JP2017130404A - イオン注入装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】イオン注入装置の運用に伴う高電圧電極間の絶縁性能劣化を緩和する
【解決手段】イオン注入装置は、真空領域18に配置されるイオン源11と、イオン源11を囲むよう配設される第1導体ハウジング本体20と、真空領域18内で第1導体ハウジング本体20から軸方向に延出する筒状導体突起22と、を備える第1導体ハウジング12と、イオン源11を保持し、筒状導体突起22から軸方向に離れて配設される第2導体ハウジング14と、第1導体ハウジング12と第2導体ハウジング14との間に配設される絶縁ブッシング16と、を備える。絶縁ブッシング16は、筒状導体突起22から径方向外側に離間して配設され真空領域18に面するブッシング内周凹凸面28を備える。筒状導体突起22からブッシング内周凹凸面28の凸部32への径方向距離d1が筒状導体突起22の軸方向延出長さL2の1/5以下である。
【選択図】図1

Description

本発明は、イオン注入装置に関し、とくに、イオン源に関係する高電圧電極間の絶縁構造に関する。
イオン注入装置のイオン源からイオンを引き出すための高電圧印加部において、第1の金属電極と、第2の金属電極と、第1の金属電極と第2の金属電極との間に配設される絶縁体と、を備える構造が知られている。絶縁体は、第1の金属電極と第2の金属電極との間において、真空にさらされる面を少なくとも1つ有する。
特表2010−531529号公報
本発明のある態様の例示的な目的のひとつは、イオン注入装置の運用に伴う高電圧電極間の絶縁性能劣化を緩和することにある。
本発明のある態様によると、イオン注入装置は、真空領域に配置されるイオン源と、前記イオン源を囲むよう配設される第1導体ハウジング本体と、前記真空領域内で前記第1導体ハウジング本体から軸方向に延出する筒状導体突起と、を備える第1導体ハウジングと、前記イオン源を保持し、前記筒状導体突起から軸方向に離れて配設される第2導体ハウジングと、前記第1導体ハウジングを前記第2導体ハウジングから絶縁するよう前記第1導体ハウジングと前記第2導体ハウジングとの間に配設される絶縁ブッシングであって、前記筒状導体突起から径方向外側に離間して配設され前記真空領域に面するブッシング内周凹凸面を備え、前記筒状導体突起から前記ブッシング内周凹凸面の凸部への径方向距離が前記筒状導体突起の軸方向延出長さの1/5以下である絶縁ブッシングと、を備える。
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせや本発明の構成要素や表現を、方法、装置、システムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、イオン注入装置の運用に伴う高電圧電極間の絶縁性能劣化を緩和することができる。
本発明のある実施形態に係るイオン源装置を概略的に示す図である。 本発明のある実施形態に係るイオン注入装置を概略的に示す図である。 ある絶縁構造を概略的に示す図である。
以下、図面を参照しながら、本発明を実施するための形態について詳細に説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を適宜省略する。また、以下に述べる構成は例示であり、本発明の範囲を何ら限定するものではない。
図1は、本発明のある実施形態に係るイオン源装置10を概略的に示す図である。イオン源装置10は、イオン源11、第1導体ハウジング12、第2導体ハウジング14、および絶縁ブッシング16を備える。第1導体ハウジング12、第2導体ハウジング14、および絶縁ブッシング16は互いに連結されてイオン源真空容器を形成し、その内部に真空領域18を定める。真空領域18は、周囲環境領域17(例えば大気圧領域)から密閉されている。図中の一点鎖線はイオン源装置10の中心軸を表し、イオン源11の周辺構造(すなわち、第1導体ハウジング12、第2導体ハウジング14、および絶縁ブッシング16)はこの中心軸まわりに概ね軸対称に構成される。
イオン源11は、真空領域18に配置される。イオン源11は、内部でイオンを発生させ前面からイオンビームBを引き出すよう構成されている。イオンビームBはイオン源装置10の中心軸に沿って引き出される。
構成要素間の相対位置関係を説明するため本書では便宜上、イオンビームBの引出側を前側または前方などといい、その反対側を後側または後方などということがある。図1においては右側が前側であり左側が後側である。また、イオンビームBが引き出される方向を軸方向といい、軸方向に垂直な方向を径方向といい、軸方向まわりの方向を周方向ということがある。図1において軸方向は紙面の左右方向であり、径方向は紙面の上下方向である。
第1導体ハウジング12は、第1導体ハウジング本体20および筒状導体突起22を備える。第1導体ハウジング本体20は、イオン源11を囲むよう配設される。第1導体ハウジング本体20は、引き出されたイオンビームBを囲むようにイオン源11の軸方向前方に向けて筒状または箱状に延びる。筒状導体突起22は、真空領域18内で第1導体ハウジング本体20から軸方向に延出する。筒状導体突起22は、第1導体ハウジング本体20の径方向内縁から軸方向後方に向けて延びている。第1導体ハウジング12は、周囲環境領域17に面する大気側表面を径方向外側に有し、真空領域18に面する真空側表面を径方向内側に有する。第1導体ハウジング本体20および筒状導体突起22は、周方向の全周に配設される。第1導体ハウジング12は、金属材料またはその他の導体材料で形成されている。
第2導体ハウジング14は、イオン源11を保持し、筒状導体突起22から軸方向に離れて配設される。第2導体ハウジング14はその全体が、第1導体ハウジング12から絶縁されるよう第1導体ハウジング12から離れて(すなわち非接触に)配設される。第2導体ハウジング14は、金属材料またはその他の導体材料で形成されている。第2導体ハウジング14には、第1導体ハウジング12に対して正の高電圧(例えば100kV以内)が印加される。
第2導体ハウジング14は、イオン源保持部24および第2導体フランジ26を備える。イオン源保持部24は、真空領域18に配置される。イオン源保持部24は、軸方向に延在し、その前部にイオン源11を搭載する。第2導体フランジ26は、イオン源保持部24の軸方向後部から径方向外側に向けて延びている。第2導体フランジ26は、軸方向後面が周囲環境領域17に面し、軸方向前面が真空領域18に面する。イオン源保持部24および第2導体フランジ26は、周方向の全周に配設される。
絶縁ブッシング16は、第1導体ハウジング12を第2導体ハウジング14から絶縁するよう第1導体ハウジング12と第2導体ハウジング14との間に配設される。絶縁ブッシング16は、第1導体ハウジング本体20から第2導体ハウジング14(例えば第2導体フランジ26)へと軸方向に延在する。絶縁ブッシング16は、周方向の全周に配設される。こうして、絶縁ブッシング16は、第1導体ハウジング12を第2導体ハウジング14に構造的に連結する。絶縁ブッシング16は、絶縁材料で形成されている。
絶縁ブッシング16は、ブッシング外周面27およびブッシング内周凹凸面28を備える。ブッシング外周面27は、周囲環境領域17に面する。ブッシング内周凹凸面28は、真空領域18に面する。絶縁ブッシング16は、筒状導体突起22と同軸に配置されている。ブッシング内周凹凸面28は、筒状導体突起22から径方向外側に離間して配設され、周方向の全周にわたり筒状導体突起22を囲む。
一般に、真空領域18にさらされるイオン源11の周辺構造の表面には、イオンビームBを生成するためのソースガスなどに起因する汚染物質が付着しやすい。汚染物質の経路を図1において破線の矢印で例示する。このような真空側表面の汚染は、イオン源装置10の運用を継続するにつれて蓄積する。近年では以前に比べてイオンビームBの高電流化が望まれているが、その場合はとくに汚染が促進される。
汚染物質はしばしば導電性を有する。導電性の汚染物質が絶縁ブッシング16など高電圧電極間の絶縁部材の表面を被覆したとすると、絶縁性能が劣化し、電極間に放電が生じうる。汚染が極度に進行した場合、電極間に電圧を保持し得なくなる。そうすると、絶縁部材の清掃または交換などメンテナンス作業が必要となる。作業の間、イオン源装置10の運用は中断される。汚染の進行が速いほどメンテナンス作業の頻度は増加し、装置の生産性を低下させることになる。
そこで、イオン源装置10は、絶縁ブッシング16への汚染を抑制するための種々の構造的特徴を有する。こうした特徴を以下に説明する。
図示されるように、絶縁ブッシング16は軸方向長さL1を有し、筒状導体突起22は軸方向延出長さL2を有する。絶縁ブッシング16の軸方向長さL1は、例えば、100mmから200mmである。筒状導体突起22の軸方向延出長さL2は、絶縁ブッシング16の軸方向長さL1の1/2以上である。このように、絶縁ブッシング16の軸長に対し筒状導体突起22を比較的長くすることによって、ブッシング内周凹凸面28のうち筒状導体突起22により覆われる範囲を広くすることができる。結果として、ブッシング内周凹凸面28に汚染物質が到達しにくくなり、汚染の進行を遅らせることができる。
なお、筒状導体突起22と第2導体ハウジング14との間に十分な絶縁空間距離をとるために、筒状導体突起22の軸方向延出長さL2は、絶縁ブッシング16の軸方向長さL1の3/4以下であってもよい。
ブッシング内周凹凸面28は、多数の凹部30および多数の凸部32を有する。凹部30と凸部32とは軸方向に交互に形成される。凹部30および凸部32はそれぞれ周方向に延びる。凹部30および凸部32は周方向の全周に連続する。ブッシング内周凹凸面28は、少なくとも3本、少なくとも5本、または少なくとも10本の凹部30を有する。同様に、ブッシング内周凹凸面28は、少なくとも3本、少なくとも5本、または少なくとも10本の凸部32を有する。
このように絶縁ブッシング16の内面が多数の凹凸を有することにより、絶縁ブッシング16が凹凸なしの円筒内面をもつ場合に比べて、汚染の影響を緩和することができる。多数の凹凸によって、第1導体ハウジング12と第2導体ハウジング14との間に十分な絶縁沿面距離をとることができる。
図示されるように、多数の凹部30の各々は、周方向に垂直な断面が矩形状である。多数の凹部30の各々は、凹部深さDおよび凹部幅Wを有する。凹部深さDは凹部30の径方向寸法であり、凹部幅Wは凹部30の軸方向寸法である。凹部幅Wは、例えば、3mm以上10mm以下である。凹部深さDは、凹部幅Wより大きくてもよい。凹部深さDは、筒状導体突起22からブッシング内周凹凸面28への径方向距離d1以上であってもよい。凹部30が深いほど凹部30への汚染物質の付着を抑制し、かつ、ブッシング内周凹凸面28の沿面距離を伸ばすことができる。
同様に、多数の凸部32の各々は、周方向に垂直な断面が矩形状である。多数の凸部32の各々は、凸部高さおよび凸部幅を有する。凸部高さは凹部深さDに一致する。凸部幅は凹部幅Wに等しくてもよいし、異なってもよい。
図3に示すように、従来典型的な絶縁ブッシング40はその内面に比較的大型の2つの環状突起42を有する。2つの環状突起42が軸方向に互いに離れており突起間凹部44が軸方向中央に設けられる。この場合、筒状導体突起46を設けようとすると環状突起42に干渉しうるため、筒状導体突起46を軸方向に延長し難い。これに対し、図1に示される凸部32は比較的小さい寸法を有するので、長い軸長をもつ筒状導体突起22を設けることが容易である。
筒状導体突起22とブッシング内周凹凸面28との間には、筒状導体突起22の軸方向延出長さL2にわたって径方向隙間34が形成されている。よって筒状導体突起22はその全長にわたってブッシング内周凹凸面28と非接触である。
多数の凸部32のうち少なくとも3本または少なくとも5本の凸部32が径方向隙間34に配置される。径方向隙間34は、径方向距離d1を有する。径方向距離d1は、筒状導体突起22からブッシング内周凹凸面28への最短の間隔であり、すなわち、筒状導体突起22から凸部32への距離である。径方向距離d1は、例えば、3mm以上5mm以下である。
径方向距離d1は、筒状導体突起22の軸方向延出長さL2の1/5以下である。このようにして径方向隙間34を狭くすることにより、径方向隙間34への汚染物質の進入を抑制することができる。ブッシング内周凹凸面28の汚染の進行を遅らせることができるので、絶縁ブッシング16のメンテナンス頻度を低減することができる。
なお、筒状導体突起22と凸部32との間に十分な絶縁空間距離をとるために、径方向距離d1は、筒状導体突起22の軸方向延出長さL2の1/50以上であってもよい。
本発明者らの実験によると、第1導体ハウジング12が筒状導体突起22を有しない場合、あるイオン源運転条件においては、約20時間の運転で絶縁ブッシング16の絶縁性能が実用に耐えない程度にまで顕著に低下した。これに対し、第1導体ハウジング12が筒状導体突起22を有しかつ径方向距離d1が筒状導体突起22の軸方向延出長さL2の1/5以下である場合、同一のイオン源運転条件において、約200時間の運転を経てもなお絶縁ブッシング16の絶縁性能は維持されることが検証された。
図2は、本発明のある実施形態に係るイオン注入装置100を概略的に示す図である。イオン注入装置100は、被処理物Wの表面にイオン注入処理をするよう構成されている。被処理物Wは、例えば基板であり、例えばウエハである。よって以下では説明の便宜のため被処理物Wを基板Wと呼ぶことがあるが、これは注入処理の対象を特定の物体に限定することを意図していない。
上述のイオン源装置10に加えて、イオン注入装置100は、ビームライン装置104と、注入処理室106と、を備える。イオン注入装置100は、ビームスキャン及びメカニカルスキャンの少なくとも一方により基板Wの全体にわたってイオンビームBを照射するよう構成されている。
ビームライン装置104は、イオン源装置10から注入処理室106へとイオンを輸送するよう構成されている。イオン源装置10の下流には質量分析装置108が設けられており、イオンビームBから必要なイオンを選別するよう構成されている。
ビームライン装置104は、質量分析装置108を経たイオンビームBに、例えば、偏向、加速、減速、整形、走査などを含む操作をする。ビームライン装置104は例えば、イオンビームBに電場または磁場(またはその両方)を印加することによりイオンビームBを走査するビーム走査装置110を備えてもよい。このようにして、ビームライン装置104は、基板Wに照射されるべきイオンビームBを注入処理室106に供給する。
注入処理室106は、1枚又は複数枚の基板Wを保持する物体保持部107を備える。物体保持部107は、イオンビームBに対する相対移動(いわゆるメカニカルスキャン)を必要に応じて基板Wに提供するよう構成されている。
また、イオン注入装置100は、イオン源装置10、ビームライン装置104、及び注入処理室106に所望の真空環境を提供するための真空排気系(図示せず)を備える。真空排気系は、上述の真空領域18の真空排気に使用される。
イオン注入装置100は、イオン源装置10及びその他の構成要素のための電源部111を備える。電源部111は、例えば1kV以上(例えば数kVないし数百kV)の直流の電圧を電極に印加するよう構成されている。電源部111は、上述の第2導体ハウジング14に第1導体ハウジング12に対して正の高電圧を印加するよう構成される。
以上、本発明を実施例にもとづいて説明した。本発明は上記実施形態に限定されず、種々の設計変更が可能であり、様々な変形例が可能であること、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは、当業者に理解されるところである。
例えば、凹部30及び/または凸部32の断面形状は矩形に限られず、その他任意の形状であってもよい。
11 イオン源、 12 第1導体ハウジング、 14 第2導体ハウジング、 16 絶縁ブッシング、 18 真空領域、 20 第1導体ハウジング本体、 22 筒状導体突起、 28 ブッシング内周凹凸面、 30 凹部、 32 凸部、 34 径方向隙間、 100 イオン注入装置、 d1 径方向距離、 L1 軸方向長さ、 L2 軸方向延出長さ。

Claims (11)

  1. 真空領域に配置されるイオン源と、
    前記イオン源を囲むよう配設される第1導体ハウジング本体と、前記真空領域内で前記第1導体ハウジング本体から軸方向に延出する筒状導体突起と、を備える第1導体ハウジングと、
    前記イオン源を保持し、前記筒状導体突起から軸方向に離れて配設される第2導体ハウジングと、
    前記第1導体ハウジングを前記第2導体ハウジングから絶縁するよう前記第1導体ハウジングと前記第2導体ハウジングとの間に配設される絶縁ブッシングであって、前記筒状導体突起から径方向外側に離間して配設され前記真空領域に面するブッシング内周凹凸面を備え、前記筒状導体突起から前記ブッシング内周凹凸面の凸部への径方向距離が前記筒状導体突起の軸方向延出長さの1/5以下である絶縁ブッシングと、を備えることを特徴とするイオン注入装置。
  2. 前記筒状導体突起から前記ブッシング内周凹凸面の凸部への径方向距離が前記筒状導体突起の軸方向延出長さの1/50以上であることを特徴とする請求項1に記載のイオン注入装置。
  3. 前記絶縁ブッシングは、前記第1導体ハウジング本体から前記第2導体ハウジングへと軸方向に延在し、前記筒状導体突起の軸方向延出長さが前記絶縁ブッシングの軸方向長さの1/2以上であることを特徴とする請求項1または2に記載のイオン注入装置。
  4. 前記筒状導体突起の軸方向延出長さが前記絶縁ブッシングの軸方向長さの3/4以下であることを特徴とする請求項3に記載のイオン注入装置。
  5. 前記筒状導体突起と前記ブッシング内周凹凸面との間には、前記筒状導体突起の軸方向延出長さにわたって径方向隙間が形成されており、
    前記ブッシング内周凹凸面は、各々が周方向に延びる多数の凹部と、各々が周方向に延びる多数の凸部と、を有し、前記多数の凹部と前記多数の凸部とは軸方向に交互に形成されており、前記多数の凸部のうち少なくとも3本の凸部が前記径方向隙間に配置されることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のイオン注入装置。
  6. 前記多数の凹部の各々は、周方向に垂直な断面が矩形状であることを特徴とする請求項5に記載のイオン注入装置。
  7. 前記多数の凹部の各々は、径方向の凹部深さが軸方向の凹部幅より大きいことを特徴とする請求項5または6に記載のイオン注入装置。
  8. 前記凹部深さは、前記筒状導体突起から前記ブッシング内周凹凸面の凸部への径方向距離以上であることを特徴とする請求項7に記載のイオン注入装置。
  9. 前記凹部幅は、3mm以上10mm以下であることを特徴とする請求項7または8に記載のイオン注入装置。
  10. 前記筒状導体突起から前記ブッシング内周凹凸面の凸部への径方向距離は、3mm以上5mm以下であることを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載のイオン注入装置。
  11. 前記第2導体ハウジングに前記第1導体ハウジングに対して正の高電圧を印加するよう構成された電源部をさらに備えることを特徴とする請求項1から10のいずれかに記載のイオン注入装置。
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