JP2017129392A - ガスメータ - Google Patents

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Abstract

【課題】ガスメータの機能が正常に働いているかどうかを把握することができるガスメータを提供する。【解決手段】遮断制御部11cは、遮断判定値を超えるガスの使用を判断したときに器具判定部11bがガスを使用するガス器具を判定している場合には、ガスの遮断を行わず、ガスの使用パターンについて再学習を開始する。一方、情報提示部11eは、遮断制御部11cがガスの遮断を行ったときに器具判定部11bにおいて判定されたガス器具の情報を器具判定情報として提示する。【選択図】図2

Description

本発明は、ガスメータに関する。
従来より、超音波式などの流速センサとマイクロコンピュータとを備えたガスメータが知られている。マイクロコンピュータは、流速センサにより検出されたガスの流速からガスの流量を計測し、この計測データからガスの積算流量を演算する。演算された積算流量は、例えばガスメータが備える液晶パネルを介して利用者又は検針員に提示される。また、マイクロコンピュータを搭載するガスメータは、高度な監視機能が可能となっており、計測データが論理的に異常と判断される場合にガスの遮断を行う機能(遮断機能)を備えている。
遮断機能には、合計流量遮断、増加流量遮断、使用時間遮断がある。合計流量遮断は、ガス供給先に設置されるガス器具の合計ガス消費量を超えるガスの使用に対してガスの遮断を行うものであり、増加流量遮断は、単体のガス器具の最大ガス消費量を超えるガスの使用に対してガスの遮断を行うものである。また、使用時間遮断は、極端に長い使用時間を超えるガス器具の使用に対してガスを遮断したり、当該遮断に先立って遮断予告をしたりするものである。マイクロコンピュータは、合計流量、増加流量及び使用時間に関する各遮断判定値を備えており、ガスの流量又はガスの使用時間が遮断判定値を超えた場合にガスの遮断を行う。また、マイクロコンピュータは、ガスメータの使用開始時、あるいは、必要なタイミングにおいて、ガスの使用パターンを学習し、その学習結果に応じて遮断判定値を更新している。これにより、ガスの遮断が不要に発生することがないようにしている。
ところで、一般に、夏場はガスの使用頻度が低いため、学習機能により遮断判定値は低い値に設定される。一方、季節が移り、気温が冷え込む秋口には、給湯器といったガス器具の使用頻度が増加するため、ガスの流量が合計流量用の遮断判定値又は増加流量用の遮断判定値を超えてしまうことがある。同様に、冬場には、ファンヒータや給湯器の使用時間が長くなるため、ガスの使用時間が使用時間用の遮断判定値を超えてしまうことがある。
このような問題を解決するために、ガスメータに器具判定機能を搭載することが提案されている。器具判定機能は、計測データに基づいて、ガスを使用したガス器具を判定するものである。そして、ガス流量又はガス使用時間が遮断判定値を超える場合であっても、ガスを使用したガス器具が判定されている場合には、ガスの遮断を行わないこととしている。これにより、不要なガスの遮断を抑制することができる。
ここで、例えば特許文献1には、ガス流量に関する流量情報と、ガスを使用する器具に関する使用器具情報とを含む使用状況情報を送信する手法が開示されている。また、例えば特許文献2には、ガス器具判別手段により判別されたガス器具の種類に基づいて、当該ガス器具を継続使用するための使用条件を設定し、ガス停止制御手段が用いる遮断条件を変更させる手法が開示されている。また、特許文献3には、地震による遮断事象と、横倒しによる遮断事象とを別の情報として記憶する手法が開示されている。さらに、特許文献4には、湯沸し器判別手段が小型湯沸し器と判断した場合に、所定時間の制限時間をカウントする使用制限タイマ手段を有し、使用制限タイマ手段が経過した時点で、小型湯沸し器の連続使用があったことを外部に通信し、ガス遮断弁を遮断する手法、及び、小型湯沸し器の継続使用があったことと履歴データ保持手段の履歴データとを合わせて外部に通信する手法が開示されている。
特開2008−209097号公報 特開2012−132632号公報 特開2009−216542号公報 特開2009−52895号公報
ところで、ガスメータに搭載された器具判定機能が正常に動作している場合であっても、遮断機能において必要と判断する場合にはガスの遮断が行われる。この際、利用者は、器具判定機能が有効に働いているかどうかが分からず、ガスメータの機能が正常に動作しているか疑問を感じやすいという問題がある。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ガスメータの機能が正常に働いているかどうかを把握することができるガスメータを提供する。
かかる課題を解決するために、本発明は、ガス器具が接続されたガス流路を流れるガスの流量を計測する計測部と、ガス流路を遮断する遮断弁と、計測部が計測したガスの流量に基づいて、ガスを使用するガス器具を判定する判定部と、ガスの使用パターンについて学習を行い遮断判定値の更新を行う学習機能を備えるとともに、遮断判定値を超えるガスの使用を判断した場合に遮断弁を制御してガスの遮断を行う遮断制御部と、ガスメータに関する情報を提示する情報提示部と、を有するガスメータを提供する。この場合において、遮断制御部は、遮断判定値を超えるガスの使用を判断したときに判定部がガスを使用するガス器具を判定している場合には、ガスの遮断を行わず、ガスの使用パターンについて再学習を開始し、情報提示部は、遮断制御部がガスの遮断を行ったときに判定部において判定されたガス器具の情報を器具判定情報として提示する。
ここで、本発明において、遮断制御部は、遮断判定値を超えるガスの使用を判断したときに判定部がガスを使用するガス器具を判定している場合には、遮断判定値を予め定められた上限値に切り替えるとともに、ガスの使用パターンについて再学習を開始することが好ましい。
また、本発明は、遮断制御部がガスの遮断を行ったことを示す情報である遮断詳細に、器具判定情報を関連付けて格納する記憶部をさらに有することが好ましい。この場合、情報提示部は、遮断詳細についての提示要求を判断すると、記憶部に記憶された情報に基づいて、遮断詳細とこれに関連付けられた器具判定情報とを提示することが望ましい。
また、本発明において、遮断判定値は、複数のガス器具についての合計流量に関する遮断判定値、又は複数のガス器具のうちのいずれかのガス器具についての増加流量に関する遮断判定値であることが好ましい。
また、本発明において、遮断判定値は、ガス器具についての使用時間に関する遮断判定値であることが好ましい。
また、本発明は、判定部において判定されたガス器具毎に、当該ガス器具についての積算流量を演算する積算演算部をさらに有することが好ましい。この場合、情報提示部は、所定のガス器具についての積算流量の提示要求を判断すると、当該ガス器具について積算演算部により演算された積算流量に関する情報を提示するとともに、当該積算流量の提示対象となるガス器具について判定部によりガスの使用が判定されている場合にはその情報も併せて提示することが好ましい。
本発明によれば、ガスの遮断を行ったときに判定部において判定されたガス器具が存在する場合には、器具判定情報が提示される。これにより、ガスメータの機能が正常に動作しているかどうかを容易に確認することができる。
本実施形態に係るガスメータの構成を示すブロック図 マイコンの機能を示すブロック図 合計流量遮断に係る遮断判定値(合計流量遮断値)についての学習機能を示す説明図 使用時間遮断に係る遮断判定値(使用時間遮断値)についての学習機能を示す説明図 切り替え可能な表示内容を示す説明図 メータ情報データ群に関する各データの表示方法を説明する説明図 遮断詳細の表示態様を模式的に示す説明図 遮断詳細の表示態様を模式的に示す説明図 個別積算データ群に関する各データの表示方法を説明する説明図 給湯器積算値の表示態様を模式的に示す説明図 ファンヒータ積算値の表示態様を模式的に示す説明図
(第1の実施形態)
図1は、本実施形態に係るガスメータ1の構成を示すブロック図である。ガスメータ1は、ガス供給元からガス供給先のガス器具にガスを供給する供給路上に配置され、ガス供給先で使用されたガスの積算流量などを表示するものである。ガスメータ1は、例えばアルミダイキャスト製であり、箱形状を有している。このガスメータ1の内部には、ガス流路(図示せず)が形成されている。ガス流路の一方の端部は、上流側配管を介してガス供給元に接続され、その他方の端部は、下流側配管を介してガス供給先のガス器具に接続される。
ガスメータ1は、液晶パネル2、LED3、復帰ボタン4、流速センサ5、圧力センサ6及びマイコン(マイクロコンピュータ)10を主体に構成されている。ガスメータ1は、その内部に電源用の電池(図示せず)を搭載しており、当該電池の電力により動作する。
液晶パネル2は、ガスメータ1の正面に配置されている。液晶パネル2は、マイコン10に制御され、積算流量やガスメータ1が保有する各種のデータを表示する。
LED3は、ガスメータ1の正面に配置されており、例えば赤色LEDである。LED3は、マイコン10からの駆動信号に応じて点灯又は点滅し、これにより、ガスメータ1の異常状態などを表示する。ガス器具の使用者又は検針員などは、LED3の点灯状態(継続的な点灯や点滅等)により、視覚を通じてガスメータ1の異常状態を認識することができる。
復帰ボタン4は、ガスメータ1の正面に配置されている。復帰ボタン4は、遮断弁7の閉弁時に押下操作することで、遮断弁7を開弁動作させるものである。例えば、地震時やガス漏れ判断時、ガスメータ1は、遮断弁7を閉弁させ、ガスの遮断を行う。一方、地震やガス漏れ等の問題解決時には、復帰ボタン4を押下操作することで、遮断弁7が開弁されてガスの使用を再開することができる。復帰ボタン4は、マイコン10と電気的に接続されており、当該復帰ボタン4が押下操作されると、その操作信号がマイコン10に入力される。
また、この復帰ボタン4は、遮断弁7を開弁動作させる以外にも、ガスメータ1を操作するための操作部として機能する。例えば、復帰ボタン4を押圧操作することで、ガスメータ1が保有する各種のデータを液晶パネル2に表示することができる。
流速センサ5は、ガスメータ1内部のガス流路に設けられており、ガス流路を通過するガスの流速に応じた信号を出力する。流速センサ5としては、例えば超音波センサやフローセンサなどを用いることができる。流速センサ5から出力される信号は、マイコン10に入力される。
圧力センサ6は、上述のガス流路に設けられており、ガス流路内におけるガス圧力に応じた信号を出力する。圧力センサ6としては、ピエゾ抵抗式や静電容量式などのセンサを用いることができる。圧力センサ6から出力される信号は、マイコン10に入力される。
マイコン10は、ガスメータ1の制御を行う制御部である。マイコン10は、CPU10aと、ROM10bと、RAM10cとを主体に構成されている。CPU10aは、ガスメータ1の全体的な制御を司る。ROM10bは、CPU10aがアクセス可能な読み出し専用メモリであり、CPU10aが実行すべきプログラムや各種のデータを保持している。RAM10cは、データの読み出し及び書き込みが自在なメモリであり、CPU10aの制御により、ガスメータ1の動作中に生成された様々なデータを記憶する。
図2は、マイコン10の機能を示すブロック図である。マイコン10は、これを機能的に捉えた場合、演算部11a、器具判定部11bと、遮断制御部11c、記憶部11dと、情報提示部11eとを有している。
演算部11aは、サンプリング周期毎に、流速センサ5から出力される流速データにガス流路の断面積を乗じてガスの流量(瞬時流量)を計測する(計測部)。また、演算部11aは、計測データであるガスの流量を積算することで積算流量を演算する。この積算流量が検針員によって検針される検針値に相当する。
また、演算部11aは、以下に示す機能を備えている。
演算部11aは、流量変化を的確に捉えるために個別積算機能を備えている。この個別積算機能により、特大流量区分積算値、大流量区分積算値、中流量区分積算値、継続使用積算値、指定時間帯積算値、プリペイド残量、ガス器具積算値といったデータが演算・処理される(積算演算部)。
特大流量区分積算値、大流量区分積算値及び中流量区分積算値は、特定の流量区分に対応する積算流量をそれぞれ示すものである。継続使用積算値は、特定の流量区分範囲内、かつ指定量以上のガスが連続して使用された場合の積算流量を示すものである。指定時間帯積算値は、指定の時間帯(曜日・時間)にガスが使用された場合の積算流量を示すものである。プリペイド積算値は、前払い方式のガス利用者に対して使用可能なガス量を所定のカウンタ値で示すものである。ガス器具積算値は、特定のガス器具についての個別的な積算流量を示すものであり、本実施形態では、給湯器の積算流量を示す給湯器積算値及びファンヒータの積算流量を示すファンヒータ積算値がこれに該当する。
また、演算部11aは、ガス圧力に関する情報を確認するために圧力情報機能を備えている。この圧力情報機能により、現在圧力値、最大圧力値、最小圧力値、閉塞圧力値といった種々のデータが演算・処理される。これらのデータは、圧力センサ6から出力される計測データに基づいて演算・処理される。
現在圧力値は、現在のガス圧力である。最大圧力値は、ガス器具の使用時のガス圧力の最大値であり、最小圧力値は、ガス器具の使用時のガス圧力の最小値である。閉塞圧力値は、ガス器具の使用停止時のガス圧力である。
さらに、演算部11aは、ガスメータ1の内部情報を確認するためにメータ情報機能を備えている。このメータ情報機能により、電池電圧低下遮断残日数、流量式微小漏洩経過日数、圧力式微小漏洩経過日数、遮断詳細といった種々のデータが演算・処理される。
電池電圧低下遮断残日数は、電池の電圧が低下した場合に遮断弁7を閉弁するまでの日数を警告するものである。流量式微小漏洩経過日数は、微少なガス流量が予め定められた期間を超えて流れ続けた場合に、ガスメータ1以降の配管で微少な漏洩があると判断してその経過日数を警告するものである。圧力式微小漏洩経過日数は、ガス流路内におけるガス圧力の上昇を定められた期間を超えて捉えることができない場合にマイコンメータ以降の配管で微少な漏洩があると判断してその経過日数を警告するものである。遮断詳細は、ガスの異常使用として発生したガスの遮断に係る詳細を示すものである。個々の遮断詳細には、遮断事象、遮断時の流量区分、遮断時の日時といった情報が含まれる。また、ガスの遮断を行ったときに器具判定部11bがガスを使用するガス器具を判定している場合、この遮断詳細には、器具判定部11bにおいて判定されたガス器具の情報(器具判定情報)も関連付けられる。
器具判定部11bは、演算部11aが計測したガスの流量の変化(推移)に基づいて、ガスを使用するガス器具を判定する。具体的には、計測したガスの流量の推移と、固有流量変化データとを比較して、ガスを使用するガス器具を判定する。固有流量変化データは、ガス器具の使用に伴う当該ガス器具固有の流量の変化態様を規定したデータであり、ガス器具毎に用意され、後述する記憶部11dに格納されている。本実施形態では、給湯器及びファンヒータの2つのガス器具に対応する固有流量変化データが用意されており、器具判定部11bは、給湯器及びファンヒータの2つのガス器具を判定することができる。なお、計測したガスの流量の推移は、必ずしも固有流量変化データとマッチしないこともあり、この場合、器具判定部11bは、給湯器及びファンヒータのいずれとも判定しない。
遮断制御部11cは、遮断判定値を超えるガスの使用を判断した場合に、遮断弁7を制御してガスの遮断を行う。遮断制御部11cによるガスの遮断には、合計流量遮断、増加流量遮断及び使用時間遮断などがある。
合計流量遮断は、ガス供給先に設置される複数のガス器具の合計ガス使用量よりも異常に大きいガスの使用が判断された場合に、ガスの遮断を行うものである。具体的には、遮断制御部11cは、ガスの流量が合計流量用の遮断判定値(以下「合計流量遮断値」という)を超えた場合に、ガスの遮断を行う。この遮断機能により、ガス元栓の誤開放やゴムホースの抜け等による大量のガス漏れを判断し、ガスの遮断を行うことができる。
増加流量遮断は、ガスを最大に消費するガス器具についてのガスの使用よりも異常に大きいガスの流量増加が判断された場合に、ガスの遮断を行うものである。具体的には、遮断制御部11cは、ガスの流量が増加流量用の遮断判定値(以下「増加流量遮断値」という)を超えた場合に、ガスの遮断を行う。この遮断機能により、ガス元栓の誤開放やゴムホースの抜け等による大量のガス漏れを判断して、ガスの遮断を行うことができる。
使用時間遮断は、ガスの使用時間が異常に長い場合に、ガスの遮断を行うものである。具体的には、遮断制御部11cは、ガスの使用時間が、使用時間用の遮断判定値(以下「使用時間遮断値」という)を超えた場合に、ガスの遮断を行う。この遮断機能により、ガス器具の消し忘れ、ガス器具の器具栓の不完全閉止などによるガス漏れを判断し、ガスの遮断を行うことができる。
また、遮断制御部11cは、ガスの使用パターンについて学習を行い、当該学習結果に基づいて遮断判定値の更新を行う学習機能を備えている。以下、学習機能について詳述する。
図3は、合計流量遮断に係る遮断判定値(合計流量遮断値)についての学習機能を示す説明図である。合計流量遮断値は、予め定められた下限値(例えば900L/h)と上限値(例えば2500L/h)の範囲内で設定することができる。
まず、ガスメータ1の使用が開始されると、遮断制御部11cは初期学習を行う。この初期学習は、初期学習期間(例えば2週間)におけるガスの使用パターンに基づいて合計流量遮断値を設定するものである。具体的には、遮断制御部11cは、初期学習期間においてガスが使用されると、その使用の度にガスの流量をモニタリングする。そして、遮断制御部11cは、初期学習期間のなかで最大の流量値に所定の安全率(例えば「2.2」)を乗じた値を合計流量遮断値として設定する。なお、この初期学習期間においては、合計流量遮断値には暫定的な値が用いられる。
合計流量遮断値が設定されると、それ以降、遮断制御部11cは、ガスの流量をモニタリングし、一定の再学習条件を判断した場合に、ガスの使用パターンについて再学習を開始する。例えば、再学習条件は、ガスの流量が増加学習判定レベルを超える状態が所定日数連続すること、又は、ガスの流量が減少学習判定レベルを下回る状態が所定日数連続することである。この再学習では、初期学習と同様、所定の再学習期間にわたりガスの流量がモニタリングされる。そして、この再学習期間のなかで最大の流量値に所定の安全率を乗じた値が、新たな合計流量遮断値として設定される。
このような学習機能により、夏場といったガスの使用頻度が低い季節では、合計流量遮断値は低い値に設定される。一方、季節が移り、気温が冷え込む秋口には、給湯器といったガス器具の使用頻度が増加する。この場合、ガスの流量が合計流量遮断値を超えてしまう可能性があり、通常であれば、ガスの遮断が行われる。
しかしながら、このようなシーンにあっても、給湯器、ファンヒータといったように、ガスを使用したガス器具が判定されている状況では、そのガスの使用(ガスの流量)は適正であると考えられる。そこで、遮断制御部11cは、合計流量遮断値を超えるガスの使用を判断した場合に、器具判定部11bにおいてガスを使用したガス器具(ファンヒータ又は給湯器)が判定されているか否かを判断する。そして、ファンヒータ又は給湯器が判定されている場合には、ガスの遮断を行わず、ガスの使用パターンについて再学習を開始する。具体的には、遮断制御部11cは、合計流量遮断値を予め定められた上限値(例えば2500L/h)に切り替えてガスの遮断を回避するとともに、ガスの使用パターンについて再度の学習を開始する。一方で、給湯器及びファンヒータのいずれとも判定されていない場合には、遮断制御部11cはガスの遮断を行う。
なお、増加流量遮断に係る遮断判定値(増加流量遮断値)についての学習概念については、合計流量遮断におけるものと同様であり、その説明については省略する。
図4は、使用時間遮断に係る遮断判定値(使用時間遮断値)についての学習機能を示す説明図である。使用時間遮断値は、予め定められた下限値(例えば300分)と上限値(例えば720分)の範囲内で設定することができる。
まず、ガスメータ1の使用が開始されると、遮断制御部11cは初期学習を行う。この初期学習は、初期学習期間(例えば2週間)におけるガスの使用パターンに基づいて使用時間遮断値を設定するものである。具体的には、遮断制御部11cは、初期学習期間においてガスが使用されると、その使用の度に使用時間をモニタリングする。そして、遮断制御部11cは、初期学習期間のなかで最大の使用時間に所定の安全率(例えば「2.2」)を乗じた値を使用時間遮断値として設定する。なお、この初期学習期間においては、使用時間遮断値には暫定的な値が用いられる。
使用時間遮断値が設定されると、それ以降、遮断制御部11cは、ガスの使用時間をモニタリングし、一定の再学習条件を判断した場合に、ガスの使用パターンについて再学習を開始する。例えば、再学習条件は、ガスの使用時間が増加学習判定レベルを超える状態が所定日数連続すること、又は、ガスの使用時間が減少学習判定レベルを下回る状態が所定日数連続することである。この再学習では、初期学習と同様、所定の再学習期間にわたりガスの流量がモニタリングされる。そして、この再学習期間のなかで最大の使用時間に所定の安全率を乗じた値が、新たな使用時間遮断値として設定される。
このような学習機能により、夏場といったガスの使用頻度が低い季節では、使用時間遮断値は低い値に設定される。一方、気温が低い冬場には、ファンヒータや給湯器といったガス器具の使用時間が増加する。この場合、ガスの使用時間が使用時間遮断値を超えてしまう可能性があり、通常であれば、ガスの遮断が行われる。
しかしながら、このようなシーンにあっても、給湯器、ファンヒータといったように、ガスを使用したガス器具が判定されている状況では、そのガスの使用(ガスの使用時間)は適正であると考えられる。そこで、遮断制御部11cは、使用時間遮断値を超えるガスの使用を判断した場合には、器具判定部11bにおいてガスを使用したガス器具(ファンヒータ又は給湯器)が判定されているか否かを判断する。そして、ファンヒータ又は給湯器が判定されている場合には、ガスの遮断を行わず、ガスの使用パターンについて再学習を開始する。具体的には、遮断制御部11cは、使用時間遮断値を予め定められた上限値(例えば720分)に切り替え、ガスの遮断を回避するとともに、ガスの使用パターンについて再学習を開始する。一方で、給湯器及びファンヒータのいずれとも判定されていない場合には、遮断制御部11cはガスの遮断を行う。
記憶部11dは、ガスメータ1の動作に必要なプログラムや各種データが格納されている。本実施形態との関係において、記憶部11dには、ガス器具毎の固有流量変化データ、具体的には、ファンヒータの固有流量変化データ及び給湯器の固有流量変化データが格納されている。
また、記憶部11dには、マイコン10の各機能において得られたデータ、具体的には、積算流量データ、個別積算データ群、圧力情報データ群、メータ情報データ群が格納されている。
ここで、積算流量データは、演算部11aが計測した積算流量に関するデータである。個別積算データ群は、特大流量区分積算値、大流量区分積算値、中流量区分積算値、継続使用積算値、指定時間帯積算値、プリペイド残量、ファンヒータ積算値及び給湯器積算値に関する各データが含まれるデータ群である。圧力情報データ群は、現在圧力値、最大圧力値、最小圧力値、閉塞圧力値に関する各データが含まれるデータ群である。メータ情報データ群は、電池電圧低下遮断残日数、流量式微小漏洩経過日数、圧力式微小漏洩経過日数、過去3回分の遮断詳細に関する各データが含まれるデータ群である。
情報提示部11eは、液晶パネル2を制御し、ガスメータ1に関する各種の情報を表示する。液晶パネル2への情報表示は、復帰ボタン4を長押しすることで可能である。すなわち、この復帰ボタン4の操作、具体的には、マイコン10(情報提示部11e)に入力される操作信号は、ガスメータ1が保有するデータについての表示要求に相当する。
情報提示部11eは、復帰ボタン4の長押し操作を判断すると、積算流量データ、個別積算データ群、圧力情報データ群及びメータ情報データ群の情報を表示する。具体的には、図5に示すように、情報提示部11eは、復帰ボタン4の長押し操作が行われると積算流量データを初期的に表示し、長押し操作が行われる毎に、個別積算データ群、圧力情報データ群、メータ情報データ群の順番で、表示対象となるデータ/データ群を切り替える。
また、個別積算データ群、圧力情報データ群及びメータ情報データ群の表示では、情報提示部11eは、当該データ群に含まれる各データを個別的に表示する。例えば、情報提示部11eは、復帰ボタン4の短押しに応じて、データ群に含まれる各データを順次切り替えて表示する。
ここで、図6は、メータ情報データ群に関する各データの表示方法を説明する説明図である。メータ情報データ群の表示では、メータ情報データ群に含まれる各データ、すなわち、電池電圧低下遮断残日数、流量式微小漏洩経過日数、圧力式微小漏洩経過日数、過去3回分の遮断詳細(遮断詳細1、遮断詳細2及び遮断詳細3)に関する情報が表示される。各データは個別的に表示されるようになっており、例えば復帰ボタン4の短押しに応じて、電池電圧低下遮断残日数、流量式微小漏洩経過日数、圧力式微小漏洩経過日数、遮断詳細1、遮断詳細2、遮断詳細3の順で表示対象となるデータを順繰りに切り換えることができる。
図6において、電池電圧低下遮断残日数の表示では、当該日数が「16日」であることを示している。流量式微小漏洩経過日数の表示では、当該日数が「28日」であることを示している。圧力式微小漏洩経過日数の表示では、当該日数が「18日」であることを示している。3つの遮断詳細1〜3の表示では、それぞれの遮断に関する情報を示している。
個々の遮断詳細1〜3は、遮断事象及び流量区分を示す表示パターンと、当該表示パターンから復帰ボタン4の短押しによって切り替わる、遮断日時を示す表示パターンとで構成されている。
遮断事象及び流量区分を示す表示パターンは、前半1桁の数字と、ハイフンに続く後半2桁の数字とで構成されている。
前半1桁の数字は、過去3回のうちのいずれの遮断詳細であるかを示すものである。具体的には、「1」が直前の遮断詳細であること、「2」がその前回の遮断詳細であること、「3」が前々回の遮断詳細であることを示している。
後半2桁の数字は、遮断事象を示すものである。例えば、「1*」は合計流量遮断であることを示し、「2*」は増加流量遮断であることを示す。また、図示しないが「3*」は使用時間遮断であることを示し、「42」は感震器遮断であることを示す。なお、「*」には、流量区分に対応する特定の数字が割り当てられる。
遮断日時を示す表示パターンは、7桁の連続する数字により構成されている。この表示パターンでは、最も左側の1桁の数字で西暦の下1桁を示し、これに続く2桁の数字で月を示し、さらに続く2桁の数字で日を示し、最後の2桁で時間を示している。例えば、遮断詳細1では、2016年3月8日15時が示され、遮断詳細2では、2016年2月8日15時が示され、遮断詳細3では、2016年1月8日15時が示されている。
図7及び図8は、遮断詳細の表示態様を模式的に示す説明図である。本実施形態の特徴の一つとして、情報提示部11eは、遮断制御部11cがガスの遮断を行ったときに器具判定部11bにおいて判定されたガス器具の情報を器具判定情報として表示することとしている。
ガスの遮断を行ったときに器具判定部11bがガスを使用したガス器具を判定していない場合、すなわち、記憶部11dに格納される遮断詳細に器具判定情報が関連付けられていない場合、情報提示部11eは、図7に示すように、上述した形態で遮断詳細を表示する(通常表示)。一方、ガスの遮断を行ったときに器具判定部11bがガスを使用したガス器具を判定している場合、すなわち、記憶部11dに格納される遮断詳細に器具判定情報が関連付けられている場合には、情報提示部11eは、図8に示すように、通常表示に加えて器具判定情報を表示する。
図8に示す例では、器具判定情報は、上枠、下枠、上向き矢印及びLの文字から構成されている。この器具判定情報におけるLの文字は、判定されたガス器具が給湯器であることを示している。また、判定されたガス器具がファンヒータである場合には、このLの文字に変えて、例えばSの文字が表示される。もっとも、器具判定情報の表示態様はこの手法に限らず、ガスの遮断を行ったときにガスを使用するものと判定されたガス器具を示すものであれば、どのようなものであってもよい。
このように本実施形態によれば、ガスの遮断を行ったときにガスを使用したガス器具が判定されている場合には、ガスの使用が判定されたガス器具の情報(器具判定情報)が表示されることとなる。したがって、器具判定情報が表示される場合には、器具判定機能によりガス器具が適切に判定されて学習値ベースでのガスの遮断は回避されたが、上限値を超えるガスの使用があったということが分かる。一方、器具判定情報が表示されない場合には、給湯器あるいはファンヒータ以外のガス器具によってガスの遮断が行われたことが分かる。これにより、ガスメータ1の機能が正常に動作しているかどうかを容易に確認することができる。
また、本実施形態において、遮断制御部11cは、遮断判定値を超えるガスの使用を判断したときに器具判定部11bがガスを使用するガス器具を判定している場合には、遮断判定値を予め定められた上限値に切り替えるとともに、ガスの使用パターンについて再学習を開始している。
この構成によれば、ガスを使用したガス器具が判定されている場合には、遮断判定値が上限値に切り替えられるので、不要な遮断を抑制することができる。また、再学習を行うことで、使用パターンに応じた適切な値へと遮断判定値を切り替えることができる。
また、本実施形態において、記憶部11dは、遮断制御部11cがガスの遮断を行ったことの情報である遮断詳細に、器具判定情報を関連付けて格納している。そして、情報提示部11eは、遮断詳細についての提示要求を判断すると、記憶部11dに記憶された情報に基づいて、遮断詳細と器具判定情報とをそれぞれ表示している。
この構成によれば、復帰ボタン4を操作して遮断詳細を表示する際に、これと併せて遮断に係る器具判定情報を表示することができる。これにより、遮断時にガスの使用を判定されたガス器具の有無を、遮断詳細の確認とともに行うことができる。その結果、ガスメータ1の機能が正常に動作しているかどうかを容易に確認することができる。
なお、本実施形態では、復帰ボタン4の操作にともなう遮断詳細についての提示要求に応じて、器具判定情報を表示している。しかしながら、ガスの遮断時に、器具判定情報を表示するものであってもよい。
(第2の実施形態)
以下、第2の実施形態に係るガスメータ1について説明する。ここで、図9は、個別積算データ群に関する各データの表示方法を説明する説明図である。メータ情報データ群の表示では、メータ情報データ群に含まれる各データ、すなわち、特大流量区分積算値、大流量区分積算値、中流量区分積算値、継続使用積算値、指定時間帯積算値、プリペイド残量、給湯器積算値、ファンヒータ積算値に関するデータが表示される。各データは個別的に表示されるようになっており、例えば復帰ボタン4の短押しに応じて、特大流量区分積算値、大流量区分積算値、中流量区分積算値、継続使用積算値、指定時間帯積算値、プリペイド残量、給湯器積算値、ファンヒータ積算値の順で表示対象となるデータを順繰りに切り換えることができる。
図9において、特大流量区分積算値の表示は当該積算値が「8888.88m」であることを示している。また、大流量区分積算値の表示は当該積算値が「6666.66m」であること、中流量区分積算値の表示は当該積算値が「4444.44m」であること、継続使用積算値の表示は当該積算値が「3333.33m」であること、指定時間帯積算値の表示は当該積算値が「2222.22m」であること、プリペイド残量の表示は当該残量が「99.9m」であることを示している。さらに、給湯器積算値の表示は当該積算値が「7777.77m」であること、ファンヒータ積算値の表示は当該積算値が「5555.55m」であることを示している。
本実施形態の特徴の一つとして、情報提示部11eは、器具判定情報を表示することとしている。器具判定情報の表示は、該当するガス器具の積算値の表示と併せて行われる。
図10は、給湯器積算値の表示態様を模式的に示す説明図である。図10(a)に示すように、情報提示部11eは、給湯器積算値を表示するときに、器具判定部11bにおいて給湯器が判定されていない場合には、給湯器の積算値及びこの積算値が給湯器に関するものであることを表示する(通常表示)。図10(a)において、7桁の数字は積算値を示し、Lの文字及び上向きの矢印は当該積算値が給湯器に関するものであることを示す。一方で、図10(b)に示すように、情報提示部11eは、給湯器積算値を表示するときに、器具判定部11bにおいて給湯器が判定されている場合には、通常表示に加えて、器具判定情報を表示する。図10(b)に示す例では、器具判定情報は、Lの文字及び上向きの矢印の上下に位置付けられる上枠及び下枠で構成されている。この上枠及び下枠の有無により、現在、器具判定部11bにおいて給湯器が判定されているか、それとも給湯器が判定されていないかを把握することができる。
図11は、ファンヒータ積算値の表示態様を模式的に示す説明図である。図11(a)に示すように、情報提示部11eは、ファンヒータ積算値を表示するときに、器具判定部11bにおいてファンヒータが判定されていない場合には、ファンヒータの積算値及びこの積算値がファンヒータに関するものであることを表示する(通常表示)。図11(a)において、7桁の数字は積算値を示し、Sの文字及び上向きの矢印は当該積算値がファンヒータに関するものであることを示す。一方で、図11(b)に示すように、情報提示部11eは、ファンヒータ積算値の表示時に、器具判定部11bにおいてファンヒータが判定されている場合には、通常表示に加えて、器具判定情報を表示する。図11(b)に示す例では、器具判定情報は、Sの文字及び上向きの矢印の上下に位置付けられる、上枠及び下枠で構成されている。この上枠及び下枠の有無により、現在、器具判定部11bにおいてファンヒータが判定されているか、それともファンヒータが判定されていないかを把握することができる。
このように本実施形態において、情報提示部11eは、所定のガス器具の積算流量についての提示要求を判断すると、当該ガス器具について演算部11aにより演算された積算流量に関する情報を提示するとともに、当該積算流量を提示するガス器具について器具判定部11bにより使用を判定されている場合にはその情報(器具判定情報)も併せて表示している。
この構成によれば、ガス器具の使用を判定していることを確認することができる。これにより、ガス器具別の積算機能の動作を確認することもできる。したがって、ガスメータ1の機能が正常に動作しているかどうかを容易に確認することができる。
なお、本実施形態によれば、積算値の表示に併せて使用を判定されたガス器具の情報(器具判定情報)を表示しているが、復帰ボタン4の操作に応じて、その際に使用を判定されたガス器具の情報を表示してもよい。また、ガスを使用するガス器具を判定している期間に、用を判定されたガス器具の情報を表示するものであってもよい。
以上、本発明の実施形態にかかるガスメータについて説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されることなく、その発明の範囲内において種々の変形が可能であることはいうまでもない。
例えば、本実施形態では、情報を提示する手法として、液晶パネル2に情報を表示している。しかしながら、情報の提示方法は、音や音声にて行うものであってもよいし、各種の通信によって外部機器に送信し、当該外部機器を通じてその情報を提示するものであってもよい。
1 ガスメータ
2 液晶パネル
3 LED
4 復帰ボタン
5 流速センサ
6 圧力センサ
7 遮断弁
10 マイコン
10a CPU
10b ROM
10c RAM
11a 演算部(計測部/積算演算部)
11b 器具判定部(判定部)
11c 遮断制御部
11d 記憶部
11e 情報提示部

Claims (6)

  1. ガス器具が接続されたガス流路を流れるガスの流量を計測する計測部と、
    前記ガス流路を遮断する遮断弁と、
    前記計測部が計測したガスの流量に基づいて、ガスを使用するガス器具を判定する判定部と、
    ガスの使用パターンについて学習を行い遮断判定値の更新を行う学習機能を備えるとともに、前記遮断判定値を超えるガスの使用を判断した場合に前記遮断弁を制御してガスの遮断を行う一方、前記遮断判定値を超えるガスの使用を判断したときに前記判定部がガスを使用するガス器具を判定している場合には、ガスの遮断を行わず、ガスの使用パターンについて再学習を開始する遮断制御部と、
    ガスメータに関する情報を提示する情報提示部と、を有し、
    前記情報提示部は、前記遮断制御部がガスの遮断を行ったときに前記判定部において判定されたガス器具の情報を器具判定情報として提示することを特徴とするガスメータ。
  2. 前記遮断制御部は、前記遮断判定値を超えるガスの使用を判断したときに前記判定部がガスを使用するガス器具を判定している場合には、前記遮断判定値を予め定められた上限値に切り替えるとともに、前記ガスの使用パターンについて再学習を開始することを特徴とする請求項1に記載されたガスメータ。
  3. 前記遮断制御部がガスの遮断を行ったことを示す情報である遮断詳細に、前記器具判定情報を関連付けて格納する記憶部をさらに有し、
    前記情報提示部は、前記遮断詳細についての提示要求を判断すると、前記記憶部に記憶された情報に基づいて、前記遮断詳細とこれに関連付けられた前記器具判定情報とを提示することを特徴とする請求項1又は2に記載されたガスメータ。
  4. 前記遮断判定値は、複数のガス器具についての合計流量に関する遮断判定値、又は前記複数のガス器具のうちのいずれかのガス器具についての増加流量に関する遮断判定値であることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載されたガスメータ。
  5. 前記遮断判定値は、ガス器具についての使用時間に関する遮断判定値であることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載されたガスメータ。
  6. 前記判定部において判定されたガス器具毎に、当該ガス器具についての積算流量を演算する積算演算部をさらに有し、
    前記情報提示部は、所定のガス器具についての積算流量の提示要求を判断すると、当該ガス器具について前記積算演算部により演算された積算流量に関する情報を提示するとともに、当該積算流量の提示対象となるガス器具について前記判定部によりガスの使用が判定されている場合にはその情報も併せて提示することを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載されたガスメータ。
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