JP2017130347A - 電子回路装置及びその製造方法 - Google Patents

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耕平 佐藤
有平 岸本
Yuhei Kishimoto
有平 岸本
佐々木 俊介
Shunsuke Sasaki
俊介 佐々木
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Abstract

【課題】電子部品の実装高さが減少された電子回路装置を提供する。
【解決手段】電子回路装置1は、基板10と、電子部品30と、ソケット20とを備える。電子部品30は、本体部31とリード32とを含む。ソケット20は、第1の端子23と、第1の端子23の一部が内部に配置される第2の孔22とを含む。ソケット20は、基板10の第1の主面12上に取り付けられる。基板10の第1の孔14は、電子部品30の一部を受け入れる。電子部品30の本体部31は、ソケット20に対して基板10側に位置する。リード32は、第2の孔22内において第1の端子23に接触する。
【選択図】図2

Description

本発明は、電子回路装置及びその製造方法に関する。
アルミ電解コンデンサのような、リードと本体部とを含む電子部品が、ソケットを用いて、基板に実装される電子回路装置が知られている(特許文献1を参照)。
特開2012−74561号公報
しかし、特許文献1に記載された電子回路装置では、基板上に配置されたソケットの上方から電子部品のリードを挿入することによって、電子部品が基板上に実装される。電子部品の実装高さは、電子部品の本体部の高さとソケットの高さとの和となる。特許文献1に記載された電子回路装置では、電子部品の実装高さが増加するため、電子回路装置を小型化することが困難であった。
本発明は、上記の課題を鑑みてなされたものであり、その目的は、電子部品の実装高さが減少された電子回路装置及びその製造方法を提供することである。
本発明の電子回路装置は、基板と、電子部品と、ソケットとを備える。基板は、第1の主面と、第1の主面と反対側の第2の主面と、第1の主面と第2の主面との間を貫通する第1の孔とを有する。電子部品は、本体部とリードとを含む。ソケットは、第1の端子と、第1の端子の一部が内部に配置される第2の孔とを含む。ソケットは、第1の主面上に取り付けられる。第1の孔は、電子部品の一部を受け入れる。本体部は、ソケットに対して基板側に位置する。リードは、第2の孔内において第1の端子に接触する。
本発明の電子回路装置の製造方法は、基板の第1の主面上にソケットを取り付ける工程と、ソケットを取り付ける工程の後に、本体部とリードとを含む電子部品を実装する工程とを備える。基板は、第1の主面と第1の主面と反対側の第2の主面との間を貫通する第1の孔を有する。ソケットは、第1の端子と、第1の端子の一部が内部に配置される第2の孔とを含む。電子部品を実装する工程は、第2の主面側から電子部品を第1の孔に挿入して、第2の孔内においてリードを第1の端子に接触させることを含む。
本発明の電子回路装置では、ソケットは、基板の第1の主面上に取り付けられる。基板の第1の孔は、電子部品の一部を受け入れる。電子部品の本体部は、ソケットに対して基板側に位置する。そのため、本発明の電子回路装置及びその製造方法によれば、電子部品の実装高さが減少され得る。
本発明の電子回路装置の製造方法では、ソケットが取り付けられる基板の第1の主面と反対側の基板の第2の主面側から、電子部品が第1の孔に挿入される。そのため、本発明の電子回路装置の製造方法によれば、電子部品の実装高さが減少され得る。
本発明の実施の形態1に係る電子回路装置の概略分解斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る電子回路装置の、図1に示す断面線II−IIにおける概略断面図である。 本発明の実施の形態1に係る電子回路装置の製造方法の一工程を示す概略断面図である。 本発明の実施の形態1に係る電子回路装置の製造方法における、図3に示す工程の次工程を示す概略断面図である。 本発明の実施の形態1に係る電子回路装置の製造方法における、図4に示す工程の次工程を示す概略断面図である。 本発明の実施の形態1の変形例に係る電子回路装置の概略分解斜視図である。 (A)は、本発明の実施の形態2に係る電子回路装置の概略断面図である。(B)は、本発明の実施の形態2に係る電子回路装置における、図7(A)の部分VIIBの概略部分拡大断面図である。 本発明の実施の形態3に係る電子回路装置の概略断面図である。 本発明の実施の形態4に係る電子回路装置の概略断面図である。 本発明の実施の形態4に係る電子回路装置の製造方法の一工程を示す概略断面図である。 本発明の実施の形態4に係る電子回路装置の製造方法における、図10に示す工程の次工程を示す概略断面図である。 本発明の実施の形態4に係る電子回路装置の製造方法における、図11に示す工程の次工程を示す概略断面図である。 本発明の実施の形態5に係る電子回路装置の概略分解斜視図である。 本発明の実施の形態5に係る電子回路装置の、図13に示す断面線XIV−XIVにおける概略断面図である。 本発明の実施の形態6に係る電子回路装置の概略断面図である。 本発明の実施の形態7に係る電子回路装置の概略断面図である。
以下、本発明の実施の形態を説明する。なお、同一の構成には同一の参照番号を付し、その説明は繰り返さない。
(実施の形態1)
図1及び図2を参照して、本実施の形態に係る電子回路装置1の一例を説明する。本実施の形態の電子回路装置1は、基板10と、ソケット20と、電子部品30とを備える。
基板10は、基材11と、配線15と、ソルダレジスト17とを含んでもよい。
基材11は、第1の主面12と、第1の主面12と反対側の第2の主面13とを有する。基材11の第1の主面12及び第2の主面13は、基板10の第1の主面12及び第2の主面13でもある。基材11は、ガラスエポキシ樹脂などの絶縁性樹脂から構成されてもよい。基板10は、第1の主面12と第2の主面13との間を貫通する第1の孔14をさらに有する。基板10は、1つまたは複数の第1の孔14を有してもよい。第1の孔14は、電子部品30の一部を受け入れる。具体的には、第1の孔14は、電子部品30のリード32を受け入れてもよい。第1の孔14の数は、電子部品30のリード32の数と同じであってもよい。
配線15は、基板10の第1の主面12上に配置されてもよい。配線15は、基板10の第1の孔14の表面(第1の孔14の内壁)上に配置されていてもよいし、配置されていなくてもよい。基板10の第1の孔14の表面は、非導電性を有してもよい。配線15は、基板10の第2の主面13上に配置されていてもよいし、配置されていなくてもよい。第2の主面13に直交する方向からの平面視において電子部品30と重なる基板10の第2の主面13上に、配線15は配置されていてもよいし、配置されていなくてもよい。基板10は、プリント配線板であってもよい。配線15は、銅(Cu)、金(Au)またはアルミニウム(Al)などの導電性材料から構成されている。配線15は、パッド16を含んでもよい。パッド16は、配線15の端部に配置されてもよい。
基板10は、ソルダレジスト17をさらに含んでもよい。ソルダレジスト17は、パッド16及び第1の孔14を除いて、基板10の第1の主面12及び配線15を被覆してもよい。ソルダレジスト17は開口18を有し、パッド16は開口18から露出している。ソルダレジスト17は開口19を有し、第1の孔14は開口19から露出している。ソルダレジスト17は、アクリル系樹脂などの絶縁性樹脂である。
ソケット20は、基板10の第1の主面12上に取り付けられる。ソケット20は、ソケット本体部21と、ソケット本体部21に設けられた第2の孔22と、ソケット本体部21に設けられた第1の端子23とを含む。第1の端子23の一部は、第2の孔22の内部に配置される。ソケット本体部21は、エポキシ樹脂またはナイロン樹脂のような絶縁性樹脂からなってもよい。第2の孔22は、電子部品30のリード32を受け入れる。第2の主面13に直交する方向からの平面視において、第2の孔22は、電子部品30のリード32と同じ形状を有してもよい。第2の主面13に直交する方向からの平面視において電子部品30のリード32が円形を有している場合、第2の主面13に直交する方向からの平面視においてソケット20の第2の孔22は円形を有してもよい。第2の主面13に直交する方向からの平面視において電子部品30のリード32が矩形を有している場合、第2の主面13に直交する方向からの平面視においてソケット20の第2の孔22は矩形を有してもよい。第2の主面13に直交する方向からの平面視におけるリード32の形状及びソケット20の第2の孔22の形状は、円形または矩形に限られない。ソケット20の第2の孔22は、基板10の第1の孔14に連通している。
第1の端子23は、導電性を有するとともに、リード32を弾性的に保持する。第1の端子23は、配線15に電気的に接続されてもよい。第1の端子23は、パッド16に電気的及び機械的に接続されてもよい。はんだを用いて電子部品30が基板10に実装されると、故障または劣化した電子部品30を故障及び劣化のない電子部品30に交換するために、はんだに熱を加えて、はんだを溶融する必要がある。この熱は、配線15の断線またはパッド16の基板10からの剥離のようなダメージを基板10に与える。基板10がダメージを受けると、基板10を再利用することができない。これに対し、本実施の形態の電子回路装置1では、はんだなどの接合部材を用いることなく、電子部品30はソケット20を介して基板10に実装され得る。そのため、基板10にダメージを与えることなく、故障または劣化した電子部品30が、故障及び劣化のない電子部品30に容易に交換され得る。さらに、電子部品30がアルミ電解コンデンサのような大きな熱容量を有する場合またはヒートシンクを有する電子部品である場合には、はんだが設けられるリード32の温度が上昇しにくい。そのため、はんだを用いて大きな熱容量または高い放熱性を有する電子部品30が基板10に実装されると、はんだ付け不良が生じやすい。また、良好なはんだ付けを行うために、はんだが設けられるリード32に多くの熱を加えてリード32の温度を上昇させると、この熱は低い耐熱性を有する電子部品30にダメージを与える。これに対し、本実施の形態の電子回路装置1では、はんだなどの接合部材を用いることなく、電子部品30はソケット20を介して基板10に実装され得る。そのため、電子部品30が大きな熱容量、高い放熱性または低い耐熱性を有していても、電子部品30にダメージを与えることなく、電子部品30は、ソケット20を介して基板10に確実に実装され得る。
第1の端子23は、その一方側にソケット本体部21から突出して第2の孔22の内部に配置される弾性保持部24を含み、その他方側にソケット本体部21から突出する外部接続端子25を含んでもよい。外部接続端子25は、弾性保持部24と一体化されてもよいし、弾性保持部24と別部材であってもよい。外部接続端子25は、弾性保持部24に電気的に接続されている。弾性保持部24は、導電性を有し、電子部品30のリード32を弾性的に保持する。弾性保持部24は、電子部品30のリード32を弾性的に挟持してもよい。外部接続端子25は、はんだなどの接合部材28を用いて、パッド16に電気的及び機械的に接続されてもよい。こうして、電子部品30のリード32は、ソケット20の第1の端子23を介して、配線15に電気的に接続されてもよい。第1の端子23は、リン青銅のような導電性材料からなってもよい。
電子部品30は、本体部31と、本体部31から延在するとともに導電性を有するリード32とを含む。電子部品30は、正極と負極の2本のリード32を含んでもよい。リード32は、ソケット20の第2の孔22内において、第1の端子23に接触する。具体的には、リード32は、ソケット20の第2の孔22内の弾性保持部24に接触するとともに、弾性保持部24により弾性的に保持されて、第1の端子23に電気的及び機械的に接続されてもよい。電子部品30の本体部31は、ソケット20に対して基板10側に位置する。電子部品30は、例えば、アルミ電解コンデンサのような、大きな熱容量と低い耐熱性とを有する背の高い電子部品であってもよい。電子部品30は、例えば、電界効果型トランジスタ(FET)のようなトランジスタであってもよい。電子部品30は、ヒートシンクを有してもよい。このヒートシンクは電子部品30の本体部31に取り付けられて、電子部品30で発生する熱を周囲の雰囲気に放散してもよい。
図3から図5を参照して、本実施の形態の電子回路装置1に係る製造方法の一例を説明する。
図3を参照して、本実施の形態の電子回路装置1の製造方法は、基板10を準備する工程を備える。基板10は、第1の主面12と第1の主面12と反対側の第2の主面13との間を貫通する第1の孔14を有する。第1の孔14は、電子部品30の一部を受け入れる。第1の孔14によって受け入れられる電子部品30の一部は、電子部品30のリード32であってもよい。基板10は、配線15と、ソルダレジスト17とを含んでもよい。配線15は、その端部にパッド16を含んでもよい。配線15は、基板10の第1の主面12上に配置されてもよい。配線15は、基板10の第1の孔14上に配置されていてもよいし、配置されていなくてもよい。配線15は、基板10の第2の主面13上に配置されていてもよいし、配置されていなくてもよい。ソルダレジスト17は、基板10の第1の主面12及び配線15を覆うが、パッド16及び第1の孔14を覆わない。パッド16はソルダレジスト17の開口18から露出し、基板10の第1の孔14はソルダレジスト17の開口19から露出する。
図4を参照して、本実施の形態の電子回路装置1の製造方法は、基板10の第1の主面12上にソケット20を取り付ける工程を備える。ソケット20は、第1の端子23と、第1の端子23の一部が内部に配置される第2の孔22とを含む。ソケット20の第2の孔22が基板10の第1の孔14に連通するように、ソケット20は基板10の第1の主面12上に取り付けられてもよい。第1の端子23は、その一方側にソケット本体部21から突出して第2の孔22の内部に配置される弾性保持部24を含み、その他方側にソケット本体部21から突出する外部接続端子25を含んでもよい。基板10の第1の主面12上にソケット20を取り付ける工程は、第1の端子23を配線15に電気的に接続することを含んでもよい。特定的には、基板10の第1の主面12上にソケット20を取り付ける工程は、第1の端子23をパッド16に電気的及び機械的に接続することを含んでもよい。より特定的には、基板10の第1の主面12上にソケット20を取り付ける工程は、はんだなどの接合部材28を用いて、第1の端子23の外部接続端子25をパッド16に電気的及び機械的に接続することを含んでもよい。
図5を参照して、本実施の形態の電子回路装置1の製造方法は、基板10の第1の主面12上にソケット20を取り付ける工程の後に、本体部31とリード32とを含む電子部品30を実装する工程とを備える。本体部31とリード32とを含む電子部品30を実装する工程は、第2の主面13側から電子部品30を第1の孔14に挿入して、第2の孔22内においてリード32を第1の端子23に接触させることを含む。こうして、電子部品30のリード32は、ソケット20の第1の端子23を介して、配線15に電気的に接続される。電子部品30のリード32が、基板10の第1の孔14に挿入されてもよい。電子部品30のリード32をソケット20の第1の端子23に接触させることは、第1の端子23によりリード32を弾性的に保持することを含んでもよい。特定的には、電子部品30のリード32は、弾性保持部24に接触するとともに、弾性保持部24により弾性的に保持されて、第1の端子23に電気的及び機械的に接続されてもよい。第2の主面13に直交する方向からの平面視において、電子部品30を実装する工程の際に電子部品30と重なる基板10の第2の主面13上に、配線15は配置されていてもよいし、配置されていなくてもよい。
本実施の形態に係る電子回路装置1及びその製造方法の効果を説明する。
本実施の形態の電子回路装置1は、基板10と、電子部品30と、ソケット20とを備える。基板10は、第1の主面12と、第1の主面12と反対側の第2の主面13と、第1の主面12と第2の主面13との間を貫通する第1の孔14とを有する。電子部品30は、本体部31とリード32とを含む。ソケット20は、第1の端子23と、第1の端子23の一部が内部に配置される第2の孔22とを含む。ソケット20は、第1の主面12上に取り付けられる。第1の孔14は、電子部品30の一部(例えば、電子部品30のリード32)を受け入れる。本体部31は、ソケット20に対して基板10側に位置する。リード32は、第2の孔22内において第1の端子23に接触する。このように、本実施の形態の電子回路装置1では、ソケット20は、基板10の第1の主面12上に取り付けられる。基板10の第2の主面13上にソケット20は存在しない。基板10の第1の孔14は、電子部品30の一部を受け入れる。電子部品30の本体部31は、ソケット20に対して基板10側に位置する。そのため、本実施の形態の電子回路装置1によれば、電子部品30の実装高さh1が減少され得る。
なお、本実施の形態の電子回路装置1では、ソケット20の高さだけ基板10の第1の主面12から突出している。これに対し、ソケット20を使用せずにリード32を基板10の孔にはんだ付けする比較例では、はんだフィレットを形成するために、リード32は基板10の第1の主面12から突出させる必要がある。本実施の形態における基板10の第1の主面12からの突出高さは、比較例における基板10の第1の主面12からの突出高さとあまり変わらない。そのため、基板10の第1の主面12からの突出高さの点では、本実施の形態は比較例よりも大きく不利になることはない。
本実施の形態の電子回路装置1では、第1の端子23は、電子部品30のリード32を弾性的に保持してもよい。そのため、はんだなどの接合部材を用いることなく、電子部品30のリード32は、第1の端子23に電気的及び機械的に接続され得る。本実施の形態の電子回路装置1によれば、基板10にダメージを与えることなく、故障または劣化した電子部品30が故障及び劣化のない電子部品30に容易に交換され得る。また、電子部品30が大きな熱容量、高い放熱性または低い耐熱性を有していても、電子部品30にダメージを与えることなく、電子部品30は、ソケット20を介して基板10に確実かつ容易に実装され得る。
本実施の形態の電子回路装置1では、電子部品30は、ヒートシンクを有してもよい。ソケット20を使用せずにリード32を基板10の孔にはんだ付けする比較例では、電子部品30のリード32を第1の端子23にはんだ付けするために加えられた熱は、電子部品30のヒートシンクから周囲の雰囲気に放散される。電子部品30のリード32を第1の端子23にはんだ付けする際に、電子部品30の本体部31、リード32及びはんだの温度が上昇しにくい。そのため、はんだを用いてヒートシンクを有する電子部品30が基板10に実装されると、はんだ付け不良が生じやすい。また、良好なはんだ付けを行うために、はんだが設けられるリード32に多くの熱を加えてリード32の温度を上昇させると、この熱は低い耐熱性を有する電子部品30にダメージを与える。これに対し、本実施の形態の電子回路装置1では、第1の端子23は、電子部品30のリード32を弾性的に保持するため、はんだを用いることなく、電子部品30のリード32は、第1の端子23に電気的及び機械的に接続され得る。本実施の形態の電子回路装置1によれば、ヒートシンクを有する電子部品30のリード32が、確実かつ容易に、第1の端子23に電気的及び機械的に接続され得る。
本実施の形態の電子回路装置1では、基板10は配線15を含む。ソケット20の第1の端子23は、配線15に電気的に接続される。そのため、電子部品30は配線15に容易に電気的に接続され得る。本実施の形態の電子回路装置1では、配線15はパッド16を含み、ソケット20の第1の端子23は、パッド16に電気的及び機械的に接続される。そのため、電子部品30は配線15に容易に電気的及び機械的に接続され得る。
本実施の形態の電子回路装置1では、配線15は、基板10の第1の孔14の表面上に配置されていなくてもよい。言い換えると、基板10の第1の孔14の表面は、非導電性を有してもよい。アルミ電解コンデンサのような電子部品30が劣化すると、電子部品30の本体部31の内部に封入されている電解液などの液体が、本体部31とリード32との間の継ぎ目から漏れ出すことがある。電子部品30から漏れ出す液体は、電子部品30の直下に位置する基板10の第1の孔14に流れる。本実施の形態の電子回路装置1では、配線15は基板10の第1の孔14の表面上に配置されていないため、電子部品30から漏れ出す液体によって、配線15がダメージを受けることを防ぐことができる。さらに、電子部品30から漏れ出す液体によって配線15がダメージを受けないため、故障または劣化した電子部品30を故障及び劣化のない電子部品30に交換することによって基板10を再利用することができる。そのため、本実施の形態の電子回路装置1は、経済的な利点を有する。
本実施の形態の電子回路装置1では、配線15は、基板10の第1の主面12上に配置されてもよい。本実施の形態の電子回路装置1では、基板10の第1の孔14は電子部品30の一部を受け入れ、電子部品30の本体部31は、ソケット20に対して基板10側に位置する。上記のように電子部品30から漏れ出す液体は、基板10の第2の主面13には達しやすいものの、基板10の第1の主面12には達しにくい。本実施の形態の電子回路装置1では、配線15は基板10の第1の主面12上に配置されているため、電子部品30から漏れ出す液体によって配線15がダメージを受けることを防ぐことができる。さらに、電子部品30から漏れ出す液体によって配線15がダメージを受けないため、故障または劣化した電子部品30を故障及び劣化のない電子部品30に交換することによって基板10を再利用することができる。そのため、本実施の形態の電子回路装置1は、経済的な利点を有する。
本実施の形態の電子回路装置1では、基板10の第2の主面13に直交する方向からの平面視において電子部品30と重なる基板10の第2の主面13上に、配線15は配置されていなくてもよい。上記のように電子部品30から漏れ出す液体は、基板10の第2の主面13に直交する方向からの平面視において電子部品30と重なる基板10の第2の主面13に流れる。本実施の形態の電子回路装置1では、基板10の第2の主面13に直交する方向からの平面視において電子部品30と重なる基板10の第2の主面13上に、配線15は配置されていない。そのため、電子部品30から漏れ出す液体によって配線15がダメージを受けることを防ぐことができる。さらに、電子部品30から漏れ出す液体によって配線15がダメージを受けないため、故障または劣化した電子部品30を故障及び劣化のない電子部品30に交換することによって基板10を再利用することができる。そのため、本実施の形態の電子回路装置1は、経済的な利点を有する。
本実施の形態の電子回路装置1の製造方法は、基板10の第1の主面12上にソケット20を取り付ける工程と、ソケット20を取り付ける工程の後に、本体部31とリード32とを含む電子部品30を実装する工程とを備える。基板10は、第1の主面12と第1の主面12と反対側の第2の主面13との間を貫通する第1の孔14を有する。ソケット20は、第1の端子23と、第1の端子23の一部が内部に配置される第2の孔22とを含む。電子部品30を実装する工程は、第2の主面13側から電子部品30を第1の孔14に挿入して、第2の孔22内においてリード32を第1の端子23に接触させることを含む。このように、本実施の形態の電子回路装置1の製造方法では、ソケット20が取り付けられる基板10の第1の主面12と反対側の基板10の第2の主面13側から、電子部品30が第1の孔14に挿入される。そのため、本実施の形態の電子回路装置1の製造方法によれば、電子部品30の実装高さh1が減少され得る。
本実施の形態の電子回路装置1の製造方法では、電子部品30のリード32をソケット20の第1の端子23に接触させることは、第1の端子23によりリード32を弾性的に保持することを含んでもよい。そのため、はんだなどの接合部材を用いることなく、電子部品30のリード32は、第1の端子23に電気的及び機械的に接続され得る。本実施の形態の電子回路装置1の製造方法によれば、基板10にダメージを与えることなく、故障または劣化した電子部品30が故障及び劣化のない電子部品30に容易に交換され得る。また、電子部品30が大きな熱容量、高い放熱性または低い耐熱性を有していても、電子部品30にダメージを与えることなく、電子部品30は、ソケット20を介して基板10に確実かつ容易に実装され得る。
本実施の形態の電子回路装置1の製造方法では、電子部品30は、ヒートシンクを有してもよい。ソケット20を使用せずにリード32を基板10の孔にはんだ付けする比較例の製造方法では、電子部品30のリード32を第1の端子23にはんだ付けするために加えられた熱は、電子部品30のヒートシンクから周囲の雰囲気に放散される。電子部品30のリード32を第1の端子23にはんだ付けする際に、電子部品30の本体部31、リード32及びはんだの温度が上昇しにくい。そのため、はんだを用いてヒートシンクを有する電子部品30が基板10に実装されると、はんだ付け不良が生じやすい。また、良好なはんだ付けを行うために、はんだが設けられるリード32に多くの熱を加えてリード32の温度を上昇させると、この熱は低い耐熱性を有する電子部品30にダメージを与える。これに対し、本実施の形態の電子回路装置1の製造方法では、第1の端子23は、電子部品30のリード32を弾性的に保持するため、はんだを用いることなく、電子部品30のリード32は、第1の端子23に電気的及び機械的に接続され得る。本実施の形態の電子回路装置1の製造方法によれば、ヒートシンクを有する電子部品30のリード32が、確実かつ容易に、第1の端子23に電気的及び機械的に接続され得る。
本実施の形態の電子回路装置1の製造方法では、基板10は配線15を含んでもよい。ソケット20を取り付ける工程は、第1の端子23を配線15に電気的に接続することを含んでもよい。そのため、電子部品30は配線15に容易に電気的に接続され得る。本実施の形態の電子回路装置1の製造方法では、配線15はパッド16を含み、ソケット20を取り付ける工程は、第1の端子23をパッド16に電気的及び機械的に接続することを含んでもよい。そのため、電子部品30は配線15に容易に電気的及び機械的に接続され得る。
本実施の形態の電子回路装置1の製造方法では、配線15は、基板10の第1の孔14の表面上に配置されていなくてもよい。言い換えると、基板10の第1の孔14の表面は、非導電性を有してもよい。アルミ電解コンデンサのような電子部品30が劣化すると、電子部品30の本体部31の内部に封入されている電解液などの液体が、本体部31とリード32との間の継ぎ目から漏れ出すことがある。電子部品30から漏れ出す液体は、電子部品30の直下に位置する基板10の第1の孔14に流れる。本実施の形態の電子回路装置1の製造方法では、配線15は基板10の第1の孔14の表面上に配置されていないため、電子部品30から漏れ出す液体によって、配線15がダメージを受けることを防ぐことができる。さらに、電子部品30から漏れ出す液体によって配線15がダメージを受けないため、故障または劣化した電子部品30を故障及び劣化のない電子部品30に交換することによって基板10を再利用することができる。そのため、本実施の形態の電子回路装置1の製造方法は、経済的な利点を有する。
本実施の形態の電子回路装置1の製造方法では、配線15は、基板10の第1の主面12上に配置されてもよい。本実施の形態の電子回路装置1の製造方法では、ソケット20が取り付けられる基板10の第1の主面12と反対側の基板10の第2の主面13側から、電子部品30が第1の孔14に挿入される。上記のように電子部品30から漏れ出す液体は、基板10の第2の主面13には達しやすいものの、基板10の第1の主面12には達しにくい。本実施の形態の電子回路装置1の製造方法では、配線15は、基板10の第1の主面12上に配置されているため、電子部品30から漏れ出す液体によって配線15がダメージを受けることを防ぐことができる。さらに、電子部品30から漏れ出す液体によって配線15がダメージを受けないため、故障または劣化した電子部品30を故障及び劣化のない電子部品30に交換することによって基板10を再利用することができる。そのため、本実施の形態の電子回路装置1の製造方法は、経済的な利点を有する。
本実施の形態の電子回路装置1の製造方法では、基板10の第2の主面13に直交する方向からの平面視において、電子部品30を実装する工程の際に電子部品30と重なる基板10の第2の主面13上に、配線15は配置されていなくてもよい。上記のように電子部品30から漏れ出す液体は、基板10の第2の主面13に直交する方向からの平面視において電子部品30と重なる基板10の第2の主面13に流れる。本実施の形態の電子回路装置1の製造方法では、電子部品30を実装する工程の際に電子部品30と重なる基板10の第2の主面13上に、配線15は配置されていない。そのため、電子部品30から漏れ出す液体によって配線15がダメージを受けることを防ぐことができる。さらに、電子部品30から漏れ出す液体によって配線15がダメージを受けないため、故障または劣化した電子部品30を故障及び劣化のない電子部品30に交換することによって基板10を再利用することができる。そのため、本実施の形態の電子回路装置1の製造方法は、経済的な利点を有する。
図6を参照して、本実施の形態の変形例の電子回路装置1aを説明する。本実施の形態の変形例では、電子部品30aは、本体部31aとリード32aとを有する。電子部品30の本体部31aは、例えば、デュアルインラインパッケージIC(DIP−IC)であってもよい。本実施の形態の変形例の電子部品30aは、本実施の形態の電子部品30よりも多くのリード32aを有する。本実施の形態の変形例の基板10aは、本実施の形態の基板10よりも多くの第1の孔14、配線15、パッド16及び開口18,19を有する。本実施の形態の変形例のソケット20aは、本実施の形態のソケット20よりも多くの第2の孔22及び第1の端子23を含む。基板10aの複数の第1の孔14は、複数のリード32aを受け入れる。ソケット20aの複数の第2の孔22は、複数のリード32aを受け入れる。ソケット20aの複数の第1の端子23は、複数のリード32aに接触して、複数のリード32aを弾性的に保持する。複数のリード32aは、ソケット20aの複数の第1の端子23に電気的及び機械的に接続される。複数の配線15は、複数のパッド16において、複数の外部接続端子25に電気的及び機械的に接続される。本実施の形態及びその変形例のように、電子部品30,30aの本体部31,31aの形状及び電子部品30のリード32,32aの本数は、任意に変更され得る。
(実施の形態2)
図7(A)及び図7(B)を参照して、実施の形態2に係る電子回路装置1bを説明する。本実施の形態の電子回路装置1bは、実施の形態1の電子回路装置1と同様の構成を備えるが、主に以下の点で異なる。
本実施の形態の電子回路装置1bでは、ソケット20bは、ソケット本体部21と、ソケット本体部21に設けられた第2の孔22と、ソケット本体部21に設けられた第1の端子23bとを含む。第1の端子23bの一部は、第2の孔22の内部に配置される。第1の端子23bは、その一方側にソケット本体部21から突出して第2の孔22の内部に配置される保持部24bを含み、その他方側にソケット本体部21から突出する外部接続端子25を含んでもよい。保持部24bは、リード32に食い込む突起26bを有する。突起26bは、ソケット本体部21の厚さ方向に沿う断面において、くさび形状を有してもよい。第1の端子23bの突起26bが電子部品30のリード32に食い込むことによって、電子部品30のリード32は、第1の端子23bの保持部24bに接触して保持される。こうして、電子部品30のリード32は、第1の端子23bに電気的及び機械的に接続される。
本実施の形態に係る電子回路装置1bの製造方法を説明する。本実施の形態の電子回路装置1bの製造方法は、実施の形態1の電子回路装置1の製造方法と同様の工程を備えるが、主に以下の点で異なる。
本実施の形態の電子回路装置1bの製造方法では、リード32を第1の端子23bに接触させることは、第1の端子23bの突起26bをリード32に食い込ませることを含んでもよい。基板10の第2の主面13側から電子部品30を第1の孔14に挿入するときに、第1の端子23bの突起26bが電子部品30のリード32に食い込む。こうして、リード32は、第1の端子23bに電気的及び機械的に接続される。
本実施の形態の電子回路装置1b及びその製造方法の効果を説明する。本実施の形態の電子回路装置1b及びその製造方法は、実施の形態1の電子回路装置1及びその製造方法と同様の効果を奏するが、主に以下の点で異なる。
本実施の形態の電子回路装置1bでは、第1の端子23bは、リード32に食い込む突起26bを有する。本実施の形態の電子回路装置1bの製造方法では、電子部品30のリード32をソケット20bの第1の端子23bに接触させることは、第1の端子23bの突起26bをリード32に食い込ませることを含む。そのため、はんだなどの接合部材を用いることなく、電子部品30のリード32は、第1の端子23bに電気的及び機械的に接続され得る。本実施の形態の電子回路装置1b及びその製造方法によれば、基板10にダメージを与えることなく、故障または劣化した電子部品30が故障及び劣化のない電子部品30に容易に交換され得る。また、電子部品30が大きな熱容量、高い放熱性または低い耐熱性を有していても、電子部品30にダメージを与えることなく、電子部品30は、ソケット20bを介して基板10に確実かつ容易に実装され得る。
本実施の形態の電子回路装置1b及びその製造方法では、電子部品30は、ヒートシンクを有してもよい。ソケット20を使用せずにリード32を基板10の孔にはんだ付けする比較例では、電子部品30のリード32を第1の端子23bにはんだ付けするために加えられた熱は、電子部品30のヒートシンクから周囲の雰囲気に放散される。電子部品30のリード32を第1の端子23bにはんだ付けする際に、電子部品30の本体部31、リード32及びはんだの温度が上昇しにくい。そのため、はんだを用いてヒートシンクを有する電子部品30が基板10に実装されると、はんだ付け不良が生じやすい。また、良好なはんだ付けを行うために、はんだが設けられるリード32に多くの熱を加えてリード32の温度を上昇させると、この熱は低い耐熱性を有する電子部品30にダメージを与える。これに対し、本実施の形態の電子回路装置1b及びその製造方法では、第1の端子23bは、リード32に食い込む突起26bを有するため、はんだを用いることなく、電子部品30のリード32は、第1の端子23bに電気的及び機械的に接続され得る。本実施の形態の電子回路装置1b及びその製造方法によれば、ヒートシンクを有する電子部品30のリード32が、確実かつ容易に、第1の端子23bに電気的及び機械的に接続され得る。
(実施の形態3)
図8を参照して、実施の形態3に係る電子回路装置1cを説明する。本実施の形態の電子回路装置1cは、実施の形態1の電子回路装置1と同様の構成を備えるが、主に以下の点で異なる。
本実施の形態の電子回路装置1cでは、ソケット20cは延長部44をさらに含む。延長部44は、筒形状を有してもよい。延長部44は、1つまたは複数の壁であってもよい。延長部44は、ソケット本体部21と同じ材料からなってもよいし、異なる材料からなってもよい。延長部44は、弾性変形可能に構成されてもよい。延長部44は、基板10の第1の孔14内に挿入される。延長部44の外表面は、基板10の第1の孔14の表面に面接触してもよい。延長部44が基板10の第1の孔14内に挿入される時に、延長部44は弾性変形されて、延長部44の外表面は第1の孔14の表面に圧接してもよい。
本実施の形態の電子回路装置1cでは、第1の端子23cは、ソケット20cの第2の孔22内だけでなく、延長部44にも配置されている。第1の端子23cは、第2の孔22の内部に加えて、延長部44においても、リード32に接触する。具体的には、第1の端子23cは、その一方側にソケット本体部21から突出する弾性保持部24cを含み、その他方側にソケット本体部21から突出する外部接続端子25を含んでもよい。弾性保持部24cは、ソケット20cの第2の孔22の内部に加えて、延長部44にも配置される。弾性保持部24cは、第2の孔22の内部に加えて、延長部44においても、リード32に接触する。弾性保持部24cは、第2の孔22の内部及び延長部44において、電子部品30のリード32を弾性的に保持する。弾性保持部24cは、第2の孔22の内部及び延長部44において、電子部品30のリード32を弾性的に挟持してもよい。
本実施の形態に係る電子回路装置1cの製造方法を説明する。本実施の形態の電子回路装置1cの製造方法は、実施の形態1の電子回路装置1の製造方法と同様の工程を備えるが、主に以下の点で異なる。
本実施の形態の電子回路装置1cの製造方法では、ソケット20cは延長部44をさらに含む。ソケット20cを取り付ける工程は、延長部44を基板10の第1の孔14内に挿入することを含む。延長部44が基板10の第1の孔14内に挿入された後、延長部44の外表面は、基板10の第1の孔14の表面に面接触してもよい。延長部44が基板10の第1の孔14内に挿入される時に、延長部44は弾性変形されて、延長部44の外表面は第1の孔14の表面に圧接してもよい。
本実施の形態の電子回路装置1cの製造方法では、電子部品30を実装する工程は、延長部44においてリード32を第1の端子23cにさらに接触させることを含む。具体的には、第1の端子23cは、その一方側にソケット本体部21から突出する弾性保持部24cを含み、その他方側にソケット本体部21から突出する外部接続端子25を含んでもよい。弾性保持部24cは、ソケット20cの第2の孔22の内部に加えて、延長部44にも配置される。弾性保持部24cは、第2の孔22の内部に加えて、延長部44においても、リード32に接触する。弾性保持部24cは、第2の孔22の内部及び延長部44において、電子部品30のリード32を弾性的に保持する。弾性保持部24cは、第2の孔22の内部及び延長部44において、電子部品30のリード32を弾性的に挟持してもよい。
本実施の形態に係る電子回路装置1c及びその製造方法の効果を説明する。本実施の形態の電子回路装置1c及びその製造方法は、実施の形態1の電子回路装置1及びその製造方法と同様の効果を奏するが、主に以下の点で異なる。
本実施の形態の電子回路装置1cでは、ソケット20cは延長部44をさらに含む。延長部44は、基板10の第1の孔14内に挿入される。ソケット20cの第1の端子23cは、延長部44においてリード32にさらに接触する。本実施の形態の電子回路装置1cの製造方法では、ソケット20cは延長部44をさらに含む。ソケット20cを取り付ける工程は、延長部44を基板10の第1の孔14内に挿入することを含む。電子部品30を実装する工程は、延長部44においてリード32を第1の端子23cにさらに接触させることを含む。このように、ソケット20cの第1の端子23cは、第2の孔22の内部に加えて、延長部44においても、電子部品30のリード32に接触する。そのため、ソケット20cの第1の端子23cと電子部品30のリード32との接触面積が増加する。本実施の形態の電子回路装置1c及びその製造方法によれば、電子部品30が、より強固にソケット20cに保持され得る。そのため、電子回路装置1cは、自動車等の振動する機器に組み込まれ得る。また、本実施の形態の電子回路装置1c及びその製造方法によれば、電子部品30とソケット20cとの間の電気抵抗が減少され得る。
本実施の形態の変形例の電子回路装置では、本実施の形態の弾性保持部24cを、実施の形態2の突起26bを有する保持部24bに置き換えてもよい。本実施の形態の変形例の電子回路装置では、突起26bを有する保持部24bは、第2の孔22の内部に加えて、延長部44においても、電子部品30のリード32に接触して保持する。
(実施の形態4)
図9を参照して、実施の形態4に係る電子回路装置1dを説明する。本実施の形態の電子回路装置1dは、実施の形態1の電子回路装置1と同様の構成を備えるが、主に以下の点で異なる。
本実施の形態の基板10dは、実施の形態1のパッド16に代えて、第1の主面12と第2の主面13との間を貫通する導電ビア16dを含む。導電ビア16dは、第1の主面12と第2の主面13との間を貫通する貫通孔14dの表面に、銅(Cu)、金(Au)またはアルミニウム(Al)などの導電性材料からなる導電性薄膜を堆積することによって形成されてもよい。本実施の形態の基板10dでは、配線15dは、第2の主面13上に配置される。配線15dは、導電ビア16dに電気的に接続される。
ソケット20dの第1の端子23dの一部は、導電ビア16dに挿入されて、導電ビア16dに電気的及び機械的に接続される。具体的には、第1の端子23dは、その一方側にソケット本体部21から突出して第2の孔22の内部に配置される弾性保持部24を含み、その他方側にソケット本体部21から基板10dに向かって突出する外部接続端子25dを含んでもよい。ソケット20dの外部接続端子25dは、導電ビア16dに挿入される。外部接続端子25dは、はんだなどの接合部材28を用いて、導電ビア16dに電気的及び機械的に接続される。こうして、電子部品30のリード32は、ソケット20dの第1の端子23dを介して、配線15dに電気的に接続されてもよい。
基板10dは、ソルダレジスト37をさらに含んでもよい。ソルダレジスト37は、基板10dの第2の主面13のうち第2の主面13に直交する方向からの平面視において電子部品30と重なる領域と導電ビア16dとを除いて、基板10dの第2の主面13及び配線15を被覆してもよい。基板10dの第2の主面13のうち第2の主面13に直交する方向からの平面視において電子部品30と重なる領域は、第1の孔14を含む。ソルダレジスト37は開口38を有し、導電ビア16dは開口38から露出している。ソルダレジスト37は開口39を有し、基板10dの第2の主面13のうち第2の主面13に直交する方向からの平面視において電子部品30と重なる領域は開口39から露出している。第1の孔14は開口39から露出している。ソルダレジスト37は、アクリル系樹脂などの絶縁性樹脂である。ソルダレジスト17は、第1の孔14及び導電ビア16dを除いて、基板10dの第1の主面12を被覆してもよい。
本実施の形態に係る電子回路装置1dの製造方法を説明する。本実施の形態の電子回路装置1dの製造方法は、実施の形態1の電子回路装置1の製造方法と同様の工程を備えるが、主に以下の点で異なる。
図10を参照して、本実施の形態の電子回路装置1dの製造方法は、基板10dを準備する工程を備える。基板10dは、第1の主面12と第2の主面13との間を貫通する導電ビア16dを含む。配線15dは、第2の主面13上に配置されるとともに、導電ビア16dに電気的に接続される。基板10dは、ソルダレジスト37をさらに含んでもよい。ソルダレジスト37は、基板10dの第2の主面13のうち第2の主面13に直交する方向からの平面視において電子部品30と重なる領域と導電ビア16dとを除いて、基板10dの第2の主面13及び配線15を被覆してもよい。基板10dは、ソルダレジスト17をさらに含んでもよい。ソルダレジスト17は、第1の孔14及び導電ビア16dを除いて、基板10dの第1の主面12を被覆してもよい。
図11を参照して、本実施の形態の電子回路装置1dの製造方法は、ソケット20dを取り付ける工程を備える。ソケット20dを取り付ける工程は、基板10dの第1の主面12側から第1の端子23dの一部を導電ビア16dに挿入して、導電ビア16dに電気的及び機械的に接続することを含む。具体的には、導電ビア16dに挿入される第1の端子23dの一部は、外部接続端子25dであってもよい。ソケット20dの外部接続端子25dは、導電ビア16dに挿入される。ソケット20dの外部接続端子25dは、はんだなどの接合部材28を用いて、基板10dの導電ビア16dに電気的及び機械的に接続される。
図12を参照して、本実施の形態の電子回路装置1dの製造方法は、基板10dの第1の主面12上にソケット20を取り付ける工程の後に、本体部31とリード32とを含む電子部品30を実装する工程とを備える。本体部31とリード32とを含む電子部品30を実装する工程は、第2の主面13側から電子部品30を第1の孔14に挿入して、第2の孔22内においてリード32を第1の端子23dに接触させることを含む。弾性保持部24は、導電性を有し、電子部品30のリード32を弾性的に保持する。
本実施の形態に係る電子回路装置1d及びその製造方法の効果を説明する。本実施の形態の電子回路装置1d及びその製造方法は、実施の形態1の電子回路装置1及びその製造方法と同様の効果を奏するが、主に以下の点で異なる。
本実施の形態の電子回路装置1dでは、基板10dは、第1の主面12と第2の主面13との間を貫通する導電ビア16dを含む。配線15dは、第2の主面13上に配置されるとともに、導電ビア16dに電気的に接続される。第1の端子23dの一部は、導電ビア16dに挿入されて、導電ビア16dに電気的及び機械的に接続される。本実施の形態の電子回路装置1dの製造方法では、基板10dは、第1の主面12と第2の主面13との間を貫通する導電ビア16dを含む。配線15dは、第2の主面13上に配置されるとともに、導電ビア16dに電気的に接続される。ソケット20dを取り付ける工程は、第1の端子23dの一部を、導電ビア16dに挿入して、導電ビア16dに電気的及び機械的に接続することを含む。本実施の形態の電子回路装置1d及びその製造方法によれば、ソケット20dの第1の端子23dの一部(例えば、外部接続端子25d)が基板10dに向けて延在していても、電子部品30の実装高さが減少され得る。
(実施の形態5)
図13及び図14を参照して、実施の形態5に係る電子回路装置1eを説明する。本実施の形態の電子回路装置1eは、実施の形態1の電子回路装置1と同様の構成を備えるが、主に以下の点で異なる。
本実施の形態の基板10eは、実施の形態1の第1の孔14に代えて、第1の孔14eを有する。第1の孔14eは、電子部品30の本体部31の少なくとも一部を受け入れる。第1の孔14eに受け入れられる電子部品30の一部は、電子部品30の本体部31の少なくとも一部であってもよいし、電子部品30の本体部31の少なくとも一部及びリード32の一部であってもよい。電子部品30の本体部31は、第1の孔14eを貫通してもよい。第2の主面13に直交する方向からの平面視において、第1の孔14eは、電子部品30の本体部31の外周寸法よりも大きくてもよい。
本実施の形態のソルダレジスト17は、パッド16及び第1の孔14eを除いて、基板10の第1の主面12及び配線15を被覆してもよい。ソルダレジスト17は開口18を有し、パッド16は開口18から露出している。ソルダレジスト17は開口19eを有し、第1の孔14eは開口19から露出している。
本実施の形態に係る電子回路装置1eの製造方法を説明する。本実施の形態の電子回路装置1eの製造方法は、実施の形態1の電子回路装置1の製造方法と同様の工程を備えるが、主に以下の点で異なる。
本実施の形態の電子回路装置1eの製造方法では、電子部品30を実装する工程は、電子部品30の本体部31の少なくとも一部を第1の孔14eに挿入することを含む。具体的には、第2の主面13側から電子部品30の本体部31の少なくとも一部を第1の孔14eに挿入して、第2の孔22内においてリード32を第1の端子23に接触させることを含む。電子部品30の本体部31の少なくとも一部が、基板10eの第1の孔14eに挿入されてもよいし、電子部品30の本体部31の少なくとも一部及びリード32の一部が、基板10eの第1の孔14eに挿入されてもよい。電子部品30の本体部31は、第1の孔14eを貫通してもよい。
本実施の形態の電子回路装置1e及びその製造方法の効果を説明する。本実施の形態の電子回路装置1e及びその製造方法は、実施の形態1の電子回路装置1及びその製造方法と同様の効果を奏するが、主に以下の点で異なる。
本実施の形態の電子回路装置1eでは、第1の孔14eは、電子部品30の本体部31の少なくとも一部を受け入れる。本実施の形態の電子回路装置1eの製造方法では、電子部品30を実装する工程は、電子部品30の本体部31の少なくとも一部を第1の孔14eに挿入することを含む。そのため、電子部品30の実装高さh2がさらに減少され得る。例えば、本実施の形態において、電子部品30の本体部31が第1の孔14eを貫通する場合には、実施の形態1に比べて、電子部品30の実装高さh2が基板10の厚さ分さらに減少され得る。
(実施の形態6)
図15を参照して、実施の形態6に係る電子回路装置1fを説明する。本実施の形態の電子回路装置1fは、実施の形態5の電子回路装置1eと同様の構成を備えるが、主に以下の点で異なる。
本実施の形態の基板10fは、実施の形態5のパッド16及び第1の主面12上の配線15に代えて、実施の形態4の導電ビア16d及び第2の主面13上の配線15dを含む。本実施の形態の基板10fは、実施の形態4の第2の主面13上のソルダレジスト37をさらに含んでもよい。本実施の形態の基板10fは、実施の形態5の基板10eと同様に、電子部品30の本体部31の少なくとも一部を受け入れる第1の孔14eを有する。本実施の形態のソケット20dは、実施の形態4のソケット20dと同様の構成を有する。
本実施の形態の電子回路装置1eにおいて、ソケット20dの第1の端子23dの一部は、実施の形態4と同様に、導電ビア16dに電気的及び機械的に接続される。具体的には、ソケット本体部21から基板10fに向けて延在する外部接続端子25dは、導電ビア16dに挿入される。外部接続端子25dは、はんだなどの接合部材28を用いて、導電ビア16dに電気的及び機械的に接続される。こうして、電子部品30のリード32は、ソケット20dの第1の端子23dを介して、配線15dに電気的に接続される。
本実施の形態に係る電子回路装置1fの製造方法を説明する。本実施の形態の電子回路装置1fの製造方法は、実施の形態5の電子回路装置1eの製造方法と同様の工程を備えるが、主に以下の点で異なる。
本実施の形態の電子回路装置1fの製造方法は、基板10fを準備する工程を備える。基板10fは、電子部品30の本体部31の少なくとも一部を受け入れる第1の孔14eを有する。基板10fは、第1の主面12と第2の主面13との間を貫通する導電ビア16dを含む。配線15dは、第2の主面13上に配置されるとともに、導電ビア16dに電気的に接続される。基板10fは、ソルダレジスト37をさらに含んでもよい。ソルダレジスト37は、基板10fの第2の主面13のうち第2の主面13に直交する方向からの平面視において電子部品30と重なる領域と導電ビア16dとを除いて、基板10fの第2の主面13及び配線15を被覆してもよい。基板10fは、ソルダレジスト17をさらに含んでもよい。ソルダレジスト17は、第1の孔14及び導電ビア16dを除いて、基板10fの第1の主面12を被覆してもよい。
それから、本実施の形態の電子回路装置1fの製造方法は、ソケット20dを取り付ける工程を備える。ソケット20dを取り付ける工程は、基板10fの第1の主面12側から第1の端子23dの一部を導電ビア16dに挿入して、導電ビア16dに電気的及び機械的に接続することを含む。具体的には、導電ビア16dに挿入される第1の端子23dの一部は、外部接続端子25dであってもよい。ソケット20dの外部接続端子25dは、導電ビア16dに挿入される。ソケット20dの外部接続端子25dは、はんだなどの接合部材28を用いて、基板10fの導電ビア16dに電気的及び機械的に接続される。
本実施の形態の電子回路装置1fの製造方法は、基板10fの第1の主面12上にソケット20を取り付ける工程の後に、本体部31とリード32とを含む電子部品30を実装する工程とを備える。本実施の形態の電子回路装置1fの製造方法における電子部品30を実装する工程は、実施の形態5の電子回路装置1eの製造方法における電子部品30を実装する工程と同様に、第2の主面13側から電子部品30の本体部31の少なくとも一部を第1の孔14eに挿入して、第2の孔22内においてリード32を第1の端子23dに接触させることを含む。弾性保持部24は、導電性を有し、電子部品30のリード32を弾性的に保持する。
本実施の形態に係る電子回路装置1f及びその製造方法の効果を説明する。本実施の形態の電子回路装置1f及びその製造方法は、実施の形態5の電子回路装置1e及びその製造方法と同様の効果を奏するが、主に以下の点で異なる。
本実施の形態の電子回路装置1fでは、基板10fは、第1の主面12と第2の主面13との間を貫通する導電ビア16dを含む。配線15dは、第2の主面13上に配置されるとともに、導電ビア16dに電気的に接続される。第1の端子23dの一部は、導電ビア16dに挿入されて、導電ビア16dに電気的及び機械的に接続される。本実施の形態の電子回路装置1fの製造方法では、基板10fは、第1の主面12と第2の主面13との間を貫通する導電ビア16dを含む。配線15dは、第2の主面13上に配置されるとともに、導電ビア16dに電気的に接続される。ソケット20dを取り付ける工程は、第1の端子23dの一部を、導電ビア16dに挿入して、導電ビア16dに電気的及び機械的に接続することを含む。本実施の形態の電子回路装置1f及びその製造方法によれば、ソケット20dの第1の端子23dの一部(例えば、外部接続端子25d)が基板10fに向けて延在していても、電子部品30の実装高さが減少され得る。
(実施の形態7)
図16を参照して、実施の形態7に係る電子回路装置1gを説明する。本実施の形態の電子回路装置1gは、実施の形態6の電子回路装置1fと同様の構成を備えるが、主に以下の点で異なる。
本実施の形態の電子回路装置1gでは、第1の孔14eは、電子部品30の一部を受け入れる。具体的には、第1の孔14eは、電子部品30の本体部31の一部とリード32の一部とを受け入れる。
本実施の形態の電子回路装置1gでは、ソケット20gは延長部44をさらに含む。本実施の形態の延長部44は、実施の形態3の延長部44と同様の構成を備えている。具体的には、延長部44は、基板10fの第1の孔14e内に挿入される。延長部44の外表面は、基板10fの第1の孔14eの表面に面接触してもよい。延長部44が基板10fの第1の孔14e内に挿入される時に、延長部44は弾性変形されて、延長部44の外表面は第1の孔14eの表面に圧接してもよい。
本実施の形態の電子回路装置1gでは、第1の端子23gは、ソケット20gの第2の孔22の内部だけでなく、延長部44にも配置されている。ソケット20gの第1の端子23gは、延長部44においてリード32にさらに接触する。具体的には、第1の端子23gは、その一方側にソケット本体部21から突出する弾性保持部24cを含み、その他方側にソケット本体部21から基板10fに向かって突出する外部接続端子25dを含んでもよい。弾性保持部24cは、ソケット20gの第2の孔22の内部に加えて、延長部44にも配置される。弾性保持部24cは、第2の孔22の内部に加えて、延長部44においても、リード32に接触する。弾性保持部24cは、第2の孔22の内部及び延長部44において、電子部品30のリード32を弾性的に保持してもよい。弾性保持部24cは、第2の孔22の内部及び延長部44において、電子部品30のリード32を弾性的に挟持してもよい。
本実施の形態に係る電子回路装置1gの製造方法を説明する。本実施の形態の電子回路装置1gの製造方法は、実施の形態6の電子回路装置1fの製造方法と同様の工程を備えるが、主に以下の点で異なる。
本実施の形態の電子回路装置1gの製造方法では、ソケット20gは延長部44をさらに含む。ソケット20gを取り付ける工程は、延長部44を基板10fの第1の孔14e内に挿入することを含む。延長部44が基板10fの第1の孔14e内に挿入された後、延長部44の外表面は基板10fの第1の孔14eの表面に面接触してもよい。延長部44が基板10fの第1の孔14e内に挿入される時に、延長部44は弾性変形されて、延長部44の外表面は第1の孔14eの表面に圧接してもよい。
本実施の形態の電子回路装置1gの製造方法において、本体部31とリード32とを含む電子部品30を実装する工程は、第2の主面13側から電子部品30を第1の孔14eに挿入して、第2の孔22内においてリード32を第1の端子23gに接触させることを含む。電子部品30の本体部31の一部とリード32の一部が、基板10fの第1の孔14eに挿入されてもよい。
本実施の形態の電子回路装置1gの製造方法では、電子部品30を実装する工程は、延長部44においてリード32を第1の端子23gにさらに接触させることを含む。具体的には、第1の端子23gは、その一方側にソケット本体部21から突出する弾性保持部24cを含み、その他方側にソケット本体部21から基板10fに向かって突出する外部接続端子25dを含んでもよい。弾性保持部24cは、ソケット20gの第2の孔22の内部に加えて、延長部44にも配置される。弾性保持部24cは、第2の孔22の内部に加えて、延長部44においても、リード32に接触する。弾性保持部24cは、第2の孔22の内部及び延長部44において、電子部品30のリード32を弾性的に保持する。弾性保持部24cは、第2の孔22の内部及び延長部44において、電子部品30のリード32を弾性的に挟持してもよい。
本実施の形態に係る電子回路装置1g及びその製造方法の効果を説明する。本実施の形態の電子回路装置1g及びその製造方法は、実施の形態6の電子回路装置1f及びその製造方法と同様の効果を奏するが、主に以下の点で異なる。
本実施の形態の電子回路装置1gでは、ソケット20gは延長部44をさらに含む。延長部44は、基板10fの第1の孔14内に挿入される。ソケット20gの第1の端子23gは、延長部44においてリード32にさらに接触する。本実施の形態の電子回路装置1gの製造方法では、ソケット20gは延長部44をさらに含む。ソケット20gを取り付ける工程は、延長部44を基板10fの第1の孔14内に挿入することを含む。電子部品30を実装する工程は、延長部44においてリード32を第1の端子23gにさらに接触させることを含む。このように、ソケット20gの第1の端子23gは、第2の孔22の内部に加えて、延長部44においても、電子部品30のリード32に接触する。そのため、ソケット20gの第1の端子23gと電子部品30のリード32との接触面積が増加する。本実施の形態の電子回路装置1g及びその製造方法によれば、電子部品30が、より強固にソケット20gに保持され得る。そのため、電子回路装置1gは、自動車等の振動する機器に組み込まれ得る。また、本実施の形態の電子回路装置1g及びその製造方法によれば、電子部品30とソケット20gとの間の電気抵抗が減少され得る。
本実施の形態の変形例の電子回路装置では、本実施の形態の弾性保持部24cを、実施の形態2の突起26bを有する保持部24bに置き換えてもよい。本実施の形態の変形例の電子回路装置では、突起26bを有する保持部24bは、第2の孔22の内部に加えて、延長部44においても、電子部品30のリード32に接触して保持する。
今回開示された実施の形態及び変形例はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。矛盾のない限り、今回開示された実施の形態及び変形例の少なくとも2つを組み合わせてもよい。本発明の範囲は、上記した説明ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることを意図される。
1,1a,1b,1c,1d,1e,1f,1g 電子回路装置、10,10a,10d,10e,10f 基板、11 基材、12 第1の主面、13 第2の主面、14,14e 第1の孔、14d 貫通孔、15,15d 配線、16 パッド、16d 導電ビア、17,37 ソルダレジスト、18,19,19e,38,39 開口、20,20a,20b,20c,20d,20g ソケット、21 ソケット本体部、22 第2の孔、23,23b,23c,23d,23g 第1の端子、24,24c 弾性保持部、24b 保持部、25,25d 外部接続端子、26b 突起、28 接合部材、30,30a 電子部品、31,31a 本体部、32,32a リード、44 延長部。

Claims (26)

  1. 第1の主面と、前記第1の主面と反対側の第2の主面と、前記第1の主面と前記第2の主面との間を貫通する第1の孔とを有する基板と、
    本体部とリードとを含む電子部品と、
    第1の端子と、第1の端子の一部が内部に配置される第2の孔とを含むソケットとを備え、
    前記ソケットは、前記第1の主面上に取り付けられ、
    前記第1の孔は、前記電子部品の一部を受け入れ、
    前記本体部は、前記ソケットに対して前記基板側に位置し、
    前記リードは、前記第2の孔内において前記第1の端子に接触する、電子回路装置。
  2. 前記第1の端子は、前記リードを弾性的に保持する、請求項1に記載の電子回路装置。
  3. 前記第1の端子は、前記リードに食い込む突起を有する、請求項1または請求項2に記載の電子回路装置。
  4. 前記電子部品は、ヒートシンクを有する、請求項2または請求項3に記載の電子回路装置。
  5. 前記基板は配線を含み、
    前記第1の端子は、前記配線に電気的に接続される、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の電子回路装置。
  6. 前記配線は、前記第1の孔の表面上に配置されていない、請求項5に記載の電子回路装置。
  7. 前記基板は、前記第1の主面と前記第2の主面との間を貫通する導電ビアを含み、
    前記配線は、前記第2の主面上に配置されるとともに、前記導電ビアに電気的に接続され、
    前記第1の端子の一部は、前記導電ビアに挿入されて、前記導電ビアに電気的及び機械的に接続される、請求項5または請求項6に記載の電子回路装置。
  8. 前記配線は、前記第1の主面上に配置される、請求項5または請求項6に記載の電子回路装置。
  9. 前記配線はパッドを含み、
    前記第1の端子は、前記パッドに電気的及び機械的に接続される、請求項8に記載の電子回路装置。
  10. 前記第1の孔は、前記本体部の少なくとも一部を受け入れる、請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の電子回路装置。
  11. 前記第2の主面に直交する方向からの平面視において前記電子部品と重なる前記基板の前記第2の主面上に、前記配線は配置されていない、請求項5から請求項9のいずれか1項に記載の電子回路装置。
  12. 前記ソケットは延長部をさらに含み、
    前記延長部は、前記第1の孔内に挿入され、
    前記第1の端子は、前記延長部において前記リードにさらに接触する、請求項1から請求項11のいずれか1項に記載の電子回路装置。
  13. 前記電子部品は、アルミ電解コンデンサである、請求項1から請求項12のいずれか1項に記載の電子回路装置。
  14. 基板の第1の主面上にソケットを取り付ける工程と、
    前記ソケットを取り付ける前記工程の後に、本体部とリードとを含む電子部品を実装する工程とを備え、
    前記基板は、前記第1の主面と前記第1の主面と反対側の第2の主面との間を貫通する第1の孔を有し、
    前記ソケットは、第1の端子と、第1の端子の一部が内部に配置される第2の孔とを含み、
    前記電子部品を実装する前記工程は、前記第2の主面側から前記電子部品を前記第1の孔に挿入して、前記第2の孔内において前記リードを前記第1の端子に接触させることを含む、電子回路装置の製造方法。
  15. 前記リードを前記第1の端子に接触させることは、前記第1の端子により前記リードを弾性的に保持することを含む、請求項14に記載の電子回路装置の製造方法。
  16. 前記リードを前記第1の端子に接触させることは、前記第1の端子の突起を前記リードに食い込ませることを含む、請求項14または請求項15に記載の電子回路装置の製造方法。
  17. 前記電子部品は、ヒートシンクを有する、請求項15または請求項16に記載の電子回路装置の製造方法。
  18. 前記基板は配線を含み、
    前記ソケットを取り付ける前記工程は、前記第1の端子を前記配線に電気的に接続することを含む、請求項14から請求項17のいずれか1項に記載の電子回路装置の製造方法。
  19. 前記配線は、前記第1の孔の表面上に配置されていない、請求項18に記載の電子回路装置の製造方法。
  20. 前記基板は、前記第1の主面と前記第2の主面との間を貫通する導電ビアを含み、
    前記配線は、前記第2の主面上に配置されるとともに、前記導電ビアに電気的に接続され、
    前記ソケットを取り付ける前記工程は、前記第1の端子の一部を前記導電ビアに挿入して、前記導電ビアに電気的及び機械的に接続することを含む、請求項18または請求項19に記載の電子回路装置の製造方法。
  21. 前記配線は、前記第1の主面上に配置される、請求項18または請求項19に記載の電子回路装置の製造方法。
  22. 前記配線はパッドを含み、
    前記ソケットを取り付ける前記工程は、前記第1の端子を前記パッドに電気的及び機械的に接続することを含む、請求項21に記載の電子回路装置の製造方法。
  23. 前記電子部品を実装する前記工程は、前記本体部の少なくとも一部を前記第1の孔に挿入することを含む、請求項14から請求項22のいずれか1項に記載の電子回路装置の製造方法。
  24. 前記第2の主面に直交する方向からの平面視において、前記電子部品を実装する前記工程の際に前記電子部品と重なる前記基板の前記第2の主面上に、前記配線は配置されていない、請求項18から請求項22のいずれか1項に記載の電子回路装置の製造方法。
  25. 前記ソケットは、延長部をさらに含み、
    前記ソケットを取り付ける前記工程は、前記延長部を前記第1の孔内に挿入することを含み、
    前記電子部品を実装する前記工程は、前記延長部において前記リードを前記第1の端子にさらに接触させることを含む、請求項14から請求項24のいずれか1項に記載の電子回路装置の製造方法。
  26. 前記電子部品は、アルミ電解コンデンサである、請求項14から請求項25のいずれか1項に記載の電子回路装置の製造方法。
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