JP2017139359A - ブラケット取付治具及びブラケット付金属布の製造方法 - Google Patents

ブラケット取付治具及びブラケット付金属布の製造方法 Download PDF

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明秀 近藤
正道 山際
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正道 山際
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Takeshi Hirose
岳士 廣▲瀬▼
真大 水谷
Masahiro Mizutani
真大 水谷
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Abstract

【課題】金属布の両端の縁部に対して、隙間ができないようにブラケットを取付ける技術を提供する。【解決手段】ブラケット取付治具10は、一直線に沿って曲げられた曲げ部分41を有する一対のブラケット4a,4bを、シート状の金属布2の両端をなす一対の縁部21,22のそれぞれを挟んだ状態で、金属布2に固定する際に用いられる。ブラケット取付治具10は、一方のブラケット4aを保持するブラケット保持部6aと、他方のブラケット6bを保持するブラケット保持部4bとを備えている。ブラケット保持部4a,4bは、曲げ部分41の内側面どうしを向かい合わせた状態で、且つ、内側面間の間隔L2が金属布2の幅L1よりも狭い状態で、一対のブラケット4a,4bをそれぞれ保持する。【選択図】図6

Description

この発明は、金属布にブラケットを取付ける技術に関する。
例えば、特許文献1に示されるように、ワイヤーハーネスにおいて、金属糸の織物である金属布が、電線を電磁的にシールドする部材として採用される場合がある。
また、特許文献1には、筒状に形成された金属布の両側の縁部にブラケットが固定されている。当該ブラケットは、電線を囲む筒状に形成された金属布を、当該電線が接続される金属製の筐体に固定するために設けられており、金属布と当該筐体とを電気的接続を中継する。
特開2014−123623号公報
ところで、金属布の縁部にブラケットを強固に固定するためには、ブラケットの内側面と、金属布の縁部との間にできるだけ隙間がないようにすることが望ましい。しかしながら、一般に金属布は変形し易いため、ブラケット隙間なく取付けるためには、金属布の両端の縁部のうち、まず一方の縁部にブラケットを当てて固定した後に、他方の縁部についても別のブラケットを当てて固定していた。このように、両端の縁部のそれぞれに対して順にブラケットを固定しなければならず、作業が繁雑となっていた。
そこで、本発明は、金属布の両端の縁部に対して、隙間ができないようにブラケットを取付ける技術を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、第1の態様は、一直線に沿って曲げられた曲げ部分を有する一対のブラケットを、金属布の両端をなす一対の縁部のそれぞれを挟んだ状態で、前記金属布に固定する際に用いられるブラケット取付治具であって、前記一対のブラケットのうちの一方を保持する一方側保持部と、前記一対のブラケットのうちの他方を保持する他方側保持部とを備え、前記一方側保持部及び前記他方側保持部は、前記曲げ部分の内側面どうしを向かい合わせた状態で、且つ、前記内側面間の間隔が前記金属布の幅よりも狭い状態で、前記一対のブラケットをそれぞれ保持する。
また、第2の態様は、第1の態様に係るブラケット取付治具であって、前記一方側保持部及び前記他方側保持部は、シート状の金属布の両端をなす一対の縁部に取付けられる一対のブラケットを保持する。
また、第3の態様は、第1または第2の態様に係るブラケット取付治具であって、前記一方側保持部を前記他方側保持部に対して接近する方向及び遠ざかる方向に相対的に移動させる移動機構、をさらに備える。
また、第4の態様は、第1から第3のいずれか1つの態様に係るブラケット取付治具であって、前記一方側保持部と前記他方側保持部との間の位置において、前記一対のブラケット間に撓んだ状態で保持されている前記金属布の主面を押圧する押圧部、をさらに備える。
また、第5の態様は、第4の態様に係るブラケット取付治具であって、前記押圧部は、金属布のうち、両側の前記縁部間の中間部分を横断して当接可能に構成されている。
また、第6の態様は、第1から第5のいずれか1つの態様に係るブラケット取付治具であって、前記金属布の縁部のうち前記両側の縁部以外の部分に当接して、前記金属布の変形を規制する変形規制ガイド部、をさらに備える。
また、第7の態様は、一直線に沿って曲げられた曲げ部分を有する一対のブラケットが、金属布の両端をなす一対の縁部のそれぞれを挟んだ状態で前記金属布に固定されたブラケット付金属布の製造方法であって、前記一対のブラケットのうちの一方を、ブラケット取付治具の一方側保持部で保持するとともに、前記一対のブラケットのうちの他方を、前記ブラケット取付治具の他方側保持部で保持する保持工程と、前記保持工程の後、前記一対のブラケットの間に、前記金属布を配置する金属布配置工程と、前記金属布配置工程の後、前記一対のブラケットのそれぞれを、前記金属布の前記一対の縁部のそれぞれを挟んだ状態で、前記金属布に取付ける取付工程とを含み、前記保持工程において、前記一方側保持部及び前記他方側保持部は、前記曲げ部分の内側面どうしを向かい合わせた状態で、且つ、前記内側面間の間隔が前記金属布の幅よりも狭い状態で、前記一対のブラケットをそれぞれ保持する。
第1の態様に係るブラケット取付治具によると、一対のブラケットの内側面間の間隔を金属布の幅よりも小さくすることで、金属布を撓ませつつ、両側の縁部を、各ブラケットにおける曲げ部分の内側面のそれぞれに接触させることができる。これによって、金属布の両側の縁部と各ブラケットとの間に隙間ができないように、金属布に各ブラケットを取付けることが容易となる。
第2の態様に係るブラケット取付治具によると、縦横の各方向に変形しやすいシート状の金属布の両側の縁部に対して、隙間ができないように一対のブラケットを取付けることが容易となる。
第3の態様に係るブラケット取付治具によると、一方側保持部を他方側保持部に接近する方向または遠ざかる方向に移動させることによって、金属布の幅の大きさに合わせて、一対のブラケットの間隔を調整できる。したがって、様々な大きさの幅を持つ金属布に容易に対応することができる。
また、第4の態様に係るブラケット取付治具によると、撓んだ状態の金属を押圧することで、金属布の各縁部を一対のブラケットの各内側面に、より確実に接触させることができる。
また、第5の態様に係るブラケット取付治具によると、金属布を横断するように押圧することで、両側の縁部を各ブラケットの内側面全体にわたって接触させることができる。
また、第6の態様に係るブラケット取付治具によると、変形規制ガイド部によって金属布の変形を抑制できるため、金属布の両側の縁部と各ブラケットとの間に隙間ができることをさらに抑制できる。
また、第7の態様に係るブラケット付金属布の製造方法によると、一対のブラケットにおける曲げ部部の内側面間の間隔を金属布の幅よりも小さくすることで、金属布を撓ませつつ、両側の縁部を各ブラケットの内側面のそれぞれに接触させることができる。これによって、金属布の両側の縁部と各ブラケットとの間に隙間ができないようにして、金属布に各ブラケットを取付けることが容易となる。
実施形態に係るブラケット付金属布を示す概略平面図である。 図1に示すA−A線に沿う位置におけるブラケット付金属布の概略断面図である。 実施形態に係るブラケット取付治具を示す平面図である。 実施形態に係るブラケット取付治具を示す側面図である。 実施形態に係るブラケット取付治具を示す平面図である。 各ブラケット保持部に保持された一対のブラケットに、金属布が挿入された状態を示す概略平面図である。 図6に示すB−B線に沿う位置における、金属布及び一対のブラケットを示す概略断面図である。 押圧部で押圧された状態の金属布を示す概略平面図である。 図8に示すC−C線に沿う位置における、金属布及び一対のブラケットを示す概略断面図である。 一対のブラケットを金属布に取付ける様子を示す概略断面図である。 ブラケット取付治具に設置された一対のブラケット及び筒状の金属布を示す図である。
以下、添付の図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、この実施形態に記載されている構成要素はあくまでも例示であり、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。また、図面においては、理解容易のため、必要に応じて各部の寸法や数が誇張または簡略化して図示されている場合がある。
<1. 実施形態>
<ブラケット付金属布1>
図1は、実施形態に係るブラケット付金属布1を示す概略平面図である。図2は、図1に示すA−A線に沿う位置におけるブラケット付金属布1の概略断面図である。ブラケット付金属布1は、金属布2と、当該金属布2の両端をなす一対の縁部21,22に取付けられた一対のブラケット4a,4bとで構成されている。
金属布2は、金属糸の織物であり、例えば銅を主成分とする金属の糸が縦方向および横方向に交差して織られることで形成された、網目構造を有する生地である。また、金属布2は、導電性および柔軟性を有する。
金属布2は、自動車を含む車両等に配索される電線を電磁的にシールドする際のシールド材として使用される。この場合、電線が配線される筐体(図示せず)、またはアース線等に電気的に接続されることによって、金属布2が接地状態とされる。ただし、金属布2の用途はこれに限定されるものではない。
本例に係る金属布2は、略矩形状であって且つシート状に形成された部材とされている。以下の説明では、金属布2の四方の外縁をなす4つの縁部のうち、1つの直線状に延びる縁部を縁部21とし、当該縁部21と相対する縁部を縁部22とする。縁部21,22は、略平行に延びる部分である。この縁部21及び縁部22(一対の縁部)に、ブラケット4a及びブラケット4bがそれぞれ取付けられている。なお、金属布2の形状は、正方形状を含む矩形状に限定されるものではない。
ブラケット4a,4bは、導電性を有しており、且つ、長手方向に沿う一直線に沿って曲がった曲げ部分41を有する板状の部材である。ブラケット4a,4bは、例えば、銅、銅合金、アルミニウム、アルミニウム合金、鉄またはステンレス等の金属の部材で構成されており、必要に応じて表面にスズ等のメッキ層が形成されている。
ブラケット4a,4bは、曲げ部分41の両端のそれぞれに連結された板状部分43,45を備えている。ブラケット4a,4bは、板状部分43,45で金属布2の縁部21または縁部22を挟むことで、金属布2に対して固定されている。ブラケット4a,4bの板状部分45は、板状部分43よりも長く延びており、板状部分45の両端部に取付部47,47がそれぞれ形成されている。ブラケット4a,4bは、取付部47,47を介して、所定の固定ポイント(金属布2がシールドする電線が配線される金属製の筐体等)に固定される。これによって、ブラケット4a,4bは、金属布2と固定ポイントとの間の電気的接続を中継する。
<ブラケット取付治具10>
次に、金属布2に一対のブラケット4a,4bを取付けるためのブラケット取付治具10について説明する。
図3は、実施形態に係るブラケット取付治具10を示す平面図である。図4は、実施形態に係るブラケット取付治具10を示す側面図である。図5は、実施形態に係るブラケット取付治具10を示す平面図である。なお、図3〜図5には、各部の位置関係を明確にするために互いに直交するX軸、Y軸及びZ軸からなるXYZ直交座標系が付されている。また、図4は、ブラケット保持部6a側から見たブラケット取付治具10を示す図である。図3は、押圧部8が閉じられた状態を示す図であり、図5は、押圧部8が開放された状態を示す図である。
ブラケット取付治具10は、全体として剛性を有する材料(金属等)で形成されている。ブラケット取付治具10は、一対のブラケット保持部6a,6b、移動台7、押圧部8、一対の変形規制ガイド部9a,9bを備える。本例では、ブラケット保持部6a、変形規制ガイド部9a,9bの各要素は、基台11上にボルト(不図示)等を介して固定されている。また、移動台7は、基台11に設けられた一対のレール部12,12上に沿って所定の方向(ここでは、Y軸方向)に移動可能に保持されている。また、ブラケット保持部6bは、移動台7上にボルト(不図示)等を介して固定されている。
ブラケット保持部6aは、一対のブラケット4a,4bのうち一方(ここでは、ブラケット4aとする。)を保持するように構成されている。ブラケット保持部6bは、一対のブラケット4a,4bのうち他方(ここでは、ブラケット4bとする。)を保持するように構成されている。ブラケット保持部6a,6bは、基台11上において、Y軸方向に距離を置いて配されている。なお、ブラケット保持部6a,6bが保持するブラケット4a,4bは、金属布2の縁部21,22を容易に挿入することができるように、金属布2を挟む2つの板状部分43,45が開放されている。換言すると、金属布2に固定される前のブラケット4a,4bの2つの板状部分43,45の成す内角が、図1及び図2に示される金属布2に固定された状態のブラケット4a,4bのものよりも大きくなっている。
ブラケット保持部6a,6bは、基台11上において、Y軸方向に距離を置いて設けられている。一方のブラケット保持部6aは、ブラケット4aの両端部のそれぞれを支持する一対の支持部61,61を備えている。一対の支持部61,61は、X軸方向に所定の間隔を隔ててそれぞれ配されている。各支持部61は、移動台7の上面(+Z側の表面)から立設されており、ブラケットの両端部が載置される載置面611と、載置面611に立設された一対の起立部613,613を有する。起立部613,613は、載置面611のY軸方向の両端部に設けられている。起立部613,613の間隔は、ブラケット4aの端部の幅と略同じ大きさとされている。載置面611に載置されたブラケット4aの一端部が、起立部613,613の間に配されることで、ブラケット4aのY軸方向の位置が決定される。ブラケット保持部6aは、一方側保持部の一例である。
ブラケット保持部6bは、ブラケット保持部6aと同様に、一対の支持部62,62を備えている。ただし、支持部62,62は、その載置面611のZ軸方向の高さが、支持部61,61の載置面611と略同じとなる状態で、基台11に立設されている。
<移動台7>
移動台7は、基台11上に設けられたY軸方向に延びる一対のレール部12,12に沿って、移動可能に構成されている。また、移動台7を基台11に対して固定する固定手段(不図示)が設けられている。このような固定手段は、移動台7に形成されたネジ溝が形成された貫通孔に螺合するボルトで構成することが考えられる。当該ボルトの先端部が基台11に押し当てられることで、移動台7を基台11に対して固定することが可能である。もちろん、固定手段はボルトに限定されるものではない。
移動台7がレール部12,12に案内されてY軸方向に移動することによって、ブラケット保持部6aが、ブラケット保持部6bに対して接近する方向及び遠ざかる方向に相対的に移動する。移動台7及びレール部12,12は、ブラケット保持部6aをブラケット保持部6bに対して相対的に移動させる移動機構の一例である。
なお、本例では、ブラケット保持部6aのみを移動させるように移動機構が構成されているが、ブラケット保持部6bについてもY軸方向に移動するように移動機構が構成されていてもよい。
<押圧部8>
押圧部8は、X軸方向に延びる長尺状の部材であって、ブラケット保持部6a,6bの間の中間位置に設けられている。押圧部8の−X側の一端部分にヒンジ部81を備えており、当該ヒンジ部81によって開閉可能に構成されている。図3に示すように、押圧部8が開状態にされることで、ブラケット保持部6a,6bに保持されたブラケット4a,4bの間に、金属布2を配置することが可能となる。
押圧部8の下面(−Z側の表面)は、後述するように、金属布2の一方主面を押圧する押圧面82として機能する。また、押圧面82とは反対側の上面(+Z側の表面)には、把持部83が形成されている。基台11の下側(−Z側)の四隅には、ローラ14が設けられており、各ローラ14が台の表面上を転がることで、ブラケット取付治具10を移動させることが可能となっている。作業者は、手で把持部83を把持することによって、ブラケット取付治具10を移動させることができる。
<変形規制ガイド部9a,9b>
変形規制ガイド部9a,9bは、金属布2の四方の縁部のうち、ブラケット4a,4bが取付けられる両側の縁部21,22を除く縁部23,24に当接することによって、金属布2の変形を規制する。
より詳細には、変形規制ガイド部9a,9bは、基台11上に固定された金属布載置台91のX軸方向の両端部に立設された、Y軸方向に延びる壁部として構成されている。ここでは、各変形規制ガイド部9a,9bは、Y軸方向の中央部に隙間をあけて、+Y側の部分と−Y側の部分とに分けて設けられている。そして、これらの隙間には、閉じられた状態の押圧部8が納めることが可能とされている。
シート上の金属布2の縁部23,24が、変形規制ガイド部9a,9bに接することで、金属布2におけるX軸方向への変形を抑制できる。このため、金属布2へのブラケット4a,4bの取付けを、さらに良好に行うことができる。
<ブラケット付金属布1の製造方法の説明>
次に、ブラケット取付治具10を用いた、ブラケット付金属布1の製造方法について、図6〜図9を参照しつつ、説明する。
図6は、各ブラケット保持部6a,6bに保持された一対のブラケット4a,4bに、金属布2が挿入された状態を示す概略平面図である。図7は、図6に示すB−B線に沿う位置における、金属布2及び一対のブラケット4a,4bを示す概略断面図である。図8は、押圧部8で押圧された状態の金属布2を示す概略平面図である。図9は、図8に示すC−C線に沿う位置における、金属布2及び一対のブラケット4a,4bを示す概略断面図である。図10は、一対のブラケット4a,4bを金属布2に取付ける様子を示す概略断面図である。なお、図7、図9及び図10では、ブラケット保持部6a,6bの図示を省略している。
まず、図6に示されるように、押圧部8が開放された状態で、ブラケット4a,4bが支持部61,61及び支持部62,62に載置される。これによって、ブラケット4a,4bが、ブラケット保持部6a,6bに保持される(保持工程)。
図7に示すように、ブラケット保持部6a,6bは、一対のブラケット4a,4bを、それぞれの互いに向かい合う面(ここでは、曲げ部分41の内側面)間の間隔L2が、金属布の幅L1(縁部21から縁部22までの長さ)よりも狭い状態となるように保持する。この状態で、各ブラケット4a,4bに金属布2の縁部21,22の板状部分43,45の間に挿入されることによって、金属布2がブラケット4a,4bの間に配置される(金属布配置工程)。
すると、ブラケット4a,4bの内側面の間隔L2が、金属布2の幅L1よりも狭いため、図7に示すように、金属布2は、幅方向(縁部21,22の対向する方向)において、Z軸方向(ここでは、Z軸方向の+Z側)に突出するように撓んだ状態で保持される。このため、金属布2の縁部21,22全体の各々が、各ブラケット4a,4bの内側面に当接し易くなっている。
さらに、図6に示すように、金属布2の四方の縁部(縁部21〜24)のうち、もう一つの両端である縁部23,24は、変形規制ガイド部9a,9bに当接する。これによって、縁部23,24の対向方向における金属布2の変形が抑制することができる。
次に、図7及び図8に示すように、押圧部8が閉じられることによって、押圧部8の押圧面82が、金属布2の一方主面に当接され、撓んだ状態の金属布2が押圧される(押圧工程)。このように押圧部8が金属布2を押圧することによって、金属布2の縁部21,22のそれぞれを、ブラケット4a,4bの曲げ部分41の内側面に押し当てることができる。したがって、金属布2の縁部21,22と、ブラケット4a、4bとの間に隙間が発生することをさらに抑制することができる。
また、図8に示すように、押圧部8は、金属布2の縁部23,24間の距離よりも大きくなっており、縁部23,24間全体を押圧することが可能に構成されている。すなわち、押圧部8は、金属布2のうち、両側の縁部21,22の間の中間部分を横断して当接することが可能とされている。これによって、両側の縁部21,22を、各ブラケット4a,4bの内側面全体にわたって接触させることができる。したがって、金属布2の縁部21,22と、ブラケット4a、4bとの間に隙間が発生することを、より一層抑制することができる。
なお、押圧部8が金属布2を横断するように押圧することは必須ではない。例えば、押圧部8が、金属布2の縁部21,22の間の中間部分のうち、一部分あるいは複数箇所を押圧するように構成されていてもよい。
以上のようにして金属布2及び一対のブラケット4a,4bがブラケット取付治具10に設置されると、金属布2の縁部21,22に対して、ブラケット4a,4bが取付けられる(取付工程)。詳細には、図10に示すように、金属布の縁部21,22を挟むブラケット4a,4bの板状部分43,45のそれぞれを、押圧部材15a,15bで押圧される。これによって、ブラケット4a,4bが縁部21,22を挟み込み、もって金属布2に固定される。
なお、一対の押圧部材15a,15bは、ブラケット保持部6a,6bに保持されたブラケット4a,4bの延びる方向(X軸方向)に延びている。板状部分43の全体を板状部分45に向けて均一に押圧するため、押圧部材15aは、板状部分43よりもX軸方向に長く形成されており、かつ、板状部分43のX軸方向の全体に当接するように配されることが好ましい。また、板状部分45についても、板状部分43よりもX軸方向に長く形成され、且つ、板状部分43に対応する位置(板状部分43とZ軸方向において重なる位置)に配されることが望ましい。
<2. 変形例>
以上、実施形態について説明してきたが、本発明は上記のようなものに限定されるものではなく、様々な変形が可能である。
例えば、上記実施形態では、シート状の金属布2の両端にブラケット4a,4bを取付けらている。しかしながら、金属布2がシート状であることは必須ではない。図11は、ブラケット取付治具10に設置された一対のブラケット4a,4b及び筒状の金属布2Aを示す図である。図11に示されるように、筒状に形成された金属布2Aの両側の縁部を、ブラケット4a,4bの板状部分43,45で挟むことで、金属布2Aにブラケット4a,4bを取付けることができる。なお、金属布2Aは、継ぎ目のない無端の環状に形成されていてもよいが、シート状の金属布の両端を揃えてブラケット4aまたは4bに挿入することで、環状に形成されていてもよい。
本例においても、ブラケット保持部6a,6bは、各ブラケット4a,4bの内側面の間隔L2を、金属布2Aの幅(筒状の金属布2Aを、膨らみを抑えた形状にしたときの両側の縁部間の幅)よりも小さくすることで、図11に示すように、金属布2Aを撓んだ状態に保持することができる。これによって、金属布2Aの各縁部を、ブラケット4a,4bの内側面に当接させることが容易となる。
また、図11に示すように、筒状の金属布2Aは、押圧部8と金属布載置台91とで挟み込むことで、金属布2Aの撓んだ部分を押圧することができる。これによって、金属布2Aの両側の縁部をブラケット4a,4bの内側面に当てることがさらに容易となる。
また、筒状の金属布2AのX軸方向の両側の縁部(開口縁部)が、変形規制ガイド部9a,9bにそれぞれ接することで、金属布2のX軸方向への変形を抑制できる。このため、金属布2Aのブラケット4a,4bの取付けを、さらに良好に行うことができる。
この発明は詳細に説明されたが、上記の説明は、すべての局面において、例示であって、この発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、この発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。また、上記各実施形態及び各変形例で説明した各構成は、相互に矛盾しない限り適宜組み合わせたり、省略したりすることができる。
1 :ブラケット付金属布
2,2A :金属布
21,22 :縁部
4a,4b :ブラケット
41 :曲げ部分
43,45 :板状部分
6a,6b :ブラケット保持部
61,62 :支持部
611 :載置面
613 :起立部
7 :移動台(移動機構)
8 :押圧部
82 :押圧面
9a,9b :変形規制ガイド部
10 :ブラケット取付治具
12 :レール部(移動機構)
15a,15b:押圧部材

Claims (7)

  1. 一直線に沿って曲げられた曲げ部分を有する一対のブラケットを、金属布の両端をなす一対の縁部のそれぞれを挟んだ状態で、前記金属布に固定する際に用いられるブラケット取付治具であって、
    前記一対のブラケットのうちの一方を保持する一方側保持部と、
    前記一対のブラケットのうちの他方を保持する他方側保持部と、
    を備え、
    前記一方側保持部及び前記他方側保持部は、前記曲げ部分の内側面どうしを向かい合わせた状態で、且つ、前記内側面間の間隔が前記金属布の幅よりも狭い状態で、前記一対のブラケットをそれぞれ保持する、ブラケット取付治具。
  2. 請求項1に記載のブラケット取付治具であって、
    前記一方側保持部及び前記他方側保持部は、シート状の金属布の両端をなす一対の縁部に取付けられる一対のブラケットを保持する、ブラケット取付治具。
  3. 請求項1または請求項2に記載のブラケット取付治具であって、
    前記一方側保持部を前記他方側保持部に対して接近する方向及び遠ざかる方向に相対的に移動させる移動機構、
    をさらに備える、ブラケット取付治具。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のブラケット取付治具であって、
    前記一方側保持部と前記他方側保持部との間の位置において、前記一対のブラケット間に撓んだ状態で保持されている前記金属布の主面を押圧する押圧部、
    をさらに備える、ブラケット取付治具。
  5. 請求項4に記載のブラケット取付治具であって、
    前記押圧部は、金属布のうち、両側の前記縁部間の中間部分を横断して当接可能に構成されている、ブラケット取付治具。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のブラケット取付治具であって、
    前記金属布の縁部のうち前記両側の縁部以外の部分に当接して、前記金属布の変形を規制する変形規制ガイド部、
    をさらに備える、ブラケット取付治具。
  7. 一直線に沿って曲げられた曲げ部分を有する一対のブラケットが、金属布の両端をなす一対の縁部のそれぞれを挟んだ状態で前記金属布に固定されたブラケット付金属布の製造方法であって、
    前記一対のブラケットのうちの一方を、ブラケット取付治具の一方側保持部で保持するとともに、前記一対のブラケットのうちの他方を、前記ブラケット取付治具の他方側保持部で保持する保持工程と、
    前記保持工程の後、前記一対のブラケットの間に、前記金属布を配置する金属布配置工程と、
    前記金属布配置工程の後、前記一対のブラケットのそれぞれを、前記金属布の前記一対の縁部のそれぞれを挟んだ状態で、前記金属布に取付ける取付工程と、
    を含み、
    前記保持工程において、前記一方側保持部及び前記他方側保持部は、前記曲げ部分の内側面どうしを向かい合わせた状態で、且つ、前記内側面間の間隔が前記金属布の幅よりも狭い状態で、前記一対のブラケットをそれぞれ保持する、ブラケット付金属布の製造方法。
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