JP2017137807A - ピストン - Google Patents

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Abstract

【課題】圧縮率を低下させることなく、クエンチング領域を減少させる。【解決手段】シリンダボア12内で摺動するピストン100であって、外側面104に形成された、トップリング21が装着されるためのトップリング溝と、外側面104における冠面102からトップリング溝までの間であって、外側面における他の部分よりも軸方向における単位長さ当たりの表面積が大きいトップランド部112と、を備えることにより、燃焼室で燃料が燃焼することにより生成されたカーボンCがトップランド部112に付着しやすくなる。【選択図】図3

Description

本発明は、エンジンのシリンダボア内で摺動するピストンに関する。
従来、燃焼室内で燃料が燃焼することによりシリンダボア内で摺動するピストンでは、トップランド部とシリンダボアとの間に形成されるクレビス領域を縮小させることにより、クエンチング領域を減少させるようになされている。
例えば、特許文献1に記載のピストンでは、冠面の外周部を、ピストン縦断面において円弧を呈するように環状の凹部を形成することで、クエンチング領域を減少させるようになされている。
特開2001−132536号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載されるようなピストンでは、外周部に環状の凹部を形成することで、トップランド部とシリンダボアとの間に形成される空間が大きくなってしまう。この空間は、ピストンにより圧縮することができない空間であるため、燃焼室において圧縮することができない空間が大きくなり、燃焼室の圧縮率が低下してしまうといった問題があった。
そこで、本発明は、圧縮率を低下させることなく、クエンチング領域を減少させることが可能なピストンを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のピストンは、シリンダボア内で摺動するピストンであって、外側面に形成された、リングが装着されるためのリング溝と、前記外側面における冠面から前記リング溝までの間であって、該外側面における他の部分よりも軸方向における単位長さ当たりの表面積が大きいトップランド部と、を備える。
また、本発明のピストンは、シリンダボア内で摺動するピストンであって、外側面に形成された、リングが装着されるためのリング溝と、前記外側面における冠面から前記リング溝までの間であって、該外側面における他の部分よりも表面粗さが大きいトップランド部と、を備える。
また、前記トップランド部と前記シリンダボアとの間の空間に設けられた可燃性の樹脂部材をさらに備えるとよい。
本発明によれば、圧縮率を低下させることなく、クエンチング領域を減少させることができる。
エンジンの構成を示す図である。 ピストンの構成を示す図である。 トップランド部にカーボンが付着する様子を説明する図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値等は、発明の理解を容易にするための例示に過ぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
図1は、エンジン1の構成を示す概略図である。ただし、以下では、本実施形態に関係する構成や処理について詳細に説明し、本実施形態と無関係の構成や処理については説明を省略する。
図1に示すように、エンジン1は、シリンダブロック10、および、シリンダブロック10に連結されたシリンダヘッド11が設けられている。シリンダブロック10には、内部でピストン100が摺動自在に収容されるシリンダボア12が形成されている。なお、シリンダブロック10には、シリンダボア12が1つのみ形成されていてもよく、また、複数形成されていてもよい。
シリンダヘッド11は、シリンダブロック10の上方に設けられている。エンジン1では、シリンダブロック10に形成されたシリンダボア12と、ピストン100の冠面102と、シリンダヘッド11とにより囲まれた空間が燃焼室14として形成されている。
シリンダヘッド11には、吸気ポート15および排気ポート16が燃焼室14に連通するようにそれぞれ2つずつ形成されている。また、シリンダヘッド11には、吸気ポート15を燃焼室14に対して開閉する吸気バルブ17が、先端が吸気ポート15と燃焼室14との間に位置するように配置されている。また、シリンダヘッド11には、排気ポート16を燃焼室14に対して開閉する排気バルブ18が、先端が排気ポート16と燃焼室14との間に位置するように配置されている。
エンジン1では、吸気バルブ17の他端に当接された不図示のカムが回転することにより吸気バルブ17が往復動し、吸気ポート15と燃焼室14とを連通させたり、あるいは、その連通を遮断したりする。また、エンジン1では、排気バルブ18の他端に当接された不図示のカムが回転することにより排気バルブ18が往復動し、排気ポート16と燃焼室14とを連通させたり、あるいは、その連通を遮断したりする。
また、シリンダヘッド11には、先端が燃焼室14に臨むようにインジェクタ19および点火プラグ20が配置されている。インジェクタ19は、不図示の燃料タンクに貯留された燃料を、吸気ポート15を通って燃焼室14内に導かれた空気中に噴射して混合気を生成する。点火プラグ20は、所定のタイミングで混合気を点火し、混合気を燃焼させて燃焼室14において爆発圧力を生じさせる。こうして爆発圧力が生じることで、ピストン100がシリンダボア12内を往復動することとなる。
ピストン100は、外側面104において冠面102側から順にトップリング21、セカンドリング22およびオイルリング23が装着されている。また、ピストン100は、コンロッド24の一端が連結されており、また、コンロッド24の他端にはクランクシャフト25が連結されている。これにより、エンジン1では、ピストン100の直進運動がクランクシャフトの回転運動に変換されることとなる。
図2は、ピストン100の構成を説明する図である。図2(a)は、ピストン100の全体構成を説明する図であり、図2(b)は、図2(a)中、破線で囲んだ部分拡大図である。
図2(a)に示すように、ピストン100は、外側面104に、トップリング21、セカンドリング22およびオイルリング23がそれぞれ装着されるための環状のトップリング溝106、セカンドリング溝108およびオイルリング溝110が形成されている。
また、図2(b)に示すように、ピストン100は、外側面104における冠面102からトップリング溝106までのトップランド部112に、サンドブラスト等の表面処理が施されている。
トップランド部112は、表面処理が施され表面粗さが大きくなることにより、表面処理が施される前よりも表面積が大きくなっている。すなわち、トップランド部112は、外側面104におけるトップランド部112以外の部分(例えば、トップリング溝106およびセカンドリング溝108の間)よりも、軸方向における単位長さ当たりの表面積が大きくなっている。
図3は、トップランド部112にカーボンCが付着する様子を説明する図である。図3(a)は、トップランド部112にカーボンCが付着する前の図であり、図3(b)は、トップランド部112にカーボンCが付着した後の図である。
図3(a)に示すように、エンジン1では、ピストン100の熱膨張による焼き付きを防止してシリンダボア12内で摺動可能なように、ピストン100とシリンダボア12との間には適正なクリアランス(隙間)が設けられている。
そして、エンジン1では、燃焼室14の気密性を確保するとともに、燃焼室14内へのエンジンオイルの流入を防止するために、ピストン100にトップリング21、セカンドリング22およびオイルリング23が装着されている。
このような構成でなるエンジン1では、トップランド部112とシリンダボア12との間の環状の空間120が形成されることになる。この空間120は、火炎伝播が行われずに燃料が燃焼しないクレビス領域、および、燃料がシリンダボア12およびピストン100に熱を奪われて化学反応温度に到達せずに火炎が消えてしまうクエンチング領域となってしまう。そして、クレビス領域やクエンチング領域が大きいと、ノックやプレイグが発生したり、燃費を悪化させたりしてしまう。
そこで、本実施形態におけるピストン100では、トップランド部112に表面処理が施され表面積が拡大されていることにより、図3(b)に示すように、エンジン1の駆動時において燃焼室14で燃料が燃焼することにより生成されたカーボン(炭素)Cがトップランド部112に付着しやすくなる。
そして、トップランド部112にカーボンCが付着していくことで、トップランド部112とシリンダボア12との間の環状の空間120が減少していくことになる。これにより、ピストン100では、クレビス領域およびクエンチング領域を減少させることができ、ノックやプレイグを低減させることができるとともに、燃費、エンジン出力を向上させることができる。
また、ピストン100では、クレビス領域およびクエンチング領域を減少させるためにトップランド部112とシリンダボア12との間の環状の空間120を拡大するような形状となっていないため、燃焼室14の圧縮率を低下させることもなく、さらに燃費、エンジン出力を向上させることができる。
なお、トップランド部112にカーボンCが付着していき、積層されたカーボンCがシリンダボア12に到達したとしても、ピストン100がシリンダボア12内で摺動する際にカーボンCが削られることになる。このとき、シリンダボア12とカーボンCとでは、ほぼ摩擦抵抗はないので、出力低下を招くといったことも防止することができる。
以上、添付図面を参照しつつ本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されないことは勿論であり、特許請求の範囲に記載された範疇における各種の変更例又は修正例についても、本発明の技術的範囲に属することは言うまでもない。
なお、上記の実施形態において、トップリング21、セカンドリング22およびオイルリング23の3つのリングがピストン100に装着されているようにした。しかしながら、これに限らず、少なくとも1つのリングがピストン100に装着されており、最も冠面側のリング溝から冠面までのトップランド部に表面積を拡大させる表面処理が施されていればよい。
また、上記の実施形態において、トップランド部112に対して表面粗さが大きくなるようなサンドブラスト処理等の表面処理を施すようにした。しかしながら、これに限らず、トップランド部112の表面積を拡大することが可能な表面処理であれば、例えば陽極酸化処理等を施すようにしてもよい。
また、上記の実施形態において、トップランド部112とシリンダボア12との間の環状の空間120に何も設けられていないようにした。しかしながら、これに限らず、トップランド部112とシリンダボア12との間の環状の空間120に、可燃性の樹脂部材を設けるようにしてもよい。これにより、燃焼室14内で燃料が燃焼することにより生じた熱で樹脂部材が燃焼してカーボンCが生成されるので、トップランド部112に早期にカーボンCを付着させることができ、より早期にクレビス領域およびクエンチング領域を減少させることができる。
本発明は、エンジンのシリンダボア内で摺動するピストンに利用できる。
12 シリンダボア
100 ピストン
106 トップリング溝(リング溝)
112 トップランド部

Claims (3)

  1. シリンダボア内で摺動するピストンであって、
    外側面に形成された、リングが装着されるためのリング溝と、
    前記外側面における冠面から前記リング溝までの間であって、該外側面における他の部分よりも軸方向における単位長さ当たりの表面積が大きいトップランド部と、
    を備えることを特徴とするピストン。
  2. シリンダボア内で摺動するピストンであって、
    外側面に形成された、リングが装着されるためのリング溝と、
    前記外側面における冠面から前記リング溝までの間であって、該外側面における他の部分よりも表面粗さが大きいトップランド部と、
    を備えることを特徴とするピストン。
  3. 前記トップランド部と前記シリンダボアとの間の空間に設けられた可燃性の樹脂部材をさらに備えることを特徴とする請求項1または2に記載のピストン。
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