JP2017146164A - 物体検知システム - Google Patents

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Abstract

【課題】物体の3次元における位置を検知することのできる物体検知システムを提供することを目的とする。
【解決手段】物体検知システム100は、送信部12と、第1受信部11と、第2受信部21と、第3受信部31と、検知部4とを備える。送信部12は、検知対象となる空間に超音波を送信する。第1受信部11、第2受信部21、及び第3受信部31は、空間内の物体A1からの反射波を受信する。検知部4は、物体A1の位置を検知する位置検知処理を実行する。検知部4は、位置検知処理において、第1長さD1と、第2長さD2と、第3長さD3とを求める処理を実行する。検知部4は、第1長さD1で規定される球面F1、第2長さD2で規定される回転楕円面F2、第3長さD3で規定される回転楕円面F3の交点を求める処理を実行する。
【選択図】図1

Description

本発明は、物体検知システムに関する。
従来、超音波を用いて物体を検知する物体検知装置が知られており、たとえば特許文献1に開示されている。特許文献1に記載の物体検知装置は、超音波を送受波する超音波振動子と、超音波振動子を駆動して超音波振動子から超音波を送波させる駆動部と、超音波振動子で受波した物体からの反射波を処理する処理部とを備える。また、この物体検知装置は、駆動部を制御するとともに処理部の処理結果から物体を検知する制御部を備える。
特開2012−220435号公報
ところで、上記従来例のような物体検知装置(物体検知システム)は、超音波振動子(超音波センサ)から物体までの距離だけではなく、物体の3次元における位置を検知することが望まれている。
本発明は、上記の点に鑑みてなされており、物体の3次元における位置を検知することのできる物体検知システムを提供することを目的とする。
本発明の第1の形態の物体検知システムは、送信部と、第1受信部と、第2受信部と、第3受信部と、検知部とを備える。前記送信部は、検知対象となる空間に超音波を送信する。前記第1受信部は、前記送信部と同じ位置に配置され、前記空間内の物体からの前記超音波の反射波を受信する。前記第2受信部は、前記第1受信部とは異なる位置に配置され、前記反射波を受信する。前記第3受信部は、前記第1受信部及び前記第2受信部とは異なる位置に配置され、前記反射波を受信する。前記検知部は、前記物体の位置を検知する位置検知処理を実行する。前記検知部は、前記位置検知処理において、前記超音波を送信してから前記反射波を前記第1受信部で受信するまでに要する時間に基づいて第1長さを求める処理を実行する。前記検知部は、前記位置検知処理において、前記超音波を送信してから前記反射波を前記第2受信部で受信するまでに要する時間に基づいて第2長さを求める処理を実行する。前記検知部は、前記位置検知処理において、前記超音波を送信してから前記反射波を前記第3受信部で受信するまでに要する時間に基づいて第3長さを求める処理を実行する。そして、前記検知部は、前記位置検知処理において、球面と、2つの回転楕円面との交点を求める処理を実行する。前記球面は、前記第1受信部を中心とし、前記第1受信部からの長さが前記第1長さとなる面である。前記2つの回転楕円面のうちの1つは、前記第1受信部及び前記第2受信部の各々を焦点として、これら2つの焦点からの長さの和が前記第2長さとなる面である。前記2つの回転楕円面のうちの残り1つは、前記第1受信部及び前記第3受信部の各々を焦点として、これら2つの焦点からの長さの和が前記第3長さとなる面である。
本発明の第2の形態の物体検知システムは、第1の形態において、前記第1受信部及び前記第2受信部と、前記第3受信部とでは、鉛直方向における位置が異なることが好ましい。
本発明の第3の形態の物体検知システムは、第1又は第2の形態において、1つの超音波トランスデューサが、前記送信部及び前記第1受信部として兼用されていることが好ましい。
本発明では、検知部は、位置検知処理において、第1受信部、第2受信部、及び第3受信部の各々における反射波の受信結果に基づいて演算することで、物体のグローバル座標を求める。したがって、本発明は、物体の3次元における位置を検知することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る物体検知システムのブロック図である。 図2は、同上の物体検知システムが用いられる車両の一部と、検知対象の物体とを示す斜視図である。 図3Aは、同上の物体検知システムにおいて、第1ローカル座標系での第1受信部及び第2受信部の位置関係を示す説明図である。図3Bは、同上の物体検知システムにおいて、第2ローカル座標系での第1受信部及び第3受信部の位置関係を示す説明図である。 図4は、同上の物体検知システムにおいて、グローバル座標系での第1受信部及び物体の位置関係を示す説明図である。
以下の実施形態は、物体検知システムに関し、より詳細には、超音波を用いて物体を検知する物体検知システムに関する。
本実施形態の物体検知システム100は、図1、図2に示すように、送信部12と、第1受信部11と、第2受信部21と、第3受信部31と、検知部4とを備えている。送信部12は、検知対象となる空間に超音波を送信する。第1受信部11は、送信部12と同じ位置に配置され、空間内の物体A1からの超音波の反射波を受信する。第2受信部21は、第1受信部11とは異なる位置に配置され、反射波を受信する。第3受信部31は、第1受信部11及び第2受信部21とは異なる位置に配置され、反射波を受信する。検知部4は、物体A1の位置を検知する位置検知処理を実行する。
検知部4は、位置検知処理において、超音波を送信してから反射波を第1受信部11で受信するまでに要する時間に基づいて第1長さD1を求める処理を実行する。また、検知部4は、超音波を送信してから反射波を第2受信部21で受信するまでに要する時間に基づいて第2長さD2を求める処理を実行する。また、検知部4は、超音波を送信してから反射波を第3受信部31で受信するまでに要する時間に基づいて第3長さD3を求める処理を実行する。
そして、検知部4は、球面F1と、回転楕円面F2と、回転楕円面F3との交点を求める処理を実行する。球面F1は、第1受信部11を中心とし、第1受信部11からの長さが第1長さD1となる面である。回転楕円面F2は、第1受信部11及び第2受信部21の各々を焦点として、これら2つの焦点からの長さの和が第2長さD2となる面である。回転楕円面F3は、第1受信部11及び第3受信部31の各々を焦点として、これら2つの焦点からの長さの和が第3長さD3となる面である。
以下、本実施形態に係る物体検知システム100について詳細に説明する。ただし、以下に説明する構成は、本発明の一例に過ぎず、本発明は下記の実施形態に限定されることはなく、この実施形態以外であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
本実施形態の物体検知システム100は、たとえば自動車のような車両に搭載されて用いられる。以下では、車両を自動車として説明する。本実施形態の物体検知システム100は、検知対象となる空間における物体A1の有無を検知するシステムである。とくに、本実施形態の物体検知システム100は、物体A1の3次元における位置を検知するシステムである。物体A1は、たとえば人や動物のような生体の他に、車止めや電柱、ガードレール、壁のような障害物も含む。以下では、物体A1を車止めとして説明する。本実施形態の物体検知システム100は、たとえば車両の駐車支援システムや、車両の自動運転支援システムに用いられる。なお、本実施形態の物体検知システム100は、車両以外に用いられてもよい。
本実施形態の物体検知システム100は、図1に示すように、複数(ここでは、3つ)の超音波センサ(第1センサ1、第2センサ2、第3センサ3)と、検知部4と、判定部5とを備えている。本実施形態では、第1センサ1、第2センサ2、及び第3センサ3は、車両のリアバンパーB1に取り付けられている(図2参照)。もちろん、第1センサ1、第2センサ2、及び第3センサ3は、それぞれ物体検知システム100の用途に応じて適宜配置されてよい。
第1センサ1は、第1受信部11と、送信部12と、駆動部13とを備えている。第2センサ2は、第2受信部21を備えている。第3センサ3は、第3受信部31を備えている。
第1受信部11は、機械的な振動を電気信号に変換するように構成されている。本実施形態では、第1受信部11は、送信部12から送信された超音波のうち物体A1で反射した反射波を受信(受波)し、受信した反射波を電気信号に変換する。また、第1受信部11は、変換した電気信号を検知部4に出力する。
送信部12は、電気信号を機械的な振動に変換するように構成されている。本実施形態では、送信部12は、駆動部13から出力される所定の駆動信号によって振動し、空気を振動させることで超音波を検知対象となる空間に向けて送信(送波)する。本実施形態では、送信部12は、駆動部13からの駆動信号に従って一定間隔で超音波を送信する。すなわち、送信部12は、超音波を間欠的に送信する。
駆動部13は、検知部4から超音波の送信を開始させる開始指令を受け取ると、開始指令に基づいて所定の駆動信号を出力し、送信部12に超音波の送信を開始させる。また、駆動部13は、検知部4から超音波の送信を停止させる停止指令を受け取ると、停止指令に基づいて駆動信号の出力を停止し、送信部12に超音波の送信を停止させる。
第2受信部21及び第3受信部31は、それぞれ第1受信部11と同様に、送信部12から送信された超音波のうち物体A1で反射した反射波を受信し、受信した反射波を電気信号に変換する。また、第2受信部21及び第3受信部31は、それぞれ変換した電気信号を検知部4に出力する。
本実施形態では、第1受信部11及び送信部12は、たとえば超音波トランスデューサで一体に構成されている。つまり、送信部12は、第1受信部11と殆ど同じ位置にある。ここで、「同じ位置」とは、送信部12の物理的な位置と第1受信部11の物理的な位置とが完全に一致するという意味ではなく、検知部4での位置検知処理(後述する)において、送信部12と第1受信部11とが同じ位置にあるとみなすことが可能な位置である。また、駆動部13は、超音波トランスデューサと共に1つの筐体に収納されている。もちろん、第1受信部11、送信部12、及び駆動部13は、それぞれ別体に構成されていてもよい。第2受信部21及び第3受信部31は、それぞれ第1受信部11と同様に、たとえば超音波トランスデューサで構成されている。
本実施形態では、図2に示すように、第2センサ2は、第1センサ1と同じ高さに配置されている。つまり、第2受信部21は、第1受信部11(送信部12)と鉛直方向における位置が同じとなるように配置されている。また、第3センサ3は、第1センサ1及び第2センサ2とは異なる高さに配置されている。つまり、第3受信部31は、第1受信部11(送信部12)及び第2受信部21とは鉛直方向における位置が異なるように配置されている。
検知部4は、たとえばマイコン(マイクロコンピュータ)を主構成として備えている。マイコンは、そのメモリに記録されているプログラムをCPU(Central Processing Unit)で実行することにより、検知部4としての機能を実現する。プログラムは、予めマイコンのメモリに記録されていてもよいし、メモリカードのような記録媒体に記録されて提供されたり、電気通信回線を通して提供されたりしてもよい。
検知部4は、第1受信部11、第2受信部21、及び第3受信部31の少なくとも1つの出力波形に基づいて、検知対象となる空間における物体A1の有無を検知する。また、検知部4は、位置検知処理を実行することにより、物体A1の3次元における位置を求める。そして、検知部4は、位置検知処理により求めた物体A1の位置を表す位置情報を、判定部5に出力する。位置検知処理の詳細については後述する。
判定部5は、たとえばマイコンを主構成として備えている。マイコンは、そのメモリに記録されているプログラムをCPUで実行することにより、判定部5としての機能を実現する。プログラムは、予めマイコンのメモリに記録されていてもよいし、メモリカードのような記録媒体に記録されて提供されたり、電気通信回線を通して提供されたりしてもよい。
判定部5は、検知部4からの位置情報に基づいて、物体A1が回避すべき障害物であるか否かを判定する。具体的には、判定部5は、位置情報から得られる物体A1の高さ(鉛直方向における位置)が所定の範囲内にあるか否かを判定する。ここで、所定の範囲は、回避する必要のない地面側の障害物(たとえば、縁石や車止めなど)の高さの最大値と、回避する必要のない天井側の障害物(たとえば、照明器具など)の高さの最小値とで規定される。所定の範囲は、利用者によって適宜設定されてよい。
判定部5は、物体A1の高さが所定の範囲外であれば、物体A1が回避の必要のない障害物であると判定する。一方、判定部5は、物体A1の高さが所定の範囲内であれば、物体A1が回避の必要がある障害物(たとえば、壁など)であると判定する。この場合、判定部5は、たとえば車両に搭載されている電子制御ユニット(ECU:Electronic Control Unit)に、障害物がある旨を通知する。したがって、電子制御ユニットは、たとえばスピーカを制御して警報音を鳴動させたり、車載のディスプレイに障害物がある旨を表示させたり等、種々の対応を実行することが可能である。
なお、本実施形態では、検知部4と判定部5とは、互いに異なるマイコンで構成されているが、他の構成であってもよい。たとえば、検知部4と判定部5とは、同一のマイコンで構成されていてもよい。
以下、本実施形態の物体検知システム100において、検知部4の実行する位置検知処理について説明する。検知部4は、位置検知処理により物体A1のグローバル座標を求めることで、物体A1の3次元における位置を検知する。本実施形態では、検知部4は、たとえば車両のリアバンパーB1の中心をグローバル座標の原点として記憶している。また、検知部4は、第1受信部11、送信部12、第2受信部21、及び第3受信部31の各々の位置を記憶している。たとえば、検知部4は、第1受信部11及び送信部12を1つの点とみなし、第1受信部11及び送信部12のグローバル座標を記憶している。また、検知部4は、第2受信部21、第3受信部31をそれぞれ1つの点とみなし、第2受信部21のグローバル座標と、第3受信部31のグローバル座標とを記憶している。なお、上記のグローバル座標は、たとえば施工者が適宜設定することが可能である。
位置検知処理において、検知部4は、第1受信時間に基づいて第1長さD1を求める処理を実行する。第1受信時間は、送信部12が超音波を送信してから、第1受信部11が物体A1からの反射波を受信するまでに要する時間である。そして、第1長さD1は、第1受信時間と超音波の速度との積で求まる長さの半分である。つまり、第1長さD1は、第1受信部11から物体A1までの長さに相当する。
また、検知部4は、第2受信時間に基づいて第2長さD2を求める処理を実行する。第2受信時間は、送信部12が超音波を送信してから、第2受信部21が物体A1からの反射波を受信するまでに要する時間である。そして、第2長さD2は、第2受信時間と超音波の速度との積で求まる長さである。つまり、第2長さD2は、第1長さD1と、第2受信部21から物体A1までの長さD21との和に相当する。
また、検知部4は、第3受信時間に基づいて第3長さD3を求める処理を実行する。第3受信時間は、送信部12が超音波を送信してから、第3受信部31が物体A1からの反射波を受信するまでに要する時間である。そして、第3長さD3は、第3受信時間と超音波の速度との積で求まる長さである。つまり、第3長さD3は、第1長さD1と、第3受信部31から物体A1までの長さD31との和に相当する。
ここで、図2に示すように、物体A1は、第1受信部11(送信部12)を中心とし、第1受信部11(送信部12)からの長さが第1長さD1となる球面F1上に位置すると考えられる。また、物体A1は、第1受信部11(送信部12)及び第2受信部21の各々を焦点とし、これら2つの焦点からの長さの和が第2長さD2となる回転楕円面F2上に位置すると考えられる。また、物体A1は、第1受信部11(送信部12)及び第3受信部31の各々を焦点とし、これら2つの焦点からの長さの和が第3長さD3となる回転楕円面F3上に位置すると考えられる。そして、物体A1は、球面F1と、2つの回転楕円面F2,F3との交点に位置すると考えられる。
そこで、検知部4は、位置検知処理において、第1長さD1で規定される球面F1、第2長さD2で規定される回転楕円面F2、第3長さD3で規定される回転楕円面F3の交点を求める処理を実行することにより、物体A1の位置を求める。
本実施形態では、位置検知処理により求まる物体A1の位置は、およそ物体A1において第1受信部11(送信部12)との距離が最短となる一点の位置である。検知部4が、第1受信部11、第2受信部21、第3受信部31の各々で、送信部12が超音波を送信してから最初に反射波を受信するまでの時間を第1受信時間、第2受信時間、第3受信時間として、物体A1の位置を求めるからである。
以下、球面F1と、2つの回転楕円面F2,F3との交点を求める処理の一例について説明する。以下では、グローバル座標系における第1受信部11(送信部12)の位置を点P1(x,y,z)で表す。また、グローバル座標系における第2受信部21の位置を点P2(x,y,z)、第3受信部31の位置を点P3(x,y,z)で表す。また、グローバル座標系における物体A1の位置を点P0(x,y,z)で表す。
まず、検知部4は、球面F1と、回転楕円面F2との交点を求める処理を実行する。ここで、計算を簡略化するために、検知部4は、第1変換行列を用いて演算することにより、第1受信部11(送信部12)及び第2受信部21のグローバル座標を、第1ローカル座標系で規定されるローカル座標に変換する。図3Aに示すように、第1ローカル座標系において、第1受信部11(送信部12)の位置は、原点である点Q1(0,0,0)で表される。また、第1ローカル座標系において、第2受信部21の位置は、点Q2(X,0,0)で表される。
なお、第1ローカル座標系は、点Q1、点Q2を通る直線をx軸とする直交座標系である。また、図3Aには、第1ローカル座標系のx軸、y軸、z軸を表す矢印を示すが、この矢印は、単に説明を補助する目的で記載しているに過ぎず、実体を伴わない。
ここで、球面F1と回転楕円面F2とは、xy平面において、点Q3(X11,Y11)、点Q4(X12,Y12)の2点を結ぶ第1線分L1で交わる。そこで、検知部4は、点Q3のx座標、y座標、及び点Q4のx座標、y座標を求めることで、xy平面における球面F1と回転楕円面F2との交点を求める処理を実行する。
以下、xy平面における点Q3(X11,Y11)、点Q4(X12,Y12)の2点を求める演算の一例を示す。第1ローカル座標系において、点Q1を中心とする球面F1は、以下の式(1)で表される。
Figure 2017146164
また、第1ローカル座標系において、点Q1及び点Q2を焦点とする回転楕円面F2は、以下の式(2)で表される。
Figure 2017146164
式(2)を変形することにより、次の式(3)が導出される。
Figure 2017146164
そして、式(1)、式(3)よりy、zを消去することで、以下の式(4)が導出される。
Figure 2017146164
式(4)を解くことにより、点Q3のx座標であるX11と、点Q4のx座標であるX12とを求めることができる。そして、点Q3、点Q4は球面F1上の点であることから、三平方の定理を用いて、点Q3のy座標であるY11と、点Q4のy座標であるY12とを求めることができる。上述の演算により、検知部4は、xy平面における球面F1と回転楕円面F2との交点として、点Q3(X11,Y11)、点Q4(X12,Y12)の2点を求める。
次に、検知部4は、球面F1と、回転楕円面F3との交点を求める処理を実行する。ここで、計算を簡略化するために、検知部4は、第2変換行列を用いて演算することにより、第1受信部(送信部12)及び第3受信部31のグローバル座標を、第2ローカル座標系で規定されるローカル座標に変換する。図3Bに示すように、第2ローカル座標系において、第1受信部11(送信部12)の位置は、原点である点R1(0,0,0)で表される。また、第2ローカル座標系において、第3受信部31の位置は、点R2(X,0,0)で表される。
なお、第2ローカル座標系は、点R1、点R2を通る直線をx軸とする直交座標系である。また、図3Bには、第2ローカル座標系のx軸、y軸、z軸を表す矢印を示すが、この矢印は、単に説明を補助する目的で記載しているに過ぎず、実体を伴わない。
ここで、球面F1と回転楕円面F3とは、xy平面において、点R3(X21,Y21)、点R4(X22,Y22)の2点を結ぶ第2線分L2で交わる。そこで、検知部4は、点R3のx座標、y座標、及び点R4のx座標、y座標を求めることで、xy平面における球面F1と回転楕円面F3との交点を求める処理を実行する。
検知部4は、式(1)〜式(4)を用いた演算により、xy平面における球面F1と回転楕円面F3との交点として、点R3(X21,Y21)、点R4(X22,Y22)の2点を求める。ここでは、検知部4は、「D2」を「D3」、「X」を「X」に置き換えて、式(1)〜式(4)を用いた演算を実行する。
次に、検知部4は、第1変換行列の逆行列を用いて演算することにより、第1ローカル座標系で規定される2つの点Q3,Q4のローカル座標(X11,Y11)、(X12,Y12)を、それぞれグローバル座標(x11,y11)、(x12,y12)に変換する。同様に、検知部4は、第2変換行列の逆行列を用いて演算することにより、第2ローカル座標系で規定される2つの点R3,R4のローカル座標(X21,Y21)、(X22,Y22)を、それぞれグローバル座標(x21,y21)、(x22,y22)に変換する。
ここで、xy平面に投影した物体A1の位置は、第1線分L1と第2線分L2との交点で表される。そこで、検知部4は、以下のようにして第1線分L1と第2線分L2との交点を求める演算を実行することにより、xy平面に投影した物体A1のグローバル座標(x,y)を求める。
第1線分L1及び第2線分L2は、それぞれ媒介変数s(0≦s≦1)、媒介変数t(0≦t≦1)を用いて、以下の式(5)、式(6)で表される。
Figure 2017146164
そして、第1線分L1及び第2線分L2の交点では、以下の式(7)、式(8)の連立方程式が成立する。
Figure 2017146164
したがって、式(7)、式(8)を解くことにより、xy平面に投影した物体A1のx座標、y座標を求めることができる。そして、物体A1は、図4に示すように、第1受信部11の位置を表す点P1(x,y,z)を中心とする球面F1上に位置することから、三平方の定理を用いて、物体A1のz座標を求めることができる。上述の演算により、検知部4は、物体A1のグローバル座標(x、y、z)を求めることができる。つまり、検知部4は、物体A1の3次元における位置を検知することができる。
上述のように、本実施形態の物体検知システム100では、検知部4は、位置検知処理において、第1受信部11、第2受信部21、及び第3受信部31の各々における反射波の受信結果に基づいて演算することで、物体A1のグローバル座標を求める。したがって、本実施形態の物体検知システム100は、物体A1の3次元における位置を検知することができる。このため、本実施形態の物体検知システム100は、物体A1の3次元における位置、とくに物体A1の高さ(鉛直方向における位置)を検知できるので、たとえば判定部5により、物体A1が回避すべき障害物であるか否かを判定させることが可能である。なお、物体検知システム100が判定部5を備えるか否かは任意である。
また、本実施形態の物体検知システム100では、第1受信部11(送信部12)及び第2受信部21と、第3受信部31とでは、高さ(鉛直方向における位置)が異なっている(図2参照)。このため、本実施形態の物体検知システム100は、第1受信部11、第2受信部21、及び第3受信部31がいずれも同じ高さに配置される場合と比較して、物体A1の3次元における位置の検知精度を向上させることができる。なお、当該構成を採用するか否かは任意である。つまり、第1受信部11、第2受信部21、及び第3受信部31は、いずれも同じ高さに配置されていてもよい。
また、本実施形態の物体検知システム100では、第1受信部11及び送信部12は、超音波トランスデューサで一体に構成されている。つまり、本実施形態の物体検知システム100では、1つの超音波トランスデューサが、送信部12及び第1受信部11として兼用されている。このため、本実施形態では、送信部12が第1受信部11と殆ど同じ位置にある。したがって、検知部4は、送信部12及び第1受信部11を1つの点とみなして、位置検知処理を実行することができる。なお、当該構成を採用するか否かは任意である。つまり、送信部12と第1受信部11とは、別々の装置で構成されていてもよい。この場合、送信部12と第1受信部11とは、可能な限り互いに近付けて配置されるのが好ましい。もちろん、この場合でも、検知部4は、送信部12及び第1受信部11を1つの点とみなして位置検知処理を実行してよい。
ところで、本実施形態の物体検知システム100は、3つの受信部(第1受信部11、第2受信部21、第3受信部31)を備えているが、さらに多くの受信部を備えていてもよい。たとえば、物体検知システム100が第4受信部をさらに備えている場合、検知部4は、位置検知処理において、第1長さD1と、物体A1から第4受信部までの長さの和である第4長さを求める処理を実行してもよい。第4長さは、送信部12が超音波を送信してから反射波を第4受信部が受信するまでに要する時間と、超音波の速度との積で求まる長さである。
そして、検知部4は、第1長さD1で規定される球面F1と、第2長さD2で規定される回転楕円面F2と、第4長さで規定される回転楕円面との交点を求める処理を実行してもよい。その他、検知部4は、第1長さD1で規定される球面F1と、第3長さD3で規定される回転楕円面F3と、第4長さで規定される回転楕円面との交点を求める処理を実行してもよい。
この構成では、検知部4は、上記の各々の処理で求めた物体A1のグローバル座標の平均を求めることで、物体A1の3次元における位置の検知精度をさらに向上させることが可能である。また、この構成では、仮にいずれかの受信部が故障した場合にも、検知部4は、残りの3つの受信部での受信結果に基づいて位置検知処理を実行することができる。
また、本実施形態の物体検知システム100では、第1センサ1が送信部12を備えているが、第2センサ2及び第3センサ3も送信部を備えていてもよい。そして、第1センサ1の送信部12、第2センサ2の送信部、及び第3センサ3の送信部は、予め設定された順番で、又はランダムで検知対象となる空間に超音波を送信してもよい。
たとえば、第2センサ2の送信部が検知対象となる空間に超音波を送信する場合、第2センサ2の第2受信部21が「第1受信部11」として機能する。また、この場合、第1センサ1の第1受信部11及び第3センサ3の第3受信部31がそれぞれ「第2受信部21」、「第3受信部31」として機能する。また、たとえば、第3センサ3の送信部が検知対象となる空間に超音波を送信する場合、第3センサ3の第3受信部31が「第1受信部11」として機能する。また、この場合、第1センサ1の第1受信部11及び第3センサ3の第3受信部31がそれぞれ「第2受信部21」、「第3受信部31」として機能する。
11 第1受信部
12 送信部
21 第2受信部
31 第3受信部
4 検知部
100 物体検知システム
A1 物体
D1 第1長さ
D2 第2長さ
D3 第3長さ
F1 球面
F2,F3 回転楕円面

Claims (3)

  1. 検知対象となる空間に超音波を送信する送信部と、
    前記送信部と同じ位置に配置され、前記空間内の物体からの前記超音波の反射波を受信する第1受信部と、
    前記第1受信部とは異なる位置に配置され、前記反射波を受信する第2受信部と、
    前記第1受信部及び前記第2受信部とは異なる位置に配置され、前記反射波を受信する第3受信部と、
    前記物体の位置を検知する位置検知処理を実行する検知部とを備え、
    前記検知部は、前記位置検知処理において、
    前記超音波を送信してから前記反射波を前記第1受信部で受信するまでに要する時間に基づいて第1長さを求める処理と、
    前記超音波を送信してから前記反射波を前記第2受信部で受信するまでに要する時間に基づいて第2長さを求める処理と、
    前記超音波を送信してから前記反射波を前記第3受信部で受信するまでに要する時間に基づいて第3長さを求める処理と、
    前記第1受信部を中心とし、前記第1受信部からの長さが前記第1長さとなる球面と、前記第1受信部及び前記第2受信部の各々を焦点として、これら2つの焦点からの長さの和が前記第2長さとなる回転楕円面と、前記第1受信部及び前記第3受信部の各々を焦点として、これら2つの焦点からの長さの和が前記第3長さとなる回転楕円面との交点を求める処理とを実行することを特徴とする物体検知システム。
  2. 前記第1受信部及び前記第2受信部と、前記第3受信部とでは、鉛直方向における位置が異なることを特徴とする請求項1記載の物体検知システム。
  3. 1つの超音波トランスデューサが、前記送信部及び前記第1受信部として兼用されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の物体検知システム。
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