JP2017142160A - ギヤモータの故障診断装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ギヤモータの振動をセンサ素子に効率よく伝達できるギヤモータの故障診断装置を提供する。
【解決手段】ギヤモータ2の故障診断装置は、ギヤモータ2に設置される振動センサ部12と、振動センサ部12により検知された振動に基づいてギヤモータ2に異常が発生しているか否かを判断する診断ユニットと、を備える。振動センサ部12は、センサ素子20と、センサ素子20が配置される基板22と、基板22を支持する2つの脚部24と、センサ素子20および基板22を覆うカバー26と、を有する。2つの脚部24は、カバー26を貫通し、カバー26から外部に突出する突出部24aを有し、突出部24aがギヤモータ2に接触した状態で固定される。
【選択図】図4
【解決手段】ギヤモータ2の故障診断装置は、ギヤモータ2に設置される振動センサ部12と、振動センサ部12により検知された振動に基づいてギヤモータ2に異常が発生しているか否かを判断する診断ユニットと、を備える。振動センサ部12は、センサ素子20と、センサ素子20が配置される基板22と、基板22を支持する2つの脚部24と、センサ素子20および基板22を覆うカバー26と、を有する。2つの脚部24は、カバー26を貫通し、カバー26から外部に突出する突出部24aを有し、突出部24aがギヤモータ2に接触した状態で固定される。
【選択図】図4
Description
本発明は、ギヤモータの故障診断装置に関する。
ギヤモータに配置された振動センサからの情報に基づいてギヤモータに異常が発生しているか否かを判定する技術が提案されている(例えば特許文献1)。
振動センサからの情報に基づいてギヤモータに異常が発生しているか否かを判定する場合、精度よく判定するために、ギヤモータの振動を振動センサのセンサ素子に効率よく伝達することが重要となる。
本発明は、こうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、ギヤモータの振動をセンサ素子に効率よく伝達できるギヤモータの故障診断装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様のギヤモータの故障診断装置は、ギヤモータに設置される振動センサ部と、振動センサ部により検知された振動に基づいてギヤモータに異常が発生しているか否かを判断する診断ユニットと、を備える。振動センサ部は、センサ素子と、センサ素子が配置される基板と、基板を支持する少なくとも1つの脚部と、センサ素子および基板を覆う保護部材と、を有する。脚部は、保護部材を貫通し、保護部材から外部に突出する突出部を有し、当該突出部がギヤモータに接触した状態で固定される。
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせや、本発明の構成要素や表現を方法、装置、システムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、ギヤモータの振動をセンサ素子に効率よく伝達できる。
以下、各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、工程には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、各図面における部材の寸法は、理解を容易にするために適宜拡大、縮小して示される。また、各図面において実施の形態を説明する上で重要ではない部材の一部は省略して表示する。
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態に係るギヤモータの故障診断装置10の構成を示す模式図である。故障診断装置10は、ギヤモータ2で総称されるギヤモータ2a、2b、2cの異常を検知し、その解析を支援する。
図1は、第1の実施の形態に係るギヤモータの故障診断装置10の構成を示す模式図である。故障診断装置10は、ギヤモータ2で総称されるギヤモータ2a、2b、2cの異常を検知し、その解析を支援する。
故障診断装置10は、振動センサ部12で総称される振動センサ部12a、12b、12cと、診断ユニット14で総称される診断ユニット14a、14b、14cと、受信ステーション16と、を備える。本実施の形態では、振動センサ部12a、12b、12cはそれぞれ、診断ユニット14a、14b、14cと有線で接続される。また、診断ユニット14a、14b、14cはそれぞれ、受信ステーション16と無線で接続される。なお、診断ユニット14a、14b、14cは、受信ステーション16と有線で接続されてもよい。
振動センサ部12a、12b、12cはそれぞれ、ギヤモータ2a、2b、2cに取り付けられる。振動センサ部12は、対応するギヤモータ2に生じている振動を検知し、振動の大きさを示す振動情報を生成して対応する診断ユニット14に送信する。なお、図1では、各ギヤモータ2に1つの振動センサ部12が取り付けられる場合を示しているが、各ギヤモータ2に2つ以上の振動センサ部12が取り付けられてもよい。もちろん、一部のギヤモータ2にだけ2つ以上の振動センサ部12が取り付けられてもよい。また、ギヤモータ2における振動センサ部12の取付位置は、異常検知に適した位置を実験やシミュレーション等により定めればよい。
診断ユニット14a、14b、14cはそれぞれ、振動センサ部12a、12b、12cから送られた振動情報に基づき、ギヤモータ2a、2b、2cに異常が発生しているか否かを実質的にリアルタイムに判定する。具体的には、診断ユニット14は、振動センサ部12から送られた振動情報を一定間隔(例えば0.1秒間隔)で確認し、振動情報が示す振動の大きさが所定の閾値を越えている場合、ギヤモータ2に異常が発生していると判定する。なお、異常が発生しているか否かの判定は、上記の例に限定されるものではなく、診断ユニット14は例えば、所定期間(例えば10秒)の振動情報の平均値やピーク値に基づいて異常が発生しているか否かを判定してもよいし、適宜フィルタリング処理等を行ってもよい。
診断ユニット14は、判定結果を受信ステーション16に送信する。また、診断ユニット14は、後述のように受信ステーション16から振動情報の送信要求を受信すると、振動センサ部12から送られた振動情報を受信ステーション16に送信(転送)する。
受信ステーション16は、各診断ユニット14から送られた各ギヤモータ2についての判定結果を所定の表示部に表示させる。ユーザは、この表示部を確認することにより、ギヤモータ2に異常が発生したことを知ることができる。
また、受信ステーション16は、振動情報を送信するべき診断ユニット14(ギヤモータ2)の指定をユーザから受け付け、その診断ユニット14に振動情報の送信要求を送る。ユーザは例えば、上述の通り表示部を確認することによりギヤモータ2に異常が発生したことを知ると、そのギヤモータ2に対応する診断ユニット14を振動情報を送信するべき診断ユニット14として指定する。
受信ステーション16は、送信要求に応じて診断ユニット14から振動情報が送信されてくると、この振動情報を解析する。具体的には、受信ステーション16は、振動情報に基づく振動波形に対してFFT(Fast Fourier Transform)を実行したり、振動波形の包絡線に対してFFTを実行する。受信ステーション16は、解析結果を所定の表示部に表示させる。ユーザは、表示部に表示された解析結果を確認することにより、ギヤモータ2に発生した異常の種類や異常が生じた部位などを特定する。
図2は、ギヤモータ2、振動センサ部12および診断ユニット14を示す斜視図である。図2では、振動センサ部12と診断ユニット14とを接続するためのケーブルは省略している。
ギヤモータ2は、モータ3と、減速機4と、を含む。モータ3は、電動モータである。減速機4は、本実施の形態では直交減速機であり、入力軸は出力軸と略直交する。振動センサ部12は、モータ3と減速機4との連結部分、すなわちギヤモータ2の故障しやすい部分に取り付けられる。診断ユニット14は、本実施の形態では、モータ3に設置される。なお、診断ユニット14が設置される場所はこれに限定されず、例えばギヤモータ2から離れた場所に設けられてもよい。また、診断ユニット14は、複数のギヤモータ2(振動センサ部12)に対して1つ設けられてもよい。
図3(a)、(b)は、カバー26が取り外された状態の振動センサ部12を示す。図3(a)は振動センサ部12の斜視図であり、図3(b)は振動センサ部12を脚部24の延在方向であってセンサ素子20側から見た図である。図4は、振動センサ部12とその周辺を示す断面図である。図4は、図3(b)のA−A線断面図に対応する。
振動センサ部12は、センサ素子20と、基板22と、複数(ここでは2つ)の脚部24と、カバー26と、を含む。センサ素子20は、基板22上に実装される。センサ素子20は、ギヤモータ2の振動を検出して振動情報を生成するセンサであり、具体的には、MEMS型の加速度センサである。センサ素子20としてMEMS型の加速度センサを採用することにより、比較的安価に振動センサ部12を構成できる。
基板22上には配線パターン(不図示)が形成されている。センサ素子20が生成した振動情報は、この配線パターンと、振動センサ部12と診断ユニット14とを接続する不図示のケーブルと、を介して診断ユニット14に送られる。
カバー26は、樹脂製や金属製の部材であり、箱状をなす。カバー26は、センサ素子20および基板22を収容する。すなわち、カバー26は、センサ素子20および基板22を覆ってセンサ素子20および基板22を保護する保護部材として機能する。カバー26は、センサ素子20や基板22と非接触の状態で脚部24に固定される。
複数の脚部24はそれぞれ、金属製や樹脂製の部材であり、棒状をなす。複数の脚部24はそれぞれ、センサ素子20が実装された面とは反対側の基板22の面に固定され、センサ素子20が実装された基板22を支持する。複数の脚部24は特に、センサ素子20の中心Cからの距離が互いに等しくなるよう基板22に固定される。本実施の形態では、複数の脚部24は、脚部24の中心軸Axに直交する方向におけるセンサ素子20の中心Cと脚部24の中心軸Axとの距離がいずれも距離Lとなるように、基板22に固定される。
また、複数の脚部24は、カバー26を貫通してカバー26の外部に突出する。以下、カバー26の外部に突出した脚部24の部分を突出部24aと呼ぶ。複数の脚部24は、突出部24aの端部(端面)がギヤモータ2に接触した状態で、例えば接着によりギヤモータ2に固定される。これより、振動センサ部12がギヤモータ2に固定される。また、カバー26はギヤモータ2と非接触となる。
以上が本実施の形態に係る故障診断装置10の構成である。続いて、本実施の形態に係る故障診断装置10と比較すべき比較例に係る故障診断装置について説明する。比較例に係る故障診断装置と、本実施の形態に係る故障診断装置10との違いは振動センサ部の構成である。
図5は、比較例に係るギヤモータの故障診断装置の振動センサ部312とその周辺を示す断面図である。図5は図4に対応する。振動センサ部312は、センサ素子20と、基板22と、複数(ここでは2つ)の脚部324と、カバー26と、を含む。複数の脚部324は、カバー26の外部に突出せず、カバー26の内周面に固定される。振動センサ部312は、カバー26がギヤモータ2に接触した状態でギヤモータ2に固定されることにより、ギヤモータ2に固定される。
以上が比較例に係る故障診断装置の構成である。これを踏まえて本実施の形態に係る故障診断装置10の効果を説明する。
比較例に係る故障診断装置では、センサ素子20が実装された基板22を支持する脚部324はカバー26の内周面に固定され、カバー26がギヤモータ2に固定される。したがって、ギヤモータ2の振動は、脚部324および基板22に加えてカバー26を介してセンサ素子20に伝わる。これに対して、本実施の形態に係る故障診断装置10では、センサ素子20が実装された基板22を支持する脚部24は、カバー26を貫通してカバー26の外部に突出し、ギヤモータ2に固定される。したがって、ギヤモータ2の振動は、カバー26を介さずに脚部24および基板22だけを介してセンサ素子20に伝わるため、比較例と比べてギヤモータ2の振動が効率的にセンサ素子20に伝達される。
また、比較例に係る故障診断装置では、振動センサ部312は、カバー26をギヤモータ2に固定することによってギヤモータ2に固定される。一般に振動センサ部312のカバー26は平坦な形状を有するところ、ギヤモータ2の曲面部分に振動センサ部312を固定する場合、振動センサ部312とギヤモータ2とは1箇所でのみ接触し、その1箇所で振動センサ部312とギヤモータ2とを接着固定することとなるため、固定しづらい。また、仮に固定できたとしても外れやすい。これに対して、本実施の形態に係る故障診断装置10では、振動センサ部12は、複数の脚部24をギヤモータ2に固定することによってギヤモータ2に固定されため、すなわち、振動センサ部12とギヤモータ2とは複数箇所で接触し、その複数箇所で振動センサ部12とギヤモータ2とを接着固定するため、固定しやすい。また、複数箇所で固定されるため、外れにくい。
また、本実施の形態に係る故障診断装置10では、振動センサ部12のカバー26とギヤモータ2とは非接触となる。これにより、ギヤモータ2から振動センサ部12に伝わった振動がカバー26に伝わって減衰するのを抑えられ、ギヤモータ2の振動を効率よくセンサ素子20に伝えられる。
また、本実施の形態に係る故障診断装置10では、振動センサ部12の複数の脚部24は、センサ素子20の中心Cからの距離が等しくなるよう基板22に固定される。これにより、ギヤモータ2から複数の脚部24に伝わった振動は、均等にセンサ素子20に伝わる。
また、本実施の形態に係る故障診断装置10では、振動センサ部12は、複数の脚部24を例えば接着によりギヤモータ2に固定することにより、ギヤモータ2に固定される。したがって、本実施の形態に係る故障診断装置10によると、既設のギヤモータに対しても、追加工なく設置できる。
(第2の実施の形態)
第2の実施の形態に係る故障診断装置と、第1の実施の形態に係る故障診断装置10との違いは振動センサ部の構成である。
第2の実施の形態に係る故障診断装置と、第1の実施の形態に係る故障診断装置10との違いは振動センサ部の構成である。
図6は、第2の実施の形態に係る故障診断装置の振動センサ部112を脚部124の延在方向であってセンサ素子20側から見た図である。図6は図3(b)に対応する。図7は、振動センサ部112とその周辺を示す断面図である。図7は図4に対応する。
振動センサ部112は、センサ素子20と、基板22と、1つの脚部124と、カバー26と、を含む。センサ素子20および脚部124は、脚部124の延在方向から見て互いに重なるよう基板22に固定される。別の言い方をすると、センサ素子20および脚部124は、基板22を挟んで互いに対向するよう基板22に固定される。本実施の形態では特に、センサ素子20および脚部124は、脚部124の中心軸Axがセンサ素子20の中心Cを通るように、基板22に固定される。
脚部124の突出部124aは、ギヤモータ2に設けられた設置孔5に挿入された状態で、接着によりギヤモータ2に固定される。これより、振動センサ部112がギヤモータ2に固定される。また、振動センサ部112がギヤモータ2に固定された状態では、カバー26はギヤモータ2と非接触となる。すなわち、カバー26とギヤモータ2とが接触しないよう、脚部124の長さおよび設置孔5の深さが決定される。
本実施の形態に係る故障診断装置によると、第1の実施の形態に係る故障診断装置10によって奏される作用効果と同様の作用効果が奏される。加えて、本実施の形態に係る故障診断装置によると、振動センサ部112の脚部124は、その突出部124aがギヤモータ2の設置孔5に挿入された状態で固定される。したがって、脚部124をギヤモータ2に固定するのが比較的容易となる。また、突出部124aの端面に加えて突出部124aの円筒状の外周面もギヤモータ2に接触した状態で脚部124がギヤモータ2に固定されるため、比較的に強固に脚部124をギヤモータ2に固定できる。
また、本実施の形態に係る故障診断装置によると、センサ素子20および脚部124は、脚部124の延在方向からみて互いに重なるよう基板22に固定される。これにより、ギヤモータ2から脚部124に伝わった振動を直接的にセンサ素子20に伝えることができる。
また、本実施の形態に係る故障診断装置では、振動センサ部112は、1つの脚部124を含み、この1つの脚部124が設置孔5に挿入されて固定されることにより、ギヤモータ2に固定される。ここで、仮に振動センサ部112が複数の脚部124を含み、これら複数の脚部124をそれぞれ別々の設置孔5に挿入する場合、設置孔5には位置精度が必要になる。これは、ギヤモータ2に設置孔5を加工して振動センサ部112を取り付ける作業者の負担となる。これに対し本実施の形態に係る故障診断装置では、上述のように、振動センサ部112は脚部124を1つだけしか含まないため、設置孔5の位置精度は問題とならない。したがって、脚部124および設置孔5が複数のときのような負担は作業者に生じない。
また、本実施の形態に係る故障診断装置では、振動センサ部112は、脚部124が設置孔に挿入された状態で脚部124をギヤモータ2に固定することにより、ギヤモータ2に固定される。したがって、本実施の形態に係る故障診断装置によると、既設のギヤモータに対しても、設置孔の追加工のみで設置できる。
以上、実施の形態に係る故障診断装置について説明した。これらの実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。以下変形例を示す。
(変形例1)
第1の実施の形態では、複数の脚部24を設置孔5に挿入せずにギヤモータ2固定する場合について説明したが、これに限られず、複数の脚部24は、ギヤモータ2に設けられた複数の設置孔5に挿入された状態でギヤモータ2に固定されてもよい。
第1の実施の形態では、複数の脚部24を設置孔5に挿入せずにギヤモータ2固定する場合について説明したが、これに限られず、複数の脚部24は、ギヤモータ2に設けられた複数の設置孔5に挿入された状態でギヤモータ2に固定されてもよい。
(変形例2)
第2の実施の形態では、1つの脚部124は、設置孔5に挿入された状態でギヤモータ2に固定される場合について説明したが、これに限られず、脚部124を設置孔5に挿入せずにギヤモータ2に接触させた状態でギヤモータ2に固定されてもよい。
第2の実施の形態では、1つの脚部124は、設置孔5に挿入された状態でギヤモータ2に固定される場合について説明したが、これに限られず、脚部124を設置孔5に挿入せずにギヤモータ2に接触させた状態でギヤモータ2に固定されてもよい。
(変形例3)
第1の実施の形態では特に言及しなかったが、センサ素子20および複数の脚部124は、脚部124の延在方向から見て互いに重なるよう基板22に固定されてもよい。この場合、ギヤモータ2から複数の脚部124に伝わった振動を直接的にセンサ素子20に伝えることができる。
第1の実施の形態では特に言及しなかったが、センサ素子20および複数の脚部124は、脚部124の延在方向から見て互いに重なるよう基板22に固定されてもよい。この場合、ギヤモータ2から複数の脚部124に伝わった振動を直接的にセンサ素子20に伝えることができる。
(変形例4)
第2の実施の形態では、特に言及しなかったが、脚部124の突出部124aの外周に雄ねじが設けられ、ギヤモータ2の設置孔5が雌ねじ穴として設けられてもよい。
第2の実施の形態では、特に言及しなかったが、脚部124の突出部124aの外周に雄ねじが設けられ、ギヤモータ2の設置孔5が雌ねじ穴として設けられてもよい。
図8は、変形例に係る故障診断装置の振動センサ部とその周辺を示す断面図である。図8は図7に対応する。振動センサ部212は、センサ素子20と、基板22と、脚部224と、カバー26と、を含む。脚部224の突出部224aの外周には雄ねじ224bが設けられている。ギヤモータ2の設置孔5の周面には雌ねじ5aが設けられている。すなわち設置孔5が雌ねじ穴として設けられている。振動センサ部212を回しながら脚部224を設置孔5に挿入することにより、脚部224を設置孔5に螺着できる。
(変形例5)
第1、2の実施の形態では、センサ素子20および基板22がカバー26により覆われる場合について説明したが、これに限られない。例えば、センサ素子20および基板22は、カバー26の代わりに、モールド樹脂により覆われてもよい。この場合、モールド樹脂が、センサ素子20および基板22を保護する保護部材として機能する。脚部は、モールド樹脂を貫通してモールド樹脂の外部に突出して、ギヤモータ2に固定される。
第1、2の実施の形態では、センサ素子20および基板22がカバー26により覆われる場合について説明したが、これに限られない。例えば、センサ素子20および基板22は、カバー26の代わりに、モールド樹脂により覆われてもよい。この場合、モールド樹脂が、センサ素子20および基板22を保護する保護部材として機能する。脚部は、モールド樹脂を貫通してモールド樹脂の外部に突出して、ギヤモータ2に固定される。
上述した実施の形態と変形例の任意の組み合わせもまた本発明の実施の形態として有用である。組み合わせによって生じる新たな実施の形態は、組み合わされる実施の形態および変形例それぞれの効果をあわせもつ。
2 ギヤモータ、 10 故障診断装置、 12,112,212 振動センサ部、 14 診断ユニット、 16 受信ステーション、 20 センサ素子、 22 基板、 24,124,224 脚部、 26 カバー。
Claims (6)
- ギヤモータに設置される振動センサ部と、前記振動センサ部により検知された振動に基づいて前記ギヤモータに異常が発生しているか否かを判断する診断ユニットと、を備え、
前記振動センサ部は、センサ素子と、前記センサ素子が配置される基板と、前記基板を支持する少なくとも1つの脚部と、前記センサ素子および前記基板を覆う保護部材と、を有し、
前記脚部は、前記保護部材を貫通し、前記保護部材から外部に突出する突出部を有し、当該突出部が前記ギヤモータに接触した状態で固定されることを特徴とするギヤモータの故障診断装置。 - 前記突出部は、前記ギヤモータに設けられた設置孔に挿入された状態で固定されることを特徴とする請求項1に記載のギヤモータの故障診断装置。
- 前記センサ素子と前記脚部とが、前記脚部の延在方向から見て重なっていることを特徴とする請求項1または2に記載のギヤモータの故障診断装置。
- 前記保護部材と前記ギヤモータとが非接触であることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のギヤモータの故障診断装置。
- 前記振動センサ部は少なくとも2つの脚部を有し、
前記センサ素子の中心から前記少なくとも2つの脚部までの距離が等しいことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のギヤモータの故障診断装置。 - 前記振動センサ部は1つの脚部を有し、
前記脚部の突出部には雄ねじが設けられており、前記脚部は前記ギヤモータに設けられた雌ねじ穴に螺着されることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のギヤモータの故障診断装置。
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