JP2017131196A - 軟質ポットへの培地充填を効率的に行うための器具及び方法 - Google Patents

軟質ポットへの培地充填を効率的に行うための器具及び方法 Download PDF

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真司 原
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Mitsuharu Hidaka
光晴 日▲高▼
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Abstract

【課題】実生苗及び挿し木苗を大量にかつ効率的に生産するために、機械化に馴染む新規な資材(トレイ)及び方法を提供すること。【解決手段】 以下を備える、軟質素材からなる育苗ポット用の、ポット・培土ホルダー:(a)孔部を2つ以上具備する平板部;及び(b)各孔部の下方に延伸する1つ又は2つ以上の、細長い形状を有し、軟質素材からなる育苗ポット又は培土を保持する部材からなる、ポット・培土保持部。【選択図】図1

Description

本発明は軟質育苗ポット(軟質ポット)への培地充填を効率的に行うための器具及び方法に関する。
我が国における樹木その他の植物の苗の生産は、露地又は温室等の施設内において実生で行われるほか、挿し木によって行われる。
一方、海外の林業先進国では、苗木育成用のコンテナを用いるコンテナ育苗技術が確立され、近年、わが国でも国内林業向けのJFAコンテナ(マルチキャビティコンテナ)が開発され普及が拡大している。苗木育成用のコンテナには、個別のコンテナが分離したもののほか、多数の苗育成孔を有する硬質プラスチック製の育苗容器の形態のものが、樹種、育苗環境、作業性に応じて、容量、形状等様々なタイプがある。個別のコンテナがトレイと分離したタイプの場合、そのサイズは例えば上径約5cm、下径約1.5cm、高さ約15cmであり、先細りの形状である。
コンテナ育苗のメリットとして、(1)貯蔵や運搬などのハンドリングに優れること、(2)培地付き苗なので植栽適期の拡大が可能であること、(3)小型軽量のため植栽効率が高いこと等があげられる。
なお、上記「コンテナ」の語とは別に、複数のコンテナを連結しトレイ状とした資材は「育苗トレイ」と称されることもあるが、本明細書においては「コンテナ」及び「育苗トレイ」を区別せずに用いる場合がある。
実生育苗において育苗用のコンテナを用いる場合は、種子をコンテナに充填された培地に直接播種するか、あるいは露地、人工培地上で発芽させた幼植物を移植し、育苗する方法等が採られる。挿し木育苗において育苗用のコンテナを用いる場合は、台木(母樹)の穂を含む部分を切り取り(切り取られた部分を「挿し穂」という)、該挿し穂をコンテナに充填された挿し床に直接挿し木するか、あるいは露地、人工培地から床替えした穂を挿し木して発根させ、育苗する方法等が採られる。後者の方法による育苗(以下「挿し木育苗」という)においては、挿し穂を約200本/m以上の高い密度で生育せしめるといった面積当たり生産量を高め集約的な育苗管理が可能である(露地育苗では100本/m程度)。なお、挿し木(又は挿し付け)とは、挿し穂を植え付ける工程を意味する。
育苗用のコンテナは草本性の植物にも利用可能であり、この場合には当該コンテナは実生、挿し木の他、むかご、球根、地下茎、ランナー等の栄養繁殖器官を用いた育苗等が考えられる。
コンテナを用いて実生苗及び挿し木苗等を製造する場合、基本的に以下の工程を経る:
(i)培地をコンテナに充填する工程
(ii)コンテナに充填した培地表面に播種、移植、挿し木用の穴を開ける工程。穴は通常、コンテナのほぼ中央部に開ける。ただし、播種の場合、植物の種類によっては穴開けを省略することがある。
(iii)該コンテナの培地の穴に、種子、幼植物、挿し穂を投入する工程。挿し木苗の場合、培地表面の穴に挿し穂の切り口を差し込み、該挿し穂の軸部(挿し付け部分)培地中に埋まるようにさらに挿し穂を培地中に埋め込む工程。挿し穂の軸部が培地中に埋まる長さは、挿し穂の大きさや、挿し木する植物種によって変わるが、通常1〜15cm程度である。なお、培地に穴を開けずに播種を行う場合、種子は培地の表面に設置するのみである。
(iv)播種された種子、移植された幼植物、挿し木された挿し穂が育苗中に動かないようにする工程。(ii) の工程で開けた穴を埋める他、培地表面にさらに培地を追加、培地表面を上から押して培地を押し固めておく作業を伴うことがある。
上記工程(i)〜(iv)の後のコンテナはトレイ等の容器に並べ、適宜運搬し、育苗に供される。挿し木育苗においては、工程(iv)での培地を押し固める工程は、培地と挿し穂の切り口をより緊密にし、挿し穂の切り口を通じた培地中からの水分吸収を効率的に行うことを可能にする効果もある。
一方大量にかつ効率的に生産するためには機械化が不可欠であるところ、上記コンテナを用いて実生苗及び挿し木苗等を製造する場合の工程(i)〜(iv)のうち、(i)及び(ii)の工程は例えば実生苗及び挿し木苗のいずれにおいても機械により行うことが容易であり、実際に機械化はなされている。例えば(i)については、コンテナ用培地充填機が開発され、用いられている。
コンテナ以外の実生苗及び挿し木苗等を製造するための容器についても報告がなされており、材質が不織布や生分解性の素材等からなる軟質ポットを用いる育苗方法が、山林苗を中心に増えている。
例えば特許文献1及び2には、それぞれ生分解性の素材を用いた育苗用シート及びポットが、それぞれ記載されている。
特許文献3には、移植の際に地面に挿し込める強度のある素材筒状微多孔質焼成体(セラッミックの円筒)についての開示がある。
また非特許文献1には、シートを筒状にしてコンテナとして用いる技術が開示されている。
生分解性の素材を用いた育苗用ポットにおいてはコンテナ苗を生産する際に、根鉢形成が完全でない段階での出荷を可能にするほか、コンテナ容器からの抜取りを不要とする生分解性プラスチックの不織布によるポット形状のコンテナ(以下単に「ポット」ということがある)が注目を集めている。関連する技術として、培土充填板を用いる技術が報告されている(特許文献4)。
特開2007−282538号公報 特開2011−55720号公報 特開2008−263822号公報 特開2011−244701号公報 特開2003−333936号公報 特開2011−244701号公報 特開2010−263882号公報 特開2004−254604号公報 特開2004−321073号公報
「Mスターコンテナを用いた挿木苗生産システムの開発と実用化」、宮崎林業技術センター、三樹陽一郎
実生苗及び挿し木苗等の苗を大量にかつ効率的に生産するためには機械化が不可欠であるところ、上記コンテナを用いて苗を製造する場合の工程(i)〜(iv)のうち、前記のとおり(i)及び(ii)の工程は機械により行うことが容易であり実際に機械化はなされている。
一方、軟質ポットは自立せず、形状も不安定であるため、機械による培地・土壌充填作業がしづらく、基本的に個々のポットに手作業による培地充填が必要である。
軟質ポットを用いた育苗を行う場合、同ポットを予め硬質のプラスティックトレイに固定し、培地充填、苗を移植(樹木苗においては挿し木)した後に、ポットを取り外し通常のトレイに移し替える作業が行われる場合もある。かかる方法は個々のポットに手作業による培地充填が行われる上記方法に比べて作業効率は上がるが、作業工程が多く、また熟練が必要である。さらに、軟質ポットへの土詰め作業においては、軟質ポットとトレーとの間の隙間が小さいことが求められるため、軟質ポットを保持するトレーと軟質ポットとの隙間が小さいことにより生じる内側からの圧力により容器から苗の引抜きが困難になる。根が成長した後に軟質ポットを抜き取る場合には、苗の引抜きは一層困難である。
かかる問題点に鑑み、容器を分割することで取り出しを容易にする製品が存在しているが(Stuewe&Sons社カタログ、12ページの"Open Book" )、当該容器においては通常のコンテナ容器のような土詰めが行えないという問題点がある。
このように軟質ポットを用いる育苗方法は、苗の効率的な大量生産には適用し難いのが現状である。
軟質ポットにおける上記問題点は、特許文献4に示されるような培土充填板を用いてもポットの折れ曲がりを防ぐことができないため解消できない。
上記背景の下、本発明者らは、植物の苗、とくに挿し木苗を大量にかつ効率的に生産するために、機械化に馴染み培土の充填後又は育苗後にポット又は培土ごと苗をはずしやすいか、又はポットもしくは苗からはずしやすい新規な器具(ポット・培土ホルダー(トレイ))を提供することを目的とした。
上記課題に鑑み本発明者らが検討を行ったところ、従来のトレイの構造と顕著に異なる構造によりトレイとポットとの間に生じる圧力が低減され、上記課題が解決される可能性を見出し、さらに鋭意研究を進めた結果本発明を完成するに至った。
すなわち本発明は、少なくとも以下の発明に関する:
[1]
以下を備える、軟質素材からなる育苗ポットの保持用又は培土の保持用の、ポット・培土ホルダー:
(a)孔部を2つ以上具備する平板部;及び
(b)各孔部の下方に延伸する1つ又は2つ以上の、細長い形状を有し、軟質素材からなる育苗ポット又は培土を保持する部材からなる、ポット・培土保持部。
[2]
ポット・培土保持部を構成する部材の形状が、細長い平板状、細長い湾曲した板状、細長い平板を折り曲げた形状又は孔部の中心付近で会合する板状であり、各ボット保持部が板状の部材を3つ又は4つ以上具備する[1]に記載のポット・培土ホルダー。
[3]
ポット・培土保持部を構成する部材の形状が棒状であり、各ポット・培土保持部が部材を3つ又は4つ以上具備する、[1]に記載のポット・培土ホルダー。
[4]
ポット・培土保持部を構成する部材の形状が細長い湾曲した板状の形状又は細長い平板を折り曲げた形状であり、各ポット・培土保持部が部材を1つ具備し、2つ又は3つ以上の前記部材が組み合わせて用いられる、[1]に記載のポット・培土ホルダー。
[5]
ポット・培土保持部を構成する部材がプラスチック製又は金属製である、[1]〜[4]のいずれかに記載のポット・培土ホルダー。
[6]
[1]〜[5]のいずれかに記載のポット・培土ホルダーの内側又は外側に軟質ポット装填する工程を含む、軟質ポットに培土を充填する方法。
本発明により、植物の苗、とくに挿し木苗を大量にかつ効率的に生産するために、機械化に馴染み培土の充填後又は育苗後にポットをはずしやすいか、又はポットからはずしやすい新規な器具(ポット・培土ホルダー(トレイ))が提供される。 本発明のポット・培土ホルダーにおいては、各ポット・培土保持部が従来のトレイとは異なり一体化されて底部を構成していないため、ポット・培土保持部を構成する部材が細長い形状を有し、軟質素材からなる育苗ポット又は培土を保持する部材であり内部の圧力に応じて外側に拡展し得る機能を有し、かかる機能により当該圧力を低減することができる。そのため、充填された土からの圧力や成長した根によるポットの壁面に対するポット・培土保持部からの圧力を低減し、ポットの壁面と培地・根との摩擦を減じることができるために、培土の充填後にポット(苗の場合も含む)をはずしやすいか、又はポットからはずしやすいという効果が奏されるのである。かかる構造及び機構ならびに効果は、特許文献6〜9に開示されている技術とも異なり、かつこれらの技術を従来の技術と組み合わせても到底想到し得ないものである。
本発明のポット・培土ホルダーのうち、ポット・培土保持部を構成する部材の形状が細長い湾曲した板状の形状又は細長い平板を折り曲げた形状であり、各ポット・培土保持部が部材を1つ具備し、2つ又は3つ以上の前記部材が組み合わせて用いられるもの(以下において「分離型のポット・培土ホルダー」と称することがある)においては、当該ポット・培土ホルダーの各ポット・培土保持部をほぼ隙間のない一体として培土を直接充填することも可能である。分離型のポット・培土ホルダーによれば、充填後又は育苗後には、重ねたポット・培土ホルダーの一方を引き上げることにより、あるいは各ポット・培土ホルダーを横にスライドさせて、ポット又は苗(培土が付いたままの苗)の抜き取りを容易に行うことができる。
なお、本明細書において本発明の容器は「ポット・培土ホルダー」と称されているところ、本発明の容器はポットを用いない形態の使用、すなわちコンテナ容器のようにポットを介さずにポット・培土保持部に直接培土を充填する形態の使用への適用も可能である。すなわち、本発明のポット・培土ホルダーには同じ形状を有する、いわゆるコンテナ容器も包含されるのである。
本発明のポット・培土ホルダーの例を示す模式図(側面図)である。ポット・培土保持部を構成する部材は細長い板状である。 本発明のポット・培土ホルダーのポット・培土保持部の例を示す模式図である。ポット・培土保持部を構成する部材の厚みは考慮せずに概観のみを示した(図3〜図9において同様。)。また、孔部は平板部に設けられているが、平板部の図示は省略した(図3〜図9において同様。)。ポット・培土保持部を構成する部材は細長い平板状であり、ポット・培土保持部1個当たり3個備えられている。 本発明のポット・培土ホルダーのポット・培土保持部の例を示す模式図である。ポット・培土保持部を構成する部材はやや幅広の細長い板状であり、ポット・培土保持部1個当たり3個備えられている。部材は孔部の周縁部との一点及び相互に共有される一辺で固定されている。 本発明のポット・培土ホルダーのポット・培土保持部の例を示す模式図である。図3に示す態様において、共有される一辺の付近における各部材の一部が除去されている。ポットを引き抜く際等に、培土との摩擦がより軽減される。 本発明のポット・培土ホルダーのポット・培土保持部の例を示す模式図である。図3に示す態様において、共有される一辺の付近における各部材を完全に除去されている。図2に示す態様の部材を配置する向きを変えた態様でもある。ポットを引き抜く際等に、培土との摩擦が一層より軽減される。 本発明のポット・培土ホルダーのポット・培土保持部の例を示す模式図である。図3に示す態様において、各部材の一部を、下部外側において除去されている。ポットを引き抜く際等に、培土との摩擦がより軽減される。 本発明のポット・培土ホルダーのポット・培土保持部の例を示す模式図である。図6に示す態様において、各部材の一部を、下部外側において除去されている。ポットを引き抜く際等に、培土との摩擦が一層より軽減される。 本発明のポット・培土ホルダーのポット・培土保持部の例を示す模式図である。図6又は図7に示す態様において、各部材のほぼ下半分を切除するとともに、中心部に棒状の部材を設置して他の部材を固定されている。ポットを引き抜く際等に、培土との摩擦がさらに一層より軽減される。 本発明のポット・培土ホルダーのポット・培土保持部の例を示す模式図である。ポット・培土保持部を構成する部材は棒状であり、ポット・培土保持部1個当たり3個備えられている。 本発明の分離型ポット・培土ホルダーの例を示す模式図である。2つのポット・培土ホルダーを一体化させる前の、一方の分離型ポット・培土ホルダーである。 本発明の分離型ポット・培土ホルダーの例を示す模式図である。2つのポット・培土ホルダーを一体化させた状態である。 本発明の分離型ポット・培土ホルダーの例(孔部が長円形に構成される態様)を示す模式図である。上の図は単一の器材(一体化する前)下の図は2つのポット・培土ホルダーを相互にスライドさせた状態を示す図である。 本発明の分離型ポット・培土ホルダーの例(3つのポット・培土ホルダーを一体化させる態様)を示す模式図である。3つのポット・培土ホルダーを一体化させた状態が示されている。 本発明の分離型ポット・培土ホルダーの例を示す模式図である。多角形。 本発明のポット・培土ホルダーの使用方法の例を示す模式図である。4つ縦列して示した図のうち、3つ目と4つ目の図において色が濃い部分は、充填された培土を示す。 本発明のポット・培土ホルダーのポット・培土保持部の例を示す写真図である。ポット・培土保持部は、白い点線の楕円でポット・培土保持部を構成する部材を示すことにより特定した。
本発明は、上記のとおり、以下を備える、軟質素材からなる育苗ポット用の、ポット・培土ホルダーに関する:
(a)孔部を2つ以上具備する平板部;及び
(b)各孔部の下方に延伸する1つ又は2つ以上の、細長い形状を有し、軟質素材からなる育苗ポット又は培土を保持する部材からなる、ポット・培土保持部。
以下に本発明の方法及び資材について、各工程・部材についての説明を加えながら、説明する。
本発明において、「挿し穂」は、育苗の対象である植物の植栽がなされる前のステージにある苗を意味し、必ずしも穂を有していなくてもよい。
本発明において、「挿し木」は、育苗の対象である植物の前記挿し穂を育苗可能な状態に培地に差し込む操作を意味し、この場合植物は必ずしも木本性の植物が対象でなくてもよい。
本発明において、実生苗及び挿し木苗以外の育苗の対象であるむかご、球根、地下茎、ランナー等の栄養繁殖器官を総称して「実生苗及び挿し木苗等」ということがある。また、単に「実生苗及び挿し木苗」と記載されている場合であっても、実生苗及び挿し木苗以外の育苗の対象を明示して除外していない場合には、本発明の効果が奏される限り、それらの除外されていない育苗対象も「実生苗及び挿し木苗」に包含されると解される。
本発明においては、「培地」の語が、育苗の対象である植物の育苗に用いられる培土や土壌を意味するものとして用いられる場合がある。
1.ポット・培土ホルダー
上記のとおり本発明のポット・培土ホルダーは、下記の2つの部分からなる:
(a)孔部を2つ以上具備する平板部(以下単に「平板部」ということがある);及び
(b)各孔部の下方に延伸する1つ又は2つ以上の、細長い形状を有し、軟質素材からなる育苗ポット又は培土を保持する部材からなる、ポット・培土保持部(以下単に「保持部」ということがある)。
本発明のポット・培土ホルダーは、軟質素材からなる育苗ポット又は培土を保持する、すなわち、所望の軟質ポットをポット・培土保持部の外側又は内側に被せるか装填し、該軟質ポットに培地を充填できるか、及び/又は培土を直接充填して保持できるものであり、そのための大きさを有する硬質の素材からなるものであれば、大きさや素材は限定されない。本発明のポット・培土ホルダーの素材として、プラスチックや金属等を用いることができ、ポット・培土保持部の形状や配列に応じて、ポット・培土ホルダー又は苗の引き抜きが行いやすいように改変してよいし、各部分を異なる素材により構成してもよい。
本発明のポット・培土ホルダーの構造・機能上の特徴は、以下のように記載することができる:
・軟質ポットの内側にはめ込みが可能で、ポットが自立可能な高さで、ポットの内側2点以上を固定(保持)する。
・軟質ポットへの培地充填後に培地から抜き取る際の抵抗が少ない材質・形状を有するポット・培土保持部(以下において単に「保持部」ということがある)を具備する。
・ポットにはめ込むか又はポットを挿入する保持部は板状(爪状のものを含む)、細長い平板を折り曲げた形状及び/又は棒状であり、ポットをはめ込む場合にはポットの開口部を内側から押し広げて培土の充填を高効率にする。
・平板部により上記保持部が複数個連結され、トレイ状の形状を構成する。
本発明のポット・培土ホルダーについて、適宜図を参照しながらさらに詳細に説明する。
図1において、孔部(図1には示されていない)を2つ以上具備する平板部2はポット・培土保持部4を固定する機能及び運搬の際に把持される機能を有する部位である。
平板部2の大きさは限定されず、通常用いられるトレイの大きさと同様に45cm×60cm程度の大きさであってよい。より小さいサイズでもいいが、一定程度以上の大きさを有することによって大量生産に適するものになる。平板部の形状は均一でなく、部分的に凹凸、空隙、切り替えし構造及び取っ手等があってもよい。
孔部の形状は限定されず、多角形、円形(略円形の形状を包含する)長円形や楕円形等であってよく、ポットを用いる場合にはポットの形状に適合する形状を選択してよい。
本発明のポット・培土ホルダー1において、ポット・培土保持部4は細長い形状を有し、軟質素材からなる育苗ポット又は培土を保持する部材5から構成される。
ポット・培土保持部4が板状の部材から構成される場合、該板状の部材は細長い平板状、細長い湾曲した板状又は孔部の中心付近で会合する板状の部材などであってよい(図2〜図9)。
板状の部材は、少なくとも一部が孔部3の周縁部又はその近傍に固定されているが、図1に示される例のように平板部2に直接結合され固定されず、中継する部材を介して固定されていてよい。ある特定の板状の部材の周縁部に対する向きは限定されず、孔部3の周縁部に沿う向きでもよく、周縁部と角度をなす向きでもよい。
ある態様において、本発明のポット・培土ホルダーのポット・培土保持部は、細長い板状の部材から構成され、該部材がポット・培土保持部1個当たり3個備えられている(図2)。当該態様において部材の配置は、孔部の周縁部の沿う配置である。該部材の個数や配置の向きや位置は限定されない。
他の態様において、ポット・培土保持部を構成する部材はやや幅広の細長い平板状であり、ポット・培土保持部1個当たり3個備えられ、該部材は孔部の周縁部との一点及び相互に共有される一辺で固定されている(図3)。当該態様において、共有される一辺の付近における各部材の一部が除去されると、ポットを引き抜く際等に、培土との摩擦がより軽減され好ましい(図4)。また、上記図3に示す態様において、共有される一辺の付近における各部材を完全に除去されると、ポットを引き抜く際等に、培土との摩擦が一層より軽減されより好ましい(図5)。この態様は、図2に示す態様の部材を配置する向きを変えた態様でもある。
さらに図3に示す態様において、各部材の一部が下部外側において除去されることによっても、ポットを引き抜く際等に培土との摩擦がより軽減され好ましい(図6)。この態様において、各部材の一部が下部外側において除去されることにより、ポットを引き抜く際等に、培土との摩擦が一層より軽減されより好ましい(図7)。またさらに、これらの態様において、各部材のほぼ下半分が切除されるとともに、中心部に棒状の部材を設置して他の部材を固定されている態様においても、培土との摩擦がさらに一層より軽減され好ましい(図8)。
ポット・培土保持部を構成する部材が棒状である態様も好ましい(図9)。ポット・培土保持部1個当たりの棒状の部材の個数も限定されない。
本発明のポット・培土ホルダーのうち、ポット・培土保持部4を構成する部材5の形状が棒状であり、各ボット保持部4が部材5を3つ又は4つ以上具備するものはより好ましい。かかる態様によれば、抜き取りを一層より簡便に行うことができる。
本発明のポット・培土ホルダーのうち、ポット・培土保持部4を構成する部材5の形状が、細長い平板状、細長い湾曲した板状又は孔部の中心付近で会合する板状であり、各ボット保持部が板状の部材を3つ又は4つ以上具備するものは好ましい。かかる態様によれば、抜き取りをより簡便に行うことができる。
ポット・培土保持部4を構成する部材5の材質は、本発明の効果を担保する物であれば限定されない。かかる材質として、ポリエチレン、ポロプロピレン、ポリスチレン、ポリカーボネートなどのプラスチック、銅、アルミ、鉄、ステンレスなどの金属、紙、木材、及び竹等が挙げられる。本発明のポット・培土ホルダーのうち、ポット・培土保持部4を構成する部材5の材質がプラスチック製又は金属製であるものは好ましい。該金属としては、比較的柔軟なものが好ましく、このような金属としてステンレスが例示される。
部材5の種類、弾性、剛性や形状に応じて、部材5の個数、向き、幅・長さならびに設置の間隔や配置を改変し、軟質ポットへの培土の充填が確実になされ、かつポット・培土ホルダーの抜き取りが容易に行われるようにしてよい。また一つのポット・培土ホルダーにおいて、ポット保持部ポット・培土保持部4の構造は相互に異なってもよい。
例えば部材5の素材がプラスチックであり幅が1cm程度であり、長さがポットの深さとほぼ等しく、孔部に沿って配置される場合には、部材5の保持部4当たりの個数は3個〜5個が好適である。部材5の素材が、プラスチックより培土との摩擦が少ない場合、上記例より、幅がより小さい場合、長さが短い場合には、部材5の個数を5個より多くしてよい。
本発明のポット・培土ホルダーのうち、ポット・培土保持部4を構成する部材5の形状が細長い湾曲した板状又は細長い平板を折り曲げた形状であり、各ボット保持部4が部材5を1つ具備するものを、2つ又は3つ以上組み合わせ、前記部材を一体化して用いるためのもの(分離型)は好ましい(図10〜図14)。かかる分離型のポット・培土ホルダー1においては、当該ポット・培土ホルダーの各ポット・培土保持部をほぼ隙間のない一体として培土を直接充填することも可能であるし、充填後又は育苗後には、重ねたポット・培土ホルダー1の一方を引き上げることにより、ポット又は苗の抜き取りを容易に行うことができる(図10及び11)。
また、2つ又は3つ以上の個別の分離型ポット・培土ホルダーの部材5が一体化された際に形成される上部の開口部(孔部)の形状が、陸上競技のトラックのような形(長円形)であるものにおいては、各ポット・培土ホルダーを横にスライドさせて、抜き取りを一層容易にすることが可能である(図12)。
3つのポット・培土ホルダーを用いる場合には、各ポット・培土ホルダーのそれぞれが、ポット・培土保持部として、保持される対象であるポット又は培土全体の約1/3を保持できるような形状であってよい。すなわち、図13に示されるとおり、この場合のポット・培土保持部を構成する部材5の水平断面は、略三分の一円の形状であってよい。
部材5の形状における細長い湾曲した板状又は細長い平板を折り曲げた形状である場合、その水平断面はL字型(L字型に近い形状を包含する)やコの字型(コの字型に近い形状を包含する)(図14)であってよい。
2.本発明のポット・培土ホルダーの使用方法
本発明のポット・培土ホルダーの使用方法、又は本発明のポット・培土ホルダーを用いた培地充填方法は、例えば以下のように示すことができる(図15)。
A.ポット・培土ホルダー1のポット・培土保持部4の外側に、軟質ポット6が口を広げて固定されるように取り付ける。この際、ポット6を固定するトレイを設置してよい。
B.ポット6が口を広げて上を向いた状態に設置し、上方より培地・土壌を投入する。
C.培地充填後、取り付けたポット・培土ホルダー1を上方・ほぼ垂直に引き上げ取りはずす。あるいは、苗を培地に植えた後に同様にしてポット・培土ホルダーをはずす。この場合、ポット・培土ホルダー1をはずすのは、苗を培地に植えてから移植前までの所望の時期であってよい。
また、ポット6を孔部3からポット・培土ホルダーの1内部に挿入・装填できるようにポット・培土保持部4が構成されているタイプにおいては、上記工程Aにおいてポット6をポット・培土ホルダー1の内側に挿入・装填してよい。
ポット6をポット・培土ホルダー1の外側・内側のいずれに装填する場合においても、ポット6を装填しやすいように、ポット・培土保持部4を構成する部材5の下端がやや内向きに配置されていることは好ましい。この場合、部材全体がやや内向きに配置されていてよいし、部材の下端がやや内側に屈曲していてもよい(爪状)。このような態様においては、ポット・培土ホルダー1の内側にポットを装填して培地を投入・充填する最中及びその後の運搬時等といったポットをポット・培土ホルダー1に保持しておく必要がある際に、ポット6がはずれにくくなるという効果もある。
(分離型ポット・培土ホルダーの使用方法)
本発明のポット・培土ホルダーのうち、分離型のもの使用方法は、例えば以下のように示すことができる。
ポット・培土ホルダーを2つ又は3つ以上の枚数を重ね合わせて一体化する。
一体化する前の分離状態においては、孔部3の下方の壁面となっていた部分(ポット・培土保持部)は、相互に分離される。各ポット・培土ホルダー1は、同じ形状でなくてよく、ポット・培土保持部4は、2つのポット・培土ホルダー1を組み合わせて一体化できるように配置・構成されている。
コンテナ容器の各穴を構成する部分が、育苗の途中で広がらないようにするために、上側に来るトレイの底部分が、下側に来るコンテナに引っかかる構造(係合構造)を設けてもよい。該係合構造は横方向の力に対抗し、上下への分離を妨げない構造とすることが好ましい。
分離型においても、培地充填機を用いた従来どおりの培地充填が可能である。また、分離型はポット・培土保持部4の内部にポット6を装填する使用方法にも適する。
分離型においてはさらに、重ねられたポット・培土ホルダー1のうち上に重なっているほうを引き上げた後に、ポット6や苗の抜き取りを極めて容易に行うことができる。また、ポット・培土保持部4の径が、下方にいくにつれて小さくなる先細り形状にすれば、重ねられたポット・培土ホルダー1のうち上に載置されているほうを引き上げる際に、根鉢形成による圧力の影響を受けずに引き上げることができる。さらに、2つ又は3つ以上の個別の分離型ポット・培土ホルダーが一体化された際に形成される上部の開口部(孔部)の形状が、陸上競技のトラックのような形(長円形)であるものにおいては、各ポット・培土ホルダーを横にスライドさせて、抜き取りを一層容易にすることが可能であるため好ましい。
なお、本発明の方法において用いられるポットは、軟質の素材からなる育苗用のポットであれば、形状や大きさは限定されない。
ポットの形状は、例えば長軸方向に垂直な方向における断面(横断面)の形状は多角形や円形であってよい。コンテナの形状は、典型的には細長の円錐台や四角錐台の形状である。 ポットの大きさは、例えば上径約3.5cm〜5.5cm、下径3.0cm〜4.0cm、高さ約10cm〜18cmであり、用いられる植物の種類等に応じて決定してよい。
本発明の方法は、ポットの開口部の形状が略円形(円形及び多角形、とくに各内角の大きさが約90度以上である多角形等)であり、該開口部の内径がポットの高さの2分の1以下であるポットを用いる場合に好ましく適用され、3分の1以下である場合により好ましく適用され、4分の1以下である場合により一層好ましく適用される。
本発明の方法において用いられるポットの材質は、軟質の素材であれば限定されないところ、培地充填機から落下し前記トレイとポットとの間の隙間に入る(入ってしまうことがある)充填用の培地によりポットが変形してしまう素材であり、厚みは限定されない。なお本発明の方法は、ポットの材質が軟質の素材でない場合にも適用は可能であるが、実施する労力・コストに対して得られる効果は、軟質の素材の場合に比較して小さくなる。
軟質の素材として生分解性プラスチックの不織布は好ましい。成形がしやすく、比較的安価であるからである。
生分解性プラスチックとしてポリ乳酸、酢酸セルロース及びポリ酢酸セルロースは好ましく、ポリ乳酸からなるものは汎用性が高いためとくに好ましい。
本発明の方法に用いられるポットは、トレイに入れる前にポットとしての形状を持っているものに限らず、特許文献5に記載されているような平板から形成されるポットであってよい。また、本発明において用いられるポットにおいては、開口部は必ずしも底面に対して平行でなくてよいし、開口部に連結された突起部を有していてもよい。
(植物)
本発明の方法が適用される植物の種類は、コンテナでの育苗が可能な植物であればとくに限定されず、生育ステージもとくに限定されない。
前記植物の例としては木本性及び草本性の植物が挙げられる。
木本性の植物としてスギ、ヒノキ、クロマツ、カラマツ、エゾマツ等の針葉樹、ミズキ、サクラ、シイ、カシ、カエデ、コナラ、ハンノキ、ヤナギ、キョウチクトウ、バラ等の広葉樹、その他主として海外で植林される樹種であるアカシア、ユーカリ等が例示される。
草本性の植物としてベゴニア、ゼラニウム、カーネーション、キク等の花卉類、トマト、キュウリ、セイジ等の野菜類が例示される。本発明の方法を草本性の植物に適用する場合、植物の増殖形態やステージは限定されず、むかご、球根、地下茎、ランナー等を用いることができる。
本発明の資材が好適に用いられる植物としてスギ、ヒノキ、クロマツ、カラマツ及びエゾマツが例示され、これらのうちスギ、ヒノキ及びカラマツにとくに好適である。
(培地)
本発明において用いられる培地は限定されず、対象植物の育苗に適切に用いられるものであってよい。培地の例として、赤玉土、鹿沼土、ピートモス、ココピートといった資材が例示される。対象植物がスギ又はヒノキである場合、培地が、赤玉土主体の培土である本発明の資材は好ましい。また、培地として毛管力に優れた他の媒体(マット材、保水材等)を用いてもよい。したがって、本発明における「培地」には、上記したような毛管力に優れた培土以外の他の媒体も包含される。
培地の量は、ポットのほぼ内容積全体に培地が充填される量であればよい。このような量を用いることにより、例えば木本性の植物においては挿し木後の挿し穂を安定させることができる。
(育苗方法及び植栽方法)
本発明の方法を用いた場合の苗の育苗方法はとくに限定されず、対象植物のポット苗を育苗する際の通常の方法に従って行うことができる。
育苗された苗を植栽するに際しては、育苗された苗をポットから抜き取って苗床に植栽することができる。ポット及びシート製部材が生分解性プラスチックからなるものである場合には、育苗された苗をポットから抜き取らずそのまま苗床に植栽できるため好ましい。
3.実生苗又は挿し木苗の製造方法
本発明は実生苗又は挿し木苗等の製造方法にも関するところ、上記いずれかの方法を行う工程を含むものであれば限定されず、培地を充填した後の管理は通常の方法に従って行うことができる。
本発明の方法を挿し木育苗に用いる場合において挿し穂の栽植密度は、高密度であることは挿し木苗の生産効率の面から好ましく、約200本/m以上はより好ましく、約240本/m以上は一層好ましく、約300本/m以上はより一層より好ましい。
育苗された苗を植栽するに際しては、育苗された苗をコンテナから抜き取って苗床に植栽することができる。ポットが生分解性プラスチックからなるものである場合には、育苗された苗をコンテナから抜き取らずそのまま苗床に植栽できるため好ましい。
以下において本発明を実施例によりさらに説明するが、本発明はこれらの実施例によりいかなる意味においても限定されるものではない。
市販のコンテナ用トレイを加工して、ポット・培土保持部が4本又は8本の板状部材から構成されるポット・培土ホルダーを作製した(図16)。
各ポット・培土ホルダーのポット・培土保持部の外側にポットを装填し、培土を充填後ポット・培土ホルダーを上方・垂直に引き上げて各ポットから取りはずす。ポット・培土保持部の板状部材が4本の場合、すべてのポット(10個)から、培地がほぼこぼれることなくポット・培土ホルダーをはずすことができた。また、ポット・培土保持部の板状部材が8本の場合には、培地がこぼれることがあった。
本実施例において用いられた材質においては、板状部材の個数は比較的少ない方が機能に優れると考えられた。
本発明によれば、実生苗及び挿し木苗等を大量にかつ効率的に生産するために、機械化に馴染む資材が提供される。したがって本発明は植物栽培業及びその関連産業の発展に寄与するところ大である。
1・・・ポット・培土ホルダー
2・・・平板部
3・・・孔部
4・・・ポット・培土保持部
5・・・ポット・培土保持部を構成する部材
6・・・ポット

Claims (6)

  1. 以下を備える、軟質素材からなる育苗ポットの保持用又は培土の保持用の、ポット・培土ホルダー:
    (a)孔部を2つ以上具備する平板部;及び
    (b)各孔部の下方に延伸する1つ又は2つ以上の、細長い形状を有し、軟質素材からなる育苗ポット又は培土を保持する部材からなる、ポット・培土保持部。
  2. ポット・培土保持部を構成する部材の形状が、細長い平板状、細長い湾曲した板状、細長い平板を折り曲げた形状又は孔部の中心付近で会合する板状であり、各ポット・培土保持部が板状の部材を3つ又は4つ以上具備する請求項1に記載のポット・培土ホルダー。
  3. ポット・培土保持部を構成する部材の形状が棒状であり、各ボット保持部が部材を3つ又は4つ以上具備する、請求項1に記載のポット・培土ホルダー。
  4. ポット・培土保持部を構成する部材の形状が細長い湾曲した板状の形状又は細長い平板を折り曲げた形状であり、各ポット・培土保持部が部材を1つ具備し、2つ又は3つ以上の前記部材が組み合わせて用いられる、請求項1に記載のポット・培土ホルダー。
  5. ポット・培土保持部を構成する部材がプラスチック製又は金属製である、請求項1〜4のいずれかに記載のポット・培土ホルダー。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載のポット・培土ホルダーの内側又は外側に軟質ポット装填する工程を含む、軟質ポットに培土を充填する方法。
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