JP2017143688A - インタフェース装置、パワーコンディショナ及び電源接続方法 - Google Patents

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Masaki Nakaishi
雅樹 仲石
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Abstract

【課題】単相インバータと、一対の電圧線端子及び中性線端子を備えた単相3線式の交流端子とを接続する小型、軽量且つ安価なインタフェース装置を提供する。【解決手段】単相インバータ3と、一対の電圧線端子L1,L2及び中性線端子Nを備えた単相3線式の交流端子と、を接続するインタフェース装置であって、前記単相インバータ3の一対の交流出力端子7A,7Bと前記一対の電圧線端子L1,L2とを接続する一対の接続部8A,8Bと、前記一対の接続部8A,8B間に接続されるリアクトルLと、前記リアクトルLの中点Lcを前記中性線端子Nに接続する中点接続部8Cと、を備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、単相インバータと単相3線式の交流端子とを接続するインタフェース装置、パワーコンディショナ及び電源接続方法に関する。
特許文献1には、自立運転時であっても、連系運転時と同様に太陽電池が発電し得る電力を最大限有効利用することが可能な太陽光発電用パワーコンディショナを提供することを目的とするパワーコンディショナが開示されている。
図6に示すように、当該パワーコンディショナは、単相3線出力用のインバータとして3相インバータを備え、系統との連系運転時にはインバータの中性相生成用スイッチング素子を停止させると共に、中性相生成用スイッチング素子に連なる中性相出力線以外の残りの2本の出力線からAC200Vの交流電圧を出力して電力系統に電力を供給するようにインバータを制御し、自立運転時には中性相生成用スイッチング素子を駆動してAC100Vの交流電圧を自立用負荷に出力するようにインバータを制御する制御部を備えて構成されている。
図7に示すように、特許文献2には、単相3線出力用のインバータとしてAC200Vの交流電圧を出力する単相インバータを備え、自立運転時に単相インバータから出力されるAC200Vの交流電圧をセンタタップ付のトランスを介して単層3線式に変換して自立用負荷に給電するインタフェース回路が開示されている。尚、図6,7に付された符号は、以下に説明する実施形態で用いる符号と対応するものではなく関連性はない。
特開2003−18859号公報 特開2015−80376号公報
従来のパワーコンディショナは、系統と連系することを主目的に構成され、系統との連系運転中に単独運転を検知すると、系統から解列して単相2線式の自立系の負荷に例えばAC100Vの交流電力を給電するように構成されていた。
しかし、天災地変等の様々な要因で系統の発電能力が低下し、地域的に数時間停電するような事態の発生や、系統からの給電が困難となる事態の発生等を想定すると、系統電源の状態とは独立して例えば構内の分電盤に構築された単相3線式の交流系統に接続される負荷にパワーコンディショナから電力を供給することが望まれる。
特許文献1に開示されたような3相インバータを備えると、自立運転時に中性相生成用スイッチング素子を駆動して単相3線出力のインバータとしてインバータを制御することにより、単相3線式の交流端子と容易に接続できるようになる。
しかし、そのために系統連系時に使用しない中性相生成用スイッチング素子を組み込んだインバータを採用すると、インバータの初期コストが嵩みコストパーフォーマンスが低下するという問題があった。
また、特許文献2に記載されたようなセンタタップ付のトランスを用いると、低周波用のトランスであるために大型化して重量が嵩むとともに、パワーコンディショナの装置コストも嵩み、さらに大型化により設置態様が制限されるという問題もあった。
本発明の目的は、上述した問題点に鑑み、単層インバータと、一対の電圧線端子及び中性線端子を備えた単相3線式の交流端子とを接続する小型、軽量且つ安価なインタフェース装置、パワーコンディショナ及び電源接続方法を提供する点にある。
上述の目的を達成するため、本発明によるインタフェース装置の第一の特徴構成は、特許請求の範囲の書類の請求項1に記載した通り、単相インバータと、一対の電圧線端子及び中性線端子を備えた単相3線式の交流端子と、を接続するインタフェース装置であって、前記単相インバータの一対の交流出力端子と前記一対の電圧線端子とを接続する一対の接続部と、前記一対の接続部間に接続されるリアクトルと、前記リアクトルの中点を前記中性線端子に接続する中点接続部と、を備えている点にある。
単相インバータの一対の交流出力端子が一対の接続部を介して単相3線式の一対の電圧線端子と接続され、一対の接続部間にリアクトルの両端が接続され、そのリアクトルの中点が中点接続部を介して単相3線式の交流端子の中性線端子に接続されるので、単相3線式の交流端子の各電圧線端子と中性線端子との間に単相インバータの出力電圧の1/2の交流電圧が印加されるようになる。このようなリアクトルを用いれば、小型且つ軽量で安価に単相2線式の交流出力端子を単相3線式に変換することができるようになる。
同第二の特徴構成は、同請求項2に記載した通り、上述の第一の特徴構成に加えて、前記リアクトルがセンタタップ付のリアクトルで構成され、前記センタタップが前記中点接続部に接続されている点にある。
リアクトルとしてセンタタップ付の単一のリアクトルを採用すると、シンプルでより一層の小型化を図ることができるようになる。
同第三の特徴構成は、同請求項3に記載した通り、上述の第一の特徴構成に加えて、前記リアクトルが少なくとも二つのリアクトルを直列接続した直列リアクトル回路で構成され、前記直列リアクトル回路の両端が前記一対の接続部間に接続され、前記直列リアクトル回路のリアクトル同士の接続点が前記中点接続部に接続されている点にある。
リアクトルとして直列接続された少なくとも二つのリアクトルを採用することも可能である。この場合、リアクトル同士の接続点が中点接続部を介して交流端子の中性線端子と接続される。
同第四の特徴構成は、同請求項4に記載した通り、上述の第一から第三の何れかの特徴構成に加えて、前記単相3線式の交流端子が構内の分電盤に設けられている点にある。
構内の分電盤に設けられた単相3線式の交流端子と2相インバータとをインタフェース装置を介して互いに接続することができるようになり、このような構成により単相インバータから出力される単相2線式交流電力を分電盤に設けられた単相3線式に接続された交流負荷に供給することができる。
本発明によるパワーコンディショナの特徴構成は、同請求項5に記載した通り、直流電力を交流電力に変換するパワーコンディショナに単相インバータが組み込まれ、上述した第一から第四の何れかの特徴構成を備えたインタフェース装置を介して単相3線式の交流端子と接続される自立出力を備えている点にある。
小型、軽量且つ安価なインタフェース装置を用いて、単相2線式の自立出力から単相3線式の負荷に給電することができるようになる。
同第二の特徴構成は、同請求項6に記載した通り、上述の第一の特徴構成に加えて、前記リアクトルの中点が前記パワーコンディショナのグランド端子に接続されている点にある。
パワーコンディショナが自立運転をする際に、リアクトルの中点が接続されるパワーコンディショナのグランド端子を介して交流端子の中性線端子を接地状態にできる。
本発明による電源接続方法の特徴構成は、同請求項7に記載した通り、単相インバータと、一対の電圧線端子及び中性線端子を備えた単相3線式の交流端子とを接続する電源接続方法であって、前記単相インバータの一対の交流出力端子または前記一対の電圧線端子間にリアクトルを接続する第一工程と、前記リアクトルの中点を前記中性線端子に接続する第二工程と、前記一対の交流出力端子と前記一対の電圧線端子とを接続する第三工程と、を備えている点にある。
第一工程で、単相インバータの一対の交流出力端子または前記一対の電圧線端子間にリアクトルが接続され、第二工程でリアクトルの中点が中性線端子に接続され、さらに第三工程で一対の交流出力端子と一対の電圧線端子とが接続されることにより単層2線式電圧が単相3線式電圧に変換される。
以上説明した通り、本発明によれば、単層インバータと一対の電圧線端子及び中性線端子を備えた単相3線式の交流端子とを接続する小型、軽量且つ安価なインタフェース装置、パワーコンディショナ及び電源接続方法を提供することができるようになった。
太陽電池発電装置と自立系負荷とを接続するインタフェース装置の説明図 (a),(b)はセンタタップ付のリアクトルを用いたインタフェース装置の説明図 (a),(b)は直列接続されたリアクトルを用いたインタフェース装置の説明図 系統電源に接続された負荷に自立出力から給電する場合のインタフェース装置の説明図 制御フローチャート 従来のパワーコンディショナを含んだ太陽光発電システムの構成図 従来の電力供給システムの構成を示すブロック図
以下、本発明によるインタフェース装置、パワーコンディショナ及び電源接続方法を図面に基づいて説明する。
図1には、分散型電源の一例である太陽電池発電装置1が示されている。太陽電池発電装置1は、複数の太陽電池パネルSPと、太陽電池パネルSPが接続されたパワーコンディショナPCを備えて構成され、系統連系リレーRy1及び交流側フィルタ90を介して単相3線式の系統電源100に接続可能に構成されている。
パワーコンディショナPCは、互いに並列接続された複数のDC/DCコンバータ2と、各DC/DCコンバータ2から出力された直流電力を交流電力に変換する単相インバータ(以下、単に「インバータ」とも記す。)3と、インバータ3をPWM制御するインバータ制御部5と、インバータ3の出力から高調波を除去するLCフィルタ4と、インバータ制御部5等の作動条件等を設定する操作部6等を備えている。
インバータ制御部5及び各DC/DCコンバータ2に組み込まれたコンバータ制御部(図示せず)は、それぞれマイクロコンピュータ及びメモリや入出力素子を含む周辺回路を備えて構成されている。
各ストリングを構成する太陽電池パネルSPはそれぞれDC/DCコンバータ2に接続され、太陽電池パネルSPで発電された直流電圧がDC/DCコンバータ2で所定の直流リンク電圧Vdcに昇圧され、さらに系統電源100と連系するようにインバータ3によって所定の周波数及び電圧値の交流電力、例えば50Hz,AC200Vの交流電力に変換される。
インバータ制御部5には、電流センサとして機能する電流トランスCTによって検出されたインバータ3の出力電流が入力されるとともに、系統連系リレーRy1よりも系統電源100側に配置され、系統電圧センサとして機能するトランスVTによって検出された系統電圧が入力されている。
インバータ制御部5は、系統連系時に系統連系リレーRy1を閉成して、電流センサにより検知された出力電流及び系統電圧センサにより検出された系統電圧に基づいてインバータ3をPWM制御して系統に逆潮流するように構成され、同時に系統の停電等を検出する単独運転検知を行ない、単独運転状態と検知すると系統連系リレーRy1を開成して系統から解列するように構成されている。
さらに、パワーコンディショナPCはインバータ3の出力電圧を系統電源とは異なる自立系の負荷に供給する自立出力端子7A,7Bを備えている。当該自立出力端子7A,7Bから本発明のインタフェース装置IFを介して自立系の負荷に給電可能に構成されている。
インタフェース装置IFは、LCフィルタ4を含む単相インバータ3の交流出力端子7A,7Bと、一対の電圧線端子L1,L2及び中性線端子Nを備えた単相3線式の交流端子を接続するインタフェース装置である。
当該インタフェース装置IFは、単相インバータ3の一対の交流出力端子7A,7Bと一対の電圧線端子L1,L2とを接続する一対の接続部8A,8Bと、一対の接続部8A,8B間に接続されるリアクトルLと、リアクトルLの中点Lcを中性線端子Nに接続する中点接続部8Cと、を備えている。
図2(a)に示すように、インタフェース装置IFの接続部8Aには、交流出力端子7Aと電圧線端子L1を導通する接点C1が設けられ、接続部8Bには、交流出力端子7Bと電圧線端子L2を導通する接点C2が設けられていることが好ましい。
当該接点C1,C2が閉じられることにより、単相インバータ3の交流出力端子7A,7Bから出力される単相2線式の電圧が単相3線式の電圧に変換されて、単相3線式の給電線に接続された負荷に給電可能になる。
このような構成を採用すると、インバータ制御部5によって制御され、系統連系時にインバータ3から出力される所定の周波数及び電圧値の交流電力と、自立運転時にインバータ3から出力される周波数及び電圧値を同じ値に設定することができるようになる。
リアクトルLとしてセンタタップ付のリアクトルLを用いることが好ましく、センタタップがリアクトルLの中点Lcとなり、当該中点Lcが中点接続部8Cに接続されている。
図2(a)では、接点C1,C2がインバータ3からの交流出力端子7A,7B側に設けられているが、図2(b)に示すように、接点C1,C2が単相3線式の交流端子L1,L2側に設けられていてもよい。この場合、中点接続部8Cにも接点C3を設ければよい。
図2(a),(b)では、リアクトルLがセンタタップ付のリアクトルLである場合を説明したが、リアクトルLは少なくとも二つのリアクトルLA,LBを直列接続した直列リアクトル回路で構成されていてもよい。
図3(a),(b)に示すように、直列リアクトル回路の両端が一対の接続部8A,8B間に接続され、直列リアクトル回路を構成するリアクトルLA,LB同士の接続点Lcが中点接続部8Cに接続されていればよい。
直列リアクトル回路は少なくとも同じインダクタンス値の2つのリアクトルの直列回路で構成されていればよいが、それ以上の数のリアクトルの直列回路で構成されていてもよい。但し、中点接続部8Cに接続される接続点Lcがリアクトルの直列回路に印加される電圧の略1/2となるように各インダクタンス値が調整されている必要がある。
接点C1,C2,C3は、例えば機械接点式のリレー回路で構成することができ、さらには半導体スイッチで構成することもできる。
この様なインタフェース装置IFを備えることにより、大型で重量のあるセンタタップ付のトランスを用いることなく、小型、軽量且つ安価に自立出力端子7A,7Bから、系統電源とは異なる単相3線式の自立系の負荷に、電力を供給することができるようになる。
例えば、操作部6に系統電源と連系運転するモードと、自立運転するモードを切り替える切替操作部を設けて、何れのモードで運転するのかを設定できるように構成すればよい。
図1から図3で説明したインタフェース装置IFは、パワーコンディショナPCの筐体内部に組み込まれていてもよいし、パワーコンディショナPCの外部に設置されていてもよい。また、インタフェース装置IFの一部がパワーコンディショナPCの筐体内部に組み込まれていてもよい。
例えば、図2(a)や図3(a)に示す接点C1,C2を構成する部分がパワーコンディショナPCの筐体内部に組み込まれていてもよいし、図2(b)や図3(b)に示すリアクトルL部分がパワーコンディショナPCの筐体内部に組み込まれていてもよい。
図2,3に示したインタフェース装置IFには、リレー等で構成される接点C1,C2或いは接点C1,C2,C3を備えた構成を説明したが、本発明によるインタフェース装置IFは、図1に示したように、単相インバータ3の一対の交流出力端子7A,7Bと一対の電圧線端子L1,L2とを接続する一対の接続部8A,8Bと、一対の接続部8A,8B間に接続されるリアクトルLと、リアクトルLの中点Lcを中性線端子Nに接続する中点接続部8Cと、を備えていればよく、必ずしも接点C1,C2,C3を備えている必要はない。
インタフェース装置IFを介して自立出力端子7A,7Bと接続される単相3線式の交流端子が、構内の分電盤に設けられていてもよい。この場合に、系統電源の単相3線式の交流端子とは分離して設置されていればよい。
また、系統電源の単相3線式の交流端子と共用可能に構成されていてもよい。この場合には、系統電源の停電時に系統電源に接続されている交流負荷に自立出力端子7A,7Bから給電することができる。
図4には、このような場合の系統電源100と太陽光発電装置1との接続関係が示されている。三本の架空線W1,W2,W3で構成される高圧配電線によって6,600Vの三相交流電力が送電され、需要家の近傍の配電柱に設置された柱上変圧器101に高圧配電線の内の1相分の2本の架空線W1,W3から電力が入力される。
柱上変圧器101で6,600Vの電圧が200Vの単相電圧に降圧され、200Vの中間のタップが中性線として取り出され、相線と中性線との間で100V、相線間で200Vの電圧が得られる。中性線は配電柱の近くで、中性線接地極と接続されて接地されている。
柱上変圧器101の出力が配電柱に架設された低圧配電線L11,L12,L13に出力され、低圧引き込み線N11,N12,N13を経由して需要家の構内の分電盤102に構成された主回路104に主幹漏電遮断器103等を介して接続されている。
主回路104にはブレーカCBを介して給電線105が接続され、各給電線105から構内負荷Loadに電力が供給されるように構成されている。低圧引き込み線N11,N12,N13が接続された主幹漏電遮断器103の出力側に設けられる端子が一対の電圧線端子L1,L2及び中性線端子Nを備えた単相3線式の交流端子となる。尚、低圧引き込み線には買電用電力量計Wh1と売電用電力量計Wh2が接続されている。
上述したパワーコンディショナPCと単相3線式の交流端子とは、系統連系リレーRy1または本発明のインタフェース装置IFを介して接続される。系統連係時にはインバータ3の交流出力端子と一対の電圧線端子L1,L2とが系統連系リレーRy1を介して接続され、自立運転時にはインバータ3の交流出力端子と一対の電圧線端子L1,L2及び中性線端子Nがインタフェース装置IFを介して接続される。
従って、接点C1,C2が閉じられると単相インバータ3の出力電圧が単相3線式の電圧線端子L1,L2に印加されるようになる。さらに、リアクトルLの中点Lcが中性線端子Nに接続されるので、単相3線式の交流端子の各電圧線端子と中性線端子との間に単相インバータの出力電圧の1/2の交流電圧が印加されるようになる。
この様な構成を採用する場合には、インバータ制御部5は系統連係時に系統電圧と整合するように単相インバータ3の電圧、電流及び周波数を制御するとともに、例えばスリップモード周波数シフト方式や無効電力変動方式を採用した単独運転検知制御を行ない、自立運転時には系統電圧と同じ電圧及び周波数の交流電力が出力されるように単相インバータ3を制御するように構成されていればよい。
インタフェース装置IFに備えたリアクトルLの中点Lcがパワーコンディショナのグランド端子に接続されていることが好ましく、パワーコンディショナが系統と解列して自立運転をする際に主幹漏電遮断器103が開成された状態で、リアクトルの中点がパワーコンディショナのグランド端子を介して交流端子の中性線端子Nを接地状態に維持できるようになる。
図5にはインバータ制御部5により実行される系統連系から自立運転までの運転切替動作の制御フローが示されている。
インバータ制御部5は、系統から適正に電力が供給され太陽光パネルから発電電力が供給されている通常時には系統連系リレーRy1を閉成して(S1)、系統連系運転モードでインバータ3を制御する(S2)。
インバータ制御部5は、系統連系運転モードでの運転中に単独運転検知を行ない(S3)、単独運転状態が検知されない場合には系統連系運転モードを継続し(S3,N)、単独運転状態と検知すると(S3,Y)、系統連系リレーRy1を開成して系統から解列する(S4)。
インバータ制御部5は、その後、自立運転モードに切り替えて2相インバータ3を制御し(S5)、立上ると接点C1,C2を閉じる(S6)。これにより、インタフェース装置IFを介して単相3線式交流電圧に変換され、分電盤に接続された構内負荷に交流電力が給電されるようになる(S7)。尚、インバータ制御部5は接点C1,C2を閉じる前に、主幹漏電遮断器103または主幹漏電遮断器103に直列に接続された遮断機を遠隔操作によりオフするように構成することが好ましい。
単相インバータ3と単相3線式の交流端子L1,L2,Cとをこのようなインタフェース装置IFを用いて接続する電源接続方法は、単相インバータ3の一対の交流出力端子7A,7Bまたは一対の電圧線端子L1,L2間にリアクトルLを接続する第一工程と、リアクトルLの中点Lcを中性線端子Nに接続する第二工程と、一対の交流出力端子7A,7Bと一対の電圧線端子L1,L2とを接点C1,C2を介して接続する第三工程とで構成される。
地域ごとに時間帯を決めて順番に停電する計画停電等が予定されるような場合、インバータ制御部5は、自立運転モードに切り替えた後の系統の復電時刻になると、自立運転モードを脱して系統連系モードで作動するように構成されていることが好ましい。そのような計画停電スケジュールを入力する入力部と、入力された計画停電スケジュールを記憶する記憶部と、記憶部に記憶された計画停電スケジュールに基づいて系統連系モードと自立運転モードを切り替える運転モード切替部をインバータ制御部5に備えることがより好ましい。
上述した実施形態は本発明の一例に過ぎず、本発明が上述した具体例に限定されるものではなく、本発明の作用効果を奏する範囲において各回路ブロックの具体的構成等を適宜変更設計できることは言うまでもない。
1:分散型電源(太陽電池発電装置)
2:DC/DCコンバータ
3:インバータ(単相インバータ)
4:LCフィルタ
5:インバータ制御部
6:操作部
100:系統電源
C1,C2,C3:接点
IF:インタフェース装置
PC:パワーコンディショナ
L,L1,L2:リアクトル
Lc:中点(センタタップ)
Ry1:連系リレー
SP:太陽電池パネル

Claims (7)

  1. 単相インバータと、一対の電圧線端子及び中性線端子を備えた単相3線式の交流端子と、を接続するインタフェース装置であって、
    前記単相インバータの一対の交流出力端子と前記一対の電圧線端子とを接続する一対の接続部と、
    前記一対の接続部間に接続されるリアクトルと、
    前記リアクトルの中点を前記中性線端子に接続する中点接続部と、
    を備えているインタフェース装置。
  2. 前記リアクトルがセンタタップ付のリアクトルで構成され、前記センタタップが前記中点接続部に接続されている請求項1記載のインタフェース装置。
  3. 前記リアクトルが少なくとも二つのリアクトルを直列接続した直列リアクトル回路で構成され、前記直列リアクトル回路の両端が前記一対の接続部間に接続され、前記直列リアクトル回路のリアクトル同士の接続点が前記中点接続部に接続されている請求項1記載のインタフェース装置。
  4. 前記単相3線式の交流端子が構内の分電盤に設けられている請求項1から3の何れかに記載のインタフェース装置。
  5. 直流電力を交流電力に変換するパワーコンディショナに単相インバータが組み込まれ、請求項1から4の何れかに記載のインタフェース装置を介して単相3線式の交流端子と接続される自立出力を備えているパワーコンディショナ。
  6. 前記リアクトルの中点が前記パワーコンディショナのグランド端子に接続されている請求項5記載のパワーコンディショナ。
  7. 単相インバータと、一対の電圧線端子及び中性線端子を備えた単相3線式の交流端子とを接続する電源接続方法であって、
    前記単相インバータの一対の交流出力端子または前記一対の電圧線端子間にリアクトルを接続する第一工程と、
    前記リアクトルの中点を前記中性線端子に接続する第二工程と、
    前記一対の交流出力端子と前記一対の電圧線端子とを接続する第三工程と、
    を備えている電源接続方法。
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