JP2017130976A - 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】人物を撮影する場合にその撮像画像に対して所定の画像処理を確実に施す装置、方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】制御部は、撮像部により撮像された撮像画像内から人物の顔を検出した場合にはその撮像画像に対して所定の画像処理を施し、人物の顔を検出することができない場合にはその撮像画像に対して所定の画像処理を施す必要があるか否かを判別し、所定の画像処理を施す必要があると判別した場合にその撮像画像に対して所定の画像処理を施す。
【選択図】図3

Description

本発明は、撮像画像を取得して所定の画像処理を施すことにより撮影画像を生成する画像処理装置、画像処理方法及びプログラムに関する。
デジタルスチルカメラやビデオカメラなどの撮像装置には、美肌や美白と呼ばれるように顔を綺麗に写すことが可能な美顔処理機能が備えられているものがある。この美顔処理機能は、人物が写っていないシーンで動作してしまうと、肌色に近い色の箇所がボケたり、白っぽくなったりするため、撮影時に撮像画像(ライブビュー画像)内に人物の顔が写っていることを条件に動作するようにしている。例えば、従来、美顔処理機能として、人物撮影時に被写体(例えば、撮影者)の顔を検出し、この撮像画像に対して露出補正、ソフトフォーカス補正、美肌補正を施すようにした撮像装置が、特許文献1のように提案されている。また、撮像画像内に人物の顔が写っているかを検出し、顔が写っている場合には更にその唇領域を検出して艶処理を施すようにした技術が特許文献2のように提案されている。
特許第5239126号公報 特開2009−65269号公報
ところで、自分自身を撮影する自分撮りなどでは、レリーズ操作を行う毎に自身の顔の向きやカメラの位置を変えながら複数枚連続して撮影する場合があるが、このような撮影方法では、例えば、連続撮影の途中において人物の顔がカメラに対して横向きとなって略正面を向いていない状態に変わってしまうと、顔を検出することができなくなるために、横向きの撮像画像に対しては美顔処理が施されないことがあった。その結果、複数枚連続して撮影した画像の中には美顔処理が施された画像と、美顔処理が施されない画像とが混在してしまうことになる。
本発明の課題は、人物を被写体として撮影する場合にその撮像画像に対して所定の画像処理を確実に施すことができるようにすることである。
上述した課題を解決するために本発明は、
撮像画像を取得する取得手段と、
前記取得手段によって取得された撮像画像内から人物の顔を検出する第1の検出手段と、
保存用の撮影画像を生成するために前記撮像画像に撮影処理を行うと共に、前記第1の検出手段によって人物の顔を検出することができた場合にその撮像画像に対して所定の画像処理を施す画像処理手段と、
前記第1の検出手段によって人物の顔を検出することができなかった場合にその撮像画像に対して前記所定の画像処理を施す必要があるか否かを判別する判別手段と、
前記第1の検出手段によって人物の顔を検出することができなかった撮像画像に対しても前記判別手段によって前記所定の画像処理を施す必要があると判別された場合には、その撮像画像に対して前記所定の画像処理を施すべきことを前記画像処理手段に指示する制御手段と、
を備えることを特徴とする画像処理装置である。
本発明によれば、人物を被写体として撮影する場合にその撮像画像に対して所定の画像処理を確実に施すことができる。
画像処理装置として撮像装置に適用した場合を例示したもので、図1は、撮像装置の基本的な構成要素を示したブロック図。 ライブビュー画像を見ながら撮影者自身を撮影するいわゆる自分撮りが可能な構成の撮像装置の外観図を示した図。 美顔撮影モードが指定された場合に実行開始される撮像装置の動作(第1実施形態の特徴的な動作)を説明するためのフローチャート。 図3の動作に続くフローチャート。 美顔撮影モードが指定された場合に実行開始される撮像装置の動作(第2実施形態の特徴的な動作)を説明するためのフローチャート。 (1)は、図5のステップB6を具体的に説明するための図、(2)は、ステップB10を具体的に説明するための図。 美顔撮影モードが指定された場合に実行開始される撮像装置の動作(第3実施形態の特徴的な動作)を説明するためのフローチャート。 (1)は、図7のステップC6を具体的に説明するための図、(2)は、ステップC12を具体的に説明するための図。 美顔撮影モードが指定された場合に実行開始される撮像装置の動作(第4実施形態の特徴的な動作)を説明するためのフローチャート。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(第1実施形態)
先ず、図1〜図4を参照して本発明の第1実施形態を説明する。
第1実施形態は、画像処理装置として撮像装置に適用した場合を例示したもので、後で詳細に説明するが、撮影指示操作(レリーズ操作)に応じて撮像された撮像画像(静止画像)を取得して撮影処理を行うことにより撮影画像を生成する場合において、撮像画像に対して撮影処理を行う際に、その撮像画像内から人物の顔を検出することができた場合にはその撮像画像に対して所定の画像処理を施すが、人物の顔を検出することができない場合にはその撮像画像に対して所定の画像処理を施す必要があるか否かを判別し、所定の画像処理を施す必要があると判別した場合にはその撮像画像に対して所定の画像処理を施すべきことを指示するようにしたことを特徴としている。
図1は、撮像装置の基本的な構成要素を示したブロック図である。
この撮像装置は、被写体を高精細に撮影可能な撮像機能、記録保存されている撮影済み画像(記録画像)を任意に読み出して再生する画像再生機能などの基本的な機能の他に、撮像画像(ライブビュー画像)を解析しながら人物の顔を検出する顔検出機能と、撮像画像(ライブビュー画像)に対して美肌や美白と呼ばれる処理を施す美顔処理機能と、を備えたデジタルカメラである。
上述の顔検出機能は、人物の顔の輪郭やその顔を形成するバーツ(目、口、鼻、額など)の形や位置関係などを総合的に判断して人物の顔を認識する機能で、当該撮像装置(カメラ)に対して人物の顔が略正面に向いていれば、その撮像画像(静止画像:ライブビュー画像)内に人物の顔が写っていると判断できるが、当該撮像装置(カメラ)に対して人物の顔が横向き(例えば、真横)であると、その撮像画像(ライブビュー画像)内に人物の顔が写っていると判断できない場合がある。なお、このような顔検出機能は、カメラにおいて一般的に用いられている技術であり、本実施形態ではその周知技術を利用するようにしているため、その具体的な説明については省略するものとする。また、上述の美顔処理機能は、撮像画像(ライブビュー画像)に対して美顔処理を行う機能、つまり、撮像画像内の人物の顔のみを対象とするのではなく、首、腕などの肌色の部分をも対象として、その部分を美肌や美白と呼ばれる加工処理を行う機能である。
そして、本実施形態は、例えば、自分自身を撮影する自分撮り時に、撮影指示操作(レリーズ操作)毎に自身の顔の向きやカメラの位置を変えながら複数枚連続して撮影する連続撮影中において、各撮像画像に対して顔検出を行った結果、撮像画像内から人物の顔を検出することができた場合には、その撮像画像に対して所定の画像処理(美顔処理)を施すようにしているが、カメラに対して自身の顔の向きや位置が変えられることによって人物の顔を検出することができなくなった場合には、その撮像画像に対して所定の画像処理(美顔処理)を施す必要があるか否かを判別し、その処理を施す必要があると判別した場合にその撮像画像に対して美顔処理を施すようにしている。
制御部1は、電源部(二次電池)2からの電力供給によって動作し、記憶部3内に格納されている各種のプログラムに応じてこの撮像装置(デジタルカメラ)の全体動作を制御するもので、この制御部1には図示しないCPU(中央演算処理装置)やメモリなどが設けられている。記憶部3は、例えば、ROM、フラッシュメモリなどを有する構成で、後述する図3及び図4に示した動作手順に応じて本実施形態を実現するためのプログラムや各種のアプリケーションなどが格納されているプログラムメモリ3aと、フラグなどのデータを一時記憶するワークメモリ3bなどを有している。なお、記憶部3は、例えば、撮影済み画像を記憶可能なSDカード、ICカードなど、着脱自在な可搬型メモリ(記録メディア)を含む構成であってもよく、図示しないが、通信機能を介してネットワークに接続されている状態においては所定のサーバ装置側の記憶領域を含むものであってもよい。なお、SDカードなどの可搬型メモリは、高画質の撮影済み画像(記録画像)を複数記憶するメモリである。
操作部4は、図示省略したが、電源オン/オフを行う電源キー、撮影を指示するレリーズキー、各種の動作モードを指定するモード指定キーなど、各種のキーを備えたもので、制御部1は、このキーの操作に応じて、例えば、電源オン/オフ、撮影処理、モード指定処理などを実行する。なお、モード指定キーは、基本的な動作モードとして、撮影が可能なモード(RECモード)と撮影済み画像(記録画像)を再生するモード(PLAYモード)とを切り替え指定する他に、RECモード内において美顔処理機能を動作させる美顔撮影モードなどを指定可能としている。制御部1は、この操作部4上でのキーの操作に応じて、モード変更処理、撮影処理などを実行する。表示部5は、画像を表示する高精細液晶、有機EL(Electro Luminescence)などであり、撮像された画像(ライブビュー画像)をリアルタイムに表示するモニタ画面(ライブビュー画面)となったり、撮影済み画像(記録画像)を再生する再生画面となったりする。
撮像部6は、撮像レンズ6aからの被写体像が図示しない撮像素子(CCDやCMOSなど)に結像されることにより被写体を高精細に撮像することが可能なもので、更に、各種のセンサ、アナログ処理部、デジタル処理部を有している。制御部1は、撮影指示操作(レリーズ操作)に応じて、撮像部6から撮像画像を取得して撮影処理を行うことにより撮影画像を生成するようにしている。すなわち、制御部1は、撮像部6によって撮像された画像をRAW(Bayerパターン)画像として取得し、このRAW画像に対して、例えば、データ補間(デモザイク)、カラー変換、ホワイトバランスやシャープネスを調整する現像処理を行うと共に、更に、この現像処理時に所定画像処理として美顔処理も併せて行うことにより撮影画像を生成するようにしている。そして、制御部1は、この生成画像(撮影画像)に対して画像圧縮処理を施して標準的なファイル形式に変換した後、記憶部3の記録メディアに記録保存させる。また、美顔処理機能を動作させる美顔撮影モードであって人物の顔が検出されている場合は、上述したようにRAW画像に限らず、ライブビュー画像に対しても美顔処理を行うようにしている。
図2は、ライブビュー画像を見ながら撮影者自身を撮影するいわゆる自分撮りが可能な構成の撮像装置の外観図を示した図である。
撮像装置を構成する筐体11は、薄型矩形の表示ブロック11aと、この表示ブロック11aの周囲を囲む矩形枠状のフレームブロック11bと、表示ブロック11aとフレームブロック11bとを連結するレンズブロック11cを有する構成で、表示ブロック11aの一端中央部(図示の例では上端中央部)とレンズブロック11cの一端中央部(図示の例では下端中央部)とは、横回転用のヒンジ部(図示省略)を介して横方向に回転可能に取り付けられている。また、フレームブロック11bの両端部内側(図2(1)の例では左右側上部内側)とレンズブロック11cの両端部(図示の例では左右側部)とは、縦回転用のヒンジ部(図示省略)を介して縦方向に回転可能に取り付けられている。
表示ブロック11aにはその中央部分に表示部5が配設され、レンズブロック11cの中央部には撮像部6を構成する撮像レンズ6aが配設されており、上述の横回転用のヒンジ部を介して表示ブロック11aをレンズブロック11cに対して180°回転させることにより、表示部5及び撮像レンズ6aを同じ方向に向けたり、逆方向に向けたりすることが可能となっている。なお、表示ブロック11aとレンズブロック11cを一体化して本体ブロックとし、フレームブロック11bの両端部内側(図2(1)の例では左右側上部内側)と本体ブロックの両端部(図示の例では左右側部)とが、縦回転用のヒンジ部(図示省略)を介して縦方向に回転可能に取り付けられるようにしてもよい。図2(1)は、通常の撮影のために表示部5及び撮像レンズ6aを180°逆方向に向けた状態において、表示ブロック11aに対してフレームブロック11bを閉じた状態、図2(2)は、自分撮りを可能とするために表示部5及び撮像レンズ6aを同じ方向に向けた状態において、表示ブロック11aに対してフレームブロック11bを開いた状態を示している。
次に、第1実施形態における撮像装置(デジタルカメラ)の動作概念を図3及び図4に示すフローチャートを参照して説明する。ここで、これらのフローチャートに記述されている各機能は、読み取り可能なプログラムコードの形態で格納されており、このプログラムコードにしたがった動作が逐次実行される。また、ネットワークなどの伝送媒体を介して伝送されてきた上述のプログラムコードに従った動作を逐次実行することもできる。このことは後述する他の実施形態においても同様であり、記録媒体の他に、伝送媒体を介して外部供給されたプログラム/データを利用して本実施形態特有の動作を実行することもできる。なお、図3及び図4は、撮像装置の全体動作のうち、本実施形態の特徴部分の動作概要を示したフローチャートであり、この図3及び図4のフローから抜けた際には、全体動作のメインフロー(図示省略)に戻る。
図3及び図4は、美顔撮影モードが指定された場合に実行開始される撮像装置の動作(第1実施形態の特徴的な動作)を説明するためのフローチャートである。以下、美顔撮影モードにおいてレリーズ操作毎に自身の顔の向きやカメラの位置を変えながら自分自身を複数枚連続して撮影する連続撮影を行う場合を例にして第1実施形態の特徴的な動作を説明するものとする。
先ず、制御部1は、レリーズ操作が行われたかを調べたり(図3のステップA1)、美顔撮影モードを解除する操作が行われたかを調べたりする(ステップA2)。いま、美顔撮影モードを解除する操作が行われた場合には(ステップA2でYES)、図3及び図4のフローから抜けるが、レリーズ操作が行われた場合には(ステップA1でYES)、撮像部6から撮像画像(ライブビュー画像)を取得する(ステップA3)。
そして、取得した撮像画像(ライブビュー画像)を解析することにより人物の顔を検出する処理(ステップA4)を行い、撮像画像内から人物の顔を検出することができたか否か(顔が写っているか否か)を調べる(ステップA5)。すなわち、人物の目、口、鼻、額などの形や位置関係などを総合的に判断して、撮像画像内に人物の顔が写っているか否かを検出する。
いま、撮像画像内の人物の顔が検出することができなかった場合、例えば、人物の顔が写っていない場合、又は、写っていても人物の顔が略正面(例えば、正面に対して約45°以内)に向いていない場合には(ステップA5でNO)、美顔処理を含まない現像処理を施して撮影画像を生成する(ステップA6)。すなわち、撮像部6によって撮像された画像に対して、例えば、データ補間(デモザイク)を行ったり、カラー変換したり、オートホワイトバランスやシャープネスなどを調整したりする現像処理を施して撮影画像を生成する。そして、制御部1は、この生成画像(撮影画像)に対して画像圧縮処理を施して標準的なファイル形式に変換した後、記憶部3の記録メディアに記録保存させる(ステップA7)。その後、上述のステップA1に戻る。
一方、撮像画像内の人物の顔を検出した場合には(ステップA5でYES)、次のステップA8に移り、美顔処理を含む現像処理を施して撮影画像を生成する。すなわち、撮像画像に対して上述の現像処理と共に所定の画像処理として美顔処理を施すようにするが、美顔処理としては、例えば、人物の顔に限らず、首、腕などの肌色の部分を対象として、画像の露出を補正したり、彩度、明度を補正する処理を行うことによって肌を白くしたり、ソフトフォーカスなどを行うことによって皺、肌荒れ、シミが目立ちにくくしたりする画像処理を施すが、検出した顔の領域内のみに美顔処理を施すようにしてもよい。そして、制御部1は、この生成画像(撮影画像)に対して画像圧縮処理を施して標準的なファイル形式に変換した後、記憶部3の記録メディアに記録保存させる(ステップA9)。このように人物の顔を検出して所定の画像処理として美顔処理を施すと、所定の画像処理(美顔処理)の実行可否を示す情報として美顔フラグ(図示省略)を可(オン)に設定する処理を行う(ステップA10)。
そして、図4のステップA11に移り、上述の美顔フラグはオンされているかを調べるが、いま、美顔フラグはオンされているので(ステップA11でYES)、当該撮像装置(カメラ)の状態が所定の状態に変化したかを調べる(ステップA12)。ここで、当該撮像装置(カメラ)が所定の状態に変化したとは、撮影環境が大きく変化したり、当該撮像装置(カメラ)と被写体(人物)との位置関係や被写体(人物)に対する画角が大きく変化したりした場合であり、美顔処理を施す必要がある撮影を継続する意思がないと判別される状態に変化したかを調べる。
すなわち、その一例としては、AWB(オートホワイトバランス)調整が設定されている状態においてホワイトバランスの光源判定が切り替わった場合である。また、他の例としては、AE(自動露出)調整が設定されている状態においてライトバリュー値(LV値)が急激に変化した場合(例えば、撮像画像の画素毎の輝度値の合計が3フレームの間に30%以上変化した場合)である。更に、他の例としては、レンズ部の回転(撮像レンズ6aと表示部5の位置関係(向き)が変化)した場合、又はAF(オートフォーカス)が設定されている状態においてAFによるフォーカス距離が急激に変化(100%以上変化)した場合である。
いま、当該撮像装置(カメラ)が所定の状態に変化していなければ(ステップA12でNO)、レリーズ操作が行われたかを調べたり(ステップA13)、美顔撮影モードを解除する操作が行われたかを調べたりする(ステップA14)。いま、美顔撮影モードを解除する操作が行われた場合には(ステップA14でYES)、図3及び図4のフローから抜けるが、レリーズ操作が行われた場合には(ステップA13でYES)、撮像部6から撮像画像(ライブビュー画像)を取得し(ステップA15)、この撮像画像に対して上述の美顔処理を含む現像処理を施して撮影画像を生成する(ステップA16)。そして、この生成画像(撮影画像)に対して画像圧縮処理を施して標準的なファイル形式に変換した後、記憶部3の記録メディアに記録保存させる(ステップA17)。その後、美顔フラグがオンされているかを調べるためにステップA11に戻る。
このように自分撮り時の連続撮影中において、所定の画像処理(美顔処理)の実行可否を示す情報(美顔フラグ)として可(オン)の情報が設定されている状態では(ステップA11でYES)、当該撮像装置(カメラ)が所定の状態に変化していないことを条件に(ステップA12でNO)、人物の顔を検出する処理を行うことなく、美顔処理を施す必要があると判別して、撮像画像に対して美顔処理を施すようにしている。言い換えれば、人物の顔が真横に向くなどして、人物の顔を検出することができない場合でも、当該撮像装置(カメラ)の状態が所定の状態に変化していない限り、美顔フラグのオンが保持されていれば、その保持されている間に順次撮像された各撮像画像に対しては、美顔処理を施すようにしている。一方、当該撮像装置(カメラ)が所定の状態に変化した場合には(ステップA12でYES)、美顔フラグをオフする処理(ステップA18)を行った後、上述のステップA1に戻り、上述の処理を繰り返す。
以上のように、第1実施形態において制御部1は、撮像部6により撮像された撮像画像内から人物の顔を検出することができた場合にはその撮像画像に対して所定の画像処理を施すが、人物の顔を検出することができない場合にはその撮像画像に対して所定の画像処理を施す必要があるか否かを判別し、所定の画像処理を施す必要があると判別した場合にその撮像画像に対して所定の画像処理を施すべきことを指示するようにしたので、人物を被写体として撮影する場合にその人物の顔の向きや位置が変化したとしてもその撮像画像に対して所定の画像処理を確実に施すことができる。
制御部1は、撮影指示操作(レリーズ操作)が行われる毎に撮像部6から撮像画像を取得して撮影処理を行うことにより複数枚の撮影画像を生成する連続撮影中において、レリーズ操作が行われる毎に取得した各撮像画像に対して人物の顔を検出する動作を行うようにしたので、例えば、自分撮り時に、撮影指示操作(レリーズ操作)毎に自身の顔の向きやカメラの位置を変えながら複数枚連続して撮影した場合でも、各撮像画像に対して所定の画像処理を確実に施すことができる。
人物の顔を検出することができた撮像画像に対して所定の画像処理の実行可否を示す情報(美顔フラグ)として可の情報(オン)を設定している場合には、人物の顔を検出することができない撮像画像に対しても所定の画像処理を施す必要があると判別するようにしたので、人物の顔を検出する処理の実行に代わって美顔フラグをオンするだけでよく、処理の負担を軽減することが可能となると共に、顔検出処理は1回行えばよく、省電力化も可能となる。
当該撮影装置(カメラ)の状態が所定の状態に変化したことを検出した撮像画像に対して、所定の画像処理の実行可否を示す情報(美顔フラグ)として否の情報(オフ)を設定している場合には、所定の画像処理を施す必要がないと判別するようにしたので、所定の画像処理の実行可否を、当該撮影装置(カメラ)の状態が所定の状態に変化したか否かに基づいて決定することができる。
当該撮影装置(カメラ)の状態が所定の状態に変化したとは、ホワイトバランスの光源判定の切り替わり、ライトバリュー値の急激な変化、撮像レンズ部の回転した場合、フォーカス距離が急激に変化した場合、のいずれかを検出した場合であり、撮影環境が大きく変化したり、当該撮像装置(カメラ)と被写体(人物)との位置関係や被写体に対する画角が大きく変化したりした場合を当該撮影装置(カメラ)の状態が所定の状態に変化したものとして検出することができる。
撮像画像に対して施す所定の画像処理は、その撮像画像内の肌色部分に美顔処理を施す処理であるので、人物の顔に限らず、首、腕なども含めて同様の美顔処理を施すことができる。
なお、上述した第1実施形態においては、当該撮影装置(カメラ)の状態が所定の状態に変化した場合として、ホワイトバランスの光源判定の切り替わり、ライトバリュー値の急激な変化、撮像レンズ部の回転した場合、フォーカス距離が急激に変化した場合のいずれかを示したが、それらの組合せであってもよく、それらに限らないことは勿論である。
また、美顔フラグがオンの状態では、顔検出処理を行わないようにしているが、美顔フラグがオンの状態であっても、顔検出処理を行うようにしてもよい。
(第2実施形態)
以下、この発明の第2実施形態について図5及び図6を参照して説明する。
なお、上述した第1実施形態においては、所定の画像処理(美顔処理)の実行可否を、当該撮影装置(カメラ)の状態が所定の状態に変化したか否かに基づいて判別するようにしたが、この第2実施形態においては、人物の顔を検出することができなかった場合に、この検出処理とは異なる他の検出処理を行い、この他の検出処理の検出結果に基づいて所定の画像処理を施す必要があるか否かを判別するようにしたものである。すなわち、人物の顔を検出することができた場合には、その顔の肌色を一時記憶しておき、人物の顔を検出することができなかった場合の所定の画像処理(美顔処理)の実行可否を、一時記憶の肌色と同等の肌色の領域が所定の面積以上であるか否かに基づいて判別するようにしたものである。ここで、両実施形態において基本的あるいは名称的に同一のものは、同一符号を付して示し、その説明を省略すると共に、以下、第2実施形態の特徴部分を中心に説明するものとする。
図5は、美顔撮影モードが指定された場合に実行開始される撮像装置の動作(第2実施形態の特徴的な動作)を説明するためのフローチャートである。
先ず、制御部1は、美顔撮影モードが指定されている状態において、レリーズ操作が行われたかを調べたり(ステップB1)、美顔撮影モードを解除する操作が行われたかを調べたりする(ステップB2)。いま、美顔撮影モードを解除する操作が行われた場合には(ステップB2でYES)、図5のフローから抜けるが、レリーズ操作が行われた場合には(ステップB1でYES)、撮像部6から撮像画像(ライブビュー画像)を取得する(ステップB3)。
そして、取得した撮像画像(ライブビュー画像)を解析することにより人物の顔を検出する処理(ステップB4)を行い、撮像画像内に人物の顔が写っているか否かを調べる(ステップB5)。いま、撮像画像内に人物の顔が写っていることを検出すると(ステップB5でYES)、図6(1)に示すように顔検出領域(図中、破線で囲った矩形領域)を特定し、その顔検出領域から肌色情報を取得してワークメモリ3bに一時記憶しておく(ステップB6)。この場合、シミ、ホクロなどの一部を除くために顔検出領域内において同等の色(同一色又は近似色)が連続している各領域のうち最も広い面積を持つ領域内の色を肌色情報として取得する。なお、この一時記憶の肌色情報は、一色の情報としてもよいが、色の範囲を示す情報としてもよい。
次に、撮像画像に対して美顔処理を含む現像処理を施して撮影画像を生成する(ステップB7)。なお、この場合の美顔処理も第1実施形態と同様であり、人物の顔に限らず、首、腕などの肌色の部分を対象として、画像の露出を補正したり、彩度、明度を補正する処理を行うことによって肌を白くしたり、ソフトフォーカスなどを行うことによって皺、肌荒れ、シミが目立ちにくくしたりする画像処理を施すようにしているが、検出した顔の領域内のみに美顔処理を施すようにしてもよい。次に、この生成画像(撮影画像)に対して画像圧縮処理を施して標準的なファイル形式に変換した後、記憶部3の記録メディアに記録保存させる(ステップB8)。その後、上述のステップB1に戻り、以下、上述の動作を繰り返す。
ここで、次にレリーズ操作(ステップB1でYES)によって撮像された画像を取得し(ステップB3)、この撮像画像に対して顔検出処理(ステップB4)を行った結果、人物の顔を検出することができなかった場合(ステップB5でNO)、ステップB9に移り、肌の色情報が一時記憶されているかを調べる。すなわち、今回のレリーズ操作前に顔検出が行われ肌の色情報がワークメモリ3bに一時記憶されたかを調べる。肌の色情報が一時記憶されている場合(ステップB9でYES)、ステップB10に移る。このステップB10は、上述の顔検出時に一時記憶しておいた肌色情報を読み出し、その肌色情報と同等の色(同一色又は近似色)で、かつ所定の面積以上の領域(例えば、撮像画像全体に対して5%以上の領域)を肌領域として検出する処理を行うもので、その検出処理の結果、撮像画像内から上述の条件に該当する肌領域を検出することができたかを調べる(ステップB11)。
図6(2)は、撮像画像内の人物の顔が横に向いているために、顔を検出することができなかった場合において、顔検出時に一時記憶しておいた肌色情報(顔の肌色)と同等の色が連続している領域であり、かつ所定の面積以上の領域を、肌領域として検出した場合を例示した図で、図中、斜線を付した領域(顔と首の領域)は、検出した肌領域を示している。いま、該当する肌領域を検出することができなければ(ステップB11でNO)、美顔処理を含まない現像処理を施して撮影画像を生成し(ステップB12)、この生成画像(撮影画像)に対して画像圧縮処理を施して標準的なファイル形式に変換した後、記憶部3の記録メディアに記録保存させる(ステップB8)。その後、上述のステップB1に戻る。
また、肌の色情報が一時記憶されていない場合(ステップB9でNO)も同様に、美顔処理を含まない現像処理を施して撮影画像を生成し(ステップB12)、この生成画像(撮影画像)に対して画像圧縮処理を施して標準的なファイル形式に変換した後、記憶部3の記録メディアに記録保存させる(ステップB8)。その後、上述のステップB1に戻り、以下、上述の動作を繰り返す。
一方、上述のように顔検出時にその肌色情報(顔の肌色)が一時記憶されている状態において、人物の顔を検出することができない場合でも、その一時記憶の肌色情報と同等の色情報を有する領域であり、かつ、所定の面積以上の領域を、人物の肌領域として検出する処理を行った結果(ステップB10)、肌領域を検出することができた場合には(ステップB11でYES)、美顔処理を施す必要があると判別して、ステップB7に移り、撮像画像に対して美顔処理を含む現像処理を施して撮影画像を生成する。なお、この場合、例えば、所定の面積以上の肌領域が複数存在している場合には最も広い領域を、顔領域として検出するようにすれば、顔の領域のみに美顔処理を施すことも可能となる。次に、この生成画像(撮影画像)に対して画像圧縮処理を施して標準的なファイル形式に変換した後、記憶部3の記録メディアに記録保存させる(ステップB8)。その後、上述の
以上のように、第2実施形態において制御部1は、人物の顔を検出することができなかった場合に、この検出処理とは異なる他の検出処理を行い、この他の検出処理の検出結果に基づいて所定の画像処理を施す必要があるか否かを判別するようにしたから、顔検出処理という一義的な検出に拘らず、多角的な検出が可能となる。
顔検出時にその肌色情報(顔の肌色)が一時記憶されている状態において、上述の他の検出処理として、この一時記憶の肌色と同等の肌色の領域が所定の面積以上であるか否かを検出する処理を行い、その検出結果に基づいて美顔処理の実行可否を判別するようにしたので、顔を検出することができなかった場合にもその撮像画像に対して肌の部分を的確に特定して美顔処理を施すことができる。
(第3実施形態)
以下、この発明の第3実施形態について図7及び図8を参照して説明する。
この第3実施形態は上述した第2実施形態と同様に、人物の顔を検出することができなかった場合に、この検出処理とは異なる他の検出処理を行い、この他の検出処理の検出結果に基づいて所定の画像処理を施す必要があるか否かを判別するようにしたものである。更に、第3実施形態は、人物の顔を検出することができなかった場合の他の検出処理として、人物の顔を検出することができた際にその髪の色を一時記憶しておき、この一時記憶の髪の色と同等の肌色の領域が所定の面積以上であるか否かを検出する処理を行い、この検出結果に基づいて所定の画像処理(美顔処理)の実行可否を判別するようにしたものである。ここで、第1、第3の実施形態において基本的あるいは名称的に同一のものは、同一符号を付して示し、その説明を省略すると共に、以下、第3実施形態の特徴部分を中心に説明するものとする。
図7は、美顔撮影モードが指定された場合に実行開始される撮像装置の動作(第3実施形態の特徴的な動作)を説明するためのフローチャートである。なお、図7は、第2実施形態の図5と基本的に同様であるため、基本的に同様な部分については、簡単に説明するものとする。
先ず、制御部1は、美顔撮影モードが指定されている状態において、レリーズ操作が行われたかを調べたり(ステップC1)、美顔撮影モードを解除する操作が行われたかを調べたりする(ステップC2)。いま、美顔撮影モードを解除する操作が行われた場合には(ステップC2でYES)、図7のフローから抜けるが、レリーズ操作が行われた場合には(ステップC1でYES)、撮像部6から撮像画像(ライブビュー画像)を取得する(ステップC3)。そして、取得した撮像画像(ライブビュー画像)を解析することにより人物の顔を検出する処理(ステップC4)を行い、撮像画像内に人物の顔が写っているか否かを調べる(ステップC5)。
いま、撮像画像内に人物の顔が写っていることを検出すると(ステップC5でYES)、図8(1)に示すように顔検出領域(図中、細かい破線で囲った矩形領域)を特定すると共に、その顔検出領域を基にその周辺の領域を髪領域として特定し、この髪領域から髪の色情報を取得してワークメモリ3bに一時記憶しておく(ステップC6)。すなわち、髪領域は、顔検出領域を除いた矩形領域(図中、粗い破線で囲った矩形領域)であり、そのX方向の長さ(幅)を顔検出領域の幅の1.5倍、そのY方向の長さ(高さ)を顔検出領域の高さの1.5倍とした大きさの領域であって、その領域の下端を顔検出領域の下端に一致させた位置に配置した領域を髪領域として検出する。
このようにして検出した髪領域内において同等の色(同一色又は近似色)が連続している各領域のうち最も広い面積を持つ領域内の色を髪の色情報として取得して一時記憶しておく。なお、この一時記憶の髪の色情報は、一色の情報であってもよいが、色の範囲を示す情報であってもよい。そして、撮像画像に対して美顔処理を含む現像処理を施して撮影画像を生成するが、検出した顔の領域内のみに美顔処理を施すようにしてもよい(ステップC7)。この生成画像(撮影画像)に対して画像圧縮処理を施して標準的なファイル形式に変換した後、記憶部3の記録メディアに記録保存させる(ステップC8)。その後、上述のステップC1に戻る。
ここで、次にレリーズ操作(ステップC1でYES)によって撮像された画像を取得し(ステップC3)、この撮像画像に対して顔検出処理(ステップC4)を行った結果、人物の顔を検出することができなかった場合には(ステップC5でNO)、ステップC9に移り、髪の色情報が一時記憶されているかを調べる。すなわち、今回のレリーズ操作前に顔検出が行われ髪の色情報がワークメモリ3bに一時記憶されたかを調べる。髪の色情報が一時記憶されている場合(ステップC9でYES)、ステップC10に移り、図8(2)に示すように撮像画像内の顔可能性領域(図中、細かい破線で囲った矩形領域)を検出する処理を行う。この場合、通常の顔検出時に使用する肌色(一般的な肌色)と同等の色(同一色又は近似色)が連続している領域を顔可能性領域として検出する。ここで、顔可能性領域を検出することができなければ(ステップC11でNO)、美顔処理を含まない現像処理を施して撮影画像を生成し(ステップC14)、この生成画像(撮影画像)に対して画像圧縮処理を施して標準的なファイル形式に変換した後、記憶部3の記録メディアに記録保存させる(ステップC8)。その後、上述のステップC1に戻り、以下、上述の動作を繰り返す。
顔可能性領域を検出することができた場合には(ステップC11でYES)、上述の顔検出時に一時記憶しておいた髪の色情報を読み出し、この髪の色情報と同等の色情報を有する領域であり、かつ、所定の面積以上の領域を、人物の髪領域として検出する処理を行う(ステップS12)。すなわち、髪の色情報と同等の色(同一色又は近似色)で、かつ図8(2)に示すように顔検出領域を除いた矩形領域(図中、粗い破線で囲った矩形領域)で、そのX方向の長さ(幅)を顔検出領域の幅の2.0倍、そのY方向の長さ(高さ)を顔検出領域の高さの1.5倍とした大きさ領域であって、その領域の下端を顔可能性領域の下端に一致させた位置に配置した領域を髪領域として検出する。
そして、撮像画像内から上述の条件に該当する髪領域を検出することができたか、つまり、髪であるとみなしてもよい程度(例えば、30%程度)に、顔検出時に一時記憶しておいた髪の色を占めている領域を髪領域として検出することができたかを調べる(ステップC13)。ここで、髪領域を検出できなければ(ステップC13でNO)、美顔処理を含まない現像処理を施して撮影画像を生成し(ステップC14)、この生成画像(撮影画像)に対して画像圧縮処理を施して標準的なファイル形式に変換した後、記憶部3の記録メディアに記録保存させる(ステップC8)。その後、上述のステップC1に戻る。
また、髪の色情報が一時記憶されていない場合(ステップC9でNO)も同様に、美顔処理を含まない現像処理を施して撮影画像を生成し(ステップC14)、この生成画像(撮影画像)に対して画像圧縮処理を施して標準的なファイル形式に変換した後、記憶部3の記録メディアに記録保存させる(ステップC8)。その後、上述のステップC1に戻り、以下、上述の動作を繰り返す。
一方、顔検出時にその髪の色情報を一時記憶している状態において、人物の顔を検出できない場合でも、その髪の色情報と同等の色情報を有する領域であり、かつ、所定の面積以上の領域を、人物の髪領域として検出する処理を行った結果(ステップC12)、髪領域を検出することができた場合には(ステップC13でYES)、美顔処理を施す必要があると判別して、ステップC7に移り、撮像画像内の顔可能性領域に対して美顔処理を含む現像処理を施して撮影画像を生成する。すなわち、顔可能性領域の周辺に髪領域が存在している場合には、その顔可能性領域は顔領域であると判断し、その顔可能性領域に対して美顔処理を施す。そして、この生成画像(撮影画像)に対して画像圧縮処理を施して標準的なファイル形式に変換した後、記憶部3の記録メディアに記録保存させる(ステップC8)。その後、上述のステップC1に戻り、以下、上述の動作を繰り返す。
以上のように、第3実施形態において制御部1は、人物の顔を検出することができた場合にはその髪の色を一時記憶しておき、人物の顔を検出することができなかった場合にはその撮像画像に対して、顔可能性領域を特定してその周辺に一時記憶の肌色と同等で所定の面積以上の領域が存在していれば、その領域を髪領域として検出する処理を行い、美顔処理の実行可否を、その検出結果に基づいて判別するようにしたので、顔可能性領域の周辺に髪領域が存在している場合には、その顔可能性領域は顔領域であると判断して美顔処理を施すことができ、人物の髪の色から撮像画像内の人物の顔部分を的確に特定して美顔処理を施すことができる。
なお、上述した第3実施形態においては、人物の顔を検出することができなかった場合に顔可能性領域を検出し、この顔可能性領域の周辺に髪領域が存在していれば、その顔可能性領域を顔領域であると判断して美顔処理を施すようにしたが、一時記憶の髪の色に基づいて髪領域を検出すると共に、この髪領域に基づいてその周辺の顔領域を検出して美顔処理を施すようにしてもよい。
(第4実施形態)
以下、この発明の第4実施形態について図9を参照して説明する。
この第4実施形態は上述した第2及び第3実施形態と同様に、人物の顔が検出されない場合に、この検出処理とは異なる他の検出処理を行い、この他の検出処理の検出結果に基づいて所定の画像処理を施す必要があるか否かを判別するようにしたものである。更に、第4実施形態では、人物の顔を検出することができなかった場合の他の検出処理として、撮像部6を構成する撮像レンズ6aの収差を補正する情報に基づいて収差補正処理を行うと共に、その補正された撮像画像内から人物の顔を検出する処理を行い、この検出結果に基づいて所定の画像処理(美顔処理)の実行可否を判別するようにしたものである。なお、ここでは、収差補正処理として、公知の技術を使用して歪曲収差を補正するものとする。ここで、第1、第4の実施形態において基本的あるいは名称的に同一のものは、同一符号を付して示し、その説明を省略すると共に、以下、第4実施形態の特徴部分を中心に説明するものとする。
図9は、美顔撮影モードが指定された場合に実行開始される撮像装置の動作(第4実施形態の特徴的な動作)を説明するためのフローチャートである。なお、図9は、第2実施形態の図5と基本的に同様であるため、基本的に同様な部分については、簡単に説明するものとする。
先ず、制御部1は、美顔撮影モードが指定されている状態において、レリーズ操作が行われたかを調べたり(ステップD1)、美顔撮影モードを解除する操作が行われたかを調べたりする(ステップD2)。いま、美顔撮影モードを解除する操作が行われた場合には(ステップD2でYES)、図9のフローから抜けるが、レリーズ操作が行われた場合には(ステップD1でYES)、撮像部6から撮像画像(ライブビュー画像)を取得する(ステップD3)。
そして、取得した撮像画像(ライブビュー画像)を解析することにより人物の顔を検出する処理(ステップD4)を行い、撮像画像内に人物の顔が写っているか否かを調べる(ステップD5)。いま、撮像画像内に人物の顔が写っていることを検出すると(ステップD5でYES)、撮像画像に対して美顔処理を含む現像処理を施して撮影画像を生成するが、検出した顔の領域内のみに美顔処理を施すようにしてもよい(ステップD7)。この生成画像(撮影画像)に対して画像圧縮処理を施して標準的なファイル形式に変換した後、記憶部3の記録メディアに記録保存させる(ステップD7)。その後、上述のステップD1に戻る。
ここで、次にレリーズ操作(ステップD1でYES)によって撮像された画像を取得し(ステップD3)、この撮像画像に対して顔検出処理(ステップD4)を行った結果、人物の顔を検出することができなかった場合には、例えば、人物の顔が撮像レンズ6aの中心部からその周縁部に移動したような場合には(ステップD5でNO)、ステップD8に移り、撮像画像に対して歪曲収差補正処理を行う(ステップD9)。すなわち、撮像レンズ6aの収差を補正する情報に基づいて歪曲収差補正を行い、この補正した撮像画像に対して再度、人物の顔を検出する処理を行う(ステップD9)。この場合、歪曲収差補正を行っても人物の顔を検出できなければ(ステップD10でNO)、美顔処理を含まない現像処理を施して撮影画像を生成し(ステップD11)、この生成画像(撮影画像)に対して画像圧縮処理を施して標準的なファイル形式に変換した後、記憶部3の記録メディアに記録保存させる(ステップD7)。
一方、歪曲収差補正(ステップD8)を行った結果、人物の顔を検出することができた場合には(ステップD10でYES)、美顔処理を施す必要があると判別して、ステップD6に移り、撮像画像に対して美顔処理を含む現像処理を施して撮影画像を生成する。なお、美顔処理は、第1実施形態と同様に、人物の顔に限らず、首、腕などの肌色の部分を対象としてもよいが顔の領域のみに美顔処理を施すようにしてもよい。次に、この生成画像(撮影画像)に対して画像圧縮処理を施して標準的なファイル形式に変換した後、記憶部3の記録メディアに記録保存させる(ステップD7)。その後、上述のステップD1に戻り、以下、上述の動作を繰り返す。
以上のように、第4実施形態において制御部1は、人物の顔を検出することができなかった場合に、撮像部6を構成する撮像レンズ6aの収差を補正する情報に基づいて収差補正処理を行うと共に、その補正された撮像画像内から人物の顔を検出する処理を行い、この検出結果に基づいて美顔処理の実行可否を判別するようにしたから、人物の顔が撮像レンズ6aの収差が大きい位置に移動しても、収差補正処理を行ってから再び顔検出処理を行うことができ、顔検出がより確実なものとなる。
なお、上述した第2実施形態の検出処理である人物の肌領域を検出する処理を行ってもなお、顔を検出することができない場合には、更に、上述した第3実施形態の処理として、人物の髪領域を検出する処理を行うようにしてもよい。この場合、最初に顔を検出したときに髪の色も取得しておけばよい。
また、上述した第4実施形態の検出処理である収差補正を行ってもなお、人物の顔を検出することができない場合には、更に、上述した第2実施形態の処理として、人物の肌領域を検出する処理、又は上述した第3実施形態の処理として、人物の髪領域を検出する処理を行うようにしてもよい。この場合、最初に顔を検出したときに肌の色、又は髪の色も取得しておけばよい。

上述した各実施形態においては、画像処理装置として撮像手段を備える撮像装置に適用した場合を例示したが、これに限らず、画像処理装置には撮像手段を備えず、別途通信手段を備え、撮像手段を備える外部装置が撮像する撮像画像を、通信手段を介して取得するようにしてもよい。
上述した各実施形態においては、所定の画像処理として美顔処理として、美肌、美白を例示したが、これに限らず、顔の形状、睫、眉毛、口元などを加工する顔加工処理であってもよく、更に、画像加工の対象は、顔に限らず、顔の背景を顔の肌色に応じて補正する処理を施すようにしてもよい。
上述した各実施形態においては、撮影指示操作(レリーズ操作)毎に自身の顔の向きやカメラの位置を変えながら複数枚連続して撮影する場合を示したが、撮影指示操作に応じて連写機能を動作させる場合であっても同様に適用可能である。例えば、1回のレリーズ操作で静止画像を複数枚(例えば、3秒間隔で3枚又は5枚)連続して高速撮影する場合に、各撮像画像に対して人物の顔を検出するようにしてもよく、更には、動画撮影中に人物の顔を検出するようにしてもよい。
また、上述した各実施形態においては、画像処理装置として撮像装置に適用した場合を例示したが、これに限らず、例えば、カメラ機能付きパーソナルコンピュータ・PDA(個人向け携帯型情報通信機器)・タブレット端末装置・スマートフォンなどの携帯電話機・電子ゲーム・音楽プレイヤーなどであってもよい。
また、上述した各実施形態において示した“装置”や“部”とは、機能別に複数の筐体に分離されていてもよく、単一の筐体に限らない。また、上述したフローチャートに記述した各ステップは、時系列的な処理に限らず、複数のステップを並列的に処理したり、別個独立して処理したりするようにしてもよい。
以上、この発明の実施形態について説明したが、この発明は、これに限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲を含むものである。
以下、本願出願の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
(付記)
(請求項1)
請求項1に記載の発明は、
撮像画像を取得する取得手段と、
前記取得手段によって取得された撮像画像内から人物の顔を検出する第1の検出手段と、
保存用の撮影画像を生成するために前記撮像画像に撮影処理を行うと共に、前記第1の検出手段によって人物の顔を検出することができた場合にその撮像画像に対して所定の画像処理を施す画像処理手段と、
前記第1の検出手段によって人物の顔を検出することができなかった場合にその撮像画像に対して前記所定の画像処理を施す必要があるか否かを判別する判別手段と、
前記第1の検出手段によって人物の顔を検出することができなかった撮像画像に対しても前記判別手段によって前記所定の画像処理を施す必要があると判別された場合には、その撮像画像に対して前記所定の画像処理を施すべきことを前記画像処理手段に指示する制御手段と、
を備えることを特徴とする画像処理装置である。
(請求項2)
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像処理装置において、
前記画像処理手段は、撮影指示操作に応じて、前記撮影処理と前記所定の画像処理とを行い、
前記第1の検出手段は、前記撮影指示操作が連続して行われ、複数枚の撮影画像が生成される連続撮影中において、前記撮影指示操作が行われる毎に前記取得手段によって取得される各撮像画像に対して人物の顔を検出する動作を行う、
ことを特徴とする。
(請求項3)
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の画像処理装置において、
前記第1の検出手段によって人物の顔を検出することができた場合にその撮像画像に対して、前記所定の画像処理の実行可否を示す情報として可の情報を設定する処理を行う設定手段を、更に備え、
前記判別手段は、前記設定手段によって前記可の情報が設定されている場合には、前記第1の検出手段によって人物の顔を検出することができなかった場合でもその撮像画像に対して前記所定の画像処理を施す必要があると判別する、
ことを特徴とする。
(請求項4)
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の画像処理装置において、
当該画像処理装置の状態が所定の状態に変化したかを検出する第2の検出手段を、更に備え、
前記設定手段は、前記第2の検出手段によって当該画像処理装置の状態が所定の状態に変化したことが検出された撮像画像に対して、前記所定の画像処理の実行可否を示す情報として否の情報を設定する処理を行い、
前記判別手段は、前記設定手段によって前記否の情報が設定されている場合には、前記所定の画像処理を施す必要がないと判別する、
ことを特徴とする。
(請求項5)
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の画像処理装置において、
前記第2の検出手段は、少なくともホワイトバランスの光源判定の切り替わり、ライトバリュー値の急激な変化、撮像レンズ部の回転、フォーカス距離の急激な変化のいずれかを、当該画像処理装置の状態が所定の状態に変化したこと、として検出する、
ことを特徴とする。
(請求項6)
請求項6に記載の発明は、請求項1又は2に記載の画像処理装置において、
前記画像処理手段が撮影処理を行う際に、前記第1の検出手段によって人物の顔を検出することができなかった場合にその撮像画像に対して、前記第1の検出手段による検出処理とは異なる他の検出処理を行う第3の検出手段を、更に備え、
前記判別手段は、前記第1の検出手段によって人物の顔を検出することができなかった場合にその撮像画像に対して前記第3の検出手段による検出結果に基づいて前記所定の画像処理を施す必要があるか否かを判別する、
ことを特徴とする。
(請求項7)
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の画像処理装置において、
前記第1の検出手段によって人物の顔を検出することができなかった場合にその撮像画像内の顔の領域から人物の肌の色情報を取得する取得手段を、更に備え、
前記第3の検出手段は、前記取得手段によって取得された撮像画像内から前記取得手段によって取得した肌の色情報と同等の色情報を有する領域であり、かつ、所定の面積以上の領域を、人物の肌領域として検出する処理を行い、
前記判別手段は、前記第1の検出手段によって人物の顔を検出することができなかった場合であって、前記第3の検出手段によって人物の肌領域を検出することができた場合には、その撮像画像に対して前記所定の画像処理を施す必要があると判別する、
ことを特徴とする。
(請求項8)
請求項8に記載の発明は、請求項6に記載の画像処理装置において、
前記第1の検出手段によって人物の顔を検出することができた場合に、その顔の周囲の領域から人物の髪の色情報を取得する取得手段を、更に備え、
前記第3の検出手段は、前記取得手段によって取得された撮像画像内から前記取得手段によって取得した髪の色情報と同等の色情報を有する領域であり、かつ、所定の面積以上の領域を、人物の髪領域として検出する処理を行い、
前記判別手段は、前記第1の検出手段によって人物の顔を検出することができなかった場合であって、前記第3の検出手段によって人物の髪領域を検出することができた場合には、その撮像画像に対して前記所定の画像処理を施す必要があると判別する、
ことを特徴とする。
(請求項9)
請求項9に記載の発明は、請求項6に記載の画像処理装置において、
前記取得手段は、当該画像処理装置が備える撮像手段によって撮像される撮像画像を取得し、
前記第3の検出手段は、前記撮像手段を構成する撮像レンズの収差を補正する情報に基づいて補正された撮像画像内から人物の顔を検出する処理を行い、
前記判別手段は、前記第1の検出手段によって人物の顔を検出することができなかった場合であって、前記第3の検出手段によって人物の顔を検出することができた場合には、その撮像画像に対して前記所定の画像処理を施す必要があると判別する、
ことを特徴とする。
(請求項10)
請求項10に記載の発明は、請求項1乃至9のいずれか1項に記載の画像処理装置において、
前記取得手段によって取得された撮像画像に対して前記画像処理手段が施す所定の画像処理は、その撮像画像内の肌色部分に美顔処理を施す処理である、
ことを特徴とする。
(請求項11)
請求項11に記載の発明は、
撮像画像を取得する処理と、
前記取得した撮像画像内から人物の顔を検出する処理と、
保存用の撮影画像を生成するために前記撮像画像に撮影処理を行うと共に、前記人物の顔を検出することができた場合にその撮像画像に対して所定の画像処理を施す処理と、
前記人物の顔を検出することができなかった場合にその撮像画像に対して前記所定の画像処理を施す必要があるか否かを判別する処理と、
前記人物の顔を検出することができなかった撮像画像に対しても前記所定の画像処理を施す必要があると判別された場合には、その撮像画像に対して前記所定の画像処理を施すべきことを指示する処理と、
を含むことを特徴とする画像処理方法である。
(請求項12)
請求項12に記載の発明は、
コンピュータに対して、
撮像画像を取得する機能と、
前記取得した撮像画像内から人物の顔を検出する機能と、
保存用の撮影画像を生成するために前記撮像画像に撮影処理を行うと共に、前記人物の顔を検出することができた場合にその撮像画像に対して所定の画像処理を施す機能と、
前記撮影手段が撮影処理を行う際に、前記人物の顔を検出することができなかった場合にその撮像画像に対して前記所定の画像処理を施す必要があるか否かを判別する機能と、
前記人物の顔を検出することができなかった撮像画像に対しても前記所定の画像処理を施す必要があると判別された場合には、その撮像画像に対して前記所定の画像処理を施すべきことを指示する機能と、
を実現させるためのプログラムである。
1 制御部
3 記憶部
3a プログラムメモリ
4 操作部
5 表示部
6 撮像部
6a 撮像レンズ

Claims (12)

  1. 撮像画像を取得する取得手段と、
    前記取得手段によって取得された撮像画像内から人物の顔を検出する第1の検出手段と、
    保存用の撮影画像を生成するために前記撮像画像に撮影処理を行うと共に、前記第1の検出手段によって人物の顔を検出することができた場合にその撮像画像に対して所定の画像処理を施す画像処理手段と、
    前記第1の検出手段によって人物の顔を検出することができなかった場合にその撮像画像に対して前記所定の画像処理を施す必要があるか否かを判別する判別手段と、
    前記第1の検出手段によって人物の顔を検出することができなかった撮像画像に対しても前記判別手段によって前記所定の画像処理を施す必要があると判別された場合には、その撮像画像に対して前記所定の画像処理を施すべきことを前記画像処理手段に指示する制御手段と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記画像処理手段は、撮影指示操作に応じて、前記撮影処理と前記所定の画像処理とを行い、
    前記第1の検出手段は、前記撮影指示操作が連続して行われ、複数枚の撮影画像が生成される連続撮影中において、前記撮影指示操作が行われる毎に前記取得手段によって取得される各撮像画像に対して人物の顔を検出する動作を行う、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記第1の検出手段によって人物の顔を検出することができた場合にその撮像画像に対して、前記所定の画像処理の実行可否を示す情報として可の情報を設定する処理を行う設定手段を、更に備え、
    前記判別手段は、前記設定手段によって前記可の情報が設定されている場合には、前記第1の検出手段によって人物の顔を検出することができなかった場合でもその撮像画像に対して前記所定の画像処理を施す必要があると判別する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 当該画像処理装置の状態が所定の状態に変化したかを検出する第2の検出手段を、更に備え、
    前記設定手段は、前記第2の検出手段によって当該画像処理装置の状態が所定の状態に変化したことが検出された撮像画像に対して、前記所定の画像処理の実行可否を示す情報として否の情報を設定する処理を行い、
    前記判別手段は、前記設定手段によって前記否の情報が設定されている場合には、前記所定の画像処理を施す必要がないと判別する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 前記第2の検出手段は、少なくともホワイトバランスの光源判定の切り替わり、ライトバリュー値の急激な変化、撮像レンズ部の回転、フォーカス距離の急激な変化のいずれかを、当該画像処理装置の状態が所定の状態に変化したこと、として検出する、
    ことを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 前記画像処理手段が撮影処理を行う際に、前記第1の検出手段によって人物の顔を検出することができなかった場合にその撮像画像に対して、前記第1の検出手段による検出処理とは異なる他の検出処理を行う第3の検出手段を、更に備え、
    前記判別手段は、前記第1の検出手段によって人物の顔を検出することができなかった場合にその撮像画像に対して前記第3の検出手段による検出結果に基づいて前記所定の画像処理を施す必要があるか否かを判別する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  7. 前記第1の検出手段によって人物の顔を検出することができなかった場合にその撮像画像内の顔の領域から人物の肌の色情報を取得する取得手段を、更に備え、
    前記第3の検出手段は、前記取得手段によって取得された撮像画像内から前記取得手段によって取得した肌の色情報と同等の色情報を有する領域であり、かつ、所定の面積以上の領域を、人物の肌領域として検出する処理を行い、
    前記判別手段は、前記第1の検出手段によって人物の顔を検出することができなかった場合であって、前記第3の検出手段によって人物の肌領域を検出することができた場合には、その撮像画像に対して前記所定の画像処理を施す必要があると判別する、
    ことを特徴とする請求項6に記載の画像処理装置。
  8. 前記第1の検出手段によって人物の顔を検出することができた場合に、その顔の周囲の領域から人物の髪の色情報を取得する取得手段を、更に備え、
    前記第3の検出手段は、前記取得手段によって取得された撮像画像内から前記取得手段によって取得した髪の色情報と同等の色情報を有する領域であり、かつ、所定の面積以上の領域を、人物の髪領域として検出する処理を行い、
    前記判別手段は、前記第1の検出手段によって人物の顔を検出することができなかった場合であって、前記第3の検出手段によって人物の髪領域を検出することができた場合には、その撮像画像に対して前記所定の画像処理を施す必要があると判別する、
    ことを特徴とする請求項6に記載の画像処理装置。
  9. 前記取得手段は、当該画像処理装置が備える撮像手段によって撮像される撮像画像を取得し、
    前記第3の検出手段は、前記撮像手段を構成する撮像レンズの収差を補正する情報に基づいて補正された撮像画像内から人物の顔を検出する処理を行い、
    前記判別手段は、前記第1の検出手段によって人物の顔を検出することができなかった場合であって、前記第3の検出手段によって人物の顔を検出することができた場合には、その撮像画像に対して前記所定の画像処理を施す必要があると判別する、
    ことを特徴とする請求項6に記載の画像処理装置。
  10. 前記取得手段によって取得された撮像画像に対して前記画像処理手段が施す所定の画像処理は、その撮像画像内の肌色部分に美顔処理を施す処理である、
    ことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  11. 撮像画像を取得する処理と、
    前記取得した撮像画像内から人物の顔を検出する処理と、
    保存用の撮影画像を生成するために前記撮像画像に撮影処理を行うと共に、前記人物の顔を検出することができた場合にその撮像画像に対して所定の画像処理を施す処理と、
    前記人物の顔を検出することができなかった場合にその撮像画像に対して前記所定の画像処理を施す必要があるか否かを判別する処理と、
    前記人物の顔を検出することができなかった撮像画像に対しても前記所定の画像処理を施す必要があると判別された場合には、その撮像画像に対して前記所定の画像処理を施すべきことを指示する処理と、
    を含むことを特徴とする画像処理方法。
  12. コンピュータに対して、
    撮像画像を取得する機能と、
    前記取得した撮像画像内から人物の顔を検出する機能と、 保存用の撮影画像を生成するために前記撮像画像に撮影処理を行うと共に、前記人物の顔を検出することができた場合にその撮像画像に対して所定の画像処理を施す機能と、
    前記撮影手段が撮影処理を行う際に、前記人物の顔を検出することができなかった場合にその撮像画像に対して前記所定の画像処理を施す必要があるか否かを判別する機能と、
    前記人物の顔を検出することができなかった撮像画像に対しても前記所定の画像処理を施す必要があると判別された場合には、その撮像画像に対して前記所定の画像処理を施すべきことを指示する機能と、
    を実現させるためのプログラム。
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