JP2017136157A - ワッペン - Google Patents

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JP2017136157A JP2016018083A JP2016018083A JP2017136157A JP 2017136157 A JP2017136157 A JP 2017136157A JP 2016018083 A JP2016018083 A JP 2016018083A JP 2016018083 A JP2016018083 A JP 2016018083A JP 2017136157 A JP2017136157 A JP 2017136157A
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仁志 櫻▲ざき▼
Hitoshi Sakurazaki
仁志 櫻▲ざき▼
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Abstract

【課題】従来の着脱式ワッペンよりも多種多様な模様を施すことのできるワッペンを提供する。【解決手段】対象物自体であるか又は対象物に固定されるものであるベース2と、ベース2に着脱自在に取り付けられる付属品3とを備えるワッペン1において、前記ベース及び付属品の一方Aが平面視で互いに形状を相補する複数の面ファスナー2a、2bを有し、前記ベース及び付属品の他方Bが前記複数の面ファスナーと係り合う面ファスナー3bを有することを特徴とする。【選択図】図4

Description

この発明は、取り付け対象物の同じ個所で複数の模様を表現できるワッペンに関する。
ワッペンを衣類、帽子、鞄などの取り付け対象物に着脱自在とすることにより、ワッペンを着けている場合と外している場合とで異なる意匠を享受することができる。従来の着脱式ワッペンにおいては、対象物全体をメスの面ファスナーで形成するか又は取り付け位置にメスの面ファスナーからなるベースを縫い付けたり接着したりし、ワッペンの裏面をオスの面ファスナーで形成していた。そして、これらの雄雌の面ファスナーを係り合わせることにより、ワッペンを取り付けていた。また、ベースに刺繍を施すことにより、更に意匠性を増すことも提案されている(特許文献1)。
実用新案登録第3127935号公報
しかし、従来の着脱式ワッペンでは、対象物やベースの面ファスナー部分が単色のため、ワッペンを外している場合の意匠性に乏しい。かといって、特許文献1のようにベースに刺繍を施したり、プリントしたりすると、その部分がオスの面ファスナーと係り合わないので、ワッペンを取り付けている状態において対象物やベースと係り合う力が低下して外れるのを防ぐため、刺繍やプリントをあまり大きい面積で施すことができない。
それ故、この発明の課題は、従来の着脱式ワッペンよりも多種多様な模様を施すことのできるワッペンを提供することにある。
その課題を解決するために、この発明のワッペンは、
対象物自体であるか又は対象物に固定されるものであるベースと、ベースに着脱自在に取り付けられる付属品とを備えるものにおいて、
前記ベース及び付属品の一方Aが平面視で互いに形状を相補する複数の面ファスナーを有し、
前記ベース及び付属品の他方Bが前記複数の面ファスナーと係り合う面ファスナーを有することを特徴とする。
この発明においては通常、ベース側の面ファスナーがループを有するメスで、付属品側の面ファスナーがフックを有するオスであるが、逆でも良いし、両方とも雌雄混合の面ファスナーであってもよい。付属品の面ファスナーのフック(ループ)と反対側の面には刺繍、プリントなどで模様が形成されていてもよいし、反対側の面にもループ(フック)が設けられていてもよい。
いずれにしても前記ベース及び付属品の一方Aが平面視で複数の面ファスナーを有するので、一の面ファスナーとこれに隣接する別の面ファスナーとで色を異ならせたり、ループ(フック)の密度を異ならせるなどして、同一面内で望むところの模様を現すことができる。従って、ベースをA、付属品をBとする組み合わせにおいては、付属品が取り付けられていない状態であってもベース自体が意匠性を発揮しうる。また、フック(ループ)と反対側の面に模様が形成された付属品をベースに取り付ければ、別の意匠性を発揮するし、反対側の面にもループ(フック)が設けられた付属品をベースに取り付ければ、もう一つ別の付属品を重ねて取り付けることができる。
一方、付属品をA、ベースをBとする組み合わせにおいては、付属品を取り外したときにその裏面に模様が現れて意外性を味わうことができるし、取り外した状態で付属品をその裏面が見えるように飾っておいてもよい。いずれの組み合わせにおいても、フック(ループ)の係り合う面の模様が、刺繍やプリントによるのではなくフック(ループ)のみからなるので、相手方ファスナーとの係り合う力が模様の部分で低下することはない。
付属品は、そのフック(ループ)と反対側の面に雌雄を同じくするフック(ループ)を有するように、前記面ファスナーと背中合わせに設けられた面ファスナーを有するものであてもよい。これにより、一つの付属品の表裏両面で模様を異ならせ、ベースの模様とで合計3つの模様を選択することができる。
以上のように、この発明のワッペンは、フック(ループ)の係り合う面の模様が、刺繍やプリントによるのではなくフック(ループ)のみからなるので、ベースと付属品との係り合う力が模様の部分で低下することはない。従って、従来にない所望の多種多様な模様を実現することができる。
実施形態1のワッペンの使用状態を示す図である。 実施形態1のワッペンのベースを示す平面図である。 (a)が同ベースに用いられる面ファスナーの平面図、(b)がもう一つの面ファスナーの平面図である。ただし、煩雑を避けるため、ループの図示は省かれている。 (a)が図3(a)におけるIV-IV断面図、(b)が図3(b)におけるIV-IV断面図、(c)が図2におけるIV-IV断面図である。 実施形態1のワッペンの付属品を示す平面図である。 (a)が実施形態1のワッペンの付属品に用いられる布地の平面図、(b)が同ワッペンの付属品に用いられる面ファスナーの平面図である。 図5におけるVII-VII断面図である。 (a)及び(b)はいずれも実施形態2のワッペンの使用状態を示す図である。 実施形態2のワッペンの付属品を示し、(a)がその平面図、(b)がその底面図である。ただし、煩雑を避けるため、フックの図示は省かれている。 (a)〜(d)はいずれも同ワッペンの付属品に用いられる面ファスナーを示す平面図である。ただし、煩雑を避けるため、(a)及び(b)にけるループの図示は省かれている。 (a)、(b)、(c)及び(d)はそれぞれ図10(a)、(b)、(c)及び(d)におけるXI-XI断面図、(e)は図9(a)におけるXI-XI断面図である。
−実施形態1−
この実施形態のワッペン1は、図1に示すように、対象物である衣類4に縫い付け又は接着されるベース2と、付属品3を備える。ベース2は、図2〜図4に示すように、平面視で日章旗模様を有し、日章旗の白地部分に対応して中央が円形に抜かれた面ファスナー2aと、日章部分に対応して紅色円形をなす面ファスナー2bとからなる。
面ファスナー2bは、面ファスナー2aの抜き部分にちょうど嵌まる。面ファスナー2aの一方の主面には多数の白色のループが植えられ、面ファスナー2bの同じ側の主面には多数の紅色のループが植えられている。接着タイプの場合、反対側の面には図略の粘着剤が塗布されている。面ファスナー2a、2bの加工には、挟みやカッターを用いてもよいが、レーザーを用いると寸法精度に優れていてよい。
付属品3は、図5〜7に示すように、平面視でベース2と同形同大の布地3aと面ファスナー3bとからなる。布地3aの一方の主面には中央に星模様が刺繍又はプリントされている。面ファスナー3bの一方の主面には面ファスナー2a、2bのループと係り合う多数のフックが植えられている。そして、布地3aと面ファスナー3bとを背中合わせにして図略の接着剤にて一体化されている。
ワッペン1によれば、付属品3が取り付けられていない状態では、あたかも日章旗のワッペンが衣類4に付いているように見えるし、付属品3をベース2に重ねて取り付ければベース2が隠れて星模様のワッペンだけが付いているように見える。即ち、ベース2と付属品3とで二種類の模様を選択的に表現することができる。また、前記日章旗の模様は全てループにて形成されているので、ベース2のループと付属品3のフックとの係り合う力は十分である。
−実施形態2−
この実施形態のワッペン10は、図8に示すように、ベース2と、付属品5を備える。ベース2は、実施形態1におけるものと同じ模様を有していてもよいし、異なる模様を有していてもよい。ここでは同じ模様を有するものとして説明する。
付属品5は、図9に示すように、一方の主面に二重四角、もう一方の主面に縦縞といった具合に両面に模様が施されているものである。より詳しくは、中央に四角い孔が抜かれた面ファスナー6aと、その孔に丁度嵌まる面ファスナー6bと、短冊状の4本の面ファスナー7aと、同じく3本の面ファスナー7bとを、面ファスナー6a、6bと面ファスナー7a、7bとが背中合わせになるように糊層8を介して固着したものである。糊層8は、糊単独からなっていてもよいし、補強のために布地等の両面に糊を塗布したものでもよい。
面ファスナー6aと面ファスナー6bとには互いに色の異なるフックが多数植えられている。面ファスナー7aと面ファスナー7bとにも互いに色の異なるフックが多数植えられ、これらの面ファスナーは交互に配置されている。
ワッペン10によれば、付属品5が取り付けられていない状態では、あたかも日章旗のワッペンが衣類4に付いているように見えるし、付属品5をベース2に重ねて取り付ければベース2が隠れて図8(a)のように二重四角模様又は図8(b)のように縦縞模様のワッペンだけが付いているように見える。即ち、ベース2と付属品5とで三種類の模様を選択的に表現することができる。また、前記日章旗の模様は全てループにて形成されているので、ベース2のループと付属品5のフックとの係り合う力は十分である。
1、10 ワッペン
2 ベース
3、5 付属品
4 衣類
3a 布地
2a、2b、3b、6a、6b、7a、7b 面ファスナー
8 糊層

Claims (2)

  1. 対象物自体であるか又は対象物に固定されるものであるベースと、ベースに着脱自在に取り付けられる付属品とを備えるものにおいて、
    前記ベース及び付属品の一方が平面視で互いに形状を相補する複数の面ファスナーを有し、
    前記ベース及び付属品の他方が前記複数の面ファスナーと係り合う面ファスナーを有することを特徴とするワッペン。
  2. 前記付属品が、前記面ファスナーと背中合わせに設けられた面ファスナーを有する、請求項1に記載のワッペン。
JP2016018083A 2016-02-02 2016-02-02 ワッペン Pending JP2017136157A (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3047015U (ja) * 1997-09-10 1998-03-31 モリト株式会社 装飾用ワッペン
JP3049418U (ja) * 1997-12-01 1998-06-09 株式会社ふる河 面ファスナ及び面ファスナ利用物品

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP3047015U (ja) * 1997-09-10 1998-03-31 モリト株式会社 装飾用ワッペン
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