JP2014241562A - 中継装置、dnsサーバ及びそれらを備えた通信システム並びにdnsサーバの通信用プログラム及び中継装置の通信用プログラム - Google Patents

中継装置、dnsサーバ及びそれらを備えた通信システム並びにdnsサーバの通信用プログラム及び中継装置の通信用プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】サービスの種別や通信端末装置の使用者の状況に応じてサービス提供サーバの識別子を払い出すことができる中継装置、DNSサーバ及びそれらを備えた通信システム並びにDNSサーバの通信用プログラム及び中継装置の通信用プログラムを提供する。【解決手段】通信システムは、サービス提供サーバ情報管理DB3aと、サービス要求受付部3bと、サービス提供サーバ情報取得部3cと、サーバ識別子割当要求部3dとを備えた中継装置3と、サーバ識別子割当要求受付部5aと、サーバ識別子割当部5bと、サーバ識別子送信部5cと、データテーブル格納DB5dとを備えたDNSサーバ5とを有している。【選択図】図2

Description

本発明は、中継装置、DNS(Domain Name Service)サーバ及びそれらを備えた通信システム並びにDNSサーバの通信用プログラム及び中継装置の通信用プログラムに関する。
完全修飾ドメイン(FQDN:Fully Qualified Domain Name)や統一資源位置指定子(URL:Uniform Resource Locator)をIP(Internet Protocol)アドレスに変換するDNS技術はインターネットの世界において必要不可欠な技術となっている。また、従来、DNS技術において、負荷分散を目的とした同一FQDN又はURLを予め定めたIPアドレスプールから名前解決(以下、「DNS解決」と称する場合がある)する手法は一般的に知られている。1つのFQDN又はURLから予め定められた複数のIPアドレスを名前解決することは実現可能である。
特許文献1には、DNS技術が開示されている。また、特許文献2及び3には、負荷分散技術が開示されている。
ところで、サービス提供装置からIPプッシュやショートメッセージ(SMS:Short Message Service)プッシュで移動通信端末装置の特定アプリケーションを起動し、当該アプリケーションがサービス提供サーバと通信してサービスを受けるような利用方法が多機能携帯電話(スマートフォン)では利用されている。その際に、移動通信端末装置が通信するサービス提供サーバは、移動通信端末装置に予め組み込まれているFQDN又はURLのサービス提供サーバである。当該FQDN又はURLは、移動通信端末装置の使用者であるユーザが操作できない場合が多い。
当該サービスの一例として、SUPL(Secure User Plane Locations)などの移動通信特有のアプリケーションサービスがある。SUPLサービスでは、移動通信端末装置のチップ内部に予め設定され、ユーザが自ら変更できない1つのFQDN又はURLが利用される。
特開2007−259408号公報 特開2012−90194号公報 特開平11−331256号公報
1つのFQDNやURLなどからサービスの種別やユーザの状況に合わせてサービス提供サーバのIPアドレスから名前解決する方法は存在しない。このため、現状のDNSサーバの仕組み、かつ通信端末装置のチップ内部にFQDNやURLが変更できない態様で埋め込まれている状況においては、一のサービスは一のサーバへ接続して、他のサービスは他のサーバへ接続するといったことは実現できないという問題がある。
本発明の目的は、サービスの種別や通信端末装置の使用者の状況に応じてサービス提供サーバの識別子を得ることができる中継装置、DNSサーバ及びそれらを備えた通信システム並びにDNSサーバの通信用プログラム及び中継装置の通信用プログラムを提供することにある。
上記問題を解決するために、本発明の一態様によるDNSサーバは、通信端末装置の端末識別情報と、通信ネットワークにおけるサービスを提供するサービス提供サーバの所在地情報とを対応付けて格納し、かつ前記サーバ所在地情報が指し示す前記サービス提供サーバの識別子であるサーバ識別子を格納するデータテーブルを管理するデータテーブル管理部と、前記サービスの提供を受ける対象であるサービス対象通信端末装置の端末識別情報である対象端末識別情報と、前記サービス対象通信端末装置にサービスを提供する対象である対象サービス提供サーバの前記サーバ所在地情報及び前記サーバ識別子である対象サーバ所在地情報及び対象サーバ識別子とを含み、前記対象サーバ所在地情報と同一のサーバ所在地情報であって前記データテーブル内で前記対象端末識別情報と同一の端末識別情報に対応付けられたサーバ所在地情報が指し示すサーバ識別子に、前記対象サーバ識別子を割り当てることを要求する割当要求信号を、通信ネットワークを構成するネットワーク構成要素から受け付けるサーバ識別子割当要求受付部と、前記サーバ識別子割当要求受付部が受け付けた前記割当要求信号に含まれた前記対象端末識別情報及び前記対象サーバ所在地情報と同一の端末識別情報及び同一のサーバ所在地情報が前記データテーブル内で対応付けられている場合に、該同一のサーバ所在地情報が指し示すサーバ識別子に、該割当要求信号に含まれた前記対象サーバ識別子を割り当てるサーバ識別子割当部と、前記対象端末識別情報及び前記対象サーバ所在地情報を含み、前記サービス対象通信端末装置からのサーバ識別子の取得要求に対して、前記サーバ識別子割当部が前記同一の所在地情報が指し示すサーバ識別子に割り当てた前記対象サーバ識別子を前記サービス対象通信端末装置に送信するサーバ識別子送信部とを有することを特徴とする。
このような構成によれば、サービスの種別や通信端末装置の使用者の状況に応じてサービス提供サーバの識別子を得ることができる。
前記データテーブル管理部は、前記サーバ識別子に前記対象サーバ識別子を割り当てた後に別のサーバ識別子を割り当てるまでの期間である割当継続期間を前記端末識別情報及び前記サーバ所在地情報に対応付けて前記データテーブルで管理し得る。
このような構成によれば、サーバ識別子を所定の期間だけ割り当てる(書き換える)ことができる。
上記問題を解決するために、本発明の一態様による中継装置は、サービスの種別と、通信ネットワークにおける前記サービスを提供するサービス提供サーバの所在地情報であるサーバ所在地情報と、前記サービス提供サーバの識別子であるサーバ識別子とを対応付けて管理するサービス提供サーバ情報管理部と、前記サービスの種別と、前記サービスの提供を受ける対象であるサービス対象通信端末装置の端末識別情報である対象端末識別情報とを含むサービス要求を、通信ネットワークに接続された外部装置から受け付けるサービス要求受付部と、前記サービス要求に含まれた前記サービスの種別と同一のサービスの種別に対応付けられて前記サービス提供サーバ情報管理部で管理されたサーバ所在地情報及びサーバ識別子を、前記サービス対象通信端末装置にサービスを提供する対象である対象サービス提供サーバの前記サーバ所在地情報及び前記サーバ識別子である対象サーバ所在地情報及び対象サーバ識別子として前記サービス提供サーバ情報管理部から取得するサービス提供サーバ情報取得部と、通信端末装置の端末識別情報と、通信ネットワークにおけるサービスを提供するサービス提供サーバの所在地情報とを対応付けて格納し、かつ前記サーバ所在地情報が指し示す前記サービス提供サーバの識別子であるサーバ識別子を格納するデータテーブルを備えたDNSサーバに対し、前記サービス提供サーバ情報取得部が取得した前記対象サーバ所在地情報と同一であって前記データテーブル内で前記対象端末識別情報と同一の端末識別情報に対応付けられたサーバ所在地情報が指し示すサーバ識別子に、前記サービス提供サーバ情報取得部が取得した前記対象サーバ識別子を割り当てることを前記DNSサーバに要求するサーバ識別子割当要求部とを有することを特徴とする。
このような構成によれば、サービスの種別や通信端末装置の使用者の状況に応じてサービス提供サーバの識別子を得ることができる。
前記サービス提供サーバ情報管理部は、前記サーバ識別子に前記対象サーバ識別子を割り当てた後に別のサーバ識別子を割り当てるまでの期間である割当継続期間を前記サービスの種別及び前記サーバ所在地情報に対応付けて管理し得る。前記サーバ識別子割当要求部は、前記DNSサーバに対し、前記割当継続期間を含めて前記対象サーバ識別子の割り当てを要求し得る。
このような構成によれば、サーバ識別子を所定の期間だけ割り当てる(書き換える)ことができる。
上記問題を解決するために、本発明の一態様による通信システムは、DNSサーバと中継装置とを備えた通信システムであって、前記DNSサーバは、通信端末装置の端末識別情報と、通信ネットワークにおけるサービスを提供するサービス提供サーバの所在地情報とを対応付けて格納し、かつ前記サーバ所在地情報が指し示す前記サービス提供サーバの識別子であるサーバ識別子を格納するデータテーブルを管理するデータテーブル管理部と、前記サービスの提供を受ける対象であるサービス対象通信端末装置の端末識別情報である対象端末識別情報と、前記サービス対象通信端末装置にサービスを提供する対象である対象サービス提供サーバの前記サーバ所在地情報及び前記サーバ識別子である対象サーバ所在地情報及び対象サーバ識別子とを含み、前記対象サーバ所在地情報と同一のサーバ所在地情報であって前記データテーブル内で前記対象端末識別情報と同一の端末識別情報に対応付けられたサーバ所在地情報が指し示すサーバ識別子に、前記対象サーバ識別子を割り当てることを要求する割当要求信号を、前記中継装置から受け付けるサーバ識別子割当要求受付部と、前記サーバ識別子割当要求受付部が受け付けた前記割当要求信号に含まれた前記対象端末識別情報及び前記対象サーバ所在地情報と同一の端末識別情報及び同一のサーバ所在地情報が前記データテーブル内で対応付けられている場合に、該同一のサーバ所在地情報が指し示すサーバ識別子に、該割当要求信号に含まれた前記対象サーバ識別子を割り当てるサーバ識別子割当部と、前記対象端末識別情報及び前記対象サーバ所在地情報を含み、前記サービス対象通信端末装置からのサーバ識別子の取得要求に対して、前記サーバ識別子割当部が前記同一のサーバ所在地情報が指し示すサーバ識別子に割り当てた前記対象サーバ識別子を前記サービス対象通信端末装置に送信するサーバ識別子送信部とを有し、前記中継装置は、サービスの種別と、通信ネットワークにおける前記サービスを提供するサービス提供サーバの所在地情報であるサーバ所在地情報と、前記サービス提供サーバの識別子であるサーバ識別子とを対応付けて管理するサービス提供サーバ情報管理部と、前記サービスの種別と、前記サービスの提供を受ける対象であるサービス対象通信端末装置の端末識別情報である対象端末識別情報とを含むサービス要求を、通信ネットワークに接続された外部装置から受け付けるサービス要求受付部と、前記サービス要求に含まれた前記サービスの種別と同一のサービスの種別に対応付けられて前記サービス提供サーバ情報管理部で管理されたサーバ所在地情報及びサーバ識別子を、前記サービス対象通信端末装置にサービスを提供する対象である対象サービス提供サーバの前記サーバ所在地情報及び前記サーバ識別子である対象サーバ所在地情報及び対象サーバ識別子として前記サーバアドレス管理部から取得するサービス提供サーバ情報取得部と、通信端末装置の端末識別情報と、通信ネットワークにおけるサービスを提供するサービス提供サーバの所在地情報とを対応付けて格納し、かつ前記サーバ所在地情報が指し示す前記サービス提供サーバの識別子であるサーバ識別子を格納するデータテーブルを備えたDNSサーバに対し、前記サービス提供サーバ情報取得部が取得した前記対象サーバ所在地情報と同一であって前記データテーブル内で前記対象端末識別情報と同一の端末識別情報に対応付けられたサーバ所在地情報が指し示すサーバ識別子に、前記サービス提供サーバ情報取得部が取得した前記対象サーバ識別子を割り当てることを前記DNSサーバに要求するサーバ識別子割当要求部とを有することを特徴とする。
このような構成によれば、サービスの種別や通信端末装置の使用者の状況に応じてサービス提供サーバの識別子を得ることができる。
上記問題を解決するために、本発明の一態様によるDNSサーバの通信用プログラムは、コンピュータを、通信端末装置の端末識別情報と、通信ネットワークにおけるサービスを提供するサービス提供サーバの所在地情報とを対応付けて格納し、かつ前記サーバ所在地情報が指し示す前記サービス提供サーバの識別子であるサーバ識別子を格納するデータテーブルを管理するデータテーブル管理部、前記サービスの提供を受ける対象であるサービス対象通信端末装置の端末識別情報である対象端末識別情報と、前記サービス対象通信端末装置にサービスを提供する対象である対象サービス提供サーバの前記サーバ所在地情報及び前記サーバ識別子である対象サーバ所在地情報及び対象サーバ識別子とを含み、前記対象サーバ所在地情報と同一のサーバ所在地情報であって前記データテーブル内で前記対象端末識別情報と同一の端末識別情報に対応付けられたサーバ所在地情報が指し示すサーバ識別子に、前記対象サーバ識別子を割り当てることを要求する割当要求信号を、通信ネットワークを構成するネットワーク構成要素から受け付けるサーバ識別子割当要求受付部、前記サーバ識別子割当要求受付部が受け付けた前記割当要求信号に含まれた前記対象端末識別情報及び前記対象サーバ所在地情報と同一の端末識別情報及び同一のサーバ所在地情報が前記データテーブル内で対応付けられている場合に、該同一のサーバ所在地情報が指し示すサーバ識別子に、該割当要求信号に含まれた前記対象サーバ識別子を割り当てるサーバ識別子割当部、及び、前記対象端末識別情報及び前記対象サーバ所在地情報を含み、前記サービス対象通信端末装置からのサーバ識別子の取得要求に対して、前記サーバ識別子割当部が前記同一のサーバ所在地情報が指し示すサーバ識別子に割り当てた前記対象サーバ識別子を前記サービス対象通信端末装置に送信するサーバ識別子送信部として機能させることを特徴とする。
このような構成によれば、サービスの種別や通信端末装置の使用者の状況に応じてサービス提供サーバの識別子を得ることができる。
上記問題を解決するために、本発明の一態様による中継装置の通信用プログラムは、コンピュータを、サービスの種別と、通信ネットワークにおける前記サービスを提供するサービス提供サーバの所在地情報であるサーバ所在地情報と、前記サービス提供サーバの識別子であるサーバ識別子とを対応付けて管理するサービス提供サーバ情報管理部、前記サービスの種別と、前記サービスの提供を受ける対象であるサービス対象通信端末装置の端末識別情報である対象端末識別情報とを含むサービス要求を、通信ネットワークに接続された外部装置から受け付けるサービス要求受付部と、前記サービス要求に含まれた前記サービスの種別と同一のサービスの種別に対応付けられて前記サービス提供サーバ情報管理部で管理されたサーバ所在地情報及びサーバ識別子を、前記サービス対象通信端末装置にサービスを提供する対象である対象サービス提供サーバの前記サーバ所在地情報及び前記サーバ識別子である対象サーバ所在地情報及び対象サーバ識別子として前記サービス提供サーバ情報管理部から取得するサービス提供サーバ情報取得部、及び、通信端末装置の端末識別情報と、通信ネットワークにおけるサービスを提供するサービス提供サーバの所在地情報とを対応付けて格納し、かつ前記サーバ所在地情報が指し示す前記サービス提供サーバの識別子であるサーバ識別子を格納するデータテーブルを備えたDNSサーバに対し、前記サービス提供サーバ情報取得部が取得した前記対象サーバ所在地情報と同一であって前記データテーブル内で前記対象端末識別情報と同一の端末識別情報に対応付けられたサーバ所在地情報が指し示すサーバ識別子に、前記サービス提供サーバ情報取得部が取得した前記対象サーバ識別子を割り当てることを前記DNSサーバに要求するサーバ識別子割当要求部として機能させることを特徴とする。
このような構成によれば、サービスの種別や通信端末装置の使用者の状況に応じてサービス提供サーバの識別子を得ることができる。
本発明によれば、サービスの種別や通信端末装置の使用者の状況に応じてサービス提供サーバの識別子を得ることができる。
本発明の一実施形態による通信システム1の概略構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態による中継装置3及びDNSサーバ5の概略構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態による中継装置3に備えられたサービス提供情報管理DB3aのデータベース構成の一例を示す図である。 本発明の一実施形態によるDNSサーバ5に備えられたデータテーブル管理DB5dに格納されたデータテーブルの一例である。 従来の通信システムの問題点を説明する図(その1)である。 従来の通信システムの問題点を説明する図(その2)である。 本発明の一実施形態の実施例による中継装置としてのGMLC及びDNSサーバ及び通信システム1の概略構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態による中継装置としてのGMLC13に備えられたサービス提供情報管理DB3aに格納されたデータテーブルの一例を示す図である。 本発明の一実施形態によるDNSサーバ5に備えられたデータテーブル管理DB5dに格納されたデータテーブルの一例である。 本発明の一実施形態の中継装置としてのGMLC13及びDNSサーバ15a及び通信システム11の動作を説明するためのブロック図である。 本発明の一実施形態の中継装置としてのGMLC13及びDNSサーバ15a及び通信システム11の動作を説明するためのシーケンス図である。
(通信システム1の概略構成)
本発明の一実施形態による中継装置、DNSサーバ及びそれらを備えた通信システムについて、図1から図11を用いて説明する。まず、本実施形態による通信システム1の概略構成について図1を用いて説明する。
図1は、本実施形態による通信システム1の概略構成を示すブロック図である。図1に示すように、本実施形態による通信システム1は、中継装置3と、DNSサーバ5と、通信端末装置7とを有している。
中継装置3は、通信端末装置7と、不図示の通信サービス事業者との通信を中継する装置である。中継装置3は、DNSサーバ5から見ると、通信ネットワーク9に接続された外部装置に相当する。詳細は後述するが、中継装置3は、通信ネットワークにおけるサービスを提供するサービス提供サーバの所在地情報であるサーバ所在地情報が同一であっても通信サービス事業者のサービスの種別に応じて異なるサーバ識別子を取得できるようになっている。ここで、サーバの所在地情報は、例えばサービス提供サーバのドメイン名を含む。ドメイン名を含む所在地情報は、例えばFQDNやURLなどである。サーバ識別子は、サービスを提供するサービス提供サーバの識別子である。サーバ識別子は、例えばサービスを提供するサービス提供サーバのIPアドレスである。さらに、中継装置3は、取得したサーバ識別子を含む、識別子の割当要求をDNSサーバ5に送信するようになっている。
DNSサーバ5は、例えば通信端末装置7からのDNS解決要求に対し、DNS解決を実行してサーバ識別子(例えばIPアドレス)を通信端末装置7に送信するようになっている。詳細は後述するが、DNSサーバ5は、中継装置3からのサーバ識別子の割当要求を受け付けると、当該割当要求に含まれたサーバ所在地情報と同一のサーバ所在地情報が指し示すサーバ識別子に、当該割当要求に含まれたサーバ識別子を割り当てるようになっている。さらに、DNSサーバ5は、当該識別情報を有する通信端末装置からの当該サーバ所在地情報のDNS解決に応答して、割り当てたサーバ識別子を当該通信端末装置に送信するようになっている。
通信端末装置7は、例えば移動通信端末装置やパーソナルコンピュータなどである。通信端末装置7は、通信ネットワーク9を介して例えばFQDNをDNSサーバ5に送信してDNS解決要求を実行し、当該DNS解決要求応答に含まれたサーバ識別子のサービス提供サーバに接続要求を実行するようになっている。
通信ネットワーク9は、例えばインターネットやEPC(Evolved Packet Core)コアネットワークなどである。
本実施形態による通信システム1は、中継装置3がDNSサーバ3に対してサービスの種別やユーザの状況に応じたサーバ識別子の割当要求を実行し、DNSサーバ3が当該割当要求に応答して、所定の通信端末装置の識別情報及びサーバ所在地情報に対応付けられたサーバ識別子に、割当要求に含まれたサーバ識別子を割り当る。DNSサーバ3は、当該所定の通信端末装置から送信された当該サーバ所在地情報のDNS解決に応答して割り当てたサーバ識別子を当該所定の通信端末装置に送信するようになっている。
(中継装置3の概略構成)
次に、本実施形態による中継装置3及びDNSサーバ5の概略構成について図2から図4を用いて説明する。図2は、中継装置3及びDNSサーバ5の概略構成を示すブロック図である。まず、中継装置3の概略構成について説明する。
図2に示すように、中継装置3は、サービス提供サーバ情報管理データベース(サービス提供サーバ情報管理部の一例)3aと、サービス要求受付部3bと、サービス提供サーバ情報取得部3cと、サーバ識別子割当要求部3dとを有している。サービス提供サーバ情報管理データベース(以下、データベースを「DB」と略記する場合がある)3aと、サービス要求受付部3bと、サービス提供サーバ情報取得部3cと、サーバ識別子割当要求部3dとは、物理的に別の装置としてそれぞれ実現されていてもよいし、中継装置3の一機能としてそれぞれ実現されていてもよい。
サービス提供サーバ情報管理DB3aは、サービスの種別と、当該サービスを提供するサービス提供サーバのサーバ所在地情報と、当該サービス提供サーバのサーバ識別子とを対応付けて管理するデータベースである。
図3は、サービス提供サーバ情報管理部DB3aのデータベース構成の一例を示している。図3に示すように、当該データベース構成は、「サービス識別」、「サーバ所在地情報」及び「サーバ識別子」の3個の項目に分類されている。「サービス識別」は、サービスの種別を示している。「サービス識別」欄には、サービスの種別が格納される。本例では、「サービス識別」欄には、サービスの種別として、「緊急呼」、「自己位置確認」及び「第三者位置確認」が格納されている。なお、「サービス識別」欄に示された「・・・」は、何らかのサービス種別が格納されていることを表している。
「サーバ所在地情報」は、通信ネットワークにおけるサービスを提供するサービス提供サーバの所在地情報を示している。すなわち、「サーバ所在地情報」は、通信ネットワーク上の所在地情報であってサービス提供サーバの所在地情報である。「サーバ所在地情報」は、サービス提供サーバのドメイン名を含んでいてもよい。本例では、「サーバ所在地情報」欄には、サーバ所在地情報としてFQDN「Supl.com」が格納されている。なお、図3では、FQDNのホスト名は省略されている。「サーバ所在地情報」欄に格納される情報は、FQDNの他に例えばURL、IDあるいはサーバ番号などの通信ネットワークにおけるサービス提供サーバの所在地を識別できる情報であればよい。なお、「サーバ所在地情報」欄に示された「・・・」は、何らかのサーバ所在地情報が格納されていることを表している。
「サーバ識別子」は、サービスを提供するサービス提供サーバの識別子を示している。本例では、「サーバ識別子」欄には、例えばIPアドレスが格納され、IPアドレス「129.128.31.28」、「129.128.31.29」及び「129.128.31.30」が格納されている。なお、「サーバ識別子」欄に示された「・・・」は、何らかのサーバ識別子が格納されていることを表している。
サービス提供サーバ情報管理部DB3aの同一行に格納されたそれぞれの構成は対応付けられる。本例では、項目行を除く第1行目にそれぞれ格納された、「サービス識別」欄の「緊急呼」と、「サーバ所在地情報」欄の「Supl.com」と、「サーバ識別子」欄の「129.128.31.28」とが対応付けられる。同様に、項目行を除く第2行目にそれぞれ格納された、「サービス識別」欄の「自己位置確認」と、「サーバ所在地情報」欄の「Supl.com」と、「サーバ識別子」欄の「129.128.31.29」とが対応付けられる。同様に、項目行を除く第3行目にそれぞれ格納された、「サービス識別」欄の「第三者位置確認」と、「サーバ所在地情報」欄の「Supl.com」と、「サーバ識別子」欄の「129.128.31.30」とが対応付けられる。
本実施形態におけるサービス提供サーバ情報管理部DB3aでは、一のサーバ所在地情報に複数のサービス種別及び複数のサーバ識別子が対応付けられている。例えば本例では、サーバ所在地情報「Supl.com」に、3種類のサービス識別「緊急呼」、「自己位置確認」及び「第三者位置確認」と、3個のサーバIPアドレス「129.128.31.28」、「129.128.31.29」及び「129.128.31.30」が対応付けられている。ここで、「サーバIPアドレス」は、サービス提供サーバのIPアドレスである。これにより、本実施形態による中継装置3は、サーバ所在地情報が同一であっても、サービスの種別に応じて異なるサーバ識別子の割当要求ができるようになる(詳細は後述する)。
図2に戻って、サービス要求受付部3bは、サービスの種別と、サービスの提供を受ける対象であるサービス対象通信端末装置の端末識別情報である対象端末識別情報とを含むサービス要求を通信サービス事業者から受け付けるようになっている。当該サービスの種別は、図3に示すサービス提供サーバ情報管理部DB3aの「サービス識別」に対応する。通信サービス事業者は、例えばLCS(LoCation Service)−Client(緊急通報機関)などが該当する。通信サービス事業者が当該サービス要求に使用する所定の装置は、中継装置3から見ると、通信ネットワークに接続された外部装置に相当する。端末識別情報は、通信端末装置を識別可能な情報であって、例えば端末識別子やユーザIPアドレスである。ここで、ユーザIPアドレスは通信端末毎に付与されるIPアドレスである。
サービス提供サーバ情報取得部3cは、通信サービス事業者から送信されたサービス要求に含まれたサービスの種別と同一のサービスの種別に、サービス提供情報管理DB3aにおいて対応付けられているサーバ所在地情報及びサーバ識別子をサービス提供情報管理DB3aから取得するようになっている。サービス提供サーバ情報取得部3cがサービス提供情報管理DB3aから取得したサーバ所在地情報及びサーバ識別子は、対象サーバ所在地情報及び対象サーバ識別子となる。対象サーバ所在地情報は、サービスの提供を受ける対象であるサービス対象通信端末装置に、サービスを提供する対象である対象サービス提供サーバのサーバ所在地情報である。また、対象サーバ識別子は、当該対象サービス提供サーバのサーバ識別子である。サービス提供サーバ情報取得部3cは、当該サービス要求からサービスの種別を取得して、サービス提供情報管理DB3aを参照する。サービス提供サーバ情報取得部3cは、サービス提供情報管理DB3aの「サービス識別」欄に格納され、取得したサービスの種別に一致するサービス種別に対応付けられているサーバ所在地情報及びサーバ識別子を取得する。例えば、通信サービス事業者から送信されたサービス要求に「緊急呼」を示す情報が含まれていた場合には、サービス提供サーバ情報取得部3cは、当該サービス要求から「緊急呼」を示す情報を取得するとともに、サービスの種別が「緊急呼」であると判定する。さらに、サービス提供サーバ情報取得部3cは、サービス提供情報管理DB3aを参照して、「サービス識別」欄の「緊急呼」に対応付けられている「サーバ所在地情報」欄の「Supl.com」及び「サーバ識別子」欄の「129.128.31.28」を取得する。本例では、サービス提供サーバ情報取得部3cが取得した「Supl.com」が対象サーバ所在地情報となり、「129.128.31.28」が対象サーバ識別子となる。
サーバ識別子割当要求部3dは、サービス提供サーバ情報取得部3cが取得した対象サーバ所在地情報と同一であって所定のデータベースに格納されたサーバ所在地情報が指し示すサーバ識別子に、サービス提供サーバ情報取得部3cが取得した対象サーバ識別子を割り当てることをDNSサーバ5に要求するようになっている。当該所定のデータベースは、DNSサーバ5に設けられたデータテーブル管理部DB5dで管理しているデータベース(詳細は後述)である。割当要求の対象のサーバ識別子を指し示すサーバ所在地情報は、当該データベース内でサービス対象通信端末装置の対象端末識別情報と同一の端末識別情報に対応付けられている。例えば、サービス提供サーバ情報取得部3cが対象サーバ所在地情報として「Supl.com」を取得し、対象サーバ識別子としてサーバIPアドレス「129.128.31.28」を取得したとする。この場合、サーバ識別子割当要求部3dは、サービス対象通信端末装置の対象端末識別情報と同一の端末識別情報に対応付けられたサーバ所在地情報「Supl.com」が指し示すサーバ識別子に例えば対象サーバ識別子のサーバIPアドレス「129.128.31.28」を割り当てることを要求する割当要求信号をDNSサーバ5に送信する。なお、サーバ識別子の割り当てについては後述する。
(DNSサーバ5の概略構成)
次に、DNSサーバ5の概略構成について図2及び図4を用いて説明する。図2に示すように、DNSサーバ5は、サーバ識別子割当要求受付部5aと、サーバ識別子割当部5bと、サーバ識別子送信部5cと、データテーブル管理DB(データテーブル管理部の一例)5dとを有している。サーバ識別子割当要求受付部5aと、サーバ識別子割当部5bと、サーバ識別子送信部5cと、データテーブル管理DB5dとは、物理的に別の装置としてそれぞれ実現されていてもよいし、DNSサーバ5の一機能としてそれぞれ実現されていてもよい。
サーバ識別子割当要求受付部5aは、中継装置3に設けられたサーバ識別子割当要求部3dから送信された割当要求信号を受け付けるようになっている。当該割当要求信号は、中継装置3に設けられたサービス提供サーバ情報取得部3cが取得した対象サービス提供サーバの対象サーバ所在地情報及び対象サーバ識別子を含んで中継装置(通信ネットワークに接続された外部装置の一例)3から送信される。また、当該割当要求信号には、対象サーバ所在地情報と同一のサーバ所在地情報であってデータテーブル管理DB5dのデータテーブル(詳細は後述)内でサービス対象通信端末装置の対象端末識別情報と同一の端末識別情報に対応付けられたサーバ所在地情報が指し示すサーバ識別子に、中継装置3から送信された対象サーバ識別子を割り当てることの要求が含まれている。
図4は、データテーブル管理部DB5dで管理しているデータテーブルの一例を示している。図4に示すように、当該データテーブルは、「ユーザ識別」、「サーバ所在地情報」及び「サーバ識別子」の3個の項目に分類されている。「ユーザ識別」は、通信端末装置の使用者を示している。「ユーザ識別」欄には、通信端末装置の使用者を識別可能な情報、すなわち通信端末装置の端末識別情報(例えば端末識別子やユーザIPアドレス)が格納される。本例では、「ユーザ識別」欄には、端末識別情報として、「ユーザA」、「ユーザB」及び「ユーザC」が格納されている。
「サーバ所在地情報」は、通信端末装置から送信されるDNS解決要求に含まれるサーバ所在地情報を示している。「サーバ所在地情報」欄には、「ユーザ識別」欄に格納された通信端末装置の端末識別情報毎に対応付けてサーバ所在地情報が格納される。本例では、「サーバ所在地情報」欄には、「ユーザ識別」欄に格納された「ユーザA」、「ユーザB」及び「ユーザC」のそれぞれに対応付けてサーバ所在地情報としてFQDN「Supl.com」が格納されている。図4では、FQDNのホスト名は省略されている。「サーバ所在地情報」欄に格納される情報は、FQDNの他に例えばURLなどの通信ネットワークにおけるサービス提供サーバの所在地を識別できる情報であればよい。なお、「サーバ所在地情報」欄に示された「・・・」は、何らかのサーバ所在地情報が格納されていることを表している。「サーバ所在地情報」欄に格納されるサーバ所在地情報は、「ユーザ識別」欄に格納された全ての通信端末装置の端末識別情報で必ずしも共通しているとは限られない。
「サーバ識別子」は、対象サーバ識別子の割当対象のサーバ識別子を示している。サーバ識別子割当要求受付部5aが割当要求信号を受け付けるまでは、「サーバ識別子」欄には、例えば「サーバ所在地情報」に対応するデフォルトのサーバ識別子が格納されている。本例では、「サーバ所在地情報」欄の「Supl.com」が指し示すサーバ識別子として「サーバ識別子」欄には、例えばサーバIPアドレス「129.128.31.29」が格納されている。なお、「サーバ識別子」欄に示された「・・・」は、何らかのサーバ識別子が格納されていることを表している。このように、データテーブル管理DB5dで管理されているデータテーブルは、通信端末装置の端末識別情報(ユーザ識別)とサーバ所在地情報とを対応付けて格納し、かつサーバ所在地情報が指し示すサーバ識別子を格納するようになっている。「ユーザ識別」欄に格納された端末識別情報は、「サーバ所在地情報」欄に格納されたサーバ所在地情報を介して、「サーバ識別子」欄に格納されたサーバ識別子と対応付けられる。
図2に戻って、サーバ識別子割当部5bは、サーバ識別子割当要求受付部5aが受け付けた割当要求信号に含まれた対象端末識別情報及び対象サーバ所在地情報と同一の端末識別情報及び同一のサーバ所在地情報がデータテーブル管理DB5dで管理されているデータテーブル内で対応付けられている場合に、当該同一のサーバ所在地情報が指し示すサーバ識別子に、当該当要求信号に含まれた対象サーバ識別子を割り当てるようになっている。本実施形態では、サーバ識別子の割り当ては、データテーブル管理DB5dで管理されているデータテーブルのサーバ識別子を書き換えることによって達成される。
より具体的には、例えばサーバ識別子割当要求受付部5aは、サービス対象通信端末装置の対象端末識別情報「ユーザA」及び対象サーバ所在地情報「Supl.com」を含み、当該対象サーバ所在地情報と同一のサーバ所在地情報が指し示すサーバ識別子に例えば対象サーバ識別子のサーバIPアドレス「129.128.31.28」を割り当てることを要求する割当要求信号を受信したとする。この場合、サーバ識別子割当部5bは、ユーザ識別「ユーザA」及びサーバ所在地情報「Supl.com」がデータテーブル管理DB5dで管理されているデータテーブル内で対応付けられている場合に、当該サーバ所在地情報「Supl.com」が指し示すサーバIPアドレスにサーバIPアドレス「129.128.31.28」を割り当てる。例えば、データテーブル管理DB5dが図4に示すデータテーブルを管理しているとすると、図4の図中の矢印で示すように、サーバ識別子割当部5bは、当該割当要求信号を受信すると、ユーザ識別「ユーザA」に対応付けられたサーバ所在地情報「Supl.com」が指し示す「サーバ識別子」欄のサーバIPアドレスを「129.128.31.29」から「129.128.31.28」に書き換える。
図3を用いて説明したように、本実施形態におけるサービス提供サーバ情報管理部DB3aでは、一のサーバ所在地情報に複数のサービス種別及び複数のサーバ識別子が対応付けられている。これにより、本実施形態による中継装置3は、サーバ所在地情報が同一であっても、サービスの種別に応じて異なるサーバ識別子の割当要求信号をDNSサーバ5に送信できる。このため、当該割当要求信号に含まれるサービス対象通信端末装置の対象端末識別情報及び対象サーバ所在地情報が同一であっても、図4に示すデータテーブルの「サーバ識別子」欄に割り当てられる、すなわち書き換えられるサーバ識別子は、サービス種別に応じて異なる。
詳細は後述するが、サーバ識別子送信部5cは、当該データテーブルの「サーバ識別子」欄に格納されたサーバ識別子をDNS解決応答に含めて通信端末装置に送信する。このため、通信端末装置は、同一のサーバ所在地情報(例えばFQDN)を含むDNS解決要求を実行しても、サービス種別に応じて異なるサーバ識別子をDNSサーバ5から取得することができる。
サーバ識別子送信部5cは、通信端末装置から送信されたサーバ識別子の取得要求に対してサーバ識別子を当該通信端末装置に送信するようになっている。当該サーバ識別子の取得要求には、当該取得要求を実行した対象通信端末装置の対象端末識別情報と、サーバ識別子の取得対象の対象サーバ所在地情報とが含まれている。サーバ識別子送信部5cは、データテーブル管理DB5dが管理しているデータテーブルを参照し、当該取得要求に含まれた当該対象端末識別情報及び対象サーバ所在地情報と同一の端末識別情報及びサーバ所在地情報に対応付けられたサーバ識別子を取得するようになっている。サーバ識別子送信部5cは、取得したサーバ識別子がサーバ識別子割当部5bによって割り当てられた対象サーバ識別子である場合には、当該取得要求を実行した通信端末装置に割り当て後の対象サーバ識別子を送信することになる。
本実施形態では、サーバ識別子割当要求受付部5aと、サーバ識別子割当部5bと、サーバ識別子送信部5cと、データテーブル管理DB5dとは、DNSサーバ5に設けられているが、個々の機能の一部がDNSサーバ5とは分離された別の装置に設けられていてもよい。例えば、データテーブル管理DB5dは、DNSサーバ5に設けられている場合もあれば、インターネット上の名前管理サーバに設けられている場合があってもよい。このように、サーバ識別子割当要求受付部5a、サーバ識別子割当部5b、サーバ識別子送信部5c及びデータテーブル管理DB5dが互いに分離された装置に設けられている場合であっても、これらが協働して動作することにより、DNSサーバ5と同様の機能を発揮できる。
(通信システム1の動作)
ここで、通信システム1の動作について図1から図4を用いて説明する。例えば通信端末装置7(図1参照)の端末識別情報を含む位置測位要求を不図示の緊急通報機関が実行した場合の通信システム1の動作について説明する。この場合、通信端末装置7がサービスの提供を受ける対象であるサービス対象通信端末装置となる。また、緊急呼専用のSUPLサーバが通信端末装置7にサービスを提供する対象である対象サービス提供サーバとなる。
当該緊急通報機関は、通信端末装置7の端末識別情報(本例では「ユーザA」とする)及びサービスの種別(本例では緊急呼)を含む位置取得要求を中継装置3に送信する。
中継装置3のサービス要求受付部3bが当該位置取得要求を受信すると、サービス提供サーバ情報取得部3cは、サービス提供サーバ情報管理部DB3aを参照して、サービス識別「緊急呼」に対応付けられた、緊急呼専用のSUPLサーバのサーバ所在地情報「Supl.com」及びサーバIPアドレス「129.128.31.28」を対象サーバ所在地情報及び対象サーバ識別子として取得する(図3参照)。
次に、中継装置3のサーバ識別子割当要求部3dは、通信端末装置7の対象端末識別情報「ユーザA」と、サービス提供サーバ情報管理部DB3aから取得したサーバ所在地情報「Supl.com」(対象サーバ所在地情報)及びサーバIPアドレス「129.128.31.28」(対象サーバ識別子)を含む割当要求信号をDNSサーバ5に送信する。
DNSサーバ5のサーバ識別子割当要求受付部5aが当該割当要求信号を受信すると、サーバ識別子割当部5bは、当該割当要求信号に含まれた対象端末識別情報「ユーザA」に対応付けられたサーバ所在地情報「Supl.com」(対象サーバ所在地情報)が指し示すサーバ識別子に、当該割当要求信号に含まれたサーバIPアドレス「129.128.31.28」(対象サーバ識別子)を割り当てる。本実施形態では、図4に示すように、サーバ識別子割当部5bは、データテーブル管理DB5dで管理されているデータテーブルのサーバ識別子を書き換える。
DNSサーバ5は、サーバ識別子の割り当てが終了すると、割り当て完了通知を中継装置3に送信する。
当該割り当て完了通知を受信した中継装置3は、位置測位要求を通信端末装置7に送信する。
当該位置測位要求を受信した通信端末装置7は、自機の端末識別情報「ユーザA」及び自機のチップ内に設定されたSUPLサーバのサーバ所在地情報「Supl.com」を含むDNS解決要求(サーバ識別子取得要求)をDNSサーバ5に送信する。
DNSサーバ5は、当該DNS解決要求に含まれた端末識別情報「ユーザA」に対応付けられたサーバ所在地情報「Supl.com」が指し示すサーバ識別子をデータテーブル管理DB5dから取得する。データテーブル管理DB5dで管理されているデータテーブルにおいて、端末識別情報「ユーザA」に対応付けられたサーバ所在地情報「Supl.com」が指し示すサーバ識別子は、緊急呼専用のSUPLサーバのサーバIPアドレス「129.128.31.28」に書き換えられている。このため、サーバ識別子送信部5cは、端末識別情報「ユーザA」及びサーバ所在地情報「Supl.com」を含み、サービス対象通信端末装置(通信端末装置7)からのサーバ識別子の取得要求(DNS解決要求)に対して、サーバ識別子割当部5bが端末識別情報「ユーザA」及びサーバ所在地情報「Supl.com」に対応付けて割り当てたサーバIPアドレス「129.128.31.28」をサービス対象通信端末装置(通信端末装置7)に送信する。
DNS解決要求に対する応答信号を受信した通信端末装置7は、当該応答信号に含まれたサーバIPアドレス「129.128.31.28」のSUPLサーバにSUPL接続要求を実行するとともに、SUPL測位要求を実行する。サーバIPアドレス「129.128.31.28」のSUPLサーバは、緊急呼専用のSUPLサーバであるので、通信端末装置7は、自機が受けたいサービスの種別に最適なSUPLサーバに接続要求を行うことができる。
(従来技術の問題点)
ここで、従来技術の問題点について、図5及び図6を用いて説明する。
図5は、従来の通信システム101の概略構成を示すブロック図である。図5に示すように、従来の通信システム101は、GW(GateWay)装置103と、ESP−GW(EPC(Evolved Packet Core) Serving and PDN(Packet Data Network)−GateWay)107と、eNB109と、SLP(SUPL(Secure User Plane Location) Location Platform)113と、通信端末装置111とを有している。
GW装置103は、さまざまなアクセス回線からインターネット接続や企業システム接続を提供するプラットフォームである。GW装置103は、DNSサーバ105を有している。
DNSサーバ105は、通信端末装置111からのDNS解決要求に対し、DNS解決を実行してサーバIPアドレスを通信端末装置111に送信するようになっている。図5に示すように、DNSサーバ105はDNS解決を実行する際に参照するデータテーブルT105を有している。
データテーブルT105は、「FQDN/URL」及び「IPアドレス」の2個の項目に分類されている。「FQDN/URL」はサービスを提供するサービス提供サーバのドメイン名を含む、通信ネットワークにおける所在地情報を示している。本例では、「FQDN/URL」欄には、FQDN「Supl.com」、「aaa.co,jp」、「bbbb.com」及び「ccc.net」が格納されている。「FQDN/URL」欄に示された「・・・」は、何らかのサーバ所在地情報が格納されていることを表している。なお、図5では、FQDNのホスト名は省略されている。
「IPアドレス」は、サービスを提供するサービス提供サーバのIPアドレスを示している。本例では、FQDN「Supl.com」には、IPアドレス「129.128.1.28」が対応付けられている。FQDN「aaa.co.jp」には、IPアドレス「130.26.1.3」が対応付けられている。FQDN「bbb.com」には、IPアドレス「150.111.112.6」が対応付けられている。FQDN「ccc.net」には、IPアドレス「131.26.1.40」が対応付けられている。
ESP−GW107は、S−GW(Serving−Gateway)及びP−GW(Packet Data Network−Gateway)の機能を有している。ESP−GW107は、不図示のMME(Mobility Management Entity)の指令に基づいてユーザデータパケットの伝達制御を行う機能(S−GWの機能)と、PDNとの接続点となり、IPアドレスの割り当てなどを行うとともに、PDNから通信端末装置111等への全てのユーザデータパケットを受ける機能(P−GWの機能)を発揮する。
また、ESP−GW107は不図示のMME及び不図示のPCRF(Policy and Charging Rules Function)とともにコアネットワークを構成する。
eNB109は、eNodeB(無線基地局)である。eNB109は、特定の範囲に対してセル識別子(例えば、セルID)を送出することによりLTE(Long Term Evolution)在圏エリア(在圏セル)を形成するようになっている。通信端末装置111がLTE在圏エリア内にある場合には、eNB109は、通信端末装置111との間でLTE方式に従った無線通信を行うことができる。通信端末装置111は、eNB109を介してeNB109の上流(上位)に位置しているESP−GW107、GW装置103及びSLP113と通信するようになっている。また、eNB109は、無線アクセス制御機能を有しているので、無線ネットワーク制御装置を介さずに、LTE方式のコアネットワーク装置の一構成であるMMEに直接接続できる。
SLP113は、測位要求を実行した通信端末装置に対してSUPL通信にてアシストデータ等を送信するサーバである。なお、SUPL通信は、ユーザデータを転送するための伝送路であるユーザプレーン(U−Plane)を利用して通信端末装置と所定の装置間で位置測位信号を送受信する測位方式の通信である。また、アシストデータは、GPS(Global Positioning System)による測位で広く使用されているパラメータの集合であり、緯度経度や誤差半径に相当する。本例では、SLP113のサーバIPアドレスは「129.128.1.28」である。
通信端末装置111(本例では、移動通信端末装置)は、チップ内に埋め込まれたFQDN「Supl.com」を有している。当該FQDNは、ユーザが操作可能なアプリケーション層ではなく、通信端末装置111の使用者(ユーザ)が操作不可能なデバイス層に1つ設定されている。
次に、従来の通信システム101において、通信端末装置111がSLP113にSUPL接続要求を実行する動作を説明する。
まず、通信端末装置111は、FQDN「Supl.com」を含むDNS解決要求をeNB109及びESP−GW107を介して、DNSサーバ105に対して実行する(ステップS101)。
当該DNS解決要求を受信したDNSサーバ105は、データテーブルT105を参照してDNS解決を実行する(ステップS103)。DNSサーバ105は、FQDN「Supl.com」に対応付けられたサーバIPアドレス「129.128.1.28」を取得する。
DNSサーバ105は、取得したサーバIPアドレス「129.128.1.28」を通信端末装置111に送信する(ステップS105)。
サーバIPアドレス「129.128.1.28」を受信した通信端末装置111は、eNB109及びESP−GW107を介してSLP113に対してSUPL接続要求を実行する(ステップS107)。
通信システム101では、通信端末装置111に設定されたFQDNをユーザが操作不可能である。さらに、通信システム101では、DNSサーバ105のデータテーブルT105でFQDN「Supl.com」に1つのサーバIPアドレスのみが対応付けられている。このため、通信端末装置111からのSUPL接続要求は必ずSLP113に送信される。このように、通信システム101は、通信端末装置111の接続先のSLP113を振り分けることができないという問題を有している。
図6は、従来の他の例による通信システム121の概略構成を示すブロック図である。なお、図5に示す通信システム101と同様の機能及び作用を奏する構成要素には同様の符号を付して、その説明を省略する。
図6に示すように、本例の通信システム121は、図5に示す通信システム101に対し、DNSサーバ125に設けられたデータテーブルT125の構成と、SLPサーバが3つ(SLP113a、113b、113c)備えられている点とが異なっている。
DNSサーバ125に設けられたデータテーブルT125は、「FQDN/URL」欄に格納された「Supl.com」に対応付けて「IPアドレス」欄に3つのサーバIPアドレス「129.128.1.28」、「120.128.1.29」及び「129.128.1.30」が格納されている。
データテーブルT125において、「Supl.com」に3つのサーバIPアドレスが対応付けられているので、通信システム121には、3つのSLP113a、113b、113cが設けられている。SLP113aのサーバIPアドレスは「129.128.1.28」であり、SLP113bのサーバIPアドレスは「120.128.1.29」であり、SLP113cのサーバIPアドレスは「129.128.1.30」である。
次に、従来の通信システム121において、通信端末装置111a、111b、111cがSLP113a、113b、113cにSUPL接続要求を実行する動作を説明する。
まず、通信端末装置111aは、FQDN「Supl.com」を含むDNS解決要求をeNB109及びESP−GW107を介して、DNSサーバ125に対して実行する(ステップS111)。
当該DNS解決要求を受信したDNSサーバ125は、データテーブルT125を参照してDNS解決を実行する(ステップS113)。DNSサーバ115は、FQDN「Supl.com」に対応付けられた3つのサーバIPアドレスのうち、1番目のサーバIPアドレス「129.128.1.28」を取得する。
DNSサーバ125は、取得したサーバIPアドレス「129.128.1.28」を通信端末装置111aに送信する(ステップS115)。
サーバIPアドレス「129.128.1.28」を受信した通信端末装置111aは、eNB109及びESP−GW107を介してSLP113aに対してSUPL接続要求を実行する(ステップS117)。
通信端末装置111aの次に通信端末装置111bがDNS解決要求を実行すると、DNS125は、FQDN「Supl.com」に対応付けられた3つのサーバIPアドレスのうち、2番目のサーバIPアドレス「129.128.1.29」を取得し、当該サーバIPアドレスを通信端末装置111bに送信する。
サーバIPアドレス「129.128.1.29」を受信した通信端末装置111bは、eNB109及びESP−GW107を介してSLP113bに対してSUPL接続要求を実行する(ステップS119)。
通信端末装置111bの次に通信端末装置111cがDNS解決要求を実行すると、DNS125は、FQDN「Supl.com」に対応付けられた3つのサーバIPアドレスのうち、3番目のサーバIPアドレス「129.128.1.30」を取得し、当該サーバIPアドレスを通信端末装置111cに送信する。
サーバIPアドレス「129.128.1.30」を受信した通信端末装置111cは、eNB109及びESP−GW107を介してSLP113cに対してSUPL接続要求を実行する(ステップS121)。
このように、通信システム121では、DNSサーバ125は、一のFQDNに対して複数(本例では3つ)のサーバIPアドレスを対応付けたデータテーブルT125を有している。通信システム121は、通信端末装置111a〜111cからのDNS解決要求に対して、3つのサーバIPアドレスを順番に払い出す。これにより、通信端末装置111a〜111cはSUPL接続するSLP113a〜113cをラウンドロビン選択するので、通信システム121はSLPの負荷分散を実現できる。
通信端末装置は、ユーザが操作できない領域に1個のFQDNが埋め込まれているため、サービスごとに選択されるSLPを振り分けられないという問題がある。
1個のFQDNが埋め込まれた構成の通信端末装置であっても、通信システム121は、SLPの負荷分散を実現できる。しかしながら、通信システム121は、予め定めたプールIP(本例では、129.128.1.28〜129.128.1.30)の中でIPアドレスをラウンドロビンに払い出すことしかできない。このため、通信システム121は、ラウンドロビン選択によるSLPの負荷分散は可能であるが、サービスやユーザ状況を意識したDNS解決を実現できない。
サービスごと(例えば、緊急呼、一般の測位要求)、ユーザ条件(契約状態など)、ユーザ状況(利用中断中、輻輳中など)に応じて処理を行うSLPを分けたい場合がある。しかしながら、通信システム121では、サービスごと、ユーザ条件ごと、あるいはユーザ状況ごとに応じて処理を行うSLPを分けることができない。このため、通信システム121では、例えば緊急呼を優先的に処理するために緊急呼用のSLPに通信端末装置を振り分けることができないという問題がある。
これに対し、本実施形態による通信システム1では、同一のサーバ所在地情報であっても接続するサーバを選択できる。また、通信システム1は、サービスの種別や通信端末装置の状況に応じて接続するサーバを選択できる。このため、本実施形態によれば、例えば緊急通報に伴うSUPLサービスで利用するサーバと一般のSUPLサービスで利用するサーバとを異ならせ、緊急通報に伴うSUPL接続要求の通信端末装置を緊急通報用のSLPに選択的に接続できる。また、通信システム1は、LCS−Clientなどサービス要求サーバがGMLC(中継装置)を経由して移動通信端末装置のアプリケーションを起動し、移動通信端末装置のアプリケーションがサービス提供サーバ(SUPL)と通信してサービスを受けるような場合に有効である。
(実施例)
次に、本実施形態の実施例による中継装置、DNSサーバ及びそれらを備えた通信システムについて図2を参照しつつ、図7から図11を用いて説明する。
図7は、本実施例による通信システム11の概略構成を示すブロック図である。図7に示すように、本実施例による通信システム11は、中継装置としてのGMLC(Gateway Mobile Location Center)13と、GW装置15と、ESP−GW17と、eNodeB19と、加入者管理サーバ(Home Subscriber Server:HSS)21と、SLP23と、通信端末装置111とを有している。
本実施例による中継装置としてのGMLC13は、概略位置導出や、LCS−Client25からの第三者要求の受付を行う機能を奏するサーバである。また、GMLC13は、当該機能の他に、中継装置3と同様の機能を発揮するように構成されている。すなわち、GMLC13は、図2に示す中継装置3と同様の構成を有している。このため、GMLC13の詳細な説明は省略する。
図8は、GMLC13に設けられたサービス提供サーバ情報管理部DB3a(図2参照)のデータベース構成の一例を示している。図8に示すように、当該データベース構成は、「サービス識別」、「サーバ所在地情報」、「サーバ識別子」及び「割当継続期間」の4個の項目に分類されている。「サービス識別」は、図3に示す「サービス識別」と同様であり、「サーバ所在地情報」は図3に示す「サーバ所在地情報」と同様であり、「サーバ識別子」は図3に示す「サーバ識別子」と同様であるため、説明は省略する。
「割当継続期間」は、サーバ識別子に対象サーバ識別子を割り当てた後に別のサーバ識別子を割り当てるまでの期間である。「割当継続期間」欄に格納された情報は、「サービス識別」欄、「サーバ所在地情報」欄及び「サーバ識別子」欄のそれぞれに格納された情報と対応付けられている。なお、「割当継続期間」欄に示された「・・・」は、何らかの割当継続期間の情報が格納されていることを表している。割当継続期間は、例えばサービスの平均処理所要時間などを考慮して設定される。本例では、「サービス識別」欄に格納されたサービスの種別によらず、「割当継続期間」欄に「20秒」が格納されているが、例えば「緊急呼」であれば20秒、「自己位置確認」であれば10秒など、サービスの種別に応じて異なる時間が格納されていてももちろんよい。
サービス提供サーバ情報管理部DB3aの同一行に格納されたそれぞれの構成は対応付けられる。本例では、項目行を除く第1行目にそれぞれ格納された、「サービス識別」欄の「緊急呼」と、「サーバ所在地情報」欄の「Supl.com」と、「サーバ識別子」欄の「129.128.31.28」と、「割当継続期間」欄の「20秒」とが対応付けられる。同様に、項目行を除く第2行目にそれぞれ格納された、「サービス識別」欄の「自己位置確認」と、「サーバ所在地情報」欄の「Supl.com」と、「サーバ識別子」欄の「129.128.31.29」と、「割当継続期間」欄の「20秒」とが対応付けられる。同様に、項目行を除く第3行目にそれぞれ格納された、「サービス識別」欄の「第三者位置確認」と、「サーバ所在地情報」欄の「Supl.com」と、「サーバ識別子」欄の「129.128.31.30」と、「割当継続期間」欄の「20秒」とが対応付けられる。
GMLC13に設けられたサーバ識別子割当要求部3d(図2参照)は、DNSサーバ15aに対し、割当継続期間を含めてサーバ識別子の割り当てを要求するようになっている。
図7に戻って、GW装置13は、さまざまなアクセス回線からインターネット接続や企業システム接続を提供するプラットフォームである。GW装置13は、DNSサーバ15と、RADIUS(Remote Authentication Dial In User Service )サーバ15bとを有している。
DNSサーバ15aは、通信端末装置27からのDNS解決要求に対し、DNS解決を実行してサーバ識別子を通信端末装置27に送信するようになっている。DNSサーバ15aの概略構成は、図2に示すDNSサーバ5の概略構成と同じであり、DNSサーバ15aは、DNSサーバ5と同じ機能を発揮するため、説明は省略する。
図9は、DNS15aに設けられたデータテーブル管理部DB5dで管理しているデータテーブルの一例を示している。図9に示すように、当該データベース構成は、「ユーザ識別」、「サーバ所在地情報」、「サーバ識別子」及び「割当継続期間」の4個の項目に分類されている。「ユーザ識別」は、図4に示す「ユーザ識別」と同様であり、「サーバ所在地情報」は図4に示す「サーバ所在地情報」と同様であり、「サーバ識別子」は図4に示す「サーバ識別子」と同様であるため、説明は省略する。
「割当継続期間」は、サーバ識別子に対象サーバ識別子を割り当てた後に別のサーバ識別子を割り当てるまでの期間である。「割当継続期間」欄に格納された情報は、「ユーザ識別」欄、「サーバ所在地情報」欄及び「サーバ識別子」欄のそれぞれに格納された情報と対応付けられている。なお、「割当継続期間」欄に示された「・・・」は、何らかの割当継続期間の情報が格納されていることを表している。
「ユーザ識別」欄の「ユーザA」と、「サーバ所在地情報」欄の「Supl.com」と、「サーバ識別子」欄の「129.128.31.29」と、「割当継続期間」欄の「20秒」とが対応付けられる。同様に、「ユーザ識別」欄の「ユーザB」と、「サーバ所在地情報」欄の「Supl.com」と、「サーバ識別子」欄の「129.128.31.29」と、「割当継続期間」欄の「20秒」とが対応付けられる。同様に、「ユーザ識別」欄の「ユーザC」と、「サーバ所在地情報」欄の「Supl.com」と、「サーバ識別子」欄の「129.128.31.29」と、「割当継続期間」欄の「20秒」とが対応付けられる。
図7に戻って、RADIUSサーバ15bは、通信端末装置27からのRADIUS認証要求に対して、サーバ識別子を払い出す機能を有している。このRADIUS認証要求には、通信端末装置27において入力された端末識別情報(例えば、MSISDN)、ユーザID及びパスワード等が含まれている。RADIUSサーバ15bは、端末識別情報やパスワードに基づいて通信端末装置の検証を行い、検証結果に応じた応答信号(アクセス許可信号(例えば、ユーザIPアドレス)又はアクセス許否信号)を返信する。RADIUSサーバ15bは、通信端末装置27の端末識別情報と通信端末装置27に送信したユーザIPアドレスとを対応付けて記憶する。
ESP−GW17は、GMLC13と、GW装置15と、SLP23とに接続されているESP−GW17は、S−GW及びP−GWの機能を有している。ESP−GW17は、不図示のMMEの指令に基づいてユーザデータパケットの伝達制御を行う機能(S−GWの機能)と、PDNとの接続点となり、IPアドレスの割り当てなどを行うとともに、PDNから通信端末装置27等への全てのユーザデータパケットを受ける機能(P−GWの機能)とを発揮する。
また、ESP−GW17は不図示のMME及び不図示のPCRFとともにコアネットワークを構成する。
eNodeB19は、特定の範囲に対してセル識別子(例えば、セルID)を送出することによりLTE(Long Term Evolution)在圏エリア(在圏セル)Eを形成するようになっている。通信端末装置27がLTE在圏エリアE内にある場合には、eNodeB19は、通信端末装置27との間でLTE方式に従った無線通信を行うことができる。通信端末装置27は、eNodeB19を介してeNodeB19の上流(上位)に位置しているESP−GW17、GMLC13、GW装置15及びSLP23と通信するようになっている。また、eNodeB19は、無線アクセス制御機能を有しているので、無線ネットワーク制御装置を介さずに、LTE方式のコアネットワーク装置の一構成であるMMEに直接接続できる。
HSS21は、GMLC13に接続されている。HSS21は、通信端末装置の端末識別情報と対応付けられた加入者情報を記憶する加入者情報記憶部(加入者情報データベース)であり、認証情報及び在圏情報の管理を行う。
SLP23は、GMLC13に接続されている。SLP23は、測位要求を実行した通信端末装置に対してSUPL通信にてアシストデータ等を送信するサーバである。なお、SUPL通信は、ユーザデータを転送するための伝送路であるユーザプレーンを利用して通信端末装置と所定の装置間で位置測位信号を送受信する測位方式の通信である。また、アシストデータは、GPSによる測位で広く使用されているパラメータの集合であり、緯度経度や誤差半径に相当する。
LCS−Client25はGMLC25に接続されている。LCS−Client25は緊急通報機関である。LCS−Client25は、通信端末装置の位置情報を取得して位置情報検索者とのユーザインタフェースを提供するコンテンツプロバイダである。LCS−Client25は通信ネットワークに接続された外部装置に相当する。
通信端末装置27(本例では、移動通信端末装置)は、チップ内に埋め込まれたFQDN「Supl.com」を有している。当該FQDNは、通信端末装置27の使用者(ユーザ)が操作可能なアプリケーション層ではなく、ユーザが操作不可能なデバイス層に1つ設定されている。
(GMLC13、DNSサーバ15a及び通信システム11の動作)
次に、本実施例による中継装置としてのGMLC13、DNSサーバ15a及び通信システム11の動作について、図2を参照しつつ、図10及び図11を用いて説明する。図10は、GMLC13、DNSサーバ15a及び通信システム11の動作を説明するための通信システム11の概略構成のブロック図である。図11は、GMLC13、DNSサーバ15a及び通信システム11の動作を説明するためのシーケンス図である。図10では、図7と異なり、3つのSLP23a、23b、23cが図示されている。また、図10では、HSS21の図示は省略されている。また、図10及び図11において、同じ動作には、同じステップ番号が付されている。
図10に示すように、SLP23aは緊急呼専用のSUPLサーバであり、SLP23aのサーバ識別子としてのサーバIPアドレスは「129.128.1.28」である。SLP23bは自己位置確認(MO)専用のSUPLサーバであり、SLP23bのサーバ識別子としてのサーバIPアドレスは「129.128.1.29」である。SLP23cは第三者位置確認(MT)専用のSUPLサーバであり、SLP23cのサーバ識別子としてのサーバIPアドレスは「129.128.1.30」である。
通信端末装置27には、SUPLサービスを提供するサーバの所在地情報としてFQDN「Supl.com」が設定されている。なお、図10では、FQDNのホスト名は省略されている。また、通信端末装置27は、緊急通報サービス(図10では、「サービスA」と称されている)を利用可能な装置である。
図11に示すように、通信端末装置27は、RADIUSサーバ15bに対し、RADIUS認証要求を実行する(ステップS1)。当該認証要求には、通信端末装置27の識別情報(例えばMSISDN)が含まれる。
当該認証要求を受信したRADIUSサーバ15bは、当該認証要求に含まれた端末識別情報に基づいて通信端末装置27の検証を行う(ステップS2)。
RADIUSサーバ15bは、検証結果に応じた応答信号を通信端末装置27に送信する(ステップS3)。RADIUSサーバ15bは、認証許可の場合には、当該応答信号にユーザIPアドレスを含めることにより、ユーザIPアドレスを通信端末装置27に送信する。RADIUSサーバ15bは、通信端末装置27の端末識別情報と、通信端末装置27に送信したユーザIPアドレスとを対応付けて記憶する。
図10及び図11に示すように、LCS−Client25は、位置取得要求をGMLC13に送信する(ステップS4)。当該位置取得要求には、位置取得要求の対象(サービス提供を受ける対象)となる通信端末装置27の端末識別情報である対象端末識別情報(例えばMSISDN)と、サービス種別(本例では、緊急呼)とが含まれる。
GMLC13のサービス要求受付部3b(図2参照)が当該位置登録要求を受け付けると、GMLC13のサービス提供サーバ情報取得部3c(図2参照)は、サービスの種別を判定するとともに、サービス提供サーバ情報管理DB3a(図8参照)を参照して、サーバ所在地情報(本例ではFQDN)及びサーバ識別子(本例ではサーバIPアドレス)を対象サーバ所在地情報及び対象サーバ識別子として取得する(ステップS5)。サービス提供サーバ情報取得部3cは、サービス提供サーバ情報管理DB3aにおいて、位置登録要求に含まれたサービス種別と同一のサービス種別に対応付けられたサーバ所在地情報及びサーバ識別子を取得する。また、サービス提供サーバ情報取得部3cは、当該サービス種別に対応付けられた割当継続期間の情報も取得する。
サービス提供サーバ情報取得部3cがサーバ所在地情報(対象サーバ所在地情報)及び対象サーバ識別子としてのサーバIPアドレス(以下、対象サーバ識別子としてのサーバIPアドレスを「対象サーバIPアドレス」と称する場合がある)を取得したら、GMLC13のサーバ識別子割当要求部3dは、サーバ識別子割当要求信号をRADIUSサーバ15bに送信する(ステップS6)。当該割当要求信号には、LCS−Client25から送信された対象端末識別情報(例えばMSISDN)と、取得した対象サーバ所在地情報(例えば、Supl.com)及び対象サーバIPアドレス(例えば、129.128.31.28)とが含まれる。
当該割当要求信号を受信したRADIUSサーバ15bは、当該割当要求信号に含まれた対象端末識別情報(例えばMSISDN)に対応付けられたユーザIPアドレスを導出する(ステップS7)。なお、ステップS6及びステップS7の流れについては、GMLC13が直接DNSサーバ15aへサーバ識別子割当要求を行い、DNSサーバ15aがRADIUS15bに対して当該割当要求に含まれた端末識別情報(例えばMSISDN)に対応付けられたユーザIPアドレスの導出を要求するようになっていてもよい。
RADIUSサーバ15bは、当該MSISDNを、導出したユーザIPアドレスに置き換えて、対象端末識別情報としての当該ユーザIPアドレス(以下、「対象ユーザIPアドレス」と称する場合がある)を含む割当要求信号をDNSサーバ15aに送信する(ステップS8)。
DNSサーバ15aのサーバ識別子割当要求受付部5a(図2参照)が当該割当要求信号を受信したら、図10及び図11に示すように、サーバ識別子割当部5b(図2参照)は、当該割当要求信号に含まれた対象ユーザIPアドレスと同一のユーザIPアドレスに対応付けられた、対象サーバ所在地情報と同一のサーバ所在地情報(本例では、Supl.com)が指し示すサーバ識別子(本例では、サーバIPアドレス)を、当該割当要求信号に含まれた対象サーバ識別子(本例では、対象サーバIPアドレス)に書き換える(ステップS9)。
サーバ識別子の書き換えが終了したら、DNSサーバ15aは、サーバ識別子の書き換え完了通知をRADIUSサーバ15bに送信する(ステップS10)。
RADIUSサーバ15bは、当該書き換え完了通知をGMLC13に転送する(ステップS11)。
図10及び図11に示すように、当該書き換え完了通知を受信したGMLC13は、位置測位要求をSLP23に送信する(ステップS12)。当該位置測位要求を受信したSLP23は、当該位置測位要求を通信端末装置27に転送する(ステップS13)。
図10及び図11に示すように、当該位置測位要求を受信した通信端末装置27は、DNS解決要求をDNS15aに送信する(ステップS14)。当該DNS解決要求には、通信端末装置27の対象ユーザIPアドレスと対象サーバ所在地情報(例えばFQDN)とが含まれる。
当該DNS解決要求を受信したDNSサーバ15aは、当該DNS解決要求に含まれた対象ユーザIPアドレスと同一のユーザIPアドレスに対応付けられたサーバ所在地情報が指し示すサーバIPアドレスを取得する(ステップS15)。DNSサーバ15aは、当該サーバIPアドレスをデータテーブル管理DB5dが管理するデータテーブル(図9参照)から取得する。対象ユーザIPアドレス及び対象サーバ所在地情報に対応付けられたサーバIPアドレスは、ステップS9において、対象サーバIPアドレス「139.128.1.28」に書き換えられている。
図10及び図11に示すように、DNSサーバ15aのサーバ識別子送信部5c(図2参照)は、取得したサーバIPアドレス「139.128.1.28」を含むDNS解決応答を通信端末装置27に送信する(ステップS16)。
図10及び図11に示すように、当該DNS解決応答を受信した通信端末装置27は、当該DNS解決応答に含まれたサーバIPアドレス「139.128.1.28」のSLP23aに対してSUPL接続要求を送信する(ステップS17)。当該SUPL接続要求を受信したSLP23aは、通信端末装置27との間で従来公知のSUPL測位処理を実行する(ステップS18)。
SUPL測位処理が終了したら、通信端末装置27は、測位結果通知をSLP23aに送信する(ステップS19)。
図10及び図11に示すように、当該測位結果通知を受信したSLP23aは、当該測位結果通知をGMLC13に転送する(ステップS20)。
当該測位結果通知を受信したGMLC13は、当該測位結果通知をLCS−Client25に転送する(ステップS21)。これにより、通信端末装置27の測位結果(位置情報)がLCS−Client25に通知される。また、この測位結果は緊急呼専用のSLP23aを介してLCS−Client25に通知される。
GMLC13は、ステップS5において割当継続期間を取得している。このため、図10及び図11に示すように、GMLC13は、サーバ識別子の割当要求を実行してから割当継続期間(本例では、20秒間)が経過したと判定すると、サーバ識別子割当要求部3dを介してサーバ識別子割当要求信号をRADIUSサーバ15bに送信する(ステップS22)。当該割当要求信号には、通信端末装置27の端末識別情報(例えばMSISDN)と、サーバ所在地情報と、サーバ識別子としてサーバIPアドレス(本例では、「129.128.1.29」)とが含まれる。
当該割当要求信号を受信したRADIUSサーバ15bは、当該割当要求信号に含まれた端末識別情報(例えばMSISDN)に対応付けられたユーザIPアドレスを導出する(ステップS23)。
RADIUSサーバ15bは、端末識別情報を、導出したユーザIPアドレスに置き換えて、当該割当要求信号をDNSサーバ15aに送信する(ステップS24)。
DNSサーバ15aのサーバ識別子割当要求受付部5aが当該割当要求信号を受信したら、サーバ識別子割当部5bは、当該割当要求信号に含まれたユーザIPアドレスとサーバ所在地情報(例えば、Supl.com)とに対応付けられたサーバ識別子を当該割当要求信号に含まれたサーバ識別子に書き換える。これにより、データテーブル管理DB5dが管理するデータテーブルにおける通信端末装置27のユーザIPアドレスに対応付けられたサーバ所在地情報(例えば、Supl.com)が指し示すサーバ識別子としてサーバIPアドレス「129.128.1.29」が割り当てられる。
以上説明したように、本実施例による中継装置としてのGMLC13、DNSサーバ15a及びそれらを備えた通信システム11は、同一のサーバ所在地情報であっても接続するサーバを選択できる。また、本実施例による通信システム11は、サービスの種別に応じて接続するサーバを選択できる。このため、本実施形態によれば、例えば緊急通報に伴うSUPLサービスで利用するサーバと一般のSUPLサービスで利用するサーバとを異ならせ、緊急通報に伴うSUPL接続要求の通信端末装置を緊急通報用のSLPに選択的に接続できる。
本発明は、コンピュータプログラムとして具体化することができる。例えば、中継装置3やDNSサーバ5の各部の機能を通信用プログラムとして実現することもできる。したがって、本発明の一部または全ては、ハードウェアまたはソフトウェア(ファームウェア、常駐ソフトウェア、マイクロコード、ステートマシン、ゲートアレイ等を含む)に組み入れることができる。さらに、本発明は、コンピュータによって使用可能な、またはコンピュータ可読の記憶媒体上のコンピュータプログラム製品の形態をとることができ、この媒体には、コンピュータによって使用可能な、またはコンピュータ可読のプログラムコードが組み入れられる。本明細書のコンテキストでは、コンピュータによって使用可能な、またはコンピュータ可読の媒体は、命令実行システム、装置若しくはデバイスによって、またはそれらとともに使用されるプログラムを、収録する、記憶する、通信する、伝搬する、または搬送することのできる、任意の媒体とすることができる。
本発明は、上記実施形態に限らず種々の変形が可能である。
上記実施形態において、図3に示すサービス提供情報管理DB3a及び図4に示すデータテーブルは、割当継続期間の欄を有していないが、本発明はこれに限られない。図3に示すサービス提供情報管理DB3a及び図4に示すデータテーブルは、割当継続期間の欄を有していてももちろんよい。
上記実施例において、図8に示すサービス提供情報管理DB3a及び図9に示すデータテーブルは、割当継続期間の欄を有しているが、本発明はこれに限られない。図8に示すサービス提供情報管理DB3a及び図9に示すデータテーブルは、割当継続期間の欄を有していなくてももちろんよい。
上記実施例による通信システム11は、中継装置としてのGMLC13の要求に基づいて、割当継続期間の経過後に別のサーバ識別子を割り当てるように構成されているが、本発明はこれに限られない。例えば、通信システム11は、DNSサーバ15aが割当継続期間を経過したと判断したら、自律的に別のサーバ識別子に割り当てる(例えば、割り当て前の元のサーバ識別子に戻す)ように構成されていてもよい。
また、割当経過期間を用いずに、別の識別子を割り当てるために、通信システム11は、GMLC13が測位結果通知を受け取り(図11のステップS20)、SUPL測位処理が終了したと判断したタイミングでGW装置15に別のサーバ識別子の割り当て要求(例えば、割り当て前の元のサーバ識別子に戻す)を実行するように構成されていてもよい。
図3及び図8に示すサービス提供情報管理DB3aには、契約状態などの情報が格納される「ユーザ条件」欄や利用中断中や輻輳中などの情報が格納される「ユーザ状況」欄が設けられていてもよい。当該欄を設けることにより、中継装置、DNSサーバ及びそれらを備えた通信システムは、ユーザ条件やユーザ状況に応じて、通信端末装置をSLPなどのサービス提供サーバに選択的に振り分けることができる。
本発明の範囲は、図示され記載された例示的な実施形態に限定されるものではなく、本発明が目的とするものと均等な効果をもたらすすべての実施形態をも含む。さらに、本発明の範囲は、請求項により画される発明の特徴の組み合わせに限定されるものではなく、すべての開示されたそれぞれの特徴のうち特定の特徴のあらゆる所望する組み合わせによって画されうる。
1、11 通信システム
3 中継装置
3a サービス提供サーバ情報管理DB
3b サービス要求受付部
3c サービス提供サーバ情報取得部
3d サーバ識別子割当要求部
5、15a DNSサーバ
5a サーバ識別子割当要求受付部
5b サーバ識別子割当部
5c サーバ識別子送信部
5d データテーブル格納DB
7 通信端末装置
9 通信ネットワーク
13 GMLC
15 GW装置
15b RADIUSサーバ
17 ESP−GW
19 eNodeB
21 HSS
23、23a、23b、23c SLP
25 LCS−Client

Claims (7)

  1. 通信端末装置の端末識別情報と、通信ネットワークにおけるサービスを提供するサービス提供サーバの所在地情報とを対応付けて格納し、かつ前記サーバ所在地情報が指し示す前記サービス提供サーバの識別子であるサーバ識別子を格納するデータテーブルを管理するデータテーブル管理部と、
    前記サービスの提供を受ける対象であるサービス対象通信端末装置の端末識別情報である対象端末識別情報と、前記サービス対象通信端末装置にサービスを提供する対象である対象サービス提供サーバの前記サーバ所在地情報及び前記サーバ識別子である対象サーバ所在地情報及び対象サーバ識別子とを含み、前記対象サーバ所在地情報と同一のサーバ所在地情報であって前記データテーブル内で前記対象端末識別情報と同一の端末識別情報に対応付けられたサーバ所在地情報が指し示すサーバ識別子に、前記対象サーバ識別子を割り当てることを要求する割当要求信号を、通信ネットワークを構成するネットワーク構成要素から受け付けるサーバ識別子割当要求受付部と、
    前記サーバ識別子割当要求受付部が受け付けた前記割当要求信号に含まれた前記対象端末識別情報及び前記対象サーバ所在地情報と同一の端末識別情報及び同一のサーバ所在地情報が前記データテーブル内で対応付けられている場合に、該同一のサーバ所在地情報が指し示すサーバ識別子に、該割当要求信号に含まれた前記対象サーバ識別子を割り当てるサーバ識別子割当部と、
    前記対象端末識別情報及び前記対象サーバ所在地情報を含み、前記サービス対象通信端末装置からのサーバ識別子の取得要求に対して、前記サーバ識別子割当部が前記同一のサーバ所在地情報が指し示すサーバ識別子に割り当てた前記対象サーバ識別子を前記サービス対象通信端末装置に送信するサーバ識別子送信部と
    を有することを特徴とするDNSサーバ。
  2. 前記データテーブル管理部は、前記サーバ識別子に前記対象サーバ識別子を割り当てた後に別のサーバ識別子を割り当てるまでの期間である割当継続期間を前記端末識別情報及び前記サーバ所在地情報に対応付けて前記データテーブルで管理していること
    を特徴とする請求項1記載のDNSサーバ。
  3. サービスの種別と、通信ネットワークにおける前記サービスを提供するサービス提供サーバの所在地情報であるサーバ所在地情報と、前記サービス提供サーバの識別子であるサーバ識別子とを対応付けて管理するサービス提供サーバ情報管理部と、
    前記サービスの種別と、前記サービスの提供を受ける対象であるサービス対象通信端末装置の端末識別情報である対象端末識別情報とを含むサービス要求を、通信ネットワークに接続された外部装置から受け付けるサービス要求受付部と、
    前記サービス要求に含まれた前記サービスの種別と同一のサービスの種別に対応付けられて前記サービス提供サーバ情報管理部で管理されたサーバ所在地情報及びサーバ識別子を、前記サービス対象通信端末装置にサービスを提供する対象である対象サービス提供サーバの前記サーバ所在地情報及び前記サーバ識別子である対象サーバ所在地情報及び対象サーバ識別子として前記サービス提供サーバ情報管理部から取得するサービス提供サーバ情報取得部と、
    通信端末装置の端末識別情報と、通信ネットワークにおけるサービスを提供するサービス提供サーバの所在地情報とを対応付けて格納し、かつ前記サーバ所在地情報が指し示す前記サービス提供サーバの識別子であるサーバ識別子を格納するデータテーブルを備えたDNSサーバに対し、前記サービス提供サーバ情報取得部が取得した前記対象サーバ所在地情報と同一であって前記データテーブル内で前記対象端末識別情報と同一の端末識別情報に対応付けられたサーバ所在地情報が指し示すサーバ識別子に、前記サービス提供サーバ情報取得部が取得した前記対象サーバ識別子を割り当てることを前記DNSサーバに要求するサーバ識別子割当要求部と
    を有することを特徴とする中継装置。
  4. 前記サービス提供サーバ情報管理部は、前記サーバ識別子に前記対象サーバ識別子を割り当てた後に別のサーバ識別子を割り当てるまでの期間である割当継続期間を前記サービスの種別及び前記サーバ所在地情報に対応付けて管理しており、
    前記サーバ識別子割当要求部は、前記DNSサーバに対し、前記割当継続期間を含めて前記対象サーバ識別子の割り当てを要求すること
    を特徴とする請求項3記載の中継装置。
  5. DNSサーバと中継装置とを備えた通信システムであって、
    前記DNSサーバは、
    通信端末装置の端末識別情報と、通信ネットワークにおけるサービスを提供するサービス提供サーバの所在地情報とを対応付けて格納し、かつ前記サーバ所在地情報が指し示す前記サービス提供サーバの識別子であるサーバ識別子を格納するデータテーブルを管理するデータテーブル管理部と、
    前記サービスの提供を受ける対象であるサービス対象通信端末装置の端末識別情報である対象端末識別情報と、前記サービス対象通信端末装置にサービスを提供する対象である対象サービス提供サーバの前記サーバ所在地情報及び前記サーバ識別子である対象サーバ所在地情報及び対象サーバ識別子とを含み、前記対象サーバ所在地情報と同一のサーバ所在地情報であって前記データテーブル内で前記対象端末識別情報と同一の端末識別情報に対応付けられたサーバ所在地情報が指し示すサーバ識別子に、前記対象サーバ識別子を割り当てることを要求する割当要求信号を、前記中継装置から受け付けるサーバ識別子割当要求受付部と、
    前記サーバ識別子割当要求受付部が受け付けた前記割当要求信号に含まれた前記対象端末識別情報及び前記対象サーバ所在地情報と同一の端末識別情報及び同一のサーバ所在地情報が前記データテーブル内で対応付けられている場合に、該同一のサーバ所在地情報が指し示すサーバ識別子に、該割当要求信号に含まれた前記対象サーバ識別子を割り当てるサーバ識別子割当部と、
    前記対象端末識別情報及び前記対象サーバ所在地情報を含み、前記サービス対象通信端末装置からのサーバ識別子の取得要求に対して、前記サーバ識別子割当部が前記同一のサーバ所在地情報が指し示すサーバ識別子に割り当てた前記対象サーバ識別子を前記サービス対象通信端末装置に送信するサーバ識別子送信部と
    を有し、
    前記中継装置は、
    サービスの種別と、通信ネットワークにおける前記サービスを提供するサービス提供サーバの所在地情報であるサーバ所在地情報と、前記サービス提供サーバの識別子であるサーバ識別子とを対応付けて管理するサービス提供サーバ情報管理部と、
    前記サービスの種別と、前記サービスの提供を受ける対象であるサービス対象通信端末装置の端末識別情報である対象端末識別情報とを含むサービス要求を、通信ネットワークに接続された外部装置から受け付けるサービス要求受付部と、
    前記サービス要求に含まれた前記サービスの種別と同一のサービスの種別に対応付けられて前記サービス提供サーバ情報管理部で管理されたサーバ所在地情報及びサーバ識別子を、前記サービス対象通信端末装置にサービスを提供する対象である対象サービス提供サーバの前記サーバ所在地情報及び前記サーバ識別子である対象サーバ所在地情報及び対象サーバ識別子として前記サーバアドレス管理部から取得するサービス提供サーバ情報取得部と、
    通信端末装置の端末識別情報と、通信ネットワークにおけるサービスを提供するサービス提供サーバの所在地情報とを対応付けて格納し、かつ前記サーバ所在地情報が指し示す前記サービス提供サーバの識別子であるサーバ識別子を格納するデータテーブルを備えたDNSサーバに対し、前記サービス提供サーバ情報取得部が取得した前記対象サーバ所在地情報と同一であって前記データテーブル内で前記対象端末識別情報と同一の端末識別情報に対応付けられたサーバ所在地情報が指し示すサーバ識別子に、前記サービス提供サーバ情報取得部が取得した前記対象サーバ識別子を割り当てることを前記DNSサーバに要求するサーバ識別子割当要求部と
    を有すること
    を特徴とする通信システム。
  6. コンピュータを、
    通信端末装置の端末識別情報と、通信ネットワークにおけるサービスを提供するサービス提供サーバの所在地情報とを対応付けて格納し、かつ前記サーバ所在地情報が指し示す前記サービス提供サーバの識別子であるサーバ識別子を格納するデータテーブルを管理するデータテーブル管理部、
    前記サービスの提供を受ける対象であるサービス対象通信端末装置の端末識別情報である対象端末識別情報と、前記サービス対象通信端末装置にサービスを提供する対象である対象サービス提供サーバの前記サーバ所在地情報及び前記サーバ識別子である対象サーバ所在地情報及び対象サーバ識別子とを含み、前記対象サーバ所在地情報と同一のサーバ所在地情報であって前記データテーブル内で前記対象端末識別情報と同一の端末識別情報に対応付けられたサーバ所在地情報が指し示すサーバ識別子に、前記対象サーバ識別子を割り当てることを要求する割当要求信号を、通信ネットワークを構成するネットワーク構成要素から受け付けるサーバ識別子割当要求受付部、
    前記サーバ識別子割当要求受付部が受け付けた前記割当要求信号に含まれた前記対象端末識別情報及び前記対象サーバ所在地情報と同一の端末識別情報及び同一のサーバ所在地情報が前記データテーブル内で対応付けられている場合に、該同一のサーバ所在地情報が指し示すサーバ識別子に、該割当要求信号に含まれた前記対象サーバ識別子を割り当てるサーバ識別子割当部、及び、
    前記対象端末識別情報及び前記対象サーバ所在地情報を含み、前記サービス対象通信端末装置からのサーバ識別子の取得要求に対して、前記サーバ識別子割当部が前記同一のサーバ所在地情報が指し示すサーバ識別子に割り当てた前記対象サーバ識別子を前記サービス対象通信端末装置に送信するサーバ識別子送信部として機能させること
    を特徴とするDNSサーバの通信用プログラム。
  7. コンピュータを、
    サービスの種別と、通信ネットワークにおける前記サービスを提供するサービス提供サーバの所在地情報であるサーバ所在地情報と、前記サービス提供サーバの識別子であるサーバ識別子とを対応付けて管理するサービス提供サーバ情報管理部、
    前記サービスの種別と、前記サービスの提供を受ける対象であるサービス対象通信端末装置の端末識別情報である対象端末識別情報とを含むサービス要求を、通信ネットワークに接続された外部装置から受け付けるサービス要求受付部と、
    前記サービス要求に含まれた前記サービスの種別と同一のサービスの種別に対応付けられて前記サービス提供サーバ情報管理部で管理されたサーバ所在地情報及びサーバ識別子を、前記サービス対象通信端末装置にサービスを提供する対象である対象サービス提供サーバの前記サーバ所在地情報及び前記サーバ識別子である対象サーバ所在地情報及び対象サーバ識別子として前記サービス提供サーバ情報管理部から取得するサービス提供サーバ情報取得部、及び、
    通信端末装置の端末識別情報と、通信ネットワークにおけるサービスを提供するサービス提供サーバの所在地情報とを対応付けて格納し、かつ前記サーバ所在地情報が指し示す前記サービス提供サーバの識別子であるサーバ識別子を格納するデータテーブルを備えたDNSサーバに対し、前記サービス提供サーバ情報取得部が取得した前記対象サーバ所在地情報と同一であって前記データテーブル内で前記対象端末識別情報と同一の端末識別情報に対応付けられたサーバ所在地情報が指し示すサーバ識別子に、前記サービス提供サーバ情報取得部が取得した前記対象サーバ識別子を割り当てることを前記DNSサーバに要求するサーバ識別子割当要求部として機能させること
    を特徴とする中継装置の通信用プログラム。
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