JP2017137069A - 易破断線が形成された包装体及び該包装体の使用方法 - Google Patents
易破断線が形成された包装体及び該包装体の使用方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2017137069A JP2017137069A JP2016017427A JP2016017427A JP2017137069A JP 2017137069 A JP2017137069 A JP 2017137069A JP 2016017427 A JP2016017427 A JP 2016017427A JP 2016017427 A JP2016017427 A JP 2016017427A JP 2017137069 A JP2017137069 A JP 2017137069A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sheet
- bag
- package
- solid material
- easily breakable
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Packages (AREA)
Abstract
Description
以下、固形物30を収容する袋10の構成について説明する。本実施の形態においては、袋10が、扁平な四方シール袋である平パウチとして構成される例について説明する。なお、本実施の形態においては、固形物30を収容する収容部15が袋10の外部から密封されている例を示すが、これに限られることはなく、収容部15が袋10の外部に部分的に連通していてもよい。
まず、第1シート11及び第2シート12について説明する。第1シート11は、袋10の第1面を構成するシートであり、第2シート12は、袋10の第1面に対向する第2面を構成するシートである。
上述した層以外の層(以下、その他の層とも称する)としては、水蒸気その他のガスバリア性、遮光性、各種の機械的強度など、必要とされる性能に応じて、適切なものが選択され得る。
その他の層の一例は、ガスバリア層である。ガスバリア層としては、例えば、アルミニウム箔などの金属層や、アルミニウムなどの金属または酸化アルミニウムなどの金属酸化物または酸化珪素などの無機酸化物の蒸着層などが設けられ得る。その他にも、ガスバリア層として、エチレン−ビニルアルコール共重合体(EVOH)、ポリ塩化ビニリデン樹脂(PVDC)や、ナイロンMXD6などの脂肪族ポリアミドなどの、高いガスバリア性を有する樹脂層を設けてもよい。このことにより、酸素や水蒸気が袋10の内部に浸入することを抑制することができる。
その他の層として、支持体を設けてもよい。支持体としては、基材層52と同じものを用いることができる。延伸ナイロンフィルムを設けた場合、シート11,12の耐突き刺し性を高めることができる。
なお、その他の層は、基材層52とシーラント層51との間に配置してもよいし、基材層52の面のうちシーラント層51と反対側の面に配置してもよい。
次に、連結部20について説明する。連結部20は、固形物30を収容する収容部15における第1シート11の内面11xと第2シート12の内面12xとの間の間隔を制限して、シート11,12の内面11x,12xを固形物30に接触させるよう、第1シート11と第2シート12とを連結する。本実施の形態において、連結部20は、袋10の外縁に沿って第1シート11の内面11xと第2シート12の内面12xとを結合させるシール部である。例えば、袋10が四方シール袋である場合、連結部20のシール部は、図1に示すように、上縁21aに沿って延びる上縁シール部21、下縁22aに沿って延びる下縁シール部22、第1側縁23aに沿って延びる第1側縁シール部23、及び、第2側縁24aに沿って延びる第2側縁シール部24を含む。
収容部15は、第1シート11の内面11xと第2シート12の内面12xとの間に形成された、固形物30を収容する空間である。収容部15は、図1に示すように、連結部20の内縁で囲まれた空間である。
易破断線18は、第1シート11(第2シート12)が内面11x(12x)側から固形物30によって押圧されたときに第1シート11(第2シート12)が破断し易くなるように、第1シート11,第2シート12のうち収容部15に重なる部分に線状に施された加工部分である。本実施の形態において、易破断線18は、第1シート11のうち収容部15のみに重なる部分に形成されている。なお、図示はしないが、易破断線18は、第1シート11及び第2シート12の両方に形成されていてもよい。
次に、収容部15内における固形物30の状態について詳細に説明する。本実施の形態において、収容部15は、収容部15に重なる第1シート11の内面11x及び第2シート12の内面12xのいずれもが、収容部15に収容された固形物30に少なくとも部分的に接するよう、構成されている。言い換えると、シート11,12の内面11x,12xのいずれもが固形物30に少なくとも部分的に接するように、第1シート11及び第2シート12が連結部20によって連結されている。これによって、固形物30を袋10の第2シート12側から第1シート11側へ押した時に、固形物30が第1シート11に内面11x側から効果的に押圧力を及ぼすことができる。
次に、袋10の第1シート11を破断させて固形物30を取り出す方法の一例について、図4A及び図4Bを参照して説明する。
上述の本実施の形態においては、易破断線18が、固形物30の輪郭に対応する形状を有する例を示した。しかしながら、固形物30からの押圧力に基づいて第1シート11を破断させることができる限りにおいて、易破断線18の形状が限られることはない。
上述の本実施の形態においては、袋10が、1個の固形物30を収容する例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、袋10は、図8に示すように、複数の固体状の個片37を含む固形物30を収容していてもよい。
上述の本実施の形態においては、袋10が、四方シール袋として構成される例を示したが、これに限られることはない。例えば図10に示すように、袋10が三方シール袋として構成されていてもよい。例えば、袋10の連結部20は、上縁21aに沿って延びる上縁シール部21、下縁22aに沿って延びる下縁シール部22、及び第1側縁23aに沿って延びる第1側縁シール部23を含むが、第2側縁24aに沿って延びる第2側縁シール部24を含んでいなくてもよい。また、図示はしないが、袋10は、上縁シール部21から下縁シール部22に至るように延びる合掌シール部を含む、いわゆるピロー袋であってもよい。この場合、上述の易破断線18は、第1シート11及び第2シート12のうち合掌シール部が設けられていない側に形成される。
上述の本実施の形態においては、固形物30が収容された包装体が袋10である例を示したが、これに限られることはない。例えば、包装体を、図13及び図14に示すように、平板状の第1シート11と、第1シート11から遠ざかる向きへ突出する突出部13が設けられた第2シート12とで構成するようにしてもよい。第2シート12をバキュームフォームで成形した場合、このような包装体はブリスターパックとも呼ばれる。この場合、収容部15は、第1シート11の内面11xと第2シート12の突出部13の内面12xとで囲まれた空間である。第2シート12のうち突出部13以外の部分の内面12xと、それに対向する第1シート11の内面11xとは、連結部20によって連結されている。そして、第1シート11のうち収容部15に対応する箇所には、第1シート11を貫通しないように易破断線18が形成されている。なお、このような包装体の場合は、固形物30は第1シート11の内面11xおよび第2シート12の内面12xに必ずしも接している必要はない。また、突出部13は複数設けられていてもよい。
11 第1シート
12 第2シート
15 収容部
18 易破断線
20 連結部
21 上縁シール部
21a 上縁
22 下縁シール部
22a 下縁
23 第1側縁シール部
23a 第1側縁
24 第2側縁シール部
24a 第2側縁
30 固形物
30a 上側部分
30b 下側部分
31 第1面
32 第2面
33 上端
34 下端
37 個片
Claims (5)
- 固形物が収容された包装体であって、
前記包装体の第1面を構成する第1シートと、
前記第1面に対向する第2面を構成する第2シートと、
前記第1シートと前記第2シートとを連結する連結部と、
前記第1シートの内面と前記第2シートの内面との間で前記固形物を収容する収容部と、を備え、
前記収容部は、前記第1シートの内面及び前記第2シートの内面のいずれもが、前記収容部に収容された前記固形物に少なくとも部分的に接するよう、構成されており、
前記収容部に重なる前記第1シート又は前記第2シートの少なくともいずれか一方に、易破断線が形成されている、包装体。 - 前記収容部は、前記包装体の第1の外縁と前記第1の外縁に対向する第2の外縁とを結ぶ直線が上下方向に延びるように、前記包装体のうち前記収容部に重なる前記第1シート及び前記第2シート以外の部分を保持した時に、前記固形物の上側部分及び下側部分のいずれもが前記第1シートの内面及び前記第2シートの内面に少なくとも部分的に接するよう、構成されている、請求項1に記載の包装体。
- 前記連結部は、前記第1シートの内面と前記第2シートの内面とを前記包装体の外縁に沿って結合する外縁シール部を含む、請求項1又は2に記載の包装体。
- 固形物は、複数の固体状の個片を含む、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の包装体。
- 第1面を構成する第1シートと、前記第1面に対向する第2面を構成する第2シートと、前記第1シートと前記第2シートとを連結する連結部と、前記第1シートの内面と前記第2シートの内面との間で固形物を収容する収容部と、を備える包装体の使用方法であって、
前記収容部に重なる前記第1シート又は前記第2シートの少なくともいずれか一方に、易破断線が形成されており、
前記第1シート又は前記第2シートのうち、前記易破断線が形成されている方のシートに向けて前記固形物を押圧することにより、前記易破断線を破断する、包装体の使用方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016017427A JP2017137069A (ja) | 2016-02-01 | 2016-02-01 | 易破断線が形成された包装体及び該包装体の使用方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016017427A JP2017137069A (ja) | 2016-02-01 | 2016-02-01 | 易破断線が形成された包装体及び該包装体の使用方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017137069A true JP2017137069A (ja) | 2017-08-10 |
Family
ID=59565461
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016017427A Pending JP2017137069A (ja) | 2016-02-01 | 2016-02-01 | 易破断線が形成された包装体及び該包装体の使用方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2017137069A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020001714A (ja) * | 2018-06-25 | 2020-01-09 | 株式会社カナエ | 包装体 |
-
2016
- 2016-02-01 JP JP2016017427A patent/JP2017137069A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020001714A (ja) * | 2018-06-25 | 2020-01-09 | 株式会社カナエ | 包装体 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5566721B2 (ja) | 複合容器 | |
JP5858413B1 (ja) | 剥離開封包装体、及び剥離開封包装体の開封構造 | |
AU2005291576A1 (en) | Non-reclosable packaging for products that are hazardous to health, and method for the production thereof | |
JP5428647B2 (ja) | スティック状包装袋 | |
WO2006112448A1 (ja) | チャックテープ付き袋の製造装置、製造方法 | |
JP7437625B2 (ja) | 袋 | |
JP5530082B2 (ja) | 包装用袋 | |
JP7129033B2 (ja) | 袋 | |
JP5383107B2 (ja) | ストリップ包装体、及びこれを備えた支持体付包装体 | |
JP2017137069A (ja) | 易破断線が形成された包装体及び該包装体の使用方法 | |
JP6819145B2 (ja) | 包装袋及びその開封方法 | |
JP6299081B2 (ja) | 包装体 | |
JP2017030761A (ja) | ピロー包装体 | |
JP6254854B2 (ja) | 包装袋 | |
JP2004314985A (ja) | 包装袋 | |
JP2019199304A (ja) | ガゼット袋および内容物収納体 | |
JP2017128366A (ja) | 袋 | |
JP6559467B2 (ja) | プレススルーパックの蓋材 | |
JP6633436B2 (ja) | ピロータイプ包装袋 | |
JP6042953B1 (ja) | 折り曲げ開封包装体 | |
JP2019177927A (ja) | 袋 | |
WO2023063326A1 (ja) | 包装体 | |
JP2019214386A (ja) | 包装袋 | |
JP4244302B2 (ja) | 易開封包装袋 | |
JP6376252B2 (ja) | 自立袋 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160301 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20160301 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20181226 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20191025 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20191112 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20200508 |