JP2017139897A - 固定子又は回転子をなす輪状コアの厚さ調整治具及びその厚さ調整方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、輪状コアと厚さ調整カラーを用いることにより、輪状コアの厚さを簡単に所定の厚さに揃えることができるようにすることである。
【解決手段】本発明による固定子又は回転子をなす輪状コアの厚さ調整治具及びその厚さ調整方法は、芯金(2)の突部(3)の外周に輪状コア(6)を配設し、この輪状コア(6)の外側に複数の厚さ調整カラー(10)を設置し、治具のホールドプレート(9)とストリップリング(5)で押圧することにより、輪状コア(6)の厚さを確認するようにした構成と方法である。
【選択図】図2
【解決手段】本発明による固定子又は回転子をなす輪状コアの厚さ調整治具及びその厚さ調整方法は、芯金(2)の突部(3)の外周に輪状コア(6)を配設し、この輪状コア(6)の外側に複数の厚さ調整カラー(10)を設置し、治具のホールドプレート(9)とストリップリング(5)で押圧することにより、輪状コア(6)の厚さを確認するようにした構成と方法である。
【選択図】図2
Description
本発明は、固定子又は回転子をなす輪状コアの厚さ調整治具及びその厚さ調整方法に関し、特に、積層型の輪状コアと共に厚さ調整カラーに対して、トルクを付加し、輪状コアのコア片を増減させることによって、前記輪状コアの厚さを調整するための新規な改良に関する。
従来、用いられていたこの種の積層コアの各コア片を揃え治具で揃えるようにした回転子鉄芯及びその製造方法としては、図示していないが、例えば、特許文献1の構成がある。
また、積層コア及びその製造方法としては、特許文献2の構成があり、図示していないが、プレス打ち抜きによりコア部及び薄肉連結部を介して連結される姿勢保持部を有した形状の磁性部材を形成し型内に順次積層する工程と、積層時に姿勢保持部4を順次かしめることにより各磁性部材を一体化する工程と、一体化された各磁性部材の各コア部を位置決めする工程と、位置決めされた各コア部同士を固着する工程とを包含している。
また、積層コア及びその製造方法としては、特許文献2の構成があり、図示していないが、プレス打ち抜きによりコア部及び薄肉連結部を介して連結される姿勢保持部を有した形状の磁性部材を形成し型内に順次積層する工程と、積層時に姿勢保持部4を順次かしめることにより各磁性部材を一体化する工程と、一体化された各磁性部材の各コア部を位置決めする工程と、位置決めされた各コア部同士を固着する工程とを包含している。
従来のコア片の積層構造は、以上のように構成されていたため、次のような課題が存在していた。
すなわち、特許文献1の構成においては、積層した各コア片を軸方向に沿って揃えるために、揃え治具によって各コア片が凹凸を伴って積層されることのないように構成されているため、積層された積層コアの厚さを可変的に調整して、所定の設定された厚さの積層コアを得ることはできなかった。
すなわち、特許文献1の構成においては、積層した各コア片を軸方向に沿って揃えるために、揃え治具によって各コア片が凹凸を伴って積層されることのないように構成されているため、積層された積層コアの厚さを可変的に調整して、所定の設定された厚さの積層コアを得ることはできなかった。
また、特許文献2に開示された積層コア及びその積層方法においては、前述のように、プレス抜きされたコア部及び薄肉連結部を介して連結される姿勢保持部を有した形状の磁性部材1を形成して型内に積層させ、積層時に前記姿勢保持部4を順次かしめて各磁性部材を一体化していた。
そのため、前述の工程を経て組み立てられた積層コアは、その組み立て精度が高いとの記載はあるが、その全体の厚さを一定とするための記載は開示されていない。また、積層コアの加工時に、加圧が必要以上に大であるとコア特性が悪化し、加圧が小さすぎると、コアが剥がれやすくなり、加圧状態を定めるのが困難であった。また、コアの2次加工寸法に対して、適切な加工代が確保できる厚さに積層することが困難であった。
そのため、前述の工程を経て組み立てられた積層コアは、その組み立て精度が高いとの記載はあるが、その全体の厚さを一定とするための記載は開示されていない。また、積層コアの加工時に、加圧が必要以上に大であるとコア特性が悪化し、加圧が小さすぎると、コアが剥がれやすくなり、加圧状態を定めるのが困難であった。また、コアの2次加工寸法に対して、適切な加工代が確保できる厚さに積層することが困難であった。
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたもので、特に、積層型の輪状コアと共に厚さ調整カラーに対して、トルクを付加し、輪状コアのコア片を増減させることによって、前記輪状コアの厚さを調整するようにした固定子又は回転子をなす輪状コアの厚さ調整治具及びその厚さ調整方法を提供することを目的とする。
本発明による固定子又は回転子をなす輪状コアの厚さ調整治具は、断面凸状をなし突部及び鍔部を有する芯金と、前記芯金の外周に位置しかつ前記鍔部上に固定されているストリップリングと、前記ストリップリング上に配設される複数の厚さ調整カラーと、前記厚さ調整カラー上に載置されたホールドプレートと、前記ストリップリングに形成された複数の第1ねじ孔と、前記各厚さ調整カラーの軸心に形成された貫通孔と、前記ホールドプレートに形成された複数の第2ねじ孔と、前記各第2ねじ孔及び前記各貫通孔を経て前記各第1ねじ孔に螺入された複数の治具ねじと、を備え、前記各厚さ調整カラーの内側でかつ前記突部の外周に積層型の輪状コアを設け、前記各治具ねじを任意のトルクで締結することができるようにした構成であり、また、前記各治具ねじを除去することにより、前記輪状コアの各コア片の除去又は加算ができるようにした構成であり、また、本発明による固定子又は回転子をなす輪状コアの厚さ調整方法は、断面凸状をなし突部及び鍔部を有する芯金と、前記芯金の外周に位置しかつ前記鍔部上に固定されているストリップリングと、前記ストリップリング上に配設される複数の厚さ調整カラーと、前記厚さ調整カラー上に載置されたホールドプレートと、前記ストリップリングに形成された複数の第1ねじ孔と、前記各厚さ調整カラーの軸心に形成された貫通孔と、前記ホールドプレートに形成された複数の第2ねじ孔と、前記各第2ねじ孔及び前記各貫通孔を経て前記各第1ねじ孔に螺入された複数の治具ねじと、を用い、前記各厚さ調整カラーの内側でかつ前記突部の外周に積層型の輪状コアを設け、前記各治具ねじを任意のトルクで締結することにより、前記輪状コアの厚さを調整するようにした固定子又は回転子をなす輪状コアの厚さ調整方法において、前記厚さ調整カラーは、予め決められた厚さの複数の厚さ調整カラーからなる群と、前記厚さが異なる複数の前記群を用意し、前記ストリップリングと前記ホールドプレートとの間に予め選定された厚さの予め選定された厚さの前記群と輪状コアとを挟持してトルクを付加し、前記輪状コアのコア片の増減によって、前記輪状コアの厚さを調整する方法であり、また、前記各治具ねじを除去することにより、前記輪状コアの各コア片の除去又は加算ができるようにした方法である。
本発明による固定子又は回転子をなす輪状コアの厚さ調整治具及び方法は、以上のように構成されているため、次のような効果を得ることができる。
すなわち、断面凸状をなし突部及び鍔部を有する芯金と、前記芯金の外周に位置しかつ前記鍔部上に固定されているストリップリングと、前記ストリップリング上に配設される複数の厚さ調整カラーと、前記厚さ調整カラー上に載置されたホールドプレートと、前記ストリップリングに形成された複数の第1ねじ孔と、前記各厚さ調整カラーの軸心に形成された貫通孔と、前記ホールドプレートに形成された複数の第2ねじ孔と、前記各第2ねじ孔及び前記各貫通孔を経て前記各第1ねじ孔に螺入された複数の治具ねじと、を備え、前記各厚さ調整カラーの内側でかつ前記突部の外周に積層型の輪状コアを設け、前記各治具ねじを任意のトルクで締結することができるようにしたことにより、積層の輪状コアの厚さを揃えると云う大変困難な仕事を、厚さ調整カラーを用いることによって、極めて容易化することができ、輪状コアの生産性を向上できる。また、前述の課題で述べたように、最適な加圧で積層できるため、コアの磁気特性を安定化させることができる。
また、積層コアの端面に適切な加工代が確保できるため、端面の2次加工が容易である。
また、前記各治具ねじを除去することにより、前記輪状コアの各コア片の除去又は加算ができるように構成したことにより、輪状コアの厚さの調整が極めて容易となる。
すなわち、断面凸状をなし突部及び鍔部を有する芯金と、前記芯金の外周に位置しかつ前記鍔部上に固定されているストリップリングと、前記ストリップリング上に配設される複数の厚さ調整カラーと、前記厚さ調整カラー上に載置されたホールドプレートと、前記ストリップリングに形成された複数の第1ねじ孔と、前記各厚さ調整カラーの軸心に形成された貫通孔と、前記ホールドプレートに形成された複数の第2ねじ孔と、前記各第2ねじ孔及び前記各貫通孔を経て前記各第1ねじ孔に螺入された複数の治具ねじと、を備え、前記各厚さ調整カラーの内側でかつ前記突部の外周に積層型の輪状コアを設け、前記各治具ねじを任意のトルクで締結することができるようにしたことにより、積層の輪状コアの厚さを揃えると云う大変困難な仕事を、厚さ調整カラーを用いることによって、極めて容易化することができ、輪状コアの生産性を向上できる。また、前述の課題で述べたように、最適な加圧で積層できるため、コアの磁気特性を安定化させることができる。
また、積層コアの端面に適切な加工代が確保できるため、端面の2次加工が容易である。
また、前記各治具ねじを除去することにより、前記輪状コアの各コア片の除去又は加算ができるように構成したことにより、輪状コアの厚さの調整が極めて容易となる。
本発明による固定子又は回転子の厚さ調整治具及びその厚さ調整方法は、積層型の輪状コアと共に厚さ調整カラーに対して、トルクを付加し、輪状コアのコア片を増減させることによって、前記輪状コアの厚さを調整することである。
以下、図面と共に本発明による固定子又は回転子の厚さ調整治具及びその厚さ調整方法の好適な実施の形態について説明する。
図1及び図2において符号1で示されるものは、全体形状が円柱状をなす厚さ調整治具であり、この厚さ調整治具1の芯金2には突部3及び鍔部4が形成されている。
図1及び図2において符号1で示されるものは、全体形状が円柱状をなす厚さ調整治具であり、この厚さ調整治具1の芯金2には突部3及び鍔部4が形成されている。
前記鍔部4上には、ストリップリング5が一体に載置され、前記鍔部4に設けられた芯金用ボルト2aによって、前記鍔部4と前記ストリップリング5が一体状に接続されている。
前記ストリップリング5上には、固定子又は回転子として用いられ、多数のコア片6aを積層させてなる輪状コア6が載置されると共に前記突部3の外周に位置している。
前記ストリップリング5上には、固定子又は回転子として用いられ、多数のコア片6aを積層させてなる輪状コア6が載置されると共に前記突部3の外周に位置している。
前記突部3の外周には、複数の段部7が所定角度間隔で形成され、前記各段部7には、断面(図2)でみると板状をなし、平面(図1)でみるとその先端に円弧部8aを有するガイドプレート8が設けられている。
前記各ガイドプレート8の円弧部8aは、後述の輪状をなすホールドプレート9の内径部9aに接している。
前記各ガイドプレート8の円弧部8aは、後述の輪状をなすホールドプレート9の内径部9aに接している。
前記ホールドプレート9は、前記ストリップリング5の上部に載置された複数の厚さ調整カラー10の上部に載置されている。
前記輪状コア6の外側位置に合計6個の前記厚さ調整カラー10を等角度間隔で配設した後に、図1で示されるように6個の治具ねじ11を前記ホールドプレート9の第2ねじ孔12に螺入すると、前記各治具ねじ11は、前記各厚さ調整カラー10の貫通孔13を貫通して前記ストリップリング5の第1ねじ孔14に螺入することにより、前記輪状コア6と各厚さ調整カラー10が前記ホールドプレート9と前記ストリップリング5によって挟持された状態となり、所定のトルクによって押圧された状態となる。
前記輪状コア6の外側位置に合計6個の前記厚さ調整カラー10を等角度間隔で配設した後に、図1で示されるように6個の治具ねじ11を前記ホールドプレート9の第2ねじ孔12に螺入すると、前記各治具ねじ11は、前記各厚さ調整カラー10の貫通孔13を貫通して前記ストリップリング5の第1ねじ孔14に螺入することにより、前記輪状コア6と各厚さ調整カラー10が前記ホールドプレート9と前記ストリップリング5によって挟持された状態となり、所定のトルクによって押圧された状態となる。
次に、実際に前記ストリップリング5と前記ホールドプレート9との間に挟持する厚さ調整カラー10を厚さ調整治具1に装着する場合について述べる。
前記厚さ調整カラー10は、前記輪状コア6の厚さに対応して次の表1で示されるように厚さ調整カラー品番が設定されている。
前記厚さ調整カラー10は、前記輪状コア6の厚さに対応して次の表1で示されるように厚さ調整カラー品番が設定されている。
さらに、前記厚さ調整カラー10は、6個を1組、すなわち、この1組が1つの群50として扱われ、予め決められた厚さ(表1のカラー品番に相当)の6個の厚さ調整カラー10からなる群50を構成し、前記各郡50は、各々、前述の表1の4種のカラー品番の厚さに対応して構成され、4種の群50が揃えられている。
従って、予め、厚さ調整治具1に装着した輪状コア6の厚さTに対して、作業者が予想した前述の表1の厚さ調整カラー品番のうちの何れかの群50の厚さ調整カラー10を厚さ調整治具1に装着した後、前述の図6の工程フローに基づいて前記輪状コア6の厚さの調整を行う。
まず、前述のように輪状コア6を厚さ調整治具1に装着後、図6の工程フローの第1工程Aから説明する。
1. 第1工程:A
(1) コア予備加圧
塗装前コア片6aの40枚を治具1へ積層、厚さ調整カラー10なしで治具ねじ11を6本均等トルク締結(規定トルクの50%)、5〜10min後、治具ねじ11を締める。
(2) 予備加圧後の輪状コア6と厚さ調整カラー10を前述の表1に従い、厚さ調整カラー品番の若い順に治具ねじ11をトルク締結する。
1. 第1工程:A
(1) コア予備加圧
塗装前コア片6aの40枚を治具1へ積層、厚さ調整カラー10なしで治具ねじ11を6本均等トルク締結(規定トルクの50%)、5〜10min後、治具ねじ11を締める。
(2) 予備加圧後の輪状コア6と厚さ調整カラー10を前述の表1に従い、厚さ調整カラー品番の若い順に治具ねじ11をトルク締結する。
(3) 以下のトルク範囲で、厚さ調整カラー10を6本とも前記ホールドプレート9及びストリップリング5に対して均等接触するカラー品番を選択、厚さ調整カラー品番、積層枚数の記録を行う(規定トルクの25〜40%)。
(4) 厚さ調整カラー品番−14でカラーが規定締結トルク以下で接触する場合は、積層枚数を1枚増やして、同じ手順を繰り返す。
(5) 厚さ調整カラー品番−14.255でカラーが接触しない場合は、積層枚数を1枚減らして、同じ手順を繰り返す。
2. 第2工程:B、第3工程:C
(1) 接着剤塗布/仮乾燥
(2) 予備乾燥(温度、時間、真空記録)
95−100℃.20〜25min、真空度50Torr以下
3. 第4工程:D
積層
治具に離型剤塗布、先に選択したカラー品番、カラー決定時のコア及び積層枚数にて72°転積、裏積み禁止
4. 第5工程:E
仮キュア/本キュア(製品温度、時間記録)
(1) 治具ねじレンチ手締め、カラー非接触
(2) 仮キュア:100〜110℃(製品温度)になり次第、治具ねじトルク締結、(規定締結トルクの50%)
カラー6本均等接触確認、接触トルク記録
規定トルクの25%以下でカラー6本がホールドプレートとストリップリングに均等接触する場合は、急ぎカラー品番を1つ減らす。
規定トルクの40%でカラー6本がホールドプレートとストリップリングに均等接触しない場合は、急ぎカラー品番を1つ増やす。
このカラー調整により、規定トルクの25%〜40%でカラー6本が、均等接触することを確認、記録する。
(3) 本キュア:160〜170℃.3hr以上(製品温度、時間)
5. 第6工程:F
寸法検査
6. 第7工程:G
温度サイクル
−60〜+130℃×3サイクル
2℃/min.低温2hr.高温0.5hr保持
7. 第8工程:H、第9工程:I
最終検査、最終製品の完成
(4) 厚さ調整カラー品番−14でカラーが規定締結トルク以下で接触する場合は、積層枚数を1枚増やして、同じ手順を繰り返す。
(5) 厚さ調整カラー品番−14.255でカラーが接触しない場合は、積層枚数を1枚減らして、同じ手順を繰り返す。
2. 第2工程:B、第3工程:C
(1) 接着剤塗布/仮乾燥
(2) 予備乾燥(温度、時間、真空記録)
95−100℃.20〜25min、真空度50Torr以下
3. 第4工程:D
積層
治具に離型剤塗布、先に選択したカラー品番、カラー決定時のコア及び積層枚数にて72°転積、裏積み禁止
4. 第5工程:E
仮キュア/本キュア(製品温度、時間記録)
(1) 治具ねじレンチ手締め、カラー非接触
(2) 仮キュア:100〜110℃(製品温度)になり次第、治具ねじトルク締結、(規定締結トルクの50%)
カラー6本均等接触確認、接触トルク記録
規定トルクの25%以下でカラー6本がホールドプレートとストリップリングに均等接触する場合は、急ぎカラー品番を1つ減らす。
規定トルクの40%でカラー6本がホールドプレートとストリップリングに均等接触しない場合は、急ぎカラー品番を1つ増やす。
このカラー調整により、規定トルクの25%〜40%でカラー6本が、均等接触することを確認、記録する。
(3) 本キュア:160〜170℃.3hr以上(製品温度、時間)
5. 第6工程:F
寸法検査
6. 第7工程:G
温度サイクル
−60〜+130℃×3サイクル
2℃/min.低温2hr.高温0.5hr保持
7. 第8工程:H、第9工程:I
最終検査、最終製品の完成
次に、本発明による固定子又は回転子をなす輪状コアの厚さ調整治具及びその厚さ調整方法の要旨とするところは、以下の通りである。
すなわち、固定子又は回転子をなす輪状コアの厚さ調整治具は、断面凸状をなし突部3及び鍔部4を有する芯金2と、前記芯金2の外周に位置しかつ前記鍔部4上に固定されているストリップリング5と、前記ストリップリング5上に配設される複数の厚さ調整カラー10と、前記厚さ調整カラー10上に載置されたホールドプレート9と、前記ストリップリング5に形成された複数の第1ねじ孔14と、前記各厚さ調整カラー10の軸心に形成された貫通孔13と、前記ホールドプレート9に形成された複数の第2ねじ孔12と、前記各第2ねじ孔12及び前記各貫通孔13を経て前記各第1ねじ孔14に螺入された複数の治具ねじ11と、を備え、前記各厚さ調整カラー10の内側でかつ前記突部3の外周に積層型の輪状コア6を設け、前記各治具ねじ11を任意のトルクで締結することができるようにした構成であり、また、前記各治具ねじ11を除去することにより、前記輪状コア6の各コア片6aの除去又は加算ができるようにした構成であり、また、断面凸状をなし突部3及び鍔部(4)を有する芯金2と、前記芯金2の外周に位置しかつ前記鍔部4上に固定されているストリップリング5と、前記ストリップリング5上に配設される複数の厚さ調整カラー10と、前記厚さ調整カラー10上に載置されたホールドプレート9と、前記ストリップリング5に形成された複数の第1ねじ孔14と、前記各厚さ調整カラー10の軸心に形成された貫通孔13と、前記ホールドプレート9に形成された複数の第2ねじ孔12と、前記各第2ねじ孔12及び前記各貫通孔13を経て前記各第1ねじ孔14に螺入された複数の治具ねじ11と、を用い、前記各厚さ調整カラー10の内側でかつ前記突部3の外周に積層型の輪状コア6を設け、前記各治具ねじ11を任意のトルクで締結することにより、前記輪状コア6の厚さを調整するようにした固定子又は回転子をなす輪状コアの厚さ調整方法において、前記厚さ調整カラー10は、予め決められた厚さの複数の厚さ調整カラー10からなる群50と、前記厚さが異なる複数の前記群50を用意し、前記ストリップリング5と前記ホールドプレート9との間に予め選定された厚さの予め選定された厚さの前記群50と輪状コア6とを挟持してトルクを付加し、前記輪状コア6のコア片6aの増減によって、前記輪状コア6の厚さを調整する方法であり、また、前記各治具ねじ11を除去することにより、前記輪状コア6の各コア片6aの除去又は加算ができるようにした方法である。
すなわち、固定子又は回転子をなす輪状コアの厚さ調整治具は、断面凸状をなし突部3及び鍔部4を有する芯金2と、前記芯金2の外周に位置しかつ前記鍔部4上に固定されているストリップリング5と、前記ストリップリング5上に配設される複数の厚さ調整カラー10と、前記厚さ調整カラー10上に載置されたホールドプレート9と、前記ストリップリング5に形成された複数の第1ねじ孔14と、前記各厚さ調整カラー10の軸心に形成された貫通孔13と、前記ホールドプレート9に形成された複数の第2ねじ孔12と、前記各第2ねじ孔12及び前記各貫通孔13を経て前記各第1ねじ孔14に螺入された複数の治具ねじ11と、を備え、前記各厚さ調整カラー10の内側でかつ前記突部3の外周に積層型の輪状コア6を設け、前記各治具ねじ11を任意のトルクで締結することができるようにした構成であり、また、前記各治具ねじ11を除去することにより、前記輪状コア6の各コア片6aの除去又は加算ができるようにした構成であり、また、断面凸状をなし突部3及び鍔部(4)を有する芯金2と、前記芯金2の外周に位置しかつ前記鍔部4上に固定されているストリップリング5と、前記ストリップリング5上に配設される複数の厚さ調整カラー10と、前記厚さ調整カラー10上に載置されたホールドプレート9と、前記ストリップリング5に形成された複数の第1ねじ孔14と、前記各厚さ調整カラー10の軸心に形成された貫通孔13と、前記ホールドプレート9に形成された複数の第2ねじ孔12と、前記各第2ねじ孔12及び前記各貫通孔13を経て前記各第1ねじ孔14に螺入された複数の治具ねじ11と、を用い、前記各厚さ調整カラー10の内側でかつ前記突部3の外周に積層型の輪状コア6を設け、前記各治具ねじ11を任意のトルクで締結することにより、前記輪状コア6の厚さを調整するようにした固定子又は回転子をなす輪状コアの厚さ調整方法において、前記厚さ調整カラー10は、予め決められた厚さの複数の厚さ調整カラー10からなる群50と、前記厚さが異なる複数の前記群50を用意し、前記ストリップリング5と前記ホールドプレート9との間に予め選定された厚さの予め選定された厚さの前記群50と輪状コア6とを挟持してトルクを付加し、前記輪状コア6のコア片6aの増減によって、前記輪状コア6の厚さを調整する方法であり、また、前記各治具ねじ11を除去することにより、前記輪状コア6の各コア片6aの除去又は加算ができるようにした方法である。
本発明による固定子又は回転子をなす輪状コアの厚さ調整治具及びその厚さ調整方法は、厚さ調整治具内に設けた輪状コアとその外側に設けた厚さ調整カラーとを同時に押圧し、厚さ調整カラーの押圧状態を見て、コア片の増減を行うことにより、所定の厚さ積層型の輪状コア6を簡単に得ることができる。
1 厚さ調整治具
2 芯金
2a 芯金用ボルト
3 突部
4 鍔部
5 ストリップリング
6 輪状コア
6a コア片
8 ガイドプレート
9 ホールドプレート
10 厚さ調整カラー
11 治具ねじ
12 第2ねじ孔
13 貫通孔
14 第1ねじ孔
50 群
2 芯金
2a 芯金用ボルト
3 突部
4 鍔部
5 ストリップリング
6 輪状コア
6a コア片
8 ガイドプレート
9 ホールドプレート
10 厚さ調整カラー
11 治具ねじ
12 第2ねじ孔
13 貫通孔
14 第1ねじ孔
50 群
Claims (4)
- 断面凸状をなし突部(3)及び鍔部(4)を有する芯金(2)と、前記芯金(2)の外周に位置しかつ前記鍔部(4)上に固定されているストリップリング(5)と、前記ストリップリング(5)上に配設される複数の厚さ調整カラー(10)と、前記厚さ調整カラー(10)上に載置されたホールドプレート(9)と、前記ストリップリング(5)に形成された複数の第1ねじ孔(14)と、前記各厚さ調整カラー(10)の軸心に形成された貫通孔(13)と、前記ホールドプレート(9)に形成された複数の第2ねじ孔(12)と、前記各第2ねじ孔(12)及び前記各貫通孔(13)を経て前記各第1ねじ孔(14)に螺入された複数の治具ねじ(11)と、を備え、
前記各厚さ調整カラー(10)の内側でかつ前記突部(3)の外周に積層型の輪状コア(6)を設け、前記各治具ねじ(11)を任意のトルクで締結することができるように構成されていることを特徴とする固定子又は回転子をなす輪状コアの厚さ調整治具。 - 前記各治具ねじ(11)を除去することにより、前記輪状コア(6)の各コア片(6a)の除去又は加算ができるように構成したことを特徴とする請求項1記載の固定子又は回転子をなす輪状コアの厚さ調整治具。
- 断面凸状をなし突部(3)及び鍔部(4)を有する芯金(2)と、前記芯金(2)の外周に位置しかつ前記鍔部(4)上に固定されているストリップリング(5)と、前記ストリップリング(5)上に配設される複数の厚さ調整カラー(10)と、前記厚さ調整カラー(10)上に載置されたホールドプレート(9)と、前記ストリップリング(5)に形成された複数の第1ねじ孔(14)と、前記各厚さ調整カラー(10)の軸心に形成された貫通孔(13)と、前記ホールドプレート(9)に形成された複数の第2ねじ孔(12)と、前記各第2ねじ孔(12)及び前記各貫通孔(13)を経て前記各第1ねじ孔(14)に螺入された複数の治具ねじ(11)と、を用い、
前記各厚さ調整カラー(10)の内側でかつ前記突部(3)の外周に積層型の輪状コア(6)を設け、前記各治具ねじ(11)を任意のトルクで締結することにより、前記輪状コア(6)の厚さを調整するようにした固定子又は回転子をなす輪状コアの厚さ調整方法において、
前記厚さ調整カラー(10)は、予め決められた厚さの複数の厚さ調整カラー(10)からなる群(50)と、前記厚さが異なる複数の前記群(50)を用意し、前記ストリップリング(5)と前記ホールドプレート(9)との間に予め選定された厚さの予め選定された厚さの前記群(50)と輪状コア(6)とを挟持してトルクを付加し、前記輪状コア(6)のコア片(6a)の増減によって、前記輪状コア(6)の厚さを調整することを特徴とする固定子又は回転子をなす輪状コアの厚さ調整方法。 - 前記各治具ねじ(11)を除去することにより、前記輪状コア(6)の各コア片(6a)の除去又は加算ができるようにしたことを特徴とする固定子又は回転子をなす輪状コアの厚さ調整方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016019713A JP2017139897A (ja) | 2016-02-04 | 2016-02-04 | 固定子又は回転子をなす輪状コアの厚さ調整治具及びその厚さ調整方法 |
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JP2016019713A JP2017139897A (ja) | 2016-02-04 | 2016-02-04 | 固定子又は回転子をなす輪状コアの厚さ調整治具及びその厚さ調整方法 |
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JP2016019713A Pending JP2017139897A (ja) | 2016-02-04 | 2016-02-04 | 固定子又は回転子をなす輪状コアの厚さ調整治具及びその厚さ調整方法 |
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JP (1) | JP2017139897A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2019203217A1 (ja) * | 2018-04-16 | 2019-10-24 | 株式会社三井ハイテック | 積層体の製造方法及び積層体の製造装置 |
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2016
- 2016-02-04 JP JP2016019713A patent/JP2017139897A/ja active Pending
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WO2019203217A1 (ja) * | 2018-04-16 | 2019-10-24 | 株式会社三井ハイテック | 積層体の製造方法及び積層体の製造装置 |
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