JP2017128195A - 電動パワーステアリング用異常検出装置 - Google Patents

電動パワーステアリング用異常検出装置 Download PDF

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努 勝間田
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Abstract

【課題】複数の電流センサ又は複数の電圧センサに係るゲインの異常を検出すること。
【解決手段】電動パワーステアリング用異常検出装置は、車輪の転舵力を発生するモータと、モータの複数相に流れる電流の大きさに応じた振幅にゲインを乗じた電流信号を出力する複数の電流センサと、モータの複数相に発生する電圧の大きさに応じた振幅にゲインを乗じた電圧信号を出力する複数の電圧センサと、複数の電流センサからの各電流信号及び複数の電圧センサからの各電圧信号に基づいて、モータの回転角を算出するモータ回転角算出部と、モータ回転角算出部によるモータ回転角の算出値の時系列に基づいて、算出値が一定量以上変化した後、算出値が変化しない状態が継続した場合に、複数の電流センサ又は複数の電圧センサに係るゲインに異常があると判定する異常判定部とを含む。
【選択図】図2

Description

本発明は、電動パワーステアリング用異常検出装置に関する。
モータの中性点での各相の電流の総和は正常時には0になることを利用して、モータの複数相に流れる電流を検出する電流センサの各検出値の総和が0でない場合に、モータの電流系統の異常を検出する装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平06-253585号公報
ところで、複数の電流センサからは、それぞれの相に流れる電流の大きさに応じた振幅にゲインを乗じて得られる電流信号がマイコン等に出力される。このゲインは、温度や経年変化等に依存して変化する場合がある。ゲインが正常値から比較的大きく変化すると、電流センサの各検出値に基づいて算出されるモータの回転角が実際の回転角に対して乖離する場合がある。このような乖離は、複数の電流センサにおいてゲインの正常値からのずれが発生した場合のみならず、モータの複数相に発生する電圧を検出する複数の電圧センサにおいてゲインの正常値からのずれが発生した場合にも発生する。従って、電流センサ及び電圧センサの各検出値に基づいてモータの回転角を算出する構成においては、複数の電流センサに係るゲインの正常値からのずれ又は複数の電圧センサに係るゲインの正常値からのずれを検出する機構を持つことが有用となる。
この点、上記の特許文献1に開示されるような従来の技術では、ゲインの正常値からのずれをモータの電流系統の異常として検出することが難しい。これは、例えば複数の電流センサのゲインに同様のずれが発生した場合は、電流センサの各検出値の総和は、キルヒホッフの法則から0のままであるためである。
そこで、本発明は、複数の電流センサ又は複数の電圧センサに係るゲインの異常を検出できる電動パワーステアリング用異常検出装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するため、本発明によれば、車輪の転舵力を発生するモータと、
前記モータの複数相に流れる電流の大きさに応じた振幅にゲインを乗じた電流信号を出力する複数の電流センサと、
前記モータの複数相に発生する電圧の大きさに応じた振幅にゲインを乗じた電圧信号を出力する複数の電圧センサと、
複数の前記電流センサからの各電流信号及び複数の前記電圧センサからの各電圧信号に基づいて、前記モータの回転角を算出するモータ回転角算出部と、
前記モータ回転角算出部によるモータ回転角の算出値の時系列に基づいて、前記算出値が一定量以上変化した後、前記算出値が変化しない状態が継続した場合に、複数の前記電流センサに係る前記ゲイン又は複数の前記電圧センサに係る前記ゲインに異常があると判定する異常判定部とを含む、電動パワーステアリング用異常検出装置が提供される。
本発明によれば、複数の電流センサ又は複数の電圧センサに係るゲインの異常を検出できる電動パワーステアリング用異常検出装置が得られる。
異常検出装置が適用される電動パワーステアリング装置の一例を示す図である。 演算装置のモータ回転角算出部及び異常判定部のブロック図である。 モータの各パラメータの説明図である。 モータの座標系の説明図である。 複数の電流センサの全てにおいてゲインが異常となるときのモータ回転角の算出値の時系列の説明図である。
以下、図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態の説明を行う。
図1は、異常検出装置が適用される電動パワーステアリング装置1の一例を示す図である。
電動パワーステアリング装置1は、バッテリ10と、演算装置20と、電圧センサ30と、電流センサ32と、インバータ回路40と、モータ50と含む。尚、演算装置20、電圧センサ30、及び電流センサ32は、電動パワーステアリング用異常検出装置の一例を形成する。
演算装置20は、マイコンのようなコンピューターにより形成される。演算装置20は、例えばECU(Electronic Control Unit)内に形成される。
電圧センサ30は、モータ50の複数相のそれぞれに対して設けられる。各相の電圧センサ30は、対応する相に発生する電圧の大きさに応じた電流信号を出力する。出力される各電圧信号には、ゲインが乗じられる。乗されるゲインは、各電圧信号に共通であってもよいし、個別であってもよい。
電流センサ32は、モータ50の複数相のそれぞれに対して設けられる。各相の電流センサ32は、対応する相に流れる電流の大きさに応じた電流信号を出力する。出力される各電流信号には、ゲインが乗じられる。乗されるゲインは、各電流信号に共通であってもよいし、個別であってもよい。
インバータ回路40は、バッテリ10からの直流電流を交流電流(本例では3相の交流電流)に変換し、モータ50に供給する。
モータ50は、複数相(本例では3相)のモータである。モータ50は、車輪の転舵力を発生する。具体的には、モータ50は、運転者の操舵力を補助するための補助操舵力を発生する。モータ50は、例えばボールねじナットを介してステアリングラックに接続されてよい。或いは、モータ50は、ステアリングシャフト(ピニオンシャフト等)に噛合されてもよい。
演算装置20には、電圧センサ30及び電流センサ32が接続されると共に、インバータ回路40が接続される。
演算装置20は、後述の異常判定部202が異常を検出した場合には、そうでない場合に比べて、目標値を小さく補正する。即ち、演算装置20は、後述の異常判定部202が異常を検出した場合には、そうでない場合に比べて補助操舵力が小さくなるように、目標値を補正する。
また、演算装置20は、以下で説明するようにモータ回転角算出部201及び異常判定部202としても機能する。
図2は、演算装置20のモータ回転角算出部201及び異常判定部202のブロック図である。図3は、モータ50の各パラメータの説明図であり、図4は、モータ50の座標系の説明図である。
図3において、モータ50のN,Sは磁極を表し、U,V、Wは各相を表し、q、dは、q軸、d軸を表し、θは、ロータ52の回転角を表し、ωは、ロータ52の角速度を表す。また、図4において、Vは電圧を表し、Vはd軸の電圧成分、Vはq軸の電圧成分をそれぞれ表す。
ここで、u,v,wの3相と、d、qの2相との間の変換式は、以下のとおりである。
Figure 2017128195
また、モータ50の電圧方程式は、以下のとおりである。
Figure 2017128195
上記の数2の式において、Rは、モータ50の巻線抵抗を表し、Lは、d軸のインダクタンス成分、Lはq軸のインダクタンス成分をそれぞれ表す。また、Pは演算子を表し、Kは、永久磁石のモータ鎖交磁束を表し、ω・Kは、永久磁石のモータ鎖交磁束による誘起電圧を表す。また、Iはd軸の電流成分、Iはq軸の電流成分をそれぞれ表す。
モータ回転角算出部201は、電圧センサ30及び電流センサ32からの各検出値に基づいて、数1の式からI,I,V,及びVを算出する。そして、モータ回転角算出部201は、算出したI,I,V,及びVを、数2の電圧方程式に代入することで、誘起電圧ω・Kを算出し、算出した誘起電圧ω・Kからロータ52の角速度ωを算出する。そして、モータ回転角算出部201は、算出した角速度ωを積分(前回値に積算)することでモータ回転角θを算出する。
ここで、数2の電圧方程式におけるV成分について展開すると、以下のとおりである。
=ω・L・I+R・I+P・L・I+ω・K
ここで、右辺の第1項(ω・L・I)及び第3項(P・L・I)は影響が小さいので無視することとする。この場合、以下のとおりである。
=R・I+ω・K (式1)
複数の電流センサ32の全てにおいてゲインが正常値から大きな値に変化すると、キルヒホッフの法則から、U,V、Wの各相の電流値の総和は、0のままであるが、Iは、複数の電流センサ32の全てにおいてゲインが正常値であるときに比べて大きくなる。この結果、(式1)における右辺第1項(R・I)の値が大きくなる。これに伴い、右辺第2項(ω・K)の値が小さくなり、0となる。ω・Kの値が0となることは、角速度ωの算出値が0になることを意味し、従って、モータ回転角の算出値が前回値に固定され続けることを意味する。即ち、ω・Kの値が0となると、モータ回転角の算出値が一定となる状態が継続する。尚、これは、電圧センサ30の全てにおいてゲインが正常値から変化した場合も同様である。
この点を利用して、異常判定部202は、モータ回転角算出部201によるモータ回転角の算出値の時系列に基づいて、モータ回転角の算出値が一定量以上変化した後、モータ回転角の算出値が変化しない状態が継続した場合(例えば、100ms以上継続した場合)に、所定のゲイン異常が発生したと判定する。所定のゲイン異常とは、複数の電流センサ32の全てにおいてゲインが異常であること、及び複数の電圧センサ30の全てにおいてゲインが異常であることの少なくともいずれか一方に起因する異常である。
異常判定部202は、所定のゲイン異常が発生したと判定した場合、所定のゲイン異常が検出されたことを示す異常検出結果を出力する。例えば、異常判定部202は、異常検出フラグを"1"にセットする。この場合、異常検出フラグは、初期値が"0"である。
図5は、複数の電流センサ32の全てにおいてゲインが異常となるときのモータ回転角の算出値の時系列の説明図である。図5において、縦軸はモータ回転角(電気角)であり、横軸は時間である。図5には、モータ回転角の算出値の時系列が一点鎖線で示され、モータ回転角の実際の値が実線で示されている。尚、図5では、モータ回転角は、360度毎に0となるが、実際には、積算され、360度よりも大きな値を取る。
図5に示す例では、時刻t1にて、複数の電流センサ32の全てにおいてゲインが正常値から大きな値に変化している。これに伴い、上述のように、モータ回転角の算出値が一定になり、実際のモータ回転角から乖離する。
本実施例によれば、異常判定部202が設けられるので、図5に示すようなモータ回転角の算出値の時系列に基づいて、複数の電流センサ32の全てにおいてゲインに異常が発生した場合に、かかる異常を検出できる。同様に、本実施例によれば、複数の電圧センサ30の全てにおいてゲインに異常が発生した場合にも、かかる異常を検出できる。尚、本実施例では、異常判定部202は、複数の電流センサ32の全てにおいてゲインに異常が発生したか、或いは、複数の電圧センサ30の全てにおいてゲインに異常が発生したかを判別することはできない。しかしながら、これらを判別する必要性は低い。これは、いずれの異常態様であっても、同様の対策が有用であるためである。具体的には、かかる異常を検出した場合には、上述のように補助操舵力が小さく補正される。これにより、ステアリングホイールの操作が急に重くなることを低減しつつ、信頼性の低い検出値に基づく制御の影響を低減できる。
以上、本発明の好ましい実施例について詳説したが、本発明は、上述した実施例に制限されることはなく、本発明の範囲を逸脱することなく、上述した実施例に種々の変形及び置換を加えることができる。
1 電動パワーステアリング装置
10 バッテリ
20 演算装置
30 電圧センサ
32 電流センサ
40 インバータ回路
50 モータ
201 モータ回転角算出部
202 異常判定部

Claims (1)

  1. 車輪の転舵力を発生するモータと、
    前記モータの複数相に流れる電流の大きさに応じた振幅にゲインを乗じた電流信号を出力する複数の電流センサと、
    前記モータの複数相に発生する電圧の大きさに応じた振幅にゲインを乗じた電圧信号を出力する複数の電圧センサと、
    複数の前記電流センサからの各電流信号及び複数の前記電圧センサからの各電圧信号に基づいて、前記モータの回転角を算出するモータ回転角算出部と、
    前記モータ回転角算出部によるモータ回転角の算出値の時系列に基づいて、前記算出値が一定量以上変化した後、前記算出値が変化しない状態が継続した場合に、複数の前記電流センサに係る前記ゲイン又は複数の前記電圧センサに係る前記ゲインに異常があると判定する異常判定部とを含む、電動パワーステアリング用異常検出装置。
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