JP2017138580A - 吸音装置、電子機器及び画像形成装置 - Google Patents

吸音装置、電子機器及び画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】従来の吸音装置では設置することができなかった位置に吸音装置を設置することが可能となる吸音装置を提供する。【解決手段】空洞部82と、空洞部82を外部とを連通する開口部81とを備える吸音装置8において、空洞部82が、開口部81が形成された開口面83と、開口面83と対向する底面84と、開口面83と底面84との間を接続するように延在する側壁面85とによって形成され、側壁面85に対して開口面83及び底面84が傾斜している。【選択図】図1

Description

本発明は、吸音装置、電子機器及び画像形成装置に関するものである。
従来、画像形成装置として、駆動音が外部に漏れ出ることを抑制するためにヘルムホルツ共鳴器を用いた吸音装置を備えたものが知られている(特許文献1等)。この吸音装置は、空洞部と、空洞部と外部と連通する開口部とを備える装置である。
しかしながら従来のヘルムホルツ共鳴器を用いた吸音装置では、画像形成装置内で吸音装置を設けることができる位置が限定されるという課題があった。
上述した課題を解決するために、本発明は、空洞部と、前記空洞部と外部と連通する開口部とを備える吸音装置において、前記空洞部が、前記開口部が形成された開口面と、前記開口面と対向する底面と、前記開口面と前記底面との間を接続するように延在する側壁面とによって形成され、前記側壁面に対して前記開口面と前記底面との少なくとも一方が傾斜していることを特徴とするものである。
本発明によれば、従来の吸音装置に比べて配置の自由度を向上することが可能となるという優れた効果がある。
実施例1に係る吸音装置の断面図。 実施形態に係る複写機の正面図。 実施形態に係る複写機の斜視図。 吸音装置を配置した正面外装カバーの部分断面図。 図4に示す吸音装置の側方断面図。 図5に示す吸音装置の模式図。 図6に示す吸音装置を図6中の右側から見た説明図。 図7中のF−F断面における吸音装置の断面説明図。 実施例2の吸音装置の断面図。 正面外装カバーに実施例2の吸音装置を構成した断面説明図。 変形例1の吸音装置の断面図。 変形例2の吸音装置の断面図。 正面外装カバーを裏面側から見た斜視図。 実施形態に係る複写機に引き出しユニットを適用した説明図。 図14に示す複写機の引き出しユニットを引き出した状態の説明図。 図3に示す複写機に正面外装取っ手部とガイドレールとを追記した斜視図。 正面外装カバーが回動する複写機の斜視図。 従来の吸音装置の断面図。 参考例1の断面説明図。 参考例2の断面説明図。 参考例3の断面説明図。
以下、本発明を適用した画像形成装置について説明する。
図2は、本実施形態に係る画像形成装置である複写機1の正面図である。
図2に示すように、複写機1は、タンデム型のカラー複写機である。また、複写機1は、自動原稿搬送装置(以下、ADFという)10と、装置本体11とから構成されている。また、装置本体11は、記録媒体である用紙に画像を形成する画像形成部5と、画像形成部5に用紙を給紙する給紙部3と、画像読取部4とから構成されている。
ADF10は、原稿トレイ20と、原稿給紙ローラ21と、原稿搬送ベルト22と、原稿排紙ローラ23と、原稿排紙トレイ24とを含んで構成されている。ADF10は、画像読取部4に対して開閉自在に取り付けられている。画像読取部4は、読取筐体40と、走査光学ユニット41と、コンタクトガラス42とを含んで構成されている。コンタクトガラス42は、画像読取部4の読取筐体40の上部に設けられ、読取筐体40の上面部を構成している。
給紙部3は、給紙カセット30と、給紙装置31とを備えている。三つの給紙カセット30は用紙サイズの異なる記録媒体としての用紙を収容する。給紙装置31は、給紙カセット30に収納された用紙を画像形成部5の主搬送路70まで搬送する。
画像形成部5の側面には、複写機1本体に対して回動軸を中心に回転させることで手差しトレイ32が画像形成部5に対して開閉可能に配設されている。手差しトレイ32を開放した状態で、その上面に手差しされた紙束における一番上の用紙が、送出ローラによって主搬送路70に向けて送り出される。
主搬送路70には、レジストローラ対70aが配設されており、レジストローラ対70aは、主搬送路70内を搬送されてくる用紙をローラ間に挟み込んだ後、所定のタイミングで二次転写ニップに向けて送り込む。
画像形成部5は、露光ユニット51、タンデム画像形成部50、中間転写ベルト44、一次転写ローラ55、二次転写装置52、定着ユニット53、主搬送路70、反転搬送路73、及び、排紙路60などを有している。中間転写ベルト44はベルト駆動ローラ45が回転することによって図2中の時計回り方向に回転する。
図2に示すように、露光ユニット51は、タンデム画像形成部50に隣接して配置され、各色に対応した四つの感光体74のそれぞれに露光を行う。
タンデム画像形成部50は、中間転写ベルト44の上であって、中間転写ベルト44の回転方向に沿ってイエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの四つの作像部75から構成されている。個々の作像部75は、感光体74の周りに帯電装置、現像装置、感光体クリーニング装置、除電装置などを備え、一体的に支持するプロセスカートリッジを構成し、装置本体11に対して着脱可能となっている。
タンデム画像形成部50では、画像読取部4によって読み取られて色別分解された画像情報に基づいて、それぞれの感光体74に色分けしてトナー像を形成する。また、それぞれの感光体74に形成されたトナー像は、一次転写ローラ55に印加される転写電圧によって中間転写ベルト44の表面上に転写される。
一方、中間転写ベルト44を挟んでタンデム画像形成部50の反対側には、二次転写装置52が設けられている。二次転写装置52は、転写部材である二次転写ローラ521を有し、二次転写ローラ521を中間転写ベルト44に押し当てることにより、二次転写ニップを形成している。この二次転写ニップでは、中間転写ベルト44に転写されたトナー像を、給紙部3から搬送された用紙に転写する。
二次転写ニップでトナー画像が転写された用紙は、二つの支持ローラ57に張架された用紙搬送ベルト56により定着ユニット53へ送り込まれる。
定着ユニット53は、無端ベルトである定着ベルト58に加圧ローラ59を押し当てて構成している。定着ユニット53では、加圧ローラ59により用紙に熱と圧力を加えることにより、用紙に転写されたトナー像のトナーを溶融して、用紙に定着する。
トナー像が定着された用紙は、排紙搬送路としての排紙路60を経由して機外の排紙トレイ61上にスタックされる。
図2に示すように、二次転写装置52および定着ユニット53の下側には反転搬送路73が設けられている。反転搬送路73は、用紙の両面に画像を形成するために、定着ユニット53から排出された用紙の表裏を反転させて、用紙を再び主搬送路70を介して二次転写装置52に供給するためのものである。
図3は、複写機1の斜視図である。
図3に示すように、複写機1の画像形成部5の手前側(図2に直交する方向の手前側)の外装カバーを形成する正面外装カバー2は、上方が装置手前側に突き出した形状となっている。
図4は、正面外装カバー2を斜め奥側から見た部分断面図である。図4に示すように、正面外装カバー2の裏側には吸音装置8を配置している。
図5は、図4に示す吸音装置8を複写機1の右側面側(図2中の右側)から見た側方断面図であり、図6は、図5に示す吸音装置8の模式図である。
図4乃至図6に示すように、正面外装カバー2の内側の面に、複数のリブ2aが内側に向けて突き出すように設けられており、リブ2a同士の間の隙間に対して蓋をするように、開口面形成部材13を固定する。これにより、ヘルムホルツ共鳴器を用いた吸音装置8を形成している。
正面外装カバー2は樹脂成型品であり、本実施形態では、成型時の金型の抜き方向は図6中の左右方向であるため、金型の抜き方向に対して平行に形成されるリブ2aは、装置手前側(図6中の左側)から装置奥側(図6中の右側)に向けて突き出している。一方、本実施形態の正面外装カバー2における吸音装置8を設けた部分の外装面2sは、金型の抜き方向(図6中の左右方向)に対して傾斜しているため、リブ2aの突き出し方向は外装面2sの裏面のリブ形成面2bに対して傾斜した状態となっている。
ここで従来の吸音装置について説明する。
図18は従来の吸音装置8の断面図である。
図18に示すように、ヘルムホルツ共鳴器の構造を備えた吸音装置8は、入口が狭まった容器のような形状であり、ある程度の体積を有する空洞部82と、それよりも小さい開口部81とによって構成され、開口部81に入ってくる特定の周波数の音を吸音する。
図18に示す吸音装置8は、ヘルムホルツ共鳴器の空洞部82を形成する壁面のうち空洞部82と外部とを連通する開口部81が設けられた開口面83を形成する開口面形成部材13を備える。さらに、吸音装置8は、空洞部82の他の壁面(底面84、側壁面85)を形成する空洞部形成部材14を備える。
開口面形成部材13は、外部に向けて突き出した筒状のフランジ部131を備え、このフランジ部131の内側が断面積「S」、長さ「H」の開口部81となる。開口面形成部材13に空洞部形成部材14を固定することによって体積「V」の空洞部82が形成されている。
吸音装置8の空洞部82の体積を「V」、開口部81の開口面積を「S」、開口部81の長さを「H」、音速を「c」とし、吸音装置8での吸音周波数を「f」とすると、以下の(1)式が成り立つ。
Figure 2017138580
(1)式における「Δr」は開口端補正であり、一般に開口部81の断面が円形のときの半径を「r」としたときに、「Δr=0.6r」を用いる。
(1)式に示すように、吸音装置8によって吸音する音の周波数は、空洞部82の体積「V」、開口部81の長さ「H」及び開口部81の開口面積「S」によって求めることができる。
図18に示す従来の吸音装置8は、空洞部82の形状が、開口面83と底面84とが平行で、側壁面85が開口面83及び底面84に対して垂直な円柱状または多角柱状の柱体状となっている。
次に、図6等の示す正面外装カバー2のようにリブ形成面2bとリブ2aの突き出し方向とが傾斜した部材に図18に示す吸音装置8を配置する場合の問題点について説明する。
正面外装カバー2のような射出成型品は、金型を用いて樹脂等を流し入れて成型するが、金型の移動方向は一方向のみが最も安価であり、精度が良い。
射出成型品を用いてヘルムホルツ共鳴器を構成する場合、空洞部82と開口部81とが必要であるヘルムホルツ共鳴器の構造を一部材だけで構成することは困難であるが、空洞部82の壁面の一部を形成する形状は容易に形成できる。そのため、図18に示す吸音装置8では、複数の部材(13、14)を組み合わせてヘルムホルツ共鳴器の構造を形成している。また、コスト・スペースの観点から、ヘルムホルツ共鳴器の一部を形成する射出成型品は、ヘルムホルツ共鳴器の一部だけでなく、その他の機能も合わせて成型されることが多い。
図6に示す正面外装カバー2は、リブ形成面2bが空洞部82の底面84を形成し、リブ2aの側面が空洞部82の側壁面85を形成する空洞部形成部材14としての機能を有する。そして、図6に示すように、開口面形成部材13と組み合わせることでヘルムホルツ共鳴器の構造を形成している。また、ヘルムホルツ共鳴器の空洞部形成部材14を形成する射出成型品である正面外装カバー2は複写機1の外装カバーとしての機能も合わせるように成型されている。
しかし、一つの射出成型品でヘルムホルツ共鳴器の構造の一部としての機能の形状と他の機能の形状とを設けることで、図18に示すような従来の吸音装置8を配置できない場合がある。
図19は、図6に示す正面外装カバー2に、図18に示す従来の吸音装置8を配置した参考例1の断面説明図である。図19中の矢印「A」は金型を用いて正面外装カバー2を射出成型するときのリブ形成面2bと対向する金型の抜き方向を示している。
図19に示すようにリブ2aは金型の抜き方向に対して平行に形成されるため、図19中の「α」で示す範囲では、リブ形成面2bとリブ2aの表面とが傾斜した状態となる。このため、「α」で示す範囲には、リブ形成面2bを底面84として、側壁面85が底面84に対して垂直な空洞部82を備えた吸音装置8を配置することができない。
図20は、図6に示す正面外装カバー2に、図18に示す従来の吸音装置8を配置した参考例2の断面説明図である。図20では、リブ2aの表面に垂直な底面84を形成する底板部材90を設けて、リブ形成面2bとリブ2aの表面とが傾斜した「α」で示す範囲に従来の吸音装置8を配置している。
参考例2では、「α」で示す範囲に吸音装置8を配置しているものの、底板部材90という別部材が必要となる。また、底板部材90とリブ形成面2bとの間の「β」で示す空間がデッドスペースとなる。
図21は、図6に示す正面外装カバー2の「α」で示す範囲に対応する範囲のリブ2aの突出方向がリブ形成面2bに対して垂直になるようにリブ2aを設け、図18に示す従来の吸音装置8を配置した参考例3の断面説明図である。
図21に示す形状の正面外装カバー2を成型するには、図21中の「A」方向に移動する金型とは別に、図21中の「B」方向に移動するスライド金型を用いる必要がある。スライド金型を用いると、製造コストの上昇や部品精度の低下等の問題が生じるおそれがある。
これに対して、本実施形態に係る吸音装置8は、空洞部82の側壁面85に対して開口面83や底面84を傾斜させている。この吸音装置8では、図6の正面外装カバー2の金型の抜き方向と平行な面となるリブ2aの表面を側壁面85とし、これに対して、空洞部82の底面84や開口面83を傾斜させることで、金型をスライドにすることなくヘルムホルツ共鳴器の構造を形成できる。
〔実施例1〕
図1は、実施例1の吸音装置8の断面図である。
図1に示すように、吸音装置8は開口部81が形成された開口面形成部材13と、空洞部形成部材14とを備える。開口面形成部材13と、空洞部形成部材14とを接続することで、空洞部82を形成する。空洞部82は、開口面形成部材13の表面の一部であって開口部81が形成された開口面83と、開口面83と対向する底面84と、開口面83と底面84との間を接続するように延在する側壁面85とによって形成される。そして、実施例1の吸音装置8は、側壁面85に対して開口面83と底面84とがともに傾斜している。
実施例1の吸音装置8では、図1中の矢印「A」方向が、樹脂材料からなる空洞部形成部材14の射出成型時の金型の抜き方向となる。
実施例1の空洞部形成部材14の材料は樹脂であり、開口面形成部材13の材料の金属に比べて密度が小さく、且つ、加工し易い材料である。
開口面形成部材13は、バーリングによってフランジ部131が形成されており、このフランジ部131の内側が断面積「S」、長さ「H」の開口部81となる。開口面形成部材13と空洞部形成部材14とはネジ止めやインサート成型等で密着させて固定する。開口面形成部材13と空洞部形成部材14とを固定することによって体積「V」の空洞部82が形成される。
バーリングとは、板材に下穴と呼ばれる穴を開け、下穴よりも径の大きなパンチを下穴に押し込んで、下穴の縁を広げながら立て、開口部81の周りにフランジを形成する加工方法である。バーリングによって開口部81を形成することで、空洞部82を形成する壁面の一部を形成する開口面形成部材13に対して開口部81を形成するための部材を別途に設けることなく、開口部81を有する開口面形成部材13を形成することが出来る。
開口部81に入射しなかった音は、開口部81の周りの外側壁面に入射するため、空洞部82を形成する壁面のうち、開口部81が設けられた壁面は、透過音の抑制に優れた金属(板金)が望ましい。
音が壁に入射した場合、壁の単位面積辺りの質量が大きいほど、音の透過損失が大きくなり(音が透過しにくくなり)、壁の材質が一様である場合は、壁の厚みが厚いほど、壁を構成する材料の密度(単位体積当たりの質量)が大きいほど音は透過し難くなる。このため、空洞部82を形成する壁面のうち、開口部81が設けられた開口面83を形成する開口面形成部材13を樹脂よりも密度が大きい金属製の板金によって形成することで、音が透過することを抑制することができる。また、板金だと、音源側に対向する側に当たった音が透過しにくく、反射する量が多いため、反射して開口部81に向かう音が相対的に多くなり、吸音効果の向上を図ることができる。
吸音装置8は、図1中の矢印Dで示す開口部81の開口方向を吸音対象の音の音源に向けて配置することが望ましい。ここで、開口部81の開口方向とは、開口部81における空洞部82側の端部の開口断面形状の重心と、開口部81における外部側の端部の開口断面形状の重心とを結んだ仮想直線に平行な方向である。開口部81が円柱状の場合はその中心線に平行な方向である。開口方向を音源に向けることで、吸音対象の音が開口部81に入り易くなり、吸音効率の向上を図ることができる。
開口面形成部材13の板状の部分に対して、連通方向に立ち上がるように配設されたフランジ部131が立設部であり、図1に示す吸音装置8では、空洞部82に対して外側に向けてフランジ部131が立設している。
また、下穴の径とパンチ穴との径の差が大きいほどフランジ部131が高くなり、その内部の開口部81の長さ「H」が長くなる。このため、下穴の径とパンチ穴との径の差を調節することで、フランジ部131の高さを調節でき、開口部81の長さ「H」の値を調節することができる。
正面外装カバー2を空洞部形成部材14として、側壁面85に対して開口面83と底面84とがともに傾斜した実施例1の吸音装置8の構成を備え、空洞部82に対して内側に向けてフランジ部131が立設した吸音装置8を正面外装カバー2に設ける。これにより、図4乃至図6に示す構成を実現することができる。
空洞部82に対して内側に向けてフランジ部131が立設することで、外側に開口部81の長さを確保するスペースが無くても内側に向けることで、開口部81を長くして、吸音周波数を低周波に設定することが可能となる。また、外側に突出する突起物をなくすことができ、組み付けや保守作業の際にフランジ部131が作業者の邪魔にならないようにすることができる。
図1に示す実施例1の吸音装置8は、開口面83に対して直交する方向にフランジ部131が立設しているため、連通方向は開口面83に対して直交する方向となる。
図5及び図6に示す吸音装置8も連通方向は開口面83に対して直交する方向となっており、開口面83が傾斜しているため、連通方向は斜め上方となっており、水平方向に突出するリブ2aによって形成される側壁面85に対して傾斜している。
そして、図5に示すように、吸音装置8の連通方向に音源である駆動モータ9が位置している。
正面外装カバー2のリブ形成面2bの傾斜した部分に実施例1の吸音装置8を設けることで、駆動モータ9を避けつつ、連通方向が駆動モータ9を向き、さらに、近接した位置に吸音装置8を配置する構成となっている。ヘルムホルツ共鳴器を用いた吸音装置8は、音源からの距離が近いほうが、音が広範囲に伝播する前に吸音することができるので吸音効率の向上を図ることができる。よって、図5に示す構成では駆動モータ9の駆動音を効率的に吸音することが可能となる。
図6の吸音装置8では、樹脂部品である空洞部形成部材14と金属製の開口面形成部材13とをネジ7を用いたネジ締結によって固定している。材料の密度が異なり、強度の異なる二つの部材をネジ締結で固定することによって、二つの部材の接触部では、強度の低い空洞部形成部材14が強度の強い開口面形成部材13の表面に沿うように変形し、空洞部82の密閉性を確保することができる。
また、図6の吸音装置8では、ネジ7が螺合するネジ下穴14aがリブ2aの突き出し方向と平行な方向に形成されている。すなわち、ネジ下穴14aに螺合したネジ7の軸方向が金型の抜き方向と平行であるため、金型による射出成型時にネジ下穴14aを形成することが可能となる。
図7は、図6に示す吸音装置8を図6中の右側から見た説明図であり、図8は、図7中のF−F断面における吸音装置8の断面説明図である。図6は、図7中のE−E断面である。
図7及び図8に示すように、図6の吸音装置8は、板金からなる開口面形成部材13の短手方向(図7及び図8中の左右方向)の両端部に屈曲部13bを備える。図7に示すように、屈曲部13bは開口面形成部材13の長手方向に延在して形成されており、開口面形成部材13に撓みが生じ難い構成となっている。これにより、板金からなる開口面形成部材13の強度の向上を図り、樹脂製の開口面形成部材13とネジ締結する際に、開口面形成部材13の変形を防止し、ネジ締結によって形成される空洞部82の密閉性を確保することができる。
複写機1では、駆動モータ9の駆動音に限らず、各種ローラ等の移動部材の移動音、露光ユニット51のポリゴンミラーの回転音等の様々な稼動音が発生する。このような稼動音が複写機1の外部に伝わり、周辺の人に不快感を与える騒音となることがある。このような騒音となり得る稼動音のうち外部へ伝わることを抑制したい音の周波数に合わせて吸音装置8を形成することで、騒音となり得る稼動音を吸音装置8で吸音し、外部へ伝わることを抑制できる。
〔実施例2〕
図9は、実施例2の吸音装置8の断面図である。
実施例1の吸音装置8では、側壁面85に対して開口面83と底面84とがともに傾斜している構成であるが、図9に示す実施例2の吸音装置8は、底面84のみが側壁面85に対して傾斜した構成であり、他の点は同様である。
図1と同様に図9中の矢印「A」方向が、樹脂材料からなる空洞部形成部材14の射出成型時の金型の抜き方向となる。
図10は、図6に示す正面外装カバー2に実施例2の吸音装置8を構成した断面説明図である。
図10に示すように、実施例2の吸音装置8の構成であっても、デッドスペースが生じることなく、正面外装カバー2のリブ形成面2bの傾斜した部分に吸音装置8を設けることができる。
また、図9に示す実施例2の吸音装置8は、開口面83が底面84に対して傾斜している。このため、開口面83と底面84とが平行な吸音装置8よりもレイアウトの自由度が広がり、同じ配置空間に対して空洞部82を広くすることができる場合がある。
〔変形例1〕
図11は、変形例1の吸音装置8の断面図である。
実施例2では、側壁面85に対して傾斜した底面84が平面状であり、その断面が直線状となる構成について説明した。側壁面85に対して傾斜した底面84としては、段面が図11に示す変形例1のように湾曲する曲面状のものであってもよい。
図1と同様に図11中の矢印「A」方向が、樹脂材料からなる空洞部形成部材14の射出成型時の金型の抜き方向となる。
図3に示す実施形態の複写機1は、正面外装カバー2の傾斜した平面状であるが、正面外装カバー2が湾曲形状を備える構成の場合、変形例1の吸音装置8を適用することが出来る。
上述した実施例1、実施例2及び変形例1では、開口面形成部材13が金属製で、空洞部形成部材14が樹脂製の構成について説明したが、開口面形成部材13を樹脂製とし、空洞部形成部材14を金属製としてもよい。これにより、複写機1の本体フレーム等の金属製の部材を空洞部形成部材14として、樹脂製の開口面形成部材13を取り付けることにより、空洞部82の側壁面85に対して開口面83や底面84が傾斜した吸音装置8を設けることができる。
〔変形例2〕
図12は、変形例2の吸音装置8の断面図である。
上述した実施例1、実施例2及び変形例1では、吸音装置8を形成する二つの部材として、開口面83を形成する開口面形成部材13と、開口面83以外の内壁面を形成する空洞部形成部材14とを備える構成である。
変形例2は、吸音装置8を形成する二つの部材として、底面84を形成する底面形成部材16と、底面84以外の内壁面を形成する開口面側面形成部材15とを備える構成である。
図12に示す変形例2の吸音装置8は、開口面側面形成部材15が樹脂製であり、底面形成部材16が金属製であるが、逆であってもよい。
図12中の矢印「A」方向が、樹脂材料からなる開口面側面形成部材15の射出成型時の金型の抜き方向となる。
ヘルムホルツ共鳴器を用いた吸音装置8を形成するために、開口面形成部材13と空洞部形成部材14とを新たに追加するというのは、コスト及び重量の増加に繋がり好ましくない。これに対して、正面外装カバー2の一部を空洞部形成部材14として使用することで空洞部形成部材14を正面外装カバー2とは別に設ける必要がなくなり、複写機1の省スペース化、軽量化、部品点数の削減及び低コスト化を図ることができる。
複写機1の外装カバーの一部である正面外装カバー2を、図2に示す閉鎖状態から装置本体11に対して移動させることで、閉鎖状態では覆っていた装置内部の部材を露出させる開閉カバーとなっている。
本実施形態では、正面外装カバー2は、水平方向の装置手前側に引き出し可能な引き出しユニットに固定されており、正面外装カバー2は装置手前側に引き出されることで、引き出しユニットに保持された装置内部の部材を露出させる開閉カバーである。
図13は、正面外装カバー2を外装面2sの裏面側から見た斜視図である。
図13に示すように、正面外装カバー2の裏面の複数箇所に開口面形成部材13を配置し、正面外装カバー2と開口面形成部材13との間の空間をヘルムホルツ共鳴器の空洞部82として複数の吸音装置8を形成している。
このように、正面外装カバー2は、その一部が二枚の板状部材(正面外装カバー2と開口面形成部材13)を重ねた二重構造であり、この二重構造を構成する二枚の板状部材の間の空間をヘルムホルツ共鳴器の空洞部とする構成である。
正面外装カバー2としては二重構造に限らず、三重構造以上の多重構造であってもよい。また、一部を多重構造とするものに限らず、正面外装カバー2の全体を多重構造としてもよい。
次に、本実施形態の複写機1に適用可能な引き出しユニットについて説明する。
図14は、複写機1を図2中の右側から見たときの引き出しユニット(200、300)の説明図である。図15は、装置本体11に対して全ての引き出しユニット(200、300)を装置手前側(図14中の左側)に少し引き出した状態の説明図である。図14及び図15では、引き出しユニットとして装置本体11から引き出される部分に便宜的にハッチングを付している。
図16は、図3に示す複写機1の斜視図に、引き出しユニットをガイドするガイドレール(101、33)の位置を示す破線と、正面外装カバー2に設けられた正面外装取っ手部25とを追記した説明図である。また、図16では、給紙外装カバー302に設けられた給紙外装取っ手部304の符号も追記している。
複写機1は、引き出しユニットとして、一つの転写引き出しユニット200と、三つの給紙引き出しユニット300とを備えている。
転写引き出しユニット200は、正面外装カバー2と、記録媒体転写部201と、転写スライドレール202とを一体的に保持し、装置本体11に対して抜き差し可能となっている。転写スライドレール202は、複写機1の手前奥方向(図中のY軸に平行な方向)に延在する。装置本体11には、手前奥方向に延在するように転写ガイドレール101が固定されており、転写ガイドレール101は、転写スライドレール202を複写機1の手前奥方向に移動可能に保持する。
転写スライドレール202は、正面外装カバー2の幅方向(装置左右方向、図中のX軸に平行な方向)の両端部に一つずつ設けられている。また、転写ガイドレール101も、装置本体11の幅方向(装置左右方向、図中のX軸に平行な方向)の両端部に一つずつ設けられている。
使用者等が正面外装カバー2に設けられた正面外装取っ手部25を握って、複写機1の手前側(図14中の左側)に引き出すことで、転写引き出しユニット200が転写ガイドレール101に沿って水平方向に移動する。そして、図15に示すように、転写引き出しユニット200が装置本体11に対して手前側に引き出される。図15の状態から、さらに転写引き出しユニット200を引き出すことで、記録媒体転写部201を露出させることができる。
記録媒体転写部201は、中間転写ベルト44、一次転写ローラ55、二次転写装置52、定着ユニット53及び主搬送路70等を備える。転写引き出しユニット200を引き出して記録媒体転写部201を露出させることにより、記録媒体転写部201が備える各部材に対するメンテナンスや主搬送路70から定着ユニット53までの間で紙詰りを起こした用紙の除去を行うことができる。
上述したように樹脂成型品である正面外装カバー2にはリブ2aが備わっており、開口部が形成されている板金部材である開口面形成部材13と組み合わせることで、ヘルムホル共鳴器を利用した吸音装置8を構成している。正面外装カバー2は、転写ガイドレール101に沿って移動することで開閉する開閉カバーであり、正面外装カバー2に設けられた吸音装置8の底面84は転写ガイドレール101に対して傾斜している。
複写機1では、吸音装置8を備える正面外装カバー2の内側に記録媒体転写部201が配置されているため、転写を行うための各部の駆動音を吸音装置8で吸音することが可能であり、駆動音の外部への音漏れを抑制できる。
また、開閉カバーである正面外装カバー2は、正面外装カバー2とともには移動しない隣接する他の外装部材との間に、開閉時の干渉を防止するための隙間が形成されている。このような隙間を複写機1の内部で発生した音が通過すると音漏れの原因となる。複写機1では、隙間を形成する正面外装カバー2の内側に吸音装置8を設けることで、複写機1の内部の音源から隙間に向かう音を吸音することが可能であり、正面外装カバー2と他の外装部材との隙間からの音漏れの抑制を図ることができる。
給紙引き出しユニット300は、給紙外装カバー302と、給紙カセット30と、給紙スライドレール303とを一体的に保持し、装置本体11の給紙部3に対して抜き差し可能となっている。給紙スライドレール303は、複写機1の手前奥方向(図中のY軸に平行な方向)に延在する。装置本体11の給紙部3には、手前奥方向に延在するように給紙ガイドレール33が固定されており、給紙ガイドレール33は、給紙スライドレール303を複写機1の手前奥方向に移動可能に保持する。
給紙スライドレール303は、個々の給紙外装カバー302の幅方向(装置左右方向、図中のX軸に平行な方向)の両端部に一つずつ設けられている。また、給紙ガイドレール33は、三つの給紙引き出しユニット300のそれぞれに対応するように装置本体11の給紙部3の幅方向(装置左右方向、図中のX軸に平行な方向)の両端部に三つずつ設けられている。
使用者等が給紙外装カバー302に設けられた給紙外装取っ手部304を握って、複写機1の手前側(図14中の左側)に引き出すことで、給紙引き出しユニット300が給紙ガイドレール33に沿って水平方向に移動する。そして、図15に示すように、給紙引き出しユニット300が装置本体11の給紙部3に対して手前側に引き出される。図15の状態から、さらに給紙引き出しユニット300を引き出すことで、給紙カセット30を露出させることができる。給紙カセット30を露出させることにより、給紙カセット30に用紙の束を補給することができる。
図15に示すように、正面外装カバー2のリブ2aと同様に、樹脂成型品である給紙外装カバー302には給紙外装リブ302aが備わっている。そして、開口面形成部材13と同様に開口部が形成されている板金部材である給紙開口面形成部材313と給紙外装リブ302aを備える給紙外装カバー302とを組み合わせることで、ヘルムホル共鳴器を利用した給紙吸音装置308を構成している。給紙外装カバー302は、給紙ガイドレール33に沿って移動することで開閉する開閉カバーであり、給紙外装カバー302に設けられた給紙吸音装置308の底面は給紙ガイドレール33に対して直交している。
図14及び図15に示すように、給紙外装カバー302の裏面に給紙開口面形成部材313を配置し、給紙外装カバー302と給紙開口面形成部材313との間の空間をヘルムホルツ共鳴器の空洞部として給紙吸音装置308を形成している。
このように、給紙外装カバー302は、その一部が二枚の板状部材(給紙外装カバー302と給紙開口面形成部材313)を重ねた二重構造であり、この二重構造を構成する二枚の板状部材の間の空間をヘルムホルツ共鳴器の空洞部とする構成である。
給紙外装カバー302としては二重構造に限らず、三重構造以上の多重構造であってもよい。また、一部を多重構造とするものに限らず、給紙外装カバー302の全体を多重構造としてもよい。
複写機1では、給紙吸音装置308を備える給紙外装カバー302の内側に給紙カセット30が配置されており、給紙外装カバー302の内側に給紙を行なうための各部材が配置されている。このため、給紙を行うための各部材の駆動音を給紙吸音装置308で吸音することが可能であり、駆動音の外部への音漏れを抑制できる。
また、開閉カバーである給紙外装カバー302は、給紙外装カバー302とともには移動しない隣接する他の外装部材との間に、開閉時の干渉を防止するための隙間が形成されている。このような隙間を給紙部3の内部で発生した音が通過すると音漏れの原因となる。複写機1では、隙間を形成する給紙外装カバー302の内側に給紙吸音装置308を設けることで、給紙部3の内部の音源から隙間に向かう音を吸音することが可能であり、給紙外装カバー302と他の外装部材との隙間からの音漏れの抑制を図ることができる。
引き出しユニット(200、300)は、記録媒体転写部201や給紙カセット30を備え、ある程度の重量がある。このような引き出しユニットの取っ手部(25、304)が設けられた外装カバー(2、302)において、取っ手部に作用する力に対する強度が不十分であると変形したり、破損したりするおそれがある。
本実施形態では、外装カバーの強度を高める構成として、外装カバーの内壁面にリブ(2a、302a)を立てている。そして、リブを立てる等により、外装カバーの厚みを確保して強度を高める構成で、外装カバーにおけるリブ等の厚みを確保する部分同士の隙間をヘルムホルツ共鳴器の空洞部として用いる吸音装置を備えている。このような構成であれば、吸音装置を設けるため設置スペースの少なくとも一部を、外装カバーの厚みの範囲内に収めることができ、吸音装置を備えた画像形成装置の小型化を図ることができる。
正面外装取っ手部25及び給紙外装取っ手部304は、正面外装カバー2及び給紙外装カバー302の外装面に対して装置内側に向けて凹んだ形状の取っ手部である。取っ手部としては、外装カバーの外装面に対して凹んだ形状に限るものではなく、外装面よりも装置の外側に突出した取っ手部であってもよい。
正面外装取っ手部25及び給紙外装取っ手部304のように、外装カバーの外装面に対して装置内側に向けて凹んだ形状の取っ手部は、外装カバーの内壁面側から見ると外装カバーの厚み方向における装置内側に向けて突出した形状である。このような取っ手部が設けられた外装カバーの内壁面側に、取っ手部を避けるように吸音装置を配置することで、外装カバーの厚み方向の大型化を抑制して画像形成装置の小型化を図ることができる。
図13に示すように、正面外装カバー2の正面外装取っ手部25における装置内側の壁面は、複数の穴が形成されたメッシュ部26となっており、装置外部から正面外装取っ手部25の手を入れる空間を介して装置内部に空気を流入できる構成となっている。正面外装カバー2に空気を流入させるメッシュ部26を設けることで、稼動時に小オンする装置の冷却効率の向上を図ることができる。また、正面外装カバー2の外装面に対して装置内側に向けて凹んだ形状の正面外装取っ手部25にメッシュ部26を設けることで、複写機1の外観上、メッシュ部26が視認し難くなり、美観の低下を防止できる。
また、図13に示すように、正面外装カバー2の内壁面側で、正面外装取っ手部25を避けるように吸音装置8を配置することで、吸音装置8を備える構成で、正面外装カバー2の厚み方向の大型化を抑制し、画像形成装置の小型化を図ることができる。
図13乃至図16を用いて説明した構成では、引き出し方向の端部を覆う引き出しユニットの外装部材に吸音装置を設ける構成で、吸音装置を有する外装部材の内側に記録媒体転写部201と給紙カセット30が配置された構成について説明した。引き出しユニットにおける吸音装置を有する外装部材の内側に配置するものとしては、これらに限るものではなく、例えば、感光体74に作像を行うタンデム画像形成部50を配置してもよい。これにより、作像を行うための各部材の駆動音を引き出しユニットの外装部材に設けた吸音装置で吸音することが可能となり、駆動音の外部への音漏れを抑制できる。
図13乃至図16を用いて説明した構成では、側壁面に対して開口面と底面との少なくとも一方が傾斜している吸音装置を正面外装カバー2に配置している。そして、正面外装カバー2は、引き出しユニットに固定され、装置本体に対して抜き差しすることで、複写機1の外装で覆われている部分の一部を開閉する開閉カバーである。
側壁面に対して開口面と底面との少なくとも一方が傾斜している吸音装置を配置する開閉カバーとしては、引き出しユニットに固定されたものに限らない。例えば、回転軸を中心に回動することで画像形成装置における外装で覆われている部分の一部を開閉する開閉カバーでもよい。
図17は、正面外装カバー2が回動軸を中心に回動する開閉カバーである複写機1の斜視説明図である。図17に示す複写機1では、正面外装カバー2は、その下部側に設けられた回動軸を中心に回動する開閉カバーであり、少なくともその一部が複数枚の板状部材を重ねた多重構造である。そして、多重構造を構成する二枚の板状部材である正面外装カバー2と開口面形成部材13との間の空間をヘルムホルツ共鳴器の空洞部として吸音装置8を形成している。
図17に示す複写機1では、閉鎖状態の正面外装カバー2の幅方向(図17中のX軸に平行な方向)の両端の取っ手部1013を持って図17中の矢印「γ」方向に回動させることで図17に示すように、正面外装カバー2が開放状態となる。この状態ではインナーカバー102が露出した状態となり、このインナーカバー102を取り外すことで、感光体等の作像部が露出し、各部のメンテナンスができる。
図17に示す複写機1では、複写機1における正面外装カバー2を設けた面から音が漏れ出ることを抑制することができる。
このような回動する正面外装カバー2においても、側壁面に対して開口面と底面との少なくとも一方が傾斜している吸音装置を設けることで、レイアウトの自由度の向上を図ることができる。
図17に示す正面外装カバー2が回動する構成では、正面外装カバー2とインナーカバー102とを取り外した後に、メンテナンス等を行なう部材を装置手前側に引き出す必要がある。
これに対して、図13乃至図16を用いて説明した正面外装カバー2を引き出す構成では、正面外装カバー2を装置手前側に引き出すことだけで、引き出しユニットが保持するメンテナンス等を行う部材に使用者等が触れることが可能な状態となる。
本実施形態では、吸音装置を備える電子機器が画像形成装置である場合について説明したが、動作時に音を発生する音源部と、この音源部から発する音を吸音する吸音装置とを備える構成であれば画像形成装置以外の電子機器でも本発明は適用可能である。
以上に説明したものは一例であり、次の態様毎に特有の効果を奏する。
(態様A)
空洞部82等の空洞部と、空洞部を外部とを連通する開口部81等の開口部とを備える吸音装置8等の吸音装置において、空洞部が、開口部が形成された開口面83等の開口面と、開口面と対向する底面84等の底面と、開口面と底面との間を接続するように延在する側壁面85等の側壁面とによって形成され、側壁面に対して前記開口面と前記底面との少なくとも一方が傾斜している。
これによれば、上記実施形態について説明したように、従来の吸音装置では設置することができなかった位置に吸音装置を設置することが可能となる。これは、以下の理由による。
すなわち、従来の開口部と空洞部とを備えた吸音装置では、開口面と底面とが平行で、側壁面が開口面及び底面に対して垂直な円柱状や多角柱状等の柱体状の空洞部を備えることが一般的であった。また、開口部の形状が同じ場合は、空洞部の体積が大きいほど吸音する音の周波数を低周波数に設定できるため、所望の周波数の音を吸音するためには空洞部の体積を小さくすることができない場合がある。このため、従来の吸音装置は、ある程度の体積を有し、側壁面が開口面及び底面に対して垂直な空洞部を配置することができる空間を確保することができる位置にしか設けることができなかった。
本発明者ら鋭意検討を重ねた結果、吸音装置は、空洞部の体積を確保することができれば、空洞部の形状が柱体状でなくても所望の周波数の音を吸音することができることを見出した。態様Aに係る吸音装置は、側壁面に対して前記開口面と前記底面との少なくとも一方が傾斜しており、空洞部が柱体状ではない形状となっている。これにより、従来の吸音装置では空洞部の体積を確保することができずに設けることができなかった位置に吸音装置は設けることが可能となり、従来の吸音装置に比べて配置の自由度を向上することが可能となる。
(態様B)
態様Aにおいて、開口部81等の開口部の開口方向が側壁面85等の側壁面の延在方向(図1中の上下方向)に対して傾斜している。
これによれば、上記実施例1について説明したように、側壁面の延在方向に対して傾斜した方向に位置する駆動モータ9等の音源に対して開口部を向けることができ、吸音効率の向上を図ることができる。
(態様C)
態様AまたはBにおいて、開口面83等の開口面が底面84等の底面に対して傾斜している。
これによれば、上記実施例2について説明したように、開口面と底面とが平行な吸音装置8よりも配置の自由度を向上することが可能となる。
(態様D)
態様AまたはBにおいて、開口面83等の開口面と底面84等の底面とが平行である。
これによれば、上記実施例1について説明したように、開口面と底面とが側壁面85等の側壁面に対して傾斜していれば、従来の吸音装置では空洞部の体積を確保することができずに設けることができなかった位置に吸音装置は設けることが可能となる。
(態様E)
態様A乃至Dの何れかの態様において、空洞部82等の空洞部を形成する部材が開口面形成部材13及び空洞部形成部材14等の複数の部材からなり、樹脂及び金属等の複数の部材のそれぞれの材料の密度が異なる。
これによれば、上記実施例1について説明したように、空洞部の密閉性を確保することが可能となる。
(態様F)
態様Eにおいて、複数の部材のうち、開口面83等の開口面を形成する部材(開口面形成部材13等)の材料が空洞部82等の空洞部を形成する他の部材(空洞部形成部材14等)の材料よりも密度が高い。
これによれば、上記実施例1について説明したように、音が透過することを抑制し、吸音効率の向上を図ることができる。
(態様G)
態様A乃至Fの何れかの態様において、開口面83等の開口面を形成する部材(開口面形成部材13等)は、金属製であり、開口部にフランジ部131等の立設部を備える。
これによれば、上記実施形態について説明したように、樹脂よりも密度の高い金属によって開口面を形成する部材を形成することで透過音を抑制する構成を実現できる。また、立設部を設けることで、開口部を長くして、吸音周波数を低周波に設定することが可能となる。
(態様H)
態様Gにおいて、フランジ部131等の立設部はバーリング加工等の絞り加工によって形成されている。
これによれば、上記実施形態について説明したように、空洞部82等の空洞部を形成する壁面の一部を形成する部材に対して開口部81等の開口部を形成するための新たな部材を設けることなく、開口部を形成することが出来る。また、絞り加工によって強度の向上を図ることができる。
(態様I)
態様GまたはHにおいて、フランジ部131等の立設部は、開口面83等の開口面に対して直交する方向に立設している。
これによれば、上記実施例1について説明したように、開口部81等の開口部の開口方向を開口面83に直交する方向に設定できる。また、開口面に対して直交する方向であれば安価に立設部を設けることができる。
(態様J)
態様G乃至Iの何れかの態様においてフランジ部131等の立設部が空洞部82等の空洞部内に位置する。
これによれば、上記実施形態について説明したように、吸音周波数を低周波に設定することが可能となり、さらに、組み付けや保守作業の際に立設部が作業者の邪魔にならないようにすることができる。
(態様K)
態様G乃至Jの何れかの態様において、開口面83等の開口面を形成する部材(開口面形成部材13等)は、開口面とは異なる角度の面(屈曲部13bの表面等)を備える。
これによれば、上記実施形態について説明したように、開口面を形成する部材の剛性の向上を図ることができる。
(態様L)
態様G乃至Kの何れかの態様において、開口面83等の開口面を形成する部材(開口面形成部材13等)は、開口部81等の開口部を挟んで互いに反対側に位置する二つの縁部に、開口面に対して直交する方向に折り曲げた屈曲部13b等の屈曲部を備える。
これによれば、上記実施形態について説明したように、開口面を形成する部材の剛性の向上を図ることができる。
(態様M)
態様Lにおいて、屈曲部13b等の屈曲部は、開口面83等の開口面を形成する部材(開口面形成部材13等)の長手方向に延在する。
これによれば、上記実施形態について説明したように、長手方向で撓みが生じることを抑制し、長手方向の強度不足を補うことができる。
(態様N)
態様A乃至Mの何れかの態様において、空洞部82等の空洞部は開口面形成部材13及び空洞部形成部材14等の複数の部材によって形成され、複数の部材をネジ締結によって固定する。
これによれば、上記実施形態について説明したように、ネジ締結で固定することにより、空洞部の密閉性を確保することができる。
(態様O)
動作時の音を吸音する吸音手段を備えた複写機1等の電子機器において、吸音手段として、態様A乃至Nの何れかの態様に係る吸音装置8等の吸音装置を用いる。
これによれば、上記実施形態について説明したように、電子機器内において吸音装置を設置する空間を確保し易くなり、電子機器の動作時に生じる音をより効率的に吸音することが可能となる。
(態様P)
態様Oにおいて、側壁面85等の側壁面を形成する部材(リブ2a)が、複写機1等の電子機器の正面外装カバー2等の外装部材である。
これによれば、上記実施形態について説明したように、空洞部形成部材14等の部材を、外装部材とは別に設ける必要がなくなり、複写機1の省スペース化、軽量化、部品点数の削減及び低コスト化を図ることができる。
(態様Q)
態様OまたはPにおいて、装置本体11等の機器本体に対して抜き差し可能な転写引き出しユニット200等の引き出しユニットを備え、引き出しユニットにおける装置手前側端部等の抜き出し方向の端部を覆い、複写機1の電子機器の外装の一部を形成する正面外装カバー2等の引き出し外装部材に吸音装置8等の吸音装置を設ける。
これによれば、上記実施形態について説明したように、吸音装置を設けるため設置スペースの少なくとも一部を、引き出し外装部材の厚みの範囲内に収めることができ、吸音装置を備えた画像形成装置の小型化を図ることができる。
(態様R)
態様OまたはPにおいて、回動軸を中心に回動し、装置本体11等の機器本体に対して開閉自在な正面外装カバー2等の外装開閉部材を備え、外装開閉部材に吸音装置8等の吸音装置を設ける。
これによれば、図17に示す構成について説明したように、複写機1等の電子機器における外装開閉カバーを設けた面から音が漏れ出ることを抑制することができる。
(態様S)
空洞部82等の空洞部と、空洞部を外部と連通する開口部81等の開口部とを有する吸音装置8または給紙吸音装置308等の吸音装置と、装置本体11等の機器本体に対して抜き差し可能な転写引き出しユニット200または給紙引き出しユニット300等の引き出しユニットとを備える複写機1等の電子機器において、引き出しユニットにおける抜き出し方向の端部を覆い、電子機器の外装の一部を形成する正面外装カバー2または給紙外装カバー302等の引き出し外装部材に吸音装置を設ける。
これによれば、上記実施形態について説明したように、吸音装置を設けるため設置スペースの少なくとも一部を、引き出し外装部材の厚みの範囲内に収めることができ、吸音装置を備えた画像形成装置の小型化を図ることができる。
(態様T)
複写機1等の画像形成装置において、態様O乃至Sの態様に係る電子機器の構成を備える。
これによれば、上記実施形態について説明したように、画像形成装置内において吸音装置を設置する空間を確保し易くなり、画像形成装置の動作時に生じる音をより効率的に吸音することが可能となる。
1 複写機
2 正面外装カバー
2a リブ
2b リブ形成面
2s 外装面
3 給紙部
4 画像読取部
5 画像形成部
7 ネジ
8 吸音装置
9 駆動モータ
10 ADF
11 装置本体
13b 屈曲部
13 開口面形成部材
14 空洞部形成部材
14a ネジ下穴
15 開口面側面形成部材
16 底面形成部材
20 原稿トレイ
21 原稿給紙ローラ
22 原稿搬送ベルト
23 原稿排紙ローラ
24 原稿排紙トレイ
25 面外装取っ手部
26 メッシュ部
30 給紙カセット
31 給紙装置
32 手差しトレイ
33 給紙ガイドレール
40 読取筐体
41 走査光学ユニット
42 コンタクトガラス
44 中間転写ベルト
45 ベルト駆動ローラ
50 タンデム画像形成部
51 露光ユニット
52 二次転写装置
53 定着ユニット
55 一次転写ローラ
56 用紙搬送ベルト
57 支持ローラ
58 定着ベルト
59 加圧ローラ
60 排紙路
61 排紙トレイ
70 主搬送路
70a レジストローラ対
73 反転搬送路
74 感光体
75 作像部
81 開口部
82 空洞部
83 開口面
84 底面
85 側壁面
90 底板部材
101 転写ガイドレール
102 インナーカバー
131 フランジ部
200 転写引き出しユニット
201 記録媒体転写部
202 転写スライドレール
300 給紙引き出しユニット
302 給紙外装カバー
302a 給紙外装リブ
303 給紙スライドレール
304 給紙外装取っ手部
308 給紙吸音装置
313 給紙開口面形成部材
521 二次転写ローラ
特開2015−179837号公報

Claims (20)

  1. 空洞部と、
    前記空洞部を外部と連通する開口部とを備える吸音装置において、
    前記空洞部が、前記開口部が形成された開口面と、前記開口面と対向する底面と、前記開口面と前記底面との間を接続するように延在する側壁面とによって形成され、
    前記側壁面に対して前記開口面と前記底面との少なくとも一方が傾斜していることを特徴とする吸音装置。
  2. 請求項1の吸音装置において、
    前記開口部の開口方向が前記側壁面の延在方向に対して傾斜していることを特徴とする吸音装置。
  3. 請求項1または2の吸音装置において、
    前記開口面が前記底面に対して傾斜していることを特徴とする吸音装置。
  4. 請求項1または2の吸音装置において、
    前記開口面と前記底面とが平行であることを特徴とする吸音装置。
  5. 請求項1乃至4の何れかに記載の吸音装置において、
    前記空洞部を形成する部材が複数の部材からなり、複数の部材のそれぞれの材料の密度が異なることを特徴とする吸音装置。
  6. 請求項5の吸音装置において、
    前記複数の部材のうち、前記開口面を形成する部材の材料が前記空洞部を形成する他の部材の材料よりも密度が高いことを特徴とする吸音装置。
  7. 請求項1乃至6の何れかに記載の吸音装置において、
    前記開口面を形成する部材は、金属製であり、前記開口部に立設部を備えることを特徴とする吸音装置。
  8. 請求項7の吸音装置において、
    前記立設部は絞り加工によって形成されていることを特徴とする吸音装置。
  9. 請求項7または8の吸音装置において、
    前記立設部は、前記開口面に対して直交する方向に立設していることを特徴とする吸音装置。
  10. 請求項7乃至9の何れかに記載の吸音装置において、
    前記立設部が前記空洞部内に位置することを特徴とする吸音装置。
  11. 請求項7乃至10の何れかに記載の吸音装置において、
    前記開口面を形成する部材は、前記開口面とは異なる角度の面を備えることを特徴とする吸音装置。
  12. 請求項7乃至12の何れかに記載の吸音装置において、
    前記開口面を形成する部材は、前記開口部を挟んで互いに反対側に位置する二つの縁部に、前記開口面に対して直交する方向に折り曲げた屈曲部を備えることを特徴とする吸音装置。
  13. 請求項12の吸音装置において、
    前記屈曲部は、前記開口面を形成する部材の長手方向に延在することを特徴とする吸音装置。
  14. 請求項1乃至13の何れかに記載の吸音装置において、
    前記空洞部は複数の部材によって形成され、前記複数の部材をネジ締結によって固定することを特徴とする吸音装置。
  15. 動作時の音を吸音する吸音手段を備えた電子機器において、
    前記吸音手段として、請求項1乃至14の何れかに記載の吸音装置を用いることを特徴とする電子機器。
  16. 請求項15の電子機器において、
    前記側壁面を形成する部材が、前記電子機器の外装部材であることを特徴とする電子機器。
  17. 請求項15または16の電子機器において、
    機器本体に対して抜き差し可能な引き出しユニットを備え、
    前記引き出しユニットにおける抜き出し方向の端部を覆い、前記電子機器の外装の一部を形成する引き出し外装部材に前記吸音装置を設けることを特徴とする電子機器。
  18. 請求項15または16の電子機器において、
    回動軸を中心に回動し、機器本体に対して開閉自在な外装開閉部材を備え、
    前記外装開閉部材に前記吸音装置を設けることを特徴とする電子機器。
  19. 空洞部と、前記空洞部を外部と連通する開口部とを有する吸音装置と、
    機器本体に対して抜き差し可能な引き出しユニットとを備える電子機器において、
    前記引き出しユニットにおける抜き出し方向の端部を覆い、前記電子機器の外装の一部を形成する引き出し外装部材に前記吸音装置を設けることを特徴とする電子機器。
  20. 画像形成装置において、
    請求項15乃至19の何れかに記載の電子機器の構成を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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