JP2017147154A - 車両用灯具 - Google Patents

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Abstract

【課題】第1の配光パターンを形成するための複数組の発光素子および投影レンズを備えた車両用灯具において、コンパクトな構成で第2の配光パターンを形成可能とする。【解決手段】4組の第1発光素子30A、30B、30C、30Dおよび投影レンズ22A、22B、22C、22Dを車幅方向に並列に配置し、各第1発光素子30A〜30Dからの直射光を各投影レンズ22A〜22Dを介して前方へ向けて照射することにより、第1の配光パターンを形成する構成とする。そして、これらの後方に配置された3つの第2発光素子40A〜40Cの各々からの出射光を3つの投影レンズ22A〜22Cの各々を介して前方へ向けて照射することにより、第2の配光パターンを形成する構成とする。その際、4つの投影レンズ22A〜22Dを単一の透明部材20として構成する。【選択図】図2

Description

本願発明は、複数組の発光素子および投影レンズを備えた車両用灯具に関するものである。
従来より、車両前後方向と交差する所要方向に並列に配置された複数の投影レンズと、これら複数の投影レンズの後方に配置された複数の発光素子とを備え、各発光素子からの直射光を各投影レンズを介して前方へ向けて照射することにより所要の配光パターンを形成するように構成された車両用灯具が知られている。
「特許文献1」には、このような直射型の車両用灯具において、焦点距離が異なる複数種類の投影レンズを備えた構成とすることにより、複数種類の配光パターンを形成するようにしたものが記載されている。
特開2004−327188号公報
上記「特許文献1」に記載された車両用灯具は、第1の配光パターンを形成するための複数の投影レンズと、第2の配光パターンを形成するための複数の投影レンズとが並列に配置された構成となっているので、投影レンズが数多く必要となり、その配置スペースが大きなものとなってしまう。このため、車両用灯具をコンパクトに構成することが困難である。
本願発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、第1の配光パターンを形成するための複数組の発光素子および投影レンズを備えた車両用灯具において、コンパクトな構成で第2の配光パターンを形成することができる車両用灯具を提供することを目的とするものである。
本願発明は、発光素子の配置および投影レンズの構成に工夫を施すことにより、上記目的達成を図るようにしたものである。
すなわち、本願発明に係る車両用灯具は、
車両前後方向と交差する所要方向に並列に配置された複数の投影レンズと、これら複数の投影レンズの後方に配置された複数の第1発光素子とを備え、上記各第1発光素子からの直射光を上記各投影レンズを介して前方へ向けて照射することにより第1の配光パターンを形成するように構成された車両用灯具において、
上記複数の投影レンズは、単一の透明部材として構成されており、
上記複数の第1発光素子の後方に、少なくとも1つの第2発光素子が配置されており、
上記少なくとも1つの第2発光素子からの出射光を上記複数の投影レンズのいずれかを介して前方へ向けて照射することにより第2の配光パターンを形成するように構成されている、ことを特徴とするものである。
上記「所要方向」は、車両前後方向と交差する方向であれば、特定の方向に限定されるものではない。
上記「複数の投影レンズ」および「複数の第1発光素子」の具体的な個数は特に限定されるものではない。
上記「複数の投影レンズ」は、単一の透明部材として構成されていれば、その具体的な形状は特に限定されるものではない。
上記「第2発光素子からの出射光」は、該第2発光素子からの直射光であってもよいし、該第2発光素子から出射した後にリフレクタやレンズ等によって制御された光であってもよい。
上記「第1の配光パターン」および「第2の配光パターン」の各々の種類は特に限定されるものではなく、例えば、ロービーム用配光パターンやその一部を形成するための配光パターン、ハイビーム用配光パターンやその一部を形成するための配光パターン、デイタイムランニングランプ用の配光パターン、フォグランプ用の配光パターン等が採用可能である。
本願発明に係る車両用灯具は、複数の第1発光素子の各々からの直射光を複数の投影レンズの各々を介して前方へ向けて照射することにより第1の配光パターンを形成する構成となっているが、複数の投影レンズは単一の透明部材として構成されており、また、複数の第1発光素子の後方には少なくとも1つの第2発光素子が配置されており、そして、少なくとも1つの第2発光素子からの出射光を複数の投影レンズのいずれかを介して前方へ向けて照射することにより第2の配光パターンを形成する構成となっているので、次のような作用効果を得ることができる。
すなわち、第1の配光パターンを形成するための複数の投影レンズを用いて第2の配光パターンを形成する構成とすることにより、従来のように第1の配光パターンを形成するための複数の投影レンズと第2の配光パターンを形成するための複数の投影レンズとが並列に配置された構成とした場合に比して、その配置スペースを小さくすることができ、これにより車両用灯具をコンパクトに構成することができる。
このように本願発明によれば、第1の配光パターンを形成するための複数組の発光素子および投影レンズを備えた車両用灯具において、コンパクトな構成で第2の配光パターンを形成することができる。
しかも本願発明においては、複数の投影レンズが単一の透明部材として構成されているので、部品点数の削減を図ることができ、かつ、投影レンズ相互間の位置関係精度を高めることができる。
上記構成において、複数の投影レンズを構成している単一の透明部材として、その前面が連続した曲面または平面で構成されたものとすれば、車両用灯具を外部から観察したとき、複数の投影レンズが存在することを目立たなくすることができ、その意匠性を高めることができる。
上記構成において、少なくとも1つの第2発光素子を、上記所要方向に並列に配置された複数の第2発光素子で構成すれば、車両用灯具をコンパクトな構成に維持した上で、第2の配光パターンを明るい配光パターンとして形成することができる。
本願発明の一実施形態に係る車両用灯具を示す部分断面正面図 図1のII−II線断面図 図1のIII−III線断面図 上記車両用灯具の主要構成要素を示す分解斜視図 (a)は上記車両用灯具からの照射光により形成されるハイビーム用配光パターンを透視的に示す図、(b)、(c)は上記ハイビーム用配光パターンを分解して示す図 (a)は上記車両用灯具およびこれと対をなす車両用灯具からの照射光により形成されるハイビーム用配光パターンを透視的に示す図、(b)は上記ハイビーム用配光パターンの一部を欠落させた配光パターンを示す図 上記車両用灯具における光源支持部材の3つの変形例を示す正面図 上記実施形態の第1変形例を示す、図4と同様の図 上記実施形態の第2変形例を示す、図3と同様の図 上記第2変形例の作用を示す、図5と同様の図 上記実施形態の第3変形例を示す、図2と同様の図 上記実施形態の第4変形例を示す、図3と同様の図 上記実施形態の第5変形例を示す、図2と同様の図
以下、図面を用いて、本願発明の実施の形態について説明する。
図1は、本願発明の一実施形態に係る車両用灯具10を示す部分断面正面図である。また、図2は、図1のII−II線断面図であり、図3は、図1のIII−III線断面図である。
これらの図に示すように、本実施形態に係る車両用灯具10は、車両の右前端部に配置されるヘッドランプであって、ハイビーム用配光パターンとその一部が欠けた配光パターンとを形成し得るように構成されている。
なお、車両用灯具10としては、図2において、Xで示す方向が「前方」(車両としても「前方」)であり、Yで示す方向が「前方」と直交する「左方向」(車両としても「左方向」であるが灯具正面視では「右方向」)である。
この車両用灯具10は、ランプボディ12とその前端開口部に取り付けられた素通し状の透光カバー14とで形成される灯室内に、4つの投影レンズ22A、22B、22C、22Dと、これら4つの投影レンズ22A〜22Dの後方に配置された4つの第1発光素子30A、30B、30C、30Dと、これら4つの第1発光素子30A〜30Dを支持する共通の光源支持部材32と、この光源支持部材32の後方に配置された3つの第2発光素子40A、40B、40Cと、これら3つの第2発光素子40A〜40Cを支持する共通の光源支持部材42とが組み込まれた構成となっている。
図4は、車両用灯具10の主要構成要素を示す分解斜視図である。
同図にも示すように、4つの投影レンズ22A〜22Dは、単一の透明部材20として構成されている。これら4つの投影レンズ22A〜22Dは、車幅方向に並んで配置されており、いずれも同様の構成を有している。
具体的には、各投影レンズ22A〜22Dは、その前面22aが車幅方向に延びる凸シリンドリカル面で構成されており、その後面22bが上下方向に延びる凸シリンドリカル面で構成されている。その際、前面22aの鉛直断面形状および後面22bの水平断面形状は、同一の曲率を有する曲線形状に設定されている。
各投影レンズ22A〜22Dは、前面22aの上下方向中心位置および後面22bの車幅方向中心位置を通るようにして車両前後方向に延びる光軸Axを有している。
透明部材20の前面は、4つの投影レンズ22A〜22Dの前面22aが連続した単一の凸シリンドリカル面となるように形成されている。この透明部材20は、4つの投影レンズ22A〜22Dの車幅方向両側にフランジ部20aを有しており、これらフランジ部20aにおいてランプボディ12に支持されている。
4つの第1発光素子30A〜30Dは、車幅方向に並列に配置されており、いずれも同様の構成を有している。
具体的には、各第1発光素子30A〜30Dは、略正方形の発光面30aを有する白色発光ダイオードであって、その発光面30aを各投影レンズ22A〜22Dの後側焦点Fよりもやや前方側において車両前方へ向けた状態で、光源支持部材32に搭載されている。
この光源支持部材32は、光軸Axと直交する鉛直面に沿って延びる金属製の支持基板として構成されており、ヒートシンクとしても機能するようになっている。この光源支持部材32は、灯具正面視において横長矩形状に形成されており、透明部材20よりも僅かに小さい左右幅でかつ僅かに大きい上下幅を有している。そして、この光源支持部材32は、その左右両端部においてランプボディ12に支持されている。
4つの第1発光素子30A〜30Dは、4つの投影レンズ22A〜22Dの各々の光軸Axに対して車幅方向内側(すなわち左側)に変位した状態で配置されている。その際、各第1発光素子30A〜30Dの光軸Axからの側方変位量は、最も車幅方向内側に位置する第1発光素子30Aが最も大きく、車幅方向外側に向かって第1発光素子30B、30C、30Dの順で徐々に小さくなっている。
3つの第2発光素子40A〜40Cは、車幅方向に並列に配置されており、いずれも同様の構成を有している。
具体的には、各第2発光素子40A〜40Cは、横長矩形状の発光面40aを有する白色発光ダイオードであって、その発光面40aを車両前方へ向けた状態で、光源支持部材42に搭載されている。
この光源支持部材42は、光軸Axと直交する鉛直面に沿って延びる金属製の支持基板として構成されており、ヒートシンクとしても機能するようになっている。この光源支持部材42は、灯具正面視において横長矩形状に形成されており、光源支持部材32よりも僅かに小さい左右幅でかつ僅かに大きい上下幅を有している。そして、この光源支持部材42は、その左右両端部においてランプボディ12に支持されている。
3つの第2発光素子40A〜40Cは、車幅方向内側寄りの3つの投影レンズ22A〜22Cに対応する位置に配置されている。
その際、各第2発光素子40A〜40Cは、その発光面40aを各投影レンズ22A〜22Cの後側焦点Fよりも僅かに後方側において車両前方へ向けた状態で、光源支持部材42に搭載されている。すなわち、各第2発光素子40A〜40Cの発光面40aの後側焦点Fからの後方変位量は、各第1発光素子30A〜30Dの発光面30aの後側焦点Fからの前方変位量よりも小さい値に設定されている。
これら3つの第2発光素子40A〜40Cのうち中央に位置する第2発光素子40Bは、車幅方向内側から2番目の投影レンズ22Bの光軸Ax上に配置されており、車幅方向内側に位置する第2発光素子40Aは、車幅方向内側から1番目の投影レンズ22Aの光軸Axに対して車幅方向内側に僅かに変位した状態で配置されており、車幅方向外側に位置する第2発光素子40Cは、車幅方向内側から3番目の投影レンズ22Cの光軸Axに対して車幅方向外側に僅かに変位した状態で配置されている。
光源支持部材32には、各第2発光素子40A〜40Cからの出射光を前方へ透過させて各投影レンズ22A〜22Cに入射させるための透光部32aA、32aB、32aCが、車幅方向に互いに間隔をおいて3箇所に形成されている。これら3つの透光部32aA〜32aCは、いずれも横長楕円形の開口形状を有する貫通孔として形成されており、同一の開口形状を有している。
本実施形態に係る車両用灯具10においては、4つの第1発光素子30A〜30Dが同時または選択的に点灯するとともに、3つの第2発光素子40A〜40Cが同時点灯するように構成されている。
図5(a)は、車両用灯具10からの照射光により、灯具前方25mの位置に配置された仮想鉛直スクリーン上に形成されるハイビーム用配光パターンPRを透視的に示す図である。
このハイビーム用配光パターンPRは、図5(b)に示す第1の配光パターンPR1と図5(c)に示す第2の配光パターンPR2との合成配光パターンとして形成されている。
図5(b)に示す第1の配光パターンPR1は、4つの第1発光素子30A〜30Dを同時に点灯させたときに形成される配光パターンであって、4つの光源像I1a、I1b、I1c、I1dによって構成されている。
各光源像I1a〜I1dは、各投影レンズ22A〜22Dによって各第1発光素子30A〜30Dの発光面30aが反転投影されることにより、略正方形の外形形状を有する配光パターンとして形成されている。
4つの光源像I1a〜I1dは、灯具正面方向の消点であるH−Vを水平方向に通るH−H線を上下に跨ぐようにして、左右方向に並んだ状態で形成されている。その際、これら4つの光源像I1a〜I1dは、最も左側に位置する光源像I1dがその左側端部において、H−Vを上下方向に通るV−V線と交差しており、かつ、互いに隣接する光源像I1a〜I1d相互間で左右両端部が部分的に重複している。
これは、各第1発光素子30A〜30Dの発光面30aが、各投影レンズ22A〜22Dの後側焦点Fよりもやや前方側に位置しており、かつ、各投影レンズ22A〜22Dの光軸Axに対する各発光面30aの車幅方向内側への変位量が少しずつ異なっていることによるものである。
図5(c)に示す第2の配光パターンPR2は、3つの第2発光素子40A〜40Cを同時に点灯させたときに形成される配光パターンであって、3つの光源像I2a、I2b、I2cによって構成されている。
各光源像I2a〜I2cは、各投影レンズ22A〜22Cによって各第1発光素子40A〜40Cの発光面40aが反転投影されることにより、略横長矩形状の外形形状を有する配光パターンとして形成されている。
3つの光源像I2a〜I2cは、H−H線を上下に跨ぐようにして左右方向に並んだ状態で比較的明るい光源像として形成されている。その際、これら3つの光源像I2a〜I2cは、中央に位置する光源像I2bがV−V線を中心にして形成されており、残り2つのI2a、I2cが光源像I2bに対して左右両側に僅かずつずれた状態で形成されている。
これは、各第2発光素子40A〜40Cの発光面40aが、各投影レンズ22A〜22Cの後側焦点Fよりも僅かに後方側において車幅方向に少しずつずれた状態で配置されていることによるものである。
図5(a)に示すように、ハイビーム用配光パターンPRは、V−V線を中心にして形成された第2の配光パターンPR2に対して、第1の配光パターンPR1の左端部が重畳された配光パターンとして形成されている。
図6(a)は、車両単位で形成されるハイビーム用配光パターンP0を透視的に示す図である。
このハイビーム用配光パターンP0は、車両用灯具10からの照射光により形成されるハイビーム用配光パターンPRと、車両用灯具10と対をなすべき車両用灯具(すなわち、車両の左前端部に配置される、車両用灯具10と左右対称の構成を備えた車両用灯具)からの照射光により形成されるハイビーム用配光パターンPLとの合成配光パターンとして形成されている。
図6(a)に示すように、ハイビーム用配光パターンP0は、ハイビーム用配光パターンPRにおける第1の配光パターンPR1の左端部とハイビーム用配光パターンPLにおける第1の配光パターンPL1の右端部とがV−V線の位置において重複しており、これにより車両前方走行路を左右方向に幅広く照射するものとなっている。また、このハイビーム用配光パターンP0は、ハイビーム用配光パターンPRにおける第2の配光パターンPR2とハイビーム用配光パターンPLにおける第2の配光パターンPL2とがV−V線を中心にして重複しており、これにより車両前方走行路の遠方領域を明るく照射するものとなっている。
図6(b)に示す配光パターンP1は、ハイビーム用配光パターンP0の一部が欠落した配光パターンである。
すなわち、この配光パターンP1は、ハイビーム用配光パターンP0に対して、そのハイビーム用配光パターンPRにおける第1の配光パターンPR1の一部が欠落した配光パターンとして形成されている。
具体的には、この配光パターンP1は、第1の配光パターンPR1を構成する4つの光源像I1a〜I1dのうち右から2番目の光源像I1bが欠落している。この配光パターンP1は、4つの第1発光素子30A〜30Dのうち車幅方向内側から2番目の第1発光素子30Bを消灯させることにより形成される。
このように光源像I1bが欠落した配光パターンP1を形成することにより、対向車2のドライバにグレアを与えてしまうことなく、その左右両側に位置する光源像I1a、I1cにより車両前方走行路の視認性を確保するようになっている。
次に本実施形態の作用効果について説明する。
本実施形態に係る車両用灯具10は、4組の第1発光素子30A、30B、30C、30Dおよび投影レンズ22A、22B、22C、22Dが車幅方向に並列に配置されており、4つの第1発光素子30A〜30Dの各々からの直射光を4つの投影レンズ22A〜22Dの各々を介して前方へ向けて照射することにより第1の配光パターンPR1を形成する構成となっているが、4つの投影レンズ22A〜22Cは単一の透明部材20として構成されており、また、4つの第1発光素子30A〜30Dの後方には3つの第2発光素子40A〜40Cが配置されており、そして、3つの第2発光素子40A〜40Cの各々からの出射光を3つの投影レンズ22A〜22Cの各々を介して前方へ向けて照射することにより第2の配光パターンPR2を形成する構成となっているので、次のような作用効果を得ることができる。
すなわち、第1の配光パターンPR1を形成するための4つの投影レンズ22A〜22Dを用いて第2の配光パターンPR2を形成する構成とすることにより、従来のように第1の配光パターンPR1を形成するための4つの投影レンズ22A〜22Dと第2の配光パターンPR2を形成するための新たな3つの投影レンズとが並列に配置された構成とした場合に比して、その配置スペースを小さくすることができ、これにより車両用灯具10をコンパクトに構成することができる。
このように本実施形態によれば、第1配光パターンPR1を形成するための4組の第1発光素子30A〜30Dおよび投影レンズ22A〜22Dを備えた車両用灯具10において、コンパクトな構成で第2の配光パターンPR2を形成することができる。
その際、第1の配光パターンPR1の形成により、車両前方走行路を左右方向に幅広く照射することができ、また、第2の配光パターンPR2の形成により、車両前方走行路の遠方領域を明るく照射することができる。
しかも本実施形態においては、4つの投影レンズ22A〜22Dが単一の透明部材20として構成されているので、部品点数の削減を図ることができ、かつ、投影レンズ相互22A〜22D間の位置関係精度を高めることができる。
そして、この透明部材20の前面は、4つの投影レンズ22A〜22Dの前面22aが連続した単一の凸シリンドリカル面として構成されているので、車両用灯具10を外部から観察したとき、4つの投影レンズ22A〜22Dが存在することを目立たなくすることができ、その意匠性を高めることができる。
また本実施形態においては、4つの第1発光素子30A〜30Dが共通の光源支持部材32に支持されているので、部品点数の削減を図ることができ、かつ、第1発光素子30A〜30D相互間の位置関係精度を高めることができる。
そして、この光源支持部材32には、3つの第2発光素子40A〜40Cの各々からの出射光を3つの投影レンズ22A〜22Cの各々に到達させるための3つの透光部32aA〜32aCが形成されており、その各々が光源支持部材32に形成された貫通孔で構成されているので、光源支持部材32の放熱性向上とその強度維持との両立を図った上で上記作用効果を得ることができる。
さらに本実施形態においては、3つの(すなわち複数の)第2発光素子40A〜40Cおよび3つの透光部32aA〜32aCが車幅方向に並列に配置されているので、車両用灯具10をコンパクトな構成に維持した上で、第2の配光パターンPR2を明るい配光パターンとして形成することができる。
上記実施形態においては、各投影レンズ22A〜22Dの前面22aを構成する凸シリンドリカル面と、その後面22bを構成する凸シリンドリカル面とが同一の曲率を有する曲線形状に設定されているものとして説明したが、互いに異なる曲率を有する曲線形状に設定された構成とすることも可能である。
上記実施形態においては、各投影レンズ22A〜22Dが、車幅方向に延びる凸シリンドリカル面で構成された前面22aと上下方向に延びる凸シリンドリカル面で構成された後面22bとを有しているものとして説明したが、これ以外の構成を有するもの(例えば平凸レンズや両凸レンズ等)とすることも可能である。
上記実施形態においては、4組の第1発光素子30A〜30Dおよび投影レンズ22A〜22Dを備えているものとして説明したが、3組以下あるいは5組以上備えた構成とすることも可能である。
上記実施形態においては、3つの第2発光素子40A〜40Cを備えているものとして説明したが、2つ以下あるいは4つ以上備えた構成とすることも可能である。
上記実施形態においては、各光源支持部材32、42が、金属製の支持基板として構成されているものとして説明したが、樹脂製の支持基板として構成されたものとすることも可能である。このような構成とした場合においても、各光源支持部材32、42の表面に導電パターン等を形成することにより、ヒートシンクとしても機能させるようにすることが可能である。
上記実施形態においては、光源支持部材32に形成された3つの透光部32aA〜32aCが、いずれも横長楕円形の開口形状を有する貫通孔として形成されているものとして説明したが、これ以外の構成とすることも可能である。
例えば、図7(a)に示す3つの透光部32bA、32bB、32bCのような円形の開口形状を有する貫通孔や、これ以外の矩形、菱形、台形等の開口形状を有する貫通孔として形成された構成とすることが可能である。
また、図7(b)に示す3つの透光部32cA、32cB、32cCのように、光源支持部材32に切欠き部として形成された構成とすることも可能である。
さらには、図7(c)に示す3つの透光部32dA、32dB、32dCのように、透明体として形成された構成とすることも可能である。その際、光源支持部材32を透明樹脂製の支持基板として構成した上で、その表面の3箇所を除いた部分に導電パターン等を形成することにより、3つの透光部32dA、32dB、32dCが形成された構成とすることも可能である。
上記実施形態においては、4つの第1発光素子30A〜30Dの発光面30aの位置を車幅方向に互いにずらすことによって、4つの光源像I1a〜I1dを左右方向に並んだ状態で形成する構成となっているが、4つの投影レンズ22A〜22Dの後面22bの水平断面形状を互いに異なったものとすることによって、4つの光源像I1a〜I1dを左右方向に並んだ状態で形成する構成とすることも可能であり、さらには両者の組み合わせによって4つの光源像I1a〜I1dを左右方向に並んだ状態で形成する構成とすることも可能である。
次に、上記実施形態の変形例について説明する。
まず、上記実施形態の第1変形例について説明する。
図8は、本変形例に係る車両用灯具の主要構成要素を示す、図4と同様の図である。
同図に示すように、この車両用灯具の基本的な構成は上記実施形態に係る車両用灯具10と同様であるが、4つの投影レンズ122A、122B、122C、122Dの構成が上記実施形態の場合と異なっている。
本変形例においても、4つの投影レンズ122A〜122Dは、単一の透明部材120として構成されており、その左右両端部にはフランジ部120aが形成されている。
各投影レンズ122A〜122Dは、前面122aが平面状に形成されるとともに後面122bが球面状に形成された平凸レンズとして構成されているが、上記実施形態の各投影レンズ22A〜22Dと同様の光学的な機能を有している。そして、透明部材120の前面は、4つの投影レンズ122A〜122Dの前面122aが連続した単一の平面となるように形成されている。
本変形例の構成を採用した場合においても、上記実施形態の場合と同様、コンパクトな構成で第2の配光パターンPR2を形成することができる。
また本変形例においても、4つの投影レンズ122A〜122Dが単一の透明部材120として構成されているので、部品点数の削減を図ることができ、かつ、投影レンズ相互122A〜122D間の位置関係精度を高めることができる。しかも、この透明部材120の前面は、4つの投影レンズ122A〜122Dの前面122aが連続した単一の平面として構成されているので、車両用灯具を外部から観察したとき、4つの投影レンズ122A〜122Dが存在することを目立たなくすることができ、その意匠性を高めることができる。
次に、上記実施形態の第2変形例について説明する。
図9は、本変形例に係る車両用灯具210を示す、図3と同様の図である。
同図に示すように、この車両用灯具210の基本的な構成は上記実施形態に係る車両用灯具10と同様であるが、光源支持部材232の構成が上記実施形態の場合と一部異なっており、また、透明部材20と光源支持部材232との間に第1および第2リフレクタ252、254が追加配置されている点で上記実施形態の場合と異なっている。なお、これに伴って、ランプボディ212および透光カバー214の形状が上記実施形態の場合と一部異なっている。
第1および第2リフレクタ252、254は、3つの投影レンズ22A〜22Cの各々に対応するようにして3箇所に配置されている。これら3組の第1および第2リフレクタ252、254は、それぞれ一体的に形成されており、その左右両端部においてランプボディ212に支持されている。
図9においては、投影レンズ22Bに対応して配置された第1および第2リフレクタ252、254が示されている。
第1リフレクタ252は、投影レンズ22Bの光軸Axの上方に配置されており、第2リフレクタ254は、その光軸Axの下方に配置されている。
光源支持部材232には、上記実施形態の光源支持部材32に形成された透光部32aBよりも上方側に開口形状が拡張された透光部232aBが形成されており、これにより第2発光素子40Bから投影レンズ22Bよりも上方側へ向かう出射光を第1リフレクタ252に到達させるようになっている。
第1リフレクタ252は、第2発光素子40Bの発光面40aの発光中心を第1焦点とするとともに、透明部材20と光源支持部材232との間における光軸Axの下方に位置する点Aを第2焦点とする回転楕円面で構成された反射面252aを有している。
一方、第2リフレクタ254は、点Aを焦点とする回転放物面で構成された反射面254aを有している。そして、この第2リフレクタ254は、第1リフレクタ252の反射面252aで反射して点Aに収束した第2発光素子40Bからの光を、投影レンズ22Bの下方空間において車両前方へ向けて略平行光として反射させるようになっている。
図10(a)は、車両用灯具210からの照射光により形成されるハイビーム用配光パターンPRを透視的に示す図である。
このハイビーム用配光パターンPRは、図10(b)に示す第1の配光パターンPR1と図10(c)に示す第2の配光パターンPR2と図10(d)に示す第3の配光パターンPR3との合成配光パターンとして形成されている。
図10(d)に示す第3の配光パターンPR3は、3つの第2発光素子40A〜40Cを同時に点灯させたときに、10(c)に示す第2の配光パターンPR2と共に形成される配光パターンであって、3組の第1および第2リフレクタ252、254からの反射光によって形成される3つの配光パターンP3a、P3b、P3cによって構成されている。
この第3の配光パターンPR3は、H−Vを中心とするスポット状の配光パターンとして形成されている。
本変形例の構成を採用した場合においても、上記実施形態の場合と同様、コンパクトな構成で第2の配光パターンPR2を形成することができる。
その上で、本変形例においては、スポット状の第3の配光パターンPR3が追加形成されるので、車両前方走行路の遠方領域の視認性を一層高めることができる。
なお、本変形例のように、第2リフレクタ254からの反射光により第3の配光パターンPR3をスポット状の配光パターンとして形成する構成とする代わりに、水平方向に拡散する配光パターンとして形成することも可能である。例えば、図示しない他の灯具ユニットからの照射光によってロービーム用配光パターンを形成するようにした上で、このロービーム用配光パターンの拡散領域を第2リフレクタ254からの反射光により形成するようにすることも可能である。
次に、上記実施形態の第3変形例について説明する。
図11は、本変形例に係る車両用灯具310を示す、図2と同様の図である。
同図に示すように、この車両用灯具310の基本的な構成は上記実施形態に係る車両用灯具10と同様であるが、4つの第1発光素子30A、30B、30C、30Dと3つの第2発光素子40A、40B、40Cとの位置関係が前後逆になっている。
これに伴い、4つの第1発光素子30A〜30Dを支持する共通の光源支持部材332と3つの第2発光素子40A、40B、40Cを支持する共通の光源支持部材342との位置関係も前後逆になっている。そして、光源支持部材342には、各第2発光素子30A〜30Dからの出射光を前方へ透過させて各投影レンズ22A〜22Dに入射させるための透光部342aA、342aB、342aC、342aDが、車幅方向に互いに間隔をおいて4箇所に形成されている。
その際、各第2発光素子40A〜40Cの発光面40aの後側焦点Fからの前方変位量は、各第1発光素子30A〜30Dの発光面30aの後側焦点Fからの後方変位量よりも小さい値に設定されている。これを実現するため、本変形例のランプボディ312は上記実施形態のランプボディ12よりも奥行寸法が僅かに大きくなっている。
本変形例においては、4つの第1発光素子30A〜30Dを同時に点灯させることにより、上記実施形態の第1の配光パターンPR1と略同様の第1の配光パターンを形成するとともに、3つの第2発光素子40A〜40Cを同時に点灯させることにより、上記実施形態の第2の配光パターンPR2と略同様の第2の配光パターンを形成するようになっている。
本変形例の構成を採用した場合においても、上記実施形態の場合と同様、コンパクトな構成で第2の配光パターンPR2を形成することができる。
次に、上記実施形態の第4変形例について説明する。
図12は、本変形例に係る車両用灯具410を示す、図3と同様の図である。
同図に示すように、この車両用灯具410の基本的な構成は上記実施形態に係る車両用灯具10と同様であるが、3つの第2発光素子40A、40B、40C(図12には第2発光素子40Bのみが示されている)が、その発光面40aを下向きにした状態で、共通の光源支持部材442に支持されており、かつ、この光源支持部材442の下方における3つの第2発光素子40A、40B、40Cの各々に対応する位置に第3リフレクタ456がそれぞれ配置されている点で上記実施形態の場合と異なっている。
なお、これに伴って、光源支持部材432の外形形状ならびにランプボディ412および透光カバー414の形状が上記実施形態の場合と一部異なっている。
3箇所に配置された第3リフレクタ456は、互いに一体的に形成されており、その左右両端部においてランプボディ412に支持されている。
第3リフレクタ456は、光軸Axを上下に跨ぐ位置に配置された上部反射面456aと、この上部反射面456aの下方斜め前方に配置された下部反射面456bとを有している。
上部反射面456aは、第2発光素子40Bの発光面40aの発光中心を第1焦点とするとともに、光軸Ax上における光源支持部材432よりも前方側に位置する点Bを第2焦点とする回転楕円面で構成されている。そして、この上部反射面456aは、第2発光素子40Bからの光を点Bへ向かう収束光として反射させて、透光部432aBを介して投影レンズ22Bに到達させるようになっている。
下部反射面456bは、第2発光素子40Bの発光面40aの発光中心を焦点とする回転放物面で構成されている。そして、この下部反射面456bは、第2発光素子40Bからの光を、投影レンズ22Bの下方空間において車両前方へ向けて略平行光として反射させるようになっている。
本変形例の光源支持部材432は、下部反射面456bからの反射光を不用意に遮光しないようにするため、その下端縁の位置が上記実施形態の光源支持部材32よりも高い位置に設定されている。
そして本変形例においては、車両用灯具410からの照射光により、図10(a)に示したハイビーム用配光パターンPRと略同様のハイビーム用配光パターンを形成するようになっている。
したがって、本変形例の構成を採用した場合にも、上記実施形態の場合と同様、コンパクトな構成で第2の配光パターンPR2を形成することができ、さらに、上記第3変形例の場合と同様、スポット状の第3の配光パターンPR3が追加形成されることにより、車両前方走行路の遠方領域の視認性を一層高めることができる。
次に、上記実施形態の第5変形例について説明する。
図13は、本変形例に係る車両用灯具510を示す、図2と同様の図である。
同図に示すように、この車両用灯具510の基本的な構成は上記実施形態に係る車両用灯具10と同様であるが、上記実施形態の光源支持部材32の代わりに、4つの光源支持部材532A、532B、532C、532Dの各々によって4つの第1発光素子30A、30B、30C、30Dの各々を支持する構成となっている点で、上記実施形態の場合と異なっている。
4つの光源支持部材532A〜532Dは、車幅方向に互いに間隔をおいて配置されており、その相互間の3箇所に形成される隙間Da、Db、Dcの各々を介して各第2発光素子40A〜40Cからの出射光を各投影レンズ22A〜22Cに入射させるようになっている。
なお、4つの光源支持部材532A〜532Dは、ランプボディ12あるいは光源支持部材42に支持されている。その際、光源支持部材42への支持は、スペーサ534を介して行われている。
本変形例の構成を採用した場合においても、上記実施形態の場合と同様、コンパクトな構成で第2の配光パターンPR2を形成することができる。
なお、上記実施形態およびその変形例において諸元として示した数値は一例にすぎず、これらを適宜異なる値に設定してもよいことはもちろんである。
また、本願発明は、上記実施形態およびその変形例に記載された構成に限定されるものではなく、これ以外の種々の変更を加えた構成が採用可能である。
2 対向車
10、210、310、410、510 車両用灯具
12、212、312、412 ランプボディ
14、214、414 透光カバー
20、120 透明部材
20a、120a フランジ部
22A、22B、22C、22D、122A、122B、122C、122D 投影レンズ
22a、122a 前面
22b、122b 後面
30A、30B、30C、30D 第1発光素子
30a、40a 発光面
32、42、232、332、342、432、442、532A、532B、532C、532D 光源支持部材
32aA、32aB、32aC、32bA、32bB、32bC、32cA、32cB、32cC、32dA、32dB、32dC、232aB、342aA、342aB、342aC、342aD、432aB 透光部
40A、40B、40C 第2発光素子
252 第1リフレクタ
252a、254a 反射面
254 第2リフレクタ
456 第3リフレクタ
456a 上部反射面
456b 下部反射面
534 スペーサ
A、B 点
Ax 光軸
Da、Db、Dc 隙間
F 後側焦点
I1a、I1b、I1c、I1d、I2a、I2b、I2c 光源像
P0、PL、PR ハイビーム用配光パターン
P1 ハイビーム用配光パターンの一部が欠けた配光パターン
P3a、P3b、P3c 配光パターン
PL1、PR1 第1の配光パターン
PL2、PR2 第2の配光パターン
PR3 第3の配光パターン

Claims (3)

  1. 車両前後方向と交差する所要方向に並列に配置された複数の投影レンズと、これら複数の投影レンズの後方に配置された複数の第1発光素子とを備え、上記各第1発光素子からの直射光を上記各投影レンズを介して前方へ向けて照射することにより第1の配光パターンを形成するように構成された車両用灯具において、
    上記複数の投影レンズは、単一の透明部材として構成されており、
    上記複数の第1発光素子の後方に、少なくとも1つの第2発光素子が配置されており、
    上記少なくとも1つの第2発光素子からの出射光を上記複数の投影レンズのいずれかを介して前方へ向けて照射することにより第2の配光パターンを形成するように構成されている、ことを特徴とする車両用灯具。
  2. 上記透明部材は、該透明部材の前面が連続した曲面または平面で構成されている、ことを特徴とする請求項1記載の車両用灯具。
  3. 上記少なくとも1つの第2発光素子は、上記所要方向に並列に配置された複数の第2発光素子で構成されている、ことを特徴とする請求項1または2記載の車両用灯具。
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