JP2017143421A - Enumキャッシュ設定システム、enum権威サーバおよびenumキャッシュ設定方法 - Google Patents

Enumキャッシュ設定システム、enum権威サーバおよびenumキャッシュ設定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ENUMキャッシュサーバのキャッシュヒット率を向上させ、ENUM権威サーバの負荷を低減する。
【解決手段】ENUM権威サーバ10は、契約情報を受け取り、着信先端末の電話番号に、着信数が多いことの指標となる契約内容が登録されている場合に、TTL値が長くなるように設定し、着信数が少ないことの指標となる契約内容が登録されている場合に、TTL値が短くなるように設定するTTL設定部121と、着信先端末の電話番号に対応する接続先情報と、当該接続先情報に関する設定されたTTL値とを記憶する記憶部13と、ENUMキャッシュサーバからの着信先端末の電話番号に対応する接続先情報の問合せを受け付けた場合に、着信先端末の電話番号に対応する接続先情報と設定されたTTL値とを、ENUMキャッシュサーバに応答する接続先情報問合せ応答部123(問合せ応答部)と、を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、IP(Internet Protocol)電話を提供するサービス網(IP網)が複数事業者により提供され、それらが相互接続されるシステムにおいて、事業者間で電話番号を持ちまわる番号ポータビリティ制度が導入されている条件下でのENUM(E.164 Number Mapping)権威サーバおよびENUMキャッシュ設定方法に関する。
従来、IP網において、通信事業者網内の装置(SIP(Session Initiation Protocol)サーバ等)が、電話番号とURI(Uniform Resource Identifier)との対応付けを行う仕組みとしてENUMシステムが提案されている。このENUMシステムでは、通信事業者のネットワーク内に設置されたSIPサーバが、接続先となる端末(IP電話等)の電話番号についての接続先の情報(IPアドレスや、ドメイン名等)をENUMサーバに問い合わせて、その接続先の情報に基づいてルーティングを行う。
このSIPサーバが、自身が収容する端末から他の端末への接続要求を受け付ける度にENUMサーバに問い合わせを行うと、ENUMサーバへのアクセスが膨大なものとなり、負荷が大きくなる。その理由は、通信事業者が複数あり、その通信事業者のネットワーク内には複数のSIPサーバが設置されており、さらに、1つのSIPサーバが収容する端末の台数も多いため、全体として膨大な端末からのアクセスをENUMサーバが受け付けることになるためである。ENUMサーバの負荷が大きくなると、SIPサーバからの問い合わせに対する応答時間が長くなることや、最悪の場合ENUMサーバが応答できなくなり、結果的に端末間の接続遅延の増加や接続障害が発生する。
そこで、ENUMシステムにおいても、DNS(Domain Name System)で用いられるような、一度問い合わせた情報を蓄積しておくキャッシュ機構(ENUMキャッシュサーバ)を備えるようにすることが提案されている(特許文献1参照)。自網内の端末から接続先となる端末への接続要求を受け付けたSIPサーバは、まず、ENUMキャッシュサーバに問い合わせる。そして、ENUMキャッシュサーバは、自身がその接続先の情報を蓄積していれば、その情報をSIPサーバに返す。一方、ENUMキャッシュサーバは、その接続先の情報を蓄積していない場合には、接続先の情報を記憶しているENUMサーバに問い合わせを実行して、その接続先の情報を取得してキャッシュデータとして蓄積した上で、SIPサーバに返す。このようにすることで、ENUMサーバの負荷を軽減することができる。なお、以降の説明において、ENUMサーバを、ENUMキャッシュサーバから接続先の情報の問合せを受けるサーバとして「ENUM権威サーバ」と称し説明する。
一方、PSTN(Public Switched Telephone Network:公衆電話交換回線網)網からIP網への移行に伴い、IP網において固定電話番号を通信事業者間で自由に持ち回れる番号ポータビリティの仕組みが検討されている(非特許文献1参照)。
非特許文献1に記載の方式では、各通信事業者の番号ポータビリティ情報を集中管理したデータベースを、DNSの仕組みを利用したENUMサーバ(ENUM権威サーバ)に備え、各通信事業者のSIPサーバは、ENUMサーバ(ENUM権威サーバ)にアクセスすることにより、各電話番号が他網へ移転(ポートアウト)しているか否かを解決し、接続先の情報を取得して通信を行う。
図8は、上記したように、ENUMサーバ(ENUM権威サーバ)の負荷を軽減するために、ENUMキャッシュサーバを採用した場合の従来例を示す図である。
図8に示すように、まず、03−9999帯の端末1(1a)(IP電話等)から0422−99帯の端末1(1b)(IP電話等)への接続要求メッセージ(図8において、「接続要求」と記載する。他図も同様。)が、SIPサーバ30へ送信される(ステップS1)。
接続要求メッセージを受け付けたSIPサーバ30は、ENUMキャッシュサーバ20に対して、着信先の通信事業者へ接続するための接続先情報(着信先電話番号に対応するURI等)の取得要求(「接続先情報要求メッセージ」。図8において、「接続先情報要求」と記載する。他図も同様。)を送信する(ステップS2)。
ENUMキャッシュサーバ20は、着信先の通信事業者の接続先情報を自身の記憶部に記憶(キャッシュ)しているかを確認し、記憶していない場合には、ENUM権威サーバ10Aに対して、接続先情報の問合せ(「接続先情報問合せメッセージの送信」。図8においては、「接続先情報問合せ」と記載する。他図も同様。)を行う(ステップS3)。
ENUM権威サーバ10Aは、当該接続先情報の問合せを受信すると、自身のデータベースを参照し、その着信先の端末1(1b)に対応する接続先情報を抽出し、ENUMキャッシュサーバ20に応答情報(「接続先情報問合せ応答メッセージ」。図8においては、「接続先情報問合せ応答」と記載する。他図も同様。)を送信する(ステップS4)。
ENUMキャッシュサーバ20は、応答情報を受信すると、その応答情報に含まれる接続先情報とTTL(Time To Live:キャッシュ保持期間)とを自身の記憶部に記憶(キャッシュ)する(ステップS5)。そして、ENUMキャッシュサーバ20は、その接続先情報を含む接続先情報応答メッセージ(図8においては、「接続先情報応答」と記載する。他図も同様。)を、SIPサーバ30に送信する(ステップS6)。
なお、ステップS3〜S5の処理は、ENUMキャッシュサーバ20に着信先の通信事業者に対応する接続先情報が記憶(キャッシュ)されている場合には行わず、ENUMキャッシュサーバ20は、その記憶(キャッシュ)されている接続先情報を取得し、SIPサーバ30に接続先情報応答メッセージを送信する(ステップS6の処理)。
また、ENUMキャッシュサーバ20は、TTLで設定された所定の保持期間が経過すると、記憶(キャッシュ)していた接続先情報を削除する。
SIPサーバ30は、接続先情報応答メッセージに含まれる接続先情報を受信すると、着信先となる0422−99帯の端末1(1b)に呼接続する(ステップS7)。
特開2007−243564号公報
「JJ−90.31 キャリアENUMの相互接続 共通インタフェース」一般社団法人情報通信技術委員会、2015年8月27日
しかしながら、ENUMキャッシュサーバを用いた従来の手法には、以下に示す問題がある。
非特許文献1に記載の技術(標準化技術)では、ENUMキャッシュサーバに設定されるTLLは一定時間(60秒)を推奨しており、ENUMキャッシュサーバは、TTLとして60秒を設定すると、接続先情報をキャッシュしてから60秒後に、当該接続先情報を削除する。
よって、従来のENUMキャッシュサーバでは、問合せの頻度が低くキャッシュヒットが見込めない接続先情報でも一定時間キャッシュを保持することになる。また、逆に、問合せ頻度の高くキャッシュヒットが見込める接続先情報でも一定時間で破棄してしまう。つまり、キャッシュヒットの効率が悪いものとなっていた。例えば、同一電話番号への呼が集中している状況であっても、ENUMキャッシュサーバは、TTLの設定に従って、キャッシュしていた接続先情報を削除してしまう。そのため、その後同じ電話番号への問合せを受信した場合であっても、再度ENUM権威サーバにアクセスすることとなり、ENUM権威サーバの処理負荷が高くなってしまう。よって、ENUM権威サーバの負荷を軽減するため、ENUMキャッシュサーバにおいてキャッシュヒット率を向上させる必要がある。
このような背景を鑑みて本発明がなされたのであり、本発明は、ENUMキャッシュサーバのキャッシュヒット率を向上させ、ENUM権威サーバの負荷を低減することを課題とする。
前記した課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、ENUMキャッシュサーバから着信先端末の電話番号に対応する接続先情報の問合せを受け付けるENUM権威サーバと、前記着信先端末の電話番号に関する契約情報を記憶する契約情報DB(Database)サーバとを含んで構成されるENUMキャッシュ設定システムであって、前記契約情報DBサーバが、前記着信先端末の電話番号に対応付けて、着信数が多いかまたは少ないかの指標となる契約内容が格納される契約情報を記憶する記憶部と、前記着信先端末の電話番号毎の前記契約情報を、前記ENUM権威サーバに送信する制御部と、を備え、前記ENUM権威サーバが、前記契約情報を受け取り、前記着信先端末の電話番号に、前記着信数が多いことの指標となる契約内容が登録されている場合に、前記ENUMキャッシュサーバが前記接続先情報を保持する期間を示すTTL(Time To Live)値を所定の基準値よりも長くなるように設定し、前記着信数が少ないことの指標となる契約内容が登録されている場合に、前記TTL値を所定の基準値よりも短くなるように設定するTTL設定部と、前記着信先端末の電話番号に対応する接続先情報と、当該接続先情報に関する前記設定されたTTL値とを記憶する記憶部と、前記ENUMキャッシュサーバからの前記着信先端末の電話番号に対応する接続先情報の問合せを受け付けた場合に、前記着信先端末の電話番号に対応する接続先情報と前記設定されたTTL値とを、前記ENUMキャッシュサーバに応答する問合せ応答部と、を備えることを特徴とするENUMキャッシュ設定システムとした。
また、請求項4に記載の発明は、ENUMキャッシュサーバから着信先端末の電話番号に対応する接続先情報の問合せを受け付けるENUM権威サーバであって、前記着信先端末の電話番号に対応付けて、着信数が多いかまたは少ないかの指標となる契約内容が格納される契約情報を受け取り、前記着信先端末の電話番号に、前記着信数が多いことの指標となる契約内容が登録されている場合に、前記ENUMキャッシュサーバが前記接続先情報を保持する期間を示すTTL値を所定の基準値よりも長くなるように設定し、前記着信数が少ないことの指標となる契約内容が登録されている場合に、前記TTL値を所定の基準値よりも短くなるように設定するTTL設定部と、前記着信先端末の電話番号に対応する接続先情報と、当該接続先情報に関する前記設定されたTTL値とを記憶する記憶部と、前記ENUMキャッシュサーバからの前記着信先端末の電話番号に対応する接続先情報の問合せを受け付けた場合に、前記着信先端末の電話番号に対応する接続先情報と前記設定されたTTL値とを、前記ENUMキャッシュサーバに応答する問合せ応答部と、を備えることを特徴とするENUM権威サーバとした。
また、請求項7に記載の発明は、ENUMキャッシュサーバから着信先端末の電話番号に対応する接続先情報の問合せを受け付けるENUM権威サーバのENUMキャッシュ設定方法であって、前記ENUM権威サーバが、前記着信先端末の電話番号に対応付けて、着信数が多いかまたは少ないかの指標となる契約内容が格納される契約情報を受け取り、前記着信先端末の電話番号に、前記着信数が多いことの指標となる契約内容が登録されている場合に、前記ENUMキャッシュサーバが前記接続先情報を保持する期間を示すTTL値を所定の基準値よりも長くなるように設定し、前記着信数が少ないことの指標となる契約内容が登録されている場合に、前記TTL値を所定の基準値よりも短くなるように設定するステップと、前記着信先端末の電話番号に対応する接続先情報と、当該接続先情報に関する前記設定されたTTL値とを記憶手段に記憶するステップと、前記ENUMキャッシュサーバからの前記着信先端末の電話番号に対応する接続先情報の問合せを受け付けた場合に、前記着信先端末の電話番号に対応する接続先情報と前記設定されたTTL値とを、前記ENUMキャッシュサーバに応答するステップと、を実行することを特徴とするENUMキャッシュ設定方法とした。
このようにすることで、ENUM権威サーバは、契約情報に基づき、着信先端末の電話番号に対応した適切なTTL値を設定することができる。この適切なTTL値を接続先情報とともにENUMキャッシュサーバに送信することにより、ENUMキャッシュサーバのキャッシュヒット率を向上させ、ENUM権威サーバの負荷を低減することができる。
請求項2に記載の発明は、ENUMキャッシュサーバから着信先端末の電話番号に対応する接続先情報の問合せを受け付けるENUM権威サーバと、前記着信先端末の電話番号に関する契約情報を記憶する契約情報DBサーバと、各着信先端末に対する接続要求数に関する統計情報を記憶する統計情報DBサーバと、を含んで構成されるENUMキャッシュ設定システムであって、前記契約情報DBサーバが、前記着信先端末の電話番号に対応付けて、着信数が多いかまたは少ないかの指標となる契約内容が格納される契約情報を記憶する記憶部と、前記着信先端末の電話番号毎の前記契約情報を、前記ENUM権威サーバに送信する制御部と、を備え、前記統計情報DBサーバが、前記着信先端末それぞれの接続要求数に関する統計情報を記憶する記憶部と、前記着信先端末の電話番号に対応付けて、前記統計情報を前記ENUM権威サーバに送信する制御部と、を備え、前記ENUM権威サーバが、前記契約情報を受け取り、前記着信先端末の電話番号に、前記着信数が多いことの指標となる契約内容が登録されている場合に、前記ENUMキャッシュサーバが前記接続先情報を保持する期間を示すTTL値を所定の基準値よりも長くなるように設定し、前記着信数が少ないことの指標となる契約内容が登録されている場合に、前記TTL値を所定の基準値よりも短くなるように設定するTTL設定部と、前記着信先端末の電話番号に対応する接続先情報と、当該接続先情報に関する前記設定されたTTL値とを記憶する記憶部と、前記統計情報を受け取り、接続要求数が多いかまたは少ないかに応じて、前記設定されたTTL値を変更するTTL変更部と、前記ENUMキャッシュサーバからの前記着信先端末の電話番号に対応する接続先情報の問合せを受け付けた場合に、前記着信先端末の電話番号に対応する接続先情報と前記変更されたTTL値とを、前記ENUMキャッシュサーバに応答する問合せ応答部と、を備えることを特徴とするENUMキャッシュ設定システムとした。
また、請求項5に記載の発明は、ENUMキャッシュサーバから着信先端末の電話番号に対応する接続先情報の問合せを受け付けるENUM権威サーバであって、前記着信先端末の電話番号に対応付けて、着信数が多いかまたは少ないかの指標となる契約情報を受け取り、前記着信先端末の電話番号に、前記着信数が多いことの指標となる契約内容が登録されている場合に、前記ENUMキャッシュサーバが前記接続先情報を保持する期間を示すTTL値を所定の基準値よりも長くなるように設定し、前記着信数が少ないことの指標となる契約内容が登録されている場合に、前記TTL値を所定の基準値よりも短くなるように設定するTTL設定部と、前記着信先端末の電話番号に対応する接続先情報と、当該接続先情報に関する前記設定されたTTL値とを記憶する記憶部と、前記着信先端末それぞれの接続要求数に関する統計情報を受け取り、接続要求数が多いかまたは少ないかに応じて、前記設定されたTTL値を変更するTTL変更部と、前記ENUMキャッシュサーバからの前記着信先端末の電話番号に対応する接続先情報の問合せを受け付けた場合に、前記着信先端末の電話番号に対応する接続先情報と前記変更されたTTL値とを、前記ENUMキャッシュサーバに応答する問合せ応答部と、を備えることを特徴とするENUM権威サーバとした。
また、請求項8に記載の発明は、ENUMキャッシュサーバから着信先端末の電話番号に対応する接続先情報の問合せを受け付けるENUM権威サーバのENUMキャッシュ設定方法であって、前記ENUM権威サーバが、前記着信先端末の電話番号に対応付けて、着信数が多いかまたは少ないかの指標となる契約情報を受け取り、前記着信先端末の電話番号に、前記着信数が多いことの指標となる契約内容が登録されている場合に、前記ENUMキャッシュサーバが前記接続先情報を保持する期間を示すTTL値を所定の基準値よりも長くなるように設定し、前記着信数が少ないことの指標となる契約内容が登録されている場合に、前記TTL値を所定の基準値よりも短くなるように設定するステップと、前記着信先端末の電話番号に対応する接続先情報と、当該接続先情報に関する前記設定されたTTL値とを記憶手段に記憶するステップと、前記着信先端末それぞれの接続要求数に関する統計情報を受け取り、接続要求数が多いかまたは少ないかに応じて、前記設定されたTTL値を変更するステップと、前記ENUMキャッシュサーバからの前記着信先端末の電話番号に対応する接続先情報の問合せを受け付けた場合に、前記着信先端末の電話番号に対応する接続先情報と前記変更されたTTL値とを、前記ENUMキャッシュサーバに応答するステップと、を実行することを特徴とするENUMキャッシュ設定方法とした。
このようにすることで、ENUM権威サーバは、契約情報に基づきTTL値を設定した上で、着信先端末の統計情報に基づき、より適切にTTL値を変更することができる。よって、ENUMキャッシュサーバのキャッシュヒット率をさらに向上させ、ENUM権威サーバの負荷を適切に低減することができる。
請求項3に記載の発明は、ENUMキャッシュサーバから着信先端末の電話番号に対応する接続先情報の問合せを受け付けるENUM権威サーバと、各着信先端末に対する接続要求数に関する統計情報を記憶する統計情報DBサーバと、を含んで構成されるENUMキャッシュ設定システムであって、前記統計情報DBサーバが、前記着信先端末それぞれの接続要求数に関する統計情報を記憶する記憶部と、前記着信先端末の電話番号に対応付けて、前記統計情報を前記ENUM権威サーバに送信する制御部と、を備え、前記ENUM権威サーバが、前記ENUMキャッシュサーバが前記接続先情報を保持する期間を示すTTL値として所定の基準値を設定するTTL設定部と、前記着信先端末の電話番号に対応する接続先情報と、当該接続先情報に関する前記設定されたTTL値とを記憶する記憶部と、前記統計情報を受け取り、接続要求数が多いかまたは少ないかに応じて、前記設定されたTTL値を変更するTTL変更部と、前記ENUMキャッシュサーバからの前記着信先端末の電話番号に対応する接続先情報の問合せを受け付けた場合に、前記着信先端末の電話番号に対応する接続先情報と前記変更されたTTL値とを、前記ENUMキャッシュサーバに応答する問合せ応答部と、を備えることを特徴とするENUMキャッシュ設定システムとした。
また、請求項6に記載の発明は、ENUMキャッシュサーバから着信先端末の電話番号に対応する接続先情報の問合せを受け付けるENUM権威サーバであって、前記ENUMキャッシュサーバが前記接続先情報を保持する期間を示すTTL値として所定の基準値を設定するTTL設定部と、前記着信先端末の電話番号に対応する接続先情報と、当該接続先情報に関する前記設定されたTTL値とを記憶する記憶部と、前記着信先端末それぞれの接続要求数に関する統計情報を受け取り、接続要求数が多いかまたは少ないかに応じて、前記設定されたTTL値を変更するTTL変更部と、前記ENUMキャッシュサーバからの前記着信先端末の電話番号に対応する接続先情報の問合せを受け付けた場合に、前記着信先端末の電話番号に対応する接続先情報と前記変更されたTTL値とを、前記ENUMキャッシュサーバに応答する問合せ応答部と、を備えることを特徴とするENUMキャッシュ設定システムとした。
このようにすることで、ENUM権威サーバは、着信先端末の統計情報に基づき、着信先端末の電話番号に対応した適切なTTL値を設定することができる。この適切なTTL値を接続先情報とともにENUMキャッシュサーバに送信することにより、ENUMキャッシュサーバのキャッシュヒット率を向上させ、ENUM権威サーバの負荷を低減することができる。
本発明によれば、ENUMキャッシュサーバのキャッシュヒット率を向上させ、ENUM権威サーバの負荷を低減することができる。
本発明の第1の実施形態に係るENUM権威サーバを含むENUMキャッシュ設定システムの全体構成を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る契約情報のデータ構成例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るENUM権威サーバの構成例を示す機能ブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る接続先情報テーブルのデータ構成例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係るENUM権威サーバを含むENUMキャッシュ設定システムの全体構成を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係るENUM権威サーバの構成例を示す機能ブロック図である。 本発明の第2の実施形態の変形例に係るENUM権威サーバを含むENUMキャッシュ設定システムの全体構成を示す図である。 ENUMサーバ(ENUM権威サーバ)の負荷を軽減するために、ENUMキャッシュサーバを採用した場合の従来例を示す図である。
次に、本発明を実施するための形態(以下、実施形態と称する。)における、ENUMキャッシュ設定システム、ENUM権威サーバおよびENUMキャッシュ設定方法について説明する。
<第1の実施形態>
まず、第1の実施形態に係るENUM権威サーバ10を含むENUMキャッシュ設定システム100について説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るENUM権威サーバ10を含むENUMキャッシュ設定システム100の全体構成を示す図である。
第1の実施形態に係るENUM権威サーバ10は、ENUMキャッシュサーバ20に記憶(キャッシュ)させる接続先情報についてのTTLの設定を、その電話番号の契約情報に基づき行うことを特徴とする。
図1に示すように、第1の実施形態に係るENUM権威サーバ10を含むシステムは、図8に示したシステムの構成に加えて、ENUM権威サーバ10に契約情報DB(DataBase)サーバ40が接続されていることを特徴する。ENUM権威サーバ10は、契約情報DBサーバ40に記憶されている契約情報400(後記する図2)を参照することにより、ENUMキャッシュサーバ20からの問合せを受ける、電話番号に対応した接続先情報についてのTTLを、所定のロジックに基づき最適に設定する。例えば、ENUM権威サーバ10は、契約情報400を参照し、電話を受信する頻度が高い法人ユーザに対しては、TTLを長く設定したり、個人ユーザに対しては、TTLを短く設定したりする。また、代表番号等の付加サービスに加入しているユーザの番号のTTLを長く設定したり、コールセンタ等の利用用途に使用されるユーザの番号のTTLを長く設定したり等を行う。つまり、第1の実施形態に係るENUM権威サーバ10は、契約情報400に基づき、TTLの設定時間を最適に設定することを特徴とする。
以下、具体的に説明する。
図1に示すように、本発明の第1の実施形態に係るENUMキャッシュ設定システム100は、ENUMキャッシュサーバ20に接続するENUM権威サーバ10と、そのENUM権威サーバ10に接続する契約情報DBサーバ40とを含んで構成される。
ENUM権威サーバ10は、ENUMキャッシュサーバ20からの問合せ(接続先情報問合せメッセージ)を受け付け、自身が記憶する着信先端末の電話番号に対応した接続先情報とそのTTLの設定時間(以下、「TTL値」と称する場合がある。)を含む情報(以下、「ENUMデータ」と称する場合がある。)をENUMキャッシュサーバ20に、応答情報(接続先情報問合せ応答メッセージ)として送信する。ENUMキャッシュサーバ20は、ENUMデータをキャッシュデータとして記憶するとともに、ENUMデータに付されたTTL値の設定に従って、TTLの設定時間が経過するとそのENUMデータを削除する。
各電話番号に対応したTTL値の設定を、ENUM権威サーバ10は、契約情報DBサーバ40に記憶された契約情報400に基づき決定する。
≪契約情報DBサーバ40≫
本発明の第1の実施形態に係る契約情報DBサーバ40は、入出力部と、記憶部と、制御部と(いずれも不図示)を含んで構成されるコンピュータである。入出力部は、ENUM権威サーバ10等との間で情報の送受信を行う通信インタフェース等により構成される。記憶部は、ハードディスクやフラッシュメモリ等の記憶手段からなり、登録された電話番号に対応付けて設定されるユーザの契約情報400が格納される(図2参照)。制御部は、ENUM権威サーバ10からの契約情報400の参照要求を受け付け、記憶部に記憶されている契約情報400の各情報をENUM権威サーバ10に送信する。
図2は、本発明の第1の実施形態に係る契約情報400のデータ構成例を示す図である。
契約情報400には、着信先端末の電話番号に対応付けて、着信数が多いかまたは少ないかの指標となる契約内容が格納される。具体的には、図2に示すように、契約情報400には、少なくとも電話番号401に対応付けてユーザ種別402が格納される。このユーザ種別402は、例えば、契約ユーザが個人の場合は「1」が登録され、契約ユーザが法人の場合は「2」が登録される。
また、この契約情報400には、電話番号401に対応付けて、さらに、付加サービス403や、利用用途404、関連情報405等の契約内容が登録されてもよい。
付加サービス403には、その電話番号401が、付加サービスとして「代表番号」を契約していることや、付加サービスとして「着信課金」を契約していること等が記憶される。
利用用途404には、その電話番号401が、「通信販売」の受付番号として利用されることや、「コールセンタ」の受付番号として利用されること等が記憶される。
関連情報405には、その電話番号401を登録しているユーザに関連する情報が登録される。例えば、そのユーザの販売する商品やそのユーザが提供するサービスに関連するニュース(リコール情報やサービス停止情報)、新商品の販売情報、チケット発売日時情報など、問合せ電話が増加すると予測されるような情報が、この関連情報405に記憶される。
契約情報DBサーバ40は、ENUM権威サーバ10からの契約情報400の参照要求を所定の時間間隔で受け付けて各情報を参照させる。また、契約情報DBサーバ40は、各電話番号401の1つの行に対応したレコードが新たに登録される度に、そのレコードの情報を、ENUM権威サーバ10に送信するようにしてもよい。
なお、この契約情報400の各情報を登録する際に、ネットワーク管理者が各契約内容に応じた重み付け情報を併せて記憶するようにしてもよい。この重み付け情報では、電話番号401への接続要求が多くなると予想される情報に対し、高い値の重みを設定しておく。
例えば、ユーザ種別402の「個人」には、初期値として重み「0」を設定し、「法人」には、重み「1」を設定する。付加サービス403の「代表番号」には重み「3」を設定し、着信課金には重み「5」を設定する。利用用途404の「通信販売」には、重み「5」を設定し、コールセンタにも重み「5」を設定する。関連情報405の「商品回収ニュースあり」には、重み「10」を設定する。これらの重みの値は、任意にネットワーク管理者等が設定することができる。
契約情報DBサーバ40は、重み付け情報が付された契約情報400の各レコードを、ENUM権威サーバ10に初期値として送信する。また、契約情報DBサーバ40は、契約情報400の内容が変更された場合に、その変更された内容を含む契約情報400のレコードを、契約情報DBサーバ40に送信する。
≪ENUM権威サーバ10≫
次に、ENUMキャッシュ設定システム100のENUM権威サーバ10について説明する。
図3は、本発明の第1の実施形態に係るENUM権威サーバ10の構成例を示す機能ブロック図である。
第1の実施形態に係るENUM権威サーバ10は、接続先情報テーブル130(後記する図4参照)を備え、ENUMキャッシュサーバ20からの問合せ(接続先情報問合せメッセージ)を受けた、着信先情報(着信先端末の電話番号)に対応する接続先情報およびTTLを含むENUMデータを、接続先情報問合せ応答メッセージとしてENUMキャッシュサーバ20に返信する。そして、ENUM権威サーバ10は、この接続先情報テーブル130の各着信先情報に対応付けて、契約情報400に基づき最適なTTL値を設定して記憶させておくことを特徴とする。
なお、ENUM権威サーバ10は、DNSと同様に階層構造(Tier0〜Tier2)で管理されており、着信先情報についての名前解決を行う場合には、上位階層であるTier0またはTier1を管理しているENUM権威サーバからTier2を管理しているENUM権威サーバへ向かって再帰的に問合せを行っていく。そして、ENUMでは、Tier2に属するENUM権威サーバを、各通信事業者が管理しており、各番号帯(例えば、市外局番)の各端末1に対応する接続先情報を記憶している。本実施形態においては、説明を平易にするため、通信事業者が管理するTier2に属するENUM権威サーバを図示して説明する。
このENUM権威サーバ10は、図3に示すように、入出力部11と、制御部12と、記憶部13とを備える。
入出力部11は、他の装置等との間の情報の入出力を行う。例えば、入出力部11は、ENUMキャッシュサーバ20や契約情報DBサーバ40との間で情報の送受信を行う。この入出力部11は、通信回線を介して情報の送受信を行う通信インタフェースと、不図示のキーボード等の入力装置やモニタ等の出力装置との間で情報の入出力を行う入出力インタフェースとから構成される。
記憶部13は、ハードディスクやフラッシュメモリ、RAM(Random Access Memory)等により構成させる。
この記憶部13には、接続先情報テーブル130等が記憶される。
図4は、本発明の第1の実施形態に係る接続先情報テーブル130のデータ構成例を示す図である。
図4に示すように、接続先情報テーブル130には、着信先情報131に対応付けて、接続先情報132およびTTL133が記憶される。
この着信先情報131には、例えば、着信先の端末1の電話番号に基づき、E.164番号をENUMプロトコルのドメイン形式に変換した情報が記憶される。例えば、着信先端末の電話番号(例えば、0422−99−1234)のE.164番号(+81−422−99−1234)を逆順にして、ドットで区切り、「e164.arpa」や「e164.net」等を付けた形式(図4においては、「4.3.2.1.9.9.2.2.4.1.8.e164.arpa」のように記載)を着信先情報131として記憶しておく。
接続先情報132には、例えば、着信先端末のE.164番号と、接続先の通信事業者のドメイン名(carrier_a)とを含むURIが記憶される。ここでは、ドメイン名のうち「carrier_a」で示されるドメインが、自IP網の接続先情報を意味する。また、「carrier_b」「carrier_c」で示されるドメインが、他の通信事業者のIP網の接続先情報を意味し、着信先端末の電話番号が他網へ移転(ポートアウト)していることを示している(図4の符号αのレコード参照)。
また、TTL133には、各着信先情報131に対応付けたTTL値(キャッシュ保持期間)が格納される。このTTL133は、後記する制御部12内のTTL設定部121により、契約情報400等に基づき決定された情報が格納される。
なお、この接続先情報テーブル130の着信先情報131に対応した(1行分の)レコードそれぞれが、上記したENUMデータである。
図3に戻り、制御部12は、ENUM権威サーバ10が実行する処理の全般を司り、TTL設定部121、接続先情報検索部122および接続先情報問合せ応答部123(問合せ応答部)を含んで構成される。なお、この制御部12は、例えば、このENUM権威サーバ10の記憶部13に格納されたプログラムをCPUがRAMに展開し実行することにより実現される。
TTL設定部121は、契約情報DBサーバ40に記憶された契約情報400を参照し、着信先情報131それぞれに対応したTTL133の値を計算して、記憶部13内の接続先情報テーブル130に設定する。このTTL設定部121は、契約情報DBサーバ40に記憶された契約情報400を、所定の時間間隔で参照するようにしてもよいし、新規に登録や変更のあった契約情報400を契約情報DBサーバ40から受信するようにしてもよい。
TTL設定部121は、所定のロジックに従いTTL値を決定する。この所定のロジックは、例えば、以下に示すようなポリシに基づき設定される。
・電話を受信する頻度の高い法人ユーザの電話番号(着信先情報)は、TTLを所定の基準値より長く設定する。また、個人ユーザの電話番号(着信先情報)は、TTLを所定の基準値より短く設定する。
・「代表番号」の付加サービスに加入しているユーザの電話番号(着信先情報)は、着信頻度が高くなると想定されるため、TTLを長く設定する。
・「着信課金」の付加サービスを利用するユーザの電話番号(着信先情報)は、着信頻度が高くなると想定されるため、TTLを長く設定する。
・利用用途に関して、「通信販売」「コールセンタ」「チケット販売」等の電話番号(着信先情報)は、着信頻度が高くなると想定されるため、TTLを長く設定する。
・関連情報に関して、契約ユーザに関連するニュース(例えば、商品回収のニュース等)があった場合には、着信頻度が高くなると想定されるため、TTLを長く設定する。
TTL設定部121には、上記のようなポリシに基づき、例えば、次に示すような所定のロジックを設定する。
TTL設定部121は、ユーザ種別402が法人の電話番号についてのTTL値を、所定の基準値(例えば「45」秒とする。)より長い「60」秒に設定する。また、ユーザ種別402が個人の電話番号についてのTTLを、所定の基準値より短い「30」秒に設定する。そして、契約情報400を参照し、付加サービス403の「代表番号」や「着信課金」に加入している場合には、それぞれ「+60」秒を追加する。利用用途404が「通信販売」や「コールセンタ」等であれば、さらに「+60」秒を追加する。関連情報405の登録があった際にも、さらに「+60」秒を追加する等のロジックを予め決めておく。そして、TTL設定部121は、電話番号毎に、契約情報400の内容に基づきTTL133の値を算出して決定し、接続先情報テーブル130に登録する。
また、TTL設定部121は、契約情報400の各情報に上記した重み付け情報が付されている場合には、例えば、重み「1」につき、TTLの値として「+30」秒を設定するようにしてもよい。
この場合、個人ユーザは初期値として重み「0」のためTTL133の値を「30」秒と設定しておき、重み「1」の法人ユーザには「+30」を追加し、TTL133の値を「60」秒とする。付加サービス403として「代表番号」が設定され、その重みが「3」の場合は、「+30」(秒)×「3」として、「90」秒が初期値「30」秒に追加され、合計値の「120」秒がTTL133の値として設定される。
このようにすることにより、TTL設定部121は、契約情報400に付された重み付け情報に基づき、TTL133の値を算出することができる。
なお、TTL設定部121は、着信先端末の電話番号(着信先情報)が他網へ移転(ポートアウト)しているENUMデータについては、他網に設けられた契約情報DBと連携し、その契約情報を参照してTTLの値を設定するようにしてもよい。なお、後記する統計情報DBについても同様である。
また、TTL設定部121は、入出力部11を介して、例えば、ネットワーク管理者から契約情報400の入力情報を直接受け付け、TTL133の値を算出するようにしてもよいし、ネットワーク管理者からTTL133の設定値(TTL値)の入力情報を受け付け、接続先情報テーブル130に設定するようにしてもよい。
接続先情報検索部122は、入出力部11を介して、接続先情報問合せメッセージをENUMキャッシュサーバ20から受信すると、その接続先情報問合せメッセージに付された着信先情報を抽出する。そして、接続先情報検索部122は、記憶部13内の接続先情報テーブル130を参照し、その着信先情報131に対応する接続先情報132およびTTL133を検索する。接続先情報検索部122は、その検索した結果得られたENUMデータ(接続先情報132およびTTL133)を抽出し、接続先情報問合せ応答部123に処理の指示を出力する。
接続先情報問合せ応答部123(問合せ応答部)は、接続先情報検索部122が抽出したENUMデータ(接続先情報132およびTTL133)を付した接続先情報問合せ応答メッセージを生成する。そして、接続先情報問合せ応答部123は、その生成した接続先情報問合せ応答メッセージを、ENUMキャッシュサーバ20に送信する。
このように、本発明の第1の実施形態に係るENUM権威サーバ10を含むENUMキャッシュ設定システム100によれば、契約情報DBサーバ40に記憶されている契約情報400を参照することにより、各着信先情報に対応した適切なTTLの値を、接続先情報テーブル130に設定することができる。ENUM権威サーバ10は、この適切なTTLの値を接続先情報とともに、ENUMキャッシュサーバ20に送信し、記憶(キャッシュ)させることができる。これにより、ENUMキャッシュサーバ20のキャッシュヒット率を向上させ、ENUM権威サーバ10の負荷を低減することができる。
<第2の実施形態>
次に、第2の実施形態に係るENUM権威サーバ10aを含むENUMキャッシュ設定システム100aについて説明する。
図5は、本発明の第2の実施形態に係るENUM権威サーバ10aを含むENUMキャッシュ設定システム100aの全体構成を示す図である。
図1に示した第1の実施形態に係るENUMキャッシュ設定システム100と比べ、ENUMキャッシュ設定システム100aでは、図5に示すように、統計情報DBサーバ50を備えることを特徴とする。
第2の実施形態に係るENUM権威サーバ10aは、ENUMキャッシュサーバ20に記憶(キャッシュ)させる接続先情報についてのTTLの値を、その電話番号(着信先情報)の契約情報400と、統計情報DBサーバ50から取得する統計情報500とに基づき設定することを特徴とする。なお、契約情報DBサーバ40の構成および処理内容は、第1の実施形態と同様であるので、ここでの説明は省略する。ENUM権威サーバ10aは、契約情報DBサーバ40に記憶された契約情報400を参照して、各着信先情報についてのTTLを設定しておく、その後、統計情報DBサーバ50に記憶された統計情報500に基づき、TTLの設定時間をより最適に変更することを特徴とする。
≪統計情報DBサーバ50≫
本発明の第2の実施形態に係る統計情報DBサーバ50は、入出力部と、記憶部と、制御部と(いずれも不図示)を含んで構成されるコンピュータである。入出力部は、ENUM権威サーバ10a等との間で情報の送受信を行う通信インタフェース等により構成される。記憶部は、ハードディスクやフラッシュメモリ等の記憶手段からなり、登録された電話番号や電話番号帯毎に対応付けた統計情報500が格納される。制御部は、統計情報500を収集して記憶部に記憶しておく。そして、制御部は、ENUM権威サーバ10aからの統計情報500の参照要求を受け付け、記憶部に記憶されている統計情報500の各情報をENUM権威サーバ10aに送信する。
統計情報DBサーバ50の記憶部に記憶される統計情報は、例えば、以下の情報が記憶される。
・着信電話番号毎の接続要求数(電話回数)
・上記着信電話番号毎の接続要求数(電話回数)の所定期間の頻度情報
例えば、着信回数の多い、時間帯、時期(曜日、月、季節、イベント時)の情報
・着信電話番号毎や、地域(エリア)毎(電話番号帯毎)の呼量の情報
統計情報DBサーバ50は、これらの統計情報のうち、予めネットワーク管理者が設定した情報を収集する。統計情報DBサーバ50は、これらの情報を、例えば、各SIPサーバ30から取得したり、ネットワーク全体を管理するネットワーク管理装置(不図示)から取得したりすることができる。なお、ENUM権威サーバ10aへの接続先情報の問合せは、図5に示すような自網内のSIPサーバ30からだけでなく、他のIP網からの接続先情報の問合せもある。それら他網からの問合せ回数等の情報もネットワーク管理装置(不図示)等から取得することができる。
そして、統計情報DBサーバ50は、所定の時間間隔毎にENUM権威サーバ10aからの参照要求を受け付け、収集した統計情報を、ENUM権威サーバ10aに送信する。
≪ENUM権威サーバ10a≫
次に、ENUMキャッシュ設定システム100aのENUM権威サーバ10aについて説明する。
図6は、本発明の第2の実施形態に係るENUM権威サーバ10aの構成例を示す機能ブロック図である。
図3に示した第1の実施形態に係るENUM権威サーバ10の構成との違いは、制御部12aの中に、TTL変更部124を備えていることである。その他の構成については、同一の機能を有するため、同一の名称と同一の符合を付し、説明を省略する。
TTL変更部124は、TTL設定部121が接続先情報テーブル130において設定したTTL値を、統計情報DBサーバ50から受信した統計情報500を参照して、所定のロジックに基づき変更する。
例えば、TTL変更部124は、「着信電話番号毎の接続要求数(電話回数)」の統計情報を受信した場合に、電話回数の多い電話番号(着信先情報)については、TTLが長くなるように変更する。例えば、現状のTTL値に「+60」秒を加えた値を計算して設定する。また、統計情報に基づき、電話の頻度が多い時期、多い時間帯については、TTLを長く設定する(例えば、「+60」秒を加える。)。一方、電話の頻度が少ない時期・時間帯はTTLを短く設定する(例えば、「−30秒」として減らす。)。
また、TTL変更部124は、地域(エリア)毎、つまり、電話番号帯毎に、TTL値を増減させてもよい。例えば、激甚災害等が発生したことにより、その地域(エリア)の電話番号帯(例えば、0422-99の電話番号帯等)において着信電話が急増した場合に、その電話番号帯すべてのTTL値を大幅に延長する(例えば、「3600」秒に設定する。)。また、TTL変更部124は、統計情報DBサーバ50から受信した統計情報500に基づき、所定の呼量を超える着信電話番号や、電話番号帯について、TTLを長く設定するようにする。
このように、本発明の第2の実施形態に係るENUM権威サーバ10aを含むENUMキャッシュ設定システム100aによれば、契約情報DBサーバ40に記憶されている契約情報400を参照することにより、各着信先情報のTTLの設定時間を適切に設定した上で、着信先となる電話番号の統計情報500に基づき、さらに適切にTTLを変更(調整)することができる。よって、ENUMキャッシュサーバ20のキャッシュヒット率をさらに向上させ、ENUM権威サーバ10aの負荷を適切に低減することができる。
<変形例>
次に、第2の実施形態に係るENUM権威サーバ10aを含むENUMキャッシュ設定システム100aの変形例について説明する。
図7は、本発明の第2の実施形態の変形例に係るENUM権威サーバ10bを含むENUMキャッシュ設定システム100bの全体構成を示す図である。
図5に示した第2の実施形態のENUMキャッシュ設定システム100aと比べ、変形例に係るENUMキャッシュ設定システム100bでは、図7に示すように、契約情報DBサーバ40を備えていない点が異なる。
この場合、ENUM権威サーバ10bのTTL設定部121は、予め例えば、TTLとして「60」秒を接続先情報テーブル130のTTL133の値(すべてのTTLの初期値)として設定しておく。そして、TTL変更部124が、統計情報DBサーバ50からの統計情報500を取得(参照)することにより、接続先情報テーブル130のTTL133の値を変更する。
このようにすることによっても、本発明の第2の実施形態の変形例に係るENUM権威サーバ10bを含むENUMキャッシュ設定システム100bによれば、着信先となる電話番号の統計情報500に基づき、各着信先情報のTTLの設定時間を適切に変更(調整)することができる。よって、ENUMキャッシュサーバ20のキャッシュヒット率を向上させ、ENUM権威サーバ10bの負荷を適切に低減することができる。
なお、本発明の各実施形態の説明においては、図1,図5に示すように、契約情報400が、ENUM権威サーバ10,10aとは別装置である契約情報DBサーバ40に格納されるものとして説明した。しかしながら、契約情報400を、ENUM権威サーバ10,10aが備えるようにしてもよい。また、図5,図7に示すように、統計情報500が、ENUM権威サーバ10a,10bとは別装置である統計情報DBサーバ50に格納されるものとして説明した。しかしながら、統計情報500を、ENUM権威サーバ10a,10bが備えるようにしてもよい。
さらに、本実施形態においては、ENUM権威サーバ10,10a、10bとENUMキャッシュサーバ20を別装置として説明したが、ENUM権威サーバ10,10a、10bにキャッシュ機能を持たせることにより、ENUM権威サーバ10,10a、10bとして1つの筺体で構成するようにしてもよい。
1 端末
10,10a,10b ENUM権威サーバ
11 入出力部
12 制御部
13 記憶部
20 ENUMキャッシュサーバ
30 SIPサーバ
40 契約情報DBサーバ
50 統計情報DBサーバ
100,100a,100b ENUMキャッシュ設定システム
121 TTL設定部
122 接続先情報検索部
123 接続先情報問合せ応答部(問合せ応答部)
124 TTL変更部
130 接続先情報テーブル
400 契約情報
500 統計情報

Claims (8)

  1. ENUMキャッシュサーバから着信先端末の電話番号に対応する接続先情報の問合せを受け付けるENUM権威サーバと、前記着信先端末の電話番号に関する契約情報を記憶する契約情報DBサーバとを含んで構成されるENUMキャッシュ設定システムであって、
    前記契約情報DBサーバは、
    前記着信先端末の電話番号に対応付けて、着信数が多いかまたは少ないかの指標となる契約内容が格納される契約情報を記憶する記憶部と、
    前記着信先端末の電話番号毎の前記契約情報を、前記ENUM権威サーバに送信する制御部と、を備え、
    前記ENUM権威サーバは、
    前記契約情報を受け取り、前記着信先端末の電話番号に、前記着信数が多いことの指標となる契約内容が登録されている場合に、前記ENUMキャッシュサーバが前記接続先情報を保持する期間を示すTTL(Time To Live)値を所定の基準値よりも長くなるように設定し、前記着信数が少ないことの指標となる契約内容が登録されている場合に、前記TTL値を所定の基準値よりも短くなるように設定するTTL設定部と、
    前記着信先端末の電話番号に対応する接続先情報と、当該接続先情報に関する前記設定されたTTL値とを記憶する記憶部と、
    前記ENUMキャッシュサーバからの前記着信先端末の電話番号に対応する接続先情報の問合せを受け付けた場合に、前記着信先端末の電話番号に対応する接続先情報と前記設定されたTTL値とを、前記ENUMキャッシュサーバに応答する問合せ応答部と、
    を備えることを特徴とするENUMキャッシュ設定システム。
  2. ENUMキャッシュサーバから着信先端末の電話番号に対応する接続先情報の問合せを受け付けるENUM権威サーバと、前記着信先端末の電話番号に関する契約情報を記憶する契約情報DBサーバと、各着信先端末に対する接続要求数に関する統計情報を記憶する統計情報DBサーバと、を含んで構成されるENUMキャッシュ設定システムであって、
    前記契約情報DBサーバは、
    前記着信先端末の電話番号に対応付けて、着信数が多いかまたは少ないかの指標となる契約内容が格納される契約情報を記憶する記憶部と、
    前記着信先端末の電話番号毎の前記契約情報を、前記ENUM権威サーバに送信する制御部と、を備え、
    前記統計情報DBサーバは、
    前記着信先端末それぞれの接続要求数に関する統計情報を記憶する記憶部と、
    前記着信先端末の電話番号に対応付けて、前記統計情報を前記ENUM権威サーバに送信する制御部と、を備え、
    前記ENUM権威サーバは、
    前記契約情報を受け取り、前記着信先端末の電話番号に、前記着信数が多いことの指標となる契約内容が登録されている場合に、前記ENUMキャッシュサーバが前記接続先情報を保持する期間を示すTTL値を所定の基準値よりも長くなるように設定し、前記着信数が少ないことの指標となる契約内容が登録されている場合に、前記TTL値を所定の基準値よりも短くなるように設定するTTL設定部と、
    前記着信先端末の電話番号に対応する接続先情報と、当該接続先情報に関する前記設定されたTTL値とを記憶する記憶部と、
    前記統計情報を受け取り、接続要求数が多いかまたは少ないかに応じて、前記設定されたTTL値を変更するTTL変更部と、
    前記ENUMキャッシュサーバからの前記着信先端末の電話番号に対応する接続先情報の問合せを受け付けた場合に、前記着信先端末の電話番号に対応する接続先情報と前記変更されたTTL値とを、前記ENUMキャッシュサーバに応答する問合せ応答部と、
    を備えることを特徴とするENUMキャッシュ設定システム。
  3. ENUMキャッシュサーバから着信先端末の電話番号に対応する接続先情報の問合せを受け付けるENUM権威サーバと、各着信先端末に対する接続要求数に関する統計情報を記憶する統計情報DBサーバと、を含んで構成されるENUMキャッシュ設定システムであって、
    前記統計情報DBサーバは、
    前記着信先端末それぞれの接続要求数に関する統計情報を記憶する記憶部と、
    前記着信先端末の電話番号に対応付けて、前記統計情報を前記ENUM権威サーバに送信する制御部と、を備え、
    前記ENUM権威サーバは、
    前記ENUMキャッシュサーバが前記接続先情報を保持する期間を示すTTL値として所定の基準値を設定するTTL設定部と、
    前記着信先端末の電話番号に対応する接続先情報と、当該接続先情報に関する前記設定されたTTL値とを記憶する記憶部と、
    前記統計情報を受け取り、接続要求数が多いかまたは少ないかに応じて、前記設定されたTTL値を変更するTTL変更部と、
    前記ENUMキャッシュサーバからの前記着信先端末の電話番号に対応する接続先情報の問合せを受け付けた場合に、前記着信先端末の電話番号に対応する接続先情報と前記変更されたTTL値とを、前記ENUMキャッシュサーバに応答する問合せ応答部と、
    を備えることを特徴とするENUMキャッシュ設定システム。
  4. ENUMキャッシュサーバから着信先端末の電話番号に対応する接続先情報の問合せを受け付けるENUM権威サーバであって、
    前記着信先端末の電話番号に対応付けて、着信数が多いかまたは少ないかの指標となる契約内容が格納される契約情報を受け取り、前記着信先端末の電話番号に、前記着信数が多いことの指標となる契約内容が登録されている場合に、前記ENUMキャッシュサーバが前記接続先情報を保持する期間を示すTTL値を所定の基準値よりも長くなるように設定し、前記着信数が少ないことの指標となる契約内容が登録されている場合に、前記TTL値を所定の基準値よりも短くなるように設定するTTL設定部と、
    前記着信先端末の電話番号に対応する接続先情報と、当該接続先情報に関する前記設定されたTTL値とを記憶する記憶部と、
    前記ENUMキャッシュサーバからの前記着信先端末の電話番号に対応する接続先情報の問合せを受け付けた場合に、前記着信先端末の電話番号に対応する接続先情報と前記設定されたTTL値とを、前記ENUMキャッシュサーバに応答する問合せ応答部と、
    を備えることを特徴とするENUM権威サーバ。
  5. ENUMキャッシュサーバから着信先端末の電話番号に対応する接続先情報の問合せを受け付けるENUM権威サーバであって、
    前記着信先端末の電話番号に対応付けて、着信数が多いかまたは少ないかの指標となる契約情報を受け取り、前記着信先端末の電話番号に、前記着信数が多いことの指標となる契約内容が登録されている場合に、前記ENUMキャッシュサーバが前記接続先情報を保持する期間を示すTTL値を所定の基準値よりも長くなるように設定し、前記着信数が少ないことの指標となる契約内容が登録されている場合に、前記TTL値を所定の基準値よりも短くなるように設定するTTL設定部と、
    前記着信先端末の電話番号に対応する接続先情報と、当該接続先情報に関する前記設定されたTTL値とを記憶する記憶部と、
    前記着信先端末それぞれの接続要求数に関する統計情報を受け取り、接続要求数が多いかまたは少ないかに応じて、前記設定されたTTL値を変更するTTL変更部と、
    前記ENUMキャッシュサーバからの前記着信先端末の電話番号に対応する接続先情報の問合せを受け付けた場合に、前記着信先端末の電話番号に対応する接続先情報と前記変更されたTTL値とを、前記ENUMキャッシュサーバに応答する問合せ応答部と、
    を備えることを特徴とするENUM権威サーバ。
  6. ENUMキャッシュサーバから着信先端末の電話番号に対応する接続先情報の問合せを受け付けるENUM権威サーバであって、
    前記ENUMキャッシュサーバが前記接続先情報を保持する期間を示すTTL値として所定の基準値を設定するTTL設定部と、
    前記着信先端末の電話番号に対応する接続先情報と、当該接続先情報に関する前記設定されたTTL値とを記憶する記憶部と、
    前記着信先端末それぞれの接続要求数に関する統計情報を受け取り、接続要求数が多いかまたは少ないかに応じて、前記設定されたTTL値を変更するTTL変更部と、
    前記ENUMキャッシュサーバからの前記着信先端末の電話番号に対応する接続先情報の問合せを受け付けた場合に、前記着信先端末の電話番号に対応する接続先情報と前記変更されたTTL値とを、前記ENUMキャッシュサーバに応答する問合せ応答部と、
    を備えることを特徴とするENUMキャッシュ設定システム。
  7. ENUMキャッシュサーバから着信先端末の電話番号に対応する接続先情報の問合せを受け付けるENUM権威サーバのENUMキャッシュ設定方法であって、
    前記ENUM権威サーバは、
    前記着信先端末の電話番号に対応付けて、着信数が多いかまたは少ないかの指標となる契約内容が格納される契約情報を受け取り、前記着信先端末の電話番号に、前記着信数が多いことの指標となる契約内容が登録されている場合に、前記ENUMキャッシュサーバが前記接続先情報を保持する期間を示すTTL値を所定の基準値よりも長くなるように設定し、前記着信数が少ないことの指標となる契約内容が登録されている場合に、前記TTL値を所定の基準値よりも短くなるように設定するステップと、
    前記着信先端末の電話番号に対応する接続先情報と、当該接続先情報に関する前記設定されたTTL値とを記憶手段に記憶するステップと、
    前記ENUMキャッシュサーバからの前記着信先端末の電話番号に対応する接続先情報の問合せを受け付けた場合に、前記着信先端末の電話番号に対応する接続先情報と前記設定されたTTL値とを、前記ENUMキャッシュサーバに応答するステップと、
    を実行することを特徴とするENUMキャッシュ設定方法。
  8. ENUMキャッシュサーバから着信先端末の電話番号に対応する接続先情報の問合せを受け付けるENUM権威サーバのENUMキャッシュ設定方法であって、
    前記ENUM権威サーバは、
    前記着信先端末の電話番号に対応付けて、着信数が多いかまたは少ないかの指標となる契約情報を受け取り、前記着信先端末の電話番号に、前記着信数が多いことの指標となる契約内容が登録されている場合に、前記ENUMキャッシュサーバが前記接続先情報を保持する期間を示すTTL値を所定の基準値よりも長くなるように設定し、前記着信数が少ないことの指標となる契約内容が登録されている場合に、前記TTL値を所定の基準値よりも短くなるように設定するステップと、
    前記着信先端末の電話番号に対応する接続先情報と、当該接続先情報に関する前記設定されたTTL値とを記憶手段に記憶するステップと、
    前記着信先端末それぞれの接続要求数に関する統計情報を受け取り、接続要求数が多いかまたは少ないかに応じて、前記設定されたTTL値を変更するステップと、
    前記ENUMキャッシュサーバからの前記着信先端末の電話番号に対応する接続先情報の問合せを受け付けた場合に、前記着信先端末の電話番号に対応する接続先情報と前記変更されたTTL値とを、前記ENUMキャッシュサーバに応答するステップと、
    を実行することを特徴とするENUMキャッシュ設定方法。
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