JP2017134100A - 空気送出機能付き眼鏡 - Google Patents
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Abstract
【課題】装着者の周辺の環境または装着者の状態などに応じて、装着者が心地良い、すなわち不快を与えない強さまたは向きの風を装着者の顔に送出することができる空気送出機能付き眼鏡を提供する。
【解決手段】眼鏡本体2のフレーム11に設けられ、眼鏡本体2の装着者の顔側に空気を送出可能な空気送出部3と、空気送出部3からの空気の送出を制御する制御部15と、制御部15の送出制御に用いられる送出制御情報を取得する送出制御情報取得部13とを備え、制御部15が、送出制御情報に基づいて、上記空気の送出によって発生する風の強さおよび/または向きを自動的に制御する。
【選択図】図1
【解決手段】眼鏡本体2のフレーム11に設けられ、眼鏡本体2の装着者の顔側に空気を送出可能な空気送出部3と、空気送出部3からの空気の送出を制御する制御部15と、制御部15の送出制御に用いられる送出制御情報を取得する送出制御情報取得部13とを備え、制御部15が、送出制御情報に基づいて、上記空気の送出によって発生する風の強さおよび/または向きを自動的に制御する。
【選択図】図1
Description
本発明は、装着者の顔側に風を送出可能な空気送出機能付き眼鏡に関するものである。
従来、人の眼に花粉が付着して花粉症を発生するのを防止したり、または人の眼に粉塵などが入るのを防止するための器具として、眼の周囲を完全に覆うように構成されたゴーグルが使用されている。
しかしながら、上述したようなゴーグルを装着すると眼の周囲が密閉された状態となるため、ゴーグル内が蒸れた状態になって装着者に不快感を与えたり、装着者の顔の肌とゴーグルとが密着することによって装着者に圧迫感を与えたりする問題があった。
そこで、装着者の肌に密着するようなゴーグルではなく、いわゆる眼鏡のフレームから空気を送出することによって花粉または粉塵を吹き飛ばし、これにより花粉または粉塵が眼に入るのを防止する眼鏡型の器具が提案されている(特許文献1〜特許文献5参照)。
しかしながら、たとえば装着者の周辺において強い風が吹いているような環境の場合、眼鏡から送出される風の強さが一定であり、風の向きが固定である場合には、空気中の花粉または粉塵に対して十分なバリア効果を得ることができない場合がある。また、たとえば眼鏡の風の送出口と装着者の顔との距離は装着者によってそれぞれ異なるため、眼鏡から送出される風の強さを一定とした場合には、十分なバリア効果を得ることができない場合がある。
本発明は、上記の問題に鑑み、装着者の周辺の環境または装着者の状態などに応じて適切な強さまたは向きの風を送出することができる空気送出機能付き眼鏡を提供することを目的とする。
本発明の空気送出機能付き眼鏡は、眼鏡本体のフレームに設けられ、眼鏡本体の装着者の顔側に空気を送出可能な空気送出部と、空気送出部からの空気の送出を制御する制御部と、制御部の送出制御に用いられる送出制御情報を取得する送出制御情報取得部とを備え、制御部が、送出制御情報に基づいて、上記空気の送出によって発生する風の強さおよび/または向きを自動的に制御する。
ここで、本発明の空気送出機能付き眼鏡における「眼鏡」とは、必ずしもレンズ部を備えてなくてもよく、たとえば眼鏡本体がフレームのみからなるものでもよい。また、フレームに対してレンズ部が着脱可能な構成でもよい。
また、上記本発明の空気送出機能付き眼鏡において、送出制御情報取得部は、送出制御情報として装着者の周辺の環境情報を取得する周辺環境情報取得部および/または送出制御情報として装着者の情報を取得する装着者情報取得部を有することができる。
また、上記本発明の空気送出機能付き眼鏡において、周辺環境情報取得部は、装着者の周辺の環境における風の強さおよび向きのうちの少なくとも1つの情報を環境情報として取得することができる。
また、上記本発明の空気送出機能付き眼鏡において、周辺環境情報取得部は、装着者の周辺の環境における花粉の量に関する情報を環境情報として取得することができる。
また、上記本発明の空気送出機能付き眼鏡において、装着者情報取得部は、装着者の顔とその顔に対向して設けられた空気の送出口との間の距離情報、装着者の顔の肌の水分量の情報および装着者の体温の情報の少なくとも1つを装着者の情報として取得することができる。
また、上記本発明の空気送出機能付き眼鏡においては、環境情報および/または装着者の情報を無線通信を介して取得する無線通信部を備えることができる。
また、上記本発明の空気送出機能付き眼鏡において、空気送出部は、ファン部を有し、ファン部は、ファンの回転によって外部から空気が流れ込む取込み口と、ファンの回転によって外部へ空気を排出する排出口とを有し、取込み口および排出口のうちの少なくとも一方にフィルタを設けることができる。
また、上記本発明の空気送出機能付き眼鏡において、フィルタは、ファン部に対して着脱可能であることが好ましい。
また、上記本発明の空気送出機能付き眼鏡において、眼鏡本体のフレーム、眼鏡本体のレンズ部、制御部、空気送出部のファン部および電源部の少なくとも1つは、眼鏡本体に対して着脱可能であることが好ましい。
また、上記本発明の空気送出機能付き眼鏡においては、眼鏡本体の装着者への装着状態を検出する装着状態検出部を備え、制御部は、装着状態検出部によって眼鏡本体が装着者に装着されていることが検出された場合には、空気の送出制御を行い、眼鏡本体が装着者に装着されていないことが検出された場合には、空気の送出制御を停止することができる。
また、上記本発明の空気送出機能付き眼鏡において、装着状態検出部は、フレームを構成するテンプルが開いた状態であることを検出することによって眼鏡本体が装着者に装着されていることを検出することができる。
また、上記本発明の空気送出機能付き眼鏡において、装着状態検出部は、フレームを構成するテンプルが装着者の肌に密着している状態を検出することによって眼鏡本体が装着者に装着されていることを検出することができる。
また、上記本発明の空気送出機能付き眼鏡において、装着状態検出部は、装着者の眼球の動きを検出することによって眼鏡本体が装着者に装着されているか否かを検出することができる。
また、上記本発明の空気送出機能付き眼鏡においては、装着者の眼球の動きを検出する動き検出部を有し、制御部は、動き検出部が検出した眼球の動きに基づいて、空気の送出制御を停止することができる。
また、上記本発明の空気送出機能付き眼鏡において、制御部は、眼球が予め設定された方向を向いている状態が予め設定された時間継続した場合に、空気の送出制御を停止することができる。
本発明の空気送出機能付き眼鏡によれば、眼鏡本体の装着者の顔側に空気を送出可能な空気送出部と、空気送出部からの空気の送出を制御する制御部と、制御部の送出制御に用いられる送出制御情報を取得する送出制御情報取得部とを備え、制御部が、送出制御情報に基づいて、上記空気の送出によって発生する風の強さおよび/または向きを自動的に制御するようにしたので、たとえば装着者の周辺の環境情報または装着者の情報を送出制御情報として取得すれば、装着者の周辺の環境または装着者の状態などに応じて、心地良い、すなわち不快を与えない強さまたは向きの風を送出することができ、花粉または粉塵などのバリア効果を充分に得ることができる。
以下、本発明の空気送出機能付き眼鏡の一実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本実施形態の空気送出機能付き眼鏡1の概略構成を示す斜視図である。なお、本明細書においては、なお、本明細書において、“前”、“後”、“左”、“右”、“上”、及び“下”とは、空気送出機能付き眼鏡を装着者の頭部に装着した状態で、その装着者から見た場合の“前”、“後”、“左”、“右”、“上”、及び“下の各方向を指すものとする。
本実施形態の空気送出機能付き眼鏡1(以下、単に眼鏡1という)は、空気送出機能を有するものであり、この空気送出機能により装着者の顔側に空気を送出することによって、花粉または粉塵などが装着者の眼に入るのを防止することができるものである。
具体的には、本実施形態の眼鏡1は、図1に示すように、装着者の頭部に装着される眼鏡本体2と、眼鏡本体2のフレーム11に設けられ、眼鏡本体2の装着者の顔側に空気を送出可能な空気送出部3と、空気送出部3からの空気の送出を制御する制御部15と、制御部15の送出制御に用いられる送出制御情報を取得する送出制御情報取得部13と、空気送出部3、送出制御情報取得部13および制御部15に電力を供給する電源部14とを備えている。
眼鏡本体2は、フレーム11と、フレーム11に取り付けられた眼鏡レンズ10(レンズ部に相当する)とを備えている。フレーム11は、装着者の耳に掛けられるテンプル101と、ヒンジを介してテンプル101に接続されるリム102と、左右のリム102の間を接続するブリッジ103と、鼻パッド104とから構成されている。
眼鏡レンズ10は、フレーム11の左右のリム102に対して着脱可能なものである。なお、図1では、左右のリム102に対して眼鏡レンズ10を取り付けた例を示しているが、眼鏡レンズ10に限らず、視力調整機能のないガラス部材またはプラスチック部材もリム102に対して取り付け可能であり、また、紫外線をカットするガラス部材プラスチック部材も取り付け可能である。また、本実施形態においては、リム102を装着者の眼の周りを一周するフルリムとしたが、これに限らず、たとえば上側だけのハーフリムまたは下側だけのアンダーリムとしてもよい。
電源部14は、左側のテンプル101の先端(モダン)に着脱可能に取り付けられるものであり、制御部15は、右側のテンプル101の先端(モダン)に着脱可能に取り付けられるものである。
電源部14は、非充電式の電池が内蔵されたものでもよいし、充電式の電池が内蔵されたものでもよい。また、有線を介して外部電源から電力の供給を受けるものでもよいし、無線給電方式のものでもよい。制御部15は、CPU(Central Processing Unit)およびメモリなどを備えたものであり、OS(Operating System)またはファームウェア上で動作する制御プログラムが組み込まれたものである。なお、装着者が眼鏡1をかけたときの左右の重量バランスをとるために、電源部14とは左右反対側のテンプル101に設けられた制御部15にも電池などを内蔵して電源部として機能させるようにしてもよい。
空気送出部3は、ファン部12を備えている。ファン部12は、具体的には、シロッコファンを備えており、制御部15から出力された制御信号に基づいて、ファン(図示省略)を回転させるものである。ファン部12は、ファンの回転によって外部から空気が流れ込む取込み口12bと、ファンの回転によって外部へ空気を排出する排出口12cとを備えている。取込み口12bおよび/または排出口12cには、空気から花粉または粉塵を取り除くためのフィルタを設けることが望ましい。
フィルタとしては、不織布からなるものなど公知のものを使用できるが、花粉の機能を失効させる効果を有する薬効成分を含むフィルタ、または滅菌機能もしくは抗菌機能を有するフィルタを用いるようにしてもよい。また、フィルタは、ファン部12に対して着脱可能とすることが望ましい。このように構成することにより、メンテナンスが可能となり、花粉除去機能を維持または向上させることができる。
また、ファン部12の上面には、空気送出部3からの空気の送出を開始させるためのボタン12aが設けられている。ボタン12aは、装着者が手動によって空気の送出を開始および停止させる際に押下されるものである。
また、ファン部12は、左側のテンプル101のリム102側の端部に対して着脱可能に取り付けられるものである。
空気送出部3は、図2に示すように、ファン部12の排出口12cから排出された風W2が送り込まれるエアチューブ16を備えている。図2は、眼鏡1を装着者側から見た図であり、左右のテンプル101および左右のテンプル101に取り付けられる各部は図示省略している。
エアチューブ16は、図2に示すように、リム102およびブリッジ103の内部に設けられており、装着者の左右の眼の周りを一周するように設けられている。そして、エアチューブ16の一端は開口されており、その開口は、左側のリム102の左上の隅に形成された孔102aに接続されている。
そして、ファン部12から排出された風W2は、リム102に形成された孔102aを介してエアチューブ16の一端の開口に流入する。エアチューブ16に流入した風は、エアチューブ16内を流れてエアチューブ16の他端まで到達する。なお、エアチューブ16の他端は閉塞しているものとする。
エアチューブ16には所定の間隔を空けて空気穴(図示省略)が形成され、さらに、その空気穴に対向したリム102上の位置には、エアチューブ16内を流れる空気を装着者の顔側に送出する送出口102bが形成されている。なお、送出口102bは、リム102およびブリッジ103に沿ってエアカーテンが形成される程度の数だけ形成することが望ましく、このエアカーテンによって花粉および粉塵が、リム102から眼鏡レンズ10中央側に向かって入るのを防止することができる。なお、本実施形態においては、ファン部12、リム102に形成された孔102a、エアチューブ16および送出口102bから空気送出部3が構成されている。また、空気送出部3を構成するファン部12および孔102aの配置、エアチューブ16の配置および形状、並びに送出口102bの配置、形状および数などは本実施形態の構成に限定されるものではない。
送出制御情報取得部13は、上述したように、空気送出部3から送出される空気によって発生する風W1(図1参照)の送出制御に用いられる送出制御情報を取得するものである。制御部15は、送出制御情報取得部13によって取得された送出制御情報に基づいて、空気送出部3からの空気の送出制御を行う。図3は、本実施形態の眼鏡1の電気的な構成を示すブロック図である。
送出制御情報取得部13は、図3に示すように、周辺環境情報取得部21、装着者情報取得部22、無線通信部23、温度検出部24および湿度検出部25を備えている。
周辺環境情報取得部21は、眼鏡1の装着者の周辺の環境情報を取得するものである。周辺環境情報取得部21は、具体的には、装着者の周辺の環境における風の強さおよび向きのうちの少なくとも1つを取得するものである。また、周辺環境情報取得部21は、装着者の周辺の環境における風の温度および湿度のうちの少なくとも1つを取得するものである。
なお、ここでいう装着者の周辺の環境における風の強さは、眼鏡1が受ける風の強さのことであり、具体的には、眼鏡1が受ける風圧の情報を取得する。眼鏡1が受ける風圧の情報は、風圧検出部26によって検出される。風圧検出部26としては、たとえば小型の風圧センサが用いられる。風圧センサは、たとえば左右のリム102の上面、下面、左面、右面、前面および後面に設けられ、各風圧センサによって検出された風圧が、周辺環境における風の強さの情報として周辺環境情報取得部21によって取得される。
また、上述した装着者の周辺の環境における風の向きは、眼鏡1が受ける風の向きのことであり、眼鏡1が、その前後、上下、または左右のどの方向から風を受けているかを示す情報である。風の向きの情報についても、風圧検出部26によって検出された風圧の情報に基づいて算出することができる。具体的には、各風圧センサによって検出された風圧の情報が周辺環境情報取得部21によって取得され、周辺環境情報取得部21は、各風圧センサによって検出された風圧の大きさのバランスに基づいて、周辺環境の風の向きを算出する。具体的には、たとえば最大の風圧が検出された風圧センサが設けられた位置に基づいて、周辺環境の風の向きを求めることができるが、風の向きの求め方についてはこの方法に限らず、その他の方法でもよい。
また、装着者の周辺の環境における風の温度および湿度は、送出制御情報取得部13内に設けられた温度検出部24および湿度検出部25によってそれぞれ検出される。温度検出部24および湿度検出部25としては、それぞれ公知の温度センサおよび湿度センサを用いることができる。なお、周辺環境における風の温度および湿度の情報については、必ずしも温度センサおよび湿度センサによって検出された情報でなくてもよく、気象庁などから公表される気温情報および湿度情報を用いるようにしてもよい。この場合、周辺環境情報取得部21は、無線通信部23を介してインターネットなどのネットワークにアクセスし、気象庁のホームページなどから気温情報および湿度情報を取得するようにすればよい。なお、この際、装着者の位置情報も必要となるが、たとえばGPS(Global Positioning System)機能などを用いて位置情報を取得するようにすればよい。
周辺環境情報取得部21によって取得された周辺環境の風の温度および湿度の情報は、制御部15に出力される。制御部15は、入力された温度情報および湿度情報に基づいて、ファン部12に設けられた温度調整部27および湿度調整部28を制御する。
温度調整部27は、ファン部12から排出される空気の温度を調整するものであり、具体的には、ヒーターなどを有する。制御部15は、周辺環境の温度が予め設定された温度閾値よりも低い場合には、温度調整部27を制御することによってファン部12から排出される空気の温度を上げる。すなわち、送出口102bから送出される空気の温度を上げる。一方、制御部15は、周辺環境の温度が予め設定された温度閾値よりも高い場合には、温度調整部27を制御することによってファン部12から排出される空気の温度を下げる。すなわち、送出口102bから送出される空気の温度を下げる。このように空気の温度調整を行うことによって、装着者の顔側に適切な温度の空気を送出することができる。
湿度調整部28は、ファン部12から排出される空気の湿度を調整するものであり、具体的には、水が貯留される貯留部などを有する。制御部15は、周辺環境の湿度が予め設定された湿度閾値よりも低い場合には、湿度調整部28を制御することによってファン部12から排出される空気の湿度を上げる。すなわち、送出口102bから送出される空気の湿度を上げる。一方、制御部15は、周辺環境の湿度が予め設定された湿度閾値よりも高い場合には、湿度調整部28を制御することによってファン部12から排出される空気の湿度を下げる。すなわち、送出口102bから送出される空気の湿度を下げる。このように空気の湿度調整を行うことによって、装着者の顔側に適切な湿度の空気を送出することができる。
また、ファン部12に、ファン部12から排出される空気に香りを付与する構成を設けるようにしてもよい。
また、周辺環境情報取得部21は、装着者の周辺の環境における花粉の量に関する情報を取得するようにしてもよい。花粉の量に関する情報としては、たとえば気象庁などから公表される花粉の量の情報を用いることができる。具体的には、温度情報および湿度情報と同様に、周辺環境情報取得部21が、無線通信部23を介してインターネットなどのネットワークにアクセスし、GPS機能によって取得された装着者の位置情報に基づいて、気象庁のホームページなどからその装着者の位置の花粉の量の情報を取得するようにすればよい。
また、上述したように花粉の量を直接的に示す情報を取得するのではなく、花粉の量を間接的に示している情報を取得するようにしてもよい。花粉の量を間接的に示している情報としては、装着者の周辺における雨の降水情報がある。装着者の周辺において降水がある場合には、雨によって花粉の飛散が抑えられているので、装着者の周辺の花粉の量は少ないと推定される。一方、装着者の周辺において降水がない場合には、雨が降っていないので花粉が空気中に飛散しており、装着者の周辺の花粉の量は多いと推定される。
したがって、装着者の周辺における雨の降水情報は、装着者の周辺における花粉の量を間接的に示す情報であり、この情報を、周辺環境情報取得部21が、花粉の量に関する情報として取得するようにしてもよい。装着者の周辺における雨の降水情報についても、上記と同様に、周辺環境情報取得部21が、無線通信部23を介してインターネットなどのネットワークにアクセスし、GPS機能によって取得された装着者の位置情報に基づいて、気象庁のホームページなどからその装着者の位置の降水情報を取得するようにすればよい。
また、周辺環境情報取得部21は、装着者が室内にいるのか、または室外にいるのかの情報を周辺の環境情報として取得するようにしてもよい。装着者が室内にいるのか、または室外にいるのかの情報については、たとえばAPI(Application Programming Interface)を用いて、無線通信部23を介してインターネットなどのネットワークにアクセスし、googleマップ(登録商標)など任意のクラウド地図サービスの地図データを取得し、その地図データとGPS機能によって取得した位置情報とに基づいて取得するようにすればよい。
次に、装着者情報取得部22は、装着者に関する情報を取得するものである。具体的には、リム102に形成された送出口102bと装着者の顔との間の距離情報が、装着者の顔の肌の水分量の情報および装着者の体温の情報の少なくとも1つが取得される。
リム102に形成された送出口102bと装着者の顔との間の距離情報は、距離検出部40によって検出される。距離検出部40としては、たとえば光を顔に照射してその反射光を受光することによって距離を計測する距離センサを用いることができ、この距離センサをリム102の送出口102bが形成された面に設けるようにすればよい。
また、装着者の顔の肌の水分量の情報は、肌水分量検出部41によって検出される。肌水分量検出部41は、装着者の眼の周囲の中でも比較的乾燥しやすい眼の下の肌の拡大画像を撮影する撮像素子を備えたものである。撮像素子は、たとえばリム102の下側の辺の顔側の面上に設けるようにすればよい。そして、撮像素子によって撮影された眼の下の肌の拡大画像が、装着者情報取得部22によって取得され、装着者情報取得部22は、予め組み込まれた画像解析プログラムによって肌の拡大画像内に含まれる剥がれた角質の画像の面積を算出し、この面積に基づいて肌の水分量を推定する。剥がれた角質の画像の面積が多いほど肌が乾燥しており、水分量が少ないことになる。なお、上述した画像解析プログラムによる画像解析は、必ずしも装着者情報取得部22によって行わなくてもよく、無線通信部23を介して外部装置に肌の拡大画像を送信し、その外部装置に組み込まれた画像解析プログラムを用いて画像解析を行い、無線通信部23を介して外部装置から肌の水分量の情報を取得するようにしてもよい。
また、装着者の顔の肌の水分量の情報を取得する方法としては、上記の方法に限らず、たとえば肌水分量検出部41として、角質の水分を計測可能なセンサを用いるようにしてもよい。このようなセンサを用いる場合、たとえばリム102の下側の辺の顔側の面に上記センサを設け、かつこのセンサを定期的に肌に密着させるような機械的な機構を設けることによって、センサを定期的に眼の下の肌に密着させて水分量を計測するようにすればよい。
また、装着者の体温の情報は、体温検出部42によって検出される。体温検出部42としては、たとえば赤外線体温計など非接触型の体温計を用いることができる。たとえばリム102の顔側の面に上述した非接触型の体温計を設けるようにすればよい。ただし、接触型の体温センサなどを用いるようにしてもよく、その場合には、たとえばテンプル101の耳と接触する部分に対して接触型の温度センサを設けるようにすればよい。
なお、周辺環境情報取得部21および装着者情報取得部22は、制御部15と同様に、CPUおよびメモリなどを備えたものであり、OSまたはファームウェア上で動作するプログラムが組み込まれたものである。
周辺環境情報取得部21によって取得された装着者の周辺の環境情報および装着者情報取得部22によって取得された装着者の情報は、制御部15に出力される。そして、制御部15は、入力された装着者の周辺の環境情報および装着者の情報に基づいて、空気送出部3から送出される空気によって発生する風の強さを制御する。なお、ここでいう風の強さとは、全ての送出口102bから送出される単位時間当たりの空気の量のことをいう。
空気送出部3から送出される風の強さを制御する方法としては、たとえば、制御部15から出力された制御信号に基づいて、ファン部12におけるファンの回転速度を制御するようにすればよい。また、このような方法に限らず、たとえば送出口102bを開閉可能な構成とし、一部の送出口102bを閉じた状態としたり、全ての送出口102bを開いた状態としたりすることによって、風の強さを制御するようにしてもよい。
以下、装着者の周辺の環境情報および装着者の情報に基づいて、空気送出部3から送出される風の強さを制御する方法の具体例について説明する。
制御部15は、周辺環境情報取得部21によって取得された装着者の周辺の風の強さの情報に基づいて、空気送出部3から送出される風の強さを制御する。図4は、装着者の周辺の風の強さと空気送出部3から送出される風の強さとの関係を示すものである。具体的には、制御部15は、装着者の周辺の風の強さ、すなわち眼鏡1が受ける風の強さが第1の閾値Th1以下である場合には、眼鏡1が受ける風の強さに比例させて空気送出部3から送出される風の強さを増加させる。このように空気送出部3から送出される風の強さを増加させることによって、周辺の風の影響を受けることなく十分なバリア効果を得ることができる。そして、制御部15は、眼鏡1が受ける風の強さが第1の閾値Th1を超えて第2の閾値Th2以下である場合には、空気送出部3から送出される風が層流を維持し、乱流とならないように風の強さを一定値に維持する。
そして、制御部15は、眼鏡1が受ける風の強さが第2の閾値Th2超えた場合には、周辺の風の影響によって空気送出部3から送出される風が乱流となり、花粉を吹き飛ばすことができなくなるので、空気送出部3からの風の送出を停止する。
なお、装着者の周辺の風の強さとしては、たとえばリム102に設けられた複数の風圧センサによって検出された風圧のうちの最大値を取得するようにすればよい。また、上記第1の閾値Th1および第2の閾値Th2は、予め実験などによって取得され、設定される値である。
また、制御部15は、周辺環境情報取得部21によって取得された花粉の量に関する情報に基づいて、空気送出部3から送出される風の強さを制御することができる。具体的には、花粉の量が多いほど空気送出部3から送出される風を強くする。
また、制御部15は、装着者が室内にいるのか、または室外にいるのかの情報に基づいて、空気送出部3から送出される風の強さを制御することができる。具体的には、装着者が室内にいる場合には、空気送出部3から送出される風を弱くする、または停止し、装着者が室外にいる場合には、空気送出部3から送出される風を強くする、または送出を開始するようにしてもよい。
また、制御部15は、送出口102bと装着者の顔との間の距離情報に基づいて、空気送出部3から送出される風の強さを制御することができる。具体的には、上記距離が大きいほど空気送出部3から送出される風を強くする。
また、制御部15は、装着者の顔の肌の水分量の情報に基づいて、空気送出部3から送出される風の強さを制御することができる。具体的には、肌の水分量が少ない場合には、肌が乾燥しているので空気送出部3から送出される風を相対的に弱くする。なお、制御部15が、装着者の顔の肌の水分量の情報に基づいて、ファン部12における湿度調整部28を制御するようにしてもよい。具体的には、制御部15は、肌の水分量が予め設定された水分量閾値よりも少ない場合には、湿度調整部28を制御することによってファン部12から排出される空気の湿度を上げる。すなわち、送出口102bから送出される空気の湿度を上げる。一方、制御部15は、肌の水分量が予め設定された水分量閾値よりも高い場合には、湿度調整部28を制御することによってファン部12から排出される空気の湿度を下げる。すなわち、送出口102bから送出される空気の湿度を下げる。このように空気の湿度調整を行うことによって、装着者の肌の水分量を調整することができる。
また、制御部15は、装着者の体温の情報に基づいて、空気送出部3から送出される風の強さを制御することができる。具体的には、装着者の体温が低い場合には、装着者が風を冷たいと感じているので空気送出部3から送出される風を相対的に弱くする。なお、制御部15が、装着者の体温の情報に基づいて、ファン部12における温度調整部27を制御するようにしてもよい。具体的には、制御部15は、装着者の体温が予め設定された体温閾値よりも低い場合には、温度調整部27を制御することによってファン部12から排出される風の温度を上げる。すなわち、送出口102bから送出される空気の温度を上げる。一方、制御部15は、装着者の体温が予め設定された体温閾値よりも高い場合には、温度調整部27を制御することによってファン部12から排出される空気の温度を下げる。すなわち、送出口102bから送出される空気の温度を下げる。このように送出口102bから送出される空気の温度調整を行うことによって、装着者が心地良い感じる温度の風を顔側に送出することができる。
次に、図3に戻り、装着状態検出部29について説明する。装着状態検出部29は、眼鏡本体2の装着者への装着状態を検出するものである。装着状態検出部29は、たとえばテンプル101の開閉状態を開閉センサによって検出することによって、眼鏡本体2の装着者への装着状態を検出することができる。開閉センサとしては、たとえばテンプル101が閉じられた状態でオンとなり、テンプル101が開かれた状態でオフとなるリミットスイッチなどを用いることができる。
また、眼鏡本体2の装着者への装着状態を検出する方法としては、上記の方法に限らず、たとえばテンプル101の耳かけの部分または眼鏡本体2の鼻パッド104に密着センサを設け、その密着センサによって肌への密着を検出することによって眼鏡本体2の装着者への装着状態を検出するようにしてもよい。密着センサとしては、たとえば圧力に応じた信号を出力する圧力センサを用いることができる。
また、装着者の眼球の動きを動きセンサ(動き検出部に相当する)によって検出することにより、眼鏡本体2の装着者への装着状態を検出するようにしてもよい。動きセンサとしては、たとえばLED(Light Emitting Diode)などの発光素子と、PD(Photo Detector)などの受光素子とを備えたものを用いることができる。動きセンサは、たとえば黒目の動きに伴う受光素子での受光量の変化に基づいて、眼球(主に黒目)の動きを検出する。そして、装着状態検出部29は、たとえば動きセンサによって検出された眼球の動きを検出することによって、眼鏡本体2の装着者への装着状態を検出することができる。具体的には、装着状態検出部29は、動きセンサによって眼球の動きが検出されている状態を、眼鏡本体2が装着者へ装着されている状態として検出し、動きセンサによって眼球の動きが検出されていない状態を、眼鏡本体2が装着者へ装着されていない状態として検出するようにしてもよい。
制御部15は、装着状態検出部29によって、眼鏡本体2が装着者に装着されたことが検出された場合には、空気送出部3からの空気の送出を開始し、眼鏡本体2が装着者に装着されていないことが検出された場合には、空気送出部3からの空気の送出を停止する。
なお、空気送出部3からの空気の送出を開始および停止については、その他の条件に基づいて制御するようにしてもよい。具体的には、たとえば装着者が眼を閉じている時間が予め定められた時間以上継続している場合に、空気の送出を停止するようにしてもよい。装着者が眼を閉じているか否かは、上述した動きセンサが黒目を検出できるか否かに応じて判断可能である。また、装着者が予め設定された位置を予め設定された時間以上継続して見ている場合に、空気の送出を停止するようにしてもよい。装着者の視線方向については、上述した動きセンサを用いて検出することができる。
次に、本実施形態の眼鏡1の一連の動作について、図5に示すフローチャートを参照しながら説明する。
まず、眼鏡本体2が装着者に装着されたか否かが装着状態検出部29によって検出される(S10)。装着状態検出部29によって眼鏡本体2が装着者に装着されたことが検出された場合には(S10,YES)、制御部15による制御によって空気送出部3からの空気の送出が開始され、リム102に形成された送出口102bから装着者の顔側に向けて空気が送出される(S12)。なお、空気送出部3からの空気の送出は、ファン部12に設けられたボタン12aの押下によって開始してもよい。
そして、周辺環境情報取得部21によって装着者の周辺の環境情報として周辺の風の強さの情報が取得され、装着者情報取得部22によって装着者の情報が取得される(S14)。装着者の周辺の風の強さの情報および装着者の情報は制御部15に入力され、制御部15は、入力された装着者の周辺の風の強さの情報および装着者の情報に基づいて、空気送出部3から送出される空気によって発生する風の強さを決定する(S16)。
そして、制御部15は、ファン部12のファンの回転速度などを制御することによって、空気送出部3から送出される空気によって発生する風の強さをS16において決定された強さに制御する(S18)。
次いで、空気送出部3からの空気の送出停止条件が満たされたか否かが制御部15によって判定され、送出停止条件が満たされていない間は、空気の送出が継続される(S20,NO)。一方、空気の送出停止条件が満たされた場合には(S20,YES)、空気の送出が停止される(S22)。なお、空気の送出停止条件としては、上述したように、眼鏡本体2が装着者に装着されていないことが装着状態検出部29によって検出された場合、装着者が眼を閉じている時間が予め定められた時間以上継続している場合、装着者が予め設定された位置を予め設定された時間以上継続して見ている場合、およびファン部12に設けられたボタン12aが押下された場合がある。
なお、上記実施形態の説明においては、制御部15によって空気送出部3から送出される風の強さを自動的に制御するようにしたが、装着者の周辺の風の向きの情報に基づいて、空気送出部3から送出される風の向きを制御するようにしてもよい。図6は、空気送出部3から送出される風の向きを制御可能な眼鏡5の構成を示すものである。
眼鏡5においては、空気の送出口102bが、リム102の各辺に沿って細長く形成されており、各辺の送出口102bに、空気の送出によって発生する風の向きを変更するルーバー30〜33が設けられている。ルーバー30〜33の各板の傾きは上下方向に変更可能であり、かつ各板の面の向きが左右方向に変更可能なように構成されている。なお、図6においては、左側の眼鏡レンズ10の周囲のリム102に設けられたルーバーのみを示しているが、右側の眼鏡レンズ10の周囲のリム102に設けられるルーバーの構成も同様である。
図7は、図6に示す左側のルーバー32の動きを説明するための図であり、ルーバー32が設けられた辺のA−A線断面を示す図である。図7の一番左の図は、ルーバー32が閉じた状態を示しており、この場合、エアチューブ16から送出された空気は、リム102の外側には送出されない。また、図7の左から2番目の図は、ルーバー32の各板が下側を向いている状態を示す図であり、エアチューブ16から送出された空気は、ルーバー32を介して下側に向けて送出される。また、図7の左から3番目の図は、ルーバー32の各板が水平方向を向いている状態を示す図であり、エアチューブ16から送出された空気は、ルーバー32を介して水平方向に送出される。また、図7の一番右の図は、ルーバー32の各板のうち上側の一部の板だけ上側を向き、下側の板は閉じている状態を示す図である。この場合、エアチューブ16から送出された空気の一部が、ルーバー32を介して上側に送出される。このようにルーバー32の一部の板だけ向きを変更することも可能である。
そして、制御部15は、周辺環境情報取得部21によって取得された風の向きの情報に基づいて、ルーバー30〜33の各板の傾きおよび/または各板の面の向きを制御する。具体的には、たとえば周辺環境情報取得部21によって取得された風の向きの情報が左である場合には、すなわち眼鏡5が左側から風を受けている場合には、ルーバー30〜33の各板の面の向きを左側に向けるようにし、風の向きの情報が右である場合には、すなわち眼鏡5が右側から風を受けている場合には、ルーバー30〜33の各板の面の向きを右側に向けるようにすればよい。また、風の向きの情報が上である場合には、ルーバー30〜33の各板が上側を向くようにし、風の向きの情報が下である場合には、ルーバー30〜33の各板が下側を向くように制御すればよい。
また、ルーバー32については、装着者の顔側だけでなく、図8に示すように、装着者の顔側とは反対側、つまりリム102の前方にも設けるようにしてもよい。この場合、装着者の顔側だけでなく、リム102(眼鏡5)の前方(装着者側とは反対側)にも風を送出することができる。具体的には、たとえば図9に示すように、リム102(眼鏡5)の前方から受ける風W3が強くなると眼鏡レンズ10の上下のリム102に当たる風が、眼鏡レンズ10と眼の間に巻き込まれて渦を作るため、空気送出部3から送出される風W1の向きを顔側から前方側に変更し、巻き込まれる風W3を相殺することが望ましい。
また、図10に示すように、リム102(眼鏡5)の下側から受ける風W3が強くなるとリム102の上側の辺の上方をすり抜ける風W3が強くなるため、リム102の上側の辺に形成された送出口102bからの風の送出が必要なくなる。したがって、リム102の上側の辺に設けられたルーバー30は閉じた状態とする。一方、リム102の下側の辺に当たった風W3は、眼鏡レンズ10と眼の間に入り込んでくるため、空気送出部3から送出される空気によって発生する風W1の向きを顔側から前方下側に変更し、さらに顔側に風を送出していたときよりも風を強くすることが望ましい。
なお、眼鏡の上側から受ける風W3が強くなった場合には、逆に、リム102の下側の辺に設けられたルーバー31は閉じた状態とし、空気送出部3から送出される空気によって発生する風W1の向きを顔側から前方上側に変更し、さらに顔側に風を送出していたときよりも風を強くすることが望ましい。
上記実施形態の空気送出機能付き眼鏡によれば、装着者の周辺の環境情報または装着者の情報に基づいて、空気送出部から送出される空気によって発生する風の強さおよび/または向きを自動的に制御するようにしたので、装着者の周辺の環境または装着者の状態などに応じて、心地良い、すなわち不快を与えない強さまたは向きの風を送出することができ、花粉または粉塵などのバリア効果を充分に得ることができる。
なお、上記実施形態においては、周辺環境情報取得部21と装着者情報取得部22とを設けるようにしたが、これらのうちのいずれか一方のみを設けるようにしてもよい。
1 空気送出機能付き眼鏡
2 眼鏡本体
3 空気送出部
5 空気送出機能付き眼鏡
10 眼鏡レンズ
11 フレーム
12 ファン部
12a ボタン
12b 取込み口
12c 排出口
13 送出制御情報取得部
14 電源部
15 制御部
16 エアチューブ
21 周辺環境情報取得部
22 装着者情報取得部
23 無線通信部
24 温度検出部
25 湿度検出部
26 風圧検出部
27 温度調整部
28 湿度調整部
29 装着状態検出部
30〜33 ルーバー
40 距離検出部
41 肌水分量検出部
42 体温検出部
101 テンプル
102 リム
102a 孔
102b 送出口
103 ブリッジ
104 鼻パッド
W1〜W3 風
2 眼鏡本体
3 空気送出部
5 空気送出機能付き眼鏡
10 眼鏡レンズ
11 フレーム
12 ファン部
12a ボタン
12b 取込み口
12c 排出口
13 送出制御情報取得部
14 電源部
15 制御部
16 エアチューブ
21 周辺環境情報取得部
22 装着者情報取得部
23 無線通信部
24 温度検出部
25 湿度検出部
26 風圧検出部
27 温度調整部
28 湿度調整部
29 装着状態検出部
30〜33 ルーバー
40 距離検出部
41 肌水分量検出部
42 体温検出部
101 テンプル
102 リム
102a 孔
102b 送出口
103 ブリッジ
104 鼻パッド
W1〜W3 風
Claims (15)
- 眼鏡本体のフレームに設けられ、前記眼鏡本体の装着者の顔側に空気を送出可能な空気送出部と、
該空気送出部からの空気の送出を制御する制御部と、
前記制御部の送出制御に用いられる送出制御情報を取得する送出制御情報取得部とを備え、
前記制御部が、前記送出制御情報に基づいて、前記空気の送出によって発生する風の強さおよび/または向きを自動的に制御することを特徴とする空気送出機能付き眼鏡。 - 前記送出制御情報取得部が、前記送出制御情報として前記装着者の周辺の環境情報を取得する周辺環境情報取得部および/または前記送出制御情報として前記装着者の情報を取得する装着者情報取得部を有する請求項1記載の空気送出機能付き眼鏡。
- 前記周辺環境情報取得部が、前記装着者の周辺の環境における風の強さおよび向きのうちの少なくとも1つの情報を前記環境情報として取得する請求項2記載の空気送出機能付き眼鏡。
- 前記周辺環境情報取得部が、前記装着者の周辺の環境における花粉の量に関する情報を前記環境情報として取得する請求項2または3記載の空気送出機能付き眼鏡。
- 前記装着者情報取得部が、前記装着者の顔と該顔に対向して設けられた前記空気送出部の空気の送出口との間の距離情報、前記装着者の顔の肌の水分量の情報および前記装着者の体温の情報の少なくとも1つを前記装着者の情報として取得する請求項2から4いずれか1項記載の空気送出機能付き眼鏡。
- 前記環境情報および/または前記装着者の情報を無線通信を介して取得する無線通信部を備えた請求項2から5いずれか1項記載の空気送出機能付き眼鏡。
- 前記空気送出部が、ファン部を有し、
該ファン部が、ファンの回転によって外部から空気が流れ込む取込み口と、前記ファンの回転によって外部へ空気を排出する排出口とを有し、前記取込み口および前記排出口のうちの少なくとも一方にフィルタが設けられている請求項1から6いずれか1項記載の空気送出機能付き眼鏡。 - 前記フィルタが、前記ファン部に対して着脱可能である請求項7記載の空気送出機能付き眼鏡。
- 前記眼鏡本体のフレーム、前記眼鏡本体のレンズ部、前記制御部、前記空気送出部のファン部および電源部の少なくとも1つが、前記眼鏡本体に対して着脱可能である請求項1から8いずれか1項記載の空気送出機能付き眼鏡。
- 前記眼鏡本体の装着者への装着状態を検出する装着状態検出部を備え、
前記制御部が、前記装着状態検出部によって前記眼鏡本体が装着者に装着されていることが検出された場合には、前記空気の送出制御を行い、前記眼鏡本体が前記装着者に装着されていないことが検出された場合には、前記空気の送出制御を停止する請求項1から9いずれか1項記載の空気送出機能付き眼鏡。 - 前記装着状態検出部が、前記フレームを構成するテンプルが開いた状態であることを検出することによって前記眼鏡本体が前記装着者に装着されていることを検出する請求項10記載の空気送出機能付き眼鏡。
- 前記装着状態検出部が、前記フレームを構成するテンプルが前記装着者の肌に密着している状態を検出することによって前記眼鏡本体が前記装着者に装着されていることを検出する請求項10記載の空気送出機能付き眼鏡。
- 前記装着状態検出部が、前記装着者の眼球の動きを検出することによって前記眼鏡本体が前記装着者に装着されているか否かを検出する請求項10記載の空気送出機能付き眼鏡。
- 前記装着者の眼球の動きを検出する動き検出部を有し、
前記制御部が、前記動き検出部が検出した眼球の動きに基づいて、前記空気の送出制御を停止する請求項1から13いずれか1項記載の空気送出機能付き眼鏡。 - 前記制御部が、前記眼球が予め設定された方向を向いている状態が予め設定された時間継続した場合に、前記空気の送出制御を停止する請求項14記載の空気送出機能付き眼鏡。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016011318A JP2017134100A (ja) | 2016-01-25 | 2016-01-25 | 空気送出機能付き眼鏡 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016011318A JP2017134100A (ja) | 2016-01-25 | 2016-01-25 | 空気送出機能付き眼鏡 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Family
ID=59502675
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2016011318A Pending JP2017134100A (ja) | 2016-01-25 | 2016-01-25 | 空気送出機能付き眼鏡 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2016
- 2016-01-25 JP JP2016011318A patent/JP2017134100A/ja active Pending
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