JP2001004672A - 可搬型光電流計 - Google Patents

可搬型光電流計

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JP2001004672A
JP2001004672A JP11180644A JP18064499A JP2001004672A JP 2001004672 A JP2001004672 A JP 2001004672A JP 11180644 A JP11180644 A JP 11180644A JP 18064499 A JP18064499 A JP 18064499A JP 2001004672 A JP2001004672 A JP 2001004672A
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JP11180644A
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Onori Ishikawa
大典 石河
Koji Kasai
孝二 笠井
Toshishige Tono
利榮 東野
Ryuichi Imura
隆一 居村
Tatsuo Tsukamoto
達雄 塚本
Osamu Tsurumi
治 鶴見
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HOKURIKU KEIKI KOGYO KK
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
HOKURIKU KEIKI KOGYO KK
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高電圧配電線の電流を簡単かつ安全に測定す
る。 【解決手段】 配電線への引っかけ部を有する第1のケ
ースと、引っかけ部に下方から嵌め込まれる第2のケー
スを有し、ねじ棒を回転させることにより第2のケース
を第1のケースに向けて移動させる。第2のケースに磁
気光学磁界センサを設け、光ファイバにより、磁気光学
磁界センサから演算回路部に信号の伝達を行なってい
る。取付取外しの簡略化と安全性を考慮し長い絶縁操作
棒を使用して作業を行う構成としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電線に流れる電流を光
の強度変化により測定する光電流計に関し、特に電力用
の高圧配電線の電流を測定する光電流計に関する。
【0002】
【従来の技術】電力用の配電線は、電力の供給のために
変電所から広い地域に枝状に張りめぐらされており、そ
の仕様は3相6600Vの高電圧となっている。各家庭
へは、この配電線の電圧を変圧器で降圧して供給され
る。変電所から導出された配電線は、その先に接続され
る需要家の負荷の大きさに応じてその太さを変え、所望
の電力需要に対応できるように管理されている。都市化
と生活の高度化で電力需要は増加し、配電線の電流測定
など日々の管理は益々重要となっている。従来、配電線
の電流測定では、鉄芯に細い電線を巻き付け、その鉄芯
の貫通孔に配電線を通す装置を用いる。前記細い電線の
両端から得られる2次電流を測定し1次側である配電線
の電流を検出していた。これは、電気式電流計といわれ
るものである。しかしこの電気式電流計の構成では、検
出部が高電圧部分に近接しているので、1次側である配
電線に雷などの作用により瞬間的な高電圧が印加された
場合、検出部で観測する作業者に危険が及ぶ可能性があ
った。
【0003】そのため電気式電流計では、検出部の絶縁
性を高めるため、厚い樹脂層で電流検出部を覆うなどの
対策を実施してきた。しかし、このような対策では、危
険性が多少減る程度でまったく除かれるわけではない。
またこの対策により電流検出部が非常に重くなり保守点
検をする作業者、及び電流検出部が設置される配電線に
とっても望ましいものではなかった。
【0004】図7は従来から使用されている電気式電流
計(光式に対して光ファイバーを用いないものを電気式
と呼ぶ)の斜視図であり、商品名が「屋外用高圧フック
CT」という竹本電機計器株式会社より販売されている
装置である。電流測定範囲は0〜1000A、最高使用
回路電圧は6900Vであり、重量は約3.5kgとな
っている。図7は、配電線101に電気式電流計が設置
された状態を示す斜視図である。電気式電流計は、高圧
フック部102と、高圧フック部102から導出された
電線103を有し、電線103の端部のコネクタにより
回路表示部104に接続される。高圧フック部102
は、配電線101に引っかける円弧状のコア105、コ
ア105を保持する絶縁樹脂部106、高圧フック部1
02を持つための取っ手部107より構成されている。
コア105には、開閉可能な電線挿入部108が設けら
れている。取っ手部107の上端と配電線101に引っ
かけるコア105との間の距離は約20cmとなってい
る。
【0005】高電圧配電線の電流を測定する他の方法と
して、光ファイバーと光センサを利用した方法が実用化
されつつある。近年の光学素子技術、光応用計測技術、
光通信技術の進歩に伴い、光センサ装置や小型化された
光通信用光部品が実用化されつつある。たとえば光セン
サ装置は、高い絶縁性や雷等による電磁誘導ノイズに強
い等の特性を生かして電力分野への応用が着実に進んで
いる。光電流センサ装置に関する従来技術の例がNat
ional Technical Report Vo
l.38 No.2 p127(1992)に示されて
いる。光を利用した電流計では、電流が流れている電線
の周囲に発生する磁力線を磁気光学結晶を用いた磁界セ
ンサにより検知し、電流に換算する方法を用いている。
【0006】図8は従来の光による電流測定用センサ装
置の構成の斜視図である。本装置は、分離可能な上部ケ
ース202と下部ケース203で構成され、上部のケー
ス202の中央部のコア内蔵部204にコアが収納され
ている。下部ケース203には光センサモジュール(図
示せず)が収納されている。上部ケース202と下部ケ
ース203は4本の固定ねじ205で結合されている。
本装置を配電線201に取り付けるときは、配電線20
1に作業車で近づき作業者が直接工具を用いて固定ねじ
205をゆるめて設置する。一度設置すると、1〜15
年程度の長期間取り外さない。すなわちこの装置は短期
間で取り外したりはせず、配電線に取り付けたまま、事
故などの発生を長期間にわたって常時監視する目的に用
いる。下部ケース203の下部から光ファイバケーブル
206が導出される。光ファイバケーブルは、光入力及
び出力用の2本の光ファイバ心線207を有する構成と
なっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】電気式電流計では、高
電圧が印加されている配電線101に高圧フック部10
2を引っかける際、作業者の手と配電線101の間隔は
約20cmとなる。また高圧配電線101と作業者の身
体の間隔は70〜80cmとなり、作業者の頭部と高圧
配電線101の間は40〜50cmしか距離が保てな
い。このような状況での作業は安全作業とは言えず、危
険作業の範囲に入る。高圧フック部102においては、
配電線101に使用される太さの異なる電線に対応する
ため、電線挿入部108を大きく形成しており、コア1
05にも大きな隙間を設けた構成となっている。このた
め高圧フック部102は配電線101に沿って動いてし
まうことがある。このような理由からこの電気式電流計
は短時間の電流測定にのみ使用され、電気式電流計を配
電線101に設置したまま作業者がその場を離れるよう
なことはしていなかった。
【0008】また電気式電流計では、回路表示部104
は電線103で高圧フック部102に接続されている。
従って測定する作業者の手元まで高電圧が印加され、作
業者に危険が及ぶことが予想される。例えば高圧フック
部102に絶縁劣化が生じたり、配電線101に雷など
による高電圧が印加された場合、絶縁破壊が生じ測定作
業者を高圧感電の危険にさらすおそれがある。図7およ
び図8で示す構成の光による電流測定用センサ装置にお
いても、検出部を配電線201に設置するときは高所作
業車を利用して、高圧配電線の極く近傍まで接近する必
要がある。
【0009】上記の各従来例の問題点をまとめると以下
のようになる。電気式電流計では、配電線に電流計を設
置する場合、作業者の手を高電圧配電線に近づける必要
があるが、高電圧が印加された状態では距離が短かいの
で非常に危険な状況である。そのため設置時は通電を止
め、設置してから通電前に作業者は電流検出部から手を
離し、配電線から安全な距離のところまで離れることが
必要であった。しかし、検出部本体の重量を支えきれな
い細い配電線への設置においては、配電線に設置した後
も作業者が支える必要があった。さらに電流検出信号を
電線により回路部まで導くので、雷などにより発生する
瞬間的な高電圧の危険が作業者及び回路部にまでおよぶ
ことがある。このような理由により、高圧環境下で配電
線から離れたところで安全に電流測定ができる測定器が
望まれている。
【0010】一方、光による電流測定装置でも、配電線
に設置する場合には、電気式と同様に配電線の極く近傍
まで接近し、装置を電線に固定して光ファイバを導出す
る必要があった。この電流測定装置は、配電線管理の自
動化の一環として配電線に設置され、1〜15年の長期
間配電線の事故情報などの検知を主眼としている。従っ
て負荷の監視においても、本装置を設置した特定の配電
線のみを測定する。負荷の変化,配電線の高調波発生な
どを把握するための配電線の情報収集は、あらゆる電気
設備において必要である。そこで簡単かつ安全に設置で
き、短期間たとえば1週間〜1ヶ月程度設置してその間
情報を収集しつづけるような電流計が望まれていた。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の可搬型光電流計
は、電線を導入するための円弧状に、形成した端部に磁
気コアを内蔵した絶縁体の第1のケース、前記第1のケ
ースの円弧状の端部に離接可能に形成され、前記円弧状
の端部に接したとき前記磁気コアとともに磁気回路を形
成する他の磁気コアを内蔵する絶縁体の第2のケース、
前記磁気回路中に設けられた磁気光学磁界センサ、前記
磁気光学磁界センサに光を導入し、磁気光学磁界センサ
を通過した光を導出する光ファイバケーブル、前記第2
のケースを、前記第1のケースの円弧状の端部に離接す
るための、前記第1のケースに設けられためねじと、前
記めねじに係合し、前記第2のケースを貫通するととも
に、第2のケースにばねを介して結合されたおねじ、前
記おねじの一端に回転可能に設けられ、前記おねじの回
転により、前記第1のケースの円弧状の端部内に移動し
て前記端部内に挿入された電線を押さえる配電線押さえ
台、前記おねじの他端に設けられた絶縁操作棒挿入金
具、及び前記絶縁操作棒挿入金具に挿入して前記おねじ
を回転させるための取り付け取り外し可能な所定長の絶
縁操作棒を備える。
【0012】本発明の可搬型光電流計では、絶縁操作棒
の長さを被測定電圧に対して安全な寸法に選定すること
により、作業者は高圧配電線から離れた位置で、光電流
計の取り付け取り外しを行うことができ、作業者の安全
が確保される。取り付け時には絶縁操作棒を回すことに
よりおねじが回転し、配電線押さえ台が第1のケースの
円弧状の端部内に入り込む。その結果、配電線は円弧状
端部と配電線押さえ台に挟まれて固定される。従って光
電流計は配電線の所定箇所に固定される。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好適な実施例を
添付の図1から図6を参照して説明する。 《実施例》図1は本発明の実施例の可搬型光電流計の斜
視図である。図において、この可搬型光電流計は、可搬
型電流検出部11と回路部12から構成されている。可
搬型電流検出部11は、円弧状の端部に馬蹄形コア29
を内蔵した樹脂等の絶縁物製の第1のケース13と、磁
気光学磁界センサ31を内蔵した同絶縁物製の第2のケ
ース14とを有している。磁気光学磁界センサ31は、
磁界により光の偏光面が変化する磁気光学素子を用いた
センサである。偏光面の変化から電線の周囲の磁界の強
さを計測して電流の大きさを知ることができる。第1の
ケース13の下端には、第2のケース14を第1のケー
ス13に沿って移動させるための機構であるめねじ15
が設けられている。第2のケース14にはおねじ16が
貫通する孔14Aが設けられている。そのおねじ16は
めねじ15に係合している。おねじ16の上端には配電
線押さえゴム20を保持する配電線押さえ台28が設け
られている。おねじ16は、配電線押さえ台28に回転
可能に保持されている。おねじ16を回転させると、配
電線押さえ台28は回転せずにその直線状の側面が第1
のケース13の内壁面を摺動しつつ上下に移動する。お
ねじ16の下端には絶縁操作棒挿入金具17が設けられ
ている。絶縁操作棒挿入金具17には絶縁操作棒23を
着脱することができる。絶縁操作棒23の長さは0.6
m以上であり、望ましくは1ないし1.5mである。絶
縁操作棒挿入金具17の上部には、ばねガイド7が設け
られている。ばねガイド7は、おねじ16が挿入される
圧縮コイルばね8の下端部を受ける。圧縮コイルばね8
の上端部は、おねじ16が挿入される孔9Aを有する押
上げ板9の下面に接している。押上げ板9と第2のケー
ス14とは2本の押上げピン10により連結されてい
る。第2のケース14の下端から、一端が第2のケース
14内の磁気光学磁界センサ31に接続された光ファイ
バケーブル18が導出され別置きの回路部12に接続さ
れている。
【0014】第1のケース13の円弧状部の内側には配
電線押さえゴム19が設けられている。配電線押さえ台
28には配電線押さえゴム20が設けられている。配電
線押さえゴム19,20にはそれぞれ配電線溝21が形
成されている。第1のケース13に沿って第2のケース
14を移動させるとき、第2のケース14のぐらつきを
防止するため、第1のケース13には上下スライドガイ
ド22が設けられている。第1のケース13に、第2の
ケース14を移動可能に支持するガイド溝(図示省略)
を設け、第2のケース14が、第1のケース13に対し
て平行移動する構成にしてもよい。
【0015】この可搬型光電流計を配電線26に取り付
けるときは、絶縁操作棒挿入金具17に絶縁操作棒23
を取り付け、絶縁操作棒23を持って第1のケース13
の円弧部13Aを配電線26に引っ掛ける。次に絶縁操
作棒23を、おねじ16が上昇する方向に回転させると
配電線押さえ台28も上昇する。第2のケース14は押
上げばね8に押されて上昇する。第2のケース14の内
蔵コア部24が、第1のケース13の馬蹄形コア29の
端部25に接すると、第2のケース14の上昇は止ま
る。この状態を図2に示す。さらに絶縁操作棒23を回
し続けると配電線押さえ台28のみが上昇する。おねじ
16の上昇により、押上げばね8は圧縮されるので、第
2のケース14のコア部24は第1ケースの端部25に
強く押し付けられる。これにより、馬蹄形コア29の端
部25と内蔵コア部24は密着する。
【0016】図3は、第1のケース13の円弧部13A
と配電線押さえ台28が配電線26を挟んで停止した状
態を配電線26の長手方向から見た側面図である。図に
おいて、第1のケース13に設けられた馬蹄形コア29
と第2のケース14に設けられた補助コア30が磁気回
路を形成し、この磁気回路中に磁気光学磁界センサ31
が配置されている。配電線26は、配電線押さえゴム1
9及び20によって挟まれている。配電線26の太さが
変っても、配電線押さえ用ゴム台28が上下機構ねじ1
6により押し上げられ、第2のケース14から分離して
上昇するので配電線26を確実に挟むことができる。第
1のケース13に設けられている馬蹄形コア29の端部
25は、第2のケース14に設けられている内蔵コア部
24の端部に対向する。配電線26に流れる電流によっ
て生じる磁力線(図示せず)は馬蹄形コア29とコア部
24及び、コア部24の間に設置された磁気光学磁界セ
ンサ31を通る。配電線押さえ台28は第2のケース1
4に固定されていないので第2のケース14のコア部2
4は常に第1のケース13の馬蹄形コア端部25に当接
した状態を保つ。すなわち配電線26が馬蹄形コア29
の内側のどの位置にあっても馬蹄形コア29とコア部2
4の位置関係は変化しない。
【0017】図4は、第2のケース14に設ける補助コ
ア30Aの位置と寸法を変更した例を示す側面図であ
る。この例においては、第2のケース14が第1のケー
ス13に当接したとき、補助コア30Aが馬蹄形コア2
9の内側に入り込むように構成されている。図4は第2
のケース14を第1のケース13に接触させたとき、第
2のケース14内の補助コア30Aが馬蹄形コア29の
内側32に位置した状態を示している。この例では磁気
光学磁界センサ31と配電線26との距離が図3の場合
より短いので、配電線26の近傍にある他の配電線(図
示省略)の磁力線による影響を軽減することができる。
第1のケース13の馬蹄形コア29の端部25には第2
のケース14の凸部33が突き当って止まる構成は図3
と同様である。この構成にする理由は、電流を測定しよ
うとする配電線26の磁界が他の配電線の磁界の影響を
出来るだけ受けないようにすることである。
【0018】図5は、図3に示す状態における馬蹄形コ
ア29とコア部24の位置関係を、コアのみを取り出し
て示した斜視図である。図5においては、馬蹄形コア2
9の馬蹄形コア端部25にコア部24が接するように各
々のケース内で位置決めされる。
【0019】図6は、図4に示す状態における馬蹄形コ
ア29と補助コア30Aの位置関係を、コアのみ取り出
して示した斜視図である。馬蹄形コア29の内側に補助
コア30Aが入り込んで第1のケース13内で位置決め
される。
【0020】本実施例では電流計を可搬型として説明を
したが、配電線に常時固定して電圧を測定する固定型の
電流計として使用することが可能である。回路部12
は、電柱の中程に固定して光ファイバケーブル18を回
路部12に接続するのが望ましい。絶縁操作棒23は、
ガラスエポキシ系の棒かあるいは木製の棒でもよく、絶
縁操作棒23の頭部が絶縁操作棒挿入金具17に取り付
け可能な構造であればよい。さらに絶縁操作棒挿入金具
17にトルク管理部材を設け、配電線押さえゴム19、
20による配電線29の締付け力を常に一定とするよう
な構成にしてもよい。
【0021】
【発明の効果】前記実施例の詳細な説明から明らかなよ
うに、本発明により以下に示すような効果を得ることが
できる。 (a)長い絶縁操作棒の先端に可搬型光電流検出部を設
けているので高所の配電線に容易に取り付け取り外すこ
とができる。絶縁操作棒を長くしたことにより、配電線
から所定の距離を保った状態で電流測定ができるので安
全性が高い。 (b)第1のケースと第2のケースで配電線を締付けて
固定するため、光電流計は配電線の所定位置に確実に固
定され、数ヶ月以上の長期間連続して設置することがで
きる。その間連続的に電流測定をすることが可能であ
る。また、電流検出部と回路部が周囲の設備から独立し
ているので移設が簡単にできる。 (c)長い絶縁操作棒を備えることにより、高所作業車
のバスケットの位置をより低い位置にすることができ、
安全性が高くなる。また配電線への取り付け、取り外し
が簡単なため、1台の可搬型電流計で3相の配電線の3
本の電線の電流を敏速に測定できる。 (d)配電線の電線径が異なる場合でも、確実に固定す
ることができ種々の線径に対応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の可搬型光電流計の斜視図
【図2】本発明の実施例の可搬型光電流計において、第
2のケースを上昇させた状態を示す斜視図
【図3】本発明の実施例の可搬型光電流計において、第
1のケースと配電線押さえ台により配電線を挟んだ状態
を示す側面図
【図4】本発明の実施例の可搬型光電流計において、第
2のケース内コアの位置を変えた例を示す側面図
【図5】本発明の実施例の図3に示す例の、馬蹄型コア
と補助コアの位置関係を示す斜視図
【図6】本発明の実施例の図4に示す例の、馬蹄型コア
と補助コアの位置関係を示す斜視図
【図7】従来の電気式電流計の斜視図
【図8】従来の光による電流測定用センサ装置の斜視図
【符号の説明】
7 ばねガイド 8 押上げばね 9 押上げ板 9A 孔 10 押上げピン 11 可搬型電流検出部 12 回路部 13 第1のケース 13A 円弧部 14 第2のケース 14A 孔 15 めねじ 16 おねじ 17 絶縁操作棒挿入金具 18 光ファイバケーブル 19 配電線押さえゴム 20 配電線押さえゴム 21 配電線設置溝 22 スライドガイド 23 絶縁操作棒 24 第2のケースの内蔵コア部 25 馬蹄形コア内蔵端部 26 配電線 27 配電線の挿入方向を示す矢印 28 配電線押さえ台 29 馬蹄形コア 30 補助コア 31 磁気光学磁界センサ 32 内側 33 凸部 101 配電線 102 高圧フック部 103 電線 104 回路表示部 105 コア 106 絶縁樹脂部 107 取っ手部 201 配電線 202 上部ケース 203 下部ケース 204 コア内蔵部 205 上下固定ねじ部 206 光ファイバケーブル 207 光ファイバ心線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 笠井 孝二 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 東野 利榮 石川県石川郡野々市町高橋町18番1号 北 陸計器工業株式会社内 (72)発明者 居村 隆一 石川県石川郡野々市町高橋町18番1号 北 陸計器工業株式会社内 (72)発明者 塚本 達雄 石川県石川郡野々市町高橋町18番1号 北 陸計器工業株式会社内 (72)発明者 鶴見 治 石川県石川郡野々市町高橋町18番1号 北 陸計器工業株式会社内 Fターム(参考) 2G025 AA03 AA17 AB10 AC06 2G035 AA12 AB08 AD19 AD35 AD37

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被測定電線を挿入するための円弧状に形
    成し端部に第1の磁気コアを内蔵した、絶縁体の第1の
    ケース、 前記第1のケースの円弧状の端部に離接可能に形成さ
    れ、前記円弧状の端部に接したとき前記磁気コアと磁気
    的に結合して磁気回路を形成する第2の磁気コアを内蔵
    する絶縁体の第2のケース、 前記磁気回路中に設けられた磁気光学磁界センサ、 前記磁気光学磁界センサに光を導入し、磁気光学磁界セ
    ンサを通過した光を導出する光ファイバケーブル、 前記第2のケースを、前記第1のケースの円弧状の端部
    に離接するための、前記第1のケースに設けられためね
    じと、前記めねじに係合し、前記第2のケースの孔を貫
    通するとともに、第2のケースにばねを介して結合され
    たおねじ、 前記おねじの一端に回転可能に設けられ、前記おねじの
    回転により、前記第1のケースの円弧状の端部内に移動
    して前記端部内に挿入された電線を押さえる配電線押さ
    え台、 前記おねじの他端に設けられた絶縁操作棒挿入金具、及
    び前記絶縁操作棒挿入金具に挿入して前記おねじを回転
    させるための取り付け取り外し可能な所定長の絶縁操作
    棒を備えた可搬型光電流計。
  2. 【請求項2】 前記第1のケースの円弧状の端部の内
    面、及び前記配電線押さえ台の上面に、それぞれ溝付の
    配電線押さえゴムを設けたことを特徴とする請求項1記
    載の可搬型光電流計。
  3. 【請求項3】 前記第2のケースが前記第1ケースに接
    するとき、前記第2のケースが所定の範囲内で移動して
    前記第2のケースの第2の磁気コアが前記第1のケース
    の第1の磁気コアへの密着を可能にするように、前記第
    2のケースの前記おねじの貫通孔は前記おねじの外径よ
    り大きくなされていることを特徴とする請求項1記載の
    可搬型光電流計。
  4. 【請求項4】 前記第2のケースの第2の磁気コアは、
    前記第1のケースの円弧状部内の第1のコアの下部の外
    側の幅に実質的に等しい寸法になされていることを特徴
    とする請求項1記載の可搬型光電流計。
  5. 【請求項5】 前記第2のケースの磁気コアは、前記第
    1のケースの円弧状部の内側に挿入されるように形成さ
    れた請求項1記載の可搬型光電流計。
  6. 【請求項6】 前記絶縁操作棒の長さは0.6m以上で
    あることを特徴とする請求項1記載の可搬型光電流計。
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