JP2017136872A - 車両用ドアのグラスラン - Google Patents
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Abstract
Description
ドアガラスの縁部に沿って延びるように形成されたドアフレーム部に取り付けられ、上記ドアガラスと上記ドアフレーム部との間をシールする弾性材からなる車両用ドアのグラスランにおいて、
上記グラスランは、上記ドアフレーム部に取り付けられるグラスラン本体部と、該グラスラン本体部の車室内側から上記ドアガラスの車室内面に向けて延び、先端側が該ドアガラスの車室内面に接触するように形成された車室内側シールリップ部とを備え、
上記車室内側シールリップ部の基端側は上記ドアガラスの車室内面から車室内側へ離れるように形成され、上記車室内側シールリップ部の基端側と上記ドアガラスの車室内面との間には、空間が形成され、
上記車室内側シールリップ部の基端側における上記ドアガラスの車室内面と対向する平坦面と、上記ドアガラスの車室内面とのなす角度が35度以上65度以下に設定されていることを特徴とする。
ドアガラスの縁部に沿って延びるように形成されたドアフレーム部に取り付けられ、上記ドアガラスと上記ドアフレーム部との間をシールする弾性材からなる車両用ドアのグラスランにおいて、
上記グラスランは、上記ドアフレーム部に取り付けられるグラスラン本体部と、該グラスラン本体部の車室内側から上記ドアガラスの車室内面に向けて延び、先端側が該ドアガラスの車室内面に接触するように形成された車室内側シールリップ部とを備え、
上記車室内側シールリップ部の基端側は上記ドアガラスの車室内面から車室内側へ離れるように形成され、上記車室内側シールリップ部の基端側と上記ドアガラスの車室内面との間には、空間が形成され、
上記車室内側シールリップ部の基端側における上記ドアガラスの車室内面と対向する対向面が該車室内面へ向けて湾曲する湾曲面で構成され、
上記車室内側シールリップ部をその先端側から基端側に亘って切断した切断面に現れる上記湾曲面を示す曲線を構成している各点における当該曲線の接線をそれぞれ引き、これら接線と上記ドアガラスの車室内面とのなす角度を求めて角度範囲を得たとき、該角度範囲の中央値となる角度が35度以上65度以下に設定されていることを特徴とする。
上記グラスランは、車両のルーフに沿って延びる上部グラスランと、車両のピラーに沿って延びる縦方向グラスランとを有し、
上記上部グラスランの上記車室内側シールリップ部の基端側における上記ドアガラスの車室内面と対向する平坦面と、上記ドアガラスの車室内面とのなす角度が35度以上65度以下に設定されていることを特徴とする。
上記グラスランは、車両のルーフに沿って延びる上部グラスランと、車両のピラーに沿って延びる縦方向グラスランとを有し、
上記上部グラスランの上記車室内側シールリップ部の基端側における上記ドアガラスの車室内面と対向する対向面が該車室内面へ向けて湾曲する湾曲面で構成され、
上記上部グラスランの上記車室内側シールリップ部をその先端側から基端側に亘って切断した切断面に現れる上記湾曲面を示す曲線を構成している各点における当該曲線の接線をそれぞれ引き、これら接線と上記ドアガラスの車室内面とのなす角度を求めて角度範囲を得たとき、該角度範囲の中央値となる角度が35度以上65度以下に設定されていることを特徴とする。
上記グラスランは、上記上部グラスランと上記縦方向グラスランとの境界部分において屈曲したコーナー部グラスランを有し、
上記コーナー部グラスランの少なくとも上部側における上記上部グラスランとの境界部分から上記車室内側シールリップ部の上記屈曲が開始する部分の間において、上記車室内側シールリップ部の基端側における上記ドアガラスの車室内面と対向する平坦面と、上記ドアガラスの車室内面とのなす角度が35度以上65度以下に設定されていることを特徴とする。
上記グラスランは、上記上部グラスランと上記縦方向グラスランとの境界部分において屈曲したコーナー部グラスランを有し、
上記コーナー部グラスランの少なくとも上部側における上記上部グラスランとの境界部分から上記車室内側シールリップ部の上記屈曲が開始する部分の間において、上記車室内側シールリップ部の基端側における上記ドアガラスの車室内面と対向する対向面が該車室内面へ向けて湾曲する湾曲面で構成され、
上記コーナー部グラスランの上記車室内側シールリップ部をその先端側から基端側に亘って切断した切断面に現れる上記湾曲面を示す曲線を構成している各点における当該曲線の接線をそれぞれ引き、これら接線と上記ドアガラスの車室内面とのなす角度を求めて角度範囲を得たとき、該角度範囲の中央値となる角度が35度以上65度以下に設定されていることを特徴とする。
フロントドア2は、該フロントドア2の略下半部を構成するドア本体部20と、該フロントドア2の略上半部を構成するドアフレーム部21と、フロントドアガラス22と、フロントドア用グラスラン23(図2にも示す)とを備えている。ドア本体部20は、アウタパネル20aとインナパネル(図示せず)とによって中空状に形成されており、その前端部が図示しないヒンジを介して自動車1のAピラー(前ピラー)5に取り付けられている。
フロントドア2のドアフレーム部21と、リヤドア3のドアフレーム部31とは、外観形状は異なっているが、基本的な構造は同じであるため、以下、フロントドア2のドアフレーム部21について詳細に説明する。
図2に示すように、フロントドア用グラスラン23は、ドアフレーム部21のフレーム上辺部21aに沿うように、即ち、自動車1のルーフ4の前半部に沿って前後方向に延びる上部グラスラン23Aと、自動車のAピラー5に沿って上下方向に延びる前側縦方向グラスラン23Bと、自動車のBピラー6に沿って上下方向に延びる後側縦方向グラスラン23Cと、上部グラスラン23Aと前側縦方向グラスラン23Bとの境界部分において屈曲した前側コーナー部グラスラン23Dと、上部グラスラン23Aと後側縦方向グラスラン23Cとの境界部分において屈曲した後側コーナー部グラスラン23Eとを有している。すなわち、境界線L1よりも下側部分が前側縦方向グラスラン23Bである。境界線L1と境界線L3との間の部分が前側コーナー部グラスラン23Dである。境界線L3と境界線L4との間の部分が上部グラスラン23Aである。境界線L4と境界線L6との間の部分が後側コーナー部グラスラン23Eである。境界線L6よりも下側部分が後側縦方向グラスラン23Cである。
次に、実施形態の作用効果について説明する。作用効果を実証するための試験を行った。試験は、図示しないが自動車1の車室外に全方位スピーカーを設置し、フロントドアガラス22及びリヤドアガラス32を全閉にした状態で、該スピーカーから音を発生させ、車室内に設置したマイクを使用して音圧を測定した。マイクは、乗員の頭部に相当する所に設置した。
4 ルーフ
5 Aピラー
6 Bピラー
20 フロントドア
21 ドアフレーム部
22 フロントドアガラス
23 フロントドア用グラスラン
23A 上部グラスラン
23B 前側縦方向グラスラン
23C 後側縦方向グラスラン
23D 前側コーナー部グラスラン
23E 後側コーナー部グラスラン
40 グラスラン本体部
41 車室内側シールリップ部
41b 基端側部
41c 先端側部
41d 平坦面
41g 湾曲面
R 空間
Claims (6)
- ドアガラスの縁部に沿って延びるように形成されたドアフレーム部に取り付けられ、上記ドアガラスと上記ドアフレーム部との間をシールする弾性材からなる車両用ドアのグラスランにおいて、
上記グラスランは、上記ドアフレーム部に取り付けられるグラスラン本体部と、該グラスラン本体部の車室内側から上記ドアガラスの車室内面に向けて延び、先端側が該ドアガラスの車室内面に接触するように形成された車室内側シールリップ部とを備え、
上記車室内側シールリップ部の基端側は上記ドアガラスの車室内面から車室内側へ離れるように形成され、上記車室内側シールリップ部の基端側と上記ドアガラスの車室内面との間には、空間が形成され、
上記車室内側シールリップ部の基端側における上記ドアガラスの車室内面と対向する平坦面と、上記ドアガラスの車室内面とのなす角度が35度以上65度以下に設定されていることを特徴とする車両用ドアのグラスラン。 - ドアガラスの縁部に沿って延びるように形成されたドアフレーム部に取り付けられ、上記ドアガラスと上記ドアフレーム部との間をシールする弾性材からなる車両用ドアのグラスランにおいて、
上記グラスランは、上記ドアフレーム部に取り付けられるグラスラン本体部と、該グラスラン本体部の車室内側から上記ドアガラスの車室内面に向けて延び、先端側が該ドアガラスの車室内面に接触するように形成された車室内側シールリップ部とを備え、
上記車室内側シールリップ部の基端側は上記ドアガラスの車室内面から車室内側へ離れるように形成され、上記車室内側シールリップ部の基端側と上記ドアガラスの車室内面との間には、空間が形成され、
上記車室内側シールリップ部の基端側における上記ドアガラスの車室内面と対向する対向面が該車室内面へ向けて湾曲する湾曲面で構成され、
上記車室内側シールリップ部をその先端側から基端側に亘って切断した切断面に現れる上記湾曲面を示す曲線を構成している各点における当該曲線の接線をそれぞれ引き、これら接線と上記ドアガラスの車室内面とのなす角度を求めて角度範囲を得たとき、該角度範囲の中央値となる角度が35度以上65度以下に設定されていることを特徴とする車両用ドアのグラスラン。 - 請求項1に記載の車両用ドアのグラスランにおいて、
上記グラスランは、車両のルーフに沿って延びる上部グラスランと、車両のピラーに沿って延びる縦方向グラスランとを有し、
上記上部グラスランの上記車室内側シールリップ部の基端側における上記ドアガラスの車室内面と対向する平坦面と、上記ドアガラスの車室内面とのなす角度が35度以上65度以下に設定されていることを特徴とする車両用ドアのグラスラン。 - 請求項2に記載の車両用ドアのグラスランにおいて、
上記グラスランは、車両のルーフに沿って延びる上部グラスランと、車両のピラーに沿って延びる縦方向グラスランとを有し、
上記上部グラスランの上記車室内側シールリップ部の基端側における上記ドアガラスの車室内面と対向する対向面が該車室内面へ向けて湾曲する湾曲面で構成され、
上記上部グラスランの上記車室内側シールリップ部をその先端側から基端側に亘って切断した切断面に現れる上記湾曲面を示す曲線を構成している各点における当該曲線の接線をそれぞれ引き、これら接線と上記ドアガラスの車室内面とのなす角度を求めて角度範囲を得たとき、該角度範囲の中央値となる角度が35度以上65度以下に設定されていることを特徴とする車両用ドアのグラスラン。 - 請求項3に記載の車両用ドアのグラスランにおいて、
上記グラスランは、上記上部グラスランと上記縦方向グラスランとの境界部分において屈曲したコーナー部グラスランを有し、
上記コーナー部グラスランの少なくとも上部側における上記上部グラスランとの境界部分から上記車室内側シールリップ部の上記屈曲が開始する部分の間において、上記車室内側シールリップ部の基端側における上記ドアガラスの車室内面と対向する平坦面と、上記ドアガラスの車室内面とのなす角度が35度以上65度以下に設定されていることを特徴とする車両用ドアのグラスラン。 - 請求項4に記載の車両用ドアのグラスランにおいて、
上記グラスランは、上記上部グラスランと上記縦方向グラスランとの境界部分において屈曲したコーナー部グラスランを有し、
上記コーナー部グラスランの上記車室内側シールリップ部の基端側における上記ドアガラスの車室内面と対向する対向面が該車室内面へ向けて湾曲する湾曲面で構成され、
上記コーナー部グラスランの少なくとも上部側における上記上部グラスランとの境界部分から上記車室内側シールリップ部の上記屈曲が開始する部分の間において、上記車室内側シールリップ部をその先端側から基端側に亘って切断した切断面に現れる上記湾曲面を示す曲線を構成している各点における当該曲線の接線をそれぞれ引き、これら接線と上記ドアガラスの車室内面とのなす角度を求めて角度範囲を得たとき、該角度範囲の中央値となる角度が35度以上65度以下に設定されていることを特徴とする車両用ドアのグラスラン。
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