JP2001156808A - 無線インターネット接続のための多重アクセス方法及び装置 - Google Patents

無線インターネット接続のための多重アクセス方法及び装置

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JP2001156808A
JP2001156808A JP2000281792A JP2000281792A JP2001156808A JP 2001156808 A JP2001156808 A JP 2001156808A JP 2000281792 A JP2000281792 A JP 2000281792A JP 2000281792 A JP2000281792 A JP 2000281792A JP 2001156808 A JP2001156808 A JP 2001156808A
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polling
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network
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JP2000281792A
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A Tsuao Chichishin
チチシン・エイ・ツァオ
Yen Yu-Tein
ユーティン・イェン
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OTC Wireless Inc
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OTC Wireless Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 より多数のデバイスがネットワークにアクセ
スし易い通信方法を提供する。 【解決手段】 複数のクライアントステーション(10
8)を有する通信ネットワークにおいて、ベースステー
ション(108)によりポーリングされつつあることに
応答して、各クライアントステーション108のアクテ
ィビティの履歴を決定する。この履歴に基づいて、クラ
イアントステーション(108)のポーリング周波数が
動的に調節される。アクティブである履歴を有するクラ
イアントステーション(108)はポーリングサイクル
中最大周波数でポーリングされる。アイドルの履歴を有
するクライアントステーションは、低減された周波数で
ポーリングされる。ポーリングに不応答の履歴を有する
クライアントステーションは、次のポーリングサイクル
においてさらに低減された周波数でポーリングされる。
アクティブとなったクライアントステーションは、増大
された周波数で、好ましくは最大周波数でポーリングさ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報を送受するた
めにベースステーションがクライアントステーションを
ポーリングするコンピュータネットワークにおけるワイ
ヤレス(無線)通信の分野に関し、特にクライアントス
テーションのアクティビティレベルに従って動的に調節
可能なポーリング周波数にてポーリングを行うワイヤレ
ス通信に関する。本出願は、1999年09月16日付で米国特
許出願された米国仮特許出願No.60/154,671号の利益を
主張する。したがって、上記出願の内容は本出願に組み
込まれる。
【0002】
【従来の技術】従来のキャリヤ感知多重アクセス/衝突
検出(CSMA/CD)およびキャリヤ感知多重アクセ
ス/衝突回避(CSMA/CA)方式によると、ネット
ワークが静穏になったことを決定後(しばしばキャリヤ
の感知と称される)、デバイスがネットワークにアクセ
スすることが可能となる。ネットワークがビジーのと
き、デバイス(またはノード)は、ネットワークにアク
セスできるまでランダムな長さの時間待機する。1以上
のデバイスがネットワークにアクセスすることを試みる
ならば、それらの信号は衝突する。この衝突が確認され
ると、デバイスは普通、ネットワークに再アクセスでき
るまでランダムな長さの時間待機する。
【0003】CSMA方式は、ネットワークへのアクセ
スを競うデバイスの数が増加すると問題である。この方
式の一つの明らかな欠点は、ネットワークと通信しよう
とするデバイスが増すほど衝突の確率が増加することで
ある。衝突の数が多くなればなるほど、通信ネットワー
クシステムの性能の劣化は大きくなる。さらに、CSM
A方式は、使用されるデバイスの数が多くなればなるほ
どスループットが迅速に飽和するから満足できない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】したがって、スループ
ットおよび性能と関連する欠点を被ることなくより多数
のデバイスがネットワークにアクセスすることを可能に
する通信方法の必要性が存在する。さらに、通信ネット
ワークシステムがデバイスとシステム間にワイヤレス伝
送を必要とするときは、費用効率が高く、高利得を提供
し、デバイス間に効率的な伝送レンジを可能にする部品
をもってシステムの性能を改善することが望まれるであ
ろう。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、通信ネットワ
ーク(102)内の複数のクライアントステーション
(108)をポーリングし、クライアントステーション
と関連するアクティビティレベルの履歴に基づいてクラ
イアントステーション(108)のポーリング周波数を
動的に調節するための、コンピュータ装置、コンピュー
タ媒体および方法を提供する。ポーリングされつつある
クライアントステーション(108)に応じて、本発明
では、アイドルであるクライアントステーションに対す
るポーリング周波数を減じ、さらに、不応答であるクラ
イアントステーションに対するポーリング周波数をさら
に減ずる。ポーリング周波数の低減は、クライアントス
テーションがアイドルまたは不応答に留まる限り継続さ
れる。アクティブとなったクライアントステーション
(108)は、増大された周波数で、好ましくは最大の
周波数でポーリングされる。
【0006】
【発明の実施の形態】図1は、代表的通信ネットワーク
システム100のアーキテクチャを示す線図で、そして
このシステムは本発明を利用するに有利であり、コンピ
ュータプログラムの形式で本発明のプロセスステップお
よびモジュールの具体例を包含することができる。代わ
りに、プロセスステップおよびモジュールは、ファイヤ
ウェアまたはハードウェアで具体化してもよく、そして
ソフトウェアで具体化されるときには、永存するように
ダウンロードしてもよいし、実時間ネットワークオペレ
ーティングシステムにより使用される異なるプラットフ
ォームから操作してもよい。
【0007】通信ネットワークシステム100は、開放
ネットワーク104と、このネットワーク104と通信
下にある1または複数の別のネットワーク102とを含
む。本発明の好ましい具体例において、開放ネットワー
ク104は「ラストマイル」ネットワークと称され、こ
こで開放ネットワーク104はインターネットである、
そして該ネットワークはネットワーク102と無線通信
下にあり、TCP/IP(伝送制御プロトコル/インタ
ーネットプロトコル)で操作し得る。さらに、ネットワ
ーク102は、好ましくはワイヤレス通信ネットワーク
それ自体であるのがよい。インターネットの構成および
動作は従来当業者に周知であるから、これに向けられた
詳細な説明は記述しない。
【0008】ネットワーク102は、ある領域をカバー
する多重クライアントステーション108との通信を促
進するベースステーション106を含む。例えば、この
領域は、多数の建物が互いに歩いていける距離内に存在
するが、多くのクライアントステーション108を必要
とする高等学習教育機関のキャンパスと考えてよい。ク
ライアントステーション108は、ネットワーク102
のノードと考えることができ、データプロセッサ、ネッ
トワークサーバおよび選択された従来形式のデバイスを
含んでよい。
【0009】好ましい具体例において、ベースステーシ
ョン106およびクライアントステーション108間の
ワイヤレス通信は、アンテナ110を介して無線周波数
(RF)伝送により促進される。ベースステーション1
06は、インターネット104とのワイヤレスリンク1
12を確立する。しかしながら、当業者であれば、ネッ
トワーク102および104の他の具体例に適用可能で
あることが認められよう。例えば、ベースステーション
106は、赤外線およびマイクロウェーブリンクにより
クライアントステーション108と通信し得る。代わり
に、ベースステーション106は、クライアントステー
ション108とハードワイヤ接続してよい(例えば撚り
対線、同軸ケーブル、電気機械リンク、ファイバオプテ
ィックケーブルおよび同等物により)。ベースステーシ
ョン106それ自体ネットワーク104にハードウェア
接続してよい。さらに、広範囲の種類の一般的ネットワ
ーク構造体をネットワーク102および104に変えて
使用できることを理解されたい。数種の例としては、ロ
ーカルエーリヤネットワーク(LAN)、ワイドエーリ
ヤネットワーク(WAN)またはイントラネットおよび
仮想プライベートネットワーク(VPN)があげられ
る。最後に、当業者であれば、ネットワーク102およ
び104をさらにこれらの他の例示のネットワークに接
続し得ることは容易に明らかであろう。
【0010】本発明は、ネットワーク資源を管理するの
に使用されるオペレーティングシステムであるコンピュ
ータネットワークオペレーティングシステム(NOS)
と関連して使用できる。NOSは複数の入力および要求
を同時に管理し、マルチユーザの環境に必要なセキュリ
ティを提供し得る。完全に自蔵式であるこの種のNOS
の例としては、ワシントンRedmond所在のMicrosoft Cor
porationにより製造されたWindows NT、およびNovell N
etware、TCP/IPをもつUNIX(登録商標)/XENI
XおよびAppletalkが含まれる。適用可能な他のオペレ
ーティングシステムとしては、Windows 95、97および9
8、Microsoft LAN Manager、Banyan Vines、TCP/IPをも
つIBM OS/400、DECNETおよび任意の他のイーサネット
(登録商標)ピヤツーピヤNOSが挙げられる。
【0011】動作において、NOSのモジュールは各ク
ライアントステーションに存在し(これはクライアント
コンピュータであってもよい)、他方他のモジュールは
ベースステーションに配置される(これもサーバコンピ
ュータであってよい)。例えば、これらのモジュール
は、クライアントステーション上に存在する局部ドライ
ブであるかのように、ベースステーション上の遠隔ドラ
イブへのアクセスを可能にする。一般に、クライアント
ステーションからの要求がファイルおよびアプリケーシ
ョンさらにはネットワークデバイス(例えばプリンタ、
ファックスおよびモデム)を共有することができれば、
NOSは、ベースステーションがクライアントステーシ
ョンから要求を受け入れることを可能にする。この種の
ファイルおよび印刷サービスに加えて、NOSはまた、
ディレクトリサービス、ならびに伝達システム、ネット
ワーク管理およびマルチプロトコルルート機能を容易化
ないし助長する。
【0012】図2のブロック図を参照すると、ベースス
テーション106とクライアントステーション108の
両者は、RF(無線周波数または「ラジオ」)トランシ
ーバユニット200を備えており、そして該トランシー
バユニットは、アンテナ110に結合され、本発明に従
って作動される。後で説明されるように、各トランシー
バユニット200は、ワイヤレスネットワーク102お
よび他のネットワークがそれとハードワイヤ接続されて
いるにしろワイヤレス通信下にあるにせよその間にイン
ターフェースを提供する。ベースステーション106に
おけるトランシーバユニット200は、好ましくは、任
意の時間的瞬間においてクライアントステーション10
8に情報を伝送するようにセットされるのがよいが、ク
ライアントステーション108におけるトランシーバユ
ニット200は、好ましくは、ベースステーション10
6によりポーリングされるときのみ情報をベースステー
ション106に伝送するのが好ましい。RFトランシー
バユニット200は、好ましくは同一設計を有するのが
よく、各トランシーバユニット200は、直接シーケン
ススプレッドスペクトラム信号を伝送、受信するため、
ハーフデュプレックス(すなわち、両方向にデータを伝
送するが、一時には一方向のみ)拡散スペクトラムRF
トランシーバ200(無線トランシーバ)を具備する。
斯界に精通したものであれば、各無線トランシーバ20
0は、種々の第三者OEM(相手先商標装置製造者)に
より製造できることが理解できよう。各クライアントス
テーションの一部を形成する各無線トランシーバ210
は、独特の無線周波数識別(RFID)を含むが、これ
は普通、トランシーバユニット200のOEMにより工
場でプリセットされる。
【0013】無線トランシーバ21は、信号線212に
よりアンテナに結合される。トランシーバ200は、図
示されていないが、原技術水準で従来周知の工業標準回
路部品、例えば信号増幅、混合、濾波、発振およびA/
D変換を提供する工業標準回路部品を含んでよい。無線
トランシーバ210に加えて、ユニット200は、中央
処理ユニット(CPU)214、論理手段216、メモ
リ218およびインターフェーコントローラ220を具
備する。
【0014】CPU214は、トランシーバ210中の
情報の流れ、および情報がユニット200に受信される
ときまたはユニット200から送出されるべきときメモ
リ218がアクセスを必要とするかどうかを制御する。
例えば、信号伝送プロトコルおよびハードウェア内のバ
ンド幅の抑制に起因して、情報は、ユニット200から
伝送される前にメモリ218に緩衝記憶されることが多
い。CPU214はまた、インターフェースコントロー
ラ220を介して、リンク222に取り付けられるネッ
トワークデバイス(図示せず)を特定の無線トランシー
バおよびこれに結合される関連する部品から隔絶するよ
うに機能する。
【0015】論理手段216は、トランシーバ210を
メモリ218、CPU214に、あるいはインターフェ
ースコントローラ220を介して他のネットワークまた
はネットワークデバイス(図示せず)に接続する。論理
手段216は、トランシーバ210、CPU214、メ
モリ218およびコントローラ220間のデータの転
送、アドレス指定、ならびにデータのタイミングを容易
にするためのインターフェースを提供するために当業者
に周知の電子回路および部品(すなわち、ゲート、集積
チップ IC等)より成る。
【0016】インターフェースコントローラ220は、
線222を介してユニット200と他のネットワーク
(図示せず)、デバイスまたはベースユニット(以下で
説明される)の相互作用および接続を容易にするために
論理手段216と結合されている。そのようにすること
によって、クライアントステーション108は、複数の
ネットワーク間で情報を変換するように有効に機能す
る。種々の異なるインターフェースコントローラ220
を使用し得るが、選択されるものは、ユニット200が
結合されるべき接続ポートの形式に関係づけられること
が多い。斯界に精通したものであれば、多くの形式のイ
ンターフェース220が、LLC IEEE 802.2 10Base T、E
thernet IEEE 802.3 10BaseT、Ethernet IEEE 802.3 10
BaseTXおよびRJ-45 (Registered Jack 45)のような従
来の工業技術標準を含むユニット200と使用するよう
に適合し得ることが認められよう。トランシーバユニッ
ト200と他のネットワーク、デバイスまたはベースユ
ニットとの結合を容易にするため、ライン222は、例
えば数本の線を保持するRJ-45電話コネクタを含む多数
の従来周知のコネクタから形成し得る。RJ-45プラグお
よびソケットは、一般に、イーサネットおよびトークン
リング形式3デバイスで一般に使用されている。
【0017】図2のトランシーバユニット200だけ
で、クライアントステーション108に対する一つの具
体例を形成する。さらに、ユニット200はサーバコン
ピュータの一部としてよく、それによりクライアントス
テーション108に対する代わりの具体例を形成する。
クライアントステーション108がサーバとして具体化
されるとき、ネットワーク102と他のネットワーク
(図示せず)間にゲートウェイを提供するのが特に有用
である。
【0018】図3は、ベースステーション106を形成
するようにベースユニット310に結合されるトランシ
ーバユニット200のブロック図である。
【0019】ベースユニット310はバス312を備え
ており、そしてこのバスは第1のインターフェースコン
トローラ314、マイクロプロセッサ(中央処理装置C
PU)316、記憶媒体318、RAM(ランダムアク
セスメモリ)320および第2のインターフェースコン
トローラ322に双方向的に結合されている。第1イン
ターフェースコントローラ314は、トランシーバユニ
ット200をバス312を介してベースユニット310
の諸要素に結合する。好ましくは、インターフェースコ
ントローラ314は、RJ−45を受け入れるに適合さ
れたイサーサネットネットワークインターフェースとす
るのがよい。RAM320は、局部データ処理機能をサ
ポートするための迅速メモリとしてCPU316により
使用される。記憶媒体318は追加のメモリデバイスを
提供し、そしてこれは、ベースユニット310に対して
内付けとしてもよいし、外付けとしてもよいし、例え
ば、フラッシュメモリ、ハードドライブまたはフロッピ
ディスクドライブから構成できる。
【0020】本発明の好ましい具体例において、CPU
316は、本発明のプロセスステップおよびモジュール
を含むコンピュータプログラムをロードし実行するのに
使用される。第2インターフェースコントローラ322
は、デバイスまたはネットワークと他のネットワークと
の接続およびインタラクションを容易にするという点
で、インターフェースコントローラ220に類似であ
る。図1においては、このインタラクションは、ネット
ワーク102とネットワーク104間で行われる。コン
トローラ220、314、322は、一般的に、ユーザ
がソフトウェアと「トークする」のを容易にし、またソ
フトウェアがハードウェア、他のソフトウェアおよびイ
ンターフェースアダプタ(例えば、異なる媒体を相互に
通信下に結合するのを容易にするために技術上周知の入
力−出力I/O制御装置)と「トークする」ために従来
周知の技術を採用する。ベースステーション106およ
びクライアントステーション108のハードウェアのア
センブリは、当業者には周知であろう。
【0021】けれども、好ましくは、インターフェース
コントローラ322は、ベースユニット310およびイ
ンターネット104間のワイヤレス接続を容易にするの
がよい。代わりに、ベースユニット310は、RJ−4
5ポートまたは従来周知のポートを含んでよく、これに
ライン326を結合できる。
【0022】動作において、ベースユニット310は、
ネットワーク102、104間のデータの通信の流れを
制御し管理するように機能する。通信の流れに関係する
機能は、ネットワーク中のトラフィックの監視、ユーザ
からインターネットへのアクセスおよびユーザからイン
ターネットへおよびインターネットからの通信制御、バ
ッファメモリの割当て、コンピュータネットワークへの
アクセスおよびチャンネル周波数の変更を包含する。斯
界に精通したものであれば、ベースステーション106
は、ネットワークコンピュータサーバとほとんど同様
に、ネットワーク内の種々の通信の流れに関係する機能
を遂行することができることが認められよう。
【0023】アンテナ110に関しては、広範囲の種類
のアンテナ形式およびアンテナ幾何形態が本発明と使用
のために適当である。しかしながら、本発明の好ましい
具体例においては、パラボラ指向性アンテナが、経済的
であるから、クライアントステーション108に使用さ
れよう。従来周知であるように、パラボラ反射アンテナ
(これも指向性グリッドレフレクタアンテナとして周
知)は、反射器の形状次第で狭いビームの無線波伝送と
関連して使用される。したがって、有効伝送信号電力を
アンテナが目指す方向に集中させるにはパラボラ指向性
アンテナを使用するのが望ましい。高利得を有する指向
性アンテナを使用することの他の利益は、近隣のクライ
アントステーションにより引き起こされる干渉を視線形
態により減ずることができることである。
【0024】一つの好ましい具体例において、ベースス
テーション106は、パラボラアンテナを利用できる。
しかしながら、クライアントステーション108のパラ
ボラアンテナと、ベースステーション108のパラボラ
アンテナとの間の信号の有効な伝送のためには、両パラ
ボラアンテナは、それらのビームを各他の視線内にある
ように向けて位置づけられる。しからざる場合、送信ス
テーションは聞き取れないことがある。同じ具体例にお
いて、ベースステーションは、ワイヤレスネットワーク
102内に位置づけられたパラボラアンテナを各々有す
る種々のクライアント108との点対点通信をカバーす
るように複数のパラボラアンテナを含むべきである。
【0025】遠隔クライアントステーション108から
ベースステーション106への大抵の通信信号は、未知
の方位方向から得られるから、本発明の好ましい具体例
においては、全方向(方位的に)アンテナがベースステ
ーションに106に使用される。全方向アンテナを使用
するための一つの理由は、普通パラボラアンテナより高
いが、ベースステーション106にて複数のパラボラア
ンテナを使用する必要を避けることである。ベースステ
ーションにおける全方向アンテナの使用は、遠隔位置の
クライアントステーション108との点対多点通信を可
能にする。
【0026】全方向アンテナの一つの形式は等方性アン
テナである。これは、放射線強度プロットが一定であ
り、指向性が単位(すなわち0dB利得)である「ヒポ
テティカル」アンテナである。等方性放射パターンを有
するアンテナは、一般的に全方向に等しく放射するが、
これは、全方向に等しい電力密度を有することを意味
し、この明細書においては、全方向(等方性)アンテナ
と称してよい。けれども、放射フィールドは、ある方向
において他の方向におけるよりも強いことがしばしばあ
る。したがって、全方向アンテナのパターンは、特定の
方向、特に最大の指向性が所望される方向に多くの放射
を示すようにゆがめられれば利益があろう。そうするこ
とで、等方向性反射器に対する信号放射に必要とされる
よりも所望の方向において特定のフィールドを生ずるの
に少ない電力しか必要としなくてよい。全方向(等方
向)アンテナの信号放射が分極されると、特定の方向、
例えば水平または垂直方向において分極されるのは放射
波の電界ベクトルである。垂直的に分極される線形アン
テナ(ダイポールまたはコリニヤ)が、方位的全方向放
射パターンを発生するのによく適合している。
【0027】本発明の好ましい具体利においては、ベー
スステーション106は、垂直に分極された方位的に全
方向性のアンテナを含む。これは水平分極全方向アンテ
ナに比して、方位において全方向性の放射線を生ずる。
したがって、ベースステーション106は、種々の方向
の方位からRF信号を送信しつつある可能性のある全ク
ライアントステーション108と容易に通信し得る。
【0028】1例として、ベースステーション106に
は、約11dBの利得を有する(垂直に分極された)全
方向性アンテナを採用し得る。また、例えば、クライア
ントステーション108には、概ね18dBまたは24
dBの利得を有するパラボラアンテナを採用してよい。
このアンテナの選択で、クライアントステーション10
8およびベースステーション106間で予測される有効
範囲は約5〜10キロメータである。
【0029】しかしながら、本発明の他の具体例におい
ては、クライアントステーション108およびベースス
テーション108の双方に(垂直に分極された)全方向
アンテナを受け入れるように変更をなすことができるこ
とに注目されたい。この具体例において、クライアント
ステーション108とベースステーション106間の有
効距離は概ね0.25Kmである。斯界に精通したもの
であれば、有効距離は増幅器の使用で増大し得ることが
認められよう。したがって、斯界に精通したものであれ
ば、本発明では、より高利得をもたらしかつデバイス間
により有効な伝送距離を可能にする部品の使用によっ
て、通信ネットワークシステム100の性能を改善でき
ることが容易に認められよう。
【0030】インターネットまたはその他の開放ネット
ワーク104にアクセスするための「ラストマイル」接
続解法としてのワイヤレス(例えば無線)を使用するた
めの好ましい方法のプロセスについて、次に図4のフロ
ーチャートと関連して論述する。
【0031】ステップ410にて、特定のパラメータが
イニシャライズされ、RAMメモリ320に入力され
る。例えば、ネットワーク102のベースステーション
106と通信するように可能化されつつあるクライアン
トステーション108の総数が決定される。総クライア
ントステーションの数は例えば50〜100の間で変え
ることができる。クライアントステーション108の総
数(N)の内、クライアントステーションの総数の特定
の一つを指示するのに使用されるパラメータ(n)が、
ベースステーション106によりポーリングされるべき
最初のクライアントステーション108を識別するよう
にイニシャライズされる。
【0032】ベースステーション106のトランシーバ
ユニット200は、ポーリングサイクルにおいてポーリ
ングされるべきクライアントステーション108のリス
ト(すなわちポーリングリスト)を維持する。ポーリン
グリストを創成するには種々の方法がある。好ましい具
体例において、ベースステーションは、クライアントス
テーション108を表す識別子のリストを維持し、そし
て各クライアントステーション108が、各クライアン
トステーションの現在のポーリング周波数(RF(n)
に基づくサイクルでポーリングされるべき回数を決定す
ることによってポーリングサイクルごとにこのリストを
調節する。識別子は、リストに1または複数回現われて
よく、規則正しい順序で配置される。一般的に、ポーリ
ング周波数が高くなればなるほど、ポーリングサイクル
中他のクライアントステーションに比較してより頻繁
に、クライアントステーションはベースステーションに
よりポーリングされる。
【0033】さらにステップ410を参照して説明する
と、ベースステーション106と通信するように動作し
得る各クライアントステーションに対して、予定された
ポーリング周波数設定値(PFS(n))が決定され、
メモリ320に記憶される。好ましくは、この予定され
たポーリング周波数PFS(n)は、最大にセットされ
るのがよいが、この最大は、各クライアントステーショ
ンがポーリングサイクル中等しい回数ポーリングされる
ことを企画するように定められる。さらに、現在ポーリ
ング周波数RF(n)は、好ましくは各クライアントス
テーション108ごとにこの予定されたポーリング周波
数PRS(n)にイニシャライズされるのがよい。例え
ば、5つのクライアントステーション(108)を有す
る図(1)において、ポーリングリストにおけるクライ
アントステーションの最初のシーケンスは、1:1:
1:1:1のポーリング周波数を表す識別子CL1、C
L2、CL3、CL4、CL5より成る。このポーリン
グリストは、5つのクライアントステーション108に
1:1:1:1:1に比例する相対帯域幅を提供するよ
うにポーリングサイクルに一度ポーリングされる。この
例はまた、全クライアントステーション108が、シス
テム100のイニシャライズ(すなわちパワオン)で動
作状態となることを仮定している。この例において一般
的に理解されるように、クライアントステーションに対
する初ポーリング周波数は、クライアントステーション
が申し込み、そして特にベースステーション106によ
り提供される帯域幅(BW)に正比例する有効帯域幅に
基づく。したがって、この例において、各クライアント
ステーション108は、現在ポーリング周波数PF
(n)が予定されたポーリング周波数PFS(n)に設
定されるときBW/5の有効帯域幅を有する。代わり
に、初ポーリングリストは、ネットワーク102を配置
構成するシステム管理者により作成され、メモリ318
内のファイルに記憶されてよい。
【0034】他の例においては、もしもネットワーク1
02が三つのクライアントステーションCL1、CL2
およびCL3より成る場合、三つのクライアントステー
ションに対する1:1/3:1/2の相対ポーリング周
波数が、(CL1、CL1、CL3、CL2、CL1、
CL1、Cl3、CL2、CL1、CL1、CL3)の
ようなポーリングリストに対応してもよく、三つのクラ
イアントステーションに6:2:3に比例する相対帯域
幅をそれぞれ提供することになろう。当業者には明らか
なように、各クライアントステーションに割り当てられ
る帯域幅を制御するのは、例えば、クライアントのRF
IDをポーリング周波数に対応する特定のレートでポー
リングリストに入れることを含む種々の方法で実施でき
る。特定の比は、他のクライアントステーションがポー
リングサイクルにおいてポーリングされる回数に対して
の、特定のクライアントステーションがポーリングされ
る回数の比である。帯域幅は、通信ネットワークにより
促進される必須のパラメータであることは当業者には明
らかであろう。
【0035】またステップ410の一部として、ベース
ステーション106に現在のクライアントステーション
を参照せしめるパラメータCLNT(n)がイニシャラ
イズされる。好ましくは、このパラメータCLNT
(n)は、クライアントステーションを参照するための
配列としてよい、ここで、n=1...N。現在クライア
ントステーションCLNT(n)を決定するための一つ
の理由は、ポーリングリストにおいてポーリングサイク
ル中にポーリングを行う次のクライアントステーション
(n+1)を容易に決定することである。ベースステー
ション106が異なるクライアントステーションと順次
通信することができることにより、クライアントステー
ションは、ポーリングベースのマルチプルアクセス体系
によりベースステーションに整然とアクセスすることが
可能となる。
【0036】さらにステップ410を参照して説明する
と、データをベースステーション106から現在クライ
アントステーションCLNT(n)に伝達しようとする
試行の最大数(RETRY_MAX)を指示するパラメ
ータが決定される。データをベースステーション106
から現在クライアントステーションCLNT(n)に伝
達しようとする累積的試行を表すカウンタ(RETRY)は、
ゼロにイニシャライズされる。
【0037】ステップ410が実行されつつあるのと同
時に、処理500、600(後で説明される)と使用さ
れるべき他のパラメータがイニシャライズされる。例え
ば、本発明は、クライアントステーションがアイドルま
たは不応答である時点に関するアクティビディレベルの
履歴を指示するためのパラメータ(例えばそれぞれ、RF
_ADJ_INDX_A(n), RF_ADJ_INDX_B(n))を含む。これらの
パラメータのイニシャライズは、図5および図6におい
てステップ502、602により指示されている。ま
た、ポーリング周波数が動的に調節されるべき時点を決
定するためのスレッショルドも、ステップ502、60
2で決定される。
【0038】上述のパラメータをイニシャライズするた
めのステップ410は、イニシャライズパラメータをコ
ンピュータプログラム中に手動的に入力またはプリロー
ドすることによって実施し得ることは、斯界に精通した
ものに容易に明らかであろう。イニシャライズで、全ク
ライアントステーションは、ベースステーションがそれ
らをポーリングするのを待つ。
【0039】制御はステップ412に移行し、ここで第
1の現在クライアントステーションCLNT(1)に対
するパラメータが決定される。これは、ユーザにより定
められ、パラメータnを、ポーリングを行う最初のシー
ケンス内における第1のクライアントステーションを表
す1に等しく設定することによって実施される。ワイヤ
レスネットワークシステム102におけるベースステー
ション106とクライアントステーション108間の通
信は、ステップ414でスタートするのが好ましい。こ
こで、ベースステーション106が第1の現在クライア
ントステーションCLNT(n=1)をポーリングす
る。クライアントステーション108がベースステーシ
ョン106によりポーリングされると、ベースステーシ
ョン106にある無線トランシーバユニット200が、
ポーリング情報をもつデータパケットをクライアントス
テーション108にあるトランシーバユニット200に
送る。ポーリングされた現在クライアントステーション
CLNT(n)が伝送すべき情報を有するならば、その
クライアントステーションはベースステーションにデー
タパケットを送る。以下に論述されるように、トラフィ
ックの上流への流れの基本動作(すなわちクライアント
ステーション108からベースステーション106およ
び開放ネットワーク104へ)は、クライアントステー
ション108がポーリングされるときだけ遂行される。
すなわち、クライアントステーション106は、それが
ポーリングされつつあるときのみそのデータパケットを
送出することを許される。
【0040】本発明に従うと、ポーリングはベースステ
ーション106により実施され、ディジタルポーリング
「データパケット」をクライアントステーション108
に送信する。ポーリングを行うところは、一般的に中央
デバイス、ここではベースステーション106として定
義され、現在クライアントステーションCLNT(n)
と通信して、その現在クライアントステーションCNL
T(n)がベースステーション106に送るべきデータ
を有するかどうかを質問する。ポーリングの重要な利点
は、衝突を実質的に回避する。すなわち、二つのノード
が同時にデータパケットをネットワークに送ることを回
避することである。ポーリングの他の利点は、ネットワ
ーク100内の全クライアントステーション108がベ
ースステーション106により聞かれることを可能に
し、それにより隠れたノードが検出されないという問題
を克服することである。普通、ポーリングのプロセス
は、CPU316が、クライアントステーション108
がベースステーション106に送るべきデータを有する
かどうかを周期的に質問することを包含する。
【0041】ベースステーション106がクライアント
ステーション108と通信するために、本発明は、好ま
しくは、インターネットの基礎に置かれる伝送プロトコ
ルを使用する、すなわち図7に示されるようなTCP/
IP(伝送制御プロトコル/インターネットプロトコ
ル)スーツを使用するのが好ましい。図7の例示は、ポ
ーリングプロセス間における下流へのデータ伝送中(す
なわち開放ネットワーク104からベースステーション
106およびクライアントステーション108)中の流
れ制御に使用されるTCP/IPネットワークプロトコ
ルの多層化モデルを描くものである。TCP/IPで
は、サーバサイド710(ベースステーションに対応す
る)とクライアントサイド720の両者にて4層が利用
される。これらの4層は、アプリケーション層712、
722、TCP層714、724、IP層726、72
6および物理層718、728である。アプリケーショ
ン712、722は、特定のユーザアプリケーション、
例えばファイル転送に使用されるプロトコルを含む。T
CP層712、724は、到来データの意図されるアプ
リケーションへの正しい方向を保証する移送機能を提供
する。ホストとノード間で交換されるデータは、この層
にてプロトコルを使用して確実に供給される。IP層7
16、726は、データをホスト間にある複数のネット
ワークを通過させるに必要な手順を提供する。普通、こ
れらのルート指定機能はホストおよびルータ内で実施さ
れる。物理層718、728はネットワーク層として機
能し、通信ネットワークへのアクセスを可能にするため
のプロトコルを含む。これらの機能は、ノードとホスト
間の通信に関係する。本発明において、各クライアント
ステーションはノードとして機能し、ベースステーショ
ンはホストとして機能する。
【0042】サーバ710におけるアプリケーション層
710が、クライアント側のアプリケーション層722
にメッセージを送ることを所望するとき、プロセスは矢
印73により最もよく示されている。矢印730は、メ
ッセージをクライアント720に送る命令でTCP層7
14へのメッセージを処理するアプリケーション714
のプロセスの流れを指示している。ついで、TCP層7
14は、クライアント720にメッセを送る命令でIP
層716へのメッセージを処理する。ついで、IP層7
16は、メッセージをクライアント72に送る命令でメ
ッセージを物理層718に送る。物理層718は、クラ
イアント720側の物理層728へのメッセージのルー
ト指定を促進する。矢印732は、メッセージをIP層
726およびTCP層724を介して最後にアプリケー
ション層722に転送する物理層728のプロセスの流
れを表す。メッセージの通信の成功のためには、データ
パケットが適正なデスティネーションプロセス(または
ポート)に供給されるように多層レベルのアドレス指定
が必要とされる。
【0043】TCP/IPプロトコルスーツは、その変
幻性のために本発明によく適合する。例えば、ネットワ
ーク102は、別の状況ではIntranetとして当業者に従
来周知のインターネット基準に基づく個人ネットワーク
としてよい。Intranetは、組織内において通信および管
理を提供するのに一般的に使用されており、例えばTC
P/IPのようなインターネット基準にだんだん依存し
ている。この基準は、データパケットが、ホストコンピ
ュータ(例えばインターネットに結合されるサーバ)と
クライアントコンピュータ間で送られることを可能にす
る。本発明は、ベースステーション106とインターネ
ットの一部である他のサーバ間におけるデータ交換を可
能にするためにTCP/IPを利用してよい。さらに、
インターネットと使用されるのと同じブラウザおよびサ
ーバソフトウェアをIntranetとともに使用してよい。
【0044】TCP/IPスーツは、物理層718、7
28に特定のプロトコルを必要としないけれど、本発明
の好ましいこの具体例においては、図8のプロトコルス
ーツ800に明瞭にみられるようにEthernetプロトコル
が利用される。物理層718、828には、Ethernet8
02、806およびRFプロトコル804、808が示
されている。RFプロトコル804、808は、ワイヤ
レス通信中送信および受信トランシーバを識別するため
に、RFIDをデータパケットに取付けかつRFIDを
データパケットから分解することを司る。
【0045】ベースステーションおよびクライアントス
テーション間で情報を伝送するために、データパケット
900のための好ましいフォーマットが図9に例示され
ている。斯界に精通したものに認められるように、デー
タパケットは、一般に、ユニットとして転送処理できる
関連する情報ストリングの一部として形成されるデジタ
ル情報より成る。本発明に使用されて好ましいデータパ
ケット900は、インターネットを介して送られるTC
P/IPデータパケットに類似であるが、経路(すなわ
ちリンク)に関係するデータルート指定情報をさらに含
んでいる。この種のルート指定情報は、ネットワーク1
02内においてデータパケットを提供するソースと前記
パケットのデスティネーションを含んでよい。好ましい
具体例における経路情報は、適当なトランシーバのPF
IDを包含する。さらに、データパケットは、以下に論
述するように、送られつつあるパケットの形式を指示す
るためのコードを含んでよい。
【0046】図9を参照すると、本発明のデータパケッ
ト900は、プリアンブル902と、ソースアドレス9
04と、デスティネーションアドレス906と、データ
セクション908とを含む。プリアンブル902はデー
タパケットの第1の部分であり、これは、普通、制御用
データと、メッセージの形式および優先レベルに関する
他の情報を含む。ソースアドレス904およびデスティ
ネーションアドレス906は、対応するトランシーバの
RFIDを含み、そしてこの情報は、RFプロトコル8
04、808によりデータパケットに挿入される。例え
ば、データパケット900は、下流への伝送中に送られ
るとき、ソースアドレス904は、ベースステーション
106内のトランシーバのRFIDを含み、デスティネ
ーションアドレス906は、受領するクライアントステ
ーション108内のトランシーバのRFIDを含む。デ
ータパケット900が上流向き伝送中に送られるとき、
ソースアドレス904は、特定のクライアントステーシ
ョン108内のトランシーバのRFIDを含み、デステ
ィネーションアドレス906は、ベースステーション1
0内のトランシーバのRFIDを含む。無線リンクを有
する、すなわちデータパケット内にソースおよびデステ
ィネーションアドレスをもつことの一つの利点は、それ
により、各クライアントステーション108が、ベース
ステーションと排他的に接続され他のクライアントステ
ーション108と接続されない無線通信リンクを有する
ことが可能となることである。これは、クライアントス
テーションのプライバシとセキュリティを維持するのを
助ける。データセクション908は、一般的にパケット
と関連するデータを含むが、本発明の好ましい具体例に
おいては、データセクション908はEthernetパケット
の形式で提供される。これは、長さで概ね1,514バイト
の範囲にあり得る。
【0047】本発明は、データパケット900が標準の
TCP/IPデータを使用する他の具体例に変更される
場合によく適合して作用することは、当業者であれば認
められよう。再度図1を参照して説明すると、ネットワ
ーク102と開放ネットワーク104間の通信リンク1
12は、二つのネットワークのインターフェース接続を
容易にするデータパケットを利用し得る。開放ネットワ
ーク104上で使用されるデータパケットが、ネットワ
ーク104にのみ適用可能なリンクおよびデータ形式を
含むと、この種のリンクおよびデータ形式は、データパ
ケットが種々のネットワーク102に伝送されない内に
データパケットから除去されることが必要となる可能性
がある。これは図7に示されている。逆に、クライアン
トステーション108に通信接続される他のネットワー
ク(図示せず)からネットワーク102上に受信された
パケットは、ネットワーク102および開放ネットワー
ク104間において情報の他の伝送が処理され得る前
に、それらの他のネットワークに固有のリンクおよびデ
ータ形式を除去するように変更する必要があり得る。も
しも開放ネットワーク104がインターネットであれ
ば、ネットワーク102において通信されるデータパケ
ットは、インターネットに向けられる、またはインター
ネットから受け取られるときのTCP/IPデータに対
する「パッケージ」または「エンベロープ」として考え
られよう。
【0048】図7に戻り、流れ制御の動作について述べ
る。ベースステーション106に対するサーバ上のアプ
リケーション710がデータパケットをクライアントス
テーション108上のアプリケーション722に送ると
き(下流向きデータ伝送)、サーバ上のアプリケーショ
ン710は、TCP層714に対応するバッファにデー
タをまず書き込む。TCP層714は、データをセグメ
ントに周期的にパックし、セグメントをIP層716
に、最終的にクライアント720に送るため物理層71
8に通す。典型的なメモリバッファ218はTCP層7
14、724と同様に概ね4〜8バイトのデータを受け
入れることに留意されたい。しかしながら、物理層71
8、728のEthernetインターフェースは、普通概ね
1.5Kバイトのデータを受け入れることができる。し
たがって、ベースステーション106は、下流向き全デ
ータをクライアントステーション108に送るのに数回
の伝送をする必要があろう。これは、送信側のTCP層
714が十分の量のデータを送信してクライアント72
0のTCP724に対応するバッファを充填したら、T
CP層714は、それがクライアント720からの確認
を受信するまでデータの送出を停止しなければならない
ことを意味する。クライアントステーション108は、
それがベースステーション106にデータパケットを伝
送し得る前に(確認データパケットを含む)本発明に従
ってポーリングされねばならないから、ベースステーシ
ョン(すなわちサーバ710)からクライアントステー
ション(すなわちクライアント720)へのデータ伝送
速度は、クライアントステーション108がポーリング
される頻度により調節される。
【0049】図4を再度参照して説明すると、一度ベー
スステーション106が現在クライアントステーション
CLNT(n)をポーリングしてしまうと、制御はステ
ップ416に移行し、ここで、時限が経過する前にデー
タパケットが現在クライアントステーションCLNT
(n)から受信されたか否かが決定される。もしもデー
タパケットが、時限前にベースステーション108の現
在クライアントステーションCLNT(n)から適正に
受信されていると(すなわちエラーチェック後)、ステ
ップ418が惹起され、ベースステーション108は確
認信号(ACK)を現在クライアントステーションCL
NTに送る。ACK信号は、ベースステーションが現在
クライアントステーションCLNT(n)からデータパ
ケットを適正に受信しており、現在クライアントステー
ションCLNT(n)からのデータの伝送を完了してい
ることを指示する。
【0050】ステップ420にて、プロセスは、現在ク
ライアントステーションのポーリング周波数RF(n)
がその予定された初設定値PFS(n)より小さいかど
うかを決定する。もしそうならば、これは、この現在ク
ライアントステーションCLNT(n)に対する現在ポ
ーリング周波数RF(n)が、アイドルであることある
いはステップ414において送られるポーリングデータ
パケットに不応答であることのいずれかに起因して以前
に減ぜられている(すなわち先行のサイクルにおいて)
ことを意味する。一つのクライアントステーション10
8は、それが動作中であるがベースステーションに送る
べきデータをもたないときアイドル状態にある。むし
ろ、クライアントステーション108は、ポーリングさ
れることに応答して、確認(ACK)パケットをベース
ステーションに送る。比較として、クライアントステー
ション108は、それが不動作状態にあって(例えばパ
ワオフされているか機能していない)サービスを要求し
ているとき、不応答状態にある。いずれの状態において
も、ステップ420に遭遇すると、このことは、現在ク
ライアントステーションCLNT(n)がポーリングサ
イクル中より低い周波数で前にポーリングされつつあっ
たが、いまはアクティブとなっていることを意味する。
すなわち、現在クライアントCLNT(n)はベースス
テーション106に伝送されるべきデータを有している
ことを意味する。したがって、制御は任意ステップ42
2に移行し、ここで、現在ポーリング周波数PF(n)
は、最初の予定値、すなわち最大ポーリング周波数PF
S(n)にリセットバックされる。アクティビティレベ
ルが増加されつつあると感知されるときは(例えば、メ
ッセージ伝送がポーリングされたユニットから受信され
つつある)、その特定ユニットのポーリング周波数RF
(n)は、マルチステッププロセスで最大周波数にまで
調節されることは当業者には容易に認められよう。しか
して、各ステップにおける増加規準および増加割合は、
初ポーリング周波数設定値に達するまでシステム管理装
置により決定される。ステップ422後、制御はステッ
プ424に進む。
【0051】現在ポーリング周波数PF(n)は、本質
的に動的なパラメータとすべきことを留意されたい。す
なわち、本発明に従ってプロセスステップが実施される
とき、絶え間なく(オン−ザ−フライベースで)更新さ
れ得る。オン−ザ−フライベースでポーリング周波数を
動的に変えることの利点は、ベースステーション106
が、異なるクライアントステーションに異なる帯域幅、
すなわち有効伝送スループットを割り当てることができ
ることである。
【0052】ステップ420に戻ると、現在ポーリング
周波数PF(n)が予定されるポーリング周波数PFS
(n)より低くないとことをプロセスが決定すると、制
御はステップ424に移行する。この状況においては、
現在クライアントステーションCLNT(n)が最近ア
クティブとなった(すなわち最後のポーリングサイクル
において)、すなわち、現在クライアントステーション
CLNT(n)はベースステーション106に送られる
べきデータパケットをもっており、最大ポーリング周波
数でポーリングされた。この状況においては、クライア
ントステーションは、「アクティブな」アクティビティ
レベルを有するから最大周波数でポーリングされ続けら
れるべきである。
【0053】ステップ424にて、クライアントステー
ションがアイドルであったときの回数を追跡するカウン
タ(RF_ADJ_INDX_A(n))と、現在クライアントステーショ
ンが不応答であったときの回数を追跡するカウンタ(PF
_ADJ_INDX_B(n))は両者ともゼロにセットされる。これ
らのカウンタをゼロに設定する理由は、最大ポーリング
周波数でポーリングされるべき現在クライアントステー
ションのアクティブ状態を維持することである。後で論
述されるように、カウンタPF_ADJ_INDX_A(n)、RF_ADJ_I
NDX_B(n)は、クライアントステーション108に対する
ポーリング周波数は、前記クライアントステーションの
アクティビティレベルの履歴に依存して動的に減ぜられ
るべき時点を決定するのに使用できる。各クライアント
ステーションのアクティビティレベルに基づきポーリン
グ周波数をこのように動的に調節できる可能性を含むこ
とによって、ポーリングメカニズムと関連するシステム
オーバーヘッドは最小化できる。
【0054】ステップ424の後、制御はステップ42
6に移行し、ここでクライアントステーションの総数の
特定の一つを指示するパラメータnはインクリメントさ
れ、順番にポーリングするため次のクライアントステー
ションを指示する。
【0055】ステップ416に戻り、時限が終わるまで
に、データパケットが現在クライアントステーションC
LNT(n)からベースステーション106に受信され
ていないことをプロセスが決定すると、ステップ428
に入る。ステップ428は、時限が終わる前に、ベース
ステーション106が現在クライアントステーションC
LNT(n)から確認信号(ACK)を受信したかどう
かを決定する。もしもACK信号が受信されていれば、
プロセス500が惹起される。そうでなければ、プロセ
ス600に入る。
【0056】プロセス500は、図5のフローチャート
に詳細に例示されている。ステップ502は、現在クラ
イアントステーションCLNT(n)がアイドルであっ
た回数の記録を表すパラメータPF_ADJ_INDX_A(n)をゼロ
にイニシャライズすることを包含する。好ましい具体例
において、パラメータPF_ADJ_INDX_A(n)は、クライアン
トステーションCLNT(n)がアイドルアクティビテ
ィを有した回数の履歴を追跡するカウンタである。カウ
ンタPF_ADJ_INDX_(n)は、n=1,2----Nのクライア
ントステーションに対して最初1にセットされるn番目
のクライアントステーションCLNT(n)に対するポ
ーリング周波数調節インデックスAに対応するアレイと
して具体化できる。また、ポーリング周波数調節インデ
ックスAスレッショルドに対応するパラメータPF_ADJ_I
NDEX_A_TN(n)が、各クライアントステーションに対して
決定される。後でさらに詳細に説明されるように、カウ
ンタPF_ADJ_INDEX_A(n)がスレッショルドPF_ADJ_INDEX_
A_TH(n)を越えると、クライアントステーションは特定
の期間アイドルであったから、そのポーリング周波数は
適当に調節されるべきである。当業者には容易に明らか
になるように、この期間はシステム管理装置によりユー
ザにより定めることができる。ステップ502は、ステ
ップ410が実行されるシステム100のスタートアッ
プ中一度実行され、しからざる場合、プロセス500が
惹起されると、ステップ504が実行の始点となる。
【0057】ステップ504の後、制御はステップ50
6に移行し、ここではカウンタPF_ADJ_INDEX_A(n)がイ
ンクリメントされ、ポーリングされたときのクライアン
トステーションが現在ポーリングサイクル中インアクテ
ィブであったことを指示する。プロセスは次にステップ
508を実行するが、ここでは、カウンタPF_ADJ_INDX_
A(n)がスレッショルドPF_ADJ_INDX_A_TH(n)を越えるか
どうかについての決定がなされる。もしもそうならば、
ステップ510に入り、そうでなければ、ステップ51
2への帰還がなされてプロセス500を終了し、プロセ
スは図4の主フローチャートにおいて継続する。
【0058】ステップ510は、現在クライアントステ
ーションCLNT(n)のポーリング周波数PF(n)
を動的に調節することを含む。何故ならば、カウンタPF
_ADJ_INDEX_A(n)がスレッショルドPF_ADJ_INDX_A_TH(n)
を越すとき、現在クライアントステーションCLNT
(n)の履歴がアイドル期間を指示するからである。こ
の期間中クライアントステーションは動作したが、ベー
スステーション106に送るべきデータを欠く。ベース
ステーション106が現在ポーリング周波数PF(n)
で現在クライアントステーションをポーリングし続ける
ことは有効でないであろう。何故ならば、CPU316
は、送出されるべきデータパケットが存在するかどうか
を決定するためにアイドルクライアントをポーリングす
るためにのみ、他の緊急の処理内容を後回しにしなけれ
ばならないからである。特定の期間(例えばPF_ADJ_IND
EX_A_TH(n)により測定されるような)連続的にアイドル
であったこのクライアントステーションをポーリングす
るのによりCPU時間を浪費しないように、現在ポーリ
ング周波数PF(n)は、第1のファクタにより動的に
減ぜられる。例えば、第1ファクタは、約半分(すなわ
ちPF(n)/2)だけ現在ポーリング周波数RF(n)を減じてよ
い。
【0059】ステップ501における現在ポーリング周
波数PF(n)の調節は、種々の方法で実施できるこ
と、またステップ510の一つの機能は現在クライアン
トステーションCLNT(n)に対するアクティビティ
レベルが減速せしめられた(すなわち、ベースステーシ
ョンにてクライアントステーションからACK信号のみ
受信されているが、長い期間を通じてメッセージは受信
されない)ことを決定することであることは当業者に明
らかであろう。このため、アイドルクライアントステー
ション108をポーリングするためにCPUが時間を浪
費することから開放することは利益があろう。したがっ
て、特定のクライアントステーションの帯域幅を調節し
て、次のポーリングサイクルにおいては、アイドルクラ
イアントステーションがポーリングされる回数が減ぜら
れるようにする。ステップ510においてアイドルクラ
イアントステーションに対するポーリング周波数を調節
する好ましい態様は、ポーリングリスト内のクライアン
トの順序を変更することを含む。例えば、識別子CL
1、CL2、CL3およびCL4の一つに各々対応する
4つのクライアントステーション108を含むネットワ
ークにおいて、(CL1、CL2、CL3、CL4、C
L3、CL4、CL2、CL4、CL3、CL4)のよ
うなポーリングリストが、1:2:3:4の相対ポーリ
ング周波数に基づき発生されよう。ポーリングリストに
おけるこの順序は、4クライアントステーションにそれ
ぞれ1:2:3:4に比例する相対帯域幅を提供するで
あろう。ベースステーション106により提供されるそ
う帯域幅がBWであれば、CL1に対する有効幅は概ね
BW/10、そしてCL4に対する有効帯域幅は概ね4
BW/10である。もしもCL2がアイドルであり、ス
テップ510がそのポーリング周波数をRF(n)/2で調節
したならば、ステップ510は、次のポーリングサイク
ルで実施されるべきポーリングリスト(CL1、CL
4、CL3、CL4、CL2、CL3、CL4、CL
3、CL4)を再生成しよう。ポーリングリストにおけ
るこの順序は、1:1:3:4に比例する帯域幅を提供
することになるが、この場合、CL1に対する有効幅は
BW/9、CL2に対する有効幅はBW/9、CL3に
対する有効幅は3BW/9そしてCL4に対する有効幅
は4BW/9である。
【0060】プロセス600は、さらに図6のフローチ
ャートに詳細に例示されている。ステップ602は、現
在クライアントステーションCLNT(n)がアイドル
であった回数の記録を表すパラメータPF_ADJ_INDX_B(n)
を0にイニシャライズすることを包含する。好ましい具
体例において、パラメータPF_ADJ_INDX_B(n)は、不応答
アクティビティレベルを有するクライアントステーショ
ンの履歴を追跡するカウンタである。カウンタPF_ADJ_I
NDX_B(n)は、n=1.2.--Nのクライアントステーシ
ョンに対して最初0にセットされるn番目のクライアン
トステーションCLNT(n)に対するポーリング周波
数調節インデックスBに対応するアレイとして具体化し
てよい。また、ポーリング周波数調節インデックスBス
レッショルドPF_ADJ_INDX_B_TH(n)に対応するパラメー
タが各クライアントステーションに対して決定される。
追って詳細に説明されるように、カウンタPF_ADJ_INDX_
B(n)がスレッショルドPF_ADJ_INDX_B_TH(n)を越すと
き、クライアントステーションは特定の期間不応答であ
り、その結果そのポーリング周波数が適当に調節される
べきである。当業者には明らかなように、この期間は、
システム管理装置によりユーザにより定められる。ステ
ップ602は、ステップ410が実行されるシステム1
00の始動中一度実行され、そうでなければ、プロセス
500が起こるとき、ステップ604が実行の始点とな
る。
【0061】ステップ604の後、制御はステップ60
6に移行し、ここで、カウンタPF_ADJ_INDEX_B(n)はイ
ンクリメントされ、ポーリングされたときのクライアン
トステーションが現在ポーリングサイクル中不応答であ
ったことを指示する。プロセスは次にステップ608を
実行するが、ここでは、カウンタPF_ADJ_INDX_B(n)がス
レッショルドPF_ADJ_INDX_B_TH(n)を越えるかどうかに
ついての決定がなされる。もしもそうならば、ステップ
610に入り、そうでなければ、ステップ612への帰
還がなされてプロセス600を終了し、プロセスは図4
の主フローチャートにおいて継続する。
【0062】ステップ610は、現在クライアントステ
ーションCLNT(n)のポーリング周波数PF(n)
を調節することを含む。何故ならば、カウンタPF_ADJ_I
NDEX_B(n)がスレッショルドPF_ADJ_INDX_B_TH(n)を越す
とき、現在クライアントステーションCLNT(n)の
履歴が不応答期間を指示するからである。この期間中ク
ライアントステーションはベースステーション106に
よりポーリングされることに応答してACK信号を送出
さえしなかった。ベースステーション106が現在ポー
リング周波数PF(n)で現在クライアントステーショ
ンをポーリングし続けることは、アイドルクライアント
をポーリングすることよりも有効でないであろう。特定
の期間(例えばPF_ADJ_INDX_B_TH(n)により測定される
ような)連続的に不応答であったこのクライアントステ
ーションをポーリングするのによりCPU時間を浪費し
ないように、現在ポーリング周波数PF(n)は、第2
のファクタにより動的に減ぜられる。好ましくは、第2
ファクタは、第1のファクタより大きい量ポーリング周
波数を減ずる。何故ならば、不応答クライアントステー
ションは、ポーリングの際に消費されるオーバーヘッド
時間を低減するためにアイドルクライアントよりも低い
周波数でポーリングされるべきだからである。そうする
ことによって、処理タスク(例えばナンバクランチン
グ)を実際に遂行するに際して潜在的にCPUの効率が
少しずつ落ちこぼれるポーリングのプロセスは、クライ
アントステーションからデータパケットを受信する可能
性がより高いところでより多くのCPU時間を使うこと
によってより効率的になされる。例えば、第2のファク
タは、現在ポーリング周波数PF(n)を約1/4(す
なわちPF(n)/4)減じてよい。
【0063】ステップ601における現在ポーリング周
波数PF(n)の調節は、種々の方法で実施できるこ
と、またステップ610の一つの機能は現在クライアン
トステーションが不応答であったこと(例えば長期間に
わたりACK信号または何らかのデータをベースステー
ションに送らない)を決定することであることは当業者
には明らかであろう。このため、不応答クライアントス
テーションをポーリングするためにCPUが時間を浪費
することから開放することは望ましかろう。したがっ
て、特定のクライアントステーションの帯域幅を調節し
て、次のポーリングサイクルにおいては、不応答クライ
アントがポーリングされる回数が相当に減ぜられるよう
にする。ステップ610においてインアクティブクライ
アントステーションに対するポーリング周波数を調節す
る好ましい態様は、ステップ510において記述したの
と同様であり、ポーリングリスト内のクライアントの順
序を変更することを含む。ステップ510において論述
したように、識別子CL1〜CL4をもつ4クライアン
トステーションを有する上述の例において、もしもCL
4が不応答であれば、ステップ610はCL4の周波数
を1/4だけ減じてよい。したがって、ステップ610
は、1:2:3:1に比例する相対帯域幅を提供するよ
うにポーリングリスト(CL1、CL3、CL2、CL
3、CL4、CL2、CL3)を生成しよう。この例に
おいて、有効帯域幅はCL1に対してBW/7、CL2
に対して2BW/7、CL3に対して3BW/7そして
CL4に対してBW/7である。
【0064】プロセス500およびプロセス600が完
了したら、制御はステップ426に移行する。その機能
については上に記述した。図4のフローチャートが最初
のポーリングサイクルを越えて反復されるとき、プロセ
ス500および600が何らかの組合せで惹起され続
け、適当な状態(すなわちアイドル、不応答)が持続す
けば、第1および第2ファクタにより特定のクライアン
トステーションのポーリング周波数PF(n)を動的に
かつ連続的に減じ続ける。したがって、当業者には明ら
かなように、クライアントステーションのポーリング周
波数は、ポーリングサイクルごとに動的に変化(増また
は減)しよう。さらに、ポーリング周波数PF(n)の
動的な調節は、マルチステッププロセスとし得る。しか
して、各ステップにおけるポーリング周波数を低減する
ための規準および低減割合はシステム管理装置により決
定される。
【0065】ステップ426の後、トラフィックの下流
への流れの基本動作(すなわち開放ネットワーク104
からベースステーション106およびクライアントステ
ーション108へ)は、好ましくは先着順サービスベー
スで遂行されるのが好ましい。ステップ430に入り、
ここで、ベースステーション106のトランシーバ内の
バッファメモリ218が空であるかどうかを決定する。
好ましくは、インターネットからベースステーション1
06に到来する全データパケットは、最初ベースステー
ションの伝送バッファメモリ218内に記憶されるのが
よい。ベースステーション106は、時折、その伝送メ
モリバッファをチェックし、いずれかのクライアントス
テーション108に伝送されるべきデータパックがバッ
ファメモリ218内にあることを感知すると、ベースス
テーション106は情報を伝送すべきポーリングサイク
ルにおけるその特定のクライアントステーションの順番
を待たず、ステップ432にて、ポーリングサイクル内
のクライアントステーション間のポーリングプロセスを
中断してデータパケットを全部の適当なクライアントス
テーション108に伝送する。
【0066】制御はステップ436に移行し、ここで、
ベースステーション106から伝送されるデータパケッ
トを受信すべきことが意図されたそのクライアントステ
ーション108から確認(ACK’)信号がベースステ
ーション106に受信されたかどうかを決定する。確認
信号ACK’は、上述のTCP層714、724層と異
なり、物理層718、728に受信される確認であるこ
とに留意されたい。クライアントステーション108
は、普通、受信されたデータパケットのエラーチェック
(例えば周期的冗長度チェックCRC)の成功結果の確
認後、ステップ436にてACK’をベースステーショ
ン108に伝送する。ベースステーションがステップ4
36におけるように特定のステーションからACK’を
受け取ると、これは、その特定のクライアントステーシ
ョンに送られるべき全データがうまく送られたことを指
示する。ACK’信号がベースステーション106にて
受信された後、ステップ434においてクライアントス
テーション108に伝送された対応するデータパケット
はバッファメモリ218からクリヤされ、データが成功
裡に下流に伝送されたことを指示する。
【0067】制御はステップ430に戻され、もっとデ
ータパケットが下流に伝送されるためベースステーショ
ン106に存在するかどうかを決定する。ベースステー
ション106から下流に伝送されるべきデータがもうな
ければ、ステップ430はステップ414に戻り、ポー
リングリスト順序内の次のクライアントステーションを
ポーリングする。図4は、1ポーリングサイクルについ
ての本発明に従う方法を例示していることを認められた
い。
【0068】下流向きデータが伝送されたクライアント
ステーションCLNT(n)からベースステーション1
06にてACK’信号が受信されなかったことをステッ
プ436で決定されると、ステップ438が実行され、
ここで、パラメータRETRYがインクリメントされるが、
これはベースステーション106が特定のクライアント
CLNT(n)からACK’信号の受信を待つときにベ
ースステーション106がなした伝送回数値を表す。制
御はついでステップ440に移行し、ここではパラメー
タRETRYにより指示された計数値が予定された伝送回数R
ETRY_MAXを越したかどうかを決定する。そうでなけれ
ば、制御はステップ432に戻され、メモリバッファか
らパケットを再度検索し、データパケットを特定のクラ
イアントステーションに伝送する。
【0069】もしも、ステップ440で、パラメータRE
TRYがそのスレッショルドRETRY_MAXを越えたことが決定
されると、これは、ベースステーション106が下流向
きデータパケットを予定された回数伝送することを試み
た後、ACK’で応答しなかったことを意味する。かく
して、ベースステーション106は、下流向きデータを
特定のクライアントに送るのを停止しなければならな
い。そうする際、ステップ442が惹起され、ここでパ
ラメータRETRYはゼロにイニシャライズされる。これ
は、ベースステーション106が、特定のクライアント
ステーションへのデータの伝送を停止すべきことを意味
する。
【0070】制御はステップ434に移行し、ここで、
バッファメモリから最も最近検索されたデータパケット
がクリヤされる(すなわち、廃棄される)。ステップ4
30が再度惹起され、下流に伝送されるべきデータパケ
ットがバッファメモリ218内にもっとあるかどうかを
決定する。ベースステーション106が、その伝送バッ
ファメモリ218内の全データパケットの送出を完了す
ると、プロセスは、バッファメモリ218がからである
かどうかを決定し、そしてもしそうならば、制御はステ
ップ414に移行し、ポーリングリストから順番の次の
クライアントステーション、すなわち現在クライアント
ステーションCLNT(n+1)をポーリングする。ポ
ーリングプロセスは再開して(すなわちベースステーシ
ョンは次のクライアントステーションをポーリングする
ように進行する)、ベースステーション106の伝送バ
ッファに入る新たな下流向きデータパケットがあるまで
上流向きデータを伝送する。もしも、ステップ430に
おいてバッファメモリ218が空でなければ、ステップ
432が再度惹起される。
【0071】以上本発明を好ましい具体例について図示
説明したが、これは本発明の技術思想を限定するもので
ない。本発明は特許請求の範囲の記載によってのみ限定
されるものである。上の記述から、本発明の技術思想内
において多くの変更をなし得ることは斯界に精通したも
のには明らかであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好ましい具体例である、開放ネットワ
ーク104と通信下にある少なくとも一つのワイヤレス
ネットワーク102を備える通信ネットワークシステム
100を例示する線図である。
【図2】図1のワイヤレスネットワーク102と使用す
るための例示のRFトランシーバ200のブロック図で
ある。
【図3】図1のワイヤレスネットワーク102と使用す
るためのベースユニット310に結合される図2のRF
トランシーバユニット200のブロック図である。
【図4】図1の通信ネットワークシステム100に従い
遠隔クライアントステーション108と対応するベース
ステーション106間に多重アクセスを提供するための
好ましい方法を示すフローチャートである。
【図5】図4の方法に従いアイドルであるクライアント
ステーション108のポーリング周波数を調節する方法
を示すフローチャートである。
【図6】図4の方法に従い不応答のクライアントステー
ション108のポーリング周波数を調節するための方法
を示すフローチャートである。
【図7】本発明に従いベースステーション106および
クライアントステーション108間の伝送流れに適用可
能なTCP/IPプロトコルスーツの機能層を示すブロ
ック図である。
【図8】物理層718、728におけるイーサネットサ
ブレイヤ802、806および無線周波数サブレイヤ両
者に関する図7の詳細を示すブロック図である。
【図9】ベースステーション106およびクライアント
ステーション108間の通信中に使用されるデータパケ
ット900の好ましいフォーマットを例示する線図であ
る。
【符号の説明】
100 通信ネットワークシステム 102 追加のネットワーク 104 開放ネットワーク 106 ベースステーション 108 クライアントステーション 110 アンテナ 112 ワイヤレスリンク 200 トランシーバユニット 210 無線トランシーバ 214 中央処理ユニット 216 論理手段 218 メモリ 220 インターフェース 310 ベースユニット 312 バス 314 第1インターフェースコントローラ 316 中央処理ユニット 318 記憶媒体 320 RAM 322 第2インターフェースコントローラ

Claims (35)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一つのベースステーションと
    複数のクライアントステーションを有するコンピュータ
    ネットワークを介して行われる通信を促進するためのコ
    ンピュータ実施方法であって、(a) 前記各クライア
    ントステーションと関連する現在ポーリング周波数に従
    って前記クライアントステーションを順番にポーリング
    し、(b) ポーリングされつつある対応するクライア
    ントにより伝送される第1のデータを受信し、(c)
    該第1データに基づき対応するクライアントと関連する
    履歴を決定し、(d) 該履歴に基づき前記現在ポーリ
    ング周波数を動的に調節する諸ステップを含むことを特
    徴とするコンピュータネットワーク通信を促進するため
    のコンピュータ実施方法。
  2. 【請求項2】 前記の現在ポーリング周波数を動的に調
    節するステップ(d)が、対応するクライアントステー
    ションがアクティブとなったことを履歴が指示すると
    き、前記ポーリング周波数を第1のレベルに増大するこ
    とを含む請求項1記載のコンピュータネットワーク通信
    を促進するためのコンピュータ実施方法。
  3. 【請求項3】 前記第1レベルが最大のポーリング周波
    数に対応する請求項2記載のコンピュータネットワーク
    通信を促進するためのコンピュータ実施方法。
  4. 【請求項4】 前記の現在ポーリング周波数を動的に調
    節するステップ(d)が、対応するクライアントステー
    ションがアイドルであることを履歴が指示するとき、前
    記ポーリング周波数を低減することを含む請求項1記載
    のコンピュータネットワーク通信を促進するためのコン
    ピュータ実施方法。
  5. 【請求項5】 前記の現在ポーリング周波数を動的に調
    節するステップ(d)が、対応するクライアントステー
    ションが前記ポーリングに不応答であることを履歴が指
    示するとき、前記現在ポーリング周波数をさらに低減す
    ることを含む請求項4記載のコンピュータネットワーク
    通信を促進するためのコンピュータ実施方法。
  6. 【請求項6】 前記の現在ポーリング周波数を低減する
    ステップが、 対応するクライアントステーションが前記第1データを
    伝送しなかったことを決定し、 対応するクライアントステーションから伝送される確認
    信号を受信する諸ステップをさらに含む請求項4記載の
    コンピュータネットワーク通信を促進するためのコンピ
    ュータ実施方法。
  7. 【請求項7】 前記の現在ポーリング周波数を低減する
    ステップが、現在ポーリング周波数を約半分だけ低減す
    ることを含み、前記の現在ポーリング周波数をさらに低
    減するステップが、現在ポーリング周波数を約1/4低
    減することを含む請求項5記載のコンピュータネットワ
    ーク通信を促進するためのコンピュータ実施方法。
  8. 【請求項8】 前記の現在ポーリング周波数をさらに低
    減するステップが、 対応するクライアントステーションが前記第1データを
    伝送しなかったことを決定し、かつ対応するクライアン
    トステーションが確認信号をベースステーションに伝送
    しなかったことを決定する前記ベースステーションのサ
    ブステップをさらに含む請求項5記載のコンピュータネ
    ットワーク通信を促進するためのコンピュータ実施方
    法。
  9. 【請求項9】 前記対応するクライアントステーション
    が、不動作であることおよびパワオフであることを含む
    群から選択された状態にあるとき不応答であると認めら
    れる請求項5記載のコンピュータネットワーク通信を促
    進するためのコンピュータ実施方法。
  10. 【請求項10】 (e)前記のポーリングするステップ
    (a)を一時的に中断し、(f)前記第2データを到着
    順サービスベースで前記クライアントステーションの少
    なくとも一つに伝送し、(g)前記のポーリングするス
    テップ(a)を再開する前記ベースステーションの諸ス
    テップをさらに含む請求項1記載のコンピュータネット
    ワーク通信を促進するためのコンピュータ実施方法。
  11. 【請求項11】 前記第1データおよび第2データがワ
    イヤレス媒体を介して伝送される請求項10記載のコン
    ピュータネットワーク通信を促進するためのコンピュー
    タ実施方法。
  12. 【請求項12】 前記第1データおよび第2データが、
    各々少なくとも一つのデータパケットを含み、該データ
    パケットが、プリアンブルと、デスティネーションアド
    レスと、ソースアドレスと、データセクションを含む請
    求項10記載のコンピュータネットワーク通信を促進す
    るためのコンピュータ実施方法。
  13. 【請求項13】 前記コンピュータネットワークが開放
    ネットワークと通信接続されている請求項10記載のコ
    ンピュータネットワーク通信を促進するためのコンピュ
    ータ実施方法。
  14. 【請求項14】 前記開放ネットワークがインターネッ
    トより成る請求項13記載のコンピュータネットワーク
    通信を促進するためのコンピュータ実施方法。
  15. 【請求項15】 上流向きのデータパケットより成る前
    記第1データを開放ネットワークに伝送する前記ベース
    ステーションのステップをさらに含む請求項13記載の
    コンピュータネットワーク通信を促進するためのコンピ
    ュータ実施方法。
  16. 【請求項16】 下流向きデータパケットより成る前記
    第2データを伝送するステップ(f)を遂行する前に第
    2データを開放ネットワークから受信する、前記ベース
    ステーションのステップをさらに含む請求項10記載の
    コンピュータネットワーク通信を促進するためのコンピ
    ュータ実施方法。
  17. 【請求項17】 前記ベースステーションが前記クライ
    アントステーションとワイヤレス通信下にある請求項1
    記載のコンピュータネットワーク通信を促進するための
    コンピュータ実施方法。
  18. 【請求項18】 通信ネットワーク内の複数のクライア
    ントステーションをポーリングするためのコンピュータ
    実施方法であって、(a) サイクル中順番に従って前
    記クライアントステーションをポーリングし、(b)
    前記各クライアントステーションに対するアクティビテ
    ィレベルを決定し、(c) 該アクティビティレベルに
    基づいて前記順序を動的に調節する諸ステップを含むこ
    とを特徴とする通信ネットワーク内の複数のクライアン
    トステーションをポーリングするためのコンピュータ実
    施方法。
  19. 【請求項19】 (d)次のサイクルを決定し、(e)
    ステップ(a)〜(c)を反復する諸ステップをさらに
    含み、前記アクティビティレベルが、特定のクライアン
    トステーションがアクティブとなること、アイドルとな
    ること、および前記ポーリングに不応答であることを含
    む群から選択される請求項18記載の通信ネットワーク
    内の複数のクライアントステーションをポーリングする
    ためのコンピュータ実施方法。
  20. 【請求項20】 前記順序を調節するためのステップを
    さらに含み、特定のクライアントステーションがアクテ
    ィブとなったことを前記アクティビティレベルが指示す
    るとき、前記特定のクライアントステーションが次のポ
    ーリングサイクルにおいてより頻繁にポーリングされる
    請求項18記載の通信ネットワーク内の複数のクライア
    ントステーションをポーリングするためのコンピュータ
    実施方法。
  21. 【請求項21】 前記順序を調節するためのステップを
    さらに含み、特定のクライアントステーションがアイド
    ルであることを前記アクティビティレベルが指示すると
    き、前記特定のクライアントステーションが次のポーリ
    ングサイクルにおいてよりまばらにポーリングされる請
    求項20記載の通信ネットワーク内の複数のクライアン
    トステーションをポーリングするためのコンピュータ実
    施方法。
  22. 【請求項22】 前記順序を調節するためのステップを
    さらに含み、特定のクライアントステーションが不応答
    であることを前記アクティビティレベルが指示すると
    き、前記特定のクライアントステーションが次のポーリ
    ングサイクルにおいてさらにまばらにポーリングされる
    請求項21記載の通信ネットワーク内の複数のクライア
    ントステーションをポーリングするためのコンピュータ
    実施方法。
  23. 【請求項23】 前記特定のクライアントステーション
    が、伝送すべきでデータを有せず、かつポーリングされ
    ることに応答して確認信号を伝送しないとき、不応答で
    あると認められる請求項22記載の通信ネットワーク内
    の複数のクライアントステーションをポーリングするた
    めのコンピュータ実施方法。
  24. 【請求項24】 前記特定のクライアントステーション
    が、伝送すべきでデータを有せず、かつポーリングされ
    ることに応答して確認信号を伝送するとき、アイドルで
    あると認められる請求項21記載の通信ネットワーク内
    の複数のクライアントステーションをポーリングするた
    めのコンピュータ実施方法。
  25. 【請求項25】 前記特定のクライアントステーション
    が、ポーリングされることに応答して伝送すべきデータ
    を有し、かつ先行のサイクルにおいて、アイドルである
    ことまたは不応答であることを含む群から選択される状
    態にあったときアクティブとなる請求項20記載の通信
    ネットワーク内の複数のクライアントステーションをポ
    ーリングするためのコンピュータ実施方法。
  26. 【請求項26】 前記のアクティビティレベルを決定す
    るステップが、特定のクライアントステーションがポー
    リングされることに応答して伝送すべきデータを有する
    かどうかを決定することを含む請求項18記載の通信ネ
    ットワーク内の複数のクライアントステーションをポー
    リングするためのコンピュータ実施方法。
  27. 【請求項27】 先着順サービスベースでデータを前記
    クライアントステーションに伝送するステップをさらに
    含む請求項18記載の通信ネットワーク内の複数のクラ
    イアントステーションをポーリングするためのコンピュ
    ータ実施方法。
  28. 【請求項28】 第1のコンピュータネットワークと、
    該第1コンピュータネットワークに通信接続された少な
    くとも一つの追加のコンピュータネットワークであっ
    て、現在ポーリング周波数に従って順番に複数のクライ
    アントステーションをポーリングするためのベースステ
    ーションを備える追加のコンピュータネットワークとを
    備え、該ベースステーションが、 中央処理ユニット(CPU)と、 該CPUに結合されていて、前記ポーリングのためのプ
    ロセスを含む少なくとも一つのモジュールを有する記憶
    媒体と、 前記CPUに結合されるランダムアクセスメモリと、 前記CPUに結合されており、コンピュータネットワー
    クとの通信を促進するための第1のコントローラと、 前記CPUに結合されており、クライアントステーショ
    ンとの通信を促進するための第2のコントローラとを備
    え、前記現在ポーリング周波数が、前記各クライアント
    ステーションと関連する履歴に従って動的に増減される
    ことを特徴とするコンピュータ装置。
  29. 【請求項29】前記ベースステーションおよび前記クラ
    イアントステーションが、各々トランシーバユニットを
    具備し、前記第2コントローラが前記ベースステーショ
    ン内のトランシーバユニットに結合される請求項28記
    載のコンピュータ装置。
  30. 【請求項30】前記トランシーバユニットが、 論理手段と、 該論理手段に結合されており、ワイヤレス媒体を介して
    信号を送受するためのアンテナを有するトランシーバ
    と、 前記論理手段に結合される中央処理ユニットと、 前記論理手段に結合されており、ベースステーションを
    含む一群および他のネットワークの少なくとも一つとの
    通信を促進するための第3のコントローラとを具備する
    請求項29記載のコンピュータ装置。
  31. 【請求項31】 前記アンテナがパラボラ指向性アンテ
    ナおよび全方向性アンテナを含む群から選択される請求
    項30記載のコンピュータ装置。
  32. 【請求項32】 前記第1コンピュータネットワーク
    が、物理的通信媒体より成り、第2の追加のコンピュー
    タネットワークがワイヤレス通信媒体より成る請求項2
    8記載のコンピュータ装置。
  33. 【請求項33】 前記物理的通信媒体がインターネット
    より成る請求項32記載の装置。
  34. 【請求項34】 現在ポーリング周波数に従って複数の
    クライアントステーションをポーリングし、前記ステー
    ションの現在の一つのステーションがアクティブのとき
    それと関連する現在データ周波数を最大に動的に調節
    し、現在の一つのステーションがアイドルのとき現在ポ
    ーリング周波数を動的に低減し、そして現在の一つが不
    応答のとき現在ポーリング周波数をさらに低減するコン
    ピュータプログラムを含むコンピュータで読取り可能な
    媒体。
  35. 【請求項35】 サイクル中順番に従って複数のクライ
    アントをポーリングし、前記各クライアントステーショ
    ンに対するアクティビティレベルを決定し、そして前記
    アクティビティレベル基づいて前記順序を調節するため
    のコンピュータプログラムを包含するコンピュータで読
    取り可能な媒体。
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