JP2017147859A - 線状部材の外付保持具 - Google Patents

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Abstract

【課題】可撓線状部材をワイヤハーネスに容易にかつ確実に外付け保持できる保持力や作業性に優れた線状部材の外付保持具を提供する。【解決手段】バンド状結束部材21による電線結束時にワイヤハーネスに10よって一面側で支持される保持固定部31と、保持固定部31に支持された固定側の基端部32aおよびロック爪36が設けられた固定側の先端部32bを有し、可撓線状部材40を収納可能な凹部38を形成する固定アーム部32と、保持固定部31にヒンジ結合された可動側の基端部33aおよびロック爪37が設けられた可動側の先端部33bを有する開閉動作可能な可動アーム部33と、を備え、固定側の先端部32bと可動側の先端部33bとが、雌雄のロック爪36、37同士の係合面e1と、閉動作方向に突き当たる突当て面e2とを有し、凹部38の閉止時に両先端部32b、33bが可動アーム部33の開閉動作方向の双方に突き当たる状態に係合する。【選択図】図2

Description

本発明は、線状部材の外付保持具に関し、特にバンド部材を介してワイヤハーネスに支持され、ワイヤハーネスに沿って配置される可撓線状部材をワイヤハーネスに対し外付け状態に保持する線状部材の外付保持具に関する。
自動車等の車両においては、電線を主体とするワイヤハーネスに沿って、液送用のチューブ等のような可撓線状部材、すなわち、任意の方向の湾曲が可能な線状部材を配置し、その可撓線状部材を外付保持具によりワイヤハーネスに外付け保持させることがある。
従来のこの種の線状部材の外付保持具としては、例えば図6に示すようにワイヤハーネスW/Hを束ねるベルトクリップのベルト部1に装着されるものがあり、この外付け保持具は、ウォッシャ液用のチューブTを保持する凹状の保持部3を有するとともに、ベルトクリップのベルト部1の任意の位置に係止される係止爪4付の台座部5を有するチューブ保持部材として構成されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平8−178134号公報
しかしながら、前述の従来の線状部材の外付保持具にあっては、ワイヤハーネス配索時等にワイヤハーネスW/Hの姿勢変化に伴って保持部3に保持されたチューブTに比較的大きな外力が加わると、チューブTが保持部3から外れてしまう可能性があった。また、チューブTの外れを防止するためにチューブTをワイヤハーネスにテープ巻き等により固定すると、その固定作業のために余計な手間がかかるばかりか、ワイヤハーネス配索時等に比較的柔軟なチューブTにねじれや屈曲が生じる可能性もあった。
そのため、従来の線状部材の外付保持具では、例えば車載の受信装置や通信装置に給電を行なうフィーダ線のように比較的可撓性の低い可撓線状部材をも外付保持具によってワイヤハーネスに外付け可能にしたい場合に、保持力や作業性の面で難点があった。
本発明は、かかる従来の未解決の課題を解決すべくなされたものであり、可撓線状部材をワイヤハーネスに容易にかつ確実に外付け保持できる保持力や作業性に優れた線状部材の外付保持具を提供することを目的とする。
本発明に係る線状部材の外付保持具は、上記目的達成のため、ワイヤハーネスに外装されるバンド部材が挿通されるバンド挿通孔を有し、前記バンド部材による電線の結束時に前記ワイヤハーネスによって一面側で支持される保持固定部と、前記保持固定部に一体に支持された固定側の基端部および雌雄いずれか一方のロック爪が設けられた固定側の先端部を有し、前記保持固定部の他面側に可撓線状部材を収納可能な凹部を形成する固定アーム部と、前記保持固定部にヒンジ結合された可動側の基端部および雌雄いずれか他方のロック爪が設けられた可動側の先端部を有し、該可動側の先端部を前記固定側の先端部に係止させたとき前記凹部を閉止する開閉動作可能な可動アーム部と、を備え、前記固定側の先端部および前記可動側の先端部が、前記可動アーム部の開動作方向に突き当たる前記雌雄のロック爪同士の係合面と前記可動アーム部の閉動作方向に突き当たる突当て面とを有し、前記可動側の先端部を前記固定側の先端部に係止させたときに両先端部が前記可動アーム部の開閉動作方向の双方に突き当たる状態に係合することを特徴とする。
この構成により、本発明では、バンド部材による電線の結束に伴って保持固定部がその一面側でワイヤハーネスに支持されると、固定アーム部によって可撓線状部材を収納可能な凹部がワイヤハーネスの近傍に形成される。そして、その凹部内に可撓線状部材の被保持部が収納され、可動アーム部が閉動作されて凹部が閉止されると、固定側の先端部と可動側の先端部とが可動アーム部の開閉動作方向の双方に突き当たる状態に係合する。したがって、可撓線状部材をワイヤハーネスに容易にかつ確実に外付け保持できる保持力や作業性に優れた線状部材の外付保持具となる。
本発明の線状部材の外付保持具において、前記可動側の先端部は、前記保持固定部の他面に対し略垂直な方向であって前記可動アーム部により前記凹部を閉止して形成される線状部材収納孔の径方向における外方側から前記固定側の先端部に凹凸嵌合するとともに、前記固定側の先端部に対して前記可動アーム部の開閉動作方向の双方に突き当たる状態に保持される構成とすることができる。
また、前記固定アーム部および前記可動アーム部のうち少なくとも前記固定アーム部が、前記保持固定部の他面と一体に略コの字形の屈曲面を形成するとともに、該屈曲面を含む前記凹部の内奥側に前記保持固定部の他面に対し略垂直な方向に対向する複数の略三角リブを有している構成とすることもできる。
なお、前記雌雄のロック爪同士の係合面は、前記凹部の深さ方向における前記保持固定部の中央付近に位置し、前記固定側の先端部および前記可動側の先端部が前記可動アーム部の閉動作方向に突き当たる突当て面は、前記凹部の深さ方向で前記保持固定部の一端側に近い前記凹部の開口端近傍に位置しているとよい。
本発明によれば、可撓線状部材をワイヤハーネスに容易にかつ確実に外付け保持できる保持力や作業性に優れた線状部材の外付保持具を提供することができる。
本発明の一実施の形態に係る線状部材の外付保持具およびそれを装着したバンドクリップの斜視図である。 本発明の一実施の形態に係る線状部材の外付保持具を可撓線状部材に実装したロック状態の説明図である。 本発明の一実施の形態に係る線状部材の外付保持具に可撓線状部材に保持させる際の開放状態の説明図である。 本発明の一実施の形態に係る線状部材の開放状態の斜視図である。 本発明の一実施の形態に係る線状部材の実装状態の要部斜視図である。 従来例の線状部材の外付保持具およびそれを装着したバンドクリップの斜視図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照して説明する。
図1ないし図5は、本発明の一実施の形態に係る線状部材の外付保持具を示している。本実施形態は、本発明を車載用のワイヤハーネスに外付けされる可撓線状部材の外付保持具に適用したものである。
図1ないし図3に示すワイヤハーネスは10は、複数本の被覆電線を含んで構成された電線束11と、それら電線群11に巻き付けられたバンドクリップ12とを備えている。
電線束11は、例えば複数の被覆電線を含んでおり、コルゲートチューブ等の外装材、または、絶縁テープやシート状の外装材が装着されたものである。
バンドクリップ12は、ワイヤハーネス10の電線群11に巻き付けられたバンド状結束部材21と、車体パネル15(固定対象物)の開口内周縁部15aに固定可能なアンカークリップ形状を有するパネル固定部材22とを一体に有している。これらバンド状結束部材21およびパネル固定部材22は、例えばポリプロピレンやナイロン等の樹脂で形成されており、所定の部位に弾性や可撓性を有している。
また、ワイヤハーネスは10には、その電線束11に沿うように可撓線状部材40が外付けされており、可撓線状部材40は、互いにワイヤハーネスは10の長さ方向に離間する複数の固定箇所で、外付保持具13およびバンドクリップ12を介してワイヤハーネス10に支持されている。
可撓線状部材40は、例えば同軸ケーブルで構成されており、図外の車載アンテナと車載ラジオ等の受信装置あるいは送信が可能な通信装置との間で高周波電力を伝送するフィーダ線として機能するようになっている。ただし、この可撓線状部材40は、ウォッシャ液等の液体を給送する可撓チューブでもよいし、可撓チューブ内に電線を収納した細径のワイヤハーネスでもよい。
外付保持具13は、保持固定部31と、この保持固定部31に一体に支持された固定アーム部32と、保持固定部にヒンジ結合された可動アーム部33とを有している。
図2および図3に示すように、保持固定部31には、バンドクリップ12のバンド状結束部材21(バンド部材)が挿通されるバンド挿通孔31hが形成されており、保持固定部31は、バンド状結束部材21による電線束11の結束時に、ワイヤハーネス10により図2中の下面31a(一面)側から支持されるようになっている。
固定アーム部32は、保持固定部31に一体に支持された固定側の基端部32aおよび雌雄いずれか一方のロック爪36が設けられた固定側の先端部32bを有し、保持固定部31の図2中の上面31b側(他面側)に可撓線状部材40を収納可能な凹部38を形成している。図2中では、可撓線状部材40の内部構造の図示を省略し断面としている。
可動アーム部33は、保持固定部31にヒンジ結合された可動側の基端部33aおよび雌雄いずれか他方のロック爪37が設けられた可動側の先端部33bを有している。
この可動アーム部33は、可動側の先端部33bを固定側の先端部32bから離隔させるときに凹部38を可撓線状部材40を導入可能な状態に開放する一方、可動側の先端部33bを固定側の先端部32bに係止させたときに凹部38を閉止するように、開閉動作可能である。凹部38を閉止するとは、凹部38内に収納した可撓線状部材40を可動アーム部33によって凹部38内に拘束することであり、可撓線状部材40を保持固定可能にすることである。
ここで、固定側の先端部32bと可動側の先端部33bとは、固定アーム部32に対する可動アーム部33の開動作方向(両アーム部32、33が先端側で開く方向)に突き当たる雌雄のロック爪36、37同士のロック係合面e1(係合面)を有している。
また、固定側の先端部32bおよび可動側の先端部33bは、ロック係合面e1とは別に、固定アーム部32に対する可動アーム部33の閉動作方向(両アーム部32、33が先端側で閉じる方向)に突き当たる突当て面e2を併有している。
図2に示すように、ロック係合面e1と突当て面e2とは略平行であり、可動側の先端部33bを固定側の先端部32bに係止させたとき、固定側の先端部32bと可動側の先端部33bとが、可動アーム部33の開閉動作方向、すなわち、前述の開動作方向および閉動作方向の双方に突き当たる状態に係合するようになっている。
また、可動側の先端部33bは、保持固定部31の上面31bに対し略垂直な図2中の上下方向であって可動アーム部33により凹部38を閉止して形成される線状部材収納孔39の径方向における外方側から、固定側の先端部32bに凹凸嵌合する。すなわち、可動側の先端部33bは、凹部38を間に挟んで保持固定部31の上面31bに接近および離間するよう、固定側の先端部32bに凹凸嵌合する。そして、これにより、可動側の先端部33bは、固定側の先端部32bに対して可動アーム部33の開閉動作方向の双方に突き当たる状態に係合しながら保持されるようになっている。
さらに、固定アーム部32および可動アーム部33のうち少なくとも固定アーム部32は、保持固定部31の上面31bと一体に略コの字形の屈曲面32cを形成するとともに、その屈曲面32cを含む凹部38の内奥側に保持固定部31の上面31bに対し略垂直な同図中の上下方向に対向する複数の略三角リブ32d、32eを有している。
本実施形態では、可動アーム部33にも、ヒンジ結合部である可動側の基端部33aの近傍にも、可動アーム部33の閉止時に保持固定部31の上面31bに当接可能な略三角リブ33dが設けられている。
ところで、雌雄のロック爪36、37同士の係合面e1は、凹部38の深さ方向(図2中の右向き方向)における保持固定部31の中央付近に位置し、固定側の先端部32bと可動側の先端部33bとが可動アーム部33の閉動作方向に突き当たる突当て面e2は、凹部38の深さ方向で保持固定部31の一端31d側に近い凹部38の開口端38aの近傍に位置している。
また、雌雄のロック爪36、37同士の係合面e1は、突当て面e2に対して凹部38の深さ方向のみならず、保持固定部31の上面31bに対し略垂直な図2中の上下方向のうち下方側(可動アーム部33のヒンジ側)にもわずかにずれており、可動側の先端部33bに対し雌雄のロック爪36、37が外れる方向(ロック解除方向)の外力が作用するとき、可動側の先端部33bが突当て面e2で固定側の先端部32bに突き当たることで、雌雄のロック爪36、37の外れが制限されるようになっている。
より具体的には、図3および図4に示すように、固定側の先端部32bには、凹部38の開口端38aから凹部38の内奥側になるほど外方側(図2中の上方側)に位置するように傾斜したガイド面32gが形成された雄側のロック爪36(雌雄いずれか一方のロック爪)が外方側に突出するように設けられている。
一方、図2および図5に示すように、可動側の先端部33bには、固定側の先端部32bへの突当てが可能な段付き部33eと、この段付き部33eと共にロック爪36を収納可能な凹状をなす雌側のロック爪37が設けられており、この雌側のロック爪37の先端側には、可動アーム部33の閉動作時にロック爪36のガイド面32gに係合するガイド面33gが形成されている。そして、可動側の先端部33bは、全体としてロックの容易さとロック解除のし難さを両立させるように力の伝達方向や大きさを変化させるベルクランク状をなしている。
この雌側のロック爪37のガイド面33gは、雄側のロック爪36のガイド面32gより図2中で反時計回り方向への傾斜がきつい(傾斜角が大きい)傾斜面となっており、可動アーム部33の閉動作時に、その先端のガイド面33gが雄側のロック爪36の先端に確実に係合可能で、かつ、雌雄のロック爪36、37がロック状態に係止される操作位置が明確化されるとともに、外れ難い形状となっている。
次に、作用について説明する。
上述のように構成された本実施形態においては、バンドクリップ12のバンド状結束部材21が、予め外付保持具13の保持固定部31のバンド挿通孔31hに挿通され、その挿通後のバンドクリップ12のバンド状結束部材21によって電線束11が結束される。そして、その結束に伴って、外付保持具13の保持固定部31がその下面31a側でワイヤハーネス10に支持される。
この状態においては、可動アーム部33の閉動作前であっても、固定アーム部32によって可撓線状部材40を収納可能な凹部38がワイヤハーネス10の近傍の所定位置に形成されることになる。そして、その凹部38内に可撓線状部材40の被保持部41が収納される。
次いで、可動アーム部33が図3中に実線で示す開放位置から同図中に点線33iで示す回動位置へ、更に図2に閉止位置側へと閉動作するよう操作されると、同図中に二点鎖線33jで示すように雌側のロック爪37の傾斜したガイド面33gが雄側のロック爪36のガイド面32gに乗り上げる。
次いで、可動アーム部33が更に閉止位置側に操作されると、例えば可撓線状部材40によって下方から支承され得る固定アーム部32の固定側の先端部32bに対して、可動アーム部33が、その可動側の先端部33bを上方側に変位させるとように撓められる。
次いで、可動アーム部33が雌雄のロック爪36、37をロック状態に係止させる操作位置に達すると、その時点で可動アーム部33が可動側の先端部33bを下方側に変位させるように復帰する。
このとき、固定側の先端部32bと可動側の先端部33bとが、係合面e1で雌雄のロック爪36、37同士を開動作方向に突き当てつつ、突当て面e2では閉動作方向に突き当たり、可動アーム部33の開閉動作方向の双方に突き当たる状態に係合する。
この状態においては、前述のように、可動側の先端部33bに対して雌雄のロック爪36、37が外れる方向の外力が作用しても、可動側の先端部33bが突当て面e2で固定側の先端部32bに突き当たることで、雌雄のロック爪36、37の外れが制限される。
したがって、可動アーム部33を閉動作させて雌雄のロック爪36、37をスナップロック式のロック状態に係止させるだけで、可撓線状部材40を外付保持具13に確実に保持できることになり、この外付保持具13およびバンドクリップ12を介して可撓線状部材40をワイヤハーネス10に確実に支持させることができる。
このように、本実施形態の線状部材の外付保持具13は、可撓線状部材40をワイヤハーネス10に容易にかつ確実に外付け保持できる保持力や作業性に優れたものとなる。
また、本実施形態では、可動側の先端部33が、雄側のロック爪36に圧接するロック爪37が上方側に変位するように撓められた後、その撓み状態から復帰しながら、線状部材収納孔39の径方向における外方側から固定側の先端部32bに凹凸嵌合することで、固定側の先端部32bに対し可動アーム部33の開閉動作方向の双方に突き当たる状態に保持される。したがって、雌雄のロック爪36、37が外れ難く、かつ、雌雄のロック爪36、37のロック操作における操作フィーリングも良好となる。特に、可撓線状部材40が同軸ケーブルで構成されるフィーダ線等で、凹部38の内幅に近い外径を有する場合、可動側の先端部33bが固定側の先端部32bから更に外れ難くなる。
本実施形態では、また、固定アーム部32および可動アーム部33のうち少なくとも固定アーム部32が、略コの字形の屈曲面32cを形成するとともに、その屈曲面32cを含む凹部38の内奥側に複数の略三角リブ32d、32eを有しているので、固定アーム部32の剛性を高めるとともに、凹部38内における可撓線状部材40の長さ方向の保持幅を最適設定でき、的確な固定が可能となる。
加えて、本実施形態では、雌雄のロック爪36、37同士の係合面e1が、凹部38の深さ方向における保持固定部31の中央付近に位置し、固定側の先端部32bと可動側の先端部33bとの閉動作方向の突当て面e2が保持固定部31の一端31d側に近い凹部38の開口端38aの近傍に位置しているので、ワイヤハーネス10に対して可撓線状部材40を変位させる外力が作用するとき、その外力に対する雌雄のロック爪36、37同士の係合が強化され、その点でも、外れ難くなる。
なお、上述の一実施の形態においては、保持固定部31を角筒状にしていたが、本発明は、前掲の特許文献1に記載のような形態で、バンド部材に係合するものにも適用することができる。また、外付保持具13の固定アーム部32および可動アーム部33によって円形横断面の可撓線状部材40を外付け保持する線状部材収納孔39を形成したが、その孔形状が楕円形や多角形等の非円形であってもよいことはいうまでもない。さらに、本発明にいうバンド部材は、バンドクリップ等のバンド部に限定されず、ワイヤハーネスに外装される任意の外装材に付設されるバンド部材であってもよい。
以上説明したように、本発明は、可撓線状部材をワイヤハーネスに容易にかつ確実に外付け保持できる保持力や作業性に優れた線状部材の外付保持具を提供することができるものであり、バンド部材を介してワイヤハーネスに支持され、ワイヤハーネスに沿って配置される可撓線状部材をワイヤハーネスに対し外付け状態に保持する線状部材の外付保持具全般に有用である。
10 ワイヤハーネス
11 電線群(電線)
12 バンドクリップ
13 外付保持具
21 バンド状結束部材(バンド部材)
22 パネル固定部材(アンカークリップ)
31 保持固定部
31a 下面(一面)
31b 上面(他面)
31h バンド挿通孔
32 固定アーム部
32a 固定側の基端部
32b 固定側の先端部
32c 屈曲面
32d、32e、33d 略三角リブ
32g、33g ガイド面
33 可動アーム部
33a 可動側の基端部
33b 可動側の先端部
33e 段付き部
36 雄側のロック爪(雌雄いずれか一方側のロック爪)
37 雌側のロック爪(雌雄いずれか他方側のロック爪)
38 凹部
38a 開口端
39 線状部材収納孔
40 可撓線状部材
41 被保持部
e1 ロック係合面(係合面)
e2 突当て面

Claims (3)

  1. ワイヤハーネスに外装されるバンド部材が挿通されるバンド挿通孔を有し、前記バンド部材による電線の結束時に前記ワイヤハーネスによって一面側で支持される保持固定部と、
    前記保持固定部に一体に支持された固定側の基端部および雌雄いずれか一方のロック爪が設けられた固定側の先端部を有し、前記保持固定部の他面側に可撓線状部材を収納可能な凹部を形成する固定アーム部と、
    前記保持固定部にヒンジ結合された可動側の基端部および雌雄いずれか他方のロック爪が設けられた可動側の先端部を有し、該可動側の先端部を前記固定側の先端部に係止させたとき前記凹部を閉止する開閉動作可能な可動アーム部と、を備え、
    前記固定側の先端部および前記可動側の先端部が、前記可動アーム部の開動作方向に突き当たる前記雌雄のロック爪同士の係合面と前記可動アーム部の閉動作方向に突き当たる突当て面とを有し、前記可動側の先端部を前記固定側の先端部に係止させたときに両先端部が前記可動アーム部の開閉動作方向の双方に突き当たる状態に係合することを特徴とする線状部材の外付保持具。
  2. 前記可動側の先端部は、前記保持固定部の他面に対し略垂直な方向であって前記可動アーム部により前記凹部を閉止して形成される線状部材収納孔の径方向における外方側から前記固定側の先端部に凹凸嵌合するとともに、前記固定側の先端部に対して前記可動アーム部の開閉動作方向の双方に突き当たる状態に保持されることを特徴とする請求項1に記載の線状部材の外付保持具。
  3. 前記固定アーム部および前記可動アーム部のうち少なくとも前記固定アーム部が、前記保持固定部の他面と一体に略コの字形の屈曲面を形成するとともに、該屈曲面を含む前記凹部の内奥側に前記保持固定部の他面に対し略垂直な方向に対向する複数の略三角リブを有していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の線状部材の外付保持具。
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