JP2017145646A - ラケットボール競技用コートの壁面フレーム - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、熱膨張による歪みなどが生じにくく、さらには、施工しやすいラケットボール競技用コートの壁面フレームを提供する。【解決手段】ラケットボール競技用コートの壁面フレーム1は、縦方向に並行する縦枠部材2と、縦枠部材2の少なくとも下端部及び上端部に対向するように突出させた連結部22と、連結部22に縦枠部材2と隙間4を設けて連結し、縦枠部材2間に架け渡した横枠部材3と、を備えたことを特徴とし、さらには、一方の側端面11に設けた縦方向の凸条又は凹溝からなる嵌合部25aと、他方の側端面11に嵌合部25aと嵌合可能な凹溝又は凸条からなる被嵌合部25bと、を備えることができる。【選択図】図2

Description

本発明は、ラケットでボールを壁面に打ち当てる競技、例えば、パデルやスカッシュなどの競技用コートの壁面を形成するための壁面フレームに関する。
近年、新しいスポーツとしてスカッシュやパデルなど(以下、ラケットボール競技ともいう。)が日本国内でも普及しつつある。スカッシュやパデルはともにテニスに似た競技であるが、少なくとも前後を壁に囲まれたコートで行うものである。
スカッシュは、シングルスにおいて2名がラケットを使用してボールを交互に打ち合い、全ての打球は前方の壁に向かって打つ必要があるが、他の壁を利用してもよい。
パデルは、テニスと似たルールであるが、前後を壁で囲まれたコートで行なわれ、壁を利用して打ち返してもよい競技である。
ラケットボール競技用コートに関する発明としては、例えば、以下に示すものがある。
下記特許文献1には、長方形のゲームフロアーの前後及び左右に立設されるフロントウォール、バックウォール、及び一対のサイドウォールがそれぞれ合成樹脂材料からなる複数枚の透明な壁板が用いられて形成され、前記各ウォール相互が室温変化による熱膨張によって押し合わないように、それらの各ウォールの少なくとも一端側にその伸長を許容する隙間が形成されるか、もしくは、隣合う二つのウォールのうちの一方の端部と他方の端部とがT字を呈するように配置されて双方が外方に向けて伸長できるようにされていることを特徴とするスカッシュ等の競技用コートが示され、透明な合成樹脂材料の膨張を吸収できるようにしてある。
下記特許文献2には、長方形のゲームフロアーの前後及び左右にそれぞれフロントウォール、バックウォール、及びサイドウォールが立設されてなり、前記四面のウォールのうちの少なくとも一つが、競技用の壁面を形成する合成樹脂材料からなる透明な板状壁体と、この板状壁体と同一の合成樹脂材料からなり、前記板状壁体の外面に直交するようにその一端面が当接せしめられた板状の補強支持体と、所要の長さを有する長穴が横向きに形成されていて前記板状壁体の外面に当接せしめられた横辺部と前記補強支持体に固定された縦辺部とからなるL形アングル部材と、前記板状壁体と補強支持体とを前記L形アングル部材を介して連結すべく、前記L形アングル部材の横辺部に形成された長穴に挿入されてその雄ねじ部が前記板状壁体に螺入されたボルト類と、を具備して構成されており、前記補強支持体に対して前記板状壁体が前記長穴の長さに応じて横幅方向に伸縮移動できるようにされていることを特徴とする、スカッシュ及びラケットボール競技用コートが示され、透明な合成樹脂材料の膨張を吸収できるようにしてある。
また、下記特許文献3には、複数の分割基台をボルト類等を用いて必要に応じて分離できるように連結して矩形の枠台を組み立て、この枠台に複数の分割壁体をボルト類等を用いて必要に応じて取り外すことができるように取り付けるとともに、前記分割壁体のうちの隣合うもの同士をボルト類等を用いて必要に応じて分離できるように連結することにより、フロントウォール、バックウォール、及び左右のサイドウォールを形成するようにされてなるスカッシュ等の競技用コートが示され、スカッシュやパデルなどの競技用コートを容易に設置及び撤去ができるようにしてある。
特開平7−317350号公報 特開平7−124287号公報 特開平7−317349号公報
スカッシュやパデルなどの競技人口は、今後日本国内でも増加することが予想され、これらのための競技用コートが多く増設されることが見込まれる。
本発明者は、例えば、金属などからなる矩形状枠にガラスや透明樹脂などからなる透明板を固定したフレームを複数配列して壁面を形成すれば、比較的簡単にコートを設営できるのではないかと考察した。
しかし、上記特許文献1又は2に示すように、スカッシュやパデルなどの競技用コートには熱膨張の問題があり、壁面に金属などからなる枠を用いた場合は金属が伸縮して壁面に歪みが生じるおそれがあった。
そこで、本発明の目的は、熱膨張による歪みなどが生じにくく、さらには、施工しやすいラケットボール競技用コートの壁面フレームを提供することにある。
本発明の一実施形態のラケットボール競技用コートの壁面フレームは、縦方向に並行する縦枠部材と、縦枠部材の少なくとも下端部及び上端部に対向するように突出させた連結部と、前記連結部に縦枠部材と隙間を設けて連結し、縦枠部材間に架け渡した横枠部材と、を備えたことを特徴とする。
このような構成とすることにより、縦枠部材と横枠部材との間に隙間を設けてあるため、横枠部材が熱により伸びても縦枠部材に影響を及ぼさず、歪みの少ない壁面を形成することができる。
上記形態のラケットボール競技用コートの壁面フレームは、前記横枠部材に設けた横長孔と、前記連結部に設け、締結部材を締結できる締結孔と、前記横長孔に挿し通しつつ、前記締結孔に締結できる締結部材と、を備えることができる。
このような構成とすることにより、横長孔に締結部材を挿し通してあるので、横枠部材が熱により伸縮しても縦枠部材に影響を及ぼさず、歪みの少ない壁面を形成することができる。
上記形態のラケットボール競技用コートの壁面フレームは、一方の側端面に設けた縦方向の凸条又は凹溝からなる嵌合部と、他方の側端面に前記嵌合部と嵌合可能な凹溝又は凸条からなる被嵌合部と、を備えることができる。
このような構成とすることにより、隣接するフレーム側端面の嵌合部と被嵌合部とを嵌合すれば、位置合わせすることができフレームを直線状に容易に配列することができる。
上記形態のラケットボール競技用コートの壁面フレームは、前記縦枠部材及び前記横枠部材はアルミ材から形成することができる。
このような構成とすることにより、熱膨張率の高いアルミ材でもラケットボール競技用コートの壁面を形成して熱による歪みが生じないようにすることができる。また、フレームの軽量化も図ることができ、施工作業も容易になる。
上記形態の壁面フレームは、平面視矩形状に配して壁面を形成し、ラケットボール競技用コートを造成することができる。この競技用コートは、施工しやすいため工期を短縮でき、壁面に熱膨張による歪みなどが生じにくいためメンテナンスが容易になるなどのメリットがある。
本発明の一実施形態の壁面フレームを用いたパデル競技用コートの一例を示した斜視図である。 本発明の一実施形態の壁面フレームを示した斜視図である。 図2の壁面フレームの一方の縦枠部材付近を示した分解斜視図である。 図2の壁面フレームの連結部付近を示した拡大断面図である。 図2の壁面フレームの固定具付近を示した拡大断面図である。 図2の壁面フレームを支持する支持具の一例を示した斜視図である。 図6の支持具の平面図である。
以下、本発明の一実施形態のラケットボール競技用コートの壁面フレームを説明する。
本実施形態では、図1に例示するようなパデル競技用コートのフロントウォール又はバックウォールなどとして用いる場合を示すが、これに限定するものではない。ラケットボール競技としては、パデルの他、スカッシュなどを挙げることができる。
本発明の一実施形態のラケットボール競技用コートの壁面フレーム1は、図2などに示すように、縦枠部材2に横枠部材3を固定して矩形枠状に形成したものであり、縦枠部材2と横枠部材3との間には隙間4を設けてある。壁面フレーム1の一面側には、ガラスなどの透明板材5や金網などを固定することができるようにしてある。なお、図2においては、手前側が透明板材5などを固定するコート側になる。以下の説明において、図2の上下方向を縦方向、左右方向を横方向という。
縦枠部材2は、図2又は図3などに示すように、壁面フレーム1の縦枠を構成するものであり、平面部2aと側面部2bとを備えたリップ溝形の長尺材から形成してなり、2本の縦枠部材2を、開口部21を対向させて縦方向に並列させて配してある。縦枠部材2の上端部及び下端部には、図3又は図4に示すように、開口部21内に納まるように連結具6を固定して連結部22を形成してある。連結部22は横枠部材3を連結できる。
本実施形態では、連結部22を上端部及び下端部に形成してあるが、これに限定されるものではなく、縦枠部材2の少なくとも上端部及び下端部に設けてあればよい。
平面部2aは、壁面フレーム1を形成した際に側端面11になる。平面部2aの幅中心付近には、図3に示すように、内側に台形状に隆起させた締結面部23が形成してある。締結面部23には適宜間隔で締結孔23aが形成してある。
本実施形態では縦方向に5つの締結孔23aが形成してあり、上下の2つの締結孔23aは連結具6を固定するために用い、中間の締結孔23aは透明板材5を固定する固定具7を固定するために用いる。
縦枠部材2の内面側は、平面部2aに2つの凸条24が形成してあり、2つの凸条24は開口部21の幅と略同幅に形成し、縦方向に並行する。凸条24間には、図5などに示すように、連結具6又は固定具7が納まるようにしてある。
一方の縦枠部材2(図2では右側)の外面側には、図3、図5などに示すように、平面部2aの両縁部付近に縦方向の凸条又は凹溝からなる嵌合部25aが形成してある。本実施形態では、コート側(図2の手前側)が凹溝としてあり、外側(図2の奥側)が凸条としてある。
他方の縦枠部材2(図2では左側)の外面側には、図2などに示すように、平面板部2aの両縁部付近に凸条又は凹溝からなる被嵌合部25bが形成してある。本実施形態では、コート側(図2の手前側)が凸条としてあり、外側(図2の奥側)が凹溝としてある。
嵌合部25aは、他の壁面フレーム1の被嵌合部25bに嵌合できるように形成してあり、複数の壁面フレーム1を横方向に並べた際に位置合わせができるようにしてある。
縦枠部材2の内面側には、図5に示すように、側面部2bに浅溝状の凹溝26が縦方向に形成してある。凹溝26は、ナットの二面幅と略同幅に形成してあり、壁面フレーム1をコンクリート床面などに固定する支持具8に締結固定するためなどに用いる。
一方の縦枠部材2(図2では右側)には、図2又は図3などに示すように、コート側の縁部(図2では手前側)に断面矩形状に膨出した膨出部27が形成してあり、壁面フレーム1に固定した透明板材5などにより形成される目地の隙間を埋めることができる。膨出部27の突出幅は、透明板材5の厚さとほぼ同じにすることが好ましい。
縦枠部材2の長さは、特に限定するものではないが、約1m〜約6m、特に約3m〜約5mに形成することが好ましい。
連結具6は、図3又は図4などに示すように、細長長方形状の板材をコの字状に折り曲げた形状としてあり、連結面部61の上端部から延びる上片62と、下端部から延びる下片63とを備え、縦枠部材2に固定して連結部22になる。
連結具6は、図4に示すように、上片62及び下片63が同方向に延び、上片62が下片63よりも張り出した形状とし、上片62及び下片63には、横枠部材3が嵌め込みできる。上片62及び下片63は、先端部側を間隔が狭まるクランク状に形成してある。上片62の先端部付近には締結孔64が形成してあり、ねじなどの締結部材91が締結できるようにしてある。連結面部61には孔部65が形成してある。ねじなどの締結部材92を、孔部65に挿し通し、縦枠部材2の締結孔23aに締結して連結具6が縦枠部材2に固定できるようにしてある。
横枠部材3は、図2又は図3に示すように、壁面フレーム1の横枠を構成するものであり、断面横長長方形状の中空長尺材から形成してなる。横枠部材3は、両端面を連結部22に連結して縦枠部材2間に架け渡すように固定してある。縦枠部材2と横枠部材3との間には、図4に示すように、隙間4を設け、横枠部材3が熱膨張しても縦枠部材2に影響を及ぼさず歪みを生じにくくさせてある。
横枠部材3の内部には、図3に示すように、上面31及び下面32から突出した凸条33が横方向に形成してある。凸条33は、一方の側面34(図3では手前側)との間隔が連結具6の上片62(又は下片63)の幅と略同幅になる位置に形成し、上片62及び下片63が嵌合できるようにしてある。
横枠部材3の上面31の両端部付近には、図3に示すように、横長孔35が形成してあり、締結部材91を挿し通すことができる。締結部材91は、連結部22の締結孔64に締結して縦枠部材2に横枠部材3を固定できる。横長孔35を形成することにより、横枠部材3が熱膨張しても連結部22に影響を及ぼさず縦枠部材2を歪みにくくさせてある。横長孔35の長径は、特に限定するものではないが、締結部材91のねじ部径の1.2倍〜3倍にするのが好ましい。
横枠部材3の長さは、特に限定するものではないが、縦枠部材2の長さに対して1:1〜4:1(縦枠部材:横枠部材)、特に2:1〜3:1にするのが好ましい。
隙間4の間隔は、特に限定するものではないが、横枠部材3の長さに対して0.1%〜3%、特に0.3%〜1%にするのが好ましい。隙間4の間隔は、具体的には、約0.1mm〜約3mm、特に約1mm〜約2mmにすることが好ましい。
縦枠部材2及び横枠部材3は、特に限定するものではないが、金属などから形成することができ、特に軽量化や腐食などの観点からアルミ材が好ましい。
透明板材5は、ボールなどの衝撃に耐えられる透明ガラスや透明合成樹脂からなる矩形状板であり、壁面フレーム1と略同じ面積に形成してある。透明板材5は、図5などに示すように、固定具7を介して縦枠部材2に固定できる。透明板材5の両側縁部付近には、円形状の孔部51が適宜間隔で縦方向に形成してあり、締結部材93を挿し通して固定具7に固定できるようにしてある。締結部材93は透明板材5の表面が面一になるように皿ねじなどを用いることが好ましい。
固定具7は、図3又は図5に示すように、横長長方形状の板材を変形W字状に折り曲げた形状としてあり、透明板材5を固定する固定面71から縦枠部材2の内面側に沿わせた形状にし、固定面71の反対側の連結面72は、締結面部23に固定できるようにしてある。
固定面71には、円形状の孔部73が形成してあり、締結部材93を挿し通して透明板材5を固定できるようにしてある。
連結面72には、縦長孔74が形成してあり、ボルトなどの締結部材94を縦長孔74に挿し通すことができる。締結部材94を、縦長孔74に挿し通しつつ締結面部23の締結孔23aに締結することにより、固定具7を縦枠部材2に固定できる。縦長孔74を形成することにより、縦枠部材2が熱膨張しても固定具7に影響を及ぼさず透明板材5の歪みが生じにくくさせてある。縦長孔74の長径は、特に限定するものではないが、締結部材94のねじ部径の1.2倍〜3倍にするのが好ましい。
支持具8は、図6又は図7に示すように、壁面フレーム1をコンクリート床面などに固定するものであり、矩形板状の固定部81に、直角三角形板状の支持部82を垂直状に立ち上げて形成してあり、支持部82には矩形板状の接合面部83を適宜間隔で配してある。
固定部81の四隅付近には、孔部が形成してあり、コンクリート床面などに埋設したアンカーボルトなどを挿し通して床面に固定できるようにしてある。
接合面部83には、孔部84が形成してあり、ボルトなどの締結部材95を挿し通すことができる。締結部材95を、孔部84に挿し通し、さらに、縦枠部材2の側面部2b下部に設けた孔部に挿し通してナット97を締結することにより、壁面フレーム1を支持具8に固定できる。
以下、壁面フレーム1の組立方法の一例を示す。
まず、図3、図4などに示すように、縦枠部材2の上端部及び下端部に、開口部21側から連結具6を固定して連結部22を形成する。具体的には、連結具6の連結面部61と縦枠部材2の締結面部23とを接面させ、ねじなどの締結部材92を孔部65に挿し通しながら締結孔23aに締結することにより、連結具6を縦枠部材2に固定することができる。
次に、横枠部材3を、連結部22に嵌め合せ、縦枠部材2との間に隙間4を有するようにしながら固定する。具体的には、横枠部材3の端面に上片62及び下片63を嵌合し、ねじなどの締結部材91を、横長孔35に挿し通しながら連結部22の締結孔64に締結して、縦枠部材2と横枠部材3とを固定することができる。縦枠部材2と横枠部材3とに隙間4を有するようにするには、例えば、縦枠部材2と横枠部材3との間にスペーサなどを挿入しておき、固定した後、スペーサを取り外すことにより隙間4を形成することができる。
このように縦枠部材2と横枠部材3とを固定して壁面フレーム1を形成することができる。
壁面フレーム1の一面側には、透明板材5を固定することができる。
透明板材5を固定するには、まず、固定具7を縦枠部材2に固定する。具体的には、図3、図5などに示すように、固定具7の連結面72を縦枠部材2の開口部21から挿入し、連結面72と締結面部23とを接面させる。ねじなどの締結部材94を、縦長孔74に挿し通しながら締結孔23aに締結して固定具7を縦枠部材2に固定することができる。
次に、透明板材5を壁面フレーム1の一面側に配し、皿ねじなどの締結部材93を透明板材5の孔部51及び固定具7の孔部73に挿し通し、ナット96などで締結することにより、透明板材5を壁面フレーム1に固定することができる。この際、ゴムブッシュやゴムパッキンなどを介装してもよい。
壁面フレーム1を用いてラケットボール競技用コートを設営するには、例えば、以下の方法がある。
まず、コートの周囲に基礎コンクリートを打設して床面を形成するとともに、支持具8を固定するためのアンカーボルトを設置しておく。支持具8は床面に適宜間隔で配列し、固定部81の孔部にアンカーボルトを挿し通して床面に固定する。この際、支持具8の接合面部83をコート側に向かせる。
固定した支持具8の傍らに壁面フレーム1を配列して固定する。具体的には、透明板材5がコート側になるように壁面フレーム1を配し、縦枠部材2の側面部2bと支持具8の接合面部83とを接面させる。ボルトなどの締結部材95を接合面部83の孔部84に挿し通し、さらに、縦枠部材2の側面部2bの孔部に挿し通し、縦枠部材2の内面側からナット97を締結して固定することができる。この際、ナット97は、縦枠部材2の凹溝26に嵌合させておく。凹溝26はナット96の二面幅と略同幅としてあるので、ナット97が回転することがない。
支持具8に固定した壁面フレーム1の側方に他の壁面フレーム1を配する。この際、側端面11を嵌合部25aと嵌合部25bとが嵌合するように配することにより、位置合わせが容易にでき、壁面フレーム1を直線状に配することができる。他の壁面フレーム1を、前述と同様に支持具8に固定し、このような作業を順次繰り返してパデル競技用コートのフロントウォール又はバックウォールなどを設営することができる。
壁面フレーム1は、横枠部材3と縦枠部材2との間に隙間4を設けてあり、また、横長孔35に締結部材91を挿し通して固定してあるため、横枠部材3が熱膨張しても縦枠部材2に影響を及ぼさず歪みを生じにくい。透明板材5は縦枠部材2に固定してあるため、透明板材5も歪みが生じにくい。つまり、複数の壁面フレーム1を横方向に配列し、各フレーム1に透明板材5を固定しておけば、壁面は平坦面を保つことができる。
また、壁面フレーム1は、嵌合部25a及び被嵌合部25bが形成してあるので、壁面フレーム1と他の壁面フレーム1との位置合わせができ、また、各壁面フレーム1を容易に直線状に配することができるため、施工が容易である。
上記実施形態では、壁面フレーム1に透明板材5を配してあるが、金網などを配してもよく、ラケットボール競技用コートのサイドウォールなどを形成することができる。
上記実施形態の構成態様は、本発明を限定するものとして挙げたものではなく、技術目的を共通にするかぎり変更は可能であり、本発明はそのような変更を含むものである。
1 壁面フレーム
11 側端面
2 縦枠部材
2a 平面部
2b 側面部
21 開口部
22 連結部
23 締結面部
23a 締結孔
24 凸条
25a 嵌合部
25b 被嵌合部
26 凹溝
27 膨出部
3 横枠部材
31 上面
32 下面
33 凸条
34 側面
35 横長孔
4 隙間
5 透明板材
51 孔部
6 連結具
61 連結面部
62 上片
63 下片
64 締結孔
65 孔部
7 固定具
71 固定面
72 連結面
73 孔部
74 縦長孔
8 支持具
81 固定部
82 支持部
83 接合面部
84 孔部
91〜95 締結部材
96,97 ナット

Claims (5)

  1. 縦方向に並行する縦枠部材と、
    縦枠部材の少なくとも下端部及び上端部に対向するように突出させた連結部と、
    前記連結部に縦枠部材と隙間を設けて連結し、縦枠部材間に架け渡した横枠部材と、
    を備えたラケットボール競技用コートの壁面フレーム。
  2. 前記横枠部材に設けた横長孔と、
    前記連結部に設け、締結部材を締結できる締結孔と、
    前記横長孔に挿し通しつつ、前記締結孔に締結できる締結部材と、
    を備えた請求項1に記載のラケットボール競技用コートの壁面フレーム。
  3. 一方の側端面に設けた縦方向の凸条又は凹溝からなる嵌合部と、他方の側端面に前記嵌合部と嵌合可能な凹溝又は凸条からなる被嵌合部と、を備えた請求項1又は2に記載のラケットボール競技用コートの壁面フレーム。
  4. 前記縦枠部材及び前記横枠部材はアルミ材から形成してなる請求項1〜3のいずれかに記載のラケットボール競技用コートの壁面フレーム。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の壁面フレームを平面視矩形状に配して壁面を形成してなるラケットボール競技用コート。
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