JP2017142952A - 点灯装置及び照明器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】出力光に発生するリップルを低減できる点灯装置及び照明器具を提供する。【解決手段】整流回路11は、複数の固体光源2の直列回路である負荷回路20に接続される一対の出力端子113,114を有している。整流回路11は、交流電圧V1を整流した脈流電圧V2を一対の出力端子113,114間に発生させる。駆動回路12は、交流電圧V1の1周期内に、複数の固体光源2の一部が点灯する第1期間と、複数の固体光源2の全てが点灯する第2期間とが存在するように、脈流電圧V2の電圧値の変化に応じて、複数の固体光源2のうち点灯する固体光源2の数である点灯数を変更する。電流制御回路13は、少なくとも第2期間において、脈流電圧V2の平均電圧に応じて、負荷回路20に流れる電流の電流値を制御する。【選択図】図1

Description

本発明は、点灯装置及び照明器具に関する。
従来、直列接続された複数の発光ダイオードを点灯させる発光ダイオード点灯装置があった(例えば特許文献1参照)。この発光ダイオード点灯装置は、整流回路と、点灯制御回路とを備えている。整流回路は、交流電圧を整流した脈流電圧を、複数の発光ダイオードの直列接続回路に供給する。点灯制御回路は、脈流電圧が低い値から高い値に変化する位相範囲では、当該変化に対応して点灯個数が増加するように発光ダイオードを点灯制御する。点灯制御回路は、脈流電圧が高い値から低い値に変化する位相範囲では、当該変化に対応して点灯個数が減少するように発光ダイオードを点灯制御する。
特開2006−147933号公報
上述の発光ダイオード点灯装置では、点灯制御回路が点灯個数を増加及び減少させる際に、出力光にリップル(ripple)が発生する可能性があった。
本発明は上記課題に鑑みてなされ、出力光に発生するリップルを低減できる点灯装置及び照明器具を提供することを目的とする。
本発明の一態様の点灯装置は、整流回路と、駆動回路と、電流制御回路と、を備える。前記整流回路は、複数の固体光源の直列回路である負荷回路が接続される一対の出力端子を有している。前記整流回路は、交流電圧を整流した脈流電圧を前記一対の出力端子間に発生させる。前記駆動回路は、前記脈流電圧の1周期内に第1期間と第2期間とが存在するように、前記脈流電圧の電圧値の変化に応じて、前記複数の固体光源のうち点灯する固体光源の数である点灯数を変更する。前記第1期間は、前記複数の固体光源の一部が点灯する期間である。前記第2期間は、前記複数の固体光源の全てが点灯する期間である。前記電流制御回路は、少なくとも前記第2期間において、前記脈流電圧の平均電圧に応じて、前記負荷回路に流れる電流の電流値を制御する。
本発明の一態様の照明器具は、前記点灯装置と、前記点灯装置を保持する本体とを備える。
本発明の一態様の点灯装置によれば、出力光に発生するリップルを低減できる。
本発明の一態様の照明装置によれば、出力光に発生するリップルを低減できる。
図1は、本発明の実施形態1に係る点灯装置のブロック図である。 図2は、同上の点灯装置の回路図である。 図3は、同上の点灯装置において整流回路から出力される脈流電圧と入力電流の波形図である。 図4Aは、同上の点灯装置において第1モードで電流が流れる経路を説明する回路図である。図4Bは、同上の点灯装置において第2モードで電流が流れる経路を説明する回路図である。図4Cは、同上の点灯装置において第3モードで電流が流れる経路を説明する回路図である。図4Dは、同上の点灯装置において第4モードで電流が流れる経路を説明する回路図である。 図5は、同上の点灯装置に入力される入力電圧の平均値と負荷回路に流れる電流の目標値の関係を説明するグラフである。 図6は、同上の点灯装置の動作を説明する波形図である。 図7は、同上の点灯装置の変形例1の動作を説明する波形図である。 図8は、同上の点灯装置の変形例2の動作を説明する波形図である。 図9Aは、本発明の実施形態2に係る照明器具の斜視図である。図9Bは、同上の照明器具の変形例1の斜視図である。図9Cは、同上の照明器具の変形例2の斜視図である。
本実施形態は、点灯装置及び照明器具に関し、特に、固体光源を点灯させる点灯装置及び照明器具に関する。
(実施形態1)
(1)概要
本実施形態の点灯装置1は、図1に示すように、整流回路11と、駆動回路12と、電流制御回路13とを備える。整流回路11は、負荷回路20が接続される一対の出力端子113,114を有している。整流回路11は、交流電圧V1を整流した脈流電圧V2を一対の出力端子113,114間に発生させる。負荷回路20は、複数の固体光源2の直列回路で構成されている(図2参照)。駆動回路12は、脈流電圧V2の1周期内に第1期間と第2期間とが存在するように、脈流電圧V2の電圧値の変化に応じて、複数の固体光源2のうち点灯する固体光源2の数である点灯数を変更する。第1期間は、複数の固体光源2の一部が点灯する期間であり、第2期間は、複数の固体光源2の全てが点灯する期間である。電流制御回路13は、少なくとも第2期間において、脈流電圧V2の平均電圧に応じて、負荷回路20に流れる電流(以下、負荷電流と言う。)の電流値を制御する。
ここにおいて、「出力端子」とは、電線などを接続するための部品(端子)でもよいが、例えば電子部品のリードや、回路基板に配線として形成された導電体の一部でもよい。また、「接続」とは、電気的に導通した状態の接続を意味し、直接的な接続だけではなく、例えば電線などの導体を介した間接的な接続も含む。
駆動回路12は、脈流電圧V2の電圧値の変化に応じて点灯数を変更しているため、点灯数が変更された際に負荷回路20の光出力にリップルが発生する可能性がある。本実施形態の点灯装置1では、電流制御回路13が、少なくとも第2期間において、脈流電圧V2の平均電圧に応じて、負荷電流(入力電流I1)の電流値を制御しているので、光出力のリップルを低減できる。
ところで、固体光源2を調光点灯するために、整流回路11に位相制御された交流電圧が入力される場合、調光レベルが低くなるにつれて、交流電圧V1の導通角(オン期間)が短くなり、整流回路11には断続的に交流電圧V1が入力される。例えば固体光源2の調光レベルが50%の場合、交流電圧V1の導通角が90度になり、脈流電圧V2の振幅が最大になるタイミングで全ての固体光源2が消灯状態から点灯状態に切り替わるため、光出力にリップルが発生する可能性がある。ここで、第2期間は、複数の固体光源2の全てが点灯する期間であり、脈流電圧V2の1周期内で他の期間よりも電圧値が高くなる期間である。電流制御回路13は、少なくとも第2期間において、脈流電圧V2の平均電圧に応じて負荷電流(入力電流I1)の電流値を制御しているので、交流電圧V1の導通角が90度の場合は導通角が180度の場合よりも負荷電流(入力電流I1)の電流値が低減される。したがって、本実施形態の点灯装置1は、固体光源2を調光する場合でも、光出力に発生するリップルを低減することができる。
(2)詳細
以下、本実施形態の点灯装置1について図1〜図8を参照して詳しく説明する。ただし、以下に説明する構成は本発明の一例に過ぎない。本発明は、以下の実施形態に限定されず、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
(2.1)回路構成
図1は、本実施形態の点灯装置1のブロック図である。この点灯装置1は、整流回路11と、駆動回路12と、電流制御回路13とを備える。また、点灯装置1は、入力端子101,102と、ブリーダ(bleeder)回路と呼ばれる分流回路16とを更に備えている。
図2は、点灯装置1の具体的な回路図である。以下、図2を参照して点灯装置1の回路構成を詳細に説明する。なお、点灯装置1の回路構成は図2に示す回路構成に限定されず、適宜変更が可能である。
入力端子101,102の間には、調光器3と、商用電源のような交流電源4(例えばAC100V、50/60Hzの交流電源)とが直列に接続されている。
ここで、調光器3について図2を参照して説明する。調光器3は、例えば、スイッチング素子31と、駆動回路32と、設定部33と、電源回路34とを備えている。スイッチング素子31は、例えばトライアック(triac)のような半導体スイッチング素子である。スイッチング素子31は、入力端子101と交流電源4との間に接続されている。設定部33は、所定の操作範囲内で移動可能である操作部を有しており、操作部の位置に応じて調光レベルの目標値を設定する。駆動回路32は、交流電源4の電源電圧がゼロになった時点から、設定部33が設定した目標値に応じた位相角が経過したタイミングで、スイッチング素子31をオンにする。スイッチング素子31は、一旦オンになると、交流電源4の電源電圧がゼロになるまでオン状態を維持しており、設定部33が設定した目標値に対応する導通角(オン時間)だけオンになる。これにより、交流電圧V1は、交流電源4から出力される電源電圧を調光器3が位相制御して得られた交流電圧となる。なお、調光器3によって調光レベルの目標値が100%に設定されていれば、駆動回路32は、180度の導通角でスイッチング素子31をオンにするため、交流電圧V1は、交流電源4から出力される交流の電源電圧と同じになる。
整流回路11はダイオードブリッジで構成されている。整流回路11の入力端子111,112は、それぞれ、入力端子101,102に接続されている。整流回路11の出力端子113,114の間には負荷回路20が接続されている。ここにおいて、「入力端子」は、電線などを接続するための部品(端子)でもよいが、例えば電子部品のリードや、回路基板に配線として形成された導電体の一部でもよい。
整流回路11の入力端子111,112には、調光器3を介して交流電圧V1が入力される。交流電圧V1は、交流電源4から出力される交流の電源電圧、及び、交流電源4から出力される交流の電源電圧を調光器3が位相制御して得られた交流電圧である。整流回路11は、交流電圧V1を全波整流した脈流電圧V2を、出力端子113,114間に発生させる。なお、整流回路11の入力端子111,112の間には、サージ電圧から点灯装置1を保護するためのバリスタ(varistor)などの保護素子が接続されてもよい。また、交流電源4と整流回路11との間には、ヒューズ(fuse)が接続されていてもよい。
負荷回路20は、複数の固体光源2の直列回路を備えている。固体光源2は、例えばSMD(surface mount device)型の発光ダイオードである。複数の固体光源2の各々は、3つの光源群21,22,23のどれか1つに属している。本実施形態では、光源群21,22,23の各々は複数の固体光源2で構成されている。ここにおいて、3つの光源群21,22,23は、整流回路11の出力端子113,114の間に、出力端子113から出力端子114に向かって電流が流れる向きに接続されている。
ここにおいて、光源群21,22,23がそれぞれオンになるときのオン電圧をV21,V22,V23とする。例えば、固体光源2の1個あたりの順方向電圧が3.1Vであり、光源群21を構成する固体光源2の数が14個であれば、オン電圧V21は、V21=3.1×14=43.4(V)、となる。また、光源群22を構成する固体光源2の数が13個であれば、オン電圧V22は、V22=3.1×13=40.3(V)、となる。また、光源群23を構成する固体光源2の数が12個であれば、オン電圧V23は、V23=3.1×12=37.2(V)、となる。
本実施形態では、光源群21,22,23のそれぞれと並列にキャパシタ(capacitor)C1,C2,C3が接続されている。キャパシタC1,C2,C3は例えばアルミ電解コンデンサである。キャパシタC1,C2,C3は、それぞれ光源群21,22,23に流れる電流の変化を緩やかにし、光出力のリップルを低減する。なお、光源群21,22,23のそれぞれと並列に接続されたキャパシタC1,C2,C3は点灯装置1に必須の構成ではなく、適宜省略が可能である。
ここにおいて、光源群21の等価抵抗とキャパシタC1の静電容量とで決定される時定数が脈流電圧V2の周期よりも大きくなるように、キャパシタC1の静電容量が設定されていればよい。同様に、光源群22の等価抵抗とキャパシタC2の静電容量とで決定される時定数が脈流電圧V2の周期よりも大きくなるように、キャパシタC2の静電容量が設定されていればよい。また、光源群23の等価抵抗とキャパシタC3の静電容量とで決定される時定数が脈流電圧V2の周期よりも大きくなるように、キャパシタC3の静電容量が設定されていればよい。なお、キャパシタC1,C2,C3の静電容量がより大きな値に設定されていれば、光出力のリップルが小さくなるが、キャパシタC1,C2,C3が大型になり、回路損失が増大するという問題もある。
駆動回路12は、脈流電圧V2の1周期内で第1期間と第2期間とが存在するように、脈流電圧V2の電圧値の変化に応じて、複数の固体光源2のうち点灯する固体光源2の数である点灯数を変更する。第1期間は複数の固体光源2の一部が点灯する期間であり、第2期間は複数の固体光源2の全てが点灯する期間である。本実施形態では、駆動回路12は、脈流電圧V2の電圧値の増加に応じて点灯数を増加させ、脈流電圧V2の電圧値の減少に応じて点灯数を減少させている。
また、本実施形態では、駆動回路12は、脈流電圧V2の電圧値の変化に応じて、3つの光源群21,22,23のうち点灯する光源群の数である点灯群数を変更することで、点灯数を変更している。
駆動回路12は整流素子であるダイオード(diode)D1〜D3を有している。ダイオードD1のアノードは、光源群21の低電位側端(カソード側の端部)に接続されている。ダイオードD1のカソードは、定電流回路151を介して電流検出用の抵抗器R1の一端に接続されている。ダイオードD2のアノードは、光源群22の低電位側端に接続されている。ダイオードD2のカソードは、定電流回路152を介して、抵抗器R1の一端に接続されている。ダイオードD3のアノードは、光源群23の低電位側端に接続されている。ダイオードD3のカソードは、定電流回路153を介して、抵抗器R1の一端に接続されている。そして、抵抗器R1の他端は、整流回路11の低電位側の出力端子114に接続されている。
本実施形態の点灯装置1では、駆動回路12が、整流回路11によって生成された脈流電圧V2をそのまま負荷回路20に印加している。
脈流電圧V2の電圧値がオン電圧V21未満となる期間(図3の期間T1,T7)では、光源群21,22,23の全てに電流が流れず、駆動回路12は、光源群21,22,23を全て消灯させる。この場合、図4Aに点線で示す経路RT1、すなわち整流回路11の出力端子113から分流回路16を通って整流回路11の出力端子114に戻る経路に、入力電流I1が流れている。以下では、経路RT1に入力電流I1が流れる動作モードを第1モードという。
脈流電圧V2の電圧値がオン電圧V21以上、かつ、オン電圧(V21+V22)未満になる期間(図3の期間T2,T6)では、光源群21を構成する固体光源2と、ダイオードD1がオンになる。すなわち、駆動回路12は、光源群21の固体光源2とダイオードD1と定電流回路151と抵抗器R1とを介して電流を流し、光源群21を点灯させる。この場合、図4Bに点線で示す経路RT2、すなわち整流回路11の出力端子113から光源群21とダイオードD1と定電流回路151とを通って整流回路11の出力端子114に戻る経路に、入力電流I1が流れている。光源群21に流れる電流I21(入力電流I1)は、定電流回路151によって所定の電流値Ist1に制御される(図3参照)。また、駆動回路12は、光源群22,23の固体光源2には電流を流さず、光源群22,23を消灯させる。以下では、経路RT2に電流I1が流れる動作モードを第2モードという。
脈流電圧V2の電圧値がオン電圧(V21+V22)以上、かつ、オン電圧(V21+V22+V23)未満になる期間(図3の期間T3,T5)では、光源群21,22を構成する固体光源2と、ダイオードD2がオンになる。すなわち、駆動回路12は、光源群21,22の固体光源2とダイオードD2と定電流回路152と抵抗器R1とを介して電流を流し、光源群21,22を点灯させる。この場合、図4Cに点線で示す経路RT3、すなわち整流回路11の出力端子113から光源群21,22とダイオードD2と定電流回路152とを通って整流回路11の出力端子114に戻る経路に、電流I22(入力電流I1)が流れる。光源群21,22に流れる電流は、定電流回路152によって所定の電流値Ist1に制御される。また、駆動回路12は、光源群23の固体光源2には電流を流さず、光源群23を消灯させる。以下では、経路RT3に電流I1が流れる動作モードを第3モードという。
脈流電圧V2の電圧値がオン電圧(V21+V22+V23)以上になる期間(図3の期間T4)では、光源群21,22,23を構成する固体光源2と、ダイオードD3がオンになる。すなわち、駆動回路12は、光源群21,22,23の固体光源2と、ダイオードD3と、定電流回路153と、抵抗器R1とを介して電流を流し、光源群21,22,23を全て点灯させる。この場合、図4Dに点線で示す経路RT4、すなわち整流回路11の出力端子113から光源群21,22,23とダイオードD3と定電流回路153とを通って整流回路11の出力端子114に戻る経路に、電流I23(入力電流I1)が流れる。光源群21,22,23に流れる電流は、定電流回路153によって所定の電流値Ist1に制御される。以下では、経路RT4に電流I1が流れる動作モードを第4モードという。ここにおいて、脈流電圧V2の電圧値がオン電圧(V21+V22+V23)以上になる期間が、複数の固体光源2が全て点灯する第2期間となる。また、脈流電圧V2の電圧値がオン電圧V21以上、かつ、オン電圧(V21+V22+V23)未満となる期間が、複数の固体光源2の一部が点灯する第1期間となる。
電流制御回路13は、設定回路14と、定電流回路151,152,153とを備えている(図2参照)。
設定回路14は、分圧回路141と、平均値回路142と、リミッタ(Limiter)回路143と、下限値設定回路144とを備える。
分圧回路141は、整流回路11によって生成された脈流電圧V2の電圧値(瞬時値)に比例した基準電圧V3を生成する。
分圧回路141は、抵抗器R101,R102,R103と、キャパシタC101とを備えている。抵抗器R101の一端は整流回路11の出力端子113に接続されており、抵抗器R101の他端は抵抗器R102の一端に接続されている。抵抗器R102の他端は抵抗器R103の一端に接続されており、抵抗器R103の他端は整流回路11の出力端子114に接続されている。キャパシタC101は抵抗器103と並列に接続されている。
分圧回路141は、脈流電圧V2を抵抗器R101と抵抗器R102,R103の合成抵抗とで分圧した基準電圧V3を、抵抗器R101,R102の接続点P1に発生させる。ここで、接続点P1には、平均値回路142の出力端と、リミッタ回路143の出力端と、下限値設定回路144の出力端とが接続されている。したがって、平均値回路142の出力電圧が基準電圧V3未満であれば、接続点P1の電圧は平均値回路142の出力電圧となる。一方、平均値回路142の出力電圧が基準電圧V3以上であれば、接続点P1の電圧は基準電圧V3になる。また、接続点P1の電圧の上限値がリミッタ回路143によって設定され、接続点P1の電圧の下限値が下限値設定回路144によって設定されている。
そして、分圧回路141は、接続点P1の電圧を抵抗器R102,R103で分圧した電圧V4を、定電流回路151,152,153と、分流回路16の定電流回路17とにそれぞれ出力する。
なお、抵抗器R101〜R103とキャパシタC101とで構成されるフィルタ回路は、交流電源4から入力されるノイズを低減させており、ノイズによって定電流回路151〜153、17が誤動作する可能性が低減する。ここで、分圧回路141の出力電圧V4を脈流電圧V2の1周期で変化する電圧とするために、抵抗器R101〜R103とキャパシタC101とで構成されるフィルタ回路の時定数は1ミリ秒以下に設定されている。
平均値回路142は、抵抗器R201,R202と、キャパシタC201と、オペアンプ(operational amplifier)U20と、ダイオードD201とを備える。抵抗器R201の一端は、整流回路11の高電位側の出力端子113に接続されている。抵抗器R202は、抵抗器R201の他端と、整流回路11の低電位側の出力端子114との間に接続されている。キャパシタC201は抵抗器R202と並列に接続されている。オペアンプU20のプラス入力端子(非反転入力端子)は抵抗器R201,R202の接続点に接続されている。オペアンプU20のマイナス入力端子(反転入力端子)はダイオードD201のアノードに接続され、オペアンプU20の出力端子はダイオードD201のカソードに接続されている。そして、ダイオードD201のアノードが抵抗器R101,R102の接続点に接続されている。ここで、整流回路11によって生成された脈流電圧V2が抵抗器R201,R202で分圧され、抵抗器R202とキャパシタC201とで構成されるローパスフィルタによって平均化される。そして、平均値回路142の出力電圧(キャパシタC201の両端電圧)V5が、基準電圧V3よりも低い場合は、ダイオードD201がオンになり、抵抗器R101,R102の接続点の電圧は平均値回路142の出力電圧V5となる。
なお、平均値回路142の出力電圧V5が脈流電圧V2の1周期内で変化しないように、抵抗器R202とキャパシタC201とで構成されるローパスフィルタの時定数は交流電圧V1の周期の2倍以上の値に設定されるのが好ましい。例えば、交流電圧V1の周波数が50Hzの場合、抵抗器R202とキャパシタC201とで構成されるローパスフィルタの時定数は40ミリ秒以上の値に設定されるのが好ましい。
リミッタ回路143は、カソードが接続点P1に接続されアノードが出力端子114に接続されたツェナーダイオードZD101である。リミッタ回路143は、接続点P1の電圧の上限値を、ツェナーダイオードZD101のツェナー電圧に制限する。ここで、接続点P1の電圧値がツェナーダイオードZD101のツェナー電圧に等しくなるときの脈流電圧V2の電圧値が閾値となる。すなわち、リミッタ回路143は、平均値回路142の出力電圧がツェナーダイオードZD101のツェナー電圧(上限値)を超えると、接続点P1の電圧をツェナー電圧に制限している。ここで、脈流電圧V2の平均電圧、すなわち平均値回路142の出力電圧がツェナーダイオードZD101のツェナー電圧に等しくなるときの、脈流電圧V2の平均電圧が閾値である。リミッタ回路143は、脈流電圧V2の平均電圧が閾値以上になると、接続点P1の電圧をツェナーダイオードZD101のツェナー電圧(上限値)に制限することで、負荷回路20に流れる電流を所定の電流値に制限する。なお、本実施形態では、脈流電圧V2の電圧値(瞬時値)がオン電圧V21以上になると、分圧回路141によって生成される基準電圧V3がツェナーダイオードZD101のツェナー電圧よりも高い電圧となるように、分圧回路141が構成されている。
下限値設定回路144は、定電圧源1441と、オペアンプU21と、ダイオードD202とを備える。オペアンプU21のプラス入力端子は定電圧源1441に接続されており、オペアンプU21のプラス入力端子には定電圧源1441から一定のバイアス電圧Vref1が入力されている。オペアンプU21のマイナス入力端子はダイオードD202のカソードに接続され、オペアンプU21の出力端子はダイオードD202のアノードに接続されている。そして、ダイオードD202のカソードは接続点P1に接続されている。ここで、接続点P1の電圧がバイアス電圧Vref1よりも高い場合、ダイオードD202はオフになる。一方、接続点P1の電圧がバイアス電圧Vref1よりも低い場合、ダイオードD202がオンになって、接続点P1の電圧はバイアス電圧Vref1に等しくなる。したがって、下限値設定回路144は、接続点P1の電圧の下限値を、バイアス電圧Vref1に制限する。
図5は、点灯装置1の入力電圧(交流電圧V1)の平均値と、入力電流I1の設定値Ist1との関係を説明するグラフである。図5の横軸は交流電圧V1の導通角であり、導通角が0度と180度との間で変化すると、導通角の変化に応じて交流電圧V1の平均値が変化する。導通角が0度に近い範囲(調光器3のスイッチング素子31が完全オフに近い状態)と、180度に近い範囲(スイッチング素子31が完全オンに近い状態)とでは、導通角の変化に対する交流電圧V1の平均値の変化の割合が緩やかになっている。
調光器3が2線式の調光器であり、調光器3と点灯装置1とが交流電源4に直列に接続されている場合、調光器3の電源回路34は、点灯装置1を介して入力される交流電圧V1から、調光器3が動作するのに必要な電力を確保する。そのため、調光器3は、導通角が180度のときに調光レベルを最大とするのではなく、導通角がP2(例えば150度)以上で調光レベルが最大に設定されるように、入力電流I1の設定値Ist1に上限値を設定している。また、光源群21〜23の点灯状態が不安定にならないように、調光器3は、導通角がP1(例えば30度)以下で調光レベルを最小に設定するように、入力電流I1の設定値Ist1に下限値を設定している。ここで、下限値設定回路144が接続点P1の電圧(すなわち出力電圧V4)の下限値を設定することによって、入力電流I1の設定値Ist1が下限値I1bに設定される。また、リミッタ回路143が接続点P1の電圧(すなわち出力電圧V4)の上限値を設定することによって、入力電流I1の設定値Ist1が上限値I1aに設定される。
次に、定電流回路151,152,153について説明する。
定電流回路151は、トランジスタQ1と、オペアンプU1と、キャパシタC11と、抵抗器R12とを備えている。トランジスタQ1は、例えばエンハンスメント形のnチャンネルMOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field Effect Transistor)である。トランジスタQ1のドレイン電極はダイオードD1のカソードに接続されている。トランジスタQ1のソース電極は抵抗器R1に接続されている。トランジスタQ1のゲート電極はオペアンプU1の出力端子に接続されている。オペアンプU1のプラス入力端子は、抵抗器R102,R103の接続点に接続されている。オペアンプU1のプラス入力端子には、設定回路14の出力電圧V4が入力される。オペアンプU1のマイナス入力端子は、キャパシタC11を介してオペアンプU1の出力端子に接続されている。また、オペアンプU1のマイナス入力端子は、抵抗器R12を介してトランジスタQ1のソース電極に接続されている。
ここで、脈流電圧V2の電圧値がオン電圧V21以上、かつ、オン電圧(V21+V22)未満となる期間では、光源群21を構成する複数の固体光源2と、ダイオードD1とがオンになる。このとき、トランジスタQ1がオンになり、整流回路11の出力端子113から、光源群21とダイオードD1とトランジスタQ1と抵抗器R1とを通って、整流回路11の出力端子114に電流が流れる。そして、トランジスタQ1に流れる電流値に応じた電圧V6が、電流検出用の抵抗器R1の両端間に発生する。抵抗器R1の両端間に発生した電圧V6は、抵抗器R12を介してオペアンプU1のマイナス入力端子に入力される。オペアンプU1は、設定回路14の出力電圧V4と、抵抗器R1の両端間の電圧V6との差電圧に応じた電圧を発生しており、トランジスタQ1に流れる電流が、設定回路14の出力電圧V4に対応した所定の電流値に制御される。
定電流回路151のオペアンプU1は、他の定電流回路152,153が負荷回路20に流れる電流の定電流制御を行っている場合、トランジスタQ1のドレイン電流を遮断又は低減させる。これにより、定電流回路151,152,153のそれぞれが備えるトランジスタQ1,Q2,Q3は排他的に動作するようになる。
定電流回路151のキャパシタC11と抵抗器R12とは位相補償回路を構成しており、オペアンプU1の発振を防止している。
なお、定電流回路152,153は、定電流回路151と同様の回路構成を有しているので、定電流回路152,153の説明は省略する。定電流回路152の「トランジスタQ2」、「オペアンプU2」、「キャパシタC21」、「抵抗器R22」は、それぞれ、定電流回路151の「トランジスタQ1」、「オペアンプU1」、「キャパシタC11」、「抵抗器R12」に相当する。定電流回路153の「トランジスタQ3」、「オペアンプU3」、「キャパシタC31」、「抵抗器R32」は、それぞれ、定電流回路151の「トランジスタQ1」、「オペアンプU1」、「キャパシタC11」、「抵抗器R12」に相当する。なお、本実施形態では、トランジスタQ1,Q2,Q3がMOSFETであるが、トランジスタQ1,Q2,Q3はバイポーラトランジスタでもよい。
次に、分流回路16について説明する。
分流回路16は、抵抗器R10と、定電流回路17とを備える。
抵抗器R10の一端は、整流回路11の高電位側の出力端子113に接続されている。抵抗器R10の他端は、定電流回路17を介して抵抗器R1に接続されている。光源群21,22,23が全てオフになり、定電流回路151,152,153の全てに電流が流れていない状態では、整流回路11の出力端子113から抵抗器R10と定電流回路17とを介して整流回路11の出力端子114に電流が流れる。
定電流回路17は、トランジスタQ10と、オペアンプU10と、キャパシタC10と、抵抗器R11とを備えている。定電流回路17は、定電流回路151〜153と同様の回路構成を有しているので、定電流回路17の回路構成については説明を省略する。なお、定電流回路17の「トランジスタQ10」、「オペアンプU10」、「キャパシタC10」、「抵抗器R11」は、それぞれ、定電流回路151の「トランジスタQ1」、「オペアンプU1」、「キャパシタC11」、「抵抗器R12」に相当する。本実施形態では、トランジスタQ10がMOSFETであるが、トランジスタQ10はバイポーラトランジスタでもよい。
定電流回路17は、光源群21,22,23が全てオフの状態で、抵抗器R10を通って流れる電流の電流値を、設定回路14の出力電圧V4に対応した所定の電流値に制御する。
(2.2)動作
本実施形態の点灯装置1の動作を図6を参照して説明する。
図6は点灯装置1の動作を説明する波形図である。図6には、図6の上から順番に、交流電圧V1、入力電流I1、電流I21、電流I22、電流I22の波形図が示されている。また、図6の左側には調光レベルが最大(100%)の場合の波形図が示され、図6の中央には調光レベルが50%の場合の波形図が示され、図6の右側には調光レベルが下限レベルの場合の波形図が示されている。
(2.2.1)調光レベルが最大の場合の動作
時間t0〜t1の期間では、調光器3のスイッチング素子31がオフになっており、交流電圧V1がゼロであるため、光源群21,22,23は全てオフになり、分流回路16を介して電流が流れる。このとき、脈流電圧V2がゼロであり、抵抗器R101から入力される電圧がゼロになるため、接続点P1の電圧は下限値設定回路144によって下限値(バイアス電圧Vref1)に設定される。すなわち、設定回路14は、入力電流I1の設定値Ist1を下限値I1bに設定する。この期間では、調光器3の内部回路(例えば電源装置34)による消費電流が、分流回路16を介して流れている。
時間t1において、調光器3のスイッチング素子31がオンになり、点灯装置1に交流電圧V1が入力される。時間t1での交流電圧V1がオン電圧V21未満であれば、光源群21,22,23は全てオフになり、点灯装置1は、分流回路16を通して電流を流す状態となる。
本実施形態では時間t1〜t2の期間(第1期間)では、交流電圧V1がオン電圧V21以上、かつ、オン電圧(V21+V22)未満であるから、駆動回路12は光源群21に電流を流し、光源群21が点灯する。ここで、調光レベルが最大の場合は、平均値回路142の出力電圧が基準電圧V3を上回っている。また、脈流電圧V2がオン電圧V21以上であれば、脈流電圧V2を分圧した電圧がツェナーダイオードZD101のツェナー電圧を上回るため、接続点P1の電圧はツェナーダイオードZD101のツェナー電圧に制限され、入力電流I1の設定値Ist1が上限値I1aに制限される。これにより、定電流回路151は光源群21に流れる電流I21(入力電流I1)を上限値I1aに制御する。光源群21を構成する複数の固体光源2に流れる電流が一定になり、入力電流I1のピーク値が低減されるので、光出力に発生するリップルを低減できる。また、入力電流I1のピーク値が低減されるので、固体光源2として電流容量が小さい素子を使用でき、キャパシタC1の静電容量を小さくできる。
時間t2〜t3の期間(第1期間)では、交流電圧V1がオン電圧(V21+V22)以上、かつ、オン電圧(V21+V22+V23)未満となるので、駆動回路12は、光源群21,22に電流を流し、光源群21,22を点灯させる。
時間t3〜t4の期間(第2期間)では、交流電圧V1がオン電圧(V21+V22+V23)以上になるので、駆動回路12は光源群21,22,23に電流を流し、光源群21,22,23を点灯させる。
時間t4〜t5の期間(第1期間)では、交流電圧V1がオン電圧(V21+V22)以上、かつ、オン電圧(V21+V22+V23)未満となるので、駆動回路12は、光源群21,22に電流を流し、光源群21,22を点灯させる。
時間t5〜t6の期間(第1期間)では、交流電圧V1がオン電圧V21以上、かつ、オン電圧(V21+V22)未満となるので、駆動回路12は、光源群21に電流を流し、光源群21を点灯させる。
時間t6〜t7の期間では、交流電圧V1がオン電圧V21未満になるので、駆動回路12は、光源群21,22,23に電流を流さず、光源群21,22,23を消灯させる。この期間では、分流回路16を介して入力電流I1が流れる、交流電圧V1が低下するにつれて、設定回路14は、入力電流I1の設定値Ist1を低下させており、設定値Ist1が下限値I1bまで低下すると、設定値Ist1を下限値I1bで維持する。なお、交流電圧V1がゼロボルト近くまで低下すると、分流回路16のインピーダンスで入力電流I1が制限され、入力電流I1は下限値I1bよりも低下する。
以下、点灯装置1は、交流電圧V1の半周期ごとに時間t0〜t7までの動作を繰り返す。
(2.2.2)調光レベルが50%の場合の動作
時間t10〜t11の期間では、調光器3のスイッチング素子31がオフになっており、交流電圧V1がゼロであるため、光源群21,22,23は全てオフになり、分流回路16を介して電流が流れる。この期間では、設定回路14は入力電流I1の設定値Ist1を下限値I1bに設定しており、調光器3の内部回路による消費電流が、分流回路16を介して流れている。
時間t11において、調光器3のスイッチング素子31がオンになると、点灯装置1に交流電圧V1が入力される。ここで、時間t11〜t12の期間(第2期間)では、交流電圧V1がオン電圧(V21+V22+V23)以上であるので、駆動回路12は光源群21,22,23に電流を流し、光源群21,22,23を点灯させる。調光レベルが50%の場合の交流電圧V1の平均値は、調光レベルが最大の場合に比べて低下するので、平均値回路142の出力電圧(キャパシタC201の両端電圧)も、調光レベルが最大の場合に比べて低下する。したがって、設定回路14は、電流I22(入力電流I1)の設定値Ist1を、平均値回路142の出力電圧(交流電圧V1の平均値)に応じた値に設定する。なお、キャパシタC201の両端電圧は、交流電圧V1の1周期内で一定の値となるので、電流I22(入力電流I1)の設定値Ist1も、交流電圧V1の1周期内で一定の値となる。
その後、時間t11〜t12の期間(第1期間)では、交流電圧V1がオン電圧(V21+V22)以上、かつ、オン電圧(V21+V22+V23)未満となるので、駆動回路12は、光源群21,22に電流を流し、光源群21,22を点灯させる。
時間t13〜t14の期間(第1期間)では、交流電圧V1がオン電圧V21以上、かつ、オン電圧(V21+V22)未満となるので、駆動回路12は、光源群21に電流を流し、光源群21を点灯させる。
時間t14〜t15の期間では、交流電圧V1がオン電圧V21未満になるので、駆動回路12は、光源群21,22,23に電流を流さず、光源群21,22,23を消灯させる。この期間では、分流回路16を介して入力電流I1が流れる。交流電圧V1が低下するにつれて、設定回路14は、入力電流I1の設定値Ist1を低下させており、設定値Ist1が下限値I1bまで低下すると、設定値Ist1を下限値I1bで維持する。なお、交流電圧V1がゼロボルト近くまで低下すると、分流回路16のインピーダンスで入力電流I1が制限され、入力電流I1は下限値I1bよりも低下する。
以下、点灯装置1は、交流電圧V1の半周期ごとに時間t10〜t15までの動作を繰り返す。
(2.2.3)調光レベルが下限レベルの場合の動作
調光レベルが下限レベルの場合の点灯装置1の動作を説明する。
時間t20〜t21の期間では、調光器3のスイッチング素子31がオフになっており、交流電圧V1がゼロであるため、光源群21,22,23は全てオフになり、分流回路16を介して電流が流れる。この期間では、設定回路14は入力電流I1の設定値Ist1を下限値I1bに設定しており、調光器3の内部回路による消費電流が、分流回路16を介して流れている。
時間t21において、調光器3のスイッチング素子31がオンになり、点灯装置1に交流電圧V1が入力される。ここで、時間t21〜t22の期間(第1期間)では、交流電圧V1がオン電圧V21以上、かつ、オン電圧(V21+V22)未満であるので、駆動回路12は光源群21に電流を流し、光源群21を点灯させる。また、平均値回路142の出力電圧が、下限値設定回路144の出力電圧(バイアス電圧Vref1)を下回るため、接続点P1の電圧はバイアス電圧Vref1に等しくなり、設定回路14は、入力電流I1の設定値Ist1を下限値I1bに設定する。
その後、時間t22〜t23の期間では、交流電圧V1がオン電圧V21未満になるので、駆動回路12は、光源群21,22,23に電流を流さず、光源群21,22,23を消灯させる。この期間では、分流回路16を介して入力電流I1が流れる。なお、交流電圧V1がゼロボルト近くまで低下すると、分流回路16のインピーダンスで入力電流I1が制限され、入力電流I1は下限値I1bよりも低下する。
以下、点灯装置1は、交流電圧V1の半周期ごとに時間t10〜t15までの動作を繰り返す。
(3)効果
本実施形態の点灯装置1によれば、電流制御回路13が、交流電圧V1の平均値に応じて、負荷回路20に流れる負荷電流(入力電流I1)の電流値を制御しているので、負荷電流の電流値の変化が抑制され、光出力のリップルを抑制することができる。したがって、光出力のリップルを抑制するために、光源群21,22,23に並列に接続されたキャパシタC1,C2,C3の静電容量を大きくする必要が無く、回路損失の増加を抑制できる。
例えば調光レベルが50%の場合、負荷回路20に流れる電流のピーク値が従来の半分になるため、電流I1のリップルも半分になり、光出力のリップルを抑制することができる。
また、本実施形態の点灯装置1は、複数の固体光源2の光出力を、交流電圧V1の導通角に比例して変化させるのではなく、交流電圧V1の導通角の二乗に比例するように変化させることができる。すなわち、点灯装置1は、複数の固体光源2の光出力を、調光器3が有する操作部の操作量に比例して変化させるのではなく、調光器3が有する操作部の操作量の二乗に比例して変化させるので、自然な調光感を得ることができる。
(4)実施形態1の変形例
(4.1)実施形態1の変形例1
実施形態1の点灯装置1の変形例1について図7を参照して説明する。変形例1の点灯装置1では、脈流電圧V2の電圧値がオン電圧V21以上、かつ、最大振幅値未満の場合、基準電圧V3の電圧値がリミッタ回路143の上限値を超えないように、分圧回路141の分圧比が設定されている。したがって、調光レベルが最大の場合、電流制御回路14が、入力電流I1を、上限値I1aと下限値I1bとの範囲内で、交流電圧V1の瞬時値に比例して変化させている。電流制御回路14は、第2期間では、入力電流I1を、脈流電圧V2の平均電圧に応じた電流値に制御している。
図7は点灯装置1の動作を説明する波形図である。図7には、図7の上から順番に、交流電圧V1、入力電流I1、電流I21、電流I22、電流I22の波形図が示されている。また、図7の左側には調光レベルが最大(100%)の場合の波形図が示され、図7の中央には調光レベルが50%の場合の波形図が示され、図7の右側には調光レベルが下限レベルの場合の波形図が示されている。
変形例1の動作は、調光レベルが最大の場合の動作のみ、図6で説明した動作と異なっているので、調光レベルが最大の場合の動作のみ以下に説明する。
時間t0〜t1の期間では、調光器3のスイッチング素子31がオフになっており、交流電圧V1がゼロであるため、光源群21,22,23は全てオフになり、分流回路16を介して電流が流れる。このとき、脈流電圧V2がゼロであり、抵抗器R101から入力される電圧(抵抗器R101と抵抗器R102との接続点の電圧)がゼロになるため、下限値設定回路144によって基準電圧V3が電圧Vref1に設定される。すなわち、設定回路14は入力電流I1の設定値Ist1を下限値I1bに設定している。この期間では、調光器3の内部回路(例えば電源装置34)による消費電流が、分流回路16を介して流れている。
時間t1において、調光器3のスイッチング素子31がオンになり、点灯装置1に交流電圧V1が入力される。本実施形態では時間t1での交流電圧V1がオン電圧V21以上であるから、駆動回路12は光源群21に電流を流し、光源群21が点灯する。変形例1の設定回路14では、調光レベルが最大の場合、平均値回路142の出力電圧が、脈流電圧V2を分圧して得られる基準電圧V3を上回っている。また、脈流電圧V2がオン電圧V21以上であれば、基準電圧V3がツェナーダイオードZD101のツェナー電圧を下回っているため、接続点P1の電圧は基準電圧V3に等しくなる。したがって、交流電圧V1がオン電圧V21以上、かつ、オン電圧(V21+V22)未満となる期間(第1期間)では、設定回路14の出力電圧V4は、脈流電圧V2の瞬時値に比例した電圧となる。これにより、設定回路14は、入力電流I1の設定値Ist1を脈流電圧V2の瞬時の電圧値に比例した電流値に設定し、定電流回路151が、光源群21に流れる電流I21を、脈流電圧V2の瞬時値に比例した電流値に制御する。したがって、入力電流I1が、脈流電圧V2の瞬時値に比例した電流値に制御されるので、交流電源4への雑音(雑音端子電圧)や電流歪みが減少し、点灯装置1の出力を増加させることができる。
時間t2〜t3の期間(第1期間)では、交流電圧V1がオン電圧(V21+V22)以上、かつ、オン電圧(V21+V22+V23)未満となるので、駆動回路12は、光源群21,22に電流を流し、光源群21,22を点灯させる。この期間においても、設定回路14の出力電圧V4が脈流電圧V2の瞬時値に比例して増加するので、定電流回路152が、出力電圧V4の電圧値に応じて、入力電流I1を脈流電圧V2の瞬時値に比例した電流値に制御する。
時間t3〜t4の期間(第2期間)では、交流電圧V1がオン電圧(V21+V22+V23)以上になるので、駆動回路12は光源群21,22,23に電流を流し、光源群21,22,23を点灯させる。この期間においても、設定回路14の出力電圧V4は脈流電圧V2の瞬時値に比例した電圧となり、定電流回路153が、出力電圧V4の電圧値に応じて、入力電流I1を脈流電圧V2の瞬時値に比例した電流値に制御する。また、交流電圧V1のピーク付近では、脈流電圧V2を分圧回路141が分圧した基準電圧V3が、リミッタ回路143によって設定される上限値を超えるため、接続点P1の電圧がリミッタ回路143の上限値に設定される。これにより、設定回路14の出力電圧V4が、リミッタ回路143によって設定される上限値に制限されるので、入力電流I1も上限値I1aに制限される。
その後、時間t4〜t5の期間(第1期間)では、交流電圧V1がオン電圧(V21+V22)以上、かつ、オン電圧(V21+V22+V23)未満となるので、駆動回路12は、光源群21,22に電流を流し、光源群21,22を点灯させる。この期間では、設定回路14の出力電圧V4が脈流電圧V2の瞬時値に比例して減少し、定電流回路152が、出力電圧V4の電圧値に応じて、入力電流I1を脈流電圧V2の瞬時値に比例した電流値に制御する。
時間t5〜t6の期間(第1期間)では、交流電圧V1がオン電圧V21以上、かつ、オン電圧(V21+V22)未満となるので、駆動回路12は、光源群21に電流を流し、光源群21を点灯させる。この期間では、設定回路14の出力電圧V4が脈流電圧V2の瞬時値に比例して減少し、定電流回路151が、出力電圧V4の電圧値に応じて、入力電流I1を脈流電圧V2の瞬時値に比例した電流値に制御する。
時間t6〜t7の期間では、交流電圧V1がオン電圧V21未満になるので、駆動回路12は、光源群21,22,23に電流を流さず、光源群21,22,23を消灯させる。この期間では、分流回路16を介して入力電流I1が流れる。交流電圧V1が低下するにつれて、設定回路14は、入力電流I1の設定値Ist1を低下させており、設定値Ist1が下限値I1bまで低下すると、設定値Ist1を下限値I1bで維持する。なお、交流電圧V1がゼロボルト近くまで低下すると、分流回路16のインピーダンスで入力電流I1が制限され、入力電流I1は下限値I1bよりも低下する。
以下、点灯装置1は、交流電圧V1の半周期ごとに時間t0〜t7までの動作を繰り返す。
変形例1の点灯装置1では、調光レベルが最大となる場合、交流電圧V1の瞬時値に比例した入力電流I1が流れるように、電流制御回路14が、交流電圧V1(脈流電圧V2)の瞬時値に応じて入力電流I1の電流値を制御している。したがって、変形例1の点灯装置1は、図6に示すように入力電流I1の電流波形が台形状となる場合に比べて、入力電流歪みを低減することができ、また高出力化が可能になる。
(4.2)実施形態1の変形例2
実施形態1の点灯装置1の変形例2について図8を参照して説明する。
変形例2の点灯装置1は、光源群21,22,23を構成する固体光源2の種類が異なっている点以外は変形例1の点灯装置1と同様である。すなわち、変形例2の点灯装置1では、第1期間に点灯する光源群21を第1光源群とし、第2期間のみに点灯する光源群23を第2光源群としている。そして、第1光源群(光源群21)に属する固体光源2は、第2光源群(光源群23)に属する固体光源2よりも色温度が低くなっている。なお、本実施形態では、第1光源群(光源群21)に属する固体光源2は、光源群22に属する固体光源2よりも色温度が低くなっており、光源群22,23に属する固体光源2よりも色温度が低くなっている。
変形例2の点灯装置1の電流制御回路14は、変形例1と同様、調光レベルが最大の場合に、入力電流I1を交流電圧V1の瞬時値に比例して変化させている。
一方、変形例2の点灯装置1の電流制御回路14は、光源群21,22,23を調光する場合に、第1光源群のみに電流を流す期間(第2モードの期間)では、脈流電圧V2の平均電圧に関係無く入力電流I1の設定値を設定している。また、電流制御回路14は、第1光源群と第2光源群とに電流を流す期間(第3モード、第4モードの期間)では、脈流電圧V2の平均電圧に比例して入力電流I1の設定値を設定している。
図8は変形例2の点灯装置1の動作を説明する波形図である。図8には、図8の上から順番に、交流電圧V1、入力電流I1、電流I21、電流I22、電流I22の波形図が示されている。また、図8の左側には調光レベルが最大(100%)の場合の波形図が示され、図8の中央には調光レベルが50%の場合の波形図が示され、図8の右側には調光レベルが下限レベルの場合の波形図が示されている。
変形例2の点灯装置1は、交流電圧V1の電圧値がピーク付近となる第3モード、第4モードでは、入力電流I1の電流値を脈流電圧V2の平均電圧に比例した電流値に制御しているので、調光レベルが小さくなるほど入力電流I1の電流値を小さくできる。すなわち、点灯装置1は、調光レベルが小さくなるほど、第1光源群(光源群22,23)に属する固体光源2に流れる電流(I22,I23)が小さくなるように制御している。
また、変形例2の点灯装置1は、第1モード及び第2モードでは、入力電流I1の電流値を交流電圧V1の瞬時値に比例した電流値に制御しているので、調光レベルに関係無く同じ電流値に制御している。すなわち、点灯装置1は、第2光源群(光源群21)に属する固体光源2に流れる電流(I21)を調光レベルに関係無く、同じ電流値に制御している。
これにより、調光レベルが低くなるにつれて、第1光源群(光源群22,23)に流れる電流と、第2光源群(光源群21)に流れる電流との差が大きくなる。すなわち、調光レベルが低くなるにつれて、色温度が高い第1光源群(光源群22,23)に流れる電流に比べて、色温度が低い第2光源群(光源群21)に流れる電流の割合が大きくなる。よって、調光レベルが低くなるにつれて、色温度が低い第2光源群の発光が全体に占める割合が高くなり、発光色の色温度をより低く制御することができる。
(4.3)実施形態1の他の変形例
本実施形態では、光源群21,22,23の各々が複数の固体光源2で構成されているが、光源群21,22,23は、それぞれ1つの固体光源2で構成されていてもよい。
また、本実施形態では、複数の固体光源2の各々は、3つの光源群21,22,23のどれか1つに属しているが、光源群の数は2つでもよいし、4つ以上でもよい。光源群を4つ以上にすれば、各光源群に並列接続されるキャパシタに静電容量がより小さいキャパシタを使用でき、点灯装置1は回路損失をさらに低減できる。
本実施形態では、固体光源2がSMD型の発光ダイオードであったが、COB(chip on board)型の発光ダイオードでもよい。また、固体光源2は発光ダイオードであったが、固体光源2は発光ダイオードに限定されない。固体光源2は、半導体レーザ、有機エレクトロルミネッセンス素子などの固体光源でもよい。
本実施形態では、平均値回路142は、整流回路11が交流電圧V1を全波整流した後の脈流電圧V2から交流電圧V1の平均値を検出しているが、交流電圧V1の平均値に比例した電圧を発生する検出点から、交流電圧V1の平均値を検出してもよい。
以上のように、本発明の第2の態様に係る点灯装置1では、第1の態様に係る点灯装置1において、駆動回路12が、脈流電圧V2の電圧値の増加に応じて点灯数を増加させ、脈流電圧V2の電圧値の減少に応じて点灯数を減少させる。点灯装置1は、交流電圧V1を整流した脈流電圧V2を負荷回路20に印加することで、固体光源2を発光させているので、交流電圧を直流電圧に変換する回路が不要になる。
本発明の第3の態様に係る点灯装置1では、第1又は第2の態様に係る点灯装置1において、複数の固体光源2の各々が、複数の光源群21,22,23のどれか1つに属している。駆動回路12は、脈流電圧V2の電圧値の変化に応じて、複数の光源群21,22,23のうち点灯する光源群の数である点灯群数を変更することで、点灯数を変更する。
このように、駆動回路12が、脈流電圧V2の電圧値の変化に応じて、点灯する光源群の数を増減させることで、点灯数を変更することができる。
本発明の第4の態様に係る点灯装置1では、第3の態様に係る点灯装置1において、駆動回路12が複数の整流素子(ダイオードD1,D2,D3)を有している。複数の整流素子(ダイオードD1,D2,D3)は、それぞれ、複数の光源群21,22,23の低電位側端と、一対の出力端子113,114のうち低電位側の出力端子114との間に、接続されている。駆動回路12は、脈流電圧V2の電圧値の変化に応じて複数の整流素子(ダイオードD1,D2,D3)のいずれかがオンになることで、点灯群数を変更する。
このように、脈流電圧V2の電圧値の変化に応じて複数の整流素子(ダイオードD1,D2,D3)のいずれかがオンになることで、点灯する光源群の数を変化するので、制御回路などが不要である。
本発明の第5の態様に係る点灯装置1は、第3又は第4の態様に係る点灯装置1において、複数の光源群21,22,23にそれぞれ並列に接続された複数のキャパシタC1,C2,C3を備える。光源群21,22,23に並列に接続されたキャパシタC1,C2,C3によって、光出力のリップルがさらに低減する。
本発明の第6の態様に係る点灯装置1では、第3〜第5のいずれか1つの態様に係る点灯装置1において、複数の光源群21,22,23が、第1光源群(光源群21)と、第2光源群(光源群23)と、を含む。第1光源群(光源群21)は第1期間に点灯する光源群である。第2光源群(光源群23)は第2期間のみに点灯する光源群である。第1光源群(光源群21)に属する固体光源2は、第2光源群(光源群23)に属する固体光源2よりも色温度が低い。
第2期間において負荷回路20に流れる電流が抑制される場合に、調光レベルが低くなると、第1期間において負荷回路20に流れる電流と、第2期間において負荷回路20に流れる電流との差が小さくなるので、第1光源群の発光が全体に占める割合が高くなる。よって、点灯装置1は、発光色の色温度をより低く制御することができる。
本発明の第7の態様に係る点灯装置1は、第1〜第6のいずれか1つの態様に係る点灯装置1において、分流回路16を更に備えている。分流回路16は、抵抗器R10とスイッチ(トランジスタQ10)との直列回路である。分流回路16は、一対の出力端子113,114の間に接続されている。スイッチ(トランジスタQ10)は、負荷回路20に電流が流れない期間においてオンになる。
整流回路11の入力端子間に交流電源と調光器とが直接に接続されている場合、負荷回路20に電流が流れない期間に分流回路16のスイッチがオンになることで、調光器に電流が流れるので、調光器が動作に必要な電力を得ることができる。
本発明の第8の態様に係る点灯装置1では、第1〜第7のいずれか1つの態様に係る点灯装置1において、電流制御回路13がリミッタ回路143を含む。リミッタ回路143は、脈流電圧V2の平均電圧が閾値以上になると、負荷回路20に流れる電流(入力電流I1)の電流値を所定の電流値に制限する。
点灯装置1は、リミッタ回路143を備えているので、負荷回路20に流れる電流の電流値を所定の電流値に制限することができる。
(実施形態2)
以下、本実施形態に係る照明器具について詳細に説明する。
図9Aは本実施形態の照明器具5Aの斜視図である。
この照明器具5Aは、実施形態1で説明した点灯装置1と、点灯装置1を収納する本体50Aとを備えている。
照明器具5Aは、天井に埋込配設されるダウンライトとして構成される。照明器具5Aは、光源群21,22,23と点灯装置1とを収納する本体50Aと、反射板61とを備えている。本体50Aは、複数枚の放熱フィン62を上部に備えている。本体50Aからは電源ケーブル63が導出されている。電源ケーブル63は、本体50Aに収納された点灯装置1と、交流電源4との間を接続する。
(実施形態2の変形例)
実施形態1で説明した点灯装置1を備える照明器具は、ダウンライトとして構成された照明器具に限定されず、スポットライトとして構成された照明器具でもよいし、その他の形態に構成された照明器具でもよい。
図9B及び図9Cは、配線ダクト7に取り付けられるスポットライトとして構成された照明器具5B,5Cである。
図9B及び図9Cは、配線ダクト7に取り付けられるスポットライトとしてそれぞれ構成された照明器具5B(変形例1)、照明器具5C(変形例2)である。
変形例1の照明器具5Bは、図9Bに示すように、本体50Bと、反射板64と、コネクタ部65と、アーム部66とを備える。本体50Bは、光源群21,22,23と点灯装置1とを収納する。コネクタ部65は、配線ダクト7に装着される。アーム部66は、コネクタ部65と本体50Bとを結合する。本体50Bに収納された点灯装置1とコネクタ部65とは、電源ケーブル67を介して接続されている。
また、変形例2の照明器具5Cは、図9Cに示すように、本体50Cと、ボックス68と、連結部70と、電源ケーブル71とを備えている。本体50Cは光源群21,22,23を収納する。ボックス68は点灯装置1を収納する。連結部70は本体50Cとボックス68とを連結する。電源ケーブル71は、本体50Cに収納された光源群21,22,23と、ボックス68に収納された点灯装置1との間を接続する。なお、ボックス68の上面には、配線ダクト7と着脱可能な状態で電気的且つ機械的に接続されるコネクタ部69が設けられる。
なお、実施形態2で説明した構成(変形例1,2を含む)は、実施形態1で説明した構成(変形例を含む)と適宜組み合わせて適用できる。
以上のように、本発明の第9の態様に係る照明器具5A,5B,5Cは、第1〜第8のいずれか1つの態様に係る点灯装置1と、点灯装置1を保持する本体50A,50B,50Cとを備えている。照明器具5A,5B,5Cは、実施形態1で説明した点灯装置1を備えているので、特許文献1記載の従来例と比較して、光出力に発生するリップルを低減できる。
1 点灯装置
2 固体光源
5A,5B,5C 照明器具
11 整流回路
12 駆動回路
13 電流制御回路
16 分流回路
20 負荷回路
21,22 光源群(第1光源群)
23 光源群(第2光源群)
50A,50B,50C 本体
113,114 出力端子
143 リミッタ回路
C1,C2,C3 キャパシタ
D1,D2,D3 ダイオード(整流素子)
I1,I21,I22,I23 電流
R10 抵抗器(分流回路の抵抗器)
V1 交流電圧
V2 脈流電圧
T2,T3,T5,T6 期間(第1期間)
T4 期間(第2期間)

Claims (9)

  1. 複数の固体光源の直列回路である負荷回路が接続される一対の出力端子を有し、交流電圧を整流した脈流電圧を前記一対の出力端子間に発生させる整流回路と、
    前記脈流電圧の1周期内に、前記複数の固体光源の一部が点灯する第1期間と、前記複数の固体光源の全てが点灯する第2期間とが存在するように、前記脈流電圧の電圧値の変化に応じて、前記複数の固体光源のうち点灯する固体光源の数である点灯数を変更する駆動回路と、
    少なくとも前記第2期間において、前記脈流電圧の平均電圧に応じて、前記負荷回路に流れる電流の電流値を制御する電流制御回路と、
    を備える、
    ことを特徴とする点灯装置。
  2. 前記駆動回路は、前記脈流電圧の電圧値の増加に応じて前記点灯数を増加させ、前記脈流電圧の電圧値の減少に応じて前記点灯数を減少させる、
    ことを特徴とする請求項1の点灯装置。
  3. 前記複数の固体光源の各々は、複数の光源群のどれか1つに属し、
    前記駆動回路は、前記脈流電圧の電圧値の変化に応じて、前記複数の光源群のうち点灯する光源群の数である点灯群数を変更することで、前記点灯数を変更する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の点灯装置。
  4. 前記駆動回路は、前記複数の光源群の低電位側端と前記一対の出力端子のうち低電位側の出力端子との間にそれぞれ接続された複数の整流素子を有し、
    前記駆動回路は、前記脈流電圧の電圧値の変化に応じて前記複数の整流素子のいずれかがオンになることで、前記点灯群数を変更する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の点灯装置。
  5. 前記複数の光源群にそれぞれ並列に接続された複数のキャパシタを備える、
    ことを特徴とする請求項3又は4に記載の点灯装置。
  6. 前記複数の光源群は、前記第1期間に点灯する光源群である第1光源群と、前記第2期間のみに点灯する光源群である第2光源群と、を含み、
    前記第1光源群に属する固体光源は、前記第2光源群に属する固体光源よりも色温度が低い、
    ことを特徴とする請求項3〜5のいずれか1項に記載の点灯装置。
  7. 抵抗器とスイッチとの直列回路である分流回路を更に備え、
    前記分流回路は、前記一対の出力端子間に接続されており、
    前記スイッチは、前記負荷回路に電流が流れない期間においてオンになる、
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の点灯装置。
  8. 前記電流制御回路は、前記脈流電圧の平均電圧が閾値以上になると、前記負荷回路に流れる電流の電流値を所定の電流値に制限するリミッタ回路を含む、
    ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の点灯装置。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の点灯装置と、
    前記点灯装置を保持する本体とを備えたことを特徴とする照明器具。
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