JP2017132002A - ロボットアーム付自動搬送車、ロボットシステム、及びロボットアーム付自動搬送車の制御方法 - Google Patents

ロボットアーム付自動搬送車、ロボットシステム、及びロボットアーム付自動搬送車の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ロボットアーム付自動搬送車100において動力の供給を受けるにあたり、一般的な接続機構が利用可能であって、種々の動力が使用できるようにするとともに、接続機構の設置位置の設計の自由度を高めることを目的とする。【解決手段】ロボットアーム付自動搬送車100は、AGV10と、AGV10に搭載されたロボットアーム30と、ロボットアーム30により、保持及び移動され、動力供給源73に接続及び離脱されるATC接続部50と、ATC接続部50を通じて供給される動力を蓄積し、少なくともロボットアーム30に供給する動力蓄積部40と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、ロボットアーム付自動搬送車、ロボットシステム、及びロボットアーム付自動搬送車の制御方法に関する。
特許文献1には、内部電源装置により自走し、送り出し巻き取り可能なコードを有する給電連結手段を外部の給電手段に連結して、給電手段からの電力によりロボットを駆動する自走式作業ロボットが開示されている。特許文献2には、所定のステーションでバッテリを充電すると共にロボットが作業を行う電力供給システムにおいて、接続電極棒、電極スプリング等で構成される充電状態にするための機構が開示されている。
特公平6−55002号公報 特開昭60−106302号公報
特許文献1、特許文献2に開示されているような従来技術では、ロボット本体や自動搬送車自体の移動を利用して電源との接続を行っている。そして、自動搬送車の移動精度は一般に高くなく、数mm程度の誤差を生じるため、かかる接続は、単なる押圧による接触で接続がなされ、かつ多少の位置決め誤差を許容する特別の機構を必要とし、また供給できる動力も電力に実用上限定される。さらに、接続機構は、自動搬送車の移動によって接続可能な位置に設置されなければならず、設計の自由度が低い。
そこで、本発明は、ロボットアーム付自動搬送車において動力の供給を受けるにあたり、一般的な接続機構が利用可能であって、種々の動力が使用できるようにするとともに、接続機構の設置位置の設計の自由度を高めることを目的とする。
本発明の一の側面によるロボットアーム付自動搬送車は、自動搬送車と、前記自動搬送車に搭載されたロボットアームと、前記ロボットアームにより、保持及び移動され、動力供給源に接続及び離脱される接続部と、前記接続部を通じて供給される動力を蓄積し、少なくとも前記ロボットアームに供給する動力蓄積部と、を有する。
また、本発明の一の側面によるロボットアーム付自動搬送車は、前記ロボットアームは、作業内容に応じて異なる作業用ハンドを保持可能な共通の保持部を有し、前記接続部は、前記保持部により保持されてもよい。
また、本発明の一の側面によるロボットアーム付自動搬送車は、前記接続部と前記動力供給源は、前記保持部と同種の構造により、互いに接続されてもよい。
また、本発明の一の側面によるロボットアーム付自動搬送車は、前記ロボットアームを制御するコントローラを有し、前記コントローラは、前記自動搬送車が停止して前記ロボットアームによる所定の作業が行われる少なくとも1の移動停止位置に所定の作業をさせ、前記接続部を前記動力供給源から離脱させるように前記ロボットアームおいて、前記ロボットアームにより、前記接続部を前記動力供給源に接続させ、を制御してもよい。
また、本発明の一の側面によるロボットアーム付自動搬送車は、前記コントローラは、前記移動停止位置において、1の前記ロボットアームにより、前記接続部を前記動力供給源に接続させるように前記1のロボットアームを制御すると同時に、他の前記ロボットアームにより、前記所定の作業をするように前記他のロボットアームを制御してもよい。
また、本発明の一の側面によるロボットアーム付自動搬送車は、前記動力供給源には識別情報が付与されており、前記コントローラは、前記接続部を前記動力供給源に接続することにより前記識別情報を読み取り、前記識別情報に応じた作業を前記ロボットアームにさせてもよい。
また、本発明の一の側面によるロボットアーム付自動搬送車は、前記接続部が前記動力供給源に接続された状態において、前記自動搬送車の移動が規制されてもよい。
また、本発明の一の側面によるロボットアーム付自動搬送車は、前記自動搬送車は、複数の作業内容に対応可能な作業用ハンドを搭載してもよい。
また、本発明の一の側面によるロボットアーム付自動搬送車は、前記移動停止位置に対応する作業ステーション毎に、作業内容に応じた作業用ハンドが配置されてもよい。
また、本発明の一の側面によるロボットアーム付自動搬送車は、前記移動停止位置に対応する作業ステーションに対する前記自動搬送車の位置決めをする位置決め機構を有してもよい。
また、本発明の一の側面によるロボットアーム付自動搬送車は、前記位置決め機構による位置決めのエラーを検知した場合、前記コントローラによる前記ロボットアームの制御が規制されてもよい。
また、本発明の一の側面によるロボットアーム付自動搬送車は、前記動力供給源の位置情報を取得し、前記動力供給源に対する前記接続部の位置補正をするための位置センサを有してもよい。
また、本発明の一の側面によるロボットアーム付自動搬送車は、複数の種類の動力が、共通の前記接続部を通じて前記ロボットアームに供給されてもよい。
また、本発明の一の側面によるロボットシステムは、自動搬送車と、前記自動搬送車に搭載されたロボットアームと、前記ロボットアームにより、保持及び移動され、動力供給源に接続及び離脱される接続部と、前記接続部を通じて供給される動力を蓄積し、少なくとも前記ロボットアームに供給する動力蓄積部と、を有するロボットアーム付自動搬送車と、前記ロボットアーム付自動搬送車が停止して前記ロボットアームによる作業が行われる少なくとも1の移動停止位置と、前記移動停止位置に対応して設けられた少なくとも1の前記動力供給源と、を有する。
また、本発明の一の側面によるロボットアーム付自動搬送車の制御方法は、自動搬送車に搭載されるロボットアームが、接続部を動力供給源に接続するように前記ロボットアームを制御し、前記ロボットアームが、所定の作業を行うように前記ロボットアームを制御し、前記ロボットアームが、前記接続部を前記動力供給源から離脱するように前記ロボットアームを制御する。
本実施形態に係るロボットシステムの物理的なシステム構成を示すブロック図である。 本実施形態において、生産ラインで作業を行うロボットアーム付自動搬送車を上方から見た図である。 本実施形態のロボットアーム付自動搬送車をAGVの移動方向(X方向)から見た図である。 本実施形態のATC保持部の保持構造を説明する外観斜視図である。 本実施形態に係るロボットシステムの機能的なシステム構成を示すブロック図である。 ロボットコントローラが動力供給源に付与された識別情報を読みとらないとした場合の選択的構成における、AGV制御部とロボットコントローラの動作の例を示す図である。 ロボットコントローラが動力供給源に付与された識別情報を読みとらないとした場合の選択的構成において、巡回順序の変更のみを行った場合のAGV制御部とロボットコントローラの動作の例を示す図である。 ロボットコントローラが動力供給源に付与された識別情報を読みとるとした場合の選択的構成における、AGV制御部とロボットコントローラの動作の例を示す図である。 本実施形態におけるロボットアーム付自動搬送車の制御方法を説明するフローチャートである。
まず、図1を参照して、本発明の実施形態(以下、本実施形態という)に係るロボットシステムの全体構成の概要について説明する。図1は、本実施形態に係るロボットシステムの物理的なシステム構成を示すブロック図である。ロボットシステム1は、ロボットアーム付自動搬送車100と、作業ステーションS及びAGV制御盤Gを含む。なお、同図では、有線接続や配管等の物理的な接続関係を実線で、無線接続などの非接触通信を破線で、着脱可能な接続関係を破線両矢印により示した。
ロボットアーム付自動搬送車100は、AGV(Automatic Guided Vehicle)10上にロボットアーム30を稼働可能に搭載したものである。AGV10には、AGV10自体の動作を制御するAGV制御部20と、位置決めピン11及び駆動機構12が含まれる。また、本実施形態では、AGV10には、ロボットアーム30の他、動力蓄積部40、接続部50及びロボットコントローラ60が少なくとも積載されている。また、AGV制御部20とロボットコントローラ60は、PLC(Programmable Logic Controller)20aをインターフェイスとして互いに通信可能に接続されている。PLC20aとロボットコントローラ60とは、有線で接続されており、信号の送受信を行う。PLC20aとAGV制御部20とは、PLC20aに配備される光通信ユニットを用いて光通信にて信号の送受信を行う。なお、これに限られるものではなく、PLC20aを省略して、AGV制御部20がPLC20aの機能を含むものとし、AGV制御部20とロボットコントローラ60とが直接通信可能な構成であっても構わない。
ここで、AGV10は一般的に市販されているものでよく、AGV制御盤Gによる全体制御を受けて、個々のAGV10に搭載されたAGV制御部20が駆動機構12を制御することにより走行・停止等のAGV10の動作がなされる。駆動機構12は、AGV10を所望の経路に沿って走行させる機構であり、適宜の電気モータと、それにより駆動される車輪や操舵機構であってよい。位置決めピン11の詳細は後述するが、位置決めピン11は市販のAGVに追加で搭載したものであってよく、その動作はAGV制御部20によりなされてよい。なお、AGV制御部20が自律制御を行うものである場合には、AGV制御盤Gは省略されてよい。
また、ロボットアーム30は一般的なティーチングプレイバック式の産業用ロボットであってよい。AGV10にはロボットアーム30を制御するロボットコントローラ60とそれらの動力源である動力蓄積部40が積載されているため、ロボットアーム付自動搬送車100は、単独でロボットアーム30を稼働することができる。ロボットアーム30の先端には、保持部31が取り付けられており、後述する接続部50や作業用ハンド32を着脱可能に保持することができる。保持部31の形式は特に限定されなくともよいが、本実施形態では、ATC(Auto Tool Changer)等と称される、一般的なロボット用ツール着脱機構を用いることができる。一般的なATCにはマスタ/スレーブ(又はオス/メス)の区別が存在し、この例では、保持部31として、ATCマスタ31aを用いている。ATCのマスタ/スレーブの区別は便宜的なものであるので、保持部31としてATCスレーブを用いてもよいし、マスタ/スレーブの区別の無いATCを用いてもよい。さらに、本実施形態では、ロボットアーム30の先端又はその近傍に、カメラ33が取り付けられている。カメラ33は、いわゆるスチルカメラであっても、ビデオカメラであってもよい。
動力蓄積部40は、UPS(Uninterruptible Power Supply、無停電電源装置)41と、エアタンク42を含み、UPS41には動力としての電力が蓄積されており、エアタンク42には動力としての圧縮空気が蓄積されている。また、UPS41は、ケーブル41aにより接続部50と電気的に接続されている。また、エアタンク42は、エアホース42aにより接続部50と接続されている。
接続部50は、ロボットアーム30の保持部31により着脱可能に保持され、なおかつ、後述する作業ステーションSの動力供給源73と着脱可能に接続し得る部材である。そして、接続部50が動力供給源73と接続されることにより、動力供給源73と動力蓄積部40とが接続され、動力供給源73により供給される動力が動力蓄積部40に蓄積されることになる。本実施形態では、接続部50は、ATCスレーブ50aにATCマスタ50bを取り付けた構成となっており、ATCスレーブ50aは保持部31のATCマスタ31aと接続される部分であり、ATCマスタ50bは動力供給源73に設けたATCスレーブ73cと接続される部分となっている。そのため、動力蓄積部40のUPS41から延びるケーブル41a及び、エアタンク42から延びるエアホース42aは、ATCマスタ50bに接続されている。ATCスレーブ50aがATCマスタ31aと接続され、保持される際に圧縮空気等の動力を必要とする場合には、かかる動力は、ATCマスタ31aを介してロボットアーム30により供給される。
なお、図示を省略したが、AGV10は、AGV10を駆動するための蓄電池などの電源及び、充電用の端子を別途備えていてよい。AGV10の電源の充電のタイミングや充電ステーションへの移動は、AGV制御盤Gの指令に基づいてなされてよい。或いは、AGV10は、動力蓄積部40のUPS41を電源として、ロボットアーム30と共用してもよい。
作業ステーションSには、作業器具71、作業用ハンド32、動力供給源73が設けられている。作業器具71は、後述する作業対象に対して適宜の加工などの作業を行うための装置、治具及び作業台等であり、作業用ハンド32は、当該作業ステーションSにおいて、ロボットアームが作業対象に必要な作業をするためのロボットハンドである。作業用ハンド32は、作業対象にアクセスするハンド本体32bに、ハンド本体32bをロボットアーム30の保持部31により着脱可能に保持するためのATCスレーブ32aを取り付けたものである。ハンド本体32bの動作に必要な動力、ここでは電力及び圧縮空気は、動力蓄積部40からロボットアーム30を通って、保持部31のATCマスタ31a及び作業用ハンド32bのATCスレーブ32aを介して供給される。動力供給源73は、動力蓄積部40が蓄積すべき動力を供給可能であり、本実施形態では、電力を供給可能な電源73aと、圧縮空気を供給可能な空圧源73bを含む。電源73aは、工場に供給される商用電源を供給する供給ポートであったり、かかる商用電源の電圧や交流/直流変換をする電源トランスやAC/DCコンバータであってよい。また、空圧源73bは、工場に供給されるいわゆる工場圧空の供給ポートであったり、圧空ポンプであってよい。さらに、作業ステーションSには位置決め溝74が設けられるが、これについては後述する。
次に、図2〜図4を参照して、本実施形態に係るロボットシステムの構成を具体的に説明する。図2は、本実施形態において、生産設備で作業を行う2台のロボットアーム付自動搬送車100A,100Bを上方から見た図である。図3は、本実施形態に係るロボットアーム付自動搬送車100をAGV10の移動方向(X方向)から見た図である。図4は、本実施形態に係る保持部31、接続部50及び動力供給源73の接続構造を示す外観図である。
ロボットシステム1は、特に、セル生産方式やFMS(Flexible Manufacturing System)により行われる多品種少量の生産作業に適している。本実施形態においては、ロボットアーム30が、生産設備において、作業ステーションSに設けられる作業器具71を用いて、AGV10により搬送される作業対象35に対して加工や組立等の作業を行う例について説明する。
図2においては、2台のロボットアーム付自動搬送車100(100A、100B)が、複数の作業ステーションS(S1、S2、S3)間を移動し、ロボットアーム30により、各作業ステーションSにおいて作業を行う例について示すが、これに限られるものではない。例えば、ロボットアーム付自動搬送車100は1台でもよいし、3台以上であってもよい。ロボットアーム付自動搬送車100を複数台用いた場合、それらに搭載されるロボットアーム30が同時並行で作業を行うことができ、作業ステーションSの待ち時間が軽減されるから、生産性の向上を図ることができる。また、図2においては、1台のロボットアーム付自動搬送車100に2つのロボットアーム30が搭載される例について示すが、ロボットアーム30は、少なくとも1以上あればよい。
AGV10は、生産設備において、作業ステーションS間を移動可能な自動搬送車(無人搬送車)である。AGV10は、走行路Lの床面に貼られた磁気テープ等のガイドM上を、AGV制御部20により制御されて移動する。なお、本実施形態においては、自動搬送車の一例としてAGV10を用いて説明するが、ロボットアーム30を搭載可能であって生産設備のステーション間を自動移動可能なものであれば、他の形式の搬送車であっても構わない。
AGV10は、移動停止位置において停止し、位置決め機構の駆動により、移動停止位置に対応する作業ステーションSに対する位置決めがされる。位置決め機構の駆動の詳細については後述する。なお、ここで、移動停止位置とは、AGV10が停止する位置であり、ロボットアーム30による作業が行われる位置を含む。また、作業ステーションSとは、ロボット30が作業を行う作業器具71を含むエリアであり、各作業ステーションSに対応してそれぞれ移動停止位置が設けられる。図2においては、ロボットアーム付自動搬送車100AのAGV10が作業ステーションS1に対応する移動停止位置に停止して、1のロボットアーム30が作業を行っている状態を示す。また、図2においては、ロボットアーム付自動搬送車100BのAGV10が作業ステーションS2から作業ステーションS3へ移動している途中の状態を示す。
図3に示すように、ロボットアーム30は、複数の駆動軸を備える多関節アームであり、先端に保持部31を有する。保持部31は、接続部50を保持可能である。図3は、ATCマスタ31aがATCスレーブ50aと接続されることにより、保持部31が接続部50を保持した状態を示している。
また、保持部31は、作業用ハンド32も保持可能に構成される。ロボットアーム30は、保持部31に作業用ハンド32を保持することにより、作業用ハンド32を用いた作業対象35への作業や、作業器具71の操作を行う。また、保持部31は作業内容に応じて異なる作業用ハンド32を保持可能である。すなわち、保持部31は、作業内容に応じて異なる作業用ハンド32を共通して保持することができる。そのため、種々の作業に対応する作業用ハンド32を用意すれば、ロボットアーム30は汎用のものを用いることができる。また、複数のロボットアーム30が有する保持部31を互いに同一構造のものとすると、作業用ハンド32は、どのロボットアーム30でも使用可能となる。本実施形態では、全てのロボットアーム30の保持部31には、同一のATCマスタ31aを使用している。
なお、本実施形態においては、ロボットアーム30として垂直多関節アームを示すが、これに限られるものではなく、水平多関節アーム等の他の形式のアームであってもよい。また、駆動軸の数も本実施形態に示すものに限られるものではない。作業用ハンド32については、作業対象35を把持可能なものや、作業器具71を操作できるものであればよく、作業内容に対応したものであれば特に制限はない。
また、本実施形態では、動力蓄積部40は、AGV10に搭載されたロボットアーム30毎に対応してそれぞれ設けられるものとして図示されているが、これを、1のAGV10に搭載されたロボットアームに共通のものとしてもよい。
ここで、ロボットアーム30は、動力蓄積部40から動力を供給されることで駆動されるところ、AGV10に搭載可能な動力蓄積部40の重量、体積には制限があり、なるべく動力蓄積部40を小型軽量のものとすると、AGV10自体も小型で軽量のものを用いることができ、設備コスト、ランニングコストの点で望ましい。一方で、動力蓄積部40を小型軽量のものとすると、蓄積される動力のエネルギー量が小さくなるため、ロボットアーム30を長時間にわたり稼働することはできない。そこで、本実施形態においては、動力蓄積部40に動力を供給可能な動力供給源73を各作業ステーションSに設けた。これにより、AGV10が移動停止位置に停止する度に、動力蓄積部40は、動力供給を受けることができるから、ロボットアーム30が動力不足により稼働できなくなることはなく、また、動力供給のために作業を中断して動力供給を受ける必要はない。
この点については、動力の種類に依存はしないものの、動力として圧縮空気を使用する場合には特に利点が大きいと考えられる。すなわち、従来技術において圧縮空気を動力源としようとする場合に、十分な稼働時間を確保するためには、AGV10に圧縮空気を製造するためのコンプレッサを積載するか、十分な容量のエアタンクを搭載するかのいずれかであると考えられるところ、前者では、圧縮空気の圧力不足の懸念はなくなるものの、重量やコンプレッサを稼働するための電力消費が大きく振動も発生してしまう。後者では、電力消費や振動の問題は生じないと考えられるが、エアタンクに蓄積できるエネルギー密度は他の種類の動力(例えば電力)に比較して小さいため、十分な稼働時間を確保するには、エアタンクとして大きなものを用意するか、重量が大きく価格も高い高圧容器を使用しなければならない。これに対し、本実施形態のように、各作業ステーションSに動力供給源73を設け、AGV10が移動停止位置に停止する度に、動力として圧縮空気の供給をも受けるものとすると、動力蓄積部40に小型のエアタンク42を設けるのみで足り、上述の重量等の問題は解消される。この利点は、動力蓄積部40と動力供給源73とを接続する接続部50の機構(本実施形態ではATCマスタ50bが該当する)に、ATCのように、圧縮空気を供給可能な機構を用いることによりもたらされる。また、かかる機構は、汎用性が高く、動作の精度も高いロボットアーム30による操作がなされることにより使用可能となっている。
図4に示した本実施形態に係る保持部31、接続部50及び動力供給源73の接続構造より明らかなように、接続部50は、保持部31のATCマスタ31aが、接続部50のATCスレーブ50aの挿し込み口Bに接続され固定されることにより、ロボットアーム30により操作される。なお、本実施形態においては、保持部31がATCマスタの場合について説明するが、保持部31がATCスレーブであり、接続部50がATCマスタであってもよい。保持部31がATCスレーブの場合、保持部31が接続部50に対して接続されたことを判断して接続部50側に通知する接続通知部を保持部31側(ロボットコントローラ60側)に設け、その通知を受けて、接続部50と保持部30が固定されるよう接続部50を制御する制御部を接続部50側に設けるとよい。AGV10上に配置されていた接続部50は、ロボットアーム30により持ちあげられ、移動されて、さらに、接続部50のATCマスタ50bが、動力供給源73のATCスレーブ73cの差し込み口C(図4参照)に接続され固定される。この状態において、動力供給源73の電源73aからの電力は、ATCスレーブ73c、ATCマスタ50b及びケーブル41aを通じてUPS41(図1参照)へと供給され、蓄積される。同様に、この状態において、動力供給源73の空圧源73bからの圧縮空気は、ATCスレーブ73c、ATCマスタ50b及びエアホース42aを通じてエアタンク42へと供給され、蓄積される。なお、接続部50が動力供給源73に接続された後は、保持部31による接続部50の保持を解除し、ロボットアーム30を自由に他の作業に用いてよい。
本実施形態にて示すように、ロボットアーム30及びロボットアーム30に保持される作業用ハンド32には、複数の種類の動力が供給されてよい。例えば、ロボットアーム30の各駆動軸の回転駆動については電力により行い、保持部31による作業用ハンド32や接続部50との着脱動作については圧縮空気により行うなどである。これ以外の動力をさらに、或いはいずれかに換えて使用してもよい。接続部50の機構としては、かかる複数の動力を一括して接続し、また切断しうるものを採用するとよく、その場合動力の種類毎に着脱の操作を行う必要が無く、迅速な動力の接続及び切断が行える。そのようなものとして、本実施形態では市販のATCを用いているが、このような市場に流通している一般品を用いることにより、設備コストを低減するとともに、保守管理を容易なものとしている。もちろん、要求に合致した一般品の入手が難しい場合には、接続部50の機構を専用のものとして制作してもよい。
さらに、本実施形態では、図4に示すように、保持部31の保持構造であるATCマスタ31aと、接続部50の接続構造であるATCマスタ50bは同種の構造、この場合は同一のATCを用いている。このように、保持構造と接続構造に同種の構造を採用することで、メンテナンス用の交換部品を共通化する等、保守管理を容易にすることができる。なお、ここで、同種の構造とは、設計上の機能及び用途を同じくしており、寸法や配置などの幾何学的差異を除けば同一視できる構造を指している。本実施形態の例では、保持構造であるATCマスタ31aと、接続構造であるATCマスタ50bとはもともとATC、すなわち、ロボットハンドの着脱機構として設計されているものであり、機構も類似のものであるから、同種の構造である。なお、保持構造と接続構造とは必ずしも同一の機構である必要はない。例えば、ATCマスタ31aと、ATCマスタ50bは、その外形寸法が異なる等の差異があってもよい。保持構造と接続構造とを同種の構造であって、且つ、同一でない構造とした場合には、保持部31を誤って動力供給源73に接続することはできなくなるが、保持構造と接続構造とを同一でない構造とすることは、必ずしも必要ではない。
また、図3に示すように、本実施形態ではロボットアーム30にはカメラ33が設けられる。カメラ33により撮像された画像データに基づいて、作業対象35や作業器具71等の位置情報が取得される。ロボットコントローラ60は、取得された位置情報に基づいて、ロボットアーム30のティーチングプレイバック時の位置補正をする。これにより、保持部31による接続部50や作業用ハンド32の保持、接続部50と動力供給源73との接続、並びに各作業ステーションSにおける作業時の動作精度が向上し、より確実な動作がなされる。なお、位置補正の具体的手法は公知のいかなる手法を用いてもよく、本明細書ではその詳細の説明は省略する。また、位置情報の取得は、カメラ33によるものに限られるものではなく、レーザを用いたセンサ等、他のセンシング機器を用いてよい。
なお、本実施形態においては、動力供給源73が各作業ステーションSに直接設けられる構成を示したが、これに限られるものではなく、動力供給源73は各作業ステーションSに対応する位置に設けられるものであれば、作業ステーションSから物理的に離間する位置に設けられていても構わない。ただし、この場合には、接続部50が動力供給源73に接続された状態で、ロボットアーム30による作業ステーションSでの作業が行える必要がある。また、動力供給源73は全ての作業ステーションSに設けられている必要はない。例えば、作業時間が短い等、動力蓄積部40からの動力供給のみで作業可能な作業ステーションSには、動力供給源73が設けられていなくてもよい。また、動力供給源73が設けられている作業ステーションSにおいて、動力供給源73からの動力供給を必ず受ける必要はなく、作業内容に応じて、動力蓄積部40からの動力供給のみで作業を行うように、ロボットアーム30を制御してもよい。この場合、ロボットアーム30による接続部50と動力供給源73との接続の動作が省略できるため、当該作業ステーションSでの所要時間が短縮される。ただし、全ての作業ステーションSに動力供給源73を設け、動力供給源73からの動力供給を必ず受けるものとすると、作業内容に応じて動力収支を考慮する必要が無く、生産設備の構築が容易となる利点がある。
また、本実施形態においては、作業内容に応じた作業用ハンド32を作業ステーション毎に用意され、それぞれ配置する例について示したが、これに限られるものではなく、AGV10に一部あるいは全部の作業用ハンド32を搭載してもよい。例えば、複数の作業ステーションSで共通して使用される作業用ハンド32をAGV10に搭載し、それを異なる作業ステーションSにおける作業で用いてよい。この場合には、同一の作業用ハンド32を個々の作業ステーションSに配置する必要が無く、あらかじめ用意する作業用ハンド32の数を少なくすることができる。一方、図2に示すように、各作業ステーションSにそれぞれ作業用ハンド32を配置する場合には、作業用ハンド32をAGV10に積載する必要が無く、AGV10の搬送重量を軽減できるほか、異なるロボットアーム付自動搬送車100間で作業用ハンド32を共用できるメリットがある。
図5は、本実施形態に係るロボットシステムの機能的なシステム構成を示すブロック図である。同図に示されたブロックは、ロボットコントローラ60やAGV制御部20その他において実行されるソフトウェアにより実現される機能を示すものを含み、必ずしもブロックに該当する物理的構成を有することを意味していない。なお、図5においては、ロボットシステム1が備える全ての機能を示しているわけではなく、本発明と技術的関連の低い機能に関しては省略する。
ロボットアーム付自動搬送車100はAGV制御部20とロボットコントローラ60を含み、両者が互いに通信することにより、連携してロボットアーム付自動搬送車100全体の動作を制御している。
まず、AGV制御部20は、AGV移動制御部21と、位置決め制御部22と、位置決め検知部23とを有する。
AGV移動制御部21は、AGV制御盤Gからの指令に基づいて、AGV10の移動を制御する。具体的には、AGV10の移動目標となる移動停止位置の指定やその移動経路、移動の許可/不許可や、他のAGV10との衝突回避、充電位置への移動等の指令を受け、当該指令に従って駆動機構12(図1参照)を駆動してAGV10を適切に移動させる。
位置決め制御部22は、移動停止位置にAGV10が停止した状態で、作業ステーションSに対するAGV10の位置決めをするよう、位置決め機構としての位置決めピン11を制御する。なお、図5においては、AGV制御部20が位置決め制御部22を含む構成について示すが、これに限られるものではなく、PLC20aが、位置決め制御部22を含み、位置決めピン11を制御する構成としてもよい。図2、図3に示すように、AGV10は位置決めピン11をその側面に有し、位置決めピン11は、移動停止位置において、作業ステーションSに設けられる位置決め溝74に対向するよう設けられる。なお、図2においては、AGV10の移動方向(X方向)から見て左右に位置決めピン11を2つずつ設ける構成を示すが、これに限られるものではない。AGV10の移動方向から見て左右にそれぞれ少なくとも1つ位置決めピン11を設けることで、位置決め精度を向上させることができる。また、位置決め機構としての位置決めピンを作業ステーションS側に設け、位置決め溝をAGV10側に設けても構わない。この場合、位置決めピンの駆動を制御する位置決め制御部22を作業ステーションS側に設けるとともに、作業ステーションSに対し、当該作業ステーションSに対応する移動停止位置にAGV10が停止したことを通知する必要がある。
位置決めピン11がAGV10の移動方向に垂直な方向に伸長し、作業ステーションSに設けられる位置決め溝74に対して嵌ることにより、AGV10の作業ステーションSに対する位置決めがされる。位置決めピン11の伸長動作は、エアシリンダ等の駆動により行うとよい。なお、位置決めピン11を先端が先細りのテーパ形状として、位置決め溝74を位置決めピン11の形状に沿った形状とするとよい。そのような構成とすることにより、いわゆる自動調心作用により、AGV10の停止位置のずれを矯正し、AGV10を停止位置に正確に固定できる。なお、位置決めピン11のテーパ形状は、円錐、多角錐形状であったり、楔形状であったりしてよい。或いはその逆、すなわち、テーパ溝形状であってもよい。
位置決め検知部23は、作業ステーションSに対するAGV10の位置決めの完了を検知し、その情報をロボットコントローラ60へ送信する。ここで、位置決めの完了とは、位置決め溝74に対して位置決めピン11が正しく嵌り、AGV10の停止位置が矯正され固定された状態をいう。一方で、AGV10の移動方向や、高さ方向において、位置決め溝74に対する位置決めピン11の位置が大きくずれ、位置決めピン11の自動調心作用によってもAGV10の停止位置を矯正できない場合には、位置決め溝74に正しく嵌らない。このように位置決めの完了が検出できない状態が生じる原因としては、例えば、生産設備の床面上に物が転がっており、その物の上にAGV10の車輪が乗り上げてしまった場合などが挙げられる。この場合には、位置決めの完了の情報に換えて、エラー情報をロボットコントローラ60へ送信してもよい。また、エラー情報は、AGV制御盤Gにも送信されてよい。エラー情報を受信したAGV制御盤Gは、生産設備全体の動作を停止させ、オペレータに適切な処置をとるよう警告を発してよい。
ロボットコントローラ60は、接続制御部61と、離脱制御部62と、作業制御部63とを有する。
接続制御部61は、位置決め検知部23から位置決めの完了の情報を受信すると、ロボットアーム30を制御し、保持部31により接続部50を保持させ、さらに保持された接続部50を動力供給源73に接続するよう、ロボットアーム30を動作させる。なお、位置決め検知部23からエラー情報を受信した場合には、ロボットコントローラ60は、ロボットアーム30の自動動作を禁止するため、接続制御部61によるロボットアーム30の制御及びこれ以降の制御は行われない。また、接続制御部61は、接続部50が動力供給源73に接続されたことを示す信号である接続済信号をAGV移動制御部21に通知してよい。AGV移動制御部21は、接続済信号が通知されている間は、AGV10の移動を規制してよい。これにより、例えばプログラムのミスなどにより、接続部50が動力供給源73に接続されたままAGV10が移動するなどの誤動作が防止される。
接続制御部61の制御により接続部50が動力供給源73に接続されると、次に、作業制御部62は、ロボットアーム30を制御し、保持部31に、移動停止位置に対応する作業ステーションSでの作業内容に応じた作業用ハンド32を保持させるとともに、所定の作業を行うよう、ロボットアーム30を動作させる。なお、ロボットアーム付自動搬送車100が複数のロボットアーム30を備える場合には、1のロボットアーム30が接続部50を動力供給源73に接続する間に並行して、他のロボットアーム30による所定の作業を実行させてよい。所定の作業の終了後は、作業制御部62は、保持部62に保持された作業用ハンド32を、保持部31から離脱し所定の場所に載置するように、ロボットアーム30を制御して動作させる。
作業制御部62の制御による作業の終了後、離脱制御部62は、ロボットアーム30を制御し、接続部50を保持部31により保持し、動力供給源73から離脱するよう、ロボットアーム30を動作させる。離脱制御部62は、接続部50が動力供給源73から離脱された後、前述の接続済信号の通知を解除する。これにより、AGV10は再び移動可能となる。また、離脱制御部62は、ロボットアーム30による作業ステーションSでの全作業が完了したことを示す作業完了信号をAGV移動制御部21に通知する。AGV移動制御部21は、この作業完了信号の通知を受けて、AGV制御盤Gの指令に従い、次の移動停止位置へと移動を開始する。なお、接続済信号の通知の解除により作業完了信号を兼ねるものとしてもよい。
また、図面中には示さないが、AGV10を駆動するためのバッテリを充電するための、充電ステーションを設けてもよい。充電ステーションにも作業ステーションSと同様に位置決め溝74を設けておき、充電ステーションに対する位置決めピン11によるAGV10の位置決めを行ってもよい。この場合、位置決めピン11が位置決め溝74に嵌めあった状態において、AGV10を駆動するための蓄電池の充電を行えばよい。なお、充電ステーションは、生産設備に複数設けられてもよいし、1つのみ設け、複数のAGV10に共通に用いられるようにしてもよい。また、一部又は全部の作業ステーションSが充電ステーションとしての役割を兼ねる構成としてもよい。
さらに、本実施形態では、作業ステーションSの動力供給源73には識別情報81が付与されており、動力供給源73に接続部50が接続されることにより、ロボットコントローラ60の作業制御部62がかかる識別情報81を読み取ることができるようになっていてよい。ここで、識別情報81は、少なくとも、ロボットアーム付自動搬送車100の移動停止位置に対応する作業ステーションSにおける作業内容を識別するに足る情報である。本実施形態では、識別情報81は動力供給源73毎に異なっており、動力供給源73は作業ステーション毎に設けられているから、識別情報81によって、現在の移動停止位置における作業ステーションSが特定できることになる。これにより、ロボットコントローラ60は、現在の移動停止位置に対応する作業ステーションSですべき作業を特定することができる。より具体的には、識別情報81は、ATCスレーブ73c(図1,4参照)に個別に付されたIDであり、ロボットアーム30により接続部50が動力供給源73に接続された際に、ATCマスタ50b、ATCスレーブ50a、ATCマスタ31a及びロボットアーム30を介してロボットコントローラ60により読み取られる。
そして、作業制御部62は、得られた識別情報81に応じた作業をロボットアーム30にさせる。この構成の利点は、各作業ステーションS間における作業の順番の変更や、作業の追加や削除が容易となることである。この点について、以下図6〜8を参照してより詳しく説明する。
図6は、本実施形態において、ロボットコントローラ60が動力供給源73に付与された識別情報81を読みとらないとした場合の選択的構成における、AGV制御部20とロボットコントローラ60の動作の例を示す図である。同図においては、時間の流れは下向きの矢印で示されており、AGV制御部20とロボットコントローラ60が時間に沿ってどのような制御を行い、互いにどのような通信を行うかが模式的に示されている。時間軸上で、箱で示されているのは何らかの制御がなされていることを、また箱が示されていない状態は、待機していることを示している。また、ここでは、ロボットアーム付自動搬送車100は、作業ステーションS1、作業ステーションS2及び作業ステーションS3の順に移動し、各作業ステーションSにおいてそれぞれ対応する作業を行うものとする。
図6に示すように、AGV制御部20はまずAGV10に作業ステーションS1への移動(図中「移動S1」と示した。以下同様の表記とする)をさせ、移動が完了すると、移動完了信号をロボットコントローラ60に通知する。
ロボットコントローラ60は、AGV制御部20からの移動完了信号の通知を受けて作業ステーションS1での作業(図中「作業S1」と示した。以下同様の表記とする)をさせる。ここでの作業S1には、接続部50の動力供給源73の接続及び離脱や、作業用ハンド32の着脱、作業器具71における操作など、ロボットアーム30が作業S1にて実行すべき全動作が含まれるものとする。ロボットコントローラ60は、ロボットアーム30による作業ステーションS1での作業が完了すると、作業完了信号をAGV制御部20に通知する。
AGV制御部20は、ロボットコントローラ60からの作業完了信号の通知を受けて、AGV10に移動S2をさせる。AGV10の目的地となる移動停止位置は、都度AGV制御盤Gにより与えられるか、又はあらかじめAGV制御部20に移動停止位置の巡回順をプログラムしておくことにより得られる。
作業ステーションS2への移動についての移動完了信号により、ロボットコントローラ60は、作業S2をロボットアーム30にさせる。ロボットアーム30が実行すべき作業の内容は、作業ステーションSの巡回順に従って、あらかじめロボットコントローラ60にプログラムしておく。この例では、ロボットコントローラ60は、ある移動停止位置において作業S1を行ったなら、次の移動停止位置では作業S2を行い、さらにその次の移動停止位置では作業S3を行うようにプログラムされる。
以下同様に、作業S2の作業完了信号により移動S3がなされ、その移動完了信号により作業S3がなされることになる。
ここで、作業対象35に対する作業内容に変更が生じ、例えば、作業S2と作業S3の順番が入れ替わった場合を考える。このとき、ロボットアーム付自動搬送車100の移動の巡回順序は、作業ステーションS1、作業ステーションS3、そして作業ステーションS2の順に変化する。この巡回順序の変更は、例えば、AGV制御盤GにおけるAGV10の目的地となる移動停止位置の順番を入れ替えることにより、容易に行うことができる。
しかしながら、ロボットアーム付自動搬送車100の移動の巡回順序の変更のみを行って、ロボットシステム1を動作させると、図7に示すように、ロボットコントローラ60は、移動停止位置の如何にかかわらず、作業S1、作業S2及び作業S3をあらかじめプログラムされた順番で実行するため、図中太枠で示したように、本来作業ステーションS2ですべき作業S2を作業ステーションS3で実行し、作業ステーションS3ですべき作業S3を作業ステーションS2で実行してしまう。作業ステーションS2及びS3において正しい作業をさせるためには、ロボットコントローラ60で実行されるプログラム自体を書き換え、作業S2と作業S3を実行するためのプログラムの実行順を入れ替えなければならない。
これに対し、本実施形態において、ロボットコントローラ60が動力供給源73に付与された識別情報81を読みとるとした場合の選択的構成における、AGV制御部20とロボットコントローラ60の動作の例を図8に示す。
この例では、先の例と同様に、まずAGV制御部20がAGV10に移動S1をさせ、移動が完了すると、移動完了信号をロボットコントローラ60に通知する。
ロボットコントローラ60は、AGV制御部20からの移動完了信号の通知を受けて作業ステーションSでの作業を開始するが、この時点では、どの作業ステーションSに対応する作業をすべきか不明である。そこで、ロボットコントローラ60は、まず接続部50を動力供給源73に接続し、動力供給源73に付与された識別情報81を読み取る。かかる動作を行うためには、どの作業ステーションSにおいても、ロボットアーム30により接続部50を動力供給源73に接続する作業については共通の作業となるように設計しておく必要がある。例えば、動力供給源73のATCスレーブ73cの移動停止位置に対する相対的な配置位置を、各作業ステーションに共通とするとよい。
ここでは、作業ステーションS1を示す識別情報81(図中「識別情報S1」と示した。以下同様の表記とする)が得られるから、ロボットコントローラ60は、作業ステーションS1に対応する作業S1をロボットアーム30にさせるよう制御する。
作業完了後、ロボットコントローラ60からの作業完了信号の通知を受けて、AGV制御部20がAGV10に移動S3をさせ、ロボットアーム付自動搬送車100は作業ステーションS3に対応する移動停止位置で停止する。
このとき、移動完了信号の通知を受けたロボットコントローラ60は、先ほどと同様に接続部50を動力供給源73に接続し、動力供給源73に付与された識別情報81を読み取る。この結果、識別情報S3が得られ、これに対応する作業ステーションSは作業ステーションS3であるから、ロボットコントローラ60は、ロボットアーム30に正しい作業である作業S3をさせる。
以下同様に、作業S3の作業完了信号により移動S2がなされ、その移動完了信号により、正しい作業S2がなされることになる。
このように、ロボットコントローラ60が動力供給源73に付与された識別情報81を読みとるとした場合では、作業の順番に変更があったり、一部作業が不要となったりした場合に、AGV10の移動停止位置の変更を行うことにより、ロボットシステム1全体の動作を正しく変更でき、ロボットコントローラ60で実行されるプログラムに全く又は大きな変更を加える必要が無い。そのため、本選択的構成では、ロボットシステム1の柔軟性が高く、大きな手間を必要とすることなく作業の順番の変更や、作業の追加や削除を行うことができ、多品種少量生産等の場合における段取り替え時間が短縮され、生産性が向上する効果がある。
次に、図9を参照して、本実施形態におけるロボットアーム付自動搬送車の制御方法について説明する。図9は、本実施形態におけるロボットアーム付自動搬送車の制御方法を説明するフローチャートである。
図9に示すように、まず、AGV制御部20により、AGV10を移動するよう制御する(ステップST1)。次に、AGV制御部20により、AGV10が移動停止位置で停止するよう制御する(ステップST2)。そして、AGV制御部20により、AGV10が備える位置決めピン11が、移動停止位置に対応する作業ステーションSに設けられる位置決め溝74に対して伸長して嵌るように、AGV10を制御する。これにより、AGV10の作業ステーションSに対する位置決めがされる(ステップST3)。
次に、接続制御部61により、保持部31に接続部50を保持するように、ロボットアーム30を制御し(ステップST4)、保持した接続部50を作業ステーションSに設けられる動力供給源73に接続するように、ロボットアーム30を制御する(ステップST5)。
さらに、接続部50が動力供給源73に接続された状態で、作業制御部63により、保持部31に作業内容に応じた作業用ハンド32を保持させるようにロボットアーム30を制御し(ステップST6)、作業ステーションSに応じた所定の作業を行うようにロボットアーム30を制御する(ステップST7)。所定の作業が終了した後、作業制御部63により、作業用ロボットハンド32を保持部32から離脱するよう、ロボットアーム30を制御する(ステップST8)。
そして、離脱制御部62により、動力供給源73に接続されているATC接続部50をATC保持部31に保持し(ステップST9)、動力供給源73から離脱するように、ロボットアーム30を制御する(ステップST10)。そして、AGV制御部20により、AGV10の作業ステーションSに対する位置決め状態を解除するよう位置決めピン11を駆動した後、次の移動停止位置となる、次の作業を行う作業ステーションSが存在するか否かを判断し(ステップST11)、存在する場合にはステップST1へと戻り次の移動停止位置に移動するようにAGV10を制御し、次の移動停止位置が存在しない場合には終了する。
なお、図9においては、ロボットアーム30がATC接続部50を動力供給源73に接続した後、所定の作業を行う制御について説明したが、これに限られるものではない。例えば、本実施形態で示したように、1のAGV10に2台以上のロボットアーム30が積載されている場合には、一のロボットアーム30が接続動作(ステップST4、5)を行うのと並行して、他のロボットアーム30が所定の作業(ステップST7)を行うよう、ロボットアーム30を制御してもよい。このように、接続動作と作業を並行して行うことにより、作業の効率化を図ることができる。
以上説明したように、本実施形態に係るロボットシステム1においては、ロボットアーム30自身の駆動により、動力供給を受け得る状態にすることができる。具体的には、ロボットアーム30の駆動により、接続部50を動力供給源73に接続し、動力が供給される状態にすることができる。そのため、接続部50を動力供給源73に接続するための特別の駆動機構などを設ける必要がなく、一般的な接続機構が利用可能であって、電力のみならず、種々の動力が使用できる。また、接続機構の設置位置は、ロボットアーム30による操作が可能な位置でさえあればよく、設計の自由度が高い。
以上、本発明に係る実施形態について説明したが、この実施形態に示した具体的な構成は一例として示したものであり、本発明の技術的範囲をこれに限定することは意図されていない。当業者は、これら開示された実施形態を適宜変形してもよく、本明細書にて開示される発明の技術的範囲は、そのようになされた変形をも含むものと理解すべきである。
1 ロボットシステム、10 AGV、11 位置決めピン、12 駆動機構、20 AGV制御部、21 AGV移動制御部、22 位置決め制御部、23 位置決め検知部、30 ロボットアーム、31 保持部、31a ATCマスタ、32 作業用ハンド、32a ATCスレーブ、32b ハンド本体、33 カメラ、35 作業対象、40 動力蓄積部、41 UPS、41a ケーブル、42 エアタンク、42a エアホース、50 接続部、51a ATCスレーブ、51b ATCマスタ、60 ロボットコントローラ、61 接続制御部、62 作業制御部、63 離脱制御部、71 作業器具、73 動力供給源、73a 電源、73b 空圧源、73c ATCスレーブ、74 位置決め溝、81 識別情報、100,100A,100B ロボットアーム付自動搬送車、S,S1,S2,S3 作業ステーション、B,C 差し込み口、G AGV制御盤、L 走行路、M ガイド。

Claims (15)

  1. 自動搬送車と、
    前記自動搬送車に搭載されたロボットアームと、
    前記ロボットアームにより、保持及び移動され、動力供給源に接続及び離脱される接続部と、
    前記接続部を通じて供給される動力を蓄積し、少なくとも前記ロボットアームに供給する動力蓄積部と、
    を有するロボットアーム付自動搬送車。
  2. 前記ロボットアームは、作業内容に応じて異なる作業用ハンドを保持可能な共通の保持部を有し、
    前記接続部は、前記保持部により保持される、請求項に1に記載のロボットアーム付自動搬送車。
  3. 前記接続部と前記動力供給源は、前記保持部と同種の構造により、互いに接続される、請求項2に記載のロボットアーム付自動搬送車。
  4. 前記ロボットアームを制御するコントローラを有し、
    前記コントローラは、
    前記自動搬送車が停止して前記ロボットアームによる所定の作業が行われる少なくとも1の移動停止位置において、前記ロボットアームにより、
    前記接続部を前記動力供給源に接続させ、
    所定の作業をさせ、
    前記接続部を前記動力供給源から離脱させるように前記ロボットアームを制御する、請求項1〜3のいずれか1項に記載のロボットアーム付自動搬送車。
  5. 前記コントローラは、
    前記移動停止位置において、
    1の前記ロボットアームにより、前記接続部を前記動力供給源に接続させるように前記1のロボットアームを制御すると同時に、
    他の前記ロボットアームにより、前記所定の作業をするように前記他のロボットアームを制御する、請求項4に記載のロボットアーム付自動搬送車。
  6. 前記動力供給源には識別情報が付与されており、
    前記コントローラは、前記接続部を前記動力供給源に接続することにより前記識別情報を読み取り、前記識別情報に応じた作業を前記ロボットアームにさせる、請求項4又は5に記載のロボットアーム付自動搬送車。
  7. 前記接続部が前記動力供給源に接続された状態において、前記自動搬送車の移動が規制される、請求項4〜6のいずれか1項に記載のロボットアーム付自動搬送車。
  8. 前記自動搬送車は、複数の作業内容に対応可能な作業用ハンドを搭載する、請求項4〜7のいずれか1項に記載のロボットアーム付自動搬送車。
  9. 前記移動停止位置に対応する作業ステーション毎に、作業内容に応じた作業用ハンドが配置される、請求項4〜8のいずれか1項に記載のロボットアーム付自動搬送車。
  10. 前記移動停止位置に対応する作業ステーションに対する前記自動搬送車の位置決めをする位置決め機構を有する、請求項4〜9のいずれか1項に記載のロボットアーム付自動搬送車。
  11. 前記位置決め機構による位置決めのエラーを検知した場合、前記コントローラによる前記ロボットアームの制御が規制される、請求項10に記載のロボットアーム付自動搬送車。
  12. 前記動力供給源の位置情報を取得し、前記動力供給源に対する前記接続部の位置補正をするための位置センサを有する、請求項1〜11のいずれか1項に記載のロボットアーム付自動搬送車。
  13. 複数の種類の動力が、共通の前記接続部を通じて前記ロボットアームに供給される、請求項1〜12のいずれか1項に記載のロボットアーム付自動搬送車。
  14. 自動搬送車と、前記自動搬送車に搭載されたロボットアームと、前記ロボットアームにより、保持及び移動され、動力供給源に接続及び離脱される接続部と、前記接続部を通じて供給される動力を蓄積し、少なくとも前記ロボットアームに供給する動力蓄積部と、を有するロボットアーム付自動搬送車と、
    前記ロボットアーム付自動搬送車が停止して前記ロボットアームによる作業が行われる少なくとも1の移動停止位置と、
    前記移動停止位置に対応して設けられた少なくとも1の前記動力供給源と、
    を有するロボットシステム。
  15. 自動搬送車に搭載されるロボットアームが、接続部を動力供給源に接続するように前記ロボットアームを制御し、
    前記ロボットアームが、所定の作業を行うように前記ロボットアームを制御し、
    前記ロボットアームが、前記接続部を前記動力供給源から離脱するように前記ロボットアームを制御する、
    ロボットアーム付自動搬送車の制御方法。
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