JP2017138888A - 電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】処理装置の内部を開放する際に、筐体に設けられた扉の電磁ロックと筐体内部の処理装置の電磁ロックを連動して解錠状態とできる電子機器を提供することである。
【解決手段】実施形態の電子機器は、筐体と、前記筐体内に設けられた内部が開閉可能な処理装置と、前記筐体に開閉可能に設けられた扉と、前記扉を開放可能とする解錠状態と前記扉を閉止する施錠状態とに切り換わる第1ロック機構と、前記処理装置の内部を開放可能とする解錠状態と前記処理装置の内部を閉止する施錠状態とに切り換わる第2ロック機構と、前記処理装置の内部の開放を指示する信号が入力されたことを条件に、前記第1ロック機構と前記第2ロック機構とを連動して解錠状態とする解錠手段と、を備える。
【選択図】図8

Description

本発明の実施形態は、電子機器に関する。
従来、例えば商品等の販売対象の販売に係り、顧客自身が、商品等の販売対象を登録する操作および会計操作を実行するセルフ型のPOS(Point of Sales)端末等の電子機器が提案されている。このような電子機器は、例えば釣銭機やプリンタ等の処理装置を筐体内部に収納している。そして、筐体は、扉および扉を開閉する電磁ロックを備えている。扉は、電磁ロックが解錠状態で開放される。また、それぞれの処理装置は、内部を開閉するための別の電磁ロックを備えている。
そして、処理装置の内部を開放するためには、オペレータは、まず扉の電磁ロックを解錠状態として扉を開放状態とし、その後に処理装置の電磁ロックを解錠状態とする必要があり、手間がかかった。
本発明が解決しようとする課題は、処理装置の全部または一部を移動する際に、筐体に設けられた扉の電磁ロックと筐体内部に備えられた処理装置の電磁ロックを解錠状態とすることができる電子機器を提供することである。
実施形態の電子機器は、筐体と、前記筐体内に設けられた処理装置と、前記筐体に開閉可能に設けられた扉と、前記扉を開放可能とする解錠状態と前記扉を閉止する施錠状態とに切り換わる第1ロック機構と、前記処理装置の全部または一部を移動可能とする解錠状態と前記処理装置の全部または一部を移動不可とする施錠状態とに切り換わる第2ロック機構と、前記処理装置の全部または一部の移動を指示する信号が入力されたことを条件に、前記第1ロック機構と前記第2ロック機構とを解錠状態とする解錠手段と、を備える。
図1は、実施形態に係るシステムを示す模式図である。 図2は、セルフPOS端末の外観を示す斜視図である。 図3は、セルフPOS端末の扉を開放した状態を示す斜視図である。 図4は、硬貨釣銭機の内部を開放した状態を示す斜視図である。 図5は、セルフPOS端末のハードウェア構成を示すブロック図である。 図6は、硬貨釣銭機のハードウェア構成を示すブロック図である。 図7は、セルフPOS端末の機能構成を示す機能ブロック図である。 図8は、セルフPOS端末の制御処理の流れを示すフローチャートである。 図9は、硬貨釣銭機の制御処理の流れを示すフローチャートである。
以下、図1〜図9の添付図面を参照して、実施形態に係る電子機器について詳細に説明する。実施形態では、顧客自身が売上登録操作および決済操作を実行するセルフPOS(Point of Sales)端末を電子機器の一例として説明する。また、実施形態では、硬貨釣銭機を処理装置の一例として説明する。なお、硬貨釣銭機はセルフPOS端末内に収納されるセルフPOS端末の一部である。また、実施形態では、処理装置の全部または一部を移動可能とする解錠状態と処理装置の全部または一部を移動不可とする施錠状態とに切り換わる第2ロック機構の一例として、処理装置の内部を開放可能とする解錠状態と処理装置の内部を閉止する施錠状態とに切り換わる第2電磁ロックを説明する。また、以下に説明する実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
図1は、実施形態に係るセルフPOS端末を含むシステムを示す模式図である。図1に示すように、システムは、複数台のセルフPOS端末1とアテンダントPC(Personal Computer)2とを含む構成である。各セルフPOS端末1とアテンダントPC2とは、例えばLAN(Local Area Network)回線等の通信回線NTで電気的に接続されている。
セルフPOS端末1は、購入する商品を特定する商品コードを読み取らせる登録部と、読み取らせた商品コードに対応した商品情報に基づいて決済操作を行う決済部とを備えている。登録部における売上登録操作と決済部における決済操作は、いずれも顧客自身が行う。セルフPOS端末1は、顧客が行った売上登録操作に基づいて売上登録処理を実行する。また、セルフPOS端末1は、顧客が行った決済操作に基づいて決済処理を実行する。なお、セルフPOS端末1の詳細な構成は図2で説明する。
ここで、売上登録処理とは、入力された商品コードに基づいて当該商品の商品名や価格等の商品情報を表示し記憶する処理をいう。また、決済処理とは、売上登録処理した商品情報に基づいて、顧客との取引に係る合計金額や釣銭額を表示する処理をいう。
各セルフPOS端末1の近傍には、顧客が売上登録操作と決済操作をする様子を監視するカメラ(図示せず)が備えられている。アテンダントPC2は、カメラが撮像した各セルフPOS端末1における顧客の売上登録操作と決済操作の映像を映し出す。店舗の店員であるアテンダントは、アテンダントPC2に映し出された映像を見て、顧客の売上登録操作と決済操作を監視して、例えば顧客による不正をチェックする。また、アテンダントPC2は、セルフPOS端末1で発生したエラーの状態を表示する。具体的には、アテンダントPC2は、エラーが発生したセルフPOS端末1を特定する情報を表示する。またアテンダントPC2は、エラーの発生箇所を特定する情報を表示する。
図2は、セルフPOS端末1の外観を示す斜視図である。図2に示すように、セルフPOS端末1は、第1筐体41と第2筐体42とを備えている。第1筐体41は、内部に硬貨釣銭機271(図5を参照)と紙幣釣銭機272(図5を参照)を収納する。硬貨釣銭機271は、顧客から預かった硬貨を金種別に収納する。また硬貨釣銭機271は、顧客に対して釣銭硬貨を払い出す。紙幣釣銭機272は、顧客から預かった紙幣を金種別に収納する。また紙幣釣銭機272は、顧客に対して釣銭紙幣を払い出す。
第1筐体41は、内部に硬貨を入金する入金部2711(投入口)を備える。入金部2711は、図示しないシャッターを備える。シャッターは、第3電磁ロック(第3ロック機構)(図5を参照)によって、入金部2711に設けられた硬貨の投入口を開閉する。第3電磁ロックが解錠状態のときに、シャッターは開放状態である。シャッターが開放状態のときは、顧客は、入金部2711から硬貨を投入することが可能である。第3電磁ロックが施錠状態のとき、シャッターは閉止状態である。シャッターが閉止状態のときは、顧客は、入金部2711から硬貨を投入することはできない。
また、第1筐体41は、硬貨の釣銭を払い出す硬貨払出口273と払い出した硬貨を受ける硬貨受皿280を備える。この硬貨払出口273と硬貨受皿280は、硬貨釣銭機271(図4を参照)の構成であり、開口部278から第1筐体41の外部に露出している。また、第1筐体41は、紙幣の入金を受け付ける紙幣入金口274と、紙幣の釣銭を払い出す紙幣払出口275を備える。また、第1筐体41は、硬貨払出口273に隣接した位置に、発光部276を備える。発光部276は、硬貨釣銭機271がエラー状態となったことを発光して報知する。なお、図示しないが、第1筐体41は、硬貨釣銭機271以外に、紙幣釣銭機272の紙幣払出口275に隣接した、紙幣釣銭機272がエラー状態であることを報知する発光部を備えている。
また、第1筐体41は開放および閉止可能な第1扉411(扉)と、第2扉412を備える。第1扉411は、ヒンジ部411aを中心に上下方向に回動する。第2扉412は、ヒンジ部412aを中心に左右方向に回動する。第2扉412は、第1扉411に干渉されており、第2扉412を開放するにはまず、第1扉411を上方向に開放する必要がある。第1扉411および第2扉412がともに閉止状態である場合、第2扉412だけを開放することはできない。
第1扉411が上方に回動することで第1筐体41の内部上側が開放され、硬貨釣銭機271と紙幣釣銭機272が露出する。また、第2扉412が右方向に回動することで第1筐体41の内部下側が開放され、棒金ドロワ38(図3を参照)と制御装置39(図3を参照)が露出する。
また、第2扉412が左方向に回動することで第1筐体41の内部下側が閉止され、棒金ドロワ38と制御装置39が閉止した第2扉412によって隠される。その後に、第1扉411が下方に回動することで、第1筐体41の上部が閉止され、硬貨釣銭機271と紙幣釣銭機272は、第1扉411によって隠され、非露出となる。
また、第1筐体41は、第1電磁ロック30(第1ロック機構)(図5を参照)を備えている。第1電磁ロック30は、第1扉411を閉止状態に維持して開放不可とする施錠状態と、第1扉411を開放可能とする解錠状態に切り換わる。第1電磁ロック30は、電磁的に解錠状態と施錠状態に切り換わる鍵である。第1電磁ロック30は、例えばソレノイドに通電することでロックピンを解錠位置に位置させて解錠状態とし、一方、通電を遮断するとロックピンを施錠位置に位置させて施錠状態に切り換わる。
第1扉411および第2扉412を閉止した状態で第1電磁ロック30を施錠状態とすると、第1扉411および第2扉412はいずれも閉止状態となる。第1電磁ロック30を解錠状態とすると、第1扉411が開放可能となる。そして、第1扉411を開放すると第2扉412が開放可能となる。
図3は、セルフPOS端末1の第1扉411および第2扉412を開放とした状態の外観を示す斜視図である。図3に示すように、第1扉411が上方に開放状態であるため、セルフPOS端末1は、内部を開放し、硬貨釣銭機271と紙幣釣銭機272が露出状態となる。また、第2扉412が右方向に開放状態であるため、棒金ドロワ38と制御部(図5を参照)や電源を含む制御装置39が露出状態となる。
図2の説明に戻る。また、第1筐体41は、側面左右に載置台25と載置台26を備えている。載置台25は第1計量部251を有している。載置台26は第2計量部261を有している。
載置台25は、購入するための商品が入れられたカゴを載置する台である。第1計量部251は、載置台25に載置されたカゴとカゴ内の商品の合計重量を計量する。載置台26は、載置台25から取り出した商品を投入する袋をセットする台である。第2計量部261は、載置台26にセットされた袋と袋内の商品の合計重量を計量する。
また、載置台26は、載置台26の上面から上方に延出する2本の支柱43と支柱43の上部に形成された一時置台44と2本の延出棒45を備える。延出棒45は、読取部23(図5を参照)で商品コードを読み取らせた商品を入れる袋(図示せず)をセットする棒である。袋は延出棒45に袋の取っ手を引っ掛けられた状態で開口し、商品を投入し易くする。また、一時置台44は、読取部23(図5を参照)で商品コードを読み取らせた商品のうち、壊れやすい商品(例えば豆腐や卵)を一時的に載置する台である。一時置台44に載置された商品は最後に袋に入れる。
第2筐体42は、第1筐体41の上部に設けられている。第2筐体42は、図2における右側に読取部23とカード部28(いずれも図5を参照)を収納する。また、第2筐体42は、図2における左側にプリンタ24(図5を参照)を収納する。読取部23は、商品に付されたバーコードや二次元コード等のシンボルを例えば光学的に読み取る。カード部28は、例えば挿入されたクレジットカードから顧客特定情報を読み出す。クレジットカードで決済する場合は、セルフPOS端末1は、カード部28によって読み出された顧客特定情報に基づいて決済処理を実行する。プリンタ24は、セルフPOS端末1が売上登録処理した商品の商品情報や決済情報をレシート用紙に印字してレシートを発行する。
また、第2筐体42は、開放位置と閉止位置とで回動する2枚の第3扉421を備えている。第3扉421は、ヒンジ部421aを中心に観音開きに回動する。第3扉421が開放位置に位置する開放状態で、第2筐体42は開放され、読取部23とプリンタ24とカード部28が露出状態となる。また、第3扉421が閉止位置に位置する閉止状態で、第2筐体42の内部は閉止され、読取部23とプリンタ24とカード部28は、第2筐体42の内部に収納される。
また、第2筐体42は、第2電磁ロック31(第1ロック機構、図5を参照)を備えている。第2電磁ロック31は第1電磁ロック30と同一構造、同一機能である。第2電磁ロック31は、第3扉421を閉止状態に維持して開放不可とする施錠状態と、第3扉421を開放可能とする解錠状態に切り換わる。第3扉421を施錠状態にした状態で第2電磁ロック31を施錠状態とすると、第3扉421は開放できない。第2電磁ロック31を解錠状態とすると、第3扉421は開放可能となる。
また、第3扉421は、読取部23の読取窓4212とプリンタ24から発行されるレシートを排出する孔4211とカード部28に対してカードを挿入する孔4213を備えている。また、第3扉421は、レシートを排出する孔4211に隣接した位置に、発光部277を備える。発光部277は、プリンタ24がエラー状態となったことを発光して報知する。
また、第2筐体42は、上部に、表示部22を備えている。表示部22は、顧客による売上登録操作に伴う商品の商品情報を表示する。また、表示部22は、顧客による決済操作に伴う決済情報を表示する。表示部22は、表面にタッチパネル21を備えている。タッチパネル21はキーの役目を果たす。表示部22上に表示された各種キーに対応する位置のタッチパネル21を操作することで、当該キーが操作される。
また、第2筐体42は、後方に、上部に延出する円柱状のポール46を備えている。ポール46の上方先端部には、発光部29を備えている。発光部29は、顧客がアテンダントを呼びだす操作をした場合に発光する。また、発光部29は、プリンタ24のレシート用紙がニアエンドになったときに発光して、アテンダントに報知する。
顧客は、載置台25に載置されたカゴから商品を取出して、読取窓4212の前を通過させて、当該商品に付されたコードを読取部23に読み取らせる。そして顧客は、当該商品を載置台26に載置された袋に投入する。セルフPOS端末1は、第1計量部251による商品の取り出し前後の重量変化と、第2計量部261による商品の投入の前後の重量変化とが一致しているか否かで、顧客が正しく操作をしているかを判断する。重量変化が一致している場合は、セルフPOS端末1は、売上登録処理を実行する。
次に硬貨釣銭機271について説明する。硬貨釣銭機271は、本体部210と、本体部210を覆うカバー220とを備える。図4は、硬貨釣銭機271の本体部210をカバー220から引き出して内部を開放状態とした斜視図である。硬貨釣銭機271は、スライドレール230を備えている。スライドレール230は、カバー220と本体部210との間に介在し、本体部210をカバー220に対して出し入れ可能に支える。硬貨釣銭機271は、本体部210をカバー220から出した状態が開放状態である。また硬貨釣銭機271は、本体部210をカバー220に入れた状態が閉止状態である。
本体部210は、収納部216、硬貨投入口218、硬貨搬送部219、硬貨判断部279、硬貨選別部215などを備えている。収納部216は、硬貨を金種別に収納する。硬貨投入口218は、本体部210の上面の手前側に設けられている。硬貨投入口218は、入金部2711と連通しており、入金部2711に投入された硬貨を受け入れる。硬貨搬送部219は、硬貨投入口218が受け入れた硬貨を収納部216に搬送する。硬貨判断部279は、硬貨搬送部219が搬送する硬貨の真贋及び金種を判断する。硬貨選別部215は、硬貨判断部279が贋金と判断した硬貨を搬送経路から排出口217へと排除する。
また本体部210は、硬貨払出口273と硬貨受皿280を備える。硬貨払出口273は、収納部216に収納された硬貨を釣銭として払い出す。硬貨受皿280は、硬貨払出口273が払い出した硬貨を受ける。
カバー220は、図4における本体210の後ろ側に、コイルバネ245と第4電磁ロック60(第2ロック機構)とを備える。第4電磁ロック60は、第1電磁ロック30と同一の構造、機能を備える。コイルバネ245は、伸縮自在であって、その伸張力により、ロックが外れた本体部210を閉止状態の位置から開放状態となる位置まで押し出す。第4電磁ロック60は、本体部210を閉止状態となる位置で係止する施錠状態と、本体部210を開放可能とする解錠状態とに切り換わる。
次に、電磁ロックについて説明する。実施形態では、第1電磁ロック30、第2電磁ロック31、第3電磁ロック32、第4電磁ロック60が存在する。第1電磁ロック30は、第1扉411を開閉する電磁ロックである。第2電磁ロック31は、第3扉421を開放・閉止する電磁ロックである。第3電磁ロック32は、入金部2711のシャッターを開放・閉止する電磁ロックである。第4電磁ロック60は、硬貨釣銭機271の内部を開閉する電磁ロックである。すべての電磁ロックの構成はほぼ同一であって、ソレノイドと係止部(いずれも図示せず)とを備える。第1電磁ロック30の場合、ソレノイドへの通電を遮断すると係止部は第1扉411を係止して、第1扉411を閉止状態とし、ソレノイドに通電すると係止部による第1扉411への係止が外れて、第1扉411を開放状態とする。第2電磁ロック31の場合、ソレノイドへの通電を遮断すると係止部は第3扉421を係止して、第3扉421を閉止状態とし、ソレノイドに通電すると係止部による第3扉421への係止が外れて、第3扉421を開放状態とする。第3電磁ロック32の場合、ソレノイドへの通電を遮断すると係止部は入金部2711のシャッターを係止して、入金部2711を閉止状態とし、ソレノイドに通電すると係止部による入金部2711のシャッターへの係止が外れて、入金部2711を開放状態とする。第4電磁ロック60の場合、ソレノイドへの通電を遮断すると係止部は本体部210を係止して、本体部210は閉止状態とする。ソレノイドに通電すると係止部による本体部210への係止が外れて、本体部210を開放状態とする。第1電磁ロック30と第2電磁ロック31と第4電磁ロック60は、それぞれの装置がエラー状態である場合や、開放信号が入力された場合に当該装置を開放状態とする。第3電磁ロック32は、合計金額情報が入力された場合にシャッターを開放状態とする。
ここからは、セルフPOS端末1と硬貨釣銭機271のハードウェア構成について説明する。図5は、セルフPOS端末1のハードウェア構成を示すブロック図である。図5に示すように、セルフPOS端末1は、CPU(Central Processing Unit)11、ROM(Read Only Memory)12、RAM(Random Access Memory)13、メモリ部14等を備えている。CPU11は、制御主体となる。ROM12は、各種プログラムを記憶する。RAM13は、各種データを展開する。メモリ部14は、各種プログラムを記憶する。CPU11、ROM12、RAM13、メモリ部14は、互いにデータバス15を介して接続されている。CPU11とROM12とRAM13が、制御部100を構成する。すなわち、制御部100は、CPU11がROM12やメモリ部14に記憶されRAM13に展開された制御プログラムに従って動作することによって、後述する制御処理を実行する。
メモリ部14は、電源を切っても記憶情報が保持されるHDD(Hard Disc Drive)やフラッシュメモリ等の不揮発性メモリで構成され、制御プログラムを記憶する制御プログラム部141を備えている。
また、制御部100は、データバス15およびコントローラ16を介して、タッチパネル21、表示部22、読取部23、プリンタ24、第1計量部251、第2計量部261、硬貨釣銭機271、紙幣釣銭機272、カード部28、発光部29と接続している。
タッチパネル21は、表示部22のキーの表示に対応したスタートキー211、終了キー212、リセットキー213、リセットキー214等のキーを備える。スタートキー211は、商品の売上登録操作を開始する際に顧客が操作する。終了キー212は、商品の売上登録操作を終了する際に顧客が操作する。終了キー212が操作されると、セルフPOS端末1は決済処理を開始する。リセットキー213は、硬貨釣銭機271に発生したエラー状態を解除するキーであり、かつ、第1電磁ロック30および第4電磁ロック60を解錠状態とするための解錠信号を出力するトリガとなるキーである。リセットキー213が操作されると、第1電磁ロック30を解錠状態とする解錠信号が第1電磁ロック30に向けて出力される。また、第1電磁ロック30の解錠状態に連動して、第4電磁ロック60を解錠状態とするための解錠信号が硬貨釣銭機271に出力される。リセットキー214は、プリンタ24に発生したエラー状態を解除するキーであり、かつ、第4電磁ロック60およびプリンタ24の内部を開放する電磁ロック(図示せず)を解錠状態とするための解錠信号を出力するトリガとなるキーである。リセットキー214が操作されると、第2電磁ロック31を解錠状態とするための解錠信号が第2電磁ロック31に向けて出力される。また、第2電磁ロック31の解錠状態に連動して、プリンタ24の内部を開放状態とするため電磁ロックを解錠状態とする解錠信号がプリンタ24に出力される。
また、制御部100は、データバス15およびコントローラ16を介して、第1電磁ロック30、第2電磁ロック31、第3電磁ロック32、第1扉センサ33、第2扉センサ34、シャッターセンサ35と接続している。第1扉センサ33は、第1扉411の開閉を検知する。第2扉センサ34は、第3扉421の開閉を検知する。シャッターセンサ35は、入金部2711のシャッターの開閉を検知する。
また、制御部100は、データバス15を介して通信部36と接続する。通信部36は、通信回線NTを介して他のセルフPOS端末1やアテンダントPC2と接続する。
図示しないアテンダントPC2のハードウェア構成は、CPU、ROM、RAM、メモリ部、表示部等を備えたコンピュータである。CPUとROMとRAMが、制御部を構成する。すなわち、制御部は、制御プログラムに従って後述する制御処理を実行する。
図6は、硬貨釣銭機271のハードウェア構成を示すブロック図である。図6において、硬貨釣銭機271は、CPU51、ROM52、RAM53、メモリ部54等を備えている。CPU51は、制御主体となる。ROM52は、各種プログラムを記憶する。RAM53は、各種データを展開する。メモリ部54は、各種プログラムを記憶する。CPU51、ROM52、RAM53、メモリ部54は、互いにデータバス55を介して接続されている。CPU51とROM52とRAM53が、制御部500を構成する。すなわち、制御部500は、CPU51がROM52やメモリ部54に記憶されRAM53に展開された制御プログラムに従って動作することによって、後述する制御処理を実行する。
メモリ部54は、電源を切っても記憶情報が保持されるHDDやフラッシュメモリ等の不揮発性メモリで構成され、制御プログラムを記憶する制御プログラム部541を備えている。
また、制御部500は、データバス55およびコントローラ56を介して、入金モータ57、出金モータ58、第4電磁ロック60、判別センサ62と接続している。入金モータ57は、硬貨投入口218に投入された硬貨を硬貨搬送部219を搬送して収納部216に収納するためのモータである。出金モータ58は、収納部216に収納された硬貨を硬貨払出口273まで搬送するためのモータである。判別センサ62は、硬貨判断部279に設けられた、硬貨の真贋と金種を判別するセンサである。
また、制御部500は、データバス55を介して通信部65と接続する。通信部65は、通信ケーブルNCを介してコントローラ56と接続される。
ここからは、図7〜図9を用いて、セルフPOS端末1および処理装置を代表して硬貨釣銭機271の制御について詳細に説明する。図7は、セルフPOS端末1の機能構成を示す機能ブロック図である。制御部100は、ROM12やメモリ部14の制御プログラム部141に記憶された制御プログラムに従うことで、解錠手段101、エラー検出手段102、発光手段103、扉検出手段104、シャッター開放手段105、シャッター検出手段106、リトライ手段107として機能する。
解錠手段101は、硬貨釣銭機271の内部の開放を指示する信号が入力されたことを条件に、第1電磁ロック30と第4電磁ロック60とを連動して解錠状態とする機能を有する。エラー検出手段102は、硬貨釣銭機271のエラーを検出する機能を有する。発光手段103は、エラー検出手段102が検出した硬貨釣銭機271に対応した発光部276を発光させる機能を有する。扉検出手段104は、第1扉411の開閉を検出する機能を有する。シャッター開放手段105は、シャッターの開放を指示する信号が入力されたことを条件に、第3電磁ロック32を解錠状態とする機能を有する。シャッター検出手段106は、シャッターの開放・閉止を検出する機能を有する。リトライ手段107は、シャッター開放手段105によって第3電磁ロックが解錠状態とされたのにシャッター検出手段106がシャッターが開放されていないことを検出したことを条件に、シャッター開放手段105による第3電磁ロックを解錠状態とする処理を繰り返す機能を有する。
次に、セルフPOS端末1の制御処理に付いて説明する。実施形態では、硬貨釣銭機271がエラーを発生したとして説明する。図8は、セルフPOS端末1の制御処理の流れを示すフローチャートである。図8に示すように、制御部100は、スタートキー211が操作されたか否かを判断する(S11)。操作されるまで待機し(S11のNo)、操作されたと判断した場合には(S11のYes)、次に制御部100は、読取部23から入力された商品に付されたシンボルから商品を特定する商品コードを取得したか否かを判断する(S12)。商品コードを取得したと判断した場合には(S12のYes)、制御部100は、当該商品について売上登録処理を実行する(S13)。S13において、制御部100は、売上登録処理された商品の商品情報(商品名、価格等)を商品情報部131に記憶する。そして制御部100は、S12に戻る。
一方、商品コードを取得していないと判断した場合には(S12のNo)、制御部100は、終了キー212が操作されたか否かを判断する(S14)。操作されたと判断した場合には(S14のYes)、制御部100は、商品情報部131に記憶された商品情報に基づいて決済処理を実行する(S15)。そして制御部100は、決済処理で算出した合計金額情報を紙幣釣銭機272に出力する(S16)。次に制御部100(シャッター開放手段105)は、第3電磁ロック32に対して解錠信号を出力する(すなわち、第3電磁ロック32のソレノイドに通電する)(S17)。この信号を入力した第3電磁ロック32が解錠状態となると、何も障害物がなければシャッターは開放される。しかしながら、シャッターに硬貨等の物体が当接する等してシャッターが開放状態とはならない場合がある。そのため、制御部100(シャッター検出手段106)は、シャッターセンサ35がシャッターを検出しているか否かに基づいて、S17の処理に伴いシャッターが開放されたか否かを判断する(S18)。シャッターセンサ35がシャッターを検出していないと制御部100が判断した場合は、制御部100は、シャッターが開放されていると判断する。シャッターが開放されていると判断した場合には(S18のYes)、制御部100は、硬貨釣銭機271から、顧客が硬貨釣銭機271に入金した入金額情報と釣銭額情報(釣銭がない場合は入金額情報)を入力する(S19)。釣銭額は、硬貨釣銭機271がS16で出力した合計金額情報と入金額とから算出して、セルフPOS端末1に出力する。
次に制御部100は、第3電磁ロック32を施錠状態として、シャッターを閉止する(S20)。次に制御部100は、商品情報、決済情報、入金額情報、釣銭情報等を、プリンタ24でレシート用紙に印字してレシートを発行する(S21)。そして制御部100は、S11に戻る。なお、S18において、シャッターが開放されていないと判断した場合には(S18のNo)、制御部100は、所定回数リトライする。すなわち、第3電磁ロック32を所定回数(例えば3回)繰り返し解錠状態としたか否かを判断する(S22)。所定回数(例えば3回)繰り返し解錠状態としていないと判断した場合には(S22のNo)、制御部100(リトライ手段107)は、第3電磁ロック32の解錠状態をリトライする(S23)。そして制御部100は、S18に戻る。また、所定回数S23のリトライを繰り返したと判断した場合には(S22のYes)、制御部100は、リトライ処理を中止してエラーを報知する(S24)。そして制御部100は、S11に戻る。
また、終了キー212は操作されていないと判断した場合には(S14のNo)、制御部100は、いずれかの処理装置でエラーが発生したか否かを判断する(S31)。硬貨釣銭機271、紙幣釣銭機272、プリンタ24、カード部28等の処理装置は、エラー状態をセルフPOS端末1に出力する。硬貨釣銭機271の場合、例えば硬貨の搬送過程における硬貨詰まり、収納部216に収納している硬貨がオーバーフロー状態等のエラー状態を、セルフPOS端末1に出力する。制御部100は、この出力に基づいて、処理装置がこのエラー状態となったか否かを判断する。いずれかの処理装置でエラーが発生したと判断した場合には(S31のYes)、次に制御部100は、エラーが発生したのが硬貨釣銭機271であるか否かを判断する(S32)。S31とS32を処理する制御部100がエラー検出手段102である。エラーが発生したのが硬貨釣銭機271であると判断した場合には(S32のYes)、制御部100(発光手段103)は、硬貨払出口273の近傍であり第1筐体41に設けられた発光部276を発光させる(S33)。この発光部276は、硬貨釣銭機271でエラーが発生したときに発光する(S34)。また同時に、制御部100は、ポール46に設けられた発光部29を点灯(または点滅)する。そして制御部100は、当該セルフPOS端末1がエラー状態であることを顧客に示すメッセージと、エラーを解除するためのリセットキー213を、表示部22に表示する。この発光部29が点灯すると、アテンダントPC2においてセルフPOS端末1を監視しているアテンダントは、当該セルフPOS端末1に近づいて、発光部276の点灯を見て、硬貨釣銭機271でエラーが発生していることを認識する。また、アテンダントは、リセットキー213を操作して硬貨釣銭機271のエラーを解除する。
制御部100は、リセットキー213が操作されたか否かを判断する(S35)。操作されるまで待機し(S35のNo)、操作されたと判断した場合には(S35のYes)、制御部100は、第1電磁ロック30に対して第1電磁ロック30解錠信号を出力して(すなわち、第1電磁ロック30のソレノイドに通電する)第1電磁ロック30を解錠状態とする(S36)。第1電磁ロック30が解錠状態となると、何も障害物がなければ第1扉411が開放状態となる。しかしながら、第1扉411に物体が当接する等して第1扉411が第1筐体41から開放されない場合がある。そのため、制御部100は、第1扉センサ33が第1扉411を検出しているか否かに基づいて、S36の処理に伴い第1扉411が開放状態とされたか否かを判断する(S37)。第1扉センサ33が第1扉411を検出していないと制御部100が判断した場合は、制御部100は、第1扉411が第1筐体41から開放状態となっていないと判断する。
制御部100が、第1扉411が第1筐体41から開放していると判断した場合(S37のYes)、制御部100は、第4電磁ロック解錠信号を硬貨釣銭機271に向けて出力する(S38)。そして制御部100は、S11に戻る。S35〜S38の処理を実行する制御部100が解錠手段である。このように、制御部100は、S36における第1電磁ロック30解錠信号とS38における第4電磁ロック解錠信号とを、自動的に連動して出力する。セルフPOS端末1の制御部100は、第1電磁ロック30を解錠状態とする。また、後述する硬貨釣銭機271の制御部500は、S38の第4電磁ロック解錠信号を入力して第4電磁ロックを解錠状態とする。このように、第1電磁ロック30と第4電磁ロック60とを連動して解錠状態とする。なお、第1扉411が開放されていないと判断した場合には(S37のNo)、制御部100は、所定回数リトライする。すなわち、第1電磁ロック30を所定回数(例えば3回)繰り返し解錠状態としたか否かを判断する(S39)。所定回数(例えば3回)繰り返し解錠状態としていないと判断した場合には(S39のNo)、制御部100は、第1電磁ロック30の解錠状態をリトライする(S40)。そして制御部100は、S37に戻る。また、所定回数S40のリトライを繰り返したと判断した場合には(S39のYes)、制御部100は、リトライ処理を中止してエラーを報知する(41)。そして制御部100は、S11に戻る。
また、エラーが発生したのが硬貨釣銭機271以外であると判断した場合には(S32のNo)、制御部100は、他のエラーが発生した処理装置のエラー解除処理を実行する(S51)。後述するプリンタ24のエラー処理はS51で実行する。また、いずれかの処理装置でもエラーは発生していないと判断した場合には(S31のNo)、制御部100は、S11に戻る。
次に、硬貨釣銭機271の制御処理に付いて説明する。図9は、硬貨釣銭機271の制御処理の流れを示すフローチャートである。図9に示すように、制御部500は、セルフPOS端末1から合計金額情報を入力したか否かを判断する(S61)。入力したと判断した場合には(S61のYes)、制御部500は、入力した合計金額情報をRAM53に記憶する(S62)。そして制御部500は、硬貨投入口218から硬貨が入金されたか否かを判断する(S63)。入金されるまで待機し(S63のNo)、入金されたと判断した場合には(S63のYes)、制御部500は、硬貨判断部279において入金された硬貨の真贋判定と金種を判断し、また、制御部500は、硬貨搬送部219を通過させた正貨を収納部216に収納する。次に制御部500は、収納部216に収納した入金額とS62で記憶した合計金額とに基づいて釣銭額を算出する(S64)。そして制御部500は、釣銭があるか否かを判断する(S65)。釣銭があると判断した場合は(S65のYes)、制御部500は、当該額の釣銭額の硬貨を硬貨払出口273から硬貨受皿280へと払い出す(S66)。そして制御部500は、セルフPOS端末1に対し、入金額情報と釣銭額情報とを出力する(S67)。そして制御部500は、S61に戻る。また、釣銭がないと判断した場合には(S65のNo)、制御部500は、セルフPOS端末1に対し、入金額情報を出力する(S68)。そして制御部500は、S61に戻る。
一方、S61において、セルフPOS端末1から合計金額情報を入力していないと判断した場合には(S61のNo)、制御部500は、硬貨釣銭機271でエラーが発生したか否かを判断する(S71)。エラーが発生したと判断した場合には(S71のYes)、制御部500は、当該エラー情報をセルフPOS端末1に出力する(S72)。次に制御部500は、セルフPOS端末1から第4電磁ロック解錠信号を入力したか否かを判断する(S73)。入力するまで待機し(S73のNo)、入力したと判断した場合には(S73のYes)、制御部500(解錠手段101)は、第4電磁ロック60に対して解錠信号を出力し(すなわち、第4電磁ロック60のソレノイドに通電し)第4電磁ロック60を解錠状態とする(S74)。そして制御部500は、S61に戻る。なお、硬貨釣銭機271ではエラーが発生していないと判断した場合には(S71のNo)、制御部500は、S61に戻る。
このような実施形態によれば、セルフPOS端末1は、内部に設けられた硬貨釣銭機271でエラーが発生した場合には、第1電磁ロック30と第4電磁ロック60とを連動して解錠状態とする。そのため、アテンダントは、第1扉411の電磁ロックと硬貨釣銭機271の電磁ロックとを、それぞれ解錠状態とする必要がない。
以上、本発明の実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。この実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
例えば、実施形態では、硬貨釣銭機271がエラーを発生したとして説明した。しかしながら、紙幣釣銭機272やプリンタ24やカード部28等がエラーを発生しても、制御部100は、同様の制御を実行する。例えば、紙幣釣銭機272がエラーを発生した場合は、制御部100は、第1扉411と紙幣釣銭機272の内部を開放する制御を実行する。プリンタ24やカード部28等がエラーを発生した場合には、制御部100は、第3扉421とプリンタ24またはカード部28の内部を開放する制御を実行する。この場合、紙幣釣銭機272やプリンタ24やカード部28は、セルフPOS端末1の内部に収納されているため、セルフPOS端末1の一部である。
ここで、プリンタ24がエラーとなった状態について簡単に説明する。プリンタ24がエラー状態となると、プリンタ24からセルフPOS端末1にエラー情報が出力される。エラー情報を入力したセルフPOS端末1は、発光部277を点灯してプリンタ24がエラー状態であることを示す。また、セルフPOS端末1は、表示部22に、プリンタ24のエラーを解除するためのリセットキー214を表示する。アテンダントがリセットキー214を操作すると、セルフPOS端末1は、第2電磁ロック31(第1ロック機構)に対して第2電磁ロック解錠信号を出力する。そして第2電磁ロック解錠信号に連動させて、プリンタ24の内部を開放するために、プリンタ24に備えられた図示しない電磁ロック(第2ロック機構)に解錠信号を出力する。すると、セルフPOS端末1は、第2電磁ロック31を解錠状態として第3扉421を開放状態とする。また、プリンタ24は、連動して、プリンタ24の内部を開放するための電磁ロックを解錠状態としてプリンタ24の内部を開放する。
また、実施形態では、硬貨釣銭機271の制御処理を制御部500が行った。しかしながら、これに限らず、硬貨釣銭機271の制御処理を制御部100が行うようにしてもよい。また、紙幣釣銭機272の制御処理、プリンタ24の制御処理、カード部28の制御処理を、各処理装置の制御部が行ってもよいし、制御部100が行ってもよい。
また、実施形態では、処理装置の全部または一部を移動する概念の一例として、第4電磁ロック60を解錠状態とすると、硬貨釣銭機271の内部を開放するようにした。しかしながら、第4電磁ロック60を解錠状態とすると、硬貨釣銭機271自体を取り外せるようにしてもよい。また、第4電磁ロック60を解錠状態とすると、硬貨釣銭機271の一部(例えば硬貨の回収袋)を取り外せるようにしてもよい。これらの構成は、すべて処理装置の全部または一部を移動する概念に含まれる。
また、実施形態では、第1電磁ロック30と第4電磁ロック60とを連動して解錠状態としたが、これに限らず、第1電磁ロック30と第4電磁ロック60とを同時に解錠状態としてもよい。
また、実施形態では、セルフPOS端末1を電子機器の一例として説明したが、これに限らず、例えば、売上登録処理をオペレータが操作し、決済操作を顧客自身で行うセミセルフ型のPOS端末を電子機器としてもよい。また、電子機器は、POS端末に限らず、2個の電磁ロックを備えた機器であってもよい。
1 セルフPOS端末
24 プリンタ
30 第1電磁ロック
32 第3電磁ロック
60 第4電磁ロック
100 制御部
101 解錠手段
102 エラー検出手段
103 発光手段
104 扉検出手段
105 シャッター開放手段
106 シャッター検出手段
107 リトライ手段
271 硬貨釣銭機
276 発光部
411 第1扉
500 制御部
2711 入金部
特開2011−54121号公報
実施形態の電子機器は、筐体と、前記筐体内に設けられた処理装置と、前記筐体に開閉可能に設けられた扉と、前記扉を開放可能な解錠状態と前記扉を閉止する閉止状態とに切り換わる第1ロック機構と、前記処理装置を解錠する解錠状態と前記処理装置を施錠する施錠状態とに切り換わる第2ロック機構と、前記扉を開放するための開放信号が入力されたことを条件に、前記第1ロック機構を前記解錠状態とする第1解錠手段と、前記処理装置の解錠を指示する操作がされたことを判断したことを条件に、前記第1ロック機構と前記第2ロック機構とを解錠状態とする第2解錠手段と、を備える。

Claims (5)

  1. 筐体と、
    前記筐体内に設けられた処理装置と、
    前記筐体に開閉可能に設けられた扉と、
    前記扉を開放可能とする解錠状態と前記扉を閉止する施錠状態とに切り換わる第1ロック機構と、
    前記処理装置の全部または一部を移動可能とする解錠状態と前記処理装置の全部または一部を移動不可とする施錠状態とに切り換わる第2ロック機構と、
    前記処理装置の全部または一部の移動を指示する信号が入力されたことを条件に、前記第1ロック機構と前記第2ロック機構とを解錠状態とする解錠手段と、
    を備えた電子機器。
  2. 前記処理装置のエラーを検出するエラー検出手段、をさらに備え、
    前記解錠手段は、前記エラー検出手段がエラーを検出した前記処理装置を収納する前記筐体の前記扉を開放状態とする前記第1ロック機構と、当該処理装置の全部または一部を移動可能とする前記第2ロック機構とを解錠状態とする、請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記処理装置に対応した位置に設けられた発光部と、
    前記エラー検出手段が検出した前記処理装置に対応した前記発光部を発光させる発光手段と、をさらに備えた、請求項2に記載の電子機器。
  4. 前記扉の開閉を検出する扉検出手段、をさらに備え、
    前記解錠手段は、前記第1ロック機構を解錠状態にした後に前記扉検出手段が前記扉が開放されていることを検出したことを条件に前記第2ロック機構を解錠状態とし、前記第1ロック機構を解錠状態にした後に前記扉検出手段が前記扉が開放されていないことを検出したことを条件に前記第2ロック機構を解錠状態とせずに前記第1ロック機構を解錠状態とする処理を繰り返す、請求項1乃至3のいずれか一に記載の電子機器。
  5. 前記処理装置は金銭を投入する釣銭機であり、
    前記釣銭機に金銭を投入する投入口と、
    前記投入口を開放および閉止するシャッターと、
    前記シャッターを開放する解錠状態と前記シャッターを閉止する施錠状態とに切り換える第3ロック機構と、
    前記シャッターの開放を指示する信号が入力されたことを条件に、前記第3ロック機構を解錠状態とするシャッター開放手段と、
    前記シャッターの開放・閉止を検出するシャッター検出手段と、
    前記シャッター開放手段によって前記第3ロック機構が解錠状態とされたのに前記シャッター検出手段が前記シャッターが開放されていないことを検出したことを条件に、前記シャッター開放手段による第3ロック機構を解錠状態とする処理を繰り返すリトライ手段と、をさらに備えた、請求項1乃至4のいずれか一に記載の電子機器。
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