパラメータ(独自の振動パターン)の下で動作する。
徐放性微小球を形成するための液体サイクロンの評価
液体サイクロンの動作の効率は、アンダーフローを経た微小球の濃度係数および収率によって決定することができる。濃度係数は、供給材懸濁液に対するアンダーフロー内の粒子濃度の比である。より高い濃度係数は、連続相からの粒子の効果的な分離を意味する。懸濁液の、より高い入口流は、液体サイクロン内に、より高い入口圧力をもたらすことになる。より高い入口圧力は、より高い濃度係数を提供する。微小球の製造では、粒子のより高い濃度係数が適切である。アンダーフローとオーバーフローとの流量比は、効率的な分離と共に考慮すべき因子である。アンダーフローが低い場合、相対的に大量の水を、オーバーフローを通してシステムから素早く除去できるので、プロセスに有益である。しかし、オーバーフロー内の粒子の画分を失う可能性がある。適切な液体サイクロンのタイプと、その製造されたアペックスおよび入口流は、システムからの水の効率的な除去と共に、粒子の良好な収率のために選択されるべきである。アンダーフローを経た微小球の収率も、特に費用のかかる医薬製剤の処理の間は考慮すべきである。収率は、入口を経た量に対する、アンダーフロー出口を経て得られた微小球の量の比である。微小球の量は、微小球の濃度と懸濁液の流量との組合せである。必要なら、多数の直列の液体サイクロンを使用して、収率を改善しかつ所望の収率を実現することができる。
より小さい粒子の除去は、オーバーフローを経て引き起こされる。除去される小粒子の粒度範囲は、液体サイクロンのタイプと、その製造されたアペックスおよび流量に基づく。
実施例1
液体サイクロンを使用した微小球懸濁液の処理:入口流量、アペックスID,および粒子濃度が濃度係数および粒度に及ぼす影響
微小球懸濁液を、米国特許第5,945,126号の通りに、インラインSilversonミキサを使用した水中油プロセスによって、ジクロロメタンに溶かしたポリラクチド−co−グリコリド溶液から調製した。ポリビニルアルコール溶液(0.35%)を連続相として使用した。Silverson混合速度は7000rpmであった。微粒子を洗浄して残留溶媒を除去し、粒子を最後に水に懸濁した。懸濁液中の微小球の濃度は49mg/gであった。引き続き、表1に示されるようなより低い濃度を有する懸濁液も、それを水でさらに希釈することにより調製した。懸濁液を、研究中に20L Applikon容器(中間容器、IMV)内で維持し、均質性が維持されるように撹拌し続けた。IMVからの懸濁液サンプルを、液体サイクロン処理の前に、濃度および粒度の分析のために採取した。
懸濁液を、蠕動ポンプを使用して、表1に示される流量で液体サイクロンの入口ポート内にポンプ送出した。Krebs Engineersから受け取ったApex 118を有する液体サイクロンタイプGMAX1U−3125を使用した。20L Applikon(IMV)からの懸濁液を、液体サイクロン入口にポンプ送出し、サンプルを2つの出口;アンダーフロー保持流を生成した底部出口、およびオーバーフローである上部出口から得た。これらの実験では、アンダーフローはオーバーフローの約20%であり、しかしこれは条件に基づいて僅かに変化した。
表1は、結果を示す。流量が増加するにつれ、保持液(アンダーフロー)中の微小球の濃度が増加した。10L/分の入口流量で49mg/gの粒子濃度を有する懸濁液の場合、アンダーフロー流中の微小球の濃度は、バルク懸濁液に比べて2.5倍であった。したがって、液体サイクロンを通して20Lの懸濁液を処理することにより、粒子の約50%を2分間の所要時間で約2Lに収集した(体積の20%)。より高い入口流量は、さらにより高い濃度でアンダーフロー流を生成した。希釈懸濁液を使用する実験は、表1に示されるように、さらにより高い濃度係数を示した。さらに粒度分布(体積分布)は、より小さい粒子がオーバーフロー流を通して除去されたので、アンダーフロー流は、より小さい粒子を少量含有することを示した。10%体積分布での粒度は、最大100%の増加を示した。したがって粒度は、システムから、より小さい粒子がかなり削減されたことを示した。
実施例2
液体サイクロンのアペックスIDが微小球の濃度係数および粒度に及ぼす影響を、Krebs製の3つの異なるアペックスID A(0.118)、B(0.157)、およびC(0.197)を使用する液体サイクロンモデルGMAX1U−3125(Krebs製)を使用して評価した。研究は、2つの異なる流量、8.7L/分および12.6L/分で、15mg/g粒子濃度を有する微小球懸濁液を使用して行った。液体サイクロンのアペックスをAからCに変更した場合、濃度係数は、8.7L/分の流量で4.0から5.0に増大し、12.6L/分の流量で4.9から6.7に増大した。さらにアペックスCは、かなりの量の小粒子を除去した。バルク懸濁液(供給材)では、粒子の10%が2.76ミクロンよりも下であった。液体サイクロンを通して処理した後、アンダーフローは、その粒度について、粒子の10%が13ミクロンよりも下であることを示した。適切なアペックスおよび入口流量を選択することにより、より小さい粒子を生成物から様々な程度にまで排除することができた。
実施例3
中空糸フィルタおよび液体サイクロンによって処理されたドキシサイクリン微小球
ドキシサイクリンは、効力のため血液中で持続する薬物レベルを必要とする抗生剤である。2週間放出させるためのドキシサイクリン微小球を、中空糸フィルタ(HFF)プロセスを使用して微小球を処理することにより調製した。HFFプロセスを使用して、インラインSilversonにより生成された懸濁液は、約50Lであり、30Lの水を排除するのに約50分を要した。液体サイクロンを使用すると、30Lの水を排除するのに4分しかかからなかった。また、中空糸フィルタを通して処理した微小球は、より小さい粒子を含有していた。この生成物の場合、in−vitroおよびin−vivo(ラットモデル)で行われた薬物放出動態は、初期バーストを示した。液体サイクロンを通して処理された微小球は、小粒子を実質的に含まず、低薬物含有小粒子が排除されたことがわかった。得られた微小球は、かなり低い初期バーストおよびより高い薬物負荷を示した。以下の手順は詳細を提供する。
微小球の調製:ドキシサイクリン含有ポリ(d,l−ラクチド−co−グリコリド)(PLGA)微小球を、Hovione製ドキシサイクリンヒクレートおよびBoehringer Ingelheim製PLGA(RG503H)を使用して、水中油プロセスにより調製した。分散相(有機相)は、20gのドキシサイクリンヒクレート、80gのRG503H(PLGA)、240gの塩化メチレン、および60gのメタノールを溶解することによって調製した。次いで溶液を、0.2ミクロンのPTFE(Sartorious製Satafluor 150)フィルタを使用して濾過した。連続相(水相)は、300gの低分子量PVAを温水(70から90℃)に溶解することによって調製された、0.5%ポリビニルアルコール(PVA)水溶液であった。次いで溶液を周囲温度に冷却し、水を添加して、全体積が60Lに達するようにした。連続相も、0.2ミクロンPVDF(Millipore製Opticap XL 10)に通して濾過した。ドキシサイクリン微小球は、米国特許第5,945,126号に記載されているように、インラインミキサを使用して、CP流量4L/分およびDP流量30mL/分で調製した。Silverson撹拌速度は5000rpmであった。約4L/分の速度で生成された微小球懸濁液を、100Lタンクに収集し、中間容器(IMV)内の懸濁液を、懸濁液を均質にするために撹拌した。
中空糸フィルタによる懸濁液の濃縮:懸濁液、水、および希釈剤用の入口管と、タイプ5A中空糸フィルタ(GE Healthcare製HFF)内を通る再循環ラインも備えたSRV(Applikon製3Lバイオリアクタ)を、懸濁液の処理に使用した。懸濁液を、中間容器IMVから600mL/分でポンプ送出した。SRV内の懸濁液を、HFFを通して6L/分で再循環させ、透過液を600mL/分で除去した。したがって30Lの水を除去するのに、約50分を要した。IMV内の全懸濁液を処理するには、約80分を要した。懸濁液の体積1.5LをSRV内で維持し、全懸濁液を1.5Lの体積に凝縮した。
液体サイクロンによる懸濁液の濃縮:3つの液体サイクロン、アペックスID 0.197(HC−1)、0.197(HC−2)、および0.118(HC−3)を有するタイプGMAX1U−3125を、直列に接続した。IMVからの出口を、HC−1の入口に接続した。HC−1からのアンダーフローを、事前に計量したガラス容器に収集した。HC−1からのオーバーフローをHC−2の入口に接続した。HC−2からのアンダーフローも、事前に計量したガラス容器に収集した。HC−2からのオーバーフローを、HC−3の入口に接続した。HC−3からのアンダーフローを、事前に計量したガラス容器に収集した。HC−3からのオーバーフローは廃棄流であり;しかしこれを、粒度および粒子濃度の測定のために収集した。IMVを含めた個々の容器からのサンプルを、分析目的で取り出した。IMVからの懸濁液を、蠕動ポンプ(Watson Marlow)を使用して、13L/分でHC−1の入口にポンプ送出した。アンダーフローおよびオーバーフローを収集した。HC−1、HC−2、およびHC−3からのアンダーフローの合計体積は、約19Lであった。これをさらに、蠕動ポンプを使用して溶媒除去容器(SRV)に移し、中空糸フィルタを使用して処理することによりCPを600mL/分で排除し、微小球を1.5Lの体積に凝縮した。
微小球の洗浄:微小球を、HFFまたは液体サイクロン−HFFの組合せを使用して50Lの体積から1.5Lの体積に濃縮した後、微小球を、懸濁液として室温の水で10分間、35℃の水で40分間洗浄し(その温度で20分、およびランプ時間20分)、再度室温の水で約30分間洗浄した。これは、米国特許第6,270,802号に記載されるように、体積交換によって行った。
回収および凍結乾燥:洗浄した微小球を、全量濾過および凍結乾燥を使用して、PVDF膜上に回収した。凍結乾燥は、微小球を−35℃に1時間にわたって凍結し、−35℃で3時間保持し、温度を−35から−5℃に2時間にわたって上昇させ(≦150mT真空)、−5から+5℃に6時間にわたって(≦150mT真空)、さらに+5から+30℃に2時間にわたって(≦150mT真空)上昇させ、+30℃で8時間保持する(≦150mT真空)ことによって行った。
HFFプロセス、および液体サイクロンプロセスによって調製された微小球は、薬物含量、粒度分布、および薬物放出に関して特徴付けられる。HFFプロセスによって調製された微小球は、ラットでのin−vivo薬物放出に関して評価した。液体サイクロンプロセスでは、薬物負荷および粒度を、個々の画分に関して、さらに情報の目的でも測定された。さらに、様々な懸濁液中の粒子濃度は、液体サイクロン効率比較を評価するためにも決定された。
表3は、液体サイクロンプロセスの性能を示す。示されるように、HCは、約13L/分で懸濁液を処理し、一方でHFFは、600mL/分でしか懸濁液を処理できなかった。液体サイクロンは、前述の理由により、HFFに比べてより短い所要時間で相対的に大量の処理を可能にする。微小球懸濁液は、HCを使用した生成と同じ速度で処理することができ、大きい保持容器を必要としない。したがって、より小さいプロセス機器を使用することができた。例えば、微小球懸濁液の生成速度が15L/分である場合、HCは、CPを15L/分で容易に除去することができた。機器は非常にコンパクトである(長さ約1ftおよび直径約1インチ)。しかし、HFFを通して15L/分でCPを排除するために、この速度で動作する利用可能なHFFは無く、したがって2または3のHFFを並列に配置することが可能であり、HFF内での懸濁液の再循環速度は150L/分でなければならない。これは、大きいポンプを必要とする。したがって機器は、大きく扱い難い。
結果は、第1のHCのアンダーフロー中のドキシサイクリン微小球の濃度が、入口の場合の約5倍であり、オーバーフローの場合の14倍であったことを示す。50L懸濁液から処理された96gの微小球の中から、微小球66gを、HC−1アンダーフロー内の7.2Lの懸濁液に収集した。したがって、ドキシサイクリン微小球の69%が体積の17%に収集され、これらの粒子は、より小さい粒子を実質的に含まない。これは、処理の4分以内で素早く実現された。
第2のHCのアンダーフロー中の微小球の濃度は、入口の粒子濃度の2.7倍であり、オーバーフローに比べると3.7倍であった。結果は、8.2g(バルクの9%)がHC−2アンダーフローを通して4.7Lの体積に回収されたことを示す。したがって当初のバルク(IMV内)の微小球の9%が、9%体積に収集された。HC−2のアンダーフロー中の微小球の濃度は、IMV内の当初の懸濁液の場合に類似している。粒子濃度に正味の増加はないが、この画分は、必要に応じて良好な収率で収集することができた。
HC−3のアンダーフロー中の微小球の濃度は、オーバーフロー中の粒子の濃度の2.4倍であった。アンダーフロー中の粒子の濃度はさらに低下し、IMV中のバルク懸濁液の場合よりも低い。この場合も、粒子の収率が極めて重要な場合には、この画分を生成物に含めることができる。後続のHCに進入する粒子の濃度は、IMV中の濃度に比べてますます低くなるので、アンダーフロー中の粒子の濃度は、直列に付加されたHCと共に低下する。単なる良好な収率の目的で、多数のHCがここでは導入される。
粒度は、HCアンダーフローおよびオーバーフローで受容された部分の間の、大きな相違も示した。HC−1アンダーフローを経て受容された微小球は、少量の小粒子を有しており(図5A)、HC−3オーバーフローは、より小さい粒子の大部分を含有していた(図5B)。
ドキシサイクリン微小球の実験では、3つのHC全てからのアンダーフローをSRVに送出し、HFFを使用してさらに処理した(濃縮し、洗浄した。)。得られる微小球を、薬物負荷、粒度、および薬物放出特性に関して、HFFフィルタのみで調製された微小球と比較した。HC−2およびHC−3のアンダーフローは生成物とも合わせられたので、いくつかのより小さい粒子は、HCで処理された微小球中にあったが;しかし、より小さい粒子の量は、HFFのみで処理された微小球バッチに比べてかなり少ない。微小球中の薬物負荷は、HC−HFFで処理された微小球に関して12.3%であった。HFFのみで処理された微小球は、9.4%の薬物負荷しか示さなかった。これは主に、低薬物負荷を有する、より小さい粒子の存在に起因していた。HC−3のオーバーフロー中の粒子は、僅かに4.3%の薬物負荷を有していることがわかった。より低い薬物負荷の微小球は、同様の用量が得られるようにより多くの微小球を注入する必要があるので、好ましくない。
HC−HFFで処理された微小球に見出されたさらなる利益は、初期バースト放出の低減であった。HFFのみで処理された微小球をラットに注射して、in−vivo放出速度を追跡した。6匹のラットに、HFFで処理された微小球を、10mgドキシサイクリン/Kgラットの用量で注射した。5匹のラットを試験群として使用した。血液サンプルを、2時間、6時間、1日、3日、6日、10日、15日、および21日に採取し、血液中のドキシサイクリンの濃度を、HPLC−MSによりアッセイした。結果は、HFFのみで処理された微小球が、膨大な初期バーストを有することを示した(図6)。これらの微小球は、約10日間の放出持続時間を有するように調製した。低から中程度のバーストは、これらの製剤から望ましい。図6に示される、より高いバーストは、望ましくない。
HFFのみで処理された微小球およびHC−HFFで処理された微小球を、生理学的条件下でin−vitro放出に関して試験した。これは、37℃の振盪水浴に配置された40mLスクリュキャップ付き試験管に入れられた、20mLのリン酸緩衝生理食塩液中の20mgの微小球で行った。上清全体を、アッセイのために各サンプリング点で、即ち、1時間、5時間、1日、3日、および7日に除去し、新鮮な放出媒体に交換した。上清中の薬物濃度は、較正標準に対してUV分光光度計により、ドキシサイクリンに関してアッセイを行った。各時点で放出された薬物のパーセンテージを、放出媒体で見られたものと比較して、サンプル管に導入された合計薬物から計算した。結果を、時間に対する累積放出のプロットとして図7に示す。HC−HFFで処理された微小球は、HFFのみで処理された微小球に比べ、かなり低い初期バースト(5分の1)を有することがわかった。したがって、低薬物負荷およびより早い放出を有する、より小さい粒子を排除することによって、望ましくない初期バースト放出を、微小球から低減させた。HC−HFFで処理された微小球は、ほぼゼロ次放出の定常状態を示し、一方、HFFのみで処理された微小球は、初期の5日間で、5倍高い初期バーストおよび高い初期放出を示した。
本発明の多くの修正例および変形例が、前述の開示に照らして当業者に明らかにされよう。したがって、添付される特許請求の範囲内で、具体的に示され記述されてきた以外の手法により本発明を実施できることが理解される。
10 液体サイクロン
12 本体
14 上部
16 固定入口
18 固定オーバーフロー出口
20 固定アンダーフロー出口
22 内部
23 センター空間
24 内壁
26 真っ直ぐなセクション
28 渦ファインダ
30 角度付きボア
32 中間部分
34 底部
36 渦
38 中心
50 連続相(CP)供給源
52 分散相(DP)供給源
54 ミキサ
56 微小球懸濁液
58 管材
60 管材
62 溶媒除去容器
63 出口
64 管材
68 ポンプ
69 第1の液体サイクロン
70 管材
72 アンダーフロー
74 オーバーフロー
76 管材
78 第2の液体サイクロン
80 アンダーフロー
82 オーバーフロー
84 管材
85 ポンプ
86 管材
87 洗浄水リザーバ
88 希釈剤リザーバ
90 希釈剤投入ポンプ
92 管材
100 連続相の供給源
102 分散相の供給源
104 ミキサ
106 微小球懸濁液
108 管材
110 管材
112 管材
114 中間容器(IMV)
116 ポンプ
118 管材
120 第1の液体サイクロン
122 アンダーフロー
124 オーバーフロー
126 管材
128 第2の液体サイクロン
130 アンダーフロー
132 オーバーフロー
134 管材
136 溶媒除去容器
137 出口
138 ポンプ
140 中空糸フィルタ(HFF)
142 本体
144 入口ポート
146 透過液除去ポート
148 出口ポート
150 管材
152 ポンプ
153 管材
154 洗浄水供給源
156 管材
158 管材
159 ポンプ
160 希釈剤貯蔵容器
162 ポンプ
164 管材
180 湿潤篩装置
182 ポート
184 ポート
例示的な実施形態
1. ポリマーおよび活性剤を含む凝固した微小球の懸濁液が入っている容器と;
流体入口、第1の流体出口、および第2の流体出口を有する液体サイクロンであって、前記流体入口が前記容器に流体連絡して前記懸濁液を受容し、前記第2の流体出口が、濃縮された前記微小球を有する前記懸濁液の流れを含有し、前記第1の流体出口が、前記第2の流体出口からの前記流れに比べて相対的に大量の液体の流れを含有する液体サイクロンと
を含む、微小球を処理するためのシステム。
2. 前記懸濁液を、加圧下で前記容器から前記流体入口にポンプ送出するために、前記容器と前記液体サイクロンとの間に配置されたポンプを含む、実施形態1に記載のシステム。
3. 前記ポリマー、溶媒、および前記活性剤を合わせてエマルジョンを形成するミキサを含み、前記ミキサが前記容器に流体連絡しており、前記エマルジョンが前記容器内で凝固して前記容器内で前記懸濁液を形成する、実施形態1に記載のシステム。
4. 前記ポリマー、溶媒、および前記活性剤を合わせて前記懸濁液を形成するミキサを含み、前記ミキサが前記容器に流体連絡している、実施形態1に記載のシステム。
5. 分散相および連続相が送り込まれるミキサであって、前記分散相が、溶媒、ポリマー、および活性剤を含み、前記ミキサが、前記分散相および前記連続相を混合して微小球の懸濁液を作製する混合要素を含むミキサと;
流体入口、第1の流体出口、および第2の流体出口を有する液体サイクロンであって、前記流体入口が前記ミキサに流体連絡して前記懸濁液を受容し、前記第2の流体出口が、濃縮された前記微小球を有する前記懸濁液の流れを含有し、前記第1の流体出口が、前記第2の流体出口からの前記流れに比べて相対的に大量の液体の流れを含有する液体サイクロンと
を含む、ポリマーおよび活性剤を含有してなる微小球を濃縮するためのシステム。
6. 前記懸濁液を収容し撹拌するための容器と;
前記ミキサから前記容器に至る第1の管材と;
水または懸濁媒体の供給源と;
前記供給源から前記容器に至る第2の管材と;
前記水または前記懸濁媒体を、前記供給源から前記第2の管材に沿って前記容器内に移動させるためのポンプと;
前記容器から前記流体入口に至る第3の管材と;
前記懸濁液を前記容器から前記流体入口にポンプ送出するためのポンプと
を含む、実施形態5に記載のシステム。
7. 前記第1の流体出口からの前記流れが、前記第2の流体出口からの前記流れに比べて、前記液体として相対的に大量の前記連続相、前記水、または前記懸濁媒体を含有する、実施形態6に記載のシステム。
8. 前記第1の流体出口からの前記流れが、前記第2の流体出口からの流れに比べて、相対的に大量の微細な前記微小球を含有する、実施形態7に記載のシステム。
9. 流体入口、第1の流体出口、および第2の流体出口を有する第2の液体サイクロン(HC−2)を含み、前記HC−2の第2の流体出口が、濃縮された前記微小球を有する前記懸濁液の流れを含有し、前記HC−2の第1の流体出口が、前記HC−2の第2の流体出口からの前記流れに比べて相対的に大量の前記液体の流れを含有し、前記液体サイクロン(HC−1)の前記第1の流体出口が前記第2の液体サイクロン(HC−2)の前記流体入口に流体連絡して、前記HC−1の第2の流体出口からおよび前記HC−2の第2の流体出口からの前記濃縮懸濁液が合わせられる、実施形態6に記載のシステム。
10. 前記第2の液体サイクロン(HC−2)の第1の流体出口からの前記流れが、前記HC−2の第2の流体出口からの前記流れに比べて相対的に大量の前記連続相、前記水、または前記懸濁媒体を含有する、実施形態9に記載のシステム。
11. 前記液体サイクロンと直列に第2の液体サイクロンを含む、実施形態5に記載のシステム。
12. 前記液体サイクロンと並列に第2の液体サイクロンを含む、実施形態5に記載のシステム。
13. 前記HC−1の第2の流体出口から、および前記HC−2の第2の流体出口からの、前記合わせた濃縮懸濁液を受容し、溶媒および望ましくない物質を実質的に含まない洗浄された微小球を形成する、溶媒除去容器(SRV)をさらに含む、実施形態9に記載のシステム。
14. 中空糸フィルタ(HFF)入口、第1のHFF出口、および第2のHFF出口を有するHFFと、前記溶媒除去容器(SRV)と前記HFF入口との間の第4の管材と、前記溶媒除去懸濁液を、前記SRVから前記第4の管材に沿って前記HFF入口に移動させるためのポンプと、前記第2のHFF出口から前記SRVに延びる第5の管材とを含み、透過液が前記第1のHFF出口から除去され、濾過された前記懸濁液が前記第2のHFF出口から前記第5の管材に沿って前記SRVに移送される、実施形態13に記載のシステム。
15. 水または懸濁媒体の第2の供給源と、前記第2の供給源から前記溶媒除去容器(SRV)に至る第6の管材と、前記水または前記懸濁媒体を、前記第2の供給源から前記第6の管材に沿って前記SRV内にポンプ送出するためのポンプとを含む、実施形態14に記載のシステム。
16. 前記第2の流体出口から移送される前記微小球懸濁液を受容する中空糸フィルタを含む、実施形態5に記載のシステム。
17. 懸濁液入口、液体出口、および微小球出口を有する湿潤篩と、水または懸濁媒体の供給源と、前記供給源から前記篩に至る管材と、前記水または前記懸濁媒体を、前記供給源から前記管材に沿って前記篩内に移動させるためのポンプとを含み、前記篩の前記懸濁液入口は、前記第2の流体出口から前記濃縮懸濁液を受容する、実施形態5に記載のシステム。
18. 容器内でポリマーおよび活性剤を含む凝固した微小球の懸濁液を循環させるステップと;
前記懸濁液を、前記容器から液体サイクロンの流体入口に移動させるステップであって、前記液体サイクロンが第1の流体出口および第2の流体出口をさらに含むステップと;
前記第2の流体出口から、濃縮された前記微小球を有する前記懸濁液の流れを除去するステップと;
前記第1の流体出口から、前記第2の流体出口からの前記流れに比べて相対的に大量の液体の流れを除去するステップと
を含む、微小球を処理するための方法。
19. 前記容器と前記液体サイクロンとの間に配置されたポンプを含み、前記ポンプを使用して前記懸濁液を加圧下で前記容器から前記流体入口にポンプ送出するステップを含む、実施形態18に記載の方法。
20. 前記容器に流体連絡するミキサを含み、前記ミキサ内で前記ポリマー、溶媒、および前記活性剤を合わせてエマルジョンを形成するステップと、前記エマルジョンを前記容器内で凝固させて、前記容器内で前記懸濁液を形成するステップとを含む、実施形態18に記載の方法。
21. 前記容器に流体連絡するミキサを含み、前記ミキサ内で前記ポリマー、溶媒、および前記活性剤を合わせて前記懸濁液を形成するステップと、前記懸濁液を前記ミキサから前記容器に向けるステップとを含む、実施形態18に記載の方法。
22. 分散相および連続相をミキサに送り込むステップであって、前記分散相が、溶媒、ポリマー、および活性剤を含むステップと;
前記分散相および前記連続相を前記ミキサ内で混合して、微小球の懸濁液を作製するステップと;
前記懸濁液を、前記ミキサから液体サイクロンの流体入口に移動させるステップであって、前記液体サイクロンが、第1の流体出口および第2の流体出口をさらに含むステップと;
前記第2の流体出口から、濃縮した前記微小球を有する前記懸濁液の流れを除去するステップと;
前記第1の流体出口から、前記第2の流体出口からの前記流れに比べて相対的に大量の液体の流れを除去するステップと
を含む、ポリマーおよび活性剤を含有してなる微小球を濃縮するための方法。
23. 前記懸濁液を前記ミキサから容器に移動させ、前記懸濁液を前記容器内で撹拌するステップと;
水または懸濁媒体を前記容器に添加するステップと;
前記懸濁液を、前記容器から前記流体入口に移動させるステップと
を含む、実施形態22に記載の方法。
24. 前記第1の流体出口からの前記流れから、相対的に大量の前記連続相、前記水、または前記懸濁媒体を除去するステップを含む、実施形態23に記載の方法。
25. 前記第1の流体出口からの前記流れから、前記第2の流体出口に比べて相対的に大量の微細な前記微小球を除去するステップを含む、実施形態24に記載の方法。
26. 流体入口、第1の流体出口、および第2の流体出口を有する第2の液体サイクロン(HC−2)を設けるステップを含み、
前記懸濁液を、前記液体サイクロン(HC−1)の前記第1の流体出口から前記HC−2の流体入口に移動させるステップと;
前記HC−2の第2の流体出口から、濃縮した前記微小球を有する前記懸濁液の流れを除去するステップと;
前記HC−2の第1の流体出口から、前記HC−2の第2の流体出口からの前記流れに比べて相対的に大量の液体の流れを除去するステップと;
前記HC−1の第2の流体出口からおよび前記HC−2の第2の流体出口からの、前記濃縮懸濁液を合わせて、合わせられた懸濁液を形成するステップと
を含む、実施形態24に記載の方法。
27. 前記HC−2の第1の流体出口の前記流れから、前記HC−2の第2の流体出口からの前記流れに比べて相対的に大量の微細な前記微小球を除去するステップを含む、実施形態26に記載の方法。
28. 前記微小球懸濁液を、前記液体サイクロンから、前記液体サイクロンと直列状態にある第2の液体サイクロンに通すステップを含む、実施形態22に記載の方法。
29. 前記微小球懸濁液を、前記液体サイクロンから、前記液体サイクロンと並列状態にある第2の液体サイクロンに通すステップを含む、実施形態22に記載の方法。
30. 前記微小球懸濁液を、前記液体サイクロンの前記第2の流体出口から中空糸フィルタに通すステップを含む、実施形態22に記載の方法。
31. 溶媒除去容器(SRV)を設けるステップと;前記合わせた懸濁液を前記SRV内に移動させるステップと;前記SRV内の前記合わせた懸濁液から溶媒を除去して、溶媒および望ましくない物質を実質的に含まない洗浄された微小球を形成するステップとをさらに含む、実施形態26に記載の方法。
32. 水または懸濁媒体を、前記溶媒除去容器(SRV)内に添加するステップを含む、実施形態31に記載の方法。
33. 中空糸フィルタ(HFF)を設けて、前記SRV内の前記合わせた懸濁液から溶媒を除去するステップであって、前記HFFが、HFF入口、第1のHFF出口、および第2のHFF出口を含むステップと;前記溶媒除去懸濁液を、前記溶媒除去容器(SRV)から前記HFF入口に移動させるステップと;水または前記懸濁媒体を前記第1のHFF出口から除去して、濾過された懸濁液を形成するステップと;前記濾過された懸濁液を、前記第2のHFF出口から前記SRVに移動させるステップとを含む、実施形態32に記載の方法。
34. 懸濁液入口、液体出口、および微小球出口を含む湿潤篩を設けるステップと、水または懸濁媒体を前記篩に添加するステップであって、前記篩の前記懸濁液入口が、前記濃縮懸濁液を受容するステップと、前記微小球を前記篩の前記微小球出口から除去するステップと、液体を前記液体出口から除去するステップとを含む、実施形態22に記載の方法。

Claims (1)

  1. 明細書に記載の発明。
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