JP2017137971A - 密封装置 - Google Patents

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正和 遠城
Masakazu Enjo
正和 遠城
大山 貴之
Takayuki Oyama
貴之 大山
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Abstract

【課題】密封装置をハウジングの内周面に圧入する際に、機内側の嵌合部の端縁に損傷が生じるのを防止する。【解決手段】ハウジング11の内周面11bに嵌合する嵌合部5を備えた密封装置1は、前記嵌合部の機内側Bの端縁6には、周方向へ延びる溝状凹部7が設けられ、前記溝状凹部は、前記嵌合部を前記ハウジングの内周面に圧入する際に、前記ハウジングの内周面の大気側Aに設けられたハウジング側面取り部11aと軸方向に対向する位置に設けられていることを特徴とする。また、前記溝状凹部は周方向に所定の間隔をもって複数形成され、各溝状凹部との間には、案内リブ10が設けられ、前記案内リブの外周面は、前記ハウジング側面取り部と面接触可能な角度で形成されていることを特徴とする。【選択図】図4

Description

本発明は、密封装置に係り、例えば、自動車関連分野、汎用機械分野等に用いられる密封装置に関する。
従来から、図5に示すような密封装置101が知られている。すなわち、密封装置101は、軸112とハウジング111の内周面111bとの間の環状空間に装着されるものであって、ハウジング111の内周面111bに嵌合され、補強環103の円筒部103aの外周側に設けられ、ゴム状弾性体から構成される嵌合部105を備え、嵌合部105の機内B側の端縁106には、嵌合部側面取り部106aが設けられる。また、嵌合部側面取り部106aと、ハウジング111の内周面111bの大気A側に設けられたハウジング側面取り部111aとの軸心に対する傾斜角度は、同一に設定されている。なお、嵌合部105の外径はハウジング111の内周面111bの内径より僅かに大径に設定されている。
上記構成の密封装置101は、以下の手順でハウジング111の内周面111bに圧入される。すなわち、密封装置101は、圧入開始時に嵌合部側面取り部106aの外周面をハウジング側面取り部111aに接触させることでハウジング111の内周面111bに圧入する際の径方向の位置決めをする。その後、密封装置101を大気A側から機内B側へ圧入し、嵌合部105をハウジング111の内周面111bに嵌合し、固定する。
ここで、嵌合部側面取り部106aとハウジング側面取り部111aとは、軸心に対する傾斜角度が同一に設定されているので、密封装置101は、圧入開始時に嵌合部側面取り部106aがハウジング側面取り部111aに誘導されながらハウジング111の内周面111bへ圧入され、密封装置101を環状空間へ圧入する際の径方向の位置決め精度が高いものとなっている。
公開実用平4−11968号公報
しかし、上記構成であっても下記のような課題を有する。
すなわち、密封装置101の圧入開始時における嵌合部側面取り部106aとハウジング側面取り部111aとの接触面積が大きいため、嵌合部側面取り部106aが圧入開始時に大きな圧入抵抗を受ける。したがって、嵌合部側面取り部106aを含む嵌合部105の機内B側の端縁106が補強環103の円筒部103aの外周面から引きちぎれてしまうおそれがある。
本発明は、以上のような点に鑑みてなされたものであって、その技術的課題は、密封装置をハウジングの内周面に圧入する際に、機内側の嵌合部の端縁に損傷が生じるのを防止することにある。
上述した技術的課題を有効に解決するための手段として、請求項1に記載の密封装置にあっては、ハウジングの内周面に嵌合する嵌合部を備えた密封装置であって、前記嵌合部の機内側の端縁には、周方向へ延びる溝状凹部が設けられ、前記溝状凹部は、前記嵌合部を前記ハウジングの内周面に圧入する際に、前記ハウジングの内周面の大気側に設けられたハウジング側面取り部と軸方向に対向する位置に設けられていることを特徴とする。
請求項2に記載の密封装置にあっては、請求項1に記載の構成において、前記溝状凹部は周方向に所定の間隔をもって複数形成され、各溝状凹部との間には、案内リブが設けられ、前記案内リブの外周面は、前記ハウジング側面取り部と面接触可能な角度で形成されていることを特徴とする。
本発明の密封装置によれば、ハウジングの内周面への圧入開始時における機内側の嵌合部の端縁の圧入抵抗を減少させることで、嵌合部の機内側の端縁の損傷を防止することができる。
本発明の第一実施形態に係る密封装置の要部断面図である。 本発明の第一実施形態に係る密封装置の圧入の過程を示す要部断面図である。 本発明の第二実施形態に係る密封装置の要部断面図である。 本発明の第二実施形態に係る密封装置の圧入の過程を示す要部断面図である。 従来技術に係る密封装置の圧入の過程を示す要部断面図である。
以下において、本発明の実施に係る密封装置1の第一及び第二の実施形態について図面に基づき詳細に説明する。なお、本実施形態により本発明が限定されるものではない。
まず、本発明の第一実施形態に係る密封装置1について図1及び図2に基づいて説明する。図1は、本発明の第一実施形態に係る密封装置1の要部断面図であり、図2は本発明の第一実施形態に係る密封装置1の圧入の過程を示す要部断面図である。
すなわち、第一実施形態に係る密封装置1は、ハウジング11と軸12との間の環状空間に装着されるものであり、ゴム状弾性体から構成されるシール本体2に、金属から構成される補強環3が一体として接合される。
ハウジング11には、軸12が挿通され、ハウジング11の内周面11bと軸12との間に密封装置1が圧入される。また、ハウジング11の大気A側の端部には、密封装置1を圧入する際の径方向の位置決めをするために、大気A側から機内B側に向けて小径となるハウジング側面取り部11aが設けられる。
軸12は、ハウジング11と同心状に回転又は往復動自在可能に配置され、軸12とハウジング11の内周面11bとの間には、前記環状空間が形成される。
補強環3は、金属から構成され、シール本体2と一体に接合される。また、補強環3は、軸方向に延びる円筒部3aと、円筒部3aの一端から内径方向に延びるフランジ部3bと、からなり、断面略L字状に形成されている。かかる補強環3が密封装置1の強度を確保する。
シール本体2は、ゴム状弾性体から構成され、補強環3のフランジ部3bの内径方向の端部から、軸方向に向けてシールリップ部4が延在する。さらに、シールリップ部4には、軸12に対して摺動自在に密接するリップ先端部4aが設けられる。シールリップ部4のリップ先端部4aが軸12の外周面に摺動自在に密接することで密封流体(図示せず。)が大気A側への漏洩を防止する。
また、シール本体2は、補強環3における円筒部3aの外周側に接合され、ハウジング11の内周面11bに圧入嵌着される嵌合部5を備える。嵌合部5の外径は、ハウジング11の内周面11bの内径より僅かに大径であることによってハウジング11の内周面11bに対する所定の締め代が設定されている。したがって、嵌合部5は、密封装置1をハウジング11の内周面11bに固定させることで密封流体が大気A側へ漏洩することを防止する。
嵌合部5の機内B側の端縁6には、全周にわたって連続し、周方向へ延びる溝状凹部7が設けられる。溝状凹部7は、断面略L字形状を呈しており、軸心と同心の円筒面8と、軸心に対して垂直な径方向面9とを備える。また、溝状凹部7は、ハウジング11の内周面11bに圧入する際にハウジング側面取り部11aと軸方向に対向する位置に設けられる。
ここで、第一実施形態に係る密封装置1は、図2に示す通り下記の手順で軸12とハウジング11の内周面11bとの間に圧入され、嵌合される。すなわち、圧入開始時において、密封装置1における溝状凹部7がハウジング側面取り部11aと軸方向に対向し、溝状凹部7のみがハウジング側面取り部11aに接触する。その後、密封装置1をさらに機内B側へ向けて圧入していくと、ハウジング側面取り部11aの内径は、機内B側へ向けて徐々に小径となっているため、圧入すると共に嵌合部5が径方向へ圧縮されながらハウジング11の内周面11bに嵌合される。したがって、溝状凹部7を設けることで、溝状凹部7とハウジング側面取り部11aとの接触面積が僅かとなるため、密封装置1の圧入開始時に前記端縁6が大きな圧入抵抗を受けない。よって、嵌合部5の機内B側の端縁6における引きちぎれによる損傷の発生を抑制することができる。
なお、溝状凹部7のみがハウジング側面取り部11aに接触することで、圧入開始時におけるハウジング側面取り部11aとの接触面積を僅かとし、密封装置1における端縁6への圧入抵抗を減少できればよい。そのため、溝状凹部7の形状は、特に限定されず、例えば、溝状凹部7が曲面状となるような凹面を採用してもよい。
次に、本発明の第二実施形態に係る密封装置1について、図3及び図4に基づいて説明する。図3は、本発明の第二実施形態に係る密封装置1の要部断面図を示している。また、図4は、本発明の第二実施形態に係る密封装置1の圧入の過程を示す要部断面図である。
すなわち、第二実施形態に係る密封装置1において、上述した第一実施形態と異なるところは、前記溝状凹部7は、周方向に所定の間隔をもって複数形成され、各溝状凹部7との間には、案内リブ10を設け、前記案内リブ10の外周面は、前記ハウジング11におけるハウジング側面取り部11aと面接触可能な角度で形成された点にある。
案内リブ10は、径方向面端部9aから円筒面端部8aへ向かって傾斜することで形成される。また、案内リブ10の外周面とハウジング側面取り部11aとは、対応する方向に傾斜する。さらに、案内リブ10を設ける嵌合部5の機内B側の端縁6の外径は、大気A側から機内B側に向けて徐々に小径となる。したがって、案内リブ10は、前記ハウジング11におけるハウジング側面取り部11aとの面接触が可能となる。
第二実施形態に係る密封装置1は、図4に示す通り、下記の手順で軸12とハウジング11の内周面11bとの間に圧入され、嵌合される。ここで、圧入開始時において、溝状凹部7及び案内リブ10のみがハウジング側面取り部11aに面接触することで径方向の位置決めがなされる。その後、密封装置1をさらに機内B側へ向けて圧入していくと、密封装置1における案内リブ10は、ハウジング側面取り部11aに誘導されつつ環状空間へ圧入され、ハウジング11の内周面11bに嵌合され、固定される。
したがって、圧入開始時には、ハウジング側面取り部11aとの接触面積が小さいため、前記端縁6が大きな圧入抵抗を受けることがない。よって、嵌合部5の機内B側の端縁6における引きちぎれによる損傷の発生を抑制することができる。
また、圧入開始時において、案内リブ10がハウジング側面取り部11aに面接触することで径方向の位置決めをすることができるため、密封装置1とハウジング11との環状空間へ圧入する際の径方向の位置決めの精度が向上する。
以上により、本実施形態に係る密封装置1における嵌合部5の機内B側の端縁6の圧入抵抗を減少させることによる引きちぎれの抑制と、密封装置1をハウジング11に圧入する際の径方向の位置決めの精度の向上を両立することができる。
また、案内リブ10は、溝状凹部7の径方向面端部9aから溝状凹部7の円筒面端部8aにかけて設けられる。このため、案内リブ10を設けても嵌合部5の外周面におけるハウジング11の内周面11bとの嵌合面積は減少しない。したがって、密封装置1の密封性能が低下することはない。
なお、案内リブ10の傾斜面の形状等は、特に限定されるものではない。例えば、案内リブ10の傾斜を径方向面端部9aから円筒面端部8aへ向かってテーパ状に形成する場合や、湾曲状に形成する場合等が挙げられる。案内リブ10の傾斜は、ハウジング側面取り部11aとの傾斜角度、形状等のいかんによって、ハウジング側面取り部11aと案内リブ10との傾斜角度が同等となる条件が変わりうるためである。
また、案内リブ10は、溝状凹部7と別体として成形した後に溝状凹部7と接着されてもよく、また、溝状凹部7と一体として成形しても良い。
さらに、溝状凹部7が周方向に沿って設けられる間隔や溝状凹部7と案内リブ10とが占める割合は、ハウジング11の形状、寸法、又は材質等に応じて適宜設定される。
加えて、案内リブ10の外周面には、梨地処理によって多数の微細凹凸(図示せず。)を形成しても良い。
前記梨地処理を施した場合には、圧入開始時において、案内リブ10とハウジング側面取り部11aとの接触面積が微細の凹凸部に応じて減少するため、より一層、嵌合部5の機内B側の端縁6への圧入抵抗を抑制させることができる。
1 密封装置
2 シール本体
3 補強環
3a 円筒部
3b フランジ部
4 シールリップ部
4a リップ先端部
5 嵌合部
6 端縁
7 溝状凹部
8 円筒面
8a 円筒面端部
9 径方向面
9a 径方向面端部
10 案内リブ
11 ハウジング
11a ハウジング側面取り部
11b 内周面
12 軸
A 大気
B 機内

Claims (2)

  1. ハウジングの内周面に嵌合する嵌合部を備えた密封装置であって、
    前記嵌合部の機内側の端縁には、周方向へ延びる溝状凹部が設けられ、
    前記溝状凹部は、前記嵌合部を前記ハウジングの内周面に圧入する際に、前記ハウジングの内周面の大気側に設けられたハウジング側面取り部と軸方向に対向する位置に設けられていることを特徴とする密封装置。
  2. 請求項1に記載の構成において、
    前記溝状凹部は周方向に所定の間隔をもって複数形成され、
    各溝状凹部との間には、案内リブが設けられ、
    前記案内リブの外周面は、前記ハウジング側面取り部と面接触可能な角度で形成されていることを特徴とする密封装置。
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