JP2017128358A - 平板状の内装袋とその装着方法 - Google Patents

平板状の内装袋とその装着方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2017128358A
JP2017128358A JP2016008561A JP2016008561A JP2017128358A JP 2017128358 A JP2017128358 A JP 2017128358A JP 2016008561 A JP2016008561 A JP 2016008561A JP 2016008561 A JP2016008561 A JP 2016008561A JP 2017128358 A JP2017128358 A JP 2017128358A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bag
interior bag
folded
flat
cylindrical body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016008561A
Other languages
English (en)
Inventor
河田 鉄也
Tetsuya Kawada
鉄也 河田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nisshin Sansho Co Ltd
Original Assignee
Nisshin Sansho Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nisshin Sansho Co Ltd filed Critical Nisshin Sansho Co Ltd
Priority to JP2016008561A priority Critical patent/JP2017128358A/ja
Publication of JP2017128358A publication Critical patent/JP2017128358A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Bag Frames (AREA)
  • Packages (AREA)

Abstract

【課題】使用前の状態では嵩が低くて輸送や保管時に低コストであり缶体への装着時には皺などが発生せずに作業が容易となった内装袋を提供すること。【解決手段】筒状胴部2の上端に缶体への引っ掛け用となる係止片4が形成され、底板3の中心を通り筒状胴部2への若干延長する直線の部分を山折りの折り曲げ線3aに沿って二つ折りとなった底板3の一方側の半円形部分を他方側の半円形部分の下に折り込んで全体を平板状とした平板状の内装袋1a。【選択図】図2

Description

この発明は、ドラム缶等の硬質缶体の内部に装着して使用される内装袋、更に詳しくは、保管時や輸送時に場所を取らず、かつ、缶体への装着もきわめて容易となる平板状となった内装袋とその装着方法に関するものである。
例えば、保形性を有するドラム缶等の缶体の内側に装着し、その内部に各種液体や粉体を収納し、これらの保存や輸送を行う可撓性の内装容器として合成樹脂袋が使用されており、これら内装袋の使用により、缶体の内壁に収納物が直接接触しないので、収納物を取り出した後、内装袋を缶体から取り出せば、缶体の内壁は収納物により汚染されておらず、使用後の缶体内部を洗浄することなく、再び他の内装袋を装着することで、他の種類の収納物でもそのまま続けて収納することができる。
上記のような内装袋は、熱可塑性合成樹脂シートを用いた筒状胴部の下端に同じく熱可塑性合成樹脂製シートからなる底板を溶着することで有底状の内装袋を成形したり(例えば、特許文献1参照)、またはこれに加えて筒状胴部の上端部に充填口用の開口を設けた天板を溶着することで密閉状の内装袋を形成するようにしていた(例えば、特許文献2参照)。
ところで、ドラム缶等の缶体に内装袋を装着する場合、まず、缶体内に内装袋を底板側から挿入して底板を缶体の内底部に落とし込んだ後、手や治具等を用いた手作業で内装袋を広げて内装袋が缶体の内壁に密着するようにし、その後、缶体の上部開口部から突出している内装袋の上端部を、缶体の外側に被さるように外側に折り返して、内装袋の上端を缶体に固定する。
その後、缶体と内装袋の隙間に予め差し込んでいたホース等を通じて、缶体内壁と内装袋の間にあるエアをホース等を負圧にすることで吸引して抜くようにすると、内装袋が缶体内壁にぴったり張り付くようになる。
特開2005−67727号公報(図1,図2,図3参照) 特開平10−310173号公報(図1参照)
しかしながら、缶体への装着前の内装袋を輸送する場合、従来は、内装袋を折り畳むと合成樹脂が折れた部分の強度が低下すると考えられており、内装袋製造後は極力折り畳まない状態で輸送され、現場にてドラム缶等に装着されていたが、折り畳まない状態の輸送時や保管時にスペースを取り、輸送コストや保管コストが高くなる問題もあった。
また、内装袋を構成する材料の強度向上により、少々の折り曲げ等に対する耐性が上がった内装袋は、小さく畳んで保管や輸送が可能となったが、内装袋をあまりに小さく畳んだり適当に畳んだりすると、内装袋の展開時にうまく元の円筒形状に戻らない場合や、皺が多数発生する場合があり、このように内装袋が元の形状に戻らないままエアを抜くと缶体内面に内装袋がぴったり張り付かなかったり皺が生じたりして、缶体の充填可能量が減る場合がある。
そのため、内装袋の装着作業には細心の注意が必要であり、ドラム缶等の缶体への内装袋の装着作業は経験と技術が必要で、また、装着作業に時間が掛かるといった問題があった。
この発明は上記のような課題を解決し、缶体に装着する内装袋において、使用前の状態では嵩が低くて輸送や保管時に低コストとなり、缶体への装着時には、皺などが発生せずに、作業が容易となった内装袋を提供することを課題とする。
上記のような課題を解決するため、請求項1の発明は、筒状胴部の下端に底板を接合して有底状袋体で全体が可撓性を有し、缶体内に収納されて使用される内装袋であって、
筒状胴部の上端に缶体への引っ掛け用となる筒状胴部と略同径で筒状胴部より上下寸法の短い筒状の係止片が形成され、底板の中心を通り筒状胴部への若干延長する直線の部分を山折りとし、二つ折りとなった底板の一方側の半円形部分を他方側の半円形部分の下に折り込んで全体を平板状としたことを特徴とする平板状の内装袋である。
請求項2の発明は、上記請求項1に記載の平板状の内装袋において、筒状胴部の上端が充填口付きの天板により閉鎖された密閉状袋体とし、天板の中心を通り筒状胴部への若干延長する直線の部分を山折りとし、天板が二つ折り状態となった平板状の内装袋である。
請求項3の発明は、上記請求項1に記載の平板状の内装袋において、筒状胴部の上端が充填口付きの天板により閉鎖された密閉状袋体とし、天板の中心を通り筒状胴部への若干延長する直線の部分を谷折りとし、天板が二つ折り状態となった平板状の内装袋である。
請求項4の発明は、缶体に上記請求項1乃至3のいずれか1項に記載の平板状の内装袋を挿入してから内装袋の折り畳み状態を解除し、内装袋の係止片全周を缶体上端縁の外側に係止して缶体に固定し、缶体の内面と内装袋の外部との間に挿入した筒体を通じて空気を外部に抜くことで缶体内部で内装袋を拡張させてから筒体を引き抜く内装袋の装着方法である。
請求項1乃至3に記載の平板状の内装袋によると、最小限の折り畳み部分、即ち最小限のストレスによって円筒形状の内装袋が平板状となっており、平板状の内装袋を複数枚を積んで輸送や保管することができ、輸送や保管時に嵩高くならずコスト低減につながる。
また、缶体への装着時に、平板状の内装袋を折り畳んだ底板を下にして挿入し、折り畳まれた底板を広げるだけで缶体内定面に広がるので、乱雑に絞り込んだ内装袋を拡張させる場合に比較してスムーズに元の円筒形状に戻るので、缶体内面と内装袋との間のエア抜きをする際、内装袋が缶体内面にぴったりと張り付くので、装着された内装袋に皺が生じたり缶体内面との間にエアの残りが生じたりしない。
また、缶体への装着時に、筒状胴部の上端の周囲に設けられた係止片を缶体開口上端縁に被せることができるので、内装袋の装着が容易で迅速に行うことができると共に、係止片が缶体開口部上端縁に係止することで、内装袋の上部での缶体への固定位置が規定通りに決定されるので、作業者は熟練なしに装着しても缶体内面と内装袋の上下寸法が一致し、エアを抜いた際、内装袋に皺が生じたりエアの残りが生じたりしない。
次に、請求項4に記載の内装袋の装着方法によれば、缶体への内装袋の挿入、開口部への係止片による係止、空気抜き、筒体の外し、の一連の作業で皺の発生等の無い、内装袋の装着が行え、作業に経験や熟練を要せず、また装着作業もスムーズで迅速に行えるようになる。
(A)(B)はこの発明で使用する内装袋を示す斜視図である。 (A)(B)(C)(D)はこの発明の内装袋を平板状にする工程を順に示す図であり、(A)は斜視図、(B)(C)は側面断面図、(D)は正面図である。 (A)(B)(C)はこの発明の内装袋を平板状にする工程を示す図であり、(A)は斜視図、(B)は側面断面図、(C)は正面図である。 (A)(B)(C)はこの発明の内装袋を平板状にする工程を示す図であり、(A)は斜視図、(B)は側面断面図、(C)は正面図である。 この発明の平板状の内装袋を更に折り曲げる例を示すもので、(A)は折り曲げ前、(B)は折り曲げ後を示す正面図である。 缶体と内装袋の装着のための治具を示す斜視図である。 缶体への内装袋の装着方法を説明する斜視図である。 (A)(B)(C)(D)はこの発明の内装袋の装着方法を順に示す要部拡大斜視図である。
以下、この発明の実施の形態を図示例と共に説明する。
図1は、この発明で使用する内装袋の斜視図を示すものであり、図1(A)の内装袋1は、合成樹脂製で所定長さの筒状となった筒状胴部2の下端部に円板形状の底板3の周辺部を重ねて既知の手段にて溶着することで、筒状胴部2の下端を底板3で閉鎖した有底状で上面開放された袋としている。
これら筒状胴部2や底板3は、可撓性のある合成樹脂製とするが、材質や構造についても、特に限定されるものではなくPP、PE等適宜既知の材質のものを使用でき、要するに、筒状胴部2や底板3及び後で述べる内装袋11の天板5については、可撓性があり、少々の折り曲げに耐えられ、必要なら加熱溶着して接着ができる材質のものであればく、また、複数の材料を多層にしたものであってもよい。
また、筒状胴部2の上端部の全周を外側に折り返して、必要な場合は溶着等により折り返しを固定することにより、筒状胴部2と同径で上下寸法が短尺の筒状体である係止片4が形成してある。この係止片4は、ドラム缶等の缶体の上部開口の周辺端の外側に引っ掛けて、筒状胴部2が缶体内に落ち込まないようにするものである。
次に、図1(B)の内装袋11について、上記図1(A)の内装袋1と同一の部分は同一の符号を付して説明する。この内装袋11は、前述の内装袋1と同様に、合成樹脂製で所定長さの筒状となった筒状胴部2の下端部に円板形状の底板3の周辺部を重ねて既知の手段にて溶着することで、筒状胴部2の下端を底板3で閉鎖していると共に、筒状胴部2の上端部に係止片4が形成されている。
この内装袋11は、筒状胴部2の上端部に対して、上面に内装袋11内への収納物の充填および外への取り出し(排出)を行うための充填口6を設けた円板形状の天板5の周辺部を重ねて溶着し、場合によっては同時に筒状胴部2の上端部の折り返し部を溶着して係止片4を形成することによって、筒状胴部2の上下端を天板5及び底板3で閉鎖した係止片4付きのクローズ状の内装袋となっている。
なお、充填口6は、ドラム缶等の缶体の天蓋に設けられている充填口に合わせた大きさの上下貫通する筒体を、円板状の天板に穴を開けて設けるのが一般的であるが、それらに限定されず、所謂スクリューキャップと呼ばれるものや、結束型充填口としたものも含まれる。
また、上記した内装袋1、11における、筒状胴部2と底板3や天板5の接続については、既知の手段として、これら筒状胴部2と、底板3、天板5のいずれか片方または両方に図示していない溶着片を延長して設けて、これら溶着片と他方の部位とを熱溶着により接着することが考えられるが、特にそれらに限定されず、種々の公知の方法で接続することができる。
[平板状の内装袋の形成]
これら内装袋1や11は、そのままでは柱状体であり、輸送や保管の際に体積を取るので、それを防ぐため、図2乃至図4に示すように平たく平板状とする。まず、図1(A)の上面開口の内装袋1については、図2(A)で示すように、底板3を上側にして、底板3の中心部を通る任意の直線状の折り曲げ線3aを定め、底板3の周囲の筒状胴部2についてもこの折り曲げ線3aを若干延長しておいて、この折り曲げ線3aの部分を山折りにしてゆく(図2(B)参照)。
すると、底板3は、折り曲げ線3aの部分で半円形状に別れた部分が折り畳まれ、二つ折りとなった底板3の一方側(図2(A)の下側、図2(B)(C)の右側)の半円形部分を、底板3の他方側の半円形部分の下に折り込んで行き、底板3の半円形の内面側がぴったり重なると共に、筒状胴部2の上端部付近の折り曲げ線3a近傍もその内面同士が重なり、図2(D)で示すように、円筒形状の内装袋1は平板状の内装袋1aとなる。
なお、折り曲げ線3aの長さは特に限定されないが、筒状胴部2の外周が底板3の直径の約3倍(π)であり、筒状胴部2が2つ折りになった際にその幅が底板3の直径の約1.5倍の幅となることや、折り曲げた際に内装袋1を構成する合成樹脂にストレスを与えないためには、内装袋1の直径(=底板3の直径)の1.3倍〜1.5倍当たりが好ましい。即ち、折り曲げ線3aの筒状胴部2への延長部分の長さは、片側で内装袋1の直径の15〜25%程度となる。
次に、図1(B)のようなクローズ状の内装袋11についての折り畳み方法について説明する。まず、下端側については、図2に示した、底板3を山折りの折り曲げ線3aに沿って折り曲げる方法と同一の方法で折り曲げる。この底面3の部分の折り畳みの説明は前述の内装袋1の時と全く同様であり説明を省略する。
図3(A)に示すように、内装袋11の上端側については、天板5の中心部を通り充填口6を避けた任意の直線状の折り曲げ線5aを定め、天板5の周囲の筒状胴部2についてもこの折り曲げ線5aを若干延長しておいて、この折り曲げ線5aの部分を山折りにしてゆく。
すると、天板5は、折り曲げ線5aの部分で半円形状に別れた部分が折り畳まれ、その際、図3(B)で示すように、天板5の両方の半円形の内面が筒状胴部2を挟み込んで重なるようにすると共に、筒状胴部2の上端部付近の折り曲げ線5a近傍もその内面同士が筒状胴部2の一部を挟んで重なるようにし、図3(C)で示すように、円筒形状の内装袋11は平板状の内装袋11aとなる。
図1(B)のクローズ状の内装袋11に対する別の折り畳み手段としては、まず、先の手段と同様に、下端側については、図2に示した、底板3を山折りの折り曲げ線3aに沿って折り曲げる方法と同一の方法で折り曲げる。この底面3の部分の折り畳みの説明は前述の内装袋1の時と全く同様であり説明を省略する。
図4(A)に示すように、内装袋11の上端側については、天板5の中心部を通り充填口6を避けた任意の直線状の折り曲げ線5bを定め、天板5の周囲の筒状胴部2についてもこの折り曲げ線5bを若干延長しておいて、この折り曲げ線5bの部分を谷折りにしてゆく。
すると、天板5は、折り曲げ線5bの部分で半円形状に別れた部分が折り畳まれ、その際、図4(B)で示すように、天板5の両方の半円形の外面をぴったり合わさってゆくようにすると共に、筒状胴部2の上端部付近の折り曲げ線5b近傍もその外面同士が重なるようにし、図4(C)で示すように、円筒形状の内装袋11は平板状の内装袋11bとなる。
なお、図3及び図4で示した、天板5を折り曲げる際に定める折り曲げ線5a、5bの長さについても、前述の底板3の折り曲げ線3aと同様、内装袋11の直径の1.3〜1.5倍程度でよい。
上記平板状の内装袋1a、11a、11bは、平板状に畳まれており、缶体に装着する使用前の保管時や輸送時には、内装袋1a、11a、11bを複数枚重ねることで嵩高くならず、保管や輸送の際のコスト低減に繋がる。
更に、平板状の内装袋1a、11a、11bを小さく折り畳むこともできる。例えば、図5(A)で示す、平板状の内装袋11bを長さ方向に沿った2箇所の折り曲げ線7aにて谷折りとし、図5(B)に示すように横の寸法を更に縮小させることも可能である。また、更に、図5(B)に表した2箇所の折り曲げ線7bにて谷折りにし、更に小さく折り畳むこともできる。
なお、図5に示す折り畳み方法は一例であり、内装袋を構成する合成樹脂に過度のストレスを与えない限りにおいて、平板状の内装袋1a、11a、11bを如何なる折り曲げをしてもかまわない。
[内装袋の缶体への装着方法]
次に上記平板状の内装袋1a、11a、11bのドラム缶等の缶体へ装着する装着方法について説明する。
図6に示すのは、缶体8と、本発明での内装袋を装着方法で使用される治具(パイプ)としての筒体9であり、筒体9は缶体8の高さとほぼ同じ長さを有する硬質な金属製や合成樹脂製等の中空パイプ状の長尺体からなり、下端側がパイプの一端側をエアー吸い込み口9aとしており、上端側はパイプが180度屈曲した屈曲部9bを形成し、下向きとなったパイプの他端側が排気口9cとなっている。
内装袋の装着時は、図7に示すように、筒体9のエアー吸い込み口9aを缶体8の内側に入れて、屈曲部9bの内側凹部を缶体8の上部開口の辺縁に係止して筒体9を仮止めする。こうすれば、筒体9のエアー吸い込み口9aは缶体8の底部付近に位置し、缶体8の外側で缶体8の上縁から若干下の位置には排気口9cは下向きに保持される。
この状態で缶体8の上部開口に、平板状の内装袋1a(又は11aや11b)を、底板3側を下にして挿入してから展開して元の円筒状に戻す。
図8にて、クローズ状の内装袋11の装着方法について説明するが、上面開口の内装袋1の場合も、図中、天板5(及び充填口6)が無いだけで、他は全く同様の手順で行える。
缶体8の内部に挿入した平板状の内装袋11a(11b)の2つに折り畳まれていた天板5を円板状に戻すように広げながら、天板5の周囲全周に設けられている係止片4を、缶体8の開口部上端縁の外側に覆い被せるようにする。この時、筒体9は筒状胴部2の外面と缶体8の内壁の間で挟まれている(図8(A)参照)。
次に、缶体8の開口部上端縁に天板5の周縁を一致させるようにすると、缶体8の開口上縁部が内装袋11の筒状胴部2と係止片4との間に挟まれるようになり、内装袋11は缶体8の上部開口部に仮固定される(図8(B)参照)。
その後、係止片4の下に露出している筒体9の排気口9cに、別途図示しない吸引機構を有するポンプ等に繋がれたチューブ10を接続し、ポンプ等の作動によりチューブ10を通じて筒体9を吸気すれば、缶体8内では、底面付近にある筒体9のエアー吸い込み口9aより缶体8の内面と内装袋11の外面の隙間にある空気が吸い出され、内装袋11自体は天板5の充填口6から外気が導入されて広がり、内装袋11の筒状胴部2及び底板3が缶体8の内面にぴったりと張り付くようになる(図8(C)参照)。
内装袋11が缶体8の内面に張り付いたのを確認後、吸気動作を停止してチューブ10を取り外し、その後、係止片4をめくって筒体9を上方向に引き抜くことで、内装袋11の缶体8への装着が完了する(図8(D)参照)。
なお、上記図8に示す装着方法では、硬質のパイプからなる筒体9を用いたが、必ずしもこれを用いる必要は無く、代わりに軟質のチューブ等を用いても可能である。しかし、この筒体9を用いた方が装着作業が容易で、また装着時間も短く完了すると共に、内装袋の装着後の引き抜きの際も全体が直線状であるため抵抗にならず、更に、エアー吸い込み口9aが下部の底板3付近に位置するので、吸気の際のムラが生じにくく、エアの残り等が発生しにくくなる。
1、11 内装袋
1a、11ab、11b 平板状の内装袋
2 筒状胴部
3 底板
3a 折り曲げ線
4 係止片
5 天板
5a、5b 折り曲げ線
6 充填口
7a、7b 折り曲げ線
8 缶体
9 筒体
9a エアー吸い込み口
9b 屈曲部
9c 排気口
10 チューブ

Claims (4)

  1. 筒状胴部の下端に底板を接合して有底状袋体で全体が可撓性を有し、缶体内に収納されて使用される内装袋であって、
    筒状胴部の上端に缶体への引っ掛け用となる筒状胴部と略同径で筒状胴部より上下寸法の短い筒状の係止片が形成され、底板の中心を通り筒状胴部への若干延長する直線の部分を山折りとし、二つ折りとなった底板の一方側の半円形部分を他方側の半円形部分の下に折り込んで全体を平板状としたことを特徴とする平板状の内装袋。
  2. 筒状胴部の上端が充填口付きの天板により閉鎖された密閉状袋体とし、天板の中心を通り筒状胴部への若干延長する直線の部分を山折りとし、天板が二つ折り状態となった上記請求項1に記載の平板状の内装袋。
  3. 筒状胴部の上端が充填口付きの天板により閉鎖された密閉状袋体とし、天板の中心を通り筒状胴部への若干延長する直線の部分を谷折りとし、天板が二つ折り状態となった上記請求項1に記載の平板状の内装袋。
  4. 缶体に上記請求項1乃至3のいずれか1項に記載の平板状の内装袋を挿入してから内装袋の折り畳み状態を解除し、内装袋の係止片全周を缶体上端縁の外側に係止して缶体に固定し、缶体の内面と内装袋の外部との間に挿入した筒体を通じて空気を外部に抜くことで缶体内部で内装袋を拡張させてから筒体を引き抜くことを特徴とする平板状の内装袋の装着方法。
JP2016008561A 2016-01-20 2016-01-20 平板状の内装袋とその装着方法 Pending JP2017128358A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016008561A JP2017128358A (ja) 2016-01-20 2016-01-20 平板状の内装袋とその装着方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016008561A JP2017128358A (ja) 2016-01-20 2016-01-20 平板状の内装袋とその装着方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017128358A true JP2017128358A (ja) 2017-07-27

Family

ID=59395410

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016008561A Pending JP2017128358A (ja) 2016-01-20 2016-01-20 平板状の内装袋とその装着方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2017128358A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113753655A (zh) * 2021-09-29 2021-12-07 上海亦聚塑胶科技有限公司 一种闭口桶内衬袋的折叠方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113753655A (zh) * 2021-09-29 2021-12-07 上海亦聚塑胶科技有限公司 一种闭口桶内衬袋的折叠方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5137978B2 (ja) ガセット袋
US20060251343A1 (en) Flexible independent multi-layer container and method for forming
NL2005355C2 (en) Bag, in particular for bag-in-box packaging.
EP1750933B1 (en) Folded alcohol beverage bag and method
JP2017128358A (ja) 平板状の内装袋とその装着方法
JP6713311B2 (ja) 内装袋の装着方法及び取り外し方法並びにその方法に用いる内装袋
US9783332B2 (en) Flexible container and filling device for such a flexible container and corresponding filling method
EP3348496B1 (en) Seal assembly system
JP6353156B2 (ja) 保存用袋
JP6135833B2 (ja) 外装容器と液体収納容器の組合体およびその使用方法、注出口と保持具の組合体および保持具
EP3122639B1 (en) Method for the production of the film tube bag and the vertical form fill seal packaging machine to implement the method
RU2337861C2 (ru) Способ установки в контейнер мешка для хранения алкогольных напитков
JP5530775B2 (ja) 内装袋の製造方法とそれに用いる治具
JP4589143B2 (ja) コンテナ容器用内袋
JP7496064B2 (ja) 収納容器、組合容器、内容物入り組合容器、設置方法、内容物入り組合容器の製造方法、内容物入り組合容器の使用方法、収納容器の製造方法および環状部材付き収納容器
JP3194302U (ja) チャック付自立角底袋
JP6902773B2 (ja) 折りたたみ式コンテナ容器
JP4480375B2 (ja) ガセット袋
JP5605756B2 (ja) 梱包箱の閉塞部材
AU2015100309A4 (en) Liner for a bulk bag, bulk bag with inner liner and method of making the same
JP6068707B2 (ja) 両底貼り袋の製造方法
JP3167666U (ja) 紙袋
JP2008273607A (ja) ひだ無し片底貼袋における底部構造
AU2016211097A1 (en) Preformed bag made of flexible plastic material and methods for providing a preformed bag from a film made of flexible plastic material with a rigid frame
EP2892827A1 (en) Liner for a bulk bag, bulk bag with inner liner and method of making the same

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190118

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20191015

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191029

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20200106

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200226

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20200714