JP2017147711A - 複数多視点画像による自動3次元立体視撮影装置及び撮影方法、並びに立体視再現方法 - Google Patents

複数多視点画像による自動3次元立体視撮影装置及び撮影方法、並びに立体視再現方法 Download PDF

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泰史 谷口
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Abstract

【課題】複数多視点画像による自動3次元立体視撮影装置を提供する。
【解決手段】任意の半径サイズをもつ円弧もしくは直線上に、一定の角度間隔もしくは、距離間隔で撮像素子を配置し同時に撮影をおこなう手法1、一定の曲線もしくは直線上を一定の速度で移動する撮像素子により撮影を行う手法2により得られた複数視点画像に対して画像処理を施し、ディスプレイを備えるデバイス機器におけるソフトウェアにおいて、特定のトリガー操作により順次複数視点画像切り替えるプログラムによる3次元立体視の実現を可能とする自動3次元立体視撮影装の構築。
【選択図】図1

Description

本発明は、3次元立体視撮影のための自動画像撮影装置に関する。
従来より、証明写真装置やプリクラ装置など、写真撮影を行ない撮影画像をプリントアウトすることができる自動写真撮影装置がある。具体的には、撮影装置内に撮影空間や撮影装置が設けられており、貨幣を投入することで一定枚数の撮影を行うことができる。
特にプリクラ装置などの自動写真撮影装置は、若者の間で人気を博しており、特にその要因として、撮影した画像に対して、顔補正、肌色補正、デコレーションなどの画像加工ができる機能がある。そのため、若者が多く集まるようなゲームセンターや観光名所などに設置されている。
近年ではプリクラ装置において撮影した写真・編集した写真を撮影後にプリントアウトするだけでなく、一定の料金を支払うとディスプレイ付き機器の専用ソフトウェアにデータをダウンロードして保存しておくことができる。
これら自動撮影装置は、従来のプリントアウトして写真を残すという利用の方法だけでなく、デジタル機器の普及に伴いディスプレイ付き機器で撮影した写真を保存し、そのデータをディスプレイ付き機器間でネットワークを介して共有するなどの利用方法もある。
また、ディスプレイ付き機器のようなデジタル機器上では、従来の紙媒体ではできなかった表現方法が可能である。その表現方法の1つに3次元表現手法がある。
デジタル機器における3次元情報の視覚化手法としては、複数の多視点画像より抽出した3次元奥行き情報より3次元形状復元処理を行なって得られた3次元像、もしくは、3次元センサーによって取得した3次元点群データに対する色情報やテクスチャの付加処理などを行って得られた3次元モデルを回転などの操作をにより視差をうみだし立体視を表現する手法、また、異なる複数視点画像を特定のトリガー処理によって順次切り替えることにより立体視を表現する手法などがある。
3DプリンターやVR技術の普及もあり、デジタル機器上での3次元表現は利用が広まってきている。
特開2010−68182号公報
特開2002−40550号公報
本発明は、上述の既に提供されている自動写真撮影装置とデジタル表現技術に鑑みてなされたものて゛あり、下記のいずれか一以上の目的を達成するものである。
本発明は、従来の自動写真撮影装置が提供する画像の撮影とそのプリントアウトによるアミューズメントではなく、デジタル機器で表示することを前提とした3次元立体視実現が可能な複数の多視点画像を撮影できる装置により、新しいアミューズメント体験を提供することを課題とする。
本発明は、上記課題を解決するために、複数多視点画像を取得できる撮像手法を備えた自動3次元立体視撮影装置ならびに、自動3次元立体視撮影装置から得られた複数多支点画像から立体視実現並びに立体視合成する手法の提供を行うものである。
すなわち、本発明は撮影のための料金を投入する貨幣投入手段と前記貨幣投入手段により所定の料金支払を確認する貨幣検出手段と、
前記貨幣検出手段により所定の料金支払いが確認された時に、通常撮影モードや合成撮影モードなどの撮影モードを選択し撮影を開始するための操作手段と、
前記操作手段により、撮影の開始を確認した時に3次元立体視のための複数多視点画像の撮影を行う撮影手段と、
前記撮影手段において撮影した画像によって、なめらかな3次元立体視を実現するための画像処理手段と、
前記撮影手段において撮影した画像に前記画像処理手段を施した結果画像に対して任意で合成・加工などの編集処理を行い3次元オブジェクトの配置や合成処理を行なう画像編集処理手段と、
前記撮影手段において撮影した画像に前記画像処理手段と前記画像編集処理手段を施した結果画像のデータをサーバーコンピューターに送信する転送手段と、
前記転送手段によるデータの転送が完了した時に、前記撮影手段において撮影した複数多視点画像に前記画像処理手段と前記画像編集処理手段を施した結果画像を、当撮影機以外のディスプレイを備えた端末から取得するためのデータ要求先を表示する表示手段と、
前記データ要求先表示手段に基づいてデータ要求を行なうプログラム手段と、
前記データ要求を行なうプログラム手段により得られたデータを、ディスプレイを備える機器において、所定のトリガー操作によって画像切り替えを行なうことによる視点変化を実現することで3次元立体視を実現する動作制御プログラム手段が設けられていることを特徴とする。
これによれば、自動3次元立体視撮影装置による3次元立体視を実現するための複数多視点画像の取得と、ディスプレイを備える機器において、複数多視点画像を用いて3次元立体視を実現することができる。
また、前記貨幣投入手段及び前記貨幣検出手段は、目的に応じて備える場合と備えない場合の設定が可能であることが好ましい。これによって、撮影にによる課金だけでなく、店舗における顧客引き寄せのための施策利用などの多目的利用が可能である。
また、前記撮影モードを選択し撮影を開始するための操作手段においても、目的に応じて撮影モード選択操作を表示する場合と表示させない場合の設定を可能とするのが好ましい。これによって、撮影機を購入もしくは設置する顧客に応じたカスタマイズが可能となる。
また、前記3次元立体視のための複数多視点画像の撮影を行う撮影手段は、撮影する空間の広さ、もしくは撮影する対象の大きさに応じて、複数撮像素子を一定の半径をもつ円弧上に一定の間隔で配置し同時に前記複数撮像素子で撮影する方法、複数撮像素子を一定の直線上に一定の間隔で配置し同時に前記複数撮像素子で撮影する方法、単一撮像素子を一定の半径をもつ円弧上を移動させながら一定の距離移動毎に前記単一撮像素子で撮影する方法、単一撮像素子を一定の半径をもつ円弧上を移動させながら前記単一撮像素子が一定の回転角度をジャイロセンサーで検知し、前記単一撮像素子で撮影する方法、単一撮像素子を一定の半径をもつ円弧上を移動させながら動画として前記単一撮像素子で撮影する方法、単一撮像素子を一定の直線上を移動させながら動画として前記単一撮像素子で撮影する方法、単一撮像素子を一定の直線上を移動させながら一定の距離間隔毎に前記単一撮像素子で撮影する方法を使い分けるのが好ましい。これによって、所望する立体効果をもつ3次元立体視を実現するための複数多視点画像を取得することができる。
また、前記撮影手段において撮影した画像によって所望する立体効果をもつ3次元立体視を実現するための画像処理手段は、前記撮影モード選択を可能とする操作手段において通常撮影モードを選択した場合、撮影機に備えてある画像編集処理手段を利用する必要が無いため、転送手段によってデータを転送した先であるサーバーコンピューターティングに前記画像処理手段における画像処理を委託することができる設定が可能であることが好ましい。これによって、撮影機に搭載している画像処理手段を実行するコンピューティングシステムよりもデータを転送した先であるサーバーコンピューターティングシステムの方が演算処理を高速に行なうことができる場合、より迅速に3次元立体視データを形成することができるため、利用者は、より素早く3次元立体視をディスプレイを備えた機器で再現することができる。
本発明の複数多視点画像撮像系は、一定の距離間隔・角度間隔で配置もしくは移動する撮像素子による撮影により、複数多視点画像切り替えによる3次元立体視の表示方式に適した多視点画像を撮影できるという利点がある。また、利用者は、利用者自身を被写体として撮影した場合、従来の自動写真撮影装置で撮影可能な2次元画像とは異なり、自身の被写体像を3次元立体視としてディスプレイを備えた端末で再現できるため、より高いアミューズメント性を提供することが可能となる。
自動3次元立体視撮影装置の構成概略図である。 自動3次元立体視撮影装置の実施方法を示した実施図である。(実施例1) 図1の自動3次元立体視撮影装置の立体視撮影部(102)に関する実施方法を示した説明図である。(実施例2) 図1の自動3次元立体視撮影装置の立体視撮影部(102)より取得した複数多視点画像による立体視合成の実施方法を示した説明図である。(実施例3) 図1の自動3次元立体視撮影装置を示すフローチャートである。
1 自動3次元立体視撮影装置における前記操作手段であるディスプレイ
2 自動3次元立体視撮影装置における前記撮影手段である複数多視点画像撮像系
3 背面
4 撮影被写体の位置マーカー
5 自動3次元立体視撮影装置における前記画像編集処理部及び前記データ要求先表示手段であるディスプレイ
6 自動3次元立体視撮影装置における前記貨幣投入手段及び前記貨幣検出手段
7 撮像素子
8 撮像素子より取得した画像
9 ディスプレイを備えた機器
10 レール
11 3次元オブジェクト表示レイヤー
12 撮像素子より撮影した視点画像レイヤー
13 合成オブジェクト表示レイヤー
14 合成パターン1により生成した立体視の1視点画像
15 合成パターン2により生成した立体視の1視点画像
16 合成パターン3により生成した立体視の1視点画像
次に本発明の自動3次元立体視撮影装置について一実施形態について説明する。
図1は、自動3次元立体視撮影装置の構成を示す。自動3次元立体視撮影装置は大きく3次元立体視撮影部(101、102、103、104、105、106)、3次元立体視データ管理サーバー部(201、202,203、204)、3次元立体視表示部(301)により構成される。
図1における3次元立体視撮影部は次の構成による。(101)は所定の撮影料を支払うための貨幣投入部、(102)は被写体を撮影し、3次元立体実現のための複数多視点画像を取得するための立体視撮影部、(103)は撮影部で取得した複数多視点画像に対して加工・編集処理を施すための合成・編集部、(104)は自動3次元立体視撮影装置において撮影をおこなための操作を行なう操作部、(105)は撮影部で取得した複数多視点画像に対して実現する立体視がなめらかになるように画像処理を施すためのプログラム実行部、(106)は3次元立体視撮影装置の出力データをサーバーコンピューティングにネットワークを介して転送するための転送部である。これらは制御部によって全体が司られている。
図1における3次元立体視データ管理サーバー部は次の構成による。サーバーコンピューター(201)は記憶部(202)、配信部(203)、プログラム実行部(204)を持ち、これらは制御部により司られている。
サーバーコンピューター(201)は、自動3次元立体視撮影装置の出力データをネットワークを介して受け取り、受け取ったデータは、記憶部(202)で保存、管理する。プログラム実行部(204)は、サーバーコンピュータの処理性能が自動3次元立体視撮影装置に内蔵されたプログラム実行部(106)よりも優れている場合、替わりにプログラム実行部(106)が本来行なう処理を担うことがある。配信部(203)は、利用者のもつディスプレイを備えた端末機器より特定のデータ要求を受け取った場合に、Webサーバーの仕組みでデータを配信する。
図1における3次元立体視表示部は、ディスプレイを備えた端末機器用のソフトウェア(301)による。ディスプレイを備えた端末機器用のソフトウェア(301)は、操作部(104)より取得したデータ要求先情報にもとづいて、サーバーコンピュータ(201)に対してデータ要求を行ないデータを受け取る。取得したデータをもとに、複数多視点画像を特定のトリガー処理によって順次切り替える表示方式により3次元立体視を実現する。
図1に示した自動3次元立体視撮影装置の構成における3次元立体視撮影部に関して、一実施例を図2に示す(実施例1)。
自動3次元立体視撮影装置の3次元立体視撮影部は、撮影用空間(1)とその外部空間(2)が設けられている。
撮影用空間(1)には、自動3次元立体視撮影装置操作用のディスプレイ1と撮影装置2、また床面には被写体の撮影時の最適な位置を示すマーカー4、そして背景部3からなる。
撮影用空間(1)における被写体の撮影位置マーカー4周辺には、よりアミューズメント性を出すために、家具や装飾品の設置をすることが好ましい。また、背景部は合成処理をすることを前提とする際は、合成処理を施しやすい布などを装飾することが好ましい。
外部空間(2)には、貨幣投入手段6が設置されている。また、撮影後の3次元立体視用画像への加工・編集作業を行なうためのディスプレイ5が設けられている。
また、このディスプレイ5では、加工編集を完了すると、撮影コンテンツをディスプレイを備えた端末機器用において閲覧するためのデータ要求先が表示される。
利用者は、外部空間(2)で貨幣を投入した後、撮影用空間(1)において撮影を行う。撮影後、外部空間(2)において、撮影した複数多視点画像に対する加工編集、撮影結果のデータ要求先を取得する。
利用者は、ディスプレイを備えた端末機器用のソフトウェアにおいて前記データ要求先を入力もしくは、ディスプレイを備えた端末機器の画像読み取り機能によって読み取ることにより、撮影データを取得することができる。また、取得したデータより被写体の3次元立体視を実現することができる。
次に、図1に示した自動3次元立体視撮影装置の構成における3次元立体視撮影部に関して、立体視撮影部(102)の実施例を図3に示す(実施例2)。
図3において、自動3次元立体視撮影装置の3次元立体視撮影部における立体視撮影部(102)の実施例4タイプ(a.1)、(a.2)、(b.1)、(b.2)を示し、その実施例について説明する。
立体視撮影部(102)では、被写体の3次元立体視実現のための複数多視点画像撮影を行なう。
立体視撮影部(102)の実施例4タイプのうち、(a.1)は、一定の半径をもつ円弧上のレールにおいて、一定の角度間隔で複数の撮像素子を配置する。その複数撮像素子により、同時に被写体を撮影することによって3次元立体視用の複数多視点画像を得る。
立体視撮影部(102)の実施例4タイプのうち、(a.2)は、一定の半径をもつ円弧上のレールにおいて、一定の速度で単一の撮像素子を移動しながら撮影を行う。(a.2)のタイプでは、2種類の撮影手法がある。1種類目の方法は、移動しながら動画を撮影する方法であり、この手法で撮影した動画は、一定の時間間隔でフレームを取り出すことで複数多視点画像を取得することができる。2種類目の方法は、単一撮像素子にジャイロセンサーなどの撮像素子の回転角度を取得することができるセンサーを備えておき、その撮像素子が一定の角度回転ごとに撮影する手法である。この場合、各一定の回転角度ごとに撮影した画像が複数多視点画像となる。
立体視撮影部(102)の実施例4タイプのうち、(b.1)は、一定の直線上のレールにおいて、一定の距離間隔で配置された複数の撮像素子により、複数多視点画像を得る。
立体視撮影部(102)の実施例4タイプのうち、(b.2)は、一定の直線上のレールにおいて、一定の速度で単一の撮像素子を移動しながら撮影を行う。(b.2)のタイプでは、2種類の撮影手法がある。1種類目の方法は、移動しながら動画を撮影する方法であり、この手法で撮影した動画は、一定の時間間隔でフレームを取り出すことで複数多視点画像を取得することができる。2種類目の方法は、一定の移動距離ごとに単一撮像素子で撮影する手法がある。
立体視撮影部(102)の実施例4タイプは、それぞれ被写体、被写体の大きさ、撮影空間の広さ、表現したい立体効果などに応じて使い分けることが好ましい。
また立体視の効果としては、(a.1)、(a.2)のタイプでは3次元オブジェクトを回りこんでみるような立体感、(b.1)、(b.2)では、歩いて通り過ぎながら3次元オブジェクトを観察するような立体感を表現することができる。
次に、図1に示した自動3次元立体視撮影装置の構成における3次元立体撮影部及び3次元立体視表示部に関して、合成・編集部(103)、ディスプレイを備えた端末機器用のソフトウェア(301)における実施例を図4に示す(実施例3)。
まず、ディスプレイを備えた端末機器用のソフトウェア(301)における3次元立体視の基本的な表現方法について説明する。
本発明である自動3次元立体視撮影装置により撮影された複数多視点画像に関して、それぞれの視点画像1’〜10’は、各視点1〜10に対応しているとする。このとき、ディスプレイを備えた端末機器用のソフトウェア(301)において、ディスプレイには、視点1に対応した画像1’が表示されているとする。
利用者が、特定のトリガー処理によって視点2を見ることを所望する操作をした時、表示画像を画像2’へと切り替えを行う。自動3次元立体視撮影装置により撮影した複数画像では、予め規定された撮像系と被写体の距離で撮影が行われているため、被写体のスケールも規定され、各視点間で撮影された画像の移り変わりはなめらかさを実現できる。したがって、特定のトリガー処理による所望の視点切り替えに伴う、画像の切り替えを一定の切り替え速度で行なうと3次元立体感を感じることができる。
次に、自動3次元立体視撮影装置により撮影した複数画像に対して、3次元合成加工処理を行う実施例3について説明する。本実施例3における合成パターンは3種類ある。合成パターン1は、自動3次元立体視撮影装置により撮影した被写体の奥行き位置とは異なる奥行き位置に合成するパターンである。合成パターン2は、自動3次元立体視撮影装置により撮影した被写体の奥行き位置と同じ奥行き位置に合成するパターンである。合成パターン3は、合成パターン1と合成パターン2の組み合わせである。
ここで、自動3次元立体視撮影装置により撮影した複数多視点画像表示するレイヤーを基準レイヤー(12)とする。
合成パターン1は、前記のように自動3次元立体視撮影装置により撮影した被写体の奥行き位置とは異なる奥行き位置に合成するパターンである。基準レイヤーに表示され自動3次元立体視撮影装置により撮影した被写体より手前の奥行き位置に3次元オブジェクトを配置する場合で説明する。
基準レイヤーの手前にレイヤーA(11)を重ね、レイヤーA(11)に3次元オブジェクトを表示する。また、レイヤーA(11)において、利用者によって特定のトリガー処理による所望の視点切り替えに伴う画像変化時においても、自動3次元立体視撮影装置において撮影された被写体と同じ分の視点変化を行った時の、3次元オブジェクトの見え方を表示する。これによって、撮影した被写体の手前に配置した3次元オブジェクトも立体的に表現することができる。具体的には、撮影した被写体の正面画像が基準レイヤー(12)に表示されているときは、その手前に配置したレイヤーA(11)にも3次元オブジェクトの正面画像を表示する。そして、基準レイヤーに表示される画像が、特定のトリガー処理により正面に向かって右側に10度ずれた視点からの視点画像に移行したとした場合は、レイヤーA(11)に表示された3次元オブジェクト像も正面に向かって右側に10度ずれた視点位置からの見え方の像へと変化させる。
このように、撮影された被写体の複数多視点画像の視点画像の切り替えに伴い、被写体が表示されるレイヤーとは異なるレイヤーにおいて3次元オブジェクトの見えも同じ視点変化分だけ変化させることで自動3次元立体視撮影装置により撮影した被写体の奥行き位置とは異なる奥行き位置に3次元オブジェクトを合成することができる。
また、基準レイヤーの手前だけでなく、背部にもレイヤー数を重ねることで撮影した被写体背部に3次元オブジェクト合成をすることが可能である。また、そのレイヤー数を増やすことで奥行きの変化階調も増やすことができる。
次に、合成パターン2は、前記のように自動3次元立体視撮影装置により撮影した被写体の奥行き位置と同じ奥行き位置に合成するパターンである。基本的な原理は合成パターン1と同じであるが、合成パターン1では、像を表示するレイヤーの重なり順は一定であったのに対して、合成パターン2では、利用者の特定のトリガー操作によるの所望の視点に応じて重なり順を変化させることで、撮影した被写体と同じ奥行き位置に合成したような効果を与える。
ここでは、合成する3次元オブジェクトを女性の被写体の像とし、この被写体像は自動3次元立体視撮影装置により撮影した被写体像と同じ視点変化位置における視点画像から構成されているとする。
そして、例えば、図4に示すように自動3次元立体視撮影装置により撮影した被写体は男性であり、この被写体像は基準レイヤー(12)に表示されているとする。このとき、基準レイヤーに表示されている男性の右側に直立する女性の3次元立体視を合成することを所望するとする。
この場合、基準レイヤー(12)の後ろにレイヤーB(13)を1つ用意し、このレイヤーB(13)に女性像を表示する。つまり、基準レイヤー(12)は、レイヤーB(13)より手前に配置されている。
そして、利用者の特定のトリガー操作による視点変化があった場合、合成パターンと同様に基準レイヤー(12)、レイヤーB(13)いずれも視点変化に応じた視点画像を表示する。
ここで、前記したように撮影した被写体の男性像の右側に直立する女性像が直立しているような合成を行なうためには、被写体の正面から左側の位置における視点画像を表示する際は、基準レイヤー(12)がレイヤーB(13)より手前に配置する。反対に、被写体の正面から右側の位置における視点画像を表示する際は、基準レイヤー(12)がレイヤーB(13)より背部になるように重なり順をかえる。
つまり、正面から見て男性像が左、女性像が右に位置している時、その2つの被写体像が同じ奥行き位置となるように合成することができた場合、正面から見て左側の視点からみた2つの被写体像の奥行き関係は男性像が手前となる。また、反対に、正面から見て右側の視点からみた2つの被写体像の奥行き関係は女性像が手前となるはずである。この見え方を3次元立体視として表示する場合、前記のように正面から右の視点か左側の視点かどうかに応じてレイヤーの重なり順を変更することで実現できる。
具体的には、利用者が、正面から見て左側の視点位置からの3次元像観察を所望する操作を行った時は、基準レイヤー(12)をレイヤーB(13)より手前に配置、また、反対に、正面から見て右側の視点位置からの3次元像観察を所望する操作を行った時は、レイヤーB(13)を基準レイヤー(12)より手前に配置することで実現する。
また、合成パターン3は、合成パターン1及び合成パターン2を両方組み合わせることで、撮影した被写体の前後及び同じ奥行き位置に3次元オブジェクトをごうせいすることが可能である。
次に、図5は、本実施形態に関わる自動3次元立体視撮影装置の動作の流れを示すフローチャート図である。説明及び各ステップを「S」と略記する。
まず、S401において、所定の撮影料金支払いを貨幣投入部(101)で検知する。
所定の料金支払いが確認できた場合、S402において操作部(104)で撮影の手順説明を行ない、S403で撮影モードの選択を行なう。
S403における撮影モードの選択が、通常モードであれば、S404において通常モードの撮影画面を表示し、S405で所定の回数撮影を行う。
S406において撮影の完了を確認し、S407において、撮影した被写体の複数多視点画像に対して3次元立体視をなめらかにするための画像処理を施す。
一方、S403における撮影モードの選択が、合成モードであれば、S408において合成モードの撮影画面を表示し、S409で所定の回数撮影を行う。
合成モードの撮影画面では、前記合成パターン2の場合、あらかじめ合成イメージ像が操作部(104)に表示された状態で撮影を行う。
S410において撮影の完了を確認し、S411において、撮影した被写体の複数多視点画像に対して合成加工編集処理を任意で施す。その後S407において、3次元立体視をなめらかにするための画像処理を施す。
次に、S413で得られた3次元立体視用の画像データを記憶し、S414でデータ転送部(106)によりサーバーコンピュータ(201)に転送する。
転送の完了を確認したら、S415において、操作部(104)にデータ転送先情報、つまりデータ要求先を表示する。
S416において、利用者はディスプレイを備えた機器用のソフトウェアにおいて、データ要求先情報を入力、もしくは読み込むことで、S417において、撮影した被写体の複数多視点画像データを取得し、3次元立体視を表示することができる。

Claims (8)

  1. 撮影のための料金を投入する貨幣投入手段と、
    前記貨幣検投入手段により所定の料金支払いが確認された時に、通常撮影モードや合成撮影モードなどの撮影モードを選択し撮影を開始するための操作手段と、
    前記操作部により、撮影の開始を確認した時に3次元立体視のための複数多視点画像の撮影を行う撮影手段と、
    前記撮影手段において撮影した複数多視点画像をサーバーコンピューターにデータを送信する転送手段と、
    前記転送手段が完了した時に、ディスプレイを備えた端末から取得するためのデータ要求先を表示する表示手段と、
    前記データ要求先表示手段に基づいてデータ要求を行なうプログラム手段と、
    前記データ要求を行なうプログラム手段により得られたデータを、ディスプレイを備える機器において、所定のトリガー操作によって画像切り替えを行なうことによる視点変化を実現することで3次元立体視を実現する動作制御プログラム手段とを備える自動3次元立体視撮影装置において、
    3次元立体視のための複数多視点画像の撮影を行う撮影手段と、
    前記撮影手段において取得した複数多視点画像に対して、合成加工編集処理を行い3次元オブジェクトの配置や合成処理を行なう画像編集処理手段と、
    前記画像処理による結果として出力される複数多視点画像を用いて、利用者の所望する視点への変化を目的とした所定のトリガー操作により視点画像切り替えを行なうことによる視点変化を実現することで3次元立体視を実現する動作制御プログラム手段を特徴とする自動3次元立体視撮影装置。
  2. 前記撮影手段において、撮影する被写体、被写体の大きさ、撮影空間の広さ、表示したい立体効果に応じて、一定の半径をもつ円弧上のレールにおいて一定の角度間隔で複数の撮像素子を配置した撮像系により、同時に被写体を撮影することによって3次元立体視用の複数多視点画像を得る手法を適用する請求項1に記載の自動3次元立体視撮影装置。
  3. 前記撮影手段において、撮影する被写体、被写体の大きさ、撮影空間の広さ、表示したい立体効果に応じて、一定の半径をもつ円弧上のレールにおいて、一定の速度で単一の撮像素子を移動しながら撮影を行う手段、具体的には、単一撮像素子を移動しながら動画を撮影し、撮影した動画から一定の時間間隔でフレームを取り出すことで複数多視点画像を取得する方法とジャイロセンサーなどの回転角度変化を取得することができるセンサーを備えた単一撮像素子を移動しながら、その撮像素子が一定の角度回転ごとに撮影することで複数多視点画像を取得する方法の2つのどちらかの方法による手法を適用する請求項1に記載の自動3次元立体視撮影装置。
    前記2方法の選択は、撮像素子の備える装備、フレームレートの性能に依存して行なう。
  4. 前記撮影手段において、撮影する被写体、被写体の大きさ、撮影空間の広さ、表示したい立体効果に応じて、一定の直線上のレールにおいて、一定の距離間隔で配置された複数の撮像素子により、複数多視点画像を得る手法を適用する請求項1に記載の自動3次元立体視撮影装置。
  5. 前記撮影手段において、撮影する被写体、被写体の大きさ、撮影空間の広さ、表示したい立体効果に応じて、一定の直線上のレールにおいて、一定の速度で単一の撮像素子を移動しながら撮影を行い、複数多視点画像を取得する手法を適用するを適用する請求項1に記載の自動3次元立体視撮影装置。
  6. 画像処理
    前記撮影手段において、撮影した複数多視点画像によってなめらかな3次元立体視を実現するために画像の中心位置、画像の表示領域、画像の表示座標を決定する画像処理手段を備えた請求項1及び請求項2、請求項3、請求項4に記載の自動3次元立体視撮影装置。
  7. 前記画像編集処理手段において、前記撮影手段より取得した複数多視点画像の被写体の奥行き位置とは異なる奥行き位置に3次元オブジェクトを配置する合成処理手段と前記撮影手段より取得した複数多視点画像の被写体の奥行き位置と同じ奥行き位置に3次元オブジェクトを配置する合成処理手段とを備えた請求項1及び請求項2、請求項3、請求項4、請求項5に記載の自動3次元立体視撮影装置。
  8. 前記画像編集処理手段において、合成する3次元オブジェクトは、あらかじめ前記撮影手段より取得できる複数多視点画像の各々の視点位置に対応する3次元オブジェクトの視点画像を用意しておく。
    前記撮影手段より取得した複数多視点画像に写像された被写体に対する利用者の所望の視点変化のための特定トリガー処理による視点変化のための操作に応じて、合成配置した3次元オブジェクトの視点画像を切り替えることによって、合成した3次元オブジェクトの3次元立体視を実現することができる画像編集処理手段を備えた請求項1及び請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項6に記載の自動3次元立体視撮影装置。
JP2016042783A 2016-02-18 2016-02-18 複数多視点画像による自動3次元立体視撮影装置及び撮影方法、並びに立体視再現方法 Pending JP2017147711A (ja)

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