JP2017128685A - 熱可塑性樹脂組成物、成形体及び車両 - Google Patents

熱可塑性樹脂組成物、成形体及び車両 Download PDF

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Hiromi Yasui
壽美 楊井
豊 石原
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豊 石原
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Abstract

【課題】成形体の耐熱性、難燃性、機械特性、外観に優れる熱可塑性樹脂組成物を提供する。【解決手段】メチルメタクリレート由来の繰り返し単位(A1)90質量%〜99質量%及び(メタ)アクリル酸由来の繰り返し単位(A2)1質量%〜10質量%を含む共重合体(A)並びにホスホン酸エステル難燃剤(B)を含む熱可塑性樹脂組成物。前記熱可塑性樹脂組成物を含む成形体。前記成形体を含む車両。【選択図】 なし

Description

本発明は、熱可塑性樹脂組成物、成形体及び車両に関する。
ポリメチルメタクリレートに代表されるアクリル樹脂は、優れた透明性、耐候性、機械特性、成形加工性、寸法安定性から、光学材料、車両用部品、照明用材料、建築用材料等、様々な分野で幅広く用いられている。
しかしながら、アクリル樹脂は、優れた透明性、耐候性、機械特性、成形加工性、寸法安定性を有するものの、耐熱性や難燃性が十分ではなく、その使用用途が限定されることがある。
これらの課題を解決する方法として、例えば、特許文献1には、アクリル樹脂にリン酸エステル難燃剤を配合したアクリル樹脂組成物が開示されている。また、特許文献2には、メタクリル酸由来の繰り返し単位を有するアクリル樹脂が開示されている。
特開2015−086250号公報 特開2009−256406号公報
しかしながら、特許文献1や特許文献2で開示されている方法は、難燃性が十分とは言えない。
そこで、本発明の目的は、成形体の耐熱性、難燃性、機械特性、外観に優れる熱可塑性樹脂組成物を提供することにある。
本発明は、メチルメタクリレート由来の繰り返し単位(A1)90質量%〜99質量%及び(メタ)アクリル酸由来の繰り返し単位(A2)1質量%〜10質量%を含む共重合体(A)並びにホスホン酸エステル難燃剤(B)を含む熱可塑性樹脂組成物に関する。
また、本発明は、前記熱可塑性樹脂組成物を含む成形体に関する。
更に、本発明は、前記成形体を含む車両に関する。
本発明の熱可塑性樹脂組成物は、成形体の耐熱性、難燃性、機械特性、外観に優れる。
本発明の成形体は、耐熱性、難燃性、機械特性、外観に優れ、車両に好適である。
以下、本発明の実施の形態について説明するが、本発明はこれらの実施の形態に限定されるものではない。
本発明の熱可塑性樹脂組成物は、共重合体(A)及びホスホン酸エステル難燃剤(B)を含む。
(共重合体(A))
共重合体(A)は、メチルメタクリレート由来の繰り返し単位(A1)(以下、単に「単位(A1)」ということがある。)及び(メタ)アクリル酸由来の繰り返し単位(A2)(以下、単に「単位(A2)」ということがある。)を含む。
尚、(メタ)アクリルは、アクリル、メタクリル又はその両者をいう。
共重合体(A)中の単位(A1)の含有率は、90質量%〜99質量%であり、92質量%〜98質量%が好ましい。単位(A1)の含有率が90質量%以上であると、成形体の機械特性、外観に優れる。また、単位(A1)の含有率が99質量%以下であると、成形体の耐熱性、難燃性に優れる。
共重合体(A)中の単位(A2)の含有率は、1質量%〜10質量%であり、2質量%〜8質量%が好ましい。単位(A2)の含有率が1質量%以上であると、成形体の耐熱性、難燃性に優れる。また、単位(A2)の含有率が10質量%以下であると、成形体の機械特性、外観に優れる。
共重合体(A)は、耐熱分解性に優れることから、アルキルアクリレート由来の繰り返し単位(A3)(以下、単に「単位(A3)」ということがある。)を含むことが好ましい。
共重合体(A)中の単位(A3)の含有率は、5質量%以下が好ましく、0.5質量%〜4質量%がより好ましい。単位(A3)の含有率が0.5質量%以上であると、共重合体(A)の耐熱分解性に優れる。また、単位(A3)の含有率が5質量%以下であると、アクリル樹脂本来の性能を損なわない。
単位(A1)、単位(A2)、必要に応じて、単位(A3)を含む共重合体(A)を得るには、メチルメタクリレート(a1)、(メタ)アクリル酸(a2)、必要に応じて、アルキルアクリレート(a3)を含む単量体組成物を重合すればよい。
単量体組成物中のメチルメタクリレート(a1)の含有率は、90質量%〜99質量%が好ましく、92質量%〜98質量%がより好ましい。メチルメタクリレート(a1)の含有率の含有率が90質量%以上であると、成形体の機械特性、外観に優れる。また、メチルメタクリレート(a1)の含有率が99質量%以下であると、成形体の耐熱性、難燃性に優れる。
(メタ)アクリル酸(a2)は、アクリル酸、メタクリル酸又はその両者をいう。
(メタ)アクリル酸(a2)の中でも、成形体の耐熱性、難燃性に優れることから、メタクリル酸が好ましい。
単位(A2)も同様、成形体の耐熱性、難燃性に優れることから、メタクリル酸由来の繰り返し単位が好ましい。
単量体組成物中の(メタ)アクリル酸(a2)の含有率は、1質量%〜10質量%が好ましく、2質量%〜8質量%がより好ましい。(メタ)アクリル酸(a2)の含有率が1質量%以上であると、成形体の耐熱性、難燃性に優れる。(メタ)アクリル酸(a2)の含有率が10質量%以下であると、成形体の機械特性、外観に優れる。
アルキルアクリレート(a3)としては、例えば、メチルアクリレート、エチルアクリレート、n−プロピルアクリレート、イソプロピルアクリレート、n−ブチルアクリレート、イソブチルアクリレート、sec−ブチルアクリレート、tert−ブチルアクリレート、n−ヘキシルアクリレート、シクロヘキシルアクリレート、n−オクチルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、ドデシルアクリレート、トリデシルアクリレート、ステアリルアクリレート等が挙げられる。これらのアルキルアクリレート(a3)は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。これらのアルキルアクリレート(a3)の中でも生産性に優れ、安価であることから、メチルアクリレート、エチルアクリレート、n−ブチルアクリレートが好ましく、メチルアクリレート、エチルアクリレートがより好ましく、メチルアクリレートが更に好ましい。
単位(A3)も同様、生産性に優れ、安価であることから、メチルアクリレート由来の繰り返し単位、エチルアクリレート由来の繰り返し単位、n−ブチルアクリレート由来の繰り返し単位が好ましく、メチルアクリレート由来の繰り返し単位、エチルアクリレート由来の繰り返し単位がより好ましく、メチルアクリレート由来の繰り返し単位が更に好ましい。
単量体組成物中のアルキルアクリレート(a3)の含有率は、5質量%以下が好ましく、0.5質量%〜4質量%がより好ましい。アルキルアクリレート(a3)の含有率が0.5質量%以上であると、共重合体(A)の耐熱分解性に優れる。アルキルアクリレート(a3)の含有率が5質量%以下であると、アクリル樹脂本来の性能を損なわない。
単量体組成物は、メチルメタクリレート(a1)、(メタ)アクリル酸(a2)、アルキルアクリレート(a3)以外にも、他の単量体(a4)を含んでもよい。
他の単量体(a4)としては、例えば、エチルメタクリレート、n−プロピルメタクリレート、イソプロピルメタクリレート、n−ブチルメタクリレート、イソブチルメタクリレート、sec−ブチルメタクリレート、tert−ブチルメタクリレート、n−ヘキシルメタクリレート、シクロヘキシルメタクリレート、n−オクチルメタクリレート、2−エチルヘキシルメタクリレート、ドデシルメタクリレート、トリデシルメタクリレート、ステアリルメタクリレート等のメチルメタクリレート以外のメタクリレート化合物;(メタ)アクリロニトリル;(メタ)アクリルアミド、N−ジメチル(メタ)アクリルアミド、N−ジエチル(メタ)アクリルアミド、N−ブチル(メタ)アクリルアミド、ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミド、N−メチロール(メタ)アクリルアミド、N−メトキシメチル(メタ)アクリルアミド、N−ブトキシメチル(メタ)アクリルアミド、ヒドロキシエチル(メタ)アクリルアミド、メチレンビス(メタ)アクリルアミド等の(メタ)アクリルアミド化合物;ビニルメチルエーテル、ビニルエチルエーテル、2−ヒドロキシエチルビニルエーテル等のビニルエーテル;酢酸ビニル、酪酸ビニル等のカルボン酸ビニル;エチレン、プロピレン、ブテン、イソブテン等のオレフィン等が挙げられる。これらの他の単量体(a4)は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
単量体組成物の重合方法としては、例えば、塊状重合、溶液重合、懸濁重合、乳化重合等が挙げられる。これらの単量体組成物の重合方法は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。これらの単量体組成物の重合方法の中でも、単量体組成物の反応効率に優れることから、塊状重合、溶液重合、懸濁重合が好ましく、懸濁重合がより好ましい。
単量体組成物の重合温度は、重合方法等に応じて適宜設定すればよい。
懸濁重合の場合の単量体組成物の重合温度は、10℃〜95℃が好ましく、30℃〜90℃がより好ましい。懸濁重合の場合の単量体組成物の重合温度が10℃以上であると、共重合体(A)の生産性に優れる。また、懸濁重合の場合の単量体組成物の重合温度が95℃以下であると、共重合体(A)の機械特性、耐熱分解性に優れる。
単量体組成物の重合時間は、0.5時間〜5時間が好ましく、1時間〜3時間がより好ましい。単量体組成物の重合時間が0.5時間以上であると、単量体組成物の重合が十分に進行する。また、単量体組成物の重合時間が5時間以下であると、共重合体(A)の生産性に優れる。
単量体組成物の重合を効率よく進行させるために、重合開始剤を用いてもよい。
重合開始剤は、反応性ラジカルを発生するものであれば特に限定されず、例えば、tert−ヘキシルパーオキシイソプロピルモノカーボネート、tert−ヘキシルパーオキシ2−エチルヘキサノエート、1,1,3,3−テトラメチルブチルパーオキシ2−エチルヘキサノエート、tert−ブチルパーオキシピバレート、tert−ヘキシルパーオキシピバレート、tert−ブチルパーオキシネオデカノエ−ト、tert−ヘキシルパーオキシネオデカノエ−ト、1,1,3,3−テトラメチルブチルパーオキシネオデカノエート、1,1−ビス(tert−ヘキシルパーオキシ)シクロヘキサン、ベンゾイルパーオキシド、3,5,5−トリメチルヘキサノイルパーオキサイド、ラウロイルパーオキサイド等の有機過酸化物;2,2’−アゾビス(2−メチルプロピオニトリル)、2,2’−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)、ジメチル2,2’−アゾビス(2−メチルプロピオネート)等のアゾ化合物;過硫酸アンモニウム、過硫酸カリウム、過硫酸ナトリウム等の過硫酸塩化合物等が挙げられる。これらの重合開始剤は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。これらの重合開始剤の中でも、単量体組成物の重合安定性に優れることから、有機過酸化物、アゾ化合物が好ましく、アゾ化合物がより好ましい。
重合開始剤の使用量は、単量体組成物100質量部に対し、0.001質量部〜0.5質量部が好ましく、0.01質量部〜0.4質量部がより好ましい。重合開始剤の使用量が0.001質量部以上であると、共重合体(A)の生産性に優れる。また、重合開始剤の使用量が0.5質量部以下であると、成形体の機械特性に優れる。
共重合体(A)の質量平均分子量を調整するために、連鎖移動剤を用いてもよい。
連鎖移動剤としては、例えば、n−オクチルメルカプタン、n−ドデシルメルカプタン、tert−ドデシルメルカプタン、1,4−ブタンジチオール、1,6−ヘキサンジチオール、エチレングリコールビスチオプロピオネート、ブタンジオールビスチオグリコレート、ブタンジオールビスチオプロピオネート、ヘキサンジオールビスチオグリコレート、ヘキサンジオールビスチオプロピオネート、トリメチロールプロパントリス−(β−チオプロピオネート)、ペンタエリスリトールテトラキスチオプロピオネート等のメルカプタン化合物;α−メチルスチレンダイマー;テルピノレン等が挙げられる。これらの連鎖移動剤は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。これらの連鎖移動剤の中でも、共重合体(A)の質量平均分子量の調整が容易で、共重合体(A)の生産性に優れることから、メルカプタン化合物が好ましく、単官能アルキルメルカプタン化合物がより好ましい。
連鎖移動剤の使用量は、単量体組成物100質量部に対し、0.01質量部〜1質量部が好ましく、0.02質量部〜0.8質量部がより好ましい。連鎖移動剤の使用量が0.01質量部以上であると、熱可塑性樹脂組成物の成形加工性に優れる。また、連鎖移動剤の使用量が1質量部以下であると、成形体の機械特性に優れる。
共重合体(A)の質量平均分子量は、50,000〜150,000が好ましく、70,000〜130,000がより好ましい。共重合体(A)の質量平均分子量が50,000以上であると、成形体の機械特性に優れる。また、共重合体(A)の質量平均分子量が150,000以下であると、熱可塑性樹脂組成物の成形加工性に優れる。
尚、質量平均分子量は、標準試料として標準ポリスチレンを用い、ゲルパーミエーションクロマトグラフィーを用いて測定した値とする。
共重合体(A)のビカット軟化温度は、110℃以上が好ましく、115℃〜125℃がより好ましい。共重合体(A)のビカット軟化温度が110℃以上であると、成形体の耐熱性に優れる。また、共重合体(A)のビカット軟化温度が125℃以下であると、熱可塑性樹脂組成物の成形加工性に優れる。
尚、ビカット軟化温度は、ISO306のB50法に準拠して測定した値とする。
(ホスホン酸エステル難燃剤(B))
ホスホン酸エステル難燃剤(B)は、ホスホン酸エステル化合物を50質量%以上含む難燃剤である。
ホスホン酸エステル化合物としては、例えば、ジメチルビニルホスホナート、ジエチルビニルホスホナート等のアルキルホスホン酸エステル化合物;ジフェニルビニルホスホナート、ジフェニルビニルホスフィンオキシド等の芳香族ホスホン酸エステル化合物;それらの誘導体等が挙げられる。これらのホスホン酸エステル化合物は、1種を単独で用いてもよく、2種以上併用してもよい。これらのホスホン酸エステル化合物の中でも、成形体の難燃性に優れることから、芳香族ホスホン酸エステル化合物が好ましい。
ホスホン酸エステル難燃剤(B)は、市販のホスホン酸エステル難燃剤でもよく、例えば、片山化学工業(株)製の「Vシリーズ」、丸菱油化工業(株)製の「ノンネン73」等が挙げられる。
ホスホン酸エステル難燃剤(B)は、環境負荷を抑制することができることから、ノンハロゲンが好ましい。
ホスホン酸エステル難燃剤(B)は、熱可塑性樹脂組成物の生産安定性に優れることから、23℃において固体であることが好ましい。
(共重合体(A)・ホスホン酸エステル難燃剤(B))
共重合体(A)の含有率は、共重合体(A)とホスホン酸エステル難燃剤(B)との合計100質量%中、85質量%〜99質量%が好ましく、87質量%〜98質量%がより好ましい。共重合体(A)の含有率が85質量%以上であると、成形体の耐熱性、機械特性、外観に優れる。また、共重合体(A)の含有率が99質量%以下であると、成形体の難燃性に優れる。
ホスホン酸エステル難燃剤(B)の含有率は、共重合体(A)とホスホン酸エステル難燃剤(B)との合計100質量%中、1質量%〜15質量%が好ましく、2質量%〜13質量%がより好ましい。ホスホン酸エステル難燃剤(B)の含有率が1質量%以上であると、成形体の難燃性に優れる。ホスホン酸エステル難燃剤(B)の含有率が15質量%以下であると、成形体の耐熱性、機械特性、外観に優れる。
(添加剤)
本発明の熱可塑性樹脂組成物は、共重合体(A)、ホスホン酸エステル難燃剤(B)以外に、他の添加剤を含んでもよい。
他の添加剤としては、例えば、紫外線吸収剤、酸化防止剤、可塑剤、光拡散剤、艶消剤、滑剤、離型剤、帯電防止剤、顔料等の着色剤等が挙げられる。これらの他の添加剤は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
日光等の紫外線による共重合体(A)の劣化を抑制することから、熱可塑性樹脂組成物中に紫外線吸収剤を含むことが好ましい。
溶融混練や溶融成形の際に共重合体(A)の熱劣化を抑制することから、熱可塑性樹脂組成物中に酸化防止剤を含むことが好ましい。
(配合方法)
共重合体(A)、ホスホン酸エステル難燃剤(B)、必要に応じて、他の添加剤を混合する方法としては、例えば、二軸押出機等の装置を用いて溶融混練する方法等が挙げられる。
溶融混練温度は、200℃〜270℃が好ましく、210℃〜250℃がより好ましい。溶融混練の温度が200℃以上であると、熱可塑性樹脂組成物の生産性に優れる。また、溶融混練の温度が270℃以下であると、共重合体(A)の熱劣化を抑制することができる。
溶融混練時間は、5秒〜600秒が好ましく、10秒〜300秒がより好ましい。溶融混練時間が5秒以上であると、共重合体(A)、ホスホン酸エステル難燃剤(B)、必要に応じて、他の添加剤を十分に混合することができる。また、溶融混練時間が600秒以下であると、共重合体(A)の熱劣化を抑制することができる。
(成形体)
本発明の成形体は、本発明の熱可塑性樹脂組成物を成形して得られる。
成形体を得るための成形方法としては、例えば、射出成形、押出成形、加圧成形等が挙げられる。また、得られた成形体を、更に圧空成形や真空成形等の二次成形してもよい。
成形温度は、200℃〜270℃が好ましく、210℃〜250℃がより好ましい。成形温度が200℃以上であると、熱可塑性樹脂組成物の成形加工性に優れ、成形体の外観に優れる。また、成形温度が270℃以下であると、共重合体(A)の熱劣化を抑制することができる。
成形時間は、10秒〜1200秒が好ましく、20秒〜600秒がより好ましい。成形時間が10秒以上であると、熱可塑性樹脂組成物の成形加工性に優れ、成形体の外観に優れる。また、成形時間が1200秒以下であると、共重合体(A)の熱劣化を抑制することができる。
本発明の成形体は、耐熱性、難燃性、機械特性、外観に優れることから、光学材料、車両用部品、照明用材料、建築用材料等に用いることができ、特に、自動車の車両用部品に好適である。
自動車の車両用部品としては、例えば、リアランプアウターカバー、リアランプ内部の光学部材、ヘッドライト用のインナーレンズ(プロジェクターレンズやPESレンズと称される場合がある)、メーターカバー、ドアミラーハウジング、ピラーカバー(サッシュカバー)、ライセンスガーニッシュ、フロントグリル、フォグガーニッシュ、エンブレム等が挙げられる。
以下、実施例により本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
(質量平均分子量)
製造例2〜4で得られた共重合体10mgを、10mlのテトラヒドロフランに溶解し、0.5μmメンブレンフィルターで濾過して、試料溶液を得た。得られた試料溶液について、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(機種名「HLC−8320 GPC Eco SEC」、東ソー(株)製)を用い、質量平均分子量を測定した。分離カラムとして「TSKgel SuperHZM−H」(商品名、東ソー(株)製、内径4.6mm×長さ15cm)を2本直列にしたもの、溶媒としてテトラヒドロフラン、検出器として示差屈折計、標準試料として標準ポリスチレンを用い、流量0.6ml/分、測定温度40℃、注入量0.1mlの条件とした。
(耐熱性評価)
製造例2〜4で得られた共重合体を、小型射出成形機(機種名「IS−100」、東芝機械(株)製)を用い、成形温度250℃、成形時間360秒の条件で射出成形し、80mm×8mm×4mmの成形体を得た。得られた80mm×8mm×4mmの成形体を切断し、40mm×8mm×4mmの成形体を得た後、91℃で16時間アニールを行い、得られた成形体を耐熱性評価の試験片として用いた。
耐熱性評価として、HDT/VICAT試験機(機種名「No.148−HADHDPC−3ヒートデストーションテスター」、(株)安田精機製作所製)を用い、ビカット軟化温度試験を行い、ビカット軟化温度を測定した。
尚、各共重合体3回ビカット軟化温度試験を行い、その平均値をビカット軟化温度とした。
(難燃性評価)
実施例・比較例で得られた熱可塑性樹脂組成物を、小型射出成形機(機種名「PS−60E」、日精樹脂社(株)製)を用い、成形温度230℃、成形時間60秒の条件で射出成形し、150mm×10mm×4mmの成形体を得た。得られた成形体を温度23℃、湿度50%で48時間静置し、JIS K 6911−1979の耐燃性試験A法に準拠して燃焼性測定を行い、1回目の接炎での成形体の自消時間(秒)を測定した。
(機械特性評価)
実施例・比較例で得られた熱可塑性樹脂組成物を、小型射出成形機(機種名「PS−60E」、日精樹脂社(株)製)を用い、成形温度230℃、成形時間60秒の条件で射出成形し、150mm×10mm×4mmの成形体を得た。得られた成形体を、ノッチングツール(機種名「A−3」、(株)東洋精機製作所製)により、JIS K7111の1号試験片を得た。得られた試験片を温度23℃、湿度50%で48時間静置し、JIS K7111に準拠し、デジタル衝撃試験機(機種名「DG−UB」、(株)東洋精機製作所製)を用い、ノッチ無しシャルピー衝撃強度(kJ/m)を測定した。
(外観評価)
実施例・比較例で得られた熱可塑性樹脂組成物を、小型射出成形機(機種名「EC20PN II」、東芝機械(株)製)を用い、成形温度230℃、成形時間65秒の条件で射出成形し、50mm×50mm×3mmの成形体を得た。得られた成形体について、目視にて以下のように評価した。
○:シルバーストリークが確認されなかった
×:シルバーストリークが確認された
(原材料)
実施例・比較例で用いた各原材料を、以下に示す。
共重合体(A−1):後述する製造例2で製造した共重合体(質量平均分子量80,000)
共重合体(A−2):後述する製造例3で製造した共重合体(質量平均分子量90,000)
共重合体(A−3):後述する製造例4で製造した共重合体(質量平均分子量80,000)
難燃剤(B−1):「ノンネン73」(商品名、丸菱油化工業(株)製、芳香族ホスホン酸エステル)
難燃剤(B−2):「CR570」(商品名、大八化学工業(株)製、含ハロゲン縮合リン酸エステル)
難燃剤(B−3):「アデカスタブPFR」(商品名、(株)ADEKA製、リン酸エステルとリン酸トリフェニルとの混合物)
[製造例1]
脱イオン水900質量部、メタクリル酸2−スルホエチルナトリウム60質量部、メタクリル酸カリウム10質量部及びメチルメタクリレート12質量部を、撹拌機、温度計及び冷却管を備えたフラスコに供給し、窒素を放流しながら、フラスコの内温が50℃になるよう加熱した。その後、2,2’−アゾビス(2−メチルプロピオンアミジン)二塩酸塩0.08質量部を供給し、フラスコの内温が60℃になるよう加熱した。その後、滴下ポンプを用いて、メチルメタクリレートを0.24質量部/分の速度で75分間滴下した。その後、6時間保持し、分散剤(固形分10質量%)を得た。
[製造例2]
脱イオン水143質量部及び硫酸ナトリウム0.3質量部を、攪拌機、温度計、冷却管及び窒素ガス導入管を備えたセパラブルフラスコに供給し、320rpmの撹拌速度で15分間撹拌した。その後、メチルメタクリレート(商品名「アクリエステルM」、三菱レイヨン(株)製)94質量部、メタクリル酸5.0質量部、メチルアクリレート1.0質量部、2,2’−アゾビス−2−メチルブチロニトリル(重合開始剤、商品名「V−59」、和光純薬工業(株)製)0.2質量部及びn−オクチルメルカプタン(連鎖移動剤、東京化成工業(株)製)0.3質量部をセパラブルフラスコに供給し、5分間撹拌した。その後、製造例1で製造した分散剤0.5質量部(固形分換算)をセパラブルフラスコに供給し、撹拌し、窒素ガスを15分間放流した。
その後、セパラブルフラスコの内温が75℃になるよう加熱し、重合発熱ピークが観測されるまでその温度を保持した。重合発熱ピークが観測された後、セパラブルフラスコの内温が90℃になるよう加熱し、60分間保持し、重合を完了させた。その後、セパラブルフラスコ内の混合物を濾過し、濾過物を脱イオン水で洗浄し、50℃で16時間乾燥し、共重合体(A−1)を得た。得られた共重合体(A−1)の質量平均分子量は、80,000であった。
[製造例3]
脱イオン水143質量部及び硫酸ナトリウム0.3質量部を、攪拌機、温度計、冷却管及び窒素ガス導入管を備えたセパラブルフラスコに供給し、320rpmの撹拌速度で15分間撹拌した。その後、メチルメタクリレート(商品名「アクリエステルM」、三菱レイヨン(株)製)99.0質量部、メチルアクリレート1.0質量部、2,2’−アゾビス−2−メチルブチロニトリル(重合開始剤、商品名「V−59」、和光純薬工業(株)製)0.2質量部及びn−オクチルメルカプタン(連鎖移動剤、東京化成工業(株)製)0.3質量部をセパラブルフラスコに供給し、5分間撹拌した。その後、製造例1で製造した分散剤0.5質量部(固形分換算)をセパラブルフラスコに供給し、撹拌し、窒素ガスを15分間放流した。
その後、セパラブルフラスコの内温が75℃になるよう加熱し、重合発熱ピークが観測されるまでその温度を保持した。重合発熱ピークが観測された後、セパラブルフラスコの内温が90℃になるよう加熱し、60分間保持し、重合を完了させた。その後、セパラブルフラスコ内の混合物を濾過し、濾過物を脱イオン水で洗浄し、50℃で16時間乾燥し、共重合体(A−2)を得た。得られた共重合体(A−2)の質量平均分子量は、90,000であった。
[製造例4]
脱イオン水143質量部及び硫酸ナトリウム0.3質量部を、攪拌機、温度計、冷却管及び窒素ガス導入管を備えたセパラブルフラスコに供給し、320rpmの撹拌速度で15分間撹拌した。その後、メチルメタクリレート(商品名「アクリエステルM」、三菱レイヨン(株)製)74.0質量部、メタクリル酸25.0質量部、メチルアクリレート1.0質量部、2,2’−アゾビス−2−メチルブチロニトリル(重合開始剤、商品名「V−59」、和光純薬工業(株)製)0.2質量部及びn−オクチルメルカプタン(連鎖移動剤、東京化成工業(株)製)0.3質量部をセパラブルフラスコに供給し、5分間撹拌した。その後、製造例1で製造した分散剤0.5質量部をセパラブルフラスコに供給し、撹拌し、窒素ガスを15分間放流した。
その後、セパラブルフラスコの内温が75℃になるよう加熱し、重合発熱ピークが観測されるまでその温度を保持した。重合発熱ピークが観測された後、セパラブルフラスコの内温が90℃になるよう加熱し、60分間保持し、重合を完了させた。その後、セパラブルフラスコ内の混合物を濾過し、濾過物を脱イオン水で洗浄し、50℃で16時間乾燥し、共重合体(A−3)を得た。得られた共重合体(A−3)の質量平均分子量は、80,000であった。
[実施例1、比較例1〜4]
表1に記載の組み合わせで共重合体(A)90質量部及び難燃剤(B)10質量部をヘンシェルミキサー(機種名「FM20C/I」、日本コークス工業(株)製)で混合し、40粍混練押出機(機種名「VS40−32押出機」、田辺プラスチック機械(株)製、L/D=26)を用い、バレル温度230℃、スクリュー回転数60rpmで180秒溶融混練し、熱可塑性樹脂組成物を得た。評価結果を表1に示す。
実施例1で得られた熱可塑性樹脂組成物は、成形体の耐熱性、難燃性、機械特性、外観に優れた。
一方、比較例1で得られた熱可塑性樹脂組成物は、成形体の耐熱性、難燃性に劣った。また、比較例2で得られた熱可塑性樹脂組成物は、成形体の機械特性、外観に劣った。更に、比較例3〜4で得られた熱可塑性樹脂組成物は、成形体の難燃性に劣った。
本発明の成形体は、耐熱性、難燃性、機械特性、外観に優れることから、光学材料、車両用部品、照明用材料、建築用材料等に用いることができ、特に、自動車の車両用部品に好適である。

Claims (8)

  1. メチルメタクリレート由来の繰り返し単位(A1)90質量%〜99質量%及び(メタ)アクリル酸由来の繰り返し単位(A2)1質量%〜10質量%を含む共重合体(A)並びにホスホン酸エステル難燃剤(B)を含む熱可塑性樹脂組成物。
  2. 共重合体(A)とホスホン酸エステル難燃剤(B)との合計100質量%中、共重合体(A)の含有率が85質量%〜99質量%、ホスホン酸エステル難燃剤(B)の含有率が1質量%〜15質量%である、請求項1に記載の熱可塑性樹脂組成物。
  3. 共重合体(A)の質量平均分子量が、50,000〜150,000である、請求項1又は2に記載の熱可塑性樹脂組成物。
  4. 共重合体(A)のビカット軟化温度が、110℃以上である、請求項1〜3のいずれかに記載の熱可塑性樹脂組成物。
  5. ホスホン酸エステル難燃剤(B)が、ノンハロゲンである、請求項1〜4のいずれかに記載の熱可塑性樹脂組成物。
  6. ホスホン酸エステル難燃剤(B)が、23℃で固体である、請求項1〜5のいずれかに記載の熱可塑性樹脂組成物。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載の熱可塑性樹脂組成物を含む成形体。
  8. 請求項7に記載の成形体を含む車両。
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