JP2017147715A - 無線伝送装置、及び無線伝送装置と移動体通信装置との接続方法 - Google Patents

無線伝送装置、及び無線伝送装置と移動体通信装置との接続方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 本発明は、従来の技術の不足に対して、移動体通信装置の通信の品質を向上するように、無線伝送装置及び無線伝送装置による接続を制御する方法を提供することを課題とする。【解决手段】 本発明は、ベースユニットと、制御ユニットと、方向転換駆動ユニットと、アンテナユニットとを備える無線伝送装置、及び無線伝送装置と移動体通信装置との接続方法を提供する。制御ユニットがベースユニットに設けられる。方向転換駆動ユニットがベースユニットに設けられると共に、制御ユニットに電気的に接続される。アンテナユニットが方向転換駆動ユニットに設けられると共に、制御ユニットに電気的に接続される。制御ユニットはアンテナユニットと移動体通信装置との間の信号計測値に従い、方向転換駆動ユニットの回転方向を制御し、方向転換駆動ユニットに設けられるアンテナユニットを方向転換させる。【選択図】図1

Description

本発明は、無線伝送装置、及び無線伝送装置と移動体通信装置との接続方法に関し、特に移動体通信装置の通信の品質を向上することができる無線伝送装置、及び無線伝送装置と移動体通信装置との接続方法に関する。
現在の無線伝送装置、例えば無線ネットワーク基地局(Access point、AP)は、無線通信技術により無線ネットワークのサービスを提供することができる。一般的には、無線伝送装置は、通常、無指向性アンテナから発信される無線信号を介して移動体通信装置と無線接続(Wi−Fi)されるものである。
しかし、移動体通信装置で無線ネットワークの信号を送受信する強度が外部環境(例えば、装飾、設備、壁等の遮蔽物)に影響されることが多い。ユーザが移動体通信装置を用いる場合、移動体通信装置は、置かれる位置により受信される信号強度が変動するものである。移動体通信装置により受信される無線ネットワーク信号を強化するために、通常、ユーザは移動体通信装置を無線伝送装置に接近移動し、遮蔽物から引き離し、又は手動で移動体通信装置の角度を調整しなければならない。
従って、上記の不具合を克服するために、どのように無線伝送装置、及び無線伝送装置による接続を制御する方法が提供されるか、既に当業界で解決しようとする重要な課題の一つとなっている。
本発明は、移動体通信装置の通信の品質を向上するように、従来技術の不足に対して無線伝送装置、及び無線伝送装置による接続を制御する方法を提供することを課題とする。
本発明に用いられる一実施例は、移動体通信装置と接続されるための無線伝送装置であって、ベースユニットと、制御ユニットと、方向転換駆動ユニットと、アンテナユニットとを備える無線伝送装置を提供する。制御ユニットがベースユニットに設けられる。方向転換駆動ユニットがベースユニットに設けられると共に、制御ユニットに電気的に接続される。アンテナユニットが方向転換駆動ユニットに設けられると共に、制御ユニットに電気的に接続される。制御ユニットはアンテナユニットと移動体通信装置との間の信号計測値に従い、方向転換駆動ユニットの回転方向を制御し、方向転換駆動ユニットに設けられるアンテナユニットを方向転換させる。
本発明の更に別の実施例は、無線伝送装置と移動体通信装置との間の無線接続を確立する工程と、所定の位置に置かれるアンテナユニットと移動体通信装置との間の信号計測値を検知する工程と、アンテナユニットが第1の方向に向けて別の所定の位置まで回転するように駆動され、別の所定の位置に置かれるアンテナユニットと移動体通信装置との間の別の信号計測値を検知する工程と、アンテナユニットと移動体通信装置との間の後の検知された信号計測値が、前の検知された信号計測値よりも大きいかを判断する工程とを備える、無線伝送装置と移動体通信装置との接続方法を提供する。アンテナユニットと移動体通信装置との間の後の検知された信号計測値が、前の検知された信号計測値よりも大きくない場合、アンテナユニットが第2の方向に向けて更に別の所定の位置まで回転するように駆動され、更に別の所定の位置に置かれるアンテナユニットと移動体通信装置との間の更に別の信号計測値を検知し、アンテナユニットと移動体通信装置との間の後の検知された信号計測値が、前の検知された信号計測値よりも大きい場合、アンテナユニットが第1の方向に向けて回転するように駆動され続け、別の信号計測値を検知する。
本発明の更に別の実施例は、無線伝送装置と移動体通信装置との間の無線接続を確立する工程と、アンテナユニットが第1の方向に向けて回転するように駆動される工程と、アンテナユニットが第1の方向に向けて回転した後で検知された現在の信号計測値が、アンテナユニットが第1の方向に向けて回転する前に検知された直前の信号計測値よりも大きいかを判断し、アンテナユニットが第1の方向に向けて回転した後で検知された現在の信号計測値が、アンテナユニットが第1の方向に向けて回転する前に検知された直前の信号計測値よりも大きくない場合、アンテナユニットが第2の方向に向けて回転するように駆動される工程と、アンテナユニットが第2の方向に向けて回転した後で検知された現在の信号計測値が、アンテナユニットが第2の方向に向けて回転する前に検知された直前の信号計測値よりも大きいかを判断し、アンテナユニットが第2の方向に向けて回転した後で検知された現在の信号計測値が、アンテナユニットが第2の方向に向けて回転する前に検知された直前の信号計測値よりも大きくない場合、アンテナユニットが第1の方向に向けて回転するように駆動される工程とを備える、無線伝送装置と移動体通信装置との接続方法を提供する。
本発明に係る実施例が提供する無線伝送装置、及び無線伝送装置と移動体通信装置との接続方法は、無線伝送装置と移動体通信装置との間の信号計測値を連続的に検知し、アンテナユニットの方向転換を調整することができ、無線伝送装置と移動体通信装置との間の信号計測値又は通信の品質が最も好ましい状態に維持されるものである。
図1は本発明に係る第1の実施例に提供される無線伝送装置の機能ブロック図である。 図2は本発明に係る第1の実施例の無線伝送装置及び移動体通信装置の操作の模式図である。 図3は本発明に係る実施例の無線伝送装置及び移動体通信装置の使用状態の模式図である。 図4は本発明に係る実施例の無線伝送装置及び移動体通信装置の別の使用状態の模式図である。 図5は本発明に係る第2の実施例に提供される無線伝送装置と移動体通信装置との接続の工程フロー模式図である。 図6は本発明に係る第2の実施例に提供される別の無線伝送装置と移動体通信装置との接続の工程フロー模式図である。 図7は本発明に係る第3の実施例に提供される無線伝送装置と移動体通信装置との接続の工程フロー図である。
以下に特定の具体的実施例により本発明に開示されている、「無線伝送装置、及び無線伝送装置と移動体通信装置との接続方法」に関する実施形態を説明するが、当業者が本明細書に開示されている内容から本発明のメリットと効果が分かる。本発明は、他の異なる具体的実施例により実施または適用されてもよく、本明細書中の各項目の詳細も、異なる観点と適用に応じて、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で様々な修飾と変更を行うことができる。また、本発明の図面は簡単な概略的説明に過ぎず、実際のサイズに応じて描かれるものではないことを、まず明らかにしておく。
〔第1の実施例〕
まず、図1及び図2を参照する。本発明に係る実施例は、移動体通信装置2と接続されるための無線伝送装置1を提供する。無線伝送装置1は、ベースユニット11と、制御ユニット12と、方向転換駆動ユニット13と、アンテナユニット14とを備える。好ましくは、無線伝送装置1は、信号接続ユニット15を更に備える。例えば、信号接続ユニット15がネットワークケーブルのコネクタソケット(RJ45端子)であってもよく、信号接続ユニット15がネットワーク信号ポートに電気的に接続される(図示せず)ことにより、デジタル情報を受信又は出力し、ネットワーク信号ポートから受信されたデジタル情報をアンテナユニット14を介して移動体通信装置2に送信することで、移動体通信装置2がネットワーク接続がされ得るようになる。言い換えれば、無線伝送装置1は無線ルータ(Router)、無線ネットワーク基地局(Access Point,AP、Wireless Access Point,WAP)、ブルートゥース(登録商標)(Bluetooth(登録商標))接続装置、Wi−Fi装置又は他の無線伝送機能を有するアクセス装置に相当するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
また、本発明に係る実施例としては、アンテナユニットは単なる1本のアンテナか2本以上のアンテナであってもよく、1本のアンテナユニット14を用いる場合、信号の受信と発送の機能を果たすために、アンテナユニットが時間割にてマルチタスクの動作をすることができる。複数本のアンテナを用いる場合、信号の受信と送信の作業を分けて行ってもよい。
次に、ベースユニット11は、他のモジュールを載置するためのケース若しくはソケット本体であってもよく、制御ユニット12は回路基板(図示せず)に設けられ、回路基板を介してベースユニット11に設けられてもよい。なお、制御ユニット12はマイクロコントローラ(Microcontroller Unit、MCU)であってもよいが、本発明はこれに限定されるものではない。また、方向転換駆動ユニット13はベースユニット11に設けられてもよく、アンテナユニット14が方向転換駆動ユニット13に設けられ、または回転盤(図示せず)を介して方向転換駆動ユニット13に設けられることが可能である。方向転換駆動ユニット13及びアンテナユニット14は、それぞれ制御ユニット12に電気的に接続されてもよい。例えば、本発明に係る実施例としては、方向転換駆動ユニット13は、モータ(例えば、テッピングモータ等)であってもよく、制御ユニット12の制御により回転するものである。
次に、制御ユニット12はアンテナユニット14と移動体通信装置2との間の信号計測値に従い、方向転換駆動ユニット13の回転方向(又は回転角度)を制御し、方向転換駆動ユニット13に設けられるアンテナユニット14を方向転換させることができる。例えば、方向転換駆動ユニット13はアンテナユニット14を第1の方向D1(時計方向)又は第2の方向D2(反時計方向)に沿って回転させるように駆動することができる。即ち、第1の方向D1と第2の方向D2とはお互いに異なり、又はお互いに逆である。これにより、制御ユニット12は受信される信号計測値に従い、最適(最大)の信号計測値を有する位置を連続的に判断できるものである。また、本発明の図面から、アンテナユニット14が水平方向に沿って回転することが示されるが、別の実施態様において、アンテナユニット14は別の方向転換駆動ユニット13により駆動されて水平方向に対する垂直方向に沿って回転(ピッチ回転)してもよい。これにより、それぞれ異なる高さ(例えば、異なる階床)に位置する無線伝送装置1と移動体通信装置2との間の信号接続性を強化する。
なお、アンテナユニット14は、指向性アンテナ(Directional Antenna)であってもよく、好ましくは、本発明に係る実施例としては、無指向性アンテナ(Isotropic Antenna)を更に備えることができる。これにより、指向性アンテナによりカバーされる無線ネットワークの空間範囲内に位置しない移動体通信装置2は、無指向性アンテナ(図示せず)により接続を行うことができる。
言い換えれば、移動体通信装置2、例えば携帯電話、ノートパソコン又はマルチメディアタブレット等の電子通信設備は、無線伝送装置1によりカバーされる無線ネットワークの空間に入る場合、アンテナユニット14と移動体通信装置2との間に無線接続を行い、例えば、ワイファイ(Wireless Fidelity、Wi−Fi)技術で無線リンクを行う。ユーザは移動体通信装置2の受信強度が不足するか更に向上する必要があると考える際に、移動体通信装置2を介して無線伝送装置1を調整し、移動体通信装置2とアンテナユニット14との間の信号計測値の強度を向上することができる。
例えば、移動体通信装置2は、アンテナユニット14から発信される放射線場の境界の付近に位置する、又はアンテナユニット14から遠い場合、無線伝送装置1による無線信号を受信・送信しにくくなる。即ち、移動体通信装置2はアンテナユニット14(指向性アンテナ又は無指向性アンテナ)による弱い無線信号のみを受信する。この場合、移動体通信装置2の無線信号の受信信号の強度値(Received signal strength indication、RSSI)又は信号雑音比(Signal−to−noise ratio、SNR)が低減される。これにより、移動体通信装置2は、無線伝送装置1が移動体通信装置2に受信された無線ネットワーク信号が弱い状況に対してアンテナユニット14を調整するように、制御信号を無線伝送装置1に出力することができる。なお、ユーザは移動体通信装置2に設けられるアプリケーション(Application)を介して、移動体通信装置2から制御信号が無線伝送装置1に出力されることを制御することができる。しかし、本発明は、制御信号を出力する手段を限定しないものである。
次に、図3と図4を参照する。制御ユニット12は、アンテナユニット14を介して移動体通信装置2からの制御信号を受信し、且つそれにより方向転換駆動ユニット13を制御するための駆動信号を発生し、更にアンテナユニット14の方向転換を開始させ、移動体通信装置2と無線伝送装置1との間の信号強度を向上することができる。詳しくは、移動体通信装置2が制御信号を出力するように制御された後、アンテナユニット14から出射されるアンテナの放射線場Zの方向が移動体通信装置2に向けることができ、ユーザが移動体通信装置2を持って移動する場合、アンテナユニット14が方向転換駆動ユニット13により動かされて回転することができる。それにより、アンテナユニット14から出射されるアンテナの放射線場Zの方向が連続的に移動体通信装置2に向け、またはアンテナユニット14が、移動体通信装置2と対応すると共に最適の信号計測値を有する位置に置かれる。言い換えれば、アンテナの放射線場Zの範囲内における他の移動体通信装置2は、いずれも制御信号を発するための移動体通信装置2により信号強度を向上することができる。なお、別の実施態様において、それぞれ複数の移動体通信装置2に対応するように、複数組のアンテナユニット14が設けられてもよいが、本発明はこれに限定されるものではない。
〔第2の実施例〕
まず、図5と共に図1と図2を合わせて参照する。本発明の第2の実施例は、無線伝送装置1と移動体通信装置2との間の無線接続を確立する工程S100(工程(a)に相当する)を備える無線伝送装置と移動体通信装置との接続方法が提供される。例えば、接続を確立する手段としては、移動体通信装置2には、自動の方法で、又はユーザが手動の方法で無線伝送装置1と接続されるアプリケーションが設けられてもよい。
次に、工程S102(工程(b)に相当する)のように、所定の位置に置かれるアンテナユニット14と移動体通信装置2との間の信号計測値を検知する。例えば、制御ユニット12を介してアンテナユニット14と移動体通信装置2との間の受信信号の強度値又は信号雑音比を測定してもよく、信号計測値が連続的に検知され、現在の最新の信号計測値が連続的に分かるようにする。
次に、工程S104(工程(c)に相当する)のように、アンテナユニット14が第1の方向D1に向けて別の所定の位置まで回転し、別の所定の位置に置かれるアンテナユニット14と移動体通信装置2との間の別の信号計測値を検知する。具体的には、アンテナユニット14が方向転換駆動ユニット13に駆動されて回転することができる。第1の方向D1は、アンテナユニット14が水平方向の時計方向に回転したり、反時計方向に回転したりしてもよく、アンテナユニット14が第1の方向D1に向けて所定の距離又は所定の角度を回転した後、制御ユニット12がアンテナユニット14と移動体通信装置2との間の別の信号計測値を測定する。これにより、工程S102と工程S104を経てから、それぞれ異なる位置に置かれる信号計測値が2セット生成され得る。
次に、工程S106(工程(d)に相当する)のように、アンテナユニット14と移動体通信装置2との間の後の検知された信号計測値が、前の検知された信号計測値よりも大きいかを判断する。具体的には、アンテナユニット14と移動体通信装置2との間の後の検知された信号計測値は、アンテナユニット14が第1の方向D1に向けて回転した後の別の所定の位置における信号計測値、即ち、現在最も新しく計測された信号計測値に相当する。また、アンテナユニット14と移動体通信装置2との間の前の検知された信号計測値は、アンテナユニット14が第1の方向D1に向けて回転する前の所定の位置における信号計測値、即ち、最も新しく計測された信号計測値に対して前の計測された信号計測値に相当する。
次に、制御ユニット12を介して後の検知された信号計測値が、前の検知された信号計測値よりも大きいかを判断することができ、後の検知された信号計測値が、前の検知された信号計測値よりも大きい場合、工程S104に戻りそれを実施し、アンテナユニット14が第1の方向D1に沿って回転するように駆動され続け、再び新しい信号計測値が得られる。
言い換えれば、後の検知された信号計測値が、前の検知された信号計測値よりも大きい、即ちアンテナユニット14が第1の方向D1に沿って回転し続ける場合、アンテナユニット14と移動体通信装置2との間の信号がますます良くなってくることが示されるので、同じ方向に向けて回転し続けることができる。
次に、工程S108のように、アンテナユニット14と移動体通信装置2との間の後の検知された信号計測値が、前の検知された信号計測値よりも大きくない場合、アンテナユニット14が第2の方向D2に向けて更に別の所定の位置まで回転するように駆動され、更に別の所定の位置に置かれるアンテナユニットと移動体通信装置との間の更に別の信号計測値を検知する。詳しくは、後の検知された信号計測値が、前の検知された信号計測値よりも大きくならない、即ちアンテナユニット14が第1の方向D1に沿って回転し続ける場合、アンテナユニット14と移動体通信装置2との間の信号がますます悪くなってくることが示されるので、方向を変えて回転しなければならない。
次に、工程S108が実施された後で、次に工程S106に戻りそれを実施し、制御ユニット12はアンテナユニット14と移動体通信装置2との間の後の検知された信号計測値が、前の検知された信号計測値よりも大きいかを判断し続ける。即ち、アンテナユニット14が第2の方向D2に向けて回転した後で検知された信号計測値が、アンテナユニット14が第2の方向D2に向けて回転する前に検知された信号計測値よりも大きいかを判断する。
また、好ましくは、アンテナユニット14と移動体通信装置2との間の最適の信号計測値の位置をより速く見つけるために、工程S102を行う前に、アンテナユニット14と移動体通信装置2との間の最適の信号計測値の位置を記録するように、更にアンテナユニット14が第1の方向D1(又は第2の方向D2)に向けて回り1回転するように駆動されてもよい。次に、更に方向転換駆動ユニット13を介してアンテナユニット14が最適の信号計測値を有する位置まで回転するように駆動される。言い換えれば、まず、アンテナユニット14を最適の信号計測値を有する位置まで回転させることにより、その後で工程S102〜S108を実施する場合、アンテナユニット14と移動体通信装置2に最適の信号計測値をより速く得ることができる。そして、上記の工程S102〜S108に示すことにより、アンテナユニット14を最適の信号計測値を有する位置まで連続的に回転させ、最適の信号計測値を保持するようになる。
次に、図6を参照する。図6と図5との比較から、図6に示す実施態様において、工程S102とS104との間に、信号計測値がデフォルトの信号計測値よりも大きいかを判断する工程を更に備えることが分かる。具体的には、工程S103のように、所定の位置に置かれるアンテナユニット14と移動体通信装置との間の信号計測値がデフォルトの信号計測値よりも大きいかを判断する。デフォルトの信号計測値は、アンテナユニット14が方向転換するように駆動され続けることが必要であるかを判断するための閾値(Threshold)であってもよい。これにより、所定の位置に置かれるアンテナユニット14と移動体通信装置との間の信号計測値が、デフォルトの信号計測値よりも大きくない場合、工程S104を実施する。即ち、信号計測値の強度が相変わらず不足しており、更に、アンテナユニット14が方向転換を開始させるように駆動される必要がある。また、所定の位置に置かれるアンテナユニット14と移動体通信装置2との間の信号計測値が、デフォルトの信号計測値よりも大きい場合、工程S102に戻りそれを実施し、信号計測値を検知し続ける。なお、信号計測値が連続的に変動するので、省エネのために、工程S102に戻りそれを実施する過程で、更にプリセット時間を設定でき、プリセット時間を置いてから、所定の位置に置かれるアンテナユニット14と移動体通信装置2との間の信号計測値が、デフォルトの信号計測値よりも大きいかを更に判断し続けるようにする。
なお、別の実施態様において、信号強度が一定のレベルに維持されたまま、アンテナユニット14が連続的に回転することを防止するために、別の信号計測値が検知された後、又は更に別の信号計測値が検知された後、所定の位置に置かれるアンテナユニット14と移動体通信装置との間の信号計測値がデフォルトの信号計測値よりも大きいかを判断する工程を実施することができる。
別の所定の位置又は更に別の所定の位置に置かれるアンテナユニット14と移動体通信装置2との間の別の信号計測値又は更に別の信号計測値が、デフォルトの信号計測値よりも大きい場合、アンテナユニット14を回転させることを一旦停止し、信号計測値がデフォルトの信号計測値よりも大きくならないまで、アンテナユニット14を回転させ続ける。
ちなみに、アンテナユニットと移動体通信装置との間の後の検知された信号計測値が、前の検知された信号計測値よりも大きいかを判断する工程が実施された後で、移動体通信装置2と無線伝送装置1との間の対応する位置関係を計算する工程を更に備えることができる。なお、具体的工程の詳細は、第3の実施例で更に説明される。
〔第3の実施例〕
まず、図7と共に図1と図2を合わせて参照する。本発明の第3の実施例は、無線伝送装置1と移動体通信装置2との間の無線接続を確立する工程S200を備える無線伝送装置と移動体通信装置との接続方法が提供される。次に、工程S202のように、アンテナユニット14が第1の方向D1に向けて回転するように駆動される。なお、工程S200と工程S202における無線接続方法とアンテナユニット14が回転するように駆動される方法は上述した実施例と同様であるので、ここでは重複する説明は省略する。
次に、工程S204のように、アンテナユニット14が第1の方向D1に向けて回転した後で検知された現在の信号計測値が、アンテナユニット14が第1の方向D1に向けて回転する前に検知された直前の信号計測値よりも大きいかを判断する。これにより、工程S204が実施される前に、無線伝送装置1と移動体通信装置2との間の信号強度を検知し、アンテナユニット14が第1の方向D1に向けて回転する前に検知された直前の信号計測値を得る工程を更に備える。言い換えれば、現在の信号計測値は最新の信号計測値であり、直前の信号計測値は最新の信号計測値の前の信号計測値である。これにより、制御ユニット12の処理演算により、現在の信号計測値と直前の信号計測値の大小を判断できる。
次に、工程S206のように、アンテナユニット14が第1の方向D1に向けて回転した後で検知された現在の信号計測値が、アンテナユニット14が第1の方向D1に向けて回転する前に検知された直前の信号計測値よりも大きくない場合、アンテナユニット14が第2の方向D2に向けて回転するように駆動される。言い換えれば、制御ユニット12により検知された回転した後の現在の信号計測値が、回転する前に検知された直前の信号計測値よりも大きくない場合、即ち信号強度がますます悪くなってくることが示される。したがって、制御ユニット12は、アンテナユニット14を第1の方向D1と対向する(又は逆である)第2の方向D2に向けて回転させるように制御する。
また、アンテナユニット14が第1の方向D1に向けて回転した後で検知された現在の信号計測値が、アンテナユニット14が第1の方向D1に向けて回転する前に検知された直前の信号計測値よりも大きい場合、アンテナユニット14が第1の方向に向けて回転するように駆動され続ける。言い換えれば、制御ユニット12により検知された回転した後の現在の信号計測値が、回転する前に検知された直前の信号計測値よりも大きい場合、即ち信号強度がますます良くなってくることが示される。したがって、制御ユニット12はアンテナユニット14を第1の方向D1に向けて回転させ続けるように制御する。
次に、工程S208のように、アンテナユニット14が第2の方向D2に向けて回転した後で検知された現在の信号計測値が、アンテナユニット14が第2の方向D2に向けて回転する前に検知された直前の信号計測値よりも大きいかを判断する。これにより、制御ユニット12の処理演算により、現在の信号計測値と直前の信号計測値の大小差異を判断し続けることで、アンテナユニット14がどの方向に向けて回転すべきかを決める。
次に、アンテナユニット14が第2の方向D2に向けて回転した後で検知された現在の信号計測値が、アンテナユニット14が第2の方向D2に向けて回転する前に検知された直前の信号計測値よりも大きくない場合、工程S202に戻りそれを実施し、アンテナユニット14が第1の方向D1に向けて回転するように駆動される。
次に、アンテナユニット14が第2の方向D2に向けて回転した後で検知された現在の信号計測値が、アンテナユニット14が第2の方向に向けて回転する前に検知された直前の信号計測値よりも大きい場合、アンテナユニット14が第2の方向D2に向けて回転するように駆動され続ける。
また、工程S202を実施する前に、即ち、アンテナユニット14が第1の方向D1に向けて回転するように駆動される工程の前に、第1の方向D1に向けて回転する前に検知された直前の信号計測値がデフォルトの信号計測値よりも大きいかを判断する工程を更に備えることができる。第3の実施例に述べられるデフォルトの信号計測値が第2の実施例に述べられる信号計測値に相当するので、ここでは重複する説明は省略する。
次に、第1の方向D1に向けて回転する前に検知された直前の信号計測値が、デフォルトの信号計測値よりも大きい場合、アンテナユニット14を回転させることを一旦停止する。また、信号計測値がデフォルトの信号計測値よりも大きくならないと、アンテナユニット14を再び回転させ続ける。また、第1の方向D1に向けて回転する前に検知された直前の信号計測値が、デフォルトの信号計測値よりも大きくない場合、後工程S202が継続される。
更には、アンテナユニット14が第1の方向D1に向けて回転するように駆動される工程の前に、アンテナユニット14と移動体通信装置2との間の最適の信号計測値の位置を記録するように、アンテナユニット14が第1の方向D1に向けて回り1回転するように駆動される工程を更に備える。なお、この工程は上述した第2の実施例に述べられる内容に相当するので、ここでは重複する説明は省略する。
なお、本発明に係る実施例に提供される無線伝送装置と移動体通信装置との接続方法は、移動体通信装置2と無線伝送装置1との間の位置関係を更に計算することもできる。言い換えれば、更に、移動体通信装置2を場所的に位置決めすることができる。即ち、アンテナユニットが第2の方向に向けて回転した後で検知された現在の信号計測値が、アンテナユニットが第2の方向に向けて回転する前に検知された直前の信号計測値よりも大きいかを判断する工程の後で、移動体通信装置2と無線伝送装置1との間の対応する位置関係を計算する工程を更に備えることができる。
具体的には、まず、上述した工程によりアンテナユニット14が移動体通信装置2の間に最適の信号計測値を有する位置まで駆動され得る、即ち、この工程により移動体通信装置2の無線伝送装置1に対する方位が得られる。次に、信号計測値の大小により移動体通信装置2と無線伝送装置1との間の距離が計算され、更に移動体通信装置2を位置決めすることができる。
〔実施例の可能な効果〕
以上のことから、本発明の作用効果は、本発明に係る実施例に提供される無線伝送装置1、及び無線伝送装置1と移動体通信装置2との接続方法は、無線伝送装置1と移動体通信装置2との間の信号計測値を連続的に検知し、アンテナユニット14の方向転換を調整することができ、無線伝送装置1と移動体通信装置2との間の信号計測値又は通信の品質が連続的に最も好ましい状態に維持されることであり得る。
以上に述べられたのは本発明の好ましい可能な実施例に過ぎず、これにより本発明の特許請求の範囲を制限するものではないので、本発明の明細書及び図面内容に基づく等価の技術的変形は、すべて本発明の保護範囲内に含まれる。
1 無線伝送装置
11 ベースユニット
12 制御ユニット
13 方向転換駆動ユニット
14 アンテナユニット
15 信号接続ユニット
2 移動体通信装置
D1 第1の方向
D2 第2の方向
Z アンテナの放射線場

Claims (11)

  1. 無線伝送装置と移動体通信装置との間の無線接続を確立する工程(a)と、
    所定の位置に置かれるアンテナユニットと前記移動体通信装置との間の信号計測値を検知する工程(b)と、
    前記アンテナユニットが第1の方向に向けて別の所定の位置まで回転するように駆動され、別の前記所定の位置に置かれる前記アンテナユニットと前記移動体通信装置との間の別の信号計測値を検知する工程(c)と、
    前記アンテナユニットと前記移動体通信装置との間の後の検知された前記信号計測値が、前の検知された前記信号計測値よりも大きいかを判断する工程(d)と、
    を備え、
    前記アンテナユニットと前記移動体通信装置との間の後の検知された前記信号計測値が、前の検知された前記信号計測値よりも大きくない場合、前記アンテナユニットが第2の方向に向けて更に別の所定の位置まで回転するように駆動され、更に別の所定の位置に置かれる前記アンテナユニットと前記移動体通信装置との間の更に別の信号計測値を検知し、次に工程(d)を実施し、
    前記アンテナユニットと前記移動体通信装置との間の後の検知された前記信号計測値が、前の検知された前記信号計測値よりも大きい場合、工程(c)を実施することを特徴とする、無線伝送装置と移動体通信装置との接続方法。
  2. 前記工程(a)を行う前に、
    前記アンテナユニットと前記移動体通信装置との間の最適の信号計測値の位置を記録するように、前記アンテナユニットが第1の方向に向けて回り1回転するように駆動される工程と、
    前記アンテナユニットが前記最適の信号計測値を有する位置まで回転するように駆動される工程とを更に備えることを特徴とする、請求項1に記載の無線伝送装置と移動体通信装置との接続方法。
  3. 前記工程(b)と工程(c)との間に、
    前記所定の位置に置かれる前記アンテナユニットと前記移動体通信装置との間の前記信号計測値がデフォルトの信号計測値よりも大きいかを判断する工程を更に備え、
    前記所定の位置に置かれる前記アンテナユニットと前記移動体通信装置との間の前記信号計測値が、前記デフォルトの信号計測値よりも大きくない場合、工程(c)を実施し、
    前記所定の位置に置かれる前記アンテナユニットと前記移動体通信装置との間の前記信号計測値が、前記デフォルトの信号計測値より大きい場合、工程(b)を実施することを特徴とする、請求項1に記載の無線伝送装置と移動体通信装置との接続方法。
  4. 移動体通信装置と接続されるための無線伝送装置であって、
    ベースユニットと、
    前記ベースユニットに設けられる制御ユニットと、
    前記ベースユニットに設けられると共に、前記制御ユニットに電気的に接続される方向転換駆動ユニットと、
    前記方向転換駆動ユニットに設けられると共に、前記制御ユニットに電気的に接続されるアンテナユニットと、
    を備え、
    前記制御ユニットは前記アンテナユニットと前記移動体通信装置との間の信号計測値に従い、前記方向転換駆動ユニットの回転方向を制御し、前記方向転換駆動ユニットに設けられる前記アンテナユニットを方向転換させることを特徴とする、無線伝送装置。
  5. 前記ベースユニットに設けられると共に、前記制御ユニットに電気的に接続される信号接続ユニットを更に備えることを特徴とする、請求項4に記載の無線伝送装置。
  6. 前記アンテナユニットは指向性アンテナであることを特徴とする、請求項4に記載の無線伝送装置。
  7. 無線伝送装置と移動体通信装置との間の無線接続を確立する工程と、
    アンテナユニットが第1の方向に向けて回転するように駆動される工程と、
    前記アンテナユニットが前記第1の方向に向けて回転した後で検知された現在の信号計測値が、前記アンテナユニットが前記第1の方向に向けて回転する前に検知された直前の信号計測値よりも大きいかを判断し、前記アンテナユニットが前記第1の方向に向けて回転した後で検知された前記現在の信号計測値が、前記アンテナユニットが前記第1の方向に向けて回転する前に検知された前記直前の信号計測値よりも大きくない場合、前記アンテナユニットが第2の方向に向けて回転するように駆動される工程と、
    前記アンテナユニットが前記第2の方向に向けて回転した後で検知された現在の信号計測値が、前記アンテナユニットが前記第2の方向に向けて回転する前に検知された直前の信号計測値よりも大きいかを判断し、前記アンテナユニットが前記第2の方向に向けて回転した後で検知された前記現在の信号計測値が、前記アンテナユニットが前記第2の方向に向けて回転する前に検知された前記直前の信号計測値よりも大きくない場合、前記アンテナユニットが前記第1の方向に向けて回転するように駆動される工程と、
    を備えることを特徴とする、無線伝送装置と移動体通信装置との接続方法。
  8. 前記アンテナユニットが前記第1の方向に向けて回転した後で検知された前記現在の信号計測値が、前記アンテナユニットが前記第1の方向に向けて回転する前に検知された前記直前の信号計測値よりも大きい場合、前記アンテナユニットが前記第1の方向に向けて回転するように駆動され続けることを特徴とする、請求項7に記載の無線伝送装置と移動体通信装置との接続方法。
  9. 前記アンテナユニットが前記第2の方向に向けて回転した後で検知された前記現在の信号計測値が、前記アンテナユニットが前記第2の方向に向けて回転する前に検知された前記直前の信号計測値よりも大きい場合、前記アンテナユニットを前記第2の方向に向けて回転するように駆動され続けることを特徴とする、請求項7に記載の無線伝送装置と移動体通信装置との接続方法。
  10. 前記アンテナユニットが前記第1の方向に向けて回転するように駆動される工程を行う前に、
    前記無線伝送装置と前記移動体通信装置との間の信号強度を検知し、前記アンテナユニットが前記第1の方向に向けて回転する前に検知された前記直前の信号計測値を得る工程を更に備えることを特徴とする、請求項7に記載の無線伝送装置と移動体通信装置との接続方法。
  11. 前記アンテナユニットが前記第2の方向に向けて回転した後で検知された前記現在の信号計測値が、前記アンテナユニットが前記第2の方向に向けて回転する前に検知された前記直前の信号計測値よりも大きいかを判断する工程の後で、
    前記移動体通信装置と前記無線伝送装置との間の対応する位置関係を計算する工程を更に備えることを特徴とする、請求項7に記載の無線伝送装置と移動体通信装置との接続方法。
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