JP2017133761A - 燃焼機器 - Google Patents

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【課題】燃焼機器のマイコンにおけるクロック周波数異常対策を低コストで行う。【解決手段】燃焼部1と、燃焼部1の燃焼動作を制御するマイコン4と、コンデンサC1とを備え、マイコン4は、クロック発振回路が生成するクロックにより駆動されるとともに、クロックに基づくパルス信号をコンデンサC1に生成出力することでコンデンサC1が充電される燃焼機器において、マイコン4が、パルス信号の出力パルス数とコンデンサC1の充電電圧との関係に基づいてクロック周波数が正常であるか否かを判定するクロック周波数診断処理を実行可能に構成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、電磁安全弁や元ガス電磁弁などの電磁弁を備えるガスコンロやガス給湯器などの燃焼機器に関する。
ガスコンロやガス給湯器などの燃焼機器においては、燃焼制御を行う制御コントローラの制御中枢としてマイコンを用いることが一般的である。マイコンは、マイコン内蔵若しくは外部の発振回路が生成するクロックによって動作するとともに、炎検出確定時間その他の種々のタイマーの計時や、各種操作スイッチのダイナミックスキャンによる検出などにもクロックが用いられ、クロック周波数に基づく制御によって燃焼の安定性を担保するとともにガス漏れや高温出湯の回避などを行っているため、クロック周波数の精度並びに安定性が高いレベルで求められる。
例えば、クロック周波数が高くなると炎検出確定時間が早くなり、十分に熱電対の電圧が立ち上がらないままの確定となって、不着火エラーが多発する可能性があるという懸念がある。一方、クロック周波数が低くなった場合には、燃焼停止操作を行うためのスイッチの受付感度が悪くなってユーザー操作によって的確かつ速やかに燃焼停止させることに支障が出るケースや、タイマーにより計測される実時間が長くなることで例えば安全動作に入るまでの時間が長くなってしまうことも想定される。
クロック周波数の精度並びに安定性を担保する方法としては、2以上の発振回路を実装して、各発振回路が生成するクロック同士で相互に監視乃至補償する方法もあるが(例えば特許文献1参照)、コスト増の要因となる。
また、例えば下記の特許文献2に開示されているように、電池式ガスコンロなどの燃焼機器においては、燃焼制御を行うマイクロコンピュータの暴走時に電磁弁が自動的に閉じるように、マイクロコンピュータからウォッチドッグパルスを電磁弁駆動回路に出力させている。該駆動回路は、ウォッチドッグパルスをRC直列微分回路を介して半導体スイッチング素子の制御端子(バイポーラトランジスタの場合はベース)に出力することにより、ウォッチドッグパルスが正常に出力されている場合にのみ電磁弁を電源電池に導通させ、マイクロコンピュータの暴走によってウォッチドックパルスがHigh固定、若しくは、Low固定となった場合には電磁弁を電源から遮断するよう構成されている。
上記ウォッチドッグパルスも発振回路が生成するクロックに基づいて生成されているところ、クロック周波数に異常が生じた場合にはウォッチドッグパルスの周期も異常なものとなり、RC直列微分回路の時定数との関係によってウォッチドッグパルスを出力しているにもかかわらず電磁弁への電源供給が不安定なものとなる可能性もある。
また、オンチップオシレータ(クロック発生回路)を内蔵するマイコンを制御部の制御中枢として採用して、水晶振動子を用いたマイコン外部の水晶発振回路を設けないことにより、燃焼機器の制御部の部品点数や実装面積の削減による小型化とコスト低減とを図ることができるが、燃焼機器における採用実績が少なく、高熱の燃焼部に近い位置に配置され毎日燃焼運転がなされる環境下では、周波数異常に対する一層の対策を行っておく必要がある。
特許第5171379号公報 特開平8−270822号公報
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであって、燃焼機器の制御部におけるクロック周波数異常対策を行うことを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために、次の技術的手段を講じた。
すなわち、本発明は、燃焼部と、該燃焼部の燃焼動作を制御する制御部と、コンデンサとを備え、前記制御部は、クロック発振回路が生成するクロックにより駆動されるとともに、前記クロックに基づくパルス信号を前記コンデンサに生成出力し、該コンデンサは前記パルス信号により充電される燃焼機器において、前記制御部は、前記パルス信号の出力パルス数と前記コンデンサの充電電圧との関係に基づいて前記クロックの周波数が正常であるか否かを判定するクロック周波数診断処理を実行可能に構成されているとともに、前記クロック周波数診断処理によって前記クロックの周波数が正常ではないと判定されたときに前記燃焼部の燃焼動作を禁止するか或いは所定の異常報知処理を行うよう構成されていることを特徴とするものである(請求項1)。
かかる本発明の燃焼機器によれば、マイコンなどの制御部がその駆動クロックに基づくパルス信号を生成してコンデンサに出力することにより該コンデンサが充電されていくところ、パルス信号の出力パルス数とコンデンサの充電電圧との間には一定の相関関係があるとともに、パルス信号のパルス幅(パルス周期)の変動によってコンデンサの充電電圧も変動することに着眼して、制御部を、前記パルス信号の出力パルス数と前記コンデンサの充電電圧との関係に基づいて前記クロックの周波数が正常であるか否かを判定するクロック周波数診断処理を実行可能に構成することにより、パルス信号のパルス幅及びパルス周期の基となるクロック周波数の異常発生を検知できる。そして、クロック周波数が異常であると判定されたときに、燃焼部の燃焼動作を禁止するよう構成すれば不安定な燃焼動作となることを事前に回避できるし、また、所定の異常報知処理を行うことによりクロック周波数が正常ではないことを報知できる。なお、異常報知処理は、例えば燃焼機器自体に内蔵されたブザーや表示装置において異常報知するものであってもよいし、燃焼機器に接続されたリモコンその他の外部表示装置に対してエラー信号を送信する処理であってもよい。
上記本発明の燃焼機器において、前記制御部は、燃焼動作制御開始時に前記クロック周波数診断処理を実行するよう構成されていてよい(請求項2)。これによれば、クロック周波数診断処理によりクロック周波数が異常であると診断された場合に燃焼動作を中止することができ、クロック周波数異常に起因する不安定な燃焼動作が行われることを事前に回避できる。
また、前記制御部は、燃焼動作制御終了時に前記クロック周波数診断処理を実行するよう構成されていてよい(請求項3)。これによれば、連続動作による制御部自体の発熱や燃焼動作中に燃焼部から伝達される熱によって昇温された状態においてクロック周波数が正常であるか否かを診断することができ、燃焼動作制御開始時の診断では発見できない温度上昇時のクロック周波数異常を検出して、かかる異常が生じた後は燃焼動作の開始を禁止する(安全停止モード)など、適宜の事後処理を行うことができる。
また、前記制御部から放電指令信号を入力すると前記コンデンサを放電させる強制放電回路をさらに備え、前記制御部は、前記クロック周波数診断処理の実行前に前記放電指令信号を前記強制放電回路に出力するよう構成されているものとすることができる(請求項4)。これによれば、クロック周波数診断処理の実行前にコンデンサを強制放電させておくことにより、既にコンデンサに充電されている電圧に起因する誤診断を回避できる。
また、前記クロック周波数診断処理は、所定のパルス数の前記パルス信号を出力したときの前記コンデンサの充電電圧に基づいて前記クロックの周波数が正常であるか否かを判定するものであってよい(請求項5)。これによれば、充電電圧が所定の閾値を超えているか否かにより判定することができ、例えば充電電圧と閾値とを比較する比較器の出力信号に基づいて制御部が判定するよう構成できる。
また、前記クロック周波数診断処理は、前記コンデンサの充電電圧が所定電圧となるまで前記パルス信号を出力したときの当該パルス信号の出力パルス数に基づいて前記クロックの周波数が正常であるか否かを判定するものであってもよい(請求項6)。これによれば、出力パルス数が正常範囲よりも多いときはクロック周波数が正常値よりも高くなっているものと判定でき、一方、出力パルス数が正常範囲よりも少ないときはクロック周波数が正常値よりも低くなっているものと判定できる。
また、前記燃焼部への燃料供給路を開閉する電磁弁と、該電磁弁を電源に導通させるべくオン動作可能であるとともにオフ動作時に前記電磁弁を電源から遮断するスイッチング回路と、前記パルス信号を微分して前記コンデンサに供給する微分回路とをさらに備え、該スイッチング回路は、前記クロック周波数診断処理に用いられる前記コンデンサに対して周波数が正常範囲内の前記クロックに基づく前記パルス信号を連続的に供給することによる前記コンデンサの充電電圧によってオン動作するよう構成されているものとすることができる(請求項7)。これによれば、クロック周波数診断処理を行う回路と、制御部が暴走して前記パルス信号がHigh固定若しくはLow固定になると電磁弁への電源供給を遮断することで電磁弁を強制的に閉弁させるための安全回路との回路構成の一部共用化を図ることができ、これらの機能を実装しつつも部品点数の削減、基板実装面積の削減、ひいてはコスト低減を図ることができる。
以上説明したように、本発明によれば、クロック発振回路が一つしか搭載されていない場合であっても、クロック周波数異常に起因して燃焼が不安定な状態で燃焼動作が行われることを回避できる。
本発明の一実施形態に係る燃焼機器の制御部の主要回路部分を示す回路図である。 クロック周波数が正常時(周期10ms)であるときのクロック周波数診断処理時の回路所定部位の電圧波形図である。 クロック周波数が異常時(周期20ms)であるときのクロック周波数診断処理時の回路所定部位の電圧波形図である。 クロック周波数が異常時(周期5ms)であるときのクロック周波数診断処理時の回路所定部位の電圧波形図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、ガスコンロやガス給湯器などのガス燃焼機器における元ガス電磁弁や安全弁などの電磁弁の駆動回路の概略構成を示している。
該燃焼機器は、ガスバーナにより主構成される燃焼部1と、燃焼部1への燃料供給路2を開閉する電磁弁3と、該電磁弁3の開閉動作の制御により燃焼部1の燃焼動作を制御する制御部としてのマイコン4と、該マイコン4が出力する電磁弁駆動指令信号およびウォッチドッグパルス信号を入力すると電磁弁3に駆動電圧を出力する駆動回路5と、マイコン4及び電磁弁3の電源6となる電源回路とを備えている。なお、電源回路は、例えば電池電圧に基づいて所定の電圧(例えば5V)を出力するDC/DCコンバータなどを用いることができる。
マイコン4は、例えばオンチップオシレータ(クロック発振回路)を内蔵するものを採用してもよいし、外付けの水晶発振子を備えるクロック発振回路を別途設けることもできる。かかる内蔵若しくは外付けのクロック発振回路が生成するクロックによりマイコン4は駆動される。ガス燃焼機器においてはクロック周波数は数MHz〜数十MHz程度のものが一般的に用いられている。
また、マイコン4は、駆動クロックに基づいて生成される矩形波パルス信号であるウォッチドッグパルス信号を出力可能なWD信号出力端子と、電磁弁駆動指令を出力可能な電磁弁駆動指令出力端子と、電磁弁3を強制停止させるための強制オフ出力端子と、基準電圧切替信号出力端子と、比較入力端子とを備えている。
駆動回路5は、電磁弁3を電源6に導通させるべくオン動作可能であるとともにオフ動作時に電磁弁3を電源6から遮断する第1及び第2のスイッチング回路S1,S2を備えており、これら第1及び第2のスイッチング回路S1,S2は電源6と電磁弁3との間で直列に接続され、両スイッチング回路S1,S2がともにオン動作した場合にのみ電磁弁3が電源6に導通されて電源電圧に基づく駆動電圧が電磁弁3に供給され、いずれかのスイッチング回路S1,S2がオフ動作しているときは電磁弁3が電源6から遮断されて電磁弁3に駆動電圧が出力されないように構成されている。
第1のスイッチング回路S1は、2つの半導体スイッチング素子Q1,Q2により主構成されており、一方のスイッチング素子Q1は電源6から電磁弁3への電源供給路の途中に設けられたpnp型トランジスタにより構成されている。このスイッチング素子Q1のエミッタが電源6側に接続され、コレクタが電磁弁3側に接続されている。
別のスイッチング素子Q2は、そのコレクタがベース抵抗R1を介してスイッチング素子Q1のベースに接続されたnpn型トランジスタにより構成されている。このスイッチング素子Q2のエミッタ(接地端子)はグラウンド(図示例では電源6の負極)に接地されている。このスイッチング素子Q2のベースは、第1のスイッチング回路S1の制御端子となる。
第1のスイッチング素子S1の制御端子には、スイッチング素子Q2をオン動作させるための制御電圧を保持可能な平滑コンデンサC1がベース抵抗R2を介して接続されており、該平滑コンデンサC1の負側端子はグラウンドに接地されている。平滑コンデンサC1とマイコン4のWD信号出力端子とは、RC直列微分回路7を介して接続されている。これにより、WD信号出力端子からウォッチドッグパルス信号が継続的に出力されると、微分回路7を介して平滑コンデンサC1にパルス状に電流供給が行われて、平滑コンデンサC1が上記制御電圧以上に充電され、スイッチング素子Q2及びQ1が順次オン動作するようになっている。一方、WD信号出力端子からパルス信号ではない直流信号が出力されているときは、微分回路7によってWD信号出力端子から平滑コンデンサC1への電流供給が遮断され、平滑コンデンサC1からの放電によってスイッチング素子Q2及びQ1がオフ動作するようになっている。
また、スイッチング回路S1の制御端子はマイコン4の上記強制オフ出力端子に接続されている。本実施形態では強制オフ出力端子はオープンコレクタ出力端子により構成されており、オープン出力時に平滑コンデンサC1が充電され、強制オフ指令信号としてLow信号出力を行うことによって平滑コンデンサC1に充電された電荷を抵抗器R2を介して強制オフ出力端子に吸い込むことにより平滑コンデンサC1を強制的に放電させることが可能となっている。
なお、微分回路7の出力部とグラウンドとの間には負電圧をカットするダイオードD1が設けられ、微分回路7の出力部と平滑コンデンサC1との間には逆流防止ダイオードD2が設けられている。
また、平滑コンデンサC1の容量は、上記制御電圧に対してある程度の余裕をもって設計されており、例えばスイッチング素子Q2をオン動作させるためにコンデンサC1の充電電圧として2Vが必要である場合、コンデンサC1の満充電時には充電電圧が3V程度となるようにしている。これは、後述するクロック周波数診断処理において、クロック周波数及びウォッチドッグパルス信号の周波数が長くなった場合において、正常時よりも高い電圧まで充電可能とするためである。
上記第2のスイッチング回路S2は、一つの半導体スイッチング素子Q3により主構成されている。このスイッチング素子Q3は、pnp型トランジスタにより構成され、電源6と電磁弁3との間で上記スイッチング素子Q1と直列に接続されている。すなわち、スイッチング素子Q3のエミッタがスイッチング素子Q1のコレクタに接続され、スイッチング素子Q3のコレクタが電磁弁3側に接続されている。スイッチング素子Q3のベースはベース抵抗R3を介してマイコン4の電磁弁オン出力端子に接続されている。電磁弁駆動指令出力端子は、図示例ではオープンコレクタ出力端子により構成され、オープン出力時はスイッチング素子Q3がオフ動作し、電磁弁3を開動作させるときに電磁弁駆動指令信号としてLow信号出力を行うことによってスイッチング素子Q3がオン動作する。
上記第1及び第2のスイッチング回路S1,S2がいずれもオン動作すると、電磁弁3がスイッチング素子Q1,Q3を介して電源6に導通されて、スイッチング素子Q3のコレクタ出力から電磁弁3の駆動電圧が出力される。スイッチング素子Q3のスイッチングによる逆起電力をカットするために、スイッチング素子Q3のコレクタ出力には負電圧カット用のダイオードD3が接続されている。
また、本実施形態の駆動回路5においては、ウォッチドッグパルス信号を所定のパルス数(例えば10パルスのみ)出力したときの平滑コンデンサC1の充電電圧に基づいてクロック発振回路が生成するクロックの周波数が正常であるか否かを判定するクロック周波数診断処理をマイコン4が燃焼動作制御開始時(電磁弁3の開動作制御の直前)および燃焼動作制御終了時(電磁弁3の閉動作制御の直後)に実行可能に構成されている。
かかるクロック周波数診断処理を行えるようにするために、駆動回路5には、平滑コンデンサC1の充電電圧に対する比較を行うための基準電圧を生成する基準電圧生成回路8と、該基準電圧生成回路8が出力する基準電圧と平滑コンデンサC1の充電電圧とを比較する比較器9とが備えられている。比較器9の出力信号はマイコン4の比較入力端子に入力される。
基準電圧生成回路8は、マイコン4の基準電圧切替出力端子から出力される基準電圧切替信号によって生成する基準電圧を変更可能に構成されている。具体的には、基準電圧生成回路8は直列接続された3つの抵抗器R4,R5,R6からなる分圧回路によって構成され、電源電圧を分圧回路で分圧することによって、3つのうちの2つの抵抗器R4,R5の間の電圧を基準電圧として出力する。いずれか一の抵抗器R5は、スイッチング素子Q4によって電路が開閉されるバイパス回路によってバイパス可能とされ、マイコン4から基準電圧切替信号としてHIGH信号(オン信号)が出力されると2つの抵抗器R4,R6により分圧された基準電圧が出力され、基準電圧切替信号としてLOW信号(オフ信号)が出力されると3つの抵抗器R4,R5,R6により分圧された基準電圧が出力される。
図2は、ウォッチドッグパルス信号のパルス幅が正常時、例えば10msである場合に、10パルス分のウォッチドッグパルス信号を出力したときの図1に示した各計測点a,b,c,d,eの電圧波形を示している。図3は、クロック周波数の異常によってウォッチドッグパルス信号のパルス幅が20msになった場合の同様の電圧波形を示す。図4は、クロック周波数の異常によってウォッチドッグパルス信号のパルス幅が5msになった場合の同様の電圧波形を示す。
10パルス分のウォッチドッグパルス信号を出力した直後のコンデンサC1の充電電圧V(c)は、パルス幅が10msであるときは約2.3Vであるが(図2参照)、パルス幅が20msになると約2.6Vまで上昇し(図3参照)、パルス幅が5msになると約1.7Vまで降下する(図4参照)。
したがって、例えば10パルス分のウォッチドッグパルス信号を出力した直後のコンデンサC1の充電電圧の正常範囲を2.2V〜2.4Vとし、この正常範囲の上限閾値である2.4Vと下限閾値である2.2Vとに出力基準電圧を切替可能に上記3つの抵抗器R4〜R6の抵抗値を選定しておき、予め強制オフ出力指令信号を出力することによって平滑コンデンサC1を放電させた上で、まず上限閾値若しくは下限閾値のいずれかを基準電圧生成回路8に生成させて10パルス分のウォッチドッグパルス信号を出力した直後の平滑コンデンサC1の充電電圧と比較し、その後再度平滑コンデンサC1を放電させてもう一方の閾値を基準電圧生成回路8に生成させてもう一度10パルス分のウォッチドッグパルス信号を出力して、その直後の平滑コンデンサC1の充電電圧と比較することにより、クロック周波数が低くなることにより上限閾値よりもパルス幅が長くなる場合も、クロック周波数が高くなることにより下限閾値よりもパルス幅が短くなる場合も、いずれの異常でもマイコン4に検出させることができる。
そして、マイコン4がクロック周波数の異常であると判定した場合には、その後の燃焼動作の禁止やエラー報知など、適宜の処理を行わせることができ、これによりクロック発振回路が一つだけしか搭載されていない場合であっても、クロック周波数異常に起因して燃焼が不安定な状態で燃焼動作が行われることを回避できる。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、適宜設計変更可能である。
例えば、上記実施形態では上限閾値及び下限閾値の両方との比較判定を行う例を示したが、上限閾値及び下限閾値のいずれか一方のみとの比較によって、クロック周波数が高くなる異常のみをマイコン4に検出させるよう構成するか、あるいはクロック周波数が低くなる異常のみをマイコン4に検出させるよう構成することも可能である。
また、上述したクロック周波数診断処理においては、所定パルス数のウォッチドッグパルス信号を出力したときの平滑コンデンサC1の充電電圧に基づいてクロック周波数が正常であるか否かを判定する例を示したが、平滑コンデンサC1の充電電圧が所定電圧となるまでウォッチドッグパルス信号を出力したときの当該パルス信号の出力パルス数に基づいてクロック周波数が正常であるか否かを判定させることもできる。例えば、図2〜図4を参照して例示すれば、平滑コンデンサC1の充電電圧が2Vを超えるまでウォッチドッグ信号を出力するとすると、パルス幅10msの場合は8パルス出力され、パルス幅20msの場合は5パルス出力され、パルス幅5msの場合は10数パルス出力されることが分かる。したがって、正常範囲を7〜9パルスとして出力パルス数が正常であるか否かを判定することにより、パルス幅が大きくなった場合も小さくなった場合も一回のクロック周波数診断処理によって異常判定を行うことができる。
また、上記実施形態ではウォッチドッグパルス信号を平滑コンデンサC1に直接供給することにより充電しているが、コンデンサを適宜のスイッチング回路を介して電源に接続し、このスイッチング回路をウォッチドッグパルス信号によりオン/オフ駆動させることで、ウォッチドッグパルス信号によって電源からパルス状にコンデンサに電流供給することで充電させることも可能である。この場合、コンデンサは、クロック周波数診断用のためだけに設けられたものであってもよい。
1 燃焼部
3 電磁弁
4 制御部(マイコン)
5 電磁弁駆動回路
6 電源
7 微分回路
C1 コンデンサ
S1 スイッチング回路

Claims (7)

  1. 燃焼部と、該燃焼部の燃焼動作を制御する制御部と、コンデンサとを備え、前記制御部は、クロック発振回路が生成するクロックにより駆動されるとともに、前記クロックに基づくパルス信号を前記コンデンサに生成出力し、該コンデンサは前記パルス信号により充電される燃焼機器において、
    前記制御部は、前記パルス信号の出力パルス数と前記コンデンサの充電電圧との関係に基づいて前記クロックの周波数が正常であるか否かを判定するクロック周波数診断処理を実行可能に構成されているとともに、前記クロック周波数診断処理によって前記クロックの周波数が正常ではないと判定されたときに前記燃焼部の燃焼動作を禁止するか或いは所定の異常報知処理を行うよう構成されていることを特徴とする燃焼機器。
  2. 請求項1に記載の燃焼機器において、前記制御部は、燃焼動作制御開始時に前記クロック周波数診断処理を実行するよう構成されていることを特徴とする燃焼機器。
  3. 請求項1又は2に記載の燃焼機器において、前記制御部は、燃焼動作制御終了時に前記クロック周波数診断処理を実行するよう構成されていることを特徴とする燃焼機器。
  4. 請求項1,2又は3に記載の燃焼機器において、前記制御部から放電指令信号を入力すると前記コンデンサを放電させる強制放電回路をさらに備え、前記制御部は、前記クロック周波数診断処理の実行前に前記放電指令信号を前記強制放電回路に出力するよう構成されていることを特徴とする燃焼機器。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の燃焼機器において、前記クロック周波数診断処理は、所定のパルス数の前記パルス信号を出力したときの前記コンデンサの充電電圧に基づいて前記クロックの周波数が正常であるか否かを判定するものであることを特徴とする燃焼機器。
  6. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の燃焼機器において、前記クロック周波数診断処理は、前記コンデンサの充電電圧が所定電圧となるまで前記パルス信号を出力したときの当該パルス信号の出力パルス数に基づいて前記クロックの周波数が正常であるか否かを判定するものであることを特徴とする燃焼機器。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の燃焼機器において、前記燃焼部への燃料供給路を開閉する電磁弁と、該電磁弁を電源に導通させるべくオン動作可能であるとともにオフ動作時に前記電磁弁を電源から遮断するスイッチング回路と、前記パルス信号を微分して前記コンデンサに供給する微分回路とをさらに備え、該スイッチング回路は、前記クロック周波数診断処理に用いられる前記コンデンサに対して周波数が正常範囲内の前記クロックに基づく前記パルス信号を連続的に供給することによる前記コンデンサの充電電圧によってオン動作するよう構成されていることを特徴とする燃焼機器。
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