JP2017138116A - 位置推定システム、受信装置、及び、制御方法 - Google Patents

位置推定システム、受信装置、及び、制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】受信装置における消費電力量を抑制する。【解決手段】位置推定システム1は、複数の送信装置10と受信装置20とを備える。複数の送信装置10のそれぞれは、送信装置10を識別する識別情報を含む信号を無線により送信する。受信装置20は、上記信号を受信する通信装置と、受信装置20の運動の大きさを表すパラメータを検出するセンサと、検出されたパラメータに基づいて通信装置23の動作を制御する制御装置と、を備える。位置推定システム1は、複数の送信装置10のうちの少なくとも1つのそれぞれに対して、識別情報と識別情報により識別される送信装置10の位置を表す位置情報とを互いに関連付けて予め記憶するとともに、受信装置20により受信された信号に含まれる識別情報と、記憶されている、識別情報及び位置情報と、に基づいて受信装置20の位置を推定する。【選択図】図1

Description

本発明は、位置推定システム、受信装置、及び、制御方法に関する。
複数の送信装置と受信装置とを備える位置推定システムが知られている(例えば、特許文献1及び2を参照)。複数の送信装置のそれぞれは、当該送信装置を識別する識別情報を含む信号を無線により送信する。受信装置は、送信装置により送信された信号を受信する。位置推定システムは、受信装置が受信した信号に含まれる識別情報に基づいて、当該受信装置の位置を推定する。
特開2015−148896号公報 特開2015−191574号公報
しかしながら、受信装置は、当該受信装置が静止している期間においても、送信装置からの信号の受信を継続することがある。この場合、受信装置は、無駄に電力を消費してしまう。従って、受信装置が消費する電力の量(換言すると、消費電力量)が過大になってしまうことがあった。
本発明の目的の一つは、受信装置における消費電力量を抑制することにある。
一つの側面では、位置推定システムは、複数の送信装置と受信装置とを備える。
更に、上記複数の送信装置のそれぞれは、上記送信装置を識別する識別情報を含む信号を無線により送信する。
加えて、上記受信装置は、
上記信号を受信する通信装置と、
上記受信装置の運動の大きさを表すパラメータを検出するセンサと、
上記検出されたパラメータに基づいて上記通信装置の動作を制御する制御装置と、を備える。
更に、上記位置推定システムは、
上記複数の送信装置のうちの少なくとも1つのそれぞれに対して、上記識別情報と上記識別情報により識別される送信装置の位置を表す位置情報とを互いに関連付けて予め記憶するとともに、
上記受信装置により受信された信号に含まれる識別情報と、上記記憶されている、識別情報及び位置情報と、に基づいて上記受信装置の位置を推定する。
一つの側面では、受信装置は、
複数の送信装置のそれぞれにより送信され、且つ、上記送信装置を識別する識別情報を含む信号を受信する通信装置と、
上記受信装置の運動の大きさを表すパラメータを検出するセンサと、
上記検出されたパラメータに基づいて上記通信装置の動作を制御する制御装置と、
を備える。
一つの側面では、制御方法は、複数の送信装置のそれぞれにより送信され、且つ、上記送信装置を識別する識別情報を含む信号を受信する通信装置を備える受信装置を制御する方法である。
更に、この制御方法は、
上記受信装置の運動の大きさを表すパラメータを検出し、
上記検出されたパラメータに基づいて上記通信装置の動作を制御する。
受信装置における消費電力量を抑制することができる。
第1実施形態の位置推定システムの構成を表すブロック図である。 図1の送信装置の構成を表すブロック図である。 図1の受信装置の構成を表すブロック図である。 図1の中継装置の構成を表すブロック図である。 図1のサーバ装置の構成を表すブロック図である。 図1の受信装置が記憶する受信データの一例を表す説明図である。 図1の位置推定システムが適用される空間の一例を表す説明図である。 図1の受信装置が実行する割込制御の一例を表すフローチャートである。 図1の受信装置が実行する静止判定処理の一例を表すフローチャートである。 図1の受信装置が実行する静止データ処理の一例を表すフローチャートである。 図1の受信装置が実行する動作制御処理の一例を表すフローチャートである。 図1の受信装置が実行するデータ処理の一例を表すフローチャートである。 第1実施形態の第1変形例の位置推定システムが適用される空間の一例を表す説明図である。
以下、本発明の、位置推定システム、受信装置、及び、制御方法、に関する各実施形態について図1乃至図13を参照しながら説明する。
<第1実施形態>
(構成)
図1に表されるように、第1実施形態の位置推定システム1は、N個の送信装置10−1,…,10−Nと、受信装置20と、中継装置30と、サーバ装置40と、を備える。本例では、Nは、2以上の整数を表す。また、以下において、送信装置10−nは、区別される必要がない場合、送信装置10とも表される。nは、1からNの各整数を表す。
受信装置20は、N個の送信装置10−1,…,10−N、及び、中継装置30のそれぞれと無線により通信可能である。N個の送信装置10−1,…,10−N、及び、中継装置30のそれぞれと、受信装置20と、は、第1の通信方式に従って、互いに通信する。本例では、第1の通信方式は、Bluetooth Low Energy(BLE)方式である。「BLUETOOTH」は、登録商標である。BLEは、Bluetooth 4.0、Bluetooth Smart、又は、Bluetooth Smart Readyと表されてもよい。なお、第1の通信方式は、BLE方式と異なる通信方式であってもよい。
中継装置30は、通信網NWを介してサーバ装置40と通信可能に接続されている。本例では、中継装置30とサーバ装置40との間の通信路は、無線による通信が行なわれる無線通信路と、有線による通信が行なわれる有線通信路と、の一方、又は、両方からなる。中継装置30及びサーバ装置40は、第2の通信方式に従って、互いに通信する。例えば、第2の通信方式は、IP(Internet Protocol)である。なお、第2の通信方式は、IPと異なる通信方式であってもよい。
本例では、中継装置30及びサーバ装置40は、情報処理装置に対応する。
(構成:送信装置)
図2に表されるように、送信装置10−nは、バスBU1を介して互いに接続された、処理装置11、記憶装置12、及び、通信装置13、を備える。本例では、送信装置10−nの少なくとも一部は、LSI(Large Scale Integration)回路により構成される。なお、送信装置10−nの少なくとも一部は、プログラム可能な論理回路(例えば、PLD、又は、FPGA)により構成されてもよい。PLDは、Programmable Logic Deviceの略記である。FPGAは、Field−Programmable Gate Arrayの略記である。
処理装置11は、記憶装置12に記憶されているプログラムを実行することにより、記憶装置12、及び、通信装置13を制御する。これにより、処理装置11は、後述する機能を実現する。
記憶装置12は、情報を読み書き可能に記憶する。本例では、記憶装置12は、N個の送信装置10−1,…,10−N、及び、中継装置30、の中から、当該記憶装置12を備える送信装置10−nを識別する識別情報を記憶する。
なお、処理装置11は、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)、又は、DSP(Digital Signal Processor)を含んでもよい。また、記憶装置12は、RAM(Random Access Memory)、半導体メモリ、有機メモリ、HDD(Hard Disk Drive)、又は、SSD(Solid State Drive)を含んでもよい。
通信装置13は、アンテナを備える。通信装置13は、第1の通信方式に従って、アンテナを介して無線により信号を、送信するとともに受信する。
本例では、通信装置13は、要求モードにて動作する。要求モードは、所定の接続要求を送信するモードである。通信装置13が要求モードにて動作している場合、送信装置10−nは、ペリフェラルと表されてよい。
通信装置13により送信される接続要求は、記憶装置12に記憶されている識別情報を含む。更に、本例では、通信装置13により送信される接続要求は、通信装置13が当該接続要求の送信に用いる電力(換言すると、送信電力)を表す情報を含む。
本例では、通信装置13は、所定の送信周期が経過する毎に接続要求を送信する。接続要求は、アドバタイジングパケットと表されてよい。
なお、送信装置10−nは、ビーコン装置、又は、ビーコンモジュールと表されてもよい。また、送信装置10−nにより送信される接続要求は、ビーコン、又は、ビーコン信号と表されてもよい。
(構成:受信装置)
図3に表されるように、受信装置20は、バスBU2を介して互いに接続された、処理装置21、記憶装置22、通信装置23、及び、加速度センサ24、を備える。本例では、受信装置20の少なくとも一部は、LSI回路により構成される。なお、受信装置20の少なくとも一部は、プログラム可能な論理回路により構成されてもよい。
処理装置21は、記憶装置22に記憶されているプログラムを実行することにより、記憶装置22、通信装置23、及び、加速度センサ24を制御する。これにより、処理装置21は、後述する機能を実現する。本例では、処理装置21は、制御装置に対応する。
記憶装置22は、情報を読み書き可能に記憶する。
なお、処理装置21は、CPU、MPU、又は、DSPを含んでもよい。また、記憶装置22は、RAM、半導体メモリ、有機メモリ、HDD、又は、SSDを含んでもよい。
通信装置23は、アンテナを備える。通信装置23は、第1の通信方式に従って、アンテナを介して無線により信号を、送信するとともに受信する。
本例では、通信装置23は、応答モードにて動作する。通信装置23が応答モードにて動作している場合、受信装置20は、セントラルと表されてよい。
応答モードは、他の装置(本例では、N個の送信装置10−1,…,10−N、及び、中継装置30のそれぞれ)から接続要求を受信するとともに、所定の応答条件が満足された場合に当該接続要求に応答することにより当該他の装置との間で接続を確立し、且つ、当該確立された接続を介して無線により当該他の装置と通信するモードである。本例では、応答条件は、接続要求の送信元が中継装置30であり、且つ、後述する受信データが記憶装置22に記憶されている、という条件である。
加速度センサ24は、受信装置20の運動の大きさを表す運動パラメータを検出する。本例では、加速度センサ24は、三軸加速度センサである。即ち、本例では、加速度センサ24は、互いに直交する3つの軸方向における加速度を、受信装置20の運動の大きさを表す運動パラメータとして検出する。本例では、運動パラメータは、加速度パラメータと表されてもよい。
なお、受信装置20は、加速度センサ24に代えて、又は、加速度センサ24に加えて、ジャイロセンサを備えるとともに、受信装置20の角速度を、受信装置20の運動の大きさを表す運動パラメータとして用いてもよい。
加速度センサ24は、加速度センサ24により検出された運動パラメータが変化した場合、処理装置21を始動させる。本例では、加速度センサ24は、加速度センサ24により検出された運動パラメータが変化した場合、所定の割込信号を処理装置21へ出力する。これにより、加速度センサ24は、処理装置21が動作していない場合、処理装置21を始動させる。
更に、処理装置21は、加速度センサ24により検出された運動パラメータが変化し、且つ、運動変化パラメータが所定の変化閾値よりも大きい場合、通信装置23を始動させる。本例では、処理装置21は、通信装置23への電力の供給を開始することにより、通信装置23を始動させる。
運動変化パラメータは、加速度センサ24により検出された運動パラメータの変化量を表す。本例では、運動変化パラメータは、加速度センサ24により検出された運動パラメータの分散を表す。なお、運動変化パラメータは、加速度センサ24により検出された運動パラメータの、所定の時間における、最大値及び最小値の差の絶対値を表してもよい。本例では、運動変化パラメータは、加速度変化パラメータと表されてもよい。
加えて、処理装置21は、運動変化パラメータが変化閾値以下である状態が、所定の第2の時間閾値よりも長い時間に亘って継続した場合、通信装置23の動作を停止させる。本例では、処理装置21は、通信装置23への電力の供給を停止することにより、通信装置23の動作を停止させる。
また、本例では、処理装置21は、運動変化パラメータが変化閾値以下である状態が、所定の第1の時間閾値よりも長い時間に亘って継続した場合、静止データを記憶装置22に記憶させる。静止データは、受信装置20が静止を開始した時点(本例では、日時)、及び、受信装置20が静止を終了した時点(本例では、日時)の一方又は両方を表す情報を含む。本例では、第1の時間閾値は、第2の時間閾値よりも小さい。なお、第1の時間閾値は、第2の時間閾値以上であってもよい。
処理装置21は、通信装置23により接続要求が受信される毎に、当該接続要求の送信元が中継装置30であるか否かを判定する。本例では、記憶装置22は、N個の送信装置10−1,…,10−N、及び、中継装置30、の中から、中継装置30を識別する識別情報を予め記憶する。処理装置21は、記憶装置22に予め記憶されている識別情報と、受信された接続要求に含まれる識別情報と、に基づいて、当該接続要求の送信元が中継装置30であるか否かを判定する。なお、記憶装置22は、中継装置30を識別する識別情報に代えて、又は、中継装置30を識別する識別情報に加えて、N個の送信装置10−1,…,10−Nのそれぞれを識別する識別情報を予め記憶していてもよい。
処理装置21は、受信された接続要求の送信元が中継装置30でない場合、当該接続要求に含まれる識別情報に基づく受信データを記憶装置22に記憶させる。図6に表されるように、受信データは、通信装置23により当該接続要求が受信された時点(本例では、日時)を表す情報と、通信装置23により受信された当該接続要求の電力(換言すると、受信電力)を表す情報と、当該接続要求の送信に用いられた送信電力を表す情報と、識別情報と、を含む。上述したように、識別情報、及び、送信電力を表す情報は、当該接続要求に含まれる。
処理装置21は、受信された接続要求の送信元が中継装置30である場合、受信データが記憶装置22に記憶されているか否かを判定する。
処理装置21は、受信された接続要求の送信元が中継装置30であり、且つ、受信データが記憶装置22に記憶されている場合、当該接続要求に応答することにより中継装置30との間で接続を確立するように通信装置23を制御する。この場合、処理装置21は、確立された接続を介して無線により中継装置30へ記憶装置22に記憶されている受信データを送信するように通信装置23を制御する。換言すると、受信装置20は、中継装置30との間で接続が確立された場合、記憶装置22に記憶されている受信データを一括して送信する。
更に、この場合、処理装置21は、記憶装置22に記憶されている受信データの送信が完了した場合に、記憶装置22による受信データの記憶を終了する(本例では、記憶装置22から受信データを消去する)。
一方、処理装置21は、受信された接続要求の送信元が中継装置30であり、且つ、受信データが記憶装置22に記憶されていない場合、当該接続要求に応答しない。従って、この場合、受信装置20と中継装置30との間で接続は確立されない。
なお、受信装置20は、ユーザ端末、又は、端末装置と表されてもよい。
(構成:中継装置)
図4に表されるように、中継装置30は、バスBU3を介して互いに接続された、処理装置31、記憶装置32、第1の通信装置33、及び、第2の通信装置34、を備える。本例では、中継装置30の少なくとも一部は、LSI回路により構成される。なお、中継装置30の少なくとも一部は、プログラム可能な論理回路により構成されてもよい。
処理装置31は、記憶装置32に記憶されているプログラムを実行することにより、記憶装置32、第1の通信装置33、及び、第2の通信装置34を制御する。これにより、処理装置31は、後述する機能を実現する。
記憶装置32は、情報を読み書き可能に記憶する。本例では、記憶装置32は、N個の送信装置10−1,…,10−N、及び、中継装置30、の中から、中継装置30を識別する識別情報を記憶する。
なお、処理装置31は、CPU、MPU、又は、DSPを含んでもよい。また、記憶装置32は、RAM、半導体メモリ、有機メモリ、HDD、又は、SSDを含んでもよい。
第1の通信装置33は、アンテナを備える。第1の通信装置33は、第1の通信方式に従って、アンテナを介して無線により信号を、送信するとともに受信する。
第2の通信装置34は、第2の通信方式に従って、通信網NWを介して信号を、送信するとともに受信する。
本例では、第1の通信装置33は、要求モードにて動作する。第1の通信装置33が要求モードにて動作している場合、中継装置30は、ペリフェラルと表されてよい。第1の通信装置33により送信される接続要求は、記憶装置32に記憶されている識別情報を含む。本例では、第1の通信装置33は、所定の送信周期が経過する毎に接続要求を送信する。
なお、中継装置30は、ゲートウェイ、又は、ゲートウェイ装置と表されてもよい。
(構成:サーバ装置)
図5に表されるように、サーバ装置40は、バスBU4を介して互いに接続された、処理装置41、記憶装置42、及び、通信装置43、を備える。本例では、サーバ装置40の少なくとも一部は、LSI回路により構成される。なお、サーバ装置40の少なくとも一部は、プログラム可能な論理回路により構成されてもよい。
処理装置41は、記憶装置42に記憶されているプログラムを実行することにより、記憶装置42、及び、通信装置43を制御する。これにより、処理装置41は、後述する機能を実現する。
記憶装置42は、情報を読み書き可能に記憶する。本例では、記憶装置42は、N個の送信装置10−1,…,10−Nのそれぞれに対して、識別情報と、当該識別情報により識別される送信装置10−nの位置を表す位置情報と、を互いに関連付けて予め記憶する。
なお、処理装置41は、CPU、MPU、又は、DSPを含んでもよい。また、記憶装置42は、RAM、半導体メモリ、有機メモリ、HDD、又は、SSDを含んでもよい。
通信装置43は、第2の通信方式に従って、通信網NWを介して信号を、送信するとともに受信する。
処理装置41は、中継装置30からの受信データが通信装置43により受信された場合、当該受信データを記憶装置42に記憶させる。処理装置41は、記憶装置42に記憶されている受信データに含まれる識別情報と、記憶装置42に予め記憶されている、識別情報及び位置情報と、に基づいて、受信装置20(換言すると、受信装置20を保持するユーザ)の位置を推定する。
例えば、処理装置41は、複数の時点のそれぞれに対して、当該時点における受信装置20の位置を推定する。本例では、処理装置41は、送信電力から受信電力を減じた値が所定の電力閾値以下である接続要求が受信された時点における受信装置20の位置として、当該接続要求に含まれる識別情報と関連付けて記憶装置42に記憶されている位置情報が表す位置を推定する。
また、例えば、処理装置41は、受信装置20の位置に加えて、受信装置20を保持するユーザの行動(例えば、歩く、走る、階段を昇る、階段を降りる、又は、静止する、等の行動)を推定してもよい。
(動作)
次に、位置推定システム1の動作について、図7乃至図12を参照しながら説明する。
本例では、図7に表されるように、位置推定システム1は、出入口DRを有する屋内空間RMに適用される。例えば、屋内空間RMは、工場、倉庫、店舗、空港、又は、オフィス等である。なお、位置推定システム1は、屋内空間RMに加えて、又は、屋内空間RMに代えて、屋外空間に適用されてもよい。
本例では、屋内空間RMに、上面視において長方形状を有する、4個の棚SH−1〜SH−4が格子状に位置する。
中継装置30は、屋内空間RMの出入口DRの近傍に位置する。位置推定システム1が備える送信装置10の数Nは、16である。
送信装置10−1〜10−4のそれぞれは、棚SH−1に固定される。本例では、送信装置10−1〜10−4は、棚SH−1の、上面視における4個の隅部にそれぞれ位置する。同様に、送信装置10−5〜10−8、送信装置10−9〜10−12、及び、送信装置10−13〜10−16、は、棚SH−2、棚SH−3、及び、棚SH−4にそれぞれ固定される。
受信装置20は、ユーザURによって保持(換言すると、携帯)される。
受信装置20は、受信装置20が始動された場合、加速度センサ24を始動させる。これにより、加速度センサ24は、図8に表される割込制御の実行を開始する。
本例では、加速度センサ24は、所定の検出周期が経過する毎に、運動パラメータを検出する。そして、割込制御において、加速度センサ24は、検出された運動パラメータが変化したか否かを判定する(図8のステップS101)。
検出された運動パラメータが変化しなかった場合、加速度センサ24は、検出された運動パラメータが変化するまでの間、ステップS101の処理を繰り返し実行する。
検出された運動パラメータが変化した場合、加速度センサ24は、割込信号を処理装置21へ出力する。これにより、加速度センサ24は、処理装置21が動作していない場合、処理装置21を始動させる(図8のステップS102)。その後、加速度センサ24は、ステップS101へ戻り、ステップS101〜ステップS102の処理を繰り返し実行する。
処理装置21は、処理装置21が始動された場合、図9に表される静止判定処理の実行を開始する。
静止判定処理において、処理装置21は、加速度センサ24により検出された運動パラメータに基づいて運動変化パラメータを算出する(図9のステップS201)。次いで、処理装置21は、算出された運動変化パラメータが変化閾値よりも大きいか否かを判定する(図9のステップS202)。
先ず、運動変化パラメータが変化閾値よりも大きい場合を想定する。この場合、処理装置21は、ステップS202にて「Yes」と判定し、第1の静止フラグを所定のオフ値に設定する(図9のステップS203)。
本例では、第1の静止フラグが所定のオン値に設定されることは、運動変化パラメータが変化閾値以下である状態が、第1の時間閾値よりも長い時間に亘って継続していることを表す。一方、第1の静止フラグがオフ値に設定されることは、運動変化パラメータが変化閾値以下である状態が、第1の時間閾値よりも長い時間に亘って継続していないことを表す。
次いで、処理装置21は、第2の静止フラグを所定のオフ値に設定する(図9のステップS204)。本例では、第2の静止フラグが所定のオン値に設定されることは、運動変化パラメータが変化閾値以下である状態が、第2の時間閾値よりも長い時間に亘って継続していることを表す。一方、第2の静止フラグがオフ値に設定されることは、運動変化パラメータが変化閾値以下である状態が、第2の時間閾値よりも長い時間に亘って継続していないことを表す。
そして、処理装置21は、タイマの動作を停止させる(図9のステップS205)。
その後、処理装置21は、ステップS201へ戻り、運動変化パラメータが変化閾値以下になるまでの間、ステップS201〜ステップS205の処理を繰り返し実行する。
更に、処理装置21は、処理装置21が始動された場合、図10に表される静止データ処理の実行を開始する。
静止データ処理において、処理装置21は、第1の静止フラグがオン値に設定されているか否かを判定する(図10のステップS301)。上記仮定に従えば、第1の静止フラグがオフ値に設定されているので、処理装置21は、「No」と判定し、第1の静止フラグがオン値に設定されるまでの間、ステップS301の処理を繰り返し実行する。
更に、処理装置21は、処理装置21が始動された場合、図11に表される動作制御処理の実行を開始する。
動作制御処理において、処理装置21は、第2の静止フラグがオン値に設定されているか否かを判定する(図11のステップS401)。上記仮定に従えば、第2の静止フラグがオフ値に設定されているので、処理装置21は、「No」と判定し、通信装置23を始動させる(図11のステップS402)。そして、処理装置21は、ステップS401へ戻り、第2の静止フラグがオン値に設定されるまでの間、ステップS401〜ステップS402の処理を繰り返し実行する。
更に、処理装置21は、処理装置21が始動された場合、図12に表されるデータ処理の実行を開始する。
データ処理において、処理装置21は、接続要求を受信するまで待機する(図12のステップS501の「No」ルート)。
先ず、受信装置20のユーザURが送信装置10−nの近傍に移動したことにより、受信装置20が送信装置10−nから接続要求を受信した場合を想定する。この場合、処理装置21は、ステップS501にて「Yes」と判定し、受信された接続要求の送信元が中継装置30であるか否かを判定する(図12のステップS502)。
上記仮定に従えば、処理装置21は、「No」と判定し、受信された接続要求に基づく受信データを記憶装置22に記憶させる(図12のステップS503)。そして、処理装置21は、ステップS501へ戻り、ステップS501以降の処理を再び実行する。
受信装置20のユーザURの移動に伴って、受信装置20は、複数の時点にて複数の送信装置10から接続要求をそれぞれ受信する。これにより、処理装置21は、通信装置23が接続要求を受信する毎に、ステップS501〜ステップS503の処理を実行する。その結果、処理装置21は、複数の送信装置10のそれぞれから受信した接続要求に基づく受信データを記憶装置22に記憶させる。
次に、受信装置20のユーザURが静止することにより、運動変化パラメータが変化閾値以下である場合を想定する。この場合、処理装置21は、図9のステップS202に進んだとき、「No」と判定し、タイマが動作しているか否かを判定する(図9のステップS206)。
タイマが動作していない場合、処理装置21は、「No」と判定し、タイマを始動させ(図9のステップS207)、ステップS208へ進む。本例では、タイマは、当該タイマが始動した時点から経過した時間(換言すると、タイマ値)を表す情報を出力する。タイマが動作している場合、処理装置21は、ステップS206にて「Yes」と判定し、ステップS207の処理を実行することなく、ステップS208へ進む。
処理装置21は、タイマにより出力された情報が表すタイマ値が第1の時間閾値よりも大きいか否かを判定する(図9のステップS208)。
先ず、タイマ値が第1の時間閾値以下である場合を想定する。この場合、処理装置21は、「No」と判定し、ステップS209〜ステップS211の処理を実行することなく、ステップS201へ戻り、ステップS201以降の処理を再び実行する。
次に、タイマ値が第1の時間閾値よりも大きく、且つ、タイマ値が第2の時間閾値以下である場合を想定する。この場合、処理装置21は、図9のステップS208に進んだとき、「Yes」と判定し、第1の静止フラグをオン値に設定する(図9のステップS209)。
次いで、処理装置21は、タイマ値が第2の時間閾値よりも大きいか否かを判定する(図9のステップS210)。
上記仮定に従えば、処理装置21は、「No」と判定し、ステップS211の処理を実行することなく、ステップS201へ戻り、ステップS201以降の処理を再び実行する。
第1の静止フラグがオン値に設定されている場合、処理装置21は、図10のステップS301に進んだとき、「Yes」と判定し、第1の静止フラグがオフ値に設定される(換言すると、第1の静止フラグがオン値からオフ値に変化する)まで待機する(図10のステップS302の「No」ルート)。
次に、タイマ値が第2の時間閾値よりも大きい場合を想定する。この場合、処理装置21は、図9のステップS210に進んだとき、「Yes」と判定し、第2の静止フラグをオン値に設定する(図9のステップS211)。そして、処理装置21は、ステップS201へ戻り、ステップS201以降の処理を再び実行する。
第2の静止フラグがオン値に設定されている場合、処理装置21は、図11のステップS401に進んだとき、「Yes」と判定し、通信装置23の動作を停止させる(図11のステップS403)。次いで、処理装置21は、処理装置21の動作を停止させる(図11のステップS404)ことにより図11の処理を終了する。
その後、受信装置20のユーザURが移動することにより、運動変化パラメータが変化閾値よりも大きくなった場合を想定する。この場合、上述したように、加速度センサ24が、割込信号を処理装置21へ出力することにより、加速度センサ24は、処理装置21を始動させる(図8のステップS102)。
そして、処理装置21は、図9のステップS202に進んだとき、「Yes」と判定し、第1の静止フラグ及び第2の静止フラグのそれぞれをオフ値に設定する(図9のステップS203〜ステップS204)。次いで、処理装置21は、タイマの動作を停止させる(図9のステップS205)。
これにより、第1の静止フラグ及び第2の静止フラグのそれぞれは、オン値からオフ値に変化する。従って、処理装置21は、図10のステップS302に進んだとき、「Yes」と判定し、静止データを記憶装置22に記憶させる(図10のステップS303)。そして、処理装置21は、ステップS301へ戻り、ステップS301〜ステップS303の処理を繰り返し実行する。
また、処理装置21は、図11のステップS401に進んだとき、「No」と判定し、通信装置23を始動させる(図11のステップS402)。そして、処理装置21は、ステップS401へ戻り、第2の静止フラグがオン値に設定されるまでの間、ステップS401〜ステップS402の処理を繰り返し実行する。
次に、受信装置20のユーザURが中継装置30の近傍に移動したことにより、受信装置20が中継装置30から接続要求を受信した場合を想定する。この場合、処理装置21は、ステップS501及びステップS502のそれぞれにて「Yes」と判定し、記憶装置22に記憶されている受信データが存在するか否かを判定する(図12のステップS504)。
先ず、記憶装置22に記憶されている受信データが存在する場合を想定する。この場合、処理装置21は、「Yes」と判定し、受信された接続要求に応答することにより中継装置30との間で接続を確立するように通信装置23を制御する(図12のステップS505)。
次いで、処理装置21は、確立された接続を介して無線により中継装置30へ記憶装置22に記憶されているデータを送信するように通信装置23を制御する(図12のステップS506)。本例では、送信されるデータは、受信データ及び静止データである。なお、送信されるデータは、受信データのみであってもよい。換言すると、受信装置20は、中継装置30との間で接続が確立された場合、記憶装置22に記憶されている受信データ及び静止データを一括して送信する。
そして、処理装置21は、中継装置30によるデータの受信が完了したか否かを判定する(図12のステップS507)。本例では、データの受信が完了したか否かの判定は、中継装置30から所定の完了通知(例えば、ACK(Acknowledgement)信号)が通信装置23により受信されたか否かに基づいて行なわれる。
中継装置30によるデータの受信が完了しなかった場合、処理装置21は、ステップS506へ戻り、中継装置30によるデータの受信が完了するまでの間、ステップS506〜ステップS507の処理を繰り返し実行する。
中継装置30によるデータの受信が完了した場合、処理装置21は、ステップS507にて「Yes」と判定し、記憶装置22に記憶されている受信データ及び静止データ(換言すると、ステップS506にて送信された受信データ及び静止データ)を、記憶装置22から消去する(図12のステップS508)。
その後、処理装置21は、ステップS501へ戻り、ステップS501以降の処理を再び実行する。
なお、受信装置20は、中継装置30によるデータの受信が完了しなかった場合、処理装置21が、図12のステップS508の処理を実行することなく、ステップS501へ戻るように構成されていてもよい。
本例では、中継装置30は、受信装置20からデータを受信する毎に、受信したデータをサーバ装置40へ送信する。なお、中継装置30は、サーバ装置40へのデータの送信を、所定の中継周期が経過する毎に行なってもよい。
サーバ装置40は、所定の推定周期が経過する毎に、受信装置20から中継装置30を介して受信した受信データに含まれる識別情報と、記憶装置42に記憶されている、識別情報及び位置情報と、に基づいて受信装置20の位置を推定する。なお、サーバ装置40は、受信装置20の位置の推定を、位置推定システム1のユーザによって送信された要求信号が受信される毎に行なってもよい。
次に、記憶装置22に記憶されている受信データが存在しない場合を想定する。この場合、処理装置21は、図12のステップS504に進んだとき、「No」と判定し、ステップS505〜ステップS508の処理を実行することなく、ステップS501へ戻る。
以上、説明したように、第1実施形態の位置推定システム1において、N個の送信装置10−1,…,10−Nのそれぞれは、当該送信装置10−nを識別する識別情報を含む信号(本例では、接続要求)を無線により送信する。
更に、受信装置20は、信号を受信する通信装置23と、受信装置20の運動の大きさを表すパラメータ(本例では、運動パラメータ)を検出する加速度センサ24と、検出されたパラメータに基づいて通信装置23の動作を制御する処理装置21と、を備える。
加えて、位置推定システム1(本例では、サーバ装置40)は、N個の送信装置10−1,…,10−Nのうちの少なくとも1つのそれぞれに対して、識別情報と当該識別情報により識別される送信装置10−nの位置を表す位置情報とを互いに関連付けて予め記憶する。
更に、位置推定システム1(本例では、サーバ装置40)は、受信装置20により受信された信号に含まれる識別情報と、記憶されている、識別情報及び位置情報と、に基づいて受信装置20の位置を推定する。
これによれば、受信装置20は、当該受信装置20の運動の大きさに基づいて通信装置23の動作を制御する。ところで、受信装置20が静止している期間においては、受信装置20の位置は、変化しない。従って、例えば、受信装置20が静止している期間において、通信装置23に供給される電力の量を抑制できる。この結果、受信装置20における消費電力量を抑制できる。
ところで、一対の装置のうちの一方の装置が接続要求を送信し、当該一対の装置のうちの他方の装置が当該接続要求を受信するとともに当該接続要求に応答することにより、当該一対の装置が当該一対の装置の間で接続を確立し且つ確立された接続を介して無線により通信する通信方式が知られている。例えば、この種の通信方式の一つとして、BLE方式が知られている。
位置推定システムがBLE方式を用いる場合、各送信装置が、識別情報を含む信号として接続要求を用いることがある。これにより、当該信号を送信装置から受信装置へ容易に伝達できる。従って、この場合、送信装置と受信装置との間の通信において、送信装置が要求モードにて動作し、且つ、受信装置が応答モードにて動作する。
ところで、受信装置と中継装置との間の通信にも、送信装置と受信装置との間の通信と同じ通信方式を用いることにより、受信装置の製造コストを抑制できる。また、要求モードにて動作する場合における消費電力量は、応答モードにて動作する場合における消費電力量よりも小さい。従って、受信装置における消費電力量を抑制するために、受信装置と中継装置との間の通信において、受信装置が要求モードにて動作し、且つ、中継装置が応答モードにて動作するように位置推定システムを構成することが考えられる。
この場合、受信装置は、時間の経過に伴って、動作モードを要求モードと応答モードとの間で交互に切り替えながら動作する。しかしながら、中継装置との間で無線により通信可能な領域を、受信装置が比較的短い時間内に通過する場合、受信装置が当該領域内に位置している間に受信装置が要求モードにて動作しないことがある。この場合、受信装置は、中継装置と通信できない。
この課題に対処するため、第1実施形態の位置推定システム1において、N個の送信装置10−1,…,10−N、及び、中継装置30のそれぞれは、接続要求を送信する要求モードにて動作する。更に、N個の送信装置10−1,…,10−Nのそれぞれは、識別情報を含む信号として接続要求を用いる。
更に、受信装置20は、送信装置10−n、及び、中継装置30のそれぞれである他の装置から接続要求を受信するとともに、当該接続要求に応答することにより当該他の装置との間で接続を確立し、且つ、当該確立された接続を介して無線により当該他の装置と通信する応答モードにて動作する。
加えて、受信装置20は、受信された信号に含まれる識別情報に基づく受信データを、確立された接続を介して無線により中継装置30へ送信する。
加えて、サーバ装置40は、N個の送信装置10−1,…,10−Nのうちの少なくとも1つのそれぞれに対して、識別情報と当該識別情報により識別される送信装置10−nの位置を表す位置情報とを互いに関連付けて予め記憶する。
更に、サーバ装置40は、受信装置20から中継装置30を介して受信データを受信するとともに、受信データに含まれる識別情報と、記憶されている、識別情報及び位置情報と、に基づいて受信装置20の位置を推定する。
これによれば、受信装置20は、動作モードを切り替えることなく動作するので、中継装置30との間で無線により通信可能な領域内に位置している間に中継装置30との間で接続が確立される確率を高めることができる。
この結果、受信装置20と中継装置30との間の通信が実行される確率を高めることができる。更に、位置推定システム1によれば、受信装置20は、当該受信装置20の運動の大きさに基づいて通信装置23の動作を制御する。従って、受信装置20における消費電力量が過大になることを抑制できる。
このように、位置推定システム1によれば、受信装置20における消費電力量を抑制しながら、受信装置20と中継装置30との間の通信が実行される確率を高めることができる。
更に、第1実施形態の位置推定システム1において、受信装置20は、送信装置10−nから識別情報を含む信号を受信する毎に、当該信号に含まれる識別情報に基づく受信データを記憶する。更に、受信装置20は、中継装置30との間で接続が確立された場合、記憶されている受信データを一括して送信する。
これによれば、受信装置20が中継装置30へ受信データを送信する頻度を低減できる。この結果、受信装置20が受信データを送信するために消費する電力の量を抑制できる。
更に、第1実施形態の位置推定システム1において、受信装置20は、中継装置30により送信された接続要求が受信され、且つ、受信された信号に含まれる識別情報に基づく受信データが記憶されている場合、当該接続要求に応答することにより中継装置30との間で接続を確立し、確立された接続を介して無線により中継装置30へ、記憶されている受信データを送信し、且つ、記憶されている受信データの送信が完了した場合に受信データの記憶を終了する。更に、受信装置20は、中継装置30により送信された接続要求が受信され、且つ、受信された信号に含まれる識別情報に基づく受信データが記憶されていない場合、当該接続要求に応答しない。
これによれば、受信装置20が中継装置30により送信された接続要求に応答する頻度を低減できる。この結果、受信装置20が中継装置30との間で接続を確立するために消費する電力の量を抑制できる。
更に、第1実施形態の位置推定システム1において、処理装置21は、加速度センサ24により検出されたパラメータ(本例では、運動パラメータ)の変化量(本例では、運動変化パラメータ)が所定の変化閾値以下である場合、通信装置23の動作を停止させる。
これによれば、例えば、受信装置20が静止している期間において、通信装置23に供給される電力の量を抑制できる。この結果、受信装置20における消費電力量を抑制できる。
更に、第1実施形態の位置推定システム1において、処理装置21は、加速度センサ24により検出されたパラメータ(本例では、運動パラメータ)が変化した場合、通信装置23を始動させる。
これによれば、受信装置20が移動している期間において、通信装置23が動作する確率を高めることができる。この結果、受信装置20が移動している期間において、受信装置20の位置を高い精度にて推定できる。
なお、位置推定システム1が備える中継装置30の数は、2以上であってもよい。
また、位置推定システム1は、サーバ装置40に代えて、又は、サーバ装置40に加えて、サーバ装置40の機能と同じ機能を有する、スマートフォン、又は、パーソナルコンピュータ等を備えていてもよい。また、中継装置30及びサーバ装置40は、一体に構成されていてもよい。
<第1実施形態の第1変形例>
次に、第1実施形態の第1変形例の位置推定システムについて説明する。第1実施形態の第1変形例の位置推定システムは、第1実施形態の位置推定システムに対して、複数の送信装置によりそれぞれ送信された複数の信号にそれぞれ含まれる複数の識別情報に基づいて送信装置の位置を推定する点において相違している。以下、相違点を中心として説明する。なお、第1実施形態の第1変形例の説明において、第1実施形態にて使用した符号と同じ符号を付したものは、同一又はほぼ同様のものである。
本例では、図13に表されるように、位置推定システム1は、第1実施形態の位置推定システム1に加えて、2個の送信装置10−17,10−18を備える。換言すると、第1実施形態の第1変形例の位置推定システム1が備える送信装置10の数Nは、18である。
本例では、屋内空間RMに、移動可能な2個の物体IT−1,IT−2が存在する。送信装置10−17、及び、送信装置10−18は、物体IT−1、及び、物体IT−2にそれぞれ固定される。
本例では、送信装置10、受信装置20、及び、中継装置30は、第1実施形態の送信装置10、受信装置20、及び、中継装置30とそれぞれ同様に動作する。
本例では、サーバ装置40は、第1実施形態のサーバ装置40の機能に加えて、送信装置10−17,10−18(換言すると、物体IT−1,IT−2)の位置を推定する。
本例では、記憶装置42は、送信装置10−1,…,10−16のそれぞれに対して、識別情報と、当該識別情報により識別される送信装置10−nの位置を表す位置情報と、を互いに関連付けて予め記憶する。更に、記憶装置42は、送信装置10−17,10−18のそれぞれに対して、識別情報を記憶する。
本例では、処理装置41は、中継装置30からの受信データが通信装置43により受信された場合、当該受信データを記憶装置42に記憶させる。処理装置41は、記憶装置42に記憶されている受信データに含まれる識別情報と、記憶装置42に予め記憶されている、識別情報及び位置情報と、に基づいて、受信装置20の位置を推定する。
更に、処理装置41は、記憶装置42に記憶されている受信データに含まれる識別情報と、記憶装置42に予め記憶されている、識別情報及び位置情報と、に基づいて、送信装置10−17,10−18の位置を推定する。本例では、処理装置41は、送信装置10−17(又は、送信装置10−18)を識別する識別情報を含み且つ送信電力から受信電力を減じた値が所定の電力閾値以下である接続要求が受信された時点から所定の時間以内の時点にて、受信され、且つ、送信電力から受信電力を減じた値が電力閾値以下である接続要求に含まれる識別情報と関連付けて記憶装置42に記憶されている位置情報が表す位置を、当該時点における当該送信装置10−17(又は、送信装置10−18)の位置として推定する。
本例では、送信装置10−17,10−18のそれぞれは、第1の送信装置に対応する。本例では、送信装置10−1,…,10−16のそれぞれは、第2の送信装置に対応する。
第1実施形態の第1変形例の位置推定システム1によれば、第1実施形態の位置推定システム1と同様の作用及び効果を奏することができる。
更に、第1実施形態の第1変形例の位置推定システム1によれば、N個の送信装置10−1,…,10−Nのうちの、第1の送信装置10−17,10−18により送信された信号に含まれる第1の識別情報と、第2の送信装置10−1,…,10−16により送信された信号に含まれる第2の識別情報と、記憶されている、識別情報及び位置情報と、に基づいて第1の送信装置10−17,10−18の位置を推定する。
これによれば、第1の送信装置10−17,10−18が移動する場合、受信装置20の位置とともに、第1の送信装置10−17,10−18の位置を推定できる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されない。例えば、上述した実施形態に、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内において当業者が理解し得る様々な変更が加えられてよい。例えば、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内において、上述した実施形態の他の変形例として、上述した実施形態及び変形例の任意の組み合わせが採用されてもよい。
1 位置推定システム
10 送信装置
11 処理装置
12 記憶装置
13 通信装置
20 受信装置
21 処理装置
22 記憶装置
23 通信装置
24 加速度センサ
30 中継装置
31 処理装置
32 記憶装置
33 第1の通信装置
34 第2の通信装置
40 サーバ装置
41 処理装置
42 記憶装置
43 通信装置
BU1〜BU4 バス
DR 出入口
IT 物体
NW 通信網
RM 屋内空間
SH 棚
UR ユーザ

Claims (9)

  1. 複数の送信装置と受信装置とを備える位置推定システムであって、
    前記複数の送信装置のそれぞれは、前記送信装置を識別する識別情報を含む信号を無線により送信し、
    前記受信装置は、
    前記信号を受信する通信装置と、
    前記受信装置の運動の大きさを表すパラメータを検出するセンサと、
    前記検出されたパラメータに基づいて前記通信装置の動作を制御する制御装置と、を備え、
    前記位置推定システムは、
    前記複数の送信装置のうちの少なくとも1つのそれぞれに対して、前記識別情報と前記識別情報により識別される送信装置の位置を表す位置情報とを互いに関連付けて予め記憶するとともに、
    前記受信装置により受信された信号に含まれる識別情報と、前記記憶されている、識別情報及び位置情報と、に基づいて前記受信装置の位置を推定する、位置推定システム。
  2. 請求項1に記載の位置推定システムであって、
    前記複数の送信装置のうちの少なくとも1つのそれぞれに対して、前記識別情報と前記識別情報により識別される送信装置の位置を表す位置情報とを互いに関連付けて予め記憶する情報処理装置を備えるとともに、
    前記複数の送信装置及び前記情報処理装置のそれぞれは、所定の接続要求を送信する要求モードにて動作し、
    前記複数の送信装置のそれぞれは、前記信号として前記接続要求を用い、
    前記受信装置は、前記送信装置及び前記情報処理装置のそれぞれである他の装置から前記接続要求を受信するとともに、前記接続要求に応答することにより前記他の装置との間で接続を確立し、且つ、前記確立された接続を介して無線により前記他の装置と通信する応答モードにて動作し、
    前記受信装置は、前記受信された信号に含まれる識別情報に基づく受信データを、前記確立された接続を介して無線により前記情報処理装置へ送信し、
    前記情報処理装置は、前記受信装置から前記受信データを受信するとともに、前記受信データに含まれる識別情報と、前記記憶されている、識別情報及び位置情報と、に基づいて前記受信装置の位置を推定する、位置推定システム。
  3. 請求項2に記載の位置推定システムであって、
    前記受信装置は、
    前記信号を受信する毎に、前記信号に含まれる識別情報に基づく受信データを記憶するとともに、
    前記情報処理装置との間で接続が確立された場合、前記記憶されている受信データを一括して送信する、位置推定システム。
  4. 請求項2又は請求項3に記載の位置推定システムであって、
    前記受信装置は、
    前記情報処理装置により送信された前記接続要求が受信され、且つ、前記受信された信号に含まれる識別情報に基づく受信データが記憶されている場合、前記接続要求に応答することにより前記情報処理装置との間で接続を確立し、前記確立された接続を介して無線により前記情報処理装置へ前記記憶されている受信データを送信し、且つ、前記記憶されている受信データの送信が完了した場合に前記受信データの記憶を終了し、一方、
    前記情報処理装置により送信された前記接続要求が受信され、且つ、前記受信された信号に含まれる識別情報に基づく受信データが記憶されていない場合、前記接続要求に応答しない、位置推定システム。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の位置推定システムであって、
    前記制御装置は、前記検出されたパラメータの変化量が所定の変化閾値以下である場合、前記通信装置の動作を停止させる、位置推定システム。
  6. 請求項5に記載の位置推定システムであって、
    前記制御装置は、前記検出されたパラメータが変化した場合、前記通信装置を始動させる、位置推定システム。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の位置推定システムであって、
    前記複数の送信装置のうちの、前記少なくとも1つの送信装置以外の第1の送信装置により送信された信号に含まれる第1の識別情報と、前記少なくとも1つの送信装置である第2の送信装置により送信された信号に含まれる第2の識別情報と、前記記憶されている、識別情報及び位置情報と、に基づいて前記第1の送信装置の位置を推定する、位置推定システム。
  8. 受信装置であって、
    複数の送信装置のそれぞれにより送信され、且つ、前記送信装置を識別する識別情報を含む信号を受信する通信装置と、
    前記受信装置の運動の大きさを表すパラメータを検出するセンサと、
    前記検出されたパラメータに基づいて前記通信装置の動作を制御する制御装置と、
    を備える、受信装置。
  9. 複数の送信装置のそれぞれにより送信され、且つ、前記送信装置を識別する識別情報を含む信号を受信する通信装置を備える受信装置を制御する制御方法であって、
    前記受信装置の運動の大きさを表すパラメータを検出し、
    前記検出されたパラメータに基づいて前記通信装置の動作を制御する、制御方法。
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