JP2017130485A - プラズマ処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】基板に対するプラズマ処理の均一性を向上させたプラズマ処理装置を提供する。【解決手段】プラズマ処理装置11は、基板Gが載置される載置台21を内部に収容するチャンバ20と、チャンバ20の内部に配置された隔壁部22と、隔壁部22の上面に配置された高周波アンテナ50と、隔壁部22の下面に配置されたガス導入ユニットを有し、高周波アンテナ50により形成された電界により処理ガスをプラズマ化して基板Gをプラズマ処理する。ガス導入ユニットは、長尺状で基板載置面と略直交する方向に処理ガスを吹き出す複数のガス吹出孔25bを有する第1シャワープレート24a〜24dと、長尺状で基板載置面と略平行な方向に処理ガスを吹き出す複数のガス吹出孔55bを有する第2シャワープレート54a〜54dとが、長手方向が放射状に延びる方向となるように配置された構成を有する。【選択図】図3

Description

本発明は、誘導結合型プラズマ処理装置等のプラズマ処理装置に関する。
液晶ディスプレイ等のフラットパネルディスプレイ(FPD)の製造工程では、FPD用ガラス基板に対して例えば、プラズマエッチングやプラズマアッシング、プラズマ成膜等による回路形成が行われており、このようなプラズマ処理を行う装置として誘導結合型プラズマ処理装置(ICP処理装置)が用いられている。
ICP処理装置は、FPD用ガラス基板に対してプラズマ処理が行われるチャンバと、高周波アンテナと、チャンバ内へ処理ガスを供給するガス供給部材とを備える。チャンバ内の下部には、FPD用ガラス基板を載置する載置台が配置され、チャンバ内の上部には、載置台の基板載置面と対向するように誘電材料からなる複数の平板部材が配置される。高周波アンテナはこれらの平板部材の上面に配置され、ガス供給部材はこれらの平板部材の処理空間側に埋め込まれている。チャンバ内において載置台の基板載置面と平板部材との間の空間がプラズマを生成させるための処理空間となる(例えば、特許文献1参照)。
このように構成されたICP処理装置では、ガス供給部材から処理空間へ処理ガスを供給すると同時に、高周波アンテナに高周波電力を印加することによって、処理空間に誘導電界を生成させる。これにより、処理空間に導入された処理ガスからプラズマが生成され、生成したプラズマによりFPD用ガラス基板に対してエッチング等のプラズマ処理が行われる。ここで、上記特許文献1には、ガス供給部材として十字形状を有するシャワーヘッドが用いられており、シャワーヘッドは、処理空間へ処理ガスを供給する機能に加えて、平板部材をチャンバ内に支持する役割を担っている。シャワーヘッドの所定位置には、FPD用ガラス基板の処理面と直交する方向(鉛直方向)に処理ガスを吹き出すガス吹出孔が設けられている。
特許第4028534号公報
しかしながら、プラズマエッチングを行うICP処理装置において、上記特許文献1に記載された十字型のシャワーヘッドを用い、シャワーヘッドから基板載置面と略直交する方向に処理ガスを吹き出す構成とした場合、FPD用ガラス基板の処理面においてシャワーヘッドと対向する領域及びその近傍の領域とFPD用ガラス基板の角部及びその近傍領域とでは、エッチングレートに大きな差が生じてしまい、FPD用ガラス基板に処理の不均一が生じてしまうという問題がある。
本発明の目的は、基板に対してプラズマ処理を均一に行うことができるプラズマ処理装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1記載のプラズマ処理装置は、基板が載置される基板載置面を有する載置台と、前記載置台を内部に収容するチャンバと、前記チャンバの内部において前記基板載置面と対向するように配置された隔壁部と、前記隔壁部の上面に配置され、高周波電力が印加されることにより前記基板載置面と前記隔壁部との間の処理空間にプラズマを生成させる高周波アンテナと、前記隔壁部の下面に配置され、前記処理空間に処理ガスを導入するガス導入ユニットと、を有し、前記載置台に載置された基板に対して前記プラズマによる処理を施すプラズマ処理装置であって、前記ガス導入ユニットは、長尺状の形状を有し、前記基板載置面と略直交する方向に前記処理ガスを吹き出す複数のガス吹出孔を有する複数の第1のシャワープレートと、長尺状の形状を有し、前記基板載置面と略平行な方向に前記処理ガスを吹き出す複数のガス吹出孔を有する複数の第2のシャワープレートと、を備え、複数の前記第1のシャワープレートと前記第2のシャワープレートは、前記隔壁部から前記載置台に載置された基板を見たときに、前記第1のシャワープレートと前記第2のシャワープレートの長手方向が放射状に延びる方向となるように配置されていることを特徴とする。
請求項2記載のプラズマ処理装置は、請求項1記載のプラズマ処理装置において、前記第1のシャワープレートに設けられたガス吹出孔の数と前記第2のシャワープレートに設けられたガス吹出孔の数は等しく、且つ、前記第1のシャワープレートに設けられたガス吹出孔のコンダクタンスと前記第2のシャワープレートに設けられたガス吹出孔のコンダクタンスとは略等しいことを特徴とする。
請求項3記載のプラズマ処理装置は、請求項1又は2記載のプラズマ処理装置において、2対で構成される複数の前記第1のシャワープレートのうち、1対は前記隔壁部の長辺の中央部を結ぶ線上に位置し、別の1対は前記隔壁部の短辺の中央部を結ぶ線上に位置していることを特徴とする。
請求項4記載のプラズマ処理装置は、請求項1記載のプラズマ処理装置において、前記ガス導入ユニットは、複数の前記第2のシャワープレートのみで構成され、複数の前記第2のシャワープレートはそれぞれ、長手方向が放射状に延びる方向となるように配置されていることを特徴とする。
請求項5記載のプラズマ処理装置は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載のプラズマ処理装置において、複数の前記第2のシャワープレートは、その長手方向の一端がそれぞれ、前記載置台に矩形の基板が載置されたときの前記基板の角部又はその近傍の上部に位置するように、配置されていることを特徴とする。
請求項6記載のプラズマ処理装置は、請求項5記載のプラズマ処理装置において、前記隔壁部は、矩形形状を有し、前記第1のシャワープレートを4つ有し、4つの前記第1のシャワープレートのうち、2つの第1のシャワープレートは、前記隔壁部の長辺の中央部を結ぶ線上に位置し、残る2つの第1のシャワープレートは、前記隔壁部の短辺の中央部を結ぶ線上に位置していることを特徴とする。
本発明に係るプラズマ処理装置では、載置台の基板載置面と略直交する方向に処理ガスを吹き出す複数の第1の吹出孔が形成された複数の第1のシャワープレートと、基板載置面と略平行な方向に処理ガスを吹き出す複数の第2の吹出孔が形成された複数の第2のシャワープレートとが放射状に交互にチャンバ内の上部に配置される。
このような構成とすることにより、処理空間での処理ガスの分布を均一化させて、基板に対してプラズマ処理を均一に行うことができ、ひいては、基板を用いた製品の生産性を高めることが可能になる。また、より高精度なプラズマ処理を行うことも可能となる。
本発明の実施の形態に係るプラズマ処理装置を備える基板処理システムの概略構成を示す斜視図である。 基板処理システムが備えるプラズマ処理装置の概略構成を示す断面図である。 プラズマ処理装置のチャンバ内に設けられた隔壁部と第1シャワープレートの位置関係、第1シャワープレートの概略構造とその支持構造を説明する図である。 図2のプラズマ処理装置のチャンバ内に配置される第1シャワープレートの概略構成を示す断面図である。 第1シャワープレートが配置された図2のプラズマ処理装置でプラズマエッチングを行ったときのエッチングレート(E/R)の分布を模式的に示す図と、線B−B下でのエッチングレートの分布を模式的に示す実施例及び参考例の図である。 図2のプラズマ処理装置のチャンバ内に設けられた隔壁部と第1シャワープレート及び第2シャワープレートの位置関係、第2シャワープレートの概略構造とその支持構造を説明する図である。 図2のプラズマ処理装置のチャンバ内に配置される第2シャワープレートの概略構成を示す断面図である。 第1シャワープレート及び第2シャワープレートが配置された図2のプラズマ処理装置でプラズマエッチングを行ったときのエッチングレート(E/R)の分布を模式的に示す図と、線D−D下でのエッチングレートの分布を模式的に示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の実施の形態に係るプラズマ処理装置11を備える基板処理システム10の概略構成を示す斜視図である。基板処理システム10は、FPD用ガラス基板等の基板Gへプラズマ処理、例えば、プラズマエッチングを施す3つのプラズマ処理装置11を備える。なお、FPDとしては、液晶ディスプレイ(LCD)、エレクトロルミネセンス(EL)ディスプレイ、プラズマディスプレイパネル(PDP)等が挙げられる。
3つのプラズマ処理装置11はそれぞれ、水平断面が多角形状(例えば、水平断面が矩形状)の搬送室12の側面へゲートバルブ13を介して連結される。なお、プラズマ処理装置11の構成の詳細については、図2を参照して後述する。搬送室12には更に、ロードロック室14がゲートバルブ15を介して連結されている。ロードロック室14には、基板搬出入機構16がゲートバルブ17を介して隣設される。基板搬出入機構16には2つのインデックサ18が隣設されている。インデックサ18には、基板Gを収納するカセット19が載置される。カセット19には、複数枚(例えば、25枚)の基板Gを収納することができる。
基板処理システム10の全体的な動作は、不図示の制御装置によって制御される。基板処理システム10において基板Gに対してプラズマエッチングを施す際には、まず、基板搬出入機構16によってカセット19に収納された基板Gがロードロック室14の内部へ搬入される。このとき、ロードロック室14の内部にプラズマエッチング済みの基板Gが存在すれば、そのプラズマエッチング済みの基板Gがロードロック室14内から搬出され、未エッチングの基板Gと置き換えられる。ロードロック室14の内部へ基板Gが搬入されると、ゲートバルブ17が閉じられる。
次いで、ロードロック室14の内部が所定の真空度まで減圧された後、搬送室12とロードロック室14の間のゲートバルブ15が開かれる。そして、ロードロック室14の内部の基板Gが搬送室12の内部の搬送機構(不図示)によって搬送室12の内部へ搬入された後、ゲートバルブ15が閉じられる。
次いで、搬送室12とプラズマ処理装置11の間のゲートバルブ13が開かれ、搬送機構によってプラズマ処理装置11の内部に未エッチングの基板Gが搬入される。このとき、プラズマ処理装置11の内部にプラズマエッチング済みの基板Gがあれば、そのプラズマエッチング済みの基板Gが搬出され、未エッチングの基板Gと置き換えられる。その後、プラズマ処理装置11により搬入された基板Gにプラズマエッチングが施される。
図2は、プラズマ処理装置11の概略構成を示す断面図である。プラズマ処理装置11は、具体的には、誘導結合型プラズマ処理装置(ICP処理装置)である。プラズマ処理装置11は、水平断面が略矩状のチャンバ20と、チャンバ20内の下方に収容、配置され、頂部である基板載置面に基板Gを載置する台状の載置台21とを有する。また、チャンバ20内の上方には、載置台21と対向するように、複数の平板部材22aからなる隔壁部22が配置されており、隔壁部22と載置台21との間にプラズマが生成される処理空間Sが形成されている。
平板部材22aは、アルミナ(Al)等のセラミックスや石英等の誘電材料からなり、本実施形態では、チャンバ20の側壁に設けられた矩形形状の支持枠23に支持されている。なお、図2には、第1シャワープレート24a,24b,24cのみが図示されている。隔壁部22の上面には、渦巻き状の導体からなる高周波アンテナ(誘導結合アンテナ)50が配置されている。また、隔壁部22の下面(載置台21側の面)には、チャンバ20内の処理ガスを供給するガス供給部材としての第1シャワープレート24a〜24dに加えて、第1シャワープレート24e〜24h(図2に不図示、図3参照)が配置されている。第1シャワープレート24a〜24hの配置と詳細な構成については、図3等を参照して後述する。
第1シャワープレート24a〜24hは、処理ガス配管44によって処理ガス供給機構40と接続されている。処理ガス供給機構40は、処理ガス供給源41、ガス流量制御器42及び圧力制御バルブ43を有する。処理ガス供給機構40から第1シャワープレート24a〜24hへ処理ガスが供給され、第1シャワープレート24a〜24hのそれぞれに設けられた不図示のガス吹出孔から処理空間Sへ処理ガスが導入される。
載置台21は、導体からなるサセプタ26を内蔵しており、サセプタ26にはバイアス用高周波電源27が整合器28を介して接続されている。また、載置台21の上部には、層状の誘電体から形成される静電吸着部29が配置されており、静電吸着部29は、上層の誘電体層と下層の誘電体層によって挟み込まれるように内包された静電吸着電極30を有する。静電吸着電極30には直流電源31が接続されており、直流電源31から静電吸着電極30へ直流電圧が印加されると、静電吸着部29は静電気力によって載置台21に載置された基板Gを吸着保持する。バイアス用高周波電源27は、比較的低い周波数の高周波電力をサセプタ26へ供給して、静電吸着部29に静電吸着された基板Gに直流バイアス電位を生じさせる。なお、静電吸着部29は、板部材として形成されてもよく、また、載置台21上に溶射膜として形成されてもよい。
載置台21は、載置された基板Gを冷却する冷媒流路32を内蔵しており、冷媒流路32は、伝熱ガスを供給する伝熱ガス供給機構33に接続されている。伝熱ガスとしては、例えば、Heガスが用いられる。伝熱ガス供給機構33は、伝熱ガス供給源34とガス流量制御器35とを有し、伝熱ガスを載置台21へ供給する。載置台21は、上部において開口する複数の伝熱ガス孔36と、それぞれの伝熱ガス孔36及び伝熱ガス供給機構33を連通させる伝熱ガス供給経路37とを有する。載置台21では、静電吸着部29に静電吸着された基板Gの裏面と載置台21の上部との間に微少な隙間が生じるが、伝熱ガス孔36から供給される伝熱ガスがこの隙間に充填されることで、基板Gと載置台21の熱伝達効率を向上させて、載置台21による基板Gの冷却効率を向上させることができる。
高周波アンテナ50には、整合器46を介してプラズマ生成用高周波電源45が接続されており、プラズマ生成用高周波電源45は、比較的高い周波数のプラズマ生成用の高周波電力を高周波アンテナ50へ供給する。プラズマ生成用の高周波電力が供給される高周波アンテナ50は、処理空間Sに電界を生じさせる。また、プラズマ処理装置11は、チャンバ20の内部と連通する排気管47を備え、排気管47を通してチャンバ20の内部のガスを排出し、チャンバ20の内部を所定の減圧状態とすることができる。
プラズマ処理装置11を構成する各部の動作は、基板処理システム10の制御装置による統括的な制御の下で、装置コントローラ48が所定のプログラムを実行することによって制御される。プラズマ処理装置11により基板Gに対してプラズマエッチングを施す際には、処理空間Sは減圧され、処理ガスが処理空間Sへ導入されると共に高周波アンテナ50へプラズマ生成用の高周波電力が供給される。これにより、処理空間Sに電界が生じる。処理空間Sへ導入された処理ガスは、電界によって励起されてプラズマを生成し、プラズマ中の陽イオンは、載置台21を介して基板Gに生じる直流バイアス電位によって基板Gへ引き込まれ、基板Gにプラズマエッチングを施す。また、プラズマ中のラジカルは、基板Gへ到達して基板Gにプラズマエッチングを施す。
図3(a)は、チャンバ20内に設けられた隔壁部22と第1シャワープレート24a〜24hの位置関係を示す平面図である。また、図3(b)は、図3(a)中に示す矢視A−Aの概略断面図であり、第1シャワープレート24aの概略構造とその支持構造を示す図である。説明の便宜上、図3(a)に示す通りに、互いに直交するX方向、Y方向及びZ方向を設定する。なお、XY面は水平方向と略平行であり、Z方向は鉛直方向と略平行である。
第1シャワープレート24a〜24hは、配置が異なるだけであって同等の構造を有しておいる。第1シャワープレート24a〜24hは、長尺状の略直方体形状を有しており、Z方向から見たときに、図3(a)に示すように、2つの第1シャワープレート24a,24cは、チャンバ20のY方向中央において、長手方向がX方向と平行となるように、且つ、チャンバ20のX方向中央についてX方向で対称となる位置に配置されている。別の2つの第1シャワープレート24b,24dは、チャンバ20のX方向中央において、長手方向がY方向と平行となるように、且つ、チャンバ20のY方向中央に対してY方向で対称となる位置に配置されている。つまり、4つの第1シャワープレート24a〜24dは、基板Gの中央部から外周に向けて十字状に配置されている。更に別の4つの第1シャワープレート24e〜24hは基板Gの対角線上に配置されている。なお、第1シャワープレート24e〜24hが基板Gの対角線上に配置される場合、第1シャワープレート24a〜24dと交差することによって生じる角度は、35〜55度の範囲となる。
第1シャワープレート24a〜24dに接続された処理ガス配管44は、フランジ49a,49bによって、チャンバ20の上壁20aに取り付けられている。こうして、第1シャワープレート24a〜24dに処理ガスが供給されている。
隔壁部22は、4枚の平板部材22aにより形成されており、各平板部材22aの外周端部の一部はチャンバ20に設けられた支持枠23の上面に支持されている。また、平板部材22aの形状によっては、支持枠23の他に、処理空間を横断するように形成された梁部材により支持されてもよい。
4枚の平板部材22aにはそれぞれ、第1シャワープレート24e〜24hに接続された処理ガス配管44を挿通させるための孔部が形成されている。第1シャワープレート24e〜24hは、チャンバ20の上壁20aに処理ガス配管44を固定することによって保持してもよいし、4枚の平板部材22aのそれぞれに第1シャワープレート24e〜24hを取り付けても構わない。
図4は、第1シャワープレート24aの概略構成を示す断面図である。なお、説明の便宜上、第1シャワープレート24aについて、長手方向をX方向、幅方向をY方向、高さ(厚み)方向をZ方向として定める。第1シャワープレート24aは、例えば、アルミナ等のセラミックスからなり、内部に設けられたバッファ室25aと、バッファ室25aと連通するように第1シャワープレート24aの底壁に設けられた複数のガス吹出孔25bを有する。第1シャワープレート24aにおいて、複数のガス吹出孔25bは、円柱状の形状を有し、その軸方向がZ方向と略平行(径方向がXY面と略平行)となるように、Y方向に2列で、且つ、X方向に所定の間隔で形成されている。
第1シャワープレート24aは、Z方向が鉛直方向と略平行(XY面が水平方向と略平行)となるように、チャンバ20内に保持される。これにより、複数のガス吹出孔25bから処理空間Sへ、載置台21の基板載置面と略直交する方向である鉛直方向に処理ガスが吹き出されることで、処理空間Sに処理ガスが導入される。バッファ室25aは、複数のガス吹出孔25bのそれぞれから吹き出される処理ガスの流量を均等にする役割を担う。第1シャワープレート24b〜24hの構造は、第1シャワープレート24aの構造と同じであるので、説明を省略する。
なお、処理空間Sに導入される処理ガスが、隔壁部22とチャンバ20の上壁20aとの間に形成される空間へ漏れることのないように、4枚の平板部材22aどうしの境界部やチャンバ20の側壁と平板部材22aとの境界部、処理ガス配管44と平板部材22aとの境界部の各境界部には、シール構造が適用される。これらのシール構造は、本発明の特徴とは直接の関係がなく、また、周知のシール構造を任意に選択して適用することができるため、説明を省略する。
図5(a)は、第1シャワープレート24a〜24hを備えるプラズマ処理装置11でプラズマエッチングを行ったときのエッチングレート(E/R)の分布を模式的に示す平面図であり、図5(b)は、第1シャワープレート24a〜24hを用いた場合の、図5(a)に示す線B−B下でのエッチングレートの分布(実施例)を模式的に示す図である。図5(c)は、第1シャワープレート24a〜24dのみを用いた場合の、図5(a)に示す線B−B下でのエッチングレートの分布(参考例)を模式的に示す図である。なお、ここでは、塩素ガス(Cl)を処理ガスとして用い、表面に所定のパターンで形成されたレジスト膜の下にエッチング対象であるアルミニウム(Al)膜が形成された基板Gを用いた場合の結果を模式的に示している。
基板Gに対するエッチング処理の際には、排気管47を通して排気を行うことによりチャンバ20の内部を所定の減圧雰囲気に維持しながら、ガス第1シャワープレート24a〜24hのガス吹出孔25bから鉛直方向に処理ガスが吹き出される。ガス吹出孔25bから吹き出された処理ガスは拡散しながら処理空間Sへ導入されるが、第1シャワープレート24a〜24hのそれぞれの直下及びその近傍で、処理ガスの濃度は高くなりやすい。そのため、第1シャワープレート24a〜24hのそれぞれの直下及びその近傍においてエッチングレートが高くなりやすい。図5(a)には、このようにして形成される高エッチングレート領域Kが模式的に示されている。
ここで、背景技術で説明した特許文献1に記載されている十字形状を有するシャワーヘッドに対応するように、4つの第1シャワープレート24a〜24dのみから等流量で処理ガスが吹き出されるように処理ガスの流量を制御して処理ガスを処理空間Sに導入した場合について説明する。4つの第1シャワープレート24a〜24dの直下及びその近傍には、上述の通り、高エッチングレート領域Kが形成される。これに対して、基板Gの4カ所の角部及びその近傍の領域では処理ガスの濃度が低くなりやすいために、エッチングレートが低くなりやすい。その結果、線B−B下では、図5(c)に示されるように、エッチングレートに大きなばらつき(高低差ΔR0)が生じる。なお、基板Gの外周端でエッチングレートが僅かに上昇しているのは、所謂、ローディング効果によるものである。
これに対して、8つの第1シャワープレート24a〜24hから等流量で処理ガスが吹き出されるように、処理ガスの流量を制御し、第1シャワープレート24a〜24hから処理空間Sへ向けて鉛直方向に処理ガスを吹き出して導入した場合には、第1シャワープレート24a〜24dによって形成される高エッチングレート領域Kに加えて、第1シャワープレート24e〜24hのそれぞれの直下及びその近傍に高エッチングレート領域Kが形成される。これにより、線B−B下でのエッチングレートのばらつき(高低差ΔR1)は、図5(b)に示すように小さくなる(ΔR1<ΔR0)。
したがって、基板Gに対するプラズマ処理の均一性を向上させることができ、これにより、より高精度なプラズマ処理を行うことが可能になるという効果や、生産性を高めることができるという効果が得られ、ひいては、基板Gを用いて製造される製品の信頼性を向上させることができるという効果が得られる。
次に、プラズマ処理装置11において、4つの第1シャワープレート24e〜24hに代えて4つの第2シャワープレート54a〜54dを配置した構成について説明する。図6(a)は、チャンバ20内に設けられた隔壁部22と第1シャワープレート24a〜24d及び第2シャワープレート54a〜54dの位置関係を示す平面図である。図6(b)は、図6(a)中に示す矢視C−Cの断面図であり、第2シャワープレート54aの概略構造とその支持構造を示す図である。
第1シャワープレート24a〜24dはそれぞれ、図3乃至図5を参照して第1シャワープレート24a〜24dと同じであるため、チャンバ20内での保持方法を含めて、説明を省略する。第2シャワープレート54a〜54dはそれぞれ、長尺状の略直方体形状を有しており、図3を参照して説明した第1シャワープレート24e〜24hが設けられた位置に配置されている。こうして、第1シャワープレート24a〜24dと第2シャワープレート54a〜54dは、Z方向から見て時計回り(又は反時計回り)に交互に配置される。第2シャワープレート54a〜54dは、第1シャワープレート24e〜24hと同様に、チャンバ20の上壁20aに吊支され或いは平板部材22aに取り付けられている。そのため、第2シャワープレート54a〜54dについての、チャンバ20内での保持方法の詳細についての説明は省略する。なお、図6(b)には、第2シャワープレート54aを平板部材22aに対してフランジ部59により取り付けた例を示している。
図7は、第2シャワープレート54aの構造を示す断面図である。説明の便宜上、図7に示すように、第2シャワープレート54aの長手方向をX方向、幅方向をY方向、高さ(厚み)方向をZ方向として定めるが、図7に設定したX方向、Y方向及びZ方向は、図6(a)に示すX方向、Y方向及びZ方向とは無関係である。
第2シャワープレート54aは、例えば、アルミナ等のセラミックスからなり、内部にX方向に沿って設けられた直方体形状のバッファ室55aと、バッファ室55aと連通するように第2シャワープレート54aの側壁(Y方向側の壁部)にY方向と略平行に設けられた複数のガス吹出孔55bを有する。ここでは、ガス吹出孔55bとして、四角柱状の孔部を示しているが、これに限定されず、ガス吹出孔25bのような円柱状の孔部であってもよい。
第2シャワープレート54aは、X方向及びY方向が水平方向と略平行(Z方向が鉛直方向と略平行)となるようにチャンバ20内に配置される。そのため、第2シャワープレート54aからは、処理ガスは、載置台21の基板載置面と略平行な方向である水平方向に吹き出されて処理空間Sに導入される。第2シャワープレート54b〜54dの構造は、第2シャワープレート54aの構造と同じであるため、ここでの説明を省略する。
図8(a)は、第1シャワープレート24a〜24d及び第2シャワープレート54a〜54dを備えるプラズマ処理装置11でプラズマエッチングを行ったときのエッチングレート(E/R)の分布を模式的に示す平面図であり、図8(b)は、図8(a)に示す線D−D下でのエッチングレートの分布(実施例)を模式的に示す図である。なお、図5を参照して説明したエッチングレートとの比較の観点から、ここでも、塩素ガス(Cl)を処理ガスとして用い、表面に所定のパターンで形成されたレジスト膜の下にエッチング対象であるアルミニウム(Al)膜が形成された基板Gを用いた場合の結果を模式的に示している。
図5を参照して説明した通り、第1シャワープレート24a〜24dのガス吹出孔25bからは、処理空間Sに向けて鉛直方向に処理ガスが吹き出される。そして、ガス吹出孔25bから吹き出された処理ガスは拡散しながら処理空間Sへ導入され、このとき、第1シャワープレート24a〜24dのそれぞれの直下及びその近傍に、高エッチングレート領域Kが、図5(a)と同様に形成される。
一方、第2シャワープレート54a〜54dのガス吹出孔55bからは、処理空間Sに向けて水平方向に処理ガスが吹き出される。このとき、前述したように、基板Gに対するエッチング処理の際には、排気管47を通してチャンバ20内を排気することにより、チャンバ20の内部は所定の減圧雰囲気に維持されるため、ガス吹出孔25bから水平方向に吹き出された処理ガスは、その後、基板Gに向けて処理空間Sを拡散する。よって、図8(a)に示すようにZ方向から見たときに、処理ガスが均一に拡散する範囲が広がり、高エッチングレート領域Kよりも広い高エッチングレート領域Mが形成される。その結果、線D−D下でのエッチングレートの分布は、図8(b)に示されるように均一化され、エッチングレートのばらつき(高低差ΔR2)を極めて狭くすることができる(ΔR2<ΔR1)。
したがって、基板Gに対するプラズマ処理の均一性を更に向上させることができ、これにより、より高精度なプラズマ処理を行うことが可能になるという効果や、生産性を更に高めることができるという効果が得られ、ひいては、基板Gを用いて製造される製品の信頼性を更に向上させることができるという効果が得られる。
なお、図8(b)に示すようなエッチングレートの均一性を実現するためには、第1シャワープレート24a〜24dから吹き出されるガス流量と第2シャワープレート54a〜54dから吹き出されるガス流量の調整が必要となる。具体的には、ガス吹出孔25bのコンダクタンスとガス吹出孔55bのコンダクタンスとを略等しくすることによって、基板Gの処理面でのエッチングレートの均一化を図ることができる。
本実施の形態では、図4及び図7に示すように、第1シャワープレート24a〜24dにおけるガス吹出孔25bの数と第2シャワープレート54a〜54dにおけるガス吹出孔55bの数が同数に設定されている。この場合、1つの孔部ごとのコンダクタンスを同じにすればよい。ガス吹出孔25bのコンダクタンスは、概略、径方向の断面積と孔深さL1(図4参照)によって決定され、同様に、ガス吹出孔55bのコンダクタンスも、径方向の断面積と孔深さL2(図7参照)によって決定される。よって、これらのパラメータ(断面積、孔深さ)を計算によって決定すると共に、実験的にガス流量を変化させてエッチングレートのばらつきを調べることによって、適切なプラズマ処理条件を定めることができる。なお、ガス吹出孔25b,55bから吹き出されるガス流量は、処理空間Sに形成されるプラズマのガス吹出孔25b,55bへの侵入を防止可能な圧力が確保される値に設定される。
上述した第1シャワープレート24a〜24hを用いプラズマ処理装置11或いは第1シャワープレート24a〜24d及び第2シャワープレート54a〜54dを用いたプラズマ処理装置11でのプラズマ処理の対象となる基板Gには限定はないが、プラズマ処理の均一性を高めることができる効果は、例えば、平面のサイズが800mm×900mm以上の基板Gで顕著に得ることができる。また、プラズマエッチングの対象となる膜は、アルミニウム(Al)膜に限定されるものではない。但し、本発明は、エッチングレートの処理ガスに対する依存性が高い材料からなる膜のプラズマエッチングに好適である。
上記実施の形態では、4枚の平板部材22aで隔壁部22を構成したが、隔壁部22を構成する平板部材の数は、これに限定されるものではない。更に、第1シャワープレート24e〜24h及び第2シャワープレート54a〜54dのそれぞれに対して2本の処理ガス配管44を設けた構成で説明したが、これらのシャワープレートについては、1つのシャワープレートに対して1本の処理ガス配管44が接続された構成としてもよい。その場合、高周波アンテナ50の配置パターンの自由度を高めることができるため、処理空間Sに形成される電界の均一性を高めることが可能となる。これにより、より均一なプラズマを生成させることが可能となり、基板Gの処理面に対するプラズマ処理の均一性を更に高めることができる。第1シャワープレート24a〜24dについても、1本の処理ガス配管44が接続された構成としてもよい。また、第1シャワープレート24a〜24dは、十字型に連続させた一体構造としてもよい。
第1シャワープレート24a〜24dと第2シャワープレート54a〜54dを用いる場合、第1シャワープレート24a〜24dと第2シャワープレート54a〜54dの配設位置を、図6(a)に示した位置の逆にしてもよく、その場合に得られる効果には変わりはない。また、全てのシャワープレートを第2シャワープレートで構成してもよい。複数のシャワープレートの配設位置は、被処理基板の形状に応じて、適時、変更可能である。また、8つのシャワープレートを用いる場合、基板Gの長辺又は短辺と平行に配置される4つのシャワープレート以外の4つのシャワープレートの配設位置は、基板Gのアスペクト比に応じて変更が可能である。例えば、基板Gの短辺中央で長辺と平行に2つのシャワープレートを配置し、基板Gの長辺中央で短辺と平行に2つのシャワープレートを配置し、残る4つのシャワープレートをその長手方向の一端のそれぞれが基板Gの角部又はその近傍の上部に位置するように配置することが望ましく、これにより、基板Gに対するプラズマ処理の均一性を向上させることができる。
10 基板処理システム
11 プラズマ処理装置
20 チャンバ
20a 上壁
21 載置台
22 隔壁部
22a 平板部材
23 支持枠
24a〜24h 第1シャワープレート
25b ガス吹出孔
44 処理ガス配管
50 高周波アンテナ
54a〜54d 第2シャワープレート
55b ガス吹出孔

Claims (6)

  1. 基板が載置される基板載置面を有する載置台と、
    前記載置台を内部に収容するチャンバと、
    前記チャンバの内部において前記基板載置面と対向するように配置された隔壁部と、
    前記隔壁部の上面に配置され、高周波電力が印加されることにより前記基板載置面と前記隔壁部との間の処理空間にプラズマを生成させる高周波アンテナと、
    前記隔壁部の下面に配置され、前記処理空間に処理ガスを導入するガス導入ユニットと、を有し、前記載置台に載置された基板に対して前記プラズマによる処理を施すプラズマ処理装置であって、
    前記ガス導入ユニットは、
    長尺状の形状を有し、前記基板載置面と略直交する方向に前記処理ガスを吹き出す複数のガス吹出孔を有する複数の第1のシャワープレートと、
    長尺状の形状を有し、前記基板載置面と略平行な方向に前記処理ガスを吹き出す複数のガス吹出孔を有する複数の第2のシャワープレートと、を備え、
    複数の前記第1のシャワープレートと前記第2のシャワープレートは、前記隔壁部から前記載置台に載置された基板を見たときに、前記第1のシャワープレートと前記第2のシャワープレートの長手方向が放射状に延びる方向となるように配置されていることを特徴とするプラズマ処理装置。
  2. 前記第1のシャワープレートに設けられたガス吹出孔の数と前記第2のシャワープレートに設けられたガス吹出孔の数は等しく、且つ、前記第1のシャワープレートに設けられたガス吹出孔のコンダクタンスと前記第2のシャワープレートに設けられたガス吹出孔のコンダクタンスとは略等しいことを特徴とする請求項1記載のプラズマ処理装置。
  3. 2対で構成される複数の前記第1のシャワープレートのうち、1対は前記隔壁部の長辺の中央部を結ぶ線上に位置し、別の1対は前記隔壁部の短辺の中央部を結ぶ線上に位置していることを特徴とする請求項1又は2記載のプラズマ処理装置。
  4. 前記ガス導入ユニットは、複数の前記第2のシャワープレートのみで構成され、
    複数の前記第2のシャワープレートはそれぞれ、長手方向が放射状に延びる方向となるように配置されていることを特徴とする請求項1記載のプラズマ処理装置。
  5. 複数の前記第2のシャワープレートは、その長手方向の一端がそれぞれ、前記載置台に矩形の基板が載置されたときの前記基板の角部又はその近傍の上部に位置するように、配置されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のプラズマ処理装置。
  6. 前記隔壁部は、矩形形状を有し、
    前記第1のシャワープレートを4つ有し、
    4つの前記第1のシャワープレートのうち、2つの第1のシャワープレートは、前記隔壁部の長辺の中央部を結ぶ線上に位置し、残る2つの第1のシャワープレートは、前記隔壁部の短辺の中央部を結ぶ線上に位置していることを特徴とする請求項5記載のプラズマ処理装置。
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