JP2017146143A - 間接活線工具用電流計 - Google Patents

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貴志 有村
Takashi Arimura
貴志 有村
吉則 岡田
Yoshinori Okada
吉則 岡田
正浩 笠井
Masahiro Kasai
正浩 笠井
俊康 ▲今▼田
俊康 ▲今▼田
Toshiyasu Imada
和之 中野
Kazuyuki Nakano
和之 中野
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Abstract

【課題】間接活線作業において通電部の電流を効率よく計測することができる間接活線工具用電流計を提供する。【解決手段】本発明に係る間接活線工具用電流計1は、開閉可能な一対のクランプ片10a,10bを有するクランプ部10であって、該一対のクランプ片10a,10bが閉じられることによって該一対のクランプ片10a,10bが計測の対象となる通電部Cを囲むクランプ部10と、絶縁操作棒2に連結可能で、絶縁操作棒2の周方向の回動によって回動する操作部16と、該操作部16の回動に伴って一対のクランプ片10a,10bを開閉する駆動伝達部15とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、通電部の電流を計測する間接活線工具用電流計に関する。
従来から通電部(電線)の電流を計測するためにクランプ式電流計が使用される。該電流計は、図9に示す如く、計測対象となる通電部Cを囲むクランプ部101であって、開閉可能な一対のクランプ片(測定子)102,103を有するクランプ部101を備える。一対のクランプ片のうち一方は固定側クランプ片102であり、他方は、固定側クランプ片102に対して接離可能な可動側クランプ片103である。
間接活線工事においても前記電流計100は使用される。この場合、図9に示す如く、二本の絶縁操作棒(共用操作棒)105,105が用いられる。具体的には、一方の絶縁操作棒105で電流計100をセットし、他方の絶縁操作棒105で電流計100を操作する。
絶縁操作棒105は、棒本体106と、該棒本体106の基端側に配置された把持部(図示せず)であって、作業者が把持する把持部と、棒本体106の先端部に配置された接続部107とを備える。
二本の絶縁操作棒105,105には、それぞれの用途に応じて専用のアダプタが取り付けられる。例えば、一方の絶縁操作棒105の先端には、前記電流計100を取り付けるためのセット用アダプタ110が装着される。他方の絶縁操作棒105の先端には、前記電流計100のクランプ部101を操作する操作用アダプタ115が装着される(特許文献1参照)。
セット用アダプタ110は、前記接続部107に取付可能なケース111であって、通電部Cに対してアプローチ可能に電流計100がセットされる上面開口部を有するケース111を備える。
操作用アダプタ115は、前記接続部107に取付可能なフック116であって、閉じられた状態の電流計100のクランプ部101を開いた状態に操作するためのフック116を備える。
つぎに、前記電流計100による通電部Cの電流の計測方法について説明する。まず、一方の絶縁操作棒105の接続部107にセット用アダプタ110のケース111を装着して、該ケース111の上面開口から電流計100のクランプ部101が突出するように、ケース111内に電流計100を挿入して予めセットしておく。また、閉じられた状態の電流計100のクランプ部101を開くための操作用アダプタ115のフック116を他方の絶縁操作棒105の接続部107に取り付けておく。
そして、一人の作業者が二本の絶縁操作棒105,105を両手に持って操作する。具体的には、一方の絶縁操作棒105のセット用アダプタ110にセットされた電流計100を通電部Cの近傍に配置し、他方の絶縁操作棒105の操作用アダプタ115のフック116を電流計100の可動側クランプ片103に引っ掛けて、該可動側クランプ片103を固定側クランプ片102から引き離し、一対のクランプ片102,103を開いた状態にする。
つぎに、フック116によって可動側クランプ片103を開いた状態に維持しつつ、一対のクランプ片102,103間に通電部Cを位置させ、この状態で、可動側クランプ片103からフック116を外して一対のクランプ片102,103を閉じた状態に戻す。
そして、通電部Cを一対のクランプ片102,103によって挟み込んで、通電部Cの電流を電流計100で測定する。
特開2009−2705号公報
ところで、電流計100をセットして通電部Cにアプローチするための一方の絶縁操作棒105と、閉じられた電流計100のクランプ部101を開閉させるための他方の絶縁操作棒105とを、一人の作業者が両手に持って作業するには多大の労力が必要になる。特に、柱上での作業では、作業姿勢が安定しづらく作業性が悪い、という問題がある。
そこで、本発明は、上記問題に鑑み、間接活線作業において通電部の電流を効率よく計測できる間接活線工具用電流計を提供することを目的とする。
本発明に係る間接活線工具用電流計は、開閉可能な一対のクランプ片を有するクランプ部であって、該一対のクランプ片が閉じられることによって該一対のクランプ片が計測の対象となる通電部を囲むクランプ部と、絶縁操作棒に連結可能で、絶縁操作棒の周方向の回動によって回動する操作部と、該操作部の回動に伴って一対のクランプ片を開閉する駆動伝達部とを備えたことを特徴とする。
かかる構成によれば、操作部に絶縁操作棒が連結されることにより、計測対象となる通電部に対して電流計をアプローチできる。また、連結された絶縁操作棒を手動で回動させて、この回動力を操作部、駆動伝達部を介して一対のクランプ片に伝達させる。これにより、一対のクランプ片が開閉可能になる。したがって、一人の作業者が1本の絶縁操作棒を操作することで、電流計の通電部へのアプローチと、一対のクランプ片の開閉操作とを行うことができる。
本発明に係る間接活線工具用電流計の一態様として、前記駆動伝達部は、前記操作部が連結された回動軸と、該回動軸に設けられたウォームギヤと、該ウォームギヤに噛合するウォームホイールであって、前記一対のクランプ片のうち、一方のクランプ片に対し接離可能に構成された他方のクランプ片の回転中心と同心に回転するウォームホイールとを備えることが好ましい。
かかる構成によれば、ウォームギヤの回転によってウォームホイールが回転する。このとき、ウォームホイールの回転中心が、一方のクランプ片に対し接離可能に構成された他方のクランプ片の回転中心と同心であるため、ウォームホイールの回転に伴って他方のクランプ片が回転することになる。すなわち一方のクランプ片に対して他方のクランプ片が接離するようになる。また、外部から他方のクランプ片に一方のクランプ片側への操作力が加わっても、ウォームホイールが回転しないため、他方のクランプ片を所定の位置に保持(ロック)することができる。したがって、計測時において一対のクランプ片が閉状態にロックされるため、通電部の電流の計測を確実に行えるとともに、通電部からの電流計の落下を防止することができる。
本発明に係る間接活線工具用電流計の他態様として、前記駆動伝達部は、閉状態にある前記一対のクランプ片に対する閉方向のさらなる移動を規制するストッパ又はクラッチを有することが好ましい。
かかる構成によれば、閉状態にある一対のクランプ片に対する閉方向のさらなる移動がストッパ又はクラッチにより規制されるため、一対のクランプ片の破損を防止することができる。
また、本発明に係る間接活線工具用電流計の他態様として、一対のクランプ片の互いの対向面のそれぞれに滑り止め部材を配置したことが好ましい。
かかる構成によれば、一対のクランプ片の互いの対向面に配置された滑り止め部材が通電部を挟むことにより、電流計を通電部に取り付けたときから撤去するときまでの位置(電流計による通電部の計測位置)がずれることがなく、計測位置における電流値を確実に計測することができる。
以上のように、本発明によれば、間接活線工事において、通電部の電流を効率よく計測することができる。
図1は、本発明の第一実施形態に係る間接活線工具用電流計を示す図である。 図2は、図1の電流計において閉じた状態のクランプ部を示す図である。 図3は、本発明の第二実施形態に係る間接活線工具用電流計を示す図である。 図4は、図3の電流計において閉じた状態のクランプ部を示す図である。 図5は、本発明の第三実施形態に係る間接活線工具用電流計を示す図である。 図6は、図5の電流計において閉じた状態のクランプ部を示す図である。 図7は、間接活線工具としての共用操作棒(絶縁操作棒)を示す図である。 図8は、本発明の他の実施形態に係る間接活線工具用電流計を示す図である。 図9は、電流計を絶縁操作棒の先端に取り付けて、通電部の電流を計測する状態を示す図である。
本発明の実施形態に係る間接活線工具用電流計(以下、単に電流計という場合もある)について図面を参照しながら説明する。なお、本実施形態においては、間接活線工具として共用操作棒(以下、絶縁操作棒という)を使用する。また、計測対象となる通電部としては、電線を対象とする。
(第一実施形態)
まず、第一実施形態に係る間接活線用電流計を説明するに先立って、前提となる絶縁操作棒について説明する。該絶縁操作棒2は、図7に示す如く、棒本体20と、該棒本体20の基端側に配置された把持部21であって、作業者が把持する把持部21と、後述する電流計1の操作部16が接続可能な接続部22であって、棒本体20の先端部に配置された接続部22とを備える。
接続部22は、軸方向に対して直交方向の位置にある棒本体20の両側面から径外方向に突設された一対のピン220,220であって、後述する電流計1の操作部16に係合可能な一対のピン220,220と、棒本体20の先端部の端面に対して軸方向に進退可能に配設された突起221であって、内蔵スプリング(図示せず)により軸方向に付勢されている突起221とを有する。
つぎに、第一実施形態に係る間接活線工具用電流計について説明する。該間接活線工具用電流計は、図1及び図2に示す如く、開閉可能な一対のクランプ片(測定子)10a,10bを有するクランプ部10であって、該一対のクランプ片10a,10bが閉じられることによって該一対のクランプ片10a,10bが計測の対象となる通電部Cを囲むクランプ部10と、絶縁操作棒2に連結可能で、絶縁操作棒2の周方向の回動によって回動する操作部16と、該操作部16の回動に伴って一対のクランプ片10a,10bを開閉可能に構成された駆動伝達部15とを備える。
一対のクランプ片10a,10bのうち一方は、クランプ部10を有する電流計本体1aに固定された固定側クランプ片10aであり、他方は、回動軸150の回動によって所定の軸周りに回動する可動側クランプ片10bであって、固定側クランプ片10aに当接することによって通電部Cを囲む可動側クランプ片10bである。また、固定側クランプ片10a及び可動側クランプ片10bのそれぞれの対向面には、滑り止め部材11が配置される。
また、本実施形態において、一対のクランプ片10a,10bは、磁気コアが内部に設けられる(図示せず)。電流計本体1aは、通電部Cの電流を検知及び記録する電流測定部Sと、検知及び記録した電流値を表示する表示部(メータ)Mとを備える。
駆動伝達部15は、クランプ部10を有する電流計本体1a内に回動可能に設けられた回動軸150であって、操作部16が連結された回動軸150を備える。本実施形態においては、電流計本体1aから外部に導出された回動軸150の基端部に操作部16が連結される。該操作部16の周面には、絶縁操作棒2の一対のピン220,220が係止する係止溝16aが形成される。
また、駆動伝達部15は、固定側クランプ片10aに対する可動側クランプ片10bの移動を規制するクラッチ17を有する。該クラッチ17は、本実施形態において、回動軸150の基端部側に設けられ、回動軸150に対して所定以上の回動力を加えたときに、可動側クランプ片10bへの操作力の伝達を断って、固定側クランプ片10a及び可動側クランプ片10bの過度に挟んだことによるクランプ部(磁気コアを含む)10の破損を防止する。
また、駆動伝達部15は、前記一対のクランプ片10a,10bを閉状態にロックするロック機構Lを備える。具体的には、回動軸150の先端部に設けられたウォームギヤ18と、該ウォームギヤ18に噛合するウォームホイール19であって、固定側クランプ片10aに対し接離可能に構成された可動側クランプ片10bの回転軸J(回転中心)と同心に回転するウォームホイール19とを備える。
つぎに第一実施形態に係る間接活線工具用電流計の使用態様について説明する。なお、スタンバイ状態において、電流計1の固定側クランプ片10a及び可動側クランプ片10bは、閉じられた状態にあるものとする。
まず、作業者は、電流計本体1aと絶縁操作棒2の棒本体20を連結する。具体的には、電流計本体1aの操作部16に、絶縁操作棒2の先端部を差し込んで突起221を内蔵スプリング(図示せず)の弾性力に抗して沈ませつつ、一対のピン220,220を操作部16の係止溝16aに進入させて回転させる。これにより、突起221がスプリングの弾性力により突出し、操作部16の係止溝16aに一対のピン220,220が係止する。その結果、絶縁操作棒2の先端部が電流計本体1aに連結され、絶縁操作棒2と電流計1とが一体化される。
つぎに、作業者は、通電部Cの近傍で絶縁操作棒2を手動で正方向に回転させると、操作部16の回動に伴って回動軸150が回動し、これに連動して、ウォームギヤ18及びウォームホイール19が回転し、可動側クランプ片10bが固定側クランプ片10aから離脱し、固定側クランプ片10a及び可動側クランプ片10bが開放された状態になる。
この開放状態で、作業者は絶縁操作棒2を介して電流計1を通電部Cにアプローチし、固定側クランプ片10a及び可動側クランプ片10bの間に通電部Cを位置させる。
つぎに、作業者は、絶縁操作棒2を手動で逆方向に回転させて、固定側クランプ片10aの先端に可動側クランプ片10bの先端を当接させる。このとき、固定側クランプ片10a及び可動側クランプ片10bのそれぞれの対向面に配置された滑り止め部材11,11が通電部Cを挟むことになり、通電部Cにおける電流計測位置から電流計1がずれることが防止される。すなわち通電部Cにおける計測位置での電流を計測することができる。具体的には、電流計1を通電部Cに取り付けたときから撤去するときまでの位置(電流計1による通電部Cの計測位置)がずれることがなく、計測位置における電流値を確実に計測することができる。また、閉状態にある一対のクランプ片10a,10bに対して閉方向のさらなる移動が、絶縁操作棒2によって加えられたとしても、クラッチ17によって固定側クランプ片10aに対する可動側クランプ片10bの移動が規制される。したがって、一対のクランプ片10a,10bによって通電部Cを必要以上に挟むことがなく、過度に挟むことによるクランプ部10の破損を防止することができる。
このように、第一実施形態に係る間接活線工具用電流計によれば、通電部Cにおける電流を効率よく計測することができるとともに、通電部Cからの電流計1の落下を防止することができる。
(第二実施形態)
つぎに第二実施形態に係る間接活線工具用電流計について図3及び図4を参照して説明する。これらの図において、図1と同一符号は同一もしくは相当するものを示し、異なる点のみを説明する。
異なる点は、固定側クランプ片3a及び可動側クランプ片3bの構成と、固定側クランプ片3aに対して可動側クランプ片3bを接離させるための機構とである。これらを含めて具体的に説明する。
固定側クランプ片3aは、回動軸151に対して直交方向に位置する固定部30aと、該固定部30aに平行する固定側当接部31aであって、可動側クランプ片3bの可動側当接部31bが接離可能な固定側当接部31aと、固定部30aと固定側当接部31aとを連結する連結部32aとを備える。
可動側クランプ片3bは、回動軸151に螺合する雌ねじからなる平板状の移動部30bであって、回動軸151の回動によって回動軸151に沿って進退する移動部30bと、固定側クランプ片3aの固定部30aを跨いで移動部30bの両端部に連結された可動側当接部31bとを有する。また、本実施形態において可動側クランプ片3bは、ストッパ5によって固定側クランプ片3aに対する移動が規制される。
ストッパ5は、回動軸151に螺合する雌ねじからなる平板状の移動部50と、該移動部50の端部から固定側当接部31aに向かって延出された当接部51であって、固定側当接部31aに当接して可動側クランプ片3bの固定側クランプ片3aへの移動を規制する当接部51とを備える。
また、本実施形態において、固定側当接部31a及び可動側当接部31bの互いの対向面には、一対の滑り止め部材33a,33aと、当該一対の滑り止め部材33a,33aの間隔よりも幅広の滑り止め部材33bがそれぞれ配置される。具体的には、固定側当接部31aの対向面には、一対の滑り止め部材33a,33aが所定の間隔をおいて配置される。可動側当接部31bの対向面には、一対の滑り止め部材33a,33aに跨るように滑り止め部材33bが配置される。また、本実施形態において、固定側クランプ片3a及びストッパ5の当接部51の内部には、磁気コアMCが設けられる。
つぎに第二実施形態に係る間接活線工具用電流計の使用態様について説明する。なお、絶縁操作棒2と電流計1Aとの連結作業、及び、固定側クランプ片3a及び可動側クランプ片3bが開放された状態で通電部Cにアプローチする作業については、前記第一実施形態と同様であるため、その説明は省略する。
つぎに、作業者は、アプローチした状態、すなわち固定側クランプ片3a及び可動側クランプ片3bが開放された状態から、回動軸151を回動して、固定側クランプ片3aに向かって可動側クランプ片3b及びストッパ5を移動させる。さらなる回動軸151の回動によって、固定側クランプ片3a及び可動側クランプ片3bが通電部Cを囲むとともに、固定側クランプ片3aの固定側当接部31aにストッパ5の当接部51が当接する。これにより、通電部Cを囲んだときの可動側クランプ片3bの閉方向の移動が規制され、通電部Cを囲んだ状態に保持することができる。すなわち通電部Cにおける計測位置の電流を計測することができる。具体的には、電流計1Aを通電部Cに取り付けたときから撤去するときまでの位置(電流計1Aによる通電部Cの計測位置)がずれることがなく、計測位置における電流値を確実に計測することができる。
このように、第二実施形態に係る間接活線工具用電流計によれば、通電部Cにおける電流を効率よく計測することができるとともに、通電部Cからの電流計1Aの落下を防止することができる。
(第三実施形態)
つぎに第三実施形態に係る間接活線工具用電流計について図5及び図6を参照して説明する。これらの図において、図3と同一符号は同一もしくは相当するものを示し、異なる点のみを説明する。異なる点は、一対のクランプ片4a,4bの構成と、回動軸151の構成とである。
一対のクランプ片のうちの一方の固定側クランプ片4aは、回動軸151に対して直交方向に位置する固定部40aと、該固定部40aに平行する固定側当接部41aであって、可動側クランプ片4bの可動側当接部41bが接離可能な固定側当接部41aと、固定部40aと固定側当接部41aとを連結する連結部42aとを備える。
一対のクランプ片のうちの他方の可動側クランプ片4bは、回動軸151に螺合する雌ねじからなる平板状の移動部40bであって、回動軸151の回動によって回動軸151に沿って進退する移動部40bと、該移動部40bの端部から固定側クランプ片4aの固定側当接部41aに向かって延出して形成された可動側当接部41bであって、固定側クランプ片4aの固定側当接部41aに対して接離可能で、固定側クランプ片4aに対する可動側クランプ片4bの移動を規制する可動側当接部41bとを有する。
本実施形態において、固定側クランプ片4a及び可動側クランプ片4bの可動側当接部41bの内部には、磁気コアMCが設けられる。そして、一対のクランプ片4a,4bの間に通電部Cを配置することで、通電部Cの電流を計測することになる。
回動軸151は、可動側クランプ片4bの可動側当接部41bが固定側クランプ片4aの固定側当接部41aに接離するストロークを有する雄ねじからなる。
つぎに第三実施形態に係る間接活線工具用電流計の使用態様について説明する。なお、絶縁操作棒2と電流計1Bとの連結作業、及び、固定側クランプ片4a及び可動側クランプ片4bが開放された状態で通電部Cにアプローチする作業については、前記第二実施形態と同様であるため、その説明は省略する。
つぎに、作業者は、アプローチした状態、すなわち固定側クランプ片4a及び可動側クランプ片4bが開放された状態から、回動軸151を回動すると、固定側クランプ片4aに向かって可動側クランプ片4bが移動する。さらなる回動軸151の回動によって、固定側クランプ片4a及び可動側クランプ片4bが通電部Cを囲むとともに、固定側クランプ片4aの固定部40aに可動側クランプ片4bの可動側当接部41bが当接する。これにより、通電部Cを囲んだときの可動側クランプ片4bの閉方向の移動が規制され、通電部Cを囲んだ状態に保持することができる。すなわち通電部Cにおける計測位置の電流を計測することができる。
このように、第三実施形態に係る間接活線工具用電流計によれば、通電部Cにおける電流を効率よく計測することができるとともに、通電部Cからの電流計1Bの落下を防止することができる。
なお、本発明は、前記第一〜第三実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更を加え得ることは勿論のことである。
例えば、前記実施形態の場合、ウォームギヤ18及びウォームホイール19、又は回動軸151を移動するねじ構造によって、可動側クランプ片を固定側クランプ片に対して開閉させるようにしたが、カム機構を用いて開閉させるようにしてもよい。
具体的には、図8に示す如く、第二収納部K2に配置された計測部Rであって、通電部Cの電流を計測する計測部Rと、第一収納部K1内に配置された駆動伝達部Gであって、計測部Rの一対のクランプ片5a,5bを開閉させるための軸及び歯車機構を有する駆動伝達部Gとを備える。なお、一対のクランプ片のうち一方は、固定側クランプ片5aであり、他方は可動側クランプ片5bである。
計測部Rは、一対のクランプ片5a,5bを有するクランプ部と、通電部Cの電流を検知する電流測定部S、及び、検知した電流値を表示する表示部(メータ)Mを有する本体とを備える。
駆動伝達部Gは、回動軸150の先端部に配置された第一傘歯車G1と、回動軸150に対して直交方向に配置された伝達軸152であって、一端部に第一傘歯車G1に噛合する第二傘歯車G2、及び他端部に後述する操作軸153の第四傘歯車G4に噛合する第三傘歯車G3が配置された伝達軸152と、回動軸150と同一方向に配置された操作軸153であって、一端部に前記第三傘歯車G3に噛合する第四傘歯車G4が配置されるとともに、他端部に可動側クランプ片5bを開閉操作するための楕円状のカムcamが配置された操作軸153とを備える。
かかる構成の間接活線工具用電流計1Cによれば、絶縁操作棒2の回動によって、操作部16及び回動軸150が回動し、この回動が第一傘歯車G1〜第四傘歯車G4を介して操作軸153に伝達され、操作軸153の回動に伴ってカムcamが回動し、カムcamの回動によって可動側クランプ片5bが固定側クランプ片5aに対して接離することになる。
1,1A,1B,1C…間接活線工具用電流計、1a…電流計本体、10…クランプ部、10a,3a,4a…固定側クランプ片、10b,3b,4b…可動側クランプ片、5…ストッパ、15,G…駆動伝達部、16…操作部、17…クラッチ、18…ウォームギヤ、19…ウォームホイール、150,151…回動軸、11,43a,43b…滑り止め部材、2…絶縁操作棒、22…接続部、L…ロック機構、C…通電部、MC…磁気コア

Claims (4)

  1. 開閉可能な一対のクランプ片を有するクランプ部であって、該一対のクランプ片が閉じられることによって該一対のクランプ片が計測の対象となる通電部を囲むクランプ部と、絶縁操作棒に連結可能で、絶縁操作棒の周方向の回動によって回動する操作部と、該操作部の回動に伴って一対のクランプ片を開閉する駆動伝達部とを備えたことを特徴とする間接活線工具用電流計。
  2. 前記駆動伝達部は、前記操作部が連結された回動軸と、該回動軸に設けられたウォームギヤと、該ウォームギヤに噛合するウォームホイールであって、前記一対のクランプ片のうち、一方のクランプ片に対し接離可能に構成された他方のクランプ片の回転中心と同心に回転するウォームホイールとを備えたことを特徴とする請求項1に記載の間接活線工具用電流計。
  3. 前記駆動伝達部は、閉状態にある前記一対のクランプ片に対する閉方向のさらなる移動を規制するストッパ又はクラッチを有することを特徴とする請求項1又は2に記載の間接活線工具用電流計。
  4. 前記一対のクランプ片の互いの対向面のそれぞれには、滑り止め部材が配置されたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の間接活線工具用電流計。
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