JP2017130469A - 電気絶縁ケーブル - Google Patents
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Abstract
Description
前記コア電線を覆うように形成された第1の被覆層と、
前記第1の被覆層を覆うように形成された第2の被覆層と、
前記コア電線と前記第1の被覆層との間に、前記コア電線に巻かれた状態で配置されたテープ部材と、
を備え、
前記第2の被覆層は、難燃性のポリウレタン系樹脂で形成され、
各々の前記導体の断面積は、0.18〜3.0mm2の範囲に含まれる、
ものである。
最初に本発明の実施形態の概要を説明する。
(1)電気絶縁ケーブルは、導体と前記導体を覆うように形成された絶縁層とを含むコア材が複数本撚り合されて形成されたコア電線と、
前記コア電線を覆うように形成された第1の被覆層と、
前記第1の被覆層を覆うように形成された第2の被覆層と、
前記コア電線と前記第1の被覆層との間に、前記コア電線に巻かれた状態で配置されたテープ部材と、
を備え、
前記第2の被覆層は、難燃性のポリウレタン系樹脂で形成され、
各々の前記導体の断面積は、0.18〜3.0mm2の範囲に含まれるものである。
前記コア電線は、互いに略同一の直径をそれぞれ有する2本の前記コア材が撚り合されて形成され、
2本の前記コア材の各々の前記導体の断面積は、1.5〜3.0mm2の範囲に含まれることが好ましい。
前記コア電線は、複数本の前記コア材として、互いに略同一の直径をそれぞれ有する2本の第1のコア材と、互いに略同一の直径をそれぞれ有する2本の第2のコア材と、を有し、
2本の前記第1のコア材の各々の導体の断面積は、1.5〜3.0mm2の範囲に含まれ、
2本の前記第2のコア材の各々の導体の断面積は、0.18〜0.40mm2の範囲に含まれ、
2本の前記第2のコア材は互いに撚り合されてサブユニットが形成され、前記サブユニットと2本の前記第1のコア部材とが撚り合されて前記コア電線が形成されていることが好ましい。
前記コア材の前記絶縁層は、難燃性のポリオレフィン系樹脂で形成されていることが好ましい。
前記第1の被覆層は、ポリオレフィン系樹脂、ポリウレタンエラストマー、ポリエステルエラストマー、またはこれらの少なくとも2種を混合して形成される化合物のいずれかであることが好ましい。
以下、本発明に係る電気絶縁ケーブルの実施形態の一例について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る電気絶縁ケーブル10の構成を示す断面図である。電気絶縁ケーブル10は、例えば、車両に搭載された電動パーキングブレーキ(Electro Mechanical Parking Brake:EPB)に用いられるものであり、ブレーキキャリパーを駆動するモータに電気信号を送信するためのケーブルとして用いることができる。
次に、本発明の第2の実施形態について図3を参照して説明する。なお、第1の実施形態と同一構成の部分には同一符号を付すことで説明を省略する。図3は、第2の実施形態に係る電気絶縁ケーブル30の断面を示している。本例の電気絶縁ケーブル30は、電動パーキングブレーキの電気信号を送信する用途に加えて、アンチロックブレーキシステム(Antilock Brake System:ABS)の動作を制御する電気信号を送信するのに用いることができる。
試験用の電気絶縁ケーブル(EPB用)として、各部が次の構成を有するケーブルを作成した。第1のコア材を構成する導体の材料を銅合金線(外径0.08mの素線を52本撚り合されて形成された撚線7本を撚り合わせた撚撚線)とし、その断面積(素線の合計断面積)を1.8mm2とし、外径を2.0mmに設定した。また、導体の周囲に形成される絶縁層の材料を難燃性の架橋ポリエチレンとし、その厚さを0.4mmとし、その外径を2.8mmに設定した。また、コア電線を構成するコア材(第1のコア材)の本数を2本とし、撚合径(撚り合せた状態での外径)を5.6mmに設定した。また、テープ部材の構成としては、厚さが0.03mmの紙テープを用い、紙巻き径を5.7mmに設定した。また、内部シースを構成する材料を架橋ポリエチレンとし、その厚さを0.8mmとし、その外径を7.3mmに設定した。また、外部シースを構成する材料を難燃性の架橋ポリウレタンとし、その厚さを0.5mmとし、その外径を8.3mmに設定した。
試験用の電気絶縁ケーブル(EPB用)として、各部が次の構成を有するケーブルを作成した。第1のコア材を構成する導体の材料を銅合金線(外径0.08mの素線を86本撚り合されて形成された撚線7本を撚り合わせた撚撚線)とし、その断面積(素線の合計断面積)を3.0mm2とし、外径を2.6mmに設定した。また、導体の周囲に形成される絶縁層の材料を難燃性の架橋ポリエチレンとし、その厚さを0.7mmとし、その外径を4.0mmに設定した。また、コア電線を構成するコア材(第1のコア材)の本数を2本とし、撚合径(撚り合せた状態での外径)を8.0mmに設定した。また、テープ部材の構成としては、厚さが0.03mmの紙テープを用い、紙巻き径を8.1mmに設定した。また、内部シースを構成する材料を架橋ポリエチレンとし、その厚さを0.8mmとし、その外径を9.7mmに設定した。また、外部シースを構成する材料を難燃性の架橋ポリウレタンとし、その厚さを0.5mmとし、その外径を10.7mmに設定した。
試験用の電気絶縁ケーブル(EPB用)として、各部が次の構成を有するケーブルを作成した。第1のコア材を構成する導体の材料を銅合金線(外径0.08mの素線を42本撚り合されて形成された撚線7本を撚り合わせた撚撚線)とし、その断面積(素線の合計断面積)を1.5mm2とし、外径を1.8mmに設定した。また、導体の周囲に形成される絶縁層の材料を難燃性の架橋ポリエチレンとし、その厚さを0.4mmとし、その外径を2.6mmに設定した。また、コア電線を構成するコア材(第1のコア材)の本数を2本とし、撚合径(撚り合せた状態での外径)を5.2mmに設定した。また、テープ部材の構成としては、厚さが0.03mmの紙テープを用い、紙巻き径を5.3mmに設定した。また、内部シースを構成する材料を架橋ポリエチレンとし、その厚さを0.8mmとし、その外径を6.9mmに設定した。また、外部シースを構成する材料を難燃性の架橋ポリウレタンとし、その厚さを0.5mmとし、その外径を7.9mmに設定した。
電気絶縁ケーブル(EPB用)として、各部が次の構成を有するケーブルを作成した。第1のコア材を構成する導体の材料を軟銅線(外径0.08mの素線を72本撚り合されて形成された撚線7本を撚り合わせた撚撚線)とし、その導体の断面積を2.5mm2とし、その導体の外径を2.4mmに設定した。また、導体の周囲に形成される絶縁層の材料を難燃性の架橋ポリエチレンとし、その厚さを0.7mmとし、その外径を3.8mmに設定した。また、コア電線を構成するコア材(第1のコア材)の本数を2本とし、撚合径(撚り合せた状態での外径)を7.6mmに設定した。また、テープ部材の構成としては、厚さが0.03mmの紙テープを用い、紙巻き径を7.7mmに設定した。また、内部シースを構成する材料を架橋ポリエチレンとし、その厚さを0.8mmとし、その外径を9.3mmに設定した。また、外部シースを構成する材料を難燃性の架橋ポリウレタンとし、その厚さを0.5mmとし、その外径を10.3mmに設定した。
電気絶縁ケーブル(EPBとASB用)として、各部が次の構成を有するケーブルを作成した。第1のコア材(EPB用)を構成する導体の材料を錫めっき軟銅線(外径0.08mの素線を72本撚り合されて形成された撚線7本を撚り合わせた撚撚線)とし、その断面積((素線の合計断面積))を2.5mm2とし、その外径を2.4mmに設定した。また、導体の周囲に形成される絶縁層の材料を架橋フッ素系樹脂とし、その厚さを0.3mmとし、その外径を3.0mmに設定した。また、第2のコア材(ASB用)を構成する導体の材料を銅合金線(外径0.08mの素線を60本撚り合されて形成された撚線)とし、その断面積(素線の合計断面積)を0.3mm2とし、その外径を0.8mmに設定した。また、導体の周囲に形成される絶縁層の材料を架橋フッ素系樹脂とし、その厚さを0.3mmとし、その外径を1.4mmに設定した。また、コア電線を構成する第1のコア材の本数を2本とし、サブユニットの本数を1本(2本の第2のコア材を撚り合わせて形成)とし、撚合径(撚り合せた状態での外径)を6.4mmに設定した。また、テープ部材の構成としては、厚さが0.05mmのポリエステル製のテープを用い、紙巻き径を6.5mmに設定した。また、内部シースを構成する材料を架橋ポリエチレンとし、その厚さを0.45mmとし、その外径を7.4mmに設定した。また、外部シースを構成する材料を難燃性の架橋ポリウレタンとし、その厚さを0.5mmとし、その外径を8.4mmに設定した。
Claims (3)
- 導体と前記導体を覆うように形成された絶縁層とを含むコア材が複数本撚り合されて形成されたコア電線と、
前記コア電線のみを巻くテープ部材と、
前記コア電線及び前記テープ部材のみを覆うように形成された第1の被覆層と、
前記第1の被覆層の外周面に密着した状態で、前記第1の被覆層を覆うように形成された第2の被覆層と、
を備え、
前記第2の被覆層は、難燃性のポリウレタン系樹脂で形成され、
各々の前記導体の断面積は、0.18〜3.0mm2の範囲に含まれ、
前記コア電線は、互いに略同一の直径をそれぞれ有する2本の第1のコア材と、互いに略同一の直径をそれぞれ有する2本の第2のコア材と、を有し、
前記第1のコア材の導体断面積が前記第2のコア材の導体断面積より大きい、
電気絶縁ケーブル。 - 前記コア材の前記絶縁層は、難燃性のポリオレフィン系樹脂で形成されている、請求項1に記載の電気絶縁ケーブル。
- 前記第1の被覆層は、ポリオレフィン系樹脂、ポリウレタンエラストマー、ポリエステルエラストマー、またはこれらの少なくとも2種を混合して形成される化合物のいずれかである、請求項1または2に記載の電気絶縁ケーブル。
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