JP2017144847A - ヘッドアップディスプレイ装置 - Google Patents

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信輔 久次
Shinsuke Hisatsugi
信輔 久次
伊藤 健二
Kenji Ito
健二 伊藤
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Abstract

【課題】反射鏡のがたつきの抑制と、回転軸への負荷低減とを両立するHUD装置を提供する。【解決手段】HUD装置は、投射部20と、回転軸36まわりに回動可能に設けられ、投射部からの表示光を反射する反射鏡30と、回転軸36を通じて反射鏡30に回転を出力する出力部と、反射鏡30を支持する支持部50と、を備える。HUD装置は、巻回された巻線部82と、巻線部82から延伸し、支持部50に保持される支持側保持部84と、巻線部82から延伸し、反射鏡30に保持される回動側保持部86と、を有するばね80を備える。巻線部82は、回転軸36に挿通されることにより、支持部50と反射鏡30との間に、回転軸36に沿った軸方向DAに弾性変形した状態で配置される。巻線部82が支持側保持部84と回動側保持部86との間にて相対的に巻線部82の巻回方向DWに弾性変形されるように、両保持部84,86が保持されている。【選択図】図4

Description

本発明は、移動体に搭載され、画像を乗員により視認可能に虚像表示するヘッドアップディスプレイ装置(以下、HUD装置を略称とする)に関する。
従来、移動体に搭載され、画像を乗員により視認可能に虚像表示するHUD装置が知られている。特許文献1に開示のHUD装置は、表示光を投射する投射部と、回転軸まわりに回動可能に設けられ、投射部からの表示光を投影部材へ向けて反射する反射鏡と、回転軸を通じて反射鏡に回転を出力する出力部と、反射鏡を回動可能に支持する支持部と、を備えている。
さらに、このHUD装置は、板ばね及び引張りばねの2つのばねを備えている。板ばねは、支持部と反射鏡との間に配置され、反射鏡に軸方向の弾性力を及ぼしている。また、引張ばねは、一端部を支持部において回転軸から離れた箇所に保持されると共に、他端部を反射鏡において回転軸から離れた箇所に保持されていることで、反射鏡に回動方向の弾性力を及ぼしている。
こうした2つのばねを備えたHUD装置では、反射鏡の軸方向及び回動方向のがたつきを抑制し得る。
特開2011−131651号公報
しかしながら、特許文献1における板ばねの荷重は、当該板ばねの厚みの3乗に比例する。このため、板ばねの材料の板厚のばらつきやプレス曲げ加工の形状精度のばらつきの影響により、荷重特性のばらつきが大きくなる傾向がある。荷重が過小となる場合には、反射鏡の軸方向のがたつきが抑制しきれなくなり、逆に荷重が過大となる場合には、回転軸に負荷がかかって凹面鏡の円滑な回動の妨げとなる。
さらに、特許文献1における引張りばねは、回転軸に対して略垂直に配置されており、回動方向だけでなく、回転軸の径方向にも弾性変形している。これにより、引張りばねが回転軸を径方向に引っ張ることとなり、回転軸に負荷がかかって凹面鏡の円滑な回動の妨げとなる。
本発明は、以上説明した問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、反射鏡のがたつきの抑制と、回転軸への負荷低減とを両立するHUD装置を提供することにある。
本発明は、移動体(1)に搭載され、投影部材(3)へ画像を投影することにより、画像を乗員(5)により視認可能に虚像表示するヘッドアップディスプレイ装置であって、
表示光を投射する投射部(20)と、
回転軸(36)まわりに回動可能に設けられ、投射部からの表示光を投影部材へ向けて反射する反射鏡(30)と、
回転軸を通じて反射鏡に回転を出力する出力部(40)と、
反射鏡を回動可能に支持する支持部(50)と、
螺旋状に巻回された巻線部(82)と、巻線部の一端部からさらに外周側に延伸し、支持部に対して保持される支持側保持部(84)と、巻線部の他端部からさらに外周側に延伸し、反射鏡に対して保持される回動側保持部(86)と、を有するばね(80)と、を備え、
巻線部は、回転軸に挿通されることにより、支持部と反射鏡との間に、回転軸に沿った軸方向(DA)に弾性変形した状態で配置され、
反射鏡の回動に基づいて巻線部が支持側保持部と回動側保持部との間にて相対的に巻線部の巻回方向(DW)に弾性変形されるように、両保持部が保持されている。
このような発明によると、回転軸に挿通され、支持部と反射鏡との間に配置された巻線部は、軸方向に弾性変形した状態となっている。こうして巻線部は、反射鏡に軸方向の弾性力を及ぼす。ここで巻線部は、螺旋状に巻回されたものであるため、軸方向の荷重特性のばらつきを抑制することができる。
さらに、巻線部の各端部から外周側に延伸した支持側保持部と回動側保持部とは、相対的に巻線部を巻回方向に弾性変形させるように、それぞれ保持されている。この結果、巻線部は、巻回方向に弾性変形を解消するように、回動側保持部を介して反射鏡に弾性力を及ぼす。ここで巻線部は回転軸に挿通されているので、回動側保持部を介した弾性力は、確実に回転軸まわりの回動方向に作用することとなり、回転軸に負荷がかかり難い。以上により、反射鏡のがたつきの抑制と、回転軸への負荷低減とを両立するHUD装置を提供することができる。
なお、括弧内の符号は、記載内容の理解を容易にすべく、後述する実施形態において対応する構成を例示するものに留まり、発明の内容を限定することを意図したものではない。
一実施形態におけるHUD装置の概略的な構成を示す構成図である。 一実施形態における反射鏡、出力部、支持部、及びばねを示す斜視図である。 図2のばね周辺を拡大して示す斜視図である。 図2のばね周辺を拡大して示す斜視図であって、図3とは別の角度から見た図である。 一実施形態における出力部を示す断面図である。 一実施形態におけるステッピングモータの駆動信号について説明するための特性図である。 一実施形態における虚像の表示位置を示す模式図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、本発明の第1実施形態によるHUD装置100は、移動体の一種である車両1に搭載され、インストルメントパネル2内に収容されている。HUD装置100は、車両1の投影部材としてのウインドシールド3へ画像を投影する。これによりHUD装置100は、画像を車両1の乗員5により視認可能に虚像表示する。すなわち、ウインドシールド3に反射される画像の表示光が、車両1の室内において座席1aに着座する乗員5の眼に到達し、当該乗員5が当該表示光を虚像7として知覚する。画像として虚像表示される各種情報としては、例えば、車速、燃料残量等の車両1の状態値、又は道路情報、視界補助情報等のナビゲーション情報が挙げられる。
車両1のウインドシールド3において、室内側の面は、画像が投影される投影面3aを湾曲する凹面状又は平坦な平面状等に形成している。なお、投影部材として、ウインドシールド3の代わりに、車両1と別体となっているコンバイナを車両1内に設置して、当該コンバイナに画像を投影するものであってもよい。
このHUD装置100は、ハウジング10、投射部20、反射鏡30、出力部40、調整スイッチ60、出力制御部70、支持部50、及びばね80を備えている。
ハウジング10は、HUD装置100の他の要素20,30,40,50,70,80を収容する中空形状を呈しており、車両1のインストルメントパネル2内に設置される。ハウジング10は、乗員5が着座する座席1a前方に固定されたウインドシールド3と上下方向に対向する箇所に、表示光を透過可能な防塵シート12を有している。
投射部20は、液晶式の投射器である。投射部20は、画面22及び内臓のバックライトを有し、当該バックライトにより画面22を透過照明することで、表示光を画像として投射するようになっている。なお、投射部20として、液晶式に代えて、レーザ光速が入射する走査ミラーの向きを走査することでスクリーン上に画像を形成するレーザスキャナ方式等を採用することも可能である。
反射鏡30は、図2〜4に詳細を示すように、反射面部32と、枠部34を有している。反射面部32は、合成樹脂ないしはガラス等からなる基材の表面に反射面32aとしてアルミニウムを蒸着させること等により形成されている。本実施形態の反射面部32は、反射面32aを、中心部が凹む凹面として、滑らかな曲面状に形成した凹面鏡となっている。そして、反射鏡30の反射面部32は、投射部20からの表示光を反射する。反射された表示光は、防塵シート12を通して、ウインドシールド3へ向かう。
枠部34は、反射面32aを露出させつつ、反射面部32の外周を囲むような枠状に形成されている。枠部34は、回動側引っかけ部35及び回転軸36を有している。回動側引っかけ部35は、後述するばね80の回動側保持部86を引っ掛けて保持するために設けられている。回転軸36は、反射鏡30長手方向の両外側に突出する突起状の軸部36a,36bにより形成されている。一方の軸部36aは、出力部40と連結されている。
出力部40は、ケーシング40a内にて、ステッピングモータ42及び減速ギヤ機構47を有している。ステッピングモータ42は、図5に示すように、クローポール構造の永久磁石型モータである。ステッピングモータ42では、A,B二相のコイル43a,43bが駆動信号による通電を受けて励磁することで、ロータ磁石44がモータ軸45と一体に回転する。ここでA相のコイル43aには、図6に太い実線で示すように、電気角に応じて振幅を交番させる余弦関数に従って駆動信号が印加される。一方でB相のコイル43bには、図6に細い実線で示すように、電気角に応じて振幅を交番させる正弦関数に従って駆動信号が印加される。したがって、モータ軸45の回転位置は、A,B各相のコイル43a,43bへ印加される駆動信号の電気角に応じた位置となる。
減速ギヤ機構47は、図5に示すように、複数の伝達ギヤ47a〜hを直列に噛合させてなる。具体的に、初段ギヤ47aは、モータ軸45に形成されている。第1アイドラギヤ47bと第1ピニオンギヤ47cとは、ケーシング40aにより一体回転可能に支持されている。第1アイドラギヤ47bは、初段ギヤ47aに噛合することで、モータ軸45の回転を減速して第1ピニオンギヤ47cに伝達する。第2アイドラギヤ47dと第2ピニオンギヤ47eとは、ケーシング40aにより一体回転可能に支持されている。第2アイドラギヤ47dは、第1ピニオンギヤ47cに噛合することで、当該ギヤ47cの回転をさらに減速して第2ピニオンギヤ47eに伝達する。第3アイドラギヤ47fと第3ピニオンギヤ47gとは、ケーシング40aにより一体回転可能に支持されている。第3アイドラギヤ47fは、第2ピニオンギヤ47eに噛合することで、当該ギヤ47eの回転をさらに減速して第3ピニオンギヤ47gに伝達する。最終段ギヤ47hは、回転軸36の軸部36aに形成されて第3ピニオンギヤ47gと噛合することにより、当該ギヤ47gの回転をさらに減速して反射鏡30に伝達する。
こうした回転伝達経路をなす減速ギヤ機構47は、モータ軸45の回転を、回転軸36まで減速伝達することで、出力部40は、回転軸36を通じて反射鏡30に回転を出力可能となっている。反射鏡30が回転軸36まわりに所定範囲で回動可能に設けられることで、表示光による虚像7の表示位置PDは、図7に示すように、所定方向(本実施形態では、車両1の上方又は下方)に移動する。
調整スイッチ60は、図1に示すように、ハウジング10外部の、例えば車両1のステアリングハンドル等に設置され、乗員5により操作可能となっている。調整スイッチ60は、例えばプッシュ式等の2種類の操作部材62,63を有している。具体的に、ダウン操作部材62は、虚像7の表示位置PDを車両1の下方に移動させるための操作部材である。一方でアップ操作部材63は、虚像7の表示位置PDを車両1の上方に移動させるための操作部材である。
出力制御部70は、ハウジングの内部に配置され、CPU72及びメモリ部74を主体に構成される電子回路である。出力制御部70は、調整スイッチ60と通信可能となっており、操作部材62,63の操作に応じた回転を出力部40が出力するように、当該出力部40を制御する。
支持部50は、図2〜4に詳細を示すように、ハウジング10に固定された台座であり、反射鏡30を回動可能に支持している。具体的に、支持部50は、枠部34両側の軸部36a,36bに合わせて回転軸36に沿った軸方向DAと実質直交して設けられた2つの支持板52a,52bにおいて、それぞれ挿通穴53a,53bを有している。挿通穴53aは、反射鏡30と出力部40との間に配置された支持板52aに設けられ、回転軸36の軸部36aを挿通させている。挿通穴53bは、出力部40とは反射鏡30を挟んだ反対側に配置された支持板52bに設けられ、回転軸36の軸部36bを挿通させている。
支持板52aにおいて、挿通穴53aを支持部50の外に連通させる連通溝54aが、挿通穴53aから車両1の上方に直線状に延伸して設けられている。同様に、支持板52bにおいて、挿通穴53bを支持部50の外に連通させる連通溝54bが、挿通穴53bから車両1の上方に直線的に延伸して設けられている。製造の際には、回転軸36の軸部36a,36bを対応する連通溝54a,54bに通して挿通穴53a,53bに配置することで、反射鏡30を容易に支持部50に組み付けることができる。
また支持部50は、支持板52bにおいて、支持側引っかけ部56bを有している。支持側引っかけ部56bは、後述するばね80の支持側保持部84を引っ掛けて保持するために設けられている。支持側引っかけ部56bは、挿通穴53bよりも車両1の下方、すなわち連通溝54bとは挿通穴53bを挟んだ反対側に配置されている。
ばね80は、例えば1本の金属線を加工することにより形成され、圧縮ばね及びねじりコイルばねの機能を複合的に持ちあわせ、1部品により当該複合的機能を実現するものである。具体的にばね80は、巻線部82、支持側保持部84、及び回動側保持部86を有している。
巻線部82は、螺旋状に巻回された形状を呈している。巻回された巻線と巻線との間に、隙間が設けられることで、巻線部82は、その隙間を減少させる方向に弾性変形可能に形成されている。巻線部82は、回転軸36のうち軸部36bに挿通されることで、支持部50の支持板52bと反射鏡30の側壁30aとの間に配置されている。巻線部82は、支持板52bと側壁30aとの間に挟まれることで、軸方向DAに弾性変形した状態で配置されている。こうして反射鏡30は、巻線部82から所定の荷重を軸方向DAの出力部40側に受けて、押し付けられている。ここで所定の荷重とは、出力制御部70の制御に基づいた反射鏡30の回動を妨げない程度の荷重である。
支持側保持部84は、巻線部82の一端部からさらに外周側に延伸している。より詳細に、支持側保持部84は、巻線部82の一端部から支持側引っかけ部56bに向かって直線的に延伸している。支持側引っかけ部56bが支持板52bの一部を反射鏡30側に折り曲げた曲げ部となっていることで、支持側保持部84の曲がった先端部が、支持側引っかけ部56bに引っかかっている。こうして支持側保持部84は、支持部50に対して保持されている。
回動側保持部86は、巻線部82の他端部からさらに外周側に延伸している。より詳細に、回動側保持部86は、巻線部82の他端部から回動側引っかけ部35に向かって直線的に延伸している。回動側引っかけ部35が軸方向DAに沿って開けられた引っかけ穴35aを有していることで、回動側保持部86の曲がった先端部が当該引っかけ穴35aに挿入されている。こうして回動側保持部86は、反射鏡30に対して保持されている。
ここで、反射鏡30の回動に基づいて巻線部82が支持側保持部84と回動側保持部86との間にて相対的に巻線部82の巻回方向DWに弾性変形されるように、両保持部84,86は保持されている。反射鏡30の所定範囲の回動に伴って、回動側保持部86の位置は巻回方向DWに移動することとなるが、本実施形態では、回転軸36の位置からそれぞれ外周側に延伸する支持側保持部84と回動側保持部86のなす角が、反射鏡30の向きに関わらず鋭角に設定されている。そして、反射鏡30は、その向きに関わらず、回動側保持部86を通じてばね80から所定の荷重を巻回方向DWに受けるようになっている。特に本実施形態では、反射鏡30は、その反射面32aが車両1の上方に向くような荷重を受けるようになっている。ここで所定の荷重とは、軸方向DAの場合と同様、出力制御部70の制御に基づいた反射鏡30の回動を妨げない程度の荷重である。
(作用効果)
以上説明した本実施形態の作用効果を、以下に説明する。
本実施形態によると、回転軸36に挿通され、支持部50と反射鏡30との間に配置された巻線部82は、軸方向DAに弾性変形した状態となっている。こうして巻線部82は、反射鏡30に軸方向DAの弾性力を及ぼす。ここで巻線部82は、螺旋状に巻回されたものであるため、軸方向DAの荷重特性のばらつきを抑制することができる。
さらに、巻線部82の各端部から外周側に延伸した支持側保持部84と回動側保持部86とは、相対的に巻線部82を巻回方向DWに弾性変形させるように、それぞれ保持されている。この結果、巻線部82は、巻回方向DWに弾性変形を解消するように、回動側保持部86を介して反射鏡30に弾性力を及ぼす。ここで巻線部82は回転軸36に挿通されているので、回動側保持部86を介した弾性力は、確実に回転軸36まわりの回動方向に作用することとなり、当該回転軸36に負荷がかかり難い。以上により、反射鏡30のがたつきの抑制と、回転軸36への負荷低減とを両立するHUD装置100を提供することができる。
また、本実施形態によると、出力部40は、ステッピングモータ42と、ステッピングモータ42から出力される回転を、複数の伝達ギヤ47a〜hにより減速して、回転軸36に伝達する減速ギヤ機構47と、を有する。ここで、ばね80の巻回方向DWの弾性変形を解消しようとする弾性力により、減速ギヤ機構47に生じ得るバックラッシを消失させることが可能となる。したがって、出力部40が出力した回転に応じて、確実に反射鏡30を回転させることができる。
また、本実施形態によると、支持部50は、連通溝54bとは挿通穴53bを挟んだ反対側に配置され、支持側保持部84を引っかけて保持する支持側引っかけ部56bを有する。このような配置では、連通溝54bに回転軸36を通過させることで支持部50に対して反射鏡30を組み付ける場合に、支持側引っかけ部56bが組み付けの邪魔になり難い。したがって、反射鏡30のがたつきの抑制と、回転軸36への負荷低減とを両立するHUD装置100を、容易に提供することができる。
(他の実施形態)
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、当該実施形態に限定して解釈されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の実施形態に適用することができる。
変形例1としては、支持側保持部84及び回動側保持部86は、引っかけ以外の例えば接着や埋設等により保持されていてもよい。
変形例2としては、支持部50は、連通溝54a,54bを有していなくてもよい。
変形例3としては、出力部40は、ステッピングモータ42以外の例えばDCモータ等により回転を出力するものであってもよい。また、減速ギヤ機構47が設けられていなくてもよい。
変形例4としては、車両1以外の船舶ないしは飛行機等の各種移動体(輸送機器)に、本発明を適用してもよい。
100 HUD装置、1 車両(移動体)、3 ウインドシールド(投影部材)、5 乗員、20 投射部、30 反射鏡、40 出力部、42 ステッピングモータ、47 減速ギヤ機構、47a〜h 伝達ギヤ、50 支持部、53b 挿通穴、54b 連通溝、56b 引っかけ部、80 ばね、82 巻線部、84 支持側保持部、86 回動側保持部、DA 軸方向、DW 巻回方向

Claims (3)

  1. 移動体(1)に搭載され、投影部材(3)へ画像を投影することにより、前記画像を乗員(5)により視認可能に虚像表示するヘッドアップディスプレイ装置であって、
    表示光を投射する投射部(20)と、
    回転軸(36)まわりに回動可能に設けられ、前記投射部からの表示光を前記投影部材へ向けて反射する反射鏡(30)と、
    前記回転軸を通じて前記反射鏡に回転を出力する出力部(40)と、
    前記反射鏡を回動可能に支持する支持部(50)と、
    螺旋状に巻回された巻線部(82)と、前記巻線部の一端部からさらに外周側に延伸し、前記支持部に対して保持される支持側保持部(84)と、前記巻線部の他端部からさらに外周側に延伸し、前記反射鏡に対して保持される回動側保持部(86)と、を有するばね(80)と、を備え、
    前記巻線部は、前記回転軸に挿通されることにより、前記支持部と前記反射鏡との間に、前記回転軸に沿った軸方向(DA)に弾性変形した状態で配置され、
    前記反射鏡の回動に基づいて前記巻線部が前記支持側保持部と前記回動側保持部との間にて相対的に前記巻線部の巻回方向(DW)に弾性変形されるように、両前記保持部が保持されているヘッドアップディスプレイ装置。
  2. 前記出力部は、ステッピングモータ(42)と、前記ステッピングモータから出力される回転を、複数の伝達ギヤ(47a〜h)により減速して、前記回転軸に伝達する減速ギヤ機構(47)と、を有する請求項1に記載のヘッドアップディスプレイ装置。
  3. 前記支持部は、
    前記回転軸が挿通されている挿通穴(53b)と、
    前記挿通穴を前記支持部の外に連通させる連通溝(54b)と、
    前記連通溝とは前記挿通穴を挟んだ反対側に配置され、前記支持側保持部を引っかけて保持する引っかけ部(56b)と、を有する請求項1又は2に記載のヘッドアップディスプレイ装置。
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