JP2017146248A - 欠陥検出装置、欠陥検出方法およびプログラム - Google Patents

欠陥検出装置、欠陥検出方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】外観検査における欠陥の過検出を抑制する。【解決手段】光の照射状態を変更しつつ複数の撮像画像が取得される(ステップS11〜S13)。各撮像画像と、対応する参照画像とが比較され、参照画像に対して暗い領域が暗欠陥候補領域として取得される(ステップS14〜S16)。複数の撮像画像のそれぞれから、参照画像に対して明るい領域が明暗逆領域として取得される(ステップS17)。暗欠陥候補領域のうち、いずれの明暗逆領域とも所定条件以上重ならないものを欠陥候補から除外した上で(ステップS18)、欠陥候補領域に基づいて欠陥の存在が取得される(ステップS19)。これにより、外観検査において、表面の汚れ等に起因する欠陥の過検出が抑制される。【選択図】図10

Description

本発明は、対象物の表面の欠陥を検出する技術に関する。
従来より、対象物に光を照射して撮像し、撮像画像に基づいて対象物の外観を検査する装置が利用されている。このような検査装置では、凹部または凸部である欠陥を検出する際に、汚れ等による表面の色が欠陥として検出されることを防止する必要がある。
例えば、特許文献1のシート状物の欠陥検査装置では、シート状物に斜め方向から光を照射し、暗い影領域と明るい輝点領域との位置関係から、凹部、凸部、汚れ部が分類される。特許文献2の外観検査装置では、被検査面の照度を変化させ、きずと油とでは照度変化による画像中の濃度変化が異なることを利用して、きずを正確に検出する。特許文献3の棒状物体の検査装置では、棒状の物体に赤色の光と青色の光とを反対方向から照射し、カラー画像を赤色画像と青色画像とに分解し、各画像の明暗領域の位置関係から凸欠陥と汚れとを検出する。
特開平2−156144号公報 特開2002−116153号公報 特開2005−37203号公報
ところで、対象物の表面の凹凸により、画像中には暗領域や明領域が複雑に現れ、先行技術のように凹凸の欠陥と汚れとを精度よく分離できない場合がある。
本発明は上記課題に鑑みなされたものであり、欠陥候補から対象物の表面の色に起因するものを高い精度にて除くことにより、欠陥の過検出を抑制することを目的としている。
請求項1に記載の発明は、対象物の表面の欠陥を検出する欠陥検出装置であって、互いに異なる複数の偏った照明状態にて、対象物に光を照射することができる光照射部と、前記対象物の表面の対象領域の画像を撮像画像として取得する撮像部と、前記光照射部による照明状態と、前記撮像部による画像の取得とを制御する撮像制御部と、欠陥検出に利用される少なくとも1つの撮像画像から、対応する参照画像を参照しつつ前記参照画像に対して暗い領域および明るい領域の一方を欠陥候補領域として取得し、複数の照明状態にて取得された複数の撮像画像のそれぞれから、対応する参照画像を参照しつつ前記参照画像に対して暗い領域および明るい領域の他方を明暗逆領域として取得し、前記欠陥候補領域のうち、いずれの明暗逆領域とも所定条件以上重ならないものを欠陥候補から除外した上で、前記欠陥候補領域に基づいて欠陥の存在を取得する欠陥取得部とを備える。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の欠陥検出装置であって、欠陥検出に利用される前記少なくとも1つの撮像画像が、前記複数の照明状態にて取得された前記複数の撮像画像に含まれる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の欠陥検出装置であって、前記欠陥取得部が、欠陥検出に利用される前記少なくとも1つの撮像画像から、対応する参照画像を参照しつつ前記参照画像に対して暗い領域および明るい領域の他方を他の欠陥候補領域として取得し、前記欠陥候補領域に対応する前記明暗逆転領域が、前記他の欠陥候補領域を取得する際に取得される。
請求項4に記載の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載の欠陥検出装置であって、前記欠陥取得部が、欠陥検出に利用される前記少なくとも1つの撮像画像から、第1の手法にて第1欠陥候補領域を取得し、前記第1の手法とは異なる第2の手法にて第2欠陥候補領域を取得し、前記第1欠陥候補領域および前記第2欠陥候補領域に基づいて前記欠陥候補領域を取得する。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の欠陥検出装置であって、前記第1の手法が、撮像画像と参照画像との位置合わせを行った後に、これらの画像の差分画像から前記第1欠陥候補領域を取得する手法であり、前記第2の手法が、撮像画像および参照画像に対して微小領域除去処理を行った後にこれらの画像の差分画像から前記第2欠陥候補領域を取得する手法である。
請求項6に記載の発明は、対象物の表面の欠陥を検出する欠陥検出方法であって、a)互いに異なる複数の偏った照明状態のそれぞれにて対象物に光が照射されている間に、撮像部により前記対象物の表面の対象領域の画像を取得することにより、複数の撮像画像を取得する工程と、b)欠陥検出に利用される少なくとも1つの撮像画像から、対応する参照画像を参照しつつ前記参照画像に対して暗い領域および明るい領域の一方を欠陥候補領域として取得する工程と、c)複数の撮像画像のそれぞれから、対応する参照画像を参照しつつ前記参照画像に対して暗い領域および明るい領域の他方を明暗逆領域として取得する工程と、d)前記欠陥候補領域のうち、いずれの明暗逆領域とも所定条件以上重ならないものを欠陥候補から除外した上で、前記欠陥候補領域に基づいて欠陥の存在を取得する工程とを備える。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の欠陥検出方法であって、欠陥検出に利用される前記少なくとも1つの撮像画像が、前記複数の照明状態にて取得された前記複数の撮像画像に含まれる。
請求項8に記載の発明は、請求項6または7に記載の欠陥検出方法であって、e)欠陥検出に利用される前記少なくとも1つの撮像画像から、対応する参照画像を参照しつつ前記参照画像に対して暗い領域および明るい領域の他方を他の欠陥候補領域として取得する工程をさらに備え、前記c)工程が、前記e)工程に含まれる。
請求項9に記載の発明は、コンピュータに、対象物の表面の対象領域の複数の画像から前記対象領域における欠陥を検出させるプログラムであって、前記プログラムの前記コンピュータによる実行は、前記プログラムに、a)互いに異なる複数の偏った照明状態において取得された前記対象領域の複数の撮像画像および対応する複数の参照画像を準備する工程と、b)欠陥検出に利用される少なくとも1つの撮像画像から、対応する参照画像を参照しつつ前記参照画像に対して暗い領域および明るい領域の一方を欠陥候補領域として取得する工程と、c)複数の撮像画像のそれぞれから、対応する参照画像を参照しつつ前記参照画像に対して暗い領域および明るい領域の他方を明暗逆領域として取得する工程と、d)前記欠陥候補領域のうち、いずれの明暗逆領域とも所定条件以上重ならないものを欠陥候補から除外した上で、前記欠陥候補領域に基づいて欠陥の存在を取得する工程とを実行させる。
本発明によれば、欠陥の過検出を抑制することができる。
欠陥検出装置の構成を示す図である。 欠陥検出装置の本体を示す平面図である。 コンピュータの構成を示す図である。 コンピュータが実現する機能構成を示すブロック図である。 第1暗欠陥候補取得部の構成を示す図である。 第2暗欠陥候補取得部の構成を示す図である。 第2明欠陥候補取得部の構成を示す図である。 暗欠陥候補データを取得する構成を示す図である。 暗欠陥候補データを限定する構成を示す図である。 欠陥検出装置の動作の流れを示す図である。 撮像画像を例示する図である。 参照画像を例示する図である。 第1暗欠陥候補画像を示す図である。 膨張および収縮処理を行った後の撮像画像を示す図である。 膨張および収縮処理を行った後の参照画像を示す図である。 第2暗欠陥候補画像を示す図である。 暗欠陥候補画像を示す図である。 明暗逆領域画像を例示する図である。 他の明暗逆領域画像を例示する図である。 論理和画像を示す図である。 暗欠陥候補画像と論理和画像とを重ねて示す図である。
図1は、本発明の一の実施の形態に係る欠陥検出装置1の構成を示す図である。図2は、欠陥検出装置1の本体11を示す平面図である。欠陥検出装置1は、鏡面でない表面を有する立体的な対象物9の外観を検査する装置であり、対象物9の表面の欠陥を検出する。対象物9は、例えば、鍛造や鋳造により形成された金属部品である。対象物9の表面は微小な凹凸を有する梨地状、すなわち、艶消し状態である。対象物9の表面は、例えば、サンドブラスト等のショットブラストにより処理されている。対象物9は、例えば、自在継手に用いられる各種部品である。対象物9の表面は、光をある程度散乱するのであれば、光沢を有していてもよい。
対象物9の表面における欠陥とは、理想的な形状に対して凹状または凸状となっている部位である。欠陥は、例えば、打痕、傷、加工不良等である。
図1に示すように、欠陥検出装置1は、本体11と、コンピュータ12とを備える。本体11は、保持部2と、複数の撮像部3(図1では、符号3a,3b,3cを付すが、これらを区別しない場合は符合3を付す。)と、光照射部4とを備える。対象物9は保持部2に保持される。本体11には、外部の光が保持部2上に到達することを防止する図示省略の遮光カバーが設けられ、保持部2、撮像部3および光照射部4は、遮光カバー内に設けられる。
対象物9の全表面を自動で検査する場合は、もう1つの本体11が設けられる。2つの本体11の間に対象物9の上下を反転して対象物9を搬送する機構が設けられる。
図1および図2に示すように、複数の撮像部3には、1個の上方撮像部3aと、8個の斜方撮像部3bと、8個の側方撮像部3cとが含まれる。上方撮像部3aは、保持部2の上方に配置される。上方撮像部3aにより保持部2上の対象物9を真上から撮像した画像が取得可能である。
図2に示すように、上側から下方を向いて本体11を見た場合に(すなわち、本体11を平面視した場合に)、8個の斜方撮像部3bは保持部2の周囲に配置される。8個の斜方撮像部3bは、保持部2の中心を通り、上下方向を向く中心軸J1を中心とする周方向に45°の角度間隔(角度ピッチ)にて配列される。図1に示すように、各斜方撮像部3bの光軸K2と中心軸J1とを含む面において、光軸K2と中心軸J1とがなす角度θ2は、およそ45°である。各斜方撮像部3bにより保持部2上の対象物9を斜め上から撮像した画像が取得可能である。対象物9を斜め上から撮像するのであれば、角度θ2は45°には限定されず、好ましくは、15〜75°の範囲で任意に設定されてよい。
本体11を平面視した場合に、8個の側方撮像部3cも、8個の斜方撮像部3bと同様に保持部2の周囲に配置される。8個の側方撮像部3cは、周方向に45°の角度間隔にて配列される。各側方撮像部3cの光軸K3と中心軸J1とを含む面において、光軸K3と中心軸J1とがなす角度θ3は、およそ90°である。各側方撮像部3cにより保持部2上の対象物9を横から撮像した画像が取得可能である。
上方撮像部3a、斜方撮像部3bおよび側方撮像部3cは、例えば、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)等の2次元イメージセンサを有し、多階調の画像が取得される。上方撮像部3a、斜方撮像部3bおよび側方撮像部3cは、図示省略の支持部により支持される。
光照射部4は、1個の上方光源部4aと、8個の斜方光源部4bと、8個の側方光源部4cとを含む。上方光源部4aは上方撮像部3aに隣接する。上方光源部4aでは、複数のLED(発光ダイオード)が中心軸J1に垂直に、すなわち、水平に配列される。上方光源部4aにより保持部2上の対象物9に対してほぼ真上から光が照射される。
本体11を平面視した場合に、8個の斜方光源部4bは保持部2の周囲に配置される。斜方光源部4bはそれぞれ斜方撮像部3bに隣接する。8個の斜方光源部4bは、周方向に45°の角度間隔にて配列される。各斜方光源部4bでは、複数のLEDが光軸K2にほぼ垂直に配列される。各斜方光源部4bでは、保持部2上の対象物9に対して斜め上から光が照射可能である。
本体11を平面視した場合に、8個の側方光源部4cは保持部2の周囲に配置される。側方光源部4cはそれぞれ側方撮像部3cに隣接する。8個の側方光源部4cは、周方向に45°の角度間隔にて配列される。各側方光源部4cでは、複数のLEDが光軸K3にほぼ垂直に、かつ、水平方向に配列される。そのため、平面視では8個の側方光源部4cは略八角形をなす。各側方光源部4cでは、保持部2上の対象物9に対して横から光が照射可能である。上方光源部4a、斜方光源部4bおよび側方光源部4cでは、LED以外の種類の光源が用いられてよい。本実施の形態では光の色は白であるが、光の色や波長帯は様々に変更されてよい。光照射部4により、対象物9に様々な方向から拡散光を照射することができる。以下、特定の少なくとも1つの光源部から光が照射されて対象物9が偏った光で照明される各状態を「照明状態」と呼ぶ。光照射部4は、互いに異なる複数の偏った照明状態にて、対象物9に光を照射することができる。
図3はコンピュータ12の構成を示す図である。コンピュータ12は各種演算処理を行うCPU121、基本プログラムを記憶するROM122および各種情報を記憶するRAM123を含む一般的なコンピュータシステムの構成となっている。コンピュータ12は、情報記憶を行う固定ディスク124、画像等の各種情報の表示を行うディスプレイ125、操作者からの入力を受け付けるキーボード126aおよびマウス126b(以下、「入力部126」と総称する。)、光ディスク、磁気ディスク、光磁気ディスク等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体8から情報の読み取りを行う読取装置127、並びに、欠陥検出装置1の他の構成との間で信号を送受信する通信部128をさらに含む。
コンピュータ12では、事前に読取装置127を介して記録媒体8からプログラム80が読み出されて固定ディスク124に記憶されている。CPU121は、プログラム80に従ってRAM123や固定ディスク124を利用しつつ演算処理を実行する。CPU121は、コンピュータ12において演算部として機能する。CPU121以外に演算部として機能する他の構成が採用されてもよい。
図4は、コンピュータ12がプログラム80に従って演算処理を実行することにより実現される機能を示す図である。図4において、撮像制御部51と、欠陥取得部52と、記憶部53とが、コンピュータ12が実現する機能に相当する。これらの機能の全部または一部は専用の電気回路により実現されてもよい。また、複数のコンピュータによりこれらの機能が実現されてもよい。
撮像制御部51は、撮像部3と、光照射部4とを制御し、対象物9の画像(正確には、画像を示すデータ)を取得する。画像データは記憶部53に保存される。図4では、撮像部3を1つのブロックにて示しているが、実際には、上方撮像部3a、斜方撮像部3bおよび側方撮像部3cが撮像制御部51に接続される。
後述するように、撮像制御部51が光照射部4の各光源部を制御して照明状態を変化させる毎に、17台の撮像部3の少なくとも1つにて画像のデータが取得される。以下、撮像により取得される画像を「撮像画像」と呼び、そのデータを「撮像画像データ」と呼ぶ。撮像画像データ911は、記憶部53に保存される。記憶部53には、各照明状態での理想的な対象物9の画像のデータが、参照画像データ912として保存されている。すなわち、各撮像部3の各照明状態に対応する理想的な画像データが、参照画像データ912として記憶部53に準備されている。
光照射部4による光の照明状態とは、特定の照射方向から対象物9に光が照射される状態を指す。照射方向は厳密に定められるものではなく、およその光の照射方向を意味する。照射方向は、光がその方向からのみ照射される場合の平行光であることを限定するものでもない。光がある方向から照射されることは、その方向から偏って照射されることを意味する。また、1回の撮影における光の照射方向の数は1つには限定されない。例えば、互いに離れた複数の光源部から同時に光が照射されてもよい。
欠陥取得部52は、第1暗欠陥候補取得部521と、第2暗欠陥候補取得部522と、第1明欠陥候補取得部523と、第2明欠陥候補取得部524とを含む。なお、「暗欠陥」は、画像中に暗く現れる欠陥を意味する。「明欠陥」は、画像中に明るく現れる欠陥を意味する。図5は、第1暗欠陥候補取得部521の構成を示す図である。第1暗欠陥候補取得部521は、2つのフィルタ処理部531と、プリアライメント部532と、ゆすらせ比較部533と、2値化部534と、面積フィルタ部535とを含む。第1暗欠陥候補取得部521により、第1暗欠陥候補領域を示す画像データである第1暗欠陥候補データ921が取得される。第1暗欠陥候補領域は、撮像画像において参照画像に対して暗い領域である。
図6は、第2暗欠陥候補取得部522の構成を示す図である。図6において、プリアライメント部532から上流側は、第1暗欠陥候補取得部521と共通である。第2暗欠陥候補取得部522は、プリアライメント部532から続いて、膨張処理部541と、収縮処理部542と、比較部543と、2値化部544と、面積フィルタ部545とを含む。第2暗欠陥候補取得部522により、第2暗欠陥候補領域を示す画像データである第2暗欠陥候補データ922が取得される。第2暗欠陥候補領域は、撮像画像において参照画像に対して暗い領域である。後述するように、第1暗欠陥候補領域を取得する手法は、第2暗欠陥候補領域を取得する手法とは異なる。
図7は、第2明欠陥候補取得部524の構成を示す図である。図7において、プリアライメント部532から上流側は、第1暗欠陥候補取得部521と共通である。第2明欠陥候補取得部524は、プリアライメント部532から続いて、収縮処理部551と、膨張処理部552と、比較部553と、2値化部554と、面積フィルタ部555とを含む。第2明欠陥候補取得部524により、後述の明暗逆領域を示す画像データである明暗逆領域データ923が取得される。
高速に処理を行う場合は、多数の第1暗欠陥候補取得部521、第2暗欠陥候補取得部522、第1明欠陥候補取得部523および第2明欠陥候補取得部524が欠陥取得部52に設けられ、複数の撮像画像に対して処理が並行して行われる。
図8は、欠陥取得部52において、第1暗欠陥候補データ921および第2暗欠陥候補データ922から、暗欠陥候補領域を示す画像データである暗欠陥候補データ924を取得する構成を示す図である。この構成は、複数の論理積演算部561と、領域選択部562とを含む。図9は、欠陥取得部52において、明暗逆領域データ923を用いて暗欠陥候補データ924が示す暗欠陥候補領域を限定する構成を示す図である。この構成は、論理和演算部563と、候補限定部564とを含む。
図10は、欠陥検出装置1の動作の流れを示す図である。まず、保持部2上に検査対象となる対象物9が保持される。保持部2には、例えば、位置合わせ用の当接部が設けられており、対象物9の予め定められた部位と当接部とが接することにより、所定位置に対象物9が所定の向きにて配置される。保持部2は、位置決めピンを設けたステージであってもよい。
次に、撮像制御部51が、点灯する光源部を変更することにより照明状態を変更しながら、選択された撮像部3にて撮像が行われる(ステップS11〜S13)。具体的には、1つの側方撮像部3cが選択され、当該側方撮像部3cを中央として水平方向に連続する5個の側方光源部4cの1つが順に選択されて点灯し、点灯毎に側方撮像部3cが画像を取得する。上記動作が側方撮像部3cを変更しつつ繰り返される。実際には、各照明状態で複数の側方撮像部3cにて撮像を行うことにより、動作時間の短縮が図られる。さらに、全ての側方光源部4cを点灯して全ての側方撮像部3cにて撮像が行われる。これにより、各側方撮像部3cにて6枚の画像が取得される。
斜方撮像部3bの場合は、1つの斜方撮像部3bが選択され、8個の斜方光源部4bの1つが順に選択されて点灯し、点灯毎に斜方撮像部3bが画像を取得する。上記動作が斜方撮像部3bを変更しつつ繰り返される。実際には、各照明状態で全ての斜方撮像部3bにて撮像を行うことにより、動作時間の短縮が図られる。さらに、全ての斜方光源部4bを点灯して全ての斜方撮像部3bにて撮像が行われる。上方光源部4aのみが点灯した状態でも全ての斜方撮像部3bにて撮像が行われる。これにより、各斜方撮像部3bにて10枚の画像が取得される。
上方撮像部3aの場合は、斜方撮像部3bと同様に照明状態が変更されて10枚の画像が取得される。実際の動作では、斜方撮像部3bの撮像時に上方撮像部3aにて撮像を行うことにより、動作時間の短縮が図られる。
撮像された画像のデータは、撮像画像データ911として記憶部53に記憶される。記憶部53には、既述のように、各撮像画像に対応する参照画像のデータが参照画像データ912として準備されている。参照画像は、撮像画像と同様の照明状態下での欠陥の存在しない対象物9を示す。参照画像データ912は、欠陥の存在しない対象物9を撮像することにより取得されてもよく、多数の対象物9の画像の平均画像のデータとして取得されてもよい。
以下、表現を簡素化するために、画像データに対する処理を、単に画像に対する処理として表現する場合がある。また、1つの撮像部3に注目した処理のみを説明する。他の撮像部3に対しても同様の処理が行われる。欠陥検出装置1では、暗欠陥の存在と明欠陥の存在とを検出することができるが、以下の説明では、暗欠陥に注目して説明する。また、「暗欠陥候補領域」とは、画像中において欠陥の存在を示す候補として暗く現れる領域を指す。
まず、1つの撮像画像が選択され、当該撮像画像に対応する参照画像が選択される。図5に示すように、第1暗欠陥候補取得部521では、撮像画像の撮像画像データ911および参照画像の参照画像データ912がそれぞれフィルタ処理部531に入力される。
2つのフィルタ処理部531では、撮像画像および参照画像に対してメディアンフィルタやガウスフィルタ等のノイズを低減するフィルタ処理がそれぞれ行われる。フィルタ処理済みの撮像画像および参照画像は、プリアライメント部532に出力される。プリアライメント部532では、所定のパターンを利用したパターンマッチングにより、参照画像の撮像画像に対する相対的な位置および角度のずれ量が特定される。そして、両画像の間における位置および角度のずれ量だけ、参照画像を撮像画像に対して平行移動および回転することにより、参照画像のおよその位置および角度が撮像画像に合わせられる。これにより、両画像に対するプリアライメントが行われる。
ゆすらせ比較部533では、参照画像をプリアライメント済みの位置から、上下左右に少しずつ移動しながら、撮像画像と参照画像との差異を示す評価値が求められる。評価値としては、例えば、両画像が重なる領域における画素の値の(符号付きの)差の絶対値の和が求められる。そして、評価値が最小となる位置における両画像の画素の値の符号付き差分を示す画像が取得される。符号付き差分画像は、所定の値にて二値化され、第1暗欠陥候補領域を示す第1暗欠陥候補画像が取得される。
実際には、処理を簡素化するために、符号付き差分画像は求められない。具体的には、参照画像の各画素の値から撮像画像の対応する画素の値が減算され、値が負の場合に0とすることにより、差分画像の画素の値が求められる。予め正の値が準備されており、差分画像において当該正の値以上の値を有する画素により構成される領域が第1暗欠陥候補領域として取得される。一般的に表現すれば、第1撮像画像において第1参照画像よりも明度が低く、かつ、明度の差の絶対値が第1基準値以上である領域が第1暗欠陥候補領域として取得される。第1基準値は正の値である。さらに換言すれば、撮像画像において参照画像よりも明度が所定値以上低い領域が第1暗欠陥候補領域として取得される。画像がモノクロである場合は、画素値を明度と捉えてもよく、カラー画像の場合は、色成分毎の画素値に対して所定の演算を行うことにより求められる値が明度として扱われる。
第1暗欠陥候補領域は、参照画像の各画素の値と撮像画像の対応する画素の値との比から求められてもよい。具体的には、参照画像の各画素の値を撮像画像の対応する画素の値で除算することにより、比画像の画素の値が求められる。予め1よりも大きい第1基準値が準備されており、比画像において第1基準値以上の値を有する画素により構成される領域が第1暗欠陥候補領域として取得される。もちろん、撮像画像の各画素の値を参照画像の対応する画素の値で除算することにより、比画像の画素の値が求められてもよい。この場合、比画像において1よりも小さい第1基準値以下の値を有する画素により構成される領域が第1暗欠陥候補領域として取得される。
第1基準値は定数でなくてもよい。第1基準値は参照画像および/または撮像画像の明度または画素値の関数でもよい。第1基準値は、参照画像および撮像画像の明度または画素値の差および比を用いて定められてもよく、さらに他の演算が利用されてもよい。第1基準値が様々に定められてよい点は、後述の第2および第3基準値についても同様である。第1ないし第3基準値は同じ値である必要はなく、算出方法も異なってもよい。一般的に表現すれば、撮像画像において、明度が、参照画像の明度よりも低く、かつ、予め定められた条件を満たす値よりも低い領域が第1暗欠陥候補領域として取得される。「予め定められた条件」は、各撮像画像に対して個別に設定されてもよい。さらに、複数の「予め定められた条件」が、1つの撮像画像に用いられてもよい。例えば、撮像画像中のエッジのように、撮像毎に画素値が変化しやすい位置では、欠陥候補の領域として検出されにくいように第1基準値が設定されてよい。上記説明は、以下の第2暗欠陥候補領域、第1明欠陥候補領域領域、第2明欠陥候補領域に関しても同様である。
図11Aは撮像画像811を例示する図である。図11Bは参照画像812を例示する図である。以下、対象物9の表面のうち、撮像画像に現れる領域を「対象領域70」と呼ぶ。撮像部3と対象領域70とは一対一に対応し、各撮像部3は常に同じ対象領域70の画像を取得する。図11Aおよび図11Bでは、対象領域70を楕円にて抽象的に示している。両画像の差分画像(または、比画像、以下同様)を2値化することにより、図11Cに示す第1暗欠陥候補領域721を示す第1暗欠陥候補画像821が取得される。上記処理により、対象領域70中にて参照画像812よりも撮像画像811の方が暗い領域であって所定の条件を満たす領域が第1暗欠陥候補領域721として取得される。本実施の形態では、第1暗欠陥候補領域721では画素の値は「1」であり、他の領域では画素の値は「0」である。
第1暗欠陥候補領域721が取得されると、面積フィルタ部535により、面積が予め定められた値よりも小さい第1暗欠陥候補領域721が削除され、残りの第1暗欠陥候補領域721を示す画像が最終的な第1暗欠陥候補画像821(正確には、第1暗欠陥候補領域721を示す画像データである第1暗欠陥候補データ921)として取得される。
撮像部3にて取得された複数の撮像画像は、処理対象として順次選択され、撮像画像の数に等しい数の第1暗欠陥候補画像821が取得される(ステップS14)。
図6に示すように、第2暗欠陥候補取得部522では、プリアライメント部532から撮像画像データ911および参照画像データ912が膨張処理部541に入力され、撮像画像および参照画像に膨張処理が行われる。ここでの膨張処理は、多値画像における明るい領域を膨張させる処理である。これにより、小さな暗い領域が消滅する。撮像画像および参照画像のデータは、さらに収縮処理部542に入力され、撮像画像および参照画像に収縮処理が行われる。ここでの収縮処理は、多値画像における明るい領域を収縮させる処理である。これにより、明るい領域がほぼ元の大きさに戻される。その結果、元の撮像画像および参照画像において大きな暗い領域はほぼ元の状態が維持され、小さな暗い領域は消滅する。
図12Aは、図11Aの撮像画像811に対して膨張および収縮処理を行った後の画像813を例示する図である。図12Bは、図11Bの参照画像812に対して膨張および収縮処理を行った後の画像814を例示する図である。いずれの画像においても、元の画像の小さな暗い領域が消滅する。比較部543はこれらの画像の差分画像データを生成する。差分画像は2値化部544にて第2基準値にて2値化される。差分画像を生成して2値化する処理は、ゆすらせを行わないという点を除いて図5のゆすらせ比較部533および2値化部534と同様である。また、差分画像ではなく比画像を用いてよい点も同様である。これにより、図12Cに示すように、対象領域70中にて参照画像812よりも撮像画像811の方が暗い領域であって所定の条件を満たす領域が第2暗欠陥候補領域722として取得される。本実施の形態では、第2暗欠陥候補領域722では画素の値は「1」であり、他の領域では画素の値は「0」である。
第2暗欠陥候補領域722が取得されると、面積フィルタ部545により、面積が予め定められた値よりも小さい第2暗欠陥候補領域722が削除され、残りの第2暗欠陥候補領域722を示す画像が最終的な第2暗欠陥候補画像822(正確には、第2暗欠陥候補領域722を示す画像データである第2暗欠陥候補データ922)として取得される。
撮像部3にて取得された複数の撮像画像は、処理対象として順次選択され、撮像画像の数に等しい数の第2暗欠陥候補画像822が取得される(ステップS15)。
図8に示すように、同じ撮像画像および対応する参照画像から生成された第1暗欠陥候補データ921および第2暗欠陥候補データ922は、論理積演算部561に入力される。領域選択部562には、第1暗欠陥候補画像821と第2暗欠陥候補画像822との各組み合わせから得られる論理積画像のデータが入力される。各論理積画像は、第1暗欠陥候補領域と第2暗欠陥候補領域とから生成される暗欠陥候補領域を示す画像である。図13は、図11Cの第1暗欠陥候補領域721と図12Cの第2暗欠陥候補領域722とから生成される暗欠陥候補領域724を示す暗欠陥候補画像824を例示する図である。
第1暗欠陥候補領域は、撮像画像と参照画像との位置合わせを行った後に、これらの画像の差分画像から得られるため、欠陥の存在を示す信頼性が高い。しかし、小さな第1暗欠陥候補領域は、ノイズ等の何らかの原因で生じた可能性がある。一方、第2暗欠陥候補領域722は、撮像画像および参照画像に対して小さな暗い領域を削除する微小領域除去処理を行った後に、これらの差分画像から得られるため、小さな偽欠陥を検出する可能性が低い。しかし、処理時間の都合上、正確な位置合わせを行っていないことによる偽欠陥を検出する虞がある。そこで、本実施の形態では、第1暗欠陥候補画像と第2暗欠陥候補画像との論理積画像を求めることにより、信頼性を向上した暗欠陥候補領域を示す暗欠陥候補画像を得ている。
領域選択部562では、複数の暗欠陥候補画像を重ねた場合に、所定数以上の暗欠陥候補領域が重なる領域が暗欠陥候補領域として維持される。ここで、「重なる領域」は、重なる複数の領域の論理和であってもよく、論理積であってもよい。本実施の形態では重なる領域の数が2以上の場合に暗欠陥候補領域として維持される。領域選択部562により、暗欠陥候補領域を示す複数の暗欠陥候補画像から、限定された暗欠陥候補領域を示す1つの暗欠陥候補画像が取得される(ステップS16)。以上の処理により、複数の照明状態にて取得された複数の撮像画像から、対応する参照画像を参照しつつ参照画像に対して暗い領域が暗欠陥候補領域として取得される。
領域選択部562により暗欠陥候補領域が限定されるため、実際には、論理積演算部561に代えて、論理和演算部を用いることも可能である。いずれの場合であっても、第1暗欠陥候補領域および第2暗欠陥候補領域に基づいて暗欠陥候補領域を取得することにより、暗欠陥候補領域の信頼性を向上することができる。暗欠陥候補領域として維持される場合の重なる領域の数は3以上でもよく、1以上でもよい。重なる領域の数が1以上に設定される場合は、全ての暗欠陥候補領域が維持され、領域選択部562は、単に複数の暗欠陥候補画像の論理和画像を1つの暗欠陥候補画像として生成する。
一方、第2明欠陥候補取得部524では、図7に示すように、第2暗欠陥候補取得部522の場合に対して明暗を入れ替えた処理により、明暗逆領域を示す明暗逆領域画像のデータを取得する。
具体的には、第2明欠陥候補取得部524では、プリアライメント部532から撮像画像データ911および参照画像データ912が収縮処理部551に入力され、撮像画像および参照画像に収縮処理が行われる。ここでの収縮処理は、多値画像における明るい領域を収縮させる処理であり、暗い領域に対する膨張処理でもある。これにより、小さな明るい領域が消滅する。撮像画像および参照画像のデータは、さらに膨張処理部552に入力され、撮像画像および参照画像に膨張処理が行われる。ここでの膨張処理は、多値画像における明るい領域を膨張させる処理であり、暗い領域を収縮させる処理でもある。これにより、暗い領域がほぼ元の大きさに戻される。その結果、元の撮像画像および参照画像において大きな明るい領域はほぼ元の状態が維持され、小さな明るい領域は消滅する。
比較部553はこれらの画像の差分画像データを生成する。差分画像は2値化部554にて第3基準値にて2値化される。差分画像ではなく比画像が用いられてよい。本実施の形態では、明暗逆領域では画素の値は「1」であり、他の領域では画素の値は「0」である。
明暗逆領域が取得されると、面積フィルタ部555により、面積が予め定められた値よりも小さい明暗逆領域が削除され、残りの明暗逆領域を示す画像が最終的な明暗逆領域画像(正確には、明暗逆領域を示す画像データである明暗逆領域データ923)として取得される。
撮像部3にて取得された複数の撮像画像は、処理対象として順次選択され、撮像画像の数に等しい数の明暗逆領域画像が取得される(ステップS17)。以上の処理により、複数の照明状態にて取得された複数の撮像画像のそれぞれから、対応する参照画像を参照しつつ当該参照画像に対して明るい領域が明暗逆領域として取得される。
図9に示すように複数の明暗逆領域データ923は、論理和演算部563に入力され、明暗逆領域画像の論理和画像のデータが生成される。図14Aおよび図14Bは、明暗逆領域723を示す明暗逆領域画像823を例示する図である。図14Cはこれらの画像の論理和画像825を示す。明暗逆領域画像の実際の数は、1つの撮像部3にて取得される撮像画像の数以下であり、好ましくは2以上である。
論理和画像のデータは、候補限定部564に入力される。候補限定部564では、暗欠陥候補領域のうち、論理和画像中のいずれの明暗逆領域とも重ならない暗欠陥候補領域が、欠陥候補から除外される。これにより、暗欠陥候補領域がさらに限定される。図15は、図13の暗欠陥候補画像824と、図14Cの論理和画像825とを重ねて示す図である。右の暗欠陥候補領域724は、明暗逆領域723と重なるため欠陥候補として維持される。左の暗欠陥候補領域724は、いずれの明暗逆領域723とも重ならないため欠陥候補から除外される(ステップS18)。
なお、論理和画像を求めることなく、暗欠陥候補画像824を各明暗逆領域画像823と順次重ねて暗欠陥候補領域724と明暗逆領域723との重なりの有無が確認されてもよい。
暗欠陥候補領域724と明暗逆領域723との予め定められた面積以上の重なりのみが、重なりの存在として検出されてもよい。この場合、明暗逆領域723との重なりが予め定められた面積未満の暗欠陥候補領域724が欠陥候補から除外される。また、暗欠陥候補領域724と明暗逆領域723との重なりが、暗欠陥候補領域724の面積に対して予め定められた割合未満の場合に、当該暗欠陥候補領域724が欠陥候補から除外されてもよい。このように、暗欠陥候補領域のうち、いずれの明暗逆領域とも所定条件以上重ならないものが欠陥候補から除外される。換言すれば、暗欠陥候補領域のうち、いずれかの明暗逆領域と所定条件以上重なるものが暗欠陥候補として維持される。
その後、必要に応じて所定面積以下の暗欠陥候補領域を削除する等の処理により、暗欠陥候補領域に基づいて最終的な暗欠陥領域が取得される。すなわち、暗欠陥の存在が取得される(ステップS19)。以上の処理により、1つの撮像部3から見た対象領域70において、欠陥が存在する場合の欠陥の位置が検出される。
コンピュータ12の表示部には、1つの撮像画像が表示され、対象領域70上に、暗欠陥領域が表示される。
対象物9の表面に凹状または凸状の欠陥が存在する場合、偏った光を照射すると撮像画像中に欠陥が明るく現れたり、暗く現れたりする。しかし、暗い領域のみを用いて欠陥を検出しようとすると、不要な油や塗料等による表面の汚れも欠陥として検出されてしまう。そこで、明暗逆領域画像を用いることにより、表面の色に起因する暗い領域をノイズとして除去し、欠陥の過検出が抑制される。特に、欠陥の存在による明暗の出現は複雑であるため、複数の明暗逆領域画像を用いることにより、欠陥候補から表面の色に起因するものを高い精度にて除くことができる。
1つの撮像部3により取得される撮像画像の最小数は2であるが、好ましくは3以上である。すなわち、光照射部4は互いに異なる3以上の照明状態とすることができ、例えば、対象物9に3以上の方向から光を照射することができ、撮像制御部51の制御により、3以上の照明状態の間に撮像部3が画像を取得する。好ましい照明状態が既知の場合は、その情報に基づいて取得された3以上の撮像画像の少なくとも1つが処理対象の撮像画像として選択されてもよい。3以上の撮像画像を準備することにより、より適切な欠陥検出を容易に行うことができる。
既述のように、欠陥検出装置1は、明欠陥を検出する機能も有する。明欠陥の検出では、暗欠陥の検出とは明暗を逆転させる点を除いてステップS14〜S19と同様である。第1明欠陥候補取得部523の構成は、演算順序や基準値が異なるという点を除いて図5の第1暗欠陥候補取得部521と同様である。すなわち、第1明欠陥候補取得部523は、撮像画像と参照画像とを位置合わせした上で差分画像を求め、差分画像を2値化する。これにより、第1明欠陥候補領域を示す第1明欠陥候補画像を取得する。第2明欠陥候補取得部524は、撮像画像と参照画像とに収縮および膨張処理を行って差分画像を取得し、差分画像を2値化する。これにより、第2明欠陥候補領域を示す第2明欠陥候補画像を取得する。
図8に示す構成により、複数組の第1明欠陥候補画像および第2明欠陥候補画像から明欠陥候補領域を示す明欠陥候補画像が生成される。一方、第2暗欠陥候補取得部522は、明暗逆領域取得部として機能し、第2暗欠陥候補画像を明暗逆領域画像として取得する。そして、複数の明暗逆領域画像の論理和画像が生成される。
明欠陥候補領域のうち、いずれの明暗逆領域とも所定条件以上重ならないものが欠陥候補から除外され、明欠陥候補領域が限定される。その後、明欠陥候補画像を用いて明欠陥の有無を示す明欠陥画像が生成される。上記処理により、明るい色の汚れ等により明欠陥が過検出されることが抑制される。
暗欠陥領域と明欠陥領域とは、例えば、1つの撮像画像の上に異なる色が付いた領域としてディスプレイに表示される。
暗欠陥の検出および明欠陥の検出が行われる場合、情報量の削減による処理速度向上の観点からは、暗欠陥候補領域を限定するために、明欠陥の検出に利用される第2明欠陥候補領域を明暗逆領域として利用することが好ましい。明欠陥候補領域を限定するために、暗欠陥の検出に利用される第2暗欠陥候補領域を明暗逆領域として利用することが好ましい。すなわち、暗欠陥候補領域および明欠陥候補領域の一方を取得する際の明暗逆領域を取得する工程が、暗欠陥候補領域および明欠陥候補領域の他方を取得する工程に含まれることが好ましい。しかし、演算時間が許容されるのであれば、明暗逆領域としてさらに好ましいものを利用することが考えられる。
暗欠陥候補領域または明欠陥候補領域を求める際の2値化の閾値である基準値は、過検出を抑制しつつ検出漏れも抑制する最適な値に設定されている。一方、明暗逆領域は、汚れ等の表面の色やノイズ等に起因する偽欠陥の検出を抑制するために利用される。そのため、明暗逆領域を求める際の2値化の閾値である基準値は、明暗逆領域とすべきか疑わしいものまで明暗逆領域とする値に設定することにより、真欠陥が汚れ等として除外されることが抑制される。
したがって、暗欠陥候補領域の取得の際に第2明欠陥候補取得部524で利用される基準値(上記説明における第3基準値)を、明欠陥候補領域の取得の際に第2明欠陥候補取得部524で利用される基準値よりも小さくすることにより、より精度の高い暗欠陥候補領域を得ることが可能となる。明欠陥候補領域を取得する場合においても、第2暗欠陥候補取得部522で利用される基準値を、暗欠陥候補領域の取得の際に第2暗欠陥候補取得部522で利用される基準値(上記説明における第2基準値)よりも小さくすることにより、より好ましい明欠陥候補領域を得ることが可能となる。
このように、明暗逆領域を取得する際の2値化の基準値は、第2暗欠陥候補領域または第2明欠陥候補領域を取得する際の2値化の基準値と異なってよく、好ましくは、明暗逆領域を取得する際の2値化の基準値は、第2暗欠陥候補領域または第2明欠陥候補領域を取得する際の2値化の基準値よりも緩い。明暗逆領域の面積は、第2暗欠陥候補領域または第2明欠陥候補領域の面積よりも大きい。
上記説明では、暗欠陥との検出と明欠陥の検出とを区別して説明したが、欠陥検出装置1における欠陥候補とは暗欠陥候補および明欠陥候補の一方または双方である。一般的には、上記説明における暗欠陥候補および明欠陥候補は「欠陥候補」と表現することができ、暗欠陥候補領域および明欠陥候補領域は「欠陥候補領域」と表現することができ、暗欠陥候補画像および明欠陥候補画像は「欠陥候補画像」と表現することができる。第1暗欠陥候補領域および第1明欠陥候補領域は「第1欠陥候補領域」と表現することができ、第2暗欠陥候補領域および第2明欠陥候補領域は「第2欠陥候補領域」と表現することができる。
上記実施の形態では、欠陥取得部52は、欠陥検出に利用される撮像画像から、対応する参照画像を参照しつつ当該参照画像に対して暗い領域および明るい領域の一方を欠陥候補領域として取得する。また、欠陥取得部52は、欠陥検出に利用される撮像画像から、対応する参照画像を参照しつつ当該参照画像に対して暗い領域および明るい領域の他方を他の欠陥候補領域として取得する。そして、処理を効率よく行う場合は、上記欠陥候補領域に対応する明暗逆転領域が、上記他の欠陥候補領域を取得する際に取得される。また、処理効率にこだわらずに欠陥検出精度を向上する場合は、上記欠陥候補領域に対応する明暗逆転領域が、上記他の欠陥候補領域の取得における基準値とは異なる基準値を利用して取得される。
上記欠陥検出装置1では様々な変形が可能である。
光源部4a,4b,4cおよび撮像部3の配置および数は適宜変更されてよい。光照射部4による照明状態は様々に変更されてよい。複数の光源部のうち2つずつが点灯されてもよいし、3つずつが点灯されてもよい。光照射部4では光源部が移動することにより状明状態が変更されてもよい。
上記実施の形態にて第1欠陥候補領域を取得する手法を第1の手法と表現し、第2欠陥候補領域を取得する方法を第2の手法と表現した場合、第1の手法と第2の手法とは互いに異なるのであれば、これらの手法として様々なものが利用可能である。これにより、過検出または検出漏れを効率よく抑制することができる。
また、1つの手法のみで欠陥候補領域が求められてもよい。例えば、上記実施の形態にて第2欠陥候補領域を求めず、領域選択部562にて、複数の第1欠陥候補画像の第1欠陥候補領域のうち、所定数以上重なるものが欠陥候補領域として取得されてもよい。あるいは、上記実施の形態にて第1欠陥候補領域を求めず、領域選択部562にて、複数の第2欠陥候補画像の第2欠陥候補領域のうち、所定数以上重なるものが欠陥候補領域として取得されてもよい。
上記実施の形態では、欠陥検出に利用される撮像画像は1つのみでもよい。明暗逆領域画像を取得する際に利用される撮像画像の数は好ましくは2以上である。撮像を効率よく行うためには、欠陥検出に利用される少なくとも1つの撮像画像は、明暗略領域を取得するために複数の照明状態にて取得された複数の撮像画像に含まれることが好ましい。
コンピュータ12は、専用のハードウェアであってもよく、部分的に専用のハードウェアが用いられてもよい。高速に外観検査を行う場合は、コンピュータや専用のハードウェアによる並列処理が行われることが好ましい。
実質的に同じ処理が行われるのであれば、処理順序は適宜変更可能である。上記実施の形態にて説明した処理順序は一例にすぎない。例えば、第1暗欠陥候補領域を取得する工程と、第2暗欠陥候補領域を取得する工程と、明暗逆領域を取得する工程とは、任意の順序または並行して行われてよい。暗欠陥を検出する処理と明欠陥を検出する処理とは任意の順序または並行して行われてもよい。欠陥候補領域はそのまま欠陥領域として扱われてもよい。
参照画像は、撮像画像から生成されてもよい。すなわち、いわゆる自己比較にて欠陥候補領域が取得されてもよい。例えば、撮像画像に対して明るい領域を膨張する処理を行ってから収縮する処理を行うことにより、暗い欠陥が消滅した参照画像が取得される。撮像画像に対して明るい領域を収縮する処理を行ってから膨張する処理を行うことにより、明るい欠陥が消滅した参照画像が取得される。
欠陥検出装置1は、パターンが形成される各種基板やフィルム等、他の対象物の表面における欠陥の検出に利用されてよい。欠陥検出装置1は、梨地状の領域(金属の表面には限定されない。)を表面に有することにより過検出が生じやすい対象物の検査に特に適している。
上記実施の形態および各変形例における構成は、相互に矛盾しない限り適宜組み合わされてよい。
1 欠陥検出装置
3a,3b,3c 撮像部
4 光照射部
9 対象物
12 コンピュータ
51 撮像制御部
52 欠陥取得部
70 対象領域
80 プログラム
721 第1暗欠陥候補領域
722 第2暗欠陥候補領域
723 明暗逆領域
724 暗欠陥候補領域
811 撮像画像
812 参照画像
S11〜S19 ステップ

Claims (9)

  1. 対象物の表面の欠陥を検出する欠陥検出装置であって、
    互いに異なる複数の偏った照明状態にて、対象物に光を照射することができる光照射部と、
    前記対象物の表面の対象領域の画像を撮像画像として取得する撮像部と、
    前記光照射部による照明状態と、前記撮像部による画像の取得とを制御する撮像制御部と、
    欠陥検出に利用される少なくとも1つの撮像画像から、対応する参照画像を参照しつつ前記参照画像に対して暗い領域および明るい領域の一方を欠陥候補領域として取得し、複数の照明状態にて取得された複数の撮像画像のそれぞれから、対応する参照画像を参照しつつ前記参照画像に対して暗い領域および明るい領域の他方を明暗逆領域として取得し、前記欠陥候補領域のうち、いずれの明暗逆領域とも所定条件以上重ならないものを欠陥候補から除外した上で、前記欠陥候補領域に基づいて欠陥の存在を取得する欠陥取得部と、
    を備えることを特徴とする欠陥検出装置。
  2. 請求項1に記載の欠陥検出装置であって、
    欠陥検出に利用される前記少なくとも1つの撮像画像が、前記複数の照明状態にて取得された前記複数の撮像画像に含まれることを特徴とする欠陥検出装置。
  3. 請求項1または2に記載の欠陥検出装置であって、
    前記欠陥取得部が、欠陥検出に利用される前記少なくとも1つの撮像画像から、対応する参照画像を参照しつつ前記参照画像に対して暗い領域および明るい領域の他方を他の欠陥候補領域として取得し、前記欠陥候補領域に対応する前記明暗逆転領域が、前記他の欠陥候補領域を取得する際に取得されることを特徴とする欠陥検出装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の欠陥検出装置であって、
    前記欠陥取得部が、欠陥検出に利用される前記少なくとも1つの撮像画像から、第1の手法にて第1欠陥候補領域を取得し、前記第1の手法とは異なる第2の手法にて第2欠陥候補領域を取得し、前記第1欠陥候補領域および前記第2欠陥候補領域に基づいて前記欠陥候補領域を取得することを特徴とする欠陥検出装置。
  5. 請求項4に記載の欠陥検出装置であって、
    前記第1の手法が、撮像画像と参照画像との位置合わせを行った後に、これらの画像の差分画像から前記第1欠陥候補領域を取得する手法であり、
    前記第2の手法が、撮像画像および参照画像に対して微小領域除去処理を行った後にこれらの画像の差分画像から前記第2欠陥候補領域を取得する手法であることを特徴とする欠陥検出装置。
  6. 対象物の表面の欠陥を検出する欠陥検出方法であって、
    a)互いに異なる複数の偏った照明状態のそれぞれにて対象物に光が照射されている間に、撮像部により前記対象物の表面の対象領域の画像を取得することにより、複数の撮像画像を取得する工程と、
    b)欠陥検出に利用される少なくとも1つの撮像画像から、対応する参照画像を参照しつつ前記参照画像に対して暗い領域および明るい領域の一方を欠陥候補領域として取得する工程と、
    c)複数の撮像画像のそれぞれから、対応する参照画像を参照しつつ前記参照画像に対して暗い領域および明るい領域の他方を明暗逆領域として取得する工程と、
    d)前記欠陥候補領域のうち、いずれの明暗逆領域とも所定条件以上重ならないものを欠陥候補から除外した上で、前記欠陥候補領域に基づいて欠陥の存在を取得する工程と、
    を備えることを特徴とする欠陥検出方法。
  7. 請求項6に記載の欠陥検出方法であって、
    欠陥検出に利用される前記少なくとも1つの撮像画像が、前記複数の照明状態にて取得された前記複数の撮像画像に含まれることを特徴とする欠陥検出方法。
  8. 請求項6または7に記載の欠陥検出方法であって、
    e)欠陥検出に利用される前記少なくとも1つの撮像画像から、対応する参照画像を参照しつつ前記参照画像に対して暗い領域および明るい領域の他方を他の欠陥候補領域として取得する工程をさらに備え、
    前記c)工程が、前記e)工程に含まれることを特徴とする欠陥検出方法。
  9. コンピュータに、対象物の表面の対象領域の複数の画像から前記対象領域における欠陥を検出させるプログラムであって、前記プログラムの前記コンピュータによる実行は、前記プログラムに、
    a)互いに異なる複数の偏った照明状態において取得された前記対象領域の複数の撮像画像および対応する複数の参照画像を準備する工程と、
    b)欠陥検出に利用される少なくとも1つの撮像画像から、対応する参照画像を参照しつつ前記参照画像に対して暗い領域および明るい領域の一方を欠陥候補領域として取得する工程と、
    c)複数の撮像画像のそれぞれから、対応する参照画像を参照しつつ前記参照画像に対して暗い領域および明るい領域の他方を明暗逆領域として取得する工程と、
    d)前記欠陥候補領域のうち、いずれの明暗逆領域とも所定条件以上重ならないものを欠陥候補から除外した上で、前記欠陥候補領域に基づいて欠陥の存在を取得する工程と、
    を実行させることを特徴とするプログラム。
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