JP2017140610A - 廃水の処理装置および廃水の処理方法 - Google Patents

廃水の処理装置および廃水の処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】アンモニア態窒素を好気的に直接窒素ガス化する微生物を用いた廃水の処理を開放系で行う場合であっても、効率的に窒素除去を行うことができる廃水の処理装置および廃水の処理方法の提供。【解決手段】本発明の廃水の処理装置1は、有機態窒素およびアンモニア態窒素の少なくとも一方を含む廃水を、好気的直接窒素ガス化細菌を用いて処理する装置であって、前記廃水を処理する処理槽11と、前記廃水に好気的直接窒素ガス化細菌を添加する第一の添加手段12と、前記廃水に硝化阻害物質を添加する第二の添加手段13とを備える。また、本発明の廃水の処理方法は、有機態窒素およびアンモニア態窒素の少なくとも一方を含む廃水を、好気的直接窒素ガス化細菌を用い処理槽11で処理する方法であって、前記廃水に好気的直接窒素ガス化細菌を添加する第一の添加工程と、前記廃水に硝化阻害物質を添加する第二の添加工程とを有する。【選択図】図1

Description

本発明は、有機態窒素およびアンモニア態窒素の少なくとも一方を含む廃水の処理装置および廃水の処理方法に関する。
アンモニアを含有する廃水(窒素含有廃水)を生物学的処理する方法としては、一般的に消化液循環方式や内生脱窒方式などが知られている。
消化液循環方式では、まず、原水(廃水)中のアンモニア態窒素を硝化細菌によって好気的条件下で亜硝酸態窒素または硝酸態窒素に変換する。その後、脱窒細菌によって有機物を還元力として無酸素条件下で亜硝酸態窒素または硝酸態窒素を窒素ガスに還元する。
硝化細菌は、アンモニア態窒素を亜硝酸に酸化するアンモニア酸化細菌と、亜硝酸態窒素を硝酸態窒素に酸化する亜硝酸酸化細菌との総称である。
一方、脱窒細菌は、無酸素条件下において亜硝酸態窒素または硝酸態窒素を電子受容体とし、有機物を電子供与体として利用することによって、亜硝酸態窒素または硝酸態窒素を窒素ガスにまで還元する微生物である。
近年、畜産、食品などの高濃度のアンモニアを含有する廃水を処理する方法として、アンモニア態窒素を好気的に窒素ガスに変えて脱窒することが可能なアルカリゲネス・フェカリスNo4株(FERM P−21814)を用いた処理法が提案されている(例えば、特許文献1、2参照)。
アルカリゲネス・フェカリスNo4株(FERM P−21814)は、好気的直接窒素ガス化細菌の1種であり、従属栄養細菌でありながら、好気的にアンモニアを窒素ガスにまで直接にガス化できる。加えて、従来の硝化細菌と比較して、アンモニア除去速度が速く、増殖速度も速いといった利点がある。
また、消化液循環方式では処理槽として好気槽(硝化槽)と無酸素槽(脱窒槽)の2槽が必要であるのに対し、アルカリゲネス・フェカリスNo4株(FERM P−21814)を用いた処理では好気処理のみで窒素除去が可能であるため、1槽で処理できる利点がある。
特開2002−199875号公報 特開2008−104361号公報
しかしながら、好気的直接窒素ガス化細菌を用いた廃水の処理を開放系で行うと、窒素除去率が低下することがあった。
本発明は、アンモニア態窒素を好気的に直接窒素ガス化する微生物を用いた廃水の処理を開放系で行う場合であっても、効率的に窒素除去を行うことができる廃水の処理装置および廃水の処理方法を提供することを目的とする。
本発明者らは鋭意検討した結果、好気的直接窒素ガス化細菌を用いた廃水の処理を開放系で行うと、廃水中または大気中の雑菌が処理槽内において優先化することによって、処理槽内に硝化細菌が繁殖することがあることを突き止めた。硝化細菌が存在すると、廃水中のアンモニア態窒素が亜硝酸態窒素または硝酸態窒素に変換されてしまう。好気的直接窒素ガス化細菌はアンモニア態窒素を直接的に窒素ガス化することは可能であるが、硝酸対窒素や亜硝酸対窒素を窒素ガス化することはできない。そのため、アンモニア態窒素が亜硝酸態窒素または硝酸態窒素に変換されると、好気的条件下ではこれらを窒素ガス化できず、結果として直接的窒素ガス化反応が抑制されてしまう。
そこで、本発明者らは、好気的直接窒素ガス化細菌を用いた廃水の処理において、硝化細菌による硝化反応を抑制する硝化阻害物質を併用することで、アンモニア態窒素の亜硝酸態窒素または硝酸態窒素への変換が抑制され、直接的窒素ガス化反応が効率よく進行して窒素除去を行うことができることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は以下の態様を有する。
[1] 有機態窒素およびアンモニア態窒素の少なくとも一方を含む廃水を、好気的直接窒素ガス化細菌を用いて処理する装置であって、前記廃水を処理する処理槽と、前記廃水に好気的直接窒素ガス化細菌を添加する第一の添加手段と、前記廃水に硝化阻害物質を添加する第二の添加手段と、を備える、廃水の処理装置。
[2] 前記処理槽の上流に、前記廃水を貯留する原水貯留槽をさらに備える、[1]に記載の廃水の処理装置。
[3] 前記第一の添加手段が処理槽中の廃水に好気的直接窒素ガス化細菌を添加する手段であり、前記第二の添加手段が処理槽中の廃水に硝化阻害物質を添加する手段である、[1]に記載の廃水の処理装置。
[4] 前記第一の添加手段が処理槽中の廃水に好気的直接窒素ガス化細菌を添加する手段であり、前記第二の添加手段が原水貯留槽中の廃水に硝化阻害物質を添加する手段である、[2]に記載の廃水の処理装置。
[5] 前記好気的直接窒素ガス化細菌が、アルカリゲネス・フェカリスNo4株(FERM P−21814)である、[1]〜[4]のいずれか1つに記載の廃水の処理装置。
[6] 前記硝化阻害物質が、チオウレア、アリルチオウレア、2−アミノ−4−クロル−6−メチルピリミジン、2−メルカプトベンゾチアゾール、ジシアンジアミド、スルファチアゾール、1−アミジノ−2−チオウレア、N−2,5−ジクロロフェニルサクシアナミド酸、4−アミノ−1,2,4−トリアゾール塩酸塩、3−メルカプト−1,2,4−トリアゾールからなる群より選ばれる1種以上である、[1]〜[5]のいずれか1つに記載の廃水の処理装置。
[7] 前記硝化阻害物質が、チオウレア、アリルチオウレア、1−アミジノ−2−チオウレアからなる群より選ばれる1種以上である、[6]に記載の廃水の処理装置。
[8] 有機態窒素およびアンモニア態窒素の少なくとも一方を含む廃水を、好気的直接窒素ガス化細菌を用い処理槽で処理する方法であって、前記廃水に好気的直接窒素ガス化細菌を添加する第一の添加工程と、前記廃水に硝化阻害物質を添加する第二の添加工程と、を有する、廃水の処理方法。
[9] 処理前の廃水を原水貯留槽に貯留しておく、[8]に記載の廃水の処理方法。
[10] 前記第一の添加工程が処理槽中の廃水に好気的直接窒素ガス化細菌を添加する工程であり、前記第二の添加工程が処理槽中の廃水に硝化阻害物質を添加する工程である、[8]に記載の廃水の処理方法。
[11] 前記第一の添加工程が処理槽中の廃水に好気的直接窒素ガス化細菌を添加する工程であり、前記第二の添加工程が原水貯留槽中の廃水に硝化阻害物質を添加する工程である、[9]に記載の廃水の処理方法。
[12] 廃水1Lに対して硝化阻害物質を0.3〜80mg添加する、[8]〜[11]のいずれか1つに記載の廃水の処理方法。
[13] 廃水1Lに対して硝化阻害物質を0.75〜55mg添加する、[12]に記載の廃水の処理方法。
[14] 前記好気的直接窒素ガス化細菌が、アルカリゲネス・フェカリスNo4株(FERM P−21814)である、[8]〜[13]のいずれか1つに記載の廃水の処理方法。
[15] 前記硝化阻害物質が、チオウレア、アリルチオウレア、2−アミノ−4−クロル−6−メチルピリミジン、2−メルカプトベンゾチアゾール、ジシアンジアミド、スルファチアゾール、1−アミジノ−2−チオウレア、N−2,5−ジクロロフェニルサクシアナミド酸、4−アミノ−1,2,4−トリアゾール塩酸塩、3−メルカプト−1,2,4−トリアゾールからなる群より選ばれる1種以上である、[8]〜[14]のいずれか1つ項に記載の廃水の処理方法。
[16] 前記硝化阻害物質が、チオウレア、アリルチオウレア、1−アミジノ−2−チオウレアからなる群より選ばれる1種以上である、[15]に記載の廃水の処理方法。
本発明の廃水の処理装置および廃水の処理方法によれば、アンモニア態窒素を好気的に直接窒素ガス化する微生物を用いた廃水の処理を開放系で行う場合であっても、効率的に窒素除去を行うことができる。
本発明の廃水の処理装置の一例を示す概略構成図である。 本発明の廃水の処理装置の他の例を示す概略構成図である。
以下、本発明の実施形態の一例について詳細に説明するが、本発明はこれらの実施形態に限定して解釈されるものではない。
なお、本発明において、「有機体窒素」とは、有機成分に含まれる窒素のことであり、一般的にはタンパク質やアミノ酸である。
また、「硝化細菌」とは、アンモニア態窒素を亜硝酸に酸化するアンモニア酸化細菌と、亜硝酸態窒素を硝酸態窒素に酸化する亜硝酸酸化細菌との総称である。硝化細菌は独立栄養細菌であり、一般的に増殖速度が小さく、また、低温や原水中毒性物質により生育や活性が阻害されやすい。
また、「好気的直接窒素ガス化細菌」とは、好気条件下で従属栄養的にアンモニア態窒素を窒素ガス化する微生物である。また、有機体窒素をアンモニア態窒素に変換(酸化)する微生物でもある。
また、「硝化阻害物質」とは、アンモニア酸化細菌によるアンモニア酸化反応または亜硝酸酸化細菌による亜硝酸酸化反応を阻害する物質である。
「第一実施形態」
<廃水の処理装置>
図1は、本発明の第一実施形態の廃水の処理装置1の概略構成図である。
この例の廃水の処理装置1は、廃水を処理する処理槽11と、廃水に好気的直接窒素ガス化細菌を添加する第一の添加手段12と、廃水に硝化阻害物質を添加する第二の添加手段13と、処理された廃水(処理水)を貯留する処理水貯留槽14とを備える。
なお、本発明において処理前の廃水を「原水」ともいい、処理後の廃水を「処理水」ともいう。
(廃水)
本発明の処理対象となる廃水は、工場、事業所等から排出される被処理水であり、有機態窒素およびアンモニア態窒素の少なくとも一方を含む。
有機体窒素は、嫌気条件または好気条件下において微生物の作用により、アンモニア態窒素に変換される。有機体窒素を多く含む廃水として、食品廃水、畜産廃水などが挙げられる。
有機体窒素以外の窒素成分としては、アンモニア態窒素、硝酸態窒素、亜硝酸態窒素などの無機体窒素がある。
(処理槽)
処理槽11は、生物学的廃水処理を行うために微生物(活性汚泥)を充填するものであり、本実施形態においては好気的直接窒素ガス化細菌を含む。
処理槽11には、第一の廃水流路15と処理水流路16が接続されている。第一の廃水流路15は、工場や事業所等から排出された廃水を処理槽11に流入させるための流路である。一方、処理水流路16は、処理槽11か排出された処理水を後述の処理水貯留槽14に流入させるための流路である。
また、処理槽11内には槽内を好気条件に維持するために散気装置17が設置されている。散気装置17としては、ブロア17aより送気された空気を処理槽11内に散気できるものであれば特に限定されない。
処理槽11には、槽内のpH、酸化還元電位、水温、アンモニア濃度を測定する各種測定機器(いずれも図示略)を設置することが好ましい。
特に生物反応においてpH制御は重要であり、槽内のpHが酸性化またはアルカリ化した場合には、アルカリ溶液または酸性溶液を添加するための装置(いずれも図示略)をさらに設置し、槽内のpHに応じてアルカリ溶液または酸性溶液を処理槽11に添加することが好ましい。
(第一の添加手段)
第一の添加手段12は、廃水に好気的直接窒素ガス化細菌を添加するものである。
この例の第一の添加手段12は、処理槽11の廃水に好気的直接窒素ガス化細菌を添加する。
第一の添加手段12は、好気的直接窒素ガス化細菌を貯留する第一のタンク12aと、好気的直接窒素ガス化細菌を第一のタンク12aから廃水に供給する第一の供給流路12bと、好気的直接窒素ガス化細菌を送り出す第一のポンプ12cとを備える。
第一のタンク12aには、タンク内温度を適温に維持できるように、加温または冷却機構が備えられていることが好ましい。タンク内温度は0〜15℃が好ましい。
好気的直接窒素ガス化細菌としては、例えば、アルカリゲネス・フェカリスNo4株(FERM P−21814)、アルカリゲネス・フェカリスOKK17株などの菌株が挙げられる。これらの中でも、アルカリゲネス・フェカリスNo4株(FERM P−21814)が好ましい。アルカリゲネス・フェカリスNo4株(FERM P−21814)は、最大アンモニア除去速度が29mgN/L/hrであり、他の好気的直接窒素ガス化細菌と比較して非常に高い窒素除去性能を有している。
(第二の添加手段)
第二の添加手段13は、廃水に硝化阻害物質を添加するものである。
この例の第二の添加手段13は、処理槽11の廃水に硝化阻害物質を添加する。
第二の添加手段13は、硝化阻害物質の溶液を貯留する第二のタンク13aと、硝化阻害物質の溶液を第二のタンク13aから廃水に供給する第二の供給流路13bと、硝化阻害物質の溶液を送り出す第二のポンプ13cとを備える。
なお、硝化阻害物質が粉体である場合は、第二のタンク13a、第二の供給流路13bおよび第二のポンプ13cに代えて、粉体状の硝化阻害物質を貯留する容器と、粉体投入用設備とを組合せて用いてもよい。
硝化阻害物質としては、銅や亜鉛等の重金属類、シアンやフェノール等の化学物質などが挙げられる。これら硝化阻害物質は、硝化細菌以外にも活性汚泥を構成する多くの微生物に対しても活性を阻害することがある。
硝化阻害物質の中でも、消化反応を特異的に阻害できる点で、チオウレア、アリルチオウレア、2−アミノ−4−クロル−6−メチルピリミジン、2−メルカプトベンゾチアゾール、ジシアンジアミド、スルファチアゾール、1−アミジノ−2−チオウレア、N−2,5−ジクロロフェニルサクシアナミド酸、4−アミノ−1,2,4−トリアゾール塩酸塩、3−メルカプト−1,2,4−トリアゾールが好ましい。これらは1種を単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
これらの中でも、安価であり、かつ硝化細菌以外の微生物への影響が少ない点で、チオウレア、アリルチオウレア、1−アミジノ−2−チオウレアが特に好ましい。例えば、アリルチオウレアは、アンモニア酸化細菌の呼吸代謝経路に関するアンモニアモノオキシゲナーゼを阻害することによって、硝化を阻害する。
(処理水貯留槽)
処理水貯留槽14は、処理後の廃水(処理水)を貯留するものである。
処理水貯留槽14には、処理水流路16が接続され、処理槽11か排出された処理水が流入される。
<廃水の処理方法>
図1に示す廃水の処理装置1を用いた廃水の処理方法では、まず、工場や事業所等から排出された廃水を第一の廃水流路15を介して処理槽11へ流入させる。次いで、処理槽11中の廃水に第一の添加手段12から好気的直接窒素ガス化細菌を添加し(第一の添加工程)、処理槽11中の廃水に第二の添加手段13から硝化阻害物質を添加する(第二の添加工程)。処理槽11内の散気装置17を作動させ、槽内を好気条件に維持し、生物学的廃水処理を行う。すると、廃水中のアンモニア態窒素が好気的直接窒素ガス化細菌によって窒素ガス化し、廃水から窒素が除去される。なお、廃水中に有機態窒素が含まれている場合、上述したように、有機態窒素は微生物の作用によりアンモニア態窒素に変換された後に、好気的直接窒素ガス化細菌によって窒素ガス化される。
処理された廃水は、処理水として処理槽11から処理水流路16を介して処理水貯留槽14へ供給され、貯留される。
第一の添加工程と第二の添加工程は、同時に行ってもよいし、第一の添加工程の後に第二の添加工程を行ってもよいし、第二の添加工程の後に第一の添加工程を行ってもよい。
特に、第一の添加工程と第二の添加工程を同時に行うか、第二の添加工程の後に第一の添加工程を行うことが好ましい。
好気的直接窒素ガス化細菌の添加量は、窒素除去性能や菌体沈降分離等の観点から、処理槽11中の乾燥重量濃度が、2000〜20000mg/Lとなる量が好ましい。
硝化阻害物質の添加量は、廃水1Lに対して0.3〜80mgが好ましく、0.5〜75mgがより好ましく、0.75〜55mgが更に好ましく、1〜50mgが特に好ましい。
上述したように、硝化細菌の作用によりアンモニア態窒素が亜硝酸態窒素または硝酸態窒素に変換されると、好気的直接窒素ガス化細菌ではこれらを直接脱窒することが困難であり、窒素除去率が低下する。
硝化阻害物質の添加量が0.3mg/L以上であれば、硝化反応を十分に抑制できるので、窒素除去率の低下を抑制できる。
ただし、硝化阻害物質の添加量が過剰になると、好気的直接窒素ガス化細菌による有機物酸化や窒素ガス化が阻害されるおそれがある。また、好気的直接窒素ガス化細菌以外の従属栄養細菌(他の従属栄養細菌)による有機物酸化も阻害されるおそれがある。その結果、窒素除去率が低下することがある。
硝化阻害物質の添加量が80mg/L以下であれば、好気的直接窒素ガス化細菌や他の従属栄養細菌への影響が少なく、窒素除去率を良好に維持できる。
<作用効果>
以上説明した本発明の第一実施形態の廃水の処理装置および廃水の処理方法によれば、好気的直接窒素ガス化細菌を用いた廃水の処理において、硝化細菌による硝化反応を抑制する硝化阻害物質を併用することで、アンモニア態窒素の亜硝酸態窒素または硝酸態窒素への変換が抑制され、直接的窒素ガス化反応が効率よく進行して窒素除去を行うことができる。よって、廃水の処理を開放系で行っても、効率的に窒素除去を行うことができる。
「第二の実施形態」
<廃水の処理装置>
図2は、本発明の第二実施形態の廃水の処理装置2の概略構成図である。
この例の廃水の処理装置2は、廃水を貯留する原水貯留槽18と、廃水を処理する処理槽11と、廃水に好気的直接窒素ガス化細菌を添加する第一の添加手段12と、廃水に硝化阻害物質を添加する第二の添加手段13と、処理された廃水(処理水)を貯留する処理水貯留槽14とを備える。
(原水貯留槽)
原水貯留槽18は、廃水を処理前に一旦貯留するためのものであり、原水水量または原水水質の変動を均一化することを目的にして設置される。
原水貯留槽18には、第二の廃水流路19と第三の廃水流路21が接続されている。第二の廃水流路19は、工場や事業所等から排出された廃水を原水貯留槽18に流入させるための流路である。一方、第三の廃水流路21は、原水貯留槽18か排出された廃水(原水)を処理槽11に流入させるための流路である。
また、この例の原水貯留槽18内には、原水水質を均一化するために撹拌機18aが設置されている。
(処理槽)
本実施形態の処理槽11は、第一の廃水流路15の代わりに第三の廃水流路21が接続されている点以外は、第一実施形態の処理槽11と同じである。
(第一の添加手段)
本実施形態の第一の添加手段12は、第一実施形態の第一の添加手段12と同じである。
(第二の添加手段)
本実施形態の第二の添加手段13は、原水貯留槽18の廃水に硝化阻害物質を添加する以外は、第一実施形態の第二の添加手段13と同じである。
(処理水貯留槽)
本実施形態の処理水貯留槽14は、第一実施形態の処理水貯留槽14と同じである。
<廃水の処理方法>
図2に示す廃水の処理装置2を用いた廃水の処理方法では、まず、工場や事業所等から排出された廃水を第二の廃水流路19を介して原水貯留槽18へ流入させ、貯留する。次いで、原水貯留槽18中の廃水に第二の添加手段13から硝化阻害物質を添加し(第二の添加工程)、撹拌機18aにて廃水を撹拌する。次いで、硝化阻害物質が添加された廃水を原水貯留槽18から第三の廃水流路21を介して処理槽11へ流入させる。次いで、処理槽11中の廃水に第一の添加手段12から好気的直接窒素ガス化細菌を添加する(第一の添加工程)。処理槽11内の散気装置17を作動させ、槽内を好気条件に維持し、生物学的廃水処理を行う。すると、廃水中のアンモニア態窒素が好気的直接窒素ガス化細菌によって窒素ガス化し、廃水から窒素が除去される。なお、廃水中に有機態窒素が含まれている場合、上述したように、有機態窒素は微生物の作用によりアンモニア態窒素に変換された後に、好気的直接窒素ガス化細菌によって窒素ガス化される。
処理された廃水は、処理水として処理槽11から処理水流路16を介して処理水貯留槽14へ供給され、貯留される。
好気的直接窒素ガス化細菌の添加量および硝化阻害物質の添加量は、第一実施形態の廃水の処理方法と同じである。
<作用効果>
以上説明した本発明の第二実施形態の廃水の処理装置および廃水の処理方法によれば、好気的直接窒素ガス化細菌を用いた廃水の処理において、硝化細菌による硝化反応を抑制する硝化阻害物質を併用することで、アンモニア態窒素の亜硝酸態窒素または硝酸態窒素への変換が抑制され、直接的窒素ガス化反応が効率よく進行して窒素除去を行うことができる。よって、廃水の処理を開放系で行っても、効率的に窒素除去を行うことができる。また、第二実施形態の廃水の処理装置および廃水の処理方法では、廃水を処理前に一旦、原水貯留槽に貯留するが、硝化阻害物質を原水貯留槽中の廃水に添加するので、原水貯留槽での廃水の貯留を開放系で行っても、アンモニア態窒素の亜硝酸態窒素または硝酸態窒素への変換を抑制できる。
「他の実施形態」
本発明の廃水の処理装置および廃水の処理方法は、上述した実施形態に限定されない。例えば、第一実施形態において、好気的直接窒素ガス化細菌および硝化阻害物質は、第一の廃水流路15を流れる廃水に添加されてもよいし、硝化阻害物質が第一の廃水流路15を流れる廃水に添加され、好気的直接窒素ガス化細菌が処理槽中の廃水に添加されてもよい。また、好気的直接窒素ガス化細菌が第一の廃水流路15を流れる廃水に添加され、硝化阻害物質が処理槽中の廃水に添加されてもよい。
また、第一実施形態において、処理槽11の上流に原水貯留槽が設けられていてもよい。ただし、この場合、原水貯留槽での廃水の貯留は閉鎖系で行うことが好ましい。
また、第二実施形態において、硝化阻害物質は第二の廃水流路19を流れる廃水に添加されてもよい。好気的直接窒素ガス化細菌は第三の廃水流路21を流れる廃水に添加されてもよいし、原水貯留槽18中の廃水に添加されてもよい。
以下、本発明を実施例により具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
「実施例1」
アルカリゲネスの純水培養液を初発汚泥として処理槽に添加し、以下のようにして開放系で廃水の処理を行った。なお、雑菌混入などによりアルカリゲネス・フェカリスNo4株(FERM P−21814)の存在割合が50%となった場合を想定した。
まず、アルカリゲネス・フェカリスNo4株(FERM P−21814)の培養液を菌体乾燥重量濃度として2,000mg/Lとなるように菌体懸濁液を調製した。
別途、生活排水を処理している標準活性汚泥設備から標準活性汚泥を採取し、乾燥重量濃度として2,000mg/Lとなるように汚泥懸濁液を調製した。
1000mL容積の三角フラスコに、前記菌体懸濁液と前記汚泥懸濁液とをそれぞれ100mL投入して混合し、懸濁混合液を得た。
得られた懸濁混合液に対して、硫酸アンモニウムをアンモニア態窒素として500mg/L、酢酸ナトリウムを3,000mg/Lとなるように添加し、さらに硫酸溶液または水酸化ナトリウム溶液を用いてpHを6.8〜7.2の範囲に調整した。
引き続き、pH調整後の懸濁混合液に対して、硝化阻害物質としてアリルチオウレアを0.1mg/Lとなるように添加し、25℃で盪とう培養(盪とう速度120rpm)を行なった。
培養直後(初期)および24時間後に懸濁混合液を採取し、0.45μmのディスクフィルターでろ過し、ろ過液を収集して、全窒素濃度および全有機体炭素濃度を以下のようにして測定し、下記式(1)より全窒素除去率を求め、下記式(2)より全有機体炭素除去率を求めた。また、48時間後のろ過液中の硝酸態窒素濃度を以下のようにして測定した。これらの結果を表1に示す。
全窒素除去率(%)=(初期の全窒素濃度−24時間後の全窒素濃度)/初期の全窒素濃度×100 ・・・(1)
全有機体炭素除去率(%)=(初期の全有機体炭素濃度−24時間後の全有機体炭素濃度)/初期の全有機体炭素濃度×100 ・・・(2)
なお、酢酸ナトリウム3,000mg/L溶液の全有機体炭素濃度(初期の全有機体炭素濃度)を測定した結果、全有機体炭素濃度は870mg/Lであった。
(全有機体炭素濃度の測定)
全有機体炭素濃度は、全有機体炭素分析装置(株式会社三菱化学アナリテック製、「TOC−300V」)を用いて測定した。本装置の測定方式は、燃焼触媒酸化/NDIR検出とした。
(全窒素濃度の測定)
全窒素濃度は、前記の全有機体炭素分析装置(TOC−300V)の後段に接続した、窒素検出器(株式会社三菱化学アナリテック製、「ND−210型」)を用いて測定した。本装置の測定方法は、酸化分解−化学発光法(減圧法)とした。
(硝酸態窒素濃度の測定)
硝酸態窒素濃度は、簡易水分析装置(HACH社製、「DR−2700」)を用いて測定した。測定用試薬としては、硝酸塩測定試薬パウダーピローNitra Ver5 (Cat.No21061−69)を用いた。
「実施例2〜7、比較例1」
アリルチオウレアの添加量を表1に示すように変更した以外は、実施例1と同様にして廃水の処理を行い、全窒素除去率、全有機体炭素除去率および硝酸態窒素濃度を測定した。結果を表1に示す。
「実施例8〜14、比較例2」
硝化阻害物質として硝化阻害抑制剤(三菱レイヨン株式会社製、「ノンライザー(NONRISER)」を用い、ノンライザーの添加量を表2に示すように変更した以外は、実施例1と同様にして廃水の処理を行い、全窒素除去率、全有機体炭素除去率および硝酸態窒素濃度を測定した。結果を表2に示す。
なお、ノンライザーは、TOC分析値から計算した結果、硝化阻害物質である1−アミジノ−2−チオウレアを総質量に対して95質量%含んでいた。
Figure 2017140610
Figure 2017140610
実施例1〜7は、比較例1に比べて全窒素除去率が高かった。また、48時間後のろ過液中の硝酸態窒素濃度が低く、アンモニアの硝化が抑制されていた。特に、アリルチオウレアを0.5mg/L以上添加した実施例2〜7は、全窒素除去率がより高く、硝酸態窒素濃度がより低かった。
実施例8〜14は、比較例2に比べて全窒素除去率が高かった。また、48時間後のろ過液中の硝酸態窒素濃度が低く、アンモニアの硝化が抑制されていた。特に、ノンライザーを0.5mg/L以上添加した実施例9〜14は、全窒素除去率がより高く、硝酸態窒素濃度がより低かった。
1 廃水の処理装置
2 廃水の処理装置
11 処理槽
12 第一の添加手段
12a 第一のタンク
12b 第一の供給流路
12c 第一のポンプ
13 第二の添加手段
13a 第二のタンク
13b 第二の供給流路
13c 第二のポンプ
14 処理水貯留槽
15 第一の廃水流路
16 処理水流路
17 散気装置
17a ブロア
18 原水貯留槽
18a 撹拌機
19 第二の廃水流路
21 第三の廃水流路

Claims (16)

  1. 有機態窒素およびアンモニア態窒素の少なくとも一方を含む廃水を、好気的直接窒素ガス化細菌を用いて処理する装置であって、
    前記廃水を処理する処理槽と、
    前記廃水に好気的直接窒素ガス化細菌を添加する第一の添加手段と、
    前記廃水に硝化阻害物質を添加する第二の添加手段と、
    を備える、廃水の処理装置。
  2. 前記処理槽の上流に、前記廃水を貯留する原水貯留槽をさらに備える、請求項1に記載の廃水の処理装置。
  3. 前記第一の添加手段が処理槽中の廃水に好気的直接窒素ガス化細菌を添加する手段であり、前記第二の添加手段が処理槽中の廃水に硝化阻害物質を添加する手段である、請求項1に記載の廃水の処理装置。
  4. 前記第一の添加手段が処理槽中の廃水に好気的直接窒素ガス化細菌を添加する手段であり、前記第二の添加手段が原水貯留槽中の廃水に硝化阻害物質を添加する手段である、請求項2に記載の廃水の処理装置。
  5. 前記好気的直接窒素ガス化細菌が、アルカリゲネス・フェカリスNo4株(FERM P−21814)である、請求項1〜4のいずれか一項に記載の廃水の処理装置。
  6. 前記硝化阻害物質が、チオウレア、アリルチオウレア、2−アミノ−4−クロル−6−メチルピリミジン、2−メルカプトベンゾチアゾール、ジシアンジアミド、スルファチアゾール、1−アミジノ−2−チオウレア、N−2,5−ジクロロフェニルサクシアナミド酸、4−アミノ−1,2,4−トリアゾール塩酸塩、3−メルカプト−1,2,4−トリアゾールからなる群より選ばれる1種以上である、請求項1〜5のいずれか一項に記載の廃水の処理装置。
  7. 前記硝化阻害物質が、チオウレア、アリルチオウレア、1−アミジノ−2−チオウレアからなる群より選ばれる1種以上である、請求項6に記載の廃水の処理装置。
  8. 有機態窒素およびアンモニア態窒素の少なくとも一方を含む廃水を、好気的直接窒素ガス化細菌を用い処理槽で処理する方法であって、
    前記廃水に好気的直接窒素ガス化細菌を添加する第一の添加工程と、
    前記廃水に硝化阻害物質を添加する第二の添加工程と、
    を有する、廃水の処理方法。
  9. 処理前の廃水を原水貯留槽に貯留しておく、請求項8に記載の廃水の処理方法。
  10. 前記第一の添加工程が処理槽中の廃水に好気的直接窒素ガス化細菌を添加する工程であり、前記第二の添加工程が処理槽中の廃水に硝化阻害物質を添加する工程である、請求項8に記載の廃水の処理方法。
  11. 前記第一の添加工程が処理槽中の廃水に好気的直接窒素ガス化細菌を添加する工程であり、前記第二の添加工程が原水貯留槽中の廃水に硝化阻害物質を添加する工程である、請求項9に記載の廃水の処理方法。
  12. 廃水1Lに対して硝化阻害物質を0.3〜80mg添加する、請求項8〜11のいずれか一項に記載の廃水の処理方法。
  13. 廃水1Lに対して硝化阻害物質を0.75〜55mg添加する、請求項12に記載の廃水の処理方法。
  14. 前記好気的直接窒素ガス化細菌が、アルカリゲネス・フェカリスNo4株(FERM P−21814)である、請求項8〜13のいずれか一項に記載の廃水の処理方法。
  15. 前記硝化阻害物質が、チオウレア、アリルチオウレア、2−アミノ−4−クロル−6−メチルピリミジン、2−メルカプトベンゾチアゾール、ジシアンジアミド、スルファチアゾール、1−アミジノ−2−チオウレア、N−2,5−ジクロロフェニルサクシアナミド酸、4−アミノ−1,2,4−トリアゾール塩酸塩、3−メルカプト−1,2,4−トリアゾールからなる群より選ばれる1種以上である、請求項8〜14のいずれか一項に記載の廃水の処理方法。
  16. 前記硝化阻害物質が、チオウレア、アリルチオウレア、1−アミジノ−2−チオウレアからなる群より選ばれる1種以上である、請求項15に記載の廃水の処理方法。
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