JP2017147369A - 基板処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】スループットを向上させると共に、処理液への気体の溶存を抑制する基板処理装置を提供する。【解決手段】送り込みポンプ11で処理液を吸引し、吸引した処理液を、トラップタンク13を通じて上流ポンプ15に送り込んでいる。そのため、上流ポンプ15よりも上流の処理液配管9Aが長い場合、または処理液が高粘度の場合などであっても、上流ポンプ15は、処理液を速く吸引することができる。これにより、上流ポンプ15は、下流の例えばノズル2に処理液を速く送ることができるので、基板処理のスループットが向上する。また、送り込みポンプ11は、処理液容器7内に気体を供給して、処理液を直接加圧しないので、処理液への気体の溶存を抑制することができる。【選択図】図1

Description

本発明は、半導体基板、液晶表示器用ガラス基板、フォトマスク用ガラス基板、光ディスク用基板等の基板を処理する基板処理装置に関する。
従来の基板処理装置101は、図5のように、基板Wに対して処理液を吐出するノズル102と、処理液を貯留する処理液容器107と、処理液容器107からノズル102に処理液を送る処理液配管109とを備えている。処理液配管109には、処理液容器107側から順番に、トラップタンク113、上流ポンプ115、フィルタ117、および下流ポンプ119が介在して設けられている(例えば、特許文献1,2参照)。上流ポンプ115は、処理液を吸引して、フィルタ117を通じて下流ポンプ119に送る。一方、下流ポンプ119は、ノズル102に処理液を送る。また、処理液を循環させるために、上流ポンプ115と下流ポンプ119との間は、戻り配管127で接続されている。なお、符号Vは開閉弁である。
このような、上流ポンプ115と下流ポンプ119とでフィルタ117を挟んだ図5に示すポンプ構成によれば、ろ過レート(ろ過速度)およびろ過圧力を共に所望量に制御することができる。なお、ろ過レートは、単位時間、単位断面積当たりのフィルタを通過する処理液の量であり、ろ過圧力は、フィルタ117を通過する前後の差圧である。
特許第5451515号公報 特許第5658349号公報
しかしながら、このような構成を有する従来装置には、次のような問題がある。
例えば、処理液容器107から上流ポンプ115までの間の処理液配管109Aが長い場合、あるいは、処理液が高粘度の場合に、上流ポンプ115を動作させると、上流ポンプ115よりも上流の処理液配管109A内が負圧になる。負圧になった状態で、上流ポンプ115を無理に動作させようとすると、処理液配管109の処理液に溶存した気体(例えば窒素ガス)により気泡が発生する。そのため、上流ポンプ115は、処理液を速く吸引することができず、処理液をゆっくり吸引することになる。これにより、上流ポンプ115は、吸引した処理液をゆっくり送り出すことになり、処理液を送るために時間がかかる。その結果、基板処理のスループットが低下する。
さらに、従来の基板処理装置101は、処理液容器107内に気体を供給し、気体で処理液を直接加圧することで、処理液容器107から処理液を送っている。処理液容器107から上流ポンプ115に処理液を速く送るために、加圧量を大きくすることも考えられる。この場合、処理液を加圧する圧力が大きいほど気体が溶存(溶解)してしまう等のウェットパーティクルの問題が生じる。処理液に気体が多く溶存されると、気泡発生の原因になる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、スループットを向上させると共に、処理液への気体の溶存を抑制する基板処理装置を提供することを目的とする。
本発明は、このような目的を達成するために、次のような構成をとる。
すなわち、本発明に係る、基板を処理する基板処理装置は、基板を処理する基板処理装置において、処理液を吐出するノズルと、前記処理液を貯留する処理液容器と、前記処理液容器から前記ノズルに前記処理液を送る配管と、前記配管に設けられ、前記処理液をろ過するフィルタと、前記フィルタの上流および下流の少なくともいずれかの位置における前記配管に設けられ、前記処理液を送る吐出ポンプと、前記フィルタおよび前記吐出ポンプと、前記処理液容器との間の前記配管に設けられ、処理液を一時的に貯留するトラップタンクと、前記処理液容器と前記トラップタンクとの間の前記配管に設けられる送り込みポンプであって、前記処理液容器から処理液を吸引し、吸引した処理液を、前記トラップタンクを通じて前記吐出ポンプに送り込む前記送り込みポンプと、を備えていることを特徴とするものである。
本発明に係る基板処理装置によれば、送り込みポンプで処理液を吸引し、吸引した処理液を、トラップタンクを通じて吐出ポンプに送り込んでいる。そのため、吐出ポンプよりも上流の配管が長い場合、または処理液が高粘度の場合などであっても、吐出ポンプは、処理液を速く吸引することができる。これにより、吐出ポンプは、下流の例えばノズルに処理液を速く送ることができるので、基板処理のスループットが向上する。また、送り込みポンプは、処理液容器内に気体を供給して、処理液を直接加圧しないので、処理液への気体の溶存を抑制することができる。
また、上述の基板処理装置は、前記送り込みポンプ内、前記トラップタンク内および、前記送り込みポンプと前記吐出ポンプとの間の前記配管内のいずれかにおける処理液の圧力を計測する圧力計と、前記圧力計で計測された処理液の圧力が予め設定された圧力を保つように、前記送り込みポンプを制御する制御部と、を更に備えていることが好ましい。圧力計で計測された処理液の圧力に基づき、予め設定された圧力を保つように、送り込みポンプが制御される。そのため、吐出ポンプよりも上流の配管の圧力が管理され、その配管内に生じる負圧を抑制できる。
また、上述の基板処理装置において、前記予め設定された圧力は、大気圧以上の圧力であることが好ましい。これにより、吐出ポンプよりも上流の配管内の負圧が解消される。
また、上述の基板処理装置において、前記処理液容器は、外気を吸うための吸気部を有することが好ましい。これにより、送り出しポンプにより処理液容器から処理液が吸引されたときに、吸気部より外気を吸うことができる。処理液容器内に外気を吸うことにより、処理液に気体が触れるが、加圧しないので、処理液への気体の溶存が抑制される。また、外気を吸うことで、処理液容器が空になった際にトラップタンクに気体を送ることができる。これにより、従来のトラップタンクを利用でき、トラップタンク内での処理液の残量の検出が容易にできる。
また、上述の基板処理装置において、前記吐出ポンプの一例は、前記フィルタの上流の前記配管に設けられた上流ポンプと、前記フィルタの下流の前記配管に設けられた下流ポンプとを有し、前記送り込みポンプは、前記処理液容器から吸引した処理液を、前記トラップタンクを通じて前記上流ポンプに送り込むことである。そのため、フィルタを挟んだ2ステージポンプ装置を構成することができ、これにより、ろ過レートおよびろ過圧力を共に所望量に制御することができる。また、上流ポンプは、下流ポンプに処理液を速く送ることができる。
また、上述の基板処理装置の一例は、複数の吐出ユニットを更に備え、前記配管は、前記処理液容器から分岐点に前記処理液を送る分岐前配管と、前記分岐点から前記ノズルに処理液を送る分岐後配管とを有し、前記吐出ユニットは、前記ノズル、前記分岐後配管、前記フィルタ、および前記吐出ポンプを各々有し、前記フィルタは、前記分岐後配管に設けられ、前記処理液をろ過し、前記吐出ポンプは、前記フィルタの上流および下流の少なくともいずれかの位置における前記分岐後配管に設けられ、前記処理液を送り、前記トラップタンクは、前記分岐点と前記処理液容器との間の前記分岐前配管に設けられ、処理液を一時的に貯留し、前記送り込みポンプは、前記処理液容器と前記トラップタンクとの間の前記分岐前配管に設けられる送り込みポンプであって、前記処理液容器から処理液を吸引し、吸引した処理液を、前記トラップタンクを通じて複数の前記吐出ポンプに送り込むことである。
吐出ユニットが多いほど、各々の吐出ポンプよりも上流の分岐前配管および分岐後配管の内部の負圧が大きくなる。しかしながら、送り込みポンプによって、トラップタンクを通じて各々の上流ポンプに処理液を送り込む。これにより、各々の吐出ポンプは、処理液を速く吸引することができるので、例えばノズルに処理液を速く送り出すことができる。複数の吐出ユニットを備えていても、基板処理のスループットを向上させることができる。
本発明に係る基板処理装置によれば、送り込みポンプで処理液を吸引し、吸引した処理液を、トラップタンクを通じて吐出ポンプに送り込んでいる。そのため、吐出ポンプは、処理液を速く吸引することができる。これにより、吐出ポンプは、下流の例えばノズルに処理液を速く送ることができるので、基板処理のスループットが向上する。また、送り込みポンプは、処理液容器内に気体を供給して、処理液を直接加圧しないので、処理液への気体の溶存を抑制することができる。
実施例1に係る基板処理装置の概略構成図である。 実施例2に係る基板処理装置の概略構成図である。 変形例に係るトラップタンクを示す図である。 変形例に係る基板処理装置の概略構成図である。 従来の基板処理装置を説明するための図である。
以下、図面を参照して本発明の実施例1を説明する。図1は、基板処理装置の概略構成図である。
<基板処理装置の構成>
図1を参照する。基板処理装置1は、ノズル2と保持回転部3とを備えている。ノズル2は、基板Wに対して処理液を吐出するものである。処理液は、例えば、フォトレジスト液、反射防止膜形成用の薬液、現像液、溶剤や純水(DIW)などのリンス液が用いられる。保持回転部3は、基板Wを略水平姿勢で保持して回転させるものである。
保持回転部3は、スピンチャック4と回転駆動部5とを備えている。スピンチャック4は、回転軸AX周りに回転可能に基板Wを保持する。スピンチャック4は、例えば、基板Wの裏面を真空吸着することにより基板Wを略水平姿勢で保持する。一方、回転駆動部5は、スピンチャック4を回転軸AX周りに回転させる駆動を行う。回転駆動部5は、電動モータ等で構成されている。
また、基板処理装置1は、処理液容器7と処理液配管9とを備えている。処理液容器7は、フォトレジスト液等の処理液を貯留する容器(例えばボトル)である。処理液容器7は、処理液容器7の内部に外気(例えば空気)を吸うための吸気部7Aと、蓋部7Bとを備えている。吸気部7Aは、管または貫通穴などで構成されている。図1では、吸気部7Aは、蓋部7Bに設けられるが、容器本体に設けられてもよい。処理液配管9は、処理液容器7からノズル2に処理液を送るものである。処理液配管9は、処理液容器7に対して着脱自在に取り付けられている。処理液配管9には、処理液容器7側から順番に、送り込みポンプ11、トラップタンク13、上流ポンプ(フィルポンプとも呼ばれる)15、フィルタ17、下流ポンプ(ディスペンスポンプとも呼ばれる)19が介在して設けられている。なお、上流ポンプ15および下流ポンプ19は、本発明の吐出ポンプに相当する。
また、処理液配管9において、トラップタンク13と上流ポンプ15との間には、開閉弁V1が介在して設けられている。上流ポンプ15とフィルタ17との間には、開閉弁V2が介在して設けられている。フィルタ17と下流ポンプ19との間には、開閉弁V3が介在して設けられている。また、下流ポンプ19とノズル2との間には、開閉弁V4が介在して設けられている。開閉弁V1,V2は、上流ポンプ15の近傍に設けられている。開閉弁V3は、下流ポンプ19の近傍に設けられている。
トラップタンク13は、処理液を一時的に貯留するものである。トラップタンク13には、トラップタンク13に貯留されている処理液の量を検知する液量検知センサ21が設けられている。液量検知センサ21は、例えば、静電容量式または、投光素子および受光素子等の光学式で構成されている。なお、液量検知センサ21は、図1のように、処理液の量を複数段階で検知できるように、複数設けられていてもよい。なお、液量検知センサ21は、単数であってもよい。また、トラップタンク13には、第1排出配管23が設けられている。第1排出配管23は、気泡または、気泡を含む処理液を排出するものである。第1排出配管23には、開閉弁V5が介在して設けられている。開閉弁V5は、通常閉じており、トラップタンク13から気泡等を排出する際に、開閉弁V5は開かれた状態(開状態)になる。
上流ポンプ15は、フィルタ17および下流ポンプ19に処理液を送るものである。一方、下流ポンプ19は、ノズル2に処理液を送るものである。これにより、フィルタ17を挟んだ2ステージポンプ装置を構成することができる。そのため、フィルタ17に対して、ろ過レートおよびろ過圧力を共に所望量に制御することができる。
上流ポンプ15および下流ポンプ19は各々、例えばピストン式やダイアフラム式で構成されており、例えば電動モータにより駆動する。上流ポンプ15の電動モータは、ステッピングモータで構成されている。一方、下流ポンプ19の電動モータは、サーボモータで構成されている。なお、上流ポンプ15および下流ポンプ19は、他の種類のポンプであってもよい。電動モータは、他の種類の電動モータであってもよい。また、上流ポンプ15および下流ポンプ19は各々、後述するポンプ内流路11Bと同様に、図示しないポンプ内流路の内壁に圧力計が設けられている。
フィルタ17は、上流ポンプ15から送られる処理液に含まれる不純物や気泡を取り除くものである。フィルタ17には、第2排出配管25が設けられている。第2排出配管25は、気泡または、気泡を含む処理液を排出する。第2排出配管25には、開閉弁V6が介在して設けられている。開閉弁V6は、通常閉じており、フィルタ17から気泡等を排出する際に、開閉弁V6は開かれた状態になる。これにより、処理液に気泡が含まれる場合であっても、第2排出配管25から気泡を排出できる。
また、上流ポンプ15と下流ポンプ19の間は、戻り配管27で接続されている。これにより、上流ポンプ15、フィルタ17および下流ポンプ19の間で処理液を循環させることができる。戻り配管27には、開閉弁V7が介在して設けられている。開閉弁V7は、通常閉じており、下流ポンプ19から上流ポンプ15に処理液を戻す際に、開閉弁V7が開かれる。開閉弁V7は、下流ポンプ19の近傍に設けられている。なお、開閉弁V1〜V7、および後述する開閉弁V11〜V14は、ノーマルクローズ式に限定されず、既知の弁で構成される。
また、基板処理装置1は、制御部31と操作部33とを備えている。制御部31は、中央演算処理装置(CPU)などで構成されている。制御部31は、基板処理装置1の各構成を制御する。操作部33は、表示部、記憶部および入力部等で構成されている。表示部は、液晶モニタなどで構成されている。記憶部は、ROM(Read-only Memory)、RAM(Random-Access Memory)、およびハードディスクドライブ等で構成されている。入力部は、キーボード、マウス、および各種ボタン等で構成されている。記憶部には、基板処理の各種条件や動作プログラム等が記憶されている。
次に、送り込みポンプ11について説明する。上述のように、上流ポンプ15(正確には開閉弁V1)よりも上流の処理液配管9A(処理液容器7と上流ポンプ15との間、またはトラップタンク13と上流ポンプ15との間)が長い場合、あるいは処理液の粘度が高い場合では、上流ポンプ15よりも上流の処理液配管9A内は、負圧になる。そのため、上流ポンプ15は、処理液を速く吸い込むことができず、処理液をゆっくりと吸い込むことになる。そのため、上流ポンプ15に処理液を吸い込むまでに時間がかかり、処理液吐出の時間もかかる。
そこで、図1のように、処理液容器7とトラップタンク13との間の処理液配管9Aには、送り込みポンプ11が設けられている。なお、送り込みポンプ11は、トラップタンク13よりも処理液容器7の近くに設けられている。すなわち、送り込みポンプ11は、処理液容器7の近傍に設けられている。送り込みポンプ11は、処理液容器7から処理液を吸引し、トラップタンク13を通じて、上流ポンプ15に処理液を送り込む。これにより、上流ポンプ15(正確には開閉弁V1)よりも上流の処理液配管9A内の負圧が抑制されるので、上流ポンプ15は、処理液をゆっくり吸引せず、処理液を速く吸引することができる。そのため、上流ポンプ15は、フィルタ17および下流ポンプ19に処理液を速く送ることができる。
本実施例の送り込みポンプ11は、従来のような、処理液容器7に気体(例えば窒素)を供給して、気体で処理液を触れつつ処理液を直接加圧するように構成されていない。送り込みポンプ11は、供給された気体(例えば空気や窒素)により、例えばピストン11A(可動体)が往復運動されて駆動するように構成されている。すなわち、送り込みポンプ11は、気体で駆動する容積式ポンプで構成されている。
また、送り込みポンプ11は、ピストン11Aの往復移動によりエネルギが与えられた処理液を送るためのポンプ内流路11Bを備えている。例えば、送り込みポンプ11内のポンプ内流路11Bには、圧力計(圧力センサ)35が設けられている。圧力計35は、処理液の静圧を計測する。送り込みポンプ11は、処理液を送り出す際に、圧力計35で計測された圧力(値)が予め設定された圧力(値)になるように、駆動される。なお、図1の符号Rは、気体を逃がすための配管である。ポンプ内流路11Bの圧力が予め設定された圧力になった場合には、配管Rを通じて、送り込みポンプ11に供給される気体を逃がしている。
なお、送り込みポンプ11の入口11Cおよび出口11Dには、逆止弁あるいは、開閉弁(共に図示しない)が設けられている。また、圧力計35は、図1では、送り込みポンプ11内に設けられ、送り込みポンプ11内の処理液の圧力を計測している。この点、トラップタンク13内および、上流ポンプ15よりも上流の処理液配管9A内のいずれかにおける処理液の圧力を計測してもよい。
<基板処理装置の動作>
次に、基板処理装置1の動作について説明する。まず、基板処理装置1による基板処理の全体の動作について説明する。
図1において、図示しない基板搬送機構は、保持回転部3上に基板Wを搬送する。保持回転部3は、基板Wの裏面を吸着して保持する。また、図示しないノズル搬送機構は、基板W外の待機位置から基板W上方の所定の吐出位置にノズル2を移動させる。
ノズル2を移動させた後、制御部31は、開閉弁V4を開くことにより、基板Wに対してノズル2から処理液を吐出し、所定量の処理液を吐出した後、開閉弁V4を閉じる。この際、上流ポンプ15および下流ポンプ19は、後述するように駆動される。なお、制御部31は、基板処理条件に基づき、基板Wの回転および処理液の吐出を行って基板処理を行う。基板処理が終了した後、ノズル移動機構は、基板W上方の吐出位置から待機位置にノズル2を移動させる。その後、保持回転部3は、基板Wの回転を停止した状態で、基板Wの保持を解除する。基板搬送機構は、保持回転部3上の基板Wを次の装置等に移動させる。
次に、送り込みポンプ11の動作を説明する。
送り込みポンプ11に気体を供給して、ピストン11Aを往復運動させることで、送り込みポンプ11を駆動する。送り込みポンプ11は、処理液容器7に貯留された処理液を吸引する。処理液が吸引されると、吸引された処理液の量に応じて、吸気部7Aを通じて、処理液容器7内に外気が吸い込まれる。吸気部7Aより処理液容器7内に外気を吸うことにより、処理液に気体が触れるが、加圧しないので、処理液への気体の溶存が抑制される。また、外気を吸うことで、処理液容器7が空になった際にトラップタンク13に気体を送ることができる。これにより、従来のトラップタンクを利用でき、トラップタンク13内での処理液の残量の検出が容易にできる。
送り込みポンプ11は、処理液容器7から吸引された処理液を上流ポンプ15に送り込む。ここで、制御部31は、圧力計35で計測された圧力に基づき、送り込みポンプ11を制御する。具体的に説明すると、制御部31は、送り込みポンプ11から処理液を送り出す(吐出)する際に、圧力計35で計測された処理液の圧力(値)が予め設定された圧力(値)にし、これを保つように、送り込みポンプ11を制御する。これにより、上流ポンプ15よりも上流の処理液配管9Aの圧力が管理され、その処理液配管9A内に生じる負圧を抑制できる。
また、予め設定された圧力は、大気圧以上(大気圧または正圧)の圧力であることが好ましい。これにより、上流ポンプ15よりも上流の処理液配管9Aの負圧が解消される。なお、予め設定された圧力が正圧である場合は、上流ポンプ15の吸引時に処理液を押し込むことができる。
ここで、処理液容器7の交換と、トラップタンク13から気泡等を排出する動作について説明する。処理液容器7が空になると、吸気部7Aで処理液容器7内に吸い込んだ気体がトラップタンク13に送られる。これにより、トラップタンク13内の処理液の液面高さが低くなっていき、図1に示す上側の液量検知センサ21が、処理液の量が少なくなっていることを検知する。液量検知センサ21で検知された処理液の量が少なくなっていることの情報は、制御部31に伝えられる。制御部31は、図示しないブザー、ランプまたはモニタ表示で操作者に警告する。その警告に基づき、操作者は、空の処理液容器7を処理液が貯留された処理液容器7に交換する。なお、警告後も基板処理装置1による基板処理が行われ、図1に示す下側の液量検知センサ21が、処理液の残量がわずかであることを検出した場合は、基板処理を停止する。
処理液容器7が空になった場合、送り込みポンプ11は、液量検知センサ21で検知された、処理液の量が少なくなっているとの情報に基づき、停止させてもよい。また、送り込みポンプ11は、処理液容器7が空になり、予め設定された圧力で処理液が送れなくなったと判断されたときに停止させてもよい。
処理液容器7の交換後、開閉弁V1を閉じ、かつ開閉弁V5を開いて、送り込みポンプ11で処理液を送り出す。これにより、トラップタンク13内の気泡や処理液の気泡などが第1排出配管23から排出できる。第1排出配管23から気泡等を十分に排出した場合は、開閉弁V5を閉じる。これにより、第1排出配管23からトラップタンク13に気体等が侵入することを防止する。
次に、上流ポンプ15および下流ポンプ19の動作について説明する。上流ポンプ15および下流ポンプ19により、以下のステップS01〜ステップS03が繰り返し実行される。なお、ステップS01〜ステップS03の動作は、一例であり、この動作に限定されない。
〔ステップS01〕上流ポンプによる処理液の吸引
始めに、上流ポンプ15は、トラップタンク13側から処理液を吸引する。この際、開閉弁V1は開いており、開閉弁V2〜V7は閉じている。上述のように、制御部31は、圧力計35で計測された圧力値が予め設定された圧力値になるように送り込みポンプ11を制御している。そのため、上流ポンプ15よりも上流の処理液配管9A内は、大気圧以上になっており、従来のように、気泡の発生を抑えるために、ゆっくり処理液を吸引しなくてもよいので、上流ポンプ15は、処理液を速く吸引することができる。これに伴い、次のステップS02において、上流ポンプ15は、フィルタ17および下流ポンプ19に処理液を速く送ることができる。また更に、ステップS03において、下流ポンプ19はノズル2に処理液を速く送ることができる。
〔ステップS02〕上流ポンプによる処理液の送り出し、フィルタによるろ過、および下流ポンプによる処理液の吸引
その後、上流ポンプ15は、フィルタ17および下流ポンプ19に処理液を送り出す。一方、下流ポンプ19は処理液を吸引する。すなわち、上流ポンプ15による処理液の送り出しと、下流ポンプ19による処理液の吸引のタイミングを一致させている。また、処理液がフィルタ17を通過することにより、処理液に含まれる気泡や不純物が取り除かれる。これらの際、開閉弁V2,V3は開いており、開閉弁V1,V4〜V7は、閉じている。なお、このステップS02において、開閉弁V2,V3と共にあるいは個別に、開閉弁V6を開けると、第2排出配管25を通じて気泡または気泡を含む処理液を排出することができる。
〔ステップS03〕下流ポンプによる処理液の送り出し
その後、下流ポンプ19は、ノズル2に処理液を送り出す。この際、開閉弁V4は、開いており、開閉弁V1〜V3,V5〜V7は閉じている。なお、このステップS03において、開閉弁V4と個別に、開閉弁V7を開けると、戻り配管27を通じて、下流ポンプ19から上流ポンプ15に処理液が戻される。これにより、上流ポンプ15と下流ポンプ19との間の圧力が調整されたり、フィルタ17に処理液を再度通過させたりできる。
本実施例によれば、送り込みポンプ11により、処理液を吸引し、吸引した処理液を、トラップタンク13を通じて上流ポンプ15に送り込んでいる。そのため、上流ポンプ15よりも上流の処理液配管9Aが長い場合、または処理液が高粘度の場合などであっても、上流ポンプ15は、処理液を速く吸引することができる。これにより、上流ポンプ15は、下流ポンプ19に速く送ることができ、更に、下流ポンプ19は、下流のノズル2に処理液を速く送ることができる。そのため、基板処理のスループットが向上する。また、送り込みポンプ11は、処理液容器7に気体を供給して気体で直接加圧するのではなく、往復運動または回転運動されることで処理液を送り出す。処理液容器7に気体を供給して、処理液に触れた気体で処理液を直接加圧しないので、処理液への気体の溶存を抑制することができる。
次に、図面を参照して本発明の実施例2を説明する。なお、実施例1と重複する説明は省略する。
上述した実施例1の基板処理装置1では、フィルタ17を挟んで、上流ポンプ15と下流ポンプ19が設けられていた。この点、本実施例の基板処理装置40は、図2のように、フィルタ17を挟まずに、フィルタ17の下流の処理液配管9に介在して吐出ポンプ41が設けられてもよい。吐出ポンプ41は、実施例1の上流ポンプ15または下流ポンプ19と同様に構成されてもよい。
また、基板処理装置40は、吐出ポンプ41の前後にトラップタンク43,44を備えている。すなわち、トラップタンク43は、フィルタ17と吐出ポンプ41との間の処理液配管9に介在して設けられている。トラップタンク44は、吐出ポンプ41とノズル2との間の処理液配管9に介在して設けられている。トラップタンク43,44は、処理液を一時的に貯留させるものであるが、トラップタンク43,44には、トラップタンク13のように、液量検知センサ21が設けられていない。
また、トラップタンク43には、第3排出配管45が設けられている。第3排出配管45には、開閉弁V11が介在して設けられている。同様に、トラップタンク44には、第4排出配管46が設けられている。第4排出配管46には、開閉弁V12が介在して設けられている。第3排出配管45および第4排出配管46は、気泡または、気泡を含む処理液を排出するものである。開閉弁V11,V12は、通常閉じており、例えば、第3排出配管45から気泡等を排出する際に、開閉弁V11は開かれた状態になる。
また、トラップタンク43と吐出ポンプ41との間の処理液配管9には、開閉弁V13が介在して設けられている。開閉弁V13は、吐出ポンプ41の近傍に設けられている。トラップタンク44とノズル2との間の処理液配管9には、開閉弁V14が介在して設けられている。
実施例1の基板処理装置1と同様に、基板処理装置40は、送り込みポンプ11を備えている。送り込みポンプ11は、トラップタンク13およびフィルタ17等を通じて、吐出ポンプ41に処理液を送り込む。これにより、吐出ポンプ41(正確には開閉弁V13)よりも上流の処理液配管9内で負圧になることが抑制される。また、制御部31は、圧力計35で計測された処理液の圧力が予め設定された大気圧以上の圧力を保つように、送り込みポンプ11を制御する。これにより、吐出ポンプ41よりも上流の処理液配管9内の圧力が管理され、かつ、吐出ポンプ41よりも上流の処理液配管9内が負圧になることが解消される。
なお、実施例1は、2ステージポンプ(上流ポンプ15および下流ポンプ19)で構成されている。上流ポンプ15および下流ポンプ19は、定量ポンプでなく、例えばストロークを変えて制御されている。この実施例1のポンプ構成に対して、本実施例は、1ステージポンプ(吐出ポンプ41)で構成されている。1ステージポンプの場合、フィルタ17の除去する対象が細かいほど、ろ過レート(吐出レートと同じレート)およびろ過圧力のいずれかしか制御できないおそれがある。例えば、図2において、吐出ポンプ41をピストンまたはダイアフラムのストロークで制御すれば、ろ過レートは制御可能であるが、ろ過圧力は制御できないおそれがある。また、吐出ポンプ41を圧力で制御すれば、ろ過圧力は制御可能であるが、ろ過レートは制御できないおそれがある。図1に示す2ステージポンプの場合、フィルタ17を挟んで、上流ポンプ15による処理液の送り出しと、下流ポンプ19による処理液の吸引との協働により、ろ過レートおよびろ過圧力を共に所望量に制御できる。
なお、処理液中の気泡等の発生に応じて、2つのトラップタンク43,44の少なくともいずれかを省略してもよい。例えば、2つのトラップタンク43,44を共に省略する場合、第3排出配管45、第4排出配管46、および開閉弁V11,V12も省略される。
本発明は、上記実施形態に限られることはなく、下記のように変形実施することができる。
(1)上述した実施例1では、フィルタ17を挟んで、上流ポンプ15と下流ポンプ19が設けられていた。しかしながら、必要により、下流ポンプ19を省略してもよい。この場合、送り込みポンプ11は、上流ポンプ15に処理液を送り込む。また、下流ポンプ19を省略する場合、戻り配管27および開閉弁V3,V7等も省略される。
(2)上述した各実施例および変形例(1)では、送り込みポンプ11は、気体を供給して、例えばピストン11Aの往復運動で駆動するように構成されていた。しかしながら、送り込みポンプ11は、ダイアフラムの往復運動で駆動するように構成されてもよい。また、送り込みポンプ11は、羽根車(回転体)の回転運動で駆動するように構成されてもよい。更に、送り込みポンプ11は、供給された気体により駆動していたが、供給された液体により駆動してもよい。また、送り込みポンプ11は、電動モータ(例えばステッピングモータまたはサーボモータ)により駆動させてもよい。この場合、電動モータの回転によって、ピストンまたはダイアフラムの往復運動、あるいは、羽根車の回転運動が行われる。
なお、例えば、上述のステップS01において、上流ポンプ15は、処理液を吸引している。この上流ポンプ15の吸引時に、例えば開閉弁V1の開状態のタイミングに合わせて、送り込みポンプ11を駆動させてもよい。この場合も同様に、送り込みポンプ11は、圧力計35で計測された処理液の圧力が予め設定された圧力を保つように制御される。これにより、送り込みポンプ11に気体を供給することを停止でき、省エネルギ化できる。
(3)上述した各実施例および各変形例では、処理液容器7は、外気を吸うための吸気部7Aを備えている。しかしながら、図1に示す処理液容器7は、吸気部7Aを備えずに、例えば、合成樹脂等の柔軟な材料で形成された袋状の容器で構成されてもよい。すなわち、処理液容器7は、外気を吸引せず、外気が処理液に触れないように密閉されている。送り込みポンプ11により処理液が吸引されると、吸引された処理液は気体に置き換えられず、処理液容器7は、吸引された処理液の量に応じて変形してつぶれる。
このような処理液容器7によれば、処理液容器7に貯留される処理液が気体に触れないので、処理液に気体が触れることで侵入するウェットパーティクルを抑制できる。
例えば実施例1では、処理液容器7が空になると、処理液容器7内の気体がトラップタンク13に送られ、送られた気体によりトラップタンク13内の液面が下がり、処理液を送ることができた。しかしながら、処理液容器7が吸気部7Aを備えずに柔軟な容器で構成される場合、処理液容器7からトラップタンク13に、気体が送られない。そのため、トラップタンク13も同様に、例えば、合成樹脂等の柔軟な材料で形成された袋状の容器で構成されてもよい(図3参照)。これにより、処理液容器7に貯留された処理液が空になった場合であっても、引き続き、トラップタンク13に貯留された処理液を、外気に触れずに上流ポンプ15に送ることができる。
貯留される処理液が多い場合、図3に示すトラップタンク50は膨らんだ状態になる。一方、貯留される処理液が少ない場合、トラップタンク50はつぶれた状態になる。なお、トラップタンク50に設けられる液量検知センサは、例えば、トラップタンク50の重量を計測する重量センサで構成されてもよい。
(4)上述した各実施例および各変形例では、処理液容器7が空になった場合、送り込みポンプ11で処理液を上流ポンプ15や吐出ポンプ41に処理液を送れないので、上流ポンプ15のみで、トラップタンク13に貯留されている処理液を吸引する。そのため、例えば、トラップタンク13と上流ポンプ15(または吐出ポンプ41)との間の処理液配管9に、更に、気体を供給して、ピストンを往復移動させて駆動する送り出しポンプが設けられてもよい。
(5)上述の各実施例および各変形例では、処理液配管9は、1つの処理液容器7から1つのノズル2に処理液を送っていた。この点、1つの処理液容器7から複数のノズル2に処理液を送るように、図1、図2の分岐点BPにおいて、処理液配管9は、分岐してもよい。この場合、図4のように、処理液容器7、送り込みポンプ11、トラップタンク13は、2つ(複数)の吐出ユニット61,62で共有される。
具体的に説明する。基板Wを処理する基板処理装置60は、処理液容器7、分岐前配管63、2つの吐出ユニット61,62、トラップタンク13、送り込みポンプ11を備えている。2つの吐出ユニット61,62は、ノズル2、分岐後配管65、上流ポンプ15、フィルタ17、下流ポンプ19を各々備えている。
分岐前配管63は、処理液容器7から分岐点BPに処理液を送るものである。分岐後配管65は、分岐点BPからノズル2に処理液を送るものである。分岐後配管65には、図4の左側から順番に、上流ポンプ15、フィルタ17および下流ポンプ19が介在して設けられている。トラップタンク13は、分岐点BPと処理液容器7との間の分岐前配管63に介在して設けられている。また、送り込みポンプ11は、処理液容器7とトラップタンク13との間の分岐前配管63に設けられている。そして、送り込みポンプ11は、処理液容器7から処理液を吸引し、吸引した処理液を、トラップタンク13を通じて複数の上流ポンプ15に送り込む。
なお、仮に、圧力計35が、送り込みポンプ11と上流ポンプ15との間に設けられるとする。このとき、分岐点BPよりも上流の分岐前配管63に圧力計35を設けてもよい。また、分岐点BPよりも下流の各々の分岐後配管65に圧力計35を設けてもよい。
この変形例によれば、吐出ユニットが多いほど、各々の上流ポンプ15よりも上流の処理液配管9A(分岐前配管63および分岐後配管65)の内部の負圧が大きくなる。しかしながら、処理液容器7の近傍に設けられた送り込みポンプ11によって、トラップタンク13を通じて各々の上流ポンプ15に処理液を送り込む。これにより、各々の上流ポンプ15は、処理液を速く吸引することができるので、下流ポンプ19に処理液を速く送り出すことができる。2つの吐出ユニット61.62を備えていても、基板処理のスループットを向上させることができる。
1,40,60 … 基板処理装置
2 … ノズル
7 … 処理液容器
7A … 吸気部
9(9A) … 処理液配管
11B … ポンプ内流路
13,50 … トラップタンク
15 … 上流ポンプ
17 … フィルタ
19 … 下流ポンプ
31 … 制御部
35 … 圧力計
41 … 吐出ポンプ
61,62 … 吐出ユニット
63 … 分岐前配管
65 … 分岐後配管
V1〜V7,V11〜V14 … 開閉弁

Claims (6)

  1. 基板を処理する基板処理装置において、
    処理液を吐出するノズルと、
    前記処理液を貯留する処理液容器と、
    前記処理液容器から前記ノズルに前記処理液を送る配管と、
    前記配管に設けられ、前記処理液を濾過するフィルタと、
    前記フィルタの上流および下流の少なくともいずれかの位置における前記配管に設けられ、前記処理液を送る吐出ポンプと、
    前記フィルタおよび前記吐出ポンプと、前記処理液容器との間の前記配管に設けられ、処理液を一時的に貯留するトラップタンクと、
    前記処理液容器と前記トラップタンクとの間の前記配管に設けられる送り込みポンプであって、前記処理液容器から処理液を吸引し、吸引した処理液を、前記トラップタンクを通じて前記吐出ポンプに送り込む前記送り込みポンプと、
    を備えていることを特徴とする基板処理装置。
  2. 請求項1に記載の基板処理装置において、
    前記送り込みポンプ内、前記トラップタンク内および、前記送り込みポンプと前記吐出ポンプとの間の前記配管内のいずれかにおける処理液の圧力を計測する圧力計と、
    前記圧力計で計測された処理液の圧力が予め設定された圧力を保つように、前記送り込みポンプを制御する制御部と、を更に備えていることを特徴とする基板処理装置。
  3. 請求項2に記載の基板処理装置において、
    前記予め設定された圧力は、大気圧以上の圧力であることを特徴とする基板処理装置。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載の基板処理装置において、
    前記処理液容器は、外気を吸うための吸気部を有することを特徴とする基板処理装置。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載の基板処理装置において、
    前記吐出ポンプは、前記フィルタの上流の前記配管に設けられた上流ポンプと、前記フィルタの下流の前記配管に設けられた下流ポンプとを有し、
    前記送り込みポンプは、前記処理液容器から吸引した処理液を、前記トラップタンクを通じて前記上流ポンプに送り込むことを特徴とする基板処理装置。
  6. 請求項1から5のいずれかに記載の基板処理装置において、
    複数の吐出ユニットを更に備え、
    前記配管は、前記処理液容器から分岐点に前記処理液を送る分岐前配管と、前記分岐点から前記ノズルに処理液を送る分岐後配管とを有し、
    前記吐出ユニットは、前記ノズル、前記分岐後配管、前記フィルタ、および前記吐出ポンプを各々有し、
    前記フィルタは、前記分岐後配管に設けられ、前記処理液をろ過し、
    前記吐出ポンプは、前記フィルタの上流および下流の少なくともいずれかの位置における前記分岐後配管に設けられ、前記処理液を送り、
    前記トラップタンクは、前記分岐点と前記処理液容器との間の前記分岐前配管に設けられ、処理液を一時的に貯留し、
    前記送り込みポンプは、前記処理液容器と前記トラップタンクとの間の前記分岐前配管に設けられる送り込みポンプであって、前記処理液容器から処理液を吸引し、吸引した処理液を、前記トラップタンクを通じて複数の前記吐出ポンプに送り込むことを特徴とする基板処理装置。
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