JP2017142072A - 回転検出装置およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】接触する樹脂の相互間が少なくとも接着し、成形のみで水の浸入を防いでシールできる回転検出装置およびその製造方法を提供することである。
【解決手段】回転検出装置10は、回転検出部18,コネクタ部11,一以上のターミナル13,第1の樹脂部品14,第2の樹脂部品17,第3の樹脂部品15などを有する。第3の樹脂部品15は、ターミナル13における一端部13aと他端部13cとを除いた中央部13bを保持する。第2の樹脂部品17は、成形時に第3の樹脂部品15と接着し、第3の樹脂部品15の一部を覆ってシールする。第1の樹脂部品14は、成形時に第3の樹脂部品15と融着し、第3の樹脂部品15の他部を覆ってシールする。第2の樹脂部品17と第3の樹脂部品15が接着し、さらに第1の樹脂部品14と第3の樹脂部品15が融着するので、特別な部品を用いず水の浸入を防いでシールできる。
【選択図】図1

Description

本発明は、回転検出部,コネクタ部,一以上のターミナル,第1の樹脂部品,第2の樹脂部品を少なくとも備える回転検出装置と、当該回転検出装置の製造方法とに関する。
従来では、例えば下記の特許文献1において、検出面の樹脂厚を薄くし、広い検出ギャップを得ることを目的とする回転検出装置に関する技術が開示されている。この回転検出装置は、一端が入口を構成するとともに他端が閉塞された中空形状を成すケース状のハウジングを備え、ハウジング内に検出部が配置されてハウジングの側面の一部がロータに対向配置される検出面を構成している。ハウジングの入口側に第1の結合部が備えられているとともに、第1の樹脂部に第2の結合部が備えられる。第1の結合部と第2の結合部により、ハウジングと第1の樹脂部とが結合されて固定されている。ハウジングの入口側からハウジング内に充填されているとともに、入口側においてハウジングの外縁に設けられた突起部を覆うように構成された第2の樹脂部を有する。
特開2003−014498号公報
特許文献1では、検出部の保持と第2の樹脂との界面からの水の浸入を防ぐため、ハウジング外縁に設けられた突起部を第2の樹脂成形時に溶融して融着シールしている。このため、検出部を保持し、且つ、シールのための突起を有する等、精度が要求される高価なハウジング部品が必要となる。
本開示はこのような点に鑑みてなしたものであり、接触する樹脂の相互間が少なくとも接着し、高価なハウジング部品を用いず、成形のみで水の浸入を防いでシールできる回転検出装置およびその製造方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するためになされた第1の発明は、回転体(20)の回転を検出して回転検出信号を出力する回転検出部(18)と、外部装置との間で接続線を用いて電気的に接続するコネクタ部(11)と、一端部(13a)が前記コネクタ部の内側(11b)で露出するとともに、他端部(13c)が前記回転検出部と電気的に接続される一以上のターミナル(13)と、前記コネクタ部と前記ターミナルの一部とを保持する第1の樹脂部品(14)と、前記第1の樹脂部品で保持されていない前記ターミナルの一部と、前記回転検出部とを保持する第2の樹脂部品(17)とを備える回転検出装置(10)において、前記ターミナルにおける前記一端部と前記他端部とを除いた中央部(13b)を保持する第3の樹脂部品(15)を有し、前記第2の樹脂部品は、成形時に前記第3の樹脂部品と接着した物であって、前記第3の樹脂部品の一部を覆ってシールしており、前記第1の樹脂部品は、成形時に前記第3の樹脂部品と融着した物であって、前記第2の樹脂部品で覆われていない部位の前記第3の樹脂部品を覆ってシールしている。
この構成によれば、第2の樹脂部品と第3の樹脂部品とが接触する部位は接着してシールし、第1の樹脂部品と第3の樹脂部品とが接触する部位は融着してシールする。接触する樹脂の相互間が少なくとも接着することで、水の浸入を防いでシールできる。第2の樹脂部品がターミナルの一部と回転検出部とを保持するので、従来技術のハウジング部品が不要になり、部品点数を減らしてコストを低減できる。
第2の発明は、回転体(20)の回転を検出して回転検出信号を出力する回転検出部(18)と、外部装置との間で接続線を用いて電気的に接続するコネクタ部(11)と、一端部(13a)が前記コネクタ部の内側(11b)で露出するとともに、他端部(13c)が前記回転検出部と電気的に接続されるターミナル(13)と、前記コネクタ部と前記ターミナルの一部とを保持する第1の樹脂部品(14)と、前記第1の樹脂部品で保持されていない前記ターミナルの一部と、前記回転検出部とを保持する第2の樹脂部品(17)とを備える回転検出装置(10)の製造方法において、前記ターミナルにおける前記一端部と前記他端部とを除いた中央部(13b)を保持する第3の樹脂部品(15)を成形し、前記第3の樹脂部品の一部を覆ってシールするように前記第3の樹脂部品と接着して前記第2の樹脂部品を成形し、前記第2の樹脂部品で覆われていない部位の前記第3の樹脂部品を覆ってシールするように前記第3の樹脂部品と融着して前記第1の樹脂部品を成形する。
この構成によれば、最初にターミナルの中央部に第3の樹脂部品を成形して保持する。次に、第3の樹脂部品の一部を覆うように接着して第2の樹脂部品を成形する。そして、第2の樹脂部品で覆われていない部位の第3の樹脂部品を覆うように融着して第1の樹脂部品を成形する。接触する樹脂の相互間が少なくとも接着するので、成形のみで水の浸入を防いでシールできる。第2の樹脂部品がターミナルの一部と回転検出部を保持するので、従来技術のハウジング部品が不要になり、部品点数を減らしてコストを低減できる。
なお、「回転体」は回転すれば形状を問わない。例えば、円板状を含む円盤状や、ドーナツ形状を含む円環状などが該当する。「回転状態」は回転速度や回転角度等のように回転に関する状態であって、停止状態や静止状態を含む。「回転検出部」は、少なくともセンサ素子と信号処理体とを含む。センサ素子と信号処理体とは、一体成形されていてもよく、別体に成形されていてもよい。センサ素子は、回転体の回転を検出する素子であれば任意である。例えば、磁気センサや音波センサなどが該当する。信号処理体はセンサ素子で検出した信号に基づいて、所要の信号形式(例えばパルス信号、デジタルデータ信号、アナログ信号等)で回転検出信号として出力する処理を行う機能を担う。
「ターミナル」は、回転検出信号を伝達可能な信号伝達部材であれば任意である。例えば、ワイヤ、電線(シールド線を含む。以下同じである。)、光ケーブル等が該当する。「外部装置」は、回転検出信号を処理する装置であり、例えばECUやコンピュータ等が該当する。ECUは、電子制御装置を意味する「Electronic Control Unit」の頭文字からなる略称である。「リード」は回転検出部に備えられ、電気的に接続可能な導電部材であればよく、形状,数量,材料などを問わない。また、回転検出部から突出する形態に限らず、回転検出部の表面に露出する形態を含む。リードは、同等の導電部材であるリード線,接続ピン,接続端子などであってもよい。
「接着」は、接触する樹脂を成形している各樹脂材料の分子間力による結合である。「融着」は、溶融している第1の樹脂部品が第3の樹脂部品の表面を溶かし、溶けている第1の樹脂部品と第3の樹脂部品とが融合して固化することによる結合である。すなわち、第3の樹脂部品の融点が第1の樹脂部品の融点と同等かそれよりも低いことを条件とする。「第2の樹脂部品で覆われていない部位」は、第3の樹脂部品の露出部位に相当する。
「熱可塑性エラストマー(以下では「TPE」と略称する)」は、熱を加えると軟化して流動性を示し、冷却すればゴム状に戻る性質を持てば任意である。例えば、スチレン系,オレフィン系,塩ビ系,ウレタン系,アミド系などが該当する。
「熱可塑性樹脂」は、ガラス転移温度または融点まで加熱することによって軟らかくなり、その後に冷却することで目的の形状に成形できる樹脂であれば任意である。例えば、汎用プラスチック、エンジニアリング・プラスチック、スーパー・エンジニアリング・プラスチックなどが該当する。汎用プラスチックには、例えばポリエチレン、高密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリスチレン、ポリ酢酸ビニル、ポリテトラフルオロエチレン、アクリロニトリルブタジエンスチレン樹脂、アクリロニトリルスチレン樹脂、アクリル樹脂などが該当する。エンジニアリング・プラスチックには、ポリブチレンテレフタレート(以下では「PBT」と略称する)樹脂、ポリアミド樹脂、ナイロン、ポリアセタール、ポリカーボネート、変性ポリフェニレンエーテル、ポリエチレンテレフタレート、グラスファイバー強化ポリエチレンテレフタレート、環状ポリオレフィンなどが該当する。スーパー・エンジニアリング・プラスチックには、ポリフェニレンスルファイド、ポリスルホン、ポリエーテルサルフォン、非晶ポリアリレート、液晶ポリマー、ポリエーテルエーテルケトン、熱可塑性ポリイミド、ポリアミドイミドなどが該当する。熱可塑性樹脂に代えて(あるいは併用して)、ガラス繊維強化プラスチックや、炭素繊維強化プラスチック等のような繊維強化プラスチックを用いてもよい。
「熱硬化性樹脂」は、加熱による重合で高分子の網目構造を成形し、硬化して元に戻らなくなる樹脂であれば任意である。例えば、エポキシ(以下では「EP」と略称する)樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂、尿素樹脂(あるいはユリア樹脂)、不飽和ポリエステル樹脂、アルキド樹脂、ポリウレタン、熱硬化性ポリイミドなどが該当する。熱硬化性樹脂に代えて(あるいは併用して)、上記繊維強化プラスチックを用いてもよい。
回転検出装置の第1構成例を模式的に示す第1の断面図である。 回転検出装置の第1構成例を模式的に示す第2の断面図である。 ターミナルとリードとの接続過程を模式的に示す側面図である。 接続後のターミナルとリードとを模式的に示す側面図である。 接続後のターミナルとリードとを模式的に示す平面図である。 第3の樹脂部品を成形する第1工程を模式的に示す断面図である。 第3の樹脂部品の第1構成例を模式的に示す斜視図である。 第2の樹脂部品を成形する第2工程を模式的に示す断面図である。 回転検出装置の構成例を模式的に示す斜視図である。 第3の樹脂部品の第2構成例を模式的に示す斜視図である。 回転検出装置の第2構成例の一部を模式的に示す断面図である。 第3の樹脂部品の第2構成例を模式的に示す斜視図である。 回転検出装置の第3構成例の一部を模式的に示す断面図である。 回転検出装置の第4構成例の一部を模式的に示す断面図である。
以下、本発明を実施するための形態について、図面に基づいて説明する。なお、特に明示しない限り、「接続する」という場合には電気的に接続することを意味する。各図は、本発明を説明するために必要な要素を図示し、実際の全要素を図示しているとは限らない。上下左右等の方向を言う場合には、図面の記載を基準とする。樹脂は、特に明示しない限り、絶縁性の樹脂を意味する。
〔実施の形態1〕
実施の形態1は図1〜図9を参照しながら説明する。図1,図2に示す回転検出装置10は、コネクタ部11,一以上のターミナル13,第1の樹脂部品14,第2の樹脂部品17,第3の樹脂部品15,回転検出部18,取付部19などを有する。
コネクタ部11は、外部装置との間で接続線を用いて接続する部位である。外部装置は回転検出信号を処理する装置であって、例えばECUやコンピュータ等が該当する。接続線は、コネクタを含む接続ケーブルなどが該当する。また、コネクタ部11は、接続ケーブルのコネクタと嵌合することで、外部からの水の浸入を防ぐことができる防水コネクタである。コネクタ部11の内側11bには、接続線との接続を行うためにターミナル13の端部(すなわち後述する一端部13aに相当する部位)が露出する。
一以上のターミナル13は、上述した接続線と、後述する回転検出部18のリード18aとを接続するための導体線である。ターミナル13の数は任意に設定してよく、本形態では複数(具体的には2本)のターミナル13を適用する。
第1の樹脂部品14は、コネクタ部11と、複数のターミナル13にかかる一部とを保持する。本形態の第1の樹脂部品14にはPBT樹脂を適用するが、PBT樹脂以外の上記熱可塑性樹脂を適用してもよい。第1の樹脂部品14には、後述する成形機による成形が行われた結果として、破線で示す複数(図1の例では2つ)の凹状部16を有する。
複数の凹状部16は、後述する第3の樹脂部品15の表面が露出するか、または、凹状部16と第3の樹脂部品15の表面との間にPBT樹脂が介在する。介在形態は、表面硬度,保持圧力,樹脂圧力などの関係に応じて変わる。ここで、表面硬度は主に第3の樹脂部品15(特に表面部)の硬度である。保持圧力は、後述する図8に示す成形機の保持部材群30が第3の樹脂部品15を保持する際に加える圧力である。樹脂圧力は、成形機のランナーから注入されるPBT樹脂の圧力である。
もし、保持圧力≧樹脂圧力である場合は、第3の樹脂部品15の表面が露出する。これに対して、保持圧力<樹脂圧力である場合は、凹状部16と第3の樹脂部品15の表面との間にPBT樹脂が介在し、厚みは両者の圧力差に依存する。すなわち、表面硬度,保持圧力,樹脂圧力などの関係に応じて、第3の樹脂部品15の表面が露出するか、凹状部16と第3の樹脂部品15の表面との間にPBT樹脂が介在して厚みも変化する。
ターミナル13の一部は、コネクタ部11内で露出する部位、後述する第3の樹脂部品15で保持される部位、後述する第2の樹脂部品17で保持される部位を除いた部位である。
第2の樹脂部品17は、第1の樹脂部品14で保持されていないターミナル13の一部と、リード18aを含む回転検出部18とを保持する。本形態の第2の樹脂部品17には低圧で成形が出来、検出部へのダメージが少ないEP樹脂を適用するが、EP樹脂以外の上記熱硬化性樹脂を適用してもよい。
第3の樹脂部品15は、ターミナル13の中央部を保持する。これにより、ターミナル13が複数ある場合、それらを一体に保持することが出来る。図6に示すターミナル13の中央部13bは、コネクタ部11内で露出する部位、第1の樹脂部品14で保持される部位、第2の樹脂部品17で保持される部位を除いた部位である。本形態の第3の樹脂部品15にはTPEを適用するが、TPEを含む上記熱可塑性樹脂を適用してもよい。
上述した第1の樹脂部品14,第2の樹脂部品17および第3の樹脂部品15は、同一であるか別個であるかを問わず、成形機によって成形される。成形機は、材料である樹脂を用いて目的の形状に成形できれば任意である。成形機の構成や作用等は一般的であるので、説明に必要な部材等を除いて、図示および説明を省略する。本形態の成形機には、モールディングが行える射出成形機を適用する。
回転検出部18は、二点鎖線で示す回転体20の回転状態を検出し、回転信号として出力する。回転検出部18の具体的な構成例については後述する。回転体20は回転すれば任意の形状でよく、例えばハブベアリング,車輪,回転電機などが該当する。車輪はホイールを含む。回転電機は、発電機,電動機,電動発電機などが該当する。本形態では、回転体20としてハブベアリングに設けられた磁気エンコーダを適用し、後述する図5に示す回転検出部18に含まれるセンサ素子18cとして磁気センサを適用する。
上述した第1の樹脂部品14,第2の樹脂部品17および第3の樹脂部品15には、次の関係がある。第2の樹脂部品17は、当該第2の樹脂部品17の成形時に第3の樹脂部品15と接着して、第3の樹脂部品15の一部を覆ってシールする。すなわち、第2の樹脂部品17と第3の樹脂部品15とが接触する部位は、これらの樹脂を成形している各樹脂材料の分子間力による結合が行われる。
第1の樹脂部品14は、成形時に第3の樹脂部品15と融着して、第2の樹脂部品17で覆われていない部位の第3の樹脂部品15を覆ってシールする。本形態における第3の樹脂部品15は、第1の樹脂部品14の融点と同等かそれよりも低い融点の樹脂材料を用いて成形される。よって、先に成形された第3の樹脂部品15の表面は、これから成形するために溶融している第1の樹脂部品14によって溶ける。溶融している第1の樹脂部品14と、溶けた第3の樹脂部品15の表面とは、相互に融合して固化することによって結合が行われる。
上述したように、第3の樹脂部品15の表面は、第2の樹脂部品17と接着するか、第3の樹脂部品15と融着する。接着や融着による結合力を向上させるために、第3の樹脂部品15の表面を非平滑面にしてもよい。非平滑面は、滑らかでない面であり、凹凸を含んでもよい。
図2に示す取付部19は「ステー」とも呼ばれ、取付穴19aを介して被取付体に回転検出装置10自体を固定するための部位である。被取付体は、例えば車両に備えるフレーム,シャシ,筐体,台枠などが該当する。本形態の取付部19は、第3の樹脂部品15の一部を覆い、第1の樹脂部品14の成形とともにPBT樹脂によって一体成形される。取付穴19aは、図示する貫通穴でもよく、図示しない非貫通穴(例えば凹部)でもよい。取付穴19aには、雄ネジまたは雌ネジや、取付用ブッシュなどを設けてもよい。成形機以外の加工機で一体成形を行う場合には、樹脂以外の材質(例えば金属や炭素繊維等)であってもよい。
次に、回転検出装置10の製造方法について、図3〜図8を参照しながら説明する。本形態の製造方法は、接続工程,第3樹脂成形工程,第2樹脂成形工程,第1樹脂成形工程を含む。ただし、接続工程は第2樹脂成形工程を行う前あればいつ行ってよい。以下では各工程の具体例について説明するが、説明の都合により接続工程を先に説明する。
〔接続工程〕
接続工程は、回転検出部18のリード18aとターミナル13との接続を行う工程である。接続は、電気的な接続ができれば任意であり、例えば接合や電気的固定などが該当する。接合は、ハンダ付けや母材を溶かす溶接等で行う。電気的固定は、例えば圧着やかしめ等によって通電するように固定する。本形態では、ターミナル13に平板形状の導体線を適用し、接合に含まれる溶接を適用する。
図3に示すように、複数のリード18aと複数のターミナル13について、端部どうしを矢印で示すように接近させ、接触させた状態のままで溶接して接続する。リード18aとターミナル13を接合した後は、回転検出部18が軽量であるので、外力を加えない限りにおいて図4および図5に示す状態(姿勢)を維持することができる。接合後の状態は、図4に図3と同じ側面図で示し、図5に平面図で示す。
ここで、図5に示す回転検出部18の構成例について簡単に説明する。この回転検出部18は、上述した複数のリード18aのほかに、信号処理体18b,センサ素子18c,封止体18dなどを有する。センサ素子18cは、回転体20の回転状態を検出するセンサである。信号処理体18bは、センサ素子18cで検出された回転状態を処理し、リード18aから回転検出信号として出力する。本形態の信号処理体18bには半導体チップを適用する。封止体18dは、センサ素子18cおよび信号処理体18bを封止する。この封止体18dは主に樹脂であり、封止できれば熱硬化性樹脂や熱可塑性樹脂等の種類を問わない。本形態では、信号処理体18bの一面部(例えば図1の右側面部,図4の上側面部)にセンサ素子18cを一体的に備える。すなわち、センサ素子18cはターミナル13よりも回転体20側に偏位して保持される。回転体20に近接する側の第2の樹脂部品17を薄く成形すると、センサ素子18cの感度が高まる。
〔第3樹脂成形工程〕
第3樹脂成形工程は、図6に示すように、ターミナル13の中央部13bを保持する第3の樹脂部品15を成形する工程である。本形態では、成形機において溶融しているTPEを射出し、図7に示すような第3の樹脂部品15を成形する。第3の樹脂部品15の断面形状は任意に設定してよい。本形態の第3の樹脂部品15は、断面形状が楕円形状である楕円柱形状を適用する。なお、ターミナル13の一端部13aと他端部13cは第3の樹脂部品15で保持されず、第1の樹脂部品14や第2の樹脂部品17で保持される。
〔第2樹脂成形工程〕
第2樹脂成形工程は、図8に示すように、ターミナル13の他端部13cと、リード18aを含む回転検出部18とを含むように第2の樹脂部品17を成形する工程である。他端部13cは、第1の樹脂部品14で保持されていないターミナル13の一部である。本形態では、成形機において溶融しているEP樹脂を射出し、図8に示すような第3の樹脂部品15を成形する。また上述したように、第2の樹脂部品17の成形時には第3の樹脂部品15と接着し、第3の樹脂部品15の一部を覆ってシールする。
〔第1樹脂成形工程〕
第1樹脂成形工程は、図1に示すように、ターミナル13の一部を含み、第3の樹脂部品15の一部を覆ってシールするように第1の樹脂部品14を成形する工程である。第3の樹脂部品15の一部は、第2の樹脂部品17で覆われていない部位に相当する。成形機において溶融しているPBT樹脂を射出し、図1に示すような第1の樹脂部品14を成形する。また上述したように、第1の樹脂部品14の成形時には第3の樹脂部品15と融着し、第3の樹脂部品15の一部を覆ってシールする。
上述した回転検出装置10の製造方法によって、製造された回転検出装置10の一例を図9に示す。一点鎖線で示すように、コネクタ部11と取付部19は角度θだけずれている。角度θは、接続線の引き出し方向や、被取付体の位置などに応じて任意に設定してよい。なお、凹状部16は他の部品や部材で埋めてもよく、他の部品や部材を取り付けるための被取付部位として用いてもよい。
上述した実施の形態1によれば、以下に示す各作用効果を得ることができる。
(1)回転検出装置10は、図1,図9に示すように、回転検出部18,コネクタ部11,一以上のターミナル13,第1の樹脂部品14,第2の樹脂部品17,第3の樹脂部品15などを有する。第3の樹脂部品15は、ターミナル13における一端部13aと他端部13cとを除いた中央部13bを保持する。第2の樹脂部品17は、成形時に第3の樹脂部品15と接着した物であって、第3の樹脂部品15の一部を覆ってシールする。第1の樹脂部品14は、成形時に第3の樹脂部品15と融着した物であって、第2の樹脂部品17で覆われていない部位の第3の樹脂部品15を覆ってシールする。この構成によれば、第2の樹脂部品17と第3の樹脂部品15とが接触する部位は接着してシールし、第1の樹脂部品14と第3の樹脂部品15とが接触する部位は融着してシールする。接触する樹脂の相互間が少なくとも接着するので、成形のみで水の浸入を防いでシールできる。第1の樹脂部品14と第2の樹脂部品17とが接触する部位は、第1の樹脂部品14の成形時に第2の樹脂部品17と接着または融着すると、さらにシール性が向上する。第2の樹脂部品17がターミナル13の一部と回転検出部18とを保持するので、従来技術のハウジング部品が不要になり、部品点数を減らしてコストを低減できる。
(2)第3の樹脂部品15は、TPE、または、TPEを含む熱可塑性樹脂である。この構成によれば、第3の樹脂部品15は熱可塑性のゴムであるエラストマーであるので、第2の樹脂部品17とは接着してシールを確実にし、第1の樹脂部品14とは融着してシールを確実にする。
(3)第3の樹脂部品15は、図1に示す第1の樹脂部品14の成形時において、図8に示す第3の樹脂部品15が保持部材群30によって保持されていた複数の凹状部16を有する。複数の凹状部16は、熱可塑性樹脂による一体成形を行う際に第3の樹脂部品15を保持していた保持部材群30の痕跡である。この構成によれば、成形機の保持部材群30は第3の樹脂部品15を確実に保持するので、成形時における樹脂の圧力に伴う変位が抑えられる。第3の樹脂部品15の位置が変化しないので、第3の樹脂部品15によって保持される部位を含めてターミナル13の曲がりを防止できる。
(4)第1の樹脂部品14は、PBT樹脂を含む熱可塑性樹脂である。この構成によれば、目的とする形状に容易に成形することができる。第2の樹脂部品17は、第3の樹脂部品15とは異なる樹脂であって、EP樹脂を含む熱硬化性樹脂である。この構成によれば、EP樹脂を含む熱硬化性樹脂による一体成形は接着力を有するので、回転検出部18やターミナル13のシールをより確実に行える。
(5)回転検出部18は、図5に示すように、回転体20の回転状態を検出するセンサ素子18cと、センサ素子18cで検出された信号を処理する信号処理体18bと、ターミナル13と電気的に接続されて信号処理体18bで処理された回転検出信号を出力する一以上のリード18aと、少なくともセンサ素子18c,信号処理体18bを覆って封止する封止体18dとを有する。第2の樹脂部品17は、封止体18dと一体成形することにより、少なくともセンサ素子18cおよび信号処理体18bを保持する。この構成によれば、センサ素子18cおよび信号処理体18bは封止体18dによって一体成形されるので、センサ素子18cの位置精度を確保でき、封止性を向上させることができる。
(6)図1に示すように、第3の樹脂部品15の一部を覆っており、熱可塑性樹脂によって一体成形された取付部19を有する。図示を省略するが、第2の樹脂部品17の一部を覆っており、熱可塑性樹脂によって一体成形された取付部19としてもよい。同様に、第2の樹脂部品17の一部と第3の樹脂部品15の一部との双方を覆っており、熱可塑性樹脂によって一体成形された取付部19としてもよい。これらの構成によれば、取付部19を介して、回転検出装置10を被取付体に対して容易に取り付けることができる。
(7)回転検出装置10の製造方法は、図6に示すようにターミナル13における一端部13aと他端部13cとを除いた中央部13bに第3の樹脂部品15を成形して保持し、図8に示すように第3の樹脂部品15の一部を覆ってシールするように第3の樹脂部品15と接着して第2の樹脂部品17を成形し、図1に示すように第2の樹脂部品17で覆われていない部位の第3の樹脂部品15を覆ってシールするように第3の樹脂部品15と融着して第1の樹脂部品14を成形する。この構成によれば、最初にターミナル13の中央部13bを保持して第3の樹脂部品15を成形する。次に、第3の樹脂部品15の一部を覆うように接着して第2の樹脂部品17を成形する。そして、第2の樹脂部品17で覆われていない部位の第3の樹脂部品15を覆うように融着して第1の樹脂部品14を成形する。接触する樹脂の相互間が少なくとも接着するので、成形のみで水の浸入を防いでシールできる。第2の樹脂部品17がターミナル13の一部と回転検出部18を保持するので、従来技術のハウジング部品が不要になり、部品点数を減らしてコストを低減できる。
〔実施の形態2〕
実施の形態2は図10,図11を参照しながら説明する。なお図示および説明を簡単にするため、特に明示しない限り、実施の形態1で用いた要素と同一の要素には同一の符号を付して説明を省略する。よって、主に実施の形態1と相違する点を説明する。
図10に示す第3の樹脂部品15は、図7に示す第3の樹脂部品15に代わる部品であって、一以上の凹状部15aを有する点が相違する。凹状部15aは、図8に示す保持部材群30が入る部位である。凹状部15aの形態(例えば形状,深さ,数など)は、任意に設定してよい。成形機で第1の樹脂部品14や第2の樹脂部品17を成形にあたって第3の樹脂部品15を確実に固定できるように、凹状部15aの形態を設定するとよい。
図10に示す第3の樹脂部品15を含む回転検出装置10の一例は、図11に部分的に示す。成形機による成形が行われた結果として、破線で示す複数(図11の例では2つ)の凹状部16および凹状部15aを有する。上述したように、表面硬度,保持圧力,樹脂圧力などの関係に応じて、第3の樹脂部品15の表面が露出するか、凹状部15aと第3の樹脂部品15の表面との間にPBT樹脂が介在して厚みも変化する。
上述した実施の形態2によれば、実施の形態1と同様の作用効果が得られる。また、成形機で第1の樹脂部品14や第2の樹脂部品17を成形にあたって、保持部材群30で第3の樹脂部品15を確実に固定できる。そのため、第3の樹脂部品15を含めた回転検出装置10全体の成形精度が向上する。
〔他の実施の形態〕
以上では本発明を実施するための形態について実施の形態1,2に従って説明したが、本発明は当該形態に何ら限定されるものではない。言い換えれば、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施することもできる。例えば、次に示す各形態を実現してもよい。
上述した実施の形態1,2では、図7に示すように、断面形状が楕円形状である楕円柱形状の第3の樹脂部品15を適用する構成とした。この構成に代えて、他の断面形状や他の立体形状で第3の樹脂部品15を構成してもよい。他の断面形状は、例えば楕円形状以外の円形状や、三角形状以上の多角形状、複数の形状を合成して得られる合成形状などが該当する。他の立体形状は、楕円柱形状以外であれば任意であり、多角柱形状を含む。一例として、図12に示すように端部を円形状で丸めた四角形状を断面形状とする立体形状の第3の樹脂部品15を適用してもよい。単に断面形状や立体形状が相違するに過ぎないので、実施の形態1,2と同様の作用効果が得られる。
上述した実施の形態1,2では、図7に示すように、断面形状が楕円形状である楕円柱形状の第3の樹脂部品15を適用する構成とした。この構成に代えて、図13に示すように、凸状部15bを有する第3の樹脂部品15を適用する構成としてもよい。凸状部15bの形態(例えば形状,配置,数など)は、任意に設定してよい。図13は第3の樹脂部品15の両端部に鍔形状の凸状部15bを配置する構成例を示すが、端部以外の部位に配置してもよく、配置する数を増減してもよい。いずれの構成にせよ、第1の樹脂部品14や第2の樹脂部品17を成形した後は、凸状部15bがストッパとなって上下方向への抜けを阻止できる。また、凸状部15bを設けることによって水の浸入をさらに防ぐことができる。その他については、第3の樹脂部品15の形状が相違するに過ぎないので、実施の形態1,2と同様の作用効果が得られる。
上述した実施の形態1,2では、図5に示すように、取付部19は第1の樹脂部品14の成形とともに熱可塑性樹脂によって一体成形する構成とした。この構成に代えて、図14に示すように、第1の樹脂部品14に設けられる凹部14aと嵌合して回転自在となるように、第1の樹脂部品14とは別体に成形する構成としてもよい。図14に示す取付部19は、熱可塑性樹脂でもよく、熱硬化性樹脂でもよい。ただし、第1の樹脂部品14を成形した後に、取付部19を成形する必要がある。第1の樹脂部品14と取付部19が一体か別体かの相違に過ぎないので、実施の形態1,2と同様の作用効果が得られる。
上述した実施の形態1,2では、図1,図2に示すように、第1の樹脂部品14にはPBT樹脂を適用し、第2の樹脂部品17にはEP樹脂を適用し、第3の樹脂部品15にはTPEを適用する構成とした。この構成に代えて、第1の樹脂部品14,第2の樹脂部品17および第3の樹脂部品15には、第2の樹脂部品17の成形時に第3の樹脂部品15と接着し、第1の樹脂部品14の成形時に第3の樹脂部品15と融着することを条件として、任意の樹脂材料を適用してもよい。適用する樹脂材料が相違するに過ぎず、シールすることができるので、実施の形態1,2と同様の作用効果が得られる。
上述した実施の形態1,2では、第1の樹脂部品14,第2の樹脂部品17および第3の樹脂部品15などの樹脂部品を成形する成形機として、溶融した樹脂を金型に射出して目的形状に成形する射出成形機を適用した。この構成に代えて、一以上の樹脂部品を成形する成形機として、金型に置かれた樹脂に加熱と圧縮を行って目的形状に成形する圧縮成形機を適用としてもよい。成形機の種類が相違するに過ぎず、目的形状に成形できるので、実施の形態1,2と同様の作用効果が得られる。
上述した実施の形態1,2では、図3,図4に示すように、一以上のターミナル13とリード18aと接合や電気的固定によって接続する構成とした。この構成に代えて、他の接続方法で接続する構成としてもよい。他の接続方法は、例えばリード18aとターミナル13とを導電体で巻き付けたり、ターミナル13とリード18aの各端部を捻り合わせたりする。他の接続方法によっても、信号を伝達可能に接続できるので、実施の形態1,2と同様の作用効果が得られる。
上述した実施の形態1,2では、図1〜図11に示すように、ターミナル13に平板形状の導体線を適用する構成とした。この構成に代えて、他の導体線を適用する構成としてもよい。他の導体線は、例えば平板形状以外の形状からなる導体線や、絶縁部材で被覆された電線、信号線とシールド線を含むシールドケーブルなどが該当する。シールドケーブルを用いる場合は、外来ノイズ等による回転検出信号への影響を抑制することができる。複数の細線を含む導体線の場合は、縒り合わせた上で溶接(例えば抵抗溶接や超音波溶接等)を行って平板形状に成形するとよい。他の導体線によっても、信号を伝達可能に接続できるので、実施の形態1,2と同様の作用効果が得られる。
上述した実施の形態1,2では、図5に示すように、センサ素子18cを回転検出部18内に備える構成とした。この構成に代えて、回転検出部18とは別体にセンサ素子18cを備える構成としてもよい。この場合には、センサ素子18cで検出される信号を回転検出部18の信号処理体18bに伝達するための導体線が必要となる。センサ素子18cと回転検出部18とを一体にするか別体にするかの相違に過ぎないので、実施の形態1,2と同様の作用効果が得られる。
上述した実施の形態1,2では、図1に示すように、回転体20として磁気エンコーダを適用し、センサ素子18cとして磁気センサを適用する構成とした。この構成に代えて、回転体20には磁気エンコーダを除く他の回転体を適用してもよく、センサ素子18cには磁気センサを除く他のセンサ素子を適用してもよい。他の回転体は、例えばホイールを含む車輪や、回転電機、ロータリエンコーダなどが該当する。他のセンサ素子は、例えば音波センサ,光センサ,回転角センサなどが該当する。回転体20やセンサ素子18cの種類が相違するに過ぎないので、実施の形態1,2と同様の作用効果が得られる。
上述した実施の形態1,2では、図5に示すように、信号処理体18bに備える信号処理体18bとして半導体チップを適用する構成とした。この構成に代えて、ICやLSI等のような半導体素子を適用する構成や、回路部品を実装する基板を適用する構成としてもよい。回路部品は、抵抗器,コンデンサ,コイル,トランス等のような回路素子に限らず、ジャンパー線やリードフレーム等のような接続用部品を含む。信号処理体18bの構成が相違するに過ぎず、センサ素子18cから伝達される回転検出信号を処理できるので、実施の形態1,2と同様の作用効果が得られる。
10 回転検出装置
11 コネクタ部
11b 内側
13 ターミナル
13a 一端部
13c 他端部
14 第1の樹脂部品
15 第3の樹脂部品
17 第2の樹脂部品
18 回転検出部
20 回転体

Claims (7)

  1. 回転体(20)の回転を検出して回転検出信号を出力する回転検出部(18)と、
    外部装置との間で接続線を用いて電気的に接続するコネクタ部(11)と、
    一端部(13a)が前記コネクタ部の内側(11b)で露出するとともに、他端部(13c)が前記回転検出部と電気的に接続される一以上のターミナル(13)と、
    前記コネクタ部と前記ターミナルの一部とを保持する第1の樹脂部品(14)と、
    前記第1の樹脂部品で保持されていない前記ターミナルの一部と、前記回転検出部とを保持する第2の樹脂部品(17)とを備える回転検出装置(10)において、
    前記ターミナルにおける前記一端部と前記他端部とを除いた中央部(13b)を保持する第3の樹脂部品(15)を有し、
    前記第2の樹脂部品は、成形時に前記第3の樹脂部品と接着した物であって、前記第3の樹脂部品の一部を覆ってシールしており、
    前記第1の樹脂部品は、成形時に前記第3の樹脂部品と融着した物であって、前記第2の樹脂部品で覆われていない部位の前記第3の樹脂部品を覆ってシールしている回転検出装置。
  2. 前記第3の樹脂部品は、熱可塑性エラストマー、または、前記熱可塑性エラストマーを含む熱可塑性樹脂である請求項1に記載の回転検出装置。
  3. 前記第3の樹脂部品は、前記第1の樹脂部品の成形時において、前記第3の樹脂部品が保持部材群(30)によって保持されていた複数の凹状部(16)を有する請求項1または2に記載の回転検出装置。
  4. 前記第1の樹脂部品は、ポリブチレンテレフタレート樹脂を含む熱可塑性樹脂であり、
    前記第2の樹脂部品は、前記第3の樹脂部品とは異なる樹脂であって、エポキシ樹脂を含む熱硬化性樹脂である請求項1から3のいずれか一項に記載の回転検出装置。
  5. 前記回転検出部は、回転体の回転状態を検出するセンサ素子(18c)と、前記センサ素子で検出された信号を処理する信号処理体(18b)と、前記ターミナルと電気的に接続されて前記信号処理体で処理された前記回転検出信号を出力する一以上のリード(18a)と、少なくとも前記センサ素子,前記信号処理体を覆って封止する封止体(18d)とを有し、
    前記第2の樹脂部品は、前記封止体と一体成形することにより、少なくとも前記センサ素子および前記信号処理体を保持する請求項1から4のいずれか一項に記載の回転検出装置。
  6. 前記第2の樹脂部品の一部と、前記第3の樹脂部品の一部とのうちで一方または双方を覆っており、熱可塑性樹脂によって一体成形された取付部(19)を有する請求項1から5のいずれか一項に記載の回転検出装置。
  7. 回転体(20)の回転を検出して回転検出信号を出力する回転検出部(18)と、
    外部装置との間で接続線を用いて電気的に接続するコネクタ部(11)と、
    一端部(13a)が前記コネクタ部の内側(11b)で露出するとともに、他端部(13c)が前記回転検出部と電気的に接続されるターミナル(13)と、
    前記コネクタ部と前記ターミナルの一部とを保持する第1の樹脂部品(14)と、
    前記第1の樹脂部品で保持されていない前記ターミナルの一部と、前記回転検出部とを保持する第2の樹脂部品(17)とを備える回転検出装置(10)の製造方法において、
    前記ターミナルにおける前記一端部と前記他端部とを除いた中央部(13b)を保持する第3の樹脂部品(15)を成形し、
    前記第3の樹脂部品の一部を覆ってシールするように、前記第3の樹脂部品と接着して前記第2の樹脂部品を成形し、
    前記第2の樹脂部品で覆われていない部位の前記第3の樹脂部品を覆ってシールするように、前記第3の樹脂部品と融着して前記第1の樹脂部品を成形する回転検出装置の製造方法。
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