JP2017139170A - コネクタ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構成で、多極配列の方向における嵌合の位置合わせを容易かつ円滑に行うことを可能とする。【解決手段】相手側コネクタ装置30への嵌合を行うにあたって、多極配列の方向における嵌合の位置合わせを、アライメントカバー13に設けられた第2の案内部22a,22bによる第1段階の嵌合位置合わせと、第1の案内部23a,23bによる第2段階の嵌合位置合わせとに分けて行われるように構成したものである。【選択図】図17

Description

本願の特許請求の範囲に記載された発明は、ケーブルやフレキシブル印刷配線基板(FPC)等が連結されたもとで、例えば、ソリッド印刷配線基板等の主基板に取り付けられた相手側コネクタ装置との嵌合状態におかれ、ケーブルやFPC等と相手側コネクタ装置との電気的接続を果すコネクタ装置に関する。
複数の比較的細いケーブルや比較的小型なFPC(Flexible printed circuits)を、各種の電気部品が取り付けられるソリッド印刷配線基板等の主基板に電気的に接続するにあたっては、複数のケーブルあるいはFPC等が連結されるケーブル側コネクタ装置とされる第1のコネクタ装置と、主基板に取り付けられて主基板との電気的接続がなされ、第1のコネクタ装置との嵌合状態におかれる基板側コネクタ装置とされる第2のコネクタ装置と、が用いられることが多い。第1のコネクタ装置からみると、第2のコネクタ装置は第1のコネクタ装置にとっての相手側コネクタ装置となり、第2のコネクタ装置からみると、第1のコネクタ装置は第2のコネクタ装置にとっての相手側コネクタ装置となる。
斯かる場合、第1のコネクタ装置は、例えば、第2のコネクタ装置との嵌合部を形成する嵌合凸部が設けられる絶縁ハウジングを備え、その嵌合凸部に、複数のケーブル等との電気的接続がなされる複数の導電コンタクトの部分が配列配置される、プラグコネクタを成すものとされる。そして、第1のコネクタ装置は、通常、外部からの電磁波ノイズ対策のため絶縁ハウジングを部分的に覆う金属板材製の導電性シェルや導電性カバーを備えていることが多い。また、第1のコネクタ装置の相手側コネクタ装置となる第2のコネクタ装置は、例えば、第1のコネクタ装置との嵌合部を形成して第1のコネクタ装置の絶縁ハウジングに設けられた嵌合凸部に嵌合する嵌合凹部が設けられる絶縁ハウジングを備え、その嵌合凹部に、各々の一端部が端子部とされて主基板に電気的に接続される複数の導電コンタクトの部分が配列配置される、リセプタクルコネクタを成すものとされる。そして、第2のコネクタ装置も、通常、外部からの電磁波ノイズ対策のため絶縁ハウジングを部分的に覆う金属板材製の導電性シェルや導電性カバーを備えていることが多い。このようなもとで、第1のコネクタ装置の絶縁ハウジングに設けられた嵌合凸部が第2のコネクタ装置の絶縁ハウジングに設けられた嵌合凹部との嵌合状態におかれるとき、第1のコネクタ装置における複数の導電コンタクトが、第2のコネクタ装置における複数の導電コンタクトに夫々接触接続される。
上述のようなケーブル側コネクタ装置とされる第1のコネクタ装置及び基板側コネクタ装置とされる第2のコネクタ装置にあっては、例えば、第2のコネクタ装置が主基板に取り付けられたもとで、複数のケーブルあるいはFPCが連結された第1のコネクタ装置の絶縁ハウジングに設けられた嵌合凸部が、第2のコネクタ装置の絶縁ハウジングに設けられた嵌合凹部との嵌合状態におかれるにあたり、第2のコネクタ装置が取り付けられる主基板上において、高さ方向(主基板の基板面に直交する方向)における全体の寸法ができるだけ小とされることが、主基板の周囲スペースの低減化を図る観点から要望される。このような要望に応えるには、リセプタクルコネクタを成す第2のコネクタ装置が、その絶縁ハウジングに設けられた嵌合凹部が主基板の基板面に平行となる方向に開口するものとして、主基板に取り付けられるものとされ、プラグコネクタを成す第1のコネクタ装置が、主基板の基板面に沿って移動せしめられて、その絶縁ハウジングに設けられた嵌合凸部を第2のコネクタ装置の絶縁ハウジングに設けられた嵌合凹部に嵌合させるものとされる。
斯かる際、プラグコネクタを成す第1のコネクタ装置が備える嵌合凸部を、主基板に取り付けられたリセプタクルコネクタを成す第2のコネクタ装置が備える嵌合凹部に嵌合させるにあたっては、嵌合凸部を、嵌合凹部に対して適正な位置と向きとをもって対向させた後、適正な方向に移動させて、嵌合凹部との嵌合状態におくことが必要とされる。そのため、プラグコネクタを成す第1のコネクタ装置に、その嵌合凸部を越えて外方に突出する案内嵌合部を設けるとともに、リセプタクルコネクタを成す第2のコネクタ装置に、第1のコネクタ装置に設けられた案内嵌合部を受け入れる嵌合孔部を設けて、第1のコネクタ装置が備える嵌合凸部を第2のコネクタ装置が備える嵌合凹部に嵌合させる際には、嵌合凸部の嵌合凹部との嵌合に先立って、案内嵌合部を嵌合孔部に嵌合させ、それにより、嵌合凸部の嵌合凹部に対向する位置と向きとを決めるとともに、嵌合凹部に対する移動方向を決めて、嵌合凸部を、嵌合凹部に対する適正な位置と向きと移動方向とをもって、嵌合凹部に嵌合するものとなす方策が従来提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
上述の特許文献1に記載されている従来提案されている方策がとられる場合には、プラグコネクタを成す第1のコネクタ装置(プラグ20)に、絶縁ハウジング(ケーブル側ハウジング21)に設けられた複数の保護
片(34)を形成するとともに複数の接触部(24)が配列配置された嵌合凸部に加えて、その嵌合凸部を挟む位置において嵌合凸部を越えて外方に突出する一対の案内嵌合部(嵌合腕30)が設けられ、一方、リセプタクルコネクタを成す第2のコネクタ装置(リセプタクル70)の絶縁ハウジング(基板側ハウジング71)に、第1のコネクタ装置の嵌合凸部が嵌合する嵌合凹部(嵌入溝80)が設けられるとともに、その嵌合凹部を挟む位置に第1のコネクタ装置の一対の案内嵌合部が夫々嵌合する一対の嵌合孔部(嵌合孔79)が設けられる。そして、第1のコネクタ装置が備える嵌合凸部を第2のコネクタ装置が備える嵌合凹部に係合させるにあたっては、先ず、第1のコネクタ装置に設けられた一対の案内嵌合部を第2のコネクタ装置に設けられた一対の嵌合孔部に夫々嵌合させ、第1のコネクタ装置が第2のコネクタ装置に対して案内嵌合部と嵌合孔部とによる案内を受けるようにしたもとで、第1のコネクタ装置が備える嵌合凸部を第2のコネクタ装置が備える嵌合凹部との嵌合状態をとるものとなす。
なお、各々の接触子が相互当接するものとされる一対のコネクタ装置(第1及び第2のコネクタ装置)であって、第1のコネクタ装置の接触子を第2のコネクタ装置の接触子に当接させるにあたり、第1のコネクタ装置に設けられた突出案内部(案内嵌合部)を第2のコネクタ装置に設けられた没入案内部(嵌合孔部)に嵌合させるようにしたものも従来提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
斯かる特許文献2に記載されたような一対のコネクタ装置にあっても、第1のコネクタ装置の接触子の第2のコネクタ装置の接触子との当接に先立って、第1のコネクタ装置に設けられた案内嵌合部を成す突出案内部が第2のコネクタ装置に設けられた嵌合孔部を成す没入案内部に嵌合せしめられることにより、第1のコネクタ装置の第2のコネクタ装置に対する位置と向きと移動方向とが決められる。
特開2002−93528号公報(第3〜5頁、図1) 特開2001−223057号公報(第3〜4頁、図1,2及び4)
上述の従来のコネクタ装置にあっては、第1のコネクタ装置が備える嵌合凸部の第2のコネクタ装置が備える嵌合凹部との嵌合、あるいは、第1のコネクタ装置の接触子の、第2のコネクタ装置の接触子との当接は、第1のコネクタ装置に設けられた案内嵌合部が第2のコネクタ装置に設けられた嵌合孔部に嵌合せしめられて、第1のコネクタ装置が第2のコネクタ装置に対して案内嵌合部と嵌合孔部とによる案内を受け、それにより、第2のコネクタ装置に対する位置と向きと移動方向とが定められたもとで行われる。このように、第1のコネクタ装置に設けられた案内嵌合部が第2のコネクタ装置に設けられた嵌合孔部に嵌合せしめられた後においては、第1のコネクタ装置が備える嵌合凸部の第2のコネクタ装置が備える嵌合凹部との嵌合、あるいは、第1のコネクタ装置の接触子の第2のコネクタ装置の接触子との当接が、適正かつ円滑に行われることが期待されるが、第1のコネクタ装置に設けられた案内嵌合部の第2のコネクタ装置に設けられた嵌合孔部との嵌合については、第1のコネクタ装置が第2のコネクタ装置に対する何らの案内も受けないもとで行われることになるので、その円滑な達成は保証されない。
即ち、前述の従来のコネクタ装置にあっては、第1のコネクタ装置に設けられた案内嵌合部を第2のコネクタ装置に設けられた嵌合孔部に嵌合させることにより、第1のコネクタ装置が備える嵌合凸部の第2のコネクタ装置が備える嵌合凹部との嵌合、あるいは、第1のコネクタ装置の接触子の第2のコネクタ装置の接触子との当接が、適正かつ円滑に行われるようになす状態を得ることが意図されているのであるが、斯かる状態を容易かつ円滑に得ることが困難とされているのである。
斯かる点に鑑み、本願の特許請求の範囲に記載された発明は、絶縁ハウジングに設けられて複数の導電コンタクトにおける接触部分(電極部)が配列配置される嵌合凸部を、相手側コネクタ装置に設けられた嵌合凹部に嵌合させて、複数の導電コンタクトにおける接触部分を相手側コネクタ装置に配された導電コンタクトに接触接続させるにあたり、絶縁ハウジングに設けられた嵌合凸部の相手側コネクタ装置に設けられた嵌合凹部との嵌合が適正かつ円滑に行われるようになす状態を、容易かつ円滑に得ることができることになるコネクタ装置を提供する。
本願の特許請求の範囲における請求項1に記載された発明に係るコネクタ装置は、相手側コネクタ装置に設けられた第1の嵌合部との嵌合状態におかれる第2の嵌合部が設けられた絶縁性の絶縁ハウジングと、前記第2の嵌合部に多極配列に配置される電気的接触部分を有して前記絶縁ハウジングに配され、前記第2の嵌合部が前記第1の嵌合部との嵌合状態におかれるとき、前記相手側コネクタ装置に配された導電性の複数の第1の導電コンタクトに接触接続される導電性の複数の第2の導電コンタクトと、前記第2の嵌合部が前記第1の嵌合部との嵌合状態におかれるとき、前記第1の嵌合部の前記多極配列の方向における両側部分に配置された第1の嵌合案内部材に接触する第2の嵌合案内部材と、前記絶縁ハウジングの少なくとも一部を覆って装着され、前記第2の嵌合部の前記第1の嵌合部との嵌合にあたり、前記多極配列の方向における両端部分が、前記相手側コネクタ装置の前記多極配列の方向における両端部に夫々当接されることで、前記絶縁ハウジングの位置,向き及び移動方向を規制するアライメントカバーと、を備え、前記アライメントカバーが、前記両端部分の夫々に、前記相手側コネクタ装置の両端部に所定の間隔をおいて対向する第1の案内部と、該第1の案内部から前記相手側コネクタ装置との嵌合方向となる前記第2の嵌合部側に離隔した第2の案内部とが、前記第2の嵌合部の前記第1の嵌合部との嵌合にあたって前記相手側コネクタ装置における前記両端部に夫々当接するものとして設けられたものであって、前記第2の案内部は、前記第2の嵌合部の前記第1の嵌合部との嵌合にあたって、前記相手側コネクタ装置の前記両端部に当接することによって、前記多極配列方向における第1段階の嵌合位置合わせを行う構成になされているとともに、前記第1の案内部は、前記第2の嵌合部の前記第1の嵌合部との嵌合にあたって、前記第1の嵌合案内部材に前記第2の嵌合案内部材が接触する前の段階において、前記相手側コネクタ装置の両端部に当接することで、前記多極配列方向における第2段階の嵌合位置合わせを行う構成になされている。
このような構成によれば、両コネクタ同士の嵌合が行われるにあたって、導電コンタクトの多極配列の方向における嵌合の位置合わせが、アライメントカバーに設けられた第2の案内部による第1段階の嵌合位置合わせと、第1の案内部による第2段階の嵌合位置合わせとに分けて行われる。
また、請求項2記載の発明は、前記相手側コネクタ装置の前記両端部に対して、前記第1の案内部が、前記多極配列の方向及び前記嵌合方向の双方に直交する高さ方向に係合する構成になされている。
このような構成によれば、相手側コネクタ装置に対して第1の案内部が高さ方向に保持されることから、アライメントカバーの全体が高さ方向に良好に保持される。
さらに、請求項3記載の発明は、前記第2の案内部における前記相手側コネクタ装置の前記両端部に対する当接部位が、前記第1の案内部 における前記相手側コネクタ装置に対する前記両端部との当接部位に対して、前記多極配列方向において離間した位置に設定されている。
このような構成によれば、嵌合の位置合わせに必要な構成が簡易化される。
さらにまた、請求項4記載の発明は、前記第1及び第2の案内部が、前記絶縁ハウジングの外面に沿って広がる部分から屈曲して伸びるものとされる。
また、請求項5記載の発明は、前記第2の嵌合部の前記第1の嵌合部との嵌合にあたり、前記第2の案内部が、前記相手側コネクタ装置の前記両端部に設けられた係合部に係合して前記絶縁ハウジングについての案内を行う構成と、前記第1の案内部が、前記係合部に係合する構成と、を備えていることを特徴とする請求項1記載のコネクタ装置である。
さらに、請求項6記載の発明は、前記第1の案内部は、前記第2の嵌合部の前記第1の嵌合部との嵌合方向に対して傾斜する傾斜面と、前記多極配列の方向と前記嵌合方向の両方に直交する高さ方向に対して傾斜する傾斜面とを有する構成になされている。
このような構成によれば、多極配列の方向における嵌合の位置合わせが行われる際に、多極配列の方向に直交する高さ方向の位置合わせも同時に行われる。
さらに、請求項7記載の発明は、前記相手側コネクタ装置との嵌合状態を保持するバー状のロック部材が設けられたものであって、前記アライメントカバーには、前記ロック部材が係合されるロック係止部が設けられた構成を有している。
このような構成によれば、バー状のロック部材を備えたコネクタにおいても同様な作用・効果を奏する。
さらにまた、請求項8記載の発明は、前記第1の案内部が、金属材からなるとともに、
前記相手コネクタ装置が、金属材からなる導電性シェルを備え、前記相手コネクタ装置の一部であって前記第1の案内部と係合する部分が、前記導電性シェルの一部により構成されている。
このような構成によれば、相手側コネクタ装置との嵌合時に、第1の案内部が、相手コネクタ装置の導電性シェルの一部に対して、金属同士の接触として係合されるため、嵌合時における強度が高められる。
以上のように本発明は、相手側コネクタ装置に設けられた第1の嵌合部に絶縁ハウジングに設けられた第2の嵌合部が嵌合する際に、絶縁ハウジングに装着されるアライメントカバーによって、第2の嵌合部の第1の嵌合部との嵌合に先立って、絶縁ハウジングの位置,向き及び移動方向が規制され、それにより、相手側コネクタ装置に設けられた第1の嵌合部に対する絶縁ハウジングに設けられた第2の嵌合部の位置,向き及び移動方向が定められたもとで、第2の嵌合部が第1の嵌合部に嵌合する状態がとられ、複数の導電コンタクトにおける接触部分が配列配置される第1の嵌合部を、絶縁ハウジングに設けられた第2の嵌合部に嵌合させて、複数の導電コンタクトにおける電気的接触部分を相手側コネクタ装置に配された導電コンタクトに接触接続させるにあたって、絶縁ハウジングに設けられた第2の嵌合部の相手側コネクタ装置に設けられた第1の嵌合部との嵌合が適正かつ円滑に行われるようになす状態を、容易かつ円滑に得ることができる。
本発明の一実施形態に係るコネクタ装置(プラグコネクタ装置)に複数のケーブルが連結された状態を前方側の上方から表した外観斜視説明図である。 図1に表した本発明の一実施形態に係るコネクタ装置(プラグコネクタ装置)を前方側の下方側を上にして表した外観斜視説明図である。 図1及び図2に示されたコネクタ装置(プラグコネクタ装置)の平面説明図である。 図1〜図3に示されたコネクタ装置(プラグコネクタ装置)の正面説明図である。 図1〜図4に示されたコネクタ装置(プラグコネクタ装置)の側面説明図である。 図1〜図5に示されたコネクタ装置(プラグコネクタ装置)からアライメントカバーを取り外したコネクタ本体部に複数のケーブルが連結された状態を前方側の上方から表した外観斜視説明図である。 図1〜図5に示されたコネクタ装置(プラグコネクタ装置)に取り付けられるアライメントカバーの単体を前方側の上方から表した外観斜視説明図である。 図7に示されたアライメントカバーの平面説明図である。 図7及び図8に示されたアライメントカバーの正面説明図である。 図7〜図9に示されたアライメントカバーの側面説明図である。 本発明の一実施形態に係るコネクタ装置(プラグコネクタ装置)に対する相手側コネクタ装置の一例をなす基板側コネクタ装置(リセプタクルコネクタ装置)を後方側の上方から表した外観斜視説明図である。 図11に示された基板側コネクタ装置の平面説明図である。 図11及び図12に示された基板側コネクタ装置の背面説明図である。 図11〜図13に示された基板側コネクタ装置の側面説明図である。 図1〜図5に示されたコネクタ装置が、図11〜図14に示された基板側コネクタ装置(リセプタクルコネクタ装置)に対して嵌合を開始して、コネクタ装置(プラグコネクタ装置)における一方側の係合案内部が基板側コネクタ装置における一方側の係合部に接触した状態を表したものであって、コネクタ装置(プラグコネクタ装置)に設けられた導電性シェルの両側部分を一部破断して表した平面説明図である。 図15の状態からコネクタ装置が基板側コネクタ装置側に押し込まれて、コネクタ装置における一方側の第2の案内部が基板側コネクタ装置における一方側の係合部に乗り上げるように当接した状態を表した平面説明図である。 図16の状態からコネクタ装置が基板側コネクタ装置側にさらに押し込まれることで、コネクタ装置における一方側の第1の案内部が基板側コネクタ装置における一方側の係合部に接触した状態を表した平面説明図である。 図17の状態からコネクタ装置が基板側コネクタ装置側にさらに押し込まれることによって、コネクタ装置における一方側の第1の案内部が、基板側コネクタ装置における一方側の係合部に乗り上げるように当接した後に、コネクタ装置における他方側の第2の嵌合案内部材が、基板側コネクタ装置における他方側の第1の嵌合案内部材(弾性片部)に接触した状態を表した平面説明図である。 図18の状態からコネクタ装置が基板側コネクタ装置側にさらに押し込まれることにより、コネクタ装置における他方側の第2の嵌合案内部材が、基板側コネクタ装置における第1の嵌合案内部材(弾性片部)に沿って移動した状態を表した平面説明図である。 図19の状態からコネクタ装置が基板側コネクタ装置側にさらに押し込まれることによって、コネクタ装置が基板側コネクタ装置との係合を完了した状態を表した平面説明図である。 図20の状態から嵌合保持部材(ロックバー)が嵌合作用位置まで回動された状態を表した平面説明図である。 図20における XXII−XXII 線に沿った断面説明図である。
以下、本願発明を実施するための形態を図面に基づいて詳細に説明する。
[プラグコネクタについて]
図1及び図2は、本願発明に係るコネクタ装置の一例を、それに連結された複数のケーブルと共に示す。図1及び図2において、本願発明に係るコネクタ装置の一例を成すコネクタ装置(プラグコネクタ装置)11は、コネクタ本体部12と、それに取り付けられたアライメントカバー13とを含んで構成されている。このコネクタ装置11は、コネクタ本体部12に例えば、複数の同軸ケーブル14が電気的に連結されたもとで、例えば、ソリッド印刷配線基板とされる基板にそれに設けられた電気回路構成部との電気的接続がなされて取り付けられた、基板側コネクタ装置とされる相手側コネクタ装置に嵌合する、ケーブル側コネクタ装置として用いられる。
コネクタ本体部12は、図3及び図4に示されるように、合成樹脂等の絶縁材料によって形成された絶縁ハウジング15、外部からの電磁波ノイズ対策のため絶縁ハウジング15の外面部を部分的に覆うものとされた、例えば、各々が弾性を有した金属板材料が屈曲されて成る導電性シェル16を備えている。
絶縁ハウジング15には、後述する相手側コネクタ装置(リセプタクルコネクタ装置)30に設けられた嵌合凹部33との嵌合状態におかれる、絶縁ハウジング15の長手方向(図1及び図2に示す矢印Lにより示される方向であって、以下、単にL方向という。)に伸びる嵌合凸部17が設けられている。また、絶縁ハウジング15には、図6に示すように各々が、例えば、弾性を有した金属材料が屈曲されて形成された複数の導電コンタクト18が、夫々の接触部分(電極部)が嵌合凸部17にL方向に沿って多極状に配列配置されている。従って、L方向は、嵌合凸部17に配列配置された複数の導電コンタクト18の接触部分(電極部)の多極配列方向でもある。
複数の導電コンタクト18の夫々における嵌合凸部17に配列配置された接触部分(電極部)は、嵌合凸部17が相手側コネクタ装置30に設けられた嵌合凹部33との嵌合状態におかれるとき、その相手側コネクタ装置30に配されて基板との電気的接続がなされた複数の導電コンタクト34のうちの対応するものに接触接続され、それにより、複数の導電コンタクト18が相手側コネクタ装置30における複数の導電コンタクト34に夫々接続されることになる。また、複数の導電コンタクト18の夫々には、複数の同軸ケーブル14のうちの対応するものの信号導体が接続される。複数の同軸ケーブル14の夫々は、その信号導体が導電コンタクト18に接続されるとともに、その接地導体が導電性シェル16に接触接続されて、コネクタ本体部12に電気的に連結される。
導電性シェル16は、絶縁ハウジング15の図1において上側となる外面(以下、上面という)を部分的に覆うものとされた上面側半体と、絶縁ハウジング15の図1において下側となる外面(以下、底面という)を部分的に覆うものとされた底面側半体とが、各々のL方向(多極配列方向)の両端部において相互連結されて構成されている。即ち、導電性シェル16のL方向(多極配列方向)における端部16a及び16bは,上面側半体と底面側半体とが相互係合する部分とされているのである。
そして、導電性シェル16の上面側半体には、導電性シェル16の端部16aを形成する一端部の近傍に、絶縁ハウジング15の嵌合凸部17が相手側コネクタ装置30に設けられた嵌合凹部33との嵌合状態におかれるとき、相手側コネクタ装置30の導電性シェル32に設けられた係合孔36aに係合する係合突起16cが設けられ、また、導電性シェル16の端部16bを形成する他端部の近傍に、絶縁ハウジング15の嵌合凸部17が相手側コネクタ装置30に設けられた嵌合凹部33との嵌合状態におかれるとき、相手側コネクタ装置30の導電性シェル32に設けられた係合孔36bに係合する係合突起16dが設けられている。係合突起16c及び16dの夫々は、導電性シェル16の上面側半体の一部に形成されていて、相手側コネクタ装置30の導電性シェル32に設けられた係合孔36a,36bとの係合、及びその係合孔36a,36bからの離脱を、導電性シェル32の係合孔36a,36bが形成された周辺部の弾性変形を伴って行う。
特に図7〜図10に示されているように、アライメントカバー13は、例えば、弾性を有した金属板材料が屈曲されて形成されて、コネクタ本体部12における導電性シェル16に、その上面側半体の外面を部分的に覆って装着されるものとされる。そして、そのアライメントカバー13は、図1に示されるように、導電性シェル16に装着されたとき当該導電性シェル16の上面側半体を一部分を残して全面的に覆う平板状部20を有しており、導電性シェル16に装着されたとき平板状部20のL方向における両端部となる一対の端部の一方に、平板状部20、つまり導電性シェル16の外面に沿って広がる部分から後述する第2の嵌合案内部材25Aの端面部25aに近付く方向に屈曲して伸びる係合部21aと、二体の案内部としての第2の案内部22a及び第1の案内部23aとが設けられている。
また、上述の一対の端部の他方には、平板状部20、つまり導電性シェル16の外面に沿って広がる部分から後述する第2の嵌合案内部材25Bの端面部25bに近付く方向に屈曲して伸びる係合部21bと、二体の案内部としての第2の案内部22b及び第1の案内部23bとが設けられている。なお、導電性シェル16を用いない場合における係合部21a,21b並びに第2の案内部22a,22b及び第1の案内部23a,23bは、絶縁ハウジングの外面に沿って広がる部分から後述する第2の嵌合案内部材25A及び25Bの各端面部25a及び25bに近付く方向に屈曲して伸びる構成になされる。
このときの第2の案内部22bは、上述した平板状部20の屈曲部分における嵌合方向の前方側、すなわち上述したL方向(多極配列方向)に直交するS方向(矢印Sにより示される方向)において絶縁ハウジング15の嵌合凸部17の先端側に配置されている。また、その第2の案内部22bの嵌合方向の後方側、すなわち上述したL方向に直交するS方向(矢印Sにより示される方向)において絶縁ハウジング15の嵌合凸部17の先端から離れる側に、第1の案内部23bが設けられている。さらに、第2の案内部22bの前端部分、すなわち第1の案内部23b側とは反対側の端部分は、L方向の外方に向かって屈曲されて傾斜面を成す係合案内部24bに形成されており、同様に、第2の案内部22aの前端部分、すなわち第1の案内部23a側とは反対側の端部分は、L方向の外方に屈曲されて傾斜面を成す係合案内部24aに形成されている。
また、第1の案内部23a及び23bは、上述した平板状部20の屈曲部分を、アライメントカバー13が導電性シェル16に装着されたときL方向(多極配列方向)となる方向の内方側(コネクタ内方側)に向かって突出させた形状になされている。より具体的には、上述した平板状部20の屈曲部分における下端縁を含む下半部分をコネクタ内方に張り出させたものであって、L方向に見たときの傾斜面、すなわち絶縁ハウジング15の嵌合凸部17が相手側コネクタ装置30に設けられた嵌合凹部33に対して嵌合される方向に対して傾斜する傾斜面が、当該第1の案内部23a及び23bの前端面及び後端面を形成するように設けられている。さらに、この第1の案内部23a及び23bには、S方向に見たときの傾斜面、すなわち上述した多極配列の方向及び嵌合方向(S方向)の両方に直交する上下方向に対して傾斜する傾斜面が設けられている。
このように、第1の案内部23a,23bが、第2の嵌合部(プラグ嵌合凸部17)の第1の嵌合部33との嵌合方向に対して傾斜する傾斜面と、多極配列の方向と嵌合方向の両方に直交する高さ方向に対して傾斜する傾斜面とを有する構成になされていれば、多極配列の方向における嵌合の位置合わせが行われる際に、多極配列の方向に直交する高さ方向の位置合わせも同時に行われる。
そして、第1の案内部23aは、アライメントカバー13が導電性シェル16に装着されたときL方向(多極配列方向)となる方向において第2の案内部22aより内方に突出するものとされており、同様に、第1の案内部23bは、導電性シェル16に装着されたときL方向となる方向において第2の案内部22bより内方に突出するものとされている。
そして、上述したアライメントカバー13は、コネクタ本体部12における導電性シェル16に、その平面状部20が導電性シェル16の上面側半体の外面を僅かな部分を残して略全面的に覆い、その係合部21a及び21bが導電性シェル16の両端部16a及び16bに夫々係合する状態をもって、装着されている。このような、アライメントカバー13の導電性シェル16への装着にあたっては、アライメントカバー13が導電性シェル16に半田付けされて固定されるようにされてもよい。
このようにアライメントカバー13が導電性シェル16に装着されることによって、図1及び図2に示されるコネクタ装置(プラグコネクタ)11が得られる。そのコネクタ装置11にあっては、アライメントカバー13の平面状部20が、導電性シェル16の上面側半体からL方向(多極配列方向)に直交するS方向(矢印Sにより示される方向)において絶縁ハウジング15の嵌合凸部17側に張り出しており、嵌合凸部17の上面を、それとの間に所定の間隔をおいて覆っている。また、アライメントカバー13の平面状部20は、導電性シェル16の上面側半体からL方向において導電性シェル16の端部16a側及び端部16b側にも張り出している。
それにより、図2に示されるように、アライメントカバー13に設けられた平板状部20の屈曲部分が、絶縁ハウジング15のL方向(多極配列方向)における一端部分に設けられた第2の嵌合案内部材25Bの端面部25bに対して所定の間隔をおいて対向するものとされるとともに、アライメントカバー13に設けられた第2の案内部22bが、第1の案内部23bから絶縁ハウジング15の嵌合凸部17の先端側(嵌合方向の前方側)に離隔したものとされ、同様に、アライメントカバー13に設けられた第2の案内部22aが、第1の案内部23aから絶縁ハウジング15の嵌合凸部17の先端側(嵌合方向の前方側)に離隔したものとされる。
なお、図1及び図2に示される例にあっては、絶縁ハウジング15の両端部分に設けられた第2の嵌合案内部材25A及び25Bの各端面部25a及び25bの夫々は、その外面が導電性シェル16によって覆われていないが、その外面が導電性シェル16の一部によって覆われるようにされてもよい。
[嵌合保持部材について]
一方、コネクタ装置(プラグコネクタ装置)11が相手側コネクタ装置(リセプタクルコネクタ装置)30に嵌合された嵌合状態は、コネクタ装置11に設けられた嵌合保持部材(ロックバー)26によって維持される構成が採用されている。また、相手側コネクタ装置30に嵌合したそのコネクタ装置11を相手側コネクタ装置から抜去するにあっては、嵌合保持部材26を開放させる操作が行われることによって、両コネクタ装置11,30同士が抜去可能な状態になされる。
すなわち、上述した嵌合保持部材(ロックバー)26は、コネクタ装置(プラグコネクタ)11の導電性シェル16の端部16aに回動可能に取り付けられた構成になされており、当該嵌合保持部材15のコネクタ長手方向両端部分に設けられた回動軸部26a,26bが、導電性シェル16の端部16a,16bに設けられた軸受け部26c,26dに回動可能に挿入されている。この嵌合保持部材15に設けられた一対の回動軸部26a,26bは、軸受け部26c,26dに設けられたバネ規制部材26e,26fの付勢力が付与されており、それによって「嵌合開放位置」及び「嵌合作用位置」に回動軸部26a,26bが保持される構成になされている。
また、上述した回動軸部26a,26bにおけるコネクタ長手方向の外端部分からは、連結腕部26g,26hが、回動半径方向にほぼ沿うようにして延出しており、その連結腕部26g,26hの延出端部分である回動側の先端部分どうしが、コネクタ長手方向に沿って略直線状に延在する回動操作部26iにより一体的に連結されている。そして、その回動操作部26iの一部を作業者が把持して適宜の回動力を付与することによって、前記嵌合回動アーム26の全体が、例えば、図6に示す「嵌合開放位置」と、図1に示す「嵌合作用位置」との間で回動されるようになっている。
このように、コネクタ装置(プラグコネクタ)11が相手側コネクタ装置30に嵌合された状態において、嵌合保持部材(ロックバー)26を「嵌合開放位置」から「嵌合作用位置」まで回動させれば、当該嵌合保持部材26の連結腕部26g,26hが、アライメントカバー13におけるL方向(多極配列方向)の両端部に設けられたバーロック部27a,27bに対して下方側から当接し、それによってコネクタ装置11の嵌合凸部17が基板側コネクタ装置30の嵌合凹部33に嵌合された状態が保持されるようになっている。
このときのバーロック部27a,27bは、上述したアライメントカバー13の第1の案内部23a,23bの後方側、すなわち上述したL方向(多極配列方向)に直交するS方向(矢印Sにより示される方向)において絶縁ハウジング15の嵌合凸部17から離れる側に配置されており、アライメントカバー13を前方側、すなわち前記L’方向に直交するS方向(矢印Sにより示される方向)において絶縁ハウジング15の嵌合凸部17側からS方向に見たときの断面形状が、L方向の外方側(コネクタ外方側)に突出する略三角形状をなしている。そして、嵌合保持部材26を「嵌合開放位置」から「嵌合作用位置」に向かって回動させる際に、当該嵌合保持部材15の連結腕部26g,26hが、自身の弾性力によって上述したバーロック部27a,27bの突出頂部を上方側から下方に向かって乗り越えるようにして移動していき、上述したバーロック部27a,27bの下方に夫々落ち込むようにして「嵌合作用位置」に至ることで、嵌合保持部材(ロックバー)26の保持が行われるようになっている。
[リセプタクルコネクタについて]
図11〜図14には、コネクタ装置(プラグコネクタ装置)11に対する相手側コネクタ装置の一例を成す基板側コネクタ装置(リセプタクルコネクタ装置)30が示されている。
図11〜図14において、基板側コネクタ装置(リセプタクルコネクタ装置)30は、例えば、ソリッド印刷配線基板とされる基板にそれに設けられた電気回路構成部との電気的接続がなされて取り付けられた状態のもとで、コネクタ装置11が嵌合するものとされている。そして、基板側コネクタ装置30は、合成樹脂等の絶縁材料によって形成された絶縁ハウジング31、及び、外部からの電磁波ノイズ対策のため絶縁ハウジング31の外面部の殆どを覆うものとされた、例えば、弾性を有した金属板材料が屈曲されて成る導電性シェル32を備えている。
絶縁ハウジング31及び導電性シェル32には、コネクタ装置(プラグコネクタ装置)11に設けられた嵌合凸部17との嵌合状態におかれる、絶縁ハウジング31の長手方向(図11の矢印L’により示される方向であって、以下、単にL’方向という。)に伸びる第1の嵌合部となる嵌合凹部33が設けられている。また、絶縁ハウジング31には、各々が、例えば、弾性を有した金属材料が屈曲されて形成された複数の導電コンタクト34が、L’方向に沿って配列配置されるものとされて配されている。そして、複数の導電コンタクト34の夫々における絶縁ハウジング31からその外方に突出する一端は、基板側コネクタ装置30が取り付けられる基板に設けられた配線パターン部に接続される接続端子を形成している。また、複数の導電コンタクト34の夫々における他端側の部分は、嵌合凹部33内に配され、コネクタ装置11の嵌合凸部17が嵌合凹部33との嵌合状態におかれるとき、コネクタ装置11に配された複数の導電コンタクト18の接触部分のうちの対応するものが接触接続されるものとされる。
導電性シェル32にあっては、L’方向における両端部を構成している端部35a及び35bに、コネクタ装置11の絶縁ハウジング15に設けられた嵌合凸部17が絶縁ハウジング31及び導電性シェル32にて構成された嵌合凹部33との嵌合状態におかれるとき、コネクタ装置11の導電性シェル16に設けられた係合突起16c及び16dが夫々係合することになる、係合孔36a及び36bが夫々設けられている。
また、導電性シェル32における端部35aには、コネクタ装置11の絶縁ハウジング15に設けられた嵌合凸部17が絶縁ハウジング31及び導電性シェル32にて構成された嵌合凹部33との嵌合状態におかれるにあたり、コネクタ装置11のアライメントカバー13に設けられた第2の案内部22a及び第1の案内部23aが当接した状態で係合することになる両端部の一方としての係合部38aが設けられている。同様に、導電性シェル32における端部35bには、コネクタ装置11の絶縁ハウジング15に設けられた嵌合凸部17が絶縁ハウジング31及び導電性シェル32にて構成された嵌合凹部33との嵌合状態におかれるにあたり、コネクタ装置11のアライメントカバー13に設けられた第2の案内部22b及び第1の案内部23bが当接した状態で係合することになる両端部の一方としての係合部38bが設けられている。
さらに、上述した係合部38aの後方側、すなわち図11における前記L’方向に直交するS方向(矢印Sにより示される方向)において導電コンタクト34の接続端子が配列配置されている側には、係合部37aが設けられている。その係合部37aは、L’方向において係合部38aより外方に突出するものとされている。同様に、係合部38bの前方側、すなわち前記L’方向に直交するS方向(矢印Sにより示される方向)において導電コンタクト34の接続端子が配列配置されている側には、係合部37bが設けられている。その係合部37bは、L’方向において係合部38bより外方に突出するものとされている。
このように導電性シェル32に設けられた係合部37aは、前述したコネクタ装置(プラグコネクタ装置)11のアライメントカバー13に設けられた第1の案内部23aに対応して設けられたものであって、コネクタ装置11が基板側コネクタ装置(リセプタクルコネクタ装置)30に嵌合された状態において、図22に示されるようにアライメントカバー13の第1の案内部23aが、基板側コネクタ装置30の導電性シェル32に設けられた係合部37aの下方に位置するように配置され、前述した多極配列の方向及び嵌合方向の双方に直交する高さ方向に係合される構成になされている。そして、コネクタ装置11が基板側コネクタ装置30に嵌合された状態において、アライメントカバー13が、多極配列の方向及び嵌合方向の双方に直交する高さ方向の上方に向かって持ち上げられようとした場合、例えば、コネクタ装置11の嵌合保持部材(ロックバー)26が「嵌合作用位置」まで回動されている状態から上方に持ち上げられる場合には、アライメントカバー13の第1の案内部23aが、基板側コネクタ装置30の導電性シェル32に設けられた係合部37aに対して下方から当接し、それによってアライメントカバー13の全体が高さ方向に良好に保持され、コネクタ本体12から上方に分離されるような事態が回避されるようになっている。
このような導電性シェル32における端部35a及び35bは、基板側コネクタ装置(リセプタクルコネクタ装置)30における両端部を夫々形成している。
さらに、導電性シェル32には、上述したL‘方向(多極配列方向)において多極状をなすように配列配置された複数の導電コンタクト34を挟む位置において絶縁ハウジング31からその外部に突出し、基板側コネクタ装置30が取り付けられる基板に設けられた接地接続部に接続される接地接続端子39a及び39bが設けられている。
そして、絶縁ハウジング31及び導電性シェル32を備える基板側コネクタ装置30は、複数の導電コンタクト34の夫々の一端が、基板側コネクタ装置30が取り付けられる基板に設けられた配線パターン部に接続され、また、接地接続端子39a及び39bが、基板側コネクタ装置30が取り付けられる基板に設けられた接地接続部に接続されて、基板にそれに設けられた電気回路構成部との電気的接続がなされて取り付けられた状態におかれる。
[両コネクタの嵌合動作について]
上述のコネクタ装置(プラグコネクタ装置)11及び基板側コネクタ装置(リセプタクルコネクタ装置)30は、基板側コネクタ装置30が、例えば、ソリッド印刷配線基板とされる基板にそれに設けられた電気回路構成部との電気的接続がなされて取り付けられた状態のもとで、コネクタ装置11が基板側コネクタ装置30に係合するものとされ、その際、コネクタ装置11の絶縁ハウジング15に設けられた嵌合凸部17が、基板側コネクタ装置30の絶縁ハウジング31及び導電性シェル32にて構成された嵌合凹部33に嵌合する。
斯かるコネクタ装置(プラグコネクタ装置)11の基板側コネクタ装置(リセプタクルコネクタ装置)30との係合が行われるときには、先ず、複数の同軸ケーブル14が電気的に連結されたコネクタ装置11が、その絶縁ハウジング15に設けられた嵌合凸部17を、ソリッド印刷配線基板とされる基板に取り付けられた基板側コネクタ装置30に設けられた嵌合凹部33に対して、上述したL方向(多極配列方向)と直交するS方向に対向させる位置に配される。
ここで、基板側コネクタ装置(リセプタクルコネクタ装置)30の導電性シェル32におけるL’方向(多極配列方向)の一端部35aには、それから屈曲して基板側コネクタ装置30の内部側に向かって片持ち状に伸びる第1の嵌合案内部材としての弾性片部40aが設けられており、また、基板側コネクタ装置30の導電性シェル32における他端部35bには、それから屈曲して基板側コネクタ装置30の内部側に向かって片持ち状に伸びる同じく第1の嵌合案内部材としての弾性片部40bが設けられている。
そして、このときのL方向(多極配列方向)の両端部分における位置関係は以下の通りとなっている。すなわち、まずコネクタ装置11のアライメントカバー13に設けられた係合案内部24bを含む第2の案内部22b及び第1の案内部23b並びに絶縁ハウジング15の一端部分に設けられた第2の嵌合案内部材25Bの端面部25bと、基板側コネクタ装置30の導電性シェル32における端部35bとの位置関係は、
(1)係合案内部24bを含む第2の案内部22bが、S方向において、端部35bに設けられた係合部38bに対応する位置をとり、
(2)第2の嵌合案内部材25Bの端面部25bが、S方向において、端部35bに設けられた弾性片部(第1の嵌合案内部材)40bに夫々対応する位置をとるものとされる。
同様に、コネクタ装置11のアライメントカバー13に設けられた係合案内部24aを含む第2の案内部22a及び第1の案内部23a並びに絶縁ハウジング15の他端部分に設けられた第2の嵌合案内部材25Aの端面部25aと、基板側コネクタ装置30の導電性シェル32における端部35aとの位置関係は、
(1)係合案内部24aを含む第2の案内部22aが、S方向において、端部35aに設けられた係合部38aに対応する位置をとり、
(2)第2の嵌合案内部材25Aの端面部25aが、S方向において、端部35aに設けられた弾性片部(第1の嵌合案内部材)40aに夫々対応する位置をとるものとされている。
次に、コネクタ装置(プラグコネクタ装置)11が、S方向において基板側コネクタ装置(リセプタクルコネクタ装置)30に向かう向きに移動せしめられるが、その場合における両コネクタ装置11,30同士の位置関係は、L方向(多極配列方向)において多少の位置ズレが生ずることとなる。例えば、図15に示されるように、コネクタ装置11のアライメントカバー13の一方側(図15の右方側)に設けられた係合案内部24b及び第2の案内部22bが、基板側コネクタ装置30の導電性シェル32における端部35bに設けられた係合部38bに対して当接しない程度までL方向に位置ズレした状態となる。このような位置ズレの結果、コネクタ装置11のアライメントカバー13の他方側(図15の左方側)に設けられた係合案内部24a及び第2の案内部22aが、基板側コネクタ装置30の導電性シェル32における端部35aに設けられた係合部38aの前端側角部に当接した状態となる。
なお、コネクタ装置(プラグコネクタ装置)11におけるアライメントカバー13によって覆われた部分を示すため、図15〜図20にあっては、便宜上、コネクタ装置11が、アライメントカバー13の両側端部分が破断除去されて示されている。
斯かる際、第2の案内部22aの前方側部分には、L方向(多極配列方向)の外方側に屈曲されて傾斜面を成す係合案内部24aが形成されており、当該係合案内部24aによって第2の案内部22aが係合部38aへと案内されることになる。すなわち、図16に示されているように、第2の案内部22aが、上述した係合案内部24aから係合部38aに向かってL方向の位置ズレを生じながら係合部38aに対して外方側から当接した係合状態が容易かつ円滑に得られる。この段階でのL方向の位置ズレは、本発明でいう第1段階の嵌合位置合わせとなる。
このようにして、L方向(多極配列方向)における片側の係合部38aに係合する状態をとなった第2の案内部22aは、コネクタ装置(プラグコネクタ装置)11の絶縁ハウジング15について、その位置及び向きを規制し、さらに、その移動方向をS方向に定めるべく規制したもとでの案内を行う。そして、上述の図15〜図16に示される状態のもとにあっては、コネクタ装置11の絶縁ハウジング15における嵌合凸部17は、未だ基板側コネクタ装置(リセプタクルコネクタ装置)30の絶縁ハウジング31及び導電性シェル32にて構成された嵌合凹部33の位置には達していない。
続いて、コネクタ装置(プラグコネクタ装置)11が、そのアライメントカバー13に設けられた片側の第2の案内部22aを、基板側コネクタ装置(リセプタクルコネクタ装置)30の導電性シェル32に設けられた片側の係合部38aに係合させたもとで、S方向において基板側コネクタ装置30に向かう向きに更に移動せしめられる。それにより、図17に示されるように、第2の案内部22aが係合部38aに対して係合しながら、第1の案内部23aの前方側傾斜面が、係合部38aの前端側角部に当接し、当該傾斜面によって第1の案内部23aが係合部38aへと案内されることになって、第1の案内部23aが係合部38aに外方側から当接して係合する状態が容易かつ円滑に得られる。その結果、コネクタ装置11のアライメントカバー13に設けられた第1の案内部23aは、図18に示されているように、基板側コネクタ装置30の導電性シェル32における端部35aに設けられた係合部38aに対して外方側から係合する状態がとられる。
このように、本実施形態においては、第2の嵌合部17の第1の嵌合部33との嵌合にあたり、第2の案内部22a,22bが、相手側コネクタ装置(リセプタクルコネクタ装置)30の両端部に設けられた係合部38a,38bに係合して絶縁ハウジング15についての案内を行う構成と、第1の案内部23a,23bが、係合部38a,38bに係合する構成と、を備えている。
斯かる第1の案内部23aの係合部38aとの係合は、第1の案内部23aが係合部38aに係合することにより、コネクタ装置(プラグコネクタ装置)11の絶縁ハウジング15が、その位置及び向きが規制されるとともにその移動方向がS方向に規制されて案内されるもとで行われ、従って、第1の案内部23aが係合部38aに係合する状態が容易かつ円滑に得られる。すなわち、前述したコネクタ装置11に設けられた第2の案内部22a,22bと、相手側コネクタ装置30の両端部38a,38bとの当接部位は、コネクタ装置11に設けられた第1の案内部23a,23bと、相手側コネクタ装置30の両端部38a,38bとの当接部位に対して、L方向(多極配列方向)に離間した位置に設定されていることによって、上述した段階において、L方向(多極配列方向)における第2段階の嵌合位置合わせが行われる構成になされており、それによって嵌合の位置合わせに必要な構成が簡易化される。
ここで、前述したように本実施形態では、コネクタ装置(プラグコネクタ装置)11に設けられた第1の案内部23a,23bが金属材からなるとともに、相手コネクタ装置(リセプタクルコネクタ)30が、絶縁ハウジング31を覆う金属材からなる導電性シェル32を備えており、その相手コネクタ装置30の一部であって、コネクタ装置11の第1の案内部23a,23bと係合する部分である係合部37a,37b,38a,38bが、導電性シェル32の一部により構成されている。その結果、相手側コネクタ装置30との嵌合時に、コネクタ装置(プラグコネクタ装置)11に設けられた第1の案内部23a,23bが、相手コネクタ装置30の導電性シェル32の一部である係合部37a,37b,38a,38bに対して金属同士の接触として係合されることとなり、嵌合時における強度が高められるようになっている。
このような図17〜図18に示される状態のもとにあっても、コネクタ装置(プラグコネクタ装置)11の絶縁ハウジング15における嵌合凸部17は、未だ基板側コネクタ装置(リセプタクルコネクタ装置)30の絶縁ハウジング31及び導電性シェル32にて形成された嵌合凹部33の位置には達していない。
その後、コネクタ装置(プラグコネクタ装置)11が、アライメントカバー13に設けられた第1の案内部23aを基板側コネクタ装置(リセプタクルコネクタ装置)30の導電性シェル32に設けられた係合部38aに係合させた状態が維持されながら、S方向において基板側コネクタ装置30に向かう向きに更に移動せしめられる。
それにより、図18に示されるように、L方向(多極配列方向)における他方側(図18の左方側)の端部に設けられた第1の案内部23aが係合部38aに係合した状態が維持されつつ、基板側コネクタ装置30の導電性シェル32の一方側(図18の右方側)の端部35bに設けられた第1の嵌合案内部材としての弾性片部40bの湾曲面に対して、絶縁ハウジング15の一方側(図18の右方側)の端部分に設けられた第2の嵌合案内部材25Bが、S方向に当接する。そして、当該弾性片部40bの湾曲面によって第2の嵌合案内部材25Bが、弾性片部40bの内側面(図18の左方側面)に沿って同方向に案内されることになって、第2の嵌合案内部材25Bが弾性片部40bの内方側から当接して係合する状態が容易かつ円滑に得られる。
その結果、コネクタ装置(プラグコネクタ装置)11のアライメントカバー13の一方側(図18の右方側)に設けられた第2の嵌合案内部材25Bの端面部25bが、基板側コネクタ装置(リセプタクルコネクタ装置)30の導電性シェル32に設けられた弾性片部40bに係合する状態がとられ、アライメントカバー13の他方側(図18の左方側)に設けられた第2の嵌合案内部材25Aの端面部25aが、基板側コネクタ装置30の導電性シェル32に設けられた弾性片部40aに係合する状態がとられる。
このとき、図19に示されるように、基板側コネクタ装置(リセプタクルコネクタ装置)30の導電性シェル32における端部35bの係合孔36bが設けられた部分が、L方向及びS方向の両者に直交する方向において、コネクタ装置(プラグコネクタ装置)11の導電性シェル16における係合突起16dが設けられた部分とアライメントカバー13の平板状部20における端部との間となる位置に配される。同様に、基板側コネクタ装置30の導電性シェル32における端部35aの係合孔36aが設けられた部分が、L方向及びS方向の両者に直交する方向において、コネクタ装置11の導電性シェル16における係合突起16cが設けられた部分とアライメントカバー13の平板状部20における端部との間となる位置に配される。
斯かるもとで行われるコネクタ装置(プラグコネクタ装置)11のS方向における移動は、図20に示されているように、例えば、コネクタ装置11の導電性シェル16における両端部16a及び16bが、基板側コネクタ装置(リセプタクルコネクタ装置)30の導電性シェル32の端部35aにおける弾性片部40aが設けられた部分及び端部35bにおける弾性片部40bが設けられた部分に夫々当接する状態となるまで行われる。そして、コネクタ装置11の導電性シェル16における両端部16a及び16bが、基板側コネクタ装置30の導電性シェル32の端部35aにおける弾性片部40aが設けられた部分及び端部35bにおける弾性片部40bが設けられた部分に夫々当接し、コネクタ装置11のS方向における移動が終了した状態がとられるときには、コネクタ装置11の導電性シェル16に設けられた係合突起16c及び16dが、基板側コネクタ装置30の導電性シェル32における端部35a及び35bに設けられた係合孔36a及び36bに夫々係合する。
このようにして、コネクタ装置(プラグコネクタ装置)11の導電性シェル16に設けられた係合突起16c及び16dが、基板側コネクタ装置(リセプタクルコネクタ装置)30の導電性シェル32における端部35a及び35bに設けられた係合孔36a及び36bに夫々係合するときには、コネクタ装置11の絶縁ハウジング15における嵌合凸部17は、基板側コネクタ装置30の絶縁ハウジング31及び導電性シェル32にて構成された嵌合凹部33の位置に達していて、嵌合凸部17が嵌合凹部33に嵌合した状態におかれる。その結果、コネクタ装置11に配置された導電コンタクト18の接触部分(電極部)が、基板側コネクタ装置30に配置されている導電コンタクト34の接点部に対して弾性的に圧接した状態で接触し、それによって電気的な接続が行われる。
次いで、「嵌合開放位置」にある嵌合保持部材(ロックバー)26が、図21に示されているように「嵌合作用位置」に向かって回動され、それによって当該嵌合保持部材26の連結腕部26g,26hがバーロック部27a,27bの下方に夫々落ち込むことで嵌合保持部材26が保持状態になされ、コネクタ装置(プラグコネクタ装置)11と基板側コネクタ装置(リセプタクルコネクタ装置)30との嵌合状態が維持される。
このように本実施形態においては、第2の嵌合部である嵌合凸部17の第1の嵌合部である嵌合凹部33との嵌合にあたって、例えば、コネクタ装置(プラグコネクタ装置)11のL方向(多極配列方向)における片側の第2の案内部22aが、相手側コネクタ装置(リセプタクルコネクタ装置)30の多極配列の方向における片側の端部38aに当接することで、多極配列方向における第1段階の嵌合位置合わせを行う構成になされているとともに、相手側コネクタ装置30における他方側の第1の嵌合案内部材40bにコネクタ装置11における他方側の第2の嵌合案内部材25Bが接触する前の段階において、コネクタ装置11における片側の第1の案内部23aが、相手側コネクタ装置30の片側の端部38aに当接することで、多極配列方向における第2段階の嵌合位置合わせを行う構成になされている。
即ち、コネクタ装置(プラグコネクタ装置)11が、基板側コネクタ装置(リセプタクルコネクタ装置)30の導電性シェル32に設けられた係合部38aに係合する第2及び第1の案内部22a及び23aと、基板側コネクタ装置30の導電性シェル32に設けられた係合部38bに係合する第2及び第1の案内部22b及び23bと、が設けられたアライメントカバー13によって、絶縁ハウジング15についての、基板側コネクタ装置30に対する、位置,向き及び移動方向が規制されての案内が行われるもとで、基板側コネクタ装置30に向かう向きに移動せしめられることにより、コネクタ装置11の絶縁ハウジング15における嵌合凸部17が基板側コネクタ装置30の絶縁ハウジング31及び導電性シェル32にて構成された嵌合凹部33に嵌合する状態が得られるのである。従って、嵌合凸部17が嵌合凹部33に嵌合する状態は、容易かつ円滑に得られることになる。
さらに、コネクタ装置(プラグコネクタ装置)11の導電性シェル16に設けられた係合突起16c及び16dが、基板側コネクタ装置(リセプタクルコネクタ装置)30の導電性シェル32における端部35a及び35bに設けられた係合孔36a及び36bに夫々係合したときには、コネクタ装置11の導電性シェル16における係合突起16c及び16dが設けられた部分と基板側コネクタ装置30の導電性シェル32における端部35a及び35bの係合孔36a及び36bが設けられた部分との関係は、コネクタ装置11の導電性シェル16における係合突起16c及び16dが設けられた部分が、図19に示される状態から、さらに、S方向において基板側コネクタ装置30側に移動した位置をとるものとされ、基板側コネクタ装置30の導電性シェル32における端部35a及び35bの係合孔36a及び36bが設けられた部分が、L方向及びS方向の両者に直交する方向において、コネクタ装置11の導電性シェル16における係合突起16c及び16dが設けられた部分とアライメントカバー13の平板状部20における端部とによって挟まれたものとされる。
このように、基板側コネクタ装置(リセプタクルコネクタ装置)30の導電性シェル32における端部35a及び35bの係合孔36a及び36bが設けられた部分が、L方向及びS方向の両者に直交する方向において、コネクタ装置11の導電性シェル16における係合突起16c及び16dが設けられた部分とアライメントカバー13の平板状部20における端部とによって挟まれたものとされることにより、L方向及びS方向の両者に直交する方向における、基板側コネクタ装置30に対するコネクタ装置11の姿勢変動が阻止され、コネクタ装置11と基板側コネクタ装置30との相互係合状態が安定に維持される。
その後、コネクタ装置(プラグコネクタ装置)11及び基板側コネクタ装置(リセプタクルコネクタ装置)30が、相互係合状態を解除すべく、コネクタ装置11の絶縁ハウジング15における嵌合凸部17が、基板側コネクタ装置30の絶縁ハウジング31及び導電性シェル32にて構成された嵌合凹部33から抜脱されるにあたっては、嵌合凸部17が嵌合凹部33との嵌合状態におかれたコネクタ装置11が、S方向において基板側コネクタ装置30から離隔する向きに移動せしめられる。その際、基板側コネクタ装置30の導電性シェル32における端部35a及び35bの係合孔36a及び36bが設けられた部分が、L方向及びS方向の両者に直交する方向において、コネクタ装置11の導電性シェル16における係合突起16c及び16dが設けられた部分とアライメントカバー13の平板状部20における端部とによって挟まれたものとされているので、基板側コネクタ装置30に対してコネクタ装置11がL方向及びS方向の両者に直交する方向に変位する事態が防止され、コネクタ装置11の絶縁ハウジング15における嵌合凸部17が、基板側コネクタ装置30の絶縁ハウジング31及び導電性シェル32にて構成された嵌合凹部33から、“こじり”を生じることなく、S方向に適正に抜脱される。
また、コネクタ装置11の嵌合凸部17が基板側コネクタ装置30の嵌合凹部33から抜脱される際、基板側コネクタ装置30の導電性シェル32の端部35a及び35bにおける係合部38a及び38bと弾性片部40a及び40bとが設けられた部分が、コネクタ装置11の絶縁ハウジング15における端面部25a及び25bとそれに対向する案内部23a及び23bとによって挟まれるものとされているので、基板側コネクタ装置30に対してコネクタ装置11がL方向に変位する事態が防止され、それにより、コネクタ装置11の嵌合凸部17が、基板側コネクタ装置30の嵌合凹部33から、“こじり”を生じることなく、S方向に適正に抜脱される。
続いて、コネクタ装置(プラグコネクタ装置)11が、基板側コネクタ装置(リセプタクルコネクタ装置)30の導電性シェル32に設けられた係合部37a及び38aに夫々係合する第1及び第2の案内部22a,23aと、基板側コネクタ装置30の導電性シェル32に設けられた係合部37b及び38bに夫々係合する第1及び第2の案内部22b,23bと、が設けられたアライメントカバー13によって、絶縁ハウジング15についての、基板側コネクタ装置30に対する、位置,向き及び移動方向が規制されての案内が行われるもとで、基板側コネクタ装置30から離れる向きに移動せしめられ、それにより、コネクタ装置11の基板側コネクタ装置30からの離脱が容易かつ円滑に行われる。
上述のコネクタ装置11にあっては、そのコネクタ本体部12に取り付けられるアライメントカバー13が、コネクタ本体部12に、例えば、それが備える導電性シェル16に半田付けされて、固定されるものとされているが、アライメントカバー13は、コネクタ本体部12に対して着脱可能なものとされてもよいし、さらに当該アライメントカバー13が、導電性シェル16の上面側半体を兼用する構成を採用することも可能である。
以上のような本願発明に係るコネクタ装置は、絶縁ハウジングに設けられて複数の導電コンタクトにおける接触部分が配列配置される嵌合部を、相手側コネクタ装置に設けられた嵌合部に嵌合させて、複数の導電コンタクトにおける接触部分を相手側コネクタ装置に配された導電コンタクトに接触接続させるにあたり、絶縁ハウジングに設けられた嵌合部の相手側コネクタ装置に設けられた嵌合部との嵌合が適正かつ円滑に行われるようになす状態を、容易かつ円滑に得ることができるものとして、様々な電子機器等に広く適用され得るものである。
11 コネクタ装置(プラグコネクタ)
12 コネクタ本体部
13 アライメントカバー
14 同軸ケーブル
15 絶縁ハウジング
16 導電性シェル
16a,16b 端部
17 嵌合凸部
18 導電コンタクト
20 平板状部
21a,21b 係合部
22a,22b 第2の案内部
23a,23b 第1の案内部
24a,24b 係合案内部
25A,25B 第2の嵌合案内部材
25a,25b 端面部
26 嵌合保持部材(ロックバー)
26a,26b 回動軸部
26c,26d 軸受け部
26e,26f バネ規制部材
26g,26h 連結腕部
26i 回動操作部
27a,27b バーロック部
30 相手側コネクタ装置(リセプタクルコネクタ装置)
31 絶縁ハウジング
32 導電性シェル
33 嵌合凹部
34 導電コンタクト
35a,35b 端部
36a,36b 係合孔
37a,37b 係合部
38a,38b 係合部
39a,39b 接地接続端子
40a,40b 弾性片部(第1の嵌合案内部材)

Claims (8)

  1. 相手側コネクタ装置に設けられた第1の嵌合部と嵌合状態におかれる第2の嵌合部が設けられた絶縁性の絶縁ハウジングと、
    前記第2の嵌合部に多極配列に配置される電気的接触部分を有して前記絶縁ハウジングに配され、前記第2の嵌合部が前記第1の嵌合部との嵌合状態におかれるとき、前記相手側コネクタ装置に配された導電性の複数の第1の導電コンタクトに接触接続される導電性の複数の第2の導電コンタクトと、
    前記第2の嵌合部が前記第1の嵌合部との嵌合状態におかれるとき、前記第1の嵌合部の前記多極配列の方向における両側部分に配置された第1の嵌合案内部材に接触する第2の嵌合案内部材と、
    前記絶縁ハウジングの少なくとも一部を覆って装着され、前記第2の嵌合部の前記第1の嵌合部との嵌合にあたり、前記多極配列の方向における両端部分が、前記相手側コネクタ装置の前記多極配列の方向における両端部に夫々当接されることで、前記絶縁ハウジングの位置,向き及び移動方向を規制するアライメントカバーと、
    を備え、
    前記アライメントカバーが、前記両端部分の夫々に、前記相手側コネクタ装置の両端部に所定の間隔をおいて対向する第1の案内部と、該第1の案内部から前記相手側コネクタ装置との嵌合方向となる前記第2の嵌合部側に離隔した第2の案内部とが、前記第2の嵌合部の前記第1の嵌合部との嵌合にあたって前記相手側コネクタ装置における前記両端部に夫々当接するものとして設けられたものであって、
    前記第2の案内部は、前記第2の嵌合部の前記第1の嵌合部との嵌合にあたって、前記相手側コネクタ装置の前記両端部に当接することによって、前記多極配列方向における第1段階の嵌合位置合わせを行う構成になされているとともに、
    前記第1の案内部は、前記第2の嵌合部の前記第1の嵌合部との嵌合にあたって、前記第1の嵌合案内部材に前記第2の嵌合案内部材が接触する前の段階において、前記相手側コネクタ装置の両端部に当接することで、前記多極配列方向における第2段階の嵌合位置合わせを行う構成になされていることを特徴とするコネクタ装置。
  2. 前記相手側コネクタ装置の前記両端部に対して、前記第1の案内部が、前記多極配列の方向及び前記嵌合方向の双方に直交する高さ方向に係合する構成になされていることを特徴とする請求項1記載のコネクタ装置。
  3. 前記第2の案内部における前記相手側コネクタ装置の前記両端部に対する当接部位が、前記第1の案内部 における前記相手側コネクタ装置に対する前記両端部との当接部位に対して、前記多極配列方向において離間した位置に設定されていることを特徴とする請求項1記載のコネクタ装置。
  4. 前記第1及び第2の案内部が、前記絶縁ハウジングの外面に沿って広がる部分から屈曲して伸びるものとされることを特徴とする請求項1記載のコネクタ装置。
  5. 前記第2の嵌合部の前記第1の嵌合部との嵌合にあたり、前記第2の案内部が、前記相手側コネクタ装置の前記両端部に設けられた前記係合部に係合して前記絶縁ハウジングについての案内を行う構成と、前記第1の案内部が、前記係合部に係合する構成と、を備えていることを特徴とする請求項1記載のコネクタ装置。
  6. 前記第1の案内部は、前記第2の嵌合部の前記第1の嵌合部との嵌合方向に対して傾斜する傾斜面と、前記多極配列の方向と前記嵌合方向の両方に直交する高さ方向に対して傾斜する傾斜面とを有していることを特徴とする請求項2又は請求項4記載のコネクタ装置。
  7. 前記相手側コネクタ装置との嵌合状態を保持するバー状のロック部材が設けられたものであって、
    前記アライメントカバーには、前記ロック部材が係合されるロック係止部が設けられていることを特徴とする請求項1記載のコネクタ装置。
  8. 前記第1の案内部が、金属材からなるとともに、
    前記相手コネクタ装置が、金属材からなる導電性シェルを備え、
    前記相手コネクタ装置の一部であって前記第1の案内部と係合する部分が、前記導電性シェルの一部により構成されていることを特徴とする請求項1記載のコネクタ装置。
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